JP4341869B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表示部,表示制御部および遊技制御部を備えた遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
遊技機の一つである従来のパチンコ機では、パチンコ球が始動口に入賞すると図柄群の変動(以下「図柄変動」と呼ぶ。)を始め、大当たり図柄で停止すると大当たり遊技を行うことにより遊技者に特典を与えていた。この場合に図柄変動が始まると、遊技者としては特典が与えられるのか否かをできるだけ早く知りたくなる。こうした遊技者の要望に応えるべく、従来のパチンコ機では例えば特開平9−703号公報に開示されたように一定の条件が成立すると通常の遊技状態の音とは異なる特別の音を出して遊技者に報知していた。よって、当該特別の音を聴いた遊技者は大当たりへの期待感を持つことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記公報にかかるパチンコ機によれば、特別の音を聴いた遊技者は大当たりへの期待感は持てたとしても、期待度の大きさは分からなかった。すなわち、特別の音を聴いただけではどのぐらいの確率で大当たりになるのかが分からなかった。そのため、大当たりへの期待感を向上させることができなかった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、音によって特典に対する期待感を向上させることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段1】
課題を解決するための手段1は、図柄群の変動または停止を表示可能な表示部と、前記図柄群の変動または停止を制御する表示制御部と、変動している前記図柄群が所要の図柄で停止すると特典を与える遊技制御部とを備えた遊技機において、遊技球の入賞または通過を検出する検出センサと、前記検出センサが前記遊技球の入賞または通過を検出したときから前記表示制御部が前記図柄群の変動を開始するまでの間に、前記特典にかかる期待度の大きさに応じた異なる音で報知を少なくとも一回行う報知手段とを有する遊技機である。ここで、解決手段1に記載した用語については以下のように解釈する。当該解釈は他の解決手段および発明の詳細な説明についても同様である。
(1)「図柄」は文字(英数字や漢字等),記号,符号,図形(キャラクタ等),映像などからなる特別図柄,普通図柄,装飾図柄(背景図柄)等が該当し、静止画であってもよく、アニメーション等の動画であってもよい。また、ほぼ同じ図柄または異なる図柄を任意に複数個で構成したのが「図柄群」である。当該図柄群を構成する要素としての図柄は固定してもよく、変化させてもよい。
(2)「表示部」は一の表示器(あるいは表示装置)について図柄を表示可能な部位のほぼ全部であってもよく、当該部位の一部であってもよい。さらには一の表示器に限らず、複数の表示器で構成してもよい。
(3)「停止」には完全な停止のみならず、一時停止をも含む。また「停止」の状態には静止する場合のみならず、基準位置を中心として任意の方向に任意の距離範囲で動く場合をも含む。
(4)「特典」とは、遊技者に与える有利な遊技状態を意味する。例えば図柄変動期間の短縮(以下「時短」と呼ぶ。),大当たり確率の変更(以下「確率変動」と呼ぶ。),入賞装置やゲートに備えた蓋,羽根,翼片等の開閉などのような諸態様、あるいはこれらの少なくとも二つを組み合わせた態様がある。
(5)「検出センサ」は遊技球を検出可能なセンサであって、接触センサ(例えばスイッチ,タッチパネル,圧力センサ等)のみならず、非接触センサ(例えば光センサや赤外線センサ等)を含む。
(6)「音」としては、音声,楽器(ピアノやギター等)の音,合成音(ビープ音等),機械の動作音などのように人間が聴取可能なもの全てを対象とする。
(7)「期待度」は、特典が与えられる可能性を意味する。よって「期待度の大きさ」は、例えば0%〜100%の範囲内のいずれかに該当する。
【0005】
当該手段1によれば、図1に模式的に示すように、図柄群の変動または停止を表示可能な表示部3と、図柄群の変動または停止を制御する表示制御部4と、変動している図柄群が時刻t3に所要の図柄で停止すると特典を与える遊技制御部6と、遊技球1の入賞または通過を検出する検出センサ2と、検出センサ2が遊技球1の入賞または通過を検出した時刻t1から表示制御部4が図柄群の変動を開始する時刻t2までの間に、特典にかかる期待度の大きさに応じた異なる音で報知を少なくとも一回行う報知手段5とを備える。期待度の大きさが異なると音も異なる(すなわち音の特性が異なる)ので、当該音を聴いた者は期待度の大きさを容易に認識することができる。よって、大当たりへの期待感を向上させることができる。
【0006】
【課題を解決するための手段2】
課題を解決するための手段2は、解決手段1に記載した遊技機において、報知手段が、音色,音の大小,音の高低,音の長短,音の変化パターン等のうちいずれか一つによってまたは二つ以上の組み合わせによって報知する遊技機である。ここで、解決手段2に記載した用語の「音色,音の大小,音の高低,音の長短,音の変化パターン等」としたのは音の特性を例示列挙したものであって、当該音の特性に関する少なくとも一つの要素を遊技機に備えていれば足りる。当該解釈は他の解決手段および発明の詳細な説明についても同様である。
【0007】
当該手段2によれば、報知手段5は、音色(すなわち音の種類),音の大小(すなわち音の強弱),音の高低,音の長短,音の変化パターン等のうちいずれか一つによってまたは二つ以上の組み合わせによって報知する。期待度の大きさに応じて音色,音の大小,音の高低,音の長短,音の変化パターン等を異ならせて設定しておけば音の特性が広がるので、これらの音を聴いた者は期待度の大きさがより明確に分かるようになる。なお、音色,音の大小,音の高低,音の長短,音の変化パターン等を適切に二つ以上組み合わせることにより人間の音声を模擬することが可能である。
【0008】
【課題を解決するための手段3】
課題を解決するための手段3は、解決手段1または2に記載した遊技機において、報知手段は、遊技球の入賞または通過を検出したときに行われている図柄群の変動と、前記遊技球の入賞または通過を検出したときは保留されているが前記保留の解除後に行われる少なくとも一つの図柄群の変動とのうちいずれか一つによってまたは二つ以上の組み合わせによって報知する遊技機である。ここで、解決手段3に記載した用語の「前記遊技球の入賞または通過を検出したときは保留されているが前記保留の解除後に行われる図柄群の変動」には、現在保留されている図柄群の変動が該当する。当該解釈は他の解決手段および発明の詳細な説明についても同様である。
【0009】
当該手段3によれば、報知手段5は、遊技球1の入賞または通過を検出したときに行われている図柄群の変動と、遊技球1の入賞または通過を検出したときは保留されているが保留の解除後に行われる少なくとも一つの図柄群の変動とのうちいずれか一つによってまたは二つ以上の組み合わせによって報知する。当該期待度の大きさに応じた異なる音を聴いた者は、現在行なっている図柄群の変動や次回以降に行う図柄群の変動について期待度の大きさが分かるようになる。一方、図柄群の変動が行われる表示器に集中しようとして遊技球1の発射を止めてしまうと、当該図柄群の変動によって特典を得られるかどうかが分からなくなる。そのため、期待度の大きさを知ろうとする者は遊技球1を入賞または通過させようとするので、遊技球1を発射し続けるようになる。したがって、遊技機の稼働率を向上させることができる。
