JP2002186712A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002186712A
JP2002186712A JP2000388525A JP2000388525A JP2002186712A JP 2002186712 A JP2002186712 A JP 2002186712A JP 2000388525 A JP2000388525 A JP 2000388525A JP 2000388525 A JP2000388525 A JP 2000388525A JP 2002186712 A JP2002186712 A JP 2002186712A
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Japan
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Application number
JP2000388525A
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English (en)
Inventor
Norikazu Takeuchi
則一 竹内
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Toyomaru Industry Co Ltd
Original Assignee
Toyomaru Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定の遊技状態において効果音が違和感無く
途切れることのない遊技機を提供する。 【解決手段】 高確率時短縮変動効果音は、1小節の音
をフレーズAとして、当該フレーズAが、特別図柄表示
部に各々表示される図柄の変動開始から確定図柄表示の
終了するまでに、3回繰り返される。このフレーズA
は、1回が1.4秒であり、3回繰り返されるので、合
計4.2秒となる。このとき、特別図柄表示部に各々表
示される図柄の確定停止までの変動時間は、3.5秒間
であり、その後、0.7秒間の確定表示がなされること
になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機、パチ
コン機等の遊技機に関するものであり、詳しくは、音を
発生する遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の遊技機、例えばパチンコ機100
では、図19に示すように、遊技球が打ち込まれる遊技
領域に液晶表示装置(LCD)等を備えた図柄表示装置
108を設け、その図柄表示装置108に背景画像を表
示して、その背景画像の上に横方向に図柄表示部L1,
L2,L3を配列して、各図柄表示部L1,L2,L3
に数字や文字等の図柄を上から下方向へスクロールして
変動表示するものが知られている。この従来の遊技機1
00では、遊技球が始動入賞口115を通過した場合に
ループカウンター等を用いた抽選が行われ、その結果に
より大当たりを決定し、その結果に基づいて遊技者に大
当たりであることを報知する大当たり図柄や、確率変動
や時間短縮等の特別遊技状態が生起することを遊技者に
報知する特定大当たり図柄を図柄表示装置108に表示
させている。
【0003】この従来の遊技機では、図柄表示装置10
8に設けられた3つの図柄表示部L1,L2,L3の図
柄の変動が開始すると、臨場感を盛り上げるために、ス
ピーカー148から図20に示す楽譜のような効果音を
発生し、図柄表示部L1,L2,L3での図柄の停止に
合わせて、各々、停止音を発生し、図柄表示部L1,L
2,L3に図柄が確定表示されている間は、無音状態と
していた。
【0004】しかしながら、上記のような効果音を発生
する遊技機では、図柄表示部L1,L2,L3に図柄が
確定表示されている間は、無音状態となり、効果音が途
絶えてしまい遊技者に違和感を持たせる原因となってい
た。また、図柄表示部L1,L2,L3に図柄が確定表
示されている間に、従来の効果音を繰り返して発生させ
ると、効果音のフレーズが、図柄表示部L1,L2,L
3に図柄が確定表示される時間を考慮していないため
に、図柄表示部L1,L2,L3の次の図柄の変動開始
時に効果音が図柄の変動と合わなくなってしまうという
問題点もあった。また、図柄表示部L1,L2,L3の
図柄変動の音が前回の図柄変動のリズムと合わなくなっ
てしまうという問題点もあった。
【0005】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、音を発生する遊技機において、図柄表
示装置に設けられている図柄表示部の図柄の変動開始時
から所定のフレーズの音を繰り返し発生させることによ
り、効果音が違和感無く途切れることのない遊技機を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に係る発明の遊技機では、所定条件の成立
により遊技者に有利な特別遊技状態に制御可能な遊技機
であって、複数の図柄が表示される図柄表示部と、前記
図柄表示部に表示される図柄の変動を制御する図柄変動
制御手段と、音を発生する音発生手段と、当該音発生手
段を制御して遊技状態に応じた音を発生させる制御を行
う音制御手段とを備え、当該音制御手段は、前記図柄変
動制御手段による図柄表示部での図柄の変動中に所定の
フレーズの音を前記音発生手段から繰り返し発生させる
ことを特徴とする構成となっている。
【0007】この構成の遊技機では、図柄表示部に複数
の図柄が表示され、図柄変動制御手段が図柄表示部に表
示される図柄の変動を制御し、音制御手段は、図柄変動
制御手段による図柄表示部での図柄の変動中に所定のフ
レーズの音を音発生手段から繰り返し発生させる。
【0008】また、請求項2に係る発明の遊技機では、
請求項1に記載の発明の遊技機の構成に加え、前記所定
のフレーズの音は、所定の音から構成された一小節の音
であることを特徴とする構成となっている。
【0009】この構成の発明の遊技機では、請求項1に
記載の遊技機の作用に加え、所定のフレーズの音は、所
定の音から構成された一小節の音となっているので、音
制御手段は、図柄変動制御手段による図柄表示部での所
定の図柄変動中に所定の音から構成された一小節の音を
音発生手段から繰り返し発生させる。
【0010】また、請求項3に係る発明の遊技機では、
請求項1又は2に記載の発明の遊技機の構成に加え、前
記所定のフレーズの長さは、前記図柄表示部に表示され
る図柄が変動表示されて確定停止された後に確定表示さ
れている時間の整数倍であることを特徴とする構成とな
っている。
【0011】この構成の遊技機では、請求項1又は2に
記載の発明の作用に加え、所定のフレーズの長さは、図
柄表示部に表示される図柄が変動表示されて確定停止さ
れた後に確定表示されている時間の整数倍であるので、
図柄の変動表示と音がずれることがない。
【0012】また、請求項4に係る発明の遊技機では、
請求項3に記載の発明の遊技機の構成に加え、前記整数
倍は、1倍又は2倍であることを特徴とする構成となっ
ている。この構成の発明の遊技機では、請求項3に記載
の遊技機の作用に加え、前記整数倍は、1倍又は2倍で
あるので、図柄の変動表示と音がずれることがない。
【0013】また、請求項5に係る発明の遊技機では、
請求項1乃至4の何れかに記載の発明の遊技機の構成に
加え、前記音制御手段は、図柄表示部に表示される図柄
の変動開始時から前記所定のフレーズの音を整数回繰り
返し発生させることを特徴とする構成となっている。こ
の構成の発明の遊技機では、請求項1乃至4何れかに記
載の遊技機の作用に加え、前記音制御手段は、図柄表示
部に表示される図柄の変動開始時から前記所定のフレー
ズの音を整数回繰り返し発生するので、図柄の変動表示
と音がずれることがない。
【0014】また、請求項6に係る発明の遊技機では、
請求項1乃至5の何れかに記載の発明の遊技機の構成に
加え、前記図柄表示部に表示される図柄の変動開始から
全図柄が確定停止してその停止した全図柄が表示されて
いる確定図柄表示時間の終了までの時間と、前記音制御
手段が所定回数前記所定のフレーズの音を繰り返し発生
させた時間の長さが同じであることを特徴とする構成と
なっている。
【0015】この構成の発明の遊技機では、請求項1乃
至5の何れかに記載の遊技機の作用に加え、前記図柄表
示部に表示される図柄の変動開始から全図柄が確定停止
してその停止した全図柄が表示されている確定図柄表示
時間の終了までの時間と、前記音制御手段が所定回数前
記所定のフレーズの音を繰り返し発生させた時間の長さ
が同じであるので、図柄表示部に表示される図柄の変動
開始から全図柄が確定停止してその停止した全図柄が表
示されている確定図柄表示時間の終了までの図柄の変動
と、所定回数繰り返された前記所定のフレーズの音とが
ずれることがない。
【0016】また、請求項7に係る発明の遊技機では、
請求項1乃至6の何れかに記載の発明の遊技機の構成に
加え、前記音制御手段は、遊技者に有利な有利状態の時
に、前記図柄変動制御手段による図柄表示部での図柄の
変動中に所定のフレーズの音を前記音発生手段から繰り
返し発生させることを特徴とする構成となっている。こ
の構成の発明の遊技機では、請求項1乃至6の何れかに
記載の遊技機の作用に加え、前記音制御手段は、遊技者
に有利な有利状態の時に、前記図柄変動制御手段による
図柄表示部での図柄の変動中に所定のフレーズの音を前
記音発生手段から繰り返し発生させることができる。
【0017】また、請求項8に係る発明の遊技機では、
請求項1乃至7の何れかに記載の発明の遊技機の構成に
