JPH09231572A - L/g記録方式におけるトラック極性判定方法及びその装置 - Google Patents

L/g記録方式におけるトラック極性判定方法及びその装置

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JPH09231572A
JPH09231572A JP8036099A JP3609996A JPH09231572A JP H09231572 A JPH09231572 A JP H09231572A JP 8036099 A JP8036099 A JP 8036099A JP 3609996 A JP3609996 A JP 3609996A JP H09231572 A JPH09231572 A JP H09231572A
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track
sub
beams
groove track
land
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JP8036099A
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Akihiko Shimizu
明彦 清水
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ランドトラックLとグルーブトラックGとを
確実に判別することである。 【解決手段】 光情報記録媒体1のランドトラックLと
グルーブトラックGとを識別するために、1つのメイン
ビームMを中心として2つのサブビームS1,S2を配
列し、前記メインビームMと前記サブビームS1,S2
との間隔をグルーブトラックGの間隔の1/4に設定し
た3ビーム光学系6を設けてランドトラックLとグルー
ブトラックGとを判別する信号を得るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光情報記録媒体の
凸状の溝トラック(ランドトラック)と凹状の溝トラッ
ク(グルーブトラック)とを判定するL/G記録方式に
おけるトラック極性判定方法及びその装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、光情報記録媒体のランドトラック
とグルーブトラックとを判定するL/G記録方式におけ
るトラック極性判定方法としては、特開平7−2918
5号公報に開示された技術がある。この特開平7−29
185号公報には、図1に示される第一の方法と、図2
に示される第二の方法とが記載されている。
【0003】図1に示されているのは、光情報記録媒体
としての基板1の平面図であり、ランドトラックLとグ
ルーブトラックGとが交互に形成され、アドレス情報は
プリピット列2で構成し、ランドトラックLとグルーブ
トラックGとの両方に配列されているものである。その
ため、信号再生回路としては、従来のランドトラックL
とグルーブトラックGとの一方だけに記録する場合と同
じものを使用することができるという利点を有してい
る。すなわち、ドライブはランドトラックLとグルーブ
トラックGとを選択し、トラッキングをかけるだけでL
/G記録再生が可能になる。また、このアドレス情報に
は、ランドトラックLとグルーブトラックGとの切り替
わり情報が含まれている。
【0004】つぎに、図2に示されているのは、アドレ
ス情報としてのプリピット列2をトラックセンタから1
/4トラックピッチだけ半径方向にずらして配置してい
るものである。この方法の利点は、図1に示されたもの
との対比においては、ランドトラックLとグルーブトラ
ックGとのアドレス情報を1つのプリピット列2で共有
化している点である。
【0005】また、従来の光情報記録媒体のランドトラ
ックとグルーブトラックとを判定するL/G記録方式に
おけるトラック極性判定方法の他の例としては、特開平
7−29186号公報に開示された技術がある。基板1
の構成としては、前述の図2に示されたものと同様に、
アドレス情報のプリピット列2だけをトラックセンタか
ら1/4トラックピッチだけ半径方向にずらして配置し
ているものである。そして、プリピット列2を再生する
際に、トラッキングサーボが不安定になる問題点を改善
するために、次の3つの方法を提案している。 A.アドレス情報を有するプリフォーマット領域でサー
ボを解除し、情報を記録再生するデータ領域で再びサー
ボをかける方法。 B.プリフォーマット領域でサーボを解除し、プリピッ
ト列の中心にビーム位置を変位させ、情報を記録再生す
るデータ領域で再びサーボをかける方法。 C.プリフォーマット領域でサーボを解除し、プリピッ
ト列の中心にビーム位置を変位させた後、サーボをか
