JP4307659B2 - 光ディスク装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体レーザ等の光源から光ビームを利用して光学的に情報担体上の信号を再生、もしくは情報担体上へ信号を記録する光ディスク装置に関し、特にトラック上に千鳥状(ウォブル状)に配置されたアドレス部をもつ記録可能なディスクの再生(あるいは記録)装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
CD−AUDIO、CD−ROM、DVD−VIDEO、DVD−ROMなどの情報担体(光ディスク)は、情報が凹凸ピットでかつ、内周から外周へ同一トラックでかつスパイラル状に記録されている。
【0003】
このトラック上の信号を再生するために、従来の光ディスク装置では、一般に光ディスクを所定の回転数で回転させる回転制御と、光ディスク上に照射される光ビームが所定の収束状態になるようなフォーカス制御と、光ディスク上のトラックを光ビームが正しく走査するようなトラッキング制御がなされている。
【0004】
近年、高密度光ディスク技術の向上に伴い、記録可能な光ディスクDVD−RAM(DIGITAL VERSATILE DISC−RANDOM ACCESS MEMORY)ディスクが出現した(以下DVD−RAMと称す。)。
【0005】
このような記録可能なDVD−RAMは、アドレス部と記録可能なデータ部を有する構造となっている。また、このような記録可能な光ディスクは光ディスクの内周から外周へ、複数の輪切り上のゾーンによって区切られていて、データ部は、ランド及びグルーブと呼ばれる案内溝で形成されている。
【0006】
デ−タ部は図11に示すように凹部であるグルーブトラック207、凸部であるランドトラック206で1スパイラル状で構成され、アドレス部205はグルーブトラック207/ランドトラック206の間に形成されている。実際のディスク上のビームはトラック幅より大きくなっており、グルーブトラック206あるいはランドトラック207をビームが追従すると、そのトラック間のアドレス部205のアドレス情報をも読みとることが可能になっている。
【0007】
アドレス200は、トラック209とトラック202との間に形成される。アドレス201は、トラック202とトラック203との間に形成される。アドレス204は、トラック203とトラック208との間に形成される。隣接するトラックは、アドレスを共有する。
【0008】
トラック202はアドレス200とアドレス201により確定され、トラック203はアドレス201とアドレス204により確定される。このアドレスを検索することで、記録されたデータを再生し、あるいは所定のトラックに記録することができる。
【0009】
従来のCDあるいはDVD−ROMのようなピット列で構成された、スパイラル状のトラックでは、特にゾーンによっては分割されておらず、内周から外周まで線速度一定で同じ記録密度になっている。したがって、このようなディスクにおいては、CLV制御のみ正しく動作させれば、PLLの引き込みが可能となり、アドレスあるいはデータの読み取りが可能となる。
【0010】
しかし、DVD−RAM等の光ディスクの場合には、データ領域がランドおよびグルーブ案内溝状で形成されかつ、ゾーンによって分割されているので、ゾーンによって回転数、及びPLL目標クロックを設定するためにゾーン指定が必要となる。
【0011】
一般に、光ディスク記録装置の光ヘッドのトラバース駆動系にはステッピングモータや、エンコーダ等が用いられている。例えばエンコーダを用いれば、最内周の位置を初期値として、そこからのエンコーダのパルスを管理して、トラバースを制御することで現在光ビームがいずれのゾーンにいるかを認識できるシステムを構築することが出来る。
【0012】
しかし、精度及びコストの面から、もっと安価で、構成が簡単なDCモータを用いることが望まれている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
先に説明した従来の光ディスク装置で、DVD−RAMディスクを再生する場合に、二つ一組のトラック間アドレスで、一つのトラック(ランドあるいはグルーブ)を確定する。例えばアドレス200のアドレス部分にゴミが付いたり、あるいは光ビームがレンズシフトを起こして、図中矢印Nの方向に動いた場合に、アドレス200のアドレス情報が読めなくなるため、アドレス201のみのアドレス情報ではトラック202とトラック203のいずれであるかが判別できないので、データを読み出す、あるいは記録することが不可能になっていた。
【0014】
また、従来の光ディスク装置では、装置の初期状態で、光ビームの位置はわからないので、各ゾーンの回転数とPLLの目標周波数を順次切り替えて、アドレスが読めた位置で、そこのゾーンが初めて確定できるため、装置の起動に非常に時間がかかっていた。
【0015】
本発明の目的は、アドレス部にゴミが付着したり、レンズシフトが生ずることによって、片側のアドレスが読めなくなっても、所定のトラックを確定でき、そこに記録されたデータを再生、および所定のトラックにデータを記録することができる光ディスク装置を提供することにある。
【0016】
本発明の他の目的は、光ディスク装置の起動時、再起動時に現在光ビームがある位置(ゾーン)を推定することで、アドレスが読めるまでの時間を短縮することができる光ディスク装置を提供することにある。
【0017】
