JP2007105369A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技者にとって有利な遊技状態を開始するか否か、あるいは高確率状態とするか否かの抽選の結果を表示する上で、その抽選結果表示の演出性を高め遊技性を向上する。
【解決手段】 大当たり遊技中に始動口に入賞する度に、特別図柄表示装置106に確変昇格率を示す複数種類のキャラクタCA、CB、CC、CDを所定の順序又は頻度で出現させる。遊技者は、最初に表示された1つのキャラクタを確認しただけでは確変昇格率を把握することができず、この演出中に、順次出現する異なる種類のキャラクタの出現順序を追跡する、あるいは出現頻度を記憶することで、確変昇格率を推測することになり、抽選結果に対する期待感や興趣が持続されるようになる。
【選択図】図7

Description

本発明は、遊技機に係り、詳細には、遊技を行う遊技盤に遊技の進行に応じて演出画像を表示する表示装置が設けられた遊技機に関する。
遊技機規則の規格区分で第1種に該当するパチンコ機では、遊技において始動口への入賞を果たすと、大量の賞球を獲得できる遊技者にとって有利な特別遊技状態(大当たり遊技)を開始するか否かの抽選が行われて、遊技盤に設けられた表示装置に複数の図柄が変動後に停止表示され、その図柄の組み合わせによって抽選結果が報知される。
また、抽選結果が当選となった場合には、上記の特別遊技状態の抽選(役抽選)に続いて、確率抽選が実行される。この確率抽選は、特別遊技状態終了後の通常遊技状態で、役抽選における当選確率を高確率とするか、通常確率のままとするかを決める抽選である。何れに当選するかはほぼ1/2の確率で決まるようになっており、又、通常確率は約1/300前後で、高確率は約1/50前後に設定されるのが一般的である。なお、以下では、通常確率を非確率変動(非確変)、高確率を確率変動(確変)と言う場合がある。
例えば、役抽選が当選となり、さらに確率抽選にも当選すると、特別遊技状態が終了して通常遊技状態に戻ったときに高確率状態(確変状態)となる。これにより、遊技者は、以後の遊技を短時間で再び抽選に当選できる期待感を持って進行するようになり、遊技に対する興趣が高められるようになる。
また、確率抽選の結果については、暫定的に通常確率の当選図柄を表示してから、再び図柄を変動させて高確率の当選図柄を表示する(昇格)又は通常確率の当選図柄を表示する演出(再抽選)により、所定の時間を掛けて最終的な結果を報知する場合もあり、さらにその過程で、確変当選に昇格する割合(昇格率)を示唆する演出画像等を表示することにより、遊技者に対して確変当選となる期待感を与え、遊技の興趣を更に高めるようにしている。
また、このような確率抽選結果の演出表示としては、大当たり遊技中に所定のゲーム内容を表示し、そのゲームの展開によって高確率状態に移行するか否かを報知するもの(例えば、特許文献1参照)、あるいは、図柄(識別情報)の少なくとも一部を、何らかの物を模した図柄として識別できる識別情報構成要素の集合体により構成し、この識別情報構成要素の図柄を、別の図柄に変移させて表示することにより(例えば花びらの図柄、つぼみ状態の花の図柄、開花状態の花の図柄、及び満開状態の花の図柄等)、確変当選となる可能性(信頼度)報知するもの(例えば、特許文献2参照)がある。
特許2816934号公報 特開2001−198299号公報
しかしながら、上述した特許文献1の技術では、高確率状態に移行するか否かを報知するゲームで表示される画像と、通常の遊技中に表示される画像とに関連性を持たせていないため、大当たりが発生する前の遊技と、大当たり中の遊技との間に一貫したゲーム性が無く、演出表示がそれぞれ単発的な印象を与えてしまう。そのため、遊技全体を通しての興趣が低下し、質の高い遊技を十分に提供できていない。また、上記のゲームに用いる画像を追加することで、画像データ用のメモリに記憶するデータ量が増加し、制御に負荷が掛かる。さらに、開発コストの低減や開発期間の短縮を図るためには、メモリの容量をある程度抑える必要もあるため、図柄や背景等に使用する他の画像データを制限しなければならなくなる問題もある。
一方、特許文献2の場合では、識別情報構成要素の図柄が関連性のある別の図柄に変移することで、図柄の演出表示やゲームの一貫性は保たれるものの、変動後の停止表示によって抽選結果を報知するための図柄に関する演出技術であるため、やはり、識別情報構成要素の図柄を変動後に停止表示するという演出自体は従来と同じであり、短時間で単調に終了してしまう。そして、停止した識別情報構成要素の図柄を一度確認することで、確変当選となる信頼度が判明するため、遊技者の期待感を持続することができず、やはり興趣の高い遊技を十分に提供できていない。
本発明は上記事実を考慮して、遊技者にとって有利な遊技状態を開始するか否か、あるいは高確率状態とするか否かの抽選の結果を表示する上で、その抽選結果表示の演出性を高め遊技性を向上することができる遊技機を提供することを課題とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、遊技者の操作で発射された遊技球により遊技が行われる遊技盤と、前記遊技盤に設けられ遊技球が通過可能とされた始動通過領域と、少なくとも通常遊技状態において、前記始動通過領域を遊技球が通過することにより、予め定められた少なくとも2つの当選確率値の何れか1つを用いて、遊技者にとって有利な特別遊技状態を開始するか否かの第1の抽選処理を実行し、この第1の抽選処理の結果が当選となった場合には更に、前記特別遊技状態が終了して前記通常遊技状態に移行したときに、前記少なくとも2つの当選確率値のうちの最も低い当選確率値を除く何れか1つの当選確率値を用いて第1の抽選処理を行う高確率状態とするか否かの第2の抽選処理を実行する抽選実行手段と、前記抽選実行手段による前記第1及び第2の抽選処理の結果が演出表示されるとともに、その表示過程で、第1の抽選処理、又は、第1及び第2の抽選処理の当選率を示す複数種類の識別情報が演出表示される表示手段と、前記抽選実行手段による前記第1及び第2の抽選処理の結果に基づいて、前記表示過程で、前記表示手段に演出表示する前記複数種類の識別情報の各々の出現順序、出現回数、及び出現時間の少なくとも何れか1つを決定するとともに、前記表示手段を制御して第1及び第2の抽選処理の結果を演出表示させ、その表示過程で、前記決定した出現順序、出現回数、及び出現時間の少なくとも何れか1つを用いて複数種類の識別情報の各々を演出表示させる表示制御手段と、を有することを特徴としている。
請求項1に記載の発明では、少なくとも通常遊技状態において、遊技者の操作で発射された遊技球が遊技盤に設けられた始動通過領域を通過すると、抽選実行手段は、予め定められた少なくとも2つの当選確率値の何れか1つを用いて、遊技者にとって有利な特別遊技状態を開始するか否かの第1の抽選処理を実行する。さらに、第1の抽選処理の結果が当選となった場合には、特別遊技状態が終了して通常遊技状態に移行したときに高確率状態とするか否かの第2の抽選処理を実行する。この高確率状態とは、上記の少なくとも2つの当選確率値のうちの最も低い当選確率値を除く何れか1つの当選確率値を用いて第1の抽選処理を行う状態である。
