JP2006157118A - 差動伝送線路用コモンモード電流検出素子とそれを用いたコモンモードノイズ低減回路およびコモンモードノイズ低減方法 - Google Patents
差動伝送線路用コモンモード電流検出素子とそれを用いたコモンモードノイズ低減回路およびコモンモードノイズ低減方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】差動伝送線路に流れるコモンモード電流を検出するコモンモード電流検出手段と、差動伝送線路に差動信号を送出する差動ドライバ手段とを具備し、コモンモード電流検出手段は、少なくとも差動伝送線路に流れるコモンモード電流による磁束を検出する磁束検出部と、磁束検出部に巻きつけた導線によりコモンモード電流を抽出する電流抽出部と、電流抽出部により抽出した電流により発光する発光部とで構成され、発光部の発光強度を確認しながらコモンモード電流が最小になるように差動ドライバ手段から出力される差動信号の波形の補正を行うことにより、コモンモードノイズの発生を低減する。
【選択図】図1
Description
プリント基板上に配線された差動伝送線路を跨ぐように、あるいは挟むように配置して使用され、少なくとも、
前記差動伝送線路に流れるコモンモード電流に起因して発生する磁束を検出する磁束検出部と、
前記磁束検出部で検出される磁束に応じた起電力により前記磁束検出部に巻きつけた導線に流れる電流を抽出するコモンモード電流抽出部と、
前記コモンモード電流抽出部により抽出される電流により発光し、前記抽出される電流の大きさに応じてその発光強度が変化する発光部とを有し、これらの構成要素を複合した単一部品として構成したことを特徴とするコモンモード電流検出素子である。
プリント基板上に配線された差動伝送線路を跨ぐように、あるいは挟むように配置され、
前記差動伝送線路に流れるコモンモード電流を検出するコモンモード電流検出手段と、
前記差動伝送線路にディファレンシャルモード信号(差動伝送信号)を送出する差動ドライバ手段とを具備し、
前記コモンモード電流検出手段は、少なくとも、
前記差動伝送線路に流れる前記コモンモード電流に起因して発生する磁束を検出する磁束検出部と、
前記磁束検出部で検出される磁束に応じた起電力により前記磁束検出部に巻きつけた導線に流れる電流を抽出するコモンモード電流抽出部と、
前記コモンモード電流抽出部により抽出される電流により発光し、前記抽出される電流の大きさに応じてその発光強度が変化する発光部とで構成され、
前記発光部の発光強度を確認しながら前記コモンモード電流が最小になるように、前記差動ドライバ手段から出力されるディファレンシャルモード信号の信号波形の補正を行うことを特徴とするコモンモードノイズ低減回路である。
プリント基板上に配線された差動伝送線路を跨ぐように、あるいは挟むように配置され、前記差動伝送線路に流れるコモンモード電流を検出する手段であり、少なくとも、前記差動伝送線路に流れる前記コモンモード電流に起因して発生する磁束を検出する磁束検出部と、
前記磁束検出部で検出される磁束に応じた起電力により前記磁束検出部に巻きつけた導線に流れる電流を抽出するコモンモード電流抽出部とで構成されるコモンモード電流検出手段と、
前記差動伝送線路にディファレンシャルモード信号(差動伝送信号)を送出する差動ドライバ手段と、
前記コモンモード電流に起因して発生し前記コモンモード電流検出手段により検出された信号を前記差動ドライバ手段に帰還させる帰還手段とを具備し、
前記帰還手段により前記差動ドライバ手段に帰還された信号、すなわち前記コモンモード電流検出手段により検出された信号の大きさが最小になるように、前記差動ドライバ手段において、前記差動ドライバ手段から出力されるディファレンシャルモード信号の信号波形を自動的に補正することを特徴とするコモンモードノイズ低減回路である。
コモンモード電流検出手段は、さらに、コモンモード電流抽出部により抽出される電流により発光し、前記抽出される電流の大きさに応じてその発光強度が変化する発光部を有し、前記発光部の発光強度を確認することにより、コモンモード電流の低減度合いを確認できるようにしたことを特徴とする請求項3記載のコモンモードノイズ低減回路である。
