JP2008536253A - 書込ストラテジを設定する記録システム - Google Patents

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Abstract

記録装置が、情報を表すマークを書き込み及び読み取る。放射源22は、所定の記録フォーマットに従って構成された記録担体11上に、書込ストラテジに従って上記マークを書き込むように制御される。上記記録フォーマットは、ディスクタイプ識別子及びディスク記録パラメータを含む事前記録されるディスク情報を規定する。当該装置は、書込ストラテジを設定するための制御ユニット20と、各々が対応するプリセット書込ストラテジを規定するパラメータを含むようなストラテジデータ群を含むストラテジテーブル31と、各々がディスクタイプ識別子に基づいて取り出し可能であると共に上記ストラテジデータ群の1つを示すようなディスクタイプエントリを含むルックアップテーブル32とを有する。制御ユニット20は、実際のディスク情報から実際のディスクタイプ識別子を検出すると共に、書込ストラテジを上記ストラテジテーブルから該実際のディスクタイプ識別子及び上記ルックアップテーブルに依存して取り出された適用可能なストラテジデータ群に基づいて設定するように構成されている。

Description

本発明は、所定の記録フォーマットに従って構成された取外し可能型の記録担体上に情報を記録する装置であって、前記記録フォーマットは使用前に当該記録担体上に設けられるべきディスク情報を規定し、該ディスク情報はディスクタイプ識別子及びディスク記録パラメータを含み、当該装置は、マークのパターンを書き込むと共に前記ディスク情報を読み取るために放射源から放射ビームを発生させるヘッドと、前記書き込みの間に前記放射源を書込ストラテジに従って制御する放射源制御手段と、該書込ストラテジを当該装置に内に存在する実際の記録担体からの実際のディスク情報を含む実際の記録条件に依存して設定する制御ユニットとを有するような装置に関する。
更に、本発明は、所定の記録フォーマットに従って構成された取外し可能型の記録担体上に情報を表すマークのパターンを書き込む間に放射源を制御する方法であって、前記記録フォーマットが使用前に前記記録担体上に設けられるべきディスク情報を規定し、該ディスク情報はディスクタイプ識別子及びディスク記録パラメータを含み、当該方法が前記書き込みの間に前記放射源を書込ストラテジに従って制御するステップと、該書込ストラテジを実際の記録担体からの実際のディスク情報を含む実際の記録条件に依存して設定するステップとを有するような方法にも関する。
記録担体上に情報を記録する方法及び装置は、米国特許出願公開第2003/0151994号から既知である。該記録担体は、記録可能型のものであり、情報を記録するためのトラック、例えばウォブリングされたプリグルーブにより示されたディスク状担体上の螺旋状トラックを有する。該装置は、記録担体を回転させる駆動ユニットを有している。トラックを走査するために、記録担体が回転される間に、位置決めユニットにより当該トラックに対向して光ヘッドが位置決めされる。該ヘッドは、マーク及び中間スペースを書き込むための放射ビームを発生するレーザ及び光学エレメントを有する。マーク及びスペースの長さは、チャンネルビットで測定して所定数の長さの単位の公称値(通常ランレングスと呼ばれる)を有し、斯かるマーク及びスペースは変調符号に従って情報をデジタル的に表すようなマークのパターンを構成する。該装置は、レーザパワーを書込ストラテジに従って制御する制御ユニットを有している。このような書込ストラテジにおいて、レーザパワー及びパルスのパターンは、当該記録担体の特性を考慮しながら、記録されるべきマークのランレングスに従って制御される。記録担体は、例えばDVD−R等の所定の記録フォーマットに従って構成され、該記録フォーマットは使用前に当該記録担体上に設けられるべきディスク情報を規定する。該ディスク情報はディスクタイプ識別子及びディスク記録パラメータを含み、該パラメータは上記書込ストラテジを設定するためのものである。該文献は斯かる書込ストラテジを記録速度に従って設定することを記載しており、これは所要の速度でのパラメータの補正のためにテスト記録及び測定を必要とする。書込ストラテジを決定するために、テスト記録及びジッタ測定等のマークのずれの測定が使用されて、記録されたマークのパターンの品質が検出される。書込ストラテジの履歴は、当該記録担体上に記録される。該ディスクが装置に挿入される次回には、以前の記録速度に対する書込ストラテジが該履歴から利用可能となる。書込ストラテジを設定する該既知のシステムは、下記のような欠点を有している。即ち、新たな記録担体が挿入されるか、又は別のドライブで使用されていた記録担体が挿入された場合、実際のディスク記録パラメータが取り出されたとしても、書込ストラテジを上記テスト記録及び測定を使用して設定しなければならない。該手順はかなりの量の時間を要し、これは記録を即座に開始したいユーザにとり問題となる。
本発明の目的は、書込ストラテジに従ってレーザ源を制御する記録装置及び方法であって、記録担体が挿入された後に必要とされる遅延時間を低減するような記録装置及び方法を提供することにある。
この目的のため、本発明の第1の態様によれば、冒頭の段落で述べた記録する装置は、ストラテジデータ群を含むストラテジテーブルであって、各ストラテジデータ群が対応するプリセット書込ストラテジを規定するパラメータを含むようなストラテジテーブルと、ディスクタイプエントリを含むルックアップテーブルであって、各々がディスクタイプ識別子に基づいて取り出し可能であると共に前記ストラテジデータ群のうちの1つを示すようなディスクタイプエントリを含むルックアップテーブルとを有し、前記制御ユニットは、実際のディスク情報から実際のディスクタイプ識別子を検出すると共に書込ストラテジを前記ストラテジテーブルから実際のディスクタイプ識別子及び前記ルックアップテーブルに依存して取り出された適用可能なストラテジデータ群に基づいて設定するように構成される。
この目的のため、本発明の第2態様によれば、冒頭の段落で述べた方法は、ストラテジデータ群を含むストラテジテーブルであって、各ストラテジデータ群が対応するプリセット書込ストラテジを規定するパラメータを含むようなストラテジテーブルを設けるステップと、各々がディスクタイプ識別子に基づいて取り出し可能であると共に前記ストラテジデータ群のうちの1つを示すようなディスクタイプエントリを含むルックアップテーブルを設けるステップと、実際のディスク情報から実際のディスクタイプ識別子を検出するステップと、書込ストラテジを前記ストラテジテーブルから前記実際のディスクタイプ識別子及び前記ルックアップテーブルに依存して取り出された適用可能なストラテジデータ群に基づいて設定するステップとを有する。
