JPH10305128A - スロットマシンの内部当り報知装置及び内部当り報知方法 - Google Patents

スロットマシンの内部当り報知装置及び内部当り報知方法

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JPH10305128A
JPH10305128A JP10026237A JP2623798A JPH10305128A JP H10305128 A JPH10305128 A JP H10305128A JP 10026237 A JP10026237 A JP 10026237A JP 2623798 A JP2623798 A JP 2623798A JP H10305128 A JPH10305128 A JP H10305128A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スロットマシンにおける内部当りの当選結果
を報知する報知時期を任意に設定するとともに、内部当
りの種類に応じて異なる報知を行う。 【解決手段】 二種類以上の内部当りか否かを抽選する
内部当り抽選部11と、抽選結果が内部当りである場合
にその結果を報知するランプ50a,スピーカ50bを
有する内部当り報知部50と、内部当り抽選部11での
抽選が内部当りとなった場合に、スロットマシンのスタ
ートレバー4,複数のストップボタン5a,5b,5c
のいずれかが操作された後に、内部当り報知部50に二
種類以上の内部当りの種類に応じて異なる報知を行わせ
る内部当り報知制御部12を備えた構成としてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スロットマシン
(回胴式遊技機)におけるいわゆる内部当りを報知する
装置及び方法に関し、特に、内部当りの当選結果を報知
する報知部の報知時期を任意に設定できるとともに、内
部当りの種類に応じて異なる報知を行うことができるス
ロットマシンの内部当り報知装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にスロットマシンは、遊技者が遊技
用のメダルを投入してスタートレバーを押下すると、表
面に図柄を表示した複数のドラム(通常は三つのドラ
ム)が回転を開始し、続いてストップボタンを押すと各
ドラムが順次停止し、停止したドラムの図柄の配列によ
って各種入賞が決定されて、入賞内容に応じた量のメダ
ルが遊技者に払い出されるという遊技機器である。
【0003】このようなスロットマシンにおいては、ゲ
ームの面白さを増すため、一定の確率で、自動的に所定
の入賞配列で図柄が停止するよう、内部当りと呼ばれる
システムが採用されている。
【0004】この内部当りシステムは、スロットマシン
内部で自動的に抽選を行い、抽選の結果当選した場合に
は、遊技者のストップボタンを押すタイミングにかかわ
らず、一定範囲内で図柄が入賞配列となるようドラムを
停止制御するというもので、一定の確率で必ず当選が出
るようになっている。
【0005】具体的には、スロットマシン内部に備えら
れた内部当り抽選部によって、スタートレバーが押下さ
れた時点で、毎回自動的に抽選が行われて当選,不当選
が決定される。そして、当選した場合には、以後所定量
のメダルが払い出されるまでの間は、ゲームを続ける限
り、各ドラムの特定の図柄(例えば「7」,「BAR」
等)が、一定の範囲内で遊技者のストップボタンを押す
タイミングにかかわらず一列に配列されて停止するよう
ドラムが制御される。
【0006】ここで、内部当り抽選部で抽選される内部
当りには、通常、大当り(大ボーナス,BB)及び中当
り(中ボーナス,RB)等と呼ばれる二種類以上の異な
る種類の当選がある。例えば、大当りに当選した場合に
は、以後所定量のメダルが払い出されるまで、大当り用
の特定の図柄が配列されるように(例えば「7,7,
7」)ドラムが制御され、中当りに当選した場合は、中
当り用の特定の図柄が配列されるように(例えば「BA
R,BAR,BAR」)ドラムが制御され、大当りは中
当りの約3倍の量のメダルが払い出されるように設定さ
れている。
【0007】ただし、このような内部当りにおけるドラ
ムの停止制御は一定範囲内に限られるもので、例えば、
大当り当選の場合に、遊技者のストップボタンを押すタ
イミングが「7」の図柄から余りにずれている場合に
は、「7」でドラムを停止制御することはできない。
【0008】従って、内部当りに当選しても、必ずしも
その後のゲームで直ちに図柄が所定の入賞配列に揃うと
は限らない。このため、このような場合には、遊技者は
自分が内部当りに当選したことを知ることができないこ
とになり、内部当りの効果が継続しているにもかかわら
ず、以後のゲームを止めてしまうこともあり得る。
【0009】そこで、従来のスロットマシンでは、抽選
の結果内部当りに当選した場合には、遊技者にその事実
を知らせ、以後のゲームを継続させ、遊技者が内部当り
の効果を亨受できるようにしている。このような内部当
りを知らせる方法としては、これまで、いわゆるリー
チ目表示と、内部当り表示ランプの点灯、という2つ
の方法が採られてきた。
【0010】ここで、いわゆるリーチ目表示とは、内部
当りの抽選に当選した場合には、以後のゲームにおい
て、停止する図柄の配列を、複数の限られた図柄のうち
の一つとなるようドラムを制御し、この複数の限られた
図柄配列(リーチ目)をあらかじめスロットマシンの近
傍等に表示しておくというもので、遊技者は自分の停止
した図柄が、このあらかじめ表示されているリーチ目の
配列となっているか否かを確認することにより内部当り
を知ることができるようにしたものである。
【0011】一方、内部当り表示ランプとは、内部当り
の抽選に当選した場合に、スロットマシンの前面等に備
えられた表示ランプを点灯させることによって遊技者に
内部当りを知らせるというもので、これまでは、すべて
のストップボタンが押されて各ドラムがすべて停止した
時点でランプが点灯するようになっており、遊技者は、
この表示ランプの点灯の有無によって内部当りに当選し
たか否かを知ることができるようになっていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の内部当りを知らせる方法では、以下のような
問題があった。まず、リーチ目表示による方法では、遊
技者がドラムを停止させるたびに、その配列がリーチ目
と一致するか否かを確認しなければならなかった。
【0013】このため、このリーチ目の確認作業が煩雑
で、連続してゲームを行うことができず、スロットマシ
ンゲームの面白さを減殺するという問題があった。ま
た、リーチ目は通常複数あるため、いずれかのリーチ目
と一致しているにもかかわらず、それを見落としてしま
う可能性もあった。
【0014】さらに、このようなリーチ目表示は、従来
は、大当り,中当り等、当選結果に二種類以上の異なる
結果がある場合にも、単に内部当りの当選として知らせ
るのみであったので、当選結果が大当りなのか中当りな
のかを利用者が知ることはできなかった。
【0015】このため、遊技者は、内部当選したことを
知ったとしても、当選後のゲームで大当りの図柄(例え
ば「7,7,7」)を狙ってドラムを停止させればよい
のか、中当りの図柄(例えば「BAR,BAR,BA
R」)を狙えばよいのかが分からず、ゲームにいわゆる
狙い打ちの面白味がないばかりでなく、内部当選してい
るにも拘わらず所定の入賞図柄にドラムを停止させるこ
とができず、内部当選の利益を享受できなくなる場合も
生じた。
【0016】一方、内部当り表示ランプによる方法の場
合は、ランプの点灯の有無によって内部当りか否かを直
ちに知ることができるので、リーチ目表示におけるよう
な確認作業の煩雑さという問題はなかった。
【0017】しかし、従来の内部当り表示ランプは、す
べてのドラムが停止するまではランプが点灯せず、従っ
てドラムの回転中はゲームの続行,中止の判断ができな
い上に、常にランプの点灯時期がドラム停止後に定まっ
