JP6805962B2 - 磁気センサ - Google Patents

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Description

本発明は磁気センサに関し、特に、回路基板にセンサチップが搭載されてなる磁気センサに関する。
磁気抵抗素子などを用いた磁気センサは、電流計や磁気エンコーダなどに広く用いられている。磁気センサには、センサチップに磁束を集めるための磁性体ブロックが設けられることがあり、この場合、磁性体ブロックはセンサチップの素子形成面に載置される(特許文献1参照)。
特開2009−276159号公報
しかしながら、一般にセンサチップは小型であることから、センサチップ上に磁性体ブロックを載置することは必ずしも容易でない。また、センサチップに対する磁性体ブロックの固定位置は、検出精度に大きく影響することから、非常に高い取り付け精度が要求されるという問題もあった。
したがって、本発明は、磁性体ブロックを用いることなく、高感度且つ高精度な磁気検出を行うことが可能な磁気センサを提供することを目的とする。
本発明による磁気センサは、複数のランドパターン及びダミーパターンを有する回路基板と、磁気検出素子及び複数の端子電極が形成された素子形成面を有し、前記素子形成面が前記複数のランドパターン及びダミーパターンを覆うよう、前記回路基板に搭載されたセンサチップとを備え、前記複数のランドパターン及び前記ダミーパターンは、いずれもニッケルを含み、前記複数のランドパターンは、前記複数の端子電極にそれぞれ接続され、前記ダミーパターンは、前記複数のランドパターンよりも前記磁気検出素子の近傍に位置することを特徴とする。
本発明によれば、ニッケルを含むダミーパターンが集磁体として機能することから、磁性体ブロックを別途用いることなく、磁界の検出感度を高めることができる。しかも、ダミーパターンと複数のランドパターンは、回路基板の製造工程において同時に形成されるものであることから、センサチップを回路基板に表面実装する際に生じるハンダのセルフアライメント効果によって、磁気検出素子とダミーパターンの位置関係を正しく制御することが可能となる。
本発明において、磁気検出素子は第1及び第2の磁気検出素子を含み、ダミーパターンは、平面視で第1の磁気検出素子と第2の磁気検出素子の間に位置するものであっても構わない。これによれば、ダミーパターンによって集磁された磁束が第1の磁気検出素子と第2の磁気検出素子に分配されることから、磁界強度に応じた差動信号を得ることが可能となる。
この場合、第1及び第2の磁気検出素子は第1の方向に配列されており、複数のランドパターンは、ダミーパターンから見て第1の方向に位置する領域を避けて配置されていても構わない。これによれば、複数のランドパターンの集磁効果による検出精度の低下を抑制することが可能となる。
本発明において、ダミーパターンは電気的にフローティング状態であっても構わない。これによれば、ダミーパターンに電流が流れないため、ダミーパターンに電流が流れることによって生じる磁束がノイズとなることがない。
本発明において、複数のランドパターン及びダミーパターンは、いずれも銅層とニッケル層が積層された構造を有していても構わない。これによれば、集磁体としての機能を確保しつつ、導体パターンに求められる低抵抗を実現することが可能となる。この場合、ニッケル層の厚みは10〜100μmの範囲とすることが好ましい。これによれば、集磁体としての機能を十分に確保しつつ、回路基板の製造コストの増大を抑制することが可能となる。
このように、本発明によれば、センサチップに磁性体ブロックを後付けすることなく、高感度且つ高精度な磁気検出を行うことが可能となる。