上記対策は、当該装置において以前に使用されていなかった記録担体が供給された場合に、適切な書込ストラテジが上記ストラテジテーブルから上記ディスク識別子に基づいて取り出されるという効果を有する。従って、必要なストラテジが即座に見付かる。現方法の結果、有利にも、特には長時間を要する最良の可能な書込ストラテジを見付ける代わりに十分に良好な書込ストラテジを選択することにより、又は多数のディスクを信頼性のないディスク記録パラメータにより記録可能でないとして拒絶することにより、スタートアップ時間と書込ストラテジの最適化との間の実用的なバランスが得られることに注意されたい。
また、本発明は下記のような認識にも基づいている。第1に、ディスク識別子は、実際のディスクが依然としてブランクであっても、現装置において以前に使用されたディスクタイプを即座に認識する方法を提供する。従来の既知の装置は、該ブランクディスクの実際のディスク記録パラメータを使用し得る。発明者には、このような方法は信頼性がない可能性があることが分かった。実際には、記録フォーマットにより規定されていてもディスク記録パラメータは、実際のドライブ/ディスクの組み合わせに適用された場合、常に良好な記録品質を提供するというものではないということが検出されている。ディスク識別子に基づいてルックアップテーブルを使用することにより、実際のディスクが該テーブルに含まれるタイプのものである場合、成功する書込ストラテジをストラテジテーブルから選択することができる。
当該装置の一実施例において、前記ストラテジデータ群は記録フォーマットに従った異なるタイプの記録担体に対するディスク記録パラメータのグループ化に基づくものであり、特別な場合において該記録フォーマットは1回の記録媒体を規定する。これは、大きな集団の利用可能なディスクタイプをカバーするために限られた数の群しか必要とされないという利点を有する。所要のデータは、当該集団のディスク記録パラメータを読み出し、実質的に類似したディスク記録パラメータを持つディスクタイプをクラスタ化することにより見付けられる。前記ルックアップテーブルは、ディスクタイプ識別子の各々に対するものであって、上記群に対する対応する書込ストラテジを示すようなエントリを含めることにより形成することができる。実際に、当該方法はDVD+R等のライトワンス型ディスクに適している。
当該装置の一実施例では、上記ストラテジデータ群はディスク記録パラメータに対する選択されたパラメータ値に基づくもので、これらパラメータ値は記録フォーマットに従い異なるタイプの記録担体に対する或る範囲の値に基づいて選択され、特別な場合、該記録フォーマットは書換可能型媒体を規定する。これは、大きな集団の利用可能なディスクタイプが、上記範囲内で利用可能な限られた数のパラメータによりカバーされるという利点を有している。発明者は、大きな集団であっても、幾つかのパラメータは略一定であり、他のものは上記の限られた範囲にわたり変化するのみであることが分かった。従って、上記範囲内で選択される僅かのパラメータ値の組み合わせの限られた数のストラテジデータ群で、上記集団をカバーするのに十分であることが分かる。実際には、当該方法はDVD+RW等の書換可能型ディスクに適している。
当該装置の一実施例において、前記制御ユニットは、適用可能なストラテジデータ群に基づく書込ストラテジの設定の後に、設定された書込ストラテジにより記録されたマークの品質尺度を決定し、該品質尺度が品質閾値より悪い場合、実際のディスク情報から実際のディスク記録パラメータを取り出すと共に、書込ストラテジを該実際のディスク記録パラメータに基づいて設定するように構成される。ジッタ又はビットエラー率等の品質尺度を検出することにより、書込ストラテジの結果が検証される。該品質尺度が上記品質閾値より低い場合、更なる手順が開始される。当該装置は、実際のディスク記録パラメータを取り出し、これに基づいて書込ストラテジを設定することができる。これは、ディスクタイプ識別子が信頼できない場合でも、記録の品質が検証され、ディスク記録パラメータへのフォールバックがなされる。
本装置の一実施例では、該装置はストラテジ調整エントリを含むストラテジ調整テーブルを有し、各ストラテジ調整エントリはディスクタイプ識別子に基づいて取り出すことができると共に対応するディスクタイプのディスク記録パラメータに対する調整値を含み、前記制御ユニットは、実際のディスクタイプ識別子がストラテジ調整エントリに対応する場合に、実際のディスク情報から実際のディスク記録パラメータを取り出すと共に、該実際のディスク記録パラメータ及び前記対応するエントリからの調整値に基づいて書込ストラテジを設定するように構成される。上記調整テーブルは、記録担体からのディスク記録パラメータに基づく書込ストラテジのための既知の補正値を有する。補正は、所要のディスク/ドライブの組み合わせ微調整の間に確立することができる。有利にも、ドライブ又はディスクの製造者は、組み合わせがオフラインで決定された可能な最良の書込ストラテジを提供することを保証することができる。他の実施例では、該制御ユニットは、設定された書込ストラテジに従って記録されたマークの品質尺度を決定し、該品質尺度が品質閾値より良い場合は、当該設定された書込ストラテジに基づいて情報を記録するようにする。上記調整テーブルへのアクセスは、好ましくは、前記ルックアップテーブルにアクセスする前であるが、後で適用することもできることに注意されたい。
当該装置の一実施例において、前記制御ユニットは、実際のディスクタイプ識別子が前記ルックアップテーブルに含まれていない場合、前記ストラテジテーブルから書込ストラテジを順次設定すると共に、順次設定される各書込ストラテジにより記録されたマークの品質尺度を決定する動作を、当該品質尺度が品質閾値より良くなるまで行い、前記実際のディスクタイプ識別子に対応すると共に、現在設定されている書込ストラテジに対応するストラテジデータ群を示すようなディスクタイプエントリを前記ルックアップテーブルに追加するように構成される。これは、上記ルックアップテーブルが当該装置の実際の使用の間において動的に記入されるという効果を有している。有利には、上記ルックアップテーブルには当該装置に挿入される実際のディスクタイプが記入され、市場に現れる新たなディスクタイプは自動的に追加される。
本発明による装置及び方法の他の好ましい実施例は、添付請求項に記載されており、これら請求項の開示内容は参照により本明細書に組み込まれるものとする。
本発明の、これら及び他の態様は、下記に例示として記載する実施例及び添付図面から明らかとなり、これらを参照して説明されるであろう。尚、異なる図における対応する構成要素は、同様の符号を有している。
