JP2001137424A - スロットマシン - Google Patents

スロットマシン

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JP2001137424A
JP2001137424A JP32076299A JP32076299A JP2001137424A JP 2001137424 A JP2001137424 A JP 2001137424A JP 32076299 A JP32076299 A JP 32076299A JP 32076299 A JP32076299 A JP 32076299A JP 2001137424 A JP2001137424 A JP 2001137424A
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winning
notification
sound
slot machine
player
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JP32076299A
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English (en)
Inventor
Shingo Matsuda
慎吾 松田
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Universal Entertainment Corp
Original Assignee
Aruze Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のスロットマシンでは、効果音等を出音
するスピーカが単一であるため、出音される効果音は、
モノラル音で変化に乏しく、飽きの来やすいものであっ
た。 【解決手段】 2つのスピーカ22,23を設けること
により、出音する演出音をステレオ音にする。このステ
レオ音により種々の放音態様を設け、様々なパターンの
報知形態を組む。この報知形態によって、入賞態様決定
手段において決定された入賞態様が、遊技者のスタート
レバー15の操作および第1,第2停止ボタン16,1
7の操作に連動して報知される。例えば、これらの操作
に連動して出音される報知音が、左右のスピーカ22,
23より「左−右−左右同時」の順に出音されて報知が
行われれば、遊技者は、内部抽選によって「BB」の当
選フラグが立ったことを認識できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技中に様々な効
果音を出音するスピーカを備えたスロットマシンに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このようなスロットマシンにおい
ては、図1に示すように、前面パネル2の背後に3個の
リール3,4,5が3列に並設されている。各リール3
〜5の外周には種々の図柄が描かれており、これら図柄
は、前面パネル2に形成された各窓6,7,8を介して
観察される。この窓には5本の入賞ラインL1,L2
A,L2B,L3A,L3Bが記されており、スロット
マシン遊技は、いずれかのこの入賞ライン上に所定の図
柄の組合せが揃うか否かによって行われる。
【0003】スロットマシンの遊技は、遊技者によって
メダル投入口9にメダルが投入されることで開始され
る。メダル投入の際には、効果音としてメダル投入音が
スピーカ25から出音される。各リール3〜5は遊技者
によるスタートレバー15の操作に応じて回転し、各窓
6〜8には図柄が列方向に回転移動表示される。スター
トレバー15の操作時には、遊技開始音がスピーカ25
から出音される。各リール3〜5の回転が一定速度に達
すると、各リール3,4,5に対応して設けられた各ス
トップボタン16,17,18の操作は有効となる。
【0004】遊技者は移動する図柄を観察しながら各ス
トップボタン16〜18を操作し、各リール3〜5の回
転を停止させ、所望の図柄をいずれかの入賞ライン上に
停止表示させようとする。各ストップボタン16〜18
の操作時には、ボタン操作音がスピーカ25から出音さ
れる。各リール3〜5は各ストップボタン16〜18の
操作タイミングに応じてその回転が停止する。この停止
時にいずれかの入賞ライン上に所定の図柄組合せが表示
されると、入賞が発生したことを知らせる入賞音がスピ
ーカ25から出音され、その図柄組合せに応じた入賞が
得られる。
【0005】入賞態様には大当たり入賞や中当たり入
賞,小当たり入賞等があり、大当たり入賞や中当たり入
賞は図柄「7」や所定のキャラクタ図柄が入賞ライン上
に3個揃うと発生する。大当たり入賞ではビッグボーナ
スゲーム(BBゲーム)、中当たり入賞ではレギュラー
ボーナスゲーム(RBゲーム)といった特別遊技が行
え、大量のメダルを獲得することが出来る。また、小当
たり入賞は「チェリー」や「ベル」といった図柄が入賞
ライン上に3個揃うと発生し、この小当たり入賞では数
枚のメダルを獲得することが出来る。メダルが払い出さ
れる際にも効果音がスピーカ25から出音される。
【0006】このような入賞態様は、スタートレバー1
5が操作された直後に行われる乱数抽選によって決定さ
れ、各リール3〜5が遊技者によって停止操作される前
には既に定まっている。この乱数抽選はスロットマシン
内部に構成された入賞態様決定手段で実行される。この
乱数抽選によって大当たり入賞が決定されると、機器前
面パネル2に設けられた告知ランプ26が点灯し、機械
の内部抽選によって大当たり入賞が当選したことが遊技
者に報知される。その後、遊技者の停止ボタン操作に応
じて各リール3〜5の回転が停止制御され、乱数抽選に
よって決定された入賞の図柄組合せが入賞ライン上に停
止表示されると、実際に入賞が発生する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
スロットマシンにおいては、上記のような各効果音を出
音するスピーカ25は単一であり、出音される効果音は
常にモノラル音である。このため、効果音による演出
は、音を出したり消したりすることや、音量の強弱を変
えたりすること等によってしか行えず、単調になりがち
で遊技者に飽きられてしまう。
【0008】また、上記従来のスロットマシンにおいて
は、内部抽選によって大当たり入賞が当選したことは遊
技者に報知されるが、告知ランプ26が単に点灯するだ
けの報知であり、何ら遊技上の面白味はない。
【0009】また、上記従来のスロットマシンにおいて
は、「リーチ目」と呼ばれる所定の図柄組合せが、各リ
ール3〜5の回転停止時に表示されることにより、大当
たり入賞の内部抽選結果が遊技者に報知される。しか
し、リール停止時の図柄組合せが「リーチ目」であるこ
とを読めるのは、遊技に慣れた熟練者であり、遊技の初
心者にはこの「リーチ目」をリールの出目から読むこと
は難しい。
【0010】また、報知されるのは内部抽選によって大
当たり入賞が当選したときだけであり、遊技者に伝えら
れる情報は限られていた。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決するためになされたもので、遊技中に様々な効果
音を出音するスピーカを備えたスロットマシンにおい
て、スピーカを複数設け,これら複数のスピーカによっ
てステレオ音を出音することを特徴とする(請求項
1)。
【0012】このような構成においては、遊技中におけ
る様々な音は複数のスピーカよりステレオ音として出力
され、音の演出幅は広がる。
【0013】また、本発明は、乱数抽選によって遊技の
入賞態様を決定する入賞態様決定手段を備え、複数のス
ピーカより出音されるステレオ音の放音態様に基づき、