図1は、本発明の好ましい実施形態による磁気センサ10の構成を示す略断面図である。 図2(a)はセンサチップ30の素子形成面31の構成を説明するための模式的な平面図であり、図2(b)は回路基板20の搭載面21の構成を説明するための模式的な平面図である。 図3は、端子電極E11〜E16と磁気検出素子R1〜R4との接続関係を説明するための回路図である。 図4は、センサチップ30の模式的な断面図である。 図5は、回路基板20の搭載面21に設けられる導体パターン40の層構成を説明するための模式的な断面図である。 図6は、ダミーパターンDによる集磁効果を説明するための図である。 図7は、第1の変形例を説明するための略平面図であり、(a)はセンサチップ30の素子形成面31を示し、(b)は回路基板20の搭載面21を示している。 図8は、第2の変形例を説明するための略平面図であり、(a)はセンサチップ30の素子形成面31を示し、(b)は回路基板20の搭載面21を示している。 図9は、第3の変形例を説明するための略平面図であり、(a)はセンサチップ30の素子形成面31を示し、(b)は回路基板20の搭載面21を示している。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の好ましい実施形態による磁気センサ10の構成を示す略断面図である。
図1に示すように、本実施形態による磁気センサ10は、回路基板20と、回路基板20の搭載面21に搭載されたセンサチップ30を備える。回路基板20は、樹脂などの絶縁性基体に配線パターンが形成された基板であり、一般的なプリント基板やインターポーザ基板などを用いることができる。回路基板20の搭載面21にはランドパターンE21〜E26やダミーパターンDなどの導体パターンが設けられている。一方、センサチップ30は、磁気検出素子R1〜R4及び端子電極E11〜E16が形成された素子形成面31を有し、素子形成面31が回路基板20の搭載面21と向かい合うよう、フェイスダウン形式で回路基板20に搭載されている。
図2(a)はセンサチップ30の素子形成面31の構成を説明するための模式的な平面図であり、図2(b)は回路基板20の搭載面21の構成を説明するための模式的な平面図である。
図2(a)に示すように、センサチップ30の素子形成面31はxy面を構成しており、y方向に延在する4つの磁気検出素子R1〜R4が形成されている。磁気検出素子R1〜R4は、磁束密度によって物理特性の変化する素子であれば特に限定されないが、磁界の向きに応じて電気抵抗が変化する磁気抵抗素子(MR素子)を用いることが好ましい。磁気検出素子R1〜R4の磁化固定方向は、図2(a)の矢印Aが示す方向(x方向におけるプラス側)に全て揃えられている。本実施形態では、磁気検出素子R1,R2がy方向に配列され、磁気検出素子R3,R4がy方向に配列され、磁気検出素子R1,R3がx方向に配列され、磁気検出素子R2,R4がx方向に配列されている。
さらに、センサチップ30の素子形成面31には、6つの端子電極E11〜E16が設けられている。これら端子電極E11〜E16は、図1に示すように、ハンダSを介してそれぞれ対応するランドパターンE21〜E26に接続される。但し、端子電極E11〜E16とランドパターンE21〜E26の接続をハンダSによって行うことは必須でなく、他の導電性接合物、例えば、金ボール、金バンプなどを用いても構わない。本実施形態においては、端子電極E11〜E13が素子形成面31のエッジy1に沿ってy方向にほぼ等間隔に配置され、端子電極E14〜E16が素子形成面31のエッジy2に沿ってy方向にほぼ等間隔に配置されている。ここで、エッジy1とは、x方向における一端側に位置し、y方向に延在するエッジである。また、エッジy2とは、x方向における他端側に位置し、y方向に延在するエッジである。
図2(b)に示すように、回路基板20の搭載面21はxy面を構成しており、センサチップ30が搭載される搭載領域30aを有している。搭載領域30aの内部には、6つのランドパターンE21〜E26とダミーパターンDが設けられている。したがって、センサチップ30が回路基板20の搭載領域30aに搭載されると、ランドパターンE21〜E26及びダミーパターンDは、いずれもセンサチップ30の素子形成面31によって覆われることになる。ランドパターンE21〜E26は、配線を介して他の回路に接続され、或いは、所定の電位が与えられる。これに対し、ダミーパターンDは、他の配線パターンに接続されない独立パターンであり、したがって電気的にはフローティング状態である。
