JP4769675B2 - 電源ノイズ測定装置,集積回路,および半導体装置 - Google Patents

電源ノイズ測定装置,集積回路,および半導体装置 Download PDF

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Description

本発明は、集積回路(例えば、LSI(Large Scale Integration))の内部において発生した電源ノイズを測定するための技術に関する。
従来から、集積回路(例えば、LSI)の内部において発生した電源ノイズを測定するために、LSIパッケージにおいて、シリコンチップの電源ノイズをプローブにより外部から直接モニタする技術がある(例えば、下記特許文献1参照)。
つまり、従来はプローブ針をLSI内部電源配線に直接当てて電源ノイズを測定していた。
特開2001−53231号公報
しかしながら、上記特許文献1のごとく、プローブ針を内部回路に直接当てて電源ノイズを測定する従来技術では、プローブ針の回路接触時にインピーダンスがかかってしまい、その結果、電圧波形が乱れて正確な波形観測(測定)ができない。
しかも、プローブ針をLSI内部回路に直接当てるために、基板に穴をあける必要もある。
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、集積回路内部において発生する電源ノイズを正確に測定できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の電源ノイズ測定装置は、集積回路の内部に配設され、該集積回路の電源電圧間に接続された第1インダクタと該集積回路の外部出力端子に両端をそれぞれ接続され該第1インダクタに対向する第2インダクタとからなる相互誘導インダクタ対と、この相互誘導インダクタ対の該第2インダクタから該外部出力端子を介して出力された電圧波形に基づいて、該集積回路の電源ノイズを測定する電源ノイズ測定部とをそなえて構成されていることを特徴としている。
なお、該相互誘導インダクタ対の該第1インダクタの該電源電圧間への接続/切断を切り替える切替部をそなえて構成されていることが好ましい。
また、上記目的を達成するために、本発明の電源ノイズ測定装置は、集積回路の内部に配設され、該集積回路の電源電圧間に接続された第1インダクタと該集積回路の外部出力端子に両端をそれぞれ接続され該第1インダクタに対向する第2インダクタとからなる第1相互誘導インダクタ対と、該集積回路の外部に設けられた可変電圧源と、該集積回路の内部に配設され、該可変電圧源に接続された第3インダクタと該集積回路の外部出力端子に両端をそれぞれ接続され該第3インダクタと対向する第4インダクタとからなる第2相互誘導インダクタ対と、該第1相互誘導インダクタ対の該第2インダクタから外部出力端子を介して出力された第1電圧波形と、該第2相互誘導インダクタ対の該第4インダクタから外部出力端子を介して出力された第2電圧波形とが同一もしくは略同一になるように該可変電圧源の電圧を調整する調整部と、この調整部によ該可変電圧源の電圧調整後の該第2電圧波形を、該集積回路の電源ノイズとして測定する電源ノイズ測定部とをそなえて構成されていることを特徴としている。
なお、該電源ノイズ測定部が、該調整部による該可変電圧源の電圧調整後の該第2電圧波形の振幅および周波数を、該電源ノイズの振幅および周波数として測定することが好ましい。
さらに、該第1相互誘導インダクタ対の該第1インダクタの該電源電圧間への接続/切断を切り替える第1切替部と、該第2相互誘導インダクタ対の該第3インダクタの該可変電圧源への接続/切断を切り替える、該第1切替部と同一構成の第2切替部とをそなえて構成されていることが好ましい。
また、上記目的を達成するために、本発明の集積回路は、電源電圧間に接続され該電源電圧によって動作する内部回路を有するものであって、該電源電圧間に接続された第1インダクタと該第1インダクタに対向する第2インダクタとからなる相互誘導インダクタ対と、この相互誘導インダクタ対の該第2インダクタの両端にそれぞれ接続され相互誘導により誘起された電圧波形を外部に出力する外部出力端子対とをそなえて構成されていることを特徴としている。
また、上記目的を達成するために、本発明の集積回路は、電源電圧間に接続された該電源電圧によって動作する内部回路を有するものであって、該電源電圧間に接続された第1インダクタと該第1インダクタに対向する第2インダクタとからなる第1相互誘導インダクタ対と、この第1相互誘導インダクタ対の該第2インダクタの両端にそれぞれ接続され相互誘導により誘起された電圧波形を外部に出力する第1外部出力端子対と、外部の可変電圧源に接続された第3インダクタと該第3インダクタに対向する第4インダクタとからなる第2相互誘導インダクタ対と、この第2相互誘導インダクタ対の該第4インダクタの両端にそれぞれ接続され相互誘導により誘起された電圧波形を外部に出力する第2外部出力端子対とをそなえて構成されていることを特徴としている。
