JP6952471B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置に関する。
従来、半導体装置内の2つのインダクタの間を延在する電力線を備え、電力線の周囲に発生する磁界に起因して2つのインダクタのそれぞれに生ずる起電力を足し合わせ、電力線を流れる電流を検出する、センサ装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。この特許文献1には、電力線と半導体装置内のインダクタの距離を短くすることによって、センサ装置の感度(具体的には、電力線の周囲に発生した磁界の変化の検出感度)を高めることができる旨が記載されている。
特開2015−52470号公報
しかしながら、電力線とインダクタの距離を上述の従来技術のように短くすると、電力線から放射された電界ノイズがインダクタに入力されやすくなるので、センサ装置が影響を受ける可能性がある。
そこで、本発明は、電力線等の電流配線部から放射された電界ノイズによって、センサ装置が影響を受ける可能性を低減することを課題とする。
一つの案では、
電流配線部を流れる電流による磁束密度を差動増幅回路により検出するセンサ装置に使用される半導体装置であって、
前記半導体装置は、
前記電流配線部の周囲に発生する磁界を検出する一つの第1のインダクタと、前記第1のインダクタに発生する電圧を増幅するバイポーラ素子を含む一つの第1のローノイズアンプと、複数の第1の外部接続端子と、を有する第1の半導体装置と、
前記電流配線部の周囲に発生する磁界を検出する一つの第2のインダクタと、前記第2のインダクタに発生する電圧を増幅するバイポーラ素子を含む一つの第2のローノイズアンプと、複数の第2の外部接続端子と、を有する第2の半導体装置と、
を含み、
前記第1のローノイズアンプ前記第1のインダクタは、前記第1の半導体装置内にあり、
前記第2のローノイズアンプと前記第2のインダクタは、前記第2の半導体装置内にあり、
前記複数の第1の外部接続端子は、前記第1のインダクタを介して前記第1のローノイズアンプの非反転入力部に接続される一つの第1の非反転入力端子と、前記第1のローノイズアンプの反転入力部に直接接続される一つの第1の反転入力端子と、前記第1のローノイズアンプの出力部に接続される一つの第1の出力端子と、を含み、
前記複数の第2の外部接続端子は、前記第2のインダクタを介して前記第2のローノイズアンプの非反転入力部に接続される一つの第2の非反転入力端子と、前記第2のローノイズアンプの反転入力部に直接接続される一つの第2の反転入力端子と、前記第2のローノイズアンプの出力部に接続される一つの第2の出力端子と、を含み、
前記第1の出力端子は、前記差動増幅回路の反転入力部に接続される端子であり、
前記第2の出力端子は、前記差動増幅回路の非反転入力部に接続される端子であり、
前記第1の半導体装置及び前記第2の半導体装置は、前記電流配線部から所定の距離以上離れて前記電流配線部に対して対称な位置に配置されて使用される、半導体装置が提供される。
一態様によれば、電流配線部から放射された電界ノイズによって、センサ装置が影響を受ける可能性を低減することができる。
センサ装置の構成の一例を模式的に示す平面図である。 センサ装置の構成の一例を模式的に示す断面図である。 センサ装置の他の構成の一例を模式的に示す断面図である。 センサ装置の回路構成の一例を示す等価回路図である。 ノイズ特性の一例を示す図である。 入力オフセットの発生メカニズムの一例を説明するための図である。 ベース電流補正回路を備えた半導体チップの回路構成の一例を示す等価回路図である。 半導体装置と電流配線部とのX軸方向での距離と、入力換算起電力変動率との関係の一例を示す図である。 半導体装置と電流配線部とのZ軸方向での距離と、入力換算起電力変動率との関係の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に従って説明する。
<第1の実施形態>
