JP4203244B2 - 光記録媒体のプリピット波形測定装置及び方法 - Google Patents

光記録媒体のプリピット波形測定装置及び方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、プリピットがトラック間に繰り返し形成された記録領域を有する光記録媒体のプリピット波形測定装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、情報データの書込が可能な光学式の記録媒体として、CD−R、CD−RW、DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等の光ディスクが知られている。更に、このような光ディスクに対して情報データの記録及び再生を行う情報記録再生装置が製品化されてきた。
【0003】
図1は、上記光ディスクとしてのDVD−RWの領域構成を概略的に示す図である。
図1に示すように、DVD−RWは、ディスク内周側から外周側に向けて、PCA(Power Calibration Area)、RMA(Recording Management Area)、リードインエリア、データエリア、リードアウトエリアからなるデータ構造を有している。PCAはレーザビームの記録パワーを決定するときの試し書きを行うエリアであり、RMAは記録に関する管理情報を書き込むエリアである。リードインエリアの一部(コントロールデータゾーン)はエンボス領域とされている。このエンボス領域において、トラックは位相ピットによって形成されている。
【0004】
図2は、かかる記録可能なディスクの記録面上の一部を示す図である。
図2に示す如く、ディスク基板101上には、螺旋状もしくは同心円状に、情報データを担う情報ピットPtが形成されるべき凸状のグルーブトラック103、及び凹状のランドトラック102が交互に形成されている。更に、互いに隣接するグルーブトラック103間には、複数のLPP(ランドプリピット)104が形成されている。LPP104は、ディスクレコーダが情報データを記録する際にその記録タイミング及びアドレスを知る為にランドトラック102上に予め設けられているものである。
【0005】
かかるLPPを有する光ディスクを再生するディスクプレーヤにおいては、LPP検出回路が備えられている。LPP検出回路は、2値化回路から構成され、ピックアップによって光ディスクからの反射ビームを例えば、トラック接線方向に2分割の光検出器で受光し、その光検出器の出力信号の差信号、すなわちラジアルプッシュプル信号PPを得る。プッシュプル信号PPは図3に示すような波形であり、LPP成分はそのプッシュプル信号PPから突出した成分となる。よって、そのプッシュプル信号PPのレベルと閾値THとを比較することによりLPPの検出を示すプリピット検出信号PPDを生成する。
【0006】
プリピット検出信号PPDは、LPPに対応したピックアップの読み取り位置毎に図4に示す如くパルス状にレベル変化が生じる。プリピット検出信号PPD中には図4に示す如く周期T毎に表れる同期パルスPSYNCが存在する。同期パルスPSYNCに続いて2つのプリデータパルスが所定の間隔で存在するが、それらはアドレス等のデータを表すために各周期において常に存在する訳ではない。図4に示すように同期パルスPSYNCから3番目の位置のパルスがアドレス及び記録に関する情報データを担うプリデータパルスPDである。光ディスクに情報を記録する際にはこのプリピット検出信号PPDに基づいて光ディスクのアドレスやライトストラテジ等の記録情報を検出して情報の記録が行われる。
【0007】
LPPを含む光ディスクの製造メーカに対しては、製造された光ディスクのLPPが規格を満たしたものであることが要求されている。規格を満たした光ディスクであることを判断するためにAR(Aperture Ratio)測定が行われる。AR測定では、プッシュプル信号PPのLPP成分(同期用のLPPを1番目のLPPとするとそれから3番目のLPP位置部分)が所定の期間だけ繰り返しサンプリングされる。このサンプリングによって3番目のLPP部分のプッシュプル信号PPの重複波形、すなわちプリピット波形が図5に示すように、オシロスコープ等の表示装置に表示される。この表示のためには、同期用のLPPでトリガを掛けて3番目のLPPが表示装置の画面中央に位置するように遅延時間を手動調整することが行われる。
【0008】
その表示されたプッシュプル信号PPにおけるグルーブトラック成分の最大値WOmaxからのピーク値の最大値APmax及び最小値APminを検出し、AR値を規格式であるAR=APmin/APmaxの如く算出し、そのAR値が規定値以上であることを確認する必要がある。AR値が大きいということは2値化可能範囲が広くなり、プリピット検出の検出精度が高いということである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
規格を満たして製造された光ディスクであることを判断するための対象領域は、光ディスクのデータ領域に限らず、情報エリア内のエンボス領域も対象である。しかしながら、エンボス領域は非常に狭く、エンボス領域を単に連続再生するだけではAR値の算出に必要なプリピット波形を高精度で検出することが難しいという問題点があった。
