JPH07141782A - 光ディスク及びその記録情報再生装置 - Google Patents
光ディスク及びその記録情報再生装置Info
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- JPH07141782A JPH07141782A JP5290959A JP29095993A JPH07141782A JP H07141782 A JPH07141782 A JP H07141782A JP 5290959 A JP5290959 A JP 5290959A JP 29095993 A JP29095993 A JP 29095993A JP H07141782 A JPH07141782 A JP H07141782A
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- pits
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- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B20/00—Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
- G11B20/10—Digital recording or reproducing
- G11B20/10009—Improvement or modification of read or write signals
- G11B20/10037—A/D conversion, D/A conversion, sampling, slicing and digital quantisation or adjusting parameters thereof
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B20/00—Signal processing not specific to the method of recording or reproducing; Circuits therefor
- G11B20/10—Digital recording or reproducing
- G11B20/14—Digital recording or reproducing using self-clocking codes
- G11B20/1403—Digital recording or reproducing using self-clocking codes characterised by the use of two levels
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B27/00—Editing; Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Monitoring; Measuring tape travel
- G11B27/10—Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel
- G11B27/19—Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel by using information detectable on the record carrier
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B7/00—Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
- G11B7/007—Arrangement of the information on the record carrier, e.g. form of tracks, actual track shape, e.g. wobbled, or cross-section, e.g. v-shaped; Sequential information structures, e.g. sectoring or header formats within a track
- G11B7/00745—Sectoring or header formats within a track
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 モータ回転速度に回転ムラがある原盤記録装
置にてサーボエリアが形成された光ディスクにおいて
も、再生クロックにジッタが発生せずに精度良く情報再
生がなされる光ディスク及びその記録情報再生装置を提
供することを目的とする。 【構成】 光ディスクのサーボエリア内に形成される位
相検出用のクロックピットの各々を、隣接するトラック
毎に互いにディスク半径方向において非整列状態にて配
置する。
置にてサーボエリアが形成された光ディスクにおいて
も、再生クロックにジッタが発生せずに精度良く情報再
生がなされる光ディスク及びその記録情報再生装置を提
供することを目的とする。 【構成】 光ディスクのサーボエリア内に形成される位
相検出用のクロックピットの各々を、隣接するトラック
毎に互いにディスク半径方向において非整列状態にて配
置する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サンプルドサーボ方式
による光ディスク及びその記録情報再生装置に関する。
による光ディスク及びその記録情報再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光学式記録媒体としての光ディスクのフ
ォーマットとして、サーボエリア及びデータエリアを情
報読取方向に対して周期的に交互に配置したサンプルド
サーボ方式が知られている。又、かかる光ディスクに対
して、その記録トラック各々のピッチを狭めることによ
り倍密度記録を実現する狭トラック方式が知られてい
る。
ォーマットとして、サーボエリア及びデータエリアを情
報読取方向に対して周期的に交互に配置したサンプルド
サーボ方式が知られている。又、かかる光ディスクに対
して、その記録トラック各々のピッチを狭めることによ
り倍密度記録を実現する狭トラック方式が知られてい
る。
【0003】図1は、かかるサンプルドサーボ方式によ
る光ディスクに対して、上述の如き狭トラック方式を適
用した場合のサーボエリアの構成を示す図である。図の
如く、かかる光ディスクのサーボエリアは、トラッキン
グサーボ用のウォブルピットPW1及びPW2、同期検出用
及びフォーカスサーボ用の鏡面部D、再生クロックの位
