JP4487627B2 - 車両用シート - Google Patents

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本発明は、車両用シートに関し、更に詳しくは、スピーカ装置が埋設されたシートバックを有する車両用シートに関する。
通常、自動車の室内に設けられるスピーカ装置は、音響効果及びレイアウトの観点から、車体側壁やドアの内面側に配設されている。
しかし、前記スピーカ装置からの音声は遮られやすいため、シートに着座した乗員にまで伝達されにくく、また、積載される荷物の配置によっては、スピーカ装置から発せられる音声が反響または撹乱されて優れた再生音が聴取しにくいという問題があった。このため、近年では、シートバックにスピーカ装置を埋設した音響シートが開発されている(例えば、特許文献1参照)。
この音響シートにおいては、シートバックの上部に凹部を設け、該凹部にハウジングとスピーカ本体を埋設し、このハウジングの上部からスピーカグリルを取り付けている。
実開平5−49472号公報
しかしながら、前記従来例では、ハウジングとスピーカグリルとの嵌合部が露出する構造になっているため、これらのハウジングとスピーカグリルとの隙間にシートベルトが入り込むおそれがあり、シートベルトやハウジング等に傷が付く可能性があった。
そこで、本発明は、シートベルトを脱着する際に、該シートベルトを挟み込むことのない車両用シートを提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明に係る車両用シートは、外表面が表層部で覆われたシートバックの所定部位に凹部を設け、該凹部にスピーカ装置を収容すると共に、凹部の表面側をスピーカ保護部材によって覆った車両用シートにおいて、前記スピーカ保護部材をシートバックに押しつけた状態で取り付けることにより、スピーカ保護部材の外周部の端縁をシートバックの表層部の一般面よりもシートバックの内方側に位置させ、前記表層部を、表面側に設けた表皮と、該表皮の裏面側に設けた弾性材とから構成し、この弾性材におけるスピーカ保護部材の外周部に対応する裏面の位置を、一般面の裏面よりもシートバックの内方側に配置したことを特徴としている。
本発明に係る車両用シートによれば、スピーカ保護部材の外周部の端縁をシートバックの表層部の一般面よりも内方側に位置させているため、スピーカ保護部材の端縁と表層部の一般面との間に隙間が発生することがなく、これらの間にシートベルトが入り込むことがない。従って、シートベルトを脱着する際に、該シートベルトやスピーカ装置等に傷が付くおそれがなくなる。
以下、本発明の実施形態を図面と共に詳述する。
図1は、本発明の実施形態による車両用シートの斜視図である。
このシート1は、車両のフロア側に取り付けられたシートクッション3と、該シートクッション3に対して回動自在に支持されたシートバック5と、該シートバック5の上端部に設けられたヘッドレスト7とから構成されている。また、シート1の側部から前部にかけてシートベルト9が設けられ、該シートベルト9の端部9aはバックル10に係止されている。前記シートバック5は、外表面の全体が表層部11によって覆われており、左右両側の上端部には、スピーカ装置13が埋設されている。
図2は、スピーカ装置が埋設されたシートバック上端部を上方から見た拡大平面図である。
シートバック5の左右両側の上端部には、平面視略矩形状のスピーカ保護部材であるスピーカグリル15が取り付けられている。該スピーカグリル15は、外形が略矩形状に形成され、中央部には、車両前後方向及び左右方向に延びる複数の格子17を有する略円形状の開口部19が設けられている。
また、図2のA−A線による断面図である図3に示すように、スピーカグリル15の表面の外周部21は、斜め下方に傾斜する傾斜面に形成されている。そして、スピーカグリル15の裏面31は、略平面状に形成されているため、スピーカグリル15の外周部21の端縁23は、断面略三角状に形成されている。また、スピーカグリル15の裏面31には、下方に延びる係止片25が複数配設されている。該係止片25の下端部には、側方に屈曲した断面略三角状の爪部27が形成され、該爪部27がスピーカ装置13のハウジング29の係止孔33に係止されている。
そして、図3に示すように、シートバック5は、表面側に設けられた表層部11と、該表層部11の内方に設けられたシートバックパッド35と、該シートバックパッド35の内方側に設けられた図外のシートフレームとから構成されている。
前記表層部11は、最も外表面側に配置された表皮37と、該表皮37の裏面側に固着された弾性材であるウレタン樹脂39とからなり、該ウレタン樹脂39は、表皮37よりも厚く形成され、その厚み方向に伸縮自在に構成されている。また、シートバック5の上端部には、表層部11とシートバックパッド35が除去された凹部41が設けられ、該凹部41にスピーカ用のハウジング29が埋設されている。スピーカ装置13は、シートバック5の凹部41に埋設されたハウジング29と、該ハウジング29の内方に設けられたスピーカ本体43とから構成されている。該ハウジング29の底面45は、図外のシートフレームに当接して配置されており、上面の裏面側には、スピーカ本体43がハウジング29の内方側から取り付けられている。この上面には、係止孔33が穿設されており、該係止孔33にスピーカグリル15の係止片25が挿入され、その先端の爪部27が係止孔33に係止されている。また、ハウジング29の上面(表面)47は、シートバックパッド35の上面(表面)49よりも内方側、即ち下方側に配置されており、それらの高さの差違をhで示している。