そして、上記の抽選結果は表示手段に、例えば、複数の図柄が変動後に停止されて確定表示される、あるいは、複数の図柄が変動後に停止されて暫定表示され再び変動(再抽選)された後に確定表示されるなど、所定の時間を掛けて演出表示され、遊技者は、表示手段を確認することにより抽選結果を把握する。また、この抽選結果の表示過程では、すなわち、抽選結果の表示開始(例えば複数の図柄の変動開始)又はリーチ状態から表示終了(例えば全図柄の変動停止)までの間には、第1の抽選処理、又は、第1及び第2の抽選処理の当選率(当選の信頼度)を示す複数種類の識別情報が演出表示される。
なお、この演出表示のタイミングは、例えば、複数の図柄が変動後に停止されて確定表示される過程で、リーチ状態となった場合に実施する、あるいは、複数の図柄が変動後に停止されて暫定表示され再変動された場合に、その変動中に実施することができ、さらには特別遊技状態中などに実施することも可能である。また、複数種類の識別情報の各々については、例えば遊技機の機種コンセプト(構想)に対応した互いに関連性のあるキャラクタ等の画像情報を用いることができる。
抽選実行手段による第1及び第2の抽選処理の実行後には、その結果に基づいて、表示制御手段が、抽選結果の表示過程で表示手段に演出表示する複数種類の識別情報の各々の出現順序、出現回数、及び出現時間の少なくとも何れか1つを決定する。
例えば、出現順序については、複数種類の識別情報の各々を0回〜複数回出現させるような場合、第1の抽選処理で落選したときのリーチ状態や、第1の抽選処理では当選し第2の抽選処理では落選したときの再抽選などに、当選の信頼度が相対的に低いことを示す低信頼度(例えば10%や20%等)の識別情報のみを繰り返し出現させ、当選の信頼度が相対的に高いことを示す高信頼度(例えば50%や100%等)の識別情報は出現させないようにする。また、第1の抽選処理で当選したときのリーチ状態や、第1及び第2の抽選処理したときの再抽選などには、先ず低信頼度の識別情報を繰り返し出現させ、次第に高信頼度の識別情報を出現させるようにする。
出現回数(頻度)については、例えば、複数種類の識別情報の各々をランダムに又は決定した順序で複数回出現させるような場合に、第1の抽選処理で落選したときのリーチ状態や、第1の抽選処理では当選し第2の抽選処理では落選したときの再抽選などには、低信頼度の識別情報は出現回数を多くし(高頻度)、高信頼度の識別情報は出現回数を少なくする(低頻度)。また、第1の抽選処理で当選したときのリーチ状態や、第1及び第2の抽選処理したときの再抽選などには、逆に低信頼度の識別情報は出現回数を少なくして高信頼度の識別情報は出現回数を多くする。
出現時間については、例えば、複数種類の識別情報の各々を1度出現させたときの、その表示開始から表示終了までの時間間隔等に適用でき、第1の抽選処理で落選したときのリーチ状態や、第1の抽選処理では当選し第2の抽選処理では落選したときの再抽選などには、低信頼度の識別情報は出現時間を長くし、高信頼度の識別情報は出現時間を短くする。また、第1の抽選処理で当選したときのリーチ状態や、第1及び第2の抽選処理したときの再抽選などには、逆に低信頼度の識別情報は出現時間を短くして高信頼度の識別情報は出現時間を長くする。
また、これらの出現順序、出現回数、及び出現時間については、何れか2つ、あるいは全てを組み合わせることができ、識別情報については、表示手段に1つずつ入れ替わりで表示させる、あるいは2つ以上を同時に表示させることができる。
そして、表示制御手段に制御される表示手段には、第1及び第2の抽選処理の結果が演出表示される過程で、上記のように決定された出現順序、出現回数、及び出現時間の少なくとも何れか1つを用いて複数種類の識別情報の各々が演出表示される。
このように、表示手段に抽選結果を表示する過程で、第1の抽選処理、又は、第1及び第2の抽選処理の当選率を示す複数種類の識別情報が上述したような演出で表示されることにより、遊技者は、例えば表示手段に最初に表示された1つの識別情報を確認しただけでは、抽選結果の当選率を把握することができず、この演出中に、順次出現する異なる種類の識別情報の出現順序を追跡する、あるいは出現回数や時間を記憶することで、当選率を推測することになる。これにより、遊技者の抽選結果に対する期待感や興趣が、識別情報の追跡や記憶を元に当選率を推測することで持続されるようになり、この遊技機であれば、遊技者にとって有利な遊技状態を開始するか否か、あるいは高確率状態とするか否かの抽選の結果を表示する上で、その抽選結果表示の演出性が高められて遊技性が向上する。
なお、始動入賞口を含む各入賞口については、入賞口に入賞、つまり所定の入賞領域を通過した遊技球が始動球検出センサにより入賞検出されて遊技機に取り込まれ、その入賞球に対する賞球を払い出す始動入賞口(始動通過領域)の構成に代えて、所謂始動チャッカー、すなわち始動球検出センサのみで構成してもよい。このように始動チャッカーを設けた場合、遊技球が始動通過領域を通過したときに始動球検出センサにより遊技球(始動球)を検出したのち、その遊技球を遊技機内に取り込まず、再度、遊技盤に戻すように構成される。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の遊技機において、前記第1の抽選処理の結果が当選となった場合に、前記表示手段にその当選結果のみを表示して前記特別遊技状態に移行し、その特別遊技状態中又は特別遊技状態終了時に前記第2の抽選処理の結果を表示するとともに、特別遊技状態に移行してから第2の抽選処理の結果を表示するまでの間に、前記識別情報を演出表示させることを特徴としている。
請求項2に記載の発明では、第1の抽選処理の結果が当選となった場合には、表示手段にその当選結果のみが表示されて(暫定表示)、特別遊技状態に移行する。そして、特別遊技状態中又は特別遊技状態終了時に、第2の抽選処理が当選又は落選した結果を、例えば複数の図柄を再変動させて停止する再抽選等の演出をして表示し(確定表示)、この特別遊技状態に移行してから第2の抽選処理の結果を表示するまでの間に、複数種類の識別情報の各々を上述したような演出を行って、すなわち、第1及び第2の抽選処理の結果に基づいて決定した出現順序、出現回数、出現時間で表示させる。
これにより、遊技者は、特別遊技を途中まで進行させるか終了させないと、第1及び第2の抽選処理の最終的な結果を把握することができなくなり、それまでの間に演出表示される識別情報を確認しながら、単調になりやすい特別遊技を、抽選結果に対する高い期待感を持って面白く遊技できるようになる。また、例えば、第1の抽選処理は当選で第2の抽選処理は落選の場合(非確変の当選)、特別遊技状態への移行前にその最終的な結果が表示されて判明してしまうと、遊技者によっては遊技意欲が低下して特別遊技を放棄してしまうような場合もあり、ホール経営にとってはマイナスとなるが、このようなマイナス要素に対する軽減効果も得られる。
請求項3に記載の発明は、請求項2記載の遊技機において、前記遊技盤に、遊技球が通過可能とされた前記始動通過領域を含む複数の通過領域が設けられ、前記特別遊技状態中にその複数の通過領域の少なくとも1つを遊技球が通過することを契機に、前記表示手段に前記識別情報を演出表示させることを特徴としている。
請求項3に記載の発明では、特別遊技において、遊技盤に設けられた始動通過領域を含む複数の通過領域の少なくとも1つを遊技球が通過すると、それを契機に表示手段に識別情報が演出表示される。
