JP4413432B2 - レーザーパワー制御装置および光ディスク装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディジタルディスクの記録再生に使用するレーザーパワー制御装置およびこれを用いた光ディスク装置に関し、レーザーパワーを制御するレーザーパワー制御装置およびこれを用いた光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
記録・再生できるDVD−RAMディスクは、ディスク内が複数のゾーンに分割され、同一ゾーン内でのディスクの回転数は変わらないが、異なるゾーン間でのディスク回転数はそれぞれ異なる。一般に、上記の方式はゾーンCLVと呼ばれている。各ゾーン内は複数個のセクタに分割され、各セクタは、情報を記録できるデータ記録領域と、セクタのアドレスが予め記録されているアドレス領域とから、成立っている。更にこのフォーマットの特徴として、データ記録領域は、ディスクの案内溝領域(以下、グルーブと呼ぶ)と案内溝部に挟まれた領域(以下、ランドと呼ぶ)の両方に行うことが可能で、アドレス情報は上記グルーブ、ランドにまたがって2個づつ互い違いに記録されている。
【0003】
データ記録領域は上記の特殊なフォーマットを円滑に再生すべく、アドレス領域及びデータ記録領域のクロック成分の分周成分による単一のうねり(以下ウォブルと呼ぶ)をディスクのカッティング時に伴なわせ、ディスクを再生した時に、そのうねり成分がトラッキング誤差信号として検出されるしくみとなっている。
【0004】
以下に、従来の光ディスク記録再生装置について説明する。
【0005】
図11は、従来の光ディスク記録再生装置700のブロック図である。図11において、1はモーター、2は光ディスク、3は光ヘッド、4は光ヘッドからの出力信号から、再生信号、フォーカス誤差信号及びトラッキング誤差信号を作り出す再生信号/サーボ信号検出回路、5は再生信号/サーボ信号検出回路4のサーボ信号を用いて光ヘッドを制御し、更にモーター2を制御するフォーカス/トラッキング制御手段、6は再生信号を2値化する再生信号2値化回路、7は2値化された再生信号を復調して再生データを生成する復調器、8は光ヘッドの光源となるレーザーを駆動するためのレーザー駆動回路、9は変調後のデータを更にレーザー駆動回路をもってレーザーを光変調させる為の信号を生成する記録信号生成回路、10は記録するデータを変調して前記記録信号発生回路への信号を生成する変調器、11はデータの記録時・再生時のレーザーパワーを制御するパワー制御手段、12は基準クロック発生器14のクロックを元に各種ゲート信号を発生するゲート信号発生器、13は復調器7の復調された再生データのエラー量の検出及び訂正と同データ列よりアドレスを検出するエラー訂正/アドレス検出器、14はデータの記録再生の基準クロックを発生する基準クロック発生器、15はエラー訂正/アドレス検出回路に対してBER(ビットエラーレート)の測定の命令を与え、また記録パワー設定手段に対してパワー設定を行うことができ、更にユーザーインターフェースを司るCPUを、それぞれ示している。
【0006】
以上のように構成された光ディスク記録再生装置700について、以下にその動作を説明する。
【0007】
光ヘッド3により光ディスク2から読み出された出力信号は、再生信号/サーボ信号検出回路4により、それぞれ、再生信号、フォーカス誤差信号、及びトラッキング誤差信号として後段の処理回路に与えられる。フォーカス誤差信号とトラッキング誤差信号はフォーカス/トラッキング制御手段5に与えられ、同手段により光ヘッド3は常にディスクの面振れ及び偏芯に追従するように制御される。再生信号は再生信号2値化回路6に与えられ、2値化のデータ列と、同データに同期した読み取りクロックとが出力として復調器7に与えられる。基準クロック発生器14はこの装置で記録/再生するデータの変調/復調を行う為に必要な基準クロックを発生する。
【0008】
復調器7は、与えられた2値化データ列と読み取りクロックとを用いて復調規則にのっとり変換し、更に基準クロックを用いてエラー訂正/アドレス検出器に出力する。出力された再生データは後段のエラー訂正/アドレス検出器13に与えられ、同検出器によってトラック上のアドレス位置を検出する仕組である。アドレス検出信号は、ゲート信号発生器12に与えられこの信号をトラック上での位置基準として記録/再生時に必要なゲート信号を前記基準クロックを用いて生成する。
【0009】
記録データは変調器10によって変調規則にのっとり記録のデータ列に変換される。変換されたデータ列は、記録信号生成回路9によって更にレーザーを光変調させる為の信号に変換されてレーザー駆動回路8に与えられる。レーザー駆動回路8は光ヘッド3上の光源であるレーザー光を変調し、データをディスク上に記録する仕組である。このとき、CPU15によってあらかじめ設定された記録パワーにて記録が行われる。
【0010】
このような構成において、DVD−RAMディスクのセクタを記録する場合の動作を、図12を用いて説明する。DVD−RAMディスクの各ゾーン内は複数個のセクタに分割されており、さらに各セクタは、情報を記録できるデータ記録領域とセクタのアドレスが記録されているアドレス領域とを有している。図12では、ディスクからの再生信号を図12(a)に、このときのトラッキング誤差信号を図12(b)に、データ/アドレスの再生に必要な代表的なゲート信号である読み取りゲート信号を図12(c)に、アドレスの検出信号を図12(d)に、更に記録に必要な代表的なゲート信号である記録ゲート信号を図12(e)に、変調器の動作ゲート信号を図12(g)に示している。
【0011】
