JP5844024B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、通常遊技状態の下で、遊技盤に予め定められた特定の始動領域への遊技球の流入を契機として抽選を実行し、当該抽選の結果を複数列の図柄変動パターン演出後の停止図柄配列によって報知すると共に、この抽選が大当たり当選の場合に通常遊技状態よりも遊技者に有利な特別遊技を実行する遊技機に関するものである。
従来、遊技機を用いた遊技中において、特別な状況(リーチ、当たりフラグ成立等)になると、その特別な状況を効果音で遊技者に聴覚を通じて報知する機種が存在する(特許文献1参照)。
この特許文献1では、一般に「予告演出音」、「予告効果音」、「予告音」等と称され(以下、総称して「予告音等」という)、パチンコ機であれば、始動入賞球が検出されるタイミングで、当該予告音等を発生させ、パチスロ機であれば、始動操作レバーが押下されたタイミングで予告音等を発生させるようにしている。
このとき、予告音等の音色を通常遊技状態における効果音やBGMの主たる音色と異ならせることで、遊技者に対して予告音等による報知を明瞭化させることが提案されている(特許文献2参照)。
ところで、効果音を予告演出として適用した場合、例えば、真の当たり予告と、偽(ガセ)の当たり予告とを混在させることで、遊技者に当たり予告の真贋を予測させる等、遊技性を構築することがなされるが、遊技者は、この遊技性を楽しむ場合に、視線を遊技機から外しても支障がないため、例えば、飲料水等を補給するといったことが可能であり、比較的便利な演出ということができる。
ここで、上記予告音を用いる遊技機の仕様としては、始動入賞時(パチンコ機)、或いは始動レバー操作時(パチスロ機)のタイミングに合わせ、パルス音を効果音として瞬間的に発生させればよく、その効果音データ量も少なく、音質の劣化の原因となる圧縮をしなくても、メモリ容量の拡大を抑制することができる。
ところが、上記従来技術では、よそ見をしていた場合でも聴覚を通じた予告演出を認識できるが、遊技者が遊技中に飲料水を取る等の行為の下では、遊技に集中していない可能性があり、予告演出の効果音が比較的短い電子音(パルス音)を瞬間的に発生させる仕様では、遊技者が効果音を聞き逃す場合がある。
このため、始動入賞効果音を10秒間発生させて、聞き逃しを抑制することが提案されているが(特許文献3参照)、始動効果音が10秒間続くと、かえって長くなり煩わしさを感じる場合がある。
また、効果音発生後、予告演出画面を遅れて表示させ、聞き逃しを、視覚を通じて補うことが提案されているが(特許文献4参照)、音に遅れて画像を表示すると違和感を持つことがある。
また、従来機種における聴覚を通じた予告演出では音楽の活用(例えば、曲、あるいは曲調、リズム、メロディ、ハーモニー、楽器編成、音質等)があり、この種の技術では、通常遊技状態の演出から予告演出への移行に際し、効果音を瞬時に切り替えている。
すなわち、通常遊技用の効果音が演出用効果音に切り替わったとき、聴覚を通じて音楽的な印象が全く違うものに変更されるため、演出に切り替わったことが明瞭に表現される。
特開2004−160201公報 特開2001−149524公報 特開2004−159803公報 特開2004−283611公報
しかしながら、上記切り替えは意外性ももって、注目させる点では有効であるが、音楽が唐突に切り替わるため、視覚演出と音楽的な聴覚演出との整合という観点から、遊技者が違和感を持ちやすく、特にリズムの繋がりが無視される点が顕著となり、遊技に集中できないという問題点がある。
本発明は上記事実を考慮し、聴覚を通じた情報の報知の際に、音楽の本来の要素を逸脱して違和感を感じるといった不具合を解消しつつ、確実に情報の報知を実行することができ、かつ音データメモリ容量の増大を抑制することができる遊技機を得ることが目的である。
請求項1に記載の発明は、通常遊技状態の下で、遊技盤に予め定められた特定の始動領域への遊技球の流入を契機として抽選を実行し、当該抽選の結果を複数列の図柄変動パターン演出後の停止図柄配列によって報知すると共に、この抽選が大当たり当選の場合に通常遊技状態よりも遊技者に有利な特別遊技を実行する遊技機であって、楽データとして、定常的に適用され異なる時間枠に設定された複数の定常音楽データと、所定の条件の成立時に適用される条件音楽データと、をそれぞれ記憶する音楽データ記憶手段と、前記定常音楽データを、設定された時間枠の時間単位で繰り返し読み出す読出手段と、前記読出手段による前記定常音楽データの繰り返し読出中に、前記所定の条件が成立したことを認識した場合に、適用される定常音楽データの時間枠に応じて、条件成立後のN(Nは正の整数)回目の前記時間枠の区切りの時期であり、かつ前記図柄変動パターン演出の所定時間経過後に実行される場合があるリーチ演出の開始時期よりも前で、リーチ演出の開始時期から最も近い時期に、前記読出手段によって読み出される前記定常音楽データを前記条件音楽データと差し替えるデータ差替手段と、前記定常音楽データ又は条件音楽データに基づく可聴音として出力する出力手段とを有し、前記条件音楽データが、前記リーチ演出開始の予告音として機能することを特徴としている。
請求項1記載の発明によれば、読出手段により定常音楽データを繰り返して読み出しているとき、所定の条件が成立すると、その後のN回目(例えば、最初)の時間枠の区切りの時期に、定常音楽データから条件音楽データに差し替える。このように構成された音楽データを音源を基に出力する。
ここで、条件音楽データが、例えば、音楽の終結を表現すれば、この条件音楽データが出力されて音楽を一旦終結しても、違和感を感じることがない。言い換えれば、所謂ぶつ切れで音楽が終了することがない。
請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記定常音楽データの出力開始時期が、前記通常遊技状態において、少なくとも前記抽選の当選確率が高い特定遊技状態となった後の最初の抽選機会であり、以後当該抽選の結果が大当たり当選になるまで継続されることを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、定常音楽が流れるときを特定遊技状態の期間中とし、この特定遊技状態の中でさらに大当たり当選の可能性が高くなるときに、条件音楽データを差し込むことで、聴覚を通じた予告が可能となる。
また、例えば、条件音楽データで音楽の終結を表現することで、所謂音楽的感覚(拍子、節、音色、和音等に基づき種々の形式に組み立てられた曲を奏したときの聴覚を通じたここちよさ)に違和感を感じることがない。
請求項3に記載の発明は、前記請求項2に記載の発明において、前記特定遊技状態の下での図柄変動パターン演出が開始されてから、最終停止図柄が停止する前、かつ他の図柄列が大当たり当選に準じて停止しているリーチ状態までの時間をtz、前記定常音楽データ及び条件音楽データの時間枠をtpとした場合、リーチを伴う図柄変動パターン演出開始から、以下の(1)式で演算される時間tが経過した後の1回目の前記時間枠の区切りで前記条件音楽データに差替えることを特徴としている
t={(tz/tp)−1}×tp・・・(1)
但し、(tz/tp)の解は、小数点以下を四捨五入