上述したように第1及び第2の抽選処理の結果に基づいて、出現順序を決定した場合には、例えば遊技球が通過する度にその決定した順序で、複数種類の識別情報の何れか1つのみを、あるいは2つ以上を同時に出現させる。また、出現回数を決定した場合には、例えば予め設定された特別遊技中の入賞予測回数等に基づいて、各識別情報の出現回数を割り振り、遊技球が通過する度に、識別情報を1つずつ又は2つ以上を同時に、所定の順序で又はランダムに、その割り振った回数を満たすように又は割り振った回数に近づくように出現させる。また、出現時間を決定した場合には、遊技球が通過する度に、識別情報を1つずつ又は2つ以上を同時に、所定の順序で又はランダムに出現させるとともに、その1回当たりの出現時間に変化を付けるようにする。なお、この場合の出現順序、出現回数、及び出現時間についても、何れか2つ、あるいは全てを組み合わせることができ、これにより、特別遊技の興趣が更に高められて遊技性を一層向上させることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3の何れか1項記載の遊技機において、前記通常遊技状態にて行う前記表示手段での通常演出表示に、前記複数種類の識別情報の少なくとも1つを用いることを特徴としている。
請求項4に記載の発明では、通常遊技状態に表示手段には遊技を盛り上げるための様々な演出画像等が表示されるが、この通常演出表示に、上記複数種類の識別情報の少なくとも1つを登場させることにより、抽選結果の報知中や特別遊技中の演出表示と、通常遊技中の演出表示とに関連性を持たせられるようになる。これにより、遊技全体を通しての一貫性が保たれて興趣が高められ、質の高い遊技を提供することができる。
また、通常演出表示に用いるデータ(画像データ)や、上記の複数種類の識別情報のデータ(例えばキャラクタ画像データ)等を、画像メモリ等の記憶手段に記憶する場合、識別情報を通常演出表示に兼用することで、記憶手段に記憶するデータ量が低減できるようになり、制御の負荷を軽減することができる。さらに、データ量が抑えられることで、例えば図柄や背景等に使用する他の画像データを制限する必要もなくなり、開発コストの低減や開発期間の短縮を図ることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4の何れか1項記載の遊技機において、前記複数種類の識別情報に各々対応する複数種類の効果音が設けられるとともに、その複数種類の効果音が出力される音声出力手段を備え、前記表示手段に前記識別情報を演出表示させるのに同期させて、その識別情報に対応する効果音を前記音声出力手段から出力することを特徴としている。
請求項5に記載の発明では、抽選結果の報知中や特別遊技中、あるいは、通常遊技中に、表示手段に識別情報が演出表示されるのに同期して、その識別情報に対応する効果音が音声出力手段から出力される。これにより、遊技者は視覚と聴覚を通じて識別情報の演出を楽しむことができるようになり、さらに、順次出現する異なる種類の識別情報の出現順序を追跡する、あるいは出現回数や時間を記憶する上で、聴覚に助けられてそれらが容易となる。したがって、この遊技機であれば、識別情報を用いた演出に優れ、遊技性が更に向上する。
本発明の遊技機によれば、遊技者にとって有利な遊技状態を開始するか否か、あるいは高確率状態とするか否かの抽選の結果を表示する上で、その抽選結果表示の演出性が高められて遊技性が向上する。
以下、本発明の実施形態に係るパチンコ機について図面を参照して説明する。
(パチンコ機の構成)
図1には本発明の一実施形態に係るパチンコ機が示され、図2には本実施形態に係るパチンコ機に適用される内枠、ガラス枠、及び遊技盤が示されている。
図1に示されるように、パチンコ機10は、機器の外郭を構成するとともにパチンコホールの島設備に設置される矩形状の外枠12を備えている。外枠12の前面には矩形額縁状の内枠14が配置されており(図2参照)、内枠14は、外枠12に設けられた一対のヒンジ部16、18に左側端部が軸支されて開閉可能に取り付けられている。また外枠12の前面下部には、化粧パネルとなる下飾り20が取り付けられている。
内枠14の前面上部には、ガラス板22を装着したガラスフレーム24を窓部25に備えるガラス枠26が配置されており、ガラス枠26は左側端部が内枠14に軸支されて開閉可能に取り付けられている。また、ガラスフレーム24に装着されたガラス板22は、図1の紙面奥行き方向に所定の間隔で互いに平行に配置された一対のガラス板からなる二重構造となっている。このガラス枠26の裏面側となる内枠14の上部には、矩形状の開口部28が設けられている(図2参照)。開口部28には、交換可能とされた遊技盤100がセットされており、遊技盤100は、ガラス枠26を内枠14に閉塞した状態でガラス枠26(ガラス板22)に覆われるようになっている。
ガラス枠26の前面には、遊技の進行に応じて点灯、消灯、及び点滅し照明による演出効果を生み出す照明演出用の表示灯142がガラス板22(遊技盤100の遊技領域101)を取り囲むように配置されており、さらに左上隅及び右上隅には、賞球払出エラー及び払出状態エラー等の各種エラーを報知するエラー用の表示灯144が配置されている。また、各エラー用の表示灯144の内側には、遊技の効果音をステレオ出力するスピーカー146L、146Rが配設されている。
内枠14の前面下部には、一般的な上皿及び下皿の機能を兼ね備える打球供給皿としての一体皿30が配置されている。一体皿30は、パネル部材32の左側端部が内枠14に軸支されて開閉可能に取り付けられており、パネル部材32の前面には、上部に遊技球を貯える球皿部34が形成された球皿本体36が突設されている。
球皿部34の底面は、正面視にて左側から右側へ下り傾斜しており、その傾斜方向下流側となる左側には、遊技球を1列に整列してパネル部材32の裏面に配置された球送り装置(図示省略)に送り込むための整列通路が設けられている。パネル部材32の前面の右側上部には、パチンコ機10内に設けられた払出装置160(図4参照)から払い出された賞球が排出される球排出口46が形成されている。この球排出口46から排出された賞球は球皿部34に貯留され、球皿部34内を左方向へ流下し整列通路により1列に整列されて球送り装置に送り込まれる。
また、パネル部材32の前面における左側下部には灰皿38が設けられ、右側下部には打球の発射力(飛距離)を調整するための発射ハンドル39が取り付けられている。
図2に示されるように、内枠14の前面下部における一体皿30の裏面側には、遊技盤100の左下に発射装置40が配置され、球皿本体36の後方に位置して、内枠14に着脱可能に構成された貯球タンク42が2個のプラスチックファスナー43によって取り付けられている。これらの発射装置40及び貯球タンク42は、一体皿30を内枠14に閉塞すると一体皿30に覆われるようになっている。
貯球タンク42は、上面が開口した箱型とされ、底面44が正面視にて左側から右側へ下り傾斜している。底面44の傾斜方向上流側となる貯球タンク42の左側面部には図示しないタンク入口が形成され、傾斜方向下流側となる貯球タンク42の前面右側端部には、一体皿30のパネル部材32に設けられた球排出口46と対応する位置にタンク出口45が形成されている。したがって、一体皿30を内枠14に閉塞した状態では、貯球タンク42と一体皿30の球皿部34とが、タンク出口45及び球排出口46を介して連通される。
