JP2007174627A - レベルシフト回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】低消費電力で応答性が良く、かつ、機能を実現するために回路設計にと精緻さを必要としないレベルシフト回路を提供する。
【解決手段】入力(IN)1がL(ロー)からH(ハイ)にレベル変化すると、まず、パルス生成回路10により生成された微小パルスが出力(OUT2)17からMOSFET30のゲートに入力され、その結果MOSFET30が導通状態となり、それによってラッチ回路40のインバータ42の入力が引き下げられて、ラッチ回路40の出力(OUT)4はH(ハイ)(V2H)となる。また入力(IN)1がH(ハイ)からL(ロー)にレベル変化すると、パルス生成回路10により生成された微小パルスが出力(OUT1)12からMOSFET20のゲートに入力され、その結果MOSFET20が導通状態となり、ラッチ回路40のインバータ41の入力が引き下げられて、ラッチ回路40の出力(OUT)4がL(ロー)(V2L)になる。
【選択図】図1

Description

本発明は、入力1次側の動作電位とは異なる動作電位で出力2次側が動作し所定の系に信号を伝達するレベルシフト回路に関するものである。
図11は特許文献1に開示された従来のレベルシフト回路の構成を示す図である。図11において従来のレベルシフト回路は、1次側すなわち低圧側の系に電源電位V1H(102)、V1L(103)を有し、2次側すなわち高圧側の系に電源電位V2H(106)、V2L(107)を有する場合に、1次側に入力されるV1H−V1L振幅の信号を、2次側のV2H−V2L振幅の信号に変換する機能を有するものである。いま入力(IN)101がH(ハイ)レベル(V1H)である時は、MOSトランジスタ110、121はOFF、MOSトランジスタ120、111はONとなり、出力(OUT)105はH(ハイ)レベル(V2H)となる。一方、入力(IN)101がL(ロー)レベル(V1L)である時は、MOSトランジスタ110、121はON、MOSトランジスタ120、111はOFFとなり、出力(OUT)105はL(ロー)レベル(V2L)となる。そしてMOSトランジスタ121、111のゲートとインバータ108の入力に、大きな負電圧(基準はV2H)が掛かることを防止するためにクランプ素子112、122が設けられている。またMOSトランジスタ110、120のソース側に、抵抗113、キャパシタ114および抵抗123、キャパシタ124を電流制御手段としてソース抵抗115および125に並列にそれぞれ設けている。電流制御手段として設けられたキャパシタ114、124は、信号変化の瞬間にのみ大きな電流を流すことで、応答速度を確保しつつ、定常時消費電流を削減する役目を担っている。
また図示していないが特許文献2に開示された従来のレベルシフト回路は、信号の立ち上がりエッジ及び立ち下りエッジに対応するパルスによりRSラッチをセット/リセットし、これにより操作対象にオン/オフ信号を伝達するレベルシフト回路において、RSラッチのセット及びリセットの各入力にロジック回路を配置し、ノイズが発生してRSラッチのセット入力及びリセット入力に誤ったパルスが入力されないようにロジック回路によるマスク制御を行ってノイズに基づく誤パルスによりRSラッチが誤動作するのを防ぐようにしている。
特開平9−200020号公報 特開2000−252809号公報
上記特許文献1に開示された従来のレベルシフト回路にあっては、大きな負電圧が掛かることを防止するために設けたクランプ素子112、122に定常的に電流が流れしまって電流を消費し、低消費電力化が不十分であるという課題があった。すなわち、MOSトランジスタ110がオンしているときはクランプ素子112,MOSトランジスタ110およびソース抵抗115という経路で定常的に電流が流れ、MOSトランジスタ120がオンしているときはクランプ素子122,MOSトランジスタ120およびソース抵抗125という経路で定常的に電流が流れてしまう。
また上記特許文献2に開示された従来のレベルシフト回路にあっては、機能の実現に多数の素子を要する構成である上に、マスク制御を行わせるためにロジック回路にしきい値の異なるNOR回路を用意しなければならないという設計上の精緻さが要求され、構成の精緻さが回路設計の隘路となっているという課題があった。
そこで本発明は、上記した課題を解決するため、低消費電力で応答性が良く、かつ、機
能を実現するために回路設計に精緻さを必要としないレベルシフト回路を提供することを目的とする。
本発明は、入力1次側の動作電位とは異なる動作電位で出力2次側が動作し所定の系に信号を伝達するレベルシフト回路において、入力信号のローからハイへの電位変化時に微小時間だけオンする第1のスイッチと、入力信号のハイからローへの電位変化時に微小時間だけオンする第2のスイッチと、前記第1のスイッチ及び前記第2のスイッチを微小時間だけオンさせるためのトリガを発生するトリガ発生手段を1次側に設け、前記トリガ発生手段により前記第1のスイッチ及び前記第2のスイッチが各別にオンになるとき、2次側の電源電位間で動作する2つのインバータの入出力を相互に接続したラッチ回路の各インバータ入力を駆動して所定の系にレベルシフトした信号を伝達することを特徴とする。