加え、前記有利状態は、遊技機の大当たり確率が通常よ
り高くなった高確率状態であることを特徴とする構成と
なっている。この構成の発明の遊技機では、請求項1乃
至7の何れかに記載の遊技機の作用に加え、前記音制御
手段は、遊技機の大当たり確率が通常より高くなった状
態の時に、前記図柄変動制御手段による図柄表示部での
図柄の変動中に所定のフレーズの音を前記音発生手段か
ら繰り返し発生させることができる。
【0018】請求項9に係る発明の遊技機では、請求項
1乃至8の何れかに記載の発明の遊技機の構成に加え、
前記音制御手段は、前記図柄変動制御手段による図柄表
示部での図柄の変動表示中に、図柄表示部に変動表示さ
れる複数の図柄のうちの1つを除いて、残りの図柄が同
じ図柄で仮停止するリーチ状態となった時に、前記所定
のフレーズの音を異なる音に変更することを特徴とする
構成となっている。この構成の発明の遊技機では、請求
項1乃至8の何れかに記載の遊技機の作用に加え、前記
音制御手段は、前記図柄変動制御手段による図柄表示部
での図柄の変動表示中に、図柄表示部に変動表示される
複数の図柄のうちの1つを除いて、残りの図柄が同じ図
柄で仮停止するリーチ状態となった時に、前記所定のフ
レーズの音を異なる音に変更することができる。
【0019】尚、本発明では、図柄表示部に表示される
図柄の表示を制御する図柄表示制御手段や、所定条件の
成立により大当たりを判断する大当たり判断手段や、大
当たり時に図柄表示部に所定の組合せの図柄を表示する
大当たり図柄表示制御手段や、大当たり時に遊技者に特
別の利益を与える特定遊技状態を制御する特定遊技状態
制御手段や、大当たり後に次の大当たりを引く確率を高
くする高確率状態制御手段や、大当たり後に普通図柄の
停止の時間を短くする時間短縮制御手段や、遊技者に有
利な遊技状態に制御する有利状態制御手段等を設けるよ
うにしてもよい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る遊技機の一実
施の形態について図面を参照して説明する。まず、パチ
ンコ機1についての機械的構成の概略について図面を参
照して説明する。図1はパチンコ機1の正面図である。
図1に示すように、パチンコ機1の正面の上半分の部分
には、略正方形の遊技盤2が設けられ、遊技盤2には、
ガイドレール3で囲まれた略円形の遊技領域4が設けら
れている。パチンコ機1の遊技盤2の下方部には、図示
外の発射機に遊技球を供給し、且つ賞品球を受ける上皿
5が設けられ、上皿5の直下には、賞品球を受ける下皿
6が設けられ、下皿6の右横には発射ハンドル7が、下
皿6の上にはスピーカー48が設けられている。
【0021】次に、遊技盤2の機械的構造について図2
及び図3を参照して説明する。図2はパチンコ機1の遊
技盤2の正面図であり、図3は特別図柄表示装置8の正
面図である。遊技盤2には、ガイドレール3で囲まれた
略円形の遊技領域4が設けられている。遊技領域4の略
中央には、LCDから構成された表示画面28や各種ラ
ンプ、LEDを備えた特別図柄表示装置8が設けられて
いる。また、特別図柄表示装置8の右上方には電飾風車
9が設けられ、左上方にも電飾風車10が設けられてい
る。さらに、特別図柄表示装置8の右側には普通図柄始
動ゲート11が設けられ、左側にも普通図柄始動ゲート
12が設けられている。
【0022】また、特別図柄表示装置8の下側には、特
別図柄始動電動役物15が設けられており、その特別図
柄始動電動役物15の下方には、大入賞口16が設けら
れている。さらに、普通図柄始動ゲート11の下方に
は、入賞口19が設けられ、普通図柄始動ゲート12の
下方には、入賞口20が設けられている。さらに、特別
図柄表示装置8の下部には遊技盤2の表面から遊技盤2
の奥方向に向かって遊技球を暫時載置可能にステージ2
1が水平に設けられ、特別図柄表示装置8の右肩にはワ
ープ口22が設けられ、特別図柄表示装置8の左肩には
ワープ口23が設けられている。これらのワープ口2
2,23を通過した遊技球が特別図柄表示装置8の内部
(ワープゾーン)を通ってステージ21に現出するよう
になっている。ステージ21に現出した遊技球は、ステ
ージ21の直下に設けられている特別図柄始動電動役物
15に向かって落下するようになっている。
【0023】また、特別図柄表示装置8の上部には、4
個のLEDから成る特別図柄記憶数表示LED60が設
けられており、特別図柄始動電動役物15に入賞したい
わゆる保留球の数を表示することができる。また、特別
図柄記憶数表示LED60の下方には、4個のLEDか
ら成る普通図柄記憶数表示LED59が設けられてお
り、この普通図柄記憶数表示LED59は、普通図柄始
動ゲート11,12を通過した遊技球のいわゆる保留球
数を表示することができる。尚、遊技盤2には、上記以
外に、種々の電飾ランプ、その他のLED62、風車お
よび多数の障害釘等が設けられている。
【0024】次に、特別図柄表示装置8の構造及びここ
に表示される画面を説明する。尚、本実施の形態では、
特別図柄表示装置8に表示される図柄の可変表示の一例
として、図柄が上から下又は下から上にスクロールされ
て表示される図柄の変動表示を例に説明する。図3に示
すように、特別図柄表示装置8の表示画面28には、左
から特別図柄表示部L1、特別図柄表示部L2、特別図
柄表示部L3が3つの横一列に配置されている。この特
別図柄表示部L1〜L3には、後述する図柄が上から下
方向にスクロールするように変動表示され、また、表示
画面28上には、特別図柄表示部L1〜L3の背景画像
やキャラクターやメッセージ等も表示されるようになっ
ている。また、特別図柄表示装置8の表示画面28に
は、普通図柄表示部も表示され、1桁の数字や1文字の
アルファベット等の図柄を表示できるようになってい
る。
【0025】特別図柄表示部L1〜L3に表示される図
柄は、通常時はそれぞれ縦スクロール(上から下へのス
クロール)されて、特別図柄表示部L1、特別図柄表示
部L2、特別図柄表示部L3の順に停止するようになっ
ている。尚、この特別図柄表示部L1〜L3の配置及び
停止表示させる順序などは任意に変更できることはいう
までもない。また、特別図柄表示装置8は、上記の特別
図柄表示部L1〜L3に特別図柄が常に表示されている
わけではなく、これらの表示に代えて動画やメッセージ
等も表示できるようになっている。また、特別図柄表示
装置8は、裏面に図4に示す図柄表示基板44を備えて
いる。
【0026】上記の特別図柄表示部L1〜L3に各々表
示される図柄としては、本実施の形態の例では数字の
「0」、「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、
「6」、「7」、「8」、「9」の10種類があり、特
別図柄始動電動役物15に遊技球が入賞して大当たりの
抽選が開始されると、これら10種類の図柄が原則とし
てこの順序で順次表示される。大当たりである場合に
は、横1列に表示された3つの特別図柄が同じ数字や文
字の図柄で揃った状態(例えば、「7、7、7」のよう
に3つ揃った場合)で大当たり図柄が構成されて表示さ
れ、遊技者に大当たりが報知される。そして、大入賞口
16が開放される特別遊技状態が生起され、大入賞口1
6内に設けられているVゾーン(図示外)に遊技球が入
賞すると、大入賞口16の開放が再度行われ、所定回数
(例えば、15回や16回等)まで繰り返される。
【0027】また、前記10図柄の内、「1」、
「3」、「5」、「7」、「9」を確率変動図柄(以
下、「特定図柄」という。)とし、これらの内の何れか
の図柄が横1列に同じ図柄で揃った場合には、確率変動
突入とし、有利状態(特定遊技状態)として次の大当た
りを引く確率を高くするように変更する。大当たりの確
率は、一例としては、通常状態(低確率状態)では、3
15分の1であり、確率変動状態(高確率状態又は有利
状態)では、63分の1であるが、必ずしもこの値に限
られるものではない。尚、「0」、「2」、「4」、
「6」、「8」、は非確率変動図柄(以下、「非特定図
柄」という。)であり、その後に大当たりを引く確率は
通常状態となる。
【0028】次に、本実施の形態のパチンコ機1の電気
的構成について図4を参照して説明する。図4は、パチ
ンコ機1の電気的回路構成を示すブロック図である。パ
チンコ機1の制御部40はパチンコ機1の裏側に設けら
れ、この制御部40は、主基板41、電源基板42、音
基板43、図柄表示基板44、払出制御基板45、電飾
基板46、中継基板47から構成され、主基板41に
は、プログラムに従って各種の処理を行うCPUユニッ
ト50が設けられている。このCPUユニット50に
は、各種の演算処理を行うCPU51、フラグやカウン
タ値やデータ等を記憶するRAM52と、制御プログラ
ム及び各種の初期値のデータや特別図柄表示装置8への
表示内容を指示するコマンドのデータ等を記憶したRO
M53とが設けられており、これらは一つのLSIとし
て一体にモールディングされている。
【0029】また、CPUユニット50には、割込リセ
ット回路57が接続され、割込リセット回路57は、
0.002秒(以下、「2ms」と略す。)毎に、割込
信号をCPU51に与えるようになっており、CPU5
1は、ROM53に記憶された制御プログラムに従っ
て、パチンコ機1の制御を行う。尚、CPU51の一例
としては、8ビット、16ビット、32ビット、64ビ
ット等のCPUが使用されている。
【0030】また、主基板41には、音基板43、図柄
表示基板44、払出制御基板45、電飾基板46、中継
基板47等とデータ信号の送受信を行うI/Oインター
フェース54が設けられている。このI/Oインターフ
ェース54には、図示外の遊技場管理用コンピュータに