【0010】
そこで、本発明の目的は、プリピットを有する光記録媒体のエンボス領域の如き狭い領域に対してもAR値の算出に必要なプリピット波形を正確に測定することができるプリピット波形測定装置及び方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明のプリピット波形測定装置は、トラックの間に1つの同期プリピットとその同期プリピットに続いてトラックに関連する情報を担う少なくとも1の情報プリピットとを含む周期領域が繰り返し形成された記録領域を有する光記録媒体のプリピット波形測定装置であって、トラックの接線方向に第1及び第2受光面として分割された受光面を有し、記録領域内に照射された光ビームの反射光を第1及び第2受光面で受光して第1及び第2受光面各々の受光量に応じた第1及び第2光検出信号を出力する光検出手段と、光記録媒体の光ビームの照射位置において線速度一定となるように光記録媒体を回転駆動する駆動手段と、光検出手段から出力された第1及び第2光検出信号の差を算出してプッシュプル信号を生成する減算手段と、ブッシュプル信号から同期プリピット及び情報プリピット各々のプリピットに対応した信号成分を検出してプリピット検出信号を生成する手段と、プリピット検出信号の生成時点から第1所定時間が経過するまでにプリピット検出信号が新たに生成されたか否かを判別する時間判別手段と、時間判別手段によって第1所定時間が経過するまでにプリピット検出信号が新たに生成されなかったと判別された直後のプリピット検出信号の生成時を同期プリピットに対応した時点として検出し、その検出時点から第2所定時間だけ遅延した時点を中心とする測定対象信号成分をプッシュプル信号から抽出する抽出手段と、記録領域内で光ビームの照射位置をトラックジャンプさせるトラックジャンプ手段と、トラックジャンプ手段によって光ビームがトラックジャンプを行っている期間とそれに続く第1所定時間とを少なくとも含む時間に亘って抽出手段によるプッシュプル信号からの測定対象信号成分の抽出を禁止させる禁止制御手段と、を備え、第2所定時間は、周期領域内の同期プリピットから少なくとも1の情報プリピットまでの第1所定距離と線速度とに基づいた経過時間であり、第1所定時間は、第1所定距離より長い距離であって周期領域内の少なくとも1の情報プリピットから次の周期領域内の同期プリピットまでの第2所定距離と線速度とに基づいた経過時間より短くかつ第2所定時間より長いことを特徴としている。
【0012】
本発明のプリピット波形測定方法は、トラックの間に1つの同期プリピットとその同期プリピットに続いてトラックに関連する情報を担う少なくとも1の情報プリピットとを含む周期領域が繰り返し形成された記録領域を有する光記録媒体のプリピット波形測定方法であって、トラックの接線方向に第1及び第2受光面として分割された受光面を有し、記録領域内に照射された光ビームの反射光を第1及び第2受光面で受光して第1及び第2受光面各々の受光量に応じた第1及び第2光検出信号を出力する光検出ステップと、光記録媒体の光ビームの照射位置において線速度一定となるように光記録媒体を回転駆動する駆動ステップと、第1及び第2光検出信号の差を算出してプッシュプル信号を生成する減算ステップと、ブッシュプル信号から同期プリピット及び情報プリピット各々のプリピットに対応した信号成分を検出してプリピット検出信号を生成するステップと、プリピット検出信号の生成時点から第1所定時間が経過するまでにプリピット検出信号が新たに生成されたか否かを判別する時間判別ステップと、時間判別ステップにて第1所定時間が経過するまでにプリピット検出信号が新たに生成されなかったと判別された直後のプリピット検出信号の生成時を同期プリピットに対応した時点として検出し、その検出時点から第2所定時間だけ遅延した時点を中心とする測定対象信号成分をプッシュプル信号から抽出する抽出ステップと、記録領域内で光ビームの照射位置をトラックジャンプさせるトラックジャンプステップと、トラックジャンプステップにおいて光ビームがトラックジャンプを行っている期間とそれに続く第1所定時間とを少なくとも含む時間に亘って抽出ステップによるプッシュプル信号からの測定対象信号成分の抽出を禁止させる禁止制御ステップと、を備え、第2所定時間は、周期領域内の同期プリピットから少なくとも1の情報プリピットまでの第1所定距離と線速度とに基づいた経過時間であり、第1所定時間は、第1所定距離より長い距離であって周期領域内の少なくとも1の情報プリピットから次の周期領域内の同期プリピットまでの第2所定距離と線速度とに基づいた経過時間より短くかつ第2所定時間より長いことを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。
図6は本発明によるプリピット波形測定装置を示している。このプリピット波形測定装置において、検査対象の光ディスク1(例えば、DVD−RW)に対して情報を書き込み及び読み出しを行うことができる記録再生ヘッド2が備えられている。記録再生ヘッド2には、図2に示した如き記録面を有する追記又は書換可能な光ディスク1に対して情報データの記録を行う記録ビーム光発生装置(図示せず)、光ディスク1から記録情報(情報データを含む)の読み取りを行う読取ビーム光発生装置(図示せず)及び4分割光検出器(図7の符号20)が搭載されている。