図1は、第1の実施形態に係るセンサ装置1Aの構成の一例を模式的に示す平面図である。図2は、センサ装置1AのA−Aにおける断面図である。センサ装置1Aは、電流配線部2に流れる電流13によりつくられる磁束密度を非接触で検出するセンサ装置の一例である。センサ装置1Aは、例えば、電流配線部2と、第1の半導体装置3と、第2の半導体装置4と、基板5とを備える。
電流配線部2は、電流13が流れる導体である。電流13は、交流電流である。電流配線部2は、基板5の表面を対向して見ると(例えば、基板5の第1の表面9の法線方向から見ると)、第1の半導体装置3と第2の半導体装置4との間に接触せずに延在する。基板5の第1の表面9がXY平面に平行な場合、第1の表面9の法線方向は、Z軸に平行な方向である。電流配線部2は、例えば、基板5の第1の表面9に沿ってY軸に平行な方向に延伸する部分である。
図示の電流配線部2の断面形状は、円形であるが、電流配線部2の断面形態は、円形以外の他の形状(例えば、多角形)でもよい。また、図示の電流配線部2は、基板5の第1の表面9に接触しているが、電流配線部2は、基板5の表面又は内部に形成された導体パターンでもよいし、基板5から離れた電線部分でもよい。
第1の半導体装置3は、第1の半導体チップ31を樹脂パッケージ内に内蔵する。第1の半導体チップ31は、第1のインダクタ11が形成された第1の配線層33を有する。つまり、第1の半導体装置3は、電流配線部2の周囲に発生する磁界を検出する第1のインダクタ11が形成された第1の配線層33を内蔵する第1の半導体装置の一例である。第1の半導体装置3は、電流配線部2が延伸する方向(延伸方向6)に直交する第1の方向7の側に配置されている。
第2の半導体装置4は、第2の半導体チップ32を樹脂パッケージ内に内蔵する。第2の半導体チップ32は、第2のインダクタ12が形成された第2の配線層34を有する。つまり、第2の半導体装置4は、電流配線部2の周囲に発生する磁界を検出する第2のインダクタ12が形成された第2の配線層34を内蔵する第2の半導体装置の一例である。第2の半導体装置4は、電流配線部2の延伸方向6に直交する第2の方向8の側に配置されている。第2の方向8は、第1の方向7とは反対側の方向である。第2の半導体装置4は、第1の半導体装置3と同じ構造を有する。
第1の配線層33は、一つ又は複数の配線層から構成されたものである。例えば、第1のインダクタ11は、一つの配線層で螺旋状に形成されたコイルでもよいし、複数の配線層にわたって螺旋状に形成されたコイルでもよい。第1の配線層33は、例えば、アルミニウム配線が形成されたアルミニウム配線層である。第2の配線層34及び第2のインダクタ12についても同様である。
第1のインダクタ11は、電流13が電流配線部2に流れることにより発生する磁界の変化を検出する。第1のインダクタ11には当該磁界の変化に起因して電圧が発生し、第1のインダクタ11の両端に発生する電圧の電圧値は、電流13の電流値が高くなるほど高くなる。第2のインダクタ12についても同様である。第1のインダクタ11のインダクタンスと第2のインダクタ12のインダクタンスとを互いに等しくすることによって、電流13による磁束密度の検出誤差を低減することができる。
基板5は、第1の表面9と、第1の表面9とは反対側の第2の表面10とを有する。基板5は、例えば、プリント配線基板等の樹脂基板である。図1及び図2の場合、第1の半導体装置3と第2の半導体装置4とは、基板5に対して電流配線部2と同じ側に配置されており、より具体的には、基板5の第1の表面9に実装されている。
第1の半導体装置3と第2の半導体装置4とは、それぞれ、電流配線部2から所定の距離(以下、「距離L0」と称する)以上離れて基板5に配置されている。距離L0は、零よりも大きな長さである。
第1の半導体装置3が電流配線部2から所定の距離L0以上離れているとは、第1の半導体装置3と電流配線部2との最短距離L1が距離L0以上であることを表す。第2の半導体装置4が電流配線部2から所定の距離L0以上離れているとは、第2の半導体装置4と電流配線部2との最短距離L2が距離L0以上であることを表す。
