JP2001344773A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JP2001344773A
JP2001344773A JP2000161120A JP2000161120A JP2001344773A JP 2001344773 A JP2001344773 A JP 2001344773A JP 2000161120 A JP2000161120 A JP 2000161120A JP 2000161120 A JP2000161120 A JP 2000161120A JP 2001344773 A JP2001344773 A JP 2001344773A
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light beam
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JP2000161120A
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English (en)
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Motoyuki Suzuki
基之 鈴木
Hiroaki Ono
裕明 小野
Atsushi Oya
淳 大矢
Hisataka Sugiyama
久貴 杉山
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】予め凹凸のピットで形成されたヘッダ部を有す
るディスクにおいて、ヘッダ部においてもトラック外れ
を検出する手段を提供し、外部振動等によってトラック
外れが発生した場合でも隣接するトラックのデータを破
壊することのない、信頼性を向上した光ディスク装置を
提供することにある。 【解決手段】凹凸のピットで形成されたヘッダ部の再生
信号振幅を検出する手段と、ヘッダ部の再生信号振幅の
変化を検出する手段と、前記振幅の変化の量を所定値と
比較する手段とからなるトラック外れ検出手段を設け、
ヘッダ部での振幅の変化が大きい場合にはトラック外れ
が発生したものとして記録動作を停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学的に情報を記
録再生する光ディスク装置に関し、詳しくは光ビームの
トラック外れを検出する手段に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光磁気ディスク装置のように、光
ディスクに対して情報を記録再生する光ディスクが実用
化されている。このような光ディスク装置では、光ビー
ムが情報トラックを追従できなくなる、いわゆるトラッ
キング外れが問題になり、これまで、いくつかのトラッ
キング外れ検出方法が提案されてきた。 従来の読みだ
し専用の光ディスク装置では、ディスクから読み出され
るアドレス情報の連続性を監視して、トラック外れを検
出していた。しかし、この方法を記録型光ディスク装置
に用いた場合、記録中にトラック外れが発生しても、そ
れを検出するまでに十数ミリ秒から数十ミリ秒の時間が
かかり、相当の時間、隣接トラックに二重書きが行われ
てしまうという問題があった。この問題を解決するため
に、さまざまな提案がなされている。たとえば、特開昭
64−79942号公報に開示されている光ディスク装
置は、トラッキング誤差信号が所定値以上となったこと
によりトラッキング外れを検知し、トラッキング外れを
検知すると同時に記録動作を停止させている。
【0003】図5に従来の光ディスク装置のブロック図
を示す。破線で囲まれた部分100が従来のトラッキン
グ外れ検出部である。1はデータを記録する情報トラッ
クを有する光ディスク、2は光ディスク1の半径方向に
移動可能なようにように配置された光ヘッドであり、所
定のパワーの光ビームを出力する発光素子(半導体レー
ザ)2a、光ディスクからの反射光を検出する2分割さ
れた受光素子(フォトダイオード)2b、ハーフミラー
2c、コリメータレンズ2d、対物レンズ2e、及び対
物レンズをディスク面に垂直の方向、半径方向に駆動す
るアクチュエータ2fで構成されている。3は光ヘッド