パチンコ機1の情報を出力する出力ポート55が接続さ
れている。
【0031】次に、図5に示すように、パチンコ機1の
効果音の発生を制御する音基板43には、CPU43a
と、CPU43aに接続されたRAM43bと、ROM
43cと、I/Oインターフェース43dと、I/Oイ
ンターフェース43dに接続された音源IC43eと、
図示外のパワーアンプ等が設けられ、ROM43cに
は、後述する効果音のデータ等が記憶されている。ま
た、図柄表示基板44、払出制御基板45、及び電飾基
板46にも、CPU(図示外)、RAM(図示外)、R
OM(図示外)、I/Oインターフェース(図示外)が
各々搭載されている。尚、主基板41はパチンコ機1の
主制御を司り、電源基板42は各基板に直流電流を供給
し、図柄表示基板44は特別図柄表示装置8の制御を行
い、払出制御基板45は賞品球払出装置49の制御を行
い、電飾基板46はパチンコ1の各電飾の発光態様を制
御し、中継基板47は、各センサーの配線の中継を行っ
ている。
【0032】ここで、電飾基板46には、普通図柄記憶
数表示LED59、特別図柄記憶数表示LED60、そ
の他のLED62及び電飾ランプ63が接続され、ま
た、図柄表示基板44には特別図柄表示装置8が接続さ
れ、また、音基板43には、スピーカー48が接続さ
れ、また、払出制御基板45には、賞品球払出装置49
が接続され、さらに、中継基板47には、大入賞口開放
ソレノイド70、特別図柄始動電動役物開放ソレノイド
71、特別図柄始動電動役物15に入賞した遊技球を検
出する始動口スイッチ72、普通図柄始動ゲート11,
12を通過した遊技球を検出する普通図柄作動スイッチ
73、大入賞口16内のVゾーンに入賞した遊技球を検
出するVスイッチ74、大入賞口16に入賞した遊技球
数を計数するためのカウントスイッチ75、普通入賞口
19,20,30,31に入賞して図示外の案内通路に
より入賞球集合部に集められた入賞球を検出する入賞口
スイッチ76とが接続されている。
【0033】また、電源基板42は、主基板41、音基
板43、図柄表示基板44、払出制御基板45、電飾基
板46に各々接続されて、直流の安定化された電力が供
給されるようになっている。尚、電源基板42には、交
流24Vが供給されている。電源基板42には、図示外
のシリコンダイオードブリッジからなる整流器、電解コ
ンデンサからなる平滑回路、レギュレータICからなる
安定化回路等が設けられており、安定化された直流の1
2V及び5V等を供給できるようになっている。尚、図
4では、特に図示しないが、主基板41、電源基板4
2、音基板43、図柄表示基板44、払出制御基板4
5、電飾基板46、中継基板47は、全て、アースライ
ンで接続されている。
【0034】次に、図6を参照して、RAM52の記憶
エリアについて説明する。RAM52には、ループカウ
ンタ記憶エリア52a、特別図柄乱数記憶エリア52
b、普通図柄乱数記憶エリア52c、特別図柄始動入賞
数記憶エリア52d、普通図柄始動入賞数記憶エリア5
2e、大当たりフラグ記憶エリア52f、普通図柄大当
たりフラグ記憶エリア52h、初期設定記憶エリア52
l、入賞球フラグ記憶エリア52m、確率変動フラグ記
憶エリア52n、第1停止図柄記憶エリア52o、第2
停止図柄記憶エリア52p、第3停止図柄記憶エリア5
2q、図柄表示コマンド記憶エリア52r、大当たりラ
ウンド中フラグ記憶エリア52s等が設けられている。
【0035】また、ループカウンタ記憶エリア52aに
は、図示外の普通図柄選択用ループカウンタLC1、大
当たり判定用ループカウンタLC2、特別図柄作成カウ
ンタLC3、特別図柄作成カウンタLC4、特別図柄作
成カウンタLC5、リーチ判定カウンタLC6、リーチ
パターン決定カウンタLC7等が各々記憶されている。
これらのカウンタは設定された範囲の数値内を循環する
ように、図4に示す割込リセット回路57からのリセッ
ト信号に従って、一定間隔の時間(例えば、2ms)毎
に所定量ずつインクリメントされ、各々設定されている
最大値になると、次は、「0」に戻るように構成されて
いる。これらのカウント値は、遊技球が特別図柄始動電
動役物15に入賞すると特別図柄乱数記憶エリア52
b、普通図柄乱数記憶エリア52cに各々取り込まれて
格納される。
【0036】次に、各カウンタについて以下に詳述す
る。まず、普通図柄選択用ループカウンタLC1のカウ
ント値(乱数)は、普通図柄表示部に表示される図柄を
決定するために使用される。カウント値は、電源投入時
は「0」からスタートし、1割込毎(2ms)に1加算
され256以上で0クリアされる。従って、普通図柄選
択用ループカウンタLC1のカウント値「0」から「2
55」までの何れかの値を取り、1周期は、512ms
となる。
【0037】次に、大当たり判定用ループカウンタLC
2のカウント値は、大当たりを判定するために使用され
る。電源投入時は「0」からスタートし、1割込毎(2
ms)に1加算され315以上で0クリアされる。従っ
て、大当たり判定用ループカウンタLC2のカウント値
は、「0」から「314」までの何れかの値を取り、1
周期は、630msとなる。
【0038】特別図柄作成カウンタLC3のカウント値
は、大当たりが表示される場合には、大当たり図柄を決
定するために使用される。また、はずれリーチの場合
は、特別図柄表示部L1、特別図柄表示部L2に表示さ
れる図柄を決定するために使用される。さらに、はずれ
表示の場合は、特別図柄表示部L1に表示される第1停
止図柄を決定するために使用される。この特別図柄作成
カウンタLC3のカウント値は、電源投入時は「0」か
らスタートし、1割込毎(2msのリセット毎)に1加
算され10以上で0クリアされる。従って、特別図柄作
成カウンタLC3のカウント値は、「0」から「9」ま
での何れかの値を取り、1周期は20msとなる。
【0039】また、特別図柄作成カウンタLC4のカウ
ント値は、はずれの場合、特別図柄表示部L2に表示さ
れる第2停止図柄を決定するために使用される。電源投
入時は「0」からスタートし、10割込毎(20ms
毎、特別図柄作成カウンタLC3の1周期毎)に「1」
加算され、10以上で0クリアされる。従って、特別図
柄作成カウンタLC4のカウント値は、「0」から
「9」までの何れかの値を取り、1周期は、200ms
となる。
【0040】さらに、特別図柄作成カウンタLC5のカ
ウント値は、はずれの場合、特別図柄表示部L3に表示
される第3停止図柄を決定するために使用される。電源
投入時は「0」からスタートし、100割込毎(200
ms毎、特別図柄作成カウンタLC4の1周期毎)に1
加算され10以上で0クリアされる。従って、特別図柄
作成カウンタLC5のカウント値は、「0」から「9」
までの何れかの値を取り、1周期は、2000msとな
る。
【0041】次に、リーチ判定カウンタLC6のカウン
ト値は、はずれの場合にリーチ動作を行なうかどうか
(はずれリーチ)を判定するために使用される。電源投
入時は「0」からスタートし、1割込毎(2ms毎)に
1加算され「200」以上で「0」クリアされる。従っ
て、リーチ判定カウンタLC6のカウント値は、「0」
から「199」までの何れかの値を取り、1周期は、4
00msとなる。尚、リーチ判定カウンタLC6のカウ
ント値が、「20」から「39」までの間の場合には、
はずれリーチの動作が行われる。このはずれリーチで
は、特別図柄表示部L1に停止表示される第1停止図柄
(左図柄)と、特別図柄表示部L2に停止表示される第
2停止図柄(中図柄)とが、同じ図柄となり、特別図柄
表示部L3の図柄が所定時間だけ変動表示され、結局、
特別図柄表示部L3に停止表示される第3停止図柄(右
図柄)は、第1停止図柄及び第2停止図柄とは異なる図
柄となるものである。
【0042】また、リーチパターン決定カウンタLC7
のカウント値は、大当たり又ははずれリーチと判定され
た場合のリーチパターンを決定するために使用される。
電源投入時は「0」からスタートし、1割込毎(2ms
毎)に1加算され「60」以上で「0」クリアされる。
従って、リーチパターン決定カウンタLC7のカウント
値は、「0」から「59」までの何れかの値を取り、リ
ーチのパターンは60通りとなる。尚、1周期は、12
0msとなる。尚、大当たり判定用ループカウンタLC
2の最大カウント値は、単一の設定値としてもよいし、
設定1、設定2、設定3というように、異なる値を選択
して設定できる設定手段を設けてもよい。
【0043】ここで、図7及び図8を参照して、特別図
柄乱数記憶エリア52b及び普通図柄乱数記憶エリア5
2cについて説明する。図7は、特別図柄乱数記憶エリ
ア52bの模式図であり、図8は、普通図柄乱数記憶エ
リア52cの模式図である。特別図柄乱数記憶エリア5
2bには、特別図柄始動電動役物15への遊技球の入賞
時に、大当たり判定用ループカウンタLC2、特別図柄
作成カウンタLC3,LC4,LC5、リーチ判定カウ
ンタLC6、リーチパターン決定カウンタLC7の各々
のカウント値を乱数として取得して記憶できる記憶エリ
ア1乃至記憶エリア4の4つの記憶エリアと、大当たり
の判定処理を行うために記憶エリア1に記憶された各乱
数をシフトして記憶する判定エリアが1つ設けられてお
り、併せて5つの記憶エリアが設けられている。
【0044】また、普通図柄乱数記憶エリア52cに
は、普通図柄始動ゲート11,12への遊技球の通過時
に、普通図柄選択用ループカウンタLC1のカウント値
を乱数として取得して記憶できる記憶エリア1乃至記憶
エリア4の4つの記憶エリアと、普通図柄の当たりの判
定処理を行うために記憶エリア1に記憶された乱数をシ
フトして記憶する判定エリアが1つ設けられており、併
せて5つの記憶エリアが設けられている。