光ヘッドから読み出された信号は、再生信号/サーボ信号検出回路4によって、図12(a)に示す再生信号と図12(b)に示すトラッキング信号として出力される。
【0012】
任意のゾーンNに対してディスクの回転数がその目標回転数と合致していると仮定すると、データを記録しようとする目標の一つ前のセクタのアドレス検出信号を基準に目標セクタLのアドレスを読むための読み取りゲート信号が、図12の(c)−2のタイミングでアクティブ状態となる。
【0013】
復調器7は、再生信号2値化回路6からのデータとリードクロックを元に復調を行い、アドレス読み取りがエラー訂正/アドレス検出器13で行われる。アドレスが正常に読めた場合、同検出器は図12(d)に示すような信号を発生し、この信号を基準としてゲート信号発生器はデータの記録を行うべく記録ゲート信号と変調動作開始信号を(e)−1、(f)−1のタイミングでアクティブにする。記録ゲート信号によりレーザー駆動回路8は記録状態となり、変調器動作開始信号がアクティブになりデータの変調動作と記録信号生成回路9が記録信号を発生する。
【0014】
ここで記録パワーの決定方法について述べる。上記に述べたように装置はデータを記録するが記録に使用されるパワーの設定は装置で学習が行われるのが一般的である。
【0015】
記録パワーの学習の一例として図13にそのフローチャートを示す。ここではDVD−RAMでの学習の例を説明する。光ディスク装置では、記録時の設定パワーとして、記録パワーPoptと消去パワーPeoptとの2種類の学習を行う。
【0016】
装置は記録パワー学習の始まりで(S101〜S103)、仮の消去パワーとしてPe1、仮の記録パワ ーとしてPw1を設定する。このときの記録パワーPw1は、適正記録パワーから十分に低い値として、また消去パワーPe1は規格書に定められる値に近い値を設定す る。装置は、適正パワーから十分に低い記録パワーPw1と規格書に定められるパ ワーに近い消去パワーPe1からある任意のセクタの記録を行い、BERを測定する(S105)。
【0017】
次に測定されたBERが閾値C1よりも小さいか否かが判断される(S106)。上述したように記録パワーPw1が低いパワーである為、その測定値はある閾値C1より大きいと判断される(S106でNO)。次に装置は、仮の記録パワーPw1に任意の記録パワー増加分Pwsを足した値を設定して(S107)、記録を行い(S104)、同様にBERを測定する(S105)。これを繰り返して、BERがある値C1を下回ったときの記録パワーPwを求め、これにある倍率Cwをかけたものを適正記録パワーPwoptとする(S108)。
【0018】
次に適正消去パワーPeoptを求める。装置は上述するようにして決定された適正記録パワーPwoptを使用する。消去パワーの学習は適正値に近い仮の消去パワーPe1で記録を行い(S109)、BERを測定する(S110)。BERがしきい値C2を超えるか否かを判断する(S111)。
【0019】
BERがしきい値C2を超えないときは、消去パワーPe1から消去パワー減少分Pesを減算し(S112)、S109およびS110を繰り返す。このように、BERがしきい値C2を超えるを超えるときの消去パワーPeが求められる。
【0020】
求められた消去パワーPeは、消去パワー変数PeLとして記憶される(S113)。消去パワーPeを消去パワーPe1に戻す。次に消去パワーPe1で記録を行う(S114)。次にBERを測定する(S115)。次にBERがしきい値C2を超えるか否かを判定する(S116)。超えないときは、消去パワーPeに所定の値Pesを加える(S117)。BERがしきい値C2を超えるときの消去パワーPeを求め、BERがしきい値C2を超えるときの消去パワーPeと先に求めたPeLとの間の中心値を適正消去パワーPeoptとして決定する事ができる(S118)。
【0021】
上記は記録パワー学習の一例であるがこの他に、記録した信号を再生してその振幅を検出してその値が適正になるように記録パワーを学習することも可能である。
【0022】
上記やりとりがCPU15とエラー訂正/アドレス検出器13とパワー設定手段11の間で行われ、これにより適正記録パワーが決定される。
【0023】
図14は、適正な記録パワー10mWのディスクに装置で記録を行っている図である。対物レンズの出力で前記パワー制御によってレーザーパワーは10mWに制御されて記録を行っている。図14の指紋が付着していない部分では基材層の透過率が理想的には1であるので記録層での実効的な記録パワーも10mWとなり適正な記録を行うことができる。しかし、図14の右側に示すようにディスク基材の表面に指紋やゴミ等が付着すると記録層での実効的な記録パワーは、付着物の透過率の分低下し例えばその透過率を0.8とすると実効的な記録パワーが8mWとなり適正な記録ができなかった。
【0024】
次に信号の再生について図15を用いて説明する。適正な記録が行われた記録層に記録された再生信号を仮定して述べる。指紋またはゴミの付着した部分では、透過率が0.8であり光量は往復の透過率で低下するため再生信号は、正常部分の振幅を1とした時
(0.8)2=0.64の振幅で再生される。
【0025】
この為、光量の不足や再生信号振幅の変動が指紋、ゴミ等の付着部では生じ適正な記録ができている部分を再生するときでもディスク表面の付着物によってエラーを生じていた。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】
上記方法で決定された記録パワーで装置はデータの記録を行うが、その制御は、レーザー光量を一定に保つ制御である。この為、上記構成の装置においてディスク基材上に指紋またはキズ等が存在した時、または光ヘッド3が外部からの振動/衝撃等を受けデフォーカス、オフトラックを起こした時に、記録膜上での実効記録パワーが落ちて記録が正常に行われないことがある。