け、情報を記録再生するデータ領域の直前で再びサーボ
を解除し、データ領域のトラック中心にビーム位置を変
位させた後、サーボをかける方法。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図1に示す特開平7−
29185号公報に記載された方法では、ランドトラッ
クLとグルーブトラックGとの両方にアドレス情報がプ
リピット列2として配置されている。その結果、ドライ
ブは現在記録再生しているトラックがランドトラックL
あるいはグルーブトラックGであるかをアドレス情報か
ら認識することができる。しかしながら、プリピット列
2のトラックピッチ(半径方向の間隔)が狭いために、
再生時におけるクロストーク(隣接トラックからの信号
混入)の影響が大きく、アドレス情報を読み誤る可能性
が高い。この問題を解決するためには、再生ビーム径を
絞る必要があるが、その副作用として焦点深度が狭くな
るという別の問題が生じる。この結果、光情報記録媒体
の面そりや基板1の複屈折の仕様が厳しくなるため、コ
ストアップするという問題がある。
【0007】つぎに、図2に示す特開平7−29185
号公報及び特開平7−29186号公報に記載された方
法では、アドレス情報のプリピット列2だけをトラック
センタから1/4トラックピッチだけ半径方向にずらせ
て配置することによって、1組のランドトラックLとグ
ルーブトラックGとの間でアドレス情報を1つのプリピ
ット列2で共有化できるものである。そのため、前述の
図1に示したプリピット列2よりもトラックピッチを広
く取ることができるため、図2に示すものにおいては、
図1に示した配列が持っている問題がない。しかしなが
ら、隣接したランドトラックLとグルーブトラックGと
でアドレスを共有化しているため、アドレス情報からラ
ンドトラックLとグルーブトラックGとを認識すること
ができない。そのため、別の手段として、図3に示すよ
うに、再生された和信号(Rf信号)の変化を検出する
手段がある。この和信号は、溝回折の影響により波形の
サインカーブとなる。この信号は、RC(ラジアルコン
トラスト)と呼ばれ、このRCは、再生ビーム3を矢印
で示すビーム走査方向に走らせたときに、グランドに対
して図示のように未記録部4では振幅が小さく、記録部
5では振幅が大きい振幅変化が生じる。このようなRC
は、図4に示すように、一定のスライスレベルを基準と
してL/G判定信号に変換されるが、振幅の大きな記録
部5においては、ランドトラックLとグルーブトラック
Gとの判別が明確になされるものの、振幅の小さい未記
録部4においては、そのL/G判定信号がLレベルとな
ってしまい、本来はランドトラックLとグルーブトラッ
クGとが交互に存在しているにも係らず、それらを検出
することができないL/G判定誤検出箇所が発生してし
まう。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
ランドトラックとグルーブトラックとの双方に情報が記
録・再生されるL/G記録方式の光情報記録媒体であっ
て、プリフォーマット情報として予め基板に形成された
プリピット列がグルーブトラック中心線とランドトラッ
ク中心線の中間に位置した光情報記録媒体を記録・再生
するドライブ装置において、前記光情報記録媒体のラン
ドトラックとグルーブトラックとを識別するために、1
つのメインビームを中心として2つのサブビームを配列
し、前記メインビームと前記サブビームとの間隔をグル
ーブトラックの間隔の1/4に設定した3ビーム光学系
を設けたことを特徴とするL/G記録方式におけるトラ
ック極性判定装置である。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、2つのサブビームのそれぞれから得られた
和信号の高周波成分を除去するためのローパスフィルタ
と、これらの2つの信号の大小を比較するためのコンパ
レータとを備え、2つのサブビームのそれぞれから得ら
れた和信号の信号レベルの大小を比較することでランド
トラックとグルーブトラックとを識別するようにした信
号処理回路を設けたことを特徴とするL/G記録方式に
おけるトラック極性判定装置である。
【0010】請求項3記載の発明は、ランドトラックと
グルーブトラックとの双方に情報が記録・再生されるL
/G記録方式の光情報記録媒体であって、プリフォーマ
ット情報として予め基板に形成されたプリピット列がグ
ルーブトラック中心線とランドトラック中心線の中間に
位置した光情報記録媒体を記録・再生するドライブ装置
において、前記光情報記録媒体のランドトラックとグル
ーブトラックとを識別するために、1つのメインビーム
を中心として2つのサブビームを配列し、前記メインビ
ームと前記サブビームとの間隔をグルーブトラックの間
隔の1/4に設定した3ビーム光学系を設け、2つのサ
