JP2006295252A - レベルシフト回路及びレベルシフト装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 レベルシフト回路において、一層低く設定された低電圧系電源の電源電圧を持つ入力信号であっても、高速なレベルシフト動作を可能にする。
【解決手段】 相補信号入力用のN型トランジスタN1、N2は、低耐圧系素子で構成されて、低電圧系電源VDDの電源電圧がより一層に低くなった場合にもレベルシフト動作が可能である。前記信号入力用N型トランジスタN1及びN2を保護する保護回路B3、B4は、N型トランジスタN3、N4で形成される。制御回路B5は、前記保護回路B3、B4のN型トランジスタN3、N4のゲート電圧を制御し、信号入力用トランジスタN1、N2のON時には高電圧系電源VDD3の電圧とし、OFF時には低電圧系電源VDDの電圧とする。従って、レベルシフト動作時には、保護回路B3、B4のN型トランジスタN3、N4は完全ONして、流れる電流を制限せず、レベルシフト動作を速める。
【選択図】 図7

Description

本発明は、論理レベルを変換するレベルシフト回路に関し、特に、低消費電力、低電圧動作且つ高速動作する構成を持つものに関する。
従来、レベルシフト回路として特許文献1に記載されたものがある。このレベルシフト回路の構成を図10示す。
同図のレベルシフト回路は、4個のN型トランジスタN1、N2、N3、N4と、2個のP型トランジスタP1、P2と、1個のインバータINV1とを備えている。INは入力信号であって、その入力振幅は低電圧系電源VDDである。OUTは出力信号であって、その出力振幅は高電圧系電源VDD3である。また低電圧系電源VDDは例えば1.5V系の電源であり、高電圧系電源VDD3は例えば3.3V系の電源である。
前記インバータINV1は、低電圧系電源VDDにて動作する低電圧系の素子で構成される。前記入力信号及びこの入力信号をインバータINV1で反転した反転入力信号は、N型トランジスタN1、N2のゲートに入力され、この2個のN型トランジスタN1、N2もまた低電圧系の素子で構成される。その他の全ての素子は高電圧系電源VDD3で動作する高電圧系の素子で構成される。
前記入力信号及び反転入力信号を受ける前記N型トランジスタN1、N2は、その一端が第1のノードW1及び第2のノードW2に各々接続され、他端が接地に接続されている。
前記第1のノードW1及び第2のノードW2は、保護回路Aに接続される。この保護回路Aは、2個のN型トランジスタN2、N3で構成され、その一端が前記第1のノードW1及び第2のノードW2に各々接続され、他端が第3のノードW3及び第4のノードW4に各々接続され、ゲートが中間電位V_midに接続される。前記中間電位V_midは、高電圧系トランジスタの閾値電圧Vtよりも大きく、低電圧系電源VDDよりも小さい。
前記第3のノードW3及び第4のノードW4は、電源供給回路B1に接続される。この電源供給回路B1は、2個のP型トランジスタP1、P2で構成され、その一端が高電圧系電源VDD3に各々接続され、他端が第1のノードW1及び第2のノードW2に各々接続され、ゲートが第2のノードW2及び第1のノードW1に各々接続される。出力端子OUTは前記電源供給回路の出力の一方である前記第2のノードW2に接続され、出力信号を得る。
次に、前記レベルシフト回路の動作に関して説明する。
入力信号がHレベル(低電圧系電源VDDの電圧)、その反転信号がLレベル(接地電位VSS=0V)の時、N型トランジスタN1及びN2は各々ON、OFF状態となる。以上の動作により、第1のノードW1の電位は接地電位VSSまで降下し、第3のノードW3の電位も接地電位VSSまで降下する。そのため、P型トランジスタP1及びP2は、各々、OFF状態及びON状態となり、第4のノードW4は高電圧系電源VDD3レベルまで引き上げられ、出力端子OUTより出力信号としてHが出力される。
この際、前記第4のノードW4は高電圧系電源VDD3の電位まで引き上げられるが、保護回路Aを構成するN型トランジスタN4のゲート電位が中間電位V_midに固定されているため、入力信号を受ける低耐圧系素子であるN型トランジスタN2のドレインには、低電圧系電源VDD以上の電圧が印加されず、低耐圧系素子であるN型トランジスタN2の破壊が防止される。
その後、入力信号がLレベル(接地電位VSS=0V)、その反転信号がHレベル(低電圧系電源VDDの電圧)に変化すると、N型トランジスタN1及びN2は、各々、OFF状態及びON状態となる。これにより、第2のノードW2の電位は接地電位VSSまで降下し、第4のノードW4の電位も接地電位VSSまで降下する。そのため、P型トランジスタP1及びP2は、各々、ON状態及びOFF状態となり、第4のノードW4は接地電位VSSまで引き下げられ、出力端子OUTより出力信号としてLが出力される。
この際、前記第3のノードW3は高電圧系電源VDD3の電位まで引き上げられるが、保護回路Aを構成するN型トランジスタN3のゲート電位が中間電位V_midに固定されているため、入力信号を受ける低耐圧系素子であるN型トランジスタN1のドレインには、低電圧系電源VDD以上の電圧が印加されず、低耐圧系素子であるN型トランジスタN1の破壊が防止される。