【0027】
図16を使ってこれを説明する。記録の動作は前述の通りであるので、説明は省略する。記録するセクタに図16で斜線で示すように指紋等の基材上の汚れがついていたとすると、その部分での記録の実効パワーは減る。このとき、同様にウォブルの信号を観測すると、その信号振幅は指紋等の汚れがついた部分では減っている。通常、書き換え型光ディスクの記録パワーマージンは10%から30%で、それ以上光量が減ると、ディスク上に正確に記録ができなくなる。記録後の再生信号波形を観測すると図16(g)に示すように、記録後の再生信号の振幅は指紋等の汚れがついた場所では減少しデータの正確な再生が困難な事態となる。
【0028】
以上まとめると、従来の装置構成においてDVD−RAMのデータの記録を行うにあたって指紋、傷等のディスク基材上の欠陥、汚れ、または光ヘッドの外部振動/衝撃によるフォーカスズレによって装置の記録が適正に行われないという問題があった。
【0029】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る光ディスク装置は、記録領域がウォブル処理されたトラックを含む光ディスクを記録あるいは再生する光ディスク装置であって、前記光ディスクから情報を読み出し、または光ディスクへ記録する光学的手段と、前記光学的手段により前記光ディスクから読み出された前記情報に基づいて前記光ディスクに含まれる前記トラック上における前記光学的手段の走査状態を表すトラッキング誤差信号を生成する信号生成手段と、前記トラッキング誤差信号からウォブル信号を抽出する抽出手段と、前記抽出手段によって抽出された前記ウォブル信号に基づいて前記ウォブル信号の振幅を表すウォブルエンベロープ電圧を検出する振幅検出手段と、前記ウォブルエンベロープ電圧の平均値をバイアス電圧として出力するバイアス発生回路と、前記バイアス電圧を”1”とした時に前記ウォブルエンベロープ電圧の正の平方根を計算し、前記計算された正の平方根の逆数を演算結果として出力する演算器と、前記演算結果に基づいて前記光学的手段が前記情報を前記光ディスクに記録する時の記録パワーを制御する記録パワー制御手段とを備え、そのことにより上記目的が達成される。
【0030】
前記光ディスク装置は、前記光ディスクの案内溝部と案内溝間部とにデータを記録可能であり、前記光ディスク装置は、前記光学的手段が走査するトラックが案内溝部か案内溝間部であるかを識別する識別手段をさらに備え、前記バイアス発生回路は、前記識別手段による識別結果に基づいて、前記案内溝部記録時用バイアス電圧および案内溝間部記録時用バイアス電圧の2種類のバイアス電圧を発生してもよい。
【0031】
本発明に係る光ディスク装置は、記録領域がウォブル処理されたトラックを含む光ディスクを記録あるいは再生する光ディスク装置であって、前記光ディスクから情報を読み出し、または光ディスクへ記録する光学的手段と、前記光学的手段により前記光ディスクから読み出された前記情報に基づいて前記光ディスクに含まれる前記トラック上における前記光学的手段の走査状態を表すトラッキング誤差信号を生成する信号生成手段と、前記トラッキング誤差信号からウォブル信号を抽出する抽出手段と、前記抽出手段によって抽出された前記ウォブル信号に基づいて前記ウォブル信号の振幅を表すウォブルエンベロープ電圧を検出する振幅検出手段と、前記ウォブルエンベロープ電圧の平均値をバイアス電圧として出力するバイアス発生回路と、前記バイアス電圧を”1”とした時に前記ウォブルエンベロープ電圧の正の平方根を計算し、前記計算された正の平方根を”1”から減算した結果に”1”を加えた値を演算結果として出力する演算器と、前記演算結果に基づいて前記光学的手段が前記情報を前記光ディスクに記録する時の記録パワーを制御する記録パワー制御手段とを備え、そのことにより上記目的が達成される。
【0032】
本発明のある局面に従えば、装置がディスク上にデータを記録する場合において、トラッキング信号に含まれるウォブル信号を抽出し信号振幅を検出することにより、ディスク基材上の汚れまたは装置のフォーカス状態を検出し、その振幅情報に応じて記録時のパワー制御を行いデータ記録時の装置の信頼性を上げることが可能となる。
【0033】
本発明の他の局面に従えば、装置がディスク上にデータを記録する場合において、記録データの確認動作を行い書き込んだデータにエラーがあった時にのみ、ウォブル信号成分の振幅情報によるパワー制御を加えて再書き込み動作を行うことにより、データの書き込みに失敗した再書き込みの必要な最小限のデータに対して本発明を適用し、記録データの信頼性を上げることが可能となる。
【0034】
本発明のさらに他の局面に従えば、ある決められた範囲を越えた記録パワーで記録動作を行う時に装置が警告を発することにより装置の使用者に対して装置または、ディスクの異常を知らしめることが可能となる。
【0035】
本発明のさらに他の局面に従えば、ある決められた範囲の設定パワーをある一定時間以上越えた時にその記録部位を記録に不適切として処理することにより、ベリファイ動作を省略し、装置の処理速度を高めることが可能となる。
【0036】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態について、図1と図2を用いて説明する。
【0037】
図1は本発明の光ディスク記録再生装置のブロック図を示している。図1において、1から15までは従来の構成と同じであるので説明は省略する。
【0038】