【0014】
記録ビーム光発生装置と読取ビーム光発生装置とは個別に設ける必要はなく、記録時には記録用光ビームを発生し、読取時には読取用光ビームを発生する1つの光ビーム発生装置であっても良い。
読取ビーム光発生装置は、スピンドルモータ9によって回転駆動される光ディスク1に読取ビーム光を照射し、その記録面上に情報読取スポットを形成させる。4分割光検出器20は、図7に示すように、光ディスク1の情報記録トラック(グルーブトラック103)の接線に沿った方向と、記録トラックの接線に直交する方向とによって4分割された受光面20a〜20dを有する光電変換素子からなる。その光電変換素子は、情報読取スポットによる光ディスク1からの反射光を4つの受光面20a〜20d各々によって受光し、夫々を個別に電気信号に変換したものを受光信号Ra〜Rdとして出力する。
【0015】
サーボ制御装置4は、これら受光信号Ra〜Rdに基づいてフォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号及びスライダ駆動信号を各々生成する。フォーカスエラー信号は、記録再生ヘッド2に搭載されているフォーカシングアクチュエータ(図示せず)に供給される。フォーカシングアクチュエータは、フォーカスエラー信号に基づいて情報読取スポットの焦点を調整する。トラッキングエラー信号は、記録再生ヘッド2に搭載されているトラッキングアクチュエータ(図示せず)に供給される。トラッキングアクチュエータは、トラッキングエラー信号に基づいて情報読取スポットの形成位置をディスク半径方向にて調整する。スライダ駆動信号はスライダ10に供給される。スライダ10はスライダ駆動信号に応じた速度で記録再生ヘッド2をディスク半径方向に移送させる。
【0016】
サーボ制御装置4にはトラックジャンプパルス発生回路40が接続されている。トラックジャンプパルス発生回路40は後述のパーソナルコンピュータ62からのトラックジャンプ指令に応じてトラックジャンプパルスを発生する。トラックジャンプパルスに応じてサーボ制御装置4のトラッキングサーボ系の動作によって記録再生ヘッド2による光ディスク1の読取又は書込位置が1トラックだけ内側に移動するようになっている。
【0017】
また、上記受光信号Ra〜Rdは加算器21〜23及び減算器24を有するヘッドアンプ25に供給される。加算器21は受光信号Ra,Rdを加算し、加算器22は受光信号Rb,Rcを加算する。すなわち、加算器21は4分割光検出器20の受光面20a及び20dによって各々受光されて得られた受光信号Ra及びRd同士を加算して加算受光信号Ra+dを出力する。また、加算器22は4分割光検出器20の受光面20b及び20c各々によって受光されて得られた受光信号Rb及びRc同士を加算して加算受光信号Rb+cを出力する。
【0018】
加算器23は加算器21,22の各出力信号Ra+d,Rb+cを加算する。加算器23の出力信号は読取信号、すなわちRF信号であり、情報データ再生回路30に供給される。情報データ再生回路30は、その読取信号を2値化した後、復調処理、誤り訂正処理、及び各種情報復号処理を順次実施することにより、光ディスク1に記録されていた情報データ(映像データ、音声データ、コンピュータデータ)の再生を行い、これを出力する。
【0019】
減算器24は加算器21の出力信号Ra+dから加算器22の出力信号Rb+cを減算する。減算器24の出力信号は上記のトラック103のウォブリングによる周波数を示す信号となり、スピンドルモータ9のスピンドルサーボ装置26に供給される。スピンドルサーボ装置26は減算器24の出力信号から得られる周波数が予め定められた回転速度に対応した周波数になるようにスピンドルモータ9を回転駆動する。スピンドルサーボ装置26の構成については特開平10−283638号公報に既に開示されているので、ここでの説明は省略する。
【0020】
プリピット検出回路5は、加算器21,22の各出力信号に基づいて、図2に示した如き、光ディスク1のランドトラック(プリピットトラック)102上に形成されているランドプリピット(LPP)104を検出してプリピット検出信号PPDを記録処理回路7に供給する。
記録処理回路7は、プリピット検出信号PPDに基づいて、現時点において記録再生ヘッド2が記録を行っている位置、すなわち、グルーブトラック103上の位置を認識し、その位置から所望の位置へと記録再生ヘッド2をトラックジャンプせしめるべき制御信号をサーボ制御装置4に供給する。更に、記録処理回路7は、記録すべき情報データ(検査用の情報データ)に対して所望の記録変調処理を施して記録変調データ信号を生成し、これを上記記録再生ヘッド2に供給する。記録再生ヘッド2に搭載されている記録ビーム光発生装置は、かかる記録変調データ信号に応じた記録ビーム光を発生し、これを光ディスク1上のグルーブトラック103上に照射する。この際、かかる記録ビームが照射されたグルーブトラック103上の領域に熱が伝わりその領域に、情報ピット(マーク)が形成されて行く。