図1は、光記録担体への記録法を概念的に示している。記録装置は、ターンテーブル1と、ディスク状記録担体11を軸3の周りで矢印5により示される方向に回転させる駆動モータ2とを有している。該記録担体はマーク8を記録するためのトラック9を有し、このトラックは光学書込ヘッド6を該トラックに対向して位置決めするためのサーボトラッキング信号を発生するサーボパターンにより位置特定される。該サーボパターンは、例えば浅いウォブリングされた溝(通常、プリグルーブと呼ばれる)及び/又は窪みのパターン(通常、プリピット若しくはサーボピットと呼ばれる)とすることができる。記録担体11は放射感知性記録層を有し、該記録層は十分に高い強度の放射に暴露されると、例えば反射度の変化等の光学的に検出可能な変化を受け、情報を表す記録パターンを構成するようなマーク8及び中間スペースを形成する。該パターンにおいて、各エレメントは、チャンネルビットと呼ばれる単位で表される公称ランレングスを有している。斯かるランレングスは、当該情報を、通常チャンネルコードと呼ばれる変調方式に従って表す。斯かる光記録担体の一例は、DVDである。DVDに関する更なる詳細は、文献ECMA-267: 120 mm DVD - Read-Only Disc - (1997)で見付けることができる。
上記放射感知性層は、例えば比較的高い強度のレーザビームに対する暴露により局部的に変化又は除去され得るような薄い金属層を有することができる。他の例として、該記録層は、放射により色が変化するような放射感知性染料等の他の材料(通常、記録可能型と呼ばれ、Rなる名称の媒体)、又は放射の影響下でアモルファスから結晶性へ若しくはその逆に構造が変化され得るような相変化材料(通常、書換可能型と呼ばれ、RWなる名称の媒体)からなることができる。前記マークは、例えば染料、合金若しくは相変化材料等の材料に記録する場合に得られるような周囲とは異なる反射係数を持つ領域の形態、又は光磁気材料に記録する場合に得られるような周囲とは異なる磁化の方向を持つ領域の形態等の如何なる光学的に読み取り可能な形態とすることもできる。
光学書込ヘッド6は、(回転する)記録担体のトラック9に対向して配置される。該光学書込ヘッド6は、書込ビーム13を発生するための例えば固体レーザ等の放射源を有している。チャンネルビットで指定された長さのマーク又はスペースを形成するための書込パワーの制御は、ディスクのタイプ(例えば、材料)、記録条件(例えば、速度)及び記録されるべきマークのパターンに適応化され、これは書込ストラテジ(WSG)と呼ばれる。高密度記録においては、例えば書込パワーを書き込まれるべきマークの長さ及び/又は先行するスペースのサイズに依存して制御する等の、複雑な書込ストラテジが実施される。マークの書き込み及び品質の結果は、通常はマークを記録すると共に品質パラメータを測定するような最適パワー制御(OPC)と呼ばれる手順により決定される。例えば、DVD+R用の既知のOPC手順はジッタ測定に基づくことができ(ECMA349参照)、DVD+RW用のものはガンマ測定に基づくことができる(ECMA−337参照)。
記録担体11は、例えばDVD+R又はDVD+RW等の所定の記録フォーマットに従って構成され、該記録フォーマットは使用前に記録担体上に設けられるべきディスク情報を規定している。該ディスク情報はディスクタイプ識別子及びディスク記録パラメータを含んでいる。ディスクタイプ識別子は、ディスク製造者ID及び/又は媒体タイプIDを含むことができ、それらの例が図5に示されている。
書き込みのために、書込ビーム13の強度は制御信号Vsにより書込ストラテジに従って変調される。記録可能型ディスクの場合、書込ビーム13の強度は、マークを書き込むために当該放射感知性記録担体の光学特性に検出可能な変化を生じさせるのに十分な書込パワーと、斯かるマークの間に中間領域(以下、スペースと呼ぶ)を形成するために如何なる検出可能な変化も生じさせないような低い(又はゼロの)冷却パワーとの間で変化する。書換可能型ディスクの場合は、例えば如何なる先行して記録されたマークをも消去するためのパワーレベル(消去パワー)等の少なくとも1つの更なるパワーレベルが選択される。
読み取るために、記録層は、光学特性に検出可能な変化を生じさせないほど十分に低い一定の強度の読取レベルにあるような強度のビーム13により走査される。走査の間において、当該記録担体から反射された読取ビームは、走査されている情報パターンに従って変調される。
例えばDVD+RWシステム等の光システムにおいては、記録処理を示すディスク情報が、変調されたトラック(しばしば、プリグルーブ内アドレス又はADIPと呼ばれる)に記憶される。該ADIPに記憶されたディスク情報は、記録処理のためのディスク記録パラメータ(書込ストラテジパラメータとも呼ばれる)の値を含む。斯かる記録パラメータ以外に、ADIPは、例えばディスク製造者、ディスク媒体タイプ及びディスク製造リビジョン番号に関する情報を含むディスクタイプ識別子も含んでいる。
図2は、記録担体上に記録されるべき情報を表すデジタル情報信号を示す。該デジタル情報信号90の値は、記録担体11の記録層に記録されるべきマークの長さを表す。垂直方向の点線は、該デジタル情報信号に属する基準クロック信号の遷移点を示す。この基準クロックの1周期(チャンネルビット期間とも呼ばれる)が、Twにより示されている。記録されるべきデジタル情報信号は制御信号91に変換され、該制御信号がパルス状放射ビームのパワーを制御するが、その場合に、該パルス状放射ビームのパワーは制御信号91の対応するレベルに比例すると仮定される。記録されるべきマークと対応するパルス状放射ビームとの間の関係は、所謂書込ストラテジにより定義される。図に示された実施例では、所謂(N−1)書込ストラテジが適用される。このような(N−1)書込ストラテジによれば、デジタル情報信号90のおけるnTなる長さ(即ち、Twのn倍の時間長)を持つマークは、制御信号91におけるn−1のパルスの系列に変換される。例えば、8Tマークは7個のパルスの系列に変換され、3Tマークは2つのパルスの系列に変換される。
図3は、デジタル情報信号及び書込ストラテジパラメータを示す。記録されるべきデジタル情報信号100は(N−1)書込ストラテジにより制御信号110に変換され、結果として5つのパルスの系列が得られる。これらのパルスは書込パワーレベルPとバイアスパワーレベルPbとの間で変調される。斯かるパルス系列の前後のパワーレベルは消去パワーレベルPeにあり、該消去パワーレベルは、書き込まれているマークの間の以前に書かれたマークを消去することが可能であるような放射ビームの消去パワーレベルに対応する。
斯かるパルスの系列の実際の形状(即ち、波形)は、複数の記録パラメータdTtop、Ttop、Tmp及びdTeraに依存し、ここで、Ttopは系列における最初のパルス持続時間を定め、Tmpは系列における最初のパルスを除くパルスの持続時間を定め、dTtop(初期遅延パラメータ)は基準クロック信号の遷移点に対する上記最初のパルスの開始点を定め、dTera(最終遅延パラメータ)は基準クロック信号の遷移点に対する当該パルスの系列の最終点を定める。これらのパラメータは書込ストラテジデータと呼ばれ、以下に述べるように本発明に従い設定される。尚、図2及び3に示された書込ストラテジは一例(DVD+RWに使用される)に過ぎず、他のストラテジはパルスのタイミング、パワーレベル又はプロファイル、パルス形状等を定めるための別のパラメータを含むことができる。