なお、該第1相互誘導インダクタ対の該第1インダクタの該電源電圧間への接続/切断を切り替える第1切替部と、該第2相互誘導インダクタ対の該第3インダクタの該可変電圧源への接続/切断を切り替える、該第1切替部と同一構成の第2切替部とをそなえて構成されていることが好ましい。
また、上記目的を達成するために、本発明の半導体装置は、上述した集積回路と、この集積回路の該第1外部出力端子対にそれぞれ接続された複数の外部出力端子とをそなえて構成されていることを特徴としている。
また、上記目的を達成するために、本発明の半導体装置は、上述した集積回路と、この集積回路の該第1外部出力端子対および該第2外部出力端子対にそれぞれ接続された複数の外部出力端子とをそなえて構成されていることを特徴としている。
このように、本発明によれば、相互インダクタンス(相互誘導インダクタ対、もしくは、第1相互誘導インダクタ対および第2相互誘導インダクタ対)を用いて、非接触で集積回路内部に発生した電源ノイズを測定することができ、上述した従来技術のごとくプローブ針を回路に直接当てることがないので、発生している電源ノイズのノイズ波形が乱れることがなく、電源ノイズを正確に測定することができる。
しかも、集積回路の内部に相互インダクタンスを設けたので、電源ノイズの測定を非常に容易に行なうことができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
〔1〕本発明の一実施形態について
まず、図1を参照しながら、本発明の一実施形態としての電源ノイズ測定装置1aについて説明する。この図1に示すように、本電源ノイズ測定装置1aは、チップ(図中“Chip”と表記;集積回路(例えばLSI(Large Scale Integration)))10の内部において発生する電源ノイズを測定するものであり、第1相互誘導インダクタ対(相互誘導インダクタ対)2,第2相互誘導インダクタ対3,可変電圧源4,第1測定部5,第2測定部(電源ノイズ測定部)6,および調整部7をそなえて構成されている。
なお、チップ10は、半導体装置20に搭載されるとともに、電源電圧間(VDD−VSS間;電源−GND間)に接続され、この電源電圧によって動作する内部回路11をそなえており、この内部回路11が動作することによってVDD配線12とVSS配線13とにノイズが発生する。
そして、本電源ノイズ測定装置1aは、内部回路11近傍(図中の破線で示す領域14参照)における、内部回路11が動作することに起因した電源ノイズを測定する。つまり、第1相互誘導インダクタ対2および第2相互誘導インダクタ対3は、電源ノイズを測定したい所望の個所に配設され、ここでは内部回路11の近傍に配設されている。
より具体的には、第1相互誘導インダクタ対2および第2相互誘導インダクタ対3は、内部回路11を挟み込むように対向し、内部回路11と第1相互誘導インダクタ対2との距離と、内部回路11と第2相互誘導インダクタ対3との距離が同一になるように配設されており、このように同条件で2つの相互誘導インダクタ対2,3を配置することによって、電源ノイズをより正確に測定することができる。
図2に図1における内部回路11近傍の拡大図(つまり、第1相互インダクタ対2および第2相互インダクタ対3を説明するための図)を示す。
以下、図1および図2を参照しながら、本電源ノイズ測定装置1aの第1相互誘導インダクタ対2および第2相互誘導インダクタ対3について説明する。
第1相互誘導インダクタ対2は、チップ10内部に配設されており、電源電圧間に接続された第1インダクタ2aと、チップ10の第1外部出力端子対(外部出力端子対)15a,15bに両端をそれぞれ接続され、第1インダクタ2aに対向するように配設された第2インダクタ2bとから構成されている。
さらに、第1相互誘導インダクタ対2は、電源電圧間におけるVDD−VSSショートを回避すべく、第1インダクタ2aと直列接続された第1キャパシタ(キャパシタ)2cをそなえて構成されている。
この第1相互誘導インダクタ対2では、内部回路11の動作に起因してVDD−VSS配線にノイズが発生すると、第1インダクタ2aと第2インダクタ2bとの相互誘導により電圧誘起が起こり、誘起された電圧波形(以下、第1電圧波形という)が第2インダクタ2bから第1外部出力端子対15a,15bを介して外部に出力されるように構成されている。
なお、チップ10の第1外部出力端子対15aは半導体装置20の外部出力端子21aと接続ライン22aを通じて接続され、チップ10の第1外部出力端子対15bは半導体装置20の外部出力端子21bと接続ライン22bを通じて接続されており、これら半導体装置20の外部出力端子対21a,21bに第1測定部5が接続され、第2インダクタ2bから出力された第1電圧波形が第1測定部5によって測定される。