相検出用のクロックピットPC、及びトラック位置識別
(偶数トラック又は奇数トラック)用のトラック識別ピ
ットPDETから構成されている。かかるウォブルピット
PW1及びPW2、鏡面部D、クロックピットPC、及びト
ラック識別ピットPDETの各々は夫々ディスク半径方向
に整列して形成されている。
る光ディスクに対して、上述の如き狭トラック方式を適
用した場合のサーボエリアの構成を示す図である。図の
如く、かかる光ディスクのサーボエリアは、トラッキン
グサーボ用のウォブルピットPW1及びPW2、同期検出用
及びフォーカスサーボ用の鏡面部D、再生クロックの位
相検出用のクロックピットPC、及びトラック位置識別
(偶数トラック又は奇数トラック)用のトラック識別ピ
ットPDETから構成されている。かかるウォブルピット
PW1及びPW2、鏡面部D、クロックピットPC、及びト
ラック識別ピットPDETの各々は夫々ディスク半径方向
に整列して形成されている。
【0004】しかしながら、かかるサーボエリア内の各
ピットを記録するための原盤記録装置のモータ回転速度
に回転ムラがあると、かかる回転ムラの影響により、各
トラックに形成さるべきクロックピットPCの各々は、
理想記録位置に対してずれた位置に記録されてしまう。
よって、図2の如くクロックピットPCの各々はディス
ク半径方向に対して整列しなくなる。かかる図2におい
ては、トラックCのクロックピットの中心点位置tに対
して、このトラックCの隣接トラックであるトラックB
及びD夫々に形成されたクロックピットの中心点位置は
夫々Δt2、Δt1だけずれたものとなっている。
ピットを記録するための原盤記録装置のモータ回転速度
に回転ムラがあると、かかる回転ムラの影響により、各
トラックに形成さるべきクロックピットPCの各々は、
理想記録位置に対してずれた位置に記録されてしまう。
よって、図2の如くクロックピットPCの各々はディス
ク半径方向に対して整列しなくなる。かかる図2におい
ては、トラックCのクロックピットの中心点位置tに対
して、このトラックCの隣接トラックであるトラックB
及びD夫々に形成されたクロックピットの中心点位置は
夫々Δt2、Δt1だけずれたものとなっている。
【0005】ここで、隣接トラックからのクロストーク
が全く存在しないとすると、図2におけるトラックCの
クロックピットから得られる読取信号波形は、そのクロ
ックピットの中心点位置tにてピーク値qとなる図3
(b)の如きものとなる。しかしながら、狭トラック方
式においては、トラックピッチを狭めた分だけ隣接トラ
ックからのクロストークの影響を受けることになるの
で、実際には、トラックBから図3(a)、トラックD
から図3(c)の如きクロストークが夫々生じる。よっ
て、実際にトラックCのクロックピットを読み取った際
に得られる読取信号波形は、図3(a)ないし図3
(c)の信号波形を夫々合成した図3(d)の如きもの
となる。かかる図3(d)の如く、トラックCに記録さ
れているクロックピットから得られる読取信号波形は、
クロストークが全く存在しない場合に比べてtZだけ時
間シフトしたものとなる。
が全く存在しないとすると、図2におけるトラックCの
クロックピットから得られる読取信号波形は、そのクロ
ックピットの中心点位置tにてピーク値qとなる図3
(b)の如きものとなる。しかしながら、狭トラック方
式においては、トラックピッチを狭めた分だけ隣接トラ
ックからのクロストークの影響を受けることになるの
で、実際には、トラックBから図3(a)、トラックD
から図3(c)の如きクロストークが夫々生じる。よっ
て、実際にトラックCのクロックピットを読み取った際
に得られる読取信号波形は、図3(a)ないし図3
(c)の信号波形を夫々合成した図3(d)の如きもの
となる。かかる図3(d)の如く、トラックCに記録さ
れているクロックピットから得られる読取信号波形は、
クロストークが全く存在しない場合に比べてtZだけ時
間シフトしたものとなる。
【0006】以上の如く、再生クロック位相検出用のク
ロックピット各々がディスク半径方向に対して整列して
光ディスクに記録されていないと、かかる光ディスクか
らの記録情報再生時にクロックピットの読取信号波形に
時間シフトが生じてしまう。従って、かかるクロックピ
ットの読取信号に基づいて位相補正される再生クロック
にはジッタが発生することになり、かかる再生クロック
に基づいて情報再生動作を行う記録情報再生装置の再生
能力が低下するという問題が発生した。
ロックピット各々がディスク半径方向に対して整列して
光ディスクに記録されていないと、かかる光ディスクか
らの記録情報再生時にクロックピットの読取信号波形に
時間シフトが生じてしまう。従って、かかるクロックピ
ットの読取信号に基づいて位相補正される再生クロック
にはジッタが発生することになり、かかる再生クロック
に基づいて情報再生動作を行う記録情報再生装置の再生
能力が低下するという問題が発生した。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる問題
を解決すべくなされたものであり、モータ回転速度に回
転ムラがある原盤記録装置にてサーボエリアが形成され
た光ディスクにおいても、再生クロックにジッタが発生
せずに精度良く情報再生がなされる光ディスク及びその
記録情報再生装置を提供することを目的とする。
を解決すべくなされたものであり、モータ回転速度に回
転ムラがある原盤記録装置にてサーボエリアが形成され
た光ディスクにおいても、再生クロックにジッタが発生
せずに精度良く情報再生がなされる光ディスク及びその
記録情報再生装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による光ディスク
は、サーボエリア及びデータエリアがディスクの半径方
向に整列して配置されているサンプルドサーボ方式によ
る光ディスクであって、前記サーボエリア内の各トラッ
ク上に形成される位相検出用のクロックピットの各々
は、隣接するトラック毎に、ディスク半径方向において
非整列となっている。
は、サーボエリア及びデータエリアがディスクの半径方
向に整列して配置されているサンプルドサーボ方式によ
る光ディスクであって、前記サーボエリア内の各トラッ
ク上に形成される位相検出用のクロックピットの各々
は、隣接するトラック毎に、ディスク半径方向において
非整列となっている。
【0009】本発明による記録情報再生装置は、位相検
出用のクロックピットの各々が隣接するトラック毎にデ
ィスク半径方向において非整列となって配置されてなる
サーボエリア及びデータエリアがディスク半径方向に整
列して配置されている光ディスクから記録情報の再生を
行う記録情報再生装置であって、前記光ディスクにピッ