このように、入力信号及びその反転信号が入力されるN型トランジスタN1、N2が、保護回路Aにより、低電圧系電源VDDの以上の電圧が印加されないので、低耐圧系素子により構成することが可能であり、低電圧系電源VDDの電源電圧を低く設定した場合にも、レベルシフト動作が可能となっている。
また、従来、レベルシフト回路として、特許文献2に記載されたものもある。この特許文献2に記載されたレベルシフト回路では、保護回路を構成するN型トランジスタとして低閾値電圧のMOSトランジスタを使用すると共に、このN型トランジスタのゲートに、入力信号を受けて昇圧動作する昇圧回路からの昇圧信号が入力されている。
特開2003−309463号公報 特開2003−152096号公報
しかしながら、図10に示した従来のレベルシフト回路では、保護回路Aを構成するN型トランジスタN1及びN2のゲート電位が、中間電位V_midに固定されており、その中間電位V_midは低電圧系電源VDDよりも低いために、N型トランジスタN1がON状態になって第1のノードW1の電位を接地電位VSSに引き下げる際には、保護回路Aを構成するN型トランジスタN3が完全にON状態にならない。このため、ON状態のN型トランジスタN1を経て流れる電流が制限され、その結果、入力信号の振幅レベルが低下した際に(即ち、低電圧系電源VDDの電源電圧を一層低く設定した場合に)、レベルシフト動作の遅延が大きくなり、更により一層に入力信号の振幅レベルが低下すると、レベルシフト動作ができなくなる。
また、特許文献2記載のレベルシフト回路では、保護回路を構成するN型トランジスタのゲートに入力される電圧が、低電圧系電源VDD+昇圧分VDの電圧となるため、その保護回路を構成するN型トランジスタは、レベルシフト動作時には、オン抵抗が低くなるものの、完全にON状態にはならない。その結果、前記保護回路は、特許文献1記載のレベルシフト回路と同様に、レベルシフト動作時に、出力ノードをLレベルに引き下げる電流を制限して、レベルシフト動作の遅延を大きくする。更に、低電圧系電源の電圧がより一層に低く設定された場合には、レベルシフト動作ができなくなる欠点を持つ。
本発明の目的は、低耐圧系素子にて構成された入力信号及びその反転信号を受ける2個のN型トランジスタに低電圧系電圧以上の電圧がかからないように保護回路で保護しながら、レベルシフト動作時には、このレベルシフト動作時に流れる電流が保護回路自身に起因して制限されることを有効に防止して、低電圧系電源の電源電圧を一層低く設定した状態で高速レベルシフト動作が可能なレベルシフト回路を提供することにある。
以上の目的を達成するため、本発明では、レベルシフト回路において、相補入力信号を受ける低耐圧系素子で構成されたN型トランジスタを保護回路により有効に耐圧保護しつつ、その保護回路の状態を制御する制御回路を設けて、保護回路がレベルシフト動作時の電流を制限しないように制御し、これにより、低電圧で高速なレベルシフト動作を可能にする。
すなわち、請求項第1記載の発明のレベルシフト回路は、一端が第1のノード及び第2のノードに各々接続され、他端が各々接地され、低電圧系電源を電源とする相補の第1及び第2の入力信号が各々ゲートに入力される2個の信号入力用の低電圧系素子で構成されたN型トランジスタと、一端が高電圧系電源に接続され、他端が第3のノード及び第4のノードに各々接続され、前記2個の信号入力用N型トランジスタの一方に前記高電圧系電源の電圧を供給すると同時に、他方の信号入力用N型トランジスタへの高電圧系電源の供給を遮断する電源供給回路と、一端が前記第1のノード及び第2のノードに各々接続され、他端が前記第3のノード及び第4のノードに各々接続され、前記第1のノード及び第2のノードを各々所定電圧以下に制限する保護回路と、制御信号を前記保護回路に出力して、前記保護回路の状態を制御する制御回路とを備えたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、前記請求項1記載のレベルシフト回路において、前記制御回路は、前記保護回路に出力する制御信号を、前記低電圧系電源の電圧以上で且つ前記高電圧系電源の電圧以下の範囲で制御することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、前記請求項1記載のレベルシフト回路において、前記制御回路は、レベルシフト回路からの出力信号及び反転出力信号を受け、この両信号に基づいて前記保護回路の状態を制御することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、前記請求項1〜3の何れか1項に記載のレベルシフト回路において、前記制御回路には、接地電源の電源電圧と前記高電圧系電源の電源電圧とが供給されることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、前記請求項4記載のレベルシフト回路において、前記制御回路は、第1及び第2の入力として前記第3のノード及び第4のノードがゲートに各々接続され、高電圧系電源がソースに各々接続された第1及び第2のP型トランジスタと、前記第1のP型トランジスタに接続される第1のN型トランジスタと、前記第2のP型トランジスタに接続される第2のN型トランジスタと、前記高電圧系電源と接地電源とに基づいて中間電位を生成する電圧発生源とにより構成され、前記第1及び第2のN型トランジスタのソースには、前記電圧発生源から中間