JP2000061079A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2000061079A
JP2000061079A JP10247854A JP24785498A JP2000061079A JP 2000061079 A JP2000061079 A JP 2000061079A JP 10247854 A JP10247854 A JP 10247854A JP 24785498 A JP24785498 A JP 24785498A JP 2000061079 A JP2000061079 A JP 2000061079A
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JP10247854A
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English (en)
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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Isamu Ishida
勇 石田
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Sankyo Co Ltd
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Sankyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 複数の組合せラインを設定した可変表示装置
において、同一方向に傾斜する斜め組合せラインを複数
設けることで、組合せラインの設定を多様化し得る遊技
機を提供する。 【解決手段】 可変表示部60a〜60cを一列上に配
置してなる可変表示部列と、可変表示部60d・60e
を一列上に配置してなる可変表示部列と、可変表示部6
0f〜60hを一列上に配置してなる可変表示部列と、
を上段、中段、下段に並列すると共に、並列される各可
変表示部列の間で可変表示部(図柄)の中心をずらして
配置することで、同一方向に傾斜する斜め組合せライン
を複数設定(各当りライン・の設定、各当りライン
・の設定)する。これにより、組合せラインの設定
を多様化することができ、ひいては従来にはない斬新な
組合せラインの設定で視覚的な興趣を向上することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数種類の識別情
報を可変表示する可変表示部を複数配列する可変表示装
置を備え、前記複数の可変表示部の停止表示結果におい
て複数の組合せライン上のいずれかに特定の識別情報が
揃ったときに特定遊技状態を発生し得る遊技機に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に、複数の可変表示部を配列
した可変表示装置を備える遊技機は、複数列の可変表示
部で図柄(識別情報)を可変表示し、各可変表示部の表
示結果が特定の図柄(特定の識別情報)で揃った大当り
図柄となったときに特定遊技状態を発生するようになっ
ていた。また、可変表示装置には、横方向に加えて縦方
向にも図柄を配列表示することで、大当りを決定する当
りライン(組合せライン)を複数設定したものが提案さ
れていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
縦横両方向に可変表示部を配列してなる可変表示装置で
は、複数の可変表示部を規則正しくマトリックス状に配
列していた。従って、一般的な可変表示装置として3図
柄が揃ったときに大当りを決定するものでは、縦横3図
柄ずつの計9図柄表示となる。このため、可変表示部上
に形成される当りラインは、上、中、下の横方向の当り
ラインと、右上斜め及び右下斜めの傾斜方向の当りライ
ンと、からなる5本の当りライン、あるいは9図柄全て
を個別に可変表示する構成で上記した5本の当りライン
に左、中、右の縦方向の当りラインを加えた8本の当り
