JP3969711B2 - 光ディスク記録方法および装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、光ディスク記録方法および装置に関し、特に、LPP信号のRF信号へのもれ込みによる再生信号の劣化を防止する光ディスク記録方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、DVD−R(Digital Versatile Disc - Recordable)のディスクは、透明樹脂基板上に、記録層(色素膜)、反射層(金属膜)、保護層等の各層がスパッタリングにより成膜され、多層構造を有して構成されている。
【0003】
透明樹脂基板の表面には、グルーブと呼ばれるレーザビームの案内溝が形成され、ここに記録信号に基づくピット(記録ピット)が形成されてデータの記録が行われる。また、溝と溝の間の領域をランドといい、このランドには、アドレス情報等を含むピット(LPP:Land Pre-Pit)が所定の周期に従って配置さ
れている。このLPPは、記録時に必要な各種情報の取得や、高精度な記録位置制御に用いられる。
【0004】
さて、通常、レーザビームがDVD−Rの記録面に形成するビームスポットのスポット径は、グルーブ幅よりも大きいため、グルーブの隣接ランドにもビームスポットの一部が漏れ込む。これにより、DVD−Rを照射するレーザビームの反射光には、グルーブからの情報成分(RF信号)と、グルーブの隣接ランドに形成されたLPPからの情報成分(LPP信号)とが含まれる。
【0005】
そこで、光ディスクに照射したレーザビームの反射光を、少なくともグルーブの接線方向と光学的に平行な分割線で2分割された受光素子で受光し、この受光素子の各領域からの出力信号のグルーブに垂直な方向の差分を演算し、この差分信号(プッシュプル信号)を所定の閾値により2値化することにより、LPP信号を検出し、また、受光素子の各領域からの出力信号の総和によりRF信号を検出する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、LPPのほぼ真横に記録ピットが存在する場合、LPP信号に対してRF信号が雑音として作用するため、LPP信号の振幅が減少してLPP信号を高精度で検出することが困難となる場合がある。
【0007】
また、逆に、RF信号に対してLPP信号が雑音として作用し、ユーザにより記録されたグルーブ上のデータを高精度に再生することが困難となる場合がある。
【0008】
RF信号は、3Tから14Tまでの種々のピット長を有しているが、ピット長が短くなるほどLPP信号が雑音として作用した場合の振幅変化の割合が大きくなり、その雑音による影響を受けやすい。
【0009】
そこで、LPP信号、RF信号を精度よく検出するため、ディスクや読み取り装置における対策が種々にとられている。
【0010】
しかしながら、記録装置における対策はとられておらず、記録装置においてもLPP信号およびRF信号の安定性を考慮した対策をとることで、より一層LPP信号およびRF信号検出の安定性を高めることが可能となる。
【0011】
そこで、この発明は、記録装置における記録ストラテジによって上記の問題を解決することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この発明の光ディスク記録方法は、記録トラック間のランド部に少なくともアドレス情報を含んで周期的に配置されるランドプリピットを有する光ディスクに対して記録信号に基づいて出力を制御されたレーザビームを照射して前記記録トラックに沿った一連のピット列を形成する光ディスク記録方法において、前記ランドプリピットに隣接して形成され、かつ再生信号の振幅値がアイパターンの最大値よりも小さい若しくは前記レーザビームのスポット内に納まる長さを有する記録ピットに対するレーザビームの記録出力の強度を、前記ランドプレピットに隣接しない位置に形成される記録ピットに対するレーザビームの記録出力の強度より高い強度に制御することを特徴とする。
【0013】
また、この発明の光ディスク記録装置は、記録トラック間のランド部に少なくともアドレス情報を含んで周期的に配置されるランドプリピットを有する光ディスクに対して記録信号に基づいて出力を制御されたレーザビームを照射して前記記録トラックに沿った一連のピット列を形成する光ディスク記録装置において、前記ランドプリピットに隣接して形成され、かつ再生信号の振幅値がアイパターンの最大値よりも小さい若しくは前記レーザビームのスポット内に納まる長さを有する記録ピットに対応する記録信号を検出する記録信号検出手段と、前記特定信号検出手段により検出された記録信号に対応するレーザビームの記録出力の強度を、前記ランドプレピットに隣接しない位置に形成される記録ピットに対応する記録信号に基づくレーザビームの記録出力の強度より高い強度に制御する出力制御手段とを具備することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係わる光ディスク記録装置および光ディスク記録方法の実施の形態を添付図面を参照して詳細に説明する。