請求項3に記載の発明によれば、定常音楽データから条件音楽データに差し替えるタイミングを得るとき、条件音楽データが流れている期間に、例えば、前述の特定遊技状態の中における大当たり当選の可能性が高くなるとき(さらに言えば、リーチ確定)とすれば、視覚を通じた報知と聴覚を通じた報知との整合性をとることができる。
請求項4に記載の発明は、前記請求項3に記載の発明において、前記リーチを伴う図柄変動パターン演出開始から前記時間tが経過した後の1回目の前記時間枠の区切りで前記条件音楽データに差替える際、前記条件音楽データが前記定常音楽データの時間枠tpとは異なる時間枠tyであり、かつ前記定常音楽データの時間枠が複数の異なる時間枠(tp(min)〜tp(max))である場合、前記時間tの許容範囲tsを以下の(2)式で演算し、リーチ演出開始前に条件付音楽データを終了させることを特徴としている。
{tz−(tp(max)+ty)−tp(min)}<ts<{tz−(tp(max)+ty)}
・・・(2)
請求項4に記載の発明によれば、請求項3に対して、より汎用性を持たせた条件設定を行った(以下の(1)及び(2)参照)。
(1) 定常音楽データの時間枠tpと、条件音楽データの時間枠tyとが異なる。
(2) 定常音楽データの時間枠が複数の異なる時間枠(tp(min)〜tp(max))を持つ。
これにより、請求項4では、リーチを伴う図柄変動パターン演出開始から、時間tが経過した後の1回目の前記時間枠の区切りで前記条件音楽データに差替える場合に、この時間tに対して、リーチ確定までに条件音楽データに基づく音声演出が終了する許容範囲tsを(2)式により演算する。
上記時間tは、tz−(tp(max)+ty)−tp(min)が最小値であり、{tz−(tp(max)+ty)}が最大値ということになる。言い換えれば、t=tz−(tp(max)+ty)−tp(min)+ts、或いはt={tz−(tp(max)+ty)}−tsということができる。
請求項5に記載の発明は、通常遊技状態の下で、遊技盤に予め定められた特定の始動領域への遊技球の流入を契機として抽選を実行し、当該抽選の結果を複数列の図柄変動パターン演出後の停止図柄配列によって報知すると共に、この抽選が大当たり当選の場合に通常遊技状態よりも遊技者に有利な特別遊技を実行する遊技機に用いられ、楽データとして、定常的に適用され異なる時間枠に設定された複数の定常音楽データと、所定の条件の成立時に適用され前記図柄変動パターン演出として実行される場合があるリーチ演出開始の予告音として機能する条件音楽データと、をそれぞれ記憶する音楽データ記憶ステップと、前記定常音楽データを、設定された時間枠の時間単位で繰り返し読み出す読出ステップと、前記読出ステップによる前記定常音楽データの繰り返し読出中に、前記所定の条件が成立したことを認識した場合に、適用される定常音楽データの時間枠に応じて、条件成立後のN(Nは正の整数)回目の前記時間枠の区切りの時期であり、かつ前記図柄変動パターン演出の所定時間経過後に実行される場合があるリーチ演出の開始時期よりも前で、リーチ演出の開始時期に最も近い時期に、前記読出ステップによって読み出される前記定常音楽データを前記条件音楽データと差し替えるデータ差替ステップと、前記定常音楽データ又は条件音楽データに基づく可聴音として出力する出力ステップと、を実行することを特徴としている。
請求項5に記載の発明によれば、定常音楽データを繰り返して読み出しているとき、所定の条件が成立すると、その後のN回目(例えば、最初)の時間枠の区切りの時期に、定常音楽データから条件音楽データに差し替える。このように構成された音楽データを音源を基に出力する。
ここで、条件音楽データが、例えば、音楽の終結を表現すれば、この条件音楽データが出力されて音楽を一旦終結しても、違和感を感じることがない。言い換えれば、所謂ぶつ切れで音楽が終了することがない。
請求項6に記載の発明は、前記請求項5に記載の発明において、前記定常音楽データの出力開始時期が、前記通常遊技状態において、少なくとも前記抽選の当選確率が高い特定遊技状態となった後の最初の抽選機会であり、以後当該抽選の結果が大当たり当選になるまで継続されることを特徴としている。
請求項6に記載の発明によれば、定常音楽が流れるときを特定遊技状態の期間中とし、この特定遊技状態の中でさらに大当たり当選の可能性が高くなるときに、条件音楽データを差し込むことで、聴覚を通じた予告が可能となる。
また、例えば、条件音楽データで音楽の終結を表現することで、所謂音楽的感覚(拍子、節、音色、和音等に基づき種々の形式に組み立てられた曲を奏したときの聴覚を通じたここちよさ)に違和感を感じることがない。
請求項7に記載の発明は、前記請求項6に記載の発明において、前記特定遊技状態の下での図柄変動パターン演出が開始されてから、最終停止図柄が停止する前、かつ他の図柄列が大当たり当選に準じて停止しているリーチ状態までの時間をtz、前記定常音楽データ及び条件音楽データの時間枠をtpとした場合、リーチを伴う図柄変動パターン演出開始から、以下の(1)式で演算される時間tが経過した後の1回目の前記時間枠の区切りで前記条件音楽データに差替えることを特徴としている。
t={(tz/tp)−1}×tp・・・(1)
但し、(tz/tp)の解は、小数点以下を四捨五入
請求項7に記載の発明によれば、定常音楽データから条件音楽データに差し替えるタイミングを得るとき、条件音楽データが流れている期間に、例えば、前述の特定遊技状態の中における大当たり当選の可能性が高くなるとき(さらに言えば、リーチ確定)とすれば、視覚を通じた報知と聴覚を通じた報知との整合性をとることができる。
請求項8に記載の発明は、前記請求項7に記載の発明において、前記リーチを伴う図柄変動パターン演出開始から前記時間tが経過した後の1回目の前記時間枠の区切りで前記条件音楽データに差替える際、前記条件音楽データが前記定常音楽データの時間枠tpとは異なる時間枠tyであり、かつ前記定常音楽データの時間枠が複数の異なる時間枠(tp(min)〜tp(max))である場合、前記時間tの許容範囲tsを以下の(2)式で演算し、リーチ演出開始前に条件付音楽データを終了させることを特徴としている。
{tz−(tp(max)+ty)−tp(min)}<ts<{tz−(tp(max)+ty)}
・・・(2)
請求項8に記載の発明によれば、請求項7に対して、より汎用性を持たせた条件設定を行った(以下の(1)及び(2)参照)。
(1) 定常音楽データの時間枠tpと、条件音楽データの時間枠tyとが異なる。
(2) 定常音楽データの時間枠が複数の異なる時間枠(tp(min)〜tp(max))を持つ。
これにより、請求項4では、リーチを伴う図柄変動パターン演出開始から、時間tが経過した後の1回目の前記時間枠の区切りで前記条件音楽データに差替える場合に、この時間tに対して、リーチ確定までに条件音楽データに基づく音声演出が終了する許容範囲tsを(2)式により演算する。
上記時間tは、tz−(tp(max)+ty)−tp(min)が最小値であり、{tz−(tp(max)+ty)}が最大値ということになる。言い換えれば、t=tz−(tp(max)+ty)−tp(min)+ts、或いはt={tz−(tp(max)+ty)}−tsということができる。
以上説明した如く本発明では、聴覚を通じた情報の報知の際に、音楽の本来の要素を逸脱して違和感を感じるといった不具合を解消しつつ、確実に情報の報知を実行することができ、かつ音データメモリ容量の増大を抑制することができるという優れた効果を有する。