ていることから、ゲームに意外性が乏しく面白みに欠け
る面があった。
【0018】通常、スロットマシンのゲームにおいて
は、一定量のメダルを継続的に投入し、連続してゲーム
を繰り返す点に面白さがある。このため、ゲーム各回で
ドラムがすべて停止するまで内部当りか否かが判明せ
ず、しかもその内部当りを表示するランプの点灯時期
が、常にすべてのドラム停止後に決まっていると、ゲー
ム進行中に以後のゲームの続行,中止の判断ができず、
しかもいつ内部当りが表示されるかも分かっていること
から、ゲームが単調となり、スロットマシンゲームの面
白さの点で不十分な面があった。
【0019】さらに、このような内部当り表示ランプに
ついても、リーチ目表示の場合と同様、単に内部当りに
当選するとランプが表示するのみで、当選結果が大当り
なのか中当りなのかを利用者側に知らせることはでき
ず、遊技者は、当選後のゲームで大当り,中当りの図柄
のいずれを狙えばよいのかが分からないという問題もあ
った。
【0020】本発明は、このような従来の技術が有する
問題を解決するために提案されたものであり、内部当り
の当選結果の報知時期を任意に設定可能とすることによ
って、遊技者に確実に内部当りか否かを知らせるととも
に、スロットマシンのゲーム自体の面白さや意外性を増
すことができるスロットマシンの内部当り報知装置及び
方法の提供を目的とする。
【0021】また、本発明は、内部当りに、例えば大当
りと中当り等の種類の異なる当選結果がある場合に、そ
の種類に応じて異なる報知を行うことによって、遊技者
に内部当選の内容が複数あるうちのいずれの種類のもの
であるかを確実に知らせ、内部当選の効果を確実に遊技
者に享受させるとともに、ゲーム中にいわゆる狙い打ち
を導入して、スロットマシンのゲームの面白さをさらに
向上させることができるスロットマシンの内部当り報知
装置及び方法の提供を目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の請求項1記載のスロットマシンの内部当り報知
装置は、内部当りか否かを抽選する抽選部と、この抽選
部における抽選結果が内部当りである場合にその結果を
報知する報知部、及びこれら抽選部,報知部を制御する
制御部を備えたスロットマシンの内部当り報知装置であ
って、前記制御部が、前記抽選部での抽選が内部当りと
なった場合に、前記報知部に、前記スロットマシンのス
タートレバー,複数のストップボタンのいずれかが操作
された後に内部当りの報知を行わせる構成としてある。
【0023】また、請求項2記載のスロットマシンの内
部当り報知装置は、前記抽選部において二種類以上の内
部当りが抽選されるとともに、前記制御部が、前記抽選
部での抽選が内部当りとなった場合に、前記報知部に、
前記二種類以上の内部当りの種類に応じて異なる種類の
報知を行わせる構成としてある。
【0024】また、請求項3記載のスロットマシンの内
部当り報知装置は、前記抽選部において二種類以上の内
部当りが抽選されるとともに、前記制御部が、前記抽選
部での抽選が内部当りとなった場合に、前記報知部に、
前記スロットマシンのスタートレバー,複数のストップ
ボタンのいずれかが操作された後に、前記二種類以上の
内部当りの種類に応じて異なる種類の報知を行わせる構
成としてある。
【0025】また、請求項4記載のスロットマシンの内
部当り報知装置は、前記報知部が、前記内部当りをラン
プの点灯により報知する構成としてあり、特に、請求項
5では、この報知部が、前記二種類以上の内部当りの種
類に応じて、異なる点灯をするランプを備えた構成とし
てあり、また、請求項6では、この報知部が、前記二種
類以上の内部当りの種類に応じて点灯する異なるランプ
を備えた構成としてある。
【0026】また、請求項7記載のスロットマシンの内
部当り報知装置は、前記報知部が、前記内部当りをスロ
ットマシンのドラムの図柄配列により報知する構成とし
てある。
【0027】また、請求項8記載のスロットマシンの内
部当り報知装置は、前記報知部が、前記内部当りを音に
より報知する構成としてあり、特に、請求項9では、こ
の報知部が、前記二種類以上の内部当りの種類に応じ
て、異なる音を報知する構成としてあり、また、請求項
10では、この報知部が、前記二種類以上の内部当りの
種類に応じて異なる時期に音を発する構成としてある。
【0028】また、請求項11記載のスロットマシンの
内部当り報知装置は、前記報知部が、ランプの点灯,ス
ロットマシンのドラムの図柄配列又は音のうち、少なく
とも二つの組み合わせにより前記内部当りを報知する構
成としてある。
【0029】また、請求項12記載のスロットマシンの
内部当り報知方法は、スロットマシンのスタートレバー
又は複数のストップボタンのいずれかが操作された後に
内部当りの報知を行うようあらかじめ設定し、スロット
マシンのゲーム開始により内部当りの抽選を行い、抽選
の結果が内部当りの場合には、設定してある内部当り報
知時期にしたがって、前記スロットマシンのスタートレ
バー,複数のストップボタンのいずれかが操作された後
に、内部当りの報知を行う方法としてある。
【0030】また、請求項13記載のスロットマシンの
内部当り報知方法は、スロットマシンのゲーム開始によ
り二種類以上の内部当りの抽選を行い、抽選の結果が内
部当りの場合には、二種類以上の内部当りの種類に応じ
た異なる報知を行う方法としてある。
【0031】また、請求項14記載のスロットマシンの
内部当り報知方法は、スロットマシンのスタートレバー
又は複数のストップボタンのいずれかが操作された後に
内部当りの報知を行うようあらかじめ設定し、スロット
マシンのゲーム開始により二種類以上の内部当りの抽選
を行い、抽選の結果が内部当りの場合には、設定してあ
る内部当り報知時期にしたがって、前記スロットマシン
のスタートレバー,複数のストップボタンのいずれかが
操作された後に、二種類以上の内部当りの種類に応じた
異なる報知を行う方法としてある。
【0032】このような構成からなる本発明のスロット
マシンの内部当り報知装置及び方法によれば、内部当り
の当選結果を報知する報知部の報知時期を、内部当り報
知制御部において任意に設定することにより、内部当り
の報知を例えばスタートレバーの押下後や、いずれかの
ストップボタンが押された後等とすることができる。
【0033】これによって、すべてのドラムが停止する
以前の任意の時期に内部当りを報知することができ、遊
技者に確実に内部当りか否かを知らせることができる。
また、内部当りの報知時期を任意とすることにより、遊
技者が、すべてのドラムが停止する以前のゲーム中にお
いても内部当りしたことを知ることが可能となり、その
後のゲーム続行の可否をゲーム進行中に判断することが
でき、スロットマシンのゲーム自体の面白さも、より増
すことができる。
【0034】また、内部当りに、例えば大当りと中当り
等の種類の異なる当選結果がある場合に、その種類に応
じて、ランプの点灯やドラムの図柄,音等を異ならせて
報知を行うことによって、遊技者に内部当選の内容が複
数あるうちのいずれの種類のものであるかを確実に知ら
せ、内部当選の効果を確実に遊技者に享受させるととも
に、ゲーム中にいわゆる狙い打ちを導入して、スロット
マシンのゲームの面白さをさらに向上させることができ
る。
【0035】さらに、内部当りの報知時期や報知方法
を、各スロットマシンごとに異ならせることにより、内
部当りの当選結果を遊技者の思いがけないときに報知す
ることができ、ゲームの意外性を高めることもできる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明のスロットマシンの
内部当り報知装置及び方法の実施の形態について、図面
を参照して説明する。 [第一実施形態]まず、本発明のスロットマシンの内部
当り報知装置及び方法の第一実施形態について、図1〜
図3を参照して説明する。
【0037】図1は、本発明の第一実施形態にかかるス
ロットマシンの正面図である。図2は、本発明の第一実
施形態にかかるスロットマシンの内部当り表示ランプを