【0015】
図1は、この発明に係わる光ディスク記録装置および光ディスク記録方法の基本原理を説明する図である。
【0016】
図1において、図1(a)は光ディスク表面の一部を拡大した図で、a1およびa2は、光ディスク表面のランドL1上に予め形成されているランドプリピット(LPP)であり、b1およびb2は、記録データに基づいたレーザビームの照射によりグルーブG2上に形成される記録ピットである。また、sはレーザビームのスポットを示し、そのスポット径(1/e2)は0.8〜0.9μmである。
【0017】
このような光ディスクにレーザビームを走査させて得られる信号波形を、図1(b)および図1(c)に示す。
【0018】
ここで、図1(c)は、グルーブG2上に形成された記録ピット列b1、b2から得られる信号(RF信号)の波形であり、図1(b)は、グルーブG2の隣接ランドL1上に形成されたランドプリピット列a1、a2から得られる信号(LPP信号)の波形である。
【0019】
さて、図1(a)に示すように、LPPa2に隣接して記録ピットb2が形成された場合、図1(b)および(c)に示すように、信号読み取り時に、LPP信号に対してRF信号が雑音として作用してLPP信号の振幅が減少し、一方、RF信号に対してLPP信号が雑音として作用してRF信号の振幅が減少する。
【0020】
特に、RF信号は、振幅減少により、例えば4Tピットに対応する波形が3Tピットに対応する波形と区別がつかなくなり、再生信号に誤りを生じる等の問題を引き起こす。このLPP信号の影響によるRF信号の振幅減少は、アイパターンの最大値よりも振幅値の小さい記録ピット(DVDにおいては3T、4Tピット)あるいはレーザビームのスポット内に納まる長さを有する記録ピット(DVDにおいては3T〜6T)に顕著に現れる。
【0021】
これは、前述したように、RF信号は、ピット長が短くなるほどLPP信号が雑音として作用した場合の振幅変化の割合が大きくなることに起因しており、特に3Tあるいは4Tの記録ピットは、その大きさが約0.4μm〜0.5μm程度となっており、約0.2μm〜0.3μm程度で形成されるLPPの大きさに近いため、互いに隣接した場合にはレーザビームが両ピットを覆うようなスポットで照射され、この結果、回折に偏りが生じ、RF信号の振幅量が低下してしまい、ピットの読取りエラーを招きやすい。
【0022】
そこで、この発明は、図1(d)に示すように、LPPのに隣接してアイパターンの最大値よりも振幅値の小さい記録ピットあるいはレーザビームのスポット内に納まるような長さを有する記録ピットを形成する場合に、当該記録ピット、例えば3Tピットを形成するレーザビームの強度を、LPPに隣接しないときの3Tピットを形成するレーザビームの強度(H1)よりも、LPP信号が雑音として作用することを考慮した分だけ強い強度(H2)に設定することを特徴とする。
【0023】
これにより、LPPに隣接して形成されかつアイパターンの最大値よりも振幅値の小さい記録ピットあるいはレーザビームのスポット内に納まるような長さを有する記録ピットは、通常よりも大きめに形成され、その再生信号はLPP信号が雑音として作用することによる振幅減少の結果に適正な振幅値となる。
【0024】
なお、上述した例は、記録ピットがLPPに隣接する場合にレーザビームの強度を異ならせるようにしたものであるが、これに限らず、記録ピットがLPPに隣接する場合にその記録ピットに対応したパルス幅を異ならせるようにしてもよい。
【0025】
この場合には、図1(e)に示すように、LPPに隣接する記録ピット、例えば3Tピットに対応したパルス幅W2を、LPPに隣接しないときの3Tピットのパルス幅W1に比べて広く設定しておく。
【0026】
このようにしても、通常記録される3TピットよりもLPPに隣接する3Tピットが大きめに形成され、その再生信号はLPP信号が雑音として作用することによる振幅減少の結果に適正な振幅値となる。
【0027】
また、ディスクの設計によっては、LPPのみが形成されたランド・グルーブ間をレーザビームが照射したときに、図1(c)に示すようにRF信号の波形に読取りエラーを生じない程度の振幅が生じるものがある。
【0028】
このような場合には、逆にLPPに隣接する記録ピットのレーザビーム強度低く制御するのが好ましい。
【0029】