そして、スピーカグリル15の外周部21の端縁23は、シートバック5の表層部11の一般面よりもシートバック5の内方側、即ち下方側に配置されている。図3では、スピーカグリル15の外周部21の端縁23とシートバック5の表層部11の一般面との高さの差違がdで示されている。
次いで、スピーカグリル15をハウジング29に組み付ける手順について簡単に説明する。
まず、図4に示すように、シートバック5の左右両側の上端部には、凹部41が設けられており、該凹部41にはハウジング29が埋設されている。また、凹部41に対応する表層部11は矩形状に切り欠かれた開口部51に形成されており、前述したように、該開口部51に対応するハウジング29の上面47には、係止孔33が穿設されている。この開口部51の上方からスピーカグリル15を下降させ、係止片25をハウジング29の係止孔33に挿通させて爪部27を係止孔33に係止させる。
これにより、図5に示すように、スピーカグリル15の外周部21の裏面31とハウジング29の上面47とによって、表層部11は上下から挟持される。ここで、表層部11のウレタン樹脂39は厚さ方向に縮むため、この挟持された表層部11の厚みは、例えばシートバックパッド35の上部に配置された一般面の表層部11の厚みよりも薄くなっている。また、スピーカグリル15の外周部21の端縁23は表層部11の表皮37に密着しており、隙間がない状態になっている。
以下に、本発明の実施形態による作用効果について説明する。
外表面が表層部11で覆われたシートバック5の左右両側の上端部に凹部41を設け、該凹部41にスピーカ装置13を収容すると共に、凹部41の表面側をスピーカグリル15によって覆った車両用シートにおいて、前記スピーカグリル15をシートバック5に押しつけた状態で取り付けることにより、スピーカグリル15の外周部21の端縁23を、シートバック5の表層部11の一般面よりも距離d分だけ下方に配置させているため、これらの間にシートベルト9が入り込むことがない。従って、シートベルト9を脱着する際に、該シートベルト9やスピーカ装置13のハウジング29等に傷が付くおそれがなくなる。
また、前記スピーカ装置13を、凹部41に埋設されたスピーカ用のハウジング29と、該ハウジング29の内方に設けられたスピーカ本体43とから構成し、スピーカグリル15とハウジング29によってシートバック5の表層部11を挟持しているため、この挟持された表層部11が厚み方向に圧縮されて、スピーカグリル15の外周部21の端縁23とシートバック5の表層部11との間の隙間が大幅に低減されてシートベルト9が入り込むことがなくなる。
そして、前記表層部11を、表面側に設けた表皮37と、該表皮37の裏面側に設けた、伸縮量が大きいウレタン樹脂39とから構成しているため、スピーカグリル15とハウジング29によってシートバック5の表層部11を挟持する際に、この挟持された表層部11が厚み方向に圧縮される圧縮量が大きくなる。
さらに、前記表層部11の内方にシートバックパッド35を設け、該シートバックパッド35の前記凹部41近傍における上面49の位置を、ハウジング29の上面47よりも距離h分だけ外方側に配置しているため、スピーカグリル15の外周部21の端縁23を、シートバック5の表層部11の一般面よりも更に下方に配置させることができる。これによって、スピーカグリル15の外周部21の端縁23とシートバック5の表層部11との間の隙間がほとんどなくなってシートベルト9が入り込むことがなくなる。
本発明の実施形態による車両用シートの斜視図である。 スピーカ装置が埋設されたシートバック上端部を上方から見た拡大平面図である。 図2のA−A線による断面図である。 図3のスピーカグリルを組み付ける前の状態を示す断面図である。 本発明の実施形態による車両用シート上をシートベルトが滑り込む状態を示す断面図である。
符号の説明
1…シート
5…シートバック
11…表層部
13…スピーカ装置
15…スピーカグリル(スピーカ保護部材)
21…外周部
23…端縁
29…ハウジング
35…シートバックパッド
37…表皮
39…ウレタン樹脂(弾性材)
41…凹部
43…スピーカ本体
47…上面(表面)
49…上面(表面)

Claims (3)

  1. 外表面が表層部で覆われたシートバックの所定部位に凹部を設け、該凹部にスピーカ装置を収容すると共に、凹部の表面側をスピーカ保護部材によって覆った車両用シートにおいて、
    前記スピーカ保護部材をシートバックに押しつけた状態で取り付けることにより、スピーカ保護部材の外周部の端縁をシートバックの表層部の一般面よりもシートバックの内方側に位置させ、
    前記表層部を、表面側に設けた表皮と、該表皮の裏面側に設けた弾性材とから構成し、 この弾性材におけるスピーカ保護部材の外周部に対応する裏面の位置を、一般面の裏面
    よりもシートバックの内方側に配置したことを特徴とする車両用シート。
  2. 前記スピーカ装置を、凹部に埋設されたハウジングと、該ハウジングの内方に設けられたスピーカ本体とから構成し、スピーカ保護部材とハウジングによって前記表層部を挟持したことを特徴とする請求項1に記載の車両用シート。
  3. 前記表層部の内方にシートバックパッドを設け、該シートバックパッドの前記凹部近傍における表面の位置を、ハウジングの表面よりもシートバックの外方側に配置したことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用シート。
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