点灯させるための制御系を示すブロック図である。ま
た、図3は、本実施形態にかかるスロットマシンの内部
当り表示ランプの点灯処理動作を示すフローチャートで
ある。
【0038】まず、図1にもとづき、スロットマシンの
全体構造を説明する。同図において、スロットマシン本
体1の前面パネル2には、中央部に三つの表示窓3(3
a,3b,3c)が設けられており、内部でそれぞれ独
立して回転する三つのドラムの周面に描かれた図柄を、
この表示窓3で識別できるようになっている。なお、表
示窓3には、入賞ライン表示が描かれており、この入賞
ライン表示上に配列した図柄の種類に応じて入賞が決定
される。
【0039】4はスタートレバーで、各ドラムを一斉に
回転させるためのゲームスタート装置となっている。5
はストップボタンで、回転する三つの各ドラムをそれぞ
れ任意に停止させるためのものであり、三つのドラムに
対応して、三つのストップボタン5(第一ボタン5a,
第二ボタン5b,第三ボタン5c)が設けてある。
【0040】遊技者はこれらのスタートレバー4および
ストップボタン5を操作することによって入賞の図柄を
配列すべくゲームを楽しむ。6はメダル投入口、7は入
賞メダル払出し口である。また、8はスピーカで、スロ
ットマシン本体1の前面に設けられており、ドラムの図
柄入賞時には、このスピーカ8から祝福のためのメロデ
ィーを流し、演出効果を高める。
【0041】なお、図示しないが、スロットマシン本体
1の内部には、後述する制御部10によって駆動制御さ
れる駆動モータが備えられており、この駆動モータの駆
動力によって、スロットマシン中央に配設されている三
台のドラムがそれぞれ独立して回転し、かつ停止できる
ように仕組まれている。
【0042】9はランプで、図柄の入賞時やスロットマ
シン内部の異常発生時に、その種類に応じて所定の組合
せで点灯するもので、通常、スロットマシンの前面パネ
ル2の上部に複数個のランプ9(9a,9b,9c,9
d,9e)が横一列に並べて設けられている。
【0043】入賞の際には全てのランプ9が点灯すると
ともにスピーカ8からメロディーが流れて遊技者を祝福
するため、遊技者に気分よくゲームを楽しませることが
できる。また、内部に異常の発生したときは、異常発生
箇所からの異常検出信号に応じて所定のランプ9が点灯
し、従業員等がその点灯状態を確認することで異常の発
生や異常の種類を知ることができる。
【0044】20は内部当り表示ランプで、後述する内
部当り抽選の結果を報知する報知部となっている。この
内部当り表示ランプ20は、図1に示すように、スロッ
トマシン本体1の前面部等、遊技者が確実に視認できる
場所に設けられている。そして、図2に示すように、後
述する内部当り報知制御部12からの信号により、ラン
プを点灯及び消灯するよう制御されている。
【0045】ここで、図2を参照して、本実施形態にか
かるスロットマシンの表示ランプ20を点灯させるため
の制御系について説明する。同図において、10は制御
部で、内部当り抽選部11及び内部当り報知制御部12
を備えており、内部当り表示ランプ20の報知制御及び
内部当りの抽選の制御を行う。また、この制御部10
は、特に示さないが、スロットマシンにおける種々の制
御を行うようになっている。
【0046】内部当りの抽選を行う内部当り抽選部11
は、図2に示すように、スタートレバー4からの信号に
より、スタートレバー4の押下と同時に内部当りの抽選
を行うようになっている。
【0047】ここで、内部当り抽選部で抽選される内部
当りには、通常、大当り(大ボーナス,BB)及び中当
り(中ボーナス,RB)等の二種類以上の異なる種類の
当選がある。例えば、大当りに当選した場合には、以後
所定量のメダルが払い出されるまで、大当り用の特定の
図柄が配列されやすくなるように(例えば「7,7,
7」)ドラムが制御され、中当りに当選した場合は、中
当り用の特定の図柄が配列されやすくなるように(例え
ば「BAR,BAR,BAR」)ドラムが制御され、大
当りは中当りの約3倍の量のメダルが払い出されるよう
に設定されている。
【0048】そして、この内部当り抽選部11の抽選の
結果、内部当りとなった場合には、図2に示すように、
内部当り抽選部11から内部当り報知制御部12に信号
が出力される。なお、本実施形態では、内部当りが大当
り,中当りのいずれの場合にも、内部当りとして単一の
信号を出力するようにしてあるが、後述する第二実施形
態以下で示すように、内部当りの結果が中当りか大当り
かの種類を判別し、その種類に応じた信号を出力するこ
ともできる。
【0049】内部当り報知制御部12は、あらかじめ内
部当りの報知時期が設定されており、内部当り抽選部1
1からの内部当り信号に基づき、内部当り表示ランプ2
0にランプ点灯の信号を出力する。
【0050】すなわち、この内部当り報知制御部12
は、例えばスタートレバー4の押下後、あるいは三つの
ストップボタン5a,5b,5cのいずれかが押された
後に内部当り表示ランプ20を点灯させるよう、内部当
りの報知時期をあらかじめ設定できるようにしてある。
【0051】ここで、スタートレバー4の押下後、ある
いはストップボタン5a,5b,5cの押された後と
は、スタートレバー4及び第一ボタン5a,第二ボタン
5bについては、次のストップボタンが押されるまでの
間を意味し、第三ボタン5cについては、第三のドラム
が停止するまでの間を意味している。
【0052】そして、図2に示すように、この内部当り
報知制御部12にはスタートレバー4及び各ストップボ
タン5a,5b,5cがそれぞれ接続されており、これ
らスタートレバー4及びストップボタン5が操作される
ことにより信号が入力され、あらかじめ設定された報知
時期と一致するか否かを判別し、一致する場合には、内
部当り表示ランプ20にランプ点灯の信号を出力するよ
うになっている。
【0053】なお、この内部当り報知制御部12におい
てランプ点灯時期が第三ボタン5cが押されたときに設
定されている場合には、内部当り表示ランプ20は第三
ボタン5cが押された後に点灯することになるが、上述
した従来のスロットマシンでは、最後のボタンを押した
後、さらにすべてのドラムが停止してからランプが点灯
するものであった。
【0054】従って、本実施形態における場合は、従来
よりも、早い時期に内部当りを遊技者に知らせることに
なるので、意外性があり、しかも第三ボタン5cを押し
てからドラムが停止するまでの間のどの時期にランプが
点灯するのか分からないので、より一層遊技者に意外感
を与えることができる。
【0055】なお、内部当り抽選後に停止されるドラム
の図柄配列は、図示しない図柄判定部で入賞か否かが判
定されるようになっており、図柄が大当り又は中当り等
の所定の入賞配列に揃った場合には、内部当り報知制御
部12に信号を出力し、図示しないメダルホッパが制御
され、入賞メダル払出し口7から各賞に応じたメダルが
遊技者に払い出される。
【0056】なお、本明細書において、点灯とは、ラン
プが連続的に灯っている場合と、点滅している場合の両
方を含む意味である。したがって、本発明においては、
内部当り表示ランプを連続的に灯してもよく、点滅させ
てもよく、またこれらを組合せてもよい。
【0057】また、本実施形態では、ランプの点灯につ
いて、内部当りが大当りか中当りかによって特に区別せ
ずに、内部当りの報知としてランプを点灯させるように
してあるが、後述する第二実施形態以下で示すように、
内部当りの種類が大当りか中当りかによって異なった点
灯とすることもできる。
【0058】さらに、本実施形態では内部当りの報知部
として内部当り表示ランプ20を採用しているが、これ
以外にも、第二実施形態以下で示すように、例えば音を
発することにより内部当りを報知させることもでき、あ
るいは音と光を併用することも可能である。そして、こ
のように報知部を音等の発生手段とした場合にも、上述
した内部当りの種類が大当りか中当りかによって、異な
った音を発するようにすることもできる。
【0059】なお、スロットマシンにおける内部当りの
種類としては、一般に上述した大,当り中当りが設定さ