図2は、この発明に係わる光ディスク記録装置の一実施の形態を示すブロック図である。
【0030】
図2において、光ディスク記録装置は、記録基準クロック(CK)発生回路19、エンコーダ11、パルス幅計測回路、遅延回路12、光ディスク30に対してレーザビームの照射を行う光ピックアップ18、光ピックアップ18が具備する図示しないレーザダイオード(LD)を駆動するLDドライバ17、光ピックアップ18から出力される受光信号からLPP信号を検出するLPP信号検出回路、LPP信号検出回路で検出されるLPP信号に基づいてLPP周期信号を生成するLPP周期信号生成回路16、特定パルス検出回路14、記録すべき信号に基づいて記録パルスを生成する記録ストラテジ回路20を少なくとも具備して構成される。
【0031】
図3は、図2に示した光ディスク記録装置の各部が出力する信号の波形を示す図である。
【0032】
図3において、(a)の信号は、エンコーダ11において記録データを8/16変調して出力される記録信号、(b)の信号は、遅延回路12からLDドライバ17に入力されるレーザ出力制御信号、(c)の信号は、パルス幅計測回路13において3Tパルスおよび4Tパルスが検出されたときに出力される特定幅パルス検出信号、(d)の信号は、LPP周期信号生成部においてLPP信号検出回路で検出されたLPP信号に基づいて生成されるLPP周期信号、(e)の信号は、特定パルス検出回路14において特定幅パルス検出信号(c)とLPP周期信号(d)とに基づいて生成される特定パルス検出信号、(f)の信号は、レーザ出力制御信号(b)および特定パルス検出信号(e)に基づいて記録ストラテジ回路20において生成されるレーザ駆動信号の波形の一例を示したものである。
【0033】
記録基準クロック19は、図2に示す光情報記録装置における各部の同期をとるためのクロック信号(CK)を出力する。
【0034】
エンコーダ11は、入力された記録データを符号化した後、この記録データを8/16変調して記録信号(a)として出力する。
【0035】
エンコーダ11から出力された記録信号(a)は、遅延回路12で所定の時間ΔTだけ遅延され、レーザビームの出力を2段階に制御するレーザ出力制御信号(b)が生成される。
【0036】
パルス幅計測回路13は、入力された記録信号(a)のパルス幅を計測して、記録信号(a)からLPPのに隣接してアイパターンの最大値よりも振幅値の小さい記録ピット、すなわち3T幅若しくは4T幅のパルスを検出する機能を有し、記録信号(a)から3T幅若しくは4T幅のパルスを検出すると、特定幅パルス検出信号(c)を出力する。
【0037】
LPP周期信号生成回路16は、LPP信号検出部15において読み取り信号から抽出されたLPP信号の検出周期を示すLPP周期信号(d)を生成する。
【0038】
特定パルス検出回路14は、パルス幅計測回路13から出力される特定幅パルス検出信号(c)、およびLPP周期信号生成回路16から出力されるLPP周期信号(d)に基づいて、記録信号(a)からLPPの真横に形成される記録ピットに対応するパルスを検出し、特定パルス検出信号を出力する。
【0039】
記録ストラテジ回路20は、遅延回路12で生成されたレーザ出力制御信号および特定パルス検出回路で生成された特定パルス検出信号により、記録すべき信号に基づいて記録パルスを出力する。
【0040】
ここで、記録ストラテジ回路20は、特定パルス検出回路14からの特定パルス検出信号が入力されたときには、この検出信号と同期して入力される記録パルス信号のパルスに対応する強度(高さ)を、H1よりもさらに強いH2で出力する(図3(f)参照)。
【0041】
LDドライバ17は、レーザビームの出力を少なくとも3値に制御できるように構成されており、記録ストラテジ回路20から出力された記録パルス信号に基づいて光ピックアップ18が具備する図示しないレーザダイオードを駆動し、光ディスク20に照射するレーザビームの出力強度をH1、Lの2段階に制御するとともに、特定パルス検出回路14からの特定パルス検出信号の出力に対応して記録ストラテジ回路20から強度H2の記録パルスが入力されたときには、このパルスに対応するレーザビームを、通常の強度H1よりもさらに強い強度H2で出力する。
【0042】
なお、上記実施の形態においては、パルス幅計測回路13で、アイパターンの最大値よりも振幅値の小さい記録ピット、すなわち3T幅若しくは4T幅のパルスを検出したときに特定幅パルス検出信号(c)を出力するように構成したが、レーザビームのスポット内に納まる長さを有する記録ピット(DVDにおいては3T〜6T)のパルスを検出したときに特定幅パルス検出信号(c)を出力するように構成してもよい。
【0043】