最短距離L1は、第1の半導体装置3のパッケージ表面と電流配線部2の表面との最短距離である。第1のインダクタ11は第1の半導体装置3のパッケージ内に内蔵されているので、第1のインダクタ11の表面と電流配線部2の表面との最短距離は、最短距離L1よりも長い。同様に、最短距離L2は、第2の半導体装置4のパッケージ表面と電流配線部2の表面との最短距離である。第2のインダクタ12は第2の半導体装置4のパッケージ内に内蔵されているので、第2のインダクタ12の表面と電流配線部2の表面との最短距離は、最短距離L2よりも長い。
最短距離L1と最短距離L2とを互いに等しくすることによって、電流13による磁束密度の検出誤差を低減することができる。
本実施形態では、第1の半導体装置3と第2の半導体装置4とが、それぞれ、電流配線部2から所定の距離L0以上離れて配置されている。これにより、電流配線部2の周囲に発生した磁界の検出感度を確保した上で、高電圧が印加された電流配線部2から放射された電界ノイズがセンサ装置1Aに与える影響を低減することができる。第1の半導体装置3(又は第2の半導体装置4)が電流配線部2から距離L0未満に配置されると、電界ノイズによる高電圧が、第1の半導体装置3(又は第2の半導体装置4)のパッケージと電流配線部2との間に印加されることにより、センサ装置1Aが影響を受ける可能性が高くなる。
図8は、半導体装置と電流配線部とのX軸方向での距離と、入力換算起電力変動率との関係の一例を示す図である。図2,8に示されるx1は、半導体装置3,4のそれぞれと電流配線部2とのX軸方向での距離を表す。X軸方向は、第1の方向7と第2の方向8に平行な方向を表す。x1が0のときは、第1の半導体装置3と電流配線部2とが接触し、且つ、第2の半導体装置4と電流配線部2とが接触した状態(すなわち、最短距離L1,L2がいずれも0である状態)を表す。x1が0よりも大きな値のときは、第1の半導体装置3と第2の半導体装置4とが、それぞれ、同じ長さだけX軸方向に電流配線部2から離れている状態を表す。x1が0よりも大きな値のときは、電流配線部2は、基板5の表面を対向して見ると、半導体装置3,4に重なっていない。一方、図8の縦軸の入力換算起電力変動率は、第1のインダクタ11の両端に発生する起電力Vcoilの距離x1に対する変化率を表す。距離x1が0のとき、入力換算起電力変動率を100%とする。
なお、図8は、電流配線部2の線径が3mmのときの、距離x1に対する入力換算起電力変動率の理論値を表す。また、第1のインダクタ11の両端に発生する起電力は、第2のインダクタ12の両端に発生する起電力と同じとする。
第1のインダクタ11の両端に発生する起電力Vcoilは、ファラデーの法則に基づいて、以下の式で表すことができる。
Figure 0006952471
Nは第1のインダクタ11の巻き数、φは磁束、tは時間、Bは磁束密度、Sは第1のインダクタ11のXY平面内での面積、μは真空の透磁率、Hは電流配線部2の周囲に発生する磁界の強さを表す。Iは電流配線部2に交流で流れる電流13の電流値、rは第1のインダクタ11と電流配線部2との距離、Aは電流13の振幅、ωは角速度、fは周波数を表す。
半導体装置が受ける電界ノイズは、半導体装置と電界ノイズの発生源との間の距離の二乗分の1に比例する。よって、距離x1が大きくなるほど、半導体装置3,4のインダクタに入力される電界ノイズは小さくなるので、半導体装置3,4が電界ノイズから影響を受ける可能性は低減する。一方、上式及び図8に示されるように、起電力Vcoilは、距離x1に反比例するので、距離x1が大きくなるほど、起電力Vcoilも小さくなってしまう。
しかしながら、センサ装置1Aに使用される半導体装置3,4では、起電力Vcoilを増幅する素子がバイポーラ素子であるので、後述の通り、フリッカーノイズを低減することができる。したがって、本実施形態によれば、半導体装置3,4が電流配線部2から所定の距離L0(例えば、3mm)以上離れることにより起電力Vcoilが小さくなっても、起電力Vcoilがフリッカーノイズにより正しく検出できなくなる可能性を低減することができる。
また、本実施形態では、第1のインダクタ11と第2のインダクタ12とは、一つの半導体装置に内蔵されているのではなく、別々の半導体装置に内蔵されている。これにより、第1の半導体装置3と第2の半導体装置4とを、それぞれ、電流配線部2から所定の距離L0以上離したまま、第1の半導体装置3の基板5上での配置方向と、第2の半導体装置4の基板5上での配置方向とを、別々にレイアウトすることができる。例えば、第1の半導体装置3の長手方向を電流配線部2の延伸方向6に平行にレイアウトすることができ、且つ、第2の半導体装置4の長手方向を延伸方向6に直交する方向に平行にレイアウトすることができる。