16は再生信号/サーボ信号信号検出回路4からのトラッキング信号からウォブル信号成分を抽出するアンプ/フィルター、17は前記アンプ/フィルターの出力信号であるウォブル信号の振幅を検出するエンベロープ検出回路、18は前記エンベロープ検出回路17の出力を用いて目標電圧を発生するバイアス発生回路、19は前記バイアス発生回路18とエンベロープ検出回路17の発生する電圧からある定められた演算規則にのっとり演算結果を出力する演算器、20はCPU22の設定パワーと前記演算器19の演算結果によりレーザー駆動回路8にパワー設定を行うことができる記録パワー設定手段である。
【0039】
以上のように構成された本実施の形態における光ディスク記録再生装置を、図2を用いて説明する。
【0040】
光ヘッドから読み出された信号は、再生信号/サーボ信号検出回路4によって図2(a)に示す再生信号と、図2(b)に示すトラッキング誤差信号として出力される。トラッキング信号は、更にアンプ/フィルター16によってそのウォブル信号成分のみが抽出される。図2(c)にウォブル信号を示す。抽出されたウォブル信号は、もし本発明のパワー制御を加えずに一定のパワーで記録したとすると、図2(c)に示すように指紋等の基材上の汚れがある部分ではその信号振幅は減少する。また、エンベロープ検出回路17の出力も、図2(d)に示すように、基材上の汚れがある部分ではその出力電圧も小さくなる。演算器19には、前述のウォブルのエンベロープ信号(図2(d)の実線)と、バイアス発生回路18の出力電圧(図2(d)の破線)とが入力される。この結果、演算器19は、図2(e)に示すような電圧を出力する。
【0041】
本実施の形態では、演算器19の演算は単純な差分検出とする。実際の演算はバイアス発生回路18の出力電圧とエンベロープ検出回路17の出力電圧との差分を求め、その差分が、バイアス発生回路18の出力電圧を”1”としたときに何 %に相当するかを演算結果として出力する。
【0042】
このときのバイアス発生回路18の出力電圧は、ウォブルエンベロープ信号のピーク値または、同信号を大きな時定数を持つフィルターで処理をしたディスクの回転に伴う変動を持った直流電圧(平均値)等を用いることができる。
【0043】
本実施の形態では、演算器19の出力によって記録パワーは制御され、記録パワーとして足し込まれる。制御後の記録パワーは、図2(f)のように、基材上に汚れでウォブル信号の信号振幅が減少した部分ではその記録パワーを大きくして記録を行う。アドレス部では当然のことながらレーザーの発光パワーを再生のレベルに強制的に落とすので、演算器の出力は大きな電圧値を示すが、レーザーのパワーは再生レベルである。図2(g)に制御後のパワーで実際に検出されるウォブルエンベロープ信号を示す。データの記録中はこのレベルがバイアス発生器の出力と概略同等になるように記録パワーは制御を受ける。
【0044】
更に同制御によって記録されたデータの再生信号を図2(h)に示す。
【0045】
上記実施の形態では、演算器の行う演算を単純な差分検出として説明をしたが、ウォブル信号の振幅変動が正常な記録動作を行っていても大きい場合は、前記演算器の出力を入力差がある範囲を越えるときにのみ演算結果を出力し、範囲内であるときは”100%”(制御を行わない)値を出力する演算器を構成することも可能である。
【0046】
更に演算器の演算は単純差分だけでなく、バイアス発生回路の出力を”1”としてエンベロープ検出回路17の出力値の平方根を求めこの値を”1”から引いた結果を”100%”に加算した出力をする演算等も考えられる。
【0047】
前述のように、本発明は、ある設定された適正な記録パワーで記録動作を行っているときにウォブル信号の振幅を検出して、その信号を適正であろうと推定されるレベルと比較し、その差分を記録パワーの増加分としてレーザーの記録パワー制御を行い、ディスクの基材上の汚れが付着しても信頼性高く記録できる装置を提供するものである。
【0048】
更に本発明において、ディスクと装置の組み合わせがあらかじめ限定されている場合を想定すると、検出されるウォブル信号の振幅電圧は装置で一定であるとみなすことができ、その振幅電圧を目標値として適正記録パワーの常時制御を行うことも可能である。
【0049】
上述の実施の形態では、ディスク基材上の指紋等の汚れについて着目し説明を行ってきたが、ウォブル信号振幅は、光ヘッドのデフォーカス、オフトラック、または光ヘッド取り付け時に生じるチルト、ディスクの反りによるチルト等でも減少することが判っている。このためウォブル信号により、ディスクの基材上の汚れ等だけでなく装置の不具合を検出することも可能である。
【0050】
更にウォブル信号振幅によるパワー制御で加算されたパワーをCPU15がパワー制御手段20から読み出しその値がある閾値を越える時、使用者に対して光ディスク又は装置の異常を知らせることもできる。
【0051】
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2を図3に示す。
【0052】
図3において、101はモーター、102は光ディスク、103はディスクからの反射光を電気信号に変換して同信号を再生信号/サーボ信号検出回路104に出力する光ヘッド、104は光ヘッドからの出力信号から再生信号及びフォーカス誤差信号、トラッキング誤差信号1、トラッキング誤差信号2を作り出す再生信号/サーボ信号検出回路、105は前記再生信号/サーボ信号検出回路104のサーボ信号を用いて光ヘッドを制御し更にモーター101を制御し更に基準値発生器117に現在走査しているトラックの極性を知らしめるフォーカス/トラッキング制御手段、106はデータの有無を検出して基準発生器117に知らしめ、再生信号を2値化する再生信号検出/2値化回路、107は2値化された再生信号を復調して再生データを生成する復調器、108は光ヘッドの光源となるレーザーを駆動するためのレーザー駆動回路、109は変調後のデータを更にレーザー駆動回路をもってレーザーを光変調させる為の信号を生成する記録信号生成回路、110は記録するデータを変調して前記記録信号発生回路への信号を生成する変調器、111は演算器118の演算結果をもとにデータの記録時再生時のレーザーパワーを制御するパワー制御手段、112は基準クロック発生器 