JP4403350B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、検出手段,抽選手段,状態実現手段を備えた遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
遊技機の一つであるパチンコ機の多くは、複数の図柄からなる図柄群を変動または停止して表示する図柄表示器等を備えている。当該パチンコ機ではパチンコ球が始動口等に入賞等すると、図柄群の変動(以下、単に「図柄変動」と呼ぶ。)を始める。そして、変動している図柄群が特定図柄で停止すると、「大当たり」として遊技者に特典を与える。当該特典は遊技者に有利な遊技状態であって、例えば大入賞口や役物装置等を一定限度の下で断続的に開閉する状態などがある。こうした特典によって、遊技者は多くの賞球を獲得することが可能になる。
【0003】
ところが、図柄変動を始めた後に停止して最終的に図柄が確定するまでには図柄変動期間(例えば30秒間)を要する。遊技者は特典を期待する期待感を図柄変動期間中では持てたとしても、最終的に図柄が確定するまでは特典が与えられるのか否かが全く分からず不安感がある。
こうした不安感を取り除くために、従来のパチンコ機では特典が与えられる可能性を表す期待度を予め遊技者に報知していた(例えば特開平8−336642号公報を参照)。特に特開平8−336642号公報に開示された技術では、図柄変動中に始動口等に入賞等して保留されたパチンコ球についてそれぞれ期待度を報知する。ここで期待度は「信頼度」や「大当たり確率」等とも呼ばれ、報知によって当該期待度を推測した遊技者は安心して遊技できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、安心感を持った遊技者は図柄変動を見ようと液晶表示器に集中するようになり、図柄変動期間中はパチンコ球の発射を止めてしまう傾向がある。こうした傾向は、特に遊技者が期待度が低いと推測したときに多く見られる。こうした発射の一時停止によって、従来のパチンコ機では稼働率が低下していた。
本発明はこのような点に鑑みてなしたものであり、稼働率を向上させながらも、一定条件下で遊技者に有利な遊技状態の実現可能性の有無やその度合い(期待度)を報知して安心感を与えるようにした遊技機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段1】
課題を解決するための手段1は、遊技球を検出可能な検出手段と、その検出手段が前記遊技球を検出すると抽選を行う抽選手段と、その抽選手段による抽選結果に基づいて遊技者に有利な遊技状態を実現可能な状態実現手段とを備えた遊技機において、前記検出手段が検出した第1遊技球に基づく図柄変動を行なっている間に前記検出手段が第2遊技球を検出すると、前記第1遊技球に基づく前記抽選手段による抽選結果について前記有利な遊技状態の実現可能性の有無またはその度合いを報知する報知手段を有する遊技機である。ここで、解決手段1に記載した用語については以下のように解釈する。当該解釈は他の解決手段および発明の詳細な説明についても同様である。
(1)「検出手段」には、一の検出センサによって構成する場合に限らず、複数の検出センサによって構成する場合を含む。第1遊技球を検出する検出手段と第2遊技球を検出する検出手段とは、同じであってもよく、異なってもよい。
(2)「図柄」は文字(英数字や漢字等),記号,符号,図形(キャラクタ等),映像などからなる特別図柄,普通図柄,装飾図柄(背景図柄)等が該当し、静止画であってもよく、アニメーション等の動画であってもよい。また、ほぼ同じ図柄または異なる図柄を任意に複数個で構成したのが「図柄群」である。
(3)「所要の図柄」には、特定の一図柄や、特定の図柄の組み合わせ(例えばリーチ図柄や大当たり図柄等)が該当する。
(4)「停止」には完全な停止のみならず、一時停止を含む。また「停止」の状態には静止する場合のみならず、基準位置を中心として任意の方向に任意の距離範囲で動く場合を含む。
(5)「第1遊技球」と「第2遊技球」は異なる遊技球を意味する。なお単に「遊技球」という場合には、「第1遊技球」や「第2遊技球」に限らず他の遊技球を含む。
(6)「有利な遊技状態の実現可能性」は期待度とほぼ同義であって特典が与えられる可能性を意味する。よって当該実現可能性は、例えば0%〜100%の範囲内のいずれかに該当する。
(7)「報知」は予告を含み、表示体(表示部や他の表示器,表示灯等)に図柄の大きさを変化させる等の表示によって視覚的に報知する態様に限らず、音(音楽や効果音,音声等)を出したり変化させる等の聴覚的に報知する態様や、ハンドルや椅子等の遊技機に付属する部材を通じて触覚的に報知する態様を含む。
【0006】
当該手段1によれば図1に模式的に示すように、遊技球2を検出可能な検出手段3と、その検出手段3が遊技球2を検出すると抽選を行う抽選手段8と、その抽選手段8による抽選結果に基づいて遊技者7に有利な遊技状態を実現可能な状態実現手段5と、検出手段3が時刻t1に検出した第1遊技球2aに基づく図柄変動1を行なっている時刻t3まで間に検出手段3が時刻t2に第2遊技球2bを検出すると第1遊技球2aに基づく抽選手段8による抽選結果について有利な遊技状態の実現可能性の有無、または有利な遊技状態の実現可能性の度合いを報知する報知手段4を備える。当該実現可能性の有無と度合いは一方のみを報知してもよく、双方を報知してもよい。検出手段3が第2遊技球2bを検出しなければ報知手段4は第1遊技球2aに基づく報知をしないので、遊技者7はこれまで通りに遊技する。一方、検出手段3が第2遊技球2bを検出すると第1遊技球2aに基づく報知をするので、有利な遊技状態の実現可能性の有無や度合いを認識した遊技者7は期待感を持って遊技する。
【0007】
【課題を解決するための手段2】
課題を解決するための手段2は、遊技球を検出可能な検出手段と、その検出手段が前記遊技球を検出すると抽選を行う抽選手段と、その抽選手段による抽選結果に基づいて遊技者に有利な遊技状態を実現可能な状態実現手段とを備えた遊技機において、前記検出手段が検出した第1遊技球に基づく図柄変動が終了する以前に前記検出手段が第2遊技球を検出すると、前記第1遊技球に基づく図柄変動中に前記第2遊技球に基づく前記抽選手段による抽選結果について前記有利な遊技状態の有無またはその度合いを報知する報知手段を有する遊技機である。当該手段2によれば、まず検出手段3,抽選手段8,状態実現手段5の構成は手段1と同様である。報知手段4は検出手段3が時刻t1に検出した第1遊技球2aに基づく図柄変動1が終了する時刻t3以前に検出手段3が時刻t2に第2遊技球2bを検出すると第1遊技球2aに基づく図柄変動中(時刻t1から時刻t3までの期間中)に第2遊技球2bに基づく抽選手段8による抽選結果について有利な遊技状態の実現可能性の有無またはその度合いを報知する。検出手段3が第2遊技球2bを検出しなければ報知手段4は第1遊技球2aに基づく報知をしないので、遊技者7はこれまで通りに遊技する。一方、検出手段3が第2遊技球2bを検出すると第2遊技球2bに基づく報知をするので、有利な遊技状態の実現可能性等を認識した遊技者7は期待感を持って遊技する。
【0008】
【課題を解決するための手段3】
課題を解決するための手段3は、解決手段1または2に記載した遊技機において、報知手段は、発光体の種類,発光体の発色,発光体の点滅パターン,図柄の種類,図柄の変化パターン、音色,音の大小,音の高低,音の長短,音の変化パターン、所定部材を振動させる振動パターン等のうち、いずれか一つによってまたは二つ以上の組み合わせによって報知する遊技機である。当該手段3によれば、報知手段4は発光体の種類,発光体の発色,発光体の点滅パターン,図柄の種類,図柄の変化パターン、音色(すなわち音の種類),音の大小(すなわち音の強弱),音の高低,音の長短,音の変化パターン、所定部材を振動させる振動パターン等のうち、いずれか一つによってまたは二つ以上の組み合わせによって有利な遊技状態の実現可能性の有無や度合いを報知する。こうした様々の報知態様を用いて報知すると、当該実現可能性の有無や度合いをより確実に認識させることができる。
【0009】
【課題を解決するための手段4】
課題を解決するための手段4は、解決手段1から3のいずれか一つに記載した遊技機において、報知手段は、遊技球を検出した際に行なっている図柄変動と、前記遊技球を検出した際には保留されているが前記保留の解除後に行われる少なくとも一の図柄変動とのうち、いずれか一つによってまたは二つ以上の組み合わせによって報知する遊技機である。当該手段4によれば、報知手段4は遊技球2を検出した際に行なっている図柄変動1と、遊技球2を検出した際には保留されているが当該保留の解除後に行われる少なくとも一の図柄変動1とのうち、いずれか一つによってまたは二つ以上の組み合わせによって報知する。当該報知によって、現在行なっている抽選や次回以降に行う抽選について遊技者7は有利な遊技状態の実現可能性の有無や度合いを認識することが可能になる。一方、図柄変動1を行う表示器に集中しようとして遊技球2の発射を止めてしまうと、報知が行われなくなる。当該実現可能性の有無や度合いを知ろうとする遊技者7は遊技球2を検出させようとするので、遊技球2を発射し続ける。よって遊技機の稼働率を向上させることができる。