電位が各々入力され、前記第1のN型トランジスタのゲート及びドレイン、並びに前記第2のN型トランジスタのゲート及びドレインは各々接続され、この両接続点の電位が各々前記制御回路の第1及び第2の制御信号として前記保護回路に出力されることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、前記請求項4記載のレベルシフト回路を複数備えたレベルシフト装置であって、前記複数のレベルシフト回路が各々備える制御回路内の電圧発生源は、前記複数のレベルシフト回路にて共有されて1個の電圧発生源のみが備えられることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、前記請求項1〜3の何れか1項に記載のレベルシフト回路において、前記制御回路には、低電圧系電源の電源電圧と前記高電圧系電源の電源電圧とが供給されることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、前記請求項7記載のレベルシフト回路において、前記制御回路は、第1及び第2の入力として前記第3のノード及び第4のノードがゲートに各々接続され、高電圧系電源がソースに各々接続された第1及び第2のP型トランジスタと、前記第1のP型トランジスタに接続される第1のN型トランジスタと、前記第2のP型トランジスタに接続される第2のN型トランジスタとにより構成され、前記第1及び第2のN型トランジスタのソースには、各々前記低電圧系電源が各々接続され、前記第1のN型トランジスタのゲートとドレイン、並びに前記第2のN型トランジスタのゲートとドレインは各々接続され、この両接続点の電位が制御回路の第1及び第2の制御信号として出力されることを特徴とする。
請求項9記載の発明は、前記請求項1〜3の何れか1項に記載のレベルシフト回路において、更に、レベルシフト動作の確定後から前記相補入力信号の次の反転時までの期間において前記高電圧系電源から前記制御回路への電源供給を遮断する遮断回路が備えられることを特徴とする。
請求項10記載の発明は、前記請求項9記載のレベルシフト回路において、前記遮断回路は、前記第4のノード及び第3のノードがゲートに各々接続され、且つ、前記第1及び第2のP型トランジスと前記高電圧系電源との間に各々配置された一対のP型トランジスタにより構成されることを特徴とする。
請求項11記載の発明は、前記請求項1〜3の何れか1項に記載のレベルシフト回路において、更に、前記電源供給回路から前記保護回路へ電源供給される電源電圧を降下させる電圧降下回路が備えられることを特徴とする。
請求項12記載の発明は、前記請求項11記載のレベルシフト回路において、前記電圧降下回路は、ゲート及びドレインが前記制御回路の前記第1及び第2の入力に各々接続され、ソースが前記第3のノード及び第4のノードに各々接続され、且つ前記保護回路と前記第3のノード及び第4のノードとの間に各々挿入された一対のP型トランジスタにより構成されることを特徴とする。
請求項13記載の発明は、前記請求項1〜3の何れか1項に記載のレベルシフト回路において、更に、前記保護回路と前記信号入力用のN型トランジスタとの間に配置され、低耐圧系素子で構成されたN型トランジスタである電圧緩衝用のトランジスタが備えられることを特徴とする。
請求項14記載の発明は、前記請求項5又は8に記載のレベルシフト回路において、ドレインが前記制御回路の第1及び第2の制御信号を出力する2つの出力端子に各々接続され、ソースが前記高電圧系電源に各々接続された第3及び第4のP型トランジスタと、前記第3及び第4のP型トランジスタのゲートにドレイン及びゲートが各々接続され、ソースが前記高電圧系電源に各々接続された一対のP型トランジスタとを備えて、前記制御回路の出力電位を電源投入時に一定レベルまで引き上げることを特徴とする。
以上により、請求項1〜14記載の発明では、相補信号入力用の低耐圧系素子で構成されたN型トランジスタを保護回路によりトランジスタ耐圧以上の電圧がかかることを有効に防止して保護しながら、制御回路により前記保護回路の状態を制御して、この保護回路の状態を、レベルシフト動作時にON動作する一方の信号入力用N型トランジスタを通じて流れる電流を制限しないような状態できる。その結果、レベルシフト回路は、低電圧系電源の電圧がより一層に低電圧になっても、高速で動作することになる。
特に、請求項9記載の発明では、レベルシフト動作の確定後から入力信号の次の反転時までの期間では、制御回路への高電圧系電源の電源供給が遮断回路によって遮断されるので、この期間で制御回路を通じて定常電流が流れることが阻止されて、低消費電力化が図られる。
更に、請求項11記載の発明では、保護回路に加わる電圧が電圧降下回路によって高電圧系電源の電源電圧よりも低い電圧に制限されるので、レベルシフト動作時に、ON動作する一方の信号入力用N型トランジスタに接続されたノードをより一層早く接地レベルに引き下げることができ、より一層の動作の高速化が図られる。
以上説明したように、請求項1〜14記載の発明のレベルシフト回路によれば、相補信号入力用の低耐圧系素子で構成されたN型トランジスタを保護回路によりトランジスタ耐圧以上の電圧がかかること有効に保護しながら、レベルシフト動作時にON動作する一方の信号入力用N型トランジスタを通じて流れる電流を保護回路が制限しないようにできるので、低電圧系電源の電圧がより一層に低電圧になっても、レベルシフト回路の高速の動作を図ることが可能である。