の2分割された受光素子2bの差を求めてトラッキング
誤差信号(a)を出力する差動増幅器、4は差動増幅器
3が出力するトラッキング誤差信号(a)と正の比較値
と比較する比較器、5は同じくトラッキング誤差信号
(a)を負の比較値と比較する比較器である。ここで、
正、あるいは負とは、トラッキング誤差信号(a)が誤
差0の時の電圧を基準として、それより大きい場合を
正、小さい場合を負としている。
【0004】比較器4,5の出力(b)(c)はOR回
路6に接続され、OR回路6の出力(d)はカウンタ7
のクリア端子CLRに接続されている。カウンタ7は発
振器8が出力するクロックを用いてOR回路6の出力
(d)が「H」の期間の長さを測るカウンタで、カウン
タ7の出力端子DATAは比較器9の入力端子Bに接続
されており、比較器9は入力端子Aに入力される基準値
10とカウンタ7の出力を比較し、基準値が大きければ
「H」を出力する。比較器9の出力(e) はDラッチ
回路11のクロック端子に接続されており、比較器9の
出力(e)の立ち上がりエッジでDラッチ回路11の出
力端子Qは「H」を出力する。Dラッチ回路11の出力
端子はシステムコントローラ12に接続されている。こ
の信号(f)がトラッキング外れ信号である。
【0005】このように構成された光ディスク装置につ
いて、以下、波形を参照しながら動作を説明する。はじ
めに、システムコントローラ12は記録の開始と同時に
Dラッチ回路11のリセット端子Rを「H」にすること
により、Dラッチ回路11の出力(f) を「L」にす
る。差動増幅器3は、光ディスク1からの反射光を元
に、光ビームとトラック中心とのずれに対して図6の
(a)に示すようなトラッキング誤差信号を出力する。
トラッキング誤差信号(a)は光ビームとトラック中心
とのずれに対してトラックのピッチを1周期とする正弦
波状の信号として検出される。例えば、光ビームがトラ
ック中心から外周方向にずれてトラッキング誤差信号が
正の比較値AAを越えると、比較器4は図6の(b)に
示すように「H」レベルの信号を出力する。また、トラ
ックとトラックの中間地点を越えて隣接するトラックに
近づいて負の比較値BBより小さくなると、比較器5は
図6の(c)に示すように「H」レベルの信号を出力す
る。光ビームが内周方向にずれた場合には負の比較値を
越えた後で正の比較値を超えるようにトラッキング誤差
信号が発生する。OR回路6は、比較器4と5の出力を
加算することにより、トラック外れが内外周のどちらの
向きに発生してもトラック外れを検出できるように挿入
されている。
【0006】OR回路6の出力を図6の(d)に示す。
内周側あるいは外周側のいずれかに光ビームがずれ、一
つ目の「H」信号がカウンタ7のクリア端子CLRに入
力されると、カウンタ7はカウントを始める。比較器9
ではカウンタ7の出力DATAと基準値10を比較し、
カウント値が所定の数になると「H」を出力する。比較
器9の出力(e) が「H」になると、Dラッチ回路1
1の出力Q は「H」になる(図6の(f))。これ
は、光ビームが相当量ずれている時間(図6の(a)の
期間Ta)が所定の時間Twより長く、トラッキングが
外れかかっていることを意味している。この信号をトラ
ッキング外れ信号として用い、システムコントローラ1
2は直ちに記録動作を停止させる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】記録可能な光ディスク
では、一般に記録再生位置を識別する為のアドレス情報
が予め凹凸のピットで形成されている。例えば現在製品
化されているDVD−RAMディスクの概略の構成を図
7に、光ビームがDVD−RAMディスクのトラックを
追従している状態のトラッキング誤差信号の波形を図8
示す。DVD−RAMディスクでは凹凸で形成されたラ
ンド及びグルーブのトラックの両方に記録再生を行なう
ようにしている。図7のディスクのように凹或いは凸の
トラックの何れかに記録するのに対して記録を行うトラ
ックの間隔は1/2となっており、記録トラックの密度
を向上するようにしている。
【0008】また、光ビームがディスクに入射する方か
ら見て凸のグルーブトラックと凹のランドトラックはデ