ブビームのそれぞれから得られた和信号の信号レベルの
大小を比較することでランドトラックとグルーブトラッ
クとを識別するようにしたことを特徴とするL/G記録
方式におけるトラック極性判定方法である。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、2つのサブビームのそれぞれから得られた
和信号を復調器によりデコードし、そのエラー発生率の
大小を比較することでランドトラックとグルーブトラッ
クとを識別するようにしたことを特徴とするL/G記録
方式におけるトラック極性判定方法である。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明において、2つのサブビームのそれぞれから得られた
和信号を復調器によりデコードする際に、2値化するス
ライスレベルにオフセットを加えるようにしたことを特
徴とするL/G記録方式におけるトラック極性判定方法
である。
【0013】請求項6記載の発明は、請求項3,4又は
5記載の発明において、2つのサブビームから得られた
信号の比較を行う範囲がプリフォーマット領域であり、
その判定位置がプリフォーマット領域の後半部分である
ようにしたことを特徴とするL/G記録方式におけるト
ラック極性判定方法である。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の実施の第一の形態を図5
乃至図9に基づいて説明する。まず、光情報記録媒体と
しての基板1のランドトラックL、グルーブトラックG
及びプリピット列2の形状は、図2で示したものと同様
である。そして、再生信号と記録に用いられる1つのメ
インビームMとこのメインビームMを中心として設けら
れた2つのサブビームS1,S2により3ビーム光学系
6が形成されている。これらのサブビームS1,S2
は、メインビームMに対し、半径方向に1/4トラック
ピッチの間隔を持たせて配置されている。
【0015】しかして、信号再生光学系は、図9に示さ
れているものであり、基板1に対面する光軸上にLDと
表記された光源7とコリメートレンズ8と偏光ビームス
プリッタ9と対物レンズ10とが順次配列されている。
また、前記偏光ビームスプリッタ9位置からは、光軸と
直交する方向に位置させてPDと表記された光検出器1
1が設けられている。この光検出器11は、図8に示す
ように、前記サブビームS1,S2を検出するPD1,
PD2と表記された二つのサブ光検出器12,13を含
んでいる。これらのサブ光検出器12,13は、I−V
変換回路14,15と復調器としてのローパスフィルタ
16,17とを経てコンパレータ18に接続されて信号
処理回路19を構成している。
【0016】このような構成において、図6に示す状態
においては、メインビームMがグルーブトラックGの中
心を走査する場合、サブビームS1はプリピット列2の
中心を走査する。また、図7に示す状態においては、メ
インビームMがランドトラックLの中心を走査する場
合、サブビームS2はプリピット列2の中心を走査す
る。そこで、図6において、基板1からの反射光は、図
9に示す信号再生光学系により検出されて、図8に示す
信号処理回路19により処理される。すなわち、サブ光
検出器12,13で検出された検出光は、I−V変換回
路14,15で光電変換され、これにより、和信号(R
f信号と呼ばれる)が得られる。そこで、サブビームS
1がプリピット列2の中心を走査しているため、プリピ
ット列2によるRf信号の変化(以降は、振幅と称す
る)は、他方のサブビームS2から検出された振幅より
も大きくなる。なぜならば、サブビームS2は、プリピ
ット列2の中心から大きくずれているためである。この
ようにしてサブビームS1,S2から検出された振幅の
大きさを比較するために、Rf信号はローパスフィルタ
16,17に通過させ、プリピット列2のパターン相当
の高周波成分を除去する。この高周波成分を除去された
信号は、図6においては、V1,V2と表記された点線
で示されている。これらのV1,V2の出力値は、各サ
ブビームS1,S2から得られた振幅の略中心のレベル
に位置している。図6においては、V1とV2との大き
さの関係は、プリピット列2の中心に位置したサブビー
ムS1から検出されたV1の方がV2よりも小さくな
る。この関係を用いれば、どのサブビームがプリピット
列2を走査しているかを判定することができる。このV
1,V2を電気的に判定・比較するためには、前述のよ
うに図8の信号処理回路19が用いられるが、その信号
処理回路19のコンパレータ18は電圧判定用のもので
あり、V1>V2の時にHレベルの出力が得られ、V1
<V2の時にLレベルの出力が得られる。
【0017】一方、図7に示すものは、メインビームM
がランドトラックLを走査している場合であり、この場