トとして記録されている記録情報を読み取りこれに応じ
た読取信号を得る読取手段と、前記クロックピット夫々
の検出予定タイミングを発生するタイミング発生手段
と、前記検出予定タイミング夫々のタイミングにて得ら
れた前記読取信号の各々の値の大きさを比較してもっと
も大なる値に対応した検出予定タイミング時に得られた
読取信号に基づいて位相誤差信号を生成する位相誤差信
号生成手段と、前記位相誤差信号に基づいて再生クロッ
クの位相補正を行う位相補正手段とから構成される。
出用のクロックピットの各々が隣接するトラック毎にデ
ィスク半径方向において非整列となって配置されてなる
サーボエリア及びデータエリアがディスク半径方向に整
列して配置されている光ディスクから記録情報の再生を
行う記録情報再生装置であって、前記光ディスクにピッ
トとして記録されている記録情報を読み取りこれに応じ
た読取信号を得る読取手段と、前記クロックピット夫々
の検出予定タイミングを発生するタイミング発生手段
と、前記検出予定タイミング夫々のタイミングにて得ら
れた前記読取信号の各々の値の大きさを比較してもっと
も大なる値に対応した検出予定タイミング時に得られた
読取信号に基づいて位相誤差信号を生成する位相誤差信
号生成手段と、前記位相誤差信号に基づいて再生クロッ
クの位相補正を行う位相補正手段とから構成される。
【0010】
【作用】本発明による光ディスクにおいては、サーボエ
リア内の各トラック上に形成される位相検出用のクロッ
クピットの各々を、隣接するトラック毎に互いにディス
ク半径方向において非整列状態にて配置する。又、本発
明による記録情報再生装置においては、隣接するトラッ
ク毎に互いにディスク半径方向において非整列状態とな
っているクロックピット夫々の検出予定タイミングにて
得られた読取信号の各々の値の大小比較を行い、この比
較結果に応じた検出予定タイミングにて得られた読取信
号に基づいて位相誤差信号の生成を行い、かかる位相誤
差信号に基づいて再生クロックの位相補正を行う。
リア内の各トラック上に形成される位相検出用のクロッ
クピットの各々を、隣接するトラック毎に互いにディス
ク半径方向において非整列状態にて配置する。又、本発
明による記録情報再生装置においては、隣接するトラッ
ク毎に互いにディスク半径方向において非整列状態とな
っているクロックピット夫々の検出予定タイミングにて
得られた読取信号の各々の値の大小比較を行い、この比
較結果に応じた検出予定タイミングにて得られた読取信
号に基づいて位相誤差信号の生成を行い、かかる位相誤
差信号に基づいて再生クロックの位相補正を行う。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。図
4は、本発明による光ディスクにおけるサーボエリアの
構成を示す図である。図の如く、かかるサーボエリアに
は、同期検出用の同期ピットPS、トラッキングサーボ
用のウォブルピットPW1及びPW2、再生クロックの位相
検出用のクロックピットPC1及びPC2が設けられてい
る。かかる同期ピットPSは、例えば、データエリアに
出現することがないピット長のピットである。かかるク
ロックピットPC1は、同期ピットPSからL1だけ離れた
位置において、奇数トラックのみにディスク半径方向に
対して整列して形成されている。一方、クロックピット
P C2は、同期ピットPSからL2だけ離れた位置において
偶数トラックのみにディスク半径方向に対して整列して
形成されている。かかるクロックピットPC1及びP C2の
読取方向における距離、すなわち、図におけるL2−L1
は、互いに隣接トラックからのクロストークの影響を受
けない程度の距離とする。これにより、クロックピット
PC1及びPC2各々の隣接トラックは、図の如く無記録の
鏡面部となる。
4は、本発明による光ディスクにおけるサーボエリアの
構成を示す図である。図の如く、かかるサーボエリアに
は、同期検出用の同期ピットPS、トラッキングサーボ
用のウォブルピットPW1及びPW2、再生クロックの位相
検出用のクロックピットPC1及びPC2が設けられてい
る。かかる同期ピットPSは、例えば、データエリアに
出現することがないピット長のピットである。かかるク
ロックピットPC1は、同期ピットPSからL1だけ離れた
位置において、奇数トラックのみにディスク半径方向に
対して整列して形成されている。一方、クロックピット
P C2は、同期ピットPSからL2だけ離れた位置において
偶数トラックのみにディスク半径方向に対して整列して
形成されている。かかるクロックピットPC1及びP C2の
読取方向における距離、すなわち、図におけるL2−L1
は、互いに隣接トラックからのクロストークの影響を受
けない程度の距離とする。これにより、クロックピット
PC1及びPC2各々の隣接トラックは、図の如く無記録の
鏡面部となる。
【0012】以上の如く、本発明による光ディスクにお
いては、そのサーボエリア内の各トラック上に形成され
る再生クロックの位相検出用クロックピットの各々は、
隣接トラックからのクロストークの影響を受けないよう
に、隣接トラック毎にディスク半径方向において非整列
状態となるように配置されている。次に、かかる光ディ
スクから記録情報の再生を行う本発明による記録情報再
生装置について説明する。
いては、そのサーボエリア内の各トラック上に形成され
る再生クロックの位相検出用クロックピットの各々は、
隣接トラックからのクロストークの影響を受けないよう
に、隣接トラック毎にディスク半径方向において非整列
状態となるように配置されている。次に、かかる光ディ
スクから記録情報の再生を行う本発明による記録情報再
生装置について説明する。
【0013】図5は、かかる記録情報再生装置の構成を
示す図である。図において、ピックアップ1は、スピン
ドルモータ2にて回転駆動するディスク3に記録されて
いる記録信号を読み取りこれに応じた読取信号をヘッド
アンプ4に供給する。ヘッドアンプ4は、供給された読
取信号を所望に増幅し、これを読取信号(p)としてA
/D変換器5に供給する。A/D変換器5は、かかる読
取信号(p)を再生クロックのタイミングにてサンプリ
ングしてディジタル信号のサンプル値系列(q)に変換
し、これをデータ復調回路6、同期検出回路7、減算回
路8、比較器9、減算回路10及び減算回路11の夫々
に供給する。データ復調回路16は、かかるサンプル値
系列(q)を、ディスクへの記録時の変調方式に対応し
た復調方式により復調して、これを再生データとして出
力する。
示す図である。図において、ピックアップ1は、スピン
ドルモータ2にて回転駆動するディスク3に記録されて
いる記録信号を読み取りこれに応じた読取信号をヘッド
アンプ4に供給する。ヘッドアンプ4は、供給された読
