JP2003260196A - 遊技機の効果音発生装置 - Google Patents

遊技機の効果音発生装置

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JP2003260196A
JP2003260196A JP2002063719A JP2002063719A JP2003260196A JP 2003260196 A JP2003260196 A JP 2003260196A JP 2002063719 A JP2002063719 A JP 2002063719A JP 2002063719 A JP2002063719 A JP 2002063719A JP 2003260196 A JP2003260196 A JP 2003260196A
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Masao Iikura
政男 飯倉
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Heiwa Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 効果音発生に関する既存のハードウェア構成
をほとんど変更することなく、かつ同一の効果音を利用
して遊技者が聞き取る効果音に変化を持たせる。 【解決手段】 効果音の出力の最終段であるスピーカ1
62L、162R、250の選択によって、同一の効果
音データを用いて遊技者に与える効果音の違いを生成す
るようにした。すなわち、中高音域のスピーカと、低音
域のスピーカとの周波数帯域別に効果音データを独立し
て設けるといった、ハードウェア及びソフトウェアのグ
レードアップを行うことなく、出力する効果音に変化を
もたらすことができるため、既存の遊技機への適用が簡
単であり、これから設計、生産する過程においても、大
きな設計変更がないため、開発期間の冗長に繋がること
がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技者による投資
によって遊技が開始され、当該遊技者によって遊技状態
を指示することで、前記遊技者に対面するように配設さ
れた遊技盤を用いて遊技の進行状態を表現するように構
成された遊技機に用いられ、前記遊技の進行に応じて効
果音を発生するための効果音発生装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、遊技機(例えば、パチンコ機やパチスロ機等)にお
いて、パチンコ機の始動入賞音やパチスロ機のスタート
レバーの操作音に関して言えば、通常時は「PON!」
(弱い破裂音)というニュアンスの効果音を発生させ、
当りが抽選されたときに「BANG!!」(強い破裂
音)というニュアンスの効果音を発生させて遊技者に当
り等を報知する技術が提案されている。
【0003】すなわち、上記技術は、通常時用と当り抽
選時との2種類の効果音を予めROMに記憶しておき、
状況に応じて選択的に読み出して出力するものである。
【0004】ところで、近年の遊技機では、聴覚的な遊
技変化を拡大(充実)させるために、複数個のスピーカ
を遊技機に設置して、音を立体的に変化させたり、周波
数特性毎にスピーカを専用化して高音質化を図ってい
る。また、このようなハードウェア構成の充実のみなら
ず、そこから発生する効果音を明瞭に表現できるよう
に、効果音素材のサンプリングレートを増大させて効果
音信号の高品質化といったソフトウェア的な要素も充実
する傾向にある。
【0005】従来の遊技機用効果音に関しては、音色、
音像に係る技術としては、以下の先行技術が提案されて
いる。
【0006】 効果音をステレオ/モノラルに切り替
えで効果音にコントラストを出す(特開平8−2440
04号公報) 効果音をステレオ/モノラルに切り替えで効果音に
コントラストを出すこと、並びに電子ボリュームで音像
を変化させる(特開平8−131613号公報) ステレオスピーカに低音域用スピーカを増設して、
周波数帯域を広げる(特開平10−137394号公
報) 複数のスピーカを離して配列する(実用新案第25
67297号公報、特許第2753510号公報) しかしながら、上記先行技術〜のいずれにおいて
も、良質な効果音データを遊技状態毎に複数用意するた
め、メモリ容量が増大の傾向にある。すなわち、予告報
知音を例にとると、大当たりが抽選された場合と、外れ
リーチが抽選された場合とで、図柄始動音に変化を持た