【0045】次に、図9を参照して、ROM53の記憶
エリアについて説明する。図9は、ROM53の記憶エ
リアの模式図である。図9に示すように、ROM53に
は、制御プログラム記憶エリア53aと、大当たりリー
チパターンテーブル記憶エリア53bと、はずれリーチ
パターンテーブル記憶エリア53cと、効果音コマンド
記憶エリア53d等が設けられている。さらに、ROM
53には、図示外の各種の記憶エリアが設けられてい
る。
【0046】次に、図10を参照して、大当たりリーチ
パターン記憶エリア53bに記憶される大当たりリーチ
パターンテーブル100について説明する。図10は、
大当たりリーチパターン記憶エリア53bに記憶される
大当たりリーチパターンテーブル100の模式図であ
る。図10に示すように、大当たりリーチパターンテー
ブル100は、リーチパターン決定カウンタLC7から
取得した乱数の値に対応して、大当たり時に行われるリ
ーチのパターンのコマンドを記憶したデータテーブルで
ある。この大当たりリーチパターンテーブル100は、
LC7の値に対応して、リーチ動作のパターンを示すコ
マンドを記憶している。
【0047】その一例としては、図10に示すように、
LC7の値が「0」の時は、リーチパターンコマンドは
「0」で「ノーマルリーチ」を示し、そして、LC7の
値が図示外の「1〜53」の時は、各々異なるリーチパ
ターンのコマンドを記憶している。また、LC7の値が
「54〜59」の時は、リーチパターンコマンドは「5
4〜59」で「スペシャルリーチA〜F」を示してい
る。
【0048】次に、本実施の形態のパチンコ機1の動作
の詳細について、図11乃至図12のフローチャートに
従って説明する。フローチャートの各ステップについて
は、以下、「S」と略す。図11は、パチンコ機1のメ
インルーチンのフローチャートであり、図12は、パチ
ンコ機1の大当たり判定処理のフローチャートである。
図11に示すメインルーチンのフローチャートは、一定
間隔の時間(例えば、2ms)で、図4に示す割込リセ
ット回路57が発生するリセット信号に従って、主基板
41のCPU51がスタートから順に処理を行い、スタ
ートから終了までの処理を、2ms以内で行うようにな
っている。従って、2ms間隔でリセット信号が入力さ
れるごとに、スタートから処理が繰り返し行われる。
尚、図11に示すフローチャートの処理を行うプログラ
ムは図9に示すROM53の制御プログラム記憶エリア
53aに記憶されている。
【0049】図11に示すフローチャートでは、まず、
最初のリセット信号が入ると、スタックポインタの指定
アドレスをセットするためのスタックポインタセット処
理を行う(S1)。次いで、RAM52の記憶内容をチ
ェックするRAMチェックが行われる(S2)。このR
AMチェック(S2)は、電源投入時の初期設定処理が
行われているか否かを判断するものである。このとき、
RAM52の初期設定記憶エリア52lにS3に示す電
源投入時初期設定処理で書き込まれる所定の数値が書き
込まれているか否かが判断される。初期設定記憶エリア
52lに所定の数値が書き込まれていない場合は(S
2:NO)、電源投入後の初期処理が行われていない状
態であるので、電源投入時初期設定処理が行われる(S
3)。この処理では、RAM52の各記憶エリアの記憶
値をリセットし、さらに、ループカウンタ記憶エリア5
2aに記憶されている各ループカウンタの値を各々初期
値(例えば、「0」)にセットし、初期設定記憶エリア
52lに所定の数値を記憶させる。その後、処理を終了
する。
【0050】次のリセット信号で、また、スタートから
処理が行われる。まず、RAMチェック(S2)では、
初期設定記憶エリア52lに所定の数値が書き込まれて
いるので、RAM52は正常と判断され(S2:YE
S)、次の液晶画面コマンド出力処理(S4)に移行す
る。この液晶画面コマンド出力処理(S4)では、I/
Oインターフェース54を介して、図柄表示基板44に
特別図柄表示装置8を制御する信号が送られる。次い
で、音コマンド出力処理(S5)に移行する。この音コ
マンド出力処理(S5)では、I/Oインターフェース
54を介して、音基板43にスピーカー48を駆動する
ための信号が送られる。音コマンド出力処理(S5)の
詳細については後述する。次いで、ランプコマンド出力
処理(S6)を行う。このランプコマンド出力処理(S
6)では、パチンコ機1に設けられている各種のランプ
の点滅の制御を行う信号を電飾基板46へ出力する。次
いで、ポート出力処理を行う(S7)。このポート出力
処理(S7)では、図示外のホール管理用コンピュータ
にパチンコ機1の大当たり情報、始動情報、確率変動情
報、時間短縮情報等の各種の情報を出力ポート55を介
して出力する。
【0051】次いで、スイッチ読込処理(S8)が行わ
れる。このスイッチ読込処理(S8)では、普通図柄始
動ゲート11,12、特別図柄始動電動役物15、大入
賞口16、普通入賞口19,20,30,31等への遊
技球の入賞を検出するものである。このスイッチ読込処
理(S8)では、具体的には、特別図柄始動電動役物1
5に設けられている始動口スイッチ72、普通図柄始動
ゲート11,12に各々設けられている普通図柄作動ス
イッチ73、大入賞口16のVゾーンに設けられている
Vスイッチ74、大入賞口16に設けられているカウン
トスイッチ75、普通入賞口19,20等入賞口からの
遊技球の入賞を検出する入賞口スイッチ76が遊技球の
入賞を検出した場合には、RAM52の入賞球フラグ記
憶エリア52mに各スイッチに対応したフラグが立つ。
【0052】ここで、特別図柄始動電動役物15に設け
られている始動口スイッチ72が遊技球の通過を検出し
た場合には、4個まで、入賞数がRAM52の特別図柄
始動入賞数記憶エリア52dに記憶され、普通図柄始動
ゲート11,12に各々設けられている普通図柄作動ス
イッチ73が遊技球の通過を検出した場合は、4個ま
で、入賞数がRAM52の普通図柄始動入賞数記憶エリ
ア52eに記憶される。
【0053】また、特別図柄始動電動役物15に設けら
れている始動口スイッチ72が遊技球の通過を検出した
場合には、RAM52のループカウンタ記憶エリア52
aに記憶されている大当たり判定用ループカウンタLC
2、特別図柄作成カウンタLC3,LC4,LC5、リ
ーチ判定カウンタLC6、リーチパターン決定カウンタ
LC7の各値を特別図柄乱数記憶エリア52bの記憶エ
リア1乃至記憶エリア4に順次記憶させ、それに対応し
た特別図柄記憶数表示LED60のLEDが点灯する。
従って、最大の保留数は4回である。
【0054】また、普通図柄始動ゲート11,12に各
々設けられている普通図柄作動スイッチ73が、遊技球
の通過を検出した場合には、RAM52のループカウン
タ記憶エリア52aに記憶されている普通図柄選択用ル
ープカウンタLC1の値を普通図柄乱数記憶エリア52
cの記憶エリア1乃至記憶エリア4に順次記憶させ、そ
れに対応した普通図柄記憶数表示LED59のLEDが
点灯する。従って、最大の保留数は4回である。
【0055】スイッチ読込処理(S8)が終了すると、
次いで、ループカウンタ更新処理(S9)を行う。この
ループカウンタ更新処理(S9)では、RAM52のル
ープカウンタ記憶エリア52aに各々記憶されている普
通図柄選択用ループカウンタLC1、大当たり判定用ル
ープカウンタLC2、特別図柄作成カウンタLC3,L
C4,LC5,リーチ判定カウンタLC6、リーチパタ
ーン決定カウンタLC7の値を上記の所定量だけ増加す
る(インクリメントする)。尚、各ループカウンタに設
定されている最大値を越える場合には、各ループカウン
タの値は0クリアされ、「0」に戻るようにプログラム
されている。
【0056】次に、図11に示すパチンコ機1のメイン
ルーチンでは、ループカウンタ更新処理S9が終了する
と、パチンコ機1にエラーが発生しているか否かが判断
され(S10)、パチンコ機1にエラーが発生している
場合には(S10:YES)、条件装置処理(S1
1)、特別図柄処理(S12)、普通図柄処理(S1
3)を飛ばして処理を行い、特別図柄表示装置8にエラ
ー表示等をさせる。エラーが発生していないときには
(S10:NO)、条件装置処理(S11)に進む。
【0057】次いで、この条件装置処理(S11)で
は、大入賞口16の開放、閉鎖、特別図柄表示装置8へ
の大当たりデモ表示処理が行われる。なお、大入賞口1
6の開放を行う大当たり遊技が開始すると、RAM52
の大当たりラウンド中フラグ記憶エリア52sにフラグ
ONが記憶され、大当たり遊技が終了すると、当該フラ
グは、OFFとなる。一巡目の処理では、後述する特別
図柄処理(S12)での大当たり判定処理がまだ行われ
ていないので、条件装置処理(S11)では、何も行わ
れず次の処理に進む。次いで、特別図柄処理(S12)
が行われる。
【0058】この特別図柄処理(S12)では、後述す
る大当たり判定処理等が行われる。この特別図柄処理
(S12)が終了すると、次に、普通図柄処理(S1
3)が行われる。この普通図柄処理(S13)では、普
通図柄始動ゲート11,12への遊技球の通過により、
普通図柄選択用ループカウンタLC1のカウント値が、
普通図柄乱数として、RAM52の普通図柄乱数記憶エ
リア52cに記憶されているので、その普通図柄乱数に
基づいて、普通図柄表示部に図柄が停止表示される。R
AM52の普通図柄乱数記憶エリア52cに記憶される
普通図柄乱数は「0」から「255」までであり、この
普通図柄処理(S13)では、RAM52の普通図柄乱
数記憶エリア52cに記憶された普通図柄乱数が、
「0」から「63」の場合は、はずれとなり、普通図柄
表示部に、はずれ図柄である「−」が停止表示される。