図4は、例えばDVD−R(ECMA−359参照)等の書込可能型、又はDVD+RW若しくはBD(ブルーレイディスク、http://www.blu-raydisc.com参照)等の書換可能型のタイプの記録担体11に対して情報を書き込み及び/又は読み取る記録装置を示す。該装置には、記録担体上のトラックを走査するための走査手段が設けられ、該走査手段は、記録担体11を回転させる駆動ユニット21、ヘッド22、該ヘッドを上記トラック上において放射方向(ラジアル方向)に粗に位置決めする位置決めユニット25、及び制御ユニット20を含んでいる。上記ヘッドは、放射ビーム24を発生させるために、例えばレーザダイオード等の放射源、光学システム及び既知のタイプの付加的回路を有している。上記放射ビームは光学エレメントを介して案内され、当該記録担体の情報層のトラック上における放射スポット23に収束される。当該ヘッドは、更に、放射ビーム24の焦点を該ビームの光軸に沿って移動させる焦点アクチュエータ及び上記スポット23をトラックの中心にラジアル方向に精細に位置決めするトラッキングアクチュエータを有している(図示略)。該トラッキングアクチュエータは、光学エレメントをラジアル方向に移動させるためのコイルを有するか、又は代わりに反射エレメントの角度を変えるように構成することもできる。情報を書き込むために、上記放射は記録層に光学的に検出可能なマークを形成するように制御される。読み取るために、上記情報層により反射された放射は、当該光学ヘッド内の例えば四象限ダイオード等の通常のタイプの検出器により検出され、読取信号並びに上記トラッキング及び焦点アクチュエータを制御するためのトラッキングエラー及び焦点エラー信号を含む他の検出器信号を発生する。上記読取信号は、情報を取り出すための復調器、フォーマット解除器及び出力ユニットを含む通常のタイプの読取処理ユニット30により処理される。かくして、情報を読み取るための取出手段は、駆動ユニット21、前記光学ヘッド22、位置決めユニット25及び読取処理ユニット30を含む。当該装置は、入力情報を処理して上記光学ヘッドを駆動する書込信号を発生する書込処理手段を有し、該手段は入力ユニット27並びにフォーマッタ28及びレーザパワーユニット29を有している。制御ユニット20は情報の記録及び取り出しを制御し、ユーザから又はホストコンピュータからコマンドを入力するように構成することができる。該制御ユニット20は、例えばシステムバス等の制御ライン26を介して、前記入力ユニット27、フォーマッタ28及びレーザパワーユニット29に、前記読取処理ユニット30に、並びに前記駆動ユニット21及び位置決めユニット25に接続されている。制御ユニット20は、書き込み及び/又は読み取り機能を実行するために例えばマイクロプロセッサ、プログラムメモリ及び制御ゲート等の制御回路を有している。制御ユニット20は、論理回路内に状態マシンとして実施化することもできる。当該装置は多層媒体に記録するように構成することもできることに注意されたい。上記焦点、トラッキング及び制御ユニット20は、各記録層を検出すると共に各記録層に作用し、選択された層に記録するように設定を適用する。
一実施例においては、当該記録装置は記憶システムのみ(例えば、コンピュータで使用するための光ディスクドライブ)となる。制御ユニット20は、ホストコンピュータシステムにおける処理ユニットと、標準化されたインターフェースを介して通信するように構成される。デジタルデータは、フォーマッタ28及び読取処理ユニット30と直接インターフェースされる。
一実施例においては、当該装置は独立型ユニット(例えば消費者が使用するビデオ記録装置)として構成される。制御ユニット20又は当該装置に含まれる追加のホスト制御ユニットは、ユーザにより直接制御されると共に、ファイル管理システムの機能を実行するように構成される。該装置は、アプリケーションデータ処理(例えばオーディオ及び/又はビデオ処理)回路を含む。ユーザ情報は、入力ユニット27に提供され、該ユニットはアナログオーディオ及び/又はビデオ、又はデジタル非圧縮オーディオ/ビデオ等の入力信号に対する圧縮手段を有することができる。好適な圧縮手段は、例えばオーディオに関しては国際特許出願公開第WO98/16014-A1号(出願人整理番号:PHN16452)に、ビデオに関してはMPEG2規格に記載されている。入力手段27は斯かるオーディオ及び/又はビデオを情報の単位に処理し、該情報単位がフォーマッタ28に渡される。読取処理ユニット30は、適切なオーディオ及び/又はビデオ復号ユニットを有することができる。本発明は、ユーザにとり記録するまでの時間が厳しいので、オーディオ/ビデオレコーダに非常に適していることに注意されたい。
フォーマッタ28は、制御データを追加すると共に、例えばエラー訂正コード(ECC)を追加し、インターリーブし及びチャンネル符号化することにより、データを記録フォーマットに従ってフォーマッティング及び符号化するためのものである。更に、フォーマッタ28は、変調された信号に同期パターンを含めるための同期手段を有する。フォーマッティングされた単位は、アドレス情報を含み、制御ユニット20の制御の下で記録担体上の対応するアドレス指定可能な位置に書き込まれる。フォーマッタ28の出力端からのフォーマッティングされたデータは、レーザパワーユニット29に渡される。
レーザパワーユニット29は、書き込まれるべきマークを示すフォーマッティングされたデータを入力し、光学ヘッド内の放射源を駆動するレーザパワー制御信号を発生する。レーザ源は、後述するように書込ストラテジ設定に従って制御され、特に、パワー並びにパルス長及び遅延等のパルスパターンが、異なる長さのマークに依存して制御される。
制御ユニット20は、書込ストラテジを、当該装置内にある実際の記録担体からの実際のディスク情報を含むような実際の記録条件に依存して設定するように構成される。更に、当該装置は、ストラテジデータ群を含むストラテジテーブルであって、各ストラテジデータ群が対応するプリセット書込ストラテジを定めるようなストラテジテーブル31と、ディスクタイプエントリを含むルックアップテーブルであって、各ディスクタイプエントリがディスクタイプ識別子に基づいて取り出し可能であると共に上記ストラテジデータ群の1つを示すようなルックアップテーブル32とを含むようなメモリを有する。ストラテジテーブル31は、対応するタイプの記録担体に対する適切な書込ストラテジのためのパラメータに基づいて記入される。当該装置は、対応する異なるタイプの記録フォーマットに対してストラテジテーブルを有し、記録フォーマットを検出した後に適切なテーブルを選択することができることに注意されたい。ルックアップテーブル31は、ディスクタイプ識別子及び書込ストラテジテーブル31からの好適な書込ストラテジに対する対応するポインタのリストを含む。
制御ユニット20は、更に、実際のディスク情報から実際のディスクタイプ識別子を検出すると共に、書込ストラテジを、ストラテジテーブル31から該実際のディスクタイプ識別子及びルックアップテーブル32に依存して取り出された適用可能なストラテジデータ群に基づいて設定するように構成される。上記実際のディスクタイプ識別子は、当該ルックアップテーブルにあるエントリと比較される。これらエントリの何れも一致しない場合、フォールバック書込ストラテジ設定手順、若しくはデフォルト書込ストラテジを適用することができるか、又はエラーメッセージを発生することができる。