本発明によれば、入力に電位変化がない時には定常的に電流を消費しない構成となっている上に、少ない素子で回路を構成することが可能なので、より低消費電力化を図ることができ且つ応答性を良くすることができる。また2つのスイッチ、トリガ発生手段、ラッチ回路でもって回路を構成するので回路設計に精緻さを必要としない。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るレベルシフト回路の基本構成を示す図である。図1において本発明の実施の形態に係るレベルシフト回路は、インバータ41、42、および、抵抗43、44を有し、インバータ41、42の入出力を相互に抵抗43、44を介して接続して成るラッチ回路40を備え、インバータ41、42は2次側すなわち高圧側の電源電位であるV2H5とV2L6の間で動作するようにされている。またインバータ41の入力は、1次側すなわち低圧側からラッチ回路40を駆動するためのMOSFET20のドレインに接続され、またインバータ42の入力は、1次側からラッチ回路40を駆動するためのMOSFET30のドレインに接続されている。またMOSFET20、30をスイッチ動作させるためにそのゲートにパルス生成回路10の出力OUT1、OUT2が接続されている。パルス生成回路10は、入力(IN)1の立ち上がり時及び立ち下り時に、それぞれ、微小パルスを生成する回路であり、MOSFET20、30をスイッチ動作させるトリガの役目を担い、図2A及び図2Bにおいて詳細に説明する。
図2A及び図2Bは、本発明の実施の形態に係るレベルシフト回路におけるパルス生成回路の構成および動作を説明する図である。図2Aに示すように本発明の実施の形態に係るレベルシフト回路におけるパルス生成回路は、遅延回路13と、NOR回路11、16及びインバータ14、15とから構成され、NOR回路11、遅延回路13、インバータ15の各入力は信号入力(IN)1に接続され、インバータ15の出力と遅延回路13の出力はNOR回路16の入力に接続され、また遅延回路13の出力はインバータ14の入力に接続され、インバータ14の出力はNOR回路11の入力に接続されている。NOR回路11の出力は出力(OUT1)12となって図1に示したMOSFET20のゲートに与えられる。ドモルガンの定理により論理和を論理積に変換すると、信号入力(IN)1の反転信号と信号入力(IN)1の遅延信号との論理積信号がMOSFET20のゲートに与えられていることになる。またNOR回路16の出力は出力(OUT2)17となって図1に示したMOSFET30のゲートに与えられる。上記と同様にドモルガンの定理を適用すると、信号入力(IN)1とその遅延信号の反転信号との論理積信号がMOSFET30のゲートに与えられていることになる。図2Bの波形図に示されるようにパルス生成回路は、入力(IN)1の立ち上がり時に、入力(IN)1の信号(参照符号a)のレベル変化がインバータ15に加えられ、インバータ15による反転出力(参照符号e)および遅延回路13の遅延出力(参照符号b)がNOR回路16に加えられ、NOR回
路16の出力(参照符号f)から微小パルスの出力OUT2(17)が生成され、また入力(IN)1の立ち下がり時に、入力(IN)1の信号(参照符号a)のレベル変化がNOR回路11の入力に加えられるとともに、遅延回路13による遅延出力(参照符号b)によるインバータ14の反転出力(参照符号c)がNOR回路11の入力に加えられ、NOR回路11の出力(参照符号d)から微小パルスの出力OUT1(12)が生成される。ここで微小パルスのパルス幅は、遅延回路13の遅延時間によって決まる。
図3は、本発明の実施の形態に係るパルス生成回路における遅延回路の構成を示す図であり、図2Aに示した遅延回路の詳細構成を示す図である。図3では、4段のインバータ61〜64をもって遅延回路が構成されている。各インバータ61〜64は、PチャネルMOSトランジスタとNチャネルMOSトランジスタの直列回路により構成されるものである。そして最終段インバータ64から遅延回路出力OUT67を得るようにしている。遅延回路の出力OUT67は図2Aの参照符号bに対応し、図2Aに示すよう遅延回路出力OUT67はインバータ14およびNOR回路16にそれぞれ入力される。
図1、図2A及び図2Bを用いて本発明の実施の形態に係るレベルシフト回路の基本的動作をさらに説明すると、図2Bの波形図に示すように入力(IN)1がL(ロー)からH(ハイ)にレベル変化すると、図2Aに示したパルス生成回路10により生成された微小パルスの出力OUT2(17)がMOSFET30のゲートに入力され、その結果MOSFET30が導通状態となり、それによってラッチ回路40のインバータ42の入力が引き下げられて、ラッチ回路40の出力(OUT)4はH(ハイ)(V2H)となる。また図2Bの波形図に示すように入力(IN)1がH(ハイ)からL(ロー)にレベル変化すると、図2Aに示したパルス生成回路10により生成された微小パルスの出力OUT1(12)がMOSFET20のゲートに入力され、その結果MOSFET20が導通状態となり、ラッチ回路40のインバータ41の入力が引き下げられて、ラッチ回路40の出力(OUT)4がL(ロー)(V2L)になる。したがって、本発明の実施の形態に係るレベルシフト回路は、入力INに電位変化がない時にはMOSFET20、30が遮断されていて定常的に電流を消費しない構成となっている上に、少ない素子で回路を構成することが可能なのでより低消費電力化を図ることができ、且つ応答性を良くすることができる。またMOSFETから成る2つのスイッチ、パルス生成回路、ラッチ回路でもってレベルシフト回路を構成するので回路設計に精緻さを必要としない。