図1に示されるように、パチンコ機10は、パチンコ機10の外郭を構成するとともにホールの島設備に設置される矩形状の外枠12を備えている。外枠12の前面には矩形額縁状の内枠14が配置されており、内枠14は、外枠12に設けられた一対のヒンジ部16、18に左側端部が軸支されて開閉可能に取り付けられている。また外枠12の前面下部には、化粧パネルとなる下飾り20が取り付けられている。
内枠14の前面上部には、ガラス板22を装着したガラス枠26が配置されており、ガラス枠26は左側端部が内枠14に軸支されて開閉可能に取り付けられている。また、ガラスフレームに装着されたガラス板22は、図1の紙面奥行き方向に所定の間隔で互いに平行に配置された一対のガラス板からなる二重構造となっている。このガラス枠26の裏面側には、交換可能とされた遊技盤100(図2参照)がセットされており、遊技盤100は、ガラス枠26を内枠14に閉塞した状態でガラス枠26(ガラス板22)に覆われるようになっている。
ガラス枠26の前面には、遊技の進行に応じて点灯、消灯、及び点滅し照明による演出効果を生み出す照明演出用の表示灯142がガラス板22を取り囲むように配置されており、さらに左上隅及び右上隅には、賞球払出エラー及び払出状態エラー等の各種エラーを報知するエラー用の表示灯144が配置されている。また、各エラー用の表示灯144の内側には、遊技の効果音をステレオ出力するスピーカ146L、146Rが配設されている。
内枠14の前面下部には、一般的な上皿及び下皿の機能を兼ね備える打球供給皿としての一体皿30が配置されている。一体皿30は、パネル部材32の左側端部が内枠14に軸支されて開閉可能に取り付けられており、パネル部材32の前面には、上部に遊技球PBを貯える球皿部34が形成された球皿本体36が突設されている。
図示を省略するが、球皿部34の底面は双方向に傾斜しており、一方は図1の正面視にて左側から右側に下る傾斜を手前側に配置し、他方は右側から左側に下る傾斜を奥側に配置し、両傾斜は正面視にて右側で円滑に連続形成されている。
手前側の傾斜はパチンコ機10間に設けられた現金用遊技球貸出機(図示省略)を球皿部34の正面視、左側から受け入れて、右側に転動案内する一方、奥側の傾斜は球皿部34に受け入れた遊技球PB、後述する賞品球、あるいはカード式貸出機を介した貸出球などを球排出口46から受け入れて正面視、右側から左側に向かって転動案内する。
この奥側の傾斜は、当該傾斜の下位方向に沿って遊技球転動流路の幅寸法を漸次、狭く形成されており、これにより、球皿部34にある遊技球PBがパネル部材32の裏面に配置された球送り装置(図示省略)に一列に整列させながら送り込まれる。
パネル部材32の前面の右側上部には、パチンコ機10内に設けられた払出装置160(図3参照)から払い出された賞球が排出される球排出口46が形成されている。
また、パネル部材32の前面における左側下部には灰皿38が設けられ、右側下部には打球の発射力(飛距離)を調整するための発射ハンドル39が取り付けられている。
(遊技盤の構成)
図2に示される遊技盤100は、基板となるベニヤ板に樹脂製シート状のセルが貼着されてそのセルの表面が盤面100Aとなっており、盤面100Aの外周端部付近に、円弧状の外レール102及び内レール104が取り付けられている。これらの外レール102及び内レール104によって囲まれた円形状の領域は、発射装置40(図3参照)から発射されて打ち込まれた遊技球PBが自重落下により移動可能とされ、この領域が遊技を行う遊技領域101とされている。
遊技盤100の遊技領域101におけるほぼ中央には、センター役物105が配置されている。センター役物105の中央には矩形状の開口が設けられ、その開口内には、表示画面に特別図柄の抽選(変動及び停止)や各種演出等の映像を表示する液晶表示器106が設けられている。以下、必要に応じてLCD106という。
センター役物105の図2の左右側には、普通図柄始動入賞口としての通過ゲート(スルー・チャッカー)118が配置されている。また、センター役物105の真下には、特別図柄始動入賞口(スタート・チャッカー)108が配設され、その開口部の直下位置には、電動チューリップ110が取り付けられている。この特別図柄始動入賞口108のさらにその下方には、遊技領域101の下端部付近に位置して大入賞口としてのアタッカー112が配置されている。
アタッカー112には、開閉扉116が開放又は閉塞することによって開口又は閉口するようになっており、開閉扉116の開放時には、開閉扉116上に落下した遊技球PBが開閉扉116に案内されてアタッカー112へ入賞する。
また、遊技領域101には、風車122や、遊技領域101内を自重落下する遊技球PBを所定の経路に誘導する多数の遊技釘(図示省略)が設けられており、最下位置に、外れ球を遊技盤100の裏側へ排出するアウト口124が設けられている。さらに、この遊技領域101に設けられたセンター役物105や盤面周縁には、遊技の進行に応じて点灯、消灯、及び点滅し照明による演出効果を生み出す照明演出用の発光素子126(図3参照)が多数設けられている。
(制御系の構成)
次に、図3を用いてパチンコ機10の制御系について説明する。図3に示されるように、本実施形態に係るパチンコ機10の制御系は、主制御部150を中心として構成されている。主制御部150には、遊技に関する基本的なプログラムが記憶されており、この主制御部150からの命令信号に基づいて、各部の動作が制御されるようになっている。
主制御部150には、特別図柄始動入賞口108への入賞球を検出する始動入賞センサ180、普通図柄始動口である通過ゲート118への入賞球を検出する通過ゲート入賞センサ184、特別遊技状態の際に開放するアタッカー112への入賞球を検出する大入賞センサ186がそれぞれ接続されており、これらの各センサは、入賞球の検出時にその検出信号を主制御部150へ出力する。なお、必要に応じて、アタッカー112内には、大当たり処理のラウンドを継続するきっかけとなるVゾーンが設けられている場合には、このVゾーンを通過したことを検出するVゾーンセンサ228が配設される。
さらに、主制御部150には、電動チューリップを作動させる普通電動役物ソレノイド174、アタッカー112の開閉扉116を開放/閉塞させるソレノイド175、保留ランプ176、及び普通図柄表示装置107がそれぞれ接続されている。
ここで、遊技球PBが通過ゲート118を通過すると、これを通過ゲート入賞センサ184で検出することで普通図柄の当たり/外れの抽選(以下、「普図抽選」という)が主制御部150にて実行され、その抽選結果が当たりとなった場合は、主制御部150が普通電動役物ソレノイド174を駆動制御して電動チューリップ110を所定時間開放する。
また、遊技球PBが特別図柄始動入賞口108に入賞すると、これを始動入賞センサ180で検出することで特別図柄の当たり/外れの特図抽選が主制御部150にて実行され、この特図抽選の結果が当たりとなった場合は、通常遊技状態から特別遊技状態へ遊技状態が移行するように主制御部150にて制御する。
