JP4352912B2 - 記録レーザーパワーの制御方法及び制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は記録レーザーパワーの制御方法及び制御装置に係り、特にディジタル多用途ディスク(以下、DVDと略す)であるDVD−R、DVD−RW、DVD+RW、DVRブルー等の有機色素媒体や相変化媒体等で、記録すべき連続的なトラックと、そのトラックのサイドに所定の記録単位で間欠的に形成されたアドレスを有するディスク状記録媒体に照射する記録レーザーのレーザーパワー値を制御する制御方法及び制御装置に関する。
現在、CD−RW、DVD−R、DVD−RW、DVD+RW、DVRブルー等の有機色素媒体や相変化媒体等で、記録すべき連続的なトラックと、そのトラックのサイドに所定の記録単位で間欠的に形成されたアドレスを有するディスク状記録媒体に対して、レーザー光を照射して所望の情報信号の記録再生を光学的に行う装置が知られている。このような装置において、記録の良否は、ディスク状記録媒体の物理的特性、光学的特性あるいは記録を行うために用いるピックアップやレーザー波長等に依存するため、ディスク状記録媒体に照射する記録レーザーパワーを最適な値に制御する必要がある。このためには、装置が設定している記録レーザーパワーが実際に出射しているパワーになっているか、つまり、現在の実パワーを知る必要がある。
そこで、有機色素媒体や相変化媒体での最適パワーを高精度に探し出すための記録レーザーパワーの制御方法が従来より提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1記載の従来の記録レーザーパワーの制御方法では、線速度一定(CLV)方式のディスク状記録媒体であるCDーR、CD−RW等の光ディスクに対して、通常の記録速度(1倍速)以上の線速度でレーザービームを使用してテスト記録を行って、記録レーザーパワーの最適値を迅速に求めるものである。
ここで、通常の記録速度以上の線速度で、ディスクのデータ領域よりも内周側のテスト記録領域に対し、記録レーザーパワーを漸次変化させてテスト記録を行った後、その再生結果に基づいて最適な記録レーザーパワー値を求める場合、CLV方式の光ディスクでは媒体の内周側ほど媒体の回転数の方が高くなり、例えばDVD−Rの8倍速では、外周の回転数は4000rpm程度であるが、内周の回転数は12000rpm程度にもなり、ドライブの自励振動が極めて高くピット形成が不安定になる等の理由からテスト記録が不安定になる。
そこで、特許文献1記載の従来の記録レーザーパワーの制御方法では、上記の不具合を回避するため、線速度が高い場合でも比較的回転数の低い光ディスクのデータ領域よりも外周側にテスト記録領域を設け、そこにテスト記録を行うようにしている。
特開2001−331940号公報
しかしながら、光ディスクの外周に設けたテスト記録領域だけでテスト記録すると、媒体のテスト記録領域の大きさは有限であるために、記録の状態によってはこれ以上テスト記録できないという問題も発生する。特に高倍速においてはストラテジー(記録発光波形)が複雑になったり、ジッタの余裕が少なくなるなどの問題から1回のテスト記録で使用する領域が大きくなるため、片方の領域(例えば外周側)のみが存在するという問題が発生する。
一方、CLV記録型光ディスクが、1x(1倍速)、2x(2倍速)、4x(4倍速)、6x(6倍速)、8x(8倍速)の各高速速度に対応するものであっても、8xに対応するドライブ(レコーダ)では、8x対応の光ディスクを8xで高速にテスト記録する場合は媒体外周側にあるテスト記録領域だけでテスト記録しなければならないが、2xに対応するレコーダでは、1x、2x、4x、6x、8xのいずれかに対応する光ディスクを2xで高速にテスト記録する場合は、媒体内周側の回転数は前記した8xのテスト記録のときよりも回転数はそれほど高くないので、媒体内周側と外周側との両方のテスト記録領域でテスト記録をすることができる。
しかしながら、媒体の製造工程において、内周側と外周側の領域の記録特性を均一に製造することができない。DVD−Rなどの光ディスクにおいては有機色素膜をスピンコートで作成すると、外周側領域では記録膜が厚く形成される。また、ポリカーボネイトなどの材料からなる機材の樹脂層は、形成する際に複屈折が発生するが、これも内周側のゲートからインジェクション成形する場合に複屈折特性が均一になるように製造することができない。また、物理的特性として外周側の方が面振れやチルト量が大きく、また、外周側の方が指紋や傷が付きやすい傾向もある。
従って、記録再生特性を検証するためのテスト記録領域として、厳密には内周側と外周側の領域の物理的特性が異なるため、上記のように媒体内周側と外周側との両方のテスト記録領域でテスト記録をすることができたとしても、同一の検証結果を必ずしも得ることができない。