また、記録ストラテジ回路20では、特定パルス検出回路14からの特定パルス検出信号が入力されたときに、この検出信号と同期して入力される記録パルス信号のパルスに対応する強度(高さ)を、H1よりもさらに強いH2で出力するようにしてLPPに隣接する記録ピットのレーザビーム強度を高く制御するように構成したが、ディスクの設計によって、LPPのみが形成されたランド・グルーブ間をレーザビームが照射したときにRF信号の波形に読取りエラーを生じない程度の振幅が生じる場合には、逆にLPPに隣接する記録ピットのレーザビーム強度を低く制御してもよい。
【0044】
なお、上記実施の形態においては、記録ピットがLPPに隣接する場合にその記録ピットに対応したパルス強度を異ならせるように構成したが、記録ピットがLPPに隣接する場合にその記録ピットに対応したパルス幅を異ならせるようにしてもよい。
【0045】
図4は、このように構成したこの発明に係わる光ディスク記録装置の他の実施の形態を示すブロック図である。
【0046】
なお、図4において、図2に示した光ディスク記録装置と同様の機能を果たす部分には図2で用いた符号と同一の符号を付して重複する説明を省略する。
【0047】
図4に示す光ディスク記録装置は、記録ストラテジ回路21が、特定パルス検出回路14からの特定パルス検出信号が入力されたときに、この検出信号と同期して入力される記録パルス信号のパルスに対応するパルス幅W1をパルス幅W2に広げて出力するように構成しており、その他の構成は、図2に示した光ディスク記録装置と同様である。
【0048】
また、図5は、図4に示した光ディスク記録装置の各部が出力する信号の波形を示す図であり、図5において、(a)の信号は、エンコーダ11において記録データを8/16変調して出力される記録信号、(b)の信号は、遅延回路12からLDドライバ17に入力されるレーザ出力制御信号、(c)の信号は、パルス幅計測回路13において3Tパルスおよび4Tパルスが検出されたときに出力される特定幅パルス検出信号、(d)の信号は、LPP周期信号生成部においてLPP信号検出回路で検出されたLPP信号に基づいて生成されるLPP周期信号、(e)の信号は、特定パルス検出回路14において特定幅パルス検出信号(c)とLPP周期信号(d)とに基づいて生成される特定パルス検出信号、(f)の信号は、レーザ出力制御信号(b)および特定パルス検出信号(e)に基づいて記録ストラテジ回路21において生成されるレーザ駆動信号の波形の一例を示す。
【0049】
図5(f)に示すように、記録ストラテジ回路21は、特定パルス検出回路14からの特定パルス検出信号が入力されたときには、この検出信号と同期して入力される記録パルス信号のパルスに対応するパルス幅W1を、パルス幅W1よりもさらに広いパルス幅W2で出力する。
【0050】
この結果、LDドライバ17では、特定パルス検出回路14からの特定パルス検出信号の出力に対応して記録ストラテジ回路20からパルス幅W2の記録パルスが入力されたときには、このパルスに対応するレーザビームを、通常のパルス幅W1よりもさらに広いパルス幅W2で出力する。
【0051】
なお、上記実施の形態においては、パルス幅計測回路13で、アイパターンの最大値よりも振幅値の小さい記録ピット、すなわち3T幅若しくは4T幅のパルスを検出したときに特定幅パルス検出信号(c)を出力するように構成したが、レーザビームのスポット内に納まる長さを有する記録ピット(DVDにおいては3T〜6T)のパルスを検出したときに特定幅パルス検出信号(c)を出力するように構成してもよい。
【0052】
また、記録ストラテジ回路21では、特定パルス検出回路14からの特定パルス検出信号が入力されたときに、この検出信号と同期して入力される記録パルス信号のパルスのパルス幅をW1からさらに広いW2で出力するようにしてLPPに隣接する記録ピットのレーザビームのパルス幅を広く制御するように構成したが、ディスクの設計によって、LPPのみが形成されたランド・グルーブ間をレーザビームが照射したときにRF信号の波形に読取りエラーを生じない程度の振幅が生じる場合には、逆にLPPに隣接する記録ピットのレーザビームのパルス幅を狭く制御してもよい。
【0053】
なお、上記の記録装置は、この発明の光ディスク記録方法を実現するための一形態に過ぎず、本願発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、LPPに隣接して振幅変動の大きい記録ピットを形成する場合に、当該ピットを形成するレーザビームの記録出力の強度を、LPPに隣接しない位置に記録ピットを形成するレーザビームの記録出力の強度より高い強度に制御するようにしたので、LPP信号が雑音として作用することを前提とした記録ピットの形成が可能になり、その結果、LPP信号がRF信号に漏れ込むことによる再生信号の誤りを低減することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる光ディスク記録装置および光ディスク記録方法の基本原理を説明する図である。