図4は本発明の第1の実施形態に係るレベルシフト回路の構成を示す図である。図4において本発明の第1の実施形態に係るレベルシフト回路は、基本的な構成は図1、図2A及び図2Bに示したのと同様であるので重複部分についてはその説明を省く。図1、図2A及び図2Bと異なるところは、インバータ41、42の入力に大きな負電圧が掛かるのを防止するために、クランプ素子45、46、47、48を設けた点である。なお、2次側すなわち高圧側の電源電位V2H5が高い場合には、MOSFET20、30に高耐圧のMOSFETもしくは高耐圧素子を使用する。
図4に示した本発明の第1の実施形態に係るレベルシフト回路において、入力(IN)1がL(ロー)からH(ハイ)にレベル変化すると、パルス生成回路10により生成された微小パルスの出力OUT2(17)がMOSFET30のゲートに入力され、その結果MOSFET30が導通状態となり、それによってラッチ回路40のインバータ42の入力が引き下げられて、ラッチ回路40の出力(OUT)4はH(ハイ)(V2H)となる。この状態では、クランプ素子48を通じてMOSFET30へと流れる電流が生じるが、微小時間経過後すなわち遅延回路13の遅延時間によって決定されるパルス幅のパルス出力の経過後、MOSFET30は遮断状態に戻るため、この電流は停止する。この時、ラッチ回路40では、直前の状態が保持されるため、出力(OUT)4はH(ハイ)(V2H)のままである。また入力(IN)1がH(ハイ)からL(ロー)にレベル変化する場合には、MOSFET20側が同様の動作をすることで、出力(OUT)4がL(ロー
)(V2L)になる。この場合にはクランプ素子46を通じてMOSFET20へと流れる電流が生じるが、微小時間経過後すなわち遅延回路13の遅延時間によって決定されるパルス幅のパルス出力の経過後、MOSFET20は遮断状態に戻るため、この電流は停止する。この時、ラッチ回路40では、直前の状態が保持されるため、出力(OUT)4はL(ロー)(V2L)のままである。このように本発明の第1の実施形態に係るレベルシフト回路は入力(IN)のレベル変化時にクランプ素子を通じてMOSFETに微小時間だけ電流が流れて電流を消費してしまうが、クランプ素子によってラッチ回路のインバータの入力に大きな負電圧が掛かるのを防止し回路の破壊を防ぐことができる。
図5は本発明の第2の実施形態に係るレベルシフト回路の構成を示す図である。図4に示した本発明の第1の実施形態に係るレベルシフト回路構成では、2次側すなわち高圧側の電源電位V2L6が1次側すなわち低圧側の電源電位V1L3から見て変化する場合がある(例えば、H(high)サイドがNMOS構成のDC-DCコンバータにおけるHサイドMOSFETの駆動回路などにおいてしばしば見受けられる)。このようなケースでは、MOSFET20とMOSFET30の各ドレイン−基板間寄生容量を介してインバータ41,42の入力端がMOSFET20,30の基板と接続されているため、電源電位V2L6の変化に伴いインバータ41,42の入力に信号(ノイズ)が混入することがある。この場合、ある状態を保持しているラッチ回路40の2つの入力に等しく信号が加わるため、ラッチ状態変化は起きにくい構成ではあるものの、一時的に、ラッチ回路出力(OUT)4に微小パルスが現れることがあるので、本発明の第2の実施形態に係るレベルシフト回路はこの微小パルスがラッチ回路出力段に現れたとしてもレベルシフト回路出力には影響しないようにしたものである。
そのため本発明の第2の実施形態に係るレベルシフト回路は、図4に示したラッチ回路出力(OUT)4に出現した微小パルスを濾過するフィルタ回路50を付加している。すなわち図5においてフィルタ回路50は、インバータ51とインバータ52が直列に接続され、インバータ51の入力端及びインバータ52の出力端との間に抵抗54、キャパシタ55が並列に接続され、インバータ51の入力端に抵抗53の一端が接続され、抵抗53の他端に図4に示したラッチ回路出力(OUT)4が接続され、インバータ52の出力端から出力(OUT)56を取り出す構成にしている。そしてインバータ51、52には2次側の電源電位すなわちV2H5、V2L6が印加されるように構成している。