第2相互誘導インダクタ3は、第1相互誘導インダクタ2と同様にチップ10内部に配設されており、チップ10外部に設けられた供給電圧が可変(調整可能)な可変電圧源4に外部端子17a,17bおよび半導体装置20の該外部端子25a,25bを介して接続された第3インダクタ3aと、チップ10の第2外部出力端子対16a,16bに両端をそれぞれ接続され、第3インダクタ3aに対向するように配設された第4インダクタ3bとをから構成されている。なお、チップ10の外部端子17aと半導体装置20の外部端子25aとは接続ライン26aを介して接続され、チップ10の外部端子17bと半導体装置20の外部端子25bとは接続ライン26bを介して接続されている。
さらに、第2相互誘導インダクタ対3は、第1相互誘導インダクタ対2と同様に、第3インダクタ3aと直列接続された第2キャパシタ3cをそなえて構成されている。
この第2相互誘導インダクタ対3では、可変電圧源4からの第3インダクタ3aに対する直流成分を含む交流電圧によって、第3インダクタ3aと第4インダクタ3bとの相互誘導により電圧誘起が起こり、誘起された電圧波形(以下、第2電圧波形という)が第4インダクタ3bから第2外部出力端子対16a,16bを介して外部に出力されるように構成されている。
なお、チップ10の第2外部出力端子対16aは半導体装置20の外部出力端子23aと接続ライン24aを通じて接続され、チップ10の第2外部出力端子対16bは半導体装置20の外部出力端子23bと接続ライン24bを通じて接続されており、これら半導体装置20の外部出力端子対23a,23bに第2測定部6が接続され、第4インダクタ3bから出力された第2電圧波形が第2測定部6によって測定される。
ここで、図3に示すごとく、第1相互誘導インダクタ対2の第1インダクタ2aおよび第2インダクタ2bの回路パターンと、第2相互誘導インダクタ対3の第3インダクタ3aおよび第4インダクタ3bの回路パターンとは同一になるように構成されており、さらに、第1相互誘導インダクタ対2の第1キャパシタ2cの回路パターンと、第2相互誘導インダクタ対3の第2キャパシタ3cの回路パターンとは同一になるように構成されている。
つまり、本電源ノイズ測定装置1aにおいて、第1インダクタ2aと第3インダクタ3aとは同一の大きさ(H)であり、第2インダクタ2bと第4インダクタ3bとは同一の大きさ(H)であり、第1キャパシタ2cと第2キャパシタ3cとは同一の容量(F)である。このように、第1相互誘導インダクタ対2と第2相互誘導インダクタ対3とが同一条件下で、相互誘導により同一の電圧波形を誘起するように、第1相互誘導インダクタ対2と第2相互誘導インダクタ対3とは全く同一構成となるように構成されている。
また、図1に示すごとく、第1測定部5は、第1相互誘導インダクタ対2によって誘起され第2インダクタ2bから第1外部出力端子対15a,15bおよび半導体装置20の接続ライン22a,22b,外部出力端子対21a,21bを介して出力された第1電圧波形を測定するものである。
なお、第1測定部5は接続コネクタ(接続線)5aを介して外部出力端子21aに接続され、接続コネクタ5bを介して外部出力端子21bに接続されている。また、第1測定部5は、測定した第1電圧波形を表示する表示部5cをそなえている。
第2測定部6は、第2相互誘導インダクタ対3によって誘起され第4インダクタ3bから第2外部出力端子対16a,16bおよび半導体装置20の接続ライン24a,24b,外部出力端子対23a,23bを介して出力された第2電圧波形を測定するものである。
なお、第2測定部6は接続コネクタ6aを介して外部出力端子23aに接続され、接続コネクタ6bを介して外部出力端子23bに接続されている。また、第2測定部6は、測定した第2電圧波形を表示する表示部6cをそなえている。
調整部7は、内部回路11の動作時(電源ノイズ測定時)に、第2相互誘導インダクタ対3の第4インダクタ3bから第2外部出力端子対16a,16bおよび外部出力端子対23a,23bを介して出力され、第2測定部6によって測定された第2電圧波形が、第1測定部5によって測定された第1電圧波形と同一もしくは略同一になるように可変電圧源4の電圧を調整するものである。
そして、本電源ノイズ測定装置1aは、調整部7による可変電圧源4の調整後、第2測定部6によって測定された第2電圧波形を電源ノイズとして測定する。
つまり、第2測定部6が、調整部7によって調整された可変電圧源4の電圧に基づいてチップ10の電源ノイズを測定する電源ノイズ測定部として機能する。
より具体的には、電源ノイズ測定部としての第2測定部6は、調整部7による可変電圧源4の電圧調整後の第2電圧波形に基づいて、この第2電圧波形の振幅および周波数を、電源ノイズの振幅および周波数として測定する。
このように、本電源ノイズ測定装置1aにおいて、電源電圧間に接続された第1相互誘導インダクタ対2は、内部回路11の動作に起因するノイズを電圧波形として観測するために設けられ、これに対して、第2相互誘導インダクタ対3は、実際に発生している電源ノイズの振幅および周波数を正確に知るために設けられている。