また、一体皿30のパネル部材32裏面における球排出口46の下方位置と、内枠14前面の下部右側におけるタンク出口45の下方位置とには、上下方向に移動可能とされたシャッター板がそれぞれ設けられている(図2では内枠14側のシャッター板50のみを図示している)。これらのシャッター板は、一体皿30が閉塞されると各々下方へ移動して(図2に示したシャッター板50の位置)、タンク出口45と球排出口46とを連通させ、一体皿30が開放されると各々上方へ移動して、内枠14側のシャッター板50はタンク出口45の下縁側を、一体皿30側のシャッター板は球排出口46の下縁側を塞ぐよう構成されている。このシャッター板により、一体皿30を開放した際は、貯球タンク42及び球皿部34から遊技球(賞球)が流出しないようせき止められる。
内枠14裏面の左側端部(正面視右側端部)には、上下方向に延出された施錠装置52が取り付けられている。施錠装置52の下部にはシリンダー錠(錠前)54が設けられており、シリンダー錠54の鍵孔56は、内枠14前面の右下部に設けられた台座55から露出されている。
施錠装置52の裏面側における上下端部近傍には、後方へ突出された一対の内枠固定用フック60A、60Bが設けられている。施錠装置52の前面側におけるガラス枠26との対応位置には、一対のガラス枠固定用フック62A、62Bが設けられており、このガラス枠固定用フック62A、62Bは、内枠14前面の右側端部に形成されたスリット64A、64Bを通して前方へ突出されている。また、施錠装置52の前面側における一体皿30との対応位置には、上下方向にスライドする一対の一体皿固定用鍵受け部材66A、66Bが設けられている。
これにより、内枠14を外枠12に閉塞すると、施錠装置52の内枠固定用フック60A、60Bが外枠12の正面視右内側面設けられた一対の鍵受け部(図示省略)に係合し、内枠14は外枠12に保持される。ガラス枠26を内枠14に閉塞すると、ガラス枠26裏面の右側端部に取り付けられているガラス枠補強板68に設けられた一対の鍵受け部70A、70Bが施錠装置52のガラス枠固定用フック62A、62Bに係合し、ガラス枠26は内枠14に保持される。また、一体皿30を内枠14に閉塞すると、一体皿30裏面の右側端部に取り付けられている一対のフック(図示省略)が施錠装置52の一体皿固定用鍵受け部材66A、66Bに係合し、一体皿30は内枠14に保持される。
また、内枠固定用フック60A、60B及びガラス枠固定用フック62A、62Bは、シリンダー錠54の鍵孔56に図示しない鍵を差し込んで所定の方向に回すことにより、それぞれ係合状態が解除され解錠されるようになっている。一体皿固定用鍵受け部材66A、66Bは、ガラス枠26を開放すると露出される施錠装置52の解除レバー72を押し下げることにより、一体皿固定用鍵受け部材66A、66Bが下方へスライドして一体皿30の各フックとの係合状態が解除されるようになっている。
この施錠装置52により、内枠14は外枠12に、ガラス枠26は内枠14にそれぞれ施錠されるとともに、一体皿30は内枠14にロックされて、それぞれ閉塞状態に固定される。
(遊技盤の構成)
図2及び図3に示される遊技盤100は、基板となるベニヤ板に樹脂製シート状のセルが貼着されてそのセルの表面が盤面100Aとなっており、盤面100Aの外周端部付近に、円弧状の外レール102及び内レール104が取り付けられている。これらの外レール102及び内レール104によって囲まれた円形状の領域は、発射装置40から発射されて打ち込まれた遊技球PBが自重落下により移動可能とされ、この領域が遊技を行う遊技領域101とされている。
図3に示されるように、遊技盤100の遊技領域101におけるほぼ中央には、大型で中央部が矩形状に開口されたセンター役物105が配置されている。その開口内には、表示画面に特別図柄の抽選(変動及び停止)や各種演出等の映像を表示する液晶表示器(LCD)からなる特別図柄表示装置106が設けられ、センター役物105の上部には、普通図柄の抽選(変動及び停止)を表示する普通図柄表示装置107が設けられている。
また、詳細については後述するが、特別図柄表示装置106の表示画面には、表示画面の下端部に設けられた小面積の画面領域(特別図柄表示部106A)に特別図柄変動パターンが表示され、上部側に設けられた大面積の画面領域(演出図柄表示部106B)に演出図柄変動パターンが表示されるようになっている。
センター役物105の左右には、普通図柄始動入賞口としての通過ゲート(スルー・チャッカー)118L、118Rが配置されている。また、センター役物105の真下には、特別図柄始動入賞口(特別図柄始動通過領域/スタート・チャッカー)としての上始動口108、及び、普通電動役物(電動チューリップ)に係る入賞口としての下始動口110が配置され、さらにその下方には、遊技領域101の下端部付近に位置して変動入賞装置(特別電動役物)112が配置されている。
変動入賞装置112は、左右幅方向を長手とした矩形状の大入賞口(アタッカー)114を備えており、この大入賞口114内には、遊技仕様に応じて通称「Vゾーン」と呼ばれる連続役物作動口(図示省略)を設けることもできる。大入賞口114は、開閉扉116が開放又は閉塞することによって開口又は閉口するようになっており、開閉扉116の開放時には、開閉扉116上に落下した遊技球が開閉扉116に案内されて大入賞口114へ入賞する。
また、遊技領域101には、風車122や、遊技領域101内を自重落下する遊技球を所定の経路に誘導する多数の遊技釘(図示省略)が設けられており、最下位置に、外れ球を遊技盤100の裏側へ排出するアウト口124が設けられている。さらに、この遊技領域101に設けられたセンター役物105や変動入賞装置112には、遊技の進行に応じて点灯、消灯、及び点滅し照明による演出効果を生み出す照明演出用の発光素子126(図4参照)が多数設けられている。
(制御系の構成)
次に、図4を用いてパチンコ機10の制御系について説明する。図4に示されるように、本実施形態に係るパチンコ機10の制御系は、主制御部150を中心として構成されている。主制御部150には、遊技に関する基本的なプログラムが記憶されており、この主制御部150からの命令信号に基づいて、各部の動作が制御されるようになっている。
主制御部150には、上始動口108への入賞球を検出する上始動入賞センサ(第1種始動口入賞センサ)180、下始動口110への入賞球を検出する下始動入賞センサ182、普通図柄始動口である通過ゲート118L、118Rへの入賞球を検出する通過ゲート入賞センサ184L、184R、大入賞口114への入賞球を検出する大入賞口センサ186、遊技仕様に応じて大入賞口114内に設けられたVゾーンへの入賞球を検出するVゾーンセンサ188がそれぞれ接続されており、これらの各センサは、入賞球の検出時にその検出信号を主制御部150へ出力する。
さらに、主制御部150には、下始動口(始動入賞装置)110に設けられた電動チューリップを作動させる普通電動役物ソレノイド174、大入賞口114の開閉扉116を開放/閉塞させる大入賞口ソレノイド175、保留ランプ176、及び普通図柄表示装置107がそれぞれ接続されており、これらの各電気部品や表示装置は、主制御部150からのポート出力により直接制御される。