【0059】また、RAM52の普通図柄乱数記憶エリ
ア52cに記憶された普通図柄乱数が、「64」から
「255」の場合は、当たりとなり、普通図柄表示部
に、当たり図柄である「7」が停止表示されるようにな
っている。当たり図柄が普通図柄表示部に表示されてい
るときには、所定時間、特別図柄始動電動役物15の開
閉部材(いわゆるチューリップ)が開成して、特別図柄
始動電動役物15へ遊技球が入賞しやすくなるものであ
る。
【0060】普通図柄処理(S13)が終了すると、次
に、賞品球の払い出しを行う払出制御(S14)が行わ
れ、枠ランプを点滅させる枠ランプ制御(S15)を経
てメインルーチンの処理が終了する。尚、このメインル
ーチンの処理は各サブルーチンの処理を含めて、2ms
以内に終了する。そして、割込リセット回路57からの
リセット信号により、CPU51は、図11に示すメイ
ンルーチンの処理を、スタートから繰り返し行う。従っ
て、図11に示すメインルーチンの処理が、2ms単位
で繰り返されていることになる。先の一巡目のメインル
ーチンの処理の特別図柄処理(S12)で大当たり状態
と判定されれば、RAM52の大当たりフラグ記憶エリ
ア52fに「1」が記憶され、大当たりフラグがON
し、次の二巡目の条件装置処理(S11)では、大当た
りフラグ記憶エリア52fに「1」が記憶されていれ
ば、大入賞口16の開放、閉鎖の動作が所定回数(例え
ば、15回や16回)行われる。
【0061】ここで、遊技者が、遊技盤2の下側に設け
られた発射ハンドル7を操作することによって、遊技球
を遊技領域4に打ち込み、遊技球が特別図柄始動電動役
物15に入賞すると、図11に示すメインルーチンのス
イッチ読込処理(S8)において、遊技球の特別図柄始
動電動役物15への入賞が検出される。具体的には、特
別図柄始動電動役物15に設けられている始動口スイッ
チ72が遊技球の通過を検出したときに、RAM52の
ループカウンタ記憶エリア52aに各々記憶されている
大当たり判定用ループカウンタLC2、特別図柄作成カ
ウンタLC3,LC4,LC5、リーチ判定カウンタL
C6、リーチパターン決定カウンタLC7の値を乱数と
してRAM52の特別図柄乱数記憶エリア52bに記憶
する。そして、ループカウンタ更新処理(S9)を経て
S10に進む。通常時はパチンコ機1にエラーが発生し
ていないので(S10:NO)、条件装置処理(S1
1)に進むが、まだ、大当たりの判定がなされていない
ので、条件装置処理(S11)では何もされず、特別図
柄処理(S12)を行う。
【0062】この特別図柄処理(S12)では、図12
に示すフローチャートの大当たり判定処理を行う。ま
ず、特別図柄始動電動役物15へ入賞しているか否かが
判断される(S21)。この判断は、特別図柄始動入賞
数記憶エリア52dに記憶されている入賞球の数が0か
否かで行われる。特別図柄始動入賞数記憶エリア52d
に記憶されている入賞球の数が「0」の場合には(S2
1:NO)、大当たり判定処理を終了し、メインルーチ
ンにリターンする。特別図柄始動入賞数記憶エリア52
dに記憶されている入賞球の数が「0」でない、すなわ
ち1〜4の何れかであると判断された場合には(S2
1:YES)、特別図柄乱数記憶エリア52bの記憶エ
リア1に記憶されている各乱数の値を判定エリアへシフ
トさせて読み出し、特別図柄乱数記憶エリア52b中の
記憶エリア2乃至4に記憶されている各乱数の値を一つ
ずつ記憶エリアをシフトする(S22)。すなわち、特
別図柄乱数記憶エリア52bの記憶エリア2の記憶値を
記憶エリア1へ、記憶エリア3の記憶値を記憶エリア2
へ、記憶エリア4の記憶値を記憶エリア3へ移動させ
る。次いで、特別図柄始動入賞数記憶エリア52dの記
憶数を「1」減算、すなわち入賞球数を減算する(S2
3)。
【0063】次いで、大当たり判定を行う(S24)。
大当たり判定用ループカウンタLC2の値は、本実施の
形態では、「0」〜「314」の間をとるので、S22
で判定エリアに読み出した大当たり判定用ループカウン
タLC2の乱数の値も「0」〜「314」の何れかにな
っている。ここで、S22で読み出した乱数の値が大当
たりの値としてROM53に記憶されている特定の値、
例えば、「7」であるか否かが判定される。S22で読
み出した乱数の値が「7」である場合には(S24:Y
ES)、大当たりフラグをONするためにRAM52の
大当たりフラグ記憶エリア52fに「1」を記憶し(S
25)、次いで、特別図柄乱数記憶エリア52bの判定
エリアに読み出されているリーチパターン決定カウンタ
LC7の値に基づいて、大当たりリーチパターン選択処
理が行われる(S26)。
【0064】この大当たりリーチパターン選択処理で
は、図10に示す大当たりリーチパターンテーブル10
0を参照して、リーチパターンコマンドが選択され、当
該リーチパターンコマンドがRAM52の図柄表示コマ
ンド記憶エリア52rに記憶される(S26)。
【0065】次いで大当たり図柄選択処理を行う(S2
7)。大当たり表示を行なう場合、特別図柄乱数記憶エ
リア52bの判定エリアに読み出されている特別図柄作
成カウンタLC3の値に基づいて大当たり図柄を選択す
る。特別図柄作成カウンタLC3は、「0」〜「9」の
間の何れかの数値である。
【0066】ここで、判定エリアに読み出されている特
別図柄作成カウンタLC3の値に対応して、次のように
大当たり図柄が選択される(S27)。特別図柄作成カ
ウンタLC3の値と特別図柄表示部L1に表示される第
1停止図柄(左図柄)、特別図柄表示部L2に表示され
る第2停止図柄(中図柄)、特別図柄表示部L3に表示
される第3停止図柄(右図柄)との関係は、0:「0、
0、0」、1:「1、1、1」、2:「2、2、2」、
3:「3、3、3」、4:「4、4、4」、5:「5、
5、5」、6:「6、6、6」、7:「7、7、7」、
8:「8、8、8」、9:「9、9、9」となる。選択
された大当たり図柄を示すデータは、RAM52の第1
停止図柄記憶エリア52o、第2停止図柄記憶エリア5
2p、第3停止図柄記憶エリア52qに各々記憶される
(S27)。また、特別図柄表示部L1〜L3に上記の
図柄を表示するための図柄表示コマンドがRAM52の
図柄表示コマンド記憶エリア52rに記憶される(S2
7)。
【0067】ここで、特別図柄作成カウンタLC3の値
が、「1,3,5,7,9」の時は、次の大当たりの確
率が高くなる確率変動モードに突入するので、RAM5
2の確率変動フラグ記憶エリア52nに「1」を記憶し
て確率変動フラグをONとする。また、特別図柄作成カ
ウンタLC3の値が、「0,2,4,6,8」の時は、
次の大当たりの確率は高くならず通常モードであるの
で、RAM52の確率変動フラグ記憶エリア52nに
「0」を記憶して確率変動フラグをOFFとする(S2
7)。
【0068】尚、S24の判定で、S22で読み出した
大当たり判定用ループカウンタLC2の乱数の値が例え
ば、大当たりとされる「7」以外の場合には(S24:
NO)、リーチ判定カウンタLC6の値によりはずれリ
ーチ動作を行うか否かが判定される(S31)、リーチ
判定カウンタLC6の値が、「20〜39」の場合に
は、はずれリーチと判定される(S31:YES)。は
ずれリーチと判定された場合には(S31:YES)、
ROM53のはずれリーチパターンテーブル記憶エリア
53cに記憶されているはずれリーチパターンテーブル
を参照して、はずれリーチのリーチパターンコマンドが
選択され、当該リーチパターンコマンドがRAM52の
図柄表示コマンド記憶エリア52rに記憶される(S3
2)。
【0069】次に、図12に示すS31でリーチと判定
されなかった場合(S31:NO)には、特別図柄作成
カウンタLC3、特別図柄作成カウンタLC4、特別図
柄作成カウンタLC5から取得した乱数に基づいて、は
ずれ停止図柄作成処理(S34)を行い、RAM52の
第1停止図柄記憶エリア52o、第2停止図柄記憶エリ
ア52p及び第3停止図柄記憶エリア52qに各々記憶
させ、また、特別図柄表示部L1〜L3に上記の図柄を
表示するための図柄表示コマンドがRAM52の図柄表
示コマンド記憶エリア52rに記憶される(S34)。
大当たり判定処理が終了した場合には、図11に示すパ
チンコ機1のメインルーチンにリターンする。図11に
示すパチンコ機1のメインルーチンでは、特別図柄処理
(S12)が終了すると、次に、普通図柄処理(S1
3)、賞品球の払出処理(S14)、枠ランプ処理(S
15)が順次行われる。
【0070】上記の処理が終了すると、次のリセット信
号で、また、スタートから処理が行われる。まず、RA
Mチェック(S2)では、初期設定記憶エリア52lに
所定の数値が書き込まれているので、RAM52は正常
と判断され(S2:YES)、次の液晶画面コマンド出
力処理(S4)に移行する。この液晶画面コマンド出力
処理(S4)では、RAM52の図柄表示コマンド記憶
エリア52rに記憶した図柄表示コマンド及びリーチパ
ターンコマンドをI/Oインターフェース54を介し
て、図柄表示基板44の図示外のCPUに送信する。図
柄表示基板44の図示外のCPUは、受信した図柄表示
コマンド及びリーチパターンコマンドに対応した特別図
柄表示装置8に表示する画像のデータを図柄表示基板4
4上の図示外のROMから読み出して、特別図柄表示装
置8の液晶画面に表示される背景画の制御や特別図柄表
示部L1〜L3に表示される数字や文字等の図柄の制御
を行う。
【0071】次に、上記の処理が終了すると音コマンド
出力処理を行う(S5)。この音コマンド出力処理につ
いて、図13乃至図18を参照して、詳細について説明
する。図13及び図14は、音コマンド処理のサブルー
チンのフローチャートであり、図15は、高確率時短縮