取信号を所望に増幅し、これを読取信号(p)としてA
/D変換器5に供給する。A/D変換器5は、かかる読
取信号(p)を再生クロックのタイミングにてサンプリ
ングしてディジタル信号のサンプル値系列(q)に変換
し、これをデータ復調回路6、同期検出回路7、減算回
路8、比較器9、減算回路10及び減算回路11の夫々
に供給する。データ復調回路16は、かかるサンプル値
系列(q)を、ディスクへの記録時の変調方式に対応し
た復調方式により復調して、これを再生データとして出
力する。
【0014】同期検出回路7は、サンプル値系列(q)
の値を観測し、この値が所定レベルである状態が所定時
間に亘り存在した時に同期検出信号T0を発生して、こ
れをタイミング発生回路12に供給する。すなわち、同
期検出回路7は、ピックアップ1にてディスク3から読
み取られた読取信号中から、図4に示されるが如き同期
ピットPSに対応している読取信号を検出した時に上記
同期検出信号T0を発生するのである。
の値を観測し、この値が所定レベルである状態が所定時
間に亘り存在した時に同期検出信号T0を発生して、こ
れをタイミング発生回路12に供給する。すなわち、同
期検出回路7は、ピックアップ1にてディスク3から読
み取られた読取信号中から、図4に示されるが如き同期
ピットPSに対応している読取信号を検出した時に上記
同期検出信号T0を発生するのである。
【0015】タイミング発生回路12は、かかる同期検
出信号T0に応じて、図6の如きタイミング条件を満た
すタイミング信号T1〜T8を夫々発生する。かかるタイ
ミング信号T1〜T8の内、タイミング信号T1及びT2は
減算回路8、タイミング信号T4及びT7は比較器9、タ
イミング信号T3及びT5は減算回路10、タイミング信
号T6及びT8は減算回路11に夫々供給される。
出信号T0に応じて、図6の如きタイミング条件を満た
すタイミング信号T1〜T8を夫々発生する。かかるタイ
ミング信号T1〜T8の内、タイミング信号T1及びT2は
減算回路8、タイミング信号T4及びT7は比較器9、タ
イミング信号T3及びT5は減算回路10、タイミング信
号T6及びT8は減算回路11に夫々供給される。
【0016】図7は、図4に示されるが如き光ディスク
のサーボエリアを読み取っている際に得られる読取信号
(p)、サンプル値系列(q)、同期検出信号T0及び
タイミング信号T1〜T8を示す図である。尚、図におい
ては、ピックアップ1が、トラックAないしCの内、偶
数トラックであるトラックBの近傍を破線の如くトレー
スしている際に得られる信号波形の一例を示すものであ
る。
のサーボエリアを読み取っている際に得られる読取信号
(p)、サンプル値系列(q)、同期検出信号T0及び
タイミング信号T1〜T8を示す図である。尚、図におい
ては、ピックアップ1が、トラックAないしCの内、偶
数トラックであるトラックBの近傍を破線の如くトレー
スしている際に得られる信号波形の一例を示すものであ
る。
【0017】減算回路8は、サンプル値系列(q)の
内、タイミング信号T1が供給されている際に得られた
サンプル値と、タイミング信号T2が供給されている際
に得られたサンプル値との減算を行いこの差分値を極性
反転回路13に供給する。すなわち、減算回路8は、タ
イミング信号T1及びT2を用いることにより、図7に示
されるが如きサンプル値系列(q)の中から、ウォブル
ピットPW1及びPW2に対する読取信号の検出予定タイミ
ングにて得られるサンプル値S1及びS2を夫々検出し、
これらサンプル値の差分値[サンプル値S1−サンプル
値S2]を求めてこれを極性反転回路13に供給するの
である。
内、タイミング信号T1が供給されている際に得られた
サンプル値と、タイミング信号T2が供給されている際
に得られたサンプル値との減算を行いこの差分値を極性
反転回路13に供給する。すなわち、減算回路8は、タ
イミング信号T1及びT2を用いることにより、図7に示
されるが如きサンプル値系列(q)の中から、ウォブル
ピットPW1及びPW2に対する読取信号の検出予定タイミ
ングにて得られるサンプル値S1及びS2を夫々検出し、
これらサンプル値の差分値[サンプル値S1−サンプル
値S2]を求めてこれを極性反転回路13に供給するの
である。
【0018】比較器9は、サンプル値系列(q)の内、
タイミング信号T4が供給されている際に得られたサン
プル値と、タイミング信号T7が供給されている際に得
られたサンプル値との大小比較を行い、この比較結果に
応じた奇偶判別信号を生成してこれを極性反転回路13
及び選択回路14に夫々供給する。すなわち、比較器9
は、タイミング信号T4及びT7を用いることにより、図
7に示されるが如きサンプル値系列(q)の中から、ク
ロックピットPC1及びPC2に対する読取信号のレベルピ
ーク点に対応して得られるサンプル値S4及びS7を夫々
検出してこれらサンプル値の内どちらが大なる値である
かを判定することにより、現在、ピックアップ1が偶数
トラックをトレースしているのかもしくは奇数トラック
をトレースしているのかを判定するのである。図7にお
いては、サンプル値S4よりもS7の方が大なる値である
ので、ピックアップ1は、クロックピットPC1が記録さ
れているトラックよりもクロックピットPC2が記録され
ているトラック側の近傍、すなわち偶数トラックをトレ
ースしていることがわかる。この際、比較器9は、偶数
トラックであることを示す論理値「1」の奇偶判別信号
を生成してこれを極性反転回路13及び選択回路14に
夫々供給する。尚、比較器9は、上述の判定によりピッ
クアップ1が奇数トラックをトレースしていると判定さ
れた場合は、奇数トラックであることを示す論理値
「0」の奇偶判別信号を生成してこれを極性反転回路1
3及び選択回路14に夫々供給する。
タイミング信号T4が供給されている際に得られたサン
プル値と、タイミング信号T7が供給されている際に得
られたサンプル値との大小比較を行い、この比較結果に
応じた奇偶判別信号を生成してこれを極性反転回路13
及び選択回路14に夫々供給する。すなわち、比較器9
は、タイミング信号T4及びT7を用いることにより、図
7に示されるが如きサンプル値系列(q)の中から、ク
ロックピットPC1及びPC2に対する読取信号のレベルピ
ーク点に対応して得られるサンプル値S4及びS7を夫々
検出してこれらサンプル値の内どちらが大なる値である
かを判定することにより、現在、ピックアップ1が偶数
トラックをトレースしているのかもしくは奇数トラック
をトレースしているのかを判定するのである。図7にお
いては、サンプル値S4よりもS7の方が大なる値である
ので、ピックアップ1は、クロックピットPC1が記録さ
れているトラックよりもクロックピットPC2が記録され