ここで、遊技球が通過ゲート118L、118Rを通過すると、これを通過ゲート入賞センサ184L、184Rで検出することで普通図柄の当たり/外れの抽選が主制御部150にて実行され、その抽選結果が当たりとなった場合は、主制御部150が普通電動役物ソレノイド174を駆動制御して下始動口110(電動チューリップ)を所定時間開放する。
また、遊技球が上始動口108に入賞すると、これを上始動入賞センサ180で検出することで特別図柄の当たり/外れの抽選(以下「特図抽選」と呼ぶ場合がある)が主制御部150にて実行され、この特図抽選の結果が当たりとなった場合は、通常遊技状態から特別遊技(大役遊技)状態へ遊技状態が移行するように主制御部150にて制御する。さらに、特図抽選の結果が当たりの場合は、特別遊技状態の終了後に次の当たり確率がアップする確率変動(通常確率⇒高確率)の抽選も続けて実行される。
また、主制御部150からは盤用外部端子190を介してホールコンピュータへ遊技の進行状態を示す情報(始動入賞信号や大当たり信号、図柄確定回数信号)が送信される。
さらに、主制御部150には、演出制御部152と、払出制御部154とがそれぞれ接続されており、これらの制御部は、主制御部150からのコマンド送信により制御される。
演出制御部152には、表示制御部156を介して特別図柄表示装置106が接続されている。また、演出制御部152は、遊技盤100の各種遊技部品に設けられた照明演出用の発光素子126、並びに、ガラス枠26に設けられた照明演出用の表示灯142及びエラー用の表示灯144の点灯、消灯、及び点滅を制御し、さらに、ガラス枠26前面に設けられたスピーカー146L、146Rを作動させて効果音等の出力を制御する。
この演出制御部152に表示制御部156を介して制御される特別図柄表示装置106には、特図抽選の結果を報知するための図柄変動パターンの演出映像が表示され、スピーカー146L、146Rからはその図柄変動パターン演出時のBGMが出力される。これにより、遊技者は、視覚及び聴覚を通じて、特図抽選の結果に対応した演出図柄による演出を楽しむことができる。なお、普通図柄表示装置107や保留ランプ176による表示内容は、この特別図柄表示装置106で表示するようにしてもよい。
図柄変動パターンには、特別図柄変動パターン及び演出図柄変動パターンがあり、双方共に特図抽選の結果を報知するものであるが、特別図柄変動パターンは予め定められた変動及び停止を行い特図抽選の結果を所定時間経過後に正式に報知する性質のものであるのに対し、演出図柄変動パターンはその特図抽選の結果を報知するまでの過程に演出を加味し、当たり/外れかに一喜一憂させながら報知する性質のものである。
したがって、本実施形態のパチンコ機10では、図3に示されるように、特別図柄表示装置106の表示画面における上部側に設けた大面積の画面領域(演出図柄表示部106B)に演出図柄変動パターンを表示し、特別図柄変動パターンは、表示画面の下端部に設けた小面積の画面領域(特別図柄表示部106A)に形式的に表示するようにしている。
ここで、特図抽選の結果が「当たり」となり、特別図柄表示装置106における図柄変動パターン演出並びにスピーカー146L、146RからのBGM出力によって、そのことを報知し終えると、特別遊技(大役遊技)状態である大当たり処理が実行される。
この大当たり処理は、変動入賞装置112の開閉扉116が傾動して大入賞口114が所定回数(ラウンド)開放するものであり、1ラウンドの開放時間は約30秒とされ、この間に最大10個の遊技球が入賞可能となる。すなわち、時間制限である30秒、或いは数制限である10個の何れか一方が先に満足されると、そのラウンドは終了となり、Vゾーンを設けた遊技仕様の場合には、現在のラウンドを遊技中に大入賞口114内のVゾーンへの入賞があった場合に、次のラウンドへ移行することが約束される。また、Vゾーンを省いた遊技仕様であれば、単純に所定個数の入賞カウントを行い、次ラウンドに移行する。
このため、特別遊技状態では、通常遊技状態よりも短期間で多くの入賞が期待され、遊技者にとって有利な遊技状態となる。
また、前述したように、特別図柄表示装置106において、図柄変動パターン演出を実行中に新たに上始動口108に入賞した場合、並びに大当たり処理中に上始動口108に入賞した場合、保留ランプ176の点灯数がその入賞数に応じて最大4個まで増える。
一方、前回の図柄変動パターン演出が終了する、或いは大当たり処理が終了すると、特別図柄表示装置106では、保留分の特図抽選結果を報知するために、新たな図柄変動パターン演出が開始される。これに伴い、保留ランプ176が1個消灯し、保留分の消化を遊技者に報知する。
また、払出制御部154には、払出装置160及び発射制御部164が接続され、発射制御部164には発射装置40が接続されている。この払出制御部154は、パチンコ機10内に設けられた払出装置160を作動させて、賞球又は貸し球の払い出し及び停止動作と払出数を制御する。また、発射制御部164は、遊技者による発射ハンドル39の操作により発射装置40を作動させて、遊技球の発射開始、及び、発射ハンドル39の操作量に応じた発射力を制御する。
さらに、払出制御部154では、枠用外部端子191を介して払出情報をホールに設置されたホールコンピュータへ送信するようになっている。
図5には、主制御部150における遊技状態を決めるための抽選制御を主体とした機能ブロック図が示されている。
上始動入賞センサ180の信号は、抽選処理制御部200の抽選部202に入力されるようになっており、この抽選部202において、当たり/外れ抽選並びに確率変動抽選が実行される。なお、抽選の権利は、遊技進行制御部204から入力される遊技状態に基づいて有効か否かが判断される。
抽選部202では、乱数取得部206へ乱数取得指示を行うことで、乱数取得部206において、当たり/外れ乱数カウンタ208から乱数を取得し、抽選部202へ返信する。抽選部202において、当たり(大役当選)となった場合には、再度乱数取得部206へ乱数取得を指示し、確変乱数カウンタ210から乱数を取得する。乱数取得部206で取得した乱数は、抽選部202へ返信する。
抽選部202では、当たり(大役)/外れ、並びに大役当選の場合の確変/非確変の抽選結果を、抽選結果判定部212へ送出する。
抽選結果判定部212では、抽選結果に基づいて、遊技進行制御部204との間で必要なデータの送受信を行うと共に、抽選結果を図柄変動パターン決定部214へ送出する。
図柄変動パターン決定部214では、乱数取得部206へ乱数の取得を指示し、図柄変動パターン乱数カウンタ216から、乱数を取得する。この取得した乱数は、図柄変動パターン決定部214へ返信する。図柄変動パターンには、当たり/外れのそれぞれにおいて、期待値が異なる通常パターン、ノーマルリーチパターン、スーパーリーチパターン、プレミアムリーチパターン等が準備されており、抽選結果に応じて期待値が定まる。なお、上記羅列では、通常パターンが最も期待値が低く、プレミアムリーチパターンが最も期待値が高い設定となっている。
図柄変動パターン決定部214はコマンド処理制御部218のコマンド生成部220に接続されており、このコマンド生成部220へ、決定した図柄変動パターンデータが送出される。また、コマンド生成部220には、遊技進行制御部204から現在の遊技状態(通常遊技状態/特別遊技状態)を示す遊技状態データ、及び、抽選結果判定部212から抽選結果データも入力されるようになっており、様々なデータに基づいて、コマンドが生成され、コマンド出力部222へ送出される。