特別遊技状態とは、前記アタッカー112が所定時間(一般には30秒)開放し、その後閉止する動作を1ラウンドとした場合に、複数ラウンド(一般には15ラウンド)繰り返される遊技状態を言い、この結果、多くの遊技球PBがアタッカー112へ入賞し、多くの入賞が期待できる。なお、通常は、1ラウンド中の最大入賞数が10個と制限されている。
なお、この特図抽選の当たりを契機として、確変(時短)抽選が実行され(特図抽選と確変(時短)抽選は同時の場合もある)、この確変(時短)抽選に当選すると、前述した特別遊技状態の終了後に、特図抽選における「大当たり当選」の確率値が相対的に増大する「確変」、或いは図柄変動パターン時間を短縮する「時短」が付加される(特定遊技)。なお、特定遊技は、通常遊技状態の下で実行されるものであり、特別遊技とは異なる。
主制御部150からは盤用外部端子190を介してホールコンピュータへ遊技の進行状態を示す情報(始動入賞信号や大当たり信号、図柄確定回数信号)が送信される。
さらに、主制御部150には、演出制御部152と、払出制御部154とがそれぞれ接続されており、これらの制御部は、主制御部150からのコマンド送信により制御される。
演出制御部152には、図柄制御部156を介してLCD106が接続されている。また、演出制御部152は、遊技盤100の各種遊技部品に設けられた照明演出用の発光素子126、並びに、ガラス枠26に設けられた照明演出用の表示灯142及びエラー用の表示灯144の点灯、消灯、及び点滅を制御し、さらに、ガラス枠26前面に設けられたスピーカ146L、146Rを作動させて効果音等の出力を制御する。
この演出制御部152に制御されるLCD106には、特図抽選の結果を報知するための図柄変動パターンの演出映像が表示され、スピーカ146L、146Rからはその図柄変動パターン演出時のBGMが出力される。これにより、遊技者は、視覚及び聴覚を通じて、特図抽選の結果に対応した演出図柄による演出を楽しむことができる。なお、普通図柄表示装置107や保留ランプ176による表示内容は、このLCD106で表示するようにしてもよい。
図柄変動パターンには、特別図柄変動パターン及び演出図柄変動パターンがあり、双方共に特図抽選の結果を報知するものであるが、特別図柄変動パターンは予め定められた変動及び停止を行い特図抽選の結果を所定時間経過後に正式に報知する性質のものであるのに対し、演出図柄変動パターンはその特図抽選の結果を報知するまでの過程に演出を加味し、当たり/外れかに一喜一憂させながら報知する性質のものである。
本実施形態のパチンコ機10では、LCD106の表示画面の大部分において、演出図柄変動パターンを表示し、表示画面における極めて小さい領域に特別図柄変動パターンを表示するようにしている。なお、特別図柄変動パターンは、別途独立した表示装置で表示するようにしてもよい。
ここで、特図抽選の結果が「大当たり当選」となり、LCD106における図柄変動パターン演出並びにスピーカ146L、146RからのBGM出力によって、そのことを報知し終えると、前述した特別遊技状態(大当たり処理)が実行される。
また、前述したように、LCD106において、図柄変動パターン演出を実行中に新たに特別図柄始動入賞口108に入賞した場合、並びに大当たり処理中に特別図柄始動入賞口108に入賞した場合、保留ランプ176の点灯数がその入賞数に応じて最大4個まで増える。
一方、前回の図柄変動パターン演出が終了する、或いは大当たり処理が終了すると、LCD106では、保留分の特図抽選結果を報知するために、新たな図柄変動パターン演出が開始される。これに伴い、保留ランプ176が1個消灯し、保留分の消化を遊技者に報知する。
また、払出制御部154には、払出装置160及び発射制御部164が接続され、発射制御部164には発射装置40が接続されている。この払出制御部154は、パチンコ機10内に設けられた払出装置160を作動させて、賞球又は貸し球の払い出し及び停止動作と払出数を制御する。また、発射制御部164は、遊技者による発射ハンドル39(図1参照)の操作により発射装置40を作動させて、遊技球PBの発射開始、及び、発射ハンドル39の操作量に応じた発射力を制御する。
さらに、払出制御部154では、枠用外部端子191を介して払出情報をホールに設置されたホールコンピュータへ送信するようになっている。
ここで、本実施の形態では、前述した特定遊技(ここでは、特典を「確変」とする)が開始されると、この特定遊技専用の音楽を出力するようにしている。
この音楽の特徴は、比較的短い時間枠を1区切りとした音楽を遊技者が聴可音として認識する音楽データ(以下、この時間枠で区切られる音楽データを「パケット音楽データ」という)を繰り返し読み出すことにある。
さらに詳しく言えば、パケット音楽データは、当該パケット音楽データの最初の音(音程、音調、音色等)と、最後の音とが人間の聴視的に違和感がなく、繰り返し読出によって一連の音楽が流れているようなイメージとなるように作り込まれている。
このパケット音楽データとしては、本実施の形態では、定常時パケット音楽データ(定常音楽データ)と予告時パケット音楽データ(条件音楽データ)との2種類を記憶しており、特定遊技状態になり、最初の演出図柄変動パターンが開始されると、まず、定常時パケット音楽データを繰り返し読み出している。定常時パケット音楽データが繰り返し読み出されることで、音源に基づいてスピーカ146L、146Rから流れる音楽は、所謂BGMとなり、比較的単調に遊技者に期待感を煽る役目を持つ。
一方、予告時パケット音楽データは、演出図柄変動パターンを構成する3列の変動列の内、2列が停止(仮停止)状態となり、これらの停止図柄が、残りの1列の図柄との組み合わせによって、大当たり当選となり得る状態(すなわち、リーチ状態)となることが確定している演出図柄変動パターンであった場合、前記定常時パケット音楽データと差し替えられるようになっている。
ここで、この差し替え時期は、時間枠を基準としており、前記リーチが確定した演出図柄変動パターン演出の開始後、演算によって得られるN回目(Nは正の整数)の時間枠の区切りで差し替えられるようになっている。
さらに、この差し替えられた予告時パケット音楽データが流れている期間に対応して、リーチ確定時期となるように設定されており、このため、予告時パケット音楽データは、予告音としての役目を持つ。
図4には、演出制御部152における制御対象であるスピーカ146L、146Rに特化した音制御系を主体とした機能ブロックが示されている。
コマンド解析部200には、主制御部150(図3参照)から種々のコマンドが入力されるようになっており、その内、図柄変動に関するコマンドは図柄変動パターン演出制御部202へ送出される。
図柄変動パターン演出制御部202では、当該コマンドに基づいて、図柄変動パターン種、変動開始時期、変動時間、変動終了時期等を特定して、図柄制御部156(図3参照)へコマンドを出力する。
また、前記コマンド解析部200には、特別遊技状態音出力命令取得部204とBGM出力命令取得部206とが接続されている。
特別遊技状態音出力命令取得部204には、大当たり当選したときにコマンドが入力され、このコマンドの入力に基づいて、音楽データタイミング制御部208に対して、特別遊技状態に関する音データを読み出すように指示する。
すなわち、音楽データタイミング制御部208では、所定のタイミングで音楽データ読出部210に対して、音楽データメモリ212に記録されている大当たり時音楽データを読み出すように指示する。