【0010】
【課題を解決するための手段4】
課題を解決するための手段4は、解決手段1から3のいずれか一つに記載した遊技機において、報知手段は、遊技球が所要領域を入賞または通過しても保留不能な状態において、前記遊技球が前記所要領域を入賞または通過すると報知を行う遊技機である。ここで、解決手段4に記載した用語の「所要領域」は、遊技球が入賞または通過可能な領域であって遊技機の遊技盤面に設けられているものを意味する。「所要領域」は固定してもよく、期待度や遊技状態等に応じて変化させてもよい。当該解釈は他の解決手段および発明の詳細な説明についても同様である。
【0011】
当該手段4によれば、報知手段5は遊技球1が所要領域を入賞または通過しても保留不能な状態において遊技球1が所要領域を入賞または通過すると報知を行う。すなわち、保留がいわゆる満タン状態のときに遊技球1が所要領域を入賞または通過することが報知の条件となる。上記満タン状態のときに遊技球1が所要領域を入賞または通過しても図柄群の変動は行われないが、代わりに音による報知で期待度の大きさが分かる。したがって、上記満タン状態なっていても、特典を期待する遊技者8の期待感を向上させることができる。
【0012】
【課題を解決するための手段5】
課題を解決するための手段5は、解決手段1から4のいずれか一つに記載した遊技機において、報知手段は、遊技球が特定領域を入賞または通過すると報知を行う遊技機である。ここで、解決手段5に記載した用語の「特定領域」は、遊技球が入賞または通過可能な領域であって遊技機の遊技盤面の特定部位に配置したものを意味する。なお「所要領域」との関係では同じ領域であってもよく、異なる領域であってもよい。当該解釈は他の解決手段および発明の詳細な説明についても同様である。
【0013】
当該手段5によれば、報知手段5は遊技球1が特定領域を入賞または通過すると報知を行う。期待度の大きさを知ろうとする者は、遊技球1を入賞または通過させようとして特定領域を狙って発射するようになる。よって、集中して遊技球1を発射できるので、特典を期待しながら遊技を楽しむことができる。
【0014】
【課題を解決するための手段6】
課題を解決するための手段6は、解決手段1から5のいずれか一つに記載した遊技機において、所要の条件が成立すると、特典の期待度を変化させる期待度変更手段を有する遊技機である。ここで、解決手段6に記載した用語の「所要の条件」は遊技機の種類,日時,遊技状態等に応じて適切に設定可能な条件であって、当該条件は遊技中において固定してもよく変化させてもよい。例えば、変動している図柄群(複数の図柄で構成)が所定図柄で停止することや、遊技球が所定領域(入賞口やゲート等)に入賞または通過すること、大当たり遊技中、開閉部材(入賞口の蓋や羽根,いわゆるチューリップ等の可動翼片など)が開いたこと等のような遊技機で設定可能な条件の全てが該当する。当該解釈は他の解決手段および発明の詳細な説明についても同様である。
【0015】
当該手段6によれば、図1に模式的に示すように、期待度変更手段7は所要の条件が成立すると特典にかかる期待度の大きさを変化させる。当該所要の条件が成立すると期待度の大きさが変わるので、特典を期待する期待感をさらに向上させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明における実施の形態を図面に基づいて説明する。
〔実施の形態1〕
実施の形態1は遊技機の一つであるパチンコ機に本発明を適用したものであって、リーチの有無にかかわらず期待度の大きさを音で報知する例である。当該実施の形態1は、図2〜図8を参照しながら説明する。
【0017】
まず、図2にはパチンコ機10の外観を正面図で示す。当該図2に示すパチンコ機10の遊技盤面12上には、通過するパチンコ球を検出するゲートセンサ58を有するゲート32、パチンコ球が通過可能な通過口24,62、入賞したパチンコ球を検出する始動口センサ60を有する始動口30、ソレノイド54によって開閉される蓋74を有する大入賞口34、後述するように特別図柄表示器22や保留球ランプ20,28等を複合的に有する複合装置14、その他に一般の入賞口や風車,釘などが適宜に配置されている。
遊技盤面12の下方には、パチンコ機10に対して所要の指示を行うための操作ボタン48(操作部)や、タバコの吸い殻等を入れる灰皿46、賞球を含むパチンコ球を一時的に貯留する下皿44、遊技者8の手が触れているか否かを検出するタッチセンサ42を備えたハンドル40、賞球の受皿である上皿38の内部に設けられて音(効果音や音楽等を含む。)を出すスピーカ50などを備える。また、ガラス枠18(金枠)の開放を検出する枠開放センサ36や、パチンコ機10の遊技内容等に合わせて適切な位置に配置されるランプ類16(発光体)を備える。さらに、上皿38の上方には球貸を指令する球貸スイッチ64や、プリペイドカードの返却を指令する返却スイッチ72等を備える。
【0018】
ところで遊技盤面12に設けられた通過口24には、普通図柄を変動または停止して表示する普通図柄表示器26を備える。普通図柄表示器26は一個または複数個の発光体(例えば緑色や赤色を発するLED等)を有し、ゲート32にパチンコ球が通過したときに変動が始まって所要期間(例えば10秒間)を経過すると停止する。普通図柄の変動は、例えば発光体の点滅等によって行う。点滅等している発光体が特定の状態(例えば特定のLEDが赤色で点灯する等)で停止すると、始動口68の蓋を一定期間(例えば4秒間)だけ開ける。
大入賞口34は上記蓋74の他に、パチンコ球が大入賞口開放期間(例えば20秒間)内に入賞すると大当たり遊技状態を所要回数(例えば16回)内で継続可能になるVゾーン56や、単に賞球を払い出す普通入賞口などを有する。入賞したパチンコ球を検出するために、Vゾーン56にはVゾーンセンサ52を、普通入賞口には入賞センサ70をそれぞれ備える。また、大入賞口34の下方には入賞したパチンコ球を検出する始動口センサ66を備えた始動口68を設ける。当該始動口68は始動口30と同等の機能を備える。これらの始動口30,68はいずれも「所要領域」および「特定領域」に相当し、パチンコ球が入賞すると通常の入賞口と同様に賞球を払い出す。始動口センサ60,66はいずれも検出センサ2に相当する。
【0019】
複合装置14は、図柄群の変動または停止を表示可能な特別図柄表示器22、普通図柄の変動中にゲート32を通過したパチンコ球の個数を表示する保留球ランプ20、特別図柄の変動中に始動口30や始動口68に入賞したパチンコ球(保留球)の個数を表示する保留球ランプ28、通常の入賞口の一つである天入賞口76(天穴)等を有する。以下、保留球ランプ28の表示によって認識できるパチンコ球の個数を「保留球数」と呼ぶ。
特別図柄表示器22は表示部3に相当し、例えば液晶表示器を用いる。当該特別図柄表示器22は、文字,記号,符号,図形,映像などの図柄からなる特別図柄,装飾図柄等を表示する。特別図柄表示器22は液晶表示器に限らず、CRTやLED表示器,プラズマ表示器などのように図柄が表示可能な如何なる表示器を用いてもよい。また、普通図柄表示器26と特別図柄表示器22とを別個に用いたが、同一の表示器で双方を兼用してもよい。保留球ランプ20,28は、それぞれが1個または複数個の発光体(例えば4個のLED)からなる。
【0020】
次に、パチンコ機10によるパチンコ遊技を実現するメイン制御基板100と、そのメイン制御基板100から送られた音指令(例えば音色,音の大小,音の高低,音の長短,音の変化パターン等)を受けてスピーカ50から音を出す音制御基板200とについて、これらの一構成例を示した図3を参照しながら説明する。これらのメイン制御基板100および音制御基板200は、いずれも例えばパチンコ機10の背面側に設けられる。