【0010】
【課題を解決するための手段5】
課題を解決するための手段5は、解決手段1から4のいずれか一つに記載した遊技機において、図柄変動を保留不能な状態であるときに検出手段が遊技球を検出すると、報知手段は抽選手段による抽選結果について遊技者に有利な遊技状態の実現可能性または前記有利な遊技状態の有無を報知する遊技機である。当該手段5によれば、図柄変動1を保留不能な状態であるときに検出手段3が遊技球2を検出すると、報知手段4は抽選手段8による抽選結果について遊技者7に有利な遊技状態の実現可能性の有無またはその度合いを報知する。従来は保留不能な状態で検出手段3が遊技球2を検出しても対応する賞球を払い出すだけであったが、本発明によれば有利な遊技状態の実現可能性等を報知する。よって、有利な遊技状態の実現可能性等を知ろうとする遊技者7は遊技球2を発射させて検出手段3に検出させようとする。そのため、遊技機の稼働率をより向上させることができる。
【0011】
【課題を解決するための手段6】
課題を解決するための手段6は、遊技球を検出可能な第1検出手段と、その第1検出手段が前記遊技球を検出すると抽選を行う抽選手段と、その抽選手段による抽選結果に基づいて遊技者に有利な遊技状態を実現可能な状態実現手段とを備えた遊技機において、遊技球の入賞または通過が可能な特定領域と、前記特定領域を入賞または通過した遊技球を検出可能な第2検出手段と、前記第2検出手段が検出した遊技球に基づいて前記抽選手段による抽選結果について前記有利な遊技状態の実現可能性の有無またはその度合いを報知する報知手段とを有する遊技機である。ここで、解決手段6に記載した用語の「特定領域」は遊技盤上に特定した領域であって、例えば入賞口やゲート等が該当する。当該解釈は他の解決手段および発明の詳細な説明についても同様である。
【0012】
当該手段6によれば、遊技球を検出可能な第1検出手段3aと、その第1検出手段3aが遊技球2を検出すると抽選を行う抽選手段8と、その抽選手段8による抽選結果に基づいて遊技者に有利な遊技状態を実現可能な状態実現手段5と、遊技球2の入賞または通過が可能な特定領域と、特定領域を入賞または通過した遊技球2を検出可能な第2検出手段3bと、第2検出手段3bが検出した遊技球2に基づいて抽選手段による抽選結果について有利な遊技状態の実現可能性の有無またはその度合いを報知する報知手段4とを備える。特定領域を入賞または通過する第2遊技球2bを第2検出手段3bが検出すると、報知手段4は有利な遊技状態の実現可能性等を報知する。すなわち、第2遊技球2bが特定領域を入賞または通過して初めて報知手段4が有利な遊技状態の実現可能性の有無や度合いを報知する。よって、当該実現可能性の有無や度合いを知ろうとする遊技者7は遊技球2を発射させて特定領域に入賞または通過させようとする。そのため、遊技機の稼働率をより向上させることができる。
【0013】
【課題を解決するための手段7】
課題を解決するための手段7は、解決手段1から6のいずれか一つに記載した遊技機において、所要の条件が成立すると、遊技者に有利な遊技状態の実現可能性の有無またはその度合いを変化させる変更手段を有する遊技機である。ここで、解決手段7に記載した用語の「所要の条件」は遊技機の種類,日時,遊技状態等に応じて適切に設定可能な条件であって、当該条件は遊技中において固定してもよく変化させてもよい。例えば、変動している図柄群(複数の図柄で構成)が所定図柄で停止することや、遊技球が所定領域(入賞口やゲート等)に入賞または通過すること、大当たり遊技中、開閉部材(入賞口の蓋や羽根,可動翼片など)が開いたこと等のような遊技機で設定可能な条件の全てが該当する。当該解釈は他の解決手段および発明の詳細な説明についても同様である。
【0014】
当該手段7によれば、所要の条件が成立すると変更手段6は有利な遊技状態の実現可能性の有無またはその度合いを変化させる。当該実現可能性の有無や度合いは、検出手段3が遊技球2を検出したのを受けて報知手段4が報知する。よって、遊技者7は実現可能性の有無や度合いが変化したことを認識できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明における実施の形態を図面に基づいて説明する。本実施の形態はパチンコ機に本発明を適用したものであって、図2〜図11を参照しながら説明する。なお、遊技者7に有利な遊技状態を「特典」と呼び、当該有利な遊技状態の実現可能性の度合いを「特典の期待度」と呼ぶことにする。
【0016】
まず、図2にはパチンコ機10の外観を正面図で示す。当該図2に示すパチンコ機10の遊技盤面12上には、通過するパチンコ球を検出するゲートセンサ58を有するゲート32、パチンコ球が通過可能な通過口24,62、入賞したパチンコ球を検出する始動口センサ60を有する始動口30、ソレノイド54によって開閉される蓋74を有する大入賞口34、後述するように特別図柄表示器22や保留球ランプ20,28等を複合的に有する複合装置14、その他に一般の入賞口や風車,釘などを適宜に配置している。
遊技盤面12の下方には、パチンコ機10に対して所要の指示を行うための操作ボタン48(操作部)や、タバコの吸い殻等を入れる灰皿46、賞球を含むパチンコ球を一時的に貯留する下皿44、遊技者7の手が触れているか否かを検出するタッチセンサ42を備えたハンドル40、賞球の受皿である上皿38の内部に設けられて音(効果音や音楽等を含む。)を出すスピーカ50などを備える。また、ガラス枠18(金枠)の開放を検出する枠開放センサ36や、パチンコ機10の遊技内容等に合わせて適切な位置に配置されるランプ類16(発光体)を備える。さらに、上皿38の上方には球貸を指令する球貸スイッチ64や、プリペイドカードの返却を指令する返却スイッチ72等を備える。
【0017】
ところで遊技盤面12に設けられた通過口24には、普通図柄を変動または停止して表示する普通図柄表示器26を備える。普通図柄表示器26は一個または複数個の発光体(例えば緑色や赤色を発するLED等)を有し、パチンコ球がゲート32を通過したときに変動が始まって所要期間(例えば10秒間)を経過すると停止する。普通図柄の変動は、例えば発光体の点滅等によって行う。点滅等している発光体が特定の状態(例えば特定のLEDが赤色で点灯する等)で停止すると、始動口68の蓋を一定期間(例えば4秒間)だけ開ける。
大入賞口34は上記蓋74の他に、パチンコ球が大入賞口開放期間(例えば20秒間)内に入賞すると大当たり遊技状態を所要回数(例えば16回)内で継続可能になるVゾーン56や、単に賞球を払い出す普通入賞口などを有する。入賞したパチンコ球を検出するために、Vゾーン56にはVゾーンセンサ52を、普通入賞口には入賞センサ70をそれぞれ備える。また、大入賞口34の下方には入賞したパチンコ球を検出する始動口センサ66を備えた始動口68を設ける。当該始動口68は始動口30と同等の機能を備える。これらの始動口30,68はいずれも特定領域に相当し、パチンコ球が入賞すると通常の入賞口と同様に賞球を払い出す。始動口センサ60,66はいずれも検出手段3に相当する。
【0018】
複合装置14は、図柄群の変動または停止を表示可能な特別図柄表示器22、普通図柄の変動中にゲート32を通過したパチンコ球の個数を表示する保留球ランプ20、特別図柄の変動中に始動口30や始動口68に入賞したパチンコ球(すなわち保留球)の個数を表示する保留球ランプ28、通常の入賞口の一つである天入賞口(天穴)等を有する。以下、保留球ランプ28の表示によって認識できるパチンコ球の個数を「保留球数」と呼ぶ。
特別図柄表示器22には例えば液晶表示器を用い、文字,記号,符号,図形,映像などの図柄からなる特別図柄,装飾図柄等を表示する。特別図柄表示器22は液晶表示器に限らず、CRTやLED表示器,プラズマ表示器などのように図柄が表示可能な如何なる表示器を用いてもよい。また、普通図柄表示器26と特別図柄表示器22とを別個に用いたが、同一の表示器で双方を兼用してもよい。保留球ランプ20,28は、それぞれが1個または複数個の発光体(例えば4個のLED)からなる。
【0019】
次に、パチンコ機10によるパチンコ遊技を実現するメイン制御基板100と、そのメイン制御基板100から送られた表示指令(例えば停止予定図柄や変動パターン等を含む信号)を受けて特別図柄表示器22に図柄を表示する表示制御基板200と、同じくメイン制御基板100から送られた音指令(例えば音色,音の大小,音の高低,音の長短,音の変化パターン等を含む信号)を受けてスピーカ50から音を出す音制御基板300とについて、これらの一構成例を示した図3,図4を参照しながら説明する。これらのメイン制御基板100,表示制御基板200および音制御基板300は、いずれも例えばパチンコ機10の背面側に設ける。なお、メイン制御基板100,表示制御基板200および特別図柄表示器22は後述する図柄変動手段1aに相当し、メイン制御基板100,表示制御基板200および音制御基板300は報知手段4(後述する期待度報知手段4a)に相当し、メイン制御基板100は状態実現手段5(後述する特典付与手段5a),変更手段6(後述する期待度変更手段6a)に相当する。
【0020】