特に、請求項9記載の発明によれば、制御回路を通じて無駄に定常電流が流れることを阻止できて、低消費電力化が可能である。
更に、請求項11記載の発明によれば、保護回路に加わる電圧を電圧降下回路によって高電圧系電源の電源電圧よりも低い電圧に制限したので、所定ノードの接地レベルへの電位引き下げを早期に行うことができ、より一層の高速動作化が可能である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1は本実施形態のレベルシフト回路の具体的構成を示す図である。
同図において、INは信号の入力端子であり、INV1は前記入力端子INへ入力された入力信号(以下、入力端子と同符号INを使用する)を反転して反転入力信号XINを出力するインバータであって、これらは例えば1.5Vなどの低電圧系電源で動作する。
また、図1において、N1、N2はゲートに低電圧系電源を電源とする入力信号IN及び反転入力信号XINが各々入力される相補信号入力用の第1及び第2のN型トランジスタであって、それらのソースは接地され、低耐圧系素子で構成されている。前記第1のN型トランジスタN1のゲートには入力信号INが入力され、第2のN型トランジスタのゲートには反転入力信号XINが入力されている。
前記相補信号入力用の第1及び第2のN型トランジスタN1、N2のドレインは、保護回路B3及びB4を形成する第3のN型トランジスタN3及び第4のN型トランジスタN4のソースに各々接続されていて、その相互接続点を第1のノードW1及び第2のノードW2とする。前記第3及び第4のN型トランジスタN3及びN4は、そのゲートが、制御回路B5の第1及び第2の出力端子となる第5及び第6のノードW5、W6に各々接続されていて、これ等ノードW5、W6から第1及び第2の制御信号を受けると共に、そのドレインはレベルシフト回路の反転出力端子及び出力端子である第3のノードW3及び第4のノードW4に各々接続される。
前記制御回路B5は、電圧発生源Dと、2個のP型トランジスタP3及びP4と、2個のN型トランジスタN5及びN6とを備える。前記電圧発生源Dは、高電圧系電源VDD3と接地電源VSSとを電源として供給され、抵抗又は容量による電圧分割により作成した中間電位を発生する。また、前記P型トランジスタ(第1及び第2のP型トランジスタ)P3及びP4は、ソースが高電圧系電源VDD3に接続され、ドレインが前記第5のノードW5及び第6のノードW6に各々接続され、ゲートが前記第3のノードW3及び第4のノードW4に各々接続される。更に、前記N型トランジスタ(第3及び第4のN型トランジスタ)N5及びN6は、ゲート及びドレインが前記第5のノードW5及び第6のノードW6に各々接続され、ソースが前記電圧発生源Dの出力に接続されている。
本レベルシフト回路の電源供給回路B1は、第1及び第2のP型トランジスタP1及びP2により構成される。このP型トランジスタP1及びP2は、ソースに高電圧系電源VDD3が接続され、ドレインが前記第3のノードW3及び第4のノードW4に各々接続され、ゲートが前記第4のノードW4及び第3のノードW3に各々接続される。
ここで、前記インバータINV1、前記第1及び第2のN型トランジスタN1、N2を除く全ての素子は、高電圧系電源VDD3を電源とする高電圧系の素子で構成される。
以上のように構成されたレベルシフト回路の動作を以下に説明する。
先ず、入力信号INの信号の電位がL(VSS)レベルから、H(VDD)レベルに変化する際には、信号変化前にはレベルシフト回路の反転出力端子及び出力端子である第3のノードW3及び第4のノードW4の電位は、各々、H(VDD3)レベル及びL(VSS)レベルとなっている。この状態において、保護回路B3、B4を制御する制御回路B5の第1の入力である第3のノードW3がH(VDD3)レベルになっているので、P型トランジスタP3はOFF状態となる。N型トランジスタN5はソースとゲートとが接続され、ドレインには前記電圧発生源Dにより発生された中間電位が供給されているので、前記N型トランジスタN5のソース及びゲートが接続された第5のノードW5の電位は、前記中間電位にこのN型トランジスタN5の閾値電圧を加えた値となる。制御回路B5の第1の出力端子である第5のノードW5から、保護回路B3を構成するN型トランジスタN3のゲートには、前記中間電位に前記N型トランジスタN5の閾値電圧を加えた電圧が入力され、前記N型トランジスタN3のソースである第1のノードW1には、更にN型トランジスタN3の閾値電圧を減じた電圧が加わることになる。ここで、N型トランジスタN3及びN型トランジスタN5は同じ高耐圧系のトランジスタであって、その閾値電圧は同じであるので、第1のノードW1には前記中間電位以上の電圧は加わらない。従って、前記電圧発生源Dで発生される中間電位を、低電圧系の電位に設定することにより、信号入力用トランジスタである低耐圧系のN型トランジスタN1に対しては、低電圧系電源以上の電圧が加わることがなくなる。