本発明のさらに他の目的は、ゾーンで分割された光ディスクにおいても、高信頼性でかつ、安価に構成できる光ディスク装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明の光ディスク装置は、情報を記録再生しうる凹凸状の案内溝で形成される情報トラックであるデータ部と、前記情報トラックの中心より所定距離の位置に形成され前記情報トラックに対応するアドレス情報が凹凸ピットで一つ以上記録されるアドレス部とを有する情報担体から再生クロックを発生させる光ディスク装置であって、前記情報担体は、複数のゾーンに区切られており、前記アドレス部は、前記アドレス情報が記録される2つ以上のアドレス領域を含み、前記アドレス領域は、前記情報トラックの中心より所定距離の位置に、千鳥状に配置され、前記光ディスク装置は、前記情報担体上に光ビームを照射して前記情報トラック上に記録された情報を検出する光量検出手段と、前記光量検出手段の出力に基づいて、前記アドレス部を通過した際に光ビームのトラックずれ量を検出するトラックずれ検出手段と、前記トラックずれ検出手段の出力信号の一定時間内における最大値を計測する最大値計測手段と、前記トラックずれ検出手段の出力信号の一定時間内における最小値を計測する最小値計測手段と、前記トラックずれ検出手段の出力信号の一定時間内における平均値を計測する平均値計測手段と、前記トラックずれ検出手段の出力を二値化する二値化手段と、前記最大値計測手段が出力する前記最大値と前記最小値計測手段が出力する前記最小値と前記平均値計測手段が出力する前記平均値とに基づいて前記トラックずれ検出手段の出力を二値化するためのしきい値を設定するしきい値設定手段と、前記二値化手段の出力パルスの間隔を計測するパルス間隔計測手段と、前記情報担体が一回転する時間と前記パルス間隔計測手段の計測結果に基づいて、前記光ビームの半径位置を推定する半径位置推定手段と、前記半径位置推定手段により推定された前記半径位置に基づいて再生クロックを発生するクロック発生手段とを備え、前記しきい値設定手段は、前記最大値と前記平均値との差分である第一の差分と、前記平均値と前記最小値の差分である第二の差分とを比較し、前記第二の差分よりも前記第一の差分の方が大きい場合には、前記最大値と前記平均値と前記第一の差分に対する所定の比率とに基づいて、前記平均値よりも正の側に前記しきい値を設定し、前記第一の差分よりも前記第二の差分の方が大きい場合には、前記最小値と前記平均値と前記第二の差分に対する所定の比率とに基づいて、前記平均値よりも負の側に前記しきい値を設定し、そのことにより上記目的が達成される。
前記パルス間隔計測手段は、前記二値化手段の出力パルスを計測する際に、一定期間よりも短い時間で連続して出力される前記出力パルスの後に出力される前記出力パルスを無効にして前記出力パルスの間隔を計測してもよい。
前記光ディスク装置は、前記情報担体上の前記トラック上を前記光ビームが走査するように前記光ビームを制御するトラッキング制御手段と、前記光ビームが走査する前記トラックから外れていることを検出するトラック流れ検出手段とをさらに備え、前記光ディスク装置は、前記トラック流れ検出手段の検出結果に基いて、前記パルス間隔計測手段を不動作にしてもよい。
前記光ディスク装置は、前記情報担体上における前記光ビームの収束状態が所定の収束状態になるように前記光ビームを制御するフォーカス制御手段をさらに備え、前記光ディスク装置は、前記フォーカス制御手段によるフォーカス制御が外れているあるいは不動作のとき、前記パルス間隔計測手段を不動作にしてもよい。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、図面中、同様の機能を有する部材には同一の参照符号を付す。
【0037】
(実施の形態1)
図1に光源の一つである半導体レーザ光源10を搭載し、記録可能な光ディスクを再生及び記録する光ディスク装置100のブロック図を示す。
【0038】
図示するように、本発明の光ディスク装置100は、情報担体である光ディスク12に光ビーム19を照射するための半導体レーザ光源10と、半導体レーザ10から出射された光を平行にするカップリングレンズ15と、収束レンズ16と、アクチュエータ17とを備える。また、4分割光検出器14を含めて、光ヘッド11を構成する。
【0039】
半導体レーザ光源10から出射された光ビームはカップリングレンズ15により平行光にされる。この平行光はその後、偏光ビームスプリッタ18を通過し、アクチュエータ17によって、フォーカス、トラッキング方向に動く集束レンズ16によって収束され、ディスク12へ光ビームスポットが形成される。
【0040】
光ディスク装置100は、ディスク12からの反射光を受け取るための素子として4分割光検出器14を備える。ディスク12から反射光は収束レンズ16、偏光ビームスプリッタ18を通過し、4分割光検出器14に入射される。
【0041】
4分割光検出器14は、図2に示すように領域A〜Dに分割される。領域A〜Dの対角の和信号に基づいて、フォーカスずれ信号とトラックずれ信号とが得られる。
【0042】
図1および図2に示すように、電流電圧変換アンプ21A、21Bの出力を加算器22Cにて加算し、電流電圧変換アンプの出力21C、21Dの出力を加算器22Dにて加算し、加算器22C、22Dの差信号を差動増幅器24でとることにより、トラッックずれ信号TEが得られる。
【0043】
図1に示すように、フォーカスずれ信号FEは、電流電圧変換アンプ21A、21Cの出力を加算器22Aにて加算し、電流電圧変換アンプの出力21B、21Dの出力を加算器22Bにて加算し、加算器22A、22Bの差信号を差動増幅器23でとることにより得られる。