いま図4に示すレベルシフト回路において2次側の電源電位V2L6が1次側の電源電位V1L3から見て変化した場合であって、MOSFET20とMOSFET30の各ドレイン−基板間寄生容量を介して信号が混入(インバータ41,42の入力端電位が寄生容量を介してMOSFET20,30の基板電位に引っ張られて変動)したとき、図4に示したラッチ回路出力(OUT)4に微小パルスが現れることがある。この微小パルスは、フィルタ回路50の抵抗53からキャパシタ55に導かれ、キャパシタ55に充電されて吸収されるため、フィルタ回路50の出力(OUT)56には微小パルスが現れるのを防ぐことができる。図4に示したラッチ回路出力(OUT)4から微小パルスが消失した後にキャパシタ55に充電された電荷は抵抗54を介して放電される。一方、図4に示したラッチ回路出力(OUT)4から正常出力が出力された場合には、抵抗53を経由して直列接続されたインバータ51、インバータ52を介してフィルタ回路50の出力(OUT)56からレベルシフトされた出力が出力される。このように本発明の第2の実施形態に係るレベルシフト回路は、フィルタ回路を図4に示したラッチ回路出力段に付加することによりレベルシフト回路の2次側の電源電位V2Lが1次側の電源電位V1Lから見て変化することに伴って招来する微小パルスが図4のラッチ回路出力段に生じた場合であってもレベルシフトされた回路出力には影響を与えないようにするため、誤信号の伝達を防止することができる。
図6A及び図6Bは、図2A及び図2Bに示した本発明の実施の形態に係るレベルシフト回路におけるパルス生成回路とは異なるパルス生成回路の構成および動作を説明する図である。図6Aに示すパルス生成回路は、入力信号を所定時間遅延させた反転信号を出力する遅延回路13’と、NAND253回路及びインバータ251、252、254から成る第1のロジック回路25と、NAND回路261及びインバータ262から成る第2のロジック回路26と、から構成されている。また、遅延回路13’は縦続接続された奇数段のインバータから構成されている。そして遅延回路13’、第1のロジック回路25に係るインバータ252の各入力は信号入力(IN)1に接続され、遅延回路13’の出力と信号入力(IN)1とが第2のロジック回路26に係るNAND回路261の入力に接続され、遅延回路13’の出力が第1のロジック回路25に係るインバータ251の入力に接続され、第1のロジック回路25に係るインバータ251とインバータ252の各出力が第1のロジック回路25に係るNAND回路253の入力に接続され、第1のロジック回路25に係るNAND回路253の出力は第1のロジック回路25に係るインバータ254に接続され、第2のロジック回路26に係るNAND回路261の出力は第2のロジック回路26に係るインバータ262に接続されている。第1のロジック回路25に係るインバータ254の出力は出力(OUT1)12となって図1に示したMOSFET20のゲートに与えられる。また第2のロジック回路26に係るインバータ262の出力は出力(OUT2)17となって図1に示したMOSFET30のゲートに与えられる。
図6Bの波形図に示されるように図6Aに示すパルス生成回路は、入力(IN)1の立ち上がり時に、入力(IN)1の信号(参照符号g)のレベル変化がNAND回路261の一方の入力に加えられるとともに、遅延回路13’による反転遅延出力(参照符号h)がNAND回路261の他方の入力に加えられ、NAND回路261の出力はインバータ262に加えられ、インバータ262の出力(参照符号j)から微小パルスの出力OUT2(17)が生成され、また入力(IN)1の立ち下がり時に、入力(IN)1の信号(参照符号g)のレベル変化がインバータ252に加えられてその反転出力(参照符号m)がNAND回路253の一方の入力に加えられ、遅延回路13’の反転遅延出力(参照符号h)がインバータ251に加えられるともにインバータ251の出力(参照符号k)がNAND回路253の他方の入力に加えられ、NAND回路253の出力はインバータ254に加えられて、インバータ254の出力(参照符号n)から微小パルスの出力OUT1(12)が生成される。ここで微小パルスのパルス幅は、遅延回路13’の遅延時間によって決まる。
このように本実施例では、図2A及び図2Bに示した本発明の実施の形態に係るレベルシフト回路におけるパルス生成回路とは異なる遅延回路およびロジック素子によりパルス生成回路を構成したものであり、上述したと同様に、本発明の実施の形態に係るレベルシフト回路は、入力INに電位変化がない時にはMOSFET20、30が遮断されていて定常的に電流を消費しない構成となっている上に、少ない素子で回路を構成することが可能なのでより低消費電力化を図ることができ且つ応答性を良くすることができる。またMOSFETから成る2つのスイッチ、パルス生成回路、ラッチ回路でもってレベルシフト回路を構成するので回路設計に精緻さを必要としない。
図2A及び図2Bや図6A及び図6Bに示した本発明の実施の形態に係るレベルシフト回路におけるパルス生成回路では、信号入力(IN)がパルス状であってその幅が細い場合には、遅延回路13もしくは13’を構成する各段のインバータで信号が徐々に鈍って信号が消えてしまうという事態が起こり、ロジック回路において信号入力(IN)と遅延信号との論理積を取ることが出来ないことがあるため、図7及び図8に示す本実施例のパルス生成回路では信号入力(IN)の幅が細い場合でも、ロジック回路において信号入力(IN)と遅延信号との論理積が確実に取れるようにして正しくレベルシフトした信号を後段の回路に伝達できるようにしたものである。