如何なる媒体(ディスク記録情報の特定のバージョンを示す補助バイト(Aux Bytes)を備える又は備えない)に対しても高信頼度で記録することができるようなアルゴリズムに対する要求が存在する。当該目的は、選択された記録フォーマットのものであるが異なるブランドのディスク(集団と呼ぶ)に対して、最大の媒体互換可能性を提供することである。本発明による実用上の研究において、DVD+R及びDVD+RWの50を超える媒体が収集された。これら媒体の幾つかは、同一の製造及び媒体IDを有しているが、異なるブランド名であった。媒体の集団における差異を許容するための当該アルゴリズムの種々のオプションを以下に述べる。
一実施例において、当該装置はADJテーブルとも呼ばれるストラテジ調整テーブル33を有し、該テーブルは、各々がディスクタイプ識別子に基づいて取り出すことができると共に、対応するディスクタイプのディスク記録パラメータに対する調整値を含むようなストラテジ調整エントリを含む。制御ユニット20は、実際のディスクタイプ識別子が或るストラテジ調整エントリに対応するかを検出するように構成される。もし検出されたなら、実際のディスク記録パラメータが実際のディスク情報から取り出される。調整値は、当該ADJテーブルにおけるエントリから取り出される。書込ストラテジは、実際のディスク記録パラメータ及び当該ADJテーブルにおける上記の対応するエントリから取り出される、上記パラメータに対する調整値に基づいて設定される。
制御ユニット20は、斯様に設定された書込ストラテジに従って記録されたマークの品質尺度を決定するように構成することができる。該品質尺度は、上記の設定された予備的書込ストラテジを用いた試験書込に基づくもので、ジッタ及び/又はビットエラー率を検出することとすることができる。該品質尺度が事前設定された品質閾値より良い場合、当該制御ユニットは、設定されたままの書込ストラテジに基づく情報の書き込みに直に進む。当該品質尺度が上記事前設定品質閾値より低い場合、制御ユニットは上述したルックアップテーブルに進む。他の実施例においては、該ルックアップテーブルが先ず(即ち、ADJテーブルにアクセスする前に)アクセスされる。これは、当該装置が、ルックアップテーブルにエントリを含めることによりADJテーブルにおける不完全なエントリをオーバライドするのを可能にする。
第1の記録フォーマットに対しては、前記ストラテジデータ群は、異なるタイプの記録担体に関するディスク記録パラメータを記録フォーマットに従いグループ化することに基づくものである。下記の方法は、例えばDVD+R等の1回記録可能型媒体を規定する記録フォーマットに適している。
図5は、書込ストラテジを決定するための記録担体のグループ化を示している。該図において、第1列51はディスク情報単位(通常は、バイト)でのアドレスを示している。第2列52は該ディスク情報単位の機能の説明を示す。第3及び以降の列53はディスク情報の実際の値を示す。即ち、単位19〜29はディスク製造者ID及び媒体タイプIDを含むディスクタイプ識別子を提供し、単位49〜55はディスク記録パラメータの値を提供する。これらテーブルは、DVD+Rディスクの値を、特に公称速度の2.4倍の速度に対して示している。媒体集団のディスク記録情報(ADIP内の)における書込ストラテジパラメータの観察の結果、ディスクをWSGパラメータに基づくグループ(群)と称する3つの広いカテゴリへ分類することとなり、各グループは7つのパラメータ値により規定される。図5Aは同様のWSGパラメータを持つ第1グループの媒体を示し、第5B図は同様のWSGパラメータを持つ第2のグループの媒体を示し、図5Cは同様のWSGパラメータを持つ第3グループの媒体を示す。これらグループ(群)は、下記のように、各WSGに対して7つの値を持つWSGテーブルに入力される(各群に対して例示的ディスクが記載されている):
群1→25−27−12−12−12−13−1(例:TDK +R 4x)
群2→25−27−11−11−14−15−1(例:Ricoh +R 4x)
群3→28−30−11−12−18−18−1(例:Prodisc +R 4x)
該WSGテーブルにおける各群に関する値は、各パラメータに対する平均又は中間値に基づいている。本発明による観察は、各記録フォーマット(記録可能型ディスク、DVD+R)の略全てのディスクは、これら3つのカテゴリを用いて適切に記録することができるということである。なされた該観察により、これら3つの群のストラテジは、WSGテーブルにおいて本発明により異なる利用可能な書込ストラテジオプションとして使用されるものと決定された。もしあるなら、デフォルトのストラテジを該WSGテーブルに第4のエントリとして追加することができる。サンプル群の各ディスクに対して、エントリをルックアップテーブルに含めることができる。該エントリは、ディスクタイプ識別子及び使用されるべきWSGの対応するグループ番号を有する。
同様の方法を異なる記録フォーマットに適用することができる。DVD+RW等の書換可能型媒体用の記録フォーマットに対しては、WSGテーブル内のストラテジデータ群は、ディスク記録パラメータに対する選択されたパラメータ値に基づくものである。これらパラメータ値は、当該記録フォーマットに従う異なるタイプの記録担体に対する或る範囲の値に基づいて選択される。該範囲の値は、例えば図7に示すような書換可能型媒体の実際の群に基づくものである。WSGを設定するために、ディスク記録パラメータの幾つかは単一の値に固定される一方、幾つかのパラメータは、当該記録担体から取り出されたディスク記録パラメータ(もし利用可能なら)に基づくか、又はデフォルト値及び/又は書き込みの間若しくは最適パワー制御(OPC)と呼ばれる別途のテスト及び測定手順における測定値に基づくかの何れかにより動的に調整される。しかしながら、複数のパラメータが選択され、パラメータ値が前記書込ストラテジテーブルに媒体の集団を実質的にカバーする範囲に基づいて含められる。
一実施例において、当該書込ストラテジは選択された数の可変パラメータに基づいて設定され、斯かる選択されたパラメータは、マークを書き込むためのパルスパターンにおける第1パルスの開始の遅延を規定する初期遅延パラメータ(dTtop)及び当該パルスパターンにおける最後のパルスの後の消去レベルの遅延を規定する最終遅延パラメータ(dTera)のうちの少なくとも1つを含む。両遅延パラメータに対して範囲[0〜32]に基づくテーブルが図6に示されている。