114のクロックを元に各種ゲート信号を発生するゲート信号発生器、113は前記復調器107の復調された再生データのエラー量の検出及び訂正と同データ列よりアドレスを検出するエラー訂正/アドレス検出器、114はデータの記録再生の基準クロックを発生する基準クロック発生器、115はエラー訂正/アドレス検出回路に対してBERの測定の命令を与え、また演算器118に対してパワー設定またはレーザーパワー制御のモード設定を行うことができ、更にユーザーインターフェースを司るCPU、116は再生信号/サーボ信号検出回路104で生成されるトラッキング誤差信号2を増幅してウォブル信号を抽出し振幅検出を行うアンプ/バンドパスフィルター/振幅検出回路、117は前記アンプ/バンドパスフィルター/振幅検出回路116から出力されるディスクからのウォブル信号振幅検出値より、トラックの極性とデータ有無と装置の記録再生状態で決定されるトラックの属性毎に基準値を発生する基準値発生器、118はアンプ/バンドパスフィルター/振幅検出回路116と前記基準発生器からの出力値とCPU115からの設定パワーを演算してパワー制御手段に制御信号を出力する演算器、119はディスク識別手段をそれぞれ示している。
光ヘッド103により光ディスク102から読み出された出力信号は再生信号/サーボ信号検出回路104によりそれぞれ再生信号及びフォーカス誤差信号、トラッキング誤差信号1、トラッキング誤差信号2として後段の処理回路に与えられる。フォーカス誤差信号とトラッキング誤差信号1はフォーカス/トラッキング制御手段105に与えられ同手段により光ヘッド103は常にディスクの面振れ及び偏芯に追従するように制御される。この時、DVD−RAMディスクでは記録領域として案内溝部と案内溝間部があり光ヘッド103のトラッキングは制御手段105によって前記案内溝部、案内溝間部のどちらか一方に制御される。この案内溝部、案内溝間部を示す信号がトラックの一つの属性として基準発生器117に与えられる。再生信号は再生信号検出/2値化回路106に与えられ2値化のデータ列と同データに同期した読み取りクロックが出力として復調器107に与えられる。この時、更に同回路にて信号の有無が検出され、再生中のトラックの属性の一つとして前記同様に基準発生器117に与えられる。
基準クロック発生器114はこの装置で記録/再生するデータの変調/復調を行う為に必要な基準クロックを発生する。復調器107は、与えられた2値化データ列と前記読み取りクロックを用いて復調規則にのっとり変換し、更に前記基準クロックを用いてエラー訂正/アドレス検出器113に出力する。出力された再生データは後段のエラー訂正/アドレス検出器113に与えられ同検出器によってトラック上のアドレス位置を検出する仕組である。アドレス検出信号は、ゲート信号発生器112に与えられこの信号をトラック上での位置基準として記録/再生時に必要なゲート信号を前記基準クロックを用いて生成する。
【0053】
データの記録時には記録データは変調器110によって変調規則にのっとり記録のデータ列に変換される。変換されたデータ列は、記録信号生成回路109によって更にレーザーを光変調させる為の信号に変換されレーザー駆動回路108に与えられ同回路は光ヘッド103上の光源であるレーザー光を変調し、データをディスク上に記録する仕組である。この時の記録パワーは演算器118によって与えられる記録パワーで行われる。基準値発生器117は前述のトラックの極性信号、データの有無検出信号、装置の記録再生状態を知る記録ゲートが入力され前記3信号の組み合わせ毎に入力されるウォブル信号振幅から各基準値を生成し演算器118に基準値を与える。演算器118はディスクの透過率を演算で求めCPU115によって与えられた設定記録パワーにディスクの記録層上でなるように制御信号を発生する。この時の演算をアンプ/バンドパスフィルター/振幅検出回路116から出力されるディスクからのウォブル信号振幅と基準発生器117からの値を用いる。
パワー制御の詳細原理を図14と図4を用いて説明する。図14に示す様に従来の装置においての記録パワー制御はレーザーの発光パワーを一定に制御するもので、この為、ディスクの表面に指紋やゴミのような付着物があればその部分では実効的な記録パワーが不足となり適正な記録が不可能となる。
本発明の実施の形態2では、ディスク表面に指紋やゴミ等の付着したディスクを記録する時に、記録時のディスクからのウォブル信号振幅を検出してディスク表面に付着した指紋やゴミの透過率を演算で求め実際に記録層に照射されているレーザーの照射量を制御しようとするものである。
【0054】
詳細を図4を用いて説明する。まず指紋が付着していない部分を考察する。対物レンズ出力でのレーザー記録パワーをPw(mW)、ディスク基材の透過率をT(=1)、ディスク表面の付着物の透過率をTf、反射率を含んだウォブル変調度係数をKrw、とすると記録層で実行的に照射されているレーザー光量Pwr(mW)は、
Pwr=Pw×T (1)
従って記録層での適正な実行パワーをPwrsとすると、必要な記録時レーザー発光量は、
Pw=Pwrs/T (1)'
となる。さらにこの時検出されるウォブル信号をWrwとすると、実効パワーPwrに記録層の反射率を含めたウォブルの変調度係数Krwを乗じ、更に基材の透過率を乗じた値となる為、
Wrw=Pw×T×Krw×T=Pw×Krw×T2 (2)
となる。上記(2)式を変形すると、
T=(Wrw/(Pw×Krw))0.5 (3)