次に、入力信号がH(VDD)レベルに変化すると、信号入力用のN型トランジスタN1は徐々にON状態となり、第3のノードW3の電位を接地電位VSSに引き下げていく。第3のノードW3の電位が下がるに従って、P型トランジスタP3が徐々にON状態へと変化し、第5のノードW5は高電圧系電源VDD3へと引き上げられる。そのため、保護回路B3を形成するN型トランジスタN3のゲートには、高電圧系電源VDD3が入力され、N型トランジスタN3は完全にON状態となり、第3のノードW3の電位を接地電源VSSに引き下げる際に流れる電流を保護回路B3が妨げることを防止することができる。
逆に、入力信号がH(VDD)レベルからL(VSS)レベルへと変化する際は、信号変化前にはP型トランジスタP4はOFFであって、N型トランジスタN6のゲート及びドレインが接続された第6のノードW6は、中間電位に前記N型トランジスタN6の閾値電圧を加えた電位となり、一方、保護回路B4を形成するN型トランジスタN4のソースが接続された第2のノードW2は、前記中間電位にN型トランジスタN6の閾値電圧を加えた電位から、前記N型トランジスタN4の閾値電圧を減じた値となる。前記N型トランジスタN4及びN型トランジスタN6は、同じ高耐圧系のトランジスタであって、その閾値電圧は同じであるので、第2のノードW2には前記中間電位が加わる。従って、この中間電位を、低電圧系電源の電位に設定することにより、信号入力用トランジスタである低耐圧系のN型トランジスタN2に対しては、低電圧系電源以上の電圧が加わることがなくなる。
次に、入力信号がL(VSS)レベルに変化すると、信号入力用のN型トランジスタN2は徐々にON状態となり、第4のノードW4の電位を接地電位VSSに引き下げていく。第4のノードW4の電位が下がるに従って、P型トランジスタP4が徐々にON状態へと変化して、第6のノードW6は高電圧系電源VDD3へと引き上げられる。そのため、保護回路B4を形成するN型トランジスタN4のゲートには高電圧系電源VDD3が入力され、第4のノードN4は完全にON状態となる。従って、第4のノードW4の電位を接地電位VSSに引き下げる際に流れる電流を保護回路B4が妨げることを防止することができる。
以上の動作により、信号入力用トランジスタN1又はN2の非動作時には、そのドレインにかかる電圧を低電圧系電源の電圧に保護回路B3、B4で制限しながら、レベルシフト動作時には、ON動作する信号入力用の一方のN型トランジスタN1又はN2を経て流れる電流を保護回路B3、B4で制限することがないように制御回路B5で制御するので、従来に比べ、より高速且つ低電圧で動作することが可能となる。
(第1の変形例)
図2は、前記第1の実施形態の第1の変形例を示す。
本変形例は、前記第1の実施形態の電源供給回路B1の内部構成を別の構成に更に変更したものである。
すなわち、図2の電源供給回路B1は、ソースが高電圧系電源VDD3に接続され、ゲートが互いに相手のドレインにクロスカップル接続され、ドレインは各々前記N型トランジスタN3及びN4に接続される一対のP型トランジスタP1、P2を含む。
また、電源供給回路B1において、P7、P8は一対のP型トランジスタより構成される電流遮断トランジスタであって、ソースは高電圧系電源VDD3に接続され、ドレインは各々前記P型トランジスタP1、P2のソースに接続される。一方の電流遮断トランジスタP7とP型トランジスタP1との接続点、及び他方の電流遮断トランジスタP8とP型トランジスタP2との接続点を、各々、第7のノードW7及び第8のノードW8とする。前記一方の電流遮断トランジスタP7のゲートには、インバータINV2を介して前記第4のノードW4が接続され、他方の電流遮断トランジスタP8のゲートには、インバータINV3、INV2を介して前記第4のノードW4が接続され、更に、前記第7のノードW7と第8のノードW8との間には、ゲートを接地電源VSSに接続されたP型トランジスタP9が抵抗として接続されている。
以上のように構成された図2のレベルシフト回路において、電源供給回路B1は第1の実施形態と異なるが、本願発明の重要部分とは異なるため、その説明に関しては省略する。
(第2の変形例)
図3は、前記第1の実施形態の第2の変形例を示す。
本変形例は、前記第1の実施形態の電源供給回路B1の内部構成を更に別の構成に更に変更したものである。
すなわち、図3の電源供給回路B1は、一対のP型トランジスタP1、P2で構成される電源供給回路と、一対のN型トランジスタN7、N8で構成される断続回路B2と、抵抗として動作するP型トランジスタP5との三者により構成されるプリチャージ回路を備える。電源供給回路を構成する一方のP型トランジスタP1は、ソースが高電圧系電源VDD3に接続され、ドレインが第3のノードに接続される。他方のP型トランジスタP2は、ソースが前記高電圧系電源VDD3に接続され、ドレインが第4のノードW4に接続される。また、前記断続回路B2において、一方のN型トランジスタN7は、信号入力用の低耐圧系素子で構成された一方のN型トランジスタN1と接地電源VSSとの間に挿入され、また他方のN型トランジスタN8は、信号入力用の低耐圧系素子で構成された他方のN型トランジスタN2と接地電源VSSとの間に挿入される。