図3において、遊技制御部6に相当するメイン制御基板100は、CPU(プロセッサ)110を中心に構成されている。当該メイン制御基板100は、遊技制御プログラムや所要のデータ(例えば大当たり値等)を格納するROM112、各種の乱数や信号等のデータを格納するRAM114、各種の入力装置から送られた信号を受けてメイン制御基板100内で処理可能なデータ形式に変換する入力処理回路102、CPU110から送られた作動データを受けて各種の出力装置(例えばソレノイド54等)を作動させる出力処理回路104、CPU110から送られた表示データを受けて適宜に発光体の表示(点灯,点滅を含む。)を制御する表示制御回路106、音制御基板200や表示制御基板300等に所要の信号を送る通信制御回路116等を有する。これらの構成要素は、いずれもバス118に互いに結合している。
【0021】
CPU110はROM112に格納された遊技制御プログラムを実行してパチンコ機10による遊技を実現するが、当該遊技制御プログラムには後述する始動口処理等の手続きを実現するためのプログラムをも含む。ROM112にはEPROMを用い、RAM114にはSRAMを用いるが、他種のメモリを任意に用いてもよい。他種のメモリとしては、EEPROM,DRAM,フラッシュメモリ等がある。入力処理回路102が検出信号等を受ける入力装置としては、例えば始動口センサ60,66、ゲートセンサ58、入賞センサ(Vゾーンセンサ52等)、操作ボタン48あるいは他のセンサ(枠開放センサ36,タッチセンサ42等)などがある。出力処理回路104が信号を出力する出力装置としては、例えばソレノイド54等がある。表示制御回路106が表示制御する発光体としては、例えばランプ類16や保留球ランプ20,28、あるいは普通図柄表示器26等がある。通信制御回路116は、必要に応じてさらに図示しない枠制御基板やホールコンピュータ等に対しても所要のデータを送ることもできる。
【0022】
次に、音制御基板200はCPU210を中心に構成し、音制御プログラム,所要の音データ(例えば音指令に対応する音色,音の大小,音の高低,音の長短,音の変化パターン等)を格納するROM202、表示指令,一時データや音データ等を格納するRAM204、メイン制御基板100から送られたデータを受信してCPU210やRAM204等に送る通信制御回路206、出す音の高低や長短等を制御(調整)するシーケンサ212、当該シーケンサ212の制御に基づきスピーカ50から出す音を生成する音源回路214等を有する。これらの構成要素は、いずれもバス208に互いに結合している。
なお、音制御基板200はメイン制御基板100およびスピーカ50とともに報知手段5に相当する。
【0023】
CPU210はROM202に格納された音制御プログラムを実行してスピーカ50から所要の音を出す。ROM202はEPROMを用い、RAM204にはSRAMを用いるが、上記他種のメモリを用いてもよい。シーケンサ212が音を制御するためのシーケンスデータをROM202等に記憶する。当該シーケンスデータの内容は固定してもよく、遊技中等に任意のタイミングで変化させてもよい。音源回路214としては、ビープ音等を出すためのパルス信号を発生する単サウンドジェネレータ(SSG;Single Sound Generator)音源や、2進数字などの符号に変換してパルス信号を発生するPCM(Pulse Code Modulation)音源、PCM音源をさらに高圧縮したADPCM(Adaptive Differential PCM)音源、パルス幅を変調しながらパルス信号を発生するPWM(Pulse Width Modulation)音源、パルス周波数を変調しながらパルス信号を発生するPFM(Pulse Frequency Modulation)音源、周波数を変調しながらアナログ信号を発生するFM(Frequency Modulation)音源等が該当する。また、音源回路214にはパルス信号をアナログ信号に変換するD/Aコンバータ回路等のように最終的にアナログ信号に変換するための信号変換回路を含む。さらに、音源回路214で発生させて出力するのは単音であってもよく、複数音(例えば和音)であってもよい。そして、音源回路214にはパルス信号とアナログ信号との相互間で高速に信号変換が可能なDSP(Degital Signal Processor)を用いてもよい。こうした様々な回路によって音の特性を広げることができる。よって音源回路214は、音色のみ,音の大小のみ,音の高低のみ,音の長短のみ,音の変化パターンのみ,その他の音の特性のみのいずれか一つを変化させるタイプであってもよく、音色,音の大小,音の高低,音の長短,音の変化パターン等のうち二つ以上の要素を組み合わせて変化させるタイプであってもよい。
【0024】
なお、メイン制御基板100から通信制御回路116を通じて送られた表示信号を受けて特別図柄表示器22に所要の表示を制御する表示制御基板300は表示制御部4に相当し、メイン制御基板100や音制御基板200と同様にCPUを中心に構成する。また、表示制御基板300を含めて他の基板(例えば枠制御基板等)については周知であって、本発明の要旨とは直接に関連しないために具体的な構成の図示や説明を省略する。
【0025】
上述したように構成したパチンコ機10において、本発明を実現するためにメイン制御基板100で行う手続きについて図4〜図7を参照しながら説明する。ここで図4には始動口30に対するパチンコ球の入賞判別を実現する始動口処理の手続きを、図5には特別図柄表示器22において図柄変動を実現する図柄変動処理の手続きを、図6には期待度の大きさを音の違いで報知する期待度報知処理の手続を、図7にはスピーカ50から音を出すための音響処理の手続きをそれぞれフローチャートで示す。図4〜図6に示す手続きは、いずれも図3に示すメイン制御基板100のROM112に格納されている遊技制御プログラムをCPU110が適当なタイミング(例えば4ミリ秒ごとの周期)で実行することによって実現される。図7に示す音響処理は図3に示す音制御基板200のROM202に格納されている音制御プログラムをCPU210が適当なタイミング(例えば音指令を受けたとき)で実行することによって実現される。
なお、始動口30と始動口68とは同等に機能するので、説明を簡単にするために始動口30を例にして説明する。本明細書では説明を簡単にするために、保留球数が0個(保留球ランプ28が全て消灯している状態)のときであって始動口30にパチンコ球が入賞したときを想定して説明する。また、図4のステップS22は期待度変更手段7を具体化した処理ステップである。
【0026】
図4に示す始動口処理は、遊技制御部6の一部を具体化した手続きである。まず、始動口30にパチンコ球が入賞したか否かを判別する〔ステップS10〕。具体的には、図2,図3に示す始動口センサ60から検出信号を受けると入賞した(YES)と判別し、当該検出信号を受けなければ入賞していない(NO)と判別する。もし始動口30にパチンコ球が入賞すると(YES)、保留球数が上限値(例えば4)に達したか否かを判別する〔ステップS12〕。もし、保留球数が上限値に達していたときは(YES)、これ以上は保留球数を増やせないので、期待度の大きさを変化させるべく後述するステップS22に進む。
【0027】