まず、メイン制御基板100の構成等について図3を参照しながら説明する。図3に示すメイン制御基板100ではCPU(プロセッサ)110を中心に構成し、遊技制御プログラムや所要のデータ(例えば大当たり値等)を格納するROM112、各種の乱数や信号等のデータを格納するRAM114、各種の入力装置から送られた信号を受けてメイン制御基板100内で処理可能なデータ形式に変換する入力処理回路102、CPU110から送られた作動データを受けて各種の出力装置(例えばソレノイド54等)を作動させる出力処理回路104、CPU110から送られた表示データを受けて適宜に発光体の表示(点灯,点滅を含む。)を制御する表示制御回路106、音制御基板300や表示制御基板200等に所要の信号を送る通信制御回路116等を有する。これらの構成要素は、いずれもバス118に互いに結合させている。
【0021】
CPU110はROM112に格納された遊技制御プログラムを実行してパチンコ機10による遊技を実現するが、当該遊技制御プログラムには後述する始動口処理等の手続きを実現するためのプログラムをも含む。ROM112にはEPROMを用い、RAM114にはSRAMを用いるが、他種のメモリを任意に用いてもよい。他種のメモリとしては、EEPROM,DRAM,フラッシュメモリ等がある。入力処理回路102が検出信号等を受ける入力装置としては、例えば始動口センサ60,66、ゲートセンサ58、入賞センサ(Vゾーンセンサ52等)、操作ボタン48あるいは他のセンサ(枠開放センサ36,タッチセンサ42等)などがある。出力処理回路104が信号を出力する出力装置としては、例えばソレノイド54等がある。表示制御回路106が表示制御する発光体としては、例えばランプ類16や保留球ランプ20,28、あるいは普通図柄表示器26等がある。通信制御回路116は、必要に応じてさらにパチンコ球(賞球,貸球)の払い出しを行う払出装置450を制御する枠制御基板400や、図示しないホールコンピュータ等に対しても所要のデータを送ることもできる。
【0022】
次に、表示制御基板200や音制御基板300の構成等について図4を参照しながら説明する。図4に示す表示制御基板200はCPU210を中心に構成し、表示制御プログラム,所要の表示データ(例えば表示指令に対応する表示情報,はずれ変動パターンを含む複数の変動パターン,複数のリーチパターン等)を格納するROM212、表示指令,表示情報,入出力信号等を格納するRAM214、メイン制御基板100から送られたデータを受信しする通信制御回路216、所要の図柄を記憶し指令を受けて生成するキャラクタジェネレータ202、CPU210から送られた表示情報を受けて特別図柄表示器22に加工した図柄を表示するVDP(Video Display Processor)204等を有する。これらの構成要素は、いずれもバス218に互いに結合させている。
【0023】
CPU210はROM212に格納された表示制御プログラムを実行して特別図柄表示器22に図柄を表示するが、当該表示制御プログラムには後述する図柄表示処理等を実現するためのプログラムをも含む。ROM212はEPROMを用い、RAM214にはSRAMを用いるが、上記他種のメモリを用いてもよい。通信制御回路216は、必要に応じてさらに図示しない枠制御基板やホールコンピュータ等に対しても所要のデータを送ることができる。キャラクタジェネレータ202が生成する図柄データには、例えば文字(英数字や漢字等),図柄(特に、後述する特別図柄や装飾図柄等を含む。),静止画,動画(アニメーション等),映像などがある。VRAMやパレットRAM等を有するVDP204は、表示情報を受けてキャラクタジェネレータ202が生成した図柄データを読み込み、配色指定及びスプライト処理等の画像編集を行なってVRAMやパレットRAMに図柄データを展開した上で、最終的に映像信号や同期信号等を特別図柄表示器22に出力する。このときスプライト処理を実行して実現されるスプライト機能によって、図柄群の変動または停止の表示を実現することができる。
【0024】
次に、音制御基板300はCPU310を中心に構成し、音制御プログラム,所要の音データ(例えば音指令に対応する音色,音の大小,音の高低,音の長短,音の変化パターン等)を格納するROM302、表示指令,一時データや音データ等を格納するRAM304、メイン制御基板100から送られたデータを受信してCPU310やRAM304等に送る通信制御回路306、出す音の高低や長短等を制御(調整)するシーケンサ312、当該シーケンサ312の制御に基づきスピーカ50から出す音を生成する音源回路314等を有する。これらの構成要素は、いずれもバス308に互いに結合させている。
【0025】
CPU310はROM302に格納された音制御プログラムを実行してスピーカ50から所要の音を出す。ROM302はEPROMを用い、RAM304にはSRAMを用いるが、上記他種のメモリを用いてもよい。シーケンサ312が音を制御するためのシーケンスデータをROM302等に記憶する。当該シーケンスデータの内容は固定してもよく、遊技中等に任意のタイミングで変化させてもよい。音源回路314としては、ビープ音等を出すためのパルス信号を発生する単サウンドジェネレータ(SSG;Single Sound Generator)音源や、2進数字などの符号に変換してパルス信号を発生するPCM(Pulse Code Modulation)音源、PCM音源をさらに高圧縮したADPCM(Adaptive Differential PCM)音源、パルス幅を変調しながらパルス信号を発生するPWM(Pulse Width Modulation)音源、パルス周波数を変調しながらパルス信号を発生するPFM(Pulse Frequency Modulation)音源、周波数を変調しながらアナログ信号を発生するFM(Frequency Modulation)音源等が該当する。また、音源回路314にはパルス信号をアナログ信号に変換するD/Aコンバータ回路等のように最終的にアナログ信号に変換するための信号変換回路を含む。さらに、音源回路314で発生させて出力するのは単音でもよく、複数音(例えば和音)でもよい。そして、音源回路314にはパルス信号とアナログ信号との相互間で高速の信号変換が可能なDSP(Degital Signal Processor)を用いてもよい。こうした様々な回路によって音の特性を広げることができる。
【0026】
メイン制御基板100から通信制御回路116を通じて送られた払出信号を受けて払出装置450を制御することによりパチンコ球の払い出しを行う枠制御基板400は、メイン制御基板100等と同様にCPUを中心に構成する。なお、枠制御基板400を含めた他の基板等については周知であって、本発明の要旨とは直接に関連しないために具体的な構成の図示や説明等を省略する。
【0027】
上述したように構成したパチンコ機10において、本発明を実現するためにメイン制御基板100で行う手続きについて図5〜図9を参照しながら説明する。ここで図5には始動口30等に対するパチンコ球の入賞判別を実現する始動口処理の手続きを、図6には特典の期待度等を報知する期待度報知処理の手続を、図7には特別図柄表示器22に図柄を表示するための画像表示処理の手続きを、図8にはスピーカ50から音を出すための音響処理の手続きを、図9には特別図柄表示器22における図柄変動1と大当たり遊技としての特典を実現する図柄変動処理の手続きをそれぞれフローチャートで示す。図5,図6,図9に示す手続きは、いずれも図3に示すメイン制御基板100のROM112に格納されている遊技制御プログラムをCPU110が適当なタイミング(例えば4ミリ秒ごとの周期)で実行することによって実現される。図7に示す画像表示処理は、表示制御基板200においてCPU210とVDP204が適当なタイミング(例えば表示指令を受けたとき)でプログラムを実行して実現する。図8に示す音響処理は、音制御基板300のROM302に格納されている音制御プログラムをCPU310が適当なタイミング(例えば音指令を受けたとき)で実行して実現する。
【0028】
なお、始動口30と始動口68とは同等に機能するので、説明を簡単にするために始動口30を例にして説明する。本明細書では説明を簡単にするために、保留球数が0個(保留球ランプ28が全て消灯している状態)のときであって始動口30にパチンコ球が入賞したときを想定して説明する。また、図5に示すステップS16と図9に示すステップS90は抽選手段8を具体化した処理ステップであり、図5に示すステップS20は変更手段6(期待度変更手段6a)を具体化した処理ステップであり、ステップS24は報知手段4(期待度報知手段4a)を具体化した処理ステップである。
【0029】
図5に示す始動口処理では、まず始動口30にパチンコ球が入賞したか否かを判別する〔ステップS10〕。具体的には、図2,図3に示す始動口センサ60から検出信号を受けると入賞した(YES)と判別し、当該検出信号を受けなければ入賞していない(NO)と判別する。もし始動口30にパチンコ球が入賞すると(YES)、保留球数が上限値(例えば4)に達したか否かを判別する〔ステップS12〕。もし保留球数が上限値に達していたときは(すなわち満タン状態;YES)、これ以上は保留球数を増やせない。そのため賞球の払い出しを行うだけでなく、特典の期待度等を報知するため後述するステップS24に進む。