上記入賞態様決定手段で決定された入賞態様に対応する
報知情報を遊技者に報知する報知手段を備えたことを特
徴とする(請求項2)。
【0014】このような構成では、入賞態様決定手段で
決定された入賞態様がステレオ音の放音態様によって遊
技者に報知される。従って、内部抽選結果をランプの点
灯等によって単に報知するのとは異なり、報知に面白み
が生じる。
【0015】また、上記報知は、入賞態様決定手段で決
定された入賞態様とは異なる入賞態様に対応する報知情
報を基に行われることもある(請求項3)。
【0016】このような構成では、遊技者は予測した入
賞と異なる結果に接することもあり、遊技に意外性が生
まれる。
【0017】また、上記報知は、全ての内部抽選結果に
対して行われるのではなく、所定確率で行われることも
ある(請求項4)。
【0018】このような構成では、入賞態様は遊技者に
報知される場合もあり、報知されない場合もある。この
ため、遊技者によって入賞態様の報知が期待されるよう
になり、報知があった場合にはその喜びも増す。
【0019】また、本発明は、報知情報を遊技操作に応
じて段階的に報知することを特徴とする(請求項5)。
【0020】このような構成では、遊技操作が進むにつ
れて入賞態様が何であるかが段階的に判明していく。従
って、遊技操作を進めれば進めるほど判明して行く入賞
態様に起因して遊技者は熱くなる。
【0021】また、本発明は、報知する確率の値に応じ
てどの段階まで報知するかを変えることを特徴とする
(請求項6)。
【0022】このような構成では、報知する確率の値に
よっては、入賞態様が何であるかが判明しない段階で報
知を終えてしまうことがある。しかし、遊技者は、入賞
態様が何であるかを判別できないまま報知が終了して
も、報知が行われたということで、入賞態様が大当たり
ではないかという期待感を持つ。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施形態に
よるスロットマシンについて説明する。
【0024】図2は第1の実施形態によるスロットマシ
ン1の正面図である。スロットマシン1の前面パネル2
の背後には3個のリール3,4,5が回転自在に設けら
れている。各リール3,4,5の外周面には複数種類の
図柄(以下、シンボルという)から成るシンボル列が描
かれている。これらシンボルはスロットマシン1の正面
の表示窓6,7,8を通してそれぞれ3個ずつ観察され
る。また、表示窓6,7,8の下方右側には、遊技者が
メダルを入れるためのメダル投入口9が設けられてい
る。
【0025】また、表示窓6〜8には、横3本(中央L
1および上下L2A,L2B)および斜め2本(斜め右
下がりL3A,斜め右上がりL3B)の入賞ラインが記
されている。ゲーム開始に先立ち、遊技者がメダル投入
口9に1枚のメダルを投入したときは、各リール3〜5
上にある中央の入賞ラインL1だけが有効化される。ま
た、2枚のメダルを投入口9に投入したときはこれに上
下の入賞ラインL2A,L2Bが加わり、横3本の入賞
ラインL1,L2AおよびL2Bが有効化される。ま
た、3枚のメダルを投入口9に投入したときは全ての入
賞ラインL1,L2A,L2B,L3AおよびL3Bが
有効化される。
【0026】また、表示窓6〜8の下方左側には、1B
ETスイッチ10,2BETスイッチ11およびマック
スBETスイッチ12が設けられている。クレジット数
表示部13にメダルがクレジットされている場合には、
メダル投入口9へのメダル投入に代え、これら1BET
スイッチ10,2BETスイッチ11およびマックスB
ETスイッチ12の各押ボタン操作により、1回のゲー
ムにそれぞれ1枚,2枚および3枚のメダルが賭けられ
る。クレジット数表示部13は、表示する数値の桁数に
応じた個数の7セグメントLEDで構成されており、現
在クレジットされているメダル数を表示する。
【0027】これらBETスイッチ10〜12の下方に
はクレジット/精算切換スイッチ(C/Pスイッチ)1
4およびスタートレバー15が設けられており、スター
トレバー15の右方の機器中央部には停止ボタン16,
17,18が設けられている。C/Pスイッチ14の押
しボタン操作により、メダルのクレジット/払い出し
(PLAY CREDIT/PAY OUT)を切り換えることが出来る。
【0028】また、スタートレバー15のレバー操作に
より、リール3,4,5の回転が一斉に開始する。停止
ボタン16,17,18は、各リール3,4,5に対応
して配置されており、これら各リール3〜5の回転が一
定速度に達したとき操作が有効化され、遊技者の押しボ
タン操作に応じて各リールの回転を停止させる。
【0029】また、スロットマシン1の正面下部にはメ
ダル受皿19およびメダル払出口20が設けられてい
る。メダル受皿19は、メダル払出口20から払い出さ
れるメダルを貯めるものである。また、スロットマシン
1の正面上部には、各入賞に対してどれだけのメダルが
払い出されるかが示されている配当表示部21が設けら
れている。 また、スロットマシン1の正面中央左右の
筐体にはスピーカ22,23が設けられている。各スピ
ーカ22,23は、高音出力部及び低音出力部から成
る。
【0030】図3は、第1の実施形態によるスロットマ
シン1の遊技処理動作を制御する制御部と、これに電気
的に接続された周辺装置(アクチュエータ)とを含む回
路構成を示すブロック図である。
【0031】制御部はマイクロコンピュータ(以下、マ
イコンという)30を主な構成要素とし、これに乱数サ
ンプリングのための回路を加えて構成されている。マイ
コン30は、予め設定されたプログラムに従って制御動
作を行うCPU(中央演算処理装置)31と、記憶手段
であるROM(読み出し専用メモリ)32およびRAM
(読み書き可能メモリ)33を含んで構成されている。
CPU31には、基準クロックパルスを発生するクロッ
クパルス発生回路34および分周器35と、一定範囲の
乱数を発生させる乱数発生器36および発生した乱数の
中から任意の乱数を抽出する乱数サンプリング回路37
が接続されている。
【0032】マイコン30からの制御信号により動作が
制御される主要なアクチュエータとしては、リール3,
4,5を回転駆動する各ステッピングモータ55、メダ
ルを収納するホッパー38、クレジット数表示部13お
よびスピーカ22,23がある。これらはそれぞれモー
タ駆動回路40、ホッパー駆動回路41、表示駆動回路
42およびスピーカ駆動回路43によって駆動される。
これら駆動回路40〜43は、マイコン30のI/O
(入出力)ポートを介してCPU31に接続されてい
る。各ステッピングモータ55はモータ駆動回路40に
よって1−2相励磁されており、400パルスの駆動信
号が供給されるとそれぞれ1回転する。
【0033】また、マイコン30が制御信号を生成する
ために必要な入力信号を発生する主な入力信号発生手段
としては、スタートレバー15の操作を検出するスター
トスイッチ15Sと、メダル投入口9から投入されたメ
ダルを検出する投入メダルセンサ9Sと、前述したC/
Pスイッチ14とがある。また、ホトセンサ59、およ
びこのホトセンサ59からの出力パルス信号を受けて各
リール3,4,5の回転位置を検出するリール位置検出
回路44もある。
【0034】ホトセンサ59は各リール3,4,5が一
回転する毎に回転を検出してリセットパルスを発生す
る。このリセットパルスはリール位置検出回路44を介
してCPU31に与えられる。RAM33内には、各リ
ール3〜5について、一回転の範囲内における回転位置
に対応した計数値が格納されており、CPU31はリセ
ットパルスを受け取ると、RAM33内に形成されたこ
の計数値を“0”にクリアする。このクリア処理によ