ダミーパターンDはy方向に延在する導体パターンであり、そのx方向における幅は、磁気検出素子R1,R3(又は磁気検出素子R2,R4)のx方向における間隔よりもやや大きい。図2(b)には、搭載領域30aにセンサチップ30を搭載した場合に、平面視(z方向から見て)で磁気検出素子R1〜R4と重なる位置が示されており、ダミーパターンDは、磁気検出素子R1,R3に挟まれ、且つ、磁気検出素子R2,R4に挟まれる位置に設けられていることが分かる。このように、本実施形態においては、ダミーパターンDと磁気検出素子R1〜R4は平面視で重ならないものの、平面視でダミーパターンDのx方向における一方側(右側)の近傍に磁気検出素子R1,R2が位置し、平面視でダミーパターンDのx方向における他方側(左側)の近傍に磁気検出素子R3,R4が位置する。
図3は、端子電極E11〜E16と磁気検出素子R1〜R4との接続関係を説明するための回路図である。
図3に示すように、磁気検出素子R1は端子電極E11,E14間に接続され、磁気検出素子R2は端子電極E12,E13間に接続され、磁気検出素子R3は端子電極E13,E14間に接続され、磁気検出素子R4は端子電極E11,E12間に接続されている。ここで、端子電極E11には電源電位Vccが与えられ、端子電極E13には接地電位GNDが与えられる。これにより、磁気検出素子R1〜R4は差動ブリッジ回路を構成し、磁束密度に応じた磁気検出素子R1〜R4の電気抵抗の変化が端子電極E12,E14に現れることになる。
端子電極E12,E14から出力される差動信号は、回路基板20又はその外部に設けられた差動アンプ60に入力される。差動アンプ60の出力信号は、端子電極E15にフィードバックされる。図3に示すように、端子電極E15と端子電極E16との間には補償コイルCが接続されており、これにより、補償コイルCは差動アンプ60の出力信号に応じた磁界を発生させる。かかる構成により、磁束密度に応じた磁気検出素子R1〜R4の電気抵抗の変化が端子電極E12,E14に現れると、磁束密度に応じた電流が補償コイルCに流れ、逆方向の磁束を発生させる。これにより、外部磁束が打ち消される。そして、差動アンプ60から出力される電流を検出回路70によって電流電圧変換すれば、外部磁束の強さを検出することが可能となる。
図4は、センサチップ30の模式的な断面図である。図4に示す例では、センサチップ30を構成する基板33の表面に、補償コイルC及び磁気検出素子R1〜R4がこの順に積層されている。補償コイルCは絶縁層34によって覆われ、磁気検出素子R1〜R4は絶縁層35によって覆われている。このように、センサチップ30の素子形成面31は多層構造を有していても構わない。換言すれば、素子形成面31とはある特定の一表面のみを指すものではなく、多層構造を有している場合にはxy面を構成する各表面、例えば、基板33の表面、絶縁層34の表面、絶縁層35の表面がそれぞれ素子形成面31を構成する。
図5は、回路基板20の搭載面21に設けられる導体パターン40の層構成を説明するための模式的な断面図である。
導体パターン40は、フォトリソグラフィ法やめっき法などを用いて回路基板20の搭載面21に形成されるパターンであり、上述したランドパターンE21〜E26やダミーパターンDも導体パターン40の一部である。図5に示すように、導体パターン40は銅(Cu)からなる銅層41、ニッケル(Ni)からなるニッケル層42および金(Au)からなる金層43がこの順に積層された構造を有している。銅層41は主たる導体として機能する部分であり、ニッケル層42はバリア層として機能する部分であり、金層43は防錆層として機能するとともにハンダSに対する濡れ性を確保するために設けられる部分である。
本実施形態においては、ダミーパターンDに含まれるニッケル層42が集磁体として機能する。つまり、本実施形態においては、バリアメタルであるニッケルの磁気特性を利用することによって磁束を集め、これを磁気検出素子R1〜R4に供給することによって、検出感度を高めている。具体的には、図6に示すようにz方向の外部磁界が存在する場合、磁束φがダミーパターンDに集められ、これが左右、つまり、x方向における一方側(右側)に位置する磁気検出素子R1,R2と、x方向における他方側(左側)に位置する磁気検出素子R3,R4に均等に分配される。そして、磁気検出素子R1〜R4の磁化固定方向は同一方向に揃えられていることから、これにより得られる差動信号がブリッジ回路によって2倍に増幅されることになる。