合には、図6とは逆に、サブビームS2がプリピット列
2の中心上を走査することになる。この結果、図7で
は、V1とV2との大きさの関係は、プリピット列2の
中心に位置したサブビームS2から検出されたV2の方
がV1よりも小さくなる。このようにして3ビーム光学
系6を用いることにより、ランドトラックLとグルーブ
トラックGとの検出が正確に行われる。
【0018】つぎに、本発明の実施の第二の形態を図1
0に基づいて説明する。図6及び図7において、サブビ
ームS1,S2から検出されたRf信号の振幅は、プリ
ピット列2の中心上を走査している場合が最大なる。こ
のRf信号を基にプリピット列2のアドレス情報をデコ
ードする場合、振幅が小さい(C/Nが低い)とデコー
ド時にエラーが発生する。例えば、図6のサブビームS
1から検出されたRf信号は振幅が大きく、正常にデコ
ードすることができる。しかしながら、サブビームS2
から検出されたRf信号は振幅が小さく、正常にデコー
ドできずに大量にデコードエラーが発生する。この原理
を用いれば、どのサブビームがプリピット列2の上を走
査しているか判定することができる。図10にはそのL
/G判定回路20の構成が示されているものである。す
なわち、サブ光検出器12,13には、I−V変換回路
21,22が接続され、これらのI−V変換回路21,
22には、デコード回路23,24が接続され、これら
のデコード回路23,24には、バイナリカウンタ2
5,26が接続され、これらのバイナリカウンタ25,
26には、大小比較器27が接続されているものであ
る。しかして、各サブ光検出器12,13及びI−V変
換回路21,22で得られたRf信号をそれぞれデコー
ド回路23,24に入力し、エラー発生パルスE1,E
2をバイナリカウンタ25,26で集計し、エラー発生
の個数N1とN2とを検出する。これらのエラー発生の
個数N1とN2とは、大小比較器27で比較される。こ
こで、N1<N2であれば、図6の状態でグルーブトラ
ックGと判定され、N1>N2であれば、図7の状態で
ランドトラックLであると判定される。
【0019】本発明の実施の第三の形態を図11に基づ
いて説明する。前述の実施の第二の形態においては、各
サブビームS1,S2から検出されたRf信号の振幅の
差を利用してデコード時のエラー発生数を比較し、ラン
ドトラックLとグルーブトラックGとの検出をしてい
る。この方法の感度を高めるためには、プリピット列2
から外れている方のサブビームからより多くのデコード
エラーが検出されれば良い。そうすれば、基板1に起因
するデコードエラーによるノイズの影響に対して強くな
る。これを達成する手段としては、デコードに対する再
生マージンを小さくすれば良い。基板1に外乱を加えれ
ば、信号再生に対するマージンは減るが、メインビーム
Mでの記録再生に問題を生じる。また、3ビーム光学系
6のメインビームMとサブビームS1,S2との間隔を
1/4トラックピッチから少しずらせばマージンは減る
が、プリピット列2の中心上を走査しているサブビーム
S1,S2側のデコードマージンも大きく減ってしま
う。このため、メインビームMでの記録再生に全く影響
を与えず、プリピット列2の中心上を走査しているサブ
ビームS1,S2のデコードに大きく影響を与えない方
法が最適となる。そこで、図11に示すL/G判定回路
28が採用される。このL/G判定回路28は、前述の
図10に示すL/G判定回路20に、I−V変換回路2
1,22の出力側にローパスフィルタ29,30と増幅
器31,32との直列回路をそれぞれ接続し、かつ、デ
コード回路23,24に接続したものである。そのた
め、図6や図7で得られたV1,V2の出力を増幅器3
1,32により所望の大きさに調整し、デコード時のス
ライスレベル(しきい値)にオフセット電圧として印加
するものである。このオフセット値は、図11ではTh
と表示している。このように、オフセット値Thを加え
ることにより、図6や図7で示したV1,V2の点線
は、振幅の中心からずれ、プリピット列2のアドレス情
報を正しく検出できなくなる。サブビームS1,S2が
プリピット列2の中心上に存在する場合には、振幅が十
分に大きいため、多少のしきい値ずれではデコードエラ
ーは発生しないが、Rf振幅が小さい場合には、しきい
値の小さいずれでも、エラーを発生しやすくなる。この
結果、プリピット列2から外れている方のサブビームか
らより多くのデコードエラーが検出され易くなり、ラン
ドトラックLとグルーブトラックGとの検出感度が高く
なる。
【0020】本発明の実施の第四の形態を図12に基づ
いて説明する。前述までのL/Gトラック判別方法は、
原理的にアドレス情報を含むプリフォーマット領域で検
出される。そして、Rf信号をローパスフィルタに通過
させてプリピット列2のパターン相当の高周波成分を除