り、各シンボルの移動表示と各ステッピングモータ55
の回転との間に生じるずれが、一回転毎に解消されてい
る。
【0035】さらに、上記の入力信号発生手段として、
リール停止信号回路45と、払出し完了信号発生回路4
6とがある。リール停止信号回路45は、停止ボタン1
6,17,18が押された時に、対応するリール3,
4,5を停止させる信号を発生する。また、メダル検出
部47はホッパー38から払い出されるメダル数を計数
し、払出し完了信号発生回路46は、このメダル検出部
47から入力した実際に払い出しのあったメダル計数値
が所定の配当枚数データに達した時に、メダル払い出し
の完了を知らせる信号をCPU31へ出力する。
【0036】ROM32には、このスロットマシン1で
実行されるゲーム処理の手順がシーケンスプログラムと
して記憶されている他、入賞確率テーブル,シンボルテ
ーブルおよび入賞シンボル組合せテーブル等がそれぞれ
区分されて格納されている。
【0037】入賞確率テーブルは、サンプリング回路3
7で抽出された乱数を各入賞態様に区分けする乱数区分
手段を構成しており、乱数発生器36で発生する一定範
囲の乱数を各入賞態様に区画するデータを記憶してい
る。このような入賞確率テーブルは、例えば図4に示す
ように構成される。同図におけるa1〜a3,b1〜b
3,c1〜c3,d1〜d3,e1〜e3,f1〜f
3,g1〜g3は予め設定された数値データであり、サ
ンプリング回路37で抽出された乱数を各入賞態様に区
画する際に用いられる。このデータは、投入メダル枚数
が1枚の場合には「a1〜g1」、2枚の場合には「a
2〜g2」、3枚の場合には「a3〜g3」の各数値の
組合せが用いられる。
【0038】これら数値は通常「a<b<c<d<e<
f<g」の大小関係に設定され、抽出された乱数値がa
未満であれば大当たり入賞(大ヒット)となって「B
B」当選フラグが立つ。また、抽出された乱数値がa以
上b未満であれば中当たり入賞(中ヒット)となって
「RB」当選フラグが立つ。また、抽出された乱数値が
b以上f未満であれば小当たり入賞(小ヒット)とな
り、この場合、b以上c未満の場合には「スイカ」当選
フラグが立ち、c以上d未満の場合には「ベル」当選フ
ラグ、d以上e未満の場合には「4枚チェリー」当選フ
ラグ、e以上f未満の場合には「2枚チェリー」当選フ
ラグが立つ。また、抽出された乱数値がf以上g未満で
あれば「再遊技」当選フラグが立ち、g以上であれば入
賞なしの「ハズレ」当選フラグが立つ。
【0039】図5(a)には、図4に示すメダル3枚賭
け時のヒット区画データである数値データa3〜g3の
各値の一例が示されている。ここで、乱数発生器36は
0〜65535(=216)の範囲の乱数を発生するも
のとしている。
【0040】この入賞確率テーブルの数値データによれ
ば、入賞判定時に0〜200の範囲にある乱数がサンプ
リング回路37によって抽出されれば、内部抽選結果は
大当たりとなって「BB」当選フラグが立ち、201〜
380の範囲にある乱数が抽選されれば内部抽選結果は
中当たり入賞となって「RB」当選フラグが立つ。同様
に、381〜10000の範囲にある乱数が抽出されれ
ば、各役の小当たり入賞当選フラグが立ち、10001
〜18000の範囲にある乱数が抽出されれば、「再遊
技」当選フラグが立ち、18001〜65535の範囲
にある乱数が抽出されれば、「ハズレ」当選フラグが立
つ。
【0041】つまり、入賞態様は、サンプリングされた
1つの乱数値がこれらのどの数値範囲に属するかによっ
て決定され、「ハズレ」および「再遊技」を含めて合計
8種類の当選フラグによって表される。ここで、乱数発
生器36,サンプリング回路37,入賞確率テーブルお
よびマイコン30は入賞態様決定手段を構成している。
各種のヒットはこのような入賞確率テーブルのデータ設
定に応じた確率の下で発生するため、遊技者の技量に極
端に左右されることなく、例えば1日の営業時間内での
トータル的なメダル支払い率がほぼ一定に維持されてい
る。
【0042】また、シンボルテーブルは図6に概念的に
示される。このシンボルテーブルは各リール3〜5の回
転位置とシンボルとを対応づけるものであり、シンボル
列を記号で表したものである。このシンボルテーブルに
はコードナンバに対応したシンボルコードが各リール3
〜5毎に記憶されている。コードナンバは、前述したリ
セットパルスが発生する回転位置を基準として各リール
3〜5の一定の回転ピッチ毎に順次付与されている。シ
ンボルコードはそれぞれのコードナンバ毎に対応して設
けられたシンボルを示している。
【0043】また、入賞シンボル組合せテーブルには、
配当表示部21に示される各入賞シンボル組合せのシン
ボルコードや、特定ゲーム発生のフラグが成立している
ことを遊技者に示唆する「リーチ目」を構成するシンボ
ル組合せのシンボルコード、各入賞を表す入賞判定コー
ド、入賞メダル配当枚数等が記憶されている。この入賞
シンボル組合せテーブルは、第1リール3,第2リール
4、第3リール5の停止制御時、および全リール停止後
の入賞確認を行うときに参照される。
【0044】第1の実施形態では、スピーカ駆動回路4
3、スピーカ22,23およびマイコン30は、2つの
スピーカ22,23より出音されるステレオ音の放音態
様に基づき、入賞態様決定手段で決定された入賞態様に
対応する報知情報を報知する報知手段を構成している。
この報知手段は、スタートレバー15の操作およびスト
ップボタン16,17の各操作に応じて入賞態様に対応
する報知情報を段階的に出音する。
【0045】図7、図8および図9は、「BB」、「R
B」および「ハズレ」の各入賞態様に対応したステレオ
音の放音パターンをそれぞれ概略的に示した図である。
これらの図において、中心の人物絵図は遊技者を表し、
アルファベットのL,Rはそれぞれ左スピーカ22,右
スピーカ23の位置を示す。また、左右の同心円状の波
形は、左右のスピーカ22,23より出音される報知音
を概念的に表したものである。
【0046】「BB」の入賞態様に対応する図7に示す
放音パターンでは、まず、スタートレバー15の操作時
に、同図(a)に示すように、遊技者から見て左側のス
ピーカ22より報知音が出音される。次に、第1停止ボ
タン16の操作が行われ、第1リール3が停止すると、
同図(b)に示すように遊技者から見て右側のスピーカ
23より報知音が出音される。さらに、第2停止ボタン
17の操作が行われ、第2リール4が停止すると、同図
(c)に示すように左右のスピーカ22,23から同時
にステレオ音で報知音が出音される。
【0047】また、「RB」の入賞態様に対応する図8
に示す放音パターンでは、同図(a),(b)までは図
7に示す「BB」の放音パターンと同様である。しか
し、同図(c)での放音態様は遊技者から見て左側のス
ピーカ22のみより報知音が出音される。
【0048】また、「ハズレ」の入賞態様に対応する図
9に示す放音パターンでも、同図(a),(b)までは
図7に示す「BB」の放音パターンと同様である。しか
し、同図(c)での放音態様は遊技者から見て右側のス
ピーカ23のみより報知音が出音される。
【0049】次に、第1の実施形態においてマイコン3
0で制御される遊技機の動作について説明する。
【0050】図10および図11はこの遊技処理の概略
を示すフローチャートである。
【0051】まず、CPU31により、メダルBETが
なされたかどうかが判別される(図10,ステップ10
1参照)。この判別は、メダル投入口9にメダルが投入
され、メダルセンサ9Sからの検出信号入力があった場
合、あるいはBETスイッチ10,11,12からの信
号入力があった場合に“YES”となる。その場合、C
PU31によるスピーカ駆動回路48の制御により、ス