音楽データ読出部210は、出力制御部214に接続されている。また、この出力制御部214には、音源216が接続されている。ここで、出力制御部214に音楽データ読出部210から音楽データ(ここでは、大当たり時音楽データ)が入力されると、音源に基づいてスピーカ146L、146Rから音楽を出力する。
一方、前記BGM出力命令取得部206にコマンド解析部200からBGM出力命令が入力されるのは、特定遊技状態になったときである。
この特定遊技では、前述したように定常時パケット音楽データ及び予告時パケット音楽データを用いて、音楽を構成する。
音楽データ出力タイミング制御部208では、BGM出力命令取得部206から実行の指示を受けると、前記図柄変動パターン演出制御部202からの変動開始信号を受けて、音楽データ読出部210に対して定常時パケット音楽データを読み出すように指示する。
読み出された定常時パケット音楽データは、出力制御部214に送出され、音源に基づいてスピーカ146L、146Rから出力される。このとき、定常時パケット音楽データは、繰り返し読み出され、遊技者に聴可音の音楽として認識可能に出力されるようになっている。
上記定常時パケット音楽データの繰り返し読出中(スピーカ出力中)に、図柄変動パターン演出制御部202において、図柄変動パターン種として、リーチ有りの図柄変動パターンが選択されると、この図柄変動パターンにおけるリーチ前変動時間tzデータが切替タイミング時期t演算部218へ送出される。
この切替タイミング時期t演算部218には、パケット音楽データ時間tpメモリ220が接続されており、前記リーチ前変動時間tzデータの入力時にパケット音楽データ時間tpを読み出して、切替タイミング時期tを演算する。この演算結果を音楽データ出力タイミング制御部208へ送出することで、音楽データ出力タイミング制御部208では、別途入力される変動開始信号から切替タイミング時期t後にスタンバイ信号Bを出力(1)する。
なお、音楽データ出力タイミング制御部208では、前記パケット音楽データの時間枠の区切り毎にタイミング信号A(パルス信号)を出力(1)しており、信号Aと信号Bを入力する論理回路(AND回路)の出力Cがアクティブ(1)になることを条件(所定の条件)に音楽データ読出部210から予告時パケット音楽データを読み出して、定常時パケット音楽データと差し替える。
これにより、リーチ確定時に予告時パケット音楽データを出力することができる。
以下に本実施の形態の作用を説明する。
(パチンコ機10の遊技の流れ)
パチンコ機10による遊技では、遊技者が発射ハンドル39を操作すると、一体皿30の球皿部34に貯えられている遊技球PBは球送り装置により一球づつ発射装置40に供給され、発射装置40によって上方へ発射される。発射された遊技球PBは、外レール102に沿って遊技盤100の遊技領域101に打ち込まれ、遊技釘に当たり方向を変えながら遊技領域101内を落下する。そして、入賞せずに遊技領域101の下端部に至った遊技球PBはアウト口124からパチンコ機10内に回収される。
また、遊技球PBが通過ゲート118を通過すると、主制御部150において普通図柄の当たり/外れの抽選処理(普図抽選)が実行され、その普図抽選結果は、普通図柄表示装置107に、2桁の普通図柄が変動されその変動後に停止図柄の組み合わせによって表示される。
この普図抽選の結果が「当たり」となった場合は、電動チューリップ110が所定時間開放され、遊技球PBが特別図柄始動入賞口108に入賞しやすい状態となる。
また、特別図柄始動入賞口108へ入賞すると、主制御部150において特別図柄の当たり/外れの特図抽選処理が実行され、その特図抽選結果は、LCD106の下部の一部の領域(あるいは、独立した別の領域)では、2個の特別図柄が所定のパターンで変動されその変動パターンを経た停止図柄の組み合わせによって表示される。また、この表示に伴い、LCD106のほぼ全域では、演出図柄が所定のパターンで変動されその変動パターンを経て停止表示される。この演出図柄変動パターンの演出映像には、例えば、リーチを経た当たり図柄の表示又は外れ図柄の表示、あるいはリーチなしの外れ図柄表示など、様々な演出や趣向を加味した数多くのパターンが用意されており、遊技者は、それらの演出を受け特別図柄の抽選結果を期待感も持って観察する。
(大当たり処理)
LCD106の表示画面に、例えば「444」や「777」等の予め定められた所定の大当たり図柄の組み合わせが表示されるとともに、照明演出用の表示灯142の点滅やスピーカ146L、146Rからの効果音出力などによる演出を加えて、大当たりが発生したことを遊技者に報知し、所定の大当たり処理を実行する。
大当たり処理としては、開閉扉116の開閉動作によってアタッカー112が例えば10カウント(入賞個数)又は最大30秒間(1回の開放時間)/最高15ラウンド(継続回数)開放される。
なお、アタッカー112内にVゾーンを設けた遊技仕様の場合には、1回のアタッカー112開放時にVゾーンへの入賞を果たすことで次ラウンドを継続するといった動作が行われる。
これにより、遊技者は、発射した遊技球PBをアタッカー112へ容易に入賞させ、例えば入賞1個当たり15個の払い出しを受けるなどして、大量の賞球を獲得できるようになる。またこのときは、払出装置160が作動して所定数の賞球を払い出し、その払い出された賞球は、球排出口46から一体皿30の球皿部34に排出される。
また、当たり図柄が、例えば「777」等の予め定められた所定の図柄であり、かつここでは、当該所定の図柄が奇数の組み合わせとなった場合には、上述した大当たり処理(特別遊技状態)の終了後に、次の大当たり確率がアップする「確率変動機能」、並びに、普通図柄表示装置107の変動時間が短縮され、始動口108が開放し易くなって球持ちをよくする「時短機能」といった付加機能が作動して、遊技者にとって有利な遊技状態が展開される(特定遊技)。
ところで、前述した特定遊技が開始されると、出力制御部(出力制御手段)214がこの特定遊技専用の音楽を出力する。
この音楽の特徴は、パケット音楽データの内、音楽データ読出部210が定常時パケット音楽パケットデータを繰り返し読み出すことで、出力制御部214により、BGMとして遊技者に特定遊技であることを報知すると共に、比較的単調に遊技者に期待感を煽ることができる。
ここで、リーチ確定時には、定常時パケット音楽データが予告時パケット音楽データに差し替えられ、音楽データ出力タイミング制御部208および音楽データ読出部210(データ差替手段)が、聴覚を通じてリーチ確定を予告することができる。
以下、図5のフローチャートに従い、上記定常時パケット音楽データと予告時パケット音楽データとの出力タイミング制御(BGM出力制御ルーチン)について説明する。
ステップ250では、音源を起動し、次いでステップ252へ移行して特定遊技状態か否かが判断される。このステップ252で否定判定された場合には、ステップ254へ移行して遊技状態に応じて音出力制御を実行し、このルーチンは終了する。
また、ステップ252で肯定判定されると、ステップ256へ移行して変動開始時期か否かが判断され、肯定判定されると、ステップ258へ移行する。
ステップ258では、定常時パケット音楽データを読み出し、次いでステップ260へ移行してこの読み出した定常時パケット音楽データに基づき、スピーカ146L、146Rから音楽を出力する。