ィスク1回転ごとに入れ替わるようになっている。各ト
ラックは複数のセクタに分割されており、各セクタの先
頭には凹凸のピットとして形成された4つのアドレス情
報を含むヘッダと呼ばれる領域が設けられている。アド
レス1,2はグルーブトラック中心から1/2トラック
ピッチだけ外周方向にずらして配置され、アドレス3,
4はグルーブトラックの中心から1/2トラックピッチ
だけな内周方向にずらして配置されている。また、ラン
ドおよびグルーブのトラックはディスク半径方向に一定
周期で微小にウォブルされているため、トラッキング誤
差信号にはこのウォブルに対応した信号が含まれてい
る。このウォブルの成分をトラッキング誤差信号から検
出し、ディスクの回転あるいは記録再生のタイミングを
制御するための信号を生成するようにしている。
【0009】ここで、記録時にトラック外れによる隣接
トラックのデータ破壊を起こさないようにする為には、
光ビームのトラック中心からのずれをトラック間隔Pの
1/4以下程度とする必要がある。したがって、トラッ
クはずれを検出する為の比較値AA及びBBのレベルは
光ビームがトラック中心からトラック間隔Pの1/4だ
けずれたときに発生するトラッキング誤差信号のレベル
よりも小さくする必要がある。ここで、ヘッダ部ではア
ドレス情報が1/2トラックピッチだけトラック中心か
らずれて配置されているため、図8に示すように光ビー
ムがトラック中心を追従している場合でもトラック間隔
Pの1/2だけトラック中心からずれている場合に相当
するトラッキング誤差信号が発生し、比較器4、5から
は「H」レベルの信号が出力される。従って、トラック
外れを検出するための時間設定Twはヘッダ部を光ビー
ムが通過する時間Th1、Th2よりも長くする必要が
ある。
【0010】また、図9のようにヘッダ部で光ビームが
トラック中心からずれるとトラッキング誤差信号は小さ
くなり、外れ検出比較値AA或いはBB以下となり、ヘ
ッダ部分では外れ検出できず、最悪の場合にはヘッダ部
通過後Twだけ要することになる。このため、ヘッダ部
の直前から光ビームがトラック中心から外れ始めた場合
にはトラック外れを検出するまでの時間Tdmaxは、
ヘッダ部の通過時間(Th1+Th2)+外れ検出時間
Twとなる。DVD−RAMディスクにおけるヘッダ部
の時間Th1,Th2は70μs程度であるため、Tw
>Th1,Th2とすると、トラック外れを検出するま
での時間Tdmax>210μsとなる。外乱の加速度
を5GとするとTdmaxの期間に光ビームがトラック
中心からずれる量は1.1μm程度ずれることになり、
DVD−RAMディスクのトラックピッチ(=0.74
μm)以上となり、隣接トラックのデータを破壊してし
まうという問題があった。
【0011】本発明の目的は、予め凹凸のピットで形成
されたヘッダ部を有するディスクにおいて、ヘッダ部に
おいてもトラック外れを検出する手段を提供し、外部振
動等によってトラック外れが発生した場合でも隣接する
トラックのデータを破壊することのない、信頼性を向上
した光ディスク装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の光ディスク装置ではトラッキング誤差信
号を所定のレベルと比較する手段と、比較手段の出力に
基づいてトラッキング誤差信号が所定のレベル以上の期
間を計測する計測手段と、計測手段の出力を所定の設定
期間と比較する手段とからなる第1のトラック外れ検出
手段と、凹凸のピットで形成されたヘッダ部の再生信号
振幅を検出する手段と、ヘッダ部の再生信号振幅の変化
を検出する手段と、前記振幅の変化の量を所定値と比較
する手段とからなる第2のトラック外れ検出手段と、第
1のトラック外れ検出手段と第2の検出手段を選択する
手段を備えている。
【0013】本発明は上記の構成により、凹凸のピット
からなるヘッダ部ではピット部から再生される信号の振
幅により光ビームのトラック中心からのずれを検出して
トラック外れを検出するため、光ビームがヘッダ部を通
過する時点でトラックはずれを検出することが可能とな
り、ヘッダ部でトラック外れが発生した場合でも速やか
に記録を停止し、隣接するトラックのデータを破壊する
のを防止することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した具体的な