また、コマンド生成部220は、コマンド出力タイミング制御部224へコマンドが生成された時点で信号が送出されるようになっており、コマンド出力タイミング制御部224では、遊技進行制御部204から送られる遊技状態に基づいて、コマンド出力部222によるコマンド出力時期を制御する。そしてコマンド出力部222では、所定のタイミングで演出制御部152等へコマンドを送信する。
ここで、本発明の実施形態では、遊技状態の変化として、以下の(1)〜(4)のような態様が設定されており、これらの遊技状態の変化は、特別図柄表示装置106による図柄変動パターン演出によって遊技者に報知される。
(1) 通常遊技状態(非確変)→大役当選(非確変)
(2) 通常遊技状態(非確変)→大役当選(確 変)
(3) 通常遊技状態(確 変)→大役当選(非確変)
(4) 通常遊技状態(確 変)→大役当選(確 変)
図6には、演出制御部152における各遊技状態中や図柄変動パターン等の演出制御のための機能ブロック図が示されている。
主制御部150からのコマンドは、コマンド解析部226へ入力され、遊技状態識別コマンド(通常遊技状態/特別遊技状態)、抽選結果コマンド、図柄変動パターンコマンドの項目別に分類される。ここで、遊技状態識別コマンド及び抽選結果コマンドは演出制御処理部240へ送出され、図柄変動パターンコマンドは図柄変動パターン認識部230へそれぞれ送出される。
図柄変動パターン認識部230では、通常遊技状態であることを示す遊技状態識別コマンドが入力された場合には、その入力コマンドに基づいて、画像データメモリ236から4種類のキャラクタ画像データDA、DB、DC、DD、背景画像データDE、及び通常遊技中演出データDFを読出し、表示実行制御部238へ送出する。
また、抽選結果コマンドと、特別遊技状態であることを示す遊技状態識別コマンドが入力された場合には、それらの入力コマンドに基づいて、画像データメモリ236から、詳細については後述する4種類のキャラクタ(カメ、イルカ、シャチ、魚群)に対応する画像データDA、DB、DC、DD、背景画像データDE、及び大役中演出データDGを読出すとともに、抽選結果コマンドに含まれる当選データ(非確変当選/確変当選)に基づいて、キャラクタ用テーブル(LUT)242から4種類のキャラクタの各々の表示種類データと、その表示(出現)順序を示すデータとを読み出し、表示実行制御部238へ送出する。
なお、特別遊技状態の同一ラウンドで、縮尺の異なる同一の静止画像を背景の一部として使用する場合には、ハードウエアの拡大・縮小機能を活用することで、同一画像表示の共通使用により、データ量の縮小化を図ることができる。また、この同一画像表示データについて、拡大表示用/縮小表示用の両方を用意すれば、圧縮保存されている画像表示データの解凍・保存の工程が省略できるため、高速処理が可能となる。
図柄変動パターン認識部230では、図柄変動パターンコマンドに基づいて、指定された図柄変動パターンを認識し、図柄変動パターン読出部234へ該当する図柄変動パターンデータを画像データメモリ236から読み出すように指示する。そして図柄変動パターン読出部234では、画像データメモリ236の当たり図柄変動パターンデータDH又は外れ図柄変動パターンデータDIと、背景画像データDEを読出し、表示実行制御部238へ送出する。
これにより、演出制御部152の表示実行制御部238は、表示制御部156を介して制御する特別図柄表示装置106に、通常遊技状態演出、図柄変動パターン演出、特別遊技状態演出、及び、詳細については後述する確変昇格の信頼度を示すキャラクタ出現演出を表示する。
さらに、本実施形態のパチンコ機10は、上記の4種類のキャラクタに対応する4種類の異なる効果音が演出制御部152の音声メモリ(図示省略)に記憶されており、特別図柄表示装置106に各キャラクタが表示されるのに同期して、そのキャラクタに対応する効果音がパチンコ機前面のスピーカー146L、146Rから出力されるよう構成されている。
(パチンコ機による遊技と抽選結果の演出表示)
パチンコ機10による遊技では、遊技者が発射ハンドル39を操作すると、一体皿30の球皿部34に貯えられている遊技球は球送り装置により一球ずつ発射装置40に供給され、発射装置40によって上方へ発射される(図2参照)。発射された遊技球PBは、外レール102に沿って遊技盤100の遊技領域101に打ち込まれ、遊技釘に当たり方向を変えながら遊技領域101内を落下する。そして、入賞せずに遊技領域101の下端部に至った遊技球はアウト口124からパチンコ機10内に回収される。
また、この通常遊技中には、特別図柄表示装置106の演出図柄表示部106Bに、演出制御部152の演出制御処理部240によって画像データメモリ236から読み出された通常遊技中演出データDFに基づき、遊技を盛り上げるための様々な演出画像が表示される。さらに、その演出画像中には、共に読み出された背景画像データDEに対応する図7(A)〜(D)に示される「水平線サンセット」の背景画像CEが静止表示されるとともに、キャラクタ画像データDAに対応する図7(A)の「カメ」のキャラクタCA、キャラクタ画像データDBに対応する図7(B)の「イルカ」のキャラクタCB、キャラクタ画像データDCに対応する図7(C)の「シャチ」のキャラクタCC、及び、キャラクタ画像データDDに対応する図7(D)の「魚群」のキャラクタCDが遊技の進行に応じて入れ替わりで出現する。さらに、各キャラクタの出現時には、そのキャラクタに対応する効果音がスピーカー146L、146Rから出力される。
また、これらのキャラクタCA、CB、CC、CDには、パチンコ機10の機種コンセプトである「海洋」に対応した互いに関連性のある「海洋生物」を用いている。
このようなキャラクタ表示等や効果音による演出が行われている中で遊技が進行し、遊技球が通過ゲート118L、118Rを通過すると、主制御部150において普通図柄の当たり/外れの抽選処理が実行され、その抽選結果は、普通図柄表示装置107に、2桁の普通図柄が変動されその変動後に停止図柄の組み合わせによって表示される。
この普通図柄の抽選結果が「当たり」となった場合は、下始動口110(電動チューリップ)が所定時間開放され、遊技球が下始動口110に入賞しやすい状態となる。
また、上始動口108へ入賞すると、主制御部150において抽選処理が実行される。この抽選処理では、当たり(大役)/外れが、当たり/外れ乱数カウンタ208から乱数を取得することで実行される。この抽選処理の結果が大役当選の場合には、続いて確変抽選が実行され、確変抽選処理では、確変/非確変が確変乱数カウンタ210から乱数を取得することで実行される。これらの抽選処理及び確変抽選処理によって、外れ/当たり(大役・非確変)/当たり(大役・確変)の何れかが確定する。
この抽選結果は、特別図柄表示装置106の特別図柄表示部106Aに、配列された3桁の特別図柄が所定のパターンで変動されその変動パターンを経た停止図柄の組み合わせによって表示される。またこの表示に伴い、演出図柄表示部106Bに、演出図柄が所定のパターンで変動されその変動パターンを経て停止表示される。なお、演出図柄表示部106Bに表示されるこの演出図柄変動パターンの演出映像には、例えば、リーチを経た当たり図柄の表示又は外れ図柄の表示、あるいはリーチなしの外れ図柄表示など、様々な演出や趣向を加味した数多くのパターンが用意されており、遊技者は、それらの演出を受け特別図柄の抽選結果を期待感も持って観察する。