次のステップ270では、1パケット、すなわち単位時間枠の音楽が終了したか否かが判断され、肯定判定されると、ステップ272へ移行し、切替えスタンバイ信号発生中(1)か否かが判断される。
このステップ272で否定判定されると、ステップ260へ戻り、定常時パケット音楽データが繰り返し読み出される。すなわち、この期間は、特定遊技状態が継続していることを聴覚を通じて知ることができる。
また、ステップ272で肯定判定されると、リーチありの図柄変動パターンが選択されたと判断し、所定の演算によって所定の時期に切替えスタンバイ信号が出力(1)されたと判定され、この結果、AND回路の入力であるA、Bが共に「1」となり、出力C=1に基づいて、ステップ274へ移行し、予告時パケット音楽データを読み出す。
次のステップ276では、前記ステップ274で読み出された予告時パケット音楽データに基づいて、スピーカ146L、146Rから予告時の音楽を出力し、ステップ278へ移行する。
ステップ278では、この定常時パケット音楽データに基づく読み出しが1パケット終了したか否かが判断され、肯定判定されるとステップ252へ戻り、上記工程を繰り返す。
以上説明したように本実施の形態では、特定遊技状態で出力する音楽として、繰り返し読み出しても、その繋ぎに違和感がない定常時パケット音楽データと、リーチありの図柄変動パターンの演出中のリーチ確定時期に準じて定常時パケット音楽データに続いて、音楽が終結する感覚となる予告時音楽パケットデータと、を準備することで、特定遊技状態でリーチが発生しないときはBGMのように比較的単調で心地よい音楽を流しつつ特定遊技中であることを報知でき、リーチが確定する前後に予告時音楽パケットデータと差し替えることで、聴覚を通じたリーチ確定の報知が可能となる。
また、このとき、定常時パケット音楽データと、予告時音楽パケットデータとの繋がりも、予め定めた時間枠の区切りの時期(A=1の時期)としているため、テンポや拍子が狂うことがなく、かつ、音楽の終結を感じさせることができる。
(実施例1)
図6は、実施例1(例1)としての、特定遊技状態における、定常時パケット音楽データと予告時パケット音楽データとの出力タイミングを示すタイミングチャートである。
まず、リーチありの図柄変動パターンにおいて、リーチ確定までの時間が一定である場合と、不定である場合とが考えられるため、ここでは、この図柄変動開始からリーチ状態までの時間を変数tzとする。なお、この時間が一定であれば、tzは定数とすればよい。また、パケット音楽データの時間枠をtpとしているが、ここでは、定数の4秒とする。
図6(A)のリーチ非発生時では、最初の始動入賞(変動開始)があると、この時期をスタートとして定常時パケット音楽データが繰り返し、読み出される。この繰り返し読出中に変動開始があっても、LCD106(図2参照)の表示画像と同期せず、単純に繰り返される。これにより、遊技が単調に続いていることを聴覚を通じて認識できる。
図6(B)は、リーチありの変動開始があったときを示している。このリーチありの変動開始からリーチ確定までの時間tzが8秒であったとする。
このリーチまでの時間tzと単位パケット音楽データ読出時間tpとにより、変動開始を始点として、予告切替スタンバイ信号Bの出力時期tを演算する。
実施例1では、以下の(1)式を用いて、出力時期tを演算している。
t={(tz/tp)−1}×tp・・・(1)
但し、(tz/tp)の解は、小数点以下を四捨五入
すなわち、tzが8秒、tpが4秒なので、t={(8/4)−1)}×4=4となり、変動開始後、4秒後にスタンバイ信号Bを出力(1)する。
このスタンバイ信号Bの出力後、最初の切替タイミング信号Aの出力(1)のときが(A×B=C=1)、定常時パケット音楽データから予告時パケット音楽データへの差し替え時期となる。
この実施例1では、リーチ確定してからわずかな時間予告時パケット音楽データが余韻として流れることになるが、わずかな時間であるため、画像との非同期は無視することができる。
一方、予告時パケット音楽データの定常時パケット音楽データとの繋がりは、時間枠の区切りでおこなっているため、全く違和感なく実行でき、さらに、音楽の終結を感じさせる音楽としているため、違和感なく音楽の終わりを受入れることができる。
特定遊技において、リーチが確定すると、リーチ演出専用の音楽が流れ(図示省略)、大当たり当選すれば、特別遊技に移行し、外れた場合には、特定遊技が継続される。この実施例1の場合は、始動入賞の保留が存在し、これが消化されるため、リーチ演出後直ちに次の変動が再開される。
(実施例2)
図7は、実施例2(例2)としての、特定遊技状態における、定常時パケット音楽データと予告時パケット音楽データとの出力タイミングを示すタイミングチャートである。
まず、リーチありの図柄変動パターンにおいて、リーチ確定までの時間が一定である場合と、不定である場合とが考えられるため、ここでは、この図柄変動開始からリーチ状態までの時間を変数tzとする。なお、この時間が一定であれば、tzは定数とすればよい。また、パケット音楽データの時間枠をtpとしているが、ここでは、定数の4秒とする。
図7(A)のリーチ非発生時では、最初の始動入賞(変動開始)があると、この時期をスタートとして定常時パケット音楽データが繰り返し、読み出される。この繰り返し読出中に変動開始があっても、LCD106(図2参照)の表示画像と同期せず、単純に繰り返される。これにより、遊技が単調に続いていることを聴覚を通じて認識できる。
図7(B)は、リーチありの変動開始があったときを示している。このリーチありの変動開始からリーチ確定までの時間tzが9.5秒であったとする。
このリーチまでの時間tzと単位パケット音楽データ読出時間tpとにより、変動開始を始点として、予告切替スタンバイ信号Bの出力時期tを演算する。
実施例2では、以下の(1)式を用いて、出力時期tを演算している。
t={(tz/tp)−1}×tp・・・(1)
但し、(tz/tp)の解は、小数点以下を四捨五入
すなわち、tzが9.5秒、tpが4秒なので、t={(9.5/4)−1)}×4≒4となり、変動開始後、4秒後にスタンバイ信号Bを出力(1)する。
このスタンバイ信号Bの出力後、最初の切替タイミング信号Aの出力(1)のときが(A×B=C=1)、定常時パケット音楽データから予告時パケット音楽データへの差し替え時期となる。
この実施例2では、リーチ確定してからわずかな時間予告時パケット音楽データが早く終了し、無音状態となるが、わずかな時間であるため、画像との非同期は無視することができる。また、例えば、別途「リーチ」といった音声を挿入することで、さらにこの無音状態を目立たなくすることができる。
この結果、エラー補正によって、非同期である演出画像の表示制御と、効果音の出力制御とが、あたかも同期しているかの如く処理される。
一方、予告時パケット音楽データの定常時パケット音楽データとの繋がりは、時間枠の区切りでおこなっているため、全く違和感なく実行でき、さらに、音楽の終結を感じさせる音楽としているため、違和感なく音楽の終わりを受入れることができる。
