JP4482048B2 - 受信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、一対の信号線により差動信号を伝送する伝送線路を介して送信された信号を受信する受信装置に関する。
差動信号を伝送することで通信を行う伝送路については、グランドを基準として1対の信号線にそれぞれ印加されるコモンモードノイズを除去するための対策が必要となる。例えば特許文献1では、上記の伝送路とグランドとの間に、コモンモードノイズを通過させ、ノーマルモードの差動信号を遮断するチョークコイルを接続することで対策を行う技術が開示されている。
特開2005−244351号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、伝送路とグランドとの間にチョークコイルが常時接続されるため、信号線路間の容量成分が増大して通信信号の波形に影響を及ぼすおそれがある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、通信信号波形に極力影響を及ぼすことなく、コモンモードノイズを除去できる受信装置を提供することにある。
請求項1記載の受信装置によれば、インピーダンス制御手段は、伝送線路に加わるコモンモードノイズの電圧,電流,電力の何れか1つ以上を検知部により検知することで、検知対象の何れか1つ以上の変化に応じて、前記コモンモードノイズのレベルを低下させるように入力インピーダンスを変化させる。すなわち、伝送路に対して実際にコモンモードノイズが印加された場合だけ、伝送線路側から見た受信回路の入力インピーダンスを変化させてコモンモードノイズを除去する。したがって、その他の場合には、通信信号波形に影響を及ぼすことを回避できる。
請求項2記載の受信装置によれば、インピーダンス制御手段は、制御用電源によってグランドに対する伝送線路の電位を制御するので、等価的に入力インピーダンスを変化させることができる。
請求項3記載の受信装置によれば、インピーダンス制御手段は、検知対象の何れか1つ以上が設定されたしきい値を超えた場合に入力インピーダンスを変化させるので、インピーダンスをより急峻に変化させることができる。
請求項4記載の受信装置によれば、インピーダンス制御手段は、伝送線路のコモンモード電圧を、伝送線路のグランド間直流電圧を基準に所定のマージン電圧を加えた正側しきい電圧と比較する。そして、コモンモード電圧が正側しきい電圧を超えるとスイッチ回路を閉じて、インピーダンス素子を介して信号線を制御電源に接続する。したがって、正極性のコモンモードノイズが印加された場合の受信装置の入力インピーダンスを、制御電源電圧とインピーダンス素子のインピーダンスとにより変化させることができる。
請求項5記載の受信装置によれば、インピーダンス制御手段は、伝送線路のコモンモード電圧を、伝送線路のグランド間直流電圧を基準に所定のマージン電圧を減じた負側しきい電圧と比較する。そして、コモンモード電圧が負側しきい電圧を下回るとスイッチ回路を閉じて、インピーダンス素子を介して信号線を制御電源に接続する。したがって、負極性のコモンモードノイズが印加された場合の受信装置の入力インピーダンスを、制御電源電圧とインピーダンス素子のインピーダンスとにより変化させることができる。
請求項6記載の受信装置によれば、スイッチ回路が閉じた場合に、逆流防止素子によって電流の逆流を防止することができる。
請求項7記載の受信装置によれば、スイッチ回路をMOSFETにより構成するので、比較手段が出力する電圧によりFETをオンさせて、スイッチとして機能させることができる。
請求項8記載の受信装置によれば、インピーダンス制御手段は、伝送線路のコモンモード電圧を、伝送線路のグランド間直流電圧を基準に所定のマージン電圧を加えた正側しきい電圧と比較した結果に応じて、トランジスタの導通状態を制御する。したがって、正極性のコモンモードノイズが印加された場合の受信装置の入力インピーダンスを、制御電源電圧とトランジスタの導通状態に応じて付与されるインピーダンスとにより変化させることができる。
請求項9記載の受信装置によれば、インピーダンス制御手段は、伝送線路のコモンモード電圧を、伝送線路のグランド間直流電圧を基準に所定のマージン電圧を減じた負側しきい電圧と比較した結果に応じて、トランジスタの導通状態を制御する。したがって、負極性のコモンモードノイズが印加された場合の受信装置の入力インピーダンスを、制御電源電圧とトランジスタの導通状態に応じて付与されるインピーダンスとにより変化させることができる。