ニッケル層42による集磁効果を十分に得るためには、一般的な回路基板よりもニッケル層42の厚みを厚く設計することが望ましい。一般的な回路基板におけるニッケル層の厚みは例えば数μm程度であるが、十分な集磁効果を得るためには、ニッケル層42の厚みを10μm以上とすることが好ましい。集磁効果はニッケル層42の厚みが厚くなるほど高くなるが、回路基板20の生産性やコストを考慮すれば、ニッケル層42の厚みを100μm以下とすることが好ましい。実際には、ニッケル層42の厚みを20μm以上、40μm以下程度とすれば、集磁効果と生産性及びコストのバランスを取ることができる。
ニッケル層42による集磁効果は、ダミーパターンDにおいて必要である一方、ダミーパターンD以外の他の導体パターン40、例えばランドパターンE21〜E26においては不要である。しかしながら、各導体パターン40は回路基板20の製造工程において同時に形成されるため、各パターンの層構成は互いに同じとなる。このため、複数の導体パターン40を同時に形成する場合、ダミーパターンDに集磁効果を持たせると、ランドパターンE21〜E26についても不可避的に集磁効果が現れる。尚、ダミーパターンDにおける集磁効果を選択的に高める必要がある場合には、ダミーパターンDと他の導体パターン40を別工程で形成しても構わない。
尚、磁気検出素子R1〜R4に対するダミーパターンDの平面位置がずれると、磁界の検出精度が変化してしまうが、本実施形態においてはそのようなずれがほとんど生じない。これは、磁気検出素子R1〜R4と端子電極E11〜E16が同一チップ上に形成されることから両者の位置関係にはずれがほとんど無く、且つ、ランドパターンE21〜E26とダミーパターンDを同時に形成すれば、両者の位置関係にずれがほとんど生じないからである。そして、ハンダSを用いてセンサチップ30を回路基板20に搭載すると、ハンダSのセルフアライメント効果によって、磁気検出素子R1〜R4とダミーパターンDの位置関係も設計通りの位置関係となる。これにより、磁性体ブロックをセンサチップに後付けする場合と比べて、磁界の検出精度を高めることができる。
外部磁界による磁束φは、ダミーパターンDだけでなくランドパターンE21〜E26にも吸い込まれる。ランドパターンE21〜E26に吸い込まれた磁束φが磁気検出素子R1〜R4に影響を与えると、磁界の検出精度が低下してしまう。このため、ランドパターンE21〜E26については、磁気検出素子R1〜R4からできるだけ離れた位置となるよう設計することが好ましい。本発明においては、少なくとも、ランドパターンE21〜E26よりもダミーパターンDの方が、磁気検出素子R1〜R4の近傍に位置する必要がある。
以上説明したように、本実施形態においては、回路基板20に設けられたダミーパターンDが集磁体として機能することから、磁性体ブロックなどの別部材をセンサチップ30に後付けすることなく、磁界の検出感度を高めることが可能となる。
以下、本実施形態による磁気センサ10のいくつかの変形例について説明する。
図7は第1の変形例を説明するための略平面図であり、(a)はセンサチップ30の素子形成面31を示し、(b)は回路基板20の搭載面21を示している。
図7に示す例では、センサチップ30のx方向における幅をy方向における幅よりも大きくすることによって、磁気検出素子R1〜R4とランドパターンE21〜E26の距離をより拡大している。このように、磁気検出素子R1〜R4とランドパターンE21〜E26との距離がより大きくなるレイアウトを採用すれば、ランドパターンE21〜E26に吸い込まれる磁束φに起因する検出精度の低下を抑制することが可能となる。
図8は第2の変形例を説明するための略平面図であり、(a)はセンサチップ30の素子形成面31を示し、(b)は回路基板20の搭載面21を示している。