去している。このため、ローパスフィルタでの周波数応
答性が検出精度に影響する。図12はプリフォーマット
領域とデータ領域(ユーザが記録再生を行う領域)中に
おける各サブビームから検出されたローパスフィルタ通
過後の信号出力の変化を図示したものである。プリフォ
ーマット領域へサブビームが侵入した直後では、ローパ
スフィルタ通過後の信号は変動中で安定していない。こ
のため、この不安定な状態でL/Gトラックの判定をす
ると、誤検出する可能性が高い。図12で図示した信号
安定化領域でL/Gトラックの検出を行えば、精度良く
L/Gトラックの判定をすることができる。この安定化
領域の中心位置は、周波数応答性の関係上、プリフォー
マット領域の真中よりも後半に位置している。そこで、
少なくとも判定する位置をプリフォーマット領域の後半
以降(真中より後)にすれば良いことがわかる。
【0021】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、ランドトラック
とグルーブトラックとの双方に情報が記録・再生される
L/G記録方式の光情報記録媒体であって、プリフォー
マット情報として予め基板に形成されたプリピット列が
グルーブトラック中心線とランドトラック中心線の中間
に位置した光情報記録媒体を記録・再生するドライブ装
置において、前記光情報記録媒体のランドトラックとグ
ルーブトラックとを識別するために、1つのメインビー
ムを中心として2つのサブビームを配列し、前記メイン
ビームと前記サブビームとの間隔をグルーブトラックの
間隔の1/4に設定した3ビーム光学系を設けたので、
2つのサブビームのいずれか一方をプリピット列の中心
に位置させることができ、これにより、トラック判定に
必要な信号を得ることができるものである。
【0022】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、2つのサブビームのそれぞれから得られた
和信号の高周波成分を除去するためのローパスフィルタ
と、これらの2つの信号の大小を比較するためのコンパ
レータとを備え、2つのサブビームのそれぞれから得ら
れた和信号の信号レベルの大小を比較することでランド
トラックとグルーブトラックとを識別するようにした信
号処理回路を設けたので、回路構成を簡略化することが
でき、安価に構成することができる。
【0023】請求項3記載の発明は、ランドトラックと
グルーブトラックとの双方に情報が記録・再生されるL
/G記録方式の光情報記録媒体であって、プリフォーマ
ット情報として予め基板に形成されたプリピット列がグ
ルーブトラック中心線とランドトラック中心線の中間に
位置した光情報記録媒体を記録・再生するドライブ装置
において、前記光情報記録媒体のランドトラックとグル
ーブトラックとを識別するために、1つのメインビーム
を中心として2つのサブビームを配列し、前記メインビ
ームと前記サブビームとの間隔をグルーブトラックの間
隔の1/4に設定した3ビーム光学系を設け、2つのサ
ブビームのそれぞれから得られた和信号の信号レベルの
大小を比較することでランドトラックとグルーブトラッ
クとを識別するようにしたので、2つのサブフレームか
ら検出された和信号(Rf信号)の大小を比較すること
でL/Gトラックの判定ができ、光情報記録媒体の外乱
や欠陥に対する影響が少なく、安定した判定結果を得る
ことができる。
【0024】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、2つのサブビームのそれぞれから得られた
和信号を復調器によりデコードし、そのエラー発生率の
大小を比較することでランドトラックとグルーブトラッ
クとを識別するようにしたので、従来からのデコード回
路の組み合わせで簡単に判定回路を構成することができ
る。
【0025】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明において、2つのサブビームのそれぞれから得られた
和信号を復調器によりデコードする際に、2値化するス
ライスレベルにオフセットを加えるようにしたので、作
為的にオフセット電圧を印加することでエラー数比較の
精度をより高めることができる。
【0026】請求項6記載の発明は、請求項3,4又は
5記載の発明において、2つのサブビームから得られた
信号の比較を行う範囲がプリフォーマット領域であり、
その判定位置がプリフォーマット領域の後半部分である
ようにしたので、プリフォーマット領域のパターンと無
関係に判定結果の精度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のランドトラックLとグルーブトラックG
とプリピット列との関係の一例を示す基板の平面図であ
る。
【図2】従来のランドトラックLとグルーブトラックG