実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明す
る。なお、本発明は以下の例に限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、諸条件を任意に
変更することが可能であることは言うまでもない。
【0015】図1は本発明の実施例の光ディスク装置の
構成を示す図であり、図の従来例と同一機能部分には同
一符号を付し、説明を省略する。図1において、破線で
囲まれた部分100が従来のトラッキング外れ検出部で
ある。200はトラック外れ検出部であり、トラッキン
グ誤差信号(a)のヘッダ部のピークレベルを検出する
ピーク検出回路13、ピーク検出回路13の出力を所定
のタイミングでサンプリングしてホールドするサンプル
ホールド(S/H)回路14、同様にトラッキング誤差
信号(a)のヘッダ部のボトムレベルを検出するボトム
検出回路15、ボトム検出回路15の出力を所定のタイ
ミングでサンプリングしてホールドするサンプルホール
ド回路16、サンプルホールド回路14と16の和を演
算する加算器17、加算器17の出力を正の比較値と比
較する比較器18、同じく加算器の出力を負の比較値と
比較する比較器19、比較器18,19の出力の論理輪
を演算するOR回路20、トラッキング誤差信号に含ま
れるウォブル成分を検出するためのフィルタ等で構成さ
れたウォブル検出回路21、ウォブル検出回路の出力を
パルス信号に変換する2値化回路22、ウォブル成分に
対応した2値化回路からの出力パルス基づいて基準クロ
ック信号を生成する基準クロック信号生成回路23、基
準クロック生成回路23の生成クロックからサンプルホ
ールド回路14,16にサンプルホールドのタイミング
信号を生成するサンプルホールドタイミング信号生成回
路24で構成されている。
【0016】ヘッダ部でのトラック外れ検出動作につい
て図2を用いて説明する。ヘッダ部では凹凸のピットが
トラックピ間隔Pの1/2だけ内外周方向にずれて配置
されているため、光ビームがトラック中心を追従してい
る場合でも、ヘッダ部では光ビームがトラック間隔Pの
1/2だけトラック中心からずれた場合に相当するトラ
ッキング誤差信号が発生する。
【0017】ピーク検出回路13ではトラッキング誤差
信号(a)のピーク検出を行い、サンプルホールド回路
14に出力する。サンプルホールドタイミング信号生成
回路24からは光ビームがディスク上のアドレス2の位
置を通過した時点(t1、t4)にサンプルパルス信号
(m)をサンプルホールド回路14に出力している。サ
ンプルホールド回路14ではこのサンプルパルス信号
(m)が「H」の期間にピーク検出回路13の出力
(g)をサンプリングし、「L」の期間はこのサンプル
した信号のレベルをホールドするようにしている。同様
に、トラッキング誤差信号(a)はボトム検出回路15
にも入力されており、トラッキング誤差信号(a)のボ
トムの信号レベルの検出を行い、サンプルホールド回路
16に出力している。サンプルホールドタイミング信号
生成回路24からは光ビームがディスク上のアドレス4
の位置を通過した時点(t2、t5)にサンプルパルス
信号(n)をサンプルホールド回路16に出力してい
る。
【0018】サンプルホールド回路16ではこのサンプ
ルパルス信号(n)が「H」の期間にボトム検出回路1
5の出力(i)をサンプリングし、「L」の期間はこの
サンプルした信号のレベルをホールドするようにしてい
る。加算器17ではサンプルホールド回路14,16の
出力(h)(j)を加算し、比較器18,19に出力す
る。比較器18では正の比較値と加算器17の出力
(k)とを比較し、比較器19では負の比較値と加算器
17の出力(k)とを比較してOR回路20に各々の比
較結果を出力する。トラッキング誤差信号(a)はウォ
ブル検出回路21にも入力されており、ディスク上のト
ラックのウォブルに対応した信号成分を検出し、2値化
回路22に出力している。2値化回路22でパルス信号
に変換されたウォブル信号は基準クロック信号生成回路
23に入力され、ディスクのウォブルに同期した基準ク
ロック信号を生成する。サンプルホールドタイミング信