つまり、相互インダクタンス(第1相互誘導インダクタ対2の第1インダクタ2aと第2インダクタ2bと)による波形伝達は、発生する磁束鎖交によるものであるので、インダクタンス間の距離が離れていることにより、第1測定部5によって測定された第1電圧波形は電源ノイズそのままのノイズ波形であらわれず、振幅の値が実際に発生しているノイズと若干異なる場合や、周波数が乱れて測定される第1電圧波形がいびつになる場合がある。そこで、本電源ノイズ測定装置1aは、レファレンス波形として第2電圧波形を取得すべく、もう一つの第2相互誘導インダクタ対3を搭載する。そして、第1電圧波形と第2電圧波形とが一致するように、調整部7が可変電圧源4の電圧を調整し、このときの可変電圧源4の値が実際に電源配線(VDD配線12およびVSS配線13)に発生しているノイズであるので、第2測定部6が、調整部7による電圧調整後に第2電圧波形を測定することによって、チップ11において発生している電源ノイズの実際の振幅と周波数とを高精度に得ることができる。
なお、上述のごとく本発明のチップ10は、電源ノイズを測定するために、第1相互誘導インダクタ対2,第1外部出力端子対15a,15b,第2相互誘導インダクタ対3,および第2外部出力端子対16a,16bをそなえて構成されている。
また、上述のごとく本発明の半導体装置20は、チップ10を搭載され、このチップ10における電源ノイズを測定するために、チップ10の第1外部出力端子対15a,15bおよび第2外部出力端子対16a,16bにそれぞれ接続された複数の外部出力端子21a,21b,23a,23bをそなえて構成されている。
このように、本発明の一実施形態としての電源ノイズ測定装置1aによれば、第2測定部6によって測定された第2相互誘導インダクタ対3からの第2電圧波形が、第1測定部5によって測定された第1相互誘導インダクタ対2からの第1電圧波形と同一になるように、調整部7が可変電圧源4の電圧を調整し、電源ノイズ測定部としての第2測定部6が、調整部7によって調整された可変電圧源4の電圧に基づいて、チップ10の電源ノイズを測定するので、相互インダクタンス(第1相互誘導インダクタ対2および第2相互誘導インダクタ対3)を用いて、非接触で電源ノイズを測定することができ、前述した従来技術のごとくプローブ針等を回路に直接当てることがないので測定のために実際に発生しているノイズ波形を乱すことがなく、チップ10内部で発生した電源ノイズを正確に測定することができる。
このとき、第2測定部6が調整部7による可変電圧源4の電圧調整後の第2電圧波形の振幅および周波数を、電源ノイズの振幅および周波数として測定するので、電源ノイズをより正確に且つより高精度に測定することができる。
しかも、チップ10内部に測定回路として第1相互誘導インダクタ対2および第2相互誘導インダクタ対3を設けたので、半導体装置20やチップ10に穴を開けることなく電源ノイズの測定を非常に容易に行なうことができる。また、基板に穴を開けないので、電源ノイズを測定したテスト対象のチップ10(半導体装置20)を、製品として出荷することもできる。
さらに、電源電圧間において第1相互誘導インダクタ対2の1インダクタ2aに直列接続された第1キャパシタ2cと、第2相互誘導インダクタ対3の第3インダクタ3aに直列接続された第1キャパシタ2cと同一構成の第2キャパシタ3cとをそなえて構成されているので、第1インダクタ2aによる電圧電源間のショート(短絡)の発生を抑止することができるとともに、第2相互誘導インダクタ対3が第1キャパシタ2cと同一構成の第2キャパシタ3cを同じ位置(相対位置)にそなえるので、第1相互誘導インダクタ対2と第2相互誘導インダクタ対3とが同一条件下で、相互誘導により同一の電圧波形を誘起することになり、その結果、電源ノイズをより正確に測定することができる。
また、第1相互誘導インダクタ対2の第1インダクタ2a,第2インダクタ2b,第1キャパシタ2cの回路パターンと、第2相互誘導インダクタ対3の第3インダクタ3a,第4インダクタ3b,第2キャパシタ3cの回路パターンとが同一であるので、第1相互誘導インダクタ対2と第2相互誘導インダクタ対3とが同一条件下で、相互誘導により同一の電圧波形を誘起することになり、その結果、電源ノイズをより正確に測定することができる。
さらに、上述したように第1相互誘導インダクタ対2と第2相互誘導インダクタ対3とは内部回路11に対する距離も一致するように配設されており、第1相互誘導インダクタ対2と第2相互誘導インダクタ対3との配置条件も一致させているので、測定される電源ノイズがより正確なものになる。
〔2〕本発明の変形例について
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
〔2−1〕第1変形例
例えば、上述した実施形態では、電源ノイズ測定装置1aがチップ10内に第1相互誘導インダクタ対2と第2相互誘導インダクタ対3とをそなえて構成された例をあげて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、図4に示す本発明の第1変形例としての電源ノイズ測定装置1bのごとく、チップ10内に第1相互誘導インダクタ対2のみをそなえ、第1測定部5が第1電圧波形を電源ノイズとして測定するように構成してもよい。