【0044】
フォーカスずれ信号FEは、AD変換回路25にて、デジタル信号となり、デジタルシグナルプロセッサ等により構成されるフォーカスフィルタ29に入力される。このフォーカスフィルタ29の出力に基づいて、DA変換回路30を介して、アクチュエータ17を制御することにより、フォーカス制御を実現している。
【0045】
トラックずれ信号TEは、ローパスフィルタ(LPF)26を通過しノイズを除去し、AD変換回路27にて、デジタル信号となり、デジタルシグナルプロセッサ等により構成されるトラッキングフィルタ28に入力される。このトラッキングフィルタ28の出力に基づいて、DA変換回路31を介して、アクチュエータ17を制御することにより、トラッキング制御を実現している。
【0046】
光量検出手段とは光ヘッド11、及び電流電圧変換アンプ21A〜21Dで構成されるものである。
【0047】
次に、本発明のアドレスの読み取り方法、及びそれを実現する装置の構成について図2,図3A、図3Bを用いて説明する。
【0048】
図2に4分割光検出器14の詳細図と光ディスク上のアドレス部における、ミラー部300、ピット部301とデータ部302と、アドレス部を通過した際に出力されるトラックずれ信号303との対応関係を示す。
【0049】
図3Aは、アドレスを読むためのアドレス極性判定信号を検出するアドレス極性判定回路61のブロック図である。
【0050】
図2に示す4分割光検出器14により検出した信号に基づいて得られるトラックずれ信号TEは、コンデンサ401と抵抗402から構成されるハイパスフィルタを通過する。図3Bに示すように、基準電圧411をセンタに正負対称になるようにトラックずれ信号TEのDCレベルを変換する。
【0051】
コンパレータ403、コンパレータ406は、トラックずれ信号TEを二値化し、二値化したパルス列をモノマルチ405、モノマルチ408によって繋ぐことにより、アドレス極性判定信号409、410をそれぞれ生成する。
【0052】
しきい値404、しきい値407を基準電圧411の正側と負側に設定することにより、トラックずれ信号TEに基づいて、光ビームが通過したアドレス部ADのピット部301がトラックセンタに対して外周側にあるか、内周側にあるかを区別することができる。
【0053】
コンパレータ403、及びモノマルチ405により、外周側アドレス極性判定信号409が生成され、コンパレータ406、及びモノマルチ408により内周側アドレス極性判定信号410が生成される例を示すが。本発明は、このアドレス極性判定信号生成方法に何ら限定されない。
【0054】
アドレス読み取り回路52は、光ディスク12上のアドレス部ADのピット部301に記録されているアドレス情報を読みとる。例えば、光ビーム19がピット部301を通過した際に得られる信号を二値化して二値化したパルス列をデコードする等の信号処理を行った後に、アドレス情報を生成する。具体的な処理方法については、本発明とは直接関係がないので、説明を省略する。
【0055】
以下、アドレス部ADを、CAPA(COMPLEMENTARY ALLOCATED PIT ADDRESS)と呼ぶ。また、外周側のアドレス極性判定信号CPDT1、内周側のアドレス極性判定信号CPDT2を用いて説明する。
【0056】
ピット部301に記録されているアドレス情報を読みとるアドレス読み取り回路52は、差動増幅器24の出力に基づいてアドレス情報を取得する。アドレス極性判定回路51は、差動増幅器24の出力に基づいて、上記した構成によってアドレス極性判定信号を生成する。
【0057】
アドレス情報確定回路53は、アドレス極性判定信号CPDT1、 CPDT2とアドレス情報読み取り回路52の出力に基づいて、光ビームが走査しているトラックのアドレスを確定する。
【0058】
ただし、全てのアドレス情報が読みとれる場合には、アドレス情報確定回路53は読みとった各アドレス情報とその読みとれた順番とに基づいて現在光ビームが走査しているトラックがランドがグルーブかを特定する。
【0059】
図4Aは、光ディスク上のアドレス部とデータ部の関係を示す図である。図4Bは、アドレス極性判定信号と光ディスク上のアドレス部とデータ部の関係を示す図である。この図4Aおよび図4Bを用いて、アドレス極性判定信号と光ディスク上のアドレス部とデータ部の関係について説明する。
【0060】
図5に示すように、先に述べたように光ディスク12上において、各ランドトラック503、グルーブトラック504が1スパイラル状につながっており、各トラック503、グルーブトラック504の間に、アドレス領域ADが配置される。アドレス領域ADには、ビット部501とミラー部502とが千鳥状に配置される。
【0061】
千鳥状に配置されているミラー部502とピット部501との境界がトラッキングセンタであり、光ビームがランド505からランド506へ走査する際のトラックアドレスは、アドレス情報ADRAとアドレス情報ADRBにより決定される。
【0062】
ランド506のアドレスはアドレス情報ADRA、アドレス情報ADRBの順でアドレス情報が取得できた時に決定でき、グルーブ508のアドレスはアドレス情報ADRC、アドレス情報ADRBの順でアドレス情報が取得できた時に決定できる。
【0063】
アドレス情報ADRA、アドレス情報ADRB共に取得出来た場合には、現在の光ビームの位置が確定出来る。しかし、アドレス情報ADRAもしくはアドレス情報ADRBのどちらか一方のアドレス情報のみしか取得できなかった場合には、現在の光ビームの位置を特定することができない。