発光部は、可視光を発光し、目視によりコモンモード電流の低減度合いを確認できるように構成したことを特徴とする第2の本発明または第4の本発明に記載のコモンモードノイズ低減回路である。
発光部は、非可視光を発光し、前記非可視光を検出する装置によりコモンモード電流の低減度合いを確認できるように構成したことを特徴とする第2の本発明または第4の本発明に記載のコモンモードノイズ低減回路である。
プリント基板上に配線された差動伝送線路を跨ぐように、あるいは挟むように配置され、前記差動伝送線路に流れるコモンモード電流を抽出する抽出手段により、前記コモンモード電流の大きさに応じた信号を抽出し、前記抽出手段により抽出された信号により発光し、前記抽出された信号の大きさに応じて発光強度が変化する発光素子の発光強度を確認しながら、前記コモンモード電流が最小になるように、すなわち、前記発光素子の発光強度が最小になるように、前記差動伝送線路にディファレンシャルモード信号を送出する差動ドライバ手段の出力信号波形を補正することを特徴とするコモンモードノイズ低減方法である。
プリント基板上に配線された差動伝送線路を跨ぐように、あるいは挟むように配置され、前記差動伝送線路に流れるコモンモード電流を抽出する抽出手段により、前記コモンモード電流の大きさに応じた信号を抽出し、前記抽出手段により抽出された信号を前記差動伝送線路にディファレンシャルモード信号を送出する差動ドライバ手段に帰還し、前記差動ドライバ手段に帰還された前記抽出手段により抽出された信号が最小になるように、前記差動ドライバ手段においてその出力信号波形を補正することを特徴とするコモンモードノイズ低減方法である。
本発明の実施の形態1について図1と図2を用いて説明する。図1は、本発明のコモンモード電流検出素子をプリント配線基板上に実装した状態の概略を示す図である。図1において、1はコモンモード電流検出素子、2はプリント配線基板、3、3′はプリント配線基板2上に配線された差動伝送線路を示す。コモンモード電流検出素子1は、図1に示すように差動伝送線路3、3′を跨ぐように、あるいは図示していないが差動伝送線路3、3′を挟むように配置される。
本発明の実施の形態2について図3を用いて説明する。
本発明の実施の形態3について図4を用いて説明する。
として有用である。また、プリント基板上に配線された差動伝送線路において発生するコモンモード電流を検出し、この検出した電流の大きさに応じて発光強度が変化する発光素子を用いて、発生するコモンモード電流の大きさを視覚的に確認することが可能となるため、コモンモード電流を低減するための部品定数の変更や調整等を効率よく行えるコモンモード電流低減回路、すなわちコモンモードノイズ低減回路として有用である。
2 プリント配線基板
3、3′ 差動信号配線
4 コア
5 導線
6 発光素子
7 差動ドライバIC
8 差動レシーバIC
9、9′ 差動信号配線
10、10′ コモンモード電流検出手段
11 波形補正回路
12 信号配線
13 フィードバック信号
14 フェライトコア
15 導線
16 電圧測定器
17 被測定導線
18 被測定導線17を流れる電流
19 フェライトコア14に生成した磁界
20 磁界19により誘起された起電力
21 電圧測定器16の内部抵抗
Claims (8)
- プリント基板上に配線された差動伝送線路を跨ぐように、あるいは挟むように配置して使用され、
少なくとも、前記差動伝送線路に流れるコモンモード電流に起因して発生する磁束を検出する磁束検出部と、
前記磁束検出部で検出される磁束に応じた起電力により前記磁束検出部に巻きつけた導線に流れる電流を抽出するコモンモード電流抽出部と、
前記コモンモード電流抽出部により抽出される電流により発光し、前記抽出される電流の大きさに応じてその発光強度が変化する発光部とを有し、これらの構成要素を複合した単一部品として構成したことを特徴とするコモンモード電流検出素子。 - プリント基板上に配線された差動伝送線路を跨ぐように、あるいは挟むように配置され、前記差動伝送線路に流れるコモンモード電流を検出するコモンモード電流検出手段と、