【0021】
記録処理回路7の構成についても特開平10−283638号公報に既に開示されているので、ここでのこれ以上の説明は省略する。
プリピット検出回路5は、図7に示すように、加算器21の出力信号Ra+dを増幅する増幅器31と、加算器22の出力信号Rb+cを増幅する増幅器32と、増幅器31の出力信号から増幅器32の出力信号を減算してラジアルプッシュプル信号(グルーブウォブル信号)PPとして出力する減算器33と、減算器33の出力プッシュプル信号PPを閾値THにて2値化して上記のプリピット検出信号PPDを生成する2値化回路34と、AND回路50と、ゲートパルス発生回路51からなる。増幅器31の利得G1と増幅器32の利得G2とは、G1=G2に設定される。
【0022】
減算器33から出力されるプッシュプル信号PPはLPP間隔検出回路60及びオシロスコープ61に供給される。2値化回路34の出力信号であるプリピット検出信号PPDはAND回路50を介して後述のパーソナルコンピュータ(パソコン)62に供給される。
AND回路50には上記の2値化回路34の他にゲートパルス発生回路51が接続されている。ゲートパルス発生回路51は光ディスク1のエンボス領域に対するAR測定期間にパーソナルコンピュータ62からの指令に応じてゲートパルスを発生する。AND回路50は2値化回路34からのプリピット検出信号PPDのパーソナルコンピュータ62への供給をゲートパルスの発生中には停止させる。
【0023】
LPP間隔検出回路60は、図7に示すように、コンパレータ71と、4分周回路72と、カウンタ73とからなる。コンパレータ71はプッシュプル信号PPとウォブルスライス信号Wslice(基準レベル)と比較して2値化ウォブル信号を生成する。4分周回路72は2値化ウォブル信号を4分周する。カウンタ73はクロック信号のパルスを計数して2値化ウォブル信号の周期を検出する。クロック信号の周波数はプッシュプル信号PPの周波数より十分に高い。カウンタ73の計数結果はLPP間隔としてパソコン62に供給される。
【0024】
パソコン62は光ディスク1のエンボス領域のAR測定の際には上記したトラックジャンプ指令をトラックジャンプパルス発生回路40に対して発生する。AR測定期間中にはトラックジャンプ指令は光ディスク1のエンボス領域の1トラックを繰り返し再生するためにスピンドルモータ9の回転に同期して繰り返し発生される。
【0025】
オシロスコープ61はプッシュプル信号PPをサンプリングして例えば、プッシュプル信号PP中のLPPに対応した部分を表示するものである。
オシロスコープ61にはパーソナルコンピュータ(以下、パソコンと称す)62が接続されている。パソコン62はオシロスコープ61の内部メモリ(例えば、後述のサンプルメモリ93)に記憶されたプッシュプル信号PPのレベルデータ及びLPP間隔検出回路60によるLPP間隔検出値を用いて後述の遅延時間を算出する。パソコン62の具体的な構成は示さないが、少なくともCPU及び内部メモリを含んでいる。
【0026】
パソコン62とオシロスコープ61との間の接続は例えば、GPIB、10BASE−T、或いはRS−232C等のインターフェース規格に基づいている。2値化回路34から出力された信号(プリピット検出信号PPD)は図示しないエラーレート検出回路に供給され、そこでその供給された信号に応じたエラーレートが検出される。
【0027】
オシロスコープ61は例えば、図8に示す構成を有することができる。すなわち、オシロスコープ61は、A/D変換器91と、制御回路92と、サンプルメモリ93と、表示メモリ94と、X及びYドライバ95,96と、表示パネル97と、操作部98と、インターフェース99とを備えている。A/D変換器91は入力アナログ信号をディジタル信号に変換する。制御回路92はA/D変換器91によって得られたディジタル信号のサンプルデータをサンプルメモリ93に順次書き込むと共にサンプルメモリ93から表示すべきデータを読み出して表示メモリ94に書き込んで展開する。表示メモリ94は表示パネル97の各画素に対応した記憶位置を有する。X及びYドライバ95,96は表示メモリ94に書き込まれたデータに応じて表示パネル97を駆動して表示パネル97に入力アナログ信号の波形を表示させる。インターフェース99は上記のパソコン62と接続するための例えば、GPIB、10BASE−T、或いはRS−232C等のインターフェース規格に基づいた回路であり、サンプルメモリ93に書き込まれたデータを制御回路92を介してパソコン62に転送する。また、インターフェース99はパソコン62からの指令を制御回路92に中継供給する。
【0028】
かかる構成のプリピット波形測定装置において、減算器33から出力されるプッシュプル信号PPは、光ディスク1の場合には図2に示したようにウォブリングさせたグルーブ103によって図9(a)に示すようにサイン波形(正確にはサイン波形に酷似した波形であるが、説明の便宜上サイン波形と称する)を示す。また、図9(a)に示すようにプッシュプル信号PPにおいてLPPに対応した部分、すなわちLPP成分はサイン波形から負側に大きく突出し、閾値THを越える。図9(a)に示した2つのLPP成分は同期用のLPPと、その同期用のLPPから3番目のLPPとに対応している。すなわち、2番目のLPPがない1周期部分を読み出した場合のプッシュプル信号PPの波形である。