【0064】
すなわち、データ部のランド506に記録されている情報もしくは、情報を記録しようとするときに、そのデータ部であるランド506に対応するアドレス情報をアドレス情報ADRAとした場合に、アドレス情報ADRAとアドレス情報ADRBとのアドレス情報を共に取得することで、光ビームの位置が特定され、光ディスク上の情報の再生もしくは記録が可能となる。
【0065】
光ディスク上に、ゴミや傷などが存在したり、または偏心や外部からの衝撃により、レンズシフトが発生すると、アドレス情報が取得できない状況が発生する。
【0066】
本実施の形態では、光ビームがランド505、アドレス情報ADRA、アドレス情報ADRB、ランド506の順で走査した場合と、光ビームがグルーブ507、アドレス情報ADRC、アドレス情報ADRB、グルーブ508と走査した場合について説明する。
【0067】
光ビームがランド505からランド506を通過した場合、アドレス情報ADRAを読み取ることができずに、アドレス情報ADRBのアドレス情報のみが取得出来たとする。また、光ビームがグルーブ507から、グルーブ508を通過した場合、アドレス情報ADRCを読みとることが出来ずにアドレス情報ADRBのアドレス情報のみが取得できたとする。
【0068】
こういった場合には、アドレス情報のみでは、光ビームがランド505を走査しているのか、グルーブ507を走査しているのかを区別することは出来ない。アドレス情報ADRBの外周側を光ビームが通過したのか、アドレス情報ADRBの内周側を光ビームが通過したのかを判断することができないからである。
【0069】
そこで、本実施形態では、このアドレス情報ADRBを光ビームが通過した際に出力されるアドレス極性判定信号を参照する。
【0070】
アドレス情報ADRBのアドレス情報が取得できていてかつ、外周側アドレス極性判定信号515が出力されていれば、光ビームはランド505からランド506へ走査していることになる。
【0071】
一方、アドレス情報ADRBのアドレス情報が取得できていてかつ、内周側アドレス極性判定信号516が出力されていたとすると、光ビームはグルーブ507からグルーブ508を走査していることになる。
【0072】
つまり、アドレス極性判定信号515、516を参照することで、千鳥状に配置されているアドレス情報のうち一つでも取得できれば、その取得したアドレス部のアドレスを確定することが可能となる。
【0073】
また、アドレス情報読み取り回路52が、千鳥状に配置されているアドレス情報の双方を取得できた場合には、中央演算処理装置(CPU)54等が、アドレス情報確定回路53の出力結果をそのまま用い、アドレス情報読み取り回路52が、千鳥状に配置されているアドレス情報のうち一方のみ取得できた場合には、CPU54等によりアドレス情報確定回路53が、アドレス極性判定信号515、516を参照するように切り替えるようにしてもよい。
以上説明したように本発明によれば、アドレス部に記録されているアドレス情報が一つしか取得できない状況においても、アドレス極性判定信号を用いることにより、光ビームが走査しているトラックを確定し、データ部み記録された情報の再生及び記録を可能にする。
【0074】
(実施の形態2)
本発明の第2の実施の形態について、図5,図6、図7および図8を用いて説明する。
【0075】
図5に本実施の形態の光ディスク装置200の構成ブロック図を示す。フォーカス制御、トラッキング制御については、実施の形態1と同様な構成のため、説明は省略する。
【0076】
図6は、アドレス部の配置とトラックずれ信号、アドレス部のRF信号、アドレス極性判定信号についての対応関係を示したものである。
【0077】
図5を参照して、フォーカスずれ信号FE及びトラックずれ信号TEは、現在のフォーカス制御とトラッキング制御の状況を判定する制御状態判定回路900に入力される。
【0078】
制御状態判定回路900は、フォーカスずれ信号FEが所定の出力以上になったことを判定し、フォーカスが外れたことを検出する。またトラックずれ信号TEが所定の出力以上になったあるいは、光ビームが所定の本数以上トラックを横断したことを判定し、トラッキング制御が不安定であることを検出する。特に、光ビームが所定の本数以上トラックを横断したことを判定する回路を流れ検出回路と呼び、シーク終了時のトラッキング引き込み確認にも使用されている。
【0079】
凹凸ピットで記録されたアドレス部1001は、図6で示すように、ミラー部1003と凹凸ピット部1000で形成されている。光ビーム19は、ミラー部1003と凹凸ピット部1000との間の境界線L6に沿って、トラック方向に走査する。この時、トラックずれ信号TEは、図5ではローパスフィルタ26の出力として得られ、図6に示すようにS字上になる。
【0080】
ローパスフィルタ26が出力するトラックずれ信号TEは、AD変換回路27を通過し、制御状態判定回路900、一定時間内のトラックずれ信号TEの最大値(VMAX)を計測する最大値計測回路901、一定時間内の最小値(VMIN)を計測する最小値計測回路903、一定時間内のトラックずれ信号TEの平均値(VAVE)を計測する平均値計測回路902、トラックずれ信号TEを所定のレベルにて絶対値信号に変換する振幅絶対値変換回路904、トラックずれ信号TEをしきい値設定回路908により得られる設定される値により二値化する二値化回路907のそれぞれに入力される。
【0081】
アドレス部検出回路906は、二値化回路907としきい値設定回路908とを含む。
【0082】