また、図3において、電源供給回路B1は、更に、第1及び第2のNAND回路NAND1及びNAND2を有するフリップフロップ回路Cと、2個のインバータINV2及びINV3との二者により構成されたプリチャージ制御回路を備える。前記第1のNAND回路NAND1は、第3のノードW3の電位と、第2のNAND回路NAND2の出力信号とを受け、第2のNAND回路NAND2は、第4のノードW4の電位と、第1のNAND回路NAND1の出力信号とを受ける。また、これらの第1及び第2のNAND回路の出力がフリップフロップ回路Cの出力となる。前記プリチャージ制御回路は、前記プリチャージ回路の動作を制御し、一方のインバータINV2は、前記フリップフロップ回路Cの第1のNAND回路NAND1の出力を受けて反転し、この反転信号を前記プリチャージ回路のP型及びN型トランジスタP1、N7のゲートに出力する。他方のインバータINV3は、前記フリップフロップ回路Cの第2のNAND回路NAND2の出力を受けて反転し、この反転信号を前記プリチャージ回路のP型及びN型トランジスタP2、N8のゲートに出力する。
以上のように構成された図3のレベルシフト回路において、電源供給回路B1は第1の実施形態と異なるが、本願発明の重要部分とは異なるため、その説明に関しては省略する。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。
図4は、本実施形態のレベルシフト装置の具体的構成を示す。本実施形態では、レベルシフト回路を複数備えたレベルシフト装置において、第1の実施形態にて制御回路B5内にて各々持っていた中間電位を発生させる電圧発生源Dを、複数のレベルシフト回路間で共有している。前記電圧発生源Dは定常的に接地電源VSSと高電圧系電源VDD3との間に電流が流れるため、複数のレベルシフト回路にて共有することにより、消費電力を低減させることが可能となる。
尚、本実施形態は、前記第1の実施形態の第1及び第2の変形例にも適用可能である。
(第3の実施形態)
続いて、本発明の第3の実施形態を説明する。
図5は、本実施形態のレベルシフト回路の具体的構成を示す。本実施形態においては、前記第1の実施形態の制御回路B5内にて各々持っていた電圧発生源Dの代わりに、低電圧系電源VDDを電源として供給している。
前記第1の実施形態においては、中間電位は定格の低電圧系電源VDDレベルの電圧が発生するように、高電圧系電源VDD3から、容量又は抵抗分割により中間電位を発生させているため、低電圧系電源VDDの変動とは無関係に一定となるが、中間電位として低電圧系電源VDDを電源として供給することにより、低電圧系電源VDDの変動に応じて制御回路B5から出力される電圧も変動し、低電圧系電源VDDが低電圧になった際においても、信号入力用のN型トランジスタN1及びN2のドレインに接続される第1及び第2のノードW1、W2に加わる電圧は、低電圧系電源VDDの降下に従ってより一層に低くなるので、レベルシフト動作時に第1及び第2のノードW1、W2をより一層速く接地電源VSSの電位まで引き下げることが可能となり、より一層に低電圧且つ高速な動作が可能となる。
尚、本実施形態は、前記第1の実施形態の第1及び第2の変形例にも適用可能である。
(第4の実施形態)
更に、本発明の第4の実施形態を説明する。
図6は、本実施形態のレベルシフト回路の具体的構成を示す。本実施形態においては、前記第1〜3の実施形態において制御回路B5に供給される電源のうち、高電圧系電源VDD3の供給を遮断する遮断回路B6を設けている。
前記遮断回路B6は、制御回路B5へ供給される高電圧系電源VDD3と、制御回路B5を構成する2個のP型トランジスタP3、P4のソースとの間に接続され、ゲートに前記第4のノードW4及び第3のノードW3が各々接続された、一対のP型トランジスタP5及びP6によって構成される。
前記第1〜3の実施形態においては、第1の変形例以外ではレベルシフト動作確定後から相補入力信号が反転するまでの間では、制御回路B5に供給される2つの電源VDD3、VDD間にて定常的に電流が流れる。しかし、本実施形態においては、確定した出力信号OUT及びその反転信号を各々ゲートに受けるP型トランジスタP5及びP6により、前記制御回路B5への高電圧系電源VDD3の供給を遮断することにより、レベルシフト動作の確定後から入力信号が反転するまでの間に、制御回路B5に供給される2つの電源VDD3、VDD間での定常電流を防止することが可能となる。
尚、本実施形態は、前記第1の実施形態の第1及び第2の変形例にも適用可能である。
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態を説明する。
図7は、本実施形態のレベルシフト回路の具体的構成を示す。本実施形態においては、前記第1〜3の実施形態において、更に保護回路B3、B4を構成するN型トランジスタN3、N4のドレイン電圧を降下させるために、ゲート及びドレインが前記保護回路B3、B4を構成するN型トランジスタN3及びN4のドレインに接続され、ソースが前記第3及び第4のノードW3、W4に接続された、一対のP型トランジスタP5及びP6により構成される電圧降下回路B7、B8を付加している。
前記電圧降下回路B7、B8のP型トランジスタP5、P6によって、保護回路B3、B4を構成するN型トランジスタN3、N4のドレインに加わる電位は、高電圧系電源VDD3よりも更に低下され、レベルシフト動作時に第3及び第4のノードW3、W4を各々接地電源VSSレベルにより一層速く引き下げることが可能となり、高速且つ低電圧で動作させることが可能となる。
(第6の実施形態)
続いて、本発明の第6の実施形態を説明する。