せるとき、この図柄の表示と同一タイミングで発生させ
る効果音を複数種類用意しなければならず、サンプリン
グレートが大きくなるほど、メモリ容量が増大するとい
う問題が生じる。
【0007】また、同一の効果音データを音質変換回路
で音色に変化をつける場合も考えられるが、専用回路を
増設しなければならず、開発期間の長期化を招いたり、
部品点数が増加するといった、別の問題を発生させる原
因となっている。
【0008】本発明は上記事実を考慮し、効果音発生に
関する既存のハードウェア構成をほとんど変更すること
なく、かつ同一の効果音を利用して遊技者が聞き取る効
果音に変化を持たせることができる遊技機の効果音発生
装置を得ることが目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、遊技者の操作によって進行される遊技機に用いら
れ、前記遊技の進行に応じて効果音を発生するための効
果音発生装置であって、前記遊技者に対して前記効果音
を発生する複数のスピーカと、前記複数のスピーカから
発生させる効果音に関する効果音データを記憶する効果
音データメモリと、前記遊技の進行に応じて、選択的に
効果音データメモリから効果音データを読出する効果音
データ読出手段と、前記遊技の進行状態が通常状況か特
別状況かを判別する状況判別手段と、前記状況判別手段
の判別結果に基づいて、それぞれの状況により前記複数
のスピーカの選択数を変更して、前記効果音を出力制御
する効果音出力制御手段と、を有している。
【0010】請求項1記載の発明によれば、効果音デー
タ読出手段では、遊技の進行に応じて、効果音データメ
モリから効果音データを読み出す。読み出された効果音
データは、効果音出力制御手段によってスピーカから出
力されるが、その前に、状況判別手段によって遊技の進
行状態が通常状況か特別状況かを判別する。この判別結
果に基づいて、出力するスピーカの数を変更する。
【0011】スピーカの数を変更することで、遊技者に
伝わる効果音の伝わり方が変化するため、遊技者は通常
状況か特別状況かを効果音の出力態様の変化によって判
断することができる。
【0012】上記では、スピーカの数の変更によって同
一の効果音データであっても遊技者への伝わり方を変更
することができるため、特別はハードウェア構成が不要
であると共に、同一の効果音データで異なる伝え方がで
きるため、効果音データ量の増大もない。
【0013】請求項2に記載の発明は、前記請求項1に
記載の発明において、前記複数のスピーカが、出力され
る効果音の周波数帯域が異なることを特徴としている。
【0014】請求項2に記載の発明によれば、スピーカ
の数の変更のみであると、効果音の聞こえる方向が異な
るのみであるが、スピーカの対応周波数帯域が異ならせ
れば、さらにスピーカの選択で音質或いは音色に変化を
持たせることができ、同一の効果音データでも遊技者が
感じる変化の度合いを増すことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1には、本実施の形態に係るパ
チンコ機110が示されている。このパチンコ機110
は、矩形の枠体113でその外形が構成されており、店
側のベース面115に支持されている。また、枠体11
3には、装飾版113A、スピーカ162L、162R
(中高音域用)、キーシリンダ113B等が配設されて
いる。
【0016】枠体113の内側正面には、透明ガラス板
110Aがガラス枠110Bに嵌め込まれた状態で配設
されている。この透明ガラス板110Aで仕切られた内
側領域には、遊技盤111が配設されている。また、こ
の遊技盤111における円弧状のレール112で囲まれ
た領域が遊技領域であるゲージ部114とされている。
【0017】図2に示される如く、ゲージ部114に
は、全面に渡って複数の釘116が打ち込まれ、レール
112を通って打ち出されたパチンコ球がこの釘116
に当たって跳ねたり、釘116によって形成される案内
路に案内されながら、落下していくようになっている。
また、この釘116の他、ゲージ部114に向かって左
右対称の位置には、風車118が取り付けられており、
パチンコ球を予期しない方向へ方向転換させるようにな
っている。
【0018】さらに、ゲージ部114には複数の位置に
入賞口120が設けられ、この入賞口120にパチンコ
球が入ることにより、所定数のパチンコ球が遊技者に払
い出されるようになっている。
【0019】このようなゲージ部114は、ほぼ左右対