【0029】
プッシュプル信号PPはLPP間隔検出回路60のコンパレータ71においてウォブルスライス信号Wsliceと比較されて図9(b)に示す如き波形の2値化ウォブル信号となる。2値化ウォブル信号はプッシュプル信号PPがウォブルスライス信号Wsliceより大のレベルであれば、1を示し、プッシュプル信号PPがウォブルスライス信号Wslice以下のレベルであれば、0を示すパルス信号となる。2値化ウォブル信号は4分周回路72によって4分周されることにより、図9(c)に示す如き波形となる。この4分周された信号の周期tは、プッシュプル信号PPの同期用のLPP成分から3番目のLPP成分までの時間の2倍の長さに相当する。なお、スピンドルサーボ装置によるサーボ動作によってスピンドルモータ9は光ディスク1を所定の線速度で回転させるので、その光ディスク1についての周期tは一定であるとする。
【0030】
4分周された信号の周期tはカウンタ73においてクロック信号のパルス計数によって測定される。カウンタ73による計数値、すなわち周期tはパソコン62に供給される。パソコン62は、カウンタ73による計数値tを用いてt/2を算出することにより、プッシュプル信号PPの同期用のLPP成分から3番目のLPP成分までの時間を求める。算出されたt/2は遅延時間としてオシロスコープ61に供給される。
【0031】
この遅延時間t/2の算出動作中においてパソコン62は、プッシュプル信号PPの同期用のLPP成分の位置を検出する。同期用のLPP成分の位置はプッシュプル信号PPと閾値THとの比較によってLPP成分の時点が検出される毎にLPP成分の発生間隔から判断される。LPP成分の間隔として得るものは、同期用のLPP成分(1番目ののLPP成分)から2番目のLPP成分までの時間、2番目のLPP成分から3番目のLPP成分までの時間、同期用のLPP成分から3番目のLPP成分までの時間、2番目のLPP成分から次の周期の同期用のLPP成分間での時間、3番目のLPP成分から次の周期の同期用のLPP成分間での時間、同期用のLPP成分から次の周期の同期用のLPP成分間での時間である。同期用のLPP成分から2番目のLPP成分までの時間と、2番目のLPP成分から3番目のLPP成分までの時間とは等しく最も短いが、それ以外はここに並べた順に長い時間となる。しかしながら、同期用のLPP成分から2番目のLPP成分までの時間、2番目のLPP成分から3番目のLPP成分までの時間、及び同期用のLPP成分から3番目のLPP成分までの時間各々に比べて、2番目のLPP成分から次の周期の同期用のLPP成分間での時間、3番目のLPP成分から次の周期の同期用のLPP成分間での時間及び同期用のLPP成分から次の周期の同期用のLPP成分間での時間は十分に長いのである。従って、1つのLPP成分が検出された時点から所定時間TA経過した時点でLPP成分が検出されなかった場合には次に生じるLPP成分は同期用のLPP成分である。所定時間TAは例えば、上記のt/2より若干長く設定される。
【0032】
パソコン62は、オシロスコープ61に対してトリガ信号を発生する。トリガ信号はオシロスコープ61の時間軸の基準時点を示す外部同期信号である。
パソコン62は、トリガ信号を発生するに当たって、図10に示すように先ず、光ディスク1のエンボス領域のAR測定であるか否かを判別する(ステップS1)。光ディスク1のエンボス領域のAR測定である場合には、ゲートパルス指令及びトラックジャンプ指令の発生をスピンドルモータ9の回転に同期して行う(ステップS2)。光ディスク1のエンボス領域以外の領域のAR測定である場合には、ゲートパルス指令及びトラックジャンプ指令の発生をしない(ステップS3)。
【0033】
光ディスク1のエンボス領域以外の領域のAR測定の場合には、パソコン62からのゲートパルス指令及びトラックジャンプ指令に応じてゲートパルス及びトラックジャンプパルスが発生しないので、2値化回路34から出力されるプリピット検出信号PPDがそのままAND回路50を介してパソコン62に供給される。一方、光ディスク1のエンボス領域のAR測定の場合には、パソコン62からのゲートパルス指令に応じてゲートパルス発生回路51からゲートパルスが発生し、ゲートパルスの発生中に2値化回路34から出力されるプリピット検出信号PPDはAND回路50で遮断されてパソコン62には供給されない。また、パソコン62からのトラックジャンプ指令に応じてトラックジャンプパルス発生回路がトラックジャンプパルスが発生し、トラックジャンプパルスによって光ディスク1のエンボス領域の1トラックが繰り返し再生される。
【0034】