図8は、本実施形態のレベルシフト回路の具体的構成を示す。本実施形態においては、前記第1〜3の実施形態において保護回路B3、B4と相補信号入力用の低電圧系素子で構成されたN型トランジスタN1及びN2との間に、ゲートが低電圧系電源VDDに接続された低耐圧系素子で構成された2個のN型トランジスタ(電圧緩衝用のトランジスタ)N7及びN8を追加している。
本実施形態では、相補入力用の低電圧系素子で構成されたN型トランジスタN1及びN2のOFF時に、温度や製造プロセスのばらつき等の要因によって、高電圧系トランジスタの閾値電圧等がばらついて変動し、前記第1のノードW1及び第2のノードW2に対して低電圧系電源VDDレベル以上の電位が加わった際にも、緩衝用として挿入された前記第7及び第8のN型トランジスタN7及びN8によって、低電圧系電源VDDレベル以上の電位が入力用の低電圧系素子で構成されたN型トランジスタN1及びN2に加わることを防止できる。
尚、本実施形態は、前記第1の実施形態の第1及び第2の変形例にも適用可能である。
(第7の実施形態)
更に、本発明の第7の実施形態を説明する。
図9は、本実施形態のレベルシフト回路の具体的構成を示す。本実施形態においては、前記第1〜3の実施形態において、更に、制御回路B5の第1及び第2の出力端子である第5のノードW5及び第6のノードW6に対してドレインが各々接続され、ソースが高電圧系電源VDD3に各々接続されたP型トランジスタ(第3及び第4のP型トランジスタ)P7及びP8と、前記P型トランジスタP7及びP8のゲートにドレイン及びゲートが各々接続され、ソースが高電圧系電源VDD3に各々接続された一対のP型トランジスタP9及びP10を追加している。
前記P型トランジスタP7及びP8、及びこれ等のP型トランジスタP7及びP8のゲート電位を与えるP型トランジスタP9及びP10により、制御回路B5の出力端子の電圧を高電圧系電源VDD3に高抵抗を介して引き上げることができるので、電源投入時に制御回路B5の出力端子の電圧が十分に上がりきらないことを防止できて、電源投入時に安定動作させることが可能となる。
尚、本実施形態は、前記第1の実施形態の第1及び第2の変形例にも適用可能である。
以上説明したように、本発明は、相補信号入力用の低耐圧系素子で構成されたN型トランジスタを保護回路により耐圧保護しながら、レベルシフト動作時にON動作する一方の信号入力用N型トランジスタを通じて流れる電流を保護回路が制限しないようにできるので、低電圧系電源の電圧がより一層に低電圧になった際にも高速動作を行うレベルシフト回路等の用途にも適用できる。
本発明の第1の実施形態のレベルシフト回路の構成を示す図である。 同実施形態の第1の変形例のレベルシフト回路の構成を示す図である。 同実施形態の第2の変形例のレベルシフト回路の構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態のレベルシフト回路の構成を示す図である。 本発明の第3の実施形態のレベルシフト回路の構成を示す図である。 本発明の第4の実施形態のレベルシフト回路の構成を示す図である。 本発明の第5の実施形態のレベルシフト回路の構成を示す図である。 本発明の第6の実施形態のレベルシフト回路の構成を示す図である。 本発明の第7の実施形態のレベルシフト回路の構成を示す図である。 従来のレベルシフト回路の構成を示す図である。
符号の説明
IN 入力端子
OUT 出力端子
VDD 低電圧系電源
VDD3 高電圧系電源
N1、N2 相補信号入力用のN型トランジスタ
W1 第1のノード
W2 第2のノード
W3 第3のノード
W4 第4のノード
W5 第5のノード(第1の出力端子)
W6 第6のノード(第2の出力端子)
A、B3、B4 保護回路
B1 電源供給回路
B2 断続回路
C ラッチ回路
B5 制御回路
P3、P4 P型トランジスタ
(第1及び第2のP型トランジスタ)
N5、N6 N型トランジスタ
(第1及び第2のN型トランジスタ)
D 電圧発生源
P5、P6 一対のP型トランジスタ
(第3及び第4のP型トランジスタ)
P7、P8 P型トランジスタ
P9、P10 一対のP型トランジスタ
P11、P12 一対のP型トランジスタ
B6 遮断回路
B7、B8 電圧降下回路
N7、N8 電圧緩衝用トランジスタ

Claims (14)

  1. 一端が第1のノード及び第2のノードに各々接続され、他端が各々接地され、低電圧系電源を電源とする相補の第1及び第2の入力信号が各々ゲートに入力される2個の信号入力用の低電圧系素子で構成されたN型トランジスタと、
    一端が高電圧系電源に接続され、他端が第3のノード及び第4のノードに各々接続され、前記2個の信号入力用N型トランジスタの一方に前記高電圧系電源の電圧を供給すると同時に、他方の信号入力用N型トランジスタへの高電圧系電源の供給を遮断する電源供給回路と、
    一端が前記第1のノード及び第2のノードに各々接続され、他端が前記第3のノード及び第4のノードに各々接続され、前記第1のノード及び第2のノードを各々所定電圧以下に制限する保護回路と、
    制御信号を前記保護回路に出力して、前記保護回路の状態を制御する制御回路とを備えた
    ことを特徴とするレベルシフト回路。
  2. 前記請求項1記載のレベルシフト回路において、
    前記制御回路は、
    前記保護回路に出力する制御信号を、前記低電圧系電源の電圧以上で且つ前記高電圧系電源の電圧以下の範囲で制御する