前記差動伝送線路にディファレンシャルモード信号(差動伝送信号)を送出する差動ドライバ手段とを具備し、
前記コモンモード電流検出手段は、少なくとも、
前記差動伝送線路に流れる前記コモンモード電流に起因して発生する磁束を検出する磁束検出部と、
前記磁束検出部で検出される磁束に応じた起電力により前記磁束検出部に巻きつけた導線に流れる電流を抽出するコモンモード電流抽出部と、
前記コモンモード電流抽出部により抽出される電流により発光し、前記抽出される電流の大きさに応じてその発光強度が変化する発光部とで構成され、
前記発光部の発光強度を確認しながら前記コモンモード電流が最小になるように、前記差動ドライバ手段から出力されるディファレンシャルモード信号の信号波形の補正を行うことを特徴とするコモンモードノイズ低減回路。 - プリント基板上に配線された差動伝送線路を跨ぐように、あるいは挟むように配置され、前記差動伝送線路に流れるコモンモード電流を検出する手段であり、少なくとも、前記差動伝送線路に流れる前記コモンモード電流に起因して発生する磁束を検出する磁束検出部と、
前記磁束検出部で検出される磁束に応じた起電力により前記磁束検出部に巻きつけた導線に流れる電流を抽出するコモンモード電流抽出部とで構成されるコモンモード電流検出手段と、
前記差動伝送線路にディファレンシャルモード信号(差動伝送信号)を送出する差動ドライバ手段と、
前記コモンモード電流に起因して発生し前記コモンモード電流検出手段により検出された信号を前記差動ドライバ手段に帰還させる帰還手段とを具備し、
前記帰還手段により前記差動ドライバ手段に帰還された信号、すなわち前記コモンモード電流検出手段により検出された信号の大きさが最小になるように、前記差動ドライバ手段において、前記差動ドライバ手段から出力されるディファレンシャルモード信号の信号波形を自動的に補正することを特徴とするコモンモードノイズ低減回路。 - コモンモード電流検出手段は、さらに、コモンモード電流抽出部により抽出される電流により発光し、前記抽出される電流の大きさに応じてその発光強度が変化する発光部を有し、前記発光部の発光強度を確認することにより、コモンモード電流の低減度合いを確認できるようにしたことを特徴とする請求項3記載のコモンモードノイズ低減回路。
- 発光部は、可視光を発光し、目視によりコモンモード電流の低減度合いを確認できるように構成したことを特徴とする請求項2または請求項4記載のコモンモードノイズ低減回路。
- 発光部は、非可視光を発光し、前記非可視光を検出する装置によりコモンモード電流の低減度合いを確認できるように構成したことを特徴とする請求項2または請求項4記載のコモンモードノイズ低減回路。
- プリント基板上に配線された差動伝送線路を跨ぐように、あるいは挟むように配置され、前記差動伝送線路に流れるコモンモード電流を抽出する抽出手段により、前記コモンモード電流の大きさに応じた信号を抽出し、前記抽出手段により抽出された信号により発光し、前記抽出された信号の大きさに応じて発光強度が変化する発光素子の発光強度を確認しながら、前記コモンモード電流が最小になるように、すなわち、前記発光素子の発光強度が最小になるように、前記差動伝送線路にディファレンシャルモード信号を送出する差動ドライバ手段の出力信号波形を補正することを特徴とするコモンモードノイズ低減方法。
- プリント基板上に配線された差動伝送線路を跨ぐように、あるいは挟むように配置され、前記差動伝送線路に流れるコモンモード電流を抽出する抽出手段により、前記コモンモード電流の大きさに応じた信号を抽出し、前記抽出手段により抽出された信号を前記差動伝送線路にディファレンシャルモード信号を送出する差動ドライバ手段に帰還し、前記差動ドライバ手段に帰還された前記抽出手段により抽出された信号が最小になるように、前記差動ドライバ手段においてその出力信号波形を補正することを特徴とするコモンモードノイズ低減方法。
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