(第1実施例)
以下、本発明の第1実施例について図1及び図2を参照して説明する。図1は、受信装置の構成を概略的に示す機能ブロック図である。受信装置1は、受信回路2,伝送線路3と受信回路2との間に配置されるインピーダンス制御回路4(インピーダンス制御手段)で構成されている。
インピーダンス制御回路4は、伝送線路3の各信号線3P,3Mと受信回路2との間に配置される検知部5、信号線3P,3M間に接続されるインピーダンス素子6P及び6Mの直列回路、これらの可変インピーダンス素子6P及び6Mの共通接続点とグランドとの間に配置される可変インピーダンス素子7及び制御電源8の直列回路、検知部5の検知結果に応じて可変インピーダンス素子6P及び6M,7及び制御電源8を制御する制御部9で構成されている。
検知部5は、信号線3P,3Mに対して印加されるコモンモードノイズの電圧,電流,電力の何れか、もしくはそれらの2つ以上の組合せを検知し、その検知結果を制御部9に出力する。そして、制御部9は、その検知結果に応じて可変インピーダンス素子6P及び6M,7のインピーダンスを変化させたり、制御電源8の電圧を制御する。但し、可変インピーダンス素子6P及び6Mのインピーダンスは、常に同じ値になるように制御される。
図2は、制御部9が可変インピーダンス素子6P及び6M,7のインピーダンスを変化させることで、信号線3P,3Mのコモンモードインピーダンスを変化させる場合の一例を示す。すなわち、横軸のコモンモードノイズの電圧,電流又は電力がある程度上昇すると、制御部9は、コモンモードインピーダンスをZoffからZonに低下させる。この場合、インピーダンスZoffは、受信回路2のインピーダンスZRに対してZoff≫ZRとなる関係にあり、両者の並列インピーダンスは略ZRに等しい。そして、インピーダンスZRとインピーダンスZonとの並列インピーダンスZcomは、コモンモードノイズを低下させるのに十分低いインピーダンスとなるように設定される。
また、制御部9は、コモンモードノイズの極性に応じて制御電源8の電源電圧を変化させる。例えばノイズが正極性の場合は電圧をグランドレベルにし、負極性の場合は電圧を例えば5V程度のハイレベルに設定することで、グランド間インピーダンス,電源電圧間インピーダンスを低下させる。そして、制御電源8の電圧がハイレベルに設定された場合、インピーダンス素子6及7は負性抵抗となる。
以上のように本実施例によれば、受信装置1のインピーダンス制御回路4は、伝送線路3に加わるコモンモードノイズの電圧,電流,電力の何れか1つ以上を検知部5により検知することで、検知対象の何れか1つ以上の変化に応じて、コモンモードノイズのレベルを低下させるように入力インピーダンスを変化させる。したがって、伝送線路3に対して実際にコモンモードノイズが印加された場合だけ、伝送線路3側から見た受信回路2の入力インピーダンスを変化させてコモンモードノイズを除去でき、その他の場合には通信信号波形に影響を及ぼすことを回避できる。そして、インピーダンス制御回路4は、制御用電源8によってグランドや所定電圧に対する伝送線路3の電位を制御するので、等価的に入力インピーダンスを変化させることができる。
(第2実施例)
図3乃至図5は本発明の第2実施例であり、図1に示す構成を具体化した一例を示す。検知部5は、信号線3P,3M間に接続される例えば抵抗値100kΩ程度の抵抗素子11P,11M,これらの共通接続点とグランドとの間に接続される同じく抵抗値100kΩ程度の抵抗素子11Gを備えている。そして、抵抗素子11P,11Mの共通接続点は、コモンモード電圧Vcomを検出するもので、コンパレータ12P(比較手段)の非反転入力端子と、コンパレータ12M(比較手段)の反転入力端子とに接続されている。
コンパレータ12Pの反転入力端子は、5V電源とグランドとの間に配置されている抵抗素子R1,R2の直列回路の共通接続点に接続されており、両者の抵抗比によってノイズ検出閾値が設定される。例えば、信号線3のグランド間電位Com(例えば3V)に対して+Vthとなる電位に設定される。また、コンパレータ12Mの非反転入力端子は、5V電源とグランドとの間に接続されている抵抗素子R3,R4の共通接続点に接続されており、同様に両者の抵抗比によりノイズ検出閾値が、例えばグランド間電位Comに対して−Vthとなる電位に設定される。また、抵抗素子R1,R2の共通接続点とグランドとの間、抵抗素子R3,R4の共通接続点とグランドとの間には、コンデンサC1,C2が接続されている。