れているが、さらに、小当りが設定されることもある。
この小当りとは、内部当りの抽選に外れた場合であって
も、一定の図柄が揃った場合(例えば「☆,☆,☆」)
には、少量のメダルを払い出すというものである。
【0060】次に、このような構成からなる本実施形態
のスロットマシンの内部当り報知装置の内部当り表示ラ
ンプの点灯処理動作について、図3に示すフローチャー
トに沿って具体的に説明する。まず、遊技者によってメ
ダルがメダル投入口6から投入されてゲームが開始する
(ステップ1)。
【0061】メダル投入後、スタートレバー4が押下さ
れると(ステップ2)、三つのドラムがそれぞれ回転す
る。同時にスロットマシン本体1内の内部当り抽選部1
1において、そのスロットマシンが既に内部当りに当選
した状態にあるか否かが判別され(ステップ3)、内部
当りでないときは、当該内部当り抽選部11において内
部当りの抽選を行う(ステップ4)。なお、ゲームが新
たに開始された場合においては、ステップ3の処理を省
略することができる。
【0062】ステップ4において内部当りの抽選が行わ
れると、当該抽選の結果、内部当りしたか否かが判別さ
れ(ステップ5)、内部当り(大当り又は中当り)して
いる場合には、内部当り報知制御部12にあらかじめ設
定してある内部当り表示ランプ20の点灯の時期に応じ
てランプ点灯時期が決定され(ステップ6)、当該決定
の結果ランプをどの時期に点灯すべきかが判別される
(ステップ7〜10)。
【0063】例えば、内部当り報知制御部12の設定が
スタートレバー4の押下後であればその時点で(ステッ
プ7)、設定が第一ボタン7aが押された後であればそ
の時点で(ステップ8)、設定が第二ボタン5bが押さ
れた後であればその時点で(ステップ9)、また、設定
が第三ボタン5cが押された後であればその時点で(ス
テップ10)、それぞれ内部当り表示ランプ20に信号
が出力されることになる。
【0064】そして、その判別の結果、決定された点灯
時期に内部当り表示ランプ20が点灯され、遊技者に内
部当りしたことが報知される(ステップ11)。なお、
この間遊技者は、ランプの点灯によって内部当りの当選
を知ると同時に、自らの判断により、順次ストップボタ
ン5a,5b,5cを押して三つの各ドラムの回転を停
止させ、図柄を配列させている。
【0065】そして、その後、停止,配列された三つの
ドラムの図柄の配列が所定の入賞配列となっているかの
判定が図示しない図柄判定部により行われ(ステップ1
2)、入賞しているか否かが判別される(ステップ1
3)。ここでドラムの図柄配列が入賞となっている場合
には、所定のメダルが払い出し口9から払い出される
(ステップ14)。
【0066】なお、この場合、内部当り(大当り,中当
り)したと同時に、直ちにその回のゲームでドラムが所
定の大当り等の図柄配列(例えば「7,7,7」)に停
止する場合もあり、次回のゲーム以降からドラムが所定
の大当り図柄に停止する場合もある。
【0067】従って、直ちに所定の内部当り図柄がそろ
った場合には、遊技者は内部当りに入ったことが分かる
ので(この際、上述したスピーカ8から祝福のためのメ
ロディーが流れ、スロットマシン上部のランプ9も点滅
を開始する)、制御部10からの信号により、内部当り
表示ランプ20は消灯される。
【0068】一方、内部当りになった後でも、ドラムが
所定の入賞図柄に停止しなければ遊技者は内部当りとな
ったことが分からないので、内部当り表示ランプ20は
ドラムが所定の入賞図柄に停止するまで点灯される。
【0069】次に、上述したステップ3においてスロッ
トマシンが既に内部当り状態となっていると判別された
ときには、内部当りの抽選は行われず、その後ストップ
ボタン5a,5b,5cが押されることにより停止,配
列される各ドラムの図柄の入賞判定がされ(ステップ1
2)、入賞している場合には所定量のメダルが遊技者に
払い出される(ステップ15)。
【0070】また、上述したステップ5において内部当
りに当選していない場合は、その後遊技者が停止させた
ドラムの図柄が判定される(ステップ12)。ここで図
柄が所定の配列となっている場合(小当り)には入賞と
なり(ステップ13)、一定量のメダルが払い出される
(ステップ14)。
【0071】その後は、ゲーム続行により(ステップ1
5)、次のメダルが投入されてゲームが開始されない限
り(ステップ1)、その回のゲームは終了する。
【0072】このように本実施形態のスロットマシンの
内部当り報知装置及び方法によれば、内部当りの当選結
果を報知する内部当り表示ランプ20の報知時期を内部
当り報知制御部12において任意に設定することによ
り、内部当りの報知を例えばスタートレバー4の押下後
や、いずれかのストップボタン5が押された後とするこ
とができる。
【0073】これによって、すべてのドラムが停止する
以前の任意の時期に内部当りを報知することができ、遊
技者に確実に内部当りか否かを知らせることができる。
また、内部当りの報知時期が任意となり、遊技者が、す
べてのドラムが停止する以前のゲーム中にも内部当りし
たことを知ることができ、スロットマシンのゲーム自体
の面白さも、より増すことができる。
【0074】さらに、各スロットマシンごとに、また同
じスロットマシンでも日あるいは時間単位で内部当りの
報知時期を異ならせることができ、これによって、内部
当りの当選結果を遊技者の思いがけないときに報知する
ことが可能となり、ゲームの意外性を高めることもでき
る。
【0075】[第二実施形態]次に、本発明のスロット
マシンの内部当り報知装置及び方法の第二実施形態につ
いて、図4及び図5を参照して説明する。図4は、本発
明の第二実施形態にかかるスロットマシンの内部当りを
ドラムの停止図柄で報知するための制御系を示すブロッ
ク図である。また、図5は、本実施形態にかかるスロッ
トマシンの内部当りを報知するドラムの停止処理動作を
示すフローチャートである。
【0076】これらの図に示す本実施形態に係るスロッ
トマシンの内部当り報知装置及び方法は、上述した第一
実施形態の変更実施形態であり、内部当りの報知内容と
して、大当りの場合と中当りの場合とで、報知を異なら
せるようにするとともに、その報知手段として、第一実
施形態における内部当り表示ランプ20に代えて、ドラ
ムの停止図柄を所定の図柄配列(リーチ目)としたもの
である。従って、第一実施形態と同様の構成部分につい
ては同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0077】図4を参照して、本実施形態にかかるスロ
ットマシンの内部当りの報知を行う制御部10について
説明する。同図に示すように、本実施形態の制御系も第
一実施形態のものとほぼ同様の構成となっており、制御
部10は、内部当り抽選部11及び内部当り報知制御部
12を備えている。そして、本実施形態では、上述した
第一実施形態における内部当りの表示ランプ20の代わ
りに、ドラム30a,30b,30cを備えた内部当り
報知部30を内部当りの報知手段としてある。
【0078】内部当り抽選部11は、図4に示すよう
に、スタートレバー4からの信号によって、スタートレ
バー4の押下と同時に内部当りの抽選を行うようになっ
ており、本実施形態では、この内部当り抽選部11にお
いて、大当り及び中当りの二種類の内部当りが抽選され
るようになっている。
【0079】そして、この内部当り抽選部11の抽選の
結果、内部当りとなった場合には、図4に示すように、
内部当り抽選部11から内部当り報知制御部12に信号
が出力される。ここで、本実施形態では、内部当り抽選
部11は、内部当りの結果が中当りか大当りかの種類を
判別しており、その当りの種類に応じて二種類の信号を
出力する。
【0080】内部当り報知制御部12では、あらかじめ
内部当りの種類に応じたドラムの図柄配列(リーチ目)
が設定されており、内部当り抽選部11からの内部当り
信号に基づき、内部当り報知部30の三つのドラム30
a,30b,30cを内部当りの種類に応じた一定の図