図7Aは、トラックずれ信号TEと、最大値1101、平均値1103、基準電圧(VREF)1110、最小値1104およびアドレス部であることを知るためのアドレス部検出信号1105の対応関係を示したものである。
【0083】
図7Aに示すように、トラックずれ信号TEをしきい値1102で、二値化することにより、パルス信号が得られ、このパルス信号がアドレス部検出信号1105となる。
【0084】
図7Aに示しているように、理想的には、トラックずれ信号TEは所定の基準電圧1110を対称軸として正負対称に出力される。ここでいう基準電圧1110はトラッキング制御の目標電圧に相当するが、トラックずれ信号TEの平均値(VAVE)1103と一致する。
【0085】
トラックずれ信号TEは、レンズシフト、光ヘッドの光学特性等により、基準電圧1110を対称軸として正負対称に出力されずに非対称になる場合がある。こういった場合には二値化回路907のしきい値1102を適切に設定する必要がある。
【0086】
そこで、トラックずれ信号TEの一定時間内における最大値1101、および最小値1104を用いてしきい値1102を設定する方法について説明する。
【0087】
光ビームがトラックセンタにありレンズシフト等の外乱がない場合には、閾値1102は、トラックずれ信号TEの変動による影響を受け難くなるように、下記のように設定され得る。
【0088】
図7Aを参照して、しきい値1102は、最大値1101と基準電圧1110と最大値1101と基準電圧1110との間の差(VPD)1107に対する所定の比率とに基づいて、基準電圧1110よりも正側に設定され得る。例えば、所定の比率がm:nである場合には、下記の(式1)によりしきい値1102が設定される。
【0089】
閾値1102=(( m×最大値1101+n×基準電圧1110)/(m+n))・・・(式1)
図7Bを参照して、しきい値1102は、最大値1101と最小値1104と最大値1101と最小値1104との間の差に対する所定の比率とに基づいて設定され得る。例えば、所定の比率がm:nである場合には、下記の(数2)によりしきい値1102が設定される。
【0090】
閾値1102=((m×最大値1101+n×最小値1104)/(m+n))・・・(式2)
図7C を参照して、しきい値1102は、基準電圧1110と最小値1104と基準電圧1110と最小値1104との間の差(VMD)に対する所定の比率とに基づいて、基準電圧1110よりも負側に設定され得る。例えば、所定の比率がm:nである場合には、下記の(数3)によりしきい値1102が設定される。
【0091】
閾値1102=(( m×基準電圧1110+n×最小値1104)/(m+n))・・・(式3)
基準電圧1110よりも正側にしきい値を設定するか、負側にしきい値を設定するかは、最大値1101と平均値1103との差(VPD)1107と、最小値1104と基準電圧1110との差(VMD)1108で判断する。
【0092】
差(VMD)1108より差(VPD)1107が大きい場合には、しきい値1102を正側に設定し、差(VMD)1108が差(VPD)1107より小さい場合には、しきい値1102を負側に設定することで、より正確な、アドレス部の検出が可能となる。
【0093】
また、トラックずれ信号TEの一定時間内における最大値1101、最小値1104、及び平均値1103を用いる場合には、上述の基準電圧1110の代わりに、平均値1103を用いることにより、しきい値1102の設定を行うことができる。
【0094】
すなわち、しきい値1102を基準電圧1110よりも正側にするか負側にするかは、最大値1101と平均値1103との差(VPD)1107と最小値1104と平均値1103との差(VMD)1108で判断する。差(VMD)1108より差(VPD)1107が大きい場合には、しきい値1102を正側に設定し、差(VMD)1108が差(VPD)1107より小さい場合には、しきい値1102を負側に設定することで、より正確な、アドレス部の検出が可能となる。
【0095】
図8A、図8Bを用いて、振幅絶対値変換回路904(図5)を用いた場合のしきい値設定方法について説明する。図8Aに示すように、光ディスクの偏心等により、トラックずれ信号TEが揺らぐと、最大値最小値の計測の精度が落ちて、しきい値1102(図7)が設定されても、アドレス部が未検出になってしまう場合がある。
【0096】
そこで、図8Bに示すように、基準電圧1203を対称軸として、トラックずれ信号TEの振幅の絶対値をとって、信号を変換する。
【0097】
この振幅絶対値変換の後、図7A〜図7Cを参照して前述したように、閾値1200を設定することにより、アドレス部を検出することが可能となる。
【0098】
さらに、振幅絶対値変換後、トラックずれ信号TEの最大値1202を計測し、しきい値1200を設定してもよい。このように設定されたしきい値をもとに、二値化回路907はパルス状のアドレス部検出信号1105を出力する。
【0099】
このアドレス部検出信号1105をパルス間隔を計測するパルス間隔計測回路909に入力し、入力されたパルスとパルスとの間の時間間隔を計測することにより、図7に示すようなアドレス間隔情報(CPTIME)1106を得ることができる。アドレス間隔情報1106が取得できたことで、アドレス間隔計測を終了する。
【0100】
次にこのアドレス間隔情報1106は、光ビーム19の光ディスク12に対する半径位置を推定するための半径位置推定回路910に入力される。
【0101】