なお、光ディスクの中には、そのエンボス領域の全てがアンリーダブル部となっている光ディスク(例えば、DVD−RWバージョン1.0)の他に、エンボス領域がディスク内側から順にリーダブル部、アンリーダブル部となっている光ディスク(例えば、DVD−RWバージョン1.1)がある。かかるDVD−RWバージョン1.1によれば、エンボス領域(コントロールデータゾーンと呼ばれる)の内側に位置する176コントロールデータブロックはリーダブル部となっており、これに続く16サーボブロックはアンリーダブル部となっている。また、DVD−RWバージョン1.1ディスクによれば、そのリーダブル部はコピー防止等に関する情報が読み出し可能な深い位相ピットによって記録されており、大半のディスクにはこのリーダブル部におけるトラック間にLPPが形成されていない。一方、アンリーダブル部は、そのエリアに上書き記録された情報の読み出しを妨げるため、浅い位相ピットによって形成されており、かかるアンリーダブル部におけるトラック間にはデータ領域のトラック間と同様にLPPが形成されている。アンリーダブル部におけるLPPは、アンリーダブル部直後に位置するデータ領域に読み取り光ビームをアクセスするために設けられている。よって、このようなリーダブル部とアンリーダブル部とを有する光ディスクの場合には、アンリーダブル部がエンボス領域のAR測定の対象である。
【0035】
パソコン62は、図11に示すように、AND回路50の出力信号を監視し、1つのLPP成分であるプリピット検出信号PPDが生成されたか否かを判別する(ステップS11)。プリピット検出信号PPDが生成されたならば、その時点からの時間計測を開始する(ステップS12)。そして、その計測時間が所定時間TAを越えたか否かを判別する(ステップS13)。計測時間が所定時間TAを越えない場合にステップS11に戻って新たなプリピット検出信号PPDが生成されたか否かを判別する。ステップS11でプリピット検出信号PPDが生成されていないと判別した場合にはステップS13に移行する。
【0036】
ステップS13において計測時間が所定時間TAを越えたと判別した場合にはプリピット検出信号PPDが生成されたか否かを繰り返し判別する(ステップS14)。ステップS14においてプリピット検出信号PPDが生成されていない場合にゲートパルスの発生中であるか否かを判別する(ステップS15)。
上記したようにゲートパルスはエンボス領域のAR測定時にパソコン62からのゲートパルス指令に応じてゲートパルス発生回路51によって発生される。このゲートパルスは図12(b)に示すようにトラックジャンプパルス(図12(a))の発生より若干早く発生される。ゲートパルスの前エッジとトラックジャンプパルスの前エッジとの時間差は1番目のLPPから3番目のLPPまでの時間t/2に相当する。エンボス領域のAR測定時にはエンボス領域内の同一の1トラックを繰り返し再生するので、記録再生ヘッド2による光ディスク1の読取位置(光ビームの照射位置)を1トラック前に移動させるためのトラックジャンプ時にはトラッキングエラー信号は図12(c)に示すようにS字特性を生ずる。トラックジャンプパルスの発生後、トラッキングエラー信号がほぼ基準レベルに戻る時点まで、すなわち1トラック前の位置へのトラックジャンプが完了する時点までゲートパルスがほぼ発生する。
【0037】
ステップS15でゲートパルスの発生中と判別した場合には、時間計測を初期値にリセットし(ステップS16)、ステップS11に戻る。ステップS15でゲートパルスの発生中ではないと判別した場合には、ステップS14の判別に戻る。
ステップS14においてプリピット検出信号PPDが生成されたと判別した場合には、そのプリピット検出信号PPDは同期用のLPP成分に対応するので、トリガ信号をオシロスコープ61に供給する(ステップS17)。
【0038】
オシロスコープ61は、トリガ信号に応答してその時点を基準にしてその時点から遅延時間t/2だけ経過した時点を表示中央となるようにプリピット波形を表示する。その表示動作について図8に示したオシロスコープ61の構成を用いて説明すると、制御回路92はパソコン92からインターフェース99を介してトリガ信号を受けると、A/D変換器91によって得られたディジタル信号のサンプルデータをサンプルメモリ93に順次書き込む。これはトリガ信号から設定時間だけで良く、これを繰り返す。一方、サンプルメモリ93から表示すべきデータを読み出して表示メモリ94に書き込んで展開する。この読み出しはトリガ信号の供給時点から遅延時間t/2だけ経過した時点Tcのデータが表示パネル97の中央に表示されるように行われる。すなわち、時点Tcに対して時間幅Tc±nΔt分のサンプルデータだけがトリガ信号毎に繰り返し読み出されて表示メモリ94に書き込まれる。表示パネル97の時間軸の目盛り数を2n(nは整数)とし、1目盛り単位の時間をΔtとする。表示メモリ94に展開された各サンプルデータがX及びYドライバ95,96によって表示パネル97に表示されるので、表示パネル97の中央にプリピット波形が表示されることになる。
【0039】
光ディスク1のエンボス領域に対するAR測定の場合には、図12に示すようにゲートパルスの発生期間においてはプリピット検出信号PPDがAND回路50から出力されない。よって、ゲートパルスの発生期間においてはトリガ信号が発生されず、また、ゲートパルスの消滅後もプリピット検出信号PPDがAND回路50から最初に出力されてから少なくとも所定時間TAの時間経過がなければ、トリガ信号は発生しない。この結果、トラックジャンプ期間にプッシュプル信号PPが図12(d)に示すように乱れてしまっても、その期間におけるプリピット部分波形が重畳されてノイズのように表示されることはない。