【0030】
一方、ステップS12において保留球数が上限値に達していなければ(NO)、RAM114に格納されている保留球数の加算を行い〔ステップS14〕、各種の乱数を読み込んでRAM114に記憶する〔ステップS16〕。ステップS14では加算した保留球数に応じて保留球ランプ28のLEDを点灯する。
また、ステップS16で記憶する各種の乱数には、例えば大当たりか否かを決定するために用いる大当たり判定用乱数RAや、その大当たり判定用乱数RAによって大当たりと決定されたときに特別図柄表示器22に表示する大当たり図柄(所要図柄の組み合わせ)を特定するために用いる大当たり図柄用乱数RB、特別図柄表示器22に表示されたリーチ図柄(所定図柄の組み合わせ)等に応じてリーチに達してから変動を停止するまでの変化パターンを特定するために用いるリーチパターン乱数RC、特典の有無またはその期待度等を報知するために用いる期待度報知用乱数RDなどが該当する。
【0031】
各種の乱数を記憶した後、所要の条件を満たすか否かで特典の有無またはその期待度を変更するか否かを判別する〔ステップS18〕。所要の条件はパチンコ機10の種類や日時あるいは遊技状態等に応じて任意に設定や変更をするが、例えば保留球が満タン状態になったことやリーチに達したこと等が該当する。
もし特典の有無またはその期待度を変更するときは(YES)、他の保留球について期待度報知用乱数RDを再び読み込んでRAM114に記憶する〔ステップS20〕。ここで「他の保留球」とは今回入賞したパチンコ球に基づく保留球を除いて、現在行なっている図柄変動1にかかる保留球および次回以降に行う図柄変動1にかかる保留球のうち少なくとも一つを意味する。ステップS20の実行によって期待度報知用乱数RDが変わると、後述するステップS24で報知する特典の有無や期待度も変化することになる。ただし、期待度報知用乱数RDの値によっては特典の有無や期待度が変化しない場合もあり得る。なお、ステップS20は必要に応じて(例えば特定の条件を満たす場合等に)実行すればよい。
【0032】
ステップS20で特典の有無またはその期待度を変更した後、あるいはステップS18において特典の有無またはその期待度を変更しないときは(NO)、特典の有無またはその期待度を報知するか否かを決定するために図柄変動中か否かを判別する〔ステップS22〕。もし、図柄変動中でなければ(NO)、そのまま始動口処理を終了する。なお、ステップS22では、他の条件を満たすか否かによって特典の有無またはその期待度を報知するか否かを判別してもよい。他の条件としてはステップS18における所要の条件でもよく、同一のパチンコ球に基づく図柄変動中あるか否か等の条件でもよい。
一方、ステップS22において図柄変動中ならば(YES)、特典の有無またはその期待度を遊技者7等に報知するべく期待度報知処理を実行し〔ステップS24〕、始動口処理を終了する。ここで期待度報知処理の具体的な手続きについて、図6を参照しながら説明する。
【0033】
図6に示す期待度報知処理では、まず図柄変動1および保留球ごとに対応してRAM114に記憶した大当たり図柄用乱数RBおよび期待度報知用乱数RDを読み〔ステップS30〕、図柄変動1に対して報知する場合であって(ステップS32のYES)、かつ図柄変動中ならば(ステップS34のYES)、現在行なっている図柄変動1に対して特典の有無またはその期待度を報知する〔ステップS36〕。
【0034】
特典の有無またはその期待度は、例えばステップS30で読み込んだ大当たり図柄用乱数RBおよび期待度報知用乱数RDに基づいて、次に示す表1の第1テーブルに従って決定する。当該表1では大当たり図柄用乱数RBに基づいて決定可能な図柄の関係と、所定範囲(例えば0から9まで)の数値を取り得る期待度報知用乱数RDとに従って決定する音の設定例を示す。すなわち大当たり図柄用乱数RBが決まれば停止する予定のリーチ図柄(第1図柄および第2図柄)と第3図柄との関係が分かる。なお、例えば第1図柄は左図柄であり、第2図柄は右図柄であり、第3図柄は中図柄である。
図柄の関係はリーチ図柄と第3図柄との間における図柄のずれであって、変動方向(上方向や下方向等)を考慮して2図柄前,1図柄前,同一図柄,1図柄後,2図柄後,他の図柄(例えば3図柄前や3図柄後等)に分ける。例えばリーチ図柄が図柄「7」のときに第3図柄が図柄「6」であれば、リーチ図柄からみた第3図柄は「1図柄前」となる。同様にリーチ図柄と第3図柄がともに図柄「7」であれば、リーチ図柄からみた第3図柄は同一図柄となる。ここで、特典を報知する態様は、報知態様NA,NB,NC,ND,NEの5種類と仮定する。
【0035】
【表1】
Figure 0004403350
【0036】
表1に示す報知態様NA,NB,NC,ND,NEは、発光体の種類(例えば特別図柄表示器22やランプ類16等の異なる種類のもの),発光体の発色(例えば保留球ランプ28等で発光させる色)および発光体の点滅パターンや、特別図柄表示器22で表示する図柄の種類(例えば文字,記号,符号,図形,映像などの種類)および図柄の変化パターン、あるいはスピーカ50から出す音色(すなわち音声,ビープ音,楽器音等),音の大小(すなわち音の強弱),音の高低,音の長短および音の変化パターン等のうちいずれか一つによってまたは二つ以上の組み合わせによって行う。なお、音の大小,音の高低,音の長短については段階的に(例えば5段階で)異ならせると聴き分けが容易になる。その他に、ハンドル40や遊技者7が座る椅子等を振動させる振動パターンで(あるいは上記報知態様と任意に組み合わせて)報知してもよい。
ここで、報知態様NA,NB,NC,ND,NEにかかる態様の内容例を表2に示す。
【0037】
【表2】
Figure 0004403350
【0038】
図柄の関係が同一図柄(すなわちゾロ目)を大当たりとするパチンコ機10の例において、大当たりになる確率は特別図柄表示器22での表示とスピーカ50から音を出す報知態様NAは4/5であり、特別図柄表示器22の表示のみを行う報知態様NBは3/6であり、スピーカ50から音を出すのみである報知態様NCは2/20であり、ランプ類16を点灯または点滅させる報知態様NDは1/20であり、何らアクションしない報知態様NEは0/9である。この例では、報知態様NE→報知態様ND→報知態様NC→報知態様NB→報知態様NAの順番で期待度が大きくなる。また、期待度の大きさに応じて報知態様が異なるので、遊技者7は当該期待度を容易に認識することができる。よって、大当たりへの期待感を向上させることができる。なお、表示指令を受けた表示制御基板200が特別図柄表示器22に図柄を表示する画像表示処理と、音指令を受けた音制御基板300がスピーカ50から音を出す音響処理とについては後述する。
一方、ステップS32において図柄変動1に対して報知しない場合や(NO)、ステップS34において図柄変動中でないときは(NO)、そのまま次のステップS38に進む。上記表1,表2の例によれば報知態様NEでは報知を行わず特典の期待度もゼロであり、報知態様NA,NB,NC,NDでは報知を行うとともに特典の期待度は段階的に異なるので、特典の有無とその期待度を兼ね合わせて行なっている。
【0039】
続いて、保留球に対して報知する場合であって(ステップS38のYES)、かつ保留球数が1以上であるならば(ステップS40のYES)、現在図柄変動が保留されている少なくとも一個の保留球に対する特典の有無またはその期待度をそれぞれ報知する〔ステップS42〕。すなわち保留球の一個ずつに対して特典の有無またはその期待度を報知する。保留球が複数個の場合には、始動口30に入賞した順番に同じ報知態様で報知してもよく、報知態様を異ならせてほぼ同時に報知してもよい。報知態様を異ならせる例としては、1個目の保留球に対して特別図柄表示器22に図柄を表示して報知し、2個目の保留球に対してスピーカ50から音を出して報知し、3個目の保留球に対してランプ類16を点灯または点滅させ報知する態様がある。なお、保留球の一個ずつについて行う点を除けば、特典の有無またはその期待度を報知する方法についてはステップS36と同様であるので説明を省略する。こうして報知を行なった後、期待度報知処理を終了する。
一方、ステップS38において保留球に対して報知しない場合や(NO)、ステップS40において保留球がないときは(NO)、そのまま期待度報知処理を終了する。
【0040】
次に、メイン制御基板100からの表示指令を受けた表示制御基板200が特典の有無またはその期待度に応じた図柄を画像として特別図柄表示器22に表示する画像表示処理について、図7を参照しながら説明する。ここで、メイン制御基板100から送られた表示指令は、受信割り込み等によって適時に実行する別個の処理プログラムによって図4に示すRAM214(記録手段)に設けた受信バッファに記憶されているものと仮定する。
【0041】