ピーカ22,23からメダル投入音がステレオ音で出音
される。次に、スタートレバー15の操作によりスター
トスイッチ15Sからのスタート信号入力があったか否
かが判別される(ステップ102)。この判別が“YE
S”の場合、上記のメダル投入音と同様な制御処理によ
って遊技開始音が出音される。
【0052】次に、前述した入賞態様決定手段によって
入賞判定(確率抽選処理)が行われる(ステップ10
3)。この入賞判定処理は、スタートレバー15の操作
直後に行われる。前述したように入賞判定は、乱数発生
器36で発生し、サンプリング回路37によって特定さ
れた1つの乱数値が、入賞確率テーブル(図4参照)に
おいてどの入賞グループに属する値になっているか判断
されることによって行われる。この入賞態様決定手段で
決定された入賞態様は当選フラグの種類によって表さ
れ、「ハズレ」,「再遊技」,「2枚チェリー」,「4
枚チェリー」,「ベル」,「スイカ」,「RB」および
「BB」の8種類の中のいずれか1つの当選フラグがR
AM33の所定領域にセットされる。
【0053】続いて第1次報知音出音制御処理が行われ
る(ステップ104)。この第一次報知音出音制御処理
では、CPU31によりスピーカ駆動回路43が入賞態
様に応じて駆動制御される。例えば、ステップ103の
入賞判定で「BB」の入賞態様が決定された場合には、
図7(a)に示すように、遊技者から見て左側のスピー
カ22より報知音が出音される。また、「RB」の入賞
態様が決定された場合にも、図8(a)に示すように、
遊技者から見て左側のスピーカ22より報知音が出音さ
れ、「ハズレ」の入賞態様が決定された場合にも、図9
(a)に示すように、遊技者から見て左側のスピーカ2
2より報知音が出音される。
【0054】次に、第1リール3,第2リール4,第3
リール5の回転処理が行われ(ステップ105)、これ
ら各リール3,4,5は一斉に回転を始める。このリー
ル回転処理に引き続き、各リール3,4,5の停止制御
が行われる(ステップ106)。このリール停止制御処
理の概要は図12のフローチャートに示される。
【0055】なお、このリール停止制御においては、便
宜上、第1リール停止ボタン16,第2リール停止ボタ
ン17,第3リール停止ボタン18がこの順番に操作さ
れ、各リール3〜5が第1リール3,第2リール4,第
3リール5の順番で停止する場合について説明する。し
かし、各リール3〜5の停止順序はこれに限定されるも
のではなく、例えば、第1リール停止ボタン16,第3
リール停止ボタン18,第2リール停止ボタン17のよ
うに、ランダムな操作順序により停止するようにしても
よい。
【0056】遊技者による各停止ボタン16〜18の操
作は、前述したように、リール停止信号回路45を介し
てCPU31によって検出されており、第1リール停止
ボタン16のON操作が図12のステップ121で検出
された場合には、第1リール3の停止制御処理が行われ
る(ステップ122)。つまり、第1リール停止ボタン
16が遊技者によって操作された時点で、第1リール3
のステッピングモータ55に供給された駆動パルスの数
がRAM33から読み出され、第1リール3の回転位置
と対応づけられる。第1リール3の回転位置が分かる
と、シンボルテーブル(図6参照)との対照により、観
察窓6に現れている3個のシンボルがシンボルコードと
して把握される。
【0057】この場合、大ヒットの当選フラグが立って
いるときには、観察窓6の有効化入賞ライン上に大ヒッ
トを構成するシンボルがあるか否かがチェックされる。
同様に、中ヒット,小ヒットの当選フラグが立っている
ときには、観察窓6の有効化入賞ライン上に中ヒット,
小ヒットを構成するシンボルがあるか否かがチェックさ
れる。有効化入賞ライン上に当選フラグに対応したシン
ボルがあるときは、CPU31は即座に第1リール3を
停止させる。なお、第1リール3を瞬間的に停止させ得
ないことを考慮し、リール回転位置の何ステップ分か前
にこの処理を行うようにしてもよい。
【0058】上記のチェック処理により、当選フラグに
対応したシンボルが観察窓6の有効化入賞ライン上に現
れていない場合には、さらに第1リール3をシンボル4
コマ分回転させたときにどのようなシンボルが現れてく
るかをチェックする。もし、この中に当選フラグに対応
するシンボルが有ったときには、そのコマ位置まで第1
リール3を回転させてそこで停止させる。この引き込み
制御処理は後述する第2リール4および第3リール5の
各停止制御処理時にも行われる。
【0059】次に、前述したステップ103の入賞判定
において、「BB」、「RB」または「ハズレ」のいず
れかの入賞態様が決定されているときには、第2次報知
音出音制御処理が行われる(ステップ123)。この第
2次報知音出音制御処理でも、CPU31によりスピー
カ駆動回路43が入賞態様に応じて駆動制御される。例
えば、ステップ103の入賞判定で「BB」の入賞態様
が決定された場合には、図7(b)に示すように、遊技
者から見て右側のスピーカ23より報知音が出音され
る。また、「RB」の入賞態様が決定された場合にも、
図8(b)に示すように、遊技者から見て右側のスピー
カ23より報知音が出音され、「ハズレ」の入賞態様が
決定された場合にも、図9(b)に示すように、遊技者
から見て右側のスピーカ23より報知音が出音される。
【0060】次に、第2リール4の停止ボタン17がO
N操作されたか否かが検出され(ステップ124)、こ
の停止ボタン17のON操作が検出された場合には、第
2リール4の停止制御処理が行われる(ステップ12
5)。この停止制御処理では、第2リール4が回転して
いる状態で、まず、観察窓7の中央の入賞ラインL1上
にコードナンバ0〜20の21通りのシンボルが停止す
ることを想定し、有効化入賞ライン上に既に停止してい
る第1リール3のシンボルとの組合せが読み込まれる。
また、第3リール5については回転中であることを表す
回転コードが読み込まれる。なお、第2リール4も回転
中であるが、上記処理によって停止されることを仮定し
ているため、回転コードとしては読み込まれない。
【0061】このようにしてシンボルコードの組合せが
読み込まれると、前述した入賞シンボル組合せテーブル
が参照され、第1リール3の停止により決定されたシン
ボルに対し、第2リール4が21通りの回転位置で停止
したとき、有効化入賞ライン上にどのような入賞が生じ
る可能性があるかが順次判断されていく。例えば、図1
3(a)に示すように第1リール3が停止していたとす
れば、第2リール4の停止位置を21通り想定してその
ときのシンボル組合せパターンがチェックされる。例え
ば、同図(b)に示すように、第2リール4が観察窓7
の中央でコードナンバ「5」で停止したとすると、各入
賞ラインL1,L2A,L2B,L3A,L3B上での
シンボル組合せは同図(c)に示すようになる。
【0062】第3リール5の矢印は回転中であることを
示す回転コードであるが、第3リールの停止位置によっ
ては、入賞ラインL1に「A−A−A」の大ヒット入
賞、入賞ラインL2Bに「E−E−E」の小ヒット入賞
が生じる可能性がある。従って、第2リール4のコード
ナンバ「5」に対しては、図14に示すように大ヒット
の予想フラグと小ヒットの予想フラグとがセットされ
る。このような予想フラグの有無が第2リール4の全て
のコードナンバについてチェックされ、これらデータは
RAM33に書き込まれる。
【0063】このようにしてRAM33に書き込まれた
予想フラグデータは、第2リール4の停止制御時に参照
される。つまり、第2リール4の停止ボタン17が操作
されたとき、第2リール4のコードナンバに対応する予
想フラグが参照され、大ヒットの予想が発生している場
合には、有効化入賞ライン上に大ヒットのシンボルが停