称系とされており、この中央部には電動役物ユニット1
22が配置され、その表示部124が露出されている。
この表示部124の下方には電動役物ユニット122を
始動するための特別図柄始動入賞口126が設けられて
いる。
【0020】特別図柄始動入賞口126のさらに下方に
は、大入賞口128が配置され、この大入賞口128を
開閉する開閉部材129は、前記電動役物ユニット12
2での所謂当りの表示状態で所定時間の開放が所定回数
繰り返され、大量のパチンコ球を入賞させることができ
る構成となっている。
【0021】また、前記電動役物ユニット122の上部
には、横1列に4個の保留ランプ200が配列されてい
る。この保留ランプ200は、特別図柄始動入賞口12
6に入賞したパチンコ球が最大4球分保留されているこ
とを点灯状態で報知するものであり、電動役物ユニット
122による抽選結果の案内が終了した時点で、保留さ
れた分が消化されて消灯するようになっている。
【0022】また、ゲージ部114には、普通図柄始動
入賞口130が設けられており、普通図柄始動入賞口1
30にパチンコ球が入賞すると、普通図柄表示部132
の表示が変動し、所定当り数字になると、前記特別図柄
始動入賞口126に設けられた可動部としての電動チュ
ーリップ134が所定時間開放するようになっている。
この電動チューリップ134の開放により、特別図柄始
動入賞口126への入賞の確率が物理的に高まることに
なる。
【0023】図1に示される如く、上記ゲージ部114
の下部、すなわち、透明ガラス板110Aの下部は、パ
ネル部140とされ、その上部パネル140Aには上皿
141が設けられ、下部パネル140Bには、発射装置
の操作部としてのハンドル136と、上皿141から落
下するパチンコ球を受ける下皿138とが設けられてい
る。なお、下部パネル140Bには、灰皿143も設け
られている。
【0024】また、前記上部パネル140Aの上皿14
1における図1の左側には、複数のスリット孔141A
が設けられており、その奥側には、スピーカ250(低
音域用)が配設されている。
【0025】ハンドル136は、前記パネル140の内
部から突出された回転軸に取付けられており、この回転
軸を中心に回転可能とされている。すなわち、遊技者が
このハンドル136を把持して回転することで、発射装
置が稼動すると共に、前記回転角度に基づいて発射強度
が設定されるようになっている。なお、この回転には、
復帰付勢力が付与されており、遊技者が手を離すと自動
的に元の回転位置に戻る構造となっている。
【0026】図3には、パチンコ機110を制御するた
めの制御系の概略が示されている。制御系は、主制御基
板150を中心として、払出制御基板152、音声制御
基板154、ランプ制御基板156、発射制御基板15
8、図柄表示制御基板160等、機能毎に分類されてい
る(なお、以下これらを総称する場合、副制御基板15
1という)。
【0027】なお、主制御基板150並びに副制御基板
151は、管理制御基板206を介してパチンコ店側の
ホールコンピュータ208に接続することにより、パチ
ンコ機の稼動状況を管理することも可能となっている。
【0028】主制御基板150には、遊技に関する基本
的なプログラムが記憶されており、この主制御基板15
0からの命令信号に基づいて、その他の副制御基板15
1が独自に実行する。すなわち、主制御基板150は基
本的に命令を出力するのみで、その結果等のフィードバ
ックは受けない構成となっている。
【0029】払出制御基板152は、パチンコ球の払出
し数を制御するものであり、音声制御基板154は、パ
チンコ機110に設けられたスピーカ162L、162
R、250からの効果音等の出力を制御する。また、ラ
ンプ制御基板156は、パチンコ機110に取り付けら
れた電飾部材(遊技盤状態表示灯)164の点灯・消灯
を制御し、発射制御基板158は、遊技者によるパチン
コ球の発射を制御する。
【0030】図柄表示制御基板160には、前記表示部
124が表示ドライバ166を介して接続されており、
主制御基板150からの命令信号に基づいて、所定の演
出効果をもたらす表示を実行する。なお、この図柄表示
制御基板160は、普通図柄表示部132も制御する。
【0031】前記主制御基板150には、特別図柄始動
入賞口126に設けられた特別図柄入賞センサ168及
び普通図柄始動入賞口130に設けられた普通図柄入賞
センサ170、各入賞口120に設けられた入賞センサ
172、並びに大入賞口128に入賞したパチンコ球を