<第2の実施形態>
図3は、第2の実施形態に係るセンサ装置1Bの断面図である。電流配線部2は、基板5の表面を対向して見ると(例えば、基板5の第1の表面9の法線方向から見ると)、第1の半導体装置3と第2の半導体装置4との間に接触せずに延在する。センサ装置1Bの構成及び効果のうちセンサ装置1Aと同様の点については、センサ装置1Aについての上述の説明を援用する。
センサ装置1Bでは、電流配線部2は基板5の第1の表面9側に配置され、第1の半導体装置3及び第2の半導体装置4は、第2の表面10側に配置されている。センサ装置1Bでも、第1の半導体装置3と第2の半導体装置4とは、それぞれ、電流配線部2から所定の距離L0以上離れて基板5に配置されている。センサ装置1Bでは、第1の半導体装置3及び第2の半導体装置4が基板5を挟んで電流配線部2とは反対側に配置されている。よって、基板5は、電流配線部2から放射された電界ノイズから、第1の半導体装置3及び第2の半導体装置4を絶縁できる。その結果、センサ装置1Bの受ける電界ノイズの影響を低減することができる。
なお、図3に示されるセンサ装置1Bでは、基板5の表面に対向して基板5を透過して見るとき、電流配線部2は、半導体装置3,4に重なっていない。しかしながら、半導体装置3,4が電流配線部2から所定の距離L0以上離れていれば、基板5の表面に対向して基板5を透過して見るとき、電流配線部2が半導体装置3,4に重なっていても、センサ装置1Bの受ける電界ノイズの影響を低減することができる。なぜなら、半導体装置3,4と基板5との間を少なくとも基板5の板厚分だけ離すことができるからである。例えば図3において、半導体装置3,4の少なくとも一方が、基板5を挟んで電流配線部2の真下に位置していてもよい。
図9は、半導体装置と電流配線部とのZ軸方向での距離と、入力換算起電力変動率との関係の一例を示す図である。図3,9に示されるz1は、半導体装置3,4のそれぞれと電流配線部2とのZ軸方向での距離を表す。Z軸方向は、第1の表面9の法線方向に平行な方向を表す。z1が0のときは、第1の半導体装置3と電流配線部2とが接触し、且つ、第2の半導体装置4と電流配線部2とが接触した状態を表す。z1が0よりも大きな値のときは、第1の半導体装置3と第2の半導体装置4とが、それぞれ、同じ長さだけZ軸方向に電流配線部2から離れている状態を表す。z1が0よりも大きな値のときは、電流配線部2は、基板5の表面を透過的に対向して見ると、半導体装置3,4に重なっていない。一方、図9の縦軸の入力換算起電力変動率は、第1のインダクタ11の両端に発生する起電力Vcoilの距離z1に対する変化率を表す。距離z1が0のとき、入力換算起電力変動率を100%とする。
なお、図9は、電流配線部2の線径が3mmのときの、距離z1に対する入力換算起電力変動率の理論値を表す。また、基板5の板厚は0.8mmであり、第1の半導体装置3の底面から第1のインダクタ11までの高さは1mmである。また、第1のインダクタ11の両端に発生する起電力は、第2のインダクタ12の両端に発生する起電力と同じとする。
第1の実施形態と同様に、距離z1が大きくなるほど、半導体装置3,4のインダクタに入力される電界ノイズは小さくなるが、起電力Vcoilも小さくなってしまう。しかしながら、センサ装置1Bに使用される半導体装置3,4では、起電力Vcoilを増幅する素子がバイポーラ素子であるので、後述の通り、フリッカーノイズを低減することができる。したがって、本実施形態によれば、半導体装置3,4が電流配線部2から所定の距離L0(例えば、3mm)以上離れることにより起電力Vcoilが小さくなっても、起電力Vcoilがフリッカーノイズにより正しく検出できなくなる可能性を低減することができる。
<センサ装置の回路構成>