図7及び図8に示す本発明の第4の実施例に係るパルス生成回路は、遅延回路23の出力を二系統に分けて出力する。すなわち第1の系統は、入力信号の反転信号との論理積を取るための遅延信号を生成する系統で、図8に示す遅延回路の構成において、第1の系統は、PチャネルMOSトランジスタ611,621,631とNチャネルMOSトランジスタ612,622,632から成る3段のインバータの直列回路によって構成され、第1の系統の出力65を出力する。その場合、初段のインバータを構成するPチャネルMOSトランジスタ611のゲート長Lと次段のインバータを構成するNチャネルMOSトランジスタ622のゲート長Lを標準のゲート長よりも長くしている、すなわちオン抵抗を大きくしている。こうすることで、入力信号の立ち下がりへの応答が初段、次段のインバータで遅くなり、一方、立ち上がりへの応答は速いため、第1の系統の出力65から出力される信号は、ロー(Low)の幅が広くなる。以上のことから、入力信号にハイ(High)の幅の狭い信号が入ってきたときでも、ロー(Low)の幅の広い遅延信号を生成できるため、図7の第1のロジック回路25において信号入力(IN)の反転信号と遅延信号との論理積を取ることができ、したがって、正しくレベルシフトした信号を後段の回路に伝達することができる。なお最終段インバータは標準のゲート長を持つトランジスタ631,632で構成している。
一方、第2の系統は、入力信号との論理積を取るための遅延信号を生成する系統で、図8に示す遅延回路の構成において、第2の系統は、PチャネルMOSトランジスタ613,623,633とNチャネルMOSトランジスタ614,624,634から成る3段のインバータの直列回路によって構成され、第2の系統の出力66を出力する。その場合、初段のインバータを構成するNチャネルMOSトランジスタ614のゲート長Lと次段のインバータを構成するPチャネルMOSトランジスタ623のゲート長Lを標準のゲート長よりも長くしている、すなわちオン抵抗を大きくしている。こうすることで、入力信号の立ち上がりへの応答が初段、次段のインバータで遅くなり、一方、立ち下がりへの応答は速いため、第2の系統の出力66から出力される信号は、ハイ(High)の幅が広くなる。以上のことから、入力信号にロー(Low)の幅の狭い信号が入ってきた場合でも、ハイ(High)の幅の広い遅延信号を生成できるため、図7の第2のロジック回路26において信号入力(IN)と遅延信号との論理積を取ることができ、したがって、正しくレベルシフトした信号を後段の回路に伝達することができる。なお最終段インバータは標準のゲート長を持つトランジスタ633,634で構成している。
さらに、上記においてゲート長Lが長いMOSトランジスタとペアになっているMOSトランジスタ(上記した第1の系統では、MOSトランジスタ612,621、第2の系統では、MOSトランジスタ613,624)のゲート幅Wを標準のものより広くすれば、すなわちオン抵抗を小さくすれば、最初のエッジに対する応答を速くできるので、遅延回路の出力パルス幅をさらに拡げられるためより効果的となる。
また、上記の説明ではトランジスタゲート長Lやゲート幅Wを標準のものより大きくするインバータを初段と2段目の2段としたが、初段のみの1段、もしくは3段以上としてもよい。
以上説明したように本実施例によれば、信号入力(IN)の幅が細い場合でも、ロジック回路において信号入力(IN)と遅延信号との論理積が取れるようにして、ロジック回路から微小パルス信号を出力してMOSFET20、30で構成されるスイッチをオンすることにより、信号入力(IN)をレベルシフトし、後段の回路へ伝達することができる。
図9は、本発明の第5の実施例に係る遅延回路の構成を示す図であり、図8に示した第4の実施例に係る遅延回路の二系統に分けた各系統の出力段インバータにさらにインバータを1段付加したものである。図8で説明したと同様に、図9に示した遅延回路は、図1
0のパルス生成回路に示すように遅延回路23’の出力を二系統に分けて出力する。そして図10に示すパルス生成回路において、図9に示した遅延回路を用いることによって、信号入力(IN)がパルス状であってその幅が細い場合でも、NOR回路において信号入力(IN)と遅延信号との論理積(NOR回路は論理和の反転信号を出力するものであるが、ドモルガンの定理により論理積とみなせる)が取れるようにして正しくレベルシフトした信号を後段の回路に伝達できるようにしたものである。