ライン、いずれかに限定されてしまい、当りラインの設
定が画一的なものになっていた。本発明は、上記した事
情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、複
数の組合せライン(当りライン)を設定した可変表示装
置において、同一方向に傾斜する斜め組合せラインを複
数設けることで、組合せラインの設定を多様化し得る遊
技機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1が採用した解決手段は、複数種類の
識別情報を可変表示する可変表示部を複数配列する可変
表示装置を備え、前記複数の可変表示部の停止表示結果
において複数の組合せライン上のいずれかに特定の識別
情報が揃ったときに特定遊技状態を発生し得る遊技機に
おいて、前記複数の組合せラインのうち同一方向に傾斜
する斜め組合せラインを複数設定したことを特徴とす
る。このように構成することにより、組合せラインの設
定を多様化することができ、ひいては従来にはない斬新
な組合せラインの設定で視覚的な興趣を向上することが
できる。
【0005】また、請求項2の発明は、前記複数の可変
表示部は、一列上に複数の可変表示部を配置してなる可
変表示部列を複数並列して構成され、並列される各可変
表示部列の間で可変表示部の中心をずらして配置するこ
とで前記同一方向に傾斜する斜め組合せラインを複数設
定したことを特徴とする。このように構成することによ
り、複数の組合せラインを設定した可変表示装置におい
て、同一方向に傾斜する斜め組合せラインを複数設定す
る構成が具現化できる。
【0006】また、請求項3の発明は、前記複数の可変
表示部の停止表示結果において、少なくとも2つ以上の
可変表示部の間で識別情報の決定に相関関係を持たせた
ことを特徴とする。このように構成することにより、図
柄(識別情報)組合せを抑制でき、ひいては遊技機の試
験機関での検査の簡略化を招来することができる。
【0007】なお、図1及び図6(B)に示す特別可変
表示装置30により、複数種類の識別情報(特別図柄)
を可変表示する可変表示部60a〜60hを複数配列す
る本発明の可変表示装置の一例を構成している。
【0008】また、図6(B)に示す当りラインの設
定、及び図8に示す大当り図柄の設定により、複数の可
変表示部60a〜60hの停止表示結果において複数の
組合せライン(当りライン〜)上のいずれかに特定
の識別情報(「1」〜「8」のいずれかの特別図柄)が
揃ったときに特定遊技状態を発生し得る本発明の遊技機
の構成を例示している。
【0009】また、図6(B)に示す当りラインの設定
により、前記複数の組合せライン(当りライン〜)
のうち同一方向に傾斜する斜め組合せラインを複数設定
(各当りライン・の設定、各当りライン・の設
定)した本発明の構成を例示している。
【0010】また、図6(B)に示す図柄配置により、
前記複数の可変表示部60a〜60hは、一列上に複数
の可変表示部を配置してなる可変表示部列(可変表示部
60a〜60cからなる上段の可変表示部列、可変表示
部60d・60eからなる中段の可変表示部列、可変表
示部60f〜60hからなる下段の可変表示部列)を複
数並列して構成され、並列される各可変表示部列の間で
可変表示部の中心をずらして配置することで前記同一方
向に傾斜する斜め組合せラインを複数設定した本発明の
構成を例示している。
【0011】また、図6(A)に示す大当り以外の図柄
決定により、前記複数の可変表示部60a〜60hの停
止表示結果において、少なくとも2つ以上の可変表示部
(各第1図柄、各第2図柄、各第3図柄)の間で識別情
報の決定に相関関係を持たせた本発明の構成を例示して
いる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。先ず、図1を参照して実施形
態に係る遊技機(図示ではパチンコ遊技機)の遊技盤1
の構成について説明する。図1は、遊技盤1を示す正面
図である。図1において、遊技盤1の表面には、発射さ
れた打玉を誘導するための誘導レール2がほぼ円状に植
立され、該誘導レール2で区画された領域が遊技領域3