号生成回路24では基準クロック信号に基づいて光ビー
ムがアドレス2及び4を通過した時点(t2、t5)に
サンプルパルス信号(m、n)をサンプルホールド回路
(14,16)に出力する。
【0019】ここで、光ビームがトラック中心に位置す
る状態でヘッダ部を通過した場合(t0〜t2)には、
トラッキング誤差信号(a)には正負でほぼ同じレベル
の信号が発生する。従って、加算器17の出力(k)の
振幅は比較器18,19の比較値AA'、BB'よりも小
さく、出力は「L」となる。これにより、OR回路20
の出力も「L」となり、Dラッチ回路11はセットされ
ない。
【0020】一方、光ビームがトラック中心からずれた
状態で光ビームがヘッダ部を通過した場合(t3〜t
5)には、トラッキング誤差信号(a)のレベルが正負で
非対称となる。このため、加算器17の出力(k)は比
較器18,19の比較値AA',BB'よりも大きくな
り、OR回路20の出力が「H」となる。これにより、
Dラッチ回路11がセットされ、出力Qが「H」とな
る。Dラッチ回路11の出力Qは外れ検出信号(f)と
してシステムコントローラ12に入力され、トラック外
れが発生したものとして記録動作を直ちに終了する。
【0021】以上の実施例ではトラッキング誤差信号
(a)のレベルからトラック外れを検出するようにした
が、ヘッダ部の再生信号を用いてトラック外れを検出す
ることができる。
【0022】図3に本発明の第2の実施例を示す。30
0はトラック外れ検出部であり、ヘッダ再生信号(p)
のエンベロープを検出するエンベロープ検波回路26、
エンベロープ検波回路26の出力を所定のタイミングで
サンプリングしてホールドするサンプルホールド(S/
H)回路14、16、サンプルホールド回路14と16
の差を演算する減算器27、減算器27の出力を正の比
較値と比較する比較器18、同じく減算器27の出力を
負の比較値と比較する比較器19、比較器18,19の
出力の論理輪を演算するOR回路20、トラッキング誤
差信号に含まれるウォブル成分を検出するためのフィル
タ等で構成されたウォブル検出回路21、ウォブル検出
回路の出力をパルス信号に変換する2値化回路22、ウ
ォブル成分に対応した2値化回路からの出力パルス基づ
いて基準クロック信号を生成する基準クロック信号生成
回路23、基準クロック生成回路23からクロックから
サンプルホールド回路14,16にサンプルホールドの
タイミング信号を生成するサンプルホールドタイミング
信号生成回路24で構成されている。また、25は受光
素子2bの出力を加算し、再生信号(p)を出力する加
算器である。
【0023】ヘッダ部でのトラック外れ検出動作につい
て図4を用いて説明する。エンベロープ検波回路26で
は再生信号(p)のエンベロープを検出し、サンプルホ
ールド回路14及び16に出力する。サンプルホールド
タイミング信号生成回路24からは光ビームがディスク
上のアドレス2の位置を通過した時点(t1、t4)に
サンプルパルス信号(m)をサンプルホールド回路14
に出力している。サンプルホールド回路14ではこのサ
ンプルパルス信号(m)が「H」の期間にエンベロープ
検波回路26の出力(q)をサンプリングし、「L」の
期間はこのサンプルした信号のレベルをホールドするよ
うにしている。同様に、エンベロープ検波回路26の出
力(q)はサンプルホールド回路16にも入力されてい
る。サンプルホールドタイミング信号生成回路24から
は光ビームがディスク上のアドレス4の位置を通過した
時点(t2、t5)にサンプルパルス信号(n)をサン
プルホールド回路16に出力している。サンプルホール
ド回路16ではこのサンプルパルス信号(n)が「H」
の期間にエンベロープ検波回路26の出力(q)をサン
プリングし、「L」の期間はこのサンプルした信号のレ
ベルをホールドするようにしている。減算器27ではサ
ンプルホールド回路14,16の出力を減算し、比較器
18,19に出力する。比較器18では正の比較値と減
算器27の出力(t)とを比較し、比較器19では負の
比較値と減算器27の出力(t)とを比較してOR回路
20に各々の比較結果を出力する。
【0024】ここで、光ビームがトラック中心に位置す
る状態でヘッダ部を通過した場合(t0〜t2)には、