検出する大入賞口センサ173が接続されている。な
お、大入賞口128には、大入賞口の開閉動作を継続す
るためのVゾーンが設けられており、このVゾーンにも
Vゾーンセンサ171が設けられており、主制御基板1
50に接続されている。
【0032】また、この主制御基板150には、電動チ
ューリップ134を開閉させるためのソレノイド17
4、大入賞口128の開閉部材129を開閉させるため
のソレノイド175、保留ランプ200を点灯するため
の保留ランプドライバ201が接続されている。
【0033】また、主制御基板150では、特別図柄や
普通図柄の抽選がなされ、この抽選結果に基づく表示部
124での表示内容を選択し、図柄表示制御基板160
へ命令信号を出力する。すなわち、図柄表示制御基板1
60には、複数種の命令信号に基づく異なる表示内容の
データが予め記憶されており、命令信号に基づいてデー
タが選択されて、起動するようになっている。
【0034】本実施の形態の音声制御基板154には、
主制御基板150から送出される遊技の進行状況に応じ
て、効果音を出力するスピーカ162L、162R、2
50を選択する機能が設けられている。
【0035】以下、図4に従い、音声制御基板154の
詳細構成を説明する。
【0036】音声制御基板154には、主制御基板15
0から入力される命令信号を解析するための命令信号解
析部252が設けられ、この命令信号解析部252にお
いて、効果音の種類を判断すると共に、現在の遊技状況
(例えば、同一の特別図柄始動入賞口126への入賞の
効果音に対して、その入賞が外れか当りか等の遊技状
況)を認識する。
【0037】命令信号解析部252は、効果音データ読
出部254に接続されており、前記効果音の種類を特定
する効果音種類データが入力されるようになっている。
効果音データ読出部254では、効果音データメモリ2
56から、前記入力された効果音種類データに基づい
て、効果音データが読み出される。この効果音データ
は、前記遊技状況が異なっても同一の効果音データとな
る。
【0038】一方、前記命令信号解析部252は、遊技
状況判別部258にも接続されており、前記遊技状況デ
ータが入力されるようになっている。この遊技状況判別
部258では、遊技状況に応じて3個のスピーカ162
L、162R、250の組み合わせを決定するようにな
っており、決定結果(判別データ)は、スピーカ選択部
260へ送出される。このスピーカ選択部260には、
前記効果音データ読出部254で読み出した効果音デー
タが入力されており、スピーカ選択部260で選択した
スピーカ162L、162R、250に対応するスピー
カドライバ262、264、266へ効果音データに基
づく音信号を送出する。
【0039】これにより、スピーカドライバ262、2
64、266では、音信号に基づいてそれぞれに対応す
るスピーカ162L、162R、250を用いて効果音
を出力させることができる構成である。
【0040】本実施の形態では、中高音域のスピーカ1
62L、162Rと、低音域のスピーカ250の組み合
わせとなっており、スピーカ162L、162Rの周波
数帯域と、スピーカ250の周波数帯域とは、一部で共
通部分を持たせている。
【0041】なお、周波数帯域の制限は、スピーカその
ものの構造で行ってもよいし、フルレンジのスピーカに
フィルタを取り付けてもよい。
【0042】以下に本実施の形態の作用を説明する。
【0043】まず、パチンコ球が発射されると、レール
112に案内されてゲージ部114の釘116や風車1
18等に当接しながら、予測し得ない移動をしながら落
下していく。ここで、入賞口120に入賞すると、予め
定められた数のパチンコ球が払い出される(賞球)。ま
た、普通図柄始動入賞口130に入賞するとこれを普通
図柄入賞センサ170で検出する。
【0044】この検出により、主制御基板150では、
普通図柄の抽選が開始される。すなわち、乱数カウンタ
を用いて、所定の確率で0〜9までの数字を抽選する。
抽選の結果、外れの場合には、特に遊技状態に変化はな
い。一方、抽選の結果、当り(例えば、当り数字の7が
抽選される)の場合には、主制御基板150は、特別図
柄始動入賞口126に設けられた電動チューリップ13
4を開放状態とするべく、ソレノイド174へ通電す
る。これにより、特別図柄始動入賞口にパチンコ球が入
り易い、高確率状態とすることができる。
【0045】前記特別図柄始動入賞口126にパチンコ
球が入賞すると、主制御基板150では、乱数カウンタ