ところで、ディスク状記録媒体であるDVD−R又はDVD−RWには、情報信号は図9(A)に示すECC(Error Correcting Code)ブロック単位で時系列的に合成されて記録される。この1ECCブロックは、同図(A)に示すように、記録データ用の訂正を行う1つの記録単位で、16のセクタに分割され、1セクタは同図(B)に示すように26のシンクフレームに分割される。更に、1シンクフレームには、図9(C)、(D)に示すように、8つのウォブル信号が記録される。
ここで、未記録の状態でのアドレス情報と、記録クロックを生成するために、未記録のディスク状記録媒体の記録すべきトラックであるグルーブには、トラックが一定の周波数径方向に変位したウォブル信号と、グルーブとグルーブの間のランドにプリピットとして記録されているアドレス信号の機能を有するランドプリピット(LPP)アドレスが所定記録単位で間欠的に媒体製造段階で予め記録されている。
このLPPの記録配置は、図9(D)に示すように、1シンクフレーム当り8つのウォブル信号があり、その先頭の3つのウォブル信号に同期して3ビットのLPPが埋め込まれている配置になっている。3ビットのLPP信号は、先頭ビットが1シンクフレームの最初のウォブル信号に重畳された図9(E)にeで示す同期信号であり、残りの2ビットでアドレス等の情報を形成している。情報量としては、1シンクフレームで3ビットであり、156バイト(=3×26×16=1248ビット)で、ディスク状記録媒体のデータ領域の1ECCブロック当りのアドレス情報等の情報となっている。
上記のように、LPPはデータを記録するグルーブとグルーブの間のランドに配置されているので、データ領域のグルーブにデータが記録されていない場合には、図9(E)にeで示すようにSN比良くウォブル信号に重畳した振幅信号の形で検出することができるが、データ領域のグルーブにデータが記録された場合には、記録したデータのRF信号の成分の影響を受けて、図9(F)に示すようにRF信号が重畳したウォブル信号にLPP信号が重畳した振幅信号となり、検出に対する振幅方向の余裕度は大幅に減少する。このLPP信号を検出するためのスライスレベルを決定するためのウィンドウをアパーチャレシオ(以下、ARという)という。
このARは図10の縦軸に示すように、同図の横軸に示す記録レーザーパワーと関係があり、記録レーザーパワーが記録条件の最適パワー(ここでは、一例として13mW)より小さいレベルであれば、ARが大きく、LPP信号の検出が容易であるが、最適パワーを越えると、ARが小さくなり、LPP信号の検出が非常に困難となる。
特に、LPP信号の検出にあたっては、アドレス情報等が1ECCブロックの中に分割配置されているが、3ビット中の先頭のシンクビットが重要であり、また、1ECCブロックの中の前半のシンクフレームのLPP信号が、タイミング情報等の意味も持つので重要であり、読み取りエラーを少なくする必要がある。このLPP信号によって、記録すべきアドレスが決定され、このアドレスに基づいて、記録が開始されるので、LPPアドレスを見付けることができない場合には、最悪記録ができないか、又は見付けることができなくなった場合に、その時点で記録を中止する必要が発生する致命的な問題になる。
ここで、記録レーザービームの最適記録レーザーパワー調整(OPC:Optimum Power Control)について検討すると、従来例では最適な記録レーザーパワーを検索するために、最適パワーが含まれる範囲で大きなパワーから小さなパワーに記録レーザーパワーを複数段階に段階的に減少させてテスト信号を記録した後再生し、この中で最適な記録レーザーパワーを、記録結果のアシンメトリ(β値)又は変調度又はジッタ、エラーレート等を測定することにより検出している。
しかし、記録レーザーパワーが大きくなると、グルーブに形成される記録マークが大きくなり、ランドに形成されているピットであるLPPにまで、マークが達することにより、LPPアドレスが著しく読み取り難くなる。そのため、テスト記録時は、特にセクタの先頭部分が最適記録レーザーパワー以上のパワーで記録されることにより、セクタの先頭部分のLPPアドレスが読めなくなり、次にこの領域又はこの領域に続く領域を記録しようとした場合に、このアドレスが読み出せないことがある。
従って、テスト記録を各シンクフレーム毎に最適記録レーザーパワー以上のパワーで記録開始する従来の方法では、前述したAR値の減少により、最悪の場合は、内周からデータ領域に全部記録して、最後にファイナライズをしようとした場合に、テスト記録領域がファイナライズされる場合に、LPPアドレスが読めないために、記録ができず、これによりファイナライズが終了しないことから、記録したすべてのデータが無効とされる事態が発生する。
本発明は以上の点に鑑みなされたもので、CLV方式のディスク状記録媒体に対して、データ領域以外の専用のテスト記録領域以外のデータ領域内にもテスト記録を行うことで、効率的に、かつ、高精度に最適レーザーパワーを決定し得る記録レーザーパワーの制御方法及び制御装置を提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、テスト記録後もLPPアドレスを確実に読み取れるテスト記録を行い得る記録レーザーパワーの制御方法及び制御装置を提供することにある。