変動の効果音の楽譜であり、図16は、低確率時の効果
音の楽譜であり、図17は、図15に示す効果音のタイ
ミングチャートである。
【0072】音コマンド出力処理では、図13に示すフ
ローチャートのように、まず、大当たり発生か否かを判
断する(S50)、この判断は、RAM52の大当たり
フラグ記憶エリア52fに大当たりフラグONが記憶さ
れており、且つ大当たりラウンド中フラグ記憶エリア5
2sに大当たりラウンド中フラグOFFが記憶されてい
た場合には、大当たり発生と判断される。大当たり発生
の場合には(S50:YES)、主基板41のROM5
3の効果音コマンド記憶エリア53dに記憶されている
効果音コマンドの中から大当たり時効果音コマンドを読
み出して、音基板43に送信する(S51)。音基板4
3のCPU43aは、受信した大当たり時効果音コマン
ドに基づいて、ROM43cに記憶した制御パターンに
基づいて、音源IC43eを制御して、ファンファーレ
等の大当たり時の効果音をスピーカー48から出力す
る。
【0073】また、RAM52の大当たりフラグ記憶エ
リア52fに大当たりフラグONが記憶されており、且
つ大当たりラウンド中フラグ記憶エリア52sに大当た
りラウンド中フラグONが記憶されていた場合には、大
当たり発生でなく(S50:NO)、大当たりラウンド
中なので(S52:YES)、主基板41のROM53
の効果音コマンド記憶エリア53dに記憶されている効
果音コマンドの中から大当たりラウンド効果音コマンド
を読み出して、音基板43に送信する(S53)。音基
板43のCPU43aは、受信した大当たりラウンド効
果音コマンドに基づいて、ROM43cに記憶した制御
パターンに基づいて、音源IC43eを制御して、大当
たりラウンド中の効果音をスピーカー48から出力す
る。
【0074】また、RAM52の大当たりフラグ記憶エ
リア52fに大当たりフラグOFFが記憶されており、
且つ大当たりラウンド中フラグ記憶エリア52sに大当
たりラウンド中フラグOFFが記憶されていた場合に
は、大当たり発生でなく(S50:NO)、大当たりラ
ウンド中でもないので(S52:NO)、次にリーチに
なるか否かを判断する(S54)。この判断は、RAM
52の図柄表示コマンド記憶エリアにリーチコマンドが
記憶されているか否かで判断する。リーチにならない場
合には(S54:NO)、次の大当たりを引く確率が高
くなる確率変動に突入して高確率中であるか否かを判断
する(S55)。
【0075】この判断は、RAM52の確率変動フラグ
記憶エリア52nに確率変動フラグONが記憶されてい
るか否かで判断する。確率変動フラグONが記憶されて
いる場合には、高確率中なので(S55:YES)、次
に、所謂保留球が3個以上で、特別図柄表示装置8の特
別図柄表示部L1〜L3の図柄の確定停止までの変動時
間を通常より短縮する短縮変動か否かを判断する(S5
6)。この判断は、RAM52の特別図柄始動入賞数記
憶エリア52dに3個又は4個の入賞数が記憶されてい
るか否かで判断する。3個又は4個の入賞数が記憶され
ている場合には、特別図柄表示部L1〜L3の図柄の変
動時間を通常より短縮する短縮変動となるので(S5
6:YES)、主基板41のROM53の効果音コマン
ド記憶エリア53dに記憶されている効果音コマンドの
中から高確率時短縮変動効果音コマンドを読み出して、
音基板43に送信する(S57)。音基板43のCPU
43aは、受信した高確率時短縮変動効果音コマンドに
基づいて、ROM43cに記憶した制御パターンに基づ
いて、音源IC43eを制御して、高確率時短縮変動効
果音をスピーカー48から出力する。
【0076】次に、図15及び図17を参照して、高確
率時短縮変動効果音について、説明する。高確率時短縮
変動効果音は、図15に示すように、「ファ(16分音
符)、ファ(16分音符)、16分休符、ファ(16分
音符)、ファ(16分音符)、ファ(16分音符)、フ
ァ(16分音符)、16分休符、ラ(16分音符)、ソ
(16分音符)、ファ(16分音符)、16分休符、ソ
(16分音符)、ファ(16分音符)、ミ(16分音
符)、16分休符」からなる1小節をフレーズAとし
て、当該フレーズAが、特別図柄表示部L1〜L3に各
々表示される図柄の変動開始から確定図柄表示の終了す
るまでに、3回繰り返される。このフレーズAは、1回
が1.4秒であり、3回繰り返されるので、合計4.2
秒となる。このとき、特別図柄表示部L1〜L3に各々
表示される図柄の確定停止までの変動時間は、3.5秒
間であり、その後、0.7秒間の確定表示がなされるこ
とになる。従って、特別図柄表示部L1〜L3に各々表
示される図柄の変動開始から全図柄が確定停止してその
停止した全図柄が表示されている確定図柄表示時間の終
了までの時間と、フレーズAの音を3回繰り返し発生さ
せた時間の長さが同じとなる。
【0077】尚、確率変動状態で、特別図柄始動電動役
物15に遊技球が連続して入賞し、消化されていない保
留球が3個以上が続く場合には、図17に示すタイミン
グチャートのように、フレーズAの効果音が繰り返しス
ピーカー48から発生されることになる。具体的には、
T0のタイミングで、特別図柄表示部L1〜L3の図柄
の変動が開始して、同時に、フレーズAの効果音の演奏
が開始して、T0から1.4秒後のT1タイミングで、
1回目のフレーズAの効果音の演奏が終了し、T1タイ
ミングから、また、フレーズAの効果音の演奏が開始し
て、T1から1.4秒後のT2タイミングで、2回目の
フレーズAの効果音の演奏が終了し、T2タイミングか
ら、また、フレーズAの効果音の演奏が開始して、T2
から0.7秒後までに、順次、特別図柄表示部L1〜L
3の図柄の変動が停止して、その後、0.7秒間だけ特
別図柄表示部L1〜L3に図柄を確定表示して、T3の
タイミングで、3回目のフレーズAの効果音の演奏が終
了する。
【0078】そして、T3のタイミングから、また、特
別図柄表示部L1〜L3の図柄の変動が開始して、同時
に、フレーズAの効果音の演奏が開始して、T3から
1.4秒後のT4タイミングで、4回目のフレーズAの
効果音の演奏が終了し、T4タイミングから、また、フ
レーズAの効果音の演奏が開始して、T4から1.4秒
後のT5タイミングで、5回目のフレーズAの効果音の
演奏が終了し、T5タイミングから、また、フレーズA
の効果音の演奏が開始して、T5から0.7秒後まで
に、順次、特別図柄表示部L1〜L3の図柄の変動が停
止して、その後、0.7秒間だけ特別図柄表示部L1〜
L3に図柄を確定表示して、T6のタイミングで、6回
目のフレーズAの効果音の演奏が終了する。
【0079】さらに、T6のタイミングから、また、特
別図柄表示部L1〜L3の図柄の変動が開始して、同時
に、フレーズAの効果音の演奏が開始して、T6から
1.4秒後のT7タイミングで、7回目のフレーズAの
効果音の演奏が終了し、T7タイミングから、また、フ
レーズAの効果音の演奏が開始して、T7から1.4秒
後のT8タイミングで、8回目のフレーズAの効果音の
演奏が終了し、T8タイミングから、また、フレーズA
の効果音の演奏が開始して、T8から0.7秒後まで
に、順次、特別図柄表示部L1〜L3の図柄の変動が停
止して、その後、0.7秒間だけ特別図柄表示部L1〜
L3に図柄を確定表示して、T9のタイミングで、9回
目のフレーズAの効果音の演奏が終了する。以後も確率
変動状態で、特別図柄始動電動役物15に遊技球が連続
して入賞し、消化されていない保留球が3個以上が続く
場合には、同様な効果音の演奏が続くことになる。
【0080】以上説明したように、確率変動状態で、特
別図柄始動電動役物15に遊技球が連続して入賞し、消
化されていない保留球が3個以上続く場合(高確率時短
縮変動の場合)に効果音として演奏される1小節からな
るフレーズAが、特別図柄表示部L1〜L3に図柄を確
定表示する確定表示時間の2倍となっており、特別図柄
表示部L1〜L3での図柄の変動開始から確定表示の終
了までの時間が、フレーズAの演奏時間の3倍の時間と
同じになっているので、図柄の変動と効果音とがずれる
ことがなく、また、図柄の変動に効果音を合わせるため
に、無音状態を長く作る必要がなく、高確率時で短縮変
動中に効果音が途切れて遊技者に違和感を与えることが
ない。
【0081】また、S56の判断で、保留球が0〜2個
の場合には、特別図柄表示装置8の特別図柄表示部L1
〜L3の図柄の変動時間は短縮されず、通常変動となる
ので(S56:NO)、主基板41のROM53の効果
音コマンド記憶エリア53dに記憶されている効果音コ
マンドの中から高確率時通常変動効果音コマンドを読み
出して、音基板43に送信する(S58)。音基板43
のCPU43aは、受信した高確率時通常変動効果音コ
マンドに基づいて、ROM43cに記憶した制御パター
ンに基づいて、音源IC43eを制御して、高確率時通
常変動効果音をスピーカー48から出力する。
【0082】また、S55の判断で、RAM52の確率
変動フラグ記憶エリア52nに確率変動フラグOFFが
記憶されている場合には、次の大当たりを引く確率は、
低確率(通常確率)なので(S55:NO)、次に、保
留球が3個以上で、特別図柄表示装置8の特別図柄表示
部L1〜L3の図柄の変動時間を短縮する短縮変動か否
かを判断する(S59)。この判断は、RAM52の特
別図柄始動入賞数記憶エリア52dに3個又は4個の入
賞数が記憶されているか否かで判断する。3個又は4個
の入賞数が記憶されている場合には、特別図柄表示部L
1〜L3の図柄の変動時間を短縮する短縮変動となるの
で(S59:YES)、主基板41のROM53の効果
音コマンド記憶エリア53dに記憶されている効果音コ
マンドの中から低確率時短縮変動効果音コマンドを読み