一方、ステップS12において保留球数が上限値に達していなければ(NO)、RAM114に格納されている保留球数の加算を行い〔ステップS14〕、各種の乱数を読み込んでRAM114に記憶する〔ステップS16〕。ステップS14では加算した保留球数に応じて保留球ランプ28のLEDを点灯する。
また、ステップS16で記憶する各種の乱数には、例えば大当たりか否かを決定するために用いる大当たり判定用乱数RAや、その大当たり判定用乱数RAによって大当たりと決定されたときに特別図柄表示器22に表示する大当たり図柄(所要図柄の組み合わせ)を特定するために用いる大当たり図柄用乱数RB、特別図柄表示器22に表示されたリーチ図柄(所定図柄の組み合わせ)等に応じてリーチに達してから変動を停止するまでの表示パターンを特定するために用いるリーチパターン用乱数RC、期待度の大きさを報知するために用いる期待度報知用乱数RDなどが該当する。
【0028】
各種の乱数を記憶した後、期待度を報知するために期待度報知処理を実行する〔ステップS18〕。ここで期待度報知処理の具体的な手続きについて、図5を参照しながら説明する。
図5に示す期待度報知処理では、まず図柄変動および保留球ごとに対応して図4のステップS16で記憶した大当たり図柄用乱数RBおよび期待度報知用乱数RDを読み込んだ後〔ステップS30〕、図柄変動に対する期待度を報知する場合であって〔ステップS32のYES〕、かつ図柄変動中ならば〔ステップS34のYES〕、現在行なっている図柄変動に対する期待度の大きさに応じた音を選択して音指令として音制御基板200に伝達する〔ステップS36〕。
【0029】
音で報知する期待度の大きさは、例えばステップS30で読み込んだ図柄変動に対応する大当たり図柄用乱数RBおよび期待度報知用乱数RDに基づいて、次に示す表1の期待度テーブルに従って期待度を決定する。当該表1では大当たり図柄用乱数RBに基づいて決定可能な図柄の関係と、所定範囲(例えば0から9まで)の数値を取り得る期待度報知用乱数RDとに従って決定する音の設定例を示す。すなわち大当たり図柄用乱数RBが決まれば停止する予定のリーチ図柄(第1図柄および第2図柄)と第3図柄との関係が分かる。なお、例えば第1図柄は左図柄であり、第2図柄は右図柄であり、第3図柄は中図柄である。
図柄の関係はリーチ図柄と第3図柄との間における図柄のずれであって、変動方向(上方向や下方向等)を考慮して2図柄前,1図柄前,同一図柄,1図柄後,2図柄後,他の図柄(例えば3図柄前や3図柄後等)に分ける。例えばリーチ図柄が図柄「7」のときに第3図柄が図柄「6」であれば、リーチ図柄からみた第3図柄は「1図柄前」となる。同様にリーチ図柄と第3図柄がともに図柄「7」であれば、リーチ図柄からみた第3図柄は同一図柄となる。ここで、スピーカ50から出す音はそれぞれ異なる音A,B,C,D,Eの5種類と仮定する。
【0030】
【表1】
Figure 0004341869
【0031】
表1に示す音A,B,C,D,Eは、音色(すなわち音の種類),音の大小(すなわち音の強弱),音の高低,音の長短,音の変化パターン等のうちいずれか一つによってまたは二つ以上の組み合わせによって音を異ならせる。音を異ならせる方法は任意であるが、特に音の大小,音の高低,音の長短については段階的に(例えば5段階で)音を異ならせると聴き分けが容易になる。なお、期待度テーブルの設定内容は遊技状態等に応じて変化させてもよく、この場合には同じ期待度の大きさであっても遊技中に変化してゆくので面白い。ここで、上記音A,B,C,D,Eを楽器の音(音色)で異ならせる例を表2に示す。
【0032】
【表2】
Figure 0004341869
【0033】
図柄の関係が同一図柄(すなわちゾロ目)を大当たりとするパチンコ機10の例では、音Aが鳴って大当たりになる確率は4/5であり、音Bが鳴って大当たりになる確率は3/6であり、音Cが鳴って大当たりになる確率は2/20であり、音Dが鳴って大当たりになる確率は1/20であり、音Eが鳴って大当たりになる確率は0/9である。この例では、音E→音D→音C→音B→音Aの順番で期待度が大きくなる。期待度の大きさが異なればスピーカ50から出る音も異なるので、当該音を聴いた者は期待度の大きさを容易に認識することができる。よって、大当たりへの期待感を向上させることができる。なお、音指令を受けた音制御基板200がスピーカ50から音を出す音響処理については後述する。
一方、ステップS32において図柄変動に対する期待度を報知しない場合や(NO)、ステップS34において図柄変動中でないときは(NO)、そのまま次のステップS38に進む。
【0034】
続いて、保留球に対する期待度を報知する場合であって〔ステップS38のYES〕、かつ保留球数が1以上であるならば〔ステップS40のYES〕、現在図柄変動が保留されている少なくとも一個の保留球に対する期待度の大きさに応じた音を選択して音指令として音制御基板200に伝達する〔ステップS42〕。すなわち保留球の一個ずつに対して期待度の大きさを音で報知する。保留球が複数個の場合には、順番に音を出して報知してもよく、音の種類を異ならせてほぼ同時に音を出して報知してもよい。音の種類を異ならせる例としては、1個目の保留球に対して楽器音で報知し、2個目の保留球に対してビープ音で報知し、3個目の保留球に対して音声で報知する態様がある。なお、保留球の一個ずつについて行う点を除けば、期待度の大きさに応じた音の選択と音指令を音制御基板200に伝達する方法についてはステップS36と同様であるので説明を省略する。こうして報知を行なって期待度報知処理を終了する。
一方、ステップS38において保留球に対する期待度を報知しない場合や(NO)、ステップS40において保留球がないときは(NO)、そのまま期待度報知処理を終了する。
【0035】
期待度の大きさを報知し終えると図4に戻り、報知する期待度の大きさを変更するか否かを決定するために図柄変動中か否かを判別する〔ステップS20〕。もし、図柄変動中ならば(YES)、報知する期待度の大きさを変更可能にするために期待度報知用乱数RDを改めて読み込んでRAM114に記憶し〔ステップS22〕、始動口処理を終了する。期待度報知用乱数RDを変更すると大当たり図柄用乱数RBとの組み合わせによって期待度が変化するので、図5のステップS36,S42で報知する音も異なってくる。ただし、期待度報知用乱数RDの値によっては同一となる場合もある。したがって、同一のパチンコ球に対する複数回の報知があった場合(例えばステップS18を実行した後に、後述する図7のステップS66を実行した場合等)には、聴いた音の変化によって期待度の変化を認識した者は特典を期待する期待感が高まる。
一方、ステップS20において図柄変動中でなければ(NO)、そのまま始動口処理を終了する。よって、始動口30に今回入賞したパチンコ球に対する期待度の大きさは変更されないことになる。
【0036】
次に、音指令を受けた音制御基板200がスピーカ50から音を出す音響処理について、図6を参照しながら説明する。
図6に示す音響処理では、まずメイン制御基板100から送られた音指令は通信制御回路206(あるいはRAM204)に備えた受信バッファに格納されているので、CPU210は当該受信バッファから音指令を取得する〔ステップS50〕。そして、取得した音指令に対応するシーケンスデータをROM202(あるいはRAM204)から取得しRAM204に記憶する〔ステップS52〕。当該シーケンスデータには、単音または複数音,音色,音の大小,音の高低,音の長短,音の変化パターン等を含む。CPU210がシーケンスデータをシーケンサ212に送ると、シーケンサ212はシーケンスデータに従って音源回路214を制御する。