ているトラック側の近傍、すなわち偶数トラックをトレ
ースしていることがわかる。この際、比較器9は、偶数
トラックであることを示す論理値「1」の奇偶判別信号
を生成してこれを極性反転回路13及び選択回路14に
夫々供給する。尚、比較器9は、上述の判定によりピッ
クアップ1が奇数トラックをトレースしていると判定さ
れた場合は、奇数トラックであることを示す論理値
「0」の奇偶判別信号を生成してこれを極性反転回路1
3及び選択回路14に夫々供給する。
【0019】極性反転回路13は、減算回路8から供給
された差分値の正負極性を、かかる奇偶判別信号の論理
値に応じて反転してこれをD/A変換器15に供給す
る。例えば、極性反転回路13は、上述の奇偶判別信号
の論理値が「0」である場合は、減算回路8から供給さ
れた差分値をそのままD/A変換器15に供給する一
方、奇偶判別信号の論理値が「1」である場合は、減算
回路8から供給された差分値の正負極性を反転してこれ
をD/A変換器15に供給するのである。図7において
は、上述の如く、奇偶判別信号の論理値は「1」である
ので、減算回路8から供給された差分値[サンプル値S
1−サンプル値S2]の正負極性を反転した−[サンプル
値S1−サンプル値S2]がD/A変換器15に供給され
るのである。D/A変換器15は、極性反転回路13か
ら供給されたディジタル値である上述の如き差分値をア
ナログ信号に変換してこれをトラッキング誤差信号とし
てトラッキングサーボ回路16に供給する。
された差分値の正負極性を、かかる奇偶判別信号の論理
値に応じて反転してこれをD/A変換器15に供給す
る。例えば、極性反転回路13は、上述の奇偶判別信号
の論理値が「0」である場合は、減算回路8から供給さ
れた差分値をそのままD/A変換器15に供給する一
方、奇偶判別信号の論理値が「1」である場合は、減算
回路8から供給された差分値の正負極性を反転してこれ
をD/A変換器15に供給するのである。図7において
は、上述の如く、奇偶判別信号の論理値は「1」である
ので、減算回路8から供給された差分値[サンプル値S
1−サンプル値S2]の正負極性を反転した−[サンプル
値S1−サンプル値S2]がD/A変換器15に供給され
るのである。D/A変換器15は、極性反転回路13か
ら供給されたディジタル値である上述の如き差分値をア
ナログ信号に変換してこれをトラッキング誤差信号とし
てトラッキングサーボ回路16に供給する。
【0020】トラッキングサーボ回路16は、かかるト
ラッキング誤差信号の極性及び絶対値に基づいたドライ
ブ信号を生成して、このドライブ信号によりピックアッ
プ1内のアクチュエータをディスク3半径方向に移動せ
しめる。以上の如き、減算回路8、極性反転回路13、
D/A変換器15及びトラッキングサーボ回路16なる
構成によりトラッキングサーボループを形成している。
かかるトラッキングサーボループにおいては、ディスク
3から読み取られた読取信号中から、ウォブルピットP
W1及びPW2に対応している読取信号を夫々検出し、これ
ら読取信号の差分値をトラッキング誤差信号としてトラ
ッキング制御を行う。
ラッキング誤差信号の極性及び絶対値に基づいたドライ
ブ信号を生成して、このドライブ信号によりピックアッ
プ1内のアクチュエータをディスク3半径方向に移動せ
しめる。以上の如き、減算回路8、極性反転回路13、
D/A変換器15及びトラッキングサーボ回路16なる
構成によりトラッキングサーボループを形成している。
かかるトラッキングサーボループにおいては、ディスク
3から読み取られた読取信号中から、ウォブルピットP
W1及びPW2に対応している読取信号を夫々検出し、これ
ら読取信号の差分値をトラッキング誤差信号としてトラ
ッキング制御を行う。
【0021】尚、図4に示されるが如く、奇数トラック
と偶数トラックとではウォブルピットPW1及びPW2の位
置関係が反転しているため、トラック中心からのビーム
偏位の方向と減算回路8にて得られた差分値の極性との
関係は、かかる奇数トラックと偶数トラックとでは逆に
なる。本実施例においては、上記の比較器9により、現
在読み取り中のトラックが奇数トラックであるのかもし
くは偶数トラックあるのかを判定し、この判定結果に応
じて、減算回路8にて得られた差分値の正負極性を反転
する構成としている。よって、上述の如く、トラック中
心からのビーム偏位の方向と減算回路8にて得られた差
分値の極性との関係が、かかる奇数トラックと偶数トラ
ックとで逆になっていても正常なトラッキング制御がな
されるのである。
と偶数トラックとではウォブルピットPW1及びPW2の位
置関係が反転しているため、トラック中心からのビーム
偏位の方向と減算回路8にて得られた差分値の極性との
関係は、かかる奇数トラックと偶数トラックとでは逆に
なる。本実施例においては、上記の比較器9により、現
在読み取り中のトラックが奇数トラックであるのかもし
くは偶数トラックあるのかを判定し、この判定結果に応
じて、減算回路8にて得られた差分値の正負極性を反転
する構成としている。よって、上述の如く、トラック中
心からのビーム偏位の方向と減算回路8にて得られた差
分値の極性との関係が、かかる奇数トラックと偶数トラ
ックとで逆になっていても正常なトラッキング制御がな
されるのである。
【0022】次に、減算回路10は、サンプル値系列
(q)の内、タイミング信号T3が供給されている際に
得られたサンプル値と、タイミング信号T5が供給され
ている際に得られたサンプル値との減算を行い、この減
算結果を差分値(SB)として選択回路14に供給す
る。すなわち、減算回路10は、かかるタイミング信号
T 3及びT5を用いることにより、図7に示されるが如き
サンプル値系列(q)の中から、クロックピットPC1に
対する読取信号のレベル上昇点及びレベル下降点に対応
して得られるサンプル値S3及びS5を夫々検出し、これ
らサンプル値の差分値[サンプル値S3−サンプル値
S5]を求めてこれを差分値(SB)として選択回路14
に供給するのである。かかる差分値(SB)は、クロッ
クピットPC1に応じて生成される再生クロックの位相誤
差信号となる。
(q)の内、タイミング信号T3が供給されている際に
得られたサンプル値と、タイミング信号T5が供給され
ている際に得られたサンプル値との減算を行い、この減
算結果を差分値(SB)として選択回路14に供給す
る。すなわち、減算回路10は、かかるタイミング信号
T 3及びT5を用いることにより、図7に示されるが如き
サンプル値系列(q)の中から、クロックピットPC1に
対する読取信号のレベル上昇点及びレベル下降点に対応
して得られるサンプル値S3及びS5を夫々検出し、これ
らサンプル値の差分値[サンプル値S3−サンプル値
S5]を求めてこれを差分値(SB)として選択回路14