柄配列に停止するように、内部当り報知部30に信号を
出力する。これにより、三つのドラム30a,30b,
30cは、内部当り報知制御部12からの信号によっ
て、内部当りの種類に応じた所定の図柄配列になるよう
停止制御される。
【0081】ここで、ドラム30a,30b,30cが
停止して表示する所定の図柄配列(リーチ目)として
は、内部当りの種類、すなわち大当り及び中当りの区別
が明確になるよに図柄を設定し、その一定のリーチ目に
ついて、あらかじめスロットマシンの近傍等に表示して
おくようにする。
【0082】具体的には、大当りのリーチ目については
必ず「7」が表示されるような図柄(例えば「☆,☆,
7」,「7,☆,7」)を設定し、中当りのリーチ目に
ついては必ず「BAR」が表示される図柄(例えば
「☆,☆,BAR」,「BAR,☆,BAR」)を設定
して、これをあらかじめ遊技者側に提示等しておくよう
にする。
【0083】このように、内部当りの種類に応じて、ド
ラム30a,30b,30cの図柄を所定の配列に停止
させることによって、遊技者に内部当りがいずれの種類
のものであるかを確実に知らせることができる。
【0084】これによって、遊技者側は内部当りしたこ
とを確実に知ることができると同時に、その当りが大当
りあるいは中当りであることが分るので、次のゲーム
で、その当りに応じた入賞配列(大当りであれば「7,
7,7」等)にドラムを停止させればよいことを確実に
知ることとなり、ゲームにいわゆる狙い打ちの面白さを
導入することが可能となる。
【0085】なお、このドラム30a,30b,30c
の停止処理として、上述したリーチ目とともに、内部当
りしたときは、直ちにその当りの種類に応じた入賞配列
にドラム30a,30b,30cを停止させることもで
きる。例えば、内部当りが大当りであれば、その回のゲ
ームで直ちに「7,7,7」の配列にドラム30a,3
0b,30cを停止制御し、中当りであれば直ちに「B
AR,BAR,BAR」となるよう停止制御するように
してもよい。
【0086】このようにすると、遊技者には、大当りあ
るいは中当りしたことが、ドラムが入賞することによっ
て直接分かることになるので、ゲームにさらに意外性や
面白味を増すことができる。また、このように直接入賞
配列となるドラムの停止制御をリーチ目制御と併用する
ことで、遊技者にとっては、ドラムがいずれの配列に停
止するかの期待感が増し、ゲームがさらに刺激的な面白
いものとなる。
【0087】次に、このような構成からなる本実施形態
のスロットマシンの内部当り報知装置におけるドラムの
停止による内部当りの報知動作について、図5に示すフ
ローチャートに沿って具体的に説明する。まず、第一実
施形態の場合と同様、メダルの投入によりゲームが開始
して(ステップ1)、その後、スタートレバーが押下さ
れることにより(ステップ2)、三つのドラム30a,
30b,30cがそれぞれ回転する。
【0088】同時にスロットマシン本体1内の内部当り
抽選部11で、既に内部当りの状態にあるか否かが判別
され(ステップ3)、内部当りでないときは、内部当り
の抽選が行われる(ステップ4)。このとき、内部当り
抽選部11では、上述したように、大当り及び中当りの
二種類の内部当りが抽選されるようになっている。
【0089】そして、内部当りの抽選が行われると、そ
の抽選の結果、内部当りしたか否かが判別され(ステッ
プ5)、内部当りしている場合には、さらに、その内部
当りが大当りか否かが判別される(ステップ6)。そし
て、この判別の結果に応じて、内部当り報知制御部12
によって、遊技者のストップボタンの操作に基づき停止
される三つのドラム30a,30b,30cが、所定の
内部当りを報知する特定の配列となるように指示される
(ステップ7,8)。
【0090】まず、内部当りが大当りの場合は、内部当
り報知制御部12によって、予め設定された所定の大当
り表示配列にドラム30a,30b,30cの図柄が停
止するように制御され(ステップ7)、停止した図柄配
列により、遊技者には大当りとなったことが報知され
る。
【0091】一方、内部当りが中当りの場合は、内部当
り報知制御部12によって、予め設定された所定の中当
り表示配列にドラム30a,30b,30cの図柄が停
止するように制御され(ステップ8)、停止した図柄配
列により、遊技者には中当りとなったことが報知され
る。
【0092】なお、このとき停止制御されたドラム30
a,30b,30cの図柄配列は、上述したように、リ
ーチ目配列でなく、直ちに大当り又は中当りの入賞配列
となるように停止することもある。
【0093】その後、停止,配列された三つのドラム3
0a,30b,30cの図柄の配列が所定の入賞配列と
なっているかの判定が図示しない図柄判定部により行わ
れ(ステップ9)、入賞しているか否かが判別されて
(ステップ10)、入賞の場合には、所定のメダルが払
い出される(ステップ11)。
【0094】一方、上述したステップ3においてスロッ
トマシンが既に内部当り状態となっていると判別された
ときには、内部当りの抽選は行われず、その後ストップ
ボタン5a,5b,5cが押されることにより停止,配
列される各ドラム30a,30b,30cの図柄の入賞
判定がされ(ステップ10)、入賞している場合には所
定量のメダルが遊技者に払い出される(ステップ1
1)。
【0095】また、上述したステップ5において内部当
りに当選していない場合は、その後遊技者が停止させた
ドラム30a,30b,30cの図柄が判定され(ステ
ップ9)、図柄が所定の配列となっている場合には入賞
となり(ステップ10)、一定量のメダルが払い出され
る(ステップ11)。
【0096】その後は、ゲーム続行により(ステップ1
2)、次のメダルが投入されてゲームが開始されない限
り(ステップ1)、その回のゲームは終了する。
【0097】なお、内部当りの状態となっているにも拘
わらず、その後のゲームで所定の入賞配列にドラム30
a,30b,30cが停止されないときは、内部当り報
知制御部12によって、ドラム30a,30b,30c
が入賞するまでは、所定のリーチ目表示にドラム30
a,30b,30cが停止処理され、内部当りの状態が
継続していることを遊技者に報知される。
【0098】このように、本実施形態のスロットマシン
の内部当り報知装置及び方法によれば、内部当りに、例
えば大当りと中当り等の種類の異なる当選結果がある場
合に、その種類に応じて、停止するドラム30a,30
b,30cの図柄配列を異ならせて報知を行うことによ
って、遊技者に内部当選の内容が複数あるうちのいずれ
の種類のものであるかを確実に知らせ、内部当選の効果
を確実に遊技者に享受させるとともに、ゲーム中にいわ
ゆる狙い打ちを導入して、スロットマシンのゲームの面
白さをさらに向上させることができる。
【0099】[第三実施形態]次に、本発明のスロット
マシンの内部当り報知装置及び方法の第三実施形態につ
いて、図6及び図7を参照して説明する。図6は、本発
明の第三実施形態にかかるスロットマシンの内部当り報
知部を動作させるための制御系を示すブロック図であ
る。また、図7は、本実施形態にかかるスロットマシン
の内部当り報知部の報知処理動作を示すフローチャート
である。
【0100】これらの図に示す本実施形態に係るスロッ
トマシンの内部当り報知装置及び方法は、上述した第一
及び第二実施形態の変更実施形態であり、第二実施形態
で説明した内部当りの種類に応じて異なる報知を行う場
合に、その報知手段として、ランプの点灯や音を発生さ
せることによって大当り,中当り等の区別を知らせるよ
うにしたものである。従って、第一及び第二実施形態と
同様の構成部分については同一符号を付して詳細な説明
は省略する。
【0101】まず、図6を参照して、本実施形態にかか
るスロットマシンの内部当りの報知を行う制御部10に
ついて説明する。同図に示すように、本実施形態の制御
系も第一及び第二実施形態のものとほぼ同様の構成とな
っており、制御部10は、内部当り抽選部11及び内部
当り報知制御部12を備えている。そして、本実施形態
では、内部当りの報知手段として、内部当り報知部40