【0037】
音源回路214は、音色,音の大小,音の高低,音の長短,音の変化パターン等のような音の特性を選択する〔ステップS54〕。この選択方法によっては、音の大小,音の高低,音の長短,音の変化パターン等を適切に二つ以上組み合わせることによって、人間や動物の音声を模擬して出したり、効果音や音楽等を出すことも可能である。様々な選択によって、音の特性を広げることができる。
そして、必要に応じて音を組み合わせる音響編集を行なって〔ステップS56〕、スピーカ50にアナログ信号を出力してスピーカ50から音を出し〔ステップS58〕、音響処理を終了する。
【0038】
次に、図4の始動口処理とほぼ並行して実行する図柄変動処理について、図7を参照しながら説明する。
図7の図柄変動処理では、まず保留球数が正数(すなわち保留球数>0)か否かを判別する〔ステップS60〕。保留球数が正数ならば(YES)、次回以降の処理に備えて保留球数を減算し〔ステップS62〕、表示制御基板300に表示指令を送って特別図柄表示器22で図柄変動を開始する〔ステップS64〕。この図柄変動を開始した後、図柄変動を停止する〔ステップS74〕までの間にはリーチ図柄の表示やリーチパターンに基づくアニメーション表示等を行うが、その具体的な手続きについては周知であるので説明および図示を省略する。
【0039】
図柄変動中には、必要に応じて期待度報知処理を実行して当該図柄変動に対する期待度の大きさを報知してもよい〔ステップS66〕。ステップS66の期待度報知処理は図4に示すステップS18の期待度報知処理と同様の手続きで実行する。また、ステップS66を少なくとも一回実行すると、ステップS18の実行と合わせて始動口30に入賞した同一のパチンコ球について複数回の報知を行うことが可能になる。この場合、例えば期待度が大きくなるにつれて報知する回数を増やすように構成すれば、音の違いと報知回数とによって遊技者8は期待度の大きさがより分かりやすくなる。
通常は図4のステップS16で記憶した大当たり図柄用乱数RBおよび期待度報知用乱数RDに基づいて期待度の大きさに応じた異なる音で報知する。しかし、図4のステップS22で期待度報知用乱数RDが変更された場合には変更された期待度報知用乱数RDに基づいて期待度の大きさに応じた異なる音で報知する。よって、図柄変動中に始動口30に入賞したパチンコ球か否かに応じて報知する音が異なることになる。
【0040】
図柄変動を開始してから図柄変動期間(例えば30秒間)を経過すると図柄変動を停止し〔ステップS66〕、必要に応じて期待度報知処理を実行して保留球に対する期待度の大きさを報知してもよい〔ステップS72〕。ステップS72の期待度報知処理は現在保留されている保留球ごとについて、図4に示すステップS18の期待度報知処理と同様の手続きで実行する。ステップS72の実行によって、遊技者8はパチンコ球の入賞を始動口センサ60が検出したときは保留されているが当該保留の解除後に行われる図柄変動について期待度の大きさを推測することが可能になる。
そして、今回の図柄変動による抽選結果が大当たりか否かを判別する〔ステップS76〕。外来ノイズ等の影響を受けにくく信頼性が高いパチンコ機10の場合は、上述した大当たり判定用乱数RAに基づいて「大当たり」か否かを判別する。なお、特別図柄表示器22に実際に停止して表示された特別図柄が大当たり図柄と一致するか否かによって大当たりか否かを必要に応じて判別してもよい。なおステップS76を実行せず、ステップS78のみを実行してもよい。
【0041】
もし、大当たりと判別したときは(YES)、賞球を得る機会を遊技者8に与えるべく大当たり処理を実行し〔ステップS78〕、図柄変動処理を終了する。大当たり処理は、例えば大入賞口34の蓋74を一定期間(例えば30秒間)だけ開放し、当該大入賞口34等に入賞したパチンコ球の数に応じて賞球を払い出す等のような大当たり遊技を実現する。当該大当たり処理の具体的な手続きについては周知であるので、その説明および図示を省略する。
一方、ステップS60の判別で始動口30にパチンコ球が入賞していない場合(NO)や、ステップS76の判別で「はずれ」ならば(NO)、そのまま図柄変動処理を終了する。
【0042】
次に、図4〜図7に示すそれぞれの処理を実行して遊技者8に期待度の大きさを報知する態様の例、すなわち報知態様a,b,c,dについて図8を参照しながら説明する。当該図8において、パチンコ球80に基づく図柄変動は時刻t12に始まって時刻t30に終え、続いてパチンコ球82に基づく図柄変動は時刻t34に始まっている。また、パチンコ球80に基づく図柄変動に対する期待度の大きさを報知する場合を通常のスピーカ50で示し、図柄変動中に入賞したパチンコ球82に基づく図柄変動に対する期待度の大きさを報知する場合を斜めハッチを施したスピーカ50で示し、パチンコ球80の入賞に基づく図柄変動について変更した期待度の大きさを報知する場合をクロスハッチを施したスピーカ50で示している。さらに、図面の視認性をよくするために同一態様の要素には一つだけ符号を付している。なお、報知態様a,b,c,dは一例であって、これらのうち二つ以上の態様を遊技状態等に応じて任意に組み合わせてもよい。
【0043】
(1)報知態様aは入賞後かつ図柄変動前に報知を行う態様である。すなわち、図柄変動中でない時刻t10に始動口30に入賞したパチンコ球80を始動口センサ60が検出すると(図4のステップS10)、すぐに期待度の大きさを音で報知する(図4のステップS18,図5を参照)。そして、パチンコ球80の入賞に基づく図柄変動中の時刻t14に始動口30に入賞したパチンコ球82を始動口センサ60が検出すると(図4のステップS10)、パチンコ球80に対応する図柄変動を終えた後の時刻t32にパチンコ球82の入賞に基づく図柄変動に対する期待度の大きさを音で報知する(図7のステップS74,図5を参照)。期待度の大きさに応じて異なる音を聴いた者は当該期待度の大きさを容易に認識することができるので、特典への期待感を向上させることができる。また、始動口30に入賞してから図柄変動を始める前に期待度の大きさを報知するので、遊技者8は早い時期から特典に対する期待感を持って遊技することができる。
【0044】
(2)報知態様bは上記報知態様aに加えて、現在の図柄変動および保留球の図柄について期待度の大きさを報知する態様である。すなわち、パチンコ球80に基づく図柄変動中においてパチンコ球82,84がそれぞれ入賞した時刻t14,t22とほぼ同時に、当該図柄変動に対する期待度の大きさと、少なくとも一つの保留球に対する期待度の大きさを音で報知する(図4のステップS18,図5を参照)。なお、図柄変動中における任意のタイミング(例えば時刻t16)で、必要に応じて当該図柄変動に対する期待度の大きさと、少なくとも一つの保留球に対する期待度の大きさとをそれぞれ音で報知してもよい(図7のステップS66,図5を参照)。こうすれば遊技者8は現在行なっている図柄変動だけでなく、次回以降に行う図柄変動について期待度の大きさを認識することができる。よって、遊技者8は次回以降の図柄変動について早期から特典に対する期待感を持ちながら遊技することができる。
【0045】
(3)報知態様cは、パチンコ球80の入賞に基づく図柄変動について複数回の報知を行う態様である。まず報知態様aと同様に、時刻t10に始動口30に入賞したパチンコ球80に基づく図柄変動について期待度の大きさを音で報知する(図4のステップS18,図5を参照)。その後、当該パチンコ球80の入賞に基づく図柄変動中の時刻t16(さらには時刻t18)に、当該図柄変動に対する期待度の大きさを音で少なくとも一回報知する(図7のステップS66,図5を参照)。複数回報知することによって、前回以前の報知内容を忘れた場合でも期待度の大きさを認識することができる。また、例えば期待度が大きくなるにつれて報知する回数を増やすように構成すれば、音の違いと報知回数とによって遊技者8は期待度の大きさがより分かりやすくなる。