図4は、センサ装置1の回路構成の一例を模式的に示す等価回路図である。センサ装置1は、センサ装置1A又はセンサ装置1Bの一例である。センサ装置1は、第1の半導体装置3と、第2の半導体装置4と、帰還抵抗14と、差動回路17とを備える。電流配線部2及び基板5の図示は、省略されている。帰還抵抗14及び差動回路17は、例えば、基板5に実装されている。帰還抵抗14は、3つの抵抗14a,14b,14cとを有する。
第1の半導体装置3は、第1のインダクタ11と、第1のインダクタ11に発生する電圧を増幅する第1の増幅部15とを内蔵する。第1の増幅部15は、例えば、ローノイズアンプ(LNA)である。第1の半導体装置3は、非反転入力端子IN+と、反転入力端子IN−と、出力端子Voとを外部接続端子として備える。
第1のインダクタ11の一端は、非反転入力端子IN+を介してバイアス電圧Vbの電圧源に接続され、第1のインダクタ11の他端は、第1の増幅部15の非反転入力部に接続されている。第1の増幅部15の反転入力部は、反転入力端子IN−を介して、抵抗14bの一端と抵抗14aの一端との接続点に接続されている。第1の増幅部15の出力部は、抵抗14aを介して第1の増幅部15の反転入力部に接続されているとともに、出力端子Voを介して差動回路17の非反転入力部に接続されている。
第2の半導体装置4は、第2のインダクタ12と、第2のインダクタ12に発生する電圧を増幅する第2の増幅部16とを内蔵する。第2の増幅部16は、例えば、ローノイズアンプ(LNA)である。第2の半導体装置4は、非反転入力端子IN+と、反転入力端子IN−と、出力端子Voとを外部接続端子として備える。
第2のインダクタ12の一端は、非反転入力端子IN+を介してバイアス電圧Vbの電圧源に接続され、第2のインダクタ12の他端は、第2の増幅部16の非反転入力部に接続されている。第2の増幅部16の反転入力部は、反転入力端子IN−を介して、抵抗14bの他端と抵抗14cの一端との接続点に接続されている。第2の増幅部16の出力部は、抵抗14cを介して第2の増幅部16の反転入力部に接続されているとともに、出力端子Voを介して差動回路17の反転入力部に接続されている。
差動回路17は、抵抗18,19,21,22と、オペアンプ20とを有する。オペアンプ20の反転入力部は、抵抗18を介して、第1の半導体装置3の出力端子Voに接続されている。オペアンプ20の非反転入力部は、抵抗21を介して、第2の半導体装置4の出力端子Voに接続されている。オペアンプ20の非反転入力部は、抵抗22を介して、バイアス電圧Vbの電圧源に接続されている。オペアンプ20の出力端子は、抵抗19を介してオペアンプ20の非反転入力部に接続されているとともに、アナログ電圧をデジタル電圧に変換するADC(Analog-to-digital Converter)に接続されている。
差動回路17は、マイクロコンピュータに内蔵された回路でもよいし、汎用のオペアンプ20と外付け抵抗18,19,21,22との組み合わせ回路でもよい。ADCは、マイクロコンピュータに内蔵されたADコンバータでもよいし、汎用のADコンバータでもよい。センサ装置1は、電流配線部2を流れる電流13によりつくられる磁束密度を検出する。
<1/fノイズの特性>
数kHz以上の熱雑音は勿論の事、商用電源の周波数領域(50Hz〜60Hz)のノイズも考慮する必要がある場合、低周波(DC〜数kHz)の1/fノイズ(フリッカーノイズ)を特に低減することが望まれる。
本実施形態では、第1の半導体装置3は、バイポーラ素子を含んで構成された第1の増幅部15を有し、第2の半導体装置4は、バイポーラ素子を含んで構成された第2の増幅部16とを有する。バイポーラプロセスでオペアンプ(第1の増幅部15及び第2の増幅部16の例)を形成した場合、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)プロセスでオペアンプを形成した場合に比べて、1/fノイズを低減可能である(図5参照)。
図5において、「Bip−1/f」は、オペアンプをバイポーラプロセスで形成した場合を示し、「CMOS−1/f」は、オペアンプをCMOSプロセスで形成した場合を示す。
このように、バイポーラプロセスでオペアンプ(第1の増幅部15及び第2の増幅部16の例)を形成した場合、1/fノイズを低減することができる。よって、第1の増幅部15及び第2の増幅部16で増幅された信号のSN比が向上し、次段のADCでの信号処理に与える影響(例えば、ADCの出力誤差)が低減する。