つまり、本発明の第1変形例としての電源ノイズ測定装置1bは、上述した電源ノイズ測定装置1aのごとく第2相互誘導インダクタ対3,可変電圧源4,第2測定部6,および調整部7をそなえずに、第1相互誘導インダクタ対2および第1測定部5のみをそなえて構成される。
つまり、電源ノイズ測定装置1bにおいて、第1相互誘導インダクタ対2が内部回路11の動作時の電源ノイズにかかる第1電圧波形を誘起し、電源ノイズ測定部として機能する第1測定部5がかかる第1電圧波形を電源ノイズとして測定する。
このように、本発明の第1変形例としての電源ノイズ測定装置1bによれば、上述した本発明の一実施形態としての電源ノイズ測定装置1aと同様の効果を得ることができる。
つまり、電源ノイズ測定装置1bによれば、相互インダクタンス(第1相互誘導インダクタ対2)を用いて、非接触で電源ノイズを測定することができるので、前述した従来技術のごとく測定のために実際に発生しているノイズ波形が乱れることがなく、チップ10内部で発生した電源ノイズを正確に測定することができる。
また、上述した電源ノイズ測定装置1aほど高精度に電源ノイズを測定することはできないが、非常に簡素な構成で実現することができるので、製造コストを大幅に削減することができる。
〔2−2〕第2変形例
また、図5に示す本発明の第2変形例としての電源ノイズ測定装置1cのごとく、上述した本発明の一実施形態としての電源ノイズ測定部1aに、さらに、第1相互誘導インダクタ対2の第1インダクタ2aの電源電圧間への接続/切断を切り替える第1切替部(切替部)8と、第2相互誘導インダクタ対3の第3インダクタ3aの可変電圧源4への接続/切断を切り替える、第1切替部8と同一構成の第2切替部9とをそなえて構成してもよい。
なお、図5は図1における領域14に相当する領域を拡大した図であり、図5において内部回路11は図示を省略している。また、図5における矢印vは電源電圧間(電源−GND間)の電位を示し、矢印v´は第2インダクタ2bおよび第4インダクタ3bそれぞれの誘起電圧を示している。
より具体的には、電源ノイズ測定装置1cは、上述した電源ノイズ測定部1aに対して第1切替部8および第2切替部9をそなえている点を除いては同一に構成されており、第1切替部8は、第1インダクタ2aのVDD配線12側(つまり、第1インダクタ2aとVDD配線12との間)にそなえられた切替トランジスタ部8aと、第1インダクタ2aのVSS配線13側端部(つまり、第1キャパシタ2cとVSS配線13との間)にそなえられた切替トランジスタ部8bとをそなえて構成されている。
また、第2切替部9は、第3インダクタ3aの一端側(つまり、第3インダクタ3aと可変電圧源4との間)にそなえられた切替トランジスタ部9aと、第3インダクタ3aの他端側(つまり、第2キャパシタ3cと可変電圧源4との間)にそなえられた切替トランジスタ部9bとをそなえて構成されている。
なお、切替トランジスタ部8aと切替トランジスタ部9aとは同一構成をしており、切替トランジスタ部8bと切替トランジスタ部9bとは同一構成をしている。
つまり、第2切替部9は、第3インダクタ3aのインピーダンスを、第1切替部8をそなえた第1インダクタ2aのインピーダンスとそろえるために配設されており、これにより、第1相互誘導インダクタ対2と第2相互誘導インダクタ対3とが同一条件下で、相互誘導により同一の電圧波形を誘起することになり、その結果、電源ノイズをより正確に測定することができる。
そして、第1切替部8の切替トランジスタ部8a,8bは、それぞれ、外部からの制御信号(選択信号)に基づいて、電源ノイズ測定時以外は、第1インダクタ2aを電源電圧間(VDD配線12およびVSS配線13)から切断し、電源ノイズ測定時には、第1インダクタ2aを電源電圧間(VDD配線12およびVSS配線13)に接続する。なお、外部からの制御信号は、チップ10および半導体装置20に設けられた外部端子(図示略)や接続ライン(図示略)を介して第1切替部8に入力される。
同様に、第2切替部9の切替トランジスタ部9a,9bは、それぞれ、外部からの制御信号に基づいて、電源ノイズ測定時以外は、第3インダクタ3aを可変電圧源4から切断し、電源ノイズ測定時には、第3インダクタ3aを可変電圧源に接続する。なお、第2切替部9は、上述のごとく第3インダクタ3aのインピーダンスを、第1切替部8をそなえた第1インダクタ2aのインピーダンスとそろえるために配設されたものであるので、第2切替部9は、制御信号を受信する機構を設けずに常に接続状態を維持するように構成してもよく、これにより制御や回路構成を簡素化できる。
また、図5に示すごとく、第1切替部8および第2切替部9のトランジスタの抵抗やインダクタンスを作る配線抵抗を考慮して、電源ノイズ測定装置1cにおいて、第1インダクタ2aおよび第3インダクタ3aは2.0(nH)、第2インダクタ2bおよび第4インダクタ3bは8.0(nH)、第1キャパシタ2cおよび第2キャパシタ3cは1.0(pF)にそれぞれ設定され、これにより、十分な振幅を得ることができるように構成されている。