図7に示す画像表示処理では、まず受信バッファに記憶された表示指令を取得し〔ステップS50〕、当該表示指令に基づいて表示データを取得してRAM214に記憶する〔ステップS52〕。より具体的には、表示指令と表示データとの関係を規定しROM212等に記憶したデータテーブルを参照し、表示データを取得する。この表示データは画像編集を行うためのデータ要素(パラメータ)であり、例えばステータス番号,左図柄番号,左位置座標,中図柄番号,中位置座標,右図柄番号,右位置座標,アニメーション番号,ステータスフラグ,アニメーションタイマ等を有する。こうして取得した表示データを取得した210は、当該表示データをVDP204に伝達する。
【0042】
CPU210から表示データを受けたVDP204は、当該表示データに基づいて特典の有無またはその期待度に応じて文字,図柄,背景等のデータをキャラクタジェネレータ202から選択(抽出)し〔ステップS54〕、配色指定及びスプライト処理等の画像編集を行った後〔ステップS56〕、VRAMやパレットRAM上にデータを展開する〔ステップS58〕。そして、展開したデータを画像信号に変換して特別図柄表示器22に出力する〔ステップS60〕。こうして表示データに基づいて編集した図柄等を特別図柄表示器22に表示させることができる。また、画像編集をハードウェアとしてVDP204で行うので、画像としての図柄を高速に表示することができる。
【0043】
次に、メイン制御基板100からの音指令を受けた音制御基板300が特典の有無またはその期待度に応じた音をスピーカ50から出す音響処理について、図8を参照しながら説明する。ここで、メイン制御基板100から送られた音指令は、受信割り込み等によって適時に実行する別個の処理プログラムによって図4に示すRAM304(記録手段)に設けた受信バッファに記憶されているものと仮定する。
【0044】
図8に示す音響処理では、まず受信バッファに記憶された音指令を取得する〔ステップS70〕。そして、取得した音指令に対応するシーケンスデータをROM302(あるいはRAM304)から取得しRAM304に記憶する〔ステップS72〕。当該シーケンスデータには、単音または複数音,音色,音の大小,音の高低,音の長短,音の変化パターン等を含む。CPU310がシーケンスデータをシーケンサ312に送ると、シーケンサ312はシーケンスデータに従って音源回路314を制御する。
【0045】
音源回路314では、音色,音の大小,音の高低,音の長短,音の変化パターン等のような音の特性を特典の有無またはその期待度に応じて選択する〔ステップS74〕。この選択方法によっては、音の大小,音の高低,音の長短,音の変化パターン等を適切に組み合わせることによって、人間や動物の音声を模擬して出したり、効果音や音楽等を出すことも可能である。様々な選択をすると、音の特性を広げることができる。そして、必要に応じて音をミキシングする音響編集を行なって〔ステップS76〕、スピーカ50にアナログ信号を出力してスピーカ50から音を出し〔ステップS78〕、音響処理を終了する。
【0046】
次に、図5の始動口処理とほぼ並行して実行する図柄変動処理について、図9を参照しながら説明する。
図9の図柄変動処理では、まず保留球数が正数(すなわち保留球数>0)か否かを判別する〔ステップS80〕。保留球数が正数ならば(YES)、次回以降の処理に備えて保留球数を減算する〔ステップS82〕。そして、表示制御基板200に表示指令を送って特別図柄表示器22で図柄変動1を開始し〔ステップS84〕、その変動途中には必要に応じてリーチ図柄を表示し〔ステップS86〕、最終的には現在行なっている図柄変動1を停止する〔ステップS88〕。当該図柄変動1もメイン制御基板100から表示制御基板200に表示指令を送り、表示制御基板200側では図7の画像表示処理を実行することで実現される。
【0047】
なお、図柄変動中にはリーチ前における変動パターンやリーチパターンに基づくアニメーション表示等を行うが、その具体的な手続きについては周知であるので説明および図示を省略する。
また、図柄変動中には特典の有無またはその期待度を報知する場合がある。すなわち、特典の有無またはその期待度を特別図柄表示器22に図柄で報知するタイミング(図5のステップS24)と、同じく特別図柄表示器22で表示する図柄変動1のタイミング(上記ステップS84〜S88)とがほぼ同時になる場合がある。この場合には、図柄の種類を異ならせたり、特別図柄表示器22における表示部位を異ならせればよい。こうすれば双方をほぼ同時に実現できる。
【0048】
そして、今回の図柄変動1による抽選結果が大当たりか否かを判別する〔ステップS90〕。外来ノイズ等の影響を受けにくく信頼性が高いパチンコ機10の場合は、上述した大当たり判定用乱数RAに基づいて「大当たり」か否かを判別する。なお、特別図柄表示器22に実際に停止して表示された特別図柄が大当たり図柄と一致するか否かによって大当たりか否かを必要に応じて判別してもよい。なおステップS90を実行せず、ステップS92のみを実行してもよい。
【0049】
もし、大当たりと判別したときは(YES)、賞球を得る機会を遊技者7に与えるべく大当たり処理を実行し〔ステップS92〕、図柄変動処理を終了する。大当たり処理は、例えば大入賞口34の蓋74を一定期間(例えば30秒間)だけ開放し、当該大入賞口34等に入賞したパチンコ球の数に応じて賞球を払い出す等のような大当たり遊技を実現する。当該大当たり処理の具体的な手続きについては周知であるので、その説明および図示を省略する。
一方、ステップS80の判別で始動口30にパチンコ球が入賞していない場合(NO)や、ステップS96の判別で「はずれ」ならば(NO)、そのまま図柄変動処理を終了する。
【0050】
次に、図5〜図9に示すそれぞれの処理を実行して遊技者7に特典の有無またはその期待度を報知するパターンの例、すなわち報知パターンa,b,cについて図10を参照しながら説明する。ここで当該図10において、図柄変動中でない時刻t10に始動口30に入賞したパチンコ球80を始動口センサ60が検出すると(図5のステップS10)、当該パチンコ球80の入賞に基づいて時刻t12に図柄変動1を開始し(図9のステップS84)、その後の時刻t24に図柄変動1を停止する(図9のステップS88)。また、パチンコ球80の入賞に基づく図柄変動中に始動口30にパチンコ球82が入賞し(図5のステップS10)、当該パチンコ球82の入賞に基づいて時刻t26に図柄変動1を開始している(図9のステップS84)。
なお図10では、図面の視認性をよくするために同一態様の要素には一つだけ符号を付している。また、報知パターンa,b,cは一例であって、これらの二つ以上のパターンを任意に組み合わせてもよい。さらには、パチンコ球80が始動口30に入賞した時刻t10から図柄変動1を開始した時刻t12までの間に、後続のパチンコ球82,84,86,88,90のうち少なくとも一個が始動口30に入賞する場合も同様に適用することが可能である。
【0051】
(1)報知パターンaは、図柄変動中にパチンコ球が始動口30に入賞すると同一の態様で特典の有無またはその期待度を報知する例である。すなわちパチンコ球80の入賞に基づく図柄変動中には、時刻t14にパチンコ球82が始動口30に入賞したので(図5のステップS10)、特典の有無またはその期待度を報知する(図5のステップS24)。この場合には、現在行なっているパチンコ球80の入賞に基づく図柄変動1に対する特典の有無またはその期待度のみを報知してもよく、保留されたパチンコ球82の入賞に基づく図柄変動1に対する特典の有無またはその期待度を報知してもよく、その双方に対する特典の有無またはその期待度を報知してもよい。また、報知する媒体は特別図柄表示器22のみでもよく、スピーカ50のみでもよく、その双方でもよい。
なお、時刻t14より後の時刻t16,t18,t20,t22にはパチンコ球84,86,88,90がそれぞれ始動口30に入賞しているが、これらの各パチンコ球に基づく特典の有無またはその期待度を報知する場合も同様である。よって同一のパチンコ球に基づく特典の有無またはその期待度を複数回報知する場合があり、当該報知する特典の有無またはその期待度の変化を認識した者は特典を期待する期待感が高まる。
【0052】
ここで、特別図柄表示器22に大当たりの期待度(特典の期待度)を報知する例を図11(A),図11(B)に示す。当該図11(A)は数値で報知する例であり、図11(B)は段階的なレベルで報知する例である。例えば、D→C→B→Aの順にレベル(期待度の大きさ)が大きくなるものとする。
図11(A)では特別図柄94とともに、現在行なっている図柄変動1に対する大当たりの期待度「70%」を特別図柄表示器22の表示部位92に表示している。一方、図11(B)では、現在行なっている図柄変動1に対する大当たりの期待度としてレベル「A」をキャラクタ96aにより、保留されたパチンコ球82の入賞に基づく図柄変動1に対する大当たりの期待度としてレベル「D」をキャラクタ96bによりそれぞれ表示している。よって、始動口センサ60がパチンコ球82等を検出しなければパチンコ球80に基づく特典の期待度を報知しないので、遊技者7はパチンコ球を発射するようになる。その一方、始動口センサ60がパチンコ球82等を検出するとパチンコ球80に基づく特典の期待度を報知するので、当該期待度を推測した遊技者7は安心して遊技できる。
【0053】