【図2】この発明に係わる光ディスク記録装置の一実施の形態を示すブロック図である。
【図3】図2に示した光ディスク記録装置の各部が出力する信号の波形を示す図である。
【図4】この発明に係わる光ディスク記録装置の他の一実施の形態を示すブロック図である。
【図5】図4に示した光ディスク記録装置の各部が出力する信号の波形を示す図である。
【符号の説明】
11 エンコーダ
12 遅延回路
13 パルス幅計測回路
14 特定パルス検出回路
15 LPP信号検出部
16 LPP周期信号生成回路
17 LDドライバ
18 光ピックアップ
19 記録基準クロック
20 記録ストラテジ回路
21 記録ストラテジ回路
30 光ディスク
a1、a2 ランドプリピット(LPP)
b1、b2 記録ピット
s レーザビームのスポット
L1、L2 ランド
G1、G2、G3 グルーブ

Claims (6)

  1. 記録トラック間のランド部に少なくともアドレス情報を含んで周期的に配置されるランドプリピットを有する光ディスクに対して記録信号に基づいて出力を制御されたレーザビームを照射して前記記録トラックに沿った一連のピット列を形成する光ディスク記録方法において、
    前記ランドプリピットに隣接して形成され、かつ再生信号の振幅値がアイパターンの最大値よりも小さい記録ピットに対するレーザビームの記録出力の強度を、前記ランドプレピットに隣接しない位置に形成される記録ピットに対するレーザビームの記録出力の強度よりも高い強度に制御する
    ことを特徴とする光ディスク記録方法。
  2. 記録トラック間のランド部に少なくともアドレス情報を含んで周期的に配置されるランドプリピットを有する光ディスクに対して記録信号に基づいて出力を制御されたレーザビームを照射して前記記録トラックに沿った一連のピット列を形成する光ディスク記録方法において、
    前記ランドプリピットに隣接して形成され、かつ前記レーザビームのスポット内に納まる長さを有する記録ピットに対するレーザビームの記録出力の強度を、前記ランドプレピットに隣接しない位置に形成される記録ピットに対するレーザビームの記録出力の強度よりも高い強度に制御する
    ことを特徴とする光ディスク記録方法。
  3. 前記レーザビームの記録出力の強度を、前記記録信号のパルス幅の計測値および前記ランドプレピットに基づき検出される周期信号に基づき制御することを特徴とする請求項1又は2記載の光ディスク記録方法。
  4. 前記レーザビームの記録出力の強度が制御される記録ピットは、3Tあるいは4Tのピット長を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の光ディスク記録方法。
  5. 記録トラック間のランド部に少なくともアドレス情報を含んで周期的に配置されるランドプリピットを有する光ディスクに対して記録信号に基づいて出力を制御されたレーザビームを照射して前記記録トラックに沿った一連のピット列を形成する光ディスク記録装置において、
    前記ランドプリピットに隣接して形成され、かつ再生信号の振幅値がアイパターンの最大値よりも小さい記録ピットに対応する記録信号を検出する記録信号検出手段と、
    前記特定信号検出手段により検出された記録信号に対応するレーザビームの記録出力の強度を、前記ランドプレピットに隣接しない位置に形成される記録ピットに対応する記録信号に基づくレーザビームの記録出力の強度よりも高い強度に制御する出力制御手段と
    を具備することを特徴とする光ディスク記録装置。
  6. 記録トラック間のランド部に少なくともアドレス情報を含んで周期的に配置されるランドプリピットを有する光ディスクに対して記録信号に基づいて出力を制御されたレーザビームを照射して前記記録トラックに沿った一連のピット列を形成する光ディスク記録装置において、
    前記ランドプリピットに隣接して形成され、かつ前記レーザビームのスポット内に納まる長さを有する記録ピットに対応する前記記録信号を検出する記録信号検出手段と、
    前記特定信号検出手段により検出された記録信号に対応する前記レーザビームの記録出力の強度を、前記ランドプレピットに隣接しない位置に形成される前記記録ピットに対応する記録信号に基づく前記レーザビームの記録出力の強度よりも高い強度に制御する出力制御手段と
    を具備することを特徴とする光ディスク記録装置。
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