止するように第2リール4の停止制御が実行される。
【0064】次に、この第2リールの停止制御処理に続
き、前述したステップ103の入賞判定において、「B
B」、「RB」または「ハズレ」のいずれかの入賞態様
が決定されているときには、第3次報知音出音制御処理
が行われる(ステップ126)。この第3次報知音出音
制御処理でも、CPU31によりスピーカ駆動回路43
が入賞態様に応じて駆動制御される。例えば、ステップ
103の入賞判定で「BB」の入賞態様が決定された場
合には、図7(c)に示すように、遊技者から見て左右
両側のスピーカ22,23より報知音が出音される。ま
た、「RB」の入賞態様が決定された場合にも、図8
(c)に示すように、遊技者から見て左側のスピーカ2
2より報知音が出音され、「ハズレ」の入賞態様が決定
された場合にも、図9(c)に示すように、遊技者から
見て右側のスピーカ23より報知音が出音される。
【0065】次に、第3リール5の停止ボタン18がO
N操作されたか否かが検出され(ステップ127)、こ
の停止ボタン18のON操作が検出された場合には、第
3リール5の停止制御処理が行われる(ステップ12
8)。この停止制御処理では、既に第1リール3及び第
2リール4が停止してそのシンボルの組合せが特定され
ているので、これらのシンボルの組合せに対し、第3リ
ール5の各々のコードナンバ毎に入賞の可能性が判定さ
れ、図11に示すテーブルと同様にして入賞予想フラグ
が立てられる。
【0066】この予想フラグデータも第3リール5の停
止ボタン18が操作されたときに参照され、大ヒットの
予想フラグが立っているときには、有効化入賞ライン上
に大ヒットのシンボルが停止するように第3リール5の
停止制御が実行される。この第3リール5の停止制御処
理時には、既に停止している第1リール3,第2リール
4のシンボルとの組合せによって当選フラグ通りの入賞
が得られるだけでなく、当選フラグと異なる入賞が得ら
れないようにリールの停止位置が制御される。
【0067】ステップ122の第1リール停止制御処
理、ステップ125の第2リール停止制御処理およびス
テップ128の第3リール停止制御処理により、当選フ
ラグが「ハズレ」の場合には、いずれの有効化入賞ライ
ン上にも入賞シンボル組合せが揃わないように各リール
3〜5が停止制御される。
【0068】また、当選フラグが「2枚チェリー」の場
合には、一本の有効化入賞ライン上にシンボル「チェリ
ー」が停止するように各リール3〜5が停止制御され
る。また、当選フラグが「4枚チェリー」の場合には、
2本の有効化入賞ライン上にシンボル「チェリー」が停
止するように各リール3〜5が停止制御される。また、
当選フラグが「ベル」,「スイカ」の場合には、いずれ
かの有効化入賞ライン上にシンボル「ベル」,「スイ
カ」の組合せが揃うように各リール3〜5が停止制御さ
れる。
【0069】また、当選フラグが「RB」,「BB」の
場合には、いずれかの有効化入賞ライン上にシンボル
「7」または所定のキャラクタ・シンボルの組合せが揃
うように各リール3〜5が停止制御される。
【0070】なお、上述したリール停止制御処理では、
各停止ボタン16,17の操作が検出されたあとに各リ
ール3,4の停止制御(ステップ122,125)を行
い、その後に第2次,第3次の各報知音出音制御処理
(ステップ123,126)を行った。しかし、このリ
ール停止制御処理と第2次,第3次各報知音出音制御処
理とは、停止ボタン操作後であれば順番はどちらでも構
わない。つまり、各停止ボタン16,17の操作後にス
テップ123,126の第2次,第3次各報知音出音制
御処理を行い、その後にステップ122,125の各リ
ール3,4の停止制御を行うようにしてもよい。
【0071】このようにして図10のステップ106の
リール停止制御処理が終了すると、次に、全リール停止
時の表示が所定の入賞シンボル組合せであるか否かが、
入賞シンボル組合せテーブルを参照して判断される(図
10,ステップ107)。つまり、リール停止制御は全
て機械によって行われるのではなく、遊技者による各停
止ボタン16〜18の操作タイミングも問われているた
め、内部抽選の結果入賞当選フラグが立っていても、停
止ボタン16〜18が所定タイミングに操作されない
と、有効化入賞ライン上に入賞シンボル組合せは揃わ
ず、入賞は発生しない。
【0072】入賞が得られなかったときにはステップ1
07の判定は“NO”となり、処理は初めのステップ1
01に戻る。また、入賞判定の結果リプレイゲーム(再
遊技)であるときは、処理はステップ102のスタート
レバー15の操作待ち処理に戻る(ステップ108)。
リプレイゲームでない入賞のときには、CPU31によ
ってホッパー駆動回路41が制御され、所定枚数のメダ
ルがホッパー38によってメダル受け皿19へ払い出さ
れる(図11,ステップ110)。
【0073】例えば、「2枚チェリー」の小当たり入賞
の場合には2枚のメダルが払い出され、「4枚チェリ
ー」の小当たり入賞の場合には4枚のメダルが払い出さ
れる。また、「ベル」の小当たり入賞の場合には6枚の
メダル、「スイカ」の小当たり入賞の場合には8枚のメ
ダルが払い出される。また、大当たり入賞の「BB」お
よび中当たり入賞の「RB」の場合にはそれぞれ15枚
のメダルが払い出される。
【0074】次に、BBゲームが発生したか否かが判断
され(ステップ111)、BBゲームが発生している場
合にはBBゲームが実行される(ステップ112)。ま
た、BBゲームが発生していない場合には、次にRBゲ
ームが発生したか否かが判断され(ステップ113)、
RBゲームが発生している場合にはRBゲームが実行さ
れる(ステップ114)。その後、上述した処理が繰り
返されてスロットマシン遊技が行われる。
【0075】このような第1の実施形態によれば、メダ
ル投入口9へのメダル投入音、スタートレバー15の操
作時に出音される遊技開始音といった効果音は、2つの
スピーカ22,23よりステレオ音として出力される。
従って、モノラル音しか出音できず、出音と消音の切り
替えや音の強弱でしか演出の行えなかった従来の単調な
スロットマシンに比べ、本実施形態によるスロットマシ
ン1では効果音の演出幅が広がり、遊技の興趣は向上す
る。
【0076】また、この第1の実施形態によれば、スタ
ートレバー15および停止ボタン16,17の各操作に
応じ、入賞態様の種類に応じた異なる放音パターンで報
知音が出音されることにより、入賞態様が遊技者に報知
される。
【0077】例えば、上述したように、入賞態様が「B
B」の場合には、図7に示すように、スタートレバー1
5の操作後のステップ104で遊技者から見て左側のス
ピーカ22から報知音が出音され、第1停止ボタン16
操作後のステップ123で遊技者から見て右側のスピー
カ23から報知音が出音され、第2停止ボタン17操作
後のステップ126で遊技者から見て左右両側のスピー
カ22,23から報知音が出音される。
【0078】また、入賞態様が「RB」の場合には、図
8に示すように、スタートレバー15の操作後のステッ
プ104で遊技者から見て左側のスピーカ22から報知
音が出音され、第1停止ボタン16操作後のステップ1
23で遊技者から見て右側のスピーカ23から報知音が
出音され、第2停止ボタン17操作後のステップ126
で遊技者から見て左側のスピーカ22から報知音が出音
される。
【0079】また、入賞態様が「ハズレ」の場合には、
図9に示すように、スタートレバー15の操作後のステ
ップ104で遊技者から見て左側のスピーカ22から報
知音が出音され、第1停止ボタン16操作後のステップ
123で遊技者から見て右側のスピーカ23から報知音
が出音され、第2停止ボタン17操作後のステップ12