(2)報知パターンbは、図柄変動中にパチンコ球が始動口30に入賞すると異なる報知態様で特典の有無またはその期待度を報知する例である。すなわちパチンコ球80の入賞に基づく図柄変動中には、図10において時刻t14,t16にそれぞれパチンコ球82,84が始動口30に入賞したので(図5のステップS10)、特典の有無またはその期待度を報知する(図5のステップS24)。この場合において、どのパチンコ球に基づく特典の有無またはその期待度を報知するのかは(1)の場合と同様に任意である。そして、パチンコ球82に基づく報知をランプ類16で行い、パチンコ球84に基づく報知をスピーカ50で行なっている。時刻t16より後の時刻t18,t20,t22にはパチンコ球86,88,90がそれぞれ始動口30に入賞しているが、これらの各パチンコ球に基づく特典の有無またはその期待度を報知する場合も報知態様を変化させている。すなわち、パチンコ球86に基づく報知では特別図柄表示器22のみで報知し、パチンコ球88に基づく報知では特別図柄表示器22とランプ類16とで報知し、パチンコ球90に基づく報知では特別図柄表示器22とスピーカ50とで報知している。こうして報知態様を変化させると、遊技者7は報知される特典の有無またはその期待度とともに、次回にどのような報知態様で報知されるのかを楽しみにして遊技することができる。
【0054】
(3)報知パターンcは、図柄変動中にパチンコ球が始動口30に入賞すると選択的に特典の有無またはその期待度を報知する例である。すなわちパチンコ球80の入賞に基づく図柄変動中には、図10において時刻t14にパチンコ球82が始動口30に入賞したので(図5のステップS10)、特典の有無またはその期待度を報知する(図5のステップS24)。その後の上記図柄変動中にはパチンコ球が始動口30に入賞しても報知しないが(図5のステップS22のNO)、保留球が満タン状態になると(図5のステップS12のYES)、特典の有無またはその期待度を報知する(図5のステップS24)。時刻t22にパチンコ球90が始動口30に入賞したときに当該条件を満たし、例えば特別図柄表示器22で報知を行う。この報知態様としては、例えば図11(C)に示すように特別図柄94や図柄変動1を小さく表示するとともに、各保留球(図示する「保留1,保留2,保留3,保留4」)の特典の期待度を一覧表98の形式で表示する。一覧表98では、各保留球ごとに数値やA〜Dのレベル等を用いて表示する。こうすれば、同じ図柄変動中には満タン状態にならないと保留球(特に「保留2,保留3,保留4」)に基づく特典の期待度を報知しないので、当該期待度を知ろうとする遊技者7は打ち止めることなくパチンコ球を発射し続ける。したがって、図柄変動中にもパチンコ球の発射が行われるので、パチンコ機10の稼働率を向上させることができる。
【0055】
上記実施の形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。なお、図10の報知パターンaを例に説明する。
(1)メイン制御基板100,表示制御基板200および音制御基板300(報知手段4,期待度報知手段4a)は、始動口センサ60(検出手段3)が時刻t10に検出したパチンコ球80(第1遊技球2a)に基づいてメイン制御基板100および表示制御基板200(図柄変動手段1a)が図柄変動1を行なっている間に始動口センサ60がパチンコ球82(第2遊技球2b)を時刻t12に検出すると、パチンコ球80に基づいて行う図柄変動1について特典の有無(遊技者7に有利な遊技状態の有無)またはその期待度(当該有利な遊技状態の実現可能性の度合い)を報知した{図5のステップS24,図6を参照}。始動口センサ60がパチンコ球82を検出しなければパチンコ球80に基づく特典の有無またはその期待度を報知しないので、遊技者7はパチンコ球を発射するようになる。また、始動口センサ60がパチンコ球82を検出するとパチンコ球80に基づく特典の有無またはその期待度を報知するので、当該有無や期待度を推測した遊技者7は安心して遊技できる。
(2)(1)とは異なり、報知手段4としてのメイン制御基板100,表示制御基板200および音制御基板300は、始動口センサ60が時刻t10に検出したパチンコ球80に基づいてメイン制御基板100および表示制御基板200が図柄変動1が終了する以前に始動口センサ60がパチンコ球82を時刻t14に検出すると、パチンコ球80に基づく図柄変動中にパチンコ球82に基づいて行う図柄変動1について特典の有無またはその期待度を報知した{図5のステップS24,図6を参照}。始動口センサ60がパチンコ球82を検出しなければパチンコ球82に基づく特典の有無またはその期待度を報知しないので、遊技者7はこれまで通りパチンコ球(遊技球2)を発射し続ける。一方、始動口センサ60がパチンコ球82を検出すると当該パチンコ球82に基づく特典の有無またはその期待度を報知するので、当該特典の有無またはその期待度を推測した遊技者7は期待感を持って(あるいは安心して)遊技できる。
【0056】
(3)メイン制御基板100,表示制御基板200および音制御基板300は、ランプ類16の種類,保留球ランプ28等の発色,ランプ類16や保留球ランプ28の点滅パターン、特別図柄表示器22で表示する図柄の種類,図柄の変化パターン、スピーカ50から出す音色や音の大小,音の高低,音の長短,音の変化パターン等のうちいずれか一つによってまたは二つ以上の組み合わせによって特典の有無またはその期待度を報知した{図5のステップS24,図7および図8を参照}。こうした様々の報知態様を用いて報知することによって、特典の有無またはその期待度をより確実に認識させることができる。
(4)メイン制御基板100,表示制御基板200および音制御基板300は、始動口センサ60がパチンコ球84を時刻t16に検出したときに行われているパチンコ球80に基づく図柄変動1、同じく時刻t16には保留されているが当該保留の解除後の時刻t26に行われるパチンコ球82に基づく図柄変動1のうちいずれか一つによってまたは二つ以上の組み合わせによって特典の有無またはその期待度を報知した{図5のステップS24,図6を参照}。当該報知によって、現在行なっている図柄変動1や次回以降に行う図柄変動1について遊技者7は特典の有無またはその期待度を認識することが可能になる。一方、特別図柄表示器22を集中して見ようとしてパチンコ球の発射を止めてしまうと、特典の有無またはその期待度を認識できなくなくなる。特典の有無またはその期待度を知ろうとする遊技者7はパチンコ球を始動口センサ60に検出させようとするので、パチンコ球を発射し続けるようになる。したがって、パチンコ機10の稼働率を向上させることができる。
【0057】
(5)図柄変動1を保留不能な状態であるときに始動口センサ60がパチンコ球90(第2遊技球2b)を時刻t22に検出すると、メイン制御基板100,表示制御基板200および音制御基板300は特典の有無またはその期待度を報知した{図5のステップS12のYES、ステップS24,図6を参照}。従来のパチンコ機では保留不能な状態で始動口センサ60がパチンコ球を検出しても対応する賞球を払い出すだけであったが、本発明にかかるパチンコ機10によれば特典の有無またはその期待度を報知する。よって、特典の有無またはその期待度を知ろうとする遊技者7はパチンコ球を発射させてパチンコ球を始動口センサ60に検出させようとする。そのため、パチンコ機10の稼働率をより向上させることができる。
(6)保留球が満タン状態になると(所要の条件が成立すると)、メイン制御基板100(変更手段6,期待度変更手段6a)は特典の有無またはその期待度を変化させた{図5のステップS22,S24}。特典の有無またはその期待度は、始動口センサ60がパチンコ球を検出したのを受けてメイン制御基板100が報知する。よって、遊技者7は特典の有無またはその期待度が変化したことを認識することができる。よって、特典の有無またはその期待度を認識した遊技者7は安心して遊技することができ、特典を期待する期待感がさらに高まる。
【0058】
(7)パチンコ球(遊技球2)を検出可能な始動口センサ60(第1検出手段3a)と、パチンコの入賞が可能な始動口30(特定領域)と、始動口30を入賞パチンコ球を検出可能な始動口センサ60(第2検出手段3b)とを備えた{図2を参照}。また、始動口センサ60がパチンコ球を検出すると抽選を行い{図5のステップS16,図9のステップS90を参照}、その抽選結果に基づき特典として大当たり遊技を実現し{遊技者7に有利な遊技状態;図9のステップS92を参照}、始動口センサ60が検出したパチンコ球に基づいて抽選結果について特典の有無またはその期待度を報知する構成とした{図5のステップS23,図6を参照}。この構成では、パチンコ球が始動口30に入賞して初めて特典の有無またはその期待度を報知する。よって、当該特典の有無またはその期待度を知ろうとする遊技者7はパチンコ球を発射させて始動口30に入賞させようとする。そのため、パチンコ機10の稼働率をより向上させることができる。上記実施の形態では第1検出手段3,第2検出手段3bとして始動口センサ60を適用したが、別個のセンサ(例えばゲートセンサ58等)を適用してもよい。
【0059】
〔他の実施の形態〕
上述したパチンコ機10(遊技機)において、他の部分の構造,形状,大きさ,材質,配置および動作条件等については、上記実施の形態に限定するものでない。例えば、上記実施の形態を応用した次の各形態を実施することもできる。