となる。Krwはディスク毎に求まるある一定値で実験的に求まる値でPwは出射パワーで既知の値とすると、上記(3)式よりディスク基材の透過率Tが求まり、(1)'式より必要な実行パワーPwrをPwrs一定にする為にPwを求め制御することができる。
次に基準値を用いた制御について述べる。上記付着物の無い部分で適正な記録パワーPwsで記録をしている状態のウォブル信号振幅をWrwsとし基準値とする。
ここでWrwsは(2)式より
Wrws=Pws×Krw×T2
理想的にはT=1であるので
Wrws=Pws×Krw (2)'
次に指紋付着部分では、ウォブル信号をWrw'とおくと
Wrw'=Pws×Tf×Krw×Tf=Pws×Krw×Tf2 (4)
Tfがここでは0.8とし更に(2)'式を(4)式に代入すると検出されるウォブル信号振幅は、
Wrw'=Wrws×Tf2=0.64×Wrws (5)
(5)式より、
Tf=(Wrw‘/Wrws)0.5=0.640.5=0.8 (6)
従って必要なパワーPwは、Pwrts=10mWとすると、
Pw=Pwrs/Tf=10/0.8=Pwrs×1.25=12.5mW
となる。
実際の装置で記録動作の最中に制御を行う場合、上記の様に制御されたパワーによって検出されるウォブル振幅Wrw'が変化する。従って制御ループを組んで制御を連続的に行う場合、演算の中に、制御されたパワーの基準値を求めたパワーに対する倍率に応じて検出されるウォブル信号の振幅または基準値を補正する必要がある。
例えば上記例において記録パワーを離散的に制御する装置を仮定して説明を行うと、Tfが最初0.8と検出され、記録のパワーPwが適正記録パワーPwsの1/Tfで1.25倍される。補正無しに制御を行うと次に検出されるウォブル信号振幅が1.25倍され検出されるウォブル信号振幅の基準ウォブル信号振幅値Wrwsに対する比は、0.64の1.25倍で0.8となる。ここで更に0.8の平方根をとってパワーの補正をかけると適正記録パワーPwsの1.12となり指紋による透過率Tfが変化していないのに記録パワーが序々に変化していくことになる。
また記録するパワーPwが前記基準値Wrwsを求めた記録パワーPwsと異なる場合の補正も必要である。例えば内外周で適正記録パワーが異なり、前記ウォブル信号振幅の基準値を内周で求めたとする。ここで仮に外周の設定記録パワーが内周より小さいことを想定すると、検出されるウォブル信号振幅が小さいと判断され過剰なパワーを投入することになる。
具体的に説明を行う。何かの理由でディスクの内周・外周でディスクの記録感度が異なり実際の記録するパワーPwが基準値Wrwsを求めたトラックでの適正記録パワーPwsと異なる場合を想定する。Wrwsをここでは内周トラックの最適な記録パワーPwsで求めた。
装置が検索動作を行い外周側のトラックで制御を行うとする。ここでのトラックの適正な記録パワーの倍率がCp(Cp<1)で他のパラメータKrw等が変わらないとするとこの別トラックでのウォブル信号振幅基準値Wrws2は、
Wrws2=Pws×Cp×T×Krw×T=Pws×Krw×Cp=Wrws×Cp (7)
となる。
しかし補正を行わないとすると検出されるウォブル信号振幅は基準のウォブル信号振幅のCp倍となりCpの平方根分の1のパワー補正がかかり適正なパワーで記録を行えなくなる。言い換えると実際に記録を行うトラックの適正記録パワーが基準値を求めたトラックの適正パワーと異なる場合、基準値を求めたパワーに対する実際に記録を行う制御パワーの倍率を基準値に乗じた値を別トラックの基準値として使用できることが判る。
上述の設定記録パワーが異なる時、制御によって記録パワーが異なる時の補正について図5を用いて説明する。図5に上記補正を行いかつ、記録パワー制御を行う為の演算器の1実施例を示す。
【0055】
図5において基準値Wrwsは基準値を求めた記録パワー:Pwsで求められた値が入力され上記制御される記録パワー:Pwの補正係数Cp(Pw/Pws)が基準値Wrwsに乗算され適正記録パワーが変化する時の正しい基準値として用いられる。
【0056】
一方検出されるウォブル信号振幅は設定パワー:Pwで検出されるべき検出値の補正を行う為に、一つ前の付着物の透過率Tfn-1が、同値によって決定され現在発光しているレーザーパワー:Pw×1/Tfn-1によるウォブル振幅検出値:Pw×1/Tfn-1×Tf2×Krwに対して乗算され設定パワーPwでのウォブル振幅を求める。
ここで記録パワーPwでのウォブル振幅は、
Pw×Tf2×Krw=Cp×Pws×Tf2×Krw
となる。
【0057】
上記値が補正された基準値Cp×Wrws(=Cp×Pws×Krw)で正規化される。
【0058】
正規化は検出されたウォブル振幅に制御パワー変化の補正値が乗算された値を、適正記録パワーが変化する時の正しい基準値で除算された値として求められ、
Cp×Pws×Tf2×Krw / Cp×Pws×Krw=Tf2
となる。制御されるパワーは前記正規化されたウォブル振幅の正の平方根分の1(=1/Tf)として記録パワー:Pwに対して乗算され出力される。上記演算を行う事により記録の設定パワーが変更された場合においても安定にウォブル振幅よりディスクの透過率を求め適正な記録パワーの制御を連続的に行うことが可能となる。
【0059】
更に前述の補正の代替方法として記録動作を行う部分を、先ず一定パワーで再生をしてこの時のウォブル信号を記憶しておき、次に実際に記録動作を行う時に、前述の記憶されたウォブル振幅から制御パワーの目標値を演算で求め制御を行うことも可能である。