6で遊技者から見て右側のスピーカ23から報知音が出
音される。
【0080】すなわち、スタートレバー15の操作後お
よび第1停止ボタン16の操作後に行われる第1次およ
び第2次報知音出音制御処理では、「BB」、「R
B」、「ハズレ」のいずれの入賞態様であっても、各ス
ピーカ22,23の放音態様は同じであるが、第2停止
ボタン17の操作後の各スピーカ22,23の放音態様
により、遊技者は今回の入賞態様が「BB」、「R
B」、「ハズレ」のいずれの入賞態様であるかを判別す
ることが出来る。
【0081】つまり、第3次報知音出音制御処理で両側
のスピーカ22,23から報知音が出音された場合は、
「BB」の入賞態様が発生したことを遊技者は知ること
が出来る。また、第3次報知音出音制御処理で左側のス
ピーカ22からだけ報知音が出音された場合は、「R
B」の入賞態様が発生したことを、また、右側のスピー
カ23からだけ報知音が出音された場合は、「ハズレ」
の入賞態様が発生したことを遊技者は知ることが出来
る。
【0082】従って、入賞態様の報知パターンは、「B
B」、「RB」、「ハズレ」のいずれの場合も途中まで
は同一パターンであるため、報知される入賞態様が何で
あるかが判明する第3次報知音の出音時には、大当たり
への期待と緊張感で遊技者の興奮は最高潮に達すること
が予測できる。このため、本実施形態によれば、内部抽
選結果を告知ランプの点灯等によって単に報知する従来
のスロットマシンとは異なり、報知に面白みが生じる。
【0083】また、入賞態様が何であるかは、スタート
レバー15やストップボタン16,17の遊技操作が進
むにつれて段階的に判明していく。従って、遊技操作を
進めれば進めるほど判明して行く入賞態様に起因して遊
技者は熱くなり、遊技に熱中する。また、各停止ボタン
16,17の操作は、各リール3,4の回転表示を各列
毎に順次停止させて行くだけではなく、内部抽選によっ
て決定された入賞態様を遊技者に順次報知させて行くた
め、停止ボタン操作の面白味が増すようになる。
【0084】また、報知は大当たり入賞態様についてだ
けではなく、中当たり及びハズレについても行われ、遊
技者は大当たり入賞以外の内部抽選結果も知ることがで
きるようになる。大ヒット入賞を発生させる「BB」当
選フラグおよび中ヒット入賞を発生させる「RB」当選
フラグは、フラグの成立が次回の遊技にも持ち越される
ため、遊技者は次回の遊技で、「BB」ゲーム入賞シン
ボル組合せまたは「RB」ゲーム入賞シンボル組合せを
各リール3〜5に停止表示させるように、予め狙って各
停止ボタン16〜18を操作することが出来る。従っ
て、停止ボタン16〜18の操作は容易に行えるように
なる。
【0085】次に、本発明の第2の実施形態によるスロ
ットマシンについて説明する。
【0086】この第2の実施形態によるスロットマシン
は、第1の実施形態と同じ図2に示す外観構造を有して
おり、また、図3に示す構成と同じ構成の制御回路を有
している。しかし、この第2の実施形態では、図5
(b)に例示する報知選択抽選確率テーブルがROM3
2に記憶されており、各スピーカ22,23による入賞
態様報知は、入賞態様決定手段で決定された入賞態様に
対して行われるのではなく、上記の報知選択抽選確率テ
ーブルを用いて選択された入賞態様に対して行われる。
【0087】図15はこの第2の実施形態によるスロッ
トマシンの遊技処理の前半を示すフローチャートであ
り、遊技処理後半のフローチャートは第1の実施形態と
同様に図11に示される。この第2の実施形態によるス
ロットマシンの遊技処理は、ステップ103の確率抽選
処理の後に、報知選択抽選処理(ステップ109)が行
われる点が上述した第1の実施形態によるスロットマシ
ンの遊技処理と相違している。
【0088】この報知選択抽選処理では、ステップ10
3の入賞判定でサンプリング回路37によって抽出され
た乱数、および図5(b)に例示する報知選択抽選確率
テーブルを用いて、報知する入賞態様が決定される。報
知選択抽選確率テーブルには、同図(a)に示す確率抽
選テーブルに対応したメダル3枚賭け一般遊技時の報知
区画データの各値が示されている。
【0089】ステップ103の入賞判定時にサンプリン
グ回路37によって0〜100または20000〜20
200の範囲にある乱数が抽出されていれば、図7に示
す「BB」当選フラグの入賞態様報知パターンによって
各スピーカ22,23が出音制御される。つまり、0〜
100の範囲にある乱数が抽出されて「BB」当選フラ
グが立った場合には、「BB」当選フラグの入賞態様報
知が行われる。また、20000〜20200の範囲に
ある乱数が抽出されて「ハズレ」当選フラグが立ってい
る場合にも、この「BB」当選フラグの入賞態様報知が
行われる。一方、101〜200の範囲にある乱数が抽
出されて「BB」当選フラグが立っていても、この範囲
の乱数は「BB」当選フラグ報知区画データの範囲外で
あるため、「BB」当選フラグの入賞態様報知は行われ
ない。
【0090】すなわち、「BB」当選フラグの入賞態様
報知が行われても、必ずしも内部抽選によって「BB」
当選フラグが立っているとは限らず、また、「BB」当
選フラグの入賞態様報知が行われていなくても、内部抽
選によって「BB」当選フラグが立っていないとは限ら
ない。つまり、「BB」当選フラグの入賞態様報知は、
所定の報知確率の下で行われると共に、偽りの報知を含
んだ所定の信頼度の下で行われている。
【0091】図5(b)に示すテーブルの場合には、
「BB」当選フラグの入賞態様報知は約50%の報知確
率で行われている。つまり、0〜200の範囲の乱数が
抽出されると「BB」当選フラグが立ち、そのうちの0
〜100の範囲の乱数が抽出されるとその当選フラグの
報知が行われるため、報知確率は101/201で約5
0%になる。
【0092】また、「BB」当選フラグの入賞態様報知
が行われたときに実際に「BB」当選フラグが立ってい
る確率は、101/302{(0〜100の101)/
(0〜100の101と20000〜20200の20
1との和)}で約33%になっている。また、「BB」
当選フラグの報知が行われたにもかかわらず実際には
「BB」当選フラグが立っていない確率は、201/3
02で約67%になっている。つまり、図5(b)に示
す報知選択抽選確率テーブルの場合には、「BB」当選
フラグの入賞態様報知の信頼度は33%であり、「B
B」当選フラグの入賞態様報知は約67%の確率ではず
れることになる。
【0093】また、「RB」、「ハズレ」の各当選フラ
グに対しても、ステップ103の入賞判定処理で抽出さ
れた乱数値に応じて、上述と同様にして入賞態様報知が
行われる。ただし、入賞態様報知の報知確率はそれぞれ
の入賞役において一率ではなく、メダル投入枚数や遊技
状態によって異なっている。
【0094】例えば、図5(b)に示すテーブルでは、
「RB」当選フラグの報知確率は180/180で10
0%である。また、「RB」当選フラグの報知が行われ
た場合に実際に「RB」当選フラグが立っている確率は
180/360で50%である。また、この報知がはず
れている確率も180/360で50%である。つま
り、このテーブルを参照してステップ109の報知選択
抽選処理が行われた場合、何の報知もなく「RB」入賞
が発生することはありえず、「RB」入賞が発生する場
合は必ず図8に示す放音パターンで報知が行われる。し
かし、「RB」内部当たりが報知されたからといって、
必ず「RB」が内部当たりしているとは限らず、「R
B」内部当たりが報知された場合に「RB」が内部当た
りしている確率は50%である。
【0095】また、「ハズレ」当選フラグの報知確率は
14261/47535で約30%である。また、「ハ
ズレ」当選フラグの報知が行われた場合に実際に「ハズ