このように、本発明の第2変形例としての電源ノイズ測定装置1cによれば、上述した本発明の一実施形態としての電源ノイズ測定装置1aと同様の効果を得ることができるとともに、さらに、第1切替部8によって第1相互誘導インダクタ対2の第1インダクタ2aが電源電圧間に対して切り離し可能に構成され、第2切替部9によって第2相互誘導インダクタ対3の第3インダクタ3aが可変電圧源4に対して切り離し可能に構成されているので、電源ノイズ測定時以外には、これら第1インダクタ2aおよび第3インダクタ3aを切り離しておくことにより、これら第1インダクタ2aおよび第3インダクタ3a(特に電圧電源間に接続された第1インダクタ2a)が、チップ10の通常動作時に悪影響をおよぼすおそれがなくなる。したがって、第1切替部8および第2切替部9を設けることによって、テスト用(電源ノイズ測定用)のチップ10だけではなく、製品としてのチップ10にも電源ノイズ測定装置1cとしての相互誘導インダクタ対2,3を搭載することができる。
〔2−3〕その他
また、上述した第1変形例としての電源ノイズ測定装置1bが、上述した第2変形例の電源ノイズ測定装置1cがそなえる第1切替部8をそなえて構成されてもよく、これによって、上述した第2変形例の電源ノイズ測定装置1cと同様の効果を得ることができる。
さらに、上述した実施形態では、調整部7が自動的に可変電圧源4の電圧を調整する例をあげて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、電源ノイズを測定するオペレータが手動で可変電圧源4の電圧調整を行なってもよい。この場合、オペレータは、第1測定部5の表示部5cに表示された第1電圧波形と、第2測定部6の表示部6cに表示された第2電圧波形とを目視で比較しながら、これらの波形が一致するように可変電圧源4の電圧調整を実行する。これにより、上述した実施形態と同様の効果を得ることができる。
〔3〕付記
(付記1)
集積回路の内部に配設され、該集積回路の電源電圧間に接続された第1インダクタと該集積回路の外部出力端子に両端をそれぞれ接続され該第1インダクタに対向する第2インダクタとからなる相互誘導インダクタ対と、
該相互誘導インダクタ対の該第2インダクタから該外部出力端子を介して出力された電圧波形に基づいて、該集積回路の電源ノイズを測定する電源ノイズ測定部とをそなえて構成されていることを特徴とする、電源ノイズ測定装置。
(付記2)
該相互誘導インダクタ対の該第1インダクタの該電源電圧間への接続/切断を切り替える切替部をそなえて構成されていることを特徴とする、付記1記載の電源ノイズ測定装置。
(付記3)
該電源電圧間において該相互誘導インダクタ対の該第1インダクタと直列接続されたキャパシタをそなえて構成されていることを特徴とする、付記1または付記2記載の電源ノイズ測定装置。
(付記4)
集積回路の内部に配設され、該集積回路の電源電圧間に接続された第1インダクタと該集積回路の外部出力端子に両端をそれぞれ接続され該第1インダクタに対向する第2インダクタとからなる第1相互誘導インダクタ対と、
該集積回路の外部に設けられた可変電圧源と、
該集積回路の内部に配設され、該可変電圧源に接続された第3インダクタと該集積回路の外部出力端子に両端をそれぞれ接続され該第3インダクタと対向する第4インダクタとからなる第2相互誘導インダクタ対と、
該第1相互誘導インダクタ対の該第2インダクタから外部出力端子を介して出力された第1電圧波形と、該第2相互誘導インダクタ対の該第4インダクタから外部出力端子を介して出力された第2電圧波形とが同一もしくは略同一になるように該可変電圧源の電圧を調整する調整部と、
該調整部によって調整された該可変電圧源の電圧に基づいて該集積回路の電源ノイズを測定する電源ノイズ測定部とをそなえて構成されていることを特徴とする、電源ノイズ測定装置。
(付記5)
該電源ノイズ測定部が、該調整部による該可変電圧源の電圧調整後の該第2電圧波形に基づいて該電源ノイズの振幅および周波数を測定することを特徴とする、付記4記載の電源ノイズ測定装置。
(付記6)
該第1相互誘導インダクタ対の該第1インダクタの該電源電圧間への接続/切断を切り替える第1切替部と、
該第2相互誘導インダクタ対の該第3インダクタの該可変電圧源への接続/切断を切り替える、該第1切替部と同一構成の第2切替部とをそなえて構成されていることを特徴とする、付記4または付記5記載の電源ノイズ測定装置。
(付記7)
該第1相互誘導インダクタ対の該第1インダクタおよび該第2インダクタの回路パターンと、該第2相互誘導インダクタ対の該第3インダクタおよび該第4インダクタの回路パターンとが同一であることを特徴とする、付記4〜付記6のいずれか1項に記載の電源ノイズ測定装置。
(付記8)
該電源電圧間において該第1相互誘導インダクタ対の該第1インダクタに直列接続された第1キャパシタと、