(1)上記実施の形態では、第1種,第2種,第3種等の種別にかかわらずパチンコ機10に本発明を適用した。この形態に代えて、パチンコ機以外の他の遊技機(例えばスロットマシン,アレンジボール機,雀球遊技機,テレビゲーム機等)であって検出手段3,抽選手段8,状態実現手段5を備えたものにも同様に本発明を適用することができる。当該他の遊技機であっても、稼働率を向上させながらも、一定条件下で特典の期待度等を報知して安心感を与えることができる。
【0060】
(2)上記実施の形態では、特典の有無(遊技者7に有利な遊技状態の有無)またはその期待度(当該有利な遊技状態の実現可能性の度合い)を兼ね合わせて報知した{表1,表2および図5のステップS24,図6を参照}。この形態に代えて、特典の有無とその期待度とを別個独立に報知する構成としてもよい。例えば、特別図柄表示器22での表示によって特典の期待度を報知するとともに、スピーカ50から音を出して特典の有無を報知する。こうすれば、特典の有無は音によって認識でき、特典付与の可能性が有るときは期待度を特別図柄表示器22の表示で認識できる。よって、遊技者7は特典の期待度と特典の有無を区別して認識できる。なお特典付与の可能性が無いときは明確にするために、特別図柄表示器22の表示やスピーカ50から出す音等によって報知してもよい。
【0061】
(3)上記実施の形態では、始動口センサ60を備えた始動口30を特定領域として適用し、かかる始動口センサ60が検出したパチンコ球に基づいて特別図柄表示器22で図柄変動1を開始した{図5に示すステップS10,S14、図9に示すステップS80,S84を参照}。このことは始動口68についても同様である。この形態に代えて、図柄変動1を開始させない入賞口やゲート等を特定領域として適用してもよい。この場合には、例えば図12に示す特定領域処理を実行する必要がある。図12に示す特定領域処理は図5に示す始動口処理と並行して実行され、特定領域に入賞等し(ステップS11のYES)、かつ図柄変動中であるときにのみ(ステップS22)、現在行なっている図柄変動1,保留球に基づく少なくとも一つの図柄変動1のうちいずれか一つによってまたは二つ以上の組み合わせによって特典の有無またはその期待度を報知する(ステップS24)。なお、始動口30にパチンコ球が入賞した場合には、上述した実施の形態のように特別図柄表示器22で図柄変動1を開始する。
こうすれば、図柄変動中にパチンコ球を特定領域に入賞等させると特典の有無またはその期待度を報知するので、特典の有無またはその期待度を知ろうとする遊技者7はパチンコ球を発射させてパチンコ球を特定領域に入賞等させようとする。よって遊技者7は特定領域を狙って遊技できるので遊技の面白味が増し、パチンコ機10の稼働率をより向上させることができる。
【0062】
(4)上記実施の形態では、図柄変動中に入賞等した場合に本発明を適用したが、図柄変動中以外の期間に入賞した場合に本発明を同様に適用することもできる。例えば図10において、パチンコ球80が始動口30に入賞した時刻t10から図柄変動1を開始する時刻t12の前までの間にパチンコ球82が始動口30に入賞した場合や、パチンコ球82が始動口30に入賞した時刻t14の後であってパチンコ球80に基づく図柄変動1を終えた時刻t24からパチンコ球82に基づく図柄変動1を開始する時刻t26の前までの間にパチンコ球が始動口30に入賞した場合が該当する。これらの期間にパチンコ球が始動口30に入賞した場合や所要の条件が成立する等のように、一定の条件を満たすと各保留球ごとに特典の期待度等を報知する構成とする。具体的には、図5のステップS22を実行することなくステップS24を実行すれば実現できる。こうすれば、図柄変動中であるか否かにかかわらず始動口30にパチンコ球が入賞すれば特典の期待度を報知するので、当該期待度を知ろうとする遊技者7はパチンコ球を発射し続ける。したがって、パチンコ機10の稼働率をさらに向上させることができる。
【0063】
(5)上記実施の形態では、パチンコ球が始動口30(あるいは始動口68)に入賞することを条件とするパチンコ機10に本発明を適用した{図5のステップS10}。この形態に代えて、パチンコ球がゲート32を通過することを条件とするパチンコ機や、パチンコ球が他の入賞口を通過することを条件とするパチンコ機についても同様に本発明を適用することができる。また第1遊技球2aと第2遊技球2bを検出する検出手段3は、同一の始動口センサ60(あるいは始動口センサ66)に限らず、パチンコ球を検出可能な異なるセンサであってもよい。例えば第1遊技球2aを始動口センサ60で検出した後に、第2遊技球2bをゲートセンサ58で検出する例が該当する。さらに特定領域の対象となる入賞口やゲート等を遊技状態等に応じて変化させてもよい。
これらの場合であってもパチンコ球80に基づいて図柄変動1を行なっている間(すなわち図柄変動1を終了する以前)に始動口センサ60がパチンコ球82を検出するとパチンコ球80やパチンコ球82に基づいて行う図柄変動1について特典の有無またはその期待度を報知する{図5のステップS24,図6を参照}。よって上記実施の形態で得られる効果を奏する。また、特定領域はパチンコ球遊技球が入賞または通過可能な領域であってパチンコ機10の遊技盤面の配置したものあれば任意であって、特定領域の対象となる個数や形状等を問わない。
【0064】
(6)上記実施の形態では、図4に示す音制御基板300では音源回路314としてPCM音源やFM音源等のようなハードウェア回路で音を生成したが、ソフトウェア(プログラム)に基づいてCPU310から出力するパルス信号に基づいて音を生成してもよい。生成可能な音の範囲が制限されるハードウェア回路に比べて、ソフトウェアで音を生成する場合にはプログラムやデータ等で音を自在に変更したり変化させることができる。よって、音色,音の大小,音の高低,音の長短,音の変化パターンについての範囲を広げることができる。
【0065】
(7)上記実施の形態では、報知パターンa,b,cを実現した{図10を参照}。この形態に代えて、報知パターンa,b,cの一部または全部を任意に組み合わせて現在行なっている図柄変動1や次回以降に行う図柄変動1について特典の有無またはその期待度を報知してもよい。図10に示す例において、例えば報知パターンcに報知パターンbの態様を適用すると、パチンコ球82が入賞した時刻t14にランプ類16のみで報知し、パチンコ球90が入賞した時刻t22で特別図柄表示器22およびスピーカ50で報知する。また、期待度の大きさが異なるとパターンが異なるように構成したり、遊技状態等に応じて組み合わせを変化させるのが望ましい。こうすれば、遊技者7は特典の期待度をさらに容易に認識することができるとともに、次回はどのような態様で報知するのかを楽しみに遊技できる。
【0066】
【他の発明の態様】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、この実施の形態には特許請求の範囲に記載した発明の態様のみならず他の発明の態様を有するものである。この発明の態様を以下に列挙するとともに、必要に応じて関連説明を行う。
【0067】
〔態様1〕 遊技球の入賞または通過を検出する検出手段と、その検出手段が検出した前記遊技球に基づいて図柄群の変動を行う図柄変動手段と、変動している前記図柄群が所要の図柄で停止すると特典を与える特典付与手段とを備えた遊技機において、
前記検出手段が検出した第1遊技球に基づいて前記図柄変動手段が前記図柄群の変動を行なっている間に前記検出手段が第2遊技球を検出すると、前記第1遊技球に基づいて行う前記図柄群の変動について前記特典の期待度を報知する期待度報知手段を有する遊技機。
〔態様1の関連説明〕 本態様によれば図13に模式的に示すように、遊技球2の入賞または通過を検出する検出手段3と、その検出手段3が時刻t1に検出した遊技球2に基づいて図柄群の変動を行う図柄変動手段1aと、変動している図柄群が所要の図柄で時刻t3に停止すると特典を与える特典付与手段5aと、検出手段3が検出した第1遊技球2aに基づいて図柄変動手段1aが図柄群の変動を行なっている間に検出手段3が時刻t2に第2遊技球2bを検出すると第1遊技球2aに基づいて行う図柄群の変動について特典の期待度を報知する期待度報知手段4aとを備える。ここで「期待度」は特典が与えられる可能性を意味する。特典の期待度は、例えば0%〜100%の範囲内のいずれかに該当する。検出手段3が第2遊技球2bを検出しなければ期待度報知手段4aは第1遊技球2aに基づく特典の期待度を報知しないので、遊技球2を発射するようになる。また、検出手段3が第2遊技球2bを検出すると第1遊技球2aに基づく特典の期待度を報知するので、当該期待度を推測した遊技者7は安心して遊技できる。
【0068】
〔態様2〕 遊技球の入賞または通過を検出する検出手段と、その検出手段が検出した前記遊技球に基づいて図柄群の変動を行う図柄変動手段と、変動している前記図柄群が所要の図柄で停止すると特典を与える特典付与手段とを備えた遊技機において、
前記検出手段が検出した第1遊技球に基づいて前記図柄変動手段が前記図柄群の変動を行なっている間に前記検出手段が第2遊技球を検出すると、前記第2遊技球に基づいて行う前記図柄群の変動について前記特典の期待度を報知する期待度報知手段を有する遊技機。
