JP2009274467A - 車両用シート - Google Patents

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治宝 西出
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Abstract

【課題】チャイルドシートを使用しない通常時における外観や機能の低下を来たすことなく、確実なチャイルドシートの固定を実現することのできる車両用シートを提供する。
【解決手段】シートバック3の背部の車体側固定部にストライカ14を固定し、チャイルドシート13の固定アーム15の先端部を、シートバック3の挿入部16を通してストライカ14に係合する。挿入部16は、シートパッド10Bに形成したスリット17と、スリット17の前面を覆うシート表皮11Bによって構成する。固定アーム15を挿入する場合には、シート表皮11Bをスリット17内方向に撓ませて隙間を作る。
【選択図】図3

Description

この発明は、チャイルドシートを固定するための構造を備えた車両用シートに関するものである。
シート本体の前面にチャイルドシートを固定する技術として、シート本体の背部の車体側固定部にアンカー部材であるストライカーを設置しておき、チャイルドシートを設置する際に、チャイルドシートの背面に突設された固定具を、ストライカーに係合させるものが知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
特許文献1,2に記載の車両用シートは、シートクッションの後端部やシートバックの下端部に、チャイルドシートの固定具を挿入するためのスリットや切欠き部を設けておき、チャイルドシートをシート本体の前面に設置する際には、これらのスリットや切欠きを通してチャイルドシートの固定具をストライカーに係合させるようになっている。
特開2001−105940号公報 特開2002−120616号公報
しかし、この従来の車両用シートは、チャイルドシートの固定具を挿入するための挿入部が、シート本体を貫通するスリットや切欠き部として構成されているため、チャイルドシートを使用しない通常時に、スリットや切欠き部が外側に露出し、外観の低下を来たすだけでなく、異物の侵入や座り心地の低下を来たすことが懸念される。
そこで、この発明は、チャイルドシートを使用しない通常時における外観や機能の低下を来たすことなく、確実なチャイルドシートの固定を実現することのできる車両用シートを提供しようとするものである。
上記の課題を解決する請求項1に記載の発明は、シート本体(例えば、後述の実施形態におけるシート本体5)がシートクッション(例えば、後述の実施形態におけるシートクッション2)とシートバック(例えば、後述の実施形態におけるシートバック3)を備え、前記シート本体の背部側の車体側固定部に、チャイルドシートの固定具(例えば、後述の実施形態における固定アーム15)が係合されるアンカー部材(例えば、後述の実施形態におけるストライカ14)が配置されるとともに、前記シートクッションの後端部と前記シートバックの下端部の少なくともいずれか一方に、前記シート本体の前面側から前記チャイルドシートの固定具が挿入される挿入部(例えば、後述の実施形態における挿入部16)が設けられている車両用シートにおいて、前記挿入部は、柔軟な部材によって囲まれ前記固定具の挿入を許容する挿入許容部(例えば、後述の実施形態におけるスリット17)と、この挿入許容部の前面側を覆い、当該挿入許容部への前記固定具の挿入時に、前記挿入許容部に追従して前記固定具の挿入を許容する表皮(例えば、後述の実施形態におけるシート表皮11B)と、を備えていることを特徴とする。
これにより、チャイルドシートを使用しない通常時には、挿入許容部の前面が表皮によって覆われ、チャイルドシートの使用時にチャイルドシートの固定具が表皮に押し当てられて挿し込まれると、表皮が挿入許容部に追従して挿入許容部への固定具の挿入が許容され、固定具とアンカー部材の係合が可能になる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用シートにおいて、前記挿入許容部は、シート本体のシートパッドに設けられたスリットによって構成され、前記表皮はシート表皮によって構成されていることを特徴とする。
これにより、チャイルドシートを使用しない通常時には、スリットはシート表皮によって前面側を覆われており、チャイルドシートの使用時にチャイルドシートの固定具がスリットの前面のシート表皮に押し当てられると、シート表皮がスリットに追従し固定具がスリット内に挿入されるようになる。
請求項1に記載の発明によれば、チャイルドシートを使用しない通常時には、挿入許容部の前面が表皮によって覆われるため、挿入許容部が外側に露出することによる外観の低下や、異物の侵入、座り心地の低下等を無くすことができ、しかも、チャイルドシートの使用時には、表皮と挿入許容部を通した固定具の挿入が可能であるため、チャイルドシートの係止も確実に行うことができる。
請求項2に記載の発明によれば、シートパッドに設けられたスリットによって挿入許容部を構成し、シート表皮によってスリットを覆う表皮を構成するため、専用部品を追加することなく、簡単な構成によって上記の効果を得ることができる。
以下、この発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、この発明にかかる車両用シート1の斜視図であり、図2は、同シート1の正面図である。
この車両用シート1は、車両の後部座席として用いられるものであり、乗員の着座するシートクッション2と、背もたれとなるシートバック3と、このシートバック3の上部に取り付けられて乗員の頭部を支持する図示しないヘッドレストと、を備えている。
図3は、車両用シート1の縦断面図である。
同図に示すように、シートクッション2とシートバック3のシート本体5は、いずれも発泡ウレタン等から成るシートパッド10A,10Bの外側がシート表皮11A,11Bによって覆われており、各シートパッド10A,10Bがシート形状に略沿って形成された車体フロア12の上に取り付けられている。
