JP5414112B2 - 車両用シート - Google Patents
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Description
起立姿勢と前方側への倒伏姿勢とに切り換え自在なシートバックを備え、
車体フレーム側のストライカに係合して前記シートバックを前記起立姿勢にロックするロック機構を前記シートバックの後面から側面にかけてのコーナー部に内蔵している車両用シートに関する。
前記ロック機構を露出させる長方形の開口をシートバックに形成し、
前記開口に対応する長方形の開口を表皮材の端部に形成し、
長方形の開口を備えたプレートを表皮材の端部に重ね合わせて、表皮材の開口周縁部とプレートの開口周縁部を互いに固着し、
プレートに形成したフックをシートバックパネルの端部に係止させてあった。
本発明の目的は、表皮材の開口周縁部を保護することができる車両用シートを提供する点にある。
起立姿勢と前方側への倒伏姿勢とに切り換え自在なシートバックを備え、
車体フレーム側のストライカに係合して前記シートバックを前記起立姿勢にロックするロック機構を前記シートバックの後面から側面にかけてのコーナー部に内蔵している車両用シートであって、
後壁と側壁を備えたロックカバーが前記シートバックのコーナー部に装着され、
前記ロックカバーの後壁から側壁にかけてのコーナー部に前記ロック機構を露出させる開口が形成され、
前記シートバックの側面を覆う表皮材に前記ロック機構を露出させる開口が形成されるとともに、前記表皮材の開口周縁部に樹脂プレートが重なって縫着され、
前記ロックカバーの側壁の裏面側に前記シートバックの前方側に開口する嵌合溝が形成され、
前記嵌合溝に前記樹脂プレートが嵌合して前記表皮材の開口周縁部が前記ロックカバーの側壁に覆われている点にある。(請求項1)
また、前記表皮材の開口周縁部に樹脂プレートが重なって縫着され、ロックカバーの側壁の裏面側に前記シートバックの前方側に開口する嵌合溝が形成され、前記嵌合溝に前記樹脂プレートが嵌合しているから、表皮材とロックカバーの側壁との間に隙間ができるのを回避することができる。
すなわち、乗員が手で表皮材をシートバックの幅方向に押した場合であっても、樹脂プレートを介して嵌合溝で表皮材の開口周縁部を受け止めることができ、表皮材の開口周縁部の移動を阻止することができて、表皮材とロックカバーの側壁との間に隙間ができるのを回避することができる。
また、例えばロックカバーの側壁がシートバックパッドの圧力を受けて、シートバックの幅方向外側に微小量開いても、樹脂プレートがロックカバーの側壁の嵌合溝に挿入嵌合されているので、表皮材も前記側壁と一体に動くことになり、表皮材とロックカバーの側壁との間に隙間が発生することはない。
さらに、樹脂プレートをロックカバーの側壁にスクリューで固定した構造に比べて、スクリューが不要になるとともに、スクリューの締結作業を無くすことができて製作コストを低廉化することができる。
そして、樹脂プレートと表皮材とを通常の縫製工程で縫着することができ、工数が増えるのを回避でき、生産性を低下させることなく上記の作用効果を得ることができる。(請求項1)
前記表皮材の開口周縁部が前記樹脂プレートと共に前記嵌合溝に嵌合していると、前記表皮材の開口周縁部を前記樹脂プレートと共に嵌合溝で保持することができて請求項1の作用効果をより得やすくすることができる。(請求項2)
前記ロックカバーの側壁の開口の周部から前記シートバックの幅方向内側にフランジが張り出し、
前記側壁の壁面との間に前記嵌合溝を形成する嵌合壁が前記フランジの外周部から突出していると、ロックカバーの側壁の開口周縁部の強度を強くすることができ、嵌合溝周りの構造を簡素化することができる。(請求項3)
前記後壁の開口の周部のうち前記シートバックの幅方向内側に位置する周部部分から断面コの字状の立ち上がり部が前記シートバックの前方側に立ち上がり、
前記立ち上がり部の頂部に端部壁が設けられ、
前記シートバックのシートフレーム側の被係合部に係合する係合爪が前記端部壁に設けられていると、次の作用を奏することができる。(請求項4)
前記嵌合壁は前記フランジの屈曲した前端部から前方側に突出し、
前記樹脂プレートに前記フランジを取り囲む切り欠きが形成され、
前記樹脂プレートの切り欠きの奥部が前記嵌合溝に嵌合していると、樹脂プレートを安定して保持することができる。(請求項5)
図1に、セダンタイプの自動車の車室内に設けられたリアシート1を示してある。リアシート1はシートクッションと車幅方向に並ぶ複数のシートバック5とから成る。
フランジ43と立ち上がり部45との間にはロック機構10が位置する。