半径位置推定回路910には、スピンドルモータからの回転数に応じた規則的なパルス、例えば、モータを周波数制御するための数発のパルス(FG)が一回転時間計測回路905から入力され、このパルスを基に、ディスク一回転の時間を知ることができる。
【0102】
光ディスク12上にアドレス部とデータ部とが半径方向にゾーンで区切られている形で形成されている場合には、ゾーンごとに、トラック一周に一定間隔で記録されているアドレス部の個数が異なる。また、光ディスク12の一回転する間の回転むらはほとんどないため、ディスク一回転の時間ばらつきはほとんどない。さらに、光ビームが走査しているトラックの半径位置において、通過するアドレス部も一定間隔で配置される。光ディスク12が一定の線速度で回転している時には、光ビームが走査しているトラックの半径位置によって、アドレス部の間隔が異なってくる。
【0103】
よって、アドレス部で検出されるパルスの間隔と、光ディスクの一回転時間から、現在の光ビームの半径位置を推定することが可能となる。
【0104】
半径位置推定回路910により推定された半径位置情報は、線速度に応じた基準信号を発生するクロック発生回路911に入力される。クロック発生回路911は、線速度に応じた基準クロックを出力し、モータの目標回転数を設定し、所定のPLLの引き込み範囲線速度を補正する。このため、PLLを引き込み、アドレスを読むことができる。
【0105】
以上のように、正常な状態では、アドレス部で出力されるパルスを基に半径位置が推定でき、光ビームが走査しているトラックの半径位置に応じたクロック設定ができるが、シーク中や、外部からの衝撃が印加され、フォーカスが外れた場合には、アドレスが読めなくなるので、クロックの再設定を行って、PLLを再度引き込みアドレスを読まなければならない。
【0106】
このアドレス間隔計測からクロック設定、PLLの引き込みについて説明する。
【0107】
アドレス間隔計測は、トラックずれ信号TEを用いているため、クロックが線速度に対応したものに設定されていなくても動作する。また、トラッキング制御やフォーカス制御が不安定な場合には誤動作する。
【0108】
アドレスを読めなくなった状態で、まず、フォーカス制御、トラッキング制御がともに安定な場合には、アドレス間隔計測の動作を始めて、トラックずれ信号TEの最大値、最小値、平均値を計測し、これらの情報を基にしきい値を設定し、トラックずれ信号を二値化し、出力されたパルスを基にパルス間隔を計測し、パルス間隔により半径位置を推定し、適切なクロックを設定する。
【0109】
トラッキング制御が不安定な場合に、アドレス間隔を計測するとトラックずれ信号が激しく変動するために、間違った、アドレス間隔情報を取得することになる。
【0110】
そこで、アドレス間隔計測動作を開始しないようにしたり、もしくはトラックずれ信号の最大値、最小値、平均値を計測中にトラッキング制御が不安定になった場合には、得られたアドレス間隔情報を用いないようにすることで、誤設定を回避することができる。
【0111】
同様にフォーカス制御が不安定な場合には、間違ったアドレス間隔情報を取得することになる。そこで、アドレス間隔計測動作を開始しないようにしたり、もしくはトラックずれ信号の最大値、最小値、平均値を計測中にフォーカス制御が不安定になった場合には、得られたアドレス間隔情報を用いないようにすることで、誤設定を回避することができる。
【0112】
このようにして、アドレス間隔計測をより正確に行うことができ、さらには、光ビームの走査しているトラックの半径位置をより正確に推定し、最適な基準クロックを出力し、モータの目標回転数を設定することで、PLLを再度引き込ませ、光ディスク上の情報の再生および、記録を実現する。
【0113】
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3について、図9、図10を用いて説明する。
【0114】
図9において、トラッキング制御、フォーカス制御、実施の形態1と同様な構成のため、同機能のものには同じ番号を付し説明は省略する。
【0115】
また、トラックずれ信号TE、最大値計測回路901、最小値計測回路903、平均値計測回路902、振幅絶対値変換回路904を用いてのアドレス部検出信号の生成については、実施の形態2と共通であるため、説明を省略する。
【0116】
図9に示すように、フォーカスずれ信号FE及びトラックずれ信号TEは、現在のフォーカス制御とトラッキング制御の状況を判定する制御状態判定回路900に入力される。
【0117】
アドレス部検出回路906の出力パルスは、一定時間内に入力されたパルスの個数をカウントするパルス個数計測回路1300に入力される。
【0118】
パルス個数計測回路1300の出力は、アドレス個数情報として、光ビーム19の光ディスクに対する半径位置を推定する半径位置推定回路910に入力される。半径位置推定回路910には、スピンドルモータ13からの回転数に応じた規則的なパルス、例えば、モータを周波数制御するための数発のパルス(FG)が一回転時間計測回路905を介して入力され、このパルスを基に、ディスク一回転の時間を知ることができる。
【0119】
光ディスク12上にアドレス部とデータ部とが半径方向にゾーンで区切られている場合には、トラック一周に一定間隔で記録されているアドレス部の個数がゾーンごとに異なる。また、光ディスク12の一回転の時間ばらつきはほとんどない。
【0120】
したがって、光ビーム19が走査しているトラックの半径位置によって、ディスク一回転する間のアドレスの個数は異なってくる。
【0121】