図9に示す遅延回路において、第1の系統は、入力信号との論理積を取るための遅延信号を生成する系統で、図9に示す遅延回路の構成において、第1の系統は、PチャネルMOSトランジスタ611,621,631,641とNチャネルMOSトランジスタ612,622,632,640から成る4段のインバータの直列回路によって構成され、第1の系統の出力65’を出力する。その場合、初段のインバータを構成するPチャネルMOSトランジスタ611のゲート長Lと次段のインバータを構成するNチャネルMOSトランジスタ622のゲート長Lを標準のゲート長よりも長くしている、すなわちオン抵抗を大きくしている。こうすることで、入力信号の立ち下がりへの応答が初段、次段のインバータで遅くなり、一方、立ち上がりは速いため、第1の系統の出力65’から出力される信号は、ハイ(High)の幅が広くなる。以上のことから、入力信号にハイ(High)の幅の狭い信号が入ってきたときでも、ハイ(High)の幅の広い遅延信号を生成できるため、図10のNOR回路11において信号入力(IN)と遅延信号との論理積を取ることができ、したがって、レベルシフトした信号を後段の回路に伝達することができる。なお3段目および最終段のインバータは標準のゲート長を持つトランジスタ631,632、641,642で構成している。
一方、第2の系統は、入力信号の反転信号との論理積(上記と同様にドモルガンの定理によりNOR回路の出力を論理積にみなしている)を取るための遅延信号を生成する系統で、図9に示す遅延回路の構成において、第2の系統は、PチャネルMOSトランジスタ613,623,633,643とNチャネルMOSトランジスタ614,624,634,644から成る、4段のインバータの直列回路によって構成され、第2の系統の出力66’を出力する。その場合、初段のインバータを構成するNチャネルMOSトランジスタ614のゲート長Lと次段のインバータを構成するPチャネルMOSトランジスタ623のゲート長Lを標準のゲート長よりも長くしている、すなわちオン抵抗を大きくしている。こうすることで、入力信号の立ち上がりへの応答が初段、次段のインバータで遅くなり、一方、立ち下がりへの応答は速いため、第2の系統の出力66’から出力される信号は、ロー(Low)の幅が広くなる。以上のことから、入力信号にロー(Low)の幅の狭い信号が入ってきた場合でも、ロー(Low)の幅の広い遅延信号を生成できるため、図10のNOR回路16において信号入力(IN)の反転信号と遅延信号との論理積を取ることができ、したがって、レベルシフトした信号を後段の回路に伝達することができる。なお3段目および最終段のインバータは標準のゲート長を持つトランジスタ633,634、643,644で構成している。
さらに、上記においてゲート長Lが長いMOSトランジスタとペアになっているMOSトランジスタ(上記した第1の系統では、MOSトランジスタ612,621、第2の系統では、MOSトランジスタ613,624)のゲート幅Wを標準のものより広くすれば、すなわちオン抵抗を小さくすれば、最初のエッジに対する応答を速くできるので、遅延回路の出力パルス幅をさらに拡げられためより効果的となる。
また、上記の説明ではトランジスタゲート長Lやゲート幅Wを標準のものより大きくするインバータを初段と2段目の2段としたが、初段のみの1段、もしくは3段以上としてもよい。
図10は、図9に示す遅延回路を用いたパルス生成回路の他の構成例を示す図である。図10に示したパルス生成回路は、図9に示した遅延回路23’と、NOR回路11、16
及びインバータ14、15とから構成され、NOR回路11、遅延回路23’、インバータ15の各入力は信号入力(IN)1に接続され、遅延回路23’の第1の系統に係る出力(65’)はインバータ14の入力に接続され、またインバータ15の出力と遅延回路23’の第2の系統に係る出力(66’)はNOR回路16の入力に接続され、インバータ14の出力はNOR回路11の入力に接続されている。NOR回路16の出力は出力(OUT2)17となって図1に示したMOSFET30のゲートに与えられる。ドモルガンの定理により論理和を論理積に変換すると、信号入力(IN)1と遅延回路23’の第2の系統に係る遅延信号(出力66’)の反転信号との論理積信号がMOSFET30のゲートに与えられていることになる。またNOR回路11の出力は出力(OUT1)12となって図1に示したMOSFET20のゲートに与えられる。上記と同様にドモルガンの定理を適用すると、信号入力(IN)1の反転信号と信号入力(IN)1の第1の系統に係る遅延信号(出力65’)との論理積信号がMOSFET20のゲートに与えられていることになる。
図10に示されるパルス生成回路は、図2A及び図2Bに示したパルス生成回路と同様に、入力(IN)1の立ち上がり時に、入力(IN)1の信号レベル変化がインバータ15に加えられ、インバータ15による反転出力および遅延回路23’の遅延出力66’(図9に示す第2の系統の出力66’)がNOR回路16に加えられ、NOR回路16の出力から微小パルスの出力OUT2(17)が生成され、また入力(IN)1の立ち下がり時に、入力(IN)1の信号レベル変化がNOR回路11の入力に加えられるとともに、遅延回路23’の遅延出力65’(図9に示す第1の系統の出力65’)によるインバータ14の反転出力がNOR回路11の入力に加えられ、NOR回路11の出力から微小パルスの出力OUT1(12)が生成される。微小パルスのパルス幅は、遅延回路23’の遅延時間によって決まることは上述したとおりである。