<インダクタでのノイズ低減>
センサ素子である第1のインダクタ11及び第2のインダクタ12は、アルミニウム配線で形成されている場合、抵抗成分を有することがある。この抵抗成分が熱雑音のノイズ源となりうるので、熱雑音が第1の増幅部15及び第2の増幅部16で増幅されて、SN比を悪化させることがある。
SN比の悪化を抑えるため、例えば、第1のインダクタ11及び第2のインダクタ12を構成するアルミニウム配線の純度を高くする。これにより、第1のインダクタ11及び第2のインダクタ12の等価抵抗成分を下げることができるので、SN比の悪化を抑えることができる。
本実施形態では、第1のインダクタ11は、第1の増幅部15と同じ第1の半導体チップ31にバイポーラプロセスで形成され、第2のインダクタ12は、第2の増幅部16と同じ第2の半導体チップ32にバイポーラプロセスで形成されている。
<入力電流の低減>
CMOS素子は電圧駆動素子のため、入力インピーダンスは非常に高い(入力電流は、数pAレベル)。一方、バイポーラ素子は電流駆動素子のため、ベースに数n〜数百nAの電流が供給されなければ、バイポーラトランジスタは動作しない。このように、バイポーラ素子の入力電流は、CMOS素子の入力電流よりも大きくなる。このため、バイポーラ素子の入力電流であるベース電流Ibがインダクタの抵抗Rsに流れることにより、抵抗Rsの両端にオフセット電圧(Rs×Ib)が発生する(図6参照)。その結果、第1の増幅部15に入力されるオフセット電圧(入力オフセット電圧ΔVi)と、第1の増幅部15から出力されるオフセット電圧(出力オフセット電圧ΔVo)とが高くなってしまう。第2の増幅部16についても同様である。
例えば、ベース電流Ibの電流値が100nA,抵抗Rsの抵抗値が10kΩとした場合、抵抗Rsの両端に発生するオフセット電圧ΔVRsは、1mVとなる。したがって、増幅部の増幅度を100倍とすると、出力オフセット電圧ΔVoは、100mV(=1mV×100)となる。
出力オフセット電圧ΔVoが大きくなりすぎると、増幅部のオペアンプの出力動作点がずれるため、ADCの入力動作範囲に影響を与えるおそれがある。
本実施形態では、この対策として、第1の半導体装置3は、第1のベース電流補正回路を内蔵し、第2の半導体装置4は、第2のベース電流補正回路を内蔵する。図7は、第1の半導体装置3内の第1の増幅部15のベース電流を補正する第1のベース電流補正回路28を示す。なお、第2の半導体装置4内の第2の増幅部16のベース電流を補正する第2のベース電流補正回路も、第1のベース電流補正回路28と同一の構成及び機能を有するので、第2の半導体装置4内の第2の増幅部16のベース電流を補正する第2のベース電流補正回路の図示は省略する。
第1のベース電流補正回路28は、第1の増幅部15に含まれるバイポーラトランジスタのベース電流Ib1aとは逆向きの補正電流Ib1bを発生させることによって、第1のインダクタ11を流れる電流Ibを低減する。ベース電流Ib1aの電流値は、補正電流Ib1bの電流値とほぼ等しいことが好適である。第1のベース電流補正回路28が設けられることにより、第1のインダクタ11を流れる電流Ibの電流値を、数pA〜数百pAまで抑えることができる。よって、第1の増幅部15の入力オフセット電圧ΔViを低減することができ、第1の増幅部15の出力オフセット電圧ΔVoを低減することができる。第2の増幅部16についても同様である。その結果、増幅部のオペアンプの出力動作点のずれを抑え、ADCの入力動作範囲に与える影響を抑えることができる。
なお、図7において、第1の増幅部15は、定電流源23と、差動対を構成する一対のPNP型バイポーラトランジスタ24,25と、カレントミラーを構成する一対のNPN型のバイポーラトランジスタ26,27とを有する。定電流源23は、一対のバイポーラトランジスタ24,25のエミッタに接続され、定電流Ioを一対のバイポーラトランジスタ24,25に流す。バイポーラトランジスタ24のベースには、ベース電流Ib1aが流れ、バイポーラトランジスタ25のベースには、ベース電流Ib2が流れる。差動対を構成する一対のバイポーラトランジスタ24,25のコレクタには、カレントミラーを構成する一対のNPN型のバイポーラトランジスタ26,27が接続される。第2の増幅部16についても同様である。