出して、音基板43に送信する(S60)。音基板43
のCPU43aは、受信した低確率時短縮変動効果音コ
マンドに基づいて、ROM43cに記憶した制御パター
ンに基づいて、音源IC43eを制御して、低確率時短
縮変動効果音をスピーカー48から出力する。
【0083】次に、図16(B)を参照して、上記低確
率時短縮変動効果音について説明する。低確率時短縮変
動効果音は、図16(B)に示すように、「8分休符、
ラ(8分音符)、8分休符、ラ(8分音符)、8分休
符、ラ(8分音符)、8分休符、ラ(8分音符)、レ
(16分音符)、16分休符、レ(16分音符)、レ
(16分音符)、レ(16分音符)、レ(付点8分音
符)、ミ(16分音符)、16分休符、ミ(16分音
符)、ミ(16分音符)、ミ(16分音符)、ミ(付点
8分音符)、ラ(4分音符)、4分休符、4分休符、4
分休符」から構成されている。このとき、特別図柄表示
部L1〜L3に各々表示される図柄の変動開始から確定
停止までの変動時間は、3.9秒間であり、その後、
0.7秒間の確定表示がなされ、合計で4.6秒間とな
る。
【0084】また、S59の判断で、RAM52の特別
図柄始動入賞数記憶エリア52dに0個〜2個の入賞数
が記憶されている場合には、特別図柄表示部L1〜L3
の図柄の変動時間を短縮する短縮変動とはならず、通常
変動となるので(S59:NO)、主基板41のROM
53の効果音コマンド記憶エリア53dに記憶されてい
る効果音コマンドの中から低確率時通常変動効果音コマ
ンドを読み出して、音基板43に送信する(S61)。
音基板43のCPU43aは、受信した低確率時通常変
動効果音コマンドに基づいて、ROM43cに記憶した
制御パターンに基づいて、音源IC43eを制御して、
低確率時通常変動効果音をスピーカー48から出力す
る。
【0085】次に、図16(A)を参照して、上記低確
率時通常変動効果音について説明する。低確率時通常変
動効果音は、図16(A)に示すように、「8分休符、
ラ(8分音符)、8分休符、ラ(8分音符)、8分休
符、ラ(8分音符)、8分休符、ラ(8分音符)、レ
(16分音符)、16分休符、レ(16分音符)、レ
(16分音符)、レ(16分音符)、レ(付点8分音
符)、ミ(16分音符)、16分休符、ミ(16分音
符)、ミ(16分音符)、ミ(16分音符)、ミ(付点
8分音符)、8分休符、ラ(8分音符)、8分休符、ラ
(8分音符)、8分休符、ラ(8分音符)、8分休符、
ラ(8分音符)、レ(16分音符)、16分休符、レ
(16分音符)、レ(16分音符)、レ(16分音
符)、レ(付点8分音符)、ミ(16分音符)、16分
休符、ミ(16分音符)、ミ(16分音符)、ミ(16
分音符)、ミ(付点8分音符)、ラ(4分音符:特別図
柄表示部L1の図柄停止音)、4分休符、ラ(4分音
符:特別図柄表示部L2の図柄停止音)、4分休符、ラ
(4分音符:特別図柄表示部L3の図柄停止音)、4分
休符、4分休符、4分休符」から構成されている。この
とき、特別図柄表示部L1〜L3に各々表示される全図
柄の変動開始から確定停止までの変動時間は、8.5秒
間であり、その後、0.7秒間の確定表示がなされ、合
計で9.2秒間となる。尚、上記の低確率時通常変動効
果音は、従来と同様の効果音である。
【0086】さらに、S54の判断で、リーチになると
判断された場合には(S54:YES)、図14に示す
S70で、次の大当たりを引く確率が高くなる確率変動
に突入して高確率中であるか否かを判断する(S7
0)。この判断は、RAM52の確率変動フラグ記憶エ
リア52nに確率変動フラグONが記憶されているか否
かで判断する。確率変動フラグONが記憶されている場
合には、高確率中なので(S70:YES)、次に、保
留球が3個以上で、特別図柄表示装置8の特別図柄表示
部L1〜L3の図柄の変動時間を短縮する短縮変動か否
かを判断する(S71)。
【0087】この判断は、RAM52の特別図柄始動入
賞数記憶エリア52dに3個又は4個の入賞数が記憶さ
れているか否かで判断する。3個又は4個の入賞数が記
憶されている場合には、特別図柄表示部L1〜L3の図
柄の変動時間を短縮する短縮変動となるので(S71:
YES)、主基板41のROM53の効果音コマンド記
憶エリア53dに記憶されている効果音コマンドの中か
らリーチ・高確率時短縮変動効果音コマンドを読み出し
て、音基板43に送信する(S72)。音基板43のC
PU43aは、受信したリーチ・高確率時短縮変動効果
音コマンドに基づいて、ROM43cに記憶した制御パ
ターンに基づいて、音源IC43eを制御して、リーチ
・高確率時短縮変動効果音をスピーカー48から出力す
る。このリーチ・高確率時短縮変動効果音は、前記高確
率時短縮変動効果音とは、異なる音となっている。
【0088】また、S71の判断で、保留球が0〜2個
の場合には、特別図柄表示装置8の特別図柄表示部L1
〜L3の図柄の変動時間は短縮されず、通常変動となる
ので(S71:NO)、主基板41のROM53の効果
音コマンド記憶エリア53dに記憶されている効果音コ
マンドの中からリーチ・高確率時通常変動効果音コマン
ドを読み出して、音基板43に送信する(S73)。音
基板43のCPU43aは、受信したリーチ・高確率時
通常変動効果音コマンドに基づいて、ROM43cに記
憶した制御パターンに基づいて、音源IC43eを制御
して、リーチ・高確率時通常変動効果音をスピーカー4
8から出力する。
【0089】また、S70の判断で、RAM52の確率
変動フラグ記憶エリア52nに確率変動フラグOFFが
記憶されている場合には、次の大当たりを引く確率は、
低確率(通常確率)なので(S70:NO)、次に、保
留球が3個以上で、特別図柄表示装置8の特別図柄表示
部L1〜L3の図柄の変動時間を短縮する短縮変動か否
かを判断する(S74)。この判断は、RAM52の特
別図柄始動入賞数記憶エリア52dに3個又は4個の入
賞数が記憶されているか否かで判断する。3個又は4個
の入賞数が記憶されている場合には、特別図柄表示部L
1〜L3の図柄の変動時間を短縮する短縮変動となるの
で(S74:YES)、主基板41のROM53の効果
音コマンド記憶エリア53dに記憶されている効果音コ
マンドの中からリーチ・低確率時短縮変動効果音コマン
ドを読み出して、音基板43に送信する(S75)。音
基板43のCPU43aは、受信したリーチ・低確率時
短縮変動効果音コマンドに基づいて、ROM43cに記
憶した制御パターンに基づいて、音源IC43eを制御
して、リーチ・低確率時短縮変動効果音をスピーカー4
8から出力する。このリーチ・低確率時短縮変動効果音
は、前記低確率時短縮変動効果音とは、異なる音となっ
ている。
【0090】また、S74の判断で、RAM52の特別
図柄始動入賞数記憶エリア52dに0個〜2個の入賞数
が記憶されている場合には、特別図柄表示部L1〜L3
の図柄の変動時間を短縮する短縮変動とはならず、通常
変動となるので(S74:NO)、主基板41のROM
53の効果音コマンド記憶エリア53dに記憶されてい
る効果音コマンドの中からリーチ・低確率時通常変動効
果音コマンドを読み出して、音基板43に送信する(S
76)。音基板43のCPU43aは、受信したリーチ
・低確率時通常変動効果音コマンドに基づいて、ROM
43cに記憶した制御パターンに基づいて、音源IC4
3eを制御して、リーチ・低確率時通常変動効果音をス
ピーカー48から出力する。尚、リーチ時の効果音は、
高確率中で短縮変動中に繰り返されるフレーズAの音と
異なるを発生するようにしているので、異なる音になっ
た時には、リーチ等が発生することを遊技者に知らせる
ことができる。以上説明した音コマンド出力処理が終了
すると、図11に示すメインルーチンにリターンする。
そして、S6乃至S15の処理を前記同様に行う。
【0091】以上説明したように、上記の実施の形態の
パチンコ機1では、大当たり確率が通常より高くなった
高確率状態で、図柄の停止が早くなる短縮変動の時に、
特別図柄表示部L1,L2,L3での図柄の変動中にフ
レーズAの音をスピーカー48から繰り返し発生させる
ことができる。従って、臨場感を高め、遊技者の遊技意
欲を高めることができる。また、特別図柄表示部L1及
びL2に同じ図柄が揃って仮停止するリーチ状態となっ
たときには、前記フレーズAの音を異なる音に変更する
ことができる。従って、リーチ状態となった時には、繰
り返し発生されているフレーズAの音が異なる音に変更
されるので、遊技者は大当たりへの期待度を高めること
ができる。従って、高確率状態のときには、ずーと同じ
変動音を繰り返し、差別化してリーチの時だけ違う楽曲
を演奏してすることにより、大当たりへの期待度を高め
ることができる。
【0092】尚、本発明は、パチンコ機に限られず、パ
チコン機、パチスロ機等の図柄表示部を備えた各種の遊
技機に適用可能なことは言うまでもない。また、本発明
は、各種の変形が可能なことは言うまでもない。例え
ば、高確率時短縮変動の効果音は、図18に示す高確率
時短縮変動の変形例のように、「ファ(16分音符)、
ファ(16分音符)、16分休符、ファ(16分音
符)、ファ(16分音符)、ファ(16分音符)、ファ
(16分音符)、16分休符、ラ(16分音符)、ソ
(16分音符)、ファ(16分音符)、16分休符、ソ
(16分音符)、ファ(16分音符)、ミ(16分音
符)16分休符」からなる1小節をフレーズAとして、
当該フレーズAを、特別図柄表示部L1〜L3に各々表
示される図柄の変動開始から確定停止までに、4回繰り
返し、その後、5回目のフレーズAの演奏時間を特別図
柄表示部L1〜L3に各々表示される図柄の確定図柄表
示時間としても良い。
【0093】この場合には、フレーズAは、1回が0.