上記の目的を達成するため、第1の発明の記録レーザーパワーの制御方法は、ECCブロック単位で記録するためにランドプリピットアドレス情報が埋め込まれた光学的に記録可能なトラックからなる情報記録媒体に対してレーザー光を照射し記録再生を行うためのレーザーパワーの制御方法であって、所定の単位のテスト信号を生成するテスト信号生成ステップと、生成したテスト信号と同期して、所定時間毎に、複数の異なる記録パワー値に変更するステップと、この複数の異なる記録パワー値に変更するステップの中で、ランドプリピットアドレスのタイミングに関連して、複数の異なる記録パワー値の少なくとも一部の区間のパワーは、複数の異なる記録パワー値の最大値よりも小さい一定の値に設定することを特徴とする。
また、上記の目的を達成するため、第の発明の記録レーザーパワーの制御装置は、ECCブロック単位で記録するためにランドプリピットアドレス情報が埋め込まれた光学的に記録可能なトラックからなる情報記録媒体に対してレーザーを照射し記録再生を行うためのレーザーパワーの制御装置であって、所定の単位のテスト信号を生成するテスト信号生成手段と、生成したテスト信号と同期して、所定時間毎に、複数の異なる記録パワー値に変更する変更手段と、変更手段の中で、ランドプリピットアドレスのタイミングに関連して、複数の異なる記録パワー値の少なくとも一部の区間のパワーは、複数の異なる記録パワー値の最大値よりも小さい一定の値に設定することを特徴とする。
以上の本発明の記録レーザーパワーの制御方法及び制御装置によれば、テスト記録領域がデータ領域の中央等どの位置にあっても、同様に問題なくテスト記録することができ、特にデータ領域で異なる高倍速比率で切り換えて記録、再生する光ディスク装置に適用して好適である。また、本発明によれば、アドレス領域のRF信号のノイズレベルが一定となりアドレス信号を検出するための閾値を一定とすることができるため、アドレス信号の検出が容易である。
次に、本発明を実施するための最良の形態について説明する。図1は本発明になる記録レーザーパワーの制御方法及び制御装置の一実施の形態が適用される光ディスク装置の要部のブロック図を示す。同図において、テスト記録時において、例えば、DVD−RWである光ディスク11は、スピンドルモータ12により回転され、その回転は光ピックアップ13からのレーザ光との相対線速度が一定となるようにサーボ回路19により制御される。
このとき、光ピックアップ13は、光ピックアップ13内のレーザーダイオードから出射されたレーザ光が、光ディスク11上のトラックを追従走査するようにサーボ回路19により制御される。サーボ回路19はコントローラ14により動作が制御される。また、テスト記録時は、キャリブレーション用記録信号生成回路15がコントローラ14からの制御信号により制御されてキャリブレーション用記録信号(テスト信号)aを生成し、コントローラ14からの切換信号でコントロールされる切換スイッチ16を介して記録アンプ17にキャリブレーション用記録信号aを入力する。
なお、キャリブレーション用記録信号aはこのようにキャリブレーション用記録信号生成回路15によらず、コントローラ14内のROM(リード・オンリ・メモリ)等に予めキャリブレーション用記録信号aのパターンデータを格納しておき、適宜読み出して記録アンプ17に与えるようにしてもよい。
キャリブレーション用記録信号aは、記録アンプ17で増幅された後、録再切換スイッチ20を介して光ピックアップ13内のレーザーダイオードを駆動する。このときの記録及び消去レーザーパワーbは、コントローラ14により生成され、D/A変換器18によりアナログ信号に変換された記録レーザーパワー制御信号mp及び消去レーザーパワー制御信号meにより記録アンプ17の利得を後述するように可変制御することで行われる。
本発明は、この記録アンプ17の利得制御による記録レーザーパワーの可変制御の仕方に特徴の一つがある。サーボ回路19により後述するように移動制御される光ピックアップ13内のレーザーダイオードから出射されたレーザ光は、光ディスク11の所定領域に照射されてキャリブレーション用記録信号(テスト信号)aをテスト記録する。
テスト記録したキャリブレーション用記録信号の再生時においては、録再切換スイッチ20をPB側に切換え、光ピックアップ13内のレーザーダイオードから一定の再生レーザーパワーで出射し、その反射光に基づいて光ピックアップ13で得た読取信号(RF信号)を再生アンプ21により増幅した後、そのRF信号をデコーダ(図示せず)へ出力する。