電源とグランドとの間には、NチャネルMOSFET13(スイッチ回路),ダイオード14,抵抗素子15及び16(インピーダンス素子),ダイオード17(逆流防止素子),NチャネルMOSFET18(スイッチ回路)の直列回路が2組(P,M)接続されている。FET13P,13Mのゲートは、コンパレータ12Mの出力端子に接続されており、FET18P,18Mのゲートは、コンパレータ12Pの出力端子に接続されている。
そして、抵抗素子15P及び16Pの共通接続点は、例えば抵抗値100Ωの抵抗素子19P(インピーダンス素子)を介して信号線3Pに接続され、抵抗素子15M及び16Mの共通接続点は、同じく抵抗値100Ωの抵抗素子19M(インピーダンス素子)を介して信号線3Mに接続されている。尚、5V電源とグランドとが、第1実施例の制御電源8に相当している。
次に、第2実施例の作用について図4及び図5も参照して説明する。伝送線路3に正極性のコモンモードノイズが印加されることでコモンモード電圧Vcomが上昇し、正側の閾値(Com+Vth)を超えると、コンパレータ12PがFET18をオンにする。すると、伝送線路3は、抵抗素子19及び16を介してグランドに接続されるので、コモンモードインピーダンスが低下し、コモンモードノイズのレベルが低下する。
また、伝送線路3に負極性のコモンモードノイズが印加されることでコモンモード電圧Vcomが低下し、負側の閾値(Com−Vth)を下回ると、コンパレータ12MがFET13をオンにする。すると、伝送線路3は、抵抗素子19及び15を介して電源に接続されるので、コモンモードインピーダンスが低下し、コモンモードノイズのレベルが低下する。尚、ダイオード14,17は、FET13,17がオンした場合の逆流防止用として配置されている。
図4及び図5は、インピーダンス制御回路4によるノイズ低減効果をシミュレーションした結果を示す。図4に示すように、送信ノード,受信ノード間の伝送線路長が3mである場合に、ノイズ源よりコモンモードノイズ(波高値100V,発生時間10ns,印加周期200ns)を発生させて伝送線路に誘導させた場合をシミュレーションした。具体的な通信プロトコルとしては、車内LANの一種であるFlexRay(登録商標)に適用し、Vth=1.5Vに設定している。
図5(a),(b)は誘導ノイズ電圧を比較したもので、(a)インピーダンス制御回路4がない場合のピーク電圧は±13Vであるのに対し、(b)インピーダンス制御回路4を設けた場合のピーク電圧は±4.5Vであった。また、図5(c),(d)は通信信号電圧を比較したもので、(c)インピーダンス制御回路4がない場合の波形に対し、(d)インピーダンス制御回路4を設けた場合の波形は若干劣化しているが、車内LAN規格の標準化推進団体JasParが規定するアイパターンを確保しており、通信に支障を来たすことはない。
以上のように第2実施例によれば、インピーダンス制御回路4は、伝送線路3のコモンモード電圧Vcomを、伝送線路3のグランド間直流電圧を基準に所定のマージン電圧を加えた正側しきい電圧(Com+Vth)と比較し、コモンモード電圧Vcomが正側しきい電圧を超えるとFET18をオンして、抵抗素子19及び16を介して信号線3をグランドに接続する。したがって、正極性のコモンモードノイズが印加された場合の受信装置1の入力インピーダンスを低下させることができる。
また、インピーダンス制御回路4は、伝送線路3のコモンモード電圧Vcomを、負側しきい電圧(Com−Vth)と比較し、コモンモード電圧Vcomが負側しきい電圧を下回るとFET13をオンして、抵抗素子19及び15を介して信号線3P,3Mを制御電源に接続する。したがって、負極性のコモンモードノイズが印加された場合の受信装置1の入力インピーダンスを、制御電源電圧と抵抗素子19及び15のインピーダンスとにより変化させることができる。また、FET13,18がオンした場合に、ダイオード14,17によって電流の逆流を防止することができる。
(第3実施例)