とプリピット列との関係の他のを示す基板の平面図であ
る。
【図3】未記録領域と記録領域とを走査した時に得られ
るRf信号の振幅の変化を示す説明図である。
【図4】図3の方法により得られたRf信号に基づいて
L/G判定信号を得る場合の説明図である。
【図5】本発明の実施の第一の形態を示す平面図であ
る。
【図6】メインビームがグルーブトラックを走査してい
る時の説明図である。
【図7】メインビームがランドトラックを走査している
時の説明図である。
【図8】信号処理回路の一例を示す回路図である。
【図9】信号再生光学系の一例を示す側面図である。
【図10】本発明の実施の第二の形態を示す回路図であ
る。
【図11】本発明の実施の第三の形態を示す回路図であ
る。
【図12】本発明の実施の第四の形態を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 光情報記録媒体 2 プリピット列 6 3ビーム光学系 16 ローパスフィルタ 17 ローパスフィルタ 18 コンパレータ 19 信号処理回路 20 信号処理回路 23 復調器 24 復調器 28 信号処理回路 L ランドトラック G グルーブトラック M メインビーム S1 サブビーム S2 サブビーム

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ランドトラックとグルーブトラックとの
    双方に情報が記録・再生されるL/G記録方式の光情報
    記録媒体であって、プリフォーマット情報として予め基
    板に形成されたプリピット列がグルーブトラック中心線
    とランドトラック中心線の中間に位置した光情報記録媒
    体を記録・再生するドライブ装置において、前記光情報
    記録媒体のランドトラックとグルーブトラックとを識別
    するために、1つのメインビームを中心として2つのサ
    ブビームを配列し、前記メインビームと前記サブビーム
    との間隔をグルーブトラックの間隔の1/4に設定した
    3ビーム光学系を設けたことを特徴とするL/G記録方
    式におけるトラック極性判定装置。
  2. 【請求項2】 2つのサブビームのそれぞれから得られ
    た和信号の高周波成分を除去するためのローパスフィル
    タと、これらの2つの信号の大小を比較するためのコン
    パレータとを備え、2つのサブビームのそれぞれから得
    られた和信号の信号レベルの大小を比較することでラン
    ドトラックとグルーブトラックとを識別するようにした
    信号処理回路を設けたことを特徴とする請求項1記載の
    L/G記録方式におけるトラック極性判定装置。
  3. 【請求項3】 ランドトラックとグルーブトラックとの
    双方に情報が記録・再生されるL/G記録方式の光情報
    記録媒体であって、プリフォーマット情報として予め基
    板に形成されたプリピット列がグルーブトラック中心線
    とランドトラック中心線の中間に位置した光情報記録媒
    体を記録・再生するドライブ装置において、前記光情報
    記録媒体のランドトラックとグルーブトラックとを識別
    するために、1つのメインビームを中心として2つのサ
    ブビームを配列し、前記メインビームと前記サブビーム
    との間隔をグルーブトラックの間隔の1/4に設定した
    3ビーム光学系を設け、2つのサブビームのそれぞれか
    ら得られた和信号の信号レベルの大小を比較することで
    ランドトラックとグルーブトラックとを識別するように
    したことを特徴とするL/G記録方式におけるトラック
    極性判定方法。
  4. 【請求項4】 2つのサブビームのそれぞれから得られ
    た和信号を復調器によりデコードし、そのエラー発生率
    の大小を比較することでランドトラックとグルーブトラ
    ックとを識別するようにしたことを特徴とする請求項3
    記載のL/G記録方式におけるトラック極性判定方法。
  5. 【請求項5】 2つのサブビームのそれぞれから得られ
    た和信号を復調器によりデコードする際に、2値化する
    スライスレベルにオフセットを加えるようにしたことを
    特徴とする請求項4記載のL/G記録方式におけるトラ
    ック極性判定方法。
  6. 【請求項6】 2つのサブビームから得られた信号の比
    較を行う範囲がプリフォーマット領域であり、その判定
    位置がプリフォーマット領域の後半部分であるようにし
    たことを特徴とする請求項3,4又は5記載のL/G記
    録方式におけるトラック極性判定方法。
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