レ」当選フラグが立っている確率は14261/142
61で100%である。つまり、「ハズレ」の内部当た
りが図9に示す放音パターンで報知された場合は必ず内
部抽選結果はハズレである。
【0096】このような第2の実施形態では、入賞態様
決定手段で決定された入賞態様とは異なる入賞態様に対
応する放音パターンで、各スピーカ22,23が駆動さ
れることがある。このため、この第2の実施形態による
スロットマシンでは、遊技者は予測した入賞と異なる結
果に接することもあり、遊技に意外性が生まれて遊技の
面白みが増す。
【0097】また、この第2の実施形態では、入賞態様
報知は、全ての内部抽選結果に対して100%行われる
のではなく、所定の報知確率の下で行われる。このた
め、入賞態様は遊技者に報知される場合もあり、報知さ
れない場合もある。従って、遊技者によって入賞態様の
報知が期待されるようになり、報知があった場合にはそ
の喜びも増す。
【0098】なお、上述した第2の実施形態では、「B
B」、「RB」および「ハズレ」の各入賞態様を、図
7、図8および図9の(a)〜(c)に示す3段階の放
音パターンでそれぞれ報知する場合について説明した。
しかし、報知する入賞態様の報知確率の値に応じて、各
放音パターンのどの段階まで報知するかを変えるように
構成してもよい。
【0099】例えば、図5(b)に例示するような、当
選フラグの種類,遊技状態およびメダル投入枚数に応じ
て報知確率が所定確率に設定された報知選択抽選確率テ
ーブルを複数設けておき、ステップ109の報知選択抽
選処理において、これら複数のテーブルからランダムに
抽選したテーブルを用いて、報知する入賞態様を選択す
る。
【0100】そして、例えば、報知する入賞態様の報知
確率が100%の場合には3段階の全ての段階について
報知し、ステップ104の第1次報知音出音制御処理、
ステップ123の第2次報知音出音制御処理、およびス
テップ126の第3次報知音出音制御処理の全てを実行
する。また、報知確率が50%の場合には3段階のうち
の2段階までについて報知し、ステップ104の第1次
報知音出音制御処理、およびステップ123の第2次報
知音出音制御処理を行い、ステップ126の第3次報知
音出音制御処理は行わない。また、報知確率が30%の
場合には3段階のうちの1段階だけについて報知し、ス
テップ104の第1次報知音出音制御処理を行い、ステ
ップ123の第2次報知音出音制御処理、およびステッ
プ126の第3次報知音出音制御処理は行わない。
【0101】例えば、図5(b)に示す報知選択抽選確
率テーブルを用いて、「BB」当選フラグの報知が50
%の確率で行われる場合、スピーカ22,23による放
音は図7(a)、(b)に示す2段階まで報知が行われ
る。また、このテーブルを用いて「RB」当選フラグの
報知が100%の確率で行われる場合、スピーカ22,
23による放音は図8(a)、(b)、(c)に示す最
後の3段階まで報知が行われる。また、このテーブルを
用いて「ハズレ」当選フラグの報知が30%の確率で行
われる場合、スピーカ22,23による放音は図9
(a)に示す最初の1段階についてだけ報知が行われ
る。
【0102】このような構成では、入賞態様の報知確率
の値によっては、入賞態様が何であるかが判明しない段
階で報知を終えてしまうことがある。しかし、遊技者
は、入賞態様が何であるかを判別できないまま報知が終
了しても、報知が行われたということで、入賞態様が大
当たりではないかという期待感を持つ。
【0103】なお、上述した各実施形態においては、報
知音の放音態様を、左スピーカ22のみからの放音、右
スピーカ23のみからの放音、及び左右のスピーカ2
2,23から同時の放音、の3パターンにした場合につ
いて説明した。しかし、スピーカ22,23の駆動パタ
ーンはこの3パターンに限定されるものではない。例え
ば、左スピーカ22から出力される音量と、右スピーカ
23から出力される音量とに変化を付けることにより、
左右の各音の干渉点をずらして行き、報知音が右から左
もしくは左から右へ流れるようなパターンを設けてもよ
い。
【0104】例えば、「BB」当選フラグを報知する場
合には、図7(a)に示す第1段階で、左スピーカ22
から単純に出音する代わりに、左から右へ報知音が流れ
るように左右の各スピーカ22,23から出力される各
音量を調節する。そして、同図(b)に示す第2段階
で、右スピーカ23から単純に出音する代わりに、右か
ら左へ報知音が流れるように左右の各スピーカ22,2
3から出力される各音量を調節する。最後の同図(c)
に示す第3段階では、左右のスピーカ22,23から等
しい各音量で出音し、第2段階で右から左へ流れた報知
音が中心にとどまってその位置に止まって聞こえるよう
にする。
【0105】また、「RB」当選フラグを報知する場合
には、第1段階及び第2段階では、上記の「BB」当選
フラグ報知と同じように、図8(a)に示す第1段階で
左から右へ報知音が流れるように各スピーカ22,23
を駆動し、同図(b)に示す第2段階で右から左へ報知
音が流れるように各スピーカ22,23を駆動する。そ
して、最後の同図(c)に示す第3段階では、第2段階
で右から左に流れた報知音が今度は左から右に流れ、元
の位置に帰って行くように、左右のスピーカ22,23
から出力される各音量を調節する。
【0106】また、「ハズレ」当選フラグを報知する場
合には、第1段階及び第2段階では、上記の「BB」当
選フラグ報知と同じように、図9(a)に示す第1段階
で左から右へ報知音が流れるように各スピーカ22,2
3を駆動し、同図(b)に示す第2段階で右から左へ報
知音が流れるように各スピーカ22,23を駆動する。
そして、最後の同図(c)に示す第3段階では、第2段
階で右から左に流れた報知音がもう一度右から左に流れ
るように、左右のスピーカ22,23から出力される各
音量を調節する。
【0107】このようなパターンで報知音を出音すれ
ば、より臨場感のある報知が行え、遊技者が受ける刺激
も大きくなって報知の面白みが増す。
【0108】また、音の種類をブザー音,合成音,音楽
というように多種用意すれば、各スピーカ22,23に
よる放音態様との組み合わせによって様々なパターンを
組むことが可能となる。このように様々な放音パターン
が組めると、「BB」,「RB」および「ハズレ」の報
知のみならず、小当たり入賞態様である「スイカ」,
「ベル」,「4枚チェリー」及び「2枚チェリー」の入
賞も報知することが可能となる。従来、機械内部の乱数
抽選で決定された内部抽選の結果は、大当たり入賞以外
の入賞態様については、各窓に図柄が実際に停止表示さ
れるまで全く分からなかったが、このような構成にすれ
ば、遊技者は内部当たりしている入賞態様をある程度把
握しながら遊技を行えるようになる。
【0109】また、前述した各実施形態では、各スピー
カ22,23の1つのユニットの中に高音出力部と低音
出力部とを設けた場合について説明した。しかし、各ス
ピーカ22,23のそれぞれの高音出力部と低音出力部
とを分離し、高音出力部はスロットマシン正面上部の配
当表示部1の左右に設け、低音出力部はスロットマシン
正面下部のメダル受け皿19の左右に設けるように構成
してもよい。このような構成にすることで、様々な演出
音の高音および低音は、それぞれ遊技者の頭部付近およ
び腹部付近に響き渡る。この結果、遊技者は、出音され
る様々な演出音をより臨場的に体感でき、遊技の興奮度
は増す。
【0110】また、上記各実施形態では、放音のタイミ
ングをスタートレバー15の操作および停止ボタン16
〜18の停止操作に対応させた場合について説明した
が、放音のタイミングはこれに限定されることはない。
例えば、スタートレバー15の操作のみに対応させて報