7秒であり、特別図柄表示部L1〜L3に各々表示され
る図柄の変動開始から確定停止までに、4回繰り返され
るので、合計2.8秒となり、その後、確定図柄表示時
間が0.7秒となるので、特別図柄表示部L1〜L3に
各々表示される図柄の変動開始から確定図柄表示時間の
終了までの時間は、3.5秒間となる。さらに、上記実
施の形態では、保留球が3個以上のときに、特別図柄表
示部L1〜L3に各々表示される図柄の変動開始から図
柄の停止までの時間を短縮する短縮変動を行うようにし
ていたが、保留球が0個、1個、2個の場合にも短縮変
動を行うようにしても良い。
【0094】また、上記のフレーズAは、1小節に限ら
れず、2小節や3小節等の複数小節としても良い。この
場合には、特別図柄表示部L1〜L3に各々表示される
図柄の変動開始から確定停止までの時間と、複数小節か
ら構成されたフレーズAを複数回繰り返した時間とが同
じになるようにすれば良い。
【0095】さらに、本発明は、高確率時短縮変動の場
合に限られず、低確率時や、高確率時通常変動時や、所
謂現金機に於ける時間短縮時(普通図柄の停止時間が短
くなる場合)等に適用しても良いことは言うまでもな
い。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明の遊技機では、図柄表示部に複数の図柄が表示され、
図柄変動制御手段が図柄表示部に表示される図柄の変動
を制御し、音制御手段は、図柄変動制御手段による図柄
表示部での所定の図柄変動中に所定のフレーズの音を音
発生手段から繰り返し発生させるので、所定の図柄変動
と音発生手段から発生される音がずれたり、途切れたり
することがなく、遊技者に違和感を与えることがない。
従って、高確率中で短縮変動中に所定のフレーズの音を
繰り返し発生させるようにしておけば、異なる音になっ
た時には、リーチ等が発生することを遊技者に知らせる
ことができる。
【0097】また、請求項2に係る発明の遊技機では、
請求項1に記載の発明の遊技機の効果に加え、所定のフ
レーズの音は、所定の音から構成された一小節の音とな
っているので、音制御手段は、図柄変動制御手段による
図柄表示部での所定の図柄変動中に所定の音から構成さ
れた一小節の音を音発生手段から繰り返し発生させるの
で、所定の図柄変動と音発生手段から発生される音がず
れたり、途切れたりすることがなく、遊技者に違和感を
与えることがない。
【0098】また、請求項3に係る発明の遊技機では、
請求項1又は2に記載の発明の効果に加え、所定のフレ
ーズの長さは、図柄表示部に表示される図柄が変動表示
されて確定停止された後に確定表示されている時間の整
数倍であるので、図柄の変動表示と音がずれたり、音が
途切れたりすることがなく、遊技者に違和感を与えるこ
とがない。
【0099】また、請求項4に係る発明の遊技機では、
請求項3に記載の発明の遊技機の効果に加え、前記整数
倍は、1倍又は2倍であるので、図柄の変動表示と音が
ずれたり、音が途切れたりすることがなく、遊技者に違
和感を与えることがない。
【0100】また、請求項5に係る発明の遊技機では、
請求項1乃至4の何れかに記載の発明の遊技機の効果に
加え、前記音制御手段は、図柄表示部に表示される図柄
の変動開始時から前記所定のフレーズの音を整数回繰り
返し発生するので、図柄の変動表示と音がずれたり、音
が途切れたりすることがなく、遊技者に違和感を与える
ことがない。
【0101】また、請求項6に係る発明の遊技機では、
請求項1乃至5の何れかに記載の発明の遊技機の効果に
加え、前記図柄表示部に表示される図柄の変動開始から
全図柄が確定停止してその停止した全図柄が表示されて
いる確定図柄表示時間の終了までの時間と、前記音制御
手段が所定回数前記所定のフレーズの音を繰り返し発生
させた時間の長さが同じであるので、図柄表示部に表示
される図柄の変動開始から全図柄が確定停止してその停
止した全図柄が表示されている確定図柄表示時間の終了
までの図柄の変動と、所定回数繰り返された前記所定の
フレーズの音とがずれたり、音が途切れたりすることが
なく、遊技者に違和感を与えることがない。
【0102】また、請求項7に係る発明の遊技機では、
請求項1乃至6の何れかに記載の発明の遊技機の効果に
加え、前記音制御手段は、遊技者に有利な有利状態の時
に、前記図柄変動制御手段による図柄表示部での図柄の
変動中に所定のフレーズの音を前記音発生手段から繰り
返し発生させることができる。従って、遊技者に有利な
有利状態の時に、図柄表示部での図柄の変動中に所定の
フレーズの音を繰り返し発生して臨場感を高めることが
できる。
【0103】また、請求項8に係る発明の遊技機では、
請求項1乃至7の何れかに記載の発明の遊技機の効果に
加え、前記音制御手段は、遊技機の大当たり確率が通常
より高くなった高確率状態の時に、前記図柄変動制御手
段による図柄表示部での図柄の変動中に所定のフレーズ
の音を前記音発生手段から繰り返し発生させることがで
きる。従って、高確率状態の時には、図柄表示部での図
柄の変動中に所定のフレーズの音を繰り返し発生して臨
場感を高めることができる。
【0104】また、請求項9に係る発明の遊技機では、
請求項1乃至8の何れかに記載の発明の遊技機の効果に
加え、前記音制御手段は、前記図柄変動制御手段による
図柄表示部での図柄の変動表示中に、図柄表示部に変動
表示される複数の図柄のうちの1つを除いて、残りの図
柄が同じ図柄で仮停止するリーチ状態となった時に、前
記所定のフレーズの音を異なる音に変更することができ
る。従って、リーチ状態となった時には、繰り返し発生
されている所定のフレーズの音が異なる音に変更される
ので、遊技者は大当たりへの期待感を高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ機1の正面図である。
【図2】パチンコ機1の遊技盤2の正面図である。
【図3】特別図柄表示装置8の正面図である。
【図4】パチンコ機1の電気的構成を示すブロック図で
ある。
【図5】音基板43のブロック図である。
【図6】RAM52の記憶エリアの模式図である。
【図7】特別図柄乱数記憶エリア52bの模式図であ
る。
【図8】普通図柄乱数記憶エリア52cの模式図であ
る。
【図9】ROM53の記憶エリアを示す模式図である。
【図10】パチンコ機1の大当たりリーチパターンテー
ブルの模式図である。
【図11】パチンコ機1のメインルーチンのフローチャ
ートである。
【図12】パチンコ機1の大当たり判定処理のフローチ
ャートである。
【図13】音コマンド処理のフローチャートである。
【図14】音コマンド処理のフローチャートである。
【図15】高確率時短縮変動の効果音の楽譜である。
【図16】図16(A)は、低確率時通常変動の効果音
の楽譜であり、図16(B)は、低確率時短縮変動の効
果音の楽譜である。
【図17】高確率時短縮変動の効果音のタイミングチャ
ートである。
【図18】高確率時短縮変動の効果音の変形例の楽譜で
ある。
【図19】従来のパチンコ機100の正面図である。
【図20】従来の効果音の楽譜である。
【符号の説明】
1 パチンコ機 4 遊技領域 8 特別図柄表示装置 9 電飾風車 10 電飾風車 L1 特別図柄表示部 L2 特別図柄表示部 L3 特別図柄表示部 28 液晶画面 41 主基板 43 音基板 43a CPU 43b RAM 43c ROM 43d I/Oインターフェース 43e 音源IC 44 図柄表示基板 45 払出制御基板 46 電飾基板 47 中継基板 48 スピーカー 51 CPU 52 RAM 53 ROM

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定条件の成立により遊技者に有利な特
    別遊技状態に制御可能な遊技機であって、 複数の図柄が表示される図柄表示部と、 前記図柄表示部に表示される図柄の変動を制御する図柄
    変動制御手段と、 音を発生する音発生手段と、 当該音発生手段を制御して遊技状態に応じた音を発生さ
    せる制御を行う音制御手段とを備え、 当該音制御手段は、前記図柄変動制御手段による図柄表
    示部での図柄の変動中に所定のフレーズの音を前記音発
    生手段から繰り返し発生させることを特徴とする遊技
    機。
  2. 【請求項2】 前記所定のフレーズの音は、所定の音か
    ら構成された一小節の音であることを特徴とする請求項
    1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記所定のフレーズの長さは、前記図柄
    表示部に表示される図柄が変動表示されて確定停止され
    た後に確定表示されている時間の整数倍であることを特
    徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記整数倍は、1倍又は2倍であること
    を特徴とする請求項3に記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記音制御手段は、図柄表示部に表示さ
    れる図柄の変動開始時から前記所定のフレーズの音を整
    数回繰り返し発生させることを特徴とする請求項1乃至
    4の何れかに記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 前記図柄表示部に表示される図柄の変動
    開始から全図柄が確定停止してその停止した全図柄が表
    示されている確定図柄表示時間の終了までの時間と、前
    記音制御手段が所定回数前記所定のフレーズの音を繰り
    返し発生させた時間の長さが同じであることを特徴とす
    る請求項1乃至5の何れかに記載の遊技機。
  7. 【請求項7】 前記音制御手段は、遊技者に有利な有利
    状態の時に、前記図柄変動制御手段による図柄表示部で
    の図柄の変動中に所定のフレーズの音を前記音発生手段
    から繰り返し発生させることを特徴とする請求項1及至
    6の何れかに記載の遊技機。
  8. 【請求項8】 前記有利状態は、遊技機の大当たり確率
    が通常より高くなった高確率状態であることを特徴とす
    る請求項1及至7の何れかに記載の遊技機。
  9. 【請求項9】 前記音制御手段は、前記図柄変動制御手
    段による図柄表示部での図柄の変動表示中に、図柄表示
    部に変動表示される複数の図柄のうちの1つを除いて、
    残りの図柄が同じ図柄で仮停止するリーチ状態となった
    時に、前記所定のフレーズの音を異なる音に変更するこ
    とを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載の遊技
    機。
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