を構成している。遊技領域3のほぼ中央には、後述する
画像表示部60での識別情報(以下、特別図柄という)
の可変表示(以下、変動ともいう)を可能にする特別可
変表示装置30が配置されている。なお、特別可変表示
装置30の詳細な構成については後に詳述するものであ
る。
【0013】特別可変表示装置30の下方には、普通可
変入賞球装置5及び特別可変入賞球装置9等の各種構成
部材を遊技盤1に取り付けるための取付基板4が設けら
れている。取付基板4の中央上端部には、特別図柄の変
動を許容する始動機能を有する普通可変入賞球装置5が
配置されている。この普通可変入賞球装置5は、ソレノ
イド6によって垂直(通常開放)位置と傾動(拡大開
放)位置との間で可動制御される一対の可動翼片7a・
7bを有して、いわゆるチューリップ型役物として構成
され、その普通可変入賞球装置5には入賞した打玉を検
出する始動玉検出器8が設けられている。なお、可動翼
片7a・7bが垂直(通常開放)位置のときも普通可変
入賞球装置5に入賞可能になっている。また、普通可変
入賞球装置5への入賞に基づく特別図柄の変動は、変動
中を除いて所定回数(本実施形態では、4回)記憶さ
れ、その旨が後述の特別図柄記憶表示LED36によっ
て表示されるようになっている。
【0014】前記取付基板4の中央部には、特別可変入
賞球装置9が配置されており、該特別可変入賞球装置9
は、入賞領域14を開閉制御する開閉板11を備えてい
る。即ち、開閉板11は、遊技盤1の裏面に配されたソ
レノイド10の駆動に基づいて傾動位置と垂直位置との
間で変動自在となっており、ソレノイド10がONされ
たときには入賞領域14を開放する傾動状態となる一
方、ソレノイド10がOFFされたときには入賞領域1
4を閉鎖する垂直状態となる。また、入賞領域14内に
は、入賞玉を検出する特定玉検出器12及び入賞玉検出
器13が設けられている。なお、特定玉検出器12は、
入賞玉の検出により後述する継続権の成立を許容するよ
うになっている。
【0015】また、前記特別可変入賞球装置9の下方に
は、通過玉検出器15を備えた突出部材16が設けられ
ている。なお、突出部材16の左側部には、打玉を通過
玉検出器15に通過させるための通過口16aが穿設さ
れている。そして、通過玉検出器15は、通過玉を検出
すると後述する普通図柄表示器34に表示される普通図
柄の変動を許容するようになっている。なお、普通図柄
表示器34は、普通図柄が当り図柄となったときに、普
通可変入賞球装置5の可動翼片7a・7bを所定時間が
経過するまで開放制御するものであるが、後述する確率
変動(大当り判定確率が通常時と異なる高い確率に変更
した遊技状態、これを確変ともいう)が生じたときに
は、開放時間が長くなるように設定されている。また、
普通図柄の変動は、変動中を除いて所定回数(本実施形
態では、4回)記憶され、その旨が後述する普通図柄記
憶表示LED35によって表示されるようになってお
り、その変動時間は、確率変動時に通常時に比べて短縮
されるようになっている。なお、このような普通図柄の
変動記憶は常に一定(例えば、4回)に設定する必要は
なく、例えば通常時では1回にする一方で、後述の確率
変動中では4回にすることも可能である。また、前記取
付基板4の左右両端部には、それぞれ飾りLED17を
備えた入賞口18が設けられている。また、前記特別可
変入賞球装置9の入賞領域14内壁には、V入賞表示L
ED19が設けられている。
【0016】しかして、上記のように構成される特別可
変入賞球装置9は、以下のように作動する。即ち、打玉
が普通可変入賞球装置5に入賞して始動玉検出器8をO
Nさせると特別可変表示装置30が変動を開始し、一定
時間が経過すると、特別図柄が確定され、その確定され
た図柄の組み合せが所定の大当り組合せ(同一図柄のゾ
ロ目)となったときに特定遊技状態となる。この特定遊
技状態においては、特別可変入賞球装置9の開閉板11
が所定期間(例えば、29秒)あるいは所定個数(例え
ば、10個)の入賞玉が発生するまで開放(開放サイク
ル)するように設定され、その開放している間遊技盤1
の表面を落下する打玉を受け止めるようになっている。