一方、サンプルホールド回路を含むピーク検出回路22、ボトム検出回路23、平均値検出回路24のいずれかが、デコーダ(図示せず)からのアドレス信号とウォブル信号から生成されたタイミング信号である切換信号を用いて切り換えられ、切り換えられた回路22、23、24により再生アンプ21から出力されるRF信号のサンプルホールドを行い、サンプルホールド後の信号を切換回路25にて切り換える。切換回路25により選択された信号は、デコーダ(図示せず)からの再生信号のタイミング信号を基にA/D変換器26によりディジタル信号に変換された後、コントローラ14に入力され、後述する最適パワー値の算出に供される。
このピーク検出回路22、ボトム検出回路23、平均値検出回路24は後述する11T信号のピークとボトム信号、3T信号を低域フィルタ(LPF)を介して平均値化した信号に対応している。なお、この平均値化する回路はLPFの設定により3T又は4T又は5Tの周波数を平均値化することができるように設計されている。
次に、テスト記録に供するキャリブレーション用記録信号(テスト信号)aと、光ディスク11のテスト記録領域について更に詳細に説明する。キャリブレーション用記録信号(テスト信号)aは、図2に示すように、幅11T(Tはビット周期:以下同じ)と3Tのみを用い、11Tパルス区間を3回、3Tパルス区間を10回、再び11Tパルス区間を3回、3Tパルス区間を12回の合計132T周期の繰り返しパターンで形成される。その結果、
11Tパルスの“H”区間→11T×3=33T
11Tパルスの“L”区間→11T×3=33T
3Tパルスの“H”区間→3T×11=33T
3Tパルスの“L”区間→3T×11=33T
のように、各パルス区間の“H”レベルと“L”レベルの回数が同じなるように設定し、デューティ比を50%として信号成分の持つDC成分の影響を受けないようにしている。
一方、線速度一定記録型の光ディスク11は、DVD−R(RW)規格の光ディスクのインフォメーション領域31が、データの記録再生用のためのデータ領域35よりも内周側のリードイン領域32と、データ領域35よりも外周側の残余領域36とからなる。リードイン領域32には、内周側にある内周側PCA(パワーキャリブレーション領域:テスト記録を行うためのテスト記録領域ともいう)33と外周側にあるRMD(Recording Management Data)領域34とからなる。残余領域36には、内周側にある外周側PCA38と外周側にあるリードアウト信号記録領域39とからなるリードアウト領域37が設けられている。
内周側PCA33と外周側PCA38にはテスト記録が行われる。更に、本発明では、光ディスク11の回転数を可変制御して、テスト記録をデータ領域35にも行う点に特徴がある。このテスト記録は、例えば1回のテスト記録を記録レーザーパワーを26段階に変化させて行い、1つの記録レーザーパワーにつき1フレーム分(これに限らない)のキャリブレーション用記録信号(テスト信号)aを記録し、合計26フレーム分のキャリブレーション用記録信号(テスト信号)aを記録する。
内周側PCA33には、このテスト記録を、例えば100回分(1回の記録レーザーパワー制御(OPC)でテスト記録を1回行うので、OPC100回分)行う容量(例えば2,600フレーム)が割り当てられている。一方、外周側PCA38には、例えばOPCを100回分とし、1回のOPCでテスト記録を4回繰り返し行う場合には、合計でテスト記録を400回行う容量(例えば10,400フレーム)が割り当てられている。
OPCを行う際には、予めRMD領域34を再生し、PCA33又は38をどこまで使用しているかを示すPCA使用アドレス情報を再生して、どこまで記録されているかを検出して、今回のテスト記録をPCA33又は38内のどこから行うべきかが判断される。
インフォメーション領域31全体のトラック(プリグループ)のウォブルには、LPP(ランド・プリピット)情報としてアドレス情報が記録されている。LPP情報は、データ領域35の開始位置を基点として、その外周側ではインフォメーション領域31の外周側端部まで連続した(単純に増加又は減少する)値が記録され、内周側ではインフォメーション領域31の内周側端部まで連続した(単純に減少する)値が記録されている。
RMD領域34には、
(a)テスト記録領域として予め設定した領域のアドレス情報
(b)テスト記録した倍速数とその結果
(c)使用したテスト記録領域の情報
(d)最適記録レーザーパワー、最適消去パワー、記録ストラテジーの方式,記録ストラテジーの最適パラメータなどの記録条件、温度、振動、面振れなどの環境条件
(e)記録装置の情報として、製造者名、記録装置番号、ロット番号、シリアル番号のいずれか又はそれぞれの組み合わせ、又はすべてを記録できるようにRMD領域34の中に管理領域が確保されており、記録装置はこの領域に対して、上記の情報のいずれか又は、それぞれの組合せ、又はすべての情報を記録する。