よって、光ディスクが一回転する間にアドレス部で検出されるパルスの個数と、光ディスクの一回転時間とから、現在の光ビームが走査しているトラックの半径位置を推定することが可能となる。
【0122】
また、光ディスクの一回転を検出するためには、上述のようにスピンドルモータ13からの出力パルスを計測する方法の他にトラックずれ信号TEのパターンから一回転情報を得ることができる。
図10を用いて、トラックずれ信号TEを用いて、光ディスクの一回転情報を得る方法を説明する。
【0123】
実施の形態1に記述したように、光ディスク12上にアドレス部とデータ部で区切られ、アドレス部が千鳥状に記録されている場合には、光ビーム19がトラック上をトラッキングする際に、一回転おきに、ランドグルーブ切り換え部を通過する。
【0124】
このことから、千鳥状に記録されているアドレス部を通過するときに出力されるトラックずれ信号の極性反転時、もしくはアドレス極性判定信号の順序が反転した時を一回転の起点とすれば、光ディスクの一回転を検出することができる。
【0125】
図10で、たとえば、ランド上を光ビーム19が走査していくとすると、アドレス部1404、1405、1406では、アドレス極性判定信号はアドレス極性判定信号1402、アドレス極性判定信号1403の順で出力される。
【0126】
一方、アドレス部1407、1408では、逆にアドレス極性判定信号1403、アドレス極性判定信号1402の順で出力されるので、光ビーム19がグルーブ領域を走査していると判定することができる。
【0127】
よって、アドレス極性判定信号1402、1403の順序が逆転するという情報を用いて、光ディスク12の一回転情報を得、半径位置を推定するとが可能となる。
【0128】
半径位置推定回路910により推定された半径位置情報は、線速度に応じた基準信号を発生するクロック設定回路911に入力され、クロック設定回路911は、線速度に応じた基準クロックを出力し、モータ13の目標回転数を設定し、所定のPLLの引き込み範囲に線速度を補正することによって、PLLを引き込み、アドレスを読むことができる。
【0129】
以上のように、正常な状態では、アドレス部で出力されるパルスを基に半径位置が推定でき、光ビームが走査しているトラックの半径位置に応じたクロック設定ができるが、シーク中や、外部からの衝撃が印加され、フォーカスが外れた場合には、アドレスが読めなくなるので、クロックの再設定を行って、PLLを再度引き込みアドレスを読まなければならない。
【0130】
アドレス個数の計測、クロック設定、PLLの引き込みについて説明する。
【0131】
アドレス個数の計測は、トラックずれ信号TEを用いているため、クロックが線速度に対応したものに設定されていなくても動作する。また、トラッキング制御やフォーカス制御が不安定な場合には誤動作する。
【0132】
アドレスを読めなくなった状態で、まず、フォーカス制御、トラッキング制御がともに安定な場合には、アドレス個数計測動作を開始し、トラックずれ信号TEの最大値、最小値、平均値を計測し、これらの情報を基にしきい値を設定し、トラックずれ信号を二値化し、出力されたパルスを基にパルス個数を計測し、パルス個数により半径位置を推定し、適切なクロックを設定する。
【0133】
トラッキング制御が不安定な場合に、アドレス個数間隔を計測するとトラックずれ信号TEが乱れるために、間違った、アドレス個数情報を取得することになる。
【0134】
そこで、アドレス個数計測動作を開始しないようにしたり、もしくはトラックずれ信号TEの最大値、最小値、平均値を計測中にトラッキング制御が不安定になった場合には、得られたアドレス個数情報を用いないようにすることで、誤設定を回避することができる。
【0135】
同様にフォーカス制御が不安定な場合には、間違ったアドレス個数情報を取得することになる。
【0136】
そこで、アドレス個数計測動作を開始しないようにしたり、もしくはトラックずれ信号TEの最大値、最小値、平均値を計測中にフォーカス制御が不安定になった場合には、得られたアドレス個数情報を用いないようにすることで、誤設定を回避することができる。
【0137】
このようにして、アドレス個数計測をより正確に行うことが出来、さらには、光ビームの走査しているトラックの半径位置をより正確に推定し、最適な基準クロックを出力し、モータの目標回転数を設定することで、PLLを再度引き込ませ、光ディスク上の情報の再生および、記録を実現する。
【0138】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、アドレス部に記録されているアドレス情報が一つしか取得できない状況においても、アドレス極性判定信号を用いることにより、光ビームが走査しているトラックを確定することができる。またアドレス部の検出信号を基に、アドレス間隔を計測することにより光ビームが走査している半径位置を推定し、基準クロックを出力しアドレス情報を取得することができる。またアドレス部検出信号を基に、アドレス個数を計測することにより、光ビームが走査している半径位置を推定し、基準クロック出力し、アドレス情報を取得することができる。このように本発明は、光ディスク上の情報の再生及び記録を実現し、安価で、高信頼性の高い光ディスク装置を提供することを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に係る光ディスク装置の構成を説明するためのブロック図。
【図2】実施の形態1に係る光ディスク装置のうち、光検出器の部分を詳細に示したブロック図。
【図3A】実施の形態1に係るアドレス極性判定回路の構成ブロック図。