に供給するのである。かかる差分値(SB)は、クロッ
クピットPC1に応じて生成される再生クロックの位相誤
差信号となる。
【0023】減算回路11は、サンプル値系列(q)の
内、タイミング信号T6が供給されている際に得られた
サンプル値と、タイミング信号T8が供給されている際
に得られたサンプル値との減算を行い、この減算結果を
差分値(SC)として選択回路14に供給する。すなわ
ち、減算回路11は、かかるタイミング信号T6及びT8
を用いることにより、図7に示されるが如きサンプル値
系列(q)の中から、クロックピットPC2に対する読取
信号のレベル上昇点及びレベル下降点に対応して得られ
るサンプル値S6及びS8を夫々検出し、これらサンプル
値の差分値[サンプル値S6−サンプル値S8]を求めて
これを差分値(SC)として選択回路14に供給するの
である。かかる差分値(SC)は、クロックピットPC2
に応じて生成される再生クロックの位相誤差信号とな
る。
内、タイミング信号T6が供給されている際に得られた
サンプル値と、タイミング信号T8が供給されている際
に得られたサンプル値との減算を行い、この減算結果を
差分値(SC)として選択回路14に供給する。すなわ
ち、減算回路11は、かかるタイミング信号T6及びT8
を用いることにより、図7に示されるが如きサンプル値
系列(q)の中から、クロックピットPC2に対する読取
信号のレベル上昇点及びレベル下降点に対応して得られ
るサンプル値S6及びS8を夫々検出し、これらサンプル
値の差分値[サンプル値S6−サンプル値S8]を求めて
これを差分値(SC)として選択回路14に供給するの
である。かかる差分値(SC)は、クロックピットPC2
に応じて生成される再生クロックの位相誤差信号とな
る。
【0024】選択回路14は、上述の比較器9から供給
された奇偶判別信号の論理値に応じて、上記差分値(S
B)もしくは差分値(SC)の内いずれか一方を選択して
これを再生クロックの位相誤差信号としてD/A変換器
17に供給する。例えば、選択回路14は、奇偶判別信
号の論理値が「0」、すなわち奇数トラックを示す値で
ある場合は差分値(SB)をD/A変換器17に供給す
る一方、奇偶判別信号の論理値が「1」、すなわち偶数
トラックを示す値である場合は、差分値(SC)をD/
A変換器17に供給するのである。図7の実施例におい
ては、奇偶判別信号の論理値が「1」であるので、差分
値(SC)=[サンプル値S6−サンプル値S8]が、再
生クロックの位相誤差信号としてD/A変換器17に供
給されるのである。
された奇偶判別信号の論理値に応じて、上記差分値(S
B)もしくは差分値(SC)の内いずれか一方を選択して
これを再生クロックの位相誤差信号としてD/A変換器
17に供給する。例えば、選択回路14は、奇偶判別信
号の論理値が「0」、すなわち奇数トラックを示す値で
ある場合は差分値(SB)をD/A変換器17に供給す
る一方、奇偶判別信号の論理値が「1」、すなわち偶数
トラックを示す値である場合は、差分値(SC)をD/
A変換器17に供給するのである。図7の実施例におい
ては、奇偶判別信号の論理値が「1」であるので、差分
値(SC)=[サンプル値S6−サンプル値S8]が、再
生クロックの位相誤差信号としてD/A変換器17に供
給されるのである。
【0025】D/A変換器17は、かかる選択回路14
から供給されたディジタル値としての位相誤差信号をア
ナログ値に変換してこれをLPF(ローパスフィルタ)
18に供給する。LPF18は、供給されたアナログ値
を平均化してVCO(電圧制御発振器)19に供給す
る。VCO19は、LPF18から供給された平均アナ
ログ値に応じた発振周波数を有する再生クロックを発生
してこれをA/D変換器5に供給する。
から供給されたディジタル値としての位相誤差信号をア
ナログ値に変換してこれをLPF(ローパスフィルタ)
18に供給する。LPF18は、供給されたアナログ値
を平均化してVCO(電圧制御発振器)19に供給す
る。VCO19は、LPF18から供給された平均アナ
ログ値に応じた発振周波数を有する再生クロックを発生
してこれをA/D変換器5に供給する。
【0026】以上の如く、かかる記録情報再生装置にお
いては、先ず、比較器9により、クロックピットPC1及
びPC2夫々の検出予定タイミングにおける読取信号各々
の値の内、どちらが大なる値であるかを比較判定するこ
とにより、ピックアップが偶数トラックをトレースして
いるのかもしくは奇数トラックをトレースしているのか
を判定する。この際、減算回路10は、クロックピット
PC1の検出予定タイミングにて得られた読取信号の値に
基づいて位相誤差信号(差分値SB)を生成する一方、
減算回路11は、クロックピットPC2の検出予定タイミ
ングにて得られた読取信号の値に基づいて位相誤差信号
(差分値SC)を生成する。選択回路14は、かかる位
相誤差信号の内、上述の判定結果に応じた方のクロック
ピット検出予定タイミングにて生成された位相誤差信号
を選択してこれを最終的な位相誤差信号とする。D/A
変換器17、LPF18及びVCO19は、かかる位相
誤差信号に基づいて、A/D変換器5に供給すべき再生
クロックの位相補正を行うのである。
いては、先ず、比較器9により、クロックピットPC1及
びPC2夫々の検出予定タイミングにおける読取信号各々
の値の内、どちらが大なる値であるかを比較判定するこ
とにより、ピックアップが偶数トラックをトレースして
いるのかもしくは奇数トラックをトレースしているのか
を判定する。この際、減算回路10は、クロックピット
PC1の検出予定タイミングにて得られた読取信号の値に
基づいて位相誤差信号(差分値SB)を生成する一方、
減算回路11は、クロックピットPC2の検出予定タイミ
ングにて得られた読取信号の値に基づいて位相誤差信号
(差分値SC)を生成する。選択回路14は、かかる位
相誤差信号の内、上述の判定結果に応じた方のクロック
ピット検出予定タイミングにて生成された位相誤差信号
を選択してこれを最終的な位相誤差信号とする。D/A
変換器17、LPF18及びVCO19は、かかる位相
誤差信号に基づいて、A/D変換器5に供給すべき再生
クロックの位相補正を行うのである。
【0027】つまり、比較器9、減算回路10、減算回
路11及び選択回路14なる構成にて、クロックピット
PC1及びPC2夫々の検出予定タイミングにて得られた読
取信号の各々の値の大きさを比較してもっとも大なる値
に対応した検出予定タイミング時に得られた読取信号に
基づいて位相誤差信号を生成するという位相誤差信号生
成手段を形成しているのである。
路11及び選択回路14なる構成にて、クロックピット
PC1及びPC2夫々の検出予定タイミングにて得られた読