〔態様2の関連説明〕 本態様によれば、まず検出手段3,図柄変動手段1a,特典付与手段5aの構成は上記態様1と同様である。図13に模式的に示すように、期待度報知手段4aは、検出手段3が時刻t1に検出した第1遊技球2aに基づいて図柄変動手段1aが図柄群の変動を行なっている間に検出手段3が第2遊技球2bを時刻t2に検出すると第2遊技球2bに基づいて行う図柄群の変動について特典の期待度を報知する。検出手段3が第2遊技球2bを検出しなければ期待度報知手段4aは第2遊技球2bに基づく特典の期待度を報知しないので、遊技球2を発射するようになる。また、検出手段3が第2遊技球2bを検出すると第2遊技球2bに基づく特典の期待度を報知するので、当該期待度を推測した遊技者7は安心して遊技できる。
【0069】
【発明の効果】
本発明によれば、検出手段が第2遊技球を検出しなければ報知手段は報知しないので、遊技機の稼働率を向上させることができる。また、検出手段が第2遊技球を検出すると、報知手段は第1遊技球(第2遊技球)の抽選結果に基づいて報知するので、遊技者に有利な遊技状態の実現可能性の有無またはその度合いを認識した者は安心して遊技できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概要を模式的に示す図である。
【図2】パチンコ機の外観を示す正面図である。
【図3】メイン制御基板の概略構成を示すブロック図である。
【図4】表示制御基板と音制御基板の概略構成を示すブロック図である。
【図5】始動口処理の手続きを示すフローチャートである。
【図6】期待度報知処理の手続きを示すフローチャートである。
【図7】画像表示処理の手続きを示すフローチャートである。
【図8】音響処理の手続きを示すフローチャートである。
【図9】図柄変動処理の手続きを示すフローチャートである。
【図10】報知するタイミングを示すタイムチャートである。
【図11】特別図柄表示器の表示例を示す図である。
【図12】特定領域処理の手続きを示すフローチャートである。
【図13】他の態様の概要を模式的に示す図である。
【符号の説明】
1 図柄変動
1a 図柄変動手段
2 遊技球
2a 第1遊技球
2b 第2遊技球
3 検出手段
3a 第1検出手段
3b 第2検出手段
4 報知手段
4a 期待度報知手段
5 状態実現手段
5a 特典付与手段
6 変更手段
6a 期待度変更手段
7 遊技者
8 抽選手段
10 パチンコ機(遊技機)
20,28 保留球ランプ
22 特別図柄表示器
30,68 始動口(特定領域)
50 スピーカ
60,66 始動口センサ(検出手段)
80,82,84,86,88,90 パチンコ球(遊技球)
100 メイン制御基板(報知手段,状態実現手段)
110,210,310 CPU
112,212,302 ROM
114,214,304 RAM
200 表示制御基板(報知手段)
302 キャラクタジェネレータ
304 VDP
300 音制御基板(報知手段)
312 シーケンサ
314 音源回路
NA,NB,NC,ND,NE 報知態様

Claims (3)

  1. 始動口へ入賞したパチンコ球を始動口センサが検出した検出信号に基づき表示器が図柄変動を開始するとともに、図柄変動中に始動口センサがパチンコ球を検出すると当該検出信号を保留球として保留球数の上限値まで保留記憶手段に記憶させ、リーチに達してから図柄変動が停止し所要の大当たり図柄の組み合わせになると特典としての大当たり遊技を実現可能に構成した遊技機において、
    前記始動口へパチンコ球が入賞し始動口センサからの検出信号に基づき大当たり判定用乱数を抽出し、この抽出結果により大当たりか否かを決定する大当たり決定手段と、
    前記大当たり決定手段の決定内容に基づく大当たり図柄用乱数の抽出結果により大当たり図柄を特定する大当たり図柄特定手段と、
    前記大当たり決定手段の決定内容に基づくリーチパターン乱数の抽出結果により、リーチに達してから図柄変動を停止するまでの大当たり図柄に関わる変化パターンを、複数種類の変化パターンの中から特定する変化パターン特定手段と、
    前記特典の期待度に関わる複数の表示データを記憶する表示データ記憶手段および前記特典の期待度に関わる複数の音データを記憶する音データ記憶手段と、
    前記表示データ記憶手段に記憶された表示データおよび前記音データ記憶手段に記憶された音データを、前記複数種類の変化パターンのそれぞれに対応するとともに所定範囲の数値を取り得る期待度報知用乱数の数値ごとに、前記特典の期待度に関わる表示データおよび音データをそれぞれ予め設定する報知態様テーブルと、
    前記報知態様テーブルの中から、特定された大当たり図柄に関わる前記変化パターンと前記期待度報知用乱数の抽出数値との組み合わせに基づき、前記特典の期待度に関わる表示データおよび音データによる報知態様を決定する報知態様決定手段と、
    前記報知態様決定手段が決定した報知態様に基づいて、前記表示器による表示およびスピーカによる放音によって前記特典の期待度を報知する期待度報知手段と、を有し、
    前記期待度報知手段は、前記始動口へ第1パチンコ球が入賞し前記始動口センサからの検出信号に基づく前記表示器の図柄変動中に、前記保留記憶手段に記憶された保留球数が上限値に達して保留不能な状態のときに前記始動口へ新たなパチンコ球が入賞し始動口センサが検出した場合にのみ、当該第1パチンコ球に基づく前記表示器の図柄変動に関わる特典の期待度を、前記報知態様決定手段が決定した報知態様により前記始動口センサが前記新たなパチンコ球を検出した時に報知するようにして、
    前記特典の期待度を、前記表示器の表示部位において、その大きさをアルファベットによる段階的なレベルの表示により行うようにした遊技機。
  2. 始動口へ入賞したパチンコ球を始動口センサが検出した検出信号に基づき表示器が図柄変動を開始するとともに、図柄変動中に始動口センサがパチンコ球を検出すると当該検出信号を保留球として保留球数の上限値まで保留記憶手段に記憶させ、リーチに達してから図柄変動が停止し所要の大当たり図柄の組み合わせになると特典としての大当たり遊技を実現可能に構成した遊技機において、
    前記始動口へパチンコ球が入賞し始動口センサからの検出信号に基づき大当たり判定用乱数を抽出し、この抽出結果により大当たりか否かを決定する大当たり決定手段と、
    前記大当たり決定手段の決定内容に基づく大当たり図柄用乱数の抽出結果により大当たり図柄を特定する大当たり図柄特定手段と、
    前記大当たり決定手段の決定内容に基づくリーチパターン乱数の抽出結果により、リーチに達してから変動を停止するまでの大当たり図柄に関わる変化パターンを、複数種類の変化パターンの中から特定する変化パターン特定手段と、
    前記特典の期待度に関わる複数の表示データを記憶する表示データ記憶手段および前記特典の期待度に関わる複数の音データを記憶する音データ記憶手段と、
    前記表示データ記憶手段に記憶された表示データおよび前記音データ記憶手段に記憶された音データを、前記複数種類の変化パターンのそれぞれに対応するとともに所定範囲の数値を取り得る期待度報知用乱数の数値ごとに、前記特典の期待度に関わる表示データおよび音データをそれぞれ予め設定する報知態様テーブルと、
    前記報知態様テーブルの中から、特定された大当たり図柄に関わる前記変化パターンと前記期待度報知用乱数の抽出数値との組み合わせに基づき、前記特典の期待度に関わる表示データおよび音データによる報知態様を決定する報知態様決定手段と、
    前記報知態様決定手段が決定した報知態様に基づいて、前記表示器による表示およびスピーカによる放音によって前記特典の期待度を報知する期待度報知手段と、を有し、
    前記期待度報知手段は、前記始動口へ第1パチンコ球が入賞し前記始動口センサからの検出信号に基づく前記表示器の図柄変動が終了する以前に、前記保留記憶手段に記憶された保留球数が上限値に達して保留不能な状態のときに前記始動口へ新たなパチンコ球が入賞し始動口センサが検出した場合にのみ、保留球として記憶されている第2パチンコ球に基づく前記表示器の図柄変動に関わる特典の期待度を、前記報知態様決定手段が決定した報知態様により前記第1パチンコ球の入賞に基づく図柄変動中の前記始動口センサが前記新たなパチンコ球を検出した時に報知するようにして、
    前記特典の期待度を、前記表示器の表示部位において、その大きさをアルファベットによる段階的なレベルの表示により行うようにした遊技機。
  3. 請求項1または2記載の遊技機において、
    前記報知態様テーブルは、複数種類の大当たり図柄に関わる前記変化パターンにおいて、リーチにおける大当たり図柄としてのリーチ図柄と最終停止図柄との停止結果における図柄のずれが、小さい程前記特典の期待度の大きい報知態様を設定し、且つ、所定範囲の数値を取り得る前記期待度報知用乱数の数値に対して、特典の期待度における報知態様の大きさを段階的に大きくまたは小さく異ならせて設定した遊技機。
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