アドレス12とアドレス3,4の再生信号(p)の振幅
はほぼ等しく、再生信号(p)をエンベロープ検波した
信号(q)をサンプルホールドした信号(r)(s)も
ほぼ等しい振幅となる。従って、減算器27の出力
(t)の振幅は比較器18,19の比較値AA'、BB'
よりも小さく、出力は「L」となる。これにより、OR
回路20の出力も「L」となり、Dラッチ回路11はセ
ットされない。
【0025】一方、光ビームがトラック中心からずれた
状態で光ビームがヘッダ部を通過した場合(t3〜t
5)には、アドレス12とアドレス3,4の再生信号
(p)の振幅は大きく変化する。このため、減算器27
の出力(t)は比較器18,19の比較値AA',BB'
よりも大きくなり、OR回路20の出力が「H」とな
る。これにより、Dラッチ回路11がセットされ、出力
Qが「H」となる。Dラッチ回路11の出力Qは外れ検
出信号(f)としてシステムコントローラ12に入力さ
れ、トラック外れが発生したものとして記録動作を直ち
に終了する。
【0026】以上の実施例では凹凸のピットで形成され
たヘッダ部の信号振幅をピーク検出或いはエンベロープ
検波するようにしているが、DVD−RAMのディスク
のようにヘッダ部の直後にピット或いは凹凸の溝がない
ミラー部が設けられている場合がある。ミラー部では再
生信号(p)の振幅がピットで形成されたアドレス部よ
りも大きくなり、光ビームとトラック中心とのずれに応
じたエンベロープを検出できない。従って、ミラー部を
有するディスクの場合にはミラー部においてピーク検出
或いはエンベロープ検波を行わないようにする必要があ
る。
【0027】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、凹凸のピットからなるヘッダ部においても光
ビームのトラック中心からのずれを検出してトラック外
れを検出するため、ヘッダ部でトラック外れが発生した
場合でも速やかに記録を停止し、隣接するトラックのデ
ータを破壊するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における光ディスク装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施例の光ディスク装置の動作
を示す波形図である。
【図3】本発明の第2の実施例における光ディスク装置
の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第2の実施例の光ディスク装置の動作
を示す波形図である。
【図5】従来の光ディスク装置のトラック外れ検出回路
の構成を示すブロック図である。
【図6】従来の光ディスク装置のトラック外れ検出回路
の動作を示す波形図である。
【図7】DVD−RAMディスクのヘッダ部付近を示す
図である。
【図8】トラック中心を光ビームが通過しているときの
ヘッダ部付近の再生動作を示す波形図である。
【図9】トラック中心からずれた位置を光ビームが通過
しているときのヘッダ部付近の再生動作を示す波形図で
ある。
【符号の説明】
1‥光ディスク、2‥光ヘッド、4,5,9、18,1
9‥比較器、7‥カウンタ、11‥Dラッチ回路、13
‥ピーク検出回路、15‥ボトム検出回路、14,16
‥サンプルホールド回路、21‥ウォブル信号検出回
路、24‥サンプルホールド信号生成回路。
フロントページの続き (72)発明者 大矢 淳 茨城県ひたちなか市稲田1410番地 株式会 社日立製作所デジタルメディア製品事業部 内 (72)発明者 杉山 久貴 茨城県ひたちなか市稲田1410番地 株式会 社日立製作所デジタルメディア製品事業部 内 Fターム(参考) 5D117 AA02 AA07 AA08 BB06 FF11 5D118 AA13 BA01 BB05 BC11 BF03 BF17 CA05 CA16 CA22 CB05 CC04 CC12 CD03 CD19 CF03 DC03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】凹凸のピットから形成された領域と情報を
    記録或いは再生するための凹凸の溝で形成されたトラッ
    クを有する光ディスクに対して光ビームを照射して光学