取信号の各々の値の大きさを比較してもっとも大なる値
に対応した検出予定タイミング時に得られた読取信号に
基づいて位相誤差信号を生成するという位相誤差信号生
成手段を形成しているのである。
【0028】尚、図4においては、光ディスクのサーボ
エリア内に、データエリアに出現することがないピット
長からなる同期ピットPSを設ける構成としているが、
かかる構成に限定されるものではない。例えば、図8の
如く、同期ピットPSの代わりに、所定長からなる鏡面
部Dを、ウォブルピットPW1及びPW2とクロックピット
PC1及びPC2との間に設ける構成としても良い。
エリア内に、データエリアに出現することがないピット
長からなる同期ピットPSを設ける構成としているが、
かかる構成に限定されるものではない。例えば、図8の
如く、同期ピットPSの代わりに、所定長からなる鏡面
部Dを、ウォブルピットPW1及びPW2とクロックピット
PC1及びPC2との間に設ける構成としても良い。
【0029】又、図4においては、トラッキングサーボ
用のウォブルピットPW1及びPW2をトラック毎に交互に
ずらして配置する構成としているが、図9及び図10の
如く、PW1及びPW2を奇数トラック用のトラッキングサ
ーボ用ウォブルピットとし、PW3及びPW4を偶数トラッ
ク用のトラッキングサーボ用ウォブルピットとしても良
い。尚、かかる図10においては、図9におけるウォブ
ルピット群とクロックピット群との位置関係を反転した
場合の構成例を示したものである。又、図11の如く、
ウォブルピット間にクロックピットが配置されていても
良く、更に、図12の如く、隣接トラック間で交互に各
ピットを配置する構成としても構わない。
用のウォブルピットPW1及びPW2をトラック毎に交互に
ずらして配置する構成としているが、図9及び図10の
如く、PW1及びPW2を奇数トラック用のトラッキングサ
ーボ用ウォブルピットとし、PW3及びPW4を偶数トラッ
ク用のトラッキングサーボ用ウォブルピットとしても良
い。尚、かかる図10においては、図9におけるウォブ
ルピット群とクロックピット群との位置関係を反転した
場合の構成例を示したものである。又、図11の如く、
ウォブルピット間にクロックピットが配置されていても
良く、更に、図12の如く、隣接トラック間で交互に各
ピットを配置する構成としても構わない。
【0030】又、上記の実施例においては、記録位置が
異なる2種類のクロックピットPC1及びPC2を夫々記録
トラックの奇数トラック及び偶数トラックに割り当てて
配置するようにしているが、かかる2種類のクロックピ
ットに限定されるものではない。例えば、図13の如
く、記録位置が互いに異なる3種類のクロックピットP
C1、PC2及びPC3を各トラックに順次割り当てて配置す
るようにしても構わない。
異なる2種類のクロックピットPC1及びPC2を夫々記録
トラックの奇数トラック及び偶数トラックに割り当てて
配置するようにしているが、かかる2種類のクロックピ
ットに限定されるものではない。例えば、図13の如
く、記録位置が互いに異なる3種類のクロックピットP
C1、PC2及びPC3を各トラックに順次割り当てて配置す
るようにしても構わない。
【0031】
【発明の効果】以上の如く、本発明による光ディスクに
おいては、そのサーボエリア内の各トラック毎に形成さ
れる位相検出用クロックピットの各々は、隣接するトラ
ック毎にディスク半径方向において互いに非整列となっ
ている。又、かかる光ディスクから記録情報の再生を行
う記録情報再生装置においては、各トラック毎に記録さ
れているクロックピット夫々の検出予定タイミングにて
得られた読取信号の各々の値の大小比較を行い、この比
較結果に応じた検出予定タイミングにて得られた読取信
号に基づいて位相誤差信号の生成を行い、かかる位相誤
差信号に基づいて再生クロックの位相補正を行う構成と
している。
おいては、そのサーボエリア内の各トラック毎に形成さ
れる位相検出用クロックピットの各々は、隣接するトラ
ック毎にディスク半径方向において互いに非整列となっ
ている。又、かかる光ディスクから記録情報の再生を行
う記録情報再生装置においては、各トラック毎に記録さ
れているクロックピット夫々の検出予定タイミングにて
得られた読取信号の各々の値の大小比較を行い、この比
較結果に応じた検出予定タイミングにて得られた読取信
号に基づいて位相誤差信号の生成を行い、かかる位相誤
差信号に基づいて再生クロックの位相補正を行う構成と
している。
【0032】よって、本発明によれば、原盤記録装置の
モータ回転速度の回転ムラにより、クロックピット各々
が理想記録位置よりもずれて記録されていても、そのク
ロックピットの読み取りに際して、隣接トラックからの
クロストークの影響を受けることはない。従って、かか
るクロックピットの検出に応じて位相補正される再生ク
ロックにはジッタが発生することはないので、精度良く
光ディスクからの情報再生がなされて好ましいのであ
る。
モータ回転速度の回転ムラにより、クロックピット各々
が理想記録位置よりもずれて記録されていても、そのク
ロックピットの読み取りに際して、隣接トラックからの
クロストークの影響を受けることはない。従って、かか
るクロックピットの検出に応じて位相補正される再生ク
ロックにはジッタが発生することはないので、精度良く
光ディスクからの情報再生がなされて好ましいのであ
る。
【図1】従来の光ディスクのサーボエリアの構成を示す
図である。
図である。
【図2】モータ回転速度に回転ムラがある原盤記録装置
にて形成された光ディスクのサーボエリアの構成を示す
図である。
にて形成された光ディスクのサーボエリアの構成を示す
図である。
【図3】隣接トラックからのクロストークの影響による
クロックピットの読取信号波形の一例を示す図である。
クロックピットの読取信号波形の一例を示す図である。
【図4】本発明による光ディスクのサーボエリアの構成
を示す図である。
を示す図である。
【図5】本発明による記録情報再生装置の構成を示す図
である。
である。
【図6】タイミング発生回路12にて発生するタイミン
グ信号を説明する図である。
グ信号を説明する図である。
【図7】本発明による記録情報再生装置の内部動作を説
明するための図である。
明するための図である。
【図8】本発明の他の実施例による光ディスクのサーボ
エリアの構成を示す図である。
エリアの構成を示す図である。
【図9】本発明の他の実施例による光ディスクのサーボ
エリアの構成を示す図である。
エリアの構成を示す図である。
【図10】本発明の他の実施例による光ディスクのサー
ボエリアの構成を示す図である。
ボエリアの構成を示す図である。
【図11】本発明の他の実施例による光ディスクのサー
ボエリアの構成を示す図である。
ボエリアの構成を示す図である。