図6は本発明の第3実施例を示すものであり、第2実施例と異なる部分のみ説明する。第3実施例のインピーダンス制御回路21は、第2実施例の構成を若干変更したものである。コンパレータ12に替えてオペアンプ22が配置されており、抵抗素子15,16,19は削除されている。オペアンプ22P(正側導通制御手段)の反転入力端子は、抵抗素子R5を介して自身の出力端子に接続されていると共に、コンデンサC3及び抵抗素子R6を介してオペアンプ23の出力端子に接続されている。
オペアンプ23は、反転入力端子を自身の出力端子に接続して電圧バッファを構成しており、その非反転入力端子は、抵抗素子R1,R2の共通接続点に接続されている。このオペアンプ23は、グランド側からのノイズの回り込みを防止するために配置されている。また、上記共通接続点とグランドとの間には、抵抗素子11Gに替えて、高周波ノイズ除去用として小容量のコンデンサ24が接続されている。
一方、オペアンプ22M(負側導通制御手段)の反転入力端子は、抵抗素子R7を介して自身の出力端子に接続されていると共に、コンデンサC4及び抵抗素子R8を介して抵抗素子R3,R4の共通接続点に接続されている。すなわち、オペアンプ22P,22Mを中心として差動増幅回路25P,25Mが構成されている。コンデンサC3,C4は、コモンモード電圧Vcomを微分することで立上り,立下りの検出遅れを防止する目的で配置されている。
次に、第3実施例の作用について説明する。第3実施例では、差動増幅回路25P,25Mが伝送線路3のコモンモード電圧Vcomと、正側しきい電圧(Com+Vth),負側しきい電圧(Com−Vth)との差を差動増幅した出力信号により、FET13,18のオン状態を制御する。その場合の増幅率は、抵抗素子R5及びR6,抵抗素子R7及びR8の抵抗値により決定されるので、FET13,18(トランジスタ)を線形領域で動作させることが可能となっている。そして、FET13,18のオン抵抗を変化させて、受信装置1の入力インピーダンスを制御する。すなわち、第3実施例では、FET13,18がインピーダンス素子としての機能も成している。
以上のように第3実施例によれば、インピーダンス制御回路21は、伝送線路3のコモンモード電圧Vcomと、正側しきい電圧(Com+Vth),負側しきい電圧(Com−Vth)との差をそれぞれ差動増幅して、FET13,18の導通状態を制御するので、正極性,負極性のコモンモードノイズが印加された場合の受信装置1の入力インピーダンスを、FET13,18の導通状態に応じて付与されるインピーダンスとにより変化させることができる。
本発明は上記し且つ図面に記載した実施例にのみ限定されるものではなく、以下のような変形または拡張が可能である。
第2実施例において、抵抗素子19と、抵抗素子15,16との何れか一方のみによってインピーダンスを変化させても良い。
インピーダンス素子は、抵抗素子に限ることなくコンデンサを用いても良い。例えば第2実施例において、抵抗素子15,16,19の全て,若しくは一部をコンデンサに置き換えても良い。
NチャネルMOSFETに替えて、PチャネルMOSFETを用いても良い。また、NPNトランジスタやPNPトランジスタを用いても良い。
逆流防止用のダイオード14,17は、必要に応じて配置すれば良い。
検知部5の検知対象を電流とする場合、例えば伝送線路に対して電流検出用の抵抗素子を挿入して検知すれば良い。また、電力を検知対象とする場合は、電圧と電流との積を求めれば良い。更に、電圧,電流,電力についてそれぞれ閾値を定め、各検知対象が閾値を超えた状態を組み合わせた結果(例えば、AND条件やOR条件など)に基づき、インピーダンス制御手段を動作させても良い。
第2実施例において、受信装置に信号送信機能も持たせる場合は、抵抗素子19に並列にスイッチ回路を接続しておき、信号の送信時には前記スイッチ回路をオンにすることで対抗素子19を短絡すると良い。
車載LANに限ることなく、有線伝送路を用いて通信を行うものであれば適用することができる。
本発明の第1実施例であり、受信装置の構成をモデル的に示す機能ブロック図 検知部が検知する電圧,電流又は電力の変化と、インピーダンス制御回路によるインピーダンスの変化とを示す図 本発明の第2実施例であり、インピーダンス制御回路の具体的構成の一例を示す図 ノイズ低減効果をシミュレーションした条件を示す図 シミュレーション結果であり、(a),(b)はインピーダンス制御回路を配置しない場合,配置した場合の誘導ノイズ電圧波形、(c),(d)は同受信信号波形を示す図 本発明の第3実施例を示す図3相当図
符号の説明