    ことを特徴とするレベルシフト回路。
  3. 前記請求項1記載のレベルシフト回路において、
    前記制御回路は、
    レベルシフト回路からの出力信号及び反転出力信号を受け、この両信号に基づいて前記保護回路の状態を制御する
    ことを特徴とするレベルシフト回路。
  4. 前記請求項1〜3の何れか1項に記載のレベルシフト回路において、
    前記制御回路には、
    接地電源の電源電圧と前記高電圧系電源の電源電圧とが供給される
    ことを特徴とするレベルシフト回路。
  5. 前記請求項4記載のレベルシフト回路において、
    前記制御回路は、
    第1及び第2の入力として前記第3のノード及び第4のノードがゲートに各々接続され、高電圧系電源がソースに各々接続された第1及び第2のP型トランジスタと、
    前記第1のP型トランジスタに接続される第1のN型トランジスタと、
    前記第2のP型トランジスタに接続される第2のN型トランジスタと、
    前記高電圧系電源と接地電源とに基づいて中間電位を生成する電圧発生源と
    により構成され、
    前記第1及び第2のN型トランジスタのソースには、前記電圧発生源から中間電位が各々入力され、
    前記第1のN型トランジスタのゲート及びドレイン、並びに前記第2のN型トランジスタのゲート及びドレインは各々接続され、この両接続点の電位が各々前記制御回路の第1及び第2の制御信号として前記保護回路に出力される
    ことを特徴とするレベルシフト回路。
  6. 前記請求項4記載のレベルシフト回路を複数備えたレベルシフト装置であって、
    前記複数のレベルシフト回路が各々備える制御回路内の電圧発生源は、
    前記複数のレベルシフト回路にて共有されて1個の電圧発生源のみが備えられる
    ことを特徴とするレベルシフト装置。
  7. 前記請求項1〜3の何れか1項に記載のレベルシフト回路において、
    前記制御回路には、
    低電圧系電源の電源電圧と前記高電圧系電源の電源電圧とが供給される
    ことを特徴とするレベルシフト回路。
  8. 前記請求項7記載のレベルシフト回路において、
    前記制御回路は、
    第1及び第2の入力として前記第3のノード及び第4のノードがゲートに各々接続され、高電圧系電源がソースに各々接続された第1及び第2のP型トランジスタと、
    前記第1のP型トランジスタに接続される第1のN型トランジスタと、
    前記第2のP型トランジスタに接続される第2のN型トランジスタとにより構成され、
    前記第1及び第2のN型トランジスタのソースには、各々前記低電圧系電源が各々接続され、
    前記第1のN型トランジスタのゲートとドレイン、並びに前記第2のN型トランジスタのゲートとドレインは各々接続され、この両接続点の電位が制御回路の第1及び第2の制御信号として出力される
    ことを特徴とするレベルシフト回路。
  9. 前記請求項1〜3の何れか1項に記載のレベルシフト回路において、
    更に、レベルシフト動作の確定後から前記相補入力信号の次の反転時までの期間において前記高電圧系電源から前記制御回路への電源供給を遮断する遮断回路が備えられる
    ことを特徴とするレベルシフト回路。
  10. 前記請求項9記載のレベルシフト回路において、
    前記遮断回路は、
    前記第4のノード及び第3のノードがゲートに各々接続され、且つ、前記第1及び第2のP型トランジスと前記高電圧系電源との間に各々配置された一対のP型トランジスタにより構成される
    ことを特徴とするレベルシフト回路。
  11. 前記請求項1〜3の何れか1項に記載のレベルシフト回路において、
    更に、前記電源供給回路から前記保護回路へ電源供給される電源電圧を降下させる電圧降下回路が備えられる
    ことを特徴とするレベルシフト回路。
  12. 前記請求項11記載のレベルシフト回路において、
    前記電圧降下回路は、
    ゲート及びドレインが前記制御回路の前記第1及び第2の入力に各々接続され、ソースが前記第3のノード及び第4のノードに各々接続され、且つ前記保護回路と前記第3のノード及び第4のノードとの間に各々挿入された一対のP型トランジスタにより構成される
    ことを特徴とするレベルシフト回路。
  13. 前記請求項1〜3の何れか1項に記載のレベルシフト回路において、
    更に、前記保護回路と前記信号入力用のN型トランジスタとの間に配置され、低耐圧系素子で構成されたN型トランジスタである電圧緩衝用のトランジスタが備えられる
    ことを特徴とするレベルシフト回路。
  14. 前記請求項5又は8に記載のレベルシフト回路において、
    ドレインが前記制御回路の第1及び第2の制御信号を出力する2つの出力端子に各々接続され、ソースが前記高電圧系電源に各々接続された第3及び第4のP型トランジスタと、
    前記第3及び第4のP型トランジスタのゲートにドレイン及びゲートが各々接続され、ソースが前記高電圧系電源に各々接続された一対のP型トランジスタとを備えて、
    前記制御回路の出力電位を電源投入時に一定レベルまで引き上げる
    ことを特徴とするレベルシフト回路。
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