特定遊技において、リーチが確定すると、リーチ演出専用の音楽が流れ(図示省略)、大当たり当選すれば、特別遊技に移行し、外れた場合には、特定遊技が継続される。この実施例2の場合は、始動入賞の保留が存在し、これが消化されるため、リーチ演出後直ちに次の変動が再開されるが、リーチ演出終了時期が前記時間枠のタイミングとはずれているため、この変動再開時期を基準として定常時パケット音楽データの読み出しを開始すればよい。
ここで、上記実施例1及び実施例2が特別なハード構成(例えば、図4に示した機能ブロックを実現するためのICチップ等を副制御部152に付加することを想定したものである。しかしながら、本発明は、上記特別なICチップを付加することに限定されるものではなく、副制御部152に搭載するプログラムによって処理するようにしてもよい。すなわち、ソフト的な処理によって実施例1及び実施例2は実行可能である。
(実施例3)
図8は、実施例3(例3)としての、特定遊技状態における、定常時パケット音楽データと予告時パケット音楽データとの出力タイミングを示すタイミングチャートである。この実施例3は、実施例1及び実施例2とは異なり、最初からソフト的な処理を前提としたタイミングチャートとなっているが、逆に、実施例3を特別なICチップを付加するハード構成としてもよい。
実施例3の特徴は、上記実施例1及び実施例2において、パケット音楽データの時間枠をtpとして一定時間(上記実施例1及び実施例2では4秒)としたが、まず、定常時パケット音楽データと予告時パケット音楽データの時間が異なっている。従って、実施例3では、定常時パケット音楽データの時間枠をtp1とし、予告時パケット音楽データtyとする。
また、定常時パケット音楽データの時間枠tp1が複数種類存在するものとし、その最短時間枠の定常時パケット音楽データをtp(min)とし、最長時間枠の定常時パケット音楽データをtp(max)とする(tp(min)<tp1<tp(max))
言い換えれば、実施例1及び実施例2は、定常時パケット音楽データと予告時パケット音楽データが単一の時間であるという、特別な状態であったのに対し、実施例3は、そのそれぞれが別々の時間で表現されるため、よりバリエーションの高い演出に対応可能ということができる。
図8に示される如く、実施例3の条件としては、定常時パケット音楽データによる演出から予告時パケット音楽データによる演出に切り替わり、この予告時パケット音楽データによる演出が終了してからリーチ確定となるようにするための出力時間t(実施例3では、コマンドBでフラグFを立てて、当該フラグFが立っているときのコマンドA検出)を得るべく、まず、この出力時間tの許容範囲tsを求める。
ここで、コマンドAは、定常時パケット音楽データの区切り(すなわち、時間tp(1)〜(3)の何れかであり、かつ不定)に出力されるコマンドである。
リーチを伴う変動開始から前記時間tが経過した後、フラグFが立っているときの1回目のコマンドAの区切りで予告時パケット音楽データに差替える際、前記時間tの許容範囲tsを以下の(2)式で演算する。{tz−(tp(max)+ty)−tp(min)}<ts<{tz−(tp(max)+ty)}
・・・(2)
但し、
tz :変動開始からリーチ確定までの時間
tp(max):定常時パケット音楽データの最長時間
tp(min):定常時パケット音楽データの最短時間
ty :予告時パケット音楽データの時間
ts :出力時間tの許容範囲
この(2)式によって求めた時間から、コマンドBの出力時期(変動開始からの出力時間tが経過した時期)を演算する。例えば、出力時間t={tz−(tp(max)+ty)−tp(min)}+tsとなる。
この演算で、コマンドBの出力時期が決まると、このコマンドBの立ち上がりでフラグFが立つ。
その後、フラグFが立ってから最初のコマンドAの出力で定常時パケット音楽データから予告時パケット音楽データに切り替わる。
このような条件を維持することで、少なくともリーチ確定(リーチ演出実行開始)前に、予告時パケット音楽データによる演出を終わらせることができる(図8の時間tp3参照)
上記条件を踏まえ、副制御部152では、図9に示すフローチャートに従い処理が実行される。
まず、ステップ300では出力音源を起動させ、次いでステップ302へ移行して特定遊技状態(大当たり処理中)か否かが判断される。
このステップ302で肯定判定された場合には、ステップ304へ移行して当該遊技状態に応じた音声出力制御を実行し、このルーチンは終了する。
また、ステップ302において否定判定されると、ステップ306へ移行する。
ステップ306では、図柄変動パターン演出が開始(変動開始)したか否かが判断され、肯定判定されるとステップ308へ移行して定常時パケット音楽データを読出し、次いでステップ310へ移行して定常時パケット音楽データに基づいてスピーカ146L、146Rから音楽を出力する。
次のステップ312では、1パケット(tp)終了したか否かが判断される。このステップ312で肯定判定されると、ステップ308へ戻り上記工程を繰り返す。なお、このとき、読み出される定常時パケット音楽データの時間tpは異なる。
ステップ312で否定判定されると、ステップ314へ移行する。ステップ314では、フラグFの状態を判断し、OFFである(フラグFが倒れている)場合は、ステップ316へ移行してコマンドBを検出したか否かが判断される。このステップ316で否定判定、すなわちコマンドBを検出しない場合には、ステップ312へ戻り、上記工程を繰り返す。
また、ステップ316で肯定判定、すなわち、コマンドBを検出した場合には、ステップ318へ移行してフラグFをONし(立て)、ステップへ移行する。
また、前記ステップ314で肯定判定された場合には、ステップ320へ移行してコマンドAを検出したか否かが判断される。
ステップ320では、肯定判定されるまでループ(待機)し、肯定判定されると、ステップ321でフラグFをオフ(倒す)し、ステップ322へ移行して予告時パケット音楽データを読出し、次いでステップ324へ移行して予告時パケット音楽データに基づいてスピーカ146L、146Rから音楽を出力する。
上記のような副制御部152におけるソフト的な処理によるパケット音楽データの出力制御の下で、メモリ容量及びCPUの負荷について説明する。
定常時パケット音楽データの時間枠の区切りデータの容量は、定常時パケット音楽データの長さが数分のもので、数10バイトのデータ量であった。
また、切替命令を生成するタイミングのデータ容量は、リーチ演出を行う変動パターン1つに対して、数バイトであった。これは現状のハード構成でメモリ容量が問題になるような大きさではない。
また、本システムをソフト的に遊技機10に実装した際、定常時パケット音楽データの時間枠の区切りデータの最小単位を10msに定める。これは、定常時パケット音楽データと予告時パケット音楽データの切替に際し、人間の聴覚では10ms以下のずれに違和感がなかったことに起因する。データを10ms単位とすることで、演算周期も10msで可能であり、CPUの負担が増大しない程度ということができる。