図6は、書込ストラテジテーブルを示す。第1列61には、各行に対する書込ストラテジエントリのために書込ストラテジラベルが入力される。第2列62にはディスク記録パラメータTtopに対する値が示され、第3列63にはディスク記録パラメータTmpに対する値が示され、第4列64にはディスク記録パラメータdTtopに対する値が示され、第5列65にはディスク記録パラメータdTeraに対する値が示されている。第2列62及び第3列63における値は、ディスク記録パラメータTtop及びTmpに対する値である。該テーブルはDVD+RWディスクのための値を示している。この例では、範囲は第4及び第5列におけるdTtop及びdTeraに対してのみ成り立っている。他の例では、他のパラメータに対する範囲も含めることができ、他の組み合わせを当該WSGテーブルへ又はから、斯様な組み合わせの実際の発生に基づいて、追加又は除外することができる。
パラメータTtop及びTmpは固定値となるように選択されている。対応するディスク記録パラメータは例えば図7に示すように変化しても良いことに注意されたい。しかしながら、発明者には、幾つかのパラメータに対して固定値を使用することにより十分に良好な記録品質を達成することができることが分かっている。スタートアップ時間と書込ストラテジの最適化との間の実際的なバランスは、パラメータの数及び変化の範囲を制限することにより達成される。
特定の記録フォーマットに従う記録担体が許容可能な品質を達成するために更なるパラメータのかなりの変化を必要とする場合、斯様なパラメータも限られた範囲にわたり変化させることができる。一実施例において、ユーザは他の特別なコマンドとして又はバックグラウンド処理として他の最適化手順を起動させることができ、該手順においては更なるパラメータがWSGを更に改善するために変化される。その結果は、別のテーブルに記憶することができるか、又はADJテーブルに追加することができる。
図7は、書込ストラテジテーブル用のパラメータの範囲を決定するための記録担体の概要を示す。該図において、第1列71はディスク情報単位(通常はバイト)のアドレスを示す。第2列72は、これらディスク情報単位の機能の説明を示す。第3及びそれ以降の列73はディスク情報の実際の値を示し、単位19〜29はディスク製造者ID及び媒体タイプIDを含むディスクタイプ識別子(ID)を提供し、単位40〜55はディスク記録パラメータのための9つの値を提供する。該テーブルは、特には公称速度の2.4倍の速度に対するDVD+RWディスクの値を示している。記録装置及び媒体の能力に依存して、適切ならば他の速度に対して異なる値を使用することもできる。該テーブルの観察は、DVD+RWの場合、ディスクはDVD+Rのようにグループに分けることはできないことを示している。異なる媒体にわたるストラテジは実質的な集団性は有さない。媒体を研究した後、書込ストラテジを設定するための下記の方法が採用された:
− 固定のTtop及びTmp=8ns(50%のデューティーサイクルに対応する、4x+RWディスクのWSGの殆どに従う);
− ディスクからのEpsilon 1、Rho、ガンマターゲット及びPind値をとる(利用可能なら)。これらが利用可能でないなら、プリセットのデフォルト値を使用する;
− dTtop及びdTera値(0、16及び32)を変化させる。
この結果、図6に示すような9つのストラテジが得られ、該テーブルは16進値を有している。対応するルックアップテーブルは既知のディスクに対してディスクタイプ識別子及び対応するWSG番号を有することに注意されたい(例えば、図7に示すディスクタイプに対して20のエントリ)。
未知のディスク(即ち、ルックアップテーブルに含まれていないディスク)に対しては、書込ストラテジテーブル31におけるWSGの番号を後に適用することができる。所望の結果(即ち、十分な品質の記録マークを有する)を提供するストラテジが、媒体への記録のために使用される。選択されたストラテジ及びディスクタイプ識別子は、次いで、ルックアップテーブルに追加され、該テーブルは将来の記録のための時間を節約するために更新される。ディスクタイプ識別子が利用可能でない(何れも設けられていない)場合、ルックアップテーブルは更新することができないことに注意されたい。
更に、ディスク識別子を変更せずに染料が変更された場合、又はダミーIDが使用され若しくは別のディスクタイプからコピーされた場合、ルックアップテーブルにおいて以前のエントリは新たな値により置換することができる。他の例として、2つのエントリが記憶され、どちらのエントリが旧及び新の両方の媒体を許容するための最良の書込ストラテジとなるかが検出されるようにすることもできる。
図8は書込ストラテジ設定のフローチャートを示す。このフローチャートは上述した実施例の幾つかの組み合わせを示すことに注意されたい。開始810において、ディスクが挿入される。スタートアップ手順811は、記録フォーマット、並びにDVD+RWディスク、単一レイヤ及び適用可能な記録速度(例えば、2.4x)等のディスクデータを検出する。存在する実際のディスクのディスク情報が取り出される。次のステップ812において、ADJテーブルがアクセスされる。該ADJテーブルが当該ディスクタイプ識別子に対応するエントリを有するならば、実際のディスクからのディスク記録パラメータが、該ADJテーブルの調整値と組み合わされる。テスト813が実行されてジッタ及びビットエラー率(BLERと呼ばれる)を測定し、これらは閾値に対して判定される(例えば、ジッタ<10及びBLER<20)。これら品質測定値が上記閾値より良い(この例では、低い)場合、ステップ814において、ADJで選択されたWSGが最終のものとされ、当該書込ストラテジ手順はEND860に進む。次いで、必要に応じてユーザデータの記録を実行することができる。ADJの検出が成功しなかった場合、又は含まれない場合、ルックアップテーブルがアクセスされる。
ルックアップテスト815において、当該ディスクタイプ識別子がルックアップテーブルに含まれているかが検出される。含まれているなら、ステップ817において、該ルックアップテーブルで示されるWSGがWSGテーブルでアクセスされ、次いで使用される。該WSGの有効性を確認するために、OPCを実行することができる。
ルックアップテーブルが当該ディスクタイプ識別子を有さない場合、ステップ816において、記録担体から実際のディスク記録パラメータを取り出すよう試みる。取り出されたなら、WSGは斯かる実際のディスク記録パラメータに基づくものとすることができ、該WSGの有効性を確認するためにステップ818においてOPCを実行することができる。取り出されなかった場合、ステップ819において、複数のWSGパラメータ(DVD+RWに対しては、Pind、Rho、ガンマターゲット及びEpsilon 1等、DVD+Rに対してはPind及びビートターゲット等)に対してデフォルトの又は所定の値を設定することができる。ステップ840において、WSGテーブルからの利用可能なストラテジを、次いで、OPCを実行することによりテストすることができる。
先のWSGの何れかから、ステップ820においてOPCがテストされ、成功しなかった場合、ステップ821において全ての利用可能なWSGがテストされたかが検出される。そうでないなら、ステップ822において、次のWSG及びOPCがOPC再試行手順で実行される。全てのWSGが失敗した場合、ステップ823において、エラーメッセージが発生される(例えば、ディスクエラー:Disc ERR)。