次に、図1の光ディスク装置による記録時(テスト記録時及び本番の記録時)の制御について説明する。図4(A)は光ディスク11にテスト記録及び本番の記録をする際の線速度(倍率)の変化を示し、図4(B)はそのときのスピンドルモータ12の回転数の変化を示す。図4(A)、(B)に示すように、光ディスク11に対して、内周側PCA33からデータ領域35内の第1のアドレスAD1までは線速度が6倍速に相当する回転数でCLV記録し、そこから外周側のデータ領域35内の第2のアドレスAD2までは線速度が8倍速に相当する回転数でCLV記録し、そこから更に外周側のデータ領域35内の第3のアドレスAD3までは線速度が12倍速に相当する回転数でCLV記録し、そこから最外周までは線速度が16倍速に相当する回転数でCLV記録するものとする。
このとき、予めRMD領域34に記録された記録レーザーパワーなどの情報も基にして、記録レーザーパワーなどは各線速度における最適記録レーザーパワーに制御される。また、据え置きの記録装置ではこのように制御されるが、ポータブルなどの薄型の記録装置では、スピンドルモータ12の大きさや発熱の問題から最高回転数が制限されるため、内周側から外周側まで4倍速のCLV記録をする例も併せて示す。
すなわち、本実施の形態では、内周側PCA33と外周側PCA38を持つ光ディスクに対して、据え置き記録装置で所望の情報信号をCLV記録をするのに先立ち、8倍速では回転数が10000rpmを超え、8倍速でCLV記録ができないデータ領域35のアドレスAD1よりも内周側の領域では、6倍速で内周側PCA33を用いてテスト記録を行い、最適パワーを求める。以下、データ領域35内の図(B)にr1、r2に示す各領域では、それぞれ8倍速、12倍速でテスト記録を行い、更に外周側PCA38の位置で16倍速でテスト記録を行う。
一方で、4倍速でCLV記録をするポータブルなどの用途の光ディスク装置では、回転数の制限を受けることはないので、内周側PCA33及び/又は外周側PCA38を用いてテスト記録を行い最適パワーを求める。なお、外周側PCA38は信頼性が低いので、内周側PCA33を用いることが好ましいが、内周側PCA33も記録領域が限られているため回数が限定されており、記録領域が無くなった場合は、データ領域35や外周側PCA38を用いてテスト記録を行い最適パワーを求める。
従って、最終的に求められた最適記録レーザーパワーは、どの領域を用いてテスト記録を行い求めた最適記録レーザーパワーであるのかを、その領域の記録アドレス、記録装置メーカ、記録装置番号、シリアル番号と、記録した倍速値と共に、RMD領域34に記録する必要がある。
次に、本発明による記録レーザーパワーの制御について、図4に示すような線速度の切換によりテスト記録を行う据え置きの光ディスク装置を例にとって、図5のフローチャートと共に説明する。まず、図1のコントローラ14はRMD領域34をトレースし、RMD領域34内のPCA管理情報を再生し、記録可能なテスト記録領域情報と記録可能開始位置をチェックすると共に、テスト記録領域での線速度倍率をそれぞれ設定する(ステップS1)。
続いて、コントローラ14はOPCを開始し、検出された位置情報などに基づき、最初のテスト記録領域であるリードイン領域32内の内周側PCA33における今回のテスト記録の開始位置を指定し、光ピックアップ13をリードイン領域32に移動して、光ビームを位置決めする(ステップS2)。
続いて、コントローラ14はその位置から再生されるウォブル信号に基づき,線速度倍率を初期値(6倍速)に制御すると共に、記録アンプ17の利得を1シンクフレーム毎に26段階に変化させることで、キャリブレーション用記録信号(テスト信号)aを後述するように1シンクフレーム毎に26段階に変化させた記録レーザーパワーで光ディスク11の内周側PCA33にCLV記録する(ステップS3)。
続いて、テスト記録を行った内周側PCA33内の記録領域に移動し、以下の方法で最適記録レーザーパワーを求める(ステップS4)。すなわち、ステップS4では、テスト記録を行った領域で目的のLPPアドレスのデコーダから得たLPPのタイミング信号を検出し、それぞれの記録位置に対応したタイミング信号でサンプルホールドした11T信号のピーク値と、11T信号のボトム値を測定し、11T信号のピーク値とボトム値の中心値を演算する。
次に、3T信号の中心である平均値検出出力を測定し、ピーク値とボトム値の中心値に対して平均値検出出力とを比較する。ピーク値とボトム値の中心値に対する平均値検出出力との差をピーク値とボトム値のピークtoピークで割ったのがアシンメトリ値βである。
このアシンメトリ値βが0%または、0%に近い値(所定の条件下でDVD−RWでは−5%から+15%の間として規格として決められているが、実際の装置に用いられるピックアップ及び、記録条件である記録波形(ストラテジー)によって目標値が異なるのでそれぞれのディスクに対して個々に実験結果によって目標値が決定されていて、記録装置のROM或いは製造工程で測定された最適値がEEPROMに記録されている。)で、装置に記録されている目標値と比較して目標値と一致した時の出射パワーが最適な記録レーザーパワー値となる。