【0046】
(4)報知態様dは、パチンコ球80の入賞による期待度の大きさをパチンコ球82の入賞によって変化させる態様である。まず報知態様aと同様に、時刻t10に始動口30に入賞したパチンコ球80に基づく図柄変動について期待度の大きさを音で報知する(図4のステップS18,図5を参照)。その後、パチンコ球82が時刻t14に入賞すると、パチンコ球80に基づく期待度の大きさ《実際には期待度報知用乱数RD》を変更する(図4のステップS22)。そして、パチンコ球80に基づく図柄変動中の時刻t16に変更した期待度の大きさを音で報知する(図7のステップS66,図5を参照)。こうして前回の報知によって聴いた音と今回の報知によって聴く音が異なれば、現在行われている図柄変動について特典に対する期待感をより高めることができる。
【0047】
上述した実施の形態1によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)報知態様aを例にすれば、始動口センサ60(検出センサ2)がパチンコ球80(遊技球1)の入賞を検出した時刻t10に、期待度の大きさに応じた異なる音で報知を行うメイン制御基板100,音制御基板200およびスピーカ50(報知手段5)を備えた{図4のステップS18,図5,図8を参照}。期待度の大きさに応じて異なる音を聴いた者は当該期待度の大きさを容易に認識できるので、大当たりへの期待感を向上させることができる。
(2)音制御基板200は、音色(すなわち音の種類),音の大小(すなわち音の強弱),音の高低,音の長短,音の変化パターン等のうちいずれか一つによってまたは二つ以上の組み合わせによって報知した。期待度の大きさに応じて音色,音の大小,音の高低,音の長短,音の変化パターン等を異ならせると音の特性が広がるので、これらの音を聴いた者は期待度の大きさがより明確に分かるようになる。
【0048】
(3)報知態様bを例にすればメイン制御基板100および音制御基板200は、パチンコ球80の入賞を検出したときに行われている図柄変動と、パチンコ球82の入賞を検出したときは保留されているが保留の解除後に行われる図柄変動とについて期待度の大きさを時刻t14等に音で報知した{図4のステップS18,図5,図8を参照}。当該期待度の大きさに応じた異なる音を聴いた者は、現在行なっている図柄群の変動や次回以降に行う図柄群の変動について期待度の大きさが分かるようになる。一方、図柄変動を行う特別図柄表示器22に集中しようとしてパチンコ球の発射を止めると、当該図柄変動によって特典を得られるかどうかが分からなくなる。そのため、期待度の大きさを知ろうとする者はパチンコ球を始動口30に入賞させようとするので、パチンコ球を発射し続けるようになる。したがって、パチンコ機10の稼働率を向上させることができる。
【0049】
(5)メイン制御基板100および音制御基板200はパチンコ球80,82が始動口30(特定領域)に入賞すると報知を行なった{図4のステップS18,図5,図8を参照}。期待度の大きさを知ろうとする者は、パチンコ球80,82を入賞させようとして始動口30を狙って発射するようになる。よって遊技盤面12の特定部位に配置した始動口30に向けて集中的にパチンコ球80,82を発射するようになるので、特典を期待しながら遊技を楽しむこともできる。
(6)報知態様dを例にすれば、図柄変動中にパチンコ球82が始動口30に入賞すると(所要の条件が成立すると)、期待度報知用乱数RDを変化させることにより結果として期待度の大きさを変化させた{図4のステップS22,図7のステップS66,図8を参照}。図柄変動中にパチンコ球82が始動口30に入賞すると期待度の大きさが変わるので、特典を期待する遊技者8の期待感をさらに向上させることができる。
【0050】
〔実施の形態2〕
実施の形態2は実施の形態1と同様にパチンコ機10に本発明を適用したものであって、リーチの前後で報知態様を異ならせる例である。当該実施の形態1は、図9,図10を参照しながら説明する。
なお、パチンコ機10の構成等は実施の形態1と同様であるので、図示および説明を簡単にするために実施の形態2では実施の形態1と異なる点について説明する。よって、図9,図10では実施の形態1に示す要素と同一の要素に同一の符号を付し、当該要素の構成および作用等の説明を省略する。
【0051】
図9の図柄変動処理は図7の図柄変動処理に代えて実行する手続きであって、異なる部分は以下の通りである。すなわち、必要に応じて当該図柄変動に対する期待度の大きさを音で報知する期待度報知処理をリーチ前に実行し〔ステップS66〕、リーチに達しないはずれ図柄変動の場合にのみ(ステップS68のNO)、保留球に対する期待度の大きさを音で報知する期待度報知処理を実行する〔ステップS70〕。一方、リーチに達する場合は(ステップS68のNO)、そのまま図柄変動を停止してもよく〔ステップS72〕、必要に応じてステップS66の期待度報知処理を再度実行してもよい。こうすればリーチの前後では報知する期待度の対象が異なる。特にリーチに達しないはずれ図柄変動の場合は遊技者8は期待感を持てない。よって、次回以降に行う図柄変動について期待度の大きさを報知すると、遊技者8は期待感を持って遊技を続けることができる。
【0052】
次に、図4〜図6,図9に示すそれぞれの処理を実行して遊技者8に期待度の大きさを報知する態様の例、すなわち報知態様e,f,gについて図10を参照しながら説明する。なお、図8と同一の要素については同一の符号を付して、対応する説明を省略する。また、報知態様e,f,gは一例であって、これらのうち二つ以上の態様を遊技状態等に応じて任意に組み合わせてもよい。
【0053】
(1)報知態様eは、リーチに達しないはずれ図柄変動における報知態様である。まず報知態様aと同様に、時刻t10に始動口30に入賞したパチンコ球80に基づく図柄変動について期待度の大きさを音で報知する(図4のステップS18,図5を参照)。そして、パチンコ球82が始動口30に入賞した時刻t14や入賞等に関係しない時刻t16には、当該図柄変動に対する期待度の大きさを音で報知する(図9のステップS66,図5を参照)。その後、例えば第1図柄(左図柄)と第2図柄(右図柄)とが異なる図柄で停止してリーチにも達しないと分かった時刻t20を経過すると、時刻t22等においてパチンコ球82に基づく図柄変動について期待度の大きさを音で報知する(図9のステップS70,図5を参照)。報知態様eでは、はずれになることが明らかになると、次回以降に行う図柄変動について期待度の大きさを報知する。よって、遊技者8は期待感を持って遊技を続けることができる。
【0054】
(2)報知態様fは、リーチに達する図柄変動における報知態様である。まず報知態様aと同様に、時刻t10に始動口30に入賞したパチンコ球80に基づく図柄変動について期待度の大きさを音で報知する(図4のステップS18,図5を参照)。その後、リーチの前後にかかわらず時刻t14,t16,t20,t22等において必要に応じて当該図柄変動に対する期待度の大きさを音で報知する(図9のステップS66,図5を参照)。報知態様fでは、現在行なっている図柄変動が停止するまで報知を行い得る。よって、遊技者8は図柄変動が停止するまで特典を期待する期待感を持つことができる。