車体フロア12のうちの、シートクッション2の後端とシートバック3の下端の突き合わせ部の背面位置には、チャイルドシート13の後部下端を固定するアンカー部材である一対のストライカ14が固定設置されている。ストライカ14は、チャイルドシート13とほぼ同幅に離間して車体フロア12上に固定され、チャイルドシート13の後部下端に突設された一対の固定アーム15(固定具)の挟持爪15aが係合されるようになっている。
シートバック3の下縁部には、左右のストライカ14の設置位置に対応してチャイルドシート13の各固定アーム15を挿入するための挿入部16が設けられている。
図4は、シートバック3部分のシートパッド10Bの一側寄りの下端部を拡大して示した図である。
同図に示すように、シートパッド10Bの下縁部には下向きに開口する一対のスリット17が設けられ、これらのスリット17に挟まれた領域の下縁が若干切り欠かれている(切欠き部18)。そして、シートパッド10Bの下縁部はスリット17の前面を含むほぼ全域がシート表皮11Bによって覆われており、シート表皮11Bのスリット17の前面を覆う部分はシート前面側からの押圧によってスリット17内方向への撓み変形が可能となっている。この実施形態においては、シートパッド10Bのスリット17が挿入部16の挿入許容部を構成し、シート表皮11Bが挿入部の表皮を構成するようになっている。
なお、図1,図2中20は、スリット17の上部位置でシート表皮11Bをシートパッド10Bに局部的に係止するシート係止部である。
車両用シート1は、チャイルドシート13を用いない通常時には、図1,図2に示すようにシートバック3のシート表皮11Bがスリット17の前面を覆っており、このとき、スリット17の前面部分のシート表皮11Bは、スリット17の周囲のシートパッド10Bの弾性によって周囲と連続した滑らかな表面形状に維持されている。
この状態から車両用シート1にチャイルドシート13を設置する場合には、チャイルドシート13をシートクッション2とシートバック3の上の所定位置に配置し、チャイルドシート13の後部下端に突設された固定アーム15の先端部をスリット17の前面部分のシート表皮11Bに押し付ける。こうして固定アーム15を押し付けると、シートパッド10Bのスリット17部分を中心とした弾性変形とともにシート表皮11Bが部分的にスリット17内方向に撓み、このときできた隙間を通して固定アーム15の先端部がシートバック3の背部側まで挿入される。そして、固定アーム15が所定量挿入されると、固定アーム15の挟持爪15aがストライカ14に係合される。これにより、チャイルドシート13の後部下端はストライカ14を通して車体に強固に固定されることになる。
また、この状態からチャイルドシート13を取り外すために、固定アーム15とストライカ14の係合を解除して固定アーム15をシートバック3から引き抜くと、スリット17の前面部分のシート表皮11Bは、スリット17の周囲のシートパッド10Bに押し戻され、再び周囲と連続した滑らかな表面形状に戻される。
以上のように、この車両用シート1は、チャイルドシート13を使用しない通常時には、シートパッド10Bのスリット17の前面がシート表皮11Bによって覆われるため、外観品質が低下することがないうえ、異物が侵入したり、着座時に乗員が違和感を覚えたりすることもない。そして、チャイルドシート13の使用時には、シートパッド10Bのスリット17とシート表皮11Bを通して固定アーム15の挿入が可能であるため、チャイルドシート13の後部下端を車体側のストライカ14に確実に固定することができる。
また、この実施形態の車両用シート1においては、チャイルドシート13の固定アーム15の挿入を許容する挿入許容部をシートパッド10Bのスリット17によって構成し、挿入許容部の前面を覆う表皮をシート表皮11Bによって構成しているため、新たに専用の部品を追加する必要がなく、部品点数の削減によって製造コストの低減を図れるという利点がある。
なお、この発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば、上記の実施形態においては、シートバック3の下端部に挿入部を形成したが、挿入部はシートクッション2の後端部に形成しても良く、シートバック3の下端部とシートクッション2の後端部の両方に形成するようにしても良い。また、挿入許容部は、スリット17に限らず孔や切欠きであっても良く、さらには、切欠きにシートパッド10Bと別体の軟質部材を配置したものであっても良い。また、挿入許容部の前面側を覆う表皮は、シート表皮11Bと別体の専用の表皮としても良い。
この発明の一実施形態の車両用シートの斜視図。 同実施形態の車両用シートの正面図。 同実施形態を示す図1のA−A断面に対応する断面図。 同実施形態のシートパッドの拡大正面図。
符号の説明
1…車両用シート
2…シートクッション
3…シートバック
5…シート本体
11B…シート表皮(表皮)
13…チャイルドシート
14…ストライカ(アンカー部材)
15…固定アーム(固定具)
16…挿入部
17…スリット(挿入許容部)

Claims (2)

  1. シート本体がシートクッションとシートバックを備え、
    前記シート本体の背部側の車体側固定部に、チャイルドシートの固定具が係合されるアンカー部材が配置されるとともに、
    前記シートクッションの後端部と前記シートバックの下端部の少なくともいずれか一方に、前記シート本体の前面側から前記固定具が挿入される挿入部が設けられている車両用シートにおいて、
    前記挿入部は、柔軟な部材によって囲まれ前記固定具の挿入を許容する挿入許容部と、この挿入許容部の前面側を覆い、当該挿入許容部への前記固定具の挿入時に、前記挿入許容部に追従して前記固定具の挿入を許容する表皮と、を備えていることを特徴とする車両用シート。
  2. 前記挿入許容部は、シート本体のシートパッドに設けられたスリットによって構成され、前記表皮はシート表皮によって構成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用シート。
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