図面中、1は受信装置、2は受信回路、3は伝送線路、3P,3Mは信号線、4はインピーダンス制御回路(インピーダンス制御手段)、5は検知部、6,7は可変インピーダンス素子、8は制御電源、11は抵抗素子(コモンモード電圧検出手段)、12はコンパレータ(比較手段)、13はNチャネルMOSFET(スイッチ回路,インピーダンス素子)、15及び16は抵抗素子(インピーダンス素子)、17はダイオード(逆流防止素子)、18はNチャネルMOSFET(スイッチ回路,インピーダンス素子)、19は抵抗素子(インピーダンス素子)、21はインピーダンス制御回路(インピーダンス制御手段)、22はオペアンプ(導通制御手段)を示す。

Claims (9)

  1. 一対の信号線により差動信号を伝送する伝送線路を介して送信された信号を受信する受信回路と、
    前記伝送線路に加わるコモンモードノイズの電圧,電流,電力の何れか1つ以上を検知部により検知することで、検知対象の何れか1つ以上の変化に応じて、前記コモンモードノイズのレベルを低下させるように入力インピーダンスを変化させるインピーダンス制御手段とで構成されることを特徴とする受信装置。
  2. 前記インピーダンス制御手段は、グランドに対する前記伝送線路の電位を制御する制御用電源を備えることを特徴とする請求項1記載の受信装置。
  3. 前記インピーダンス制御手段は、前記検知対象の何れか1つ以上が設定されたしきい値を超えた場合に、前記入力インピーダンスを変化させることを特徴とする請求項1又は2記載の受信装置。
  4. 前記インピーダンス制御手段は、
    前記伝送線路の各信号線とグランドとの間に接続される、インピーダンス素子とスイッチ回路との直列回路と、
    前記検知部として、前記伝送線路のコモンモード電圧を検出するコモンモード電圧検出手段と、
    前記コモンモード電圧を、前記伝送線路のグランド間直流電圧を基準に所定のマージン電圧を加えた正側しきい電圧と比較し、前記コモンモード電圧が前記正側しきい電圧を超えると、前記スイッチ回路を閉じる正側比較手段とで構成されることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の受信装置。
  5. 前記インピーダンス制御手段は、
    前記伝送線路の各信号線と制御電源との間に接続される、インピーダンス素子とスイッチ回路との直列回路と、
    前記検知部として、前記伝送線路のコモンモード電圧を検出するコモンモード電圧検出手段と、
    前記コモンモード電圧を、前記伝送線路のグランド間直流電圧を基準に所定のマージン電圧を減じた負側しきい電圧と比較し、前記コモンモード電圧が前記負側しきい電圧を下回ると、前記スイッチ回路を閉じる負側比較手段とで構成されることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の受信装置。
  6. 前記スイッチ回路が閉じた場合に、電流の逆流を防止するための逆流防止素子を配置したことを特徴とする請求項4又は5記載の受信装置。
  7. 前記スイッチ回路を、MOSFETで構成したことを特徴とする請求項6記載の受信装置。
  8. 前記インピーダンス制御手段は、
    前記伝送線路の各信号線とグランドとの間に接続されるトランジスタと、
    前記検知部として、前記伝送線路のコモンモード電圧を検出するコモンモード電圧検出手段と、
    前記コモンモード電圧を、前記伝送線路のグランド間直流電圧を基準に所定のマージン電圧を加えた正側しきい電圧と比較した結果に応じて、前記トランジスタの導通状態を制御する正側導通制御手段とで構成されることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の受信装置。
  9. 前記インピーダンス制御手段は、
    前記伝送線路の各信号線と制御電源との間に接続されるトランジスタと、
    前記検知部として、前記伝送線路のコモンモード電圧を検出するコモンモード電圧検出手段と、
    前記コモンモード電圧を、前記伝送線路のグランド間直流電圧を基準に所定のマージン電圧を減じた負側しきい電圧と比較した結果に応じて、前記トランジスタの導通状態を制御する負側導通制御手段とで構成されることを特徴とする請求項1乃至3または8の何れかに記載の受信装置。
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