以上、センサ装置、半導体装置及び半導体チップを実施形態により説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。他の実施形態の一部又は全部との組み合わせや置換などの種々の変形及び改良が、本発明の範囲内で可能である。
例えば、インダクタと、当該インダクタに発生する電圧を増幅する増幅部とは、共通の半導体チップに形成されてもよいが、別々の半導体チップに形成されてもよい。
また、センサ装置の実施形態は、複数の半導体装置を用いて差動形式で磁束密度を検出する形態に限られず、一つの半導体装置を用いてシングルエンド形式で磁束密度を検出する形態でもよい。センサ装置が一つの半導体装置を用いてシングルエンド形式で磁束密度を検出する場合、例えば、図2又は図3の構成から第2の半導体装置4が取り除かれた構成が考えられる。この場合、第2の半導体装置4は、電流配線部2から距離L0以上離れて基板5に配置され、電流配線部2は、基板5の表面を対向して見ると(例えば、基板5の第1の表面9の法線方向から見ると)、第1の半導体装置3に重ならずに延在する。
1,1A,1B センサ装置
2 電流配線部
3 第1の半導体装置
4 第2の半導体装置
5 基板
9 第1の表面
10 第2の表面
11 第1のインダクタ
12 第2のインダクタ
14 帰還抵抗
15 第1の増幅部
16 第2の増幅部
17 差動回路
31 第1の半導体チップ
32 第2の半導体チップ
33 第1の配線層
34 第2の配線層

Claims (3)

  1. 電流配線部を流れる電流による磁束密度を差動増幅回路により検出するセンサ装置に使用される半導体装置であって、
    前記半導体装置は、
    前記電流配線部の周囲に発生する磁界を検出する一つの第1のインダクタと、前記第1のインダクタに発生する電圧を増幅するバイポーラ素子を含む一つの第1のローノイズアンプと、複数の第1の外部接続端子と、を有する第1の半導体装置と、
    前記電流配線部の周囲に発生する磁界を検出する一つの第2のインダクタと、前記第2のインダクタに発生する電圧を増幅するバイポーラ素子を含む一つの第2のローノイズアンプと、複数の第2の外部接続端子と、を有する第2の半導体装置と、
    を含み、
    前記第1のローノイズアンプ前記第1のインダクタは、前記第1の半導体装置内にあり、
    前記第2のローノイズアンプと前記第2のインダクタは、前記第2の半導体装置内にあり、
    前記複数の第1の外部接続端子は、前記第1のインダクタを介して前記第1のローノイズアンプの非反転入力部に接続される一つの第1の非反転入力端子と、前記第1のローノイズアンプの反転入力部に直接接続される一つの第1の反転入力端子と、前記第1のローノイズアンプの出力部に接続される一つの第1の出力端子と、を含み、
    前記複数の第2の外部接続端子は、前記第2のインダクタを介して前記第2のローノイズアンプの非反転入力部に接続される一つの第2の非反転入力端子と、前記第2のローノイズアンプの反転入力部に直接接続される一つの第2の反転入力端子と、前記第2のローノイズアンプの出力部に接続される一つの第2の出力端子と、を含み、
    前記第1の出力端子は、前記差動増幅回路の反転入力部に接続される端子であり、
    前記第2の出力端子は、前記差動増幅回路の非反転入力部に接続される端子であり、
    前記第1の半導体装置及び前記第2の半導体装置は、前記電流配線部から所定の距離以上離れて前記電流配線部に対して対称な位置に配置されて使用される、半導体装置。
  2. 前記所定の距離は、3mmである、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記対称な位置は、基板を挟んで前記電流配線部とは反対側の位置である、請求項1又は2に記載の半導体装置。
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