本実施の形態に係るパチンコ機を示す正面図である。 本実施の形態に係る遊技盤を示す正面図である。 本実施の形態に係るパチンコ機の制御系の概略構成を示すブロック図である。 演出制御部における制御対象であるスピーカに特化した音制御系を主体とした機能ブロックである。 常時パケット音楽データと予告時パケット音楽データとの出力タイミング制御ルーチンを示すフローチャートである。 実施例1(例1)としての、特定遊技状態における、定常時パケット音楽データと予告時パケット音楽データとの出力タイミングを示すタイミングチャートである。 実施例2(例2)としての、特定遊技状態における、定常時パケット音楽データと予告時パケット音楽データとの出力タイミングを示すタイミングチャートである。 実施例3(例3)としての、特定遊技状態における、定常時パケット音楽データと予告時パケット音楽データとの出力タイミングを示すタイミングチャートである。 実施例3(例3)における、副制御部でのソフト処理の流れを示す制御フローチャートである。
符号の説明
10 パチンコ機(遊技機)
100 遊技盤
106 LCD
146L、146R スピーカ
150 主制御部
152 演出制御部
156 図柄制御部
180 始動入賞センサ
200 コマンド解析部
202 図柄変動パターン演出制御部
204 特別遊技状態音出力命令取得部
206 BGM出力命令取得部
208 音楽データタイミング制御部
210 音楽データ読出部
212 音楽データメモリ
214 出力制御部
216 音源
218 切替タイミング時期t演算部
220 パケット音楽データ時間tpメモリ

Claims (8)

  1. 通常遊技状態の下で、遊技盤に予め定められた特定の始動領域への遊技球の流入を契機として抽選を実行し、当該抽選の結果を複数列の図柄変動パターン演出後の停止図柄配列によって報知すると共に、この抽選が大当たり当選の場合に通常遊技状態よりも遊技者に有利な特別遊技を実行する遊技機であって、
    楽データとして、定常的に適用され異なる時間枠に設定された複数の定常音楽データと、所定の条件の成立時に適用される条件音楽データと、をそれぞれ記憶する音楽データ記憶手段と、
    前記定常音楽データを、設定された時間枠の時間単位で繰り返し読み出す読出手段と、
    前記読出手段による前記定常音楽データの繰り返し読出中に、前記所定の条件が成立したことを認識した場合に、適用される定常音楽データの時間枠に応じて、条件成立後のN(Nは正の整数)回目の前記時間枠の区切りの時期であり、かつ前記図柄変動パターン演出の所定時間経過後に実行される場合があるリーチ演出の開始時期よりも前で、リーチ演出の開始時期から最も近い時期に、前記読出手段によって読み出される前記定常音楽データを前記条件音楽データと差し替えるデータ差替手段と、
    前記定常音楽データ又は条件音楽データに基づく可聴音として出力する出力手段とを有し、
    前記条件音楽データが、前記リーチ演出開始の予告音として機能することを特徴とする遊技機。
  2. 前記定常音楽データの出力開始時期が、前記通常遊技状態において、少なくとも前記抽選の当選確率が高い特定遊技状態となった後の最初の抽選機会であり、以後当該抽選の結果が大当たり当選になるまで継続されることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記特定遊技状態の下での図柄変動パターン演出が開始されてから、最終停止図柄が停止する前、かつ他の図柄列が大当たり当選に準じて停止しているリーチ状態までの時間をtz、前記定常音楽データ及び条件音楽データの時間枠をtpとした場合、リーチを伴う図柄変動パターン演出開始から、以下の(1)式で演算される時間tが経過した後の1回目の前記時間枠の区切りで前記条件音楽データに差替えることを特徴とする請求項2記載の遊技機。
    t={(tz/tp)−1}×tp・・・(1)
    但し、(tz/tp)の解は、小数点以下を四捨五入
  4. 前記リーチを伴う図柄変動パターン演出開始から前記時間tが経過した後の1回目の前記時間枠の区切りで前記条件音楽データに差替える際、前記条件音楽データが前記定常音楽データの時間枠tpとは異なる時間枠tyであり、かつ前記定常音楽データの時間枠が複数の異なる時間枠(tp(min)〜tp(max))である場合、前記時間tの許容範囲tsを以下の(2)式で演算し、リーチ演出開始前に条件付音楽データを終了させることを特徴とする請求項3記載の遊技機。
    {tz−(tp(max)+ty)−tp(min)}<ts<{tz−(tp(max)+ty)}
    ・・・(2)
  5. 通常遊技状態の下で、遊技盤に予め定められた特定の始動領域への遊技球の流入を契機として抽選を実行し、当該抽選の結果を複数列の図柄変動パターン演出後の停止図柄配列によって報知すると共に、この抽選が大当たり当選の場合に通常遊技状態よりも遊技者に有利な特別遊技を実行する遊技機に用いられ、
    楽データとして、定常的に適用され異なる時間枠に設定された複数の定常音楽データと、所定の条件の成立時に適用され前記図柄変動パターン演出として実行される場合があるリーチ演出開始の予告音として機能する条件音楽データと、をそれぞれ記憶する音楽データ記憶ステップと、
    前記定常音楽データを、設定された時間枠の時間単位で繰り返し読み出す読出ステップと、
    前記読出ステップによる前記定常音楽データの繰り返し読出中に、前記所定の条件が成立したことを認識した場合に、適用される定常音楽データの時間枠に応じて、条件成立後のN(Nは正の整数)回目の前記時間枠の区切りの時期であり、かつ前記図柄変動パターン演出の所定時間経過後に実行される場合があるリーチ演出の開始時期よりも前で、リーチ演出の開始時期に最も近い時期に、前記読出ステップによって読み出される前記定常音楽データを前記条件音楽データと差し替えるデータ差替ステップと、
    前記定常音楽データ又は条件音楽データに基づく可聴音として出力する出力ステップと、
    を実行することを特徴とする制御プログラム。
  6. 前記定常音楽データの出力開始時期が、前記通常遊技状態において、少なくとも前記抽選の当選確率が高い特定遊技状態となった後の最初の抽選機会であり、以後当該抽選の結果が大当たり当選になるまで継続されることを特徴とする請求項5記載の制御プログラム。
  7. 前記特定遊技状態の下での図柄変動パターン演出が開始されてから、最終停止図柄が停止する前、かつ他の図柄列が大当たり当選に準じて停止しているリーチ状態までの時間をtz、前記定常音楽データ及び条件音楽データの時間枠をtpとした場合、リーチを伴う図柄変動パターン演出開始から、以下の(1)式で演算される時間tが経過した後の1回目の前記時間枠の区切りで前記条件音楽データに差替えることを特徴とする請求項6記載の制御プログラム。
    t={(tz/tp)−1}×tp・・・(1)
    但し、(tz/tp)の解は、小数点以下を四捨五入
  8. 前記リーチを伴う図柄変動パターン演出開始から前記時間tが経過した後の1回目の前記時間枠の区切りで前記条件音楽データに差替える際、前記条件音楽データが前記定常音楽データの時間枠tpとは異なる時間枠tyであり、かつ前記定常音楽データの時間枠が複数の異なる時間枠(tp(min)〜tp(max))である場合、前記時間tの許容範囲tsを以下の(2)式で演算し、リーチ演出開始前に条件付音楽データを終了させることを特徴とする請求項7記載の制御プログラム。
    {tz−(tp(max)+ty)−tp(min)}<ts<{tz−(tp(max)+ty)}
    ・・・(2)
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