【図3B】実施の形態1に係るアドレス極性判定信号の説明図。
【図4A】実施の形態1に係る情報担体上のアドレス部とデータ部の配置を示す模式図。
【図4B】実施の形態1に係る情報担体上のアドレス部とデータ部の配置とアドレス極性判定信号との関係を示す模式図。
【図5】実施の形態2に係る光ディスク装置の構成を説明するためのブロック図。
【図6】アドレス部とアドレス極性判定信号の対応関係を示した模式図。
【図7A】トラックずれ信号とアドレス検出信号との対応関係を示した模式図。
【図7B】トラックずれ信号とアドレス検出信号との対応関係を示した模式図。
【図7C】トラックずれ信号とアドレス検出信号との対応関係を示した模式図。
【図8A】振幅絶対値変換回路を説明するための波形図。
【図8B】振幅絶対値変換回路を説明するための波形図。
【図9】実施の形態3に係る光ディスク装置の構成を説明するためのブロック図。
【図10】実施の形態3に係るランドグルーブ切り換え部におけるトラックずれ信号の波形図。
【図11】光ディスク上のアドレス部とトラックの配置を示す模式図。
【符号の説明】
10 半導体レーザ
12 光ディスク
13 スピンドルモータ
14 光検出器
15 カップリングレンズ
16 収束レンズ
17 アクチュエータ
18 偏光ビームスプリッタ
19 光ビーム
21A、21B、21C、21D 電流−電圧変換アンプ
22A、22B、22C、22D 加算器
23、24 差動増幅器
25、27 AD変換回路
26 ローパスフィルタ
28 トラッキングフィルタ
29 フォーカスフィルタ
30、31 DA変換回路
51 アドレス極性判定回路
52 アドレス情報読み取り回路
53 アドレス情報確定回路
54 CPU

Claims (4)

  1. 情報を記録再生しうる凹凸状の案内溝で形成される情報トラックであるデータ部と、前記情報トラックの中心より所定距離の位置に形成され前記情報トラックに対応するアドレス情報が凹凸ピットで一つ以上記録されるアドレス部とを有する情報担体から再生クロックを発生させる光ディスク装置であって、
    前記情報担体は、複数のゾーンに区切られており、
    前記アドレス部は、前記アドレス情報が記録される2つ以上のアドレス領域を含み、前記アドレス領域は、前記情報トラックの中心より所定距離の位置に、千鳥状に配置され、
    前記光ディスク装置は、
    前記情報担体上に光ビームを照射して前記情報トラック上に記録された情報を検出する光量検出手段と、
    前記光量検出手段の出力に基づいて、前記アドレス部を通過した際に光ビームのトラックずれ量を検出するトラックずれ検出手段と、
    前記トラックずれ検出手段の出力信号の一定時間内における最大値を計測する最大値計測手段と、
    前記トラックずれ検出手段の出力信号の一定時間内における最小値を計測する最小値計測手段と、
    前記トラックずれ検出手段の出力信号の一定時間内における平均値を計測する平均値計測手段と、
    前記トラックずれ検出手段の出力を二値化する二値化手段と、
    前記最大値計測手段が出力する前記最大値と前記最小値計測手段が出力する前記最小値と前記平均値計測手段が出力する前記平均値とに基づいて前記トラックずれ検出手段の出力を二値化するためのしきい値を設定するしきい値設定手段と、
    前記二値化手段の出力パルスの間隔を計測するパルス間隔計測手段と、
    前記情報担体が一回転する時間と前記パルス間隔計測手段の計測結果に基づいて、前記光ビームの半径位置を推定する半径位置推定手段と、
    前記半径位置推定手段により推定された前記半径位置に基づいて再生クロックを発生するクロック発生手段
    を備え
    前記しきい値設定手段は、前記最大値と前記平均値との差分である第一の差分と、前記平均値と前記最小値の差分である第二の差分とを比較し、
    前記第二の差分よりも前記第一の差分の方が大きい場合には、前記最大値と前記平均値と前記第一の差分に対する所定の比率とに基づいて、前記平均値よりも正の側に前記しきい値を設定し、
    前記第一の差分よりも前記第二の差分の方が大きい場合には、前記最小値と前記平均値と前記第二の差分に対する所定の比率とに基づいて、前記平均値よりも負の側に前記しきい値を設定する、光ディスク装置。
  2. 前記パルス間隔計測手段は、前記二値化手段の出力パルスを計測する際に、一定期間よりも短い時間で連続して出力される前記出力パルスの後に出力される前記出力パルスを無効にして前記出力パルスの間隔を計測する、請求項1に記載の光ディスク装置。
  3. 前記光ディスク装置は、
    前記情報担体上の前記トラック上を前記光ビームが走査するように前記光ビームを制御するトラッキング制御手段と、
    前記光ビームが走査する前記トラックから外れていることを検出するトラック流れ検出手段
    をさらに備え、
    前記光ディスク装置は、前記トラック流れ検出手段の検出結果に基いて、前記パルス間隔計測手段を不動作にする、請求項1に記載の光ディスク装置。
  4. 前記光ディスク装置は、前記情報担体上における前記光ビームの収束状態が所定の収束状態になるように前記光ビームを制御するフォーカス制御手段をさらに備え、
    前記光ディスク装置は、前記フォーカス制御手段によるフォーカス制御が外れているあるいは不動作のとき、前記パルス間隔計測手段を不動作にする、請求項1に記載の光ディスク装置。
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