【0055】
(3)報知態様gは、報知態様eにおいて期待度が変わる場合の態様である。期待度を変更するまでの内容は上述した報知態様dと同様であるので、説明を省略する。そして、パチンコ球80に基づく図柄変動中の時刻t16に変更した期待度の大きさを音で報知し(図9のステップS66,図5を参照)、リーチにも達しないと分かった時刻t20を経過すると、パチンコ球82に基づいて次回行う図柄変動について期待度の大きさを音で報知する(図9のステップS70,図5を参照)。報知態様gでは、はずれが明らかになる前は期待度の変更によって遊技者8に期待感を持たせることができ、はずれが明らかになった後は次回以降に行う図柄変動について遊技者8に期待感を持たせることができる。
【0056】
上述した実施の形態2によれば実施の形態1とほぼ同様に作動するので、当該実施の形態1とほぼ同様の効果を得ることができる。
【0057】
〔実施の形態3〕
実施の形態3は実施の形態1と同様にパチンコ機10に本発明を適用したものであって、パチンコ球が所要領域を入賞しても保留不能な状態においてパチンコ球が所要領域を入賞すると報知を行う例である。当該実施の形態3は、図11,図12を参照しながら説明する。
なお、パチンコ機10の構成等は実施の形態1と同様であるので、図示および説明を簡単にするために実施の形態2では実施の形態1と異なる点について説明する。よって、図11,図12では実施の形態1に示す要素と同一の要素に同一の符号を付し、当該要素の構成および作用等の説明を省略する。
【0058】
図11の始動口処理は図4の始動口処理に代えて実行する手続きであって、異なる部分は以下の通りである。すなわち、ステップS12において保留球数が上限値に達していたときは(YES)、現在行なっている図柄変動や次回以降に行う図柄変動について期待度の大きさを音で報知する〔ステップS18〕。保留がいわゆる満タン状態のときには、通常は対応する個数の賞球を払い出すだけである。そのため、遊技者8はせっかく始動口30にパチンコ球を入賞させたのに図柄変動が行われない点でがっかりする。しかし、本始動口処理では図柄変動について期待度の大きさを音で報知するので、遊技者8は図柄変動の結果がどのようになるのかを予測することができる。よって満タン状態なっていても、特典を期待する遊技者8の期待感を向上させることができる。
【0059】
次に、図11,図5〜図7に示すそれぞれの処理を実行して遊技者8に期待度の大きさを報知する報知態様hについて図12を参照しながら説明する。なお、図8と同一の要素については同一の符号を付して、対応する説明を省略する。
図12に示す報知態様hでは、まず報知態様aと同様に時刻t10に始動口30に入賞したパチンコ球80に基づく図柄変動について期待度の大きさを音で報知する(図11のステップS18,図5を参照)。そして、図柄変動中の時刻t14,t22,t24,t26にパチンコ球82,84,86,88が始動口30に入賞すると、時刻t26の時点で保留球数が上限値に達して満タン状態になる。こうして保留球が満タン状態になった後、さらに時刻t28にパチンコ球90が始動口30に入賞すると(図11におけるステップS12のYES)、現在行なっている図柄変動および/または次回以降に行う図柄変動にかかる期待度の大きさを音で報知する(図11のステップS18,図5を参照)。次回以降に行う図柄変動について期待度の大きさを知ろうとする者は、始動口30を狙ってパチンコ球を発射するようになる。したがって、図柄変動が終了するまで打ち止めしなくなるので、パチンコ機10の稼働率を向上させることができる。
【0060】
上述した実施の形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)報知態様hによれば、メイン制御基板100および音制御基板200はパチンコ球90(遊技球1)が始動口30(所要領域)に入賞しても保留不能な状態において、当該パチンコ球90が始動口30に入賞すると報知を行なった{図11のステップS12,ステップS18}。すなわち、保留がいわゆる満タン状態のときにパチンコ球90が始動口30に入賞しても図柄変動は行われないが、代わりに遊技者8は音による報知で期待度の大きさを認識できる。したがって、上記満タン状態なっていても、特典を期待する遊技者8の期待感を向上させることができる。
(2)その他の点については実施の形態1と同様に作動するので、当該実施の形態1とほぼ同様の効果を得ることができる。
【0061】
〔他の実施の形態〕
上述したパチンコ機10(遊技機)において、他の部分の構造,形状,大きさ,材質,配置および動作条件等については、上記実施の形態に限定するものでない。例えば、上記実施の形態を応用した次の各形態を実施することもできる。
(1)上記各実施の形態では、パチンコ機10に本発明を適用した。この形態に代えて、パチンコ機以外の他の遊技機(例えばスロットマシン,アレンジボール機,雀球遊技機,テレビゲーム機等)であって表示部,表示制御部および遊技制御部を備えたものにも同様に本発明を適用することができる。当該他の遊技機であっても、期待度の大きさが異なると音も異なるように構成可能であるので、音によって特典に対する期待感を向上させることができる。
【0062】
(2)上記各実施の形態では、保留球のない状態でパチンコ球が始動口30に入賞した場合には、当該入賞とほぼ同時にこれから行う図柄変動について期待度の大きさを音で報知した(図4および図11のステップS18)。パチンコ球が始動口30に入賞してから図柄変動を開始するまでに時間的余裕がある場合には、複数回の報知を行う構成としてもよい。具体的には上記ステップS18を複数回実行すれば実現可能である。こうすれば、図柄変動開始前に複数回の報知が行われるので、遊技者8に期待感を持たせることができる。
【0063】
(3)上記各実施の形態では、パチンコ球が始動口30に入賞することを条件とするパチンコ機10について本発明を適用した。この形態に代えて、パチンコ球がゲート32を通過することを条件とするパチンコ機や、パチンコ球が他の入賞口を通過することを条件とするパチンコ機についても同様に本発明を適用することができる。さらには「所要領域」や「特定領域」の対象となる入賞口やゲート等を遊技状態等に応じて変化させてもよい。これらの場合であっても期待度の大きさが異なると音も異ならせることができるので、上記各実施の形態で得られる効果を奏する。よって、所要領域や特定領域はパチンコ球遊技球が入賞または通過可能な領域であってパチンコ機10の遊技盤面の配置したものあれば任意であって、所要領域や特定領域の対象となる個数や形状等を問わない。
【0064】
(4)上記各実施の形態では、PCM音源やFM音源等のような回路構成でハードウェア的に音を生成したが、プログラムに基づいてCPU210から出力するパルスによってソフトウェア的に音を生成してもよい。ハードウェア的に音を生成する場合には生成可能な音の範囲が制限されるが、ソフトウェア的に音を生成する場合にはプログラムやデータ等で音を自在に変更,変化させることができる。よって、生成可能な音の範囲を広げることができる。
【0065】
(5)上記各実施の形態では、異なる音によってのみ期待度の大きさを報知した{図5の期待度報知処理を参照}。異なる音とともに、特別図柄表示器22に表示する図柄や変動パターン、ランプ類16等の発光体の点滅パターン、ハンドル40や遊技者8が座る椅子等を振動させる振動パターンを二つ以上の組み合わせによって期待度の大きさを報知してもよい。こうすれば報知する態様が広がるので、遊技者8は報知の組み合わせによって容易に期待度の大きさを認識することができる。特に期待度の大きさが高くなるにつれて組み合わせ態様を変化させると、遊技者8はさらに容易に期待度の大きさを認識することができる。