ここで、DVD−RWの媒体には、媒体の固有のIDと媒体のメーカが推奨する記録すべき推奨記録レーザーパワー、消去パワーを決定するための推奨記録レーザーパワーと消去パワーの比率ε、記録条件である記録波形である記録レーザーパワーの先頭パルス幅、中間領域のマルチパルス幅、後端のパルスを決定するためのクーリングパルス幅或いは後端のパルス幅(ストラテジー)、アシンメトリ値が存在する場合には推奨アシンメトリ値が線速度情報と共に媒体に記録されている。また、それぞれの倍速値に対応した推奨値が同様に媒体に記録される。
そこで、装置を開発製造する時点で、媒体を評価し、この媒体に記録されている推奨値がその装置でも同様に推奨値として使えると判断できる場合には、或いは、この値にオフセットをして、使えると判断できる場合には、その媒体の固有のIDをそのまま使用できる。又は、オフセットと共に装置のROMまたはEEPROMに記憶しておく。アシンメトリ値が存在しない場合には最適パワーに対応する目標アシンメトリ値を測定して装置のROMまたはEEPROMに記憶しておく。
なお、媒体を評価し、この媒体に記録されている推奨値がその装置では参考にならないと判断する場合には、その値は参考にせず、その媒体の固有のIDと前記のそれぞれの推奨値を装置のROMまたはEEPROMに記憶しておく。
そして、最適とされるアシンメトリ値に最も近いアシンメトリ値βが得られる記録レーザーパワーを選択して(又は、各段階の記録レーザーパワーにおけるアシンメトリ値βから、最適とされるアシンメトリ値βにおける記録レーザーパワーを補間により求めて)、それを線速度倍率初期値における最適記録レーザーパワー値P6Xとする(ステップS4)。
続いて、コントローラ14はすべてのテスト記録領域へのテスト記録が終了したかどうか判定し(ステップS5)、この段階ではまだ終了していないので、光ピックアップ13を次にテスト記録開始する位置(この場合はデータ領域35内のテスト記録領域r1の記録開始アドレス)を指定し、その位置に光ビームを位置決めする(ステップS6)。
続いて、コントローラ14は再びステップS3に戻り、線速度倍率を新たに指定されたテスト記録領域の値(8倍速)に制御すると共に、新たに指定されたテスト記録開始位置から再生されるウォブル信号に基づき,記録アンプ17の利得を1シンクフレーム毎に26段階に変化させることで、キャリブレーション用記録信号(テスト信号)aを後述するように1シンクフレーム毎に26段階に変化させた記録レーザーパワーで光ディスク11の内周側PCA33にCLV記録する(ステップS3)。
続いて、テスト記録を行った内周側PCA33内の記録領域に移動し、前述した方法で26段階に変化させた記録レーザーパワーの中から最適とされるアシンメトリ値βに最も近いアシンメトリ値βが得られる記録レーザーパワーを選択して最適記録レーザーパワーとして求める(ステップS4)。ステップS4による最適記録レーザーパワーを求めると、コントローラ14は再びステップS5ですべてのテスト記録領域でのテスト記録が終了したかどうか判定する。
以下、同様にして、予め設定したすべてのテスト記録領域についてのテスト記録とテスト記録したテスト信号の再生に基づく最適記録レーザーパワーの決定を行い、それらが終了すると、RMD領域34の各テスト記録領域のアドレス管理領域に、最適記録レーザーパワーを対応付けて記録する(ステップS8)。これで、OPCの全工程は終了し、本番の記録が可能となる。
なお、RMD領域34の各テスト記録領域のアドレス管理領域に、最適記録レーザーパワーを対応付けて記録するのは、各テスト記録領域での最適記録レーザーパワーを決定する毎に行ってもよい。また、外周側PCA38でテスト信号を16倍速でCLV記録するときには、テスト記録を複数回(例えば4回)繰り返し行い、それらの記録テスト信号を再生してその中から最適記録レーザーパワーを決定するようにしてもよい。
この場合、各回毎に各記録レーザーパワーにおけるアシンメトリ値βを算出する。そして、4回のテスト記録毎に、最適とされるアシンメトリ値βに最も近いアシンメトリ値βが得られる記録レーザーパワーを選択して求め(又は、各段階の記録レーザーパワーにおけるアシンメトリ値βから、最適とされるアシンメトリ値βにおける記録レーザーパワーを補間して求め)、これら4回のテスト記録毎に求められた記録レーザーパワー値に基づき、傷や指紋などの影響を排除して、線速度倍率最終値における最適記録レーザーパワー値P16xを求める。
その方法としては、例えばこれら4つの記録レーザーパワー値のうち異常値(例えば期待値を大きく外れる値)を除外し、残りを平均した値を最適記録レーザーパワー値P16xとしたり、あるいは4つの記録レーザーパワー値から異常値を除外し、その最小値を最適記録レーザーパワー値P16xとすることができる。
次に、記録レーザーパワー制御の各実施の形態について更に詳細に説明する。前述した記録レーザーパワー制御では1シンクフレーム毎に26段階に変化させた記録レーザーパワーでテスト信号のCLV記録を光ディスク11に行うが、その第1の実施の形態では、図6に示すように、記録レーザーパワーを想定される最適パワーPよりも低く、再生パワー以上の最低記録レーザーパワーから1シンクフレーム毎に所定パワーずつ段階的に高くしていき、最終的に想定される最適パワーPよりも高いパワーとする。