上記説明の様に検出されるウォブル振幅単独で演算を行い、または検出されるウォブル振幅から基準値を求め更にディスク表面上に指紋やゴミが付着した時のウォブル振幅と前記基準値との演算を行うことによりパワーの制御を行うことができる。ただし前記基準値は実際の装置ではトラックの属性、例えば、案内溝部・案内溝間部、ディスクの反射率、トラックの記録の有無による反射率の違い等でその値が異なる場合がある為、例えば制御手段による走査中のトラックの案内溝・案内溝間部の情報、または再生信号処理回路によるデータ記録の有無検出信号、または装置の記録再生状態によってそのトラック毎の属性に応じて基準信号を求め切り替えることが必要な場合もある。この切り替えの手段としては、基準値を求める時にA/Dコンバータを用いてそのデジタル出力を前記属性毎に平均処理した値を用いるとしてこの値を前記属性の組み合わせ毎に切り替えて出力する等の方法が考えられる。
上述の制御は実施例では記録パワーの制御を例にとったが、再生時のパワー制御としても同様のことができることは言うまでもない。 次に再生時の別のパワー制御の例について述べる。従来装置における再生時の問題は一定のレーザーパワーで再生を行った時に、ディスク表面の光の透過率が付着した指紋やゴミ等によって部分的に異なることによる再生信号の直流成分また振幅の変動が発生することにあった。ここでは再生信号の振幅を一定にするパワー制御の方法を説明する。
【0060】
付着物の無い部分での適正な再生時のレーザーパワーをPps、付着物の無い部分でのディスク基材の透過率をT、付着部分の透過率をTf、記録層の反射率を含んだ再生信号の変調度をKrfとすると、付着物の無い部分での再生信号振幅Vrfsは、
Vrfs=Pps×Krf×T2
ここで理想的にはT=1なので、
Vrfs=Pps×Krf (8)
付着物の有る部分の再生信号振幅Vrf'は、
Vrf'=Pps×Krf×Tf2 (9)
再生信号を一定にする為に再生パワーPpを制御するので上記(8)式と(9)式より
Pp=Pps×Vrfs/Vrf'=Pps×Krf/(Krf×T2)=Pps×1/Tf2
上記より適正パワーに1/Tf2の倍率を乗算したパワーを発光すれば、振幅は一定に保つことができる。
【0061】
一方付着物の無い部分でのウォブル信号振幅Wrpsは前記(4)式より、
Wrps=Pps×Krw×T2
ここでKrwは反射率を含んだ記録層のウォブルの変調度係数である。上記式は理想的にはT=1であるから
Wrps=Pps×Krw (10)
付着物がある部分でのディスクから検出されるウォブル信号振幅Wrp'は前記(4)式と同様に、
Wrp'=Pps×Tf×Krw×Tf= Pps×Krw×Tf2 (11)
上記(10)式と(11)式より、
Wrps/Wrp'=1/Tf2 (12)
上記求まった1/Tf2によりパワーを制御することができる。
【0062】
Wrpsを再生時の基準値として基準値発生器117より演算器118に出力して上記演算を演算器118に再生時に行わせ再生時のパワー制御を行い再生振幅を一定にすることができる。上記式に着目すれば再生信号振幅で制御を行うことも可能であるが、ここでウォブル信号振幅を使用するメリットとしては、再生信号でパワーを制御を行う場合未記録のセクタが間に存在したときに制御が発散してパワー制御ができない等の問題が生じる可能性がある。
【0063】
ウォブル信号はトラックの蛇行から発生する信号である為光ビームが正常にトラックに追従する範囲であれば、信号振幅が得られることであり制御系の構築が比較的簡単に行える。
【0064】
上記再生時のパワー制御演算を行う演算ブロックの一例を図6に示す。詳細説明は割愛するが、基準値に対してウォブル信号振幅が小さい事を現在発光しているパワーの補正を行いながら、次の制御パワーを算出する構成としている。再生信号振幅を一定とする制御は上記演算にて実現可能であるが、再生信号振幅を一定にする制御は、ディスクの記録層に過大なパワーを照射する可能性がある。これを避けるためには、図5に示す演算を再生時にも行い記録層上での実行パワーが一定となる制御のほうが望ましい。
装置において、前記記録時のパワー制御と再生時のパワー制御方法をCPU115が受けたコマンド毎にその動作を切り替えることは容易であり、更に装置の状態、ディスク判別手段によって得られた装置が記録・再生を行っているディスクの種類更には受けたコマンドによって装置が行う記録・再生するデータの長さや時間、制御するパワーの大きさによってその動作を切り替えることにより装置の信頼性を上げることができるのは言うまでもない。
更に一般的に、指紋やゴミの付着したトラックの記録・再生を行う時、光学手段及びその制御手段が前記付着物による擬似的なフォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号によってその制御動作を不安定にする場合がある。これを予防する一つの手段として検出されたウォブルから演算で求まる透過率を監視し、この値がある値を越える時、またはある一定時間以上越えるのを監視して、ディスク表面の付着物を検出し同制御手段の動作状態を例えば、制御手段の帯域を落とすまたは制御状態のホールド等の切り替えを行い装置の制御性能を向上させることも可能である。
図7は、設定パワーが1値の場合のレーザー発光波形を表すグラフである。図8は、設定パワーが多値の場合のレーザー発光波形を表すグラフである。図7および図8に示されるように、パワー制御手段111は、演算器118による演算結果に基づいて、1値または多値の制御パワーを制御する。
【0065】
図9は、パルス幅を制御した時のレーザー発光波形を表すグラフである。図9に示されるように、パワー制御手段111は、記録時の記録パルスの時間幅を制御する。
図10は、DVD−RAMの記録トラックの説明図である。図10に示されるように、光ディスクは、案内溝トラックと案内溝間トラックとを有する。光ディスク装置は、光ディスクの案内溝トラックと案内溝間トラックとにデータを記録可能である。光ディスク装置は、光学的手段が走査するトラックが案内溝トラックか案内溝間トラックであるかを識別する識別手段を備える。バイアス発生回路は、識別手段の出力信号に基づいて、案内溝トラック記録時用バイアス電圧および案内溝間トラック記録時用バイアス電圧を発生する。