【0040】
図13(a)はエンボス領域に対するAR測定時におけるトラックジャンプ期間のプリピット検出信号PPDを含んでプリピット波形を表示パネル97に表示した例を示している。図13(a)の表示波形では、トラックジャンプの際のプッシュプル信号PPのLPP部分以外の部分でLPPと判断することが起き、同期用のLPP以外の時間的位置でトリガが掛かってしまい、3番目のLPP以外のプッシュプル信号PPのレベル変動した成分がノイズとなってプリピット波形に現れている。図13(b)は上記したようにエンボス領域に対するAR測定時におけるトラックジャンプ期間のプリピット検出信号PPDを無視してプリピット波形を表示パネル97に表示した例を示している。図13(b)の表示波形においては、トラックジャンプによるプッシュプル信号PPの変動によって同期用のLPP以外の時間的位置でトリガとなることが防止されるので、図13(a)の表示波形に含まれるノイズ成分が除去されている。
【0041】
このようにトラックジャンプ時のノイズ成分が除去されたプリピット波形をデータとして得ることができるので、このプリピット波形に基づいてエンボス領域に対するAR値をパソコン62において自動計算すると、図5に示した最大値APmax及び最小値APminがノイズ成分の悪影響を受けないで済み、AR値を正確に算出することができる。
【0042】
なお、LPP間隔検出回路60は、上記した構成に限らず、本出願人によって出願された特願2001−308868号に示された他の構成のLPP間隔検出回路を本発明においても用いることができる。
また、上記した実施例においてはエンボス領域について説明したが、本発明はエンボス領域に限らず、光記録媒体の他の狭い領域についてプリピット波形を測定する場合に適用することができる。
【0043】
更に、上記した実施例においては、光記録媒体として光ディスクについて説明したが、複数のトラックが形成された光学式カード等の他の光記録媒体にも本発明を適用することができる。
【0044】
【発明の効果】
以上の如く、本発明によれば、プリピットを有する光記録媒体のエンボス領域の如き狭い領域におけるプリピット波形をノイズ成分を除去して測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】DVD−RWの各領域の配置構造を示す図である。
【図2】DVD−RWの記録面の構造を示す図である。
【図3】LPP成分を含むラジアルプッシュプル信号の波形を示す図である。
【図4】プリピット検出信号の波形を示す図である。
【図5】プリピット波形を示す図である。
【図6】本発明によるプリピット波形測定装置を示すブロック図である。
【図7】図6の装置中のヘッドアンプ、プリピット検出回路及びLPP間隔検出回路の構成を示すブロック図である。
【図8】図6の装置中のオシロスコープの概略構成を示すブロック図である。
【図9】LPP間隔検出回路の各部の動作を示す波形図である。
【図10】図7の装置中のパソコンによる領域判定動作を示すフローチャートである。
【図11】図7の装置中のパソコンによるトリガ信号発生動作を示すフローチャートである。
【図12】図7の装置のトラックジャンプ時の各部の動作を示す波形図である。
【図13】オシロスコープに表示されるプリピット波形例を示す図である。
【符号の説明】
1 光ディスク
2 記録再生ヘッド
5 プリピット検出回路
10 スライダ
20 4分割光検出器
60 LPP間隔検出回路
61 オシロスコープ
62 パソコン

Claims (9)

  1. トラックの間に1つの同期プリピットとその同期プリピットに続いて前記トラックに関連する情報を担う少なくとも1の情報プリピットとを含む周期領域が繰り返し形成された記録領域を有する光記録媒体のプリピット波形測定装置であって、
    前記トラックの接線方向に第1及び第2受光面として分割された受光面を有し、前記記録領域内に照射された光ビームの反射光を前記第1及び第2受光面で受光して前記第1及び第2受光面各々の受光量に応じた第1及び第2光検出信号を出力する光検出手段と、
    前記光記録媒体の前記光ビームの照射位置において線速度一定となるように前記光記録媒体を回転駆動する駆動手段と、
    前記光検出手段から出力された前記第1及び第2光検出信号の差を算出してプッシュプル信号を生成する減算手段と、
    前記ブッシュプル信号から前記同期プリピット及び前記情報プリピット各々のプリピットに対応した信号成分を検出してプリピット検出信号を生成する手段と、
    前記プリピット検出信号の生成時点から第1所定時間が経過するまでに前記プリピット検出信号が新たに生成されたか否かを判別する時間判別手段と、
    前記時間判別手段によって前記第1所定時間が経過するまでに前記プリピット検出信号が新たに生成されなかったと判別された直後の前記プリピット検出信号の生成時を前記同期プリピットに対応した時点として検出し、その検出時点から第2所定時間だけ遅延した時点を中心とする測定対象信号成分を前記プッシュプル信号から抽出する抽出手段と、