を用いて所定の確率下で大当り抽選が開始される。この
大当り抽選の結果、当り/外れが決定すると、それぞれ
において、予め準備された図柄変動パターン(図柄変動
パターン)を選択(乱数カウンタで選択してもよい)
し、図柄表示制御基板160を含む演出に関連する制御
基板へコマンド信号を送出する。
【0046】図柄表示制御基板160では、受信したコ
マンド信号に基づいて、表示ドライバ166を介して表
示部124に図柄変動パターンを表示する。この図柄変
動パターンにおいては、リーチを経由した当り、外れリ
ーチ、リーチを経由しない外れ等、様々な演出があり、
遊技者は期待感をもって抽選結果を待つことができる。
【0047】すなわち、当り時の図柄変動制御が終了す
ると、予め設定したラウンド数(例えば、15ラウン
ド)の大当たり処理が実行される。この大当たり処理中
は、大入賞口128がほとんど開放状態であるため、遊
技者によって有利な状態とすることができる。所定ラウ
ンドの大当たり処理が終了すると、通常の遊技に戻る。
【0048】ここで、本実施の形態では、同じ遊技の進
行であっても、その遊技の状況によって効果音を出力す
るスピーカ162L、162R、250を選択的に適用
することで、出力される音質又は音像に変化をつけ、遊
技者が効果音によって遊技状況が異なることを報知する
ことができる。
【0049】以下、図5のフローチャートに従い効果音
出力制御ルーチンを説明する。
【0050】ステップ300では、主制御基板150か
ら命令信号が送出されたか否かが判断され、肯定判定さ
れるとステップ302へ移行して命令信号の解析が実行
され、ステップ304で効果音データの特定、次いでス
テップ306で遊技状況の判別が行われ、ステップ30
8へ移行する。
【0051】ステップ308では、効果音データメモリ
256から特定の効果音データが読み出され、次いで、
ステップ310において遊技状況に基づいてスピーカ1
62L、162R、250の選択を実行する。この選択
は、いずれか1個、いずれか2個、全てを含む。
【0052】例えば、特別図柄始動入賞口126への入
賞時に抽選がなされるが、この抽選の結果が当り(特別
の遊技状況)の場合には、全てのスピーカ162L、1
62R、250を選択し、外れの場合(通常の遊技状
況)には、低音域用のスピーカ250のみを選択する。
【0053】次のステップ312では、選択されたスピ
ーカ162L、162R、250の何れかを用いて効果
音を出力する。
【0054】このように、同一の遊技の進行であって
も、その遊技の状況に応じて、同一の効果音データに基
づいて、異なるスピーカ162L、162R、250の
数で出力することで、遊技者が聞き取るときの感じ方、
例えば、方向、音像、音色、音質が変化し、この変化に
よって遊技者は遊技の状況を聴覚によって認識すること
ができる。
【0055】また、この聴覚の変化による報知は、複雑
なハードウェア構成、複数種類のソフトウェアを用いれ
ば当然可能であるが、本実施の形態のように既存のハー
ドウェア構成で実現することに特徴がある。また、効果
音データにおいても同一のデータを適用するため、効果
音データメモリ量の増大を招くことがない。
【0056】なお、本実施の形態では、遊技状況とし
て、特別図柄始動入賞口126の入賞時の当り又は外れ
の違いで効果音を変化させるようにしたが、以下のよう
な態様が考えられる。
【0057】すなわち、表示部124における図柄変動
時の停止音を当りのときと、外れのときで変化をつけた
り、表示部124に表示されるアニメーションのキャラ
クタの動作音や乗物の移動音の発生時に、抽選の結果に
基づいていずれかのスピーカ162L、162R、25
0の出力を禁止するといったことが考えられる。
【0058】このように、スピーカ162L、162
R、250から出力される効果音の周波数特性が通常時
と特別時とでその音質が合成音源ポイントが変化するた
め、遊技者は聴覚上、効果音に違和感を抱き易く、特別
な状況であることを聴覚を通じて報知することができ、
比較的長時間遊技を継続した遊技者であるほど、その学
習効果によって特別な状況が顕著にパターン認識され
る。
【0059】なお、上記では、遊技機としてパチンコ機
110を例にとり説明したが、パチスロ機やスロットマ
シン等の他の遊技機であっても同様の効果を得ることが
できる。このパチスロ機やスロットマシンの場合、抽選
時に大役を引いた場合のレバー操作音の出力のときに、
通常(外れ又は小役)時と異なる出力を行うといった適