該第2相互誘導インダクタ対の該第3インダクタに直列接続された該第1キャパシタと同一構成の第2キャパシタとをそなえて構成されていることを特徴とする、付記4〜付記6のいずれか1項に記載の電源ノイズ測定装置。
(付記9)
該第1相互誘導インダクタ対の該第1インダクタ,該第1キャパシタ,および該第2インダクタの回路パターンと、該第2相互誘導インダクタ対の該第3インダクタ,該第2キャパシタおよび該第4インダクタの回路パターンとが同一であることを特徴とする、付記8記載の電源ノイズ測定装置。
(付記10)
電源電圧間に接続され該電源電圧によって動作する内部回路を有する集積回路であって、
該電源電圧間に接続された第1インダクタと該第1インダクタに対向する第2インダクタとからなる相互誘導インダクタ対と、
該相互誘導インダクタ対の該第2インダクタの両端にそれぞれ接続され相互誘導により誘起された電圧波形を外部に出力する外部出力端子対とをそなえて構成されていることを特徴とする、集積回路。
(付記11)
該相互誘導インダクタ対の該第1インダクタの該電源電圧間への接続/切断を切り替える切替部をそなえて構成されていることを特徴とする、付記10記載の集積回路。
(付記12)
該電源電圧間において該第1インダクタと直列接続されたキャパシタをそなえて構成されていることを特徴とする、付記10または付記11記載の集積回路。
(付記13)
電源電圧間に接続された該電源電圧によって動作する内部回路を有する集積回路であって、
該電源電圧間に接続された第1インダクタと該第1インダクタに対向する第2インダクタとからなる第1相互誘導インダクタ対と、
該第1相互誘導インダクタ対の該第2インダクタの両端にそれぞれ接続され相互誘導により誘起された電圧波形を外部に出力する第1外部出力端子対と、
外部の可変電圧源に接続された第3インダクタと該第3インダクタに対向する第4インダクタとからなる第2相互誘導インダクタ対と、
該第2相互誘導インダクタ対の該第4インダクタの両端にそれぞれ接続され相互誘導により誘起された電圧波形を外部に出力する第2外部出力端子対とをそなえて構成されていることを特徴とする、集積回路。
(付記14)
該第1相互誘導インダクタ対の該第1インダクタの該電源電圧間への接続/切断を切り替える第1切替部と、
該第2相互誘導インダクタ対の該第3インダクタの該可変電圧源への接続/切断を切り替える、該第1切替部と同一構成の第2切替部とをそなえて構成されていることを特徴とする、付記13記載の集積回路。
(付記15)
該第1相互誘導インダクタ対の該第1インダクタおよび該第2インダクタの回路パターンと、該第2相互誘導インダクタ対の該第3インダクタおよび該第4インダクタの回路パターンとが同一であることを特徴とする、付記13または付記14記載の集積回路。
(付記16)
該電源電圧間において該第1相互誘導インダクタ対の該第1インダクタに直列接続された第1キャパシタと、
該第2相互誘導インダクタ対の該第3インダクタに直列接続された該第1キャパシタと同一構成の第2キャパシタとをそなえて構成されていることを特徴とする、付記13または付記14記載の集積回路。
(付記17)
該第1相互誘導インダクタ対の該第1インダクタ,該第1キャパシタ,および該第2インダクタの回路パターンと、該第2相互誘導インダクタ対の該第3インダクタ,該第2キャパシタおよび該第4インダクタの回路パターンとが同一であることを特徴とする、付記16記載の集積回路。
(付記18)
付記10〜付記12のいずれか1項に記載の集積回路と、
該集積回路の該第1外部出力端子対にそれぞれ接続された複数の外部出力端子とをそなえて構成されていることを特徴とする、半導体装置。
(付記19)
付記13〜付記17のいずれか1項に記載の集積回路と、
該集積回路の該第1外部出力端子対および該第2外部出力端子対にそれぞれ接続された複数の外部出力端子とをそなえて構成されていることを特徴とする、半導体装置。
本発明の一実施形態としての電源ノイズ測定装置の構成を説明するための図である。 本発明の一実施形態としての電源ノイズ測定装置の第1相互誘導インダクタ対および第2相互誘導インダクタ対を説明するための図である。 本発明の一実施形態としての電源ノイズ測定装置の第1相互誘導インダクタ対および第2相互誘導インダクタ対の第1〜第4インダクタの回路パターンを示す図である。 本発明の第1変形例としての電源ノイズ測定装置の構成を説明するための図である。 本発明の第2変形例としての電源ノイズ測定装置の要部構成を説明するための図である。
符号の説明
1a〜1c 電源ノイズ測定装置
2 第1相互誘導インダクタ対(相互誘導インダクタ対)
2a 第1インダクタ
2b 第2インダクタ
2c 第1キャパシタ(キャパシタ)
3 第2相互誘導インダクタ対
3a 第3インダクタ
3b 第4インダクタ
3c 第2キャパシタ
4 可変電圧源
5 第1測定部(電源ノイズ測定部)
5a,5b,6a,6b 接続コネクタ
5c,6c 表示部
6 第2測定部(電源ノイズ測定部)
7 調整部
8 第1切替部(切替部)