    前記記録領域内で前記光ビームの照射位置をトラックジャンプさせるトラックジャンプ手段と、
    前記トラックジャンプ手段によって前記光ビームがトラックジャンプを行っている期間とそれに続く前記第1所定時間とを少なくとも含む時間に亘って前記抽出手段による前記プッシュプル信号からの前記測定対象信号成分の抽出を禁止させる禁止制御手段と、を備え
    前記第2所定時間は、前記周期領域内の前記同期プリピットから前記少なくとも1の情報プリピットまでの第1所定距離と前記線速度とに基づいた経過時間であり、
    前記第1所定時間は、前記第1所定距離より長い距離であって前記周期領域内の前記少なくとも1の情報プリピットから次の前記周期領域内の前記同期プリピットまでの第2所定距離と前記線速度とに基づいた経過時間より短くかつ前記第2所定時間より長いことを特徴とするプリピット波形測定装置。
  2. 前記記録領域はエンボス領域であることを特徴とする請求項1記載のプリピット波形測定装置。
  3. 前記抽出手段は、前記光ビームが前記トラックジャンプを行っている期間直前の第所定時間前から前記第1所定時間が終了するまでの期間に亘って前記プッシュプル信号から前記同期プリピットに対応した同期信号成分の検出を停止することを特徴とする請求項1記載のプリピット波形測定装置。
  4. 前記第3所定時間は前記周期領域内の前記同期プリピットから前記少なくとも1の情報プリピットまでの距離及び前記線速度に対応した経過時間より若干長い時間に相当することを特徴とする請求項1又は3記載のプリピット波形測定装置。
  5. 前記トラックジャンプを行っている期間はトラッキングエラー信号のS字特性に応じて定まる期間であることを特徴とする請求項1記載のプリピット波形測定装置。
  6. 前記トラックは予め定められた周波数でウォブリングされたウォブリングトラックであり、前記抽出手段は、前記プッシュプル信号の周期に基づいて前記同期プリピットに対応 した時点から前記第2所定時間だけ遅延した時点を検出することを特徴とする請求項1記載のプリピット波形測定装置。
  7. 前記抽出手段によって抽出された前記測定対象信号成分を表示する表示装置を有することを特徴とする請求項1記載のプリピット波形測定装置。
  8. 前記トラックジャンプ手段は、前記光ビームの照射位置を同一トラックからの繰り返し情報読み取りのために1トラックジャンプをさせることを特徴とする請求項1記載のプリピット波形測定装置。
  9. トラックの間に1つの同期プリピットとその同期プリピットに続いて前記トラックに関連する情報を担う少なくとも1の情報プリピットとを含む周期領域が繰り返し形成された記録領域を有する光記録媒体のプリピット波形測定方法であって、
    前記トラックの接線方向に第1及び第2受光面として分割された受光面を有し、前記記録領域内に照射された光ビームの反射光を前記第1及び第2受光面で受光して前記第1及び第2受光面各々の受光量に応じた第1及び第2光検出信号を出力する光検出ステップと、
    前記光記録媒体の前記光ビームの照射位置において線速度一定となるように前記光記録媒体を回転駆動する駆動ステップと、
    前記第1及び第2光検出信号の差を算出してプッシュプル信号を生成する減算ステップと、
    前記ブッシュプル信号から前記同期プリピット及び前記情報プリピット各々のプリピットに対応した信号成分を検出してプリピット検出信号を生成するステップと、
    前記プリピット検出信号の生成時点から第1所定時間が経過するまでに前記プリピット検出信号が新たに生成されたか否かを判別する時間判別ステップと、
    前記時間判別ステップにて前記第1所定時間が経過するまでに前記プリピット検出信号が新たに生成されなかったと判別された直後の前記プリピット検出信号の生成時を前記同期プリピットに対応した時点として検出し、その検出時点から第2所定時間だけ遅延した時点を中心とする測定対象信号成分を前記プッシュプル信号から抽出する抽出ステップと、
    前記記録領域内で前記光ビームの照射位置をトラックジャンプさせるトラックジャンプステップと、
    前記トラックジャンプステップにおいて前記光ビームがトラックジャンプを行っている期間とそれに続く前記第1所定時間とを少なくとも含む時間に亘って前記抽出ステップによる前記プッシュプル信号からの前記測定対象信号成分の抽出を禁止させる禁止制御ステップと、を備え
    前記第2所定時間は、前記周期領域内の前記同期プリピットから前記少なくとも1の情報プリピットまでの第1所定距離と前記線速度とに基づいた経過時間であり、
    前記第1所定時間は、前記第1所定距離より長い距離であって前記周期領域内の前記少なくとも1の情報プリピットから次の前記周期領域内の前記同期プリピットまでの第2所定距離と前記線速度とに基づいた経過時間より短くかつ前記第2所定時間より長いことを特徴とするプリピット波形測定方法。
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