本発明の実施の形態に係るレベルシフト回路の原理構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係るレベルシフト回路におけるパルス生成回路の構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係るレベルシフト回路におけるパルス生成回路の動作を説明するための波形図である。 本発明の実施の形態に係るパルス生成回路における遅延回路の構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係るレベルシフト回路の構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るレベルシフト回路の構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係るレベルシフト回路におけるパルス生成回路の別構成例を示す図である。 図6Aに示したパルス生成回路の動作を説明するための波形図である。 本発明の実施の形態に係るレベルシフト回路におけるパルス生成回路の更に別の構成例を示す図である。 図7に示したパルス生成回路における遅延回路の構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係るパルス生成回路に用いる他の遅延回路の構成を示す図である。 図9に示す遅延回路を用いたパルス生成回路の他の構成例を示す図である。 従来のレベルシフト回路の構成を示す図である。
符号の説明
10 パルス生成回路(トリガ発生手段)
11 NOR回路
13、13’、23、23’ 遅延回路
14、15 インバータ
16 NOR回路
20 MOSFET(第2のスイッチ)
30 MOSFET(第1のスイッチ)
40 ラッチ回路
41、42 インバータ
43、44 抵抗
45〜48 クランプ素子
50 フィルタ回路
51、52 インバータ
53、54 抵抗
55 キャパシタ

Claims (15)

  1. 入力1次側の動作電位とは異なる動作電位で出力2次側が動作し所定の系に信号を伝達するレベルシフト回路において、入力信号のローからハイへの電位変化時に微小時間だけオンする第1のスイッチと、入力信号のハイからローへの電位変化時に微小時間だけオンする第2のスイッチと、前記第1のスイッチ及び前記第2のスイッチを微小時間だけオンさせるためのトリガを発生するトリガ発生手段を1次側に設け、前記トリガ発生手段により前記第1のスイッチ及び前記第2のスイッチが各別にオンになるとき、2次側の電源電位間で動作する2つのインバータの入出力を相互に接続したラッチ回路の各インバータ入力を駆動して所定の系に信号を伝達することを特徴とするレベルシフト回路。
  2. 前記トリガ発生手段は、前記入力信号を所定時間遅延させた信号を出力する遅延回路を有し、前記入力信号および前記遅延回路の出力の反転信号の論理積信号を生成して前記第1のスイッチのゲートに与え、前記入力信号の反転信号および前記遅延回路の出力の論理積信号を生成して前記第2のスイッチのゲートに与えることを特徴とする請求項1に記載のレベルシフト回路。
  3. 前記トリガ発生手段は、遅延回路、第1及び第2のNOR回路、第1及び第2のインバータを有し、前記第1のNOR回路、前記遅延回路、前記第1のインバータの各入力は信号入力に接続され、前記第1のインバータの出力と前記遅延回路の出力は前記第2のNOR回路の入力に接続され、また前記遅延回路の出力は前記第2のインバータの入力に接続され、前記第2のインバータの出力は前記第1のNOR回路の入力に接続され、前記第1のNOR回路の出力は前記第2のスイッチのゲートに与えられ、また第2のNOR回路の出力は前記第1のスイッチのゲートに与えられることを特徴とする請求項1記載のレベルシフト回路。
  4. 前記トリガ発生手段は、前記入力信号を所定時間遅延させた反転信号を出力する遅延回路を有し、前記入力信号の反転信号および前記遅延回路の出力の反転信号の論理積信号を生成して前記第1のスイッチのゲートに与え、前記入力信号および前記遅延回路の出力の論理積信号を生成して前記第2のスイッチのゲートに与えることを特徴とする請求項1に記載のレベルシフト回路。
  5. 前記トリガ発生手段は、入力信号を所定時間遅延させた反転信号を出力する遅延回路、NAND回路並びに第1,第2及び第3のインバータから成る第1のロジック回路、NAND回路及びインバータから成る第2のロジック回路を有し、前記遅延回路、前記第1のロジック回路に係る前記第2のインバータの各入力は信号入力に接続され、前記遅延回路の出力と信号入力とが前記第2のロジック回路に係るNAND回路の入力に接続され、前記遅延回路の出力が前記第1のロジック回路に係る前記第1のインバータの入力に接続され、前記第1インバータと前記第2のインバータの各出力が前記第1のロジック回路に係る前記NAND回路の入力に接続され、前記第1のロジック回路に係る前記NAND回路の出力は前記第1のロジック回路に係る前記第3のインバータに接続され、前記第2のロジック回路に係る前記NAND回路の出力は前記第2のロジック回路に係る前記インバータに接続され、前記第1のロジック回路に係る前記第3のインバータの出力は前記第1のスイッチのゲートに与えられ、また前記第2のロジック回路に係る前記インバータの出力は前記第2のスイッチのゲートに与えられることを特徴とする請求項1記載のレベルシフト回路。