に備えた内部当りをランプ40aの点灯により報知する
とともに、スピーカ40bから音を発して報知するよう
にしてある。
【0102】内部当り抽選部11は、図6に示すよう
に、スタートレバー4からの信号によって、スタートレ
バー4の押下と同時に内部当りの抽選を行うようになっ
ており、上述した第二実施形態と同様、この内部当り抽
選部11において、大当り及び中当りの二種類の内部当
りが抽選されるようになっている。
【0103】そして、この内部当り抽選部11の抽選の
結果、内部当りとなった場合には、図6に示すように、
内部当り抽選部11から、内部当りした旨の信号が内部
当り報知制御部12に出力され、このとき、内部当りに
応じた二種類の信号が出力されるようになっている。
【0104】そして、内部当り報知制御部12は、あら
かじめ内部当りの種類に応じた異なる報知を行うように
設定された内部当り報知部40を制御し、内部当りの種
類に応じた報知を行わせる。具体的には、本実施形態に
おける内部当り報知部40は、内部当りをランプ40a
の点灯及びスピーカ40bから音を発することにより報
知するようにしてある。
【0105】ここで、このランプ40aによる報知とし
ては、大当り,中当りの内部当りの種類に応じて、異な
る点灯をする一のランプを備えるようにしてもよく、ま
た、この内部当りの種類に応じて、それぞれ点灯する異
なるランプを複数設けるようにしてもよい。また、この
ランプを大当りと中当りの場合で、点灯する時期が異な
るように設定するようにしてもよい。
【0106】なお、このランプ40aは、上述した第一
実施形態における図1に示した内部当り表示ランプ20
やスロットマシン本体1の上方に配設した複数のランプ
9(9a,9b,9c,9d,9e)を使用することも
でき、また、別途専用の報知ランプを設けるようにして
もよい。
【0107】一方、スピーカ40bから発せられる音に
よる内部当りの報知としては、ランプの場合と同様に、
大当り,中当りの内部当りの種類に応じて、異なる音を
発するようにしてもよく、また、内部当りの種類に応じ
て、それぞれ異なる複数のスピーカが音を発するように
してもよく、さらに、大当りと中当りの場合で、スピー
カから音を発する時期が異なるように設定するようにし
てもよい。
【0108】なお、このスピーカ40bについても、第
一実施形態の図1で示したスロットマシン本体1に設け
てあるスピーカ8を使用することもでき、また、別途専
用の報知用のスピーカを設けるようにしてもよい。
【0109】このように、内部当りの種類に応じて、ラ
ンプ40aの点灯やスピーカ40bからの音によって、
遊技者に内部当りがいずれの種類のものであるかを確実
に知らせることができる。これによって、上述した第二
実施形態の場合と同様、遊技者側は内部当りしたことを
確実に知ることができると同時に、その当りが大当りあ
るいは中当りであることが分るので、次のゲームで入賞
図柄の狙い打ちを導入することが可能となる。
【0110】なお、このような本実施形態の内部当り報
知部40に、上述した第二実施形態における内部当り報
知部30のドラム30a,30b,30cの停止処理に
よる内部当りの報知を併用することもできる。一般に、
スロットマシンの遊技者にとっては、ドラムの停止図柄
が所定の配列になるか否かが最大の関心事であり、リー
チ目あるいは入賞配列が出ることは、遊技者にとっては
最も刺激的なこととなる。
【0111】従って、内部当り報知部としては、ランプ
の点灯,スロットマシンのドラムの図柄配列又は音のう
ち、少なくとも二つの組み合わせにより内部当りを報知
するものであればよいが、ランプや音で内部当りが報知
される場合でも、リーチ目表示を併用することは、ゲー
ムの面白味を向上させる観点からはむしろ望ましいこと
である。
【0112】次に、このような構成からなる本実施形態
のスロットマシンの内部当り報知装置におけるドラムの
停止による内部当りの報知動作について、図7に示すフ
ローチャートに沿って具体的に説明する。まず、第一及
び第二実施形態の場合と同様、メダルの投入によりゲー
ムが開始して(ステップ1)、その後、スタートレバー
が押下されることにより(ステップ2)、三つのドラム
がそれぞれ回転する。
【0113】同時にスロットマシン本体1内の内部当り
抽選部11で、既に内部当りの状態にあるか否かが判別
され(ステップ3)、内部当りでないときは、内部当り
の抽選が行われる(ステップ4)。このとき、内部当り
抽選部11では、上述したように、大当り及び中当りの
二種類の内部当りが抽選されるようになっている。
【0114】そして、内部当りの抽選が行われると、そ
の抽選の結果、内部当りしたか否かが判別され(ステッ
プ5)、内部当りしている場合には、さらに、その内部
当りが大当りか否かが判別される(ステップ6)。そし
て、この判別の結果に応じて、内部当り報知制御部12
によって、内部当り報知部40のランプ40aとスピー
カ40bにより当りの報知が行われる(ステップ7,
8)。
【0115】まず、内部当りが大当りの場合は、内部当
り報知制御部12によって、予め設定された所定の大当
りを示すランプ40aの点灯が行われるとともに、大当
りを示す音がスピーカ40bから発せられ、これによっ
て遊技者には大当りとなったことが報知される(ステッ
プ7)。
【0116】一方、内部当りが中当りの場合は、内部当
り報知制御部12によって、予め設定された所定の中当
りを示すランプ40aの点灯が行われ、同時に、中当り
を示す音がスピーカ40bから発せられ、遊技者に中当
りとなったことが報知される(ステップ8)。
【0117】その後、遊技者のストップ操作により停
止,配列された三つのドラムの図柄の配列が所定の入賞
配列となっているかの判定が図示しない図柄判定部によ
り行われ(ステップ9)、入賞しているか否かが判別さ
れて(ステップ10)、入賞の場合には、所定のメダル
が払い出される(ステップ11)。
【0118】一方、上述したステップ3においてスロッ
トマシンが既に内部当り状態となっていると判別された
ときには、内部当りの抽選は行われず、その後ストップ
ボタン5a,5b,5cが押されることにより停止,配
列される各ドラムの図柄の入賞判定がされ(ステップ1
0)、入賞している場合には所定量のメダルが遊技者に
払い出される(ステップ11)。
【0119】また、上述したステップ5において内部当
りに当選していない場合は、その後遊技者が停止させた
ドラムの図柄が判定され(ステップ9)、図柄が所定の
配列となっている場合には入賞となり(ステップ1
0)、一定量のメダルが払い出される(ステップ1
1)。
【0120】その後は、ゲーム続行により(ステップ1
2)、次のメダルが投入されてゲームが開始されない限
り(ステップ1)、その回のゲームは終了する。
【0121】なお、内部当りの状態となっているにも拘
わらず、その後のゲームで所定の入賞配列にドラムが停
止されないときは、内部当り報知制御部12によって、
ドラムが入賞するまでは、所定の大当り又は中当りの報
知が継続してなされ、内部当りの状態が継続しているこ
とを遊技者に報知される。
【0122】このように、本実施形態のスロットマシン
の内部当り報知装置及び方法によっても、上述した第二
実施形態の場合と同様、遊技者に内部当選の内容が複数
あるうちのいずれの種類のものであるかを確実に知らせ
ることができ、第二実施形態と同様の効果が得られる。
【0123】[第四実施形態]次に、本発明のスロット
マシンの内部当り報知装置及び方法の第四実施形態につ
いて、図8及び図9を参照して説明する。図8は、本発
明の第四実施形態にかかるスロットマシンの内部当り報
知部を動作させるための制御系を示すブロック図であ
る。また、図9は、本実施形態にかかるスロットマシン
の内部当り報知部の報知処理動作を示すフローチャート
である。
【0124】これらの図に示す本実施形態に係るスロッ
トマシンの内部当り報知装置及び方法は、上述した第
一,第二及び第三実施形態の変更実施形態であり、内部
当りの報知内容として、大当りの場合と中当りの場合と