用が可能である。
【0060】また、スピーカ162L、162R、25
0の選択バリエーションとして、以下の態様が考えられ
る。 通常の遊技状況では、スピーカ162L、162
R、250から効果音を出力させ、特別な遊技状況で
は、スピーカ250の出力をカットして、スピーカ16
2L、162Rを出力する。 通常の遊技状況では、スピーカ162L、162R
から効果音を出力させ、特別な遊技状況では、スピーカ
162L、162R、250を出力する。 通常の遊技状況では、スピーカ250から効果音を
出力させ、特別な遊技状況では、スピーカ162L、1
62Rを出力する。
【0061】また、本実施の形態では、3個のスピーカ
162L、162R、250から選択した出力するよう
にしたが、このスピーカ162L、162R、250の
数に限定されるものではない。さらに、中高音域用と低
音域用に分類したが、同一の機能(同一の周波数帯域)
のスピーカの中から選択するようにしてもよい。さら
に、選択したスピーカのそれぞれの音量を変化させても
よい。また、簡単な追加構成であれば、フィルタ等を介
在させたり、機械的にスピーカの効果音出力面側に遮蔽
板等を出没させる構造を持たせて、遊技者への聞こえ方
を変化させるようにしてもよい。
【0062】以上説明したように、本実施の形態では、
効果音の出力の最終段であるスピーカ162L、162
R、250の選択によって、同一の効果音データを用い
て遊技者に与える効果音の違いを生成するようにした。
すなわち、中高音域のスピーカと、低音域のスピーカと
の周波数帯域別に効果音データを独立して設けるといっ
た、ハードウェア及びソフトウェアのグレードアップを
行うことなく、出力する効果音に変化をもたらすことが
できるため、既存の遊技機への適用が簡単であり、これ
から設計、生産する過程においても、大きな設計変更が
ないため、開発期間の冗長に繋がることがない。
【0063】
【発明の効果】以上説明した如く本発明では、効果音発
生に関する既存のハードウェア構成をほとんど変更する
ことなく、かつ同一の効果音を利用して遊技者が聞き取
る効果音に変化を持たせることができるという優れた効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係るパチンコ機の正面図であ
る。
【図2】本実施の形態に係るゲージ部の正面図である。
【図3】本実施の形態に係るパチンコ機の制御系を示す
ブロック図である。
【図4】音声制御基板の制御系の詳細を示すブロック図
である。
【図5】音声制御基板における効果音出力制御ルーチン
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
110 パチンコ機(遊技機) 114 ゲージ部 122 電動役物ユニット 124 表示部 126 特別図柄始動入賞口 150 主制御基板 154 音声制御基板 162L、162R スピーカ(中高音域用) 168 特別図柄入賞センサ 250 スピーカ(低音域用) 252 命令信号解析部 254 効果音データ読出部(効果音データ読出手
段) 256 効果音データメモリ 258 遊技状況判別部(状況判別手段) 260 スピーカ選択部(効果音出力制御手段) 262、264、266 スピーカドライバ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技者の操作によって遊技が進行される
    遊技機に用いられ、前記遊技の進行に応じて効果音を発
    生するための効果音発生装置であって、 前記遊技者に対して前記効果音を発生する複数のスピー
    カと、 前記複数のスピーカから発生させる効果音に関する効果
    音データを記憶する効果音データメモリと、 前記遊技の進行に応じて、選択的に効果音データメモリ
    から効果音データを読出する効果音データ読出手段と、 前記遊技の進行状態が通常状況か特別状況かを判別する
    状況判別手段と、 前記状況判別手段の判別結果に基づいて、それぞれの状
    況により前記複数のスピーカの選択数を変更して、前記
    効果音を出力制御する効果音出力制御手段と、を有する
    遊技機の効果音発生装置。
  2. 【請求項2】 前記複数のスピーカが、出力される効果
    音の周波数帯域が異なることを特徴とする請求項1記載
    の遊技機の効果音発生装置。
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