そして、受け止められた打玉が特定玉検出器12をON
すると、再度上記した開放サイクルを繰り返し、特定玉
検出器12がONする毎に継続権が成立して開放サイク
ルを最高16回(ラウンド1R〜16R)繰り返すこと
ができるようになっている。
【0017】なお、本発明の特定遊技状態とは、上記に
限らず以下に示す〜の制御のうちいずれか1つの制
御又は組合せた制御を実行する状態であればよい。
【0018】 打玉の入賞を容易にする第一の状態
と、打玉が入賞できない又は入賞し難い第二の状態と、
に変化可能な可変入賞球装置に対して所定時間連続的又
は間欠的に第一の状態にする制御 特定の入賞又は通過領域での打玉の検出を介在さ
せ、打玉の入賞を容易にする第一の状態と、打玉が入賞
できない又は入賞し難い第二の状態と、に変化可能な可
変入賞球装置に対して所定時間連続的又は間欠的に第一
の状態にする制御 打玉の入賞に関わらず所定数の景品玉を直接排出す
る制御 有価価値を有する記憶媒体(カードやレシート等)
に対して有価数を加算する制御 得点があることに基づいて遊技可能な遊技機に対し
て得点を付与する制御また、遊技領域3を含む遊技盤1
の表面には、上記した構成以外にも、風車ランプ20a
を内蔵した風車20、左右一対の飾りランプ21a、袖
ランプ22aを内蔵した入賞口22、サイドランプ23
aを内蔵したサイドランプ飾り23、アウト口24、バ
ック玉防止部材25等が設けられている。また、弾球遊
技機には、特定遊技状態時あるいは変動時に点灯又は点
滅してその旨を報知する遊技効果ランプ及び遊技効果L
ED(共に図示しない)が設けられると共に、効果音を
発生するスピーカ26(符号のみ図3参照)が設けられ
ている。
【0019】次に、本実施形態の要部を構成する特別可
変表示装置30の構成について説明する。特別可変表示
装置30は、前記遊技盤1の表面に取り付けられる取付
基板31を有し、該取付基板31には、長方形状の窓枠
部32が形成されている。窓枠部32の後方には、画像
表示部60を有するLCD表示器33が臨設されてい
る。図柄変動時における画像表示部60には、図4
(B)に示すように、上段で一列上に配置された左・中
・右の可変表示部60a〜60c(以下、これを上段の
可変表示部列ともいう)と、中段で一列上に配置された
左・右の可変表示部60d・60e(以下、これを中段
の可変表示部列ともいう)と、下段で一列上に配置され
た左・中・右の可変表示部60f〜60h(以下、これ
を下段の可変表示部列ともいう)と、が表示され、各可
変表示部60a〜60で特別図柄を個々に可変表示する
ようになっている。なお、上段、中段、下段の各可変表
示部列の間では、可変表示部(図柄)の中心がずれて配
置されている。具体的には、可変表示部列の図柄の中心
が隣接する可変表示部列の各図柄間の真ん中に位置する
ように配置されている。
【0020】窓枠部32の上方には、普通図柄表示器3
4、普通図柄記憶表示LED35、特別図柄記憶表示L
ED36、及び飾りLED37が設けられ、窓枠部32
の左右側方には、各飾りLED38・39が設けられて
いる。一方、窓枠部32の下方には、各飾りLED40
・41が設けられている。なお、上記普通図柄表示器3
4は、前記通過玉検出器15での通過玉の検出動作に伴
って普通図柄の変動を開始し、所定時間後に導出する表
示結果が当り図柄となったときに前記普通可変入賞球装
置5を所定態様にて開放制御するようになっている。ま
た、画像表示部60の左側方には、図4(A)に示すよ
うに、上下一対の飾りLED61a・61bが設けら
れ、画像表示部60の右側方には、各飾りLED61a
・61bと対称な位置に上下一対の確変判定LED62
a・62bが設けられている。確変判定LED62a・
62bは、特別図柄の変動と同時に点灯移動が行われ、
表示結果の導出時にいずれか一方のLEDが点灯される
ようになっている。これにより、確変判定LED62a
・62bは、後述する大当り図柄の配列と合せてその大
当り図柄が確変図柄であるか否かを決定するようになっ
ている。一方、飾りLED61a・61bは、確変判定
LED62a・62bと同様に、特別図柄の変動と同時