8a,8b,9a,9b 切替トランジスタ部
9 第2切替部
10 チップ(集積回路)
11 内部回路
12 VDD配線
13 VSS配線
15a,15b 第1外部出力端子対(外部出力端子対)
16a,16b 第2外部出力端子対
17a,17b,25a,25b 外部端子
20 半導体装置
21a,21b,23a,23b 外部出力端子
22a,22b,24a,24b,26a,26b 接続ライン

Claims (10)

  1. 集積回路の内部に配設され、該集積回路の電源電圧間に接続された第1インダクタと該集積回路の外部出力端子に両端をそれぞれ接続され該第1インダクタに対向する第2インダクタとからなる相互誘導インダクタ対と、
    該相互誘導インダクタ対の該第2インダクタから該外部出力端子を介して出力された電圧波形に基づいて、該集積回路の電源ノイズを測定する電源ノイズ測定部とをそなえて構成されていることを特徴とする、電源ノイズ測定装置。
  2. 該相互誘導インダクタ対の該第1インダクタの該電源電圧間への接続/切断を切り替える切替部をそなえて構成されていることを特徴とする、請求項1記載の電源ノイズ測定装置。
  3. 集積回路の内部に配設され、該集積回路の電源電圧間に接続された第1インダクタと該集積回路の外部出力端子に両端をそれぞれ接続され該第1インダクタに対向する第2インダクタとからなる第1相互誘導インダクタ対と、
    該集積回路の外部に設けられた可変電圧源と、
    該集積回路の内部に配設され、該可変電圧源に接続された第3インダクタと該集積回路の外部出力端子に両端をそれぞれ接続され該第3インダクタと対向する第4インダクタとからなる第2相互誘導インダクタ対と、
    該第1相互誘導インダクタ対の該第2インダクタから外部出力端子を介して出力された第1電圧波形と、該第2相互誘導インダクタ対の該第4インダクタから外部出力端子を介して出力された第2電圧波形とが同一もしくは略同一になるように該可変電圧源の電圧を調整する調整部と、
    該調整部によ該可変電圧源の電圧調整後の該第2電圧波形を、該集積回路の電源ノイズとして測定する電源ノイズ測定部とをそなえて構成されていることを特徴とする、電源ノイズ測定装置。
  4. 該電源ノイズ測定部が、該調整部による該可変電圧源の電圧調整後の該第2電圧波形の振幅および周波数を、該電源ノイズの振幅および周波数として測定することを特徴とする、請求項3記載の電源ノイズ測定装置。
  5. 該第1相互誘導インダクタ対の該第1インダクタの該電源電圧間への接続/切断を切り替える第1切替部と、
    該第2相互誘導インダクタ対の該第3インダクタの該可変電圧源への接続/切断を切り替える、該第1切替部と同一構成の第2切替部とをそなえて構成されていることを特徴とする、請求項3または請求項4記載の電源ノイズ測定装置。
  6. 電源電圧間に接続され該電源電圧によって動作する内部回路を有する集積回路であって、
    該電源電圧間に接続された第1インダクタと該第1インダクタに対向する第2インダクタとからなる相互誘導インダクタ対と、
    該相互誘導インダクタ対の該第2インダクタの両端にそれぞれ接続され相互誘導により誘起された電圧波形を外部に出力する外部出力端子対とをそなえて構成されていることを特徴とする、集積回路。
  7. 電源電圧間に接続された該電源電圧によって動作する内部回路を有する集積回路であって、
    該電源電圧間に接続された第1インダクタと該第1インダクタに対向する第2インダクタとからなる第1相互誘導インダクタ対と、
    該第1相互誘導インダクタ対の該第2インダクタの両端にそれぞれ接続され相互誘導により誘起された電圧波形を外部に出力する第1外部出力端子対と、
    外部の可変電圧源に接続された第3インダクタと該第3インダクタに対向する第4インダクタとからなる第2相互誘導インダクタ対と、
    該第2相互誘導インダクタ対の該第4インダクタの両端にそれぞれ接続され相互誘導により誘起された電圧波形を外部に出力する第2外部出力端子対とをそなえて構成されていることを特徴とする、集積回路。
  8. 該第1相互誘導インダクタ対の該第1インダクタの該電源電圧間への接続/切断を切り替える第1切替部と、
    該第2相互誘導インダクタ対の該第3インダクタの該可変電圧源への接続/切断を切り替える、該第1切替部と同一構成の第2切替部とをそなえて構成されていることを特徴とする、請求項7記載の集積回路。
  9. 請求項6記載の集積回路と、
    該集積回路の該第1外部出力端子対にそれぞれ接続された複数の外部出力端子とをそなえて構成されていることを特徴とする、半導体装置。
  10. 請求項7または請求項8記載の集積回路と、
    該集積回路の該第1外部出力端子対および該第2外部出力端子対にそれぞれ接続された複数の外部出力端子とをそなえて構成されていることを特徴とする、半導体装置。
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