図8に示す例では、センサチップ30を4端子構成とし、ダミーパターンDから見てx方向に位置する領域を避けてランドパターンE21〜E24を配置している。この場合、センサチップ30には端子電極E15,E16が設けられないことから、図3及び図4に示した補償コイルCをセンサチップ30に集積することはできない。このように、ダミーパターンDから見てx方向に位置する領域を避けてランドパターンE21〜E24を配置すれば、ランドパターンE21〜E24に吸い込まれる磁束φに起因する検出精度の低下がほとんど生じない。
図9は第3の変形例を説明するための略平面図であり、(a)はセンサチップ30の素子形成面31を示し、(b)は回路基板20の搭載面21を示している。
図9に示す例では、センサチップ30のy方向における幅をさらに拡大し、端子電極E11〜E13を素子形成面31のエッジx1に沿ってx方向にほぼ等間隔に配置し、端子電極E14〜E16を素子形成面31のエッジx2に沿ってx方向にほぼ等間隔に配置している。ここで、エッジx1とは、y方向における一端側に位置し、x方向に延在するエッジである。また、エッジx2とは、y方向における他端側に位置し、x方向に延在するエッジである。このように、センサチップ30をy方向に長い形状とし、短辺であるエッジx1,x2に沿って端子電極E11〜E16を配置すれば、第2の変形例と同様、ランドパターンE21〜E26に吸い込まれる磁束φに起因する検出精度の低下がほとんど生じない。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態では、ダミーパターンDを電気的にフローティング状態としているが、本発明がこれに限定されるものではない。したがって、ダミーパターンDにグランド電位などを与えても構わない。
10 磁気センサ
20 回路基板
21 搭載面
30 センサチップ
30a 搭載領域
31 素子形成面
33 基板
34,35 絶縁層
40 導体パターン
41 銅層
42 ニッケル層
43 金層
60 差動アンプ
70 検出回路
C 補償コイル
D ダミーパターン
E11〜E13 端子電極
E21〜E26 ランドパターン
R1〜R4 磁気検出素子
S ハンダ
φ 磁束

Claims (6)

  1. 複数のランドパターン及びダミーパターンを有する回路基板と、
    磁気検出素子及び複数の端子電極が形成された素子形成面を有し、前記素子形成面が前記複数のランドパターン及びダミーパターンを覆うよう、前記回路基板に搭載されたセンサチップと、を備え、
    前記複数のランドパターン及び前記ダミーパターンは、いずれもニッケルを含む互いに同じ層構成を有し、
    前記複数のランドパターンは、前記複数の端子電極にそれぞれ接続され、
    前記ダミーパターンは、前記複数のランドパターンよりも前記磁気検出素子の近傍に位置することを特徴とする磁気センサ。
  2. 前記磁気検出素子は、第1及び第2の磁気検出素子を含み、
    前記ダミーパターンは、平面視で前記第1の磁気検出素子と前記第2の磁気検出素子の間に位置することを特徴とする請求項1に記載の磁気センサ。
  3. 前記第1及び第2の磁気検出素子は、第1の方向に配列されており、
    前記複数のランドパターンは、前記ダミーパターンから見て前記第1の方向に位置する領域を避けて配置されていることを特徴とする請求項2に記載の磁気センサ。
  4. 前記ダミーパターンは、電気的にフローティング状態であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の磁気センサ。
  5. 前記複数のランドパターン及び前記ダミーパターンは、いずれも銅層とニッケル層が積層された構造を有していることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の磁気センサ。
  6. 前記ニッケル層の厚みが10〜100μmの範囲であることを特徴とする請求項5に記載の磁気センサ。
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