    的に情報を記録或いは再生すると同時に、前記トラック
    と光ビームの位置ずれを示すトラッキング誤差信号を出
    力する光ヘッドと、前記ピットで形成された領域を光ビ
    ームが通過する時の前記トラッキング誤差信号の振幅を
    検出する振幅検出手段と、前記ピットで形成された領域
    を光ビームが通過するときの前記振幅検出手段の出力の
    変化量を検出する変化量検出手段と、前記変化量検出手
    段の出力が比較値よりも大きい場合にトラック外れ検出
    信号を出力するトラック外れ検出手段を備えた光ディス
    ク装置。
  2. 【請求項2】凹凸のピットから形成された領域と情報を
    記録或いは再生するための凹凸の溝で形成されたトラッ
    クを有する光ディスクに対して光ビームを照射して前記
    光ディスクからの反射光量に対応した再生信号を出力す
    る光ヘッドと、前記ピットで形成された領域を光ビーム
    が通過する時の前記再生信号の振幅を検出する振幅検出
    手段と、前記ピットで形成された領域を光ビームが通過
    するときの前記振幅検出手段の出力の変化量を検出する
    変化量検出手段と、前記変化量検出手段の出力が比較値
    よりも大きい場合にトラック外れ検出信号を出力するト
    ラック外れ検出手段を備えた光ディスク装置。
  3. 【請求項3】凹凸のピットから形成された領域と情報を
    記録或いは再生するための凹凸の溝で形成されたトラッ
    クを有する光ディスクに対して光ビームを照射して光学
    的に情報を記録或い再生すると同時に、前記トラックと
    光ビームの位置ずれを示すトラッキング誤差信号を出力
    する光ヘッドと、前記ピットで形成された領域を光ビー
    ムが通過する時の前記トラッキング誤差信号の振幅を検
    出する振幅検出手段と、前記ピットで形成された領域を
    光ビームが通過するときの前記振幅検出手段の出力の変
    化量を検出する変化量検出手段と、前記変化量検出手段
    の出力が比較値よりも大きい場合にトラック外れ検出信
    号を出力する第1のトラック外れ検出手段と、前記トラ
    ッキング誤差信号の振幅を比較値と比較する比較手段
    と、前記比較手段が前記トラッキング誤差信号が比較値
    を越えた期間を計測する時間計測手段と、前記時間計測
    手段の計測結果が基準時間より長い場合にトラック外れ
    検出信号を出力する第2のトラック外れ手段を備えた光
    ディスク装置。
  4. 【請求項4】凹凸のピットから形成された領域と情報を
    記録或いは再生するための凹凸の溝で形成されたトラッ
    クを有する光ディスクに対して光ビームを照射して光学
    的に情報を記録或い再生すると同時に、前記トラックと
    光ビームの位置ずれを示すトラッキング誤差信号と、前
    記光ディスクからの反射光量に対応した再生信号を出力
    する光ヘッドと、前記ピットで形成された領域を光ビー
    ムが通過する時の前記再生信号の振幅を検出する振幅検
    出手段と、前記ピットで形成された領域を光ビームが通
    過するときの前記振幅検出手段の出力の変化量を検出す
    る変化量検出手段と、前記変化量検出手段の出力が比較
    値よりも大きい場合にトラック外れ検出信号を出力する
    第1のトラック外れ検出手段と、前記トラッキング誤差
    信号の振幅を比較値と比較する比較手段と、前記比較手
    段が前記トラッキング誤差信号が比較値を越えた期間を
    計測する時間計測手段と、前記時間計測手段の計測結果
    が基準時間より長い場合にトラック外れ検出信号を出力
    する第2のトラック外れ手段を備えた光ディスク装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8547809B2 (en) 2008-06-03 2013-10-01 Hitachi Consumer Electronics Co., Ltd. Optical disk device

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