  6. 前記トリガ発生手段は、入力信号を所定時間遅延させた反転信号を複数出力する遅延回路、NAND回路及び第1ないし第3のインバータから成る第1のロジック回路、NAND回路及びインバータから成る第2のロジック回路を備え、また前記遅延回路は、入力の立ち上がりに対する応答より立ち下がりに対する応答が遅くなるようにされた第1の遅延回路と、入力の立ち下がりに対する応答より立ち上がりに対する応答が遅くなるようにされた第2
    の遅延回路を有し、前記第1及び第2の遅延回路、前記第1のロジック回路に係る前記第2のインバータの各入力は信号入力に接続され、前記第1の遅延回路の出力が前記第1のロジック回路に係る前記第1のインバータの入力に接続され、前記第2の遅延回路の出力と信号入力とが前記第2のロジック回路に係るNAND回路の入力に接続され、前記第1のロジック回路に係る前記第1インバータと前記第2のインバータの各出力が前記第1のロジック回路に係る前記NAND回路の入力に接続され、前記第1のロジック回路に係る前記NAND回路の出力は前記第1のロジック回路に係る前記第3のインバータに接続され、前記第2のロジック回路に係る前記NAND回路の出力は前記第2のロジック回路に係る前記インバータに接続され、前記第1のロジック回路に係る前記第3のインバータの出力は前記第1のスイッチのゲートに与えられ、また前記第2のロジック回路に係る前記インバータの出力は前記第2のスイッチのゲートに与えられることを特徴とする請求項1記載のレベルシフト回路。
  7. 前記トリガ発生手段は、入力信号を所定時間遅延させた信号を複数出力する遅延回路、第1及び第2のNOR回路、第1及び第2のインバータを備え、また前記遅延回路は、入力の立ち上がりに対する応答より立ち下がりに対する応答が遅くなるようにされた第1の遅延回路と、入力の立ち下がりに対する応答より立ち上がりに対する応答が遅くなるようにされた第2の遅延回路を有し、前記第1のNOR回路、前記第1及び第2の遅延回路、前記第1のインバータの各入力は信号入力に接続され、前記第1のインバータの出力と前記第2の遅延回路の出力は前記第2のNOR回路の入力に接続され、また前記第1の遅延回路の出力は前記第2のインバータの入力に接続され、前記第2のインバータの出力は前記第1のNOR回路の入力に接続され、前記第1のNOR回路の出力は前記第2のスイッチのゲートに与えられ、また第2のNOR回路の出力は前記第1のスイッチのゲートに与えられることを特徴とする請求項1記載のレベルシフト回路。
  8. 前記第1の遅延回路は、PチャネルMOSトランジスタとNチャネルMOSトランジスタの直列回路から成る複数段のインバータで構成され、且つ初段のインバータを構成するPチャネルMOSトランジスタのゲート長が標準のゲート長よりも長く設定され、また前記第2の遅延回路は、PチャネルMOSトランジスタとNチャネルMOSトランジスタの直列回路から成る複数段のインバータで構成され、且つ初段のインバータを構成するNチャネルMOSトランジスタのゲート長が標準のゲート長よりも長く設定されていることを特徴とする請求項6または7に記載のレベルシフト回路。
  9. 前記第1の遅延回路の2段目のインバータを構成するNチャネルMOSトランジスタのゲート長が標準のゲート長よりも長く設定され、前記第2の遅延回路の2段目のインバータを構成するPチャネルMOSトランジスタのゲート長が標準のゲート長よりも長く設定されていることを特徴とする請求項8に記載のレベルシフト回路。
  10. 前記第1および第2の遅延回路において、前記ゲート長が標準のものより長く設定されたMOSトランジスタとペアになるMOSトランジスタのゲート幅が標準のものより広く設定されていることを特徴とする請求項8または9に記載のレベルシフト回路。
  11. 前記トリガ発生手段により発生されるトリガパルスの幅は、前記遅延回路の遅延時間により決定されることを特徴とする請求項2ないし9のいずれかに記載のレベルシフト回路。
  12. 前記ラッチ回路を構成する前記インバータの各入力に大きな負電圧が掛かるのを防止するためのクランプ素子を2次側の電源と前記インバータの各入力との間に接続したことを特徴とする請求項1記載のレベルシフト回路。
  13. 前記スイッチとしてMOSFETを用いる、または2次側の電源電位が高い場合に前記スイッチとして高耐圧のMOSFETもしくは高耐圧素子を用いることを特徴とする請求項1記載のレベルシフト回路。
  14. 前記ラッチ回路出力段に微小パルスを除去するフィルタ回路を接続して成る請求項1記載のレベルシフト回路。
  15. 前記フィルタ回路は、第1のインバータおよび該第1のインバータの出力が入力される第2のインバータを有し、前記第1のインバータの入力端及び前記第2のインバータの出力端との間に第1の抵抗、キャパシタが並列に接続され、前記第1のインバータの入力端に第2の抵抗の一端が接続され、前記第2の抵抗の他端に前記ラッチ回路の出力段が接続され、前記第2のインバータの出力端から出力を取り出すことを特徴とする請求項14記載のレベルシフト回路。
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