現WSGのOPCが成功した場合、ジッタ及び/又はビットエラー率に関する値が閾値に対して判定される(例えば、ジッタ<10及びBLER<20)。ステップ830において該品質測定値が閾値より悪い(本例では、高い)場合、ステップ841において該品質値(ジッタ及びBLER)はバッファに一時的に記憶され、ステップ840において次のWSGがWSGテーブルから選択される。これ以上のストラテジエントリがない場合、ステップ842において、記憶された値に基づいて評価が行われる。最良の利用可能なWSGが、ジッタ及びBLER、並びに可能な他の品質測定値又は検出された値に基づいて選択される。
一実施例においては、ステップ842の評価の結果、他の品質値に基づいて上記品質閾値に最も近い品質尺度に対応する書込ストラテジを選択することになり得る。例えば、当該手順がジッタに基づく場合、BLER値を上記他の評価に含めることができる。他の例として、例えば読取信号の信号強度又は変調等の他の品質尺度を測定することができ、書込ストラテジの選択を該他の品質尺度に基づくものとすることができる。他の実施例では、前にテストされ、品質閾値に近くなった少なくとも1つの書込ストラテジに関して他のパラメータを変化させることができ、対応する品質尺度を検出することができる。最後に、上記の記憶された品質測定値の何れも、上記品質閾値より低いような減少された品質閾値より高くない場合、記録担体エラーメッセージを発生させることができる。
ステップ830において品質測定値が閾値より良い(本例では低い)場合、又はステップ842の後で、最終的WSGは、ステップ860において当該WSG手順が終了した後に記録のために使用されることを確認される。ステップ832では、ディスクタイプ識別子が利用可能であるかが検証され、もしそうなら、当該ルックアップテーブルはステップ850において更新される。
本発明の実施化のために、記録担体の初期化手順は、今度はOPC校正領域で実行されるべきジッタ及びBLER測定を含む。ルックアップテーブルが、メモリ(例えば、システムEEPROM内に又は別個のテーブルとして)に維持され、該テーブルはディスク製造者ID、媒体タイプID及び最適であるとわかった書込ストラテジを含む。また、WSGパラメータを伴うテーブルも維持される。実際的な例では、記録担体用の初期化手順は下記のものを含む:
1.スタートアップ手順を実行し、ディスクフォーマット及び記録速度(例えば、DVD+RW2.4x速度)を検出する。
2.当該ディスクがADJテーブル内にあるかをチェックする。ADJテーブルにある場合、
a.OPCをADJ WSG(ADIP+調整ファクタ)で実行し、
b.測定されたジッタ及びBLERが指定された限界内に入るかをチェックし、ジッタ及びBLER値を比較のために記憶する。
i.測定値が上記限界内である場合、ADJストラテジ(ADIP+調整ファクタ)で記録を行い、
ii.ジッタ/BLERが限界より高い場合、ステップ3に進む。
3.当該ディスクがルックアップテーブル内にあるかをチェックする。そうなら、
a.ルックアップテーブルで示されたWSGでOPCを実行し、ジッタ及びBLER値を比較のために記憶する。
b.測定されたジッタ及びBLERが指定された限界内に入るかをチェックする。
i.測定値が上記限界内である場合、ルックアップテーブルのWSGで記録を行い、
ii.ジッタ/BLERが限界より高い場合、ステップ4に進む。
4.ADIP WSG情報及び媒体パラメータが利用可能であるかをチェックする。利用可能なら、
a.デフォルトのADIP WSGでOPCを実行し、ジッタ及びBLER値を比較のために記憶する。
b.測定されたジッタ及びBLERが指定された限界内に入るかをチェックする。
i.測定値が上記限界内である場合、デフォルトのADIP WSGで記録を行い、
ii.ジッタ/BLERが限界より高い場合、ステップ6に進む。
5.媒体パラメータ及びWSG情報が利用可能でない場合、プリセットパラメータ(例えば、DVD+RWに対しては、Rho、ガンマターゲット、epsilon 1及びPind値)を使用し、ステップ6に進む。
6.WSG1でOPCを実行し、ジッタ及びBLER値を比較のために記憶する。
a.測定されたジッタ及びBLERが指定された限界内に入るかをチェックする。
i.測定値が上記限界内である場合、WSG1で記録を行う。媒体ID及び製造者IDが利用可能な場合、当該ディスクをルックアップテーブルに追加/更新するので、当該ディスクが次に使用される場合、より少ない時間しか掛からない。
ii.ジッタ/BLERが限界より高い場合、ステップ7に進む。
7.次に利用可能なWSGでステップ6を繰り返し、これも失敗した場合は、次のWSG等々となる。
8.ジッタ/BLERが全てのWSGに対して限界より高い場合、これらWSGのうちの最良のものを選択する。どれが最良であるかの判定規準を適用する、即ちBLER又はジッタ又は組み合わせ又は加重組み合わせに基づいて選択する。媒体及び製造者IDが利用可能である場合、ルックアップテーブルを最良のWSGで追加/更新する。
以上、本発明を主にDVD+R及びDVD+RWを使用する実施例により説明したが、本発明は他の記録フォーマット(DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM)、デュアル/マルチレイヤ書込可能型媒体(例えば、DVD+RW DL)又は高密度媒体(例えば、ブルーレイディスク)にとっても同様に有効であり得る。また、記録担体として光ディスクを説明したが、光カード等の他の媒体も使用することができる。本明細書において"有する"なる文言は掲載されたもの以外の他の構成要素又はステップの存在を排除するものではなく、単数形の構成要素は複数の斯様な構成要素の存在を排除するものではなく、如何なる符号も請求項の範囲を限定するものではなく、本発明はハードウェア及びソフトウェアの両方により実施化することができ、幾つかの"手段"はハードウェアの同一の品目により表すことができることに注意されたい。更に、本発明の範囲は実施例に限定されるものではなく、本発明は上述した各及び全てのフィーチャ又はフィーチャの組み合わせに存するものである。
図1は、光記録担体上への記録を概念的に示す。 図2は、記録担体上に記録されるべき情報を表すデジタル情報信号を示す。 図3は、デジタル情報信号及び書込ストラテジパラメータを示す。 図4は、記録装置を示す。 図5Aは、書込ストラテジテーブルを決定するための記録担体のグループ化における第1グループを示す。 図5Bは、書込ストラテジテーブルを決定するための記録担体のグループ化における第2グループを示す。 図5Cは、書込ストラテジテーブルを決定するための記録担体のグループ化における第3グループを示す。 図6は、書込ストラテジテーブルを示す。 図7は、書込ストラテジテーブルのためのパラメータの範囲を決定する記録担体の概要を示す。 図8は、書込ストラテジ設定のフローチャートを示す。