で、報知を異ならせるようにすると同時に、内部当りの
報知時期を内部当り報知制御部12において任意に設定
するようにしたものである。
【0125】すなわち、本実施形態のスロットマシンの
内部当り報知装置及び方法は、上述した第一実施形態と
第二及び第三実施形態の双方の報知方法を同時に行える
ようにして、第一,第二,第三実施形態のすべての効果
を同時に得られるようにしたものである。従って、第
一,第二及び第三実施形態と同様の構成部分については
同一符号を付して詳細な説明は省略する。
【0126】まず、図8を参照して、本実施形態にかか
るスロットマシンの内部当りの報知を行う制御部10に
ついて説明する。同図に示すように、本実施形態の制御
系も第一〜第三実施形態のものとほぼ同様の構成となっ
ており、制御部10は、内部当り抽選部11及び内部当
り報知制御部12を備えている。
【0127】内部当り抽選部11は、図8に示すよう
に、スタートレバー4からの信号によって、スタートレ
バー4の押下と同時に内部当りの抽選を行うようになっ
ており、上述した第二,第三実施形態と同様、この内部
当り抽選部11において、大当り及び中当りの二種類の
内部当りが抽選されるようになっている。
【0128】そして、この内部当り抽選部11の抽選の
結果、内部当りとなった場合には、図8に示すように、
内部当り抽選部11から、内部当りの信号が内部当り報
知制御部12に出力され、このとき、内部当りの種類に
応じて二種類の信号が出力されるようになっている。
【0129】そして、内部当り報知制御部12は、あら
かじめ内部当りの種類に応じた異なる報知を行うように
設定された内部当り報知部50を制御し、内部当りの種
類に応じた報知を行わせる。すなわち、本実施形態にお
ける内部当り報知部50は、第三実施形態と同様に、内
部当りを報知するランプ50a及びスピーカ50bを備
えている。
【0130】さらに、本実施形態の内部当り報知制御部
12は、第一実施形態と同様に、あらかじめ内部当りの
報知時期が設定されており、内部当り抽選部11からの
内部当り信号に基づき、内部当り報知部50に当り報知
の信号を出力する。
【0131】すなわち、この内部当り報知制御部12
は、例えばスタートレバー4の押下後、あるいは三つの
ストップボタン5a,5b,5cのいずれかが押された
後に内部当り報知部50に報知させるよう、内部当りの
報知時期をあらかじめ設定できるようにしてある。
【0132】なお、本実施形態の内部当り報知部50に
ついても、第三実施形態の場合と同様に、上述した第二
実施形態におけるドラム30a,30b,30cの停止
処理による内部当りの報知を併用することが好ましい。
【0133】次に、このような構成からなる本実施形態
のスロットマシンの内部当り報知装置におけるドラムの
停止による内部当りの報知動作について、図9に示すフ
ローチャートに沿って具体的に説明する。まず、第一〜
第三実施形態の場合と同様、メダルの投入によりゲーム
が開始して(ステップ1)、その後、スタートレバーが
押下されることにより(ステップ2)、三つのドラムが
それぞれ回転する。
【0134】同時にスロットマシン本体1内の内部当り
抽選部11で、既に内部当りの状態にあるか否かが判別
され(ステップ3)、内部当りでないときは、内部当り
の抽選が行われる(ステップ4)。このとき、内部当り
抽選部11では、上述したように、大当り及び中当りの
二種類の内部当りが抽選されるようになっている。
【0135】そして、内部当りの抽選が行われると、そ
の抽選の結果、内部当りしたか否かが判別され(ステッ
プ5)、内部当りしている場合には、さらに、その内部
当りが大当りか否かが判別される(ステップ6)。そし
て、この判別の結果に応じて、内部当り報知制御部12
によって、内部当り報知部50のランプ50aとスピー
カ50bによる当りの報知のセットが行われる(ステッ
プ7,8)。なお、この時点ではまだ当りの報知は行わ
れない。
【0136】まず、内部当りが大当りの場合は、内部当
り報知制御部12によって、予め設定された所定の大当
りを示すランプ50aの点灯及び大当りを示す音をスピ
ーカ50bから発するセットが行われる(ステップ
7)。一方、内部当りが中当りの場合は、内部当り報知
制御部12によって、予め設定された所定の中当りを示
すランプ50aの点灯及び中当りを示す音を発するスピ
ーカ50bのセットが行われる(ステップ8)。
【0137】次に、この内部当りの報知のセットが行わ
れた状態で、内部当り報知制御部12にあらかじめ設定
してある内部当り報知部の報知時期に応じて報知時期が
決定され(ステップ10)、当該決定の結果どの時期に
当りを報知すべきかが判別される(ステップ10〜1
3)。
【0138】すなわち、内部当り報知制御部12の設定
がスタートレバー4の押下後であればその時点で(ステ
ップ10)、設定が第一ボタン7aが押された後であれ
ばその時点で(ステップ11)、設定が第二ボタン5b
が押された後であればその時点で(ステップ12)、ま
た、設定が第三ボタン5cが押された後であればその時
点で(ステップ13)、それぞれ内部当り報知部50に
信号が出力されることになる。
【0139】そして、その判別の結果、決定された報知
時期に内部当り報知部50のランプ50aが点灯される
とともに、スピーカ50bから音が発せられ、遊技者に
内部当りしたことが報知される(ステップ14)。この
とき、内部当りの報知は、内部当りが大当りの場合に
は、予め設定された所定の大当りを示すランプ50aの
点灯が行われるとともに、大当りを示す音がスピーカ5
0bから発せられ、これによって遊技者には大当りとな
ったこと知ることができる。
【0140】一方、内部当りが中当りの場合は、予め設
定された所定の中当りを示すランプ50aの点灯が行わ
れ、同時に、中当りを示す音がスピーカ50bから発せ
られ、遊技者に中当りとなったことを知ることができ
る。
【0141】なお、この間遊技者は、ランプ50aの点
灯等によって内部当りの当選を知ると同時に、自らの判
断により、順次ストップボタン5a,5b,5cを押し
て三つの各ドラムの回転を停止させ、図柄を配列させて
いるので、この遊技者のストップ操作により停止,配列
された三つのドラムの図柄の配列が所定の入賞配列とな
っているかの判定が図示しない図柄判定部により行われ
る(ステップ9)。
【0142】なお、この際、上述した第二実施形態の場
合と同様、ドラムの停止を制御して、停止した図柄配列
によって大当り,中当りの表示をすることもできる。そ
して、入賞しているか否かが判別されて(ステップ1
5)、入賞の場合には、所定のメダルが払い出される
(ステップ16,17)。
【0143】一方、上述したステップ3においてスロッ
トマシンが既に内部当り状態となっていると判別された
ときには、内部当りの抽選は行われず、その後ストップ
ボタン5a,5b,5cが押されることにより停止,配
列される各ドラムの図柄の入賞判定がされ(ステップ1
5)、入賞している場合には所定量のメダルが遊技者に
払い出される(ステップ17)。
【0144】また、上述したステップ5において内部当
りに当選していない場合は、その後遊技者が停止させた
ドラムの図柄が判定され(ステップ15)、図柄が所定
の配列となっている場合には入賞となり(ステップ1
6)、一定量のメダルが払い出される(ステップ1
7)。
【0145】その後は、ゲーム続行により(ステップ1
8)、次のメダルが投入されてゲームが開始されない限
り(ステップ1)、その回のゲームは終了する。
【0146】なお、内部当りの状態となっているにも拘
わらず、その後のゲームで所定の入賞配列にドラムが停
止されないときは、内部当り報知制御部12によって、
ドラムが入賞するまでは、所定の大当り又は中当りの報
知が継続してなされ、内部当りの状態が継続しているこ
とを遊技者に報知される。
【0147】このように、本実施形態のスロットマシン
の内部当り報知装置及び方法では、上述した第一実施形
態と第二及び第三実施形態の双方の報知方法を同時に行
えるようにしてあるので、第一〜第三実施形態のすべて