【図12】本発明の他の実施例による光ディスクのサー
ボエリアの構成を示す図である。
ボエリアの構成を示す図である。
【図13】本発明の他の実施例による光ディスクのサー
ボエリアの構成を示す図である。
ボエリアの構成を示す図である。
9 比較器 10 減算回路 11 減算回路 12 タイミング発生回路 14 選択回路
Claims (4)
- 【請求項1】 サーボエリア及びデータエリアがディス
クの半径方向に整列して配置されているサンプルドサー
ボ方式による光ディスクであって、 前記サーボエリア内の各トラック上に形成される位相検
出用のクロックピットの各々は、隣接するトラック毎
に、ディスク半径方向において非整列となっていること
を特徴とする光ディスク。 - 【請求項2】 前記クロックピットの隣接トラックは無
記録の鏡面部であることを特徴とする請求項1記載の光
ディスク。 - 【請求項3】 前記サーボエリア内には同期検出用の同
期ピットが設けられており、前記サーボエリア内の偶数
トラック上に形成されるクロックピットは、前記同期ピ
ットから所定の第1距離だけ離れた位置に配置されてお
り、前記サーボエリア内の奇数トラック上に形成される
クロックピットは、前記同期ピットから所定の第2距離
だけ離れた位置に配置されていることを特徴とする請求
項1記載の光ディスク。 - 【請求項4】 位相検出用のクロックピットの各々が隣
接するトラック毎にディスク半径方向において非整列と
なって配置されてなるサーボエリア及びデータエリアが
ディスク半径方向に整列して配置されている光ディスク
から記録情報の再生を行う記録情報再生装置であって、 前記光ディスクにピットとして記録されている記録情報
を読み取りこれに応じた読取信号を得る読取手段と、 前記クロックピット夫々の検出予定タイミングを発生す
るタイミング発生手段と、 前記検出予定タイミング夫々のタイミングにて得られた
前記読取信号の各々の値の大きさを比較してもっとも大
なる値に対応した検出予定タイミング時に得られた読取
信号に基づいて位相誤差信号を生成する位相誤差信号生
成手段と、 前記位相誤差信号に基づいて再生クロックの位相補正を
行う位相補正手段とを有することを特徴とする記録情報
再生装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29095993A JP3426303B2 (ja) | 1993-11-19 | 1993-11-19 | 光ディスク及びその記録情報再生装置 |
US08/343,947 US5587992A (en) | 1993-11-19 | 1994-11-17 | Sampled-servo type optical disk having clock pits arranged offset from each other in the disk radial direction |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29095993A JP3426303B2 (ja) | 1993-11-19 | 1993-11-19 | 光ディスク及びその記録情報再生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07141782A true JPH07141782A (ja) | 1995-06-02 |
JP3426303B2 JP3426303B2 (ja) | 2003-07-14 |
Family
ID=17762676
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29095993A Expired - Fee Related JP3426303B2 (ja) | 1993-11-19 | 1993-11-19 | 光ディスク及びその記録情報再生装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5587992A (ja) |
JP (1) | JP3426303B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1996006432A1 (fr) * | 1994-08-25 | 1996-02-29 | Sony Corporation | Disque optique |
DE19748188A1 (de) * | 1997-10-31 | 1999-05-06 | Thomson Brandt Gmbh | Gerät zum Lesen oder Beschreiben optischer Aufzeichnungsträger |
US6349079B1 (en) | 1998-10-09 | 2002-02-19 | Seagate Technology Llc | System and method for detecting a head positioning error within a computer memory device |
JP2002208144A (ja) * | 2001-01-12 | 2002-07-26 | Pioneer Electronic Corp | 光ディスク及び光ディスク再生装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02162539A (ja) * | 1988-12-16 | 1990-06-22 | Sony Corp | 光ディスクの記録再生装置 |
US5214629A (en) * | 1990-02-27 | 1993-05-25 | Hitachi Maxell, Ltd. | Optical disc having a high-speed access capability and reading apparatus therefor |
-
1993
- 1993-11-19 JP JP29095993A patent/JP3426303B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1994
- 1994-11-17 US US08/343,947 patent/US5587992A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5587992A (en) | 1996-12-24 |
JP3426303B2 (ja) | 2003-07-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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