【0066】
(6)上記各実施の形態では、スピーカ50から出す音によって期待度の大きさを報知した{図6のステップS58}。この形態に代えて(あるいは加えて)、パチンコ機10内に音が出る部材(例えば打楽器類)と、棒材等を動かすソレノイドやモータ等の駆動手段とを備える。そして、棒材等で音が出る部材を打つ等して期待度の大きさに応じた異なる音で報知してもよい。この形態では簡単な構成で本発明を実現することができる。
【0067】
(7)上記実施の形態1では報知態様a,b,c,dを実現し、実施の形態2では報知態様e,f,gを実現し、実施の形態3では報知態様hを実現した。この形態に代えて、報知態様a,b,c,d,e,f,g,hのうち二つ以上の態様を遊技状態等に応じて任意に組み合わせて、期待度の大きさに応じた異なる音で報知してもよい。特に、期待度の大きさが異なると態様の組み合わせも異なるように構成したり、遊技状態等に応じて態様の組み合わせを変化させるとよい。こうすれば、遊技者8は期待度の大きさをさらに容易に認識することができる。
【0068】
(8)上記各実施の形態では、図柄変動中に入賞等した場合に本発明を適用したが、図柄変動中以外の期間に入賞した場合に本発明を同様に適用することもできる。当該期間もまた「検出センサが遊技球の入賞または通過を検出したときから表示制御部が図柄群の変動を開始するまでの間」に該当する。例えば図10において、パチンコ球80が始動口30に入賞した時刻t10から図柄変動を開始する時刻t12の前までの間にパチンコ球82が始動口30に入賞した場合や、パチンコ球82が始動口30に入賞した時刻t14の後であってパチンコ球80に基づく図柄変動を終えた時刻t30からパチンコ球82に基づく図柄変動を開始する時刻t34の前までの間にパチンコ球が始動口30に入賞した場合が該当する。これらの期間にパチンコ球が始動口30に入賞した場合や所要の条件が成立した場合等のように一定の条件を満たせば、各保留球ごとに特典の期待度を報知するように構成する。具体的には、図4のステップS18を実行すれば実現できる。こうすれば、図柄変動中であるか否かにかかわらず始動口30にパチンコ球が入賞すれば特典の期待度を報知するので、当該期待度を知ろうとする遊技者8はパチンコ球を発射し続ける。したがって、パチンコ機10の稼働率をさらに向上させることができる。
【0069】
【発明の効果】
本発明によれば、期待度の大きさが異なると音も異なるように構成したので、音によって特典に対する期待感を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概要を模式的に示す図である。
【図2】パチンコ機の外観を示す正面図である。
【図3】メイン制御基板と音制御基板の概略構成を示すブロック図である。
【図4】始動口処理の手続きを示すフローチャートである。
【図5】期待度報知処理の手続きを示すフローチャートである。
【図6】音響処理の手続きを示すフローチャートである。
【図7】図柄変動処理の手続きを示すフローチャートである。
【図8】報知するタイミングを示すタイムチャートである。
【図9】図柄変動処理の手続きを示すフローチャートである。
【図10】報知するタイミングを示すタイムチャートである。
【図11】図柄変動処理の手続きを示すフローチャートである。
【図12】報知するタイミングを示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 遊技球
2 検出センサ
3 表示部
4 表示制御部
5 報知手段
6 遊技制御部
7 期待度変更手段
8 遊技者
10 パチンコ機(遊技機)
20,28 保留球ランプ
22 特別図柄表示器(表示部)
30,68 始動口(所要領域,特定領域)
50 スピーカ
60,66 始動口センサ(検出センサ)
80,82,84,86,88,90 パチンコ球(遊技球)
100 メイン制御基板(遊技制御部)
110,210 CPU
112,202 ROM
114,204 RAM
200 音制御基板(報知手段)
206 通信制御回路
212 シーケンサ
214 音源回路
300 表示制御基板(表示制御部)

Claims (2)

  1. 始動口と、図柄を複数列に表示可能な表示装置とを備え、前記始動口へパチンコ球が入賞し始動口センサからの検出信号に基づき前記表示装置が複数列の図柄変動を開始し、図柄変動中に始動口センサがパチンコ球を検出すると当該検出信号を保留球として記憶させ、リーチに達してから図柄変動が停止し所要の大当たり図柄の組み合わせになると大当たりとなって大当たり遊技を実現可能とし、図柄変動において前記リーチが発生する場合に大当たりにかかる期待度の大きさをスピーカにより報知するように構成した遊技機において、
    前記始動口へパチンコ球が入賞して始動口センサからの検出信号に基づき大当たり判定用乱数を抽出し、この抽出結果により大当たりか否かを決定する大当たり決定手段と、
    前記大当たり決定手段の決定内容に基づく大当たり図柄用乱数の抽出結果により大当たり図柄を特定する大当たり図柄特定手段と、
    前記大当たり決定手段の決定内容に基づくリーチパターン用乱数の抽出結果により、リーチに達してから変動を停止するまでの大当たり図柄に関わる前記表示パターンを、複数種類の表示パターンの中から特定する表示パターン特定手段と、
    複数の所要の音データを記憶する音データ記憶手段と、
    前記音データ記憶手段に記憶された音データを、前記複数種類の表示パターンのそれぞれに対応するとともに所定範囲の数値を取り得る期待度報知用乱数の数値ごとに、大当たりにかかる期待度の大きさの音データをそれぞれ予め設定する期待度テーブルと、
    前記期待度テーブルの中から、特定された大当たり図柄に関わる前記表示パターンと前記期待度報知用乱数の抽出数値との組み合わせに基づき、大当たりにかかる期待度の大きさの音データを決定する期待度決定手段と、
    前記始動口センサからの検出信号に基づく前記期待度決定手段が決定した大当たりにかかる期待度の大きさの音データによる第1の音を、当該始動口センサの検出信号が発生したときから前記表示装置の図柄変動開始までの間に報知するとともに、前記表示装置の図柄変動が開始された当該図柄変動中にパチンコ球が前記始動口へ入賞して検出信号が発生した場合には、前記期待度決定手段が前記期待度報知用乱数の数値を再度抽出して、先に特定された前記表示パターンにおける当該新たな抽出数値に応じた大当たりにかかる期待度の大きさの音データによる第2の音を、前記第1の音に代えて当該検出信号が発生した時点において報知する音響処理手段と、を備え
    前記期待度テーブルは、複数種類の大当たり図柄に関わる前記表示パターンにおいて、リーチにおける大当たり図柄としてのリーチ図柄と最終停止図柄との停止結果における図柄のずれが、小さい程大当たりにかかる期待度の大きい音データを設定し、且つ、所定範囲の数値を取り得る前記期待度報知用乱数の数値に対して、大当たりにかかる期待度の音データの大きさを段階的に大きくまたは小さく異ならせて設定した遊技機。
  2. 請求項1記載の遊技機において、
    前記音データ記憶手段は複数の楽器の音データを記憶し、前記期待度テーブルに、当該複数の楽器の音データを大当たりにかかる複数段階の期待度の大きさのそれぞれに対応させて設定した遊技機。
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