の効果を同時に得ることができる。
【0148】
【発明の効果】以上説明したように本発明のスロットマ
シンの内部当り報知装置及び方法によれば内部当りの当
選結果の報知時期を任意に設定可能とすることによっ
て、遊技者に確実に内部当りか否かを知らせるととも
に、スロットマシンのゲーム自体の面白さや意外性を増
すことができる。
【0149】また、本発明では、内部当りに、例えば大
当りと中当り等の種類の異なる当選結果がある場合に、
その種類に応じて異なる報知を行うことによって、遊技
者に内部当選の内容が複数あるうちのいずれの種類のも
のであるかを確実に知らせ、内部当選の効果を確実に遊
技者に享受させるとともに、ゲーム中にいわゆる狙い打
ちを導入して、スロットマシンのゲームの面白さをさら
に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態にかかるスロットマシン
の正面図である。
【図2】本発明の第一実施形態にかかるスロットマシン
の内部当り表示ランプを点灯させるための制御系を示す
ブロック図である。
【図3】本発明の第一実施形態にかかるスロットマシン
の内部当り表示ランプの点灯処理動作を示すフローチャ
ートである。
【図4】本発明の第二実施形態にかかるスロットマシン
の内部当りをドラムの停止図柄で報知するための制御系
を示すブロック図である。
【図5】本発明の第二実施形態にかかるスロットマシン
の内部当りを報知するドラムの停止処理動作を示すフロ
ーチャートである。
【図6】本発明の第三実施形態にかかるスロットマシン
の内部当り報知部を動作させるための制御系を示すブロ
ック図である。
【図7】本発明の第三実施形態にかかるスロットマシン
の内部当り報知部の報知処理動作を示すフローチャート
である。
【図8】本発明の第四実施形態にかかるスロットマシン
の内部当り報知部を動作させるための制御系を示すブロ
ック図である。
【図9】本発明の第三実施形態にかかるスロットマシン
の内部当り報知部の報知処理動作を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
1 スロットマシン本体 4 スタートレバー 5 ストップボタン 10 制御部 11 内部当り抽選部 12 内部当り報知制御部 20 内部当り表示ランプ 30 内部当り報知部 30a ドラム 30b ドラム 30c ドラム 40 内部当り報知部 40a ランプ 40b スピーカ 50 内部当り報知部 50a ランプ 50b スピーカ

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部当りか否かを抽選する抽選部と、こ
    の抽選部における抽選結果が内部当りである場合にその
    結果を報知する報知部、及びこれら抽選部,報知部を制
    御する制御部を備えたスロットマシンの内部当り報知装
    置であって、 前記制御部が、前記抽選部での抽選が内部当りとなった
    場合に、前記報知部に、前記スロットマシンのスタート
    レバー,複数のストップボタンのいずれかが操作された
    後に内部当りの報知を行わせることを特徴とするスロッ
    トマシンの内部当り報知装置。
  2. 【請求項2】 内部当りか否かを抽選する抽選部と、こ
    の抽選部における抽選結果が内部当りである場合にその
    結果を報知する報知部、及びこれら抽選部,報知部を制
    御する制御部を備えたスロットマシンの内部当り報知装
    置であって、 前記抽選部において二種類以上の内部当りが抽選される
    とともに、 前記制御部が、前記抽選部での抽選が内部当りとなった
    場合に、前記報知部に、前記二種類以上の内部当りの種
    類に応じて異なる種類の報知を行わせることを特徴とす
    るスロットマシンの内部当り報知装置。
  3. 【請求項3】 内部当りか否かを抽選する抽選部と、こ
    の抽選部における抽選結果が内部当りである場合にその
    結果を報知する報知部、及びこれら抽選部,報知部を制
    御する制御部を備えたスロットマシンの内部当り報知装
    置であって、 前記抽選部において二種類以上の内部当りが抽選される
    とともに、 前記制御部が、前記抽選部での抽選が内部当りとなった
    場合に、前記報知部に、前記スロットマシンのスタート
    レバー,複数のストップボタンのいずれかが操作された
    後に、前記二種類以上の内部当りの種類に応じて異なる
    種類の報知を行わせることを特徴とするスロットマシン
    の内部当り報知装置。
  4. 【請求項4】 前記報知部が、前記内部当りをランプの
    点灯により報知するものである請求項1,2又は3記載
    のスロットマシンの内部当り報知装置。
  5. 【請求項5】 前記報知部が、前記二種類以上の内部当
    りの種類に応じて、異なる点灯をする一のランプを備え
    た請求項2,3又は4記載のスロットマシンの内部当り
    報知装置。
  6. 【請求項6】 前記報知部が、前記二種類以上の内部当
    りの種類に応じて点灯する複数のランプを備えた請求項
    2,3,4又は5記載のスロットマシンの内部当り報知
    装置。
  7. 【請求項7】 前記報知部が、前記内部当りをスロット
    マシンのドラムの図柄配列により報知するものである請
    求項2,4,5又は6のいずれか一項記載のスロットマ
    シンの内部当り報知装置。
  8. 【請求項8】 前記報知部が、前記内部当りを音により
    報知するものである請求項1〜7のいずれか一項記載の
    スロットマシンの内部当り報知装置。
  9. 【請求項9】 前記報知部が、前記二種類以上の内部当
    りの種類に応じて、異なる音を報知する請求項2〜8の
    いずれか一項記載のスロットマシンの内部当り報知装
    置。
  10. 【請求項10】 前記報知部が、前記二種類以上の内部
    当りの種類に応じて異なる時期に音を発する請求項2〜
    9のいずれか一項記載のスロットマシンの内部当り報知
    装置。
  11. 【請求項11】 前記報知部が、ランプの点灯,スロッ
    トマシンのドラムの図柄配列又は音のうち、少なくとも
    二つの組み合わせにより前記内部当りを報知するもので
    ある請求項2,4〜10のいずれか一項記載のスロット
    マシンの内部当り報知装置。
  12. 【請求項12】 スロットマシンのスタートレバー又は
    複数のストップボタンのいずれかが操作された後に内部
    当りの報知を行うようあらかじめ設定し、 スロットマシンのゲーム開始により内部当りの抽選を行
    い、 抽選の結果が内部当りの場合には、設定してある内部当
    り報知時期にしたがって、前記スロットマシンのスター
    トレバー,複数のストップボタンのいずれかが操作され
    た後に、内部当りの報知を行うことを特徴とするスロッ
    トマシンの内部当り報知方法。
  13. 【請求項13】 スロットマシンのゲーム開始により二
    種類以上の内部当りの抽選を行い、 抽選の結果が内部当りの場合には、二種類以上の内部当
    りの種類に応じた異なる報知を行うことを特徴とするス
    ロットマシンの内部当り報知方法。
  14. 【請求項14】 スロットマシンのスタートレバー又は
    複数のストップボタンのいずれかが操作された後に内部
    当りの報知を行うようあらかじめ設定し、 スロットマシンのゲーム開始により二種類以上の内部当
    りの抽選を行い、 抽選の結果が内部当りの場合には、設定してある内部当
    り報知時期にしたがって、前記スロットマシンのスター
    トレバー,複数のストップボタンのいずれかが操作され
    た後に、二種類以上の内部当りの種類に応じた異なる報
    知を行うことを特徴とするスロットマシンの内部当り報
    知方法。
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