前述したように、光ディスク11に記録されている1ECCブロックの中の前半のシンクフレームのLPP信号が、タイミング情報等の意味も持つので重要であるが、本実施の形態によれば、1ECCブロックの前半のシンクフレームでは、想定される最適パワーPよりも低いため、グルーブに形成される記録マークが、ランドに形成されているピットであるLPPにまで、マークが達することはなく、少なくともLPPの最初の重要な部分について再生できる。この第1の実施の形態においては、従来の方法においてパワー発生の手順を変更するものであり、簡単な構成の変更により実現可能である。
次に、記録レーザーパワー制御の第2の実施の形態について説明する。本実施の形態は、図7に示すように、記録する記録パターンを想定される最適記録レーザーパワーPよりも低い最低記録レーザーパワーから、想定される最適記録レーザーパワーPよりも高い最高パワーまで、1シンクフレーム毎に26段階に変化するステップと、想定される最適記録レーザーパワーP以上の段階では、LPPのタイミング位置とその前後のタイミングの時間領域において、想定される最適記録レーザーパワーP(又は想定される最適記録レーザーパワーPよりも少し低いパワー)又はその近傍の所定の記録レーザーパワーを設定し、それ以外の時間領域では順次パワーを上げるステップを有し、テスト記録した信号の記録レーザーパワーに対する前記アシンメトリ値β値又は変調度又はジッタ、エラーレート等を測定するタイミングをLPP位置を除くパワー変更のタイミングとして、測定することにより、LPPの位置で安定に再生できるようにしたものである。
この第2の実施の形態においては、想定される最適記録レーザーパワーPを超えるパワーの設定領域においては、想定される最適記録レーザーパワーP又はその近傍の所定の記録レーザーパワーをLPPの位置前後のタイミングで常に出射するので、1シンクフレーム当り8つのウォブル信号のうち先頭の3つのウォブル信号に同期して埋め込まれている3ビットのLPPは、隣接するグルーブに記録されるテスト信号が常に想定される最適パワーP又はその近傍の所定の記録レーザーパワーで記録されるため、グルーブに形成される記録マークが、ランドに形成されているピットであるLPPにまで、マークが達することはなく、LPPのアドレス検出が容易にできる。
また、本実施の形態によれば、変更した記録レーザーパワーに基づいて、テスト記録した信号の記録レーザーパワーに対する前記アシンメトリ値β又は変調度又はジッタ、エラーレート等を測定するタイミングについても、シンクフレームのタイミングを実際にはウォブル信号からタイミング生成し、そのタイミングで結果をサンプリングすることにより、大きな回路を付加することなく、記録レーザーパワーの制御装置の実現が可能である。
更に、第1及び第2の実施の形態では、テスト記録開始の記録レーザーパワーが低いために、テスト記録後、再生する場合のRF信号の変調度が低いために、このレベルをアナログ的に検出してRF信号の有無を検出する場合に、RF信号が無いと誤判別するという課題を防止することもできる。
次に、記録レーザーパワー制御の第3の実施の形態について説明する。本実施の形態は、図8に示すように、記録する記録パターンを想定される最適記録レーザーパワーPよりも低い最低記録レーザーパワーから、想定される最適記録レーザーパワーPよりも高い最高パワーまで、1シンクフレーム毎に26段階に変化するステップと、LPPのタイミング位置とその前後のタイミングの時間領域において、想定される最適記録レーザーパワーP(又は想定される最適記録レーザーパワーPよりも少し低いパワー)又はその近傍の所定の記録レーザーパワーを設定し、それ以外の時間領域では順次パワーを上げるステップを有し、このテスト記録した信号の記録レーザーパワーに対する前記アシンメトリ値β又は変調度又はジッタ、エラーレート等を測定するタイミングをLPP位置を除くパワー変更のタイミングとして、測定することにより、LPPの位置では安定に再生できるようにしたものである。
この第3の実施の形態においては、想定される最適記録レーザーパワーP付近のレーザーパワーを常にLPPの位置前後のタイミングで出射するので、LPPのアドレス検出が容易にできる。また、変更した記録レーザーパワーに基づいて、テスト記録した信号の記録レーザーパワーに対する前記アシンメトリ値β又は変調度又はジッタ、エラーレート等を測定するタイミングについても、シンクフレームのタイミングを実際にはウォブル信号からタイミング生成し、そのタイミングで結果をサンプリングすることにより、大きな回路を付加することなく、記録レーザーパワーの制御装置の実現が可能である。