Claims (10)

  1. 所定の記録フォーマットに従って構成された取外し可能型の記録担体上に情報を記録する装置であって、前記記録フォーマットが使用前に前記記録担体上に設けられるべきディスク情報を規定し、該ディスク情報がディスクタイプ識別子及びディスク記録パラメータを含むような装置において、該装置が、
    − マークのパターンを書き込むと共に前記ディスク情報を読み取るために放射源から放射ビームを発生させるヘッドと、
    − 前記書き込みの間に書込ストラテジに従って前記放射源を制御する放射源制御手段と、
    − 前記書込ストラテジを、前記装置内に存する実際の記録担体からの実際のディスク情報を含む実際の記録条件に依存して設定する制御ユニットと、
    − 各々が対応するプリセット書込ストラテジを規定するパラメータを含むようなストラテジデータ群を含むストラテジテーブルと、
    − 各々がディスクタイプ識別子に基づいて取り出し可能であると共に前記ストラテジデータ群の1つを示すようなディスクタイプエントリを含むルックアップテーブルと、
    を有し、前記制御ユニットが、
    − 前記実際のディスク情報から実際のディスクタイプ識別子を検出し、
    − 前記ストラテジテーブルから前記実際のディスクタイプ識別子及び前記ルックアップテーブルに依存して取り出された適用可能なストラテジデータ群に基づいて前記書込ストラテジを設定する、
    ように構成されている装置。
  2. 請求項1に記載の装置において、前記記録フォーマットが1回記録可能型媒体を規定するような特定の場合において、前記ストラテジデータ群は異なるタイプの記録担体に対するディスク記録パラメータを前記記録フォーマットに従ってグループ化することに基づくものであるような装置。
  3. 請求項1に記載の装置において、前記記録フォーマットが書換可能型媒体を規定するような特定の場合において、前記ストラテジデータ群はディスク記録パラメータに対する選択されたパラメータの値に基づくものであり、これらパラメータの値が前記記録フォーマットに従い異なるタイプの記録担体に対する或る範囲の値に基づいて選択されるような装置。
  4. 請求項3に記載の装置において、前記選択されたパラメータは、マークを書き込むためのパルスパターンにおける第1パルスの開始の遅延を規定する初期遅延パラメータ(dTtop)及び前記パルスパターンにおける最後のパルスの後の消去レベルの遅延を規定する最終遅延パラメータ(dTera)のうちの少なくとも一方を含むような装置。
  5. 請求項1に記載の装置において、前記制御ユニットが、前記適用可能なストラテジデータ群に基づいて前記書込ストラテジを設定した後に、
    − 前記設定された書込ストラテジに従って記録されたマークの品質尺度を決定し、
    − 前記品質尺度が品質閾値より悪い場合に、
    − 前記実際のディスク情報から実際のディスク記録パラメータを取り出し、
    − 書込ストラテジを該実際のディスク記録パラメータに基づいて設定する、
    ように構成されている装置。
  6. 請求項1に記載の装置において、当該装置が、
    − 各々がディスクタイプ識別子に基づいて取り出し可能であると共に対応するディスクタイプのディスク記録パラメータに対する調整値を含むようなストラテジ調整エントリを含むストラテジ調整テーブル、
    を有し、前記制御ユニットが、
    − 前記実際のディスクタイプ識別子が或るストラテジ調整エントリに対応する場合、
    − 前記実際のディスク情報から実際のディスク記録パラメータを取り出し、
    − 書込ストラテジを、該実際のディスク記録パラメータ及び前記対応するエントリからの調整値に基づいて設定する、
    ように構成されるような装置。
  7. 請求項6に記載の装置において、前記制御ユニットが、
    − 前記設定された書込ストラテジに従って記録されたマークの品質尺度を決定し、該品質尺度が品質閾値より良い場合に、
    − 前記設定された書込ストラテジに基づいて情報を記録する、
    ように構成されるような装置。
  8. 請求項1に記載の装置において、前記制御ユニットが、
    − 前記実際のディスクタイプ識別子が前記ルックアップテーブルに含まれていないことを検出し、
    − 前記ストラテジテーブルからの書込ストラテジを連続的に設定し、
    − 連続的に設定される各書込ストラテジにより記録されたマークの品質尺度を、該品質尺度が品質閾値より良くなるまで検出し、
    − 前記実際のディスクタイプ識別子に対応すると共に現在設定されている書込ストラテジに対応するストラテジデータ群を示すようなディスクタイプエントリを前記ルックアップテーブルに追加する、
    ように構成された装置。
  9. 請求項8に記載の装置において、前記制御ユニットは連続的に設定される各書込ストラテジに関する前記品質尺度を一時的に記憶し、これら記憶された品質尺度の何れもが品質閾値より良くない場合、
    − 前記品質閾値に最も近い品質尺度に対応する書込ストラテジを選択する、
    − 他の品質尺度を検出すると共に、該他の品質尺度に基づいて書込ストラテジを選択する、
    − 前記品質閾値に近い品質尺度に対応する少なくとも1つの書込ストラテジの他のパラメータを変化させる、
    − 前記記憶された品質尺度の何れも、前記品質閾値より低い低減された品質閾値より高くない場合に記録担体エラーメッセージを発生する、
    のうちの少なくとも1つを実行するように構成された装置。
  10. 所定の記録フォーマットに従って構成された取外し可能型の記録担体上に情報を表すマークのパターンを書き込む間に放射源を制御する方法であって、前記記録フォーマットが使用前に前記記録担体上に設けられるべきディスク情報を規定し、該ディスク情報がディスクタイプ識別子及びディスク記録パラメータを含むような方法において、該方法が、
    − 前記書き込みの間に書込ストラテジに従って前記放射源を制御するステップと、
    − 前記書込ストラテジを、実際の記録担体からの実際のディスク情報を含む実際の記録条件に依存して設定するステップと、
    − 各々が対応するプリセット書込ストラテジを規定するパラメータを含むようなストラテジデータ群を含むストラテジテーブルを設けるステップと、
    − 各々がディスクタイプ識別子に基づいて取り出し可能であると共に前記ストラテジデータ群の1つを示すようなディスクタイプエントリを含むルックアップテーブルを設けるステップと、
    − 前記実際のディスク情報から実際のディスクタイプ識別子を検出するステップと、
    − 前記書込ストラテジを、前記ストラテジテーブルから前記実際のディスクタイプ識別子及び前記ルックアップテーブルに依存して取り出された適用可能なストラテジデータ群に基づいて設定するステップと、
    を有する方法。
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