上記のように、樹脂プレート50はシートバック5の幅方向では固定されていないことから、例えば、樹脂プレート50をロックカバー40の側壁42にスクリューで固定した構造に比べてコストを低廉化することができる。
3 ストライカ
5 シートバック
5K シートバックの後面
5S シートバックの側面
7 シートフレーム
10 ロック機構
30 表皮材
30K 開口(表皮材の開口)
30K1 表皮材の開口周縁部
40 ロックカバー
41 後壁
41K,42K 開口(ロックカバーに形成された開口)
41K 後壁の開口
42K 側壁の開口
42 側壁
42M 側壁の壁面
43 フランジ
44 嵌合壁
45 立ち上がり部
45T 端部壁
46 係合爪
49 嵌合溝
50 樹脂プレート
50K 切り欠き
50K1 切り欠きの奥部
Fr 前方側
C1 コーナー部(シートバックの後面から側面にかけてのコーナー部)
C2 コーナー部(ロックカバーの後壁から側壁にかけてのコーナー部)
W1 幅方向内側
Claims (5)
- 起立姿勢と前方側への倒伏姿勢とに切り換え自在なシートバックを備え、
車体フレーム側のストライカに係合して前記シートバックを前記起立姿勢にロックするロック機構を前記シートバックの後面から側面にかけてのコーナー部に内蔵している車両用シートであって、
後壁と側壁を備えたロックカバーが前記シートバックのコーナー部に装着され、
前記ロックカバーの後壁から側壁にかけてのコーナー部に前記ロック機構を露出させる開口が形成され、
前記シートバックの側面を覆う表皮材に前記ロック機構を露出させる開口が形成されるとともに、前記表皮材の開口周縁部に樹脂プレートが重なって縫着され、
前記ロックカバーの側壁の裏面側に前記シートバックの前方側に開口する嵌合溝が形成され、
前記嵌合溝に前記樹脂プレートが嵌合して前記表皮材の開口周縁部が前記ロックカバーの側壁に覆われている車両用シート。 - 前記表皮材の開口周縁部が前記樹脂プレートと共に前記嵌合溝に嵌合している請求項1記載の車両用シート。
- 前記ロックカバーの側壁の開口の周部から前記シートバックの幅方向内側にフランジが張り出し、
前記側壁の壁面との間に前記嵌合溝を形成する嵌合壁が前記フランジの外周部から突出している請求項1又は2記載の車両用シート。 - 前記後壁の開口の周部のうち前記シートバックの幅方向内側に位置する周部部分から断面コの字状の立ち上がり部が前記シートバックの前方側に立ち上がり、
前記立ち上がり部の頂部に端部壁が設けられ、
前記シートバックのシートフレーム側の被係合部に係合する係合爪が前記端部壁に設けられている請求項3記載の車両用シート。 - 前記嵌合壁は前記フランジの屈曲した前端部から前方側に突出し、
前記樹脂プレートに前記フランジを取り囲む切り欠きが形成され、
前記樹脂プレートの切り欠きの奥部が前記嵌合溝に嵌合している請求項3又は4記載の車両用シート。
Priority Applications (1)
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JP2009226446A JP5414112B2 (ja) | 2009-09-30 | 2009-09-30 | 車両用シート |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009226446A JP5414112B2 (ja) | 2009-09-30 | 2009-09-30 | 車両用シート |
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JP2011073549A JP2011073549A (ja) | 2011-04-14 |
JP5414112B2 true JP5414112B2 (ja) | 2014-02-12 |
Family
ID=44017999
Family Applications (1)
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JP2009226446A Active JP5414112B2 (ja) | 2009-09-30 | 2009-09-30 | 車両用シート |
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-
2009
- 2009-09-30 JP JP2009226446A patent/JP5414112B2/ja active Active
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