更に、この第3の実施の形態では、テスト記録をしている最中であっても、LPP領域に与えられるパワーは変わらないから、LPP信号を検出する際の、LPPに対するRF信号の影響によるノイズレベルは変わらないので、LPP信号の検出が容易であるという効果を奏する。
なお、以上の実施の形態では、アドレスとしてLPPを有するディスク状記録媒体に適用したものであるが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、データ領域と同じ時間軸上でアドレス信号を有する記録媒体に対しても同様に適用でき、同様な作用効果を奏するものである。
また、以上の実施の形態では、DVD−Rを中心として記録レーザーパワーのみを変更させる説明を行っているが、DVD−RWなどの相変化媒体のような複数回の記録再生が可能な媒体においては、中周領域(データ領域)でテスト記録を行っても、最適記録レーザーパワーを測定するステップが終了し、最適記録レーザーパワーが得られた場合には、中周領域を最適記録レーザーパワーで上書きしてしまえば、通常の記録再生が可能であり、その時点でもLPP情報の良好な品質が得られるものである。
更に、以上の実施の形態では、DVD−Rを中心として記録レーザーパワーのみを変更させる説明を行っているが、DVD−RWなどの相変化媒体のような複数回の記録再生が可能な媒体においては、記録レーザーパワーだけでなく、記録レーザーパワーの変更と同時に、消去レーザーパワーを設定する又は記録レーザーパワーに基づいて変更することにより、同様な作用効果が得られるものである。
また、例えばDVD−R(RW)ディスクの記録に限らず、Blu−ray Disk(ブルーレイディスク)、その他の規格の光ディスクの記録にも適用することができる。また、信号品位に関するパラメータは、アシンメトリ値βに限るものでなく、変調度や、変調度を微分係数処理したγ法に基づく値や、エラーレート、ジッタ、その他のパラメータを用いることもできる。
本発明になる記録レーザーパワーの制御方法及び制御装置の一実施の形態が適用される光ディスク装置の要部のブロック図である。 キャリブレーション用記録信号(テスト信号)の一例の波形図である。 光ディスクの一例の領域説明図である。 光ディスクにテスト記録及び本番の記録をする際の線速度(倍率)の変化と、スピンドルモータの回転数の変化を示す図である。 本発明の記録レーザーパワー制御の一実施の形態の説明用フローチャートである。 本発明の記録レーザーパワー制御の第1の実施の形態の記録レーザーパワー変化説明図である。 本発明の記録レーザーパワー制御の第2の実施の形態の記録レーザーパワー変化説明図である。 本発明の記録レーザーパワー制御の第3の実施の形態の記録レーザーパワー変化説明図である。 光ディスクに記録されるデータの構造と、予め記録されている信号の再生信号の一例の説明図である。 記録レーザーパワー対アパーチャレシオ特性図である。
符号の説明
11 光ディスク
12 スピンドルモータ
13 光ピックアップ
14 コントローラ
15 キャリブレーション用記録信号生成回路
16、25 切換回路
17 記録アンプ
19 サーボ回路
20 録再切換スイッチ
22 ピーク検出回路
23 ボトム検出回路
24 平均値検出回路
32 リードイン領域
33 内周側PCA
34 RMD領域
35 データ領域
37 リードアウト領域
38 外周側PCA

Claims (2)

  1. ECCブロック単位で記録するためにランドプリピットアドレス情報が埋め込まれた光学的に記録可能なトラックからなる情報記録媒体に対してレーザー光を照射し記録再生を行うためのレーザーパワーの制御方法であって、
    所定の単位のテスト信号を生成するテスト信号生成ステップと、
    生成した前記テスト信号と同期して、所定時間毎に、複数の異なる記録パワー値に変更するステップと、
    この複数の異なる記録パワー値に変更するステップの中で、
    前記ランドプリピットアドレスのタイミングに関連して、前記複数の異なる記録パワー値の少なくとも一部の区間のパワーは、前記複数の異なる記録パワー値の最大値よりも小さい一定の値に設定することを特徴とする記録レーザーパワーの制御方法。
  2. ECCブロック単位で記録するためにランドプリピットアドレス情報が埋め込まれた光学的に記録可能なトラックからなる情報記録媒体に対してレーザーを照射し記録再生を行うためのレーザーパワーの制御装置であって、
    所定の単位のテスト信号を生成するテスト信号生成手段と、
    生成した前記テスト信号と同期して、所定時間毎に、複数の異なる記録パワー値に変更する変更手段と、
    前記変更手段の中で、
    前記ランドプリピットアドレスのタイミングに関連して、前記複数の異なる記録パワー値の少なくとも一部の区間のパワーは、前記複数の異なる記録パワー値の最大値よりも小さい一定の値に設定することを特徴とする記録レーザーパワーの制御装置。
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