【0066】
【発明の効果】
以上述べたように本発明において下記の効果が得られる。
【0067】
1.データ記録時のウォブル信号振幅を、適正パワーで正常記録時のウォブル信号振幅と比較しその差分を検出して記録パワーの制御に用いることによりディスク基材上の指紋等の汚れに対してより適正な記録を行うこうとが可能となる。更に装置の外的要因によるデフォーカス、オフトラック、チルトによる実効的な記録パワーの減少に対しても有効で適正な記録を可能とせしめる。
【0068】
2.本発明において、光ディスクと装置の組み合わせがあらかじめ限定されている場合、ウォブル信号の振幅電圧をある目標電圧に制御することで適正記録パワーの常時制御を行うことも可能である。
【0069】
3.更に同装置において、ウォブル信号によるパワー制御を行う中で、適正記録パワーに対してある一定の割合以上のパワーを加えた時に使用者に対して警告を行うようにしてディスクまたは装置の異常を知らしめることも可能である。
【0070】
以上まとめると本発明によって、表面に指紋やゴミ等の付着したディスクにおいても所望の記録/再生のパワーをディスクの反射光量から演算で求め制御することができ、装置のデータの記録再生性能に与える前記指紋、ゴミによる影響を最小限にすることができる。更に演算結果にあるしいき値を設け、演算結果がこの値を越えるのを検出して、ディスク表面の異常を検知して光学手段とその制御手段の動作を安定に保つことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1における光ディスク記録再生装置のブロック図。
【図2】 実施の形態1における光ディスク記録再生装置の動作説明図。
【図3】 実施の形態2における光ディスク記録再生装置のブロック図。
【図4】 実施の形態2における記録原理の説明図。
【図5】 実施の形態2における演算器の実施例のブロック図。
【図6】 実施の形態2における他の演算器の実施例のブロック図。
【図7】 実施の形態2における設定パワーが1値の場合のレーザー発光波形を表すグラフ。
【図8】 実施の形態2における設定パワーが多値の場合のレーザー発光波形を表すグラフ。
【図9】 実施の形態2におけるパルス幅を制御した時のレーザー発光波形を表すグラフ。
【図10】 実施の形態2におけるDVD−RAMの記録トラックの説明図。
【図11】 従来の光ディスク記録再生装置のブロック図。
【図12】 従来の光ディスク記録再生装置の動作説明のための動作説明図。
【図13】 光ディスク記録再生装置の適正記録パワーを決定する方法の説明フローチャート。
【図14】 従来の光ディスク記録再生装置の記録動作説明図。
【図15】 従来の光ディスク記録再生装置の再生動作説明図。
【図16】 従来の光ディスク記録再生装置の動作説明のための動作説明図。
Claims (3)
- 記録領域がウォブル処理されたトラックを含む光ディスクを記録あるいは再生する光ディスク装置であって、
前記光ディスクから情報を読み出し、または光ディスクへ記録する光学的手段と、
前記光学的手段により前記光ディスクから読み出された前記情報に基づいて前記光ディスクに含まれる前記トラック上における前記光学的手段の走査状態を表すトラッキング誤差信号を生成する信号生成手段と、
前記トラッキング誤差信号からウォブル信号を抽出する抽出手段と、
前記抽出手段によって抽出された前記ウォブル信号に基づいて前記ウォブル信号の振幅を表すウォブルエンベロープ電圧を検出する振幅検出手段と、
前記ウォブルエンベロープ電圧の平均値をバイアス電圧として出力するバイアス発生回路と、
前記バイアス電圧を”1”とした時に前記ウォブルエンベロープ電圧の正の平方根を計算し、前記計算された正の平方根の逆数を演算結果として出力する演算器と、
前記演算結果に基づいて前記光学的手段が前記情報を前記光ディスクに記録する時の記録パワーを制御する記録パワー制御手段とを備える光ディスク装置。 - 前記光ディスク装置は、前記光ディスクの案内溝部と案内溝間部とにデータを記録可能であり、
前記光ディスク装置は、前記光学的手段が走査するトラックが案内溝部か案内溝間部であるかを識別する識別手段をさらに備え、
前記バイアス発生回路は、前記識別手段による識別結果に基づいて、前記案内溝部記録時用バイアス電圧および案内溝間部記録時用バイアス電圧の2種類のバイアス電圧を発生する、請求項1に記載の光ディスク装置。 - 記録領域がウォブル処理されたトラックを含む光ディスクを記録あるいは再生する光ディスク装置であって、
前記光ディスクから情報を読み出し、または光ディスクへ記録する光学的手段と、
前記光学的手段により前記光ディスクから読み出された前記情報に基づいて前記光ディスクに含まれる前記トラック上における前記光学的手段の走査状態を表すトラッキング誤差信号を生成する信号生成手段と、
前記トラッキング誤差信号からウォブル信号を抽出する抽出手段と、
前記抽出手段によって抽出された前記ウォブル信号に基づいて前記ウォブル信号の振幅を表すウォブルエンベロープ電圧を検出する振幅検出手段と、
前記ウォブルエンベロープ電圧の平均値をバイアス電圧として出力するバイアス発生回路と、
前記バイアス電圧を”1”とした時に前記ウォブルエンベロープ電圧の正の平方根を計算し、前記計算された正の平方根を”1”から減算した結果に”1”を加えた値を演算結果として出力する演算器と、
前記演算結果に基づいて前記光学的手段が前記情報を前記光ディスクに記録する時の記録パワーを制御する記録パワー制御手段とを備える光ディスク装置。
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