に点灯移動が行われ、表示結果の導出時にいずれか一方
のLEDが点灯されることで、確変図柄を決定する確変
判定LED62a・62bの点灯及び大当り図柄の配列
の組合せを遊技者に分からせないようにしている。
【0021】以上、特別可変表示装置30を含む弾球遊
技機の遊技盤1の構成について説明してきたが、それら
の遊技装置は、図2及び図3に示す遊技制御回路によっ
て制御される。図2及び図3は、遊技制御回路をブロッ
ク構成で示す回路図であり、MPU42a及び図示しな
いROM、RAM、入出力回路を含んだ基本回路42に
よって制御されている。しかして、基本回路42は、入
力回路43を介して通過玉検出器15、始動玉検出器
8、特定玉検出器12、及び入賞玉検出器13からの検
出信号が入力され、アドレスデコード回路44から基本
回路42にチップセレクト信号が与えられる。また、電
源投入時に初期リセット回路45から基本回路42にリ
セット信号が与えられ、所定時間毎に定期リセット回路
46から基本回路42に定期リセット信号が与えられ
る。
【0022】一方、基本回路40からは、以下の装置及
び回路に制御信号が与えられる。即ち、LCD回路47
を介して特別可変表示装置30(図2中には、LCD表
示装置と記載)に表示制御信号が与えられ、LED回路
48を介して普通図柄表示器34、特別図柄記憶表示L
ED36、普通図柄記憶表示LED35、V入賞表示L
ED19、各飾りLED17・37〜41・61a・6
1b、及び確変判定LED62a・62bに表示駆動信
号が与えられ、ソレノイド回路49を介して各ソレノイ
ド6・10に駆動信号が与えられ、ランプ回路50を介
して風車ランプ20a、飾りランプ21a、サイドラン
プ23a、及び袖ランプ22aに表示制御信号が与えら
れ、音声合成回路51及び音量増幅回路52を介してス
ピーカ26に音声信号が与えられる。また、ランプ回路
50からは各種のランプ制御データが表飾制御基板(図
示しない)に出力されることで、上記した構成部材以外
のランプを表示制御するようになっている。さらに、基
本回路42は、情報出力回路53を介して外部(ホール
コンピュータや呼び出しランプ等)に有効始動情報、大
当り情報、及び確率変動情報を出力し、また、賞球個数
信号出力回路54を介して外部に各種の賞球個数信号を
出力している。なお、上記した装置や回路には、電源回
路55から各種の電圧を有する電力が供給されている。
また、上記した基本回路42からLCD回路47を介し
て特別可変表示装置30に送信される表示制御信号は、
コマンドブロックフォーマットが9バイトのコマンドデ
ータからなり、このコマンドデータは、基本回路42内
のMPU42aから特別可変表示装置30内のMPU3
0aに送信されるようになっている。
【0023】次に、図5乃至図16を参照して、特別可
変表示装置30の画像表示部60に表示される特別図柄
について説明する。先ず、特別図柄に係るランダム数と
しては、図5に示すように、7種類のランダム数が使用
されている。これらのランダム数は、大当り決定用のC
_RND1と、リーチ動作用のC_RND2と、飾りL
ED61a・61bの点灯制御用のC_RND3と、大
当り図柄配列用のC_RND_LINEと、上第1図柄
表示用のC_RND_ZU1と、上第2図柄表示用のC
_RND_ZU2と、上第3図柄表示用のC_RND_
ZU3と、から構成されている。
【0024】上記したC_RND1は、「0〜358」
の359通りの数値が0.002秒毎に1ずつ加算され
ることで刻々と変化するものであり、C_RND2は、
「0〜49」の50通りの数値がC_RND1の桁上げ
時に1ずつ加算されることで刻々と変化するものであ
り、C_RND3は、「0、1」の2通りの数値がC_
RND2の桁上げ時に1ずつ加算されることで刻々と変
化するものであり、C_RND_LINEは、「0〜9
5」の96通りの数値が割り込み処理の余り時間に1ず
つ加算されることで刻々と変化するものであり、C_R
ND_ZU1は、「0〜15」の16通りの数値が割り
込み処理の余り時間に4ずつ加算されることで刻々と変
化するものであり、C_RND_ZU2は、「0〜2