そして、抽選処理の結果が「当たり(非確変/確変)」となった場合は、特別図柄表示装置106に、例えば「444」等の予め定められた所定の当たり図柄の組み合わせが暫定表示されるとともに、照明演出用の表示灯142の点滅やスピーカー146L、146Rからの効果音出力などによる演出を加えて、大当たりが発生したことを遊技者に報知し、所定の大当たり動作を実行する。
大当たり動作としては、開閉扉116の開閉動作によって大入賞口114が例えば10カウント(入賞個数)又は最大30秒間(1回の開放時間)/最高16ラウンド(継続回数)開放されるとともに、大入賞口114内にVゾーンを設けた遊技仕様の場合には、1回の大入賞口114開放時にVゾーンへの入賞を果たすことで次ラウンドを継続するといった動作が行われる。これにより、遊技者は、発射した遊技球を大入賞口114へ容易に入賞させ、例えば入賞1個当たり15個の払い出しを受けるなどして、大量の賞球を獲得できるようになる。またこのときは、払出装置160が作動して所定数の賞球を払い出し、その払い出された賞球は、球排出口46から一体皿30の球皿部34に排出される。
また、この大当たり動作の終了時には、確変抽選処理の当たり(確変)/外れ(非確変)の結果が、3桁の特別図柄が所定のパターンで再変動されて停止する再抽選の演出により確定表示され、さらに、大当たり動作に移行してから確変抽選処理の結果が表示されるまでの間には、上始動口108に遊技球が入賞すると、それを契機に上述した4種類のキャラクタCA、CB、CC、CDの各々が所定の演出で、すなわち、抽選処理及び確変抽選処理の結果に基づいて演出制御部152の演出制御処理部240がキャラクタ用テーブル242から読み出した表示種類及び表示(出現)順序で特別図柄表示装置106の特別図柄表示部106Aに表示される。さらに、この大当たり動作中も、特別図柄表示装置106に各キャラクタが演出表示されるのに同期して、そのキャラクタに対応する効果音がスピーカー146L、146Rから出力される。
図7に示されるように、各キャラクタは確変状態への昇格率(確変昇格率)に差が付けられており、本実施形態では、カメのキャラクタCAが10%、イルカのキャラクタCBが20%、シャチのキャラクタCCが50%、魚群のキャラクタCDが100%に設定されている。
ここで、例えば、確変抽選処理が外れの場合には、大当たり動作中に上始動口108に遊技球が入賞する度に、確変状態への昇格率が低いことを示す低昇格率のキャラクタCAのみが繰り返し出現して演出を終える、あるいは、初めにキャラクタCAが繰り返し出現し、途中からキャラクタCBが繰り返し出現して演出を終える。なお、ここでは、キャラクタCBの出現後にキャラクタCAが出現することはなく、出現するキャラクタは昇格表示のみで降格表示はない(ステップアップ構成)。
一方、確変抽選処理が当たりの場合には、大当たり動作中に上始動口108に遊技球が入賞する度に、最初は低昇格率のキャラクタCA、続いてキャラクタCBがそれぞれ繰り返し出現し、最後に高昇格率のキャラクタCCが繰り返し出現して演出を終える、あるいは、キャラクタCCに続いて更にキャラクタCDが出現して演出を終える。なお、この場合も、キャラクタCCの出現後はキャラクタCC又はキャラクタCDが出現し、キャラクタCAやキャラクタCBが出現することはない。ただし、キャラクタCBからキャラクタCDへと昇格する場合はある。そして、最終的にキャラクタCDが出現すれば、確変状態への昇格が確定となる。
また、このように大当たり動作中に出現させる各キャラクタは、低昇格率から高昇格率へと変化させる他に、各キャラクタの出現回数(頻度)を変化させることもできる。その場合、例えば大当たり動作中の上始動口108への入賞予測回数を統計等を参考に予め設定し(例えば30回等)、その入賞予測回数に基づいて各キャラクタの出現回数を割り振り、大当たり動作中に上始動口108に遊技球が入賞する度に、各キャラクタを所定の順序で又はランダムに、その割り振った回数を満たすように又は割り振った回数に近づくように出現させる。そして、確変抽選処理が外れの際は、低昇格率のキャラクタCA、CBは出現回数を多くし(高頻度)、高昇格率のキャラクタCCは出現回数を少なくする(低頻度)。また、確変抽選処理が当たりの際は、逆にキャラクタCA、CBは出現回数を少なくしてキャラクタCCの出現回数を多くする、又は、最終的にキャラクタCDを出現させて確変状態への昇格を確定とする。
大当たり動作は、このような4種類のキャラクタの出現による演出が行われて遊技が進行し、その終了時には、前述したように、特別図柄表示装置106に3桁の特別図柄が所定のパターンで再変動されて停止する再抽選の演出によって、確変抽選処理の当たり(確変)/外れ(非確変)の結果が確定表示される。そして、当たりの場合には、例えば「777」等の予め定められた特定の図柄の組み合わせが表示され、大当たり動作の終了後に、次の大当たり確率がアップする確率変動状態(高確率状態)となり、遊技者にとって有利な遊技状態が展開される。
以上説明したように、本実施形態に係るパチンコ機10では、特別図柄表示装置106に抽選結果を表示する過程で、確変状態への昇格率(確変抽選処理の当選率)を示す4種類のキャラクタが上述したような演出で表示されることにより、遊技者は、例えば特別図柄表示装置106に最初に表示された1つのキャラクタを確認しただけでは、確変昇格率を把握することができず、この演出中に、順次出現する異なる種類のキャラクタの出現順序を追跡する、あるいは出現回数を記憶することで、確変昇格率を推測することになる。これにより、遊技者の抽選結果に対する期待感や興趣が、キャラクタの追跡や記憶を元に確変昇格率を推測することで持続されるようになり、このパチンコ機10であれば、確変状態とするか否かの抽選の結果を表示する上で、その抽選結果表示の演出性が高められて遊技性が向上する。
また、本実施形態では、最初の抽選処理の結果が当たりとなった場合には、特別図柄表示装置106にその当選結果のみが表示されて(暫定表示)、大当たり遊技に移行する。そして、大当たり遊技終了時に、確変抽選処理の当たり/外れの結果を、3桁の特別図柄を再変動させて停止する再抽選の演出をして表示し(確定表示)、この大当たり遊技に移行してから確変抽選処理の結果を表示するまでの間に、各キャラクタを上述したような演出を行って、すなわち、最初の抽選処理及び確変抽選処理の結果に基づいて決定した出現順序又は出現回数で表示させている。
これにより、遊技者は、大当たり遊技を終了させないと、抽選処理の最終的な結果を把握することができなくなり、それまでの間に演出表示される各キャラクタを確認しながら、単調になりやすい大当たり遊技を、抽選結果に対する高い期待感を持って面白く遊技できるようになる。また、例えば非確変の大役当選の場合、大当たり遊技への移行前にその最終的な結果が表示されて判明してしまうと、遊技者によっては遊技意欲が低下して大当たり遊技を放棄してしまうような場合もあり、ホール経営にとってはマイナスとなるが、このようなマイナス要素に対する軽減効果も得られる。
また、ここでは、大当たり遊技中に上始動口108に遊技球が入賞すると、それを契機に特別図柄表示装置106にキャラクタが演出表示されるため、大当たり遊技の興趣が更に高められて遊技性を一層向上させることができる。