知を行ってもよいし、停止ボタン16〜18の停止操作
のみに対応させて報知を行ってもよい。あるいは、全く
別の何等かの遊技操作に対応させるようにしてもよい
し、さらに、何等かの遊技操作を行ってから所定の時間
が経過した後に放音するようにしてもよい。これらの各
場合においても、上記各実施形態と同様な効果が得られ
る。
【0111】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数のスピーカを備えることにより、出音される演出音が
ステレオ音になる。この結果、遊技の演出幅が広がり、
飽きのこない種々の演出を行えるスロットマシンの提供
が可能となる。
【0112】また、入賞態様決定手段で決定された入賞
態様がステレオ音の放音態様によって遊技者に報知され
る場合には、内部抽選結果をランプの点灯等によって単
に報知するのとは異なり、報知に面白みが生じる。ま
た、リーチ目の出目を判断できない遊技の初心者であっ
ても、この報知によってどのような入賞態様が内部当選
しているのかをある程度予測することが可能となる。
【0113】また、入賞態様決定手段で決定された入賞
態様と異なる入賞態様に対応する報知情報が報知される
場合には、遊技者は予測した入賞と異なる結果に接する
こともあり、遊技に意外性が生まれる。
【0114】また、報知が所定確率で行われる場合に
は、入賞態様は遊技者に報知される場合もあり、報知さ
れない場合もある。このため、遊技者によって入賞態様
の報知が期待されるようになり、報知があった場合には
その喜びも増す。
【0115】また、報知情報を遊技操作に応じて段階的
に報知する場合には、遊技操作が進むにつれて入賞態様
が何であるかが段階的に判明していく。従って、遊技操
作を進めれば進めるほど判明して行く入賞態様に起因し
て遊技者は熱くなる。また、遊技操作の面白味は増大
し、また、遊技操作時に期待感が生じる。
【0116】また、報知する確率の値に応じてどの段階
まで報知するかを変える場合には、報知する確率の値に
よっては、入賞態様が何であるかが判明しない段階で報
知を終えてしまうことがある。しかし、遊技者は、入賞
態様が何であるかを判別できないまま報知が終了して
も、報知が行われたということで、入賞態様が大当たり
ではないかという期待感を持つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のスロットマシンの斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施形態によるスロットマシン
の正面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態によるスロットマシン
の主要な制御回路構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施形態によるスロットマシン
の遊技処理に用いられる入賞確率テーブルを示す図であ
る。
【図5】(a)は本発明の第1の実施形態によるスロッ
トマシンの遊技処理に用いられる入賞確率テーブルのヒ
ット区画データの数値データの一例、(b)は報知選択
抽選処理用テーブルの一例を示した図である。
【図6】本発明の第1の実施形態によるスロットマシン
の遊技処理に用いられるシンボルテーブルを示す図であ
る。
【図7】本発明の第1の実施形態によるスロットマシン
の遊技処理において「BB」当選フラグが報知される場
合の放音パターンを概略的に示した図である。
【図8】本発明の第1の実施形態によるスロットマシン
の遊技処理において「RB」当選フラグが報知される場
合の放音パターンを概略的に示した図である。
【図9】本発明の第1の実施形態によるスロットマシン
の遊技処理において「ハズレ」当選フラグが報知される
場合の放音パターンを概略的に示した図である。
【図10】本発明の第1の実施形態によるスロットマシ
ンの遊技処理を示す第1のフローチャートである。
【図11】本発明の第1の実施形態によるスロットマシ
ンの遊技処理を示す第2のフローチャートである。
【図12】本発明の第1の実施形態によるスロットマシ
ンの遊技処理を示す第1のフローチャート中のリール停
止制御処理の内容を示すフローチャートである。
【図13】本発明の第1の実施形態によるスロットマシ
ンの遊技処理で各回転リールに割り当てて読み込まれる
シンボルコードの関係を示す図である。
【図14】本発明の第1の実施形態によるスロットマシ
ンの遊技処理に用いられるヒット予想フラグテーブルを
示す図である。
【図15】本発明の第2の実施形態によるスロットマシ
ンの遊技処理を示す第1のフローチャートである。
【符号の説明】
1…スロットマシン 2…前面パネル 3,4,5…第1リール,第2リール,第3リール 6,7,8…表示窓 9…メダル投入口 10,11,12…BETスイッチ 13…クレジット数表示部 14…クレジット/精算切換スイッチ 15…スタートレバー 16,17,18…停止ボタン 19…メダル受皿 20…メダル払出口 21…配当表示部 22,23…スピーカ L1,L2A,L2B,L3A,L3B…有効化入賞ラ
イン 30…マイコン 31…CPU(中央演算処理装置) 32…ROM(読み出し専用メモリ) 33…RAM(読み書き可能メモリ) 43…スピーカ駆動回路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技中に様々な効果音を出音するスピー
    カを備えたスロットマシンにおいて、前記スピーカを複
    数設け、これら複数のスピーカによってステレオ音を出
    音することを特徴とするスロットマシン。
  2. 【請求項2】 前記ステレオ音の出音は、遊技者の遊技
    操作に対応して出音されることを特徴とする請求項1に
    記載のスロットマシン。
  3. 【請求項3】 乱数抽選によって遊技の入賞態様を決定
    する入賞態様決定手段を備え、前記複数のスピーカより
    出音されるステレオ音の放音態様に基づき、前記入賞態
    様決定手段で決定された入賞態様に対応する報知情報を
    遊技者に報知する報知手段を備えたことを特徴とする請
    求項1に記載のスロットマシン。
  4. 【請求項4】 前記報知手段は、前記入賞態様決定手段
    で決定された入賞態様とは異なる入賞態様に対応する報
    知情報を遊技者に報知することを特徴とする請求項3に
    記載のスロットマシン。
  5. 【請求項5】 前記報知手段は、前記報知情報を所定確
    率で報知することを特徴とする請求項3または請求項4
    に記載のスロットマシン。
  6. 【請求項6】 前記報知手段は、遊技者の遊技操作に対
    応して前記報知情報を報知することを特徴とする請求項
    3から請求項5のいずれか1項に記載のスロットマシ
    ン。
  7. 【請求項7】 前記報知手段は、前記報知情報を遊技操
    作に応じて段階的に報知することを特徴とする請求項3
    から請求項5のいずれか1項に記載のスロットマシン。
  8. 【請求項8】 前記報知手段は、前記報知情報を遊技操
    作に応じて段階的に報知し、かつ、報知する確率の値に
    応じてどの段階まで報知するかを変えることを特徴とす
    る請求項5に記載のスロットマシン。
  9. 【請求項9】 前記複数のスピーカは、スロットマシン
    筐体の左右に設けられ、前記報知手段は、左右の前記ス
    ピーカより出音される音の放音態様を報知情報に応じて
    異ならせることを特徴とする請求項3から請求項8のい
    ずれか1項に記載のスロットマシン。
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