4」の25通りの数値がC_RND_ZU1の桁上げ時
に1ずつ加算されることで刻々と変化するものであり、
C_RND_ZU3は、「0〜15」の16通りの数値
が0.002秒毎に1ずつ加算されると共にC_RND
_ZU2の桁上げ時に1ずつ加算されることで刻々と変
化するものである。
【0025】そして、図6(A)に示すように、C_R
ND1(0〜358)から抽出された値が「1」となり
大当りが判定されると、C_RND_LINE(0〜9
5)の抽出値により大当りとなる図柄配列を決定して、
この大当り図柄を画像表示部60に表示する。C_RN
D_LINEは、後で詳述するように特別図柄の大当り
組合せと確変判定LED62a・62bのいずれか一方
の点灯を決定するようになっている。また、C_RND
1の抽出によって大当りが決定した場合、C_RND_
LINEの抽出に合せてC_RND2の抽出も行うこと
で、大当り図柄の導出と同時に飾りLED61a・61
bのいずれか一方を点灯するようになっている。C_R
ND2が「0」のときは上側の飾りLED61aを点灯
し、C_RND2が「1」のときは下側の飾りLED6
1bを点灯する。なお、特別図柄の表示結果が大当りと
なるときは、後述する場外全回転で大当りする場合を除
き、一旦「7」以外の大当り図柄(仮の大当り図柄)を
導出し、その後再変動によって最終的な大当り図柄を導
出するようになっている。このため、最終的な大当り図
柄の決定と合せて仮の大当り図柄を決定するためにC_
RND_LINEの抽出を2回行うようになっている。
仮の大当り図柄の決定では、「7」以外の大当り図柄配
列を決定するC_RND_LINEの乱数だけで抽出が
行われる。
【0026】一方、C_RND1で「1」以外の値が抽
出されてハズレと判定されると、C_RND_ZU1〜
3からの各抽出値に対応する図柄をハズレ図柄として画
像表示部60に表示する。なお、C_RND_ZU1〜
3からの各抽出値が偶然にも大当り図柄と一致した場合
には、C_RND_ZU1〜C_RND_ZU3のいず
れかの値に「1」を加算してハズレ図柄にして表示す
る。また、場外全回転を行う場合には、仮表示結果とし
てリーチ以外のハズレ図柄を表示するため、これに伴う
C_RND_ZU1〜3の抽出を行うようになってい
る。即ち、場外全回転後に大当りするときは、大当り図
柄決定用のC_RND_LINEの抽出に加えて、仮表
示結果用としてC_RND_ZU1〜3の抽出を行う。
一方、場外全回転後に外れるときは、ハズレ図柄決定用
のC_RND_ZU1〜3の抽出に加えて、仮表示結果
用としてC_RND_ZU1〜3の抽出を行う。また、
上記したC_RND1の抽出に伴う判定は、図柄の当り
確率が通常時のものであり、確率変動時(高確率時)に
は、C_RND1の抽出値が「0〜4」が大当り決定用
の乱数となる。
【0027】画像表示部60に表示される特別図柄は、
図6(B)に示すように、上段の可変表示部列(可変表
示部60a〜60c)に表示される上段3図柄と、中段
の可変表示部列(可変表示部60d・60e)に表示さ
れる中段2図柄と、下段の可変表示部列(可変表示部6
0f〜60h)に表示される下段3図柄と、の計8図柄
から構成されている。特別図柄の停止表示は、図6
(B)中に示す「第1」「第2」「第3」の図柄順で行
われる。即ち、第1図柄となる上段の左図柄(これを上
第1図柄という)、中段の右図柄(これを中第1図柄と
いう)、下段の左図柄(これを下第1図柄という)が最
初に停止され、次に第2図柄となる上段の右図柄(これ
を上第2図柄という)、中段の左図柄(これを中第2図
柄という)、下段の右図柄(これを下第2図柄という)
が停止され、最後に第3図柄となる上段の中図柄(これ
を上第3図柄という)、下段の中図柄(これを下第3図
柄という)が停止される。特別図柄の種類は、図7に示
す通りである。上、中、下の各第1図柄は、「7」
「8」「・」「・」「6」「・」「5」「4」「・」
「・」「3」「・」「2」「・」「・」「1」順の16
図柄からなる。上、中、下の各第2図柄は、「8」
「7」「・」「・」「・」「・」「・」「6」「・」
「5」「4」「・」「・」「・」「・」「・」「3」