また、本実施形態では、通常遊技中に特別図柄表示装置106には遊技を盛り上げるための様々な演出画像が表示されるが、この通常演出表示に、上記の各キャラクタを登場させることにより、大当たり遊技中の演出表示と、通常遊技中の演出表示とに関連性を持たせられるようになる。これにより、遊技全体を通しての一貫性が保たれて興趣が高められ、質の高い遊技を提供することができる。
また、通常演出表示に用いるデータ(通常遊技中演出データDF)や、上記の各キャラクタのデータ(キャラクタ画像データDA、DB、DC、DD)等を、画像データメモリ236に記憶する際に、キャラクタを通常演出表示に兼用していることで、画像データメモリ236に記憶するデータ量が低減できるようになり、制御の負荷を軽減することができる。さらに、データ量が抑えられることで、例えば特別図柄や背景等に使用する他の画像データを制限する必要もなくなり、開発コストの低減や開発期間の短縮を図ることができる。
また、本実施形態では、通常遊技中や大当たり遊技中に、特別図柄表示装置106に各キャラクタが演出表示されるのに同期して、そのキャラクタに対応する効果音がスピーカー146L、146Rから出力される。これにより、遊技者は視覚と聴覚を通じてキャラクタの演出を楽しむことができるようになり、さらに、順次出現する異なる種類のキャラクタの出現順序を追跡する、あるいは出現回数を記憶する上で、聴覚に助けられてそれらが容易となる。したがって、このパチンコ機10であれば、キャラクタを用いた演出に優れ、遊技性が更に向上する。
以上、本発明を上述した特定の実施形態により詳細に説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の形態が実施可能である。
例えば、上記の実施形態では、複数種類のキャラクタ(識別情報)を用いた当選率を示す演出表示を、確変状態への昇格率を示す演出表示に適用した場合で説明したが、このようなキャラクタによる演出表示は、リーチ状態からの当たり/外れの期待値を示す演出表示に適することもできる。
また、当選確率値については、確変/非確変の2種類の大役当選に対応する2つの場合で説明したが、当選確率値の異なる2つ以上の確変大役当選を設けた場合には、それに対応させて当選確率値を3つ以上設けることもできる。
また、複数種類のキャラクタの演出表示については、各々の出現順序又は出現回数(頻度)を用いた場合で説明したが、出現時間を用いるようにしてもよく、これらの出現順序、出現回数、及び出現時間については、何れか2つ、あるいは全てを組み合わせることができる。各キャラクタについては、上述したように特別図柄表示装置106に1つずつ入れ替わりで表示させる他に、2つ以上を同時に表示させるようにしてもよい。また、大当たり遊技中に、遊技球の入賞を契機としてキャラクタを出現させるための入賞口(通過領域)については、上始動口108に限らず、通過ゲート118L、118Rや大入賞口114内のVゾーン等としてもよい。
また、本図柄と演出図柄とは単一の特別図柄表示装置106の表示画面に区分けして表示しているが、これらの図柄は、遊技盤100に設けた2つの表示装置に個別に表示するようにしてもよい。
本発明の一実施形態に係るパチンコ機を示す正面図である。 図1のパチンコ機における内枠、ガラス枠、及び遊技盤を示す正面側から見た斜視図である。 本発明の一実施形態に係る遊技盤を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係るパチンコ機の制御系の概略構成を示すブロック図である。 主制御部における遊技状態を決めるための抽選制御を主体とした機能ブロック図である。 演出制御部における、通常及び大当たり遊技中の演出制御、図柄変動パターン演出制御のための機能ブロック図である。 (A)〜(C)は通常及び大当たり遊技中に演出表示されるキャラクタを示す特別図柄表示装置の表示画面の正面図である。
符号の説明
10 パチンコ機(遊技機)
100 遊技盤
106 特別図柄表示装置(表示手段)
108 上始動口(始動通過領域)
150 主制御部(抽選実行手段)
152 演出制御部(表示制御手段)
156 表示制御部(表示制御手段)
CA、CB、CC、CD キャラクタ(識別情報)
PB 遊技球

Claims (5)

  1. 遊技者の操作で発射された遊技球により遊技が行われる遊技盤と、
    前記遊技盤に設けられ遊技球が通過可能とされた始動通過領域と、
    少なくとも通常遊技状態において、前記始動通過領域を遊技球が通過することにより、予め定められた少なくとも2つの当選確率値の何れか1つを用いて、遊技者にとって有利な特別遊技状態を開始するか否かの第1の抽選処理を実行し、この第1の抽選処理の結果が当選となった場合には更に、前記特別遊技状態が終了して前記通常遊技状態に移行したときに、前記少なくとも2つの当選確率値のうちの最も低い当選確率値を除く何れか1つの当選確率値を用いて第1の抽選処理を行う高確率状態とするか否かの第2の抽選処理を実行する抽選実行手段と、
    前記抽選実行手段による前記第1及び第2の抽選処理の結果が演出表示されるとともに、その表示過程で、第1の抽選処理、又は、第1及び第2の抽選処理の当選率を示す複数種類の識別情報が演出表示される表示手段と、
    前記抽選実行手段による前記第1及び第2の抽選処理の結果に基づいて、前記表示過程で、前記表示手段に演出表示する前記複数種類の識別情報の各々の出現順序、出現回数、及び出現時間の少なくとも何れか1つを決定するとともに、前記表示手段を制御して第1及び第2の抽選処理の結果を演出表示させ、その表示過程で、前記決定した出現順序、出現回数、及び出現時間の少なくとも何れか1つを用いて複数種類の識別情報の各々を演出表示させる表示制御手段と、
    を有することを特徴とする遊技機。
  2. 前記第1の抽選処理の結果が当選となった場合に、前記表示手段にその当選結果のみを表示して前記特別遊技状態に移行し、その特別遊技状態中又は特別遊技状態終了時に前記第2の抽選処理の結果を表示するとともに、特別遊技状態に移行してから第2の抽選処理の結果を表示するまでの間に、前記識別情報を演出表示させることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記遊技盤に、遊技球が通過可能とされた前記始動通過領域を含む複数の通過領域が設けられ、前記特別遊技状態中にその複数の通過領域の少なくとも1つを遊技球が通過することを契機に、前記表示手段に前記識別情報を演出表示させることを特徴とする請求項2記載の遊技機。
  4. 前記通常遊技状態にて行う前記表示手段での通常演出表示に、前記複数種類の識別情報の少なくとも1つを用いることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項記載の遊技機。
  5. 前記複数種類の識別情報に各々対応する複数種類の効果音が設けられるとともに、その複数種類の効果音が出力される音声出力手段を備え、
    前記表示手段に前記識別情報を演出表示させるのに同期させて、その識別情報に対応する効果音を前記音声出力手段から出力することを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか1項記載の遊技機。
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