「・」「2」「・」「・」「・」「・」「・」「1」順
の25図柄からなる。上、下の各第3図柄は、「8」
「・」「7」「・」「6」「・」「5」「・」「4」
「・」「3」「・」「2」「・」「1」「・」順の16
図柄からなる。
【0028】なお、上記した各上図柄(上第1図柄、上
第2図柄、上第3図柄)には、それぞれ前述したC_R
ND_ZU1〜3の各ランダム数が対応して設けられて
いる。中第1図柄は、上第1図柄に「+1」した図柄が
決定され、下第1図柄は、上第1図柄に「+2」した図
柄が決定される。つまり、上第1図柄がC_RND_Z
U1により「7」が決定された場合、図7の第1図柄を
参照して説明すると、中第1図柄は「8」が決定され、
下第1図柄は「・」が決定される。同様に、第2図柄に
ついても、上第2図柄に対して中第2図柄及び下第2図
柄は「+1」及び「+2」された図柄が決定される。第
3図柄についても、下第3図柄は上第3図柄に「+1」
した図柄が決定される。本実施形態においては、「+
1」と「+2」が採用されたが、「=(イコール)」で
あったり、「+3」以上、又は「−(マイナス)」した
ものを決定してもよい。このように、同じ図柄列の中で
相関関係を持つことにより、図柄組合せを抑制でき、遊
技機の試験機関での検査の簡略化に結びつく結果があ
る。また、C_RND_ZU1〜8を設けて各図柄毎に
独立に図柄を決定してもよい。
【0029】また、画像表示部60に形成される当りラ
インは、上第1図柄、中第2図柄、下第3図柄の3図柄
を斜め方向に横切る当りラインと、上第3図柄、中第
1図柄、下第2図柄の3図柄を斜め方向に横切る当りラ
インと、上第3図柄、中第2図柄、下第1図柄の3図
柄を斜め方向に横切る当りラインと、上第2図柄、中
第1図柄、下第3図柄の3図柄を斜め方向に横切る当り
ラインと、上第1図柄、上第3図柄、上第2図柄の3
図柄を水平方向に横切る当りラインと、下第1図柄、
下第3図柄、下第2図柄の3図柄を水平方向に横切る当
りラインと、の計6ラインが設定されている。
【0030】大当り図柄の組合せは、上記した当りライ
ン〜上のいずれかに「1」〜「8」のいずれかがゾ
ロ目で揃った組合せである。具体的には、図8の一覧表
図に示すように、「1」図柄が当りライン上で揃った
大当り図柄1−A、「1」図柄が当りライン上で揃っ
た大当り図柄1−B、・・・、「1」図柄が当りライン
上で揃った大当り図柄1−F、「2」図柄が当りライ
ン上で揃った大当り図柄2−A、・・・、「8」図柄
が当りライン上で揃った大当り図柄8−F、の48通
りであり、これに前述した確変判定LED62a・62
bのいずれか一方の点灯を組合せることで、計96通り
の大当り図柄配列となる。また、このような大当り図柄
配列に対しては、前述したC_RND_LINEの値が
個々に対応して設けられる。具体的に、上側の確変判定
LED62aの点灯と大当り図柄1−Aを組合せた大当
り図柄配列には「0」のC_RND_LINEが、下側
の確変判定LED62aの点灯と大当り図柄1−Aを組
合せた大当り図柄配列には「1」のC_RND_LIN
Eが、上側の確変判定LED62aの点灯と大当り図柄
1−Bを組合せた大当り図柄配列には「2」のC_RN
D_LINEが、・・・、下側の確変判定LED62a
の点灯と大当り図柄1−Fを組合せた大当り図柄配列に
は「11」のC_RND_LINEが、・・・、上側の
確変判定LED62aの点灯と大当り図柄2−Aを組合
せた大当り図柄配列には「12」のC_RND_LIN
Eが、・・・、下側の確変判定LED62aの点灯と大
当り図柄8−Fを組合せた大当り図柄配列には「95」
のC_RND_LINEが、それぞれ対応して設けられ
る。
【0031】また、上記したような8図柄表示における
6つの当りライン〜の設定により、画像表示部60
でのリーチ表示は、図8の一覧表図に示すように、シン
グルリーチ(Sリーチ)31通り、ダブルリーチ(Wリ
ーチ)7通り、トリプルリーチ(Tリーチ)1通り、の
計39通りとなる。そして、本実施形態では、各種ラン
プ・LEDの点灯制御及びスピーカ26からの音発生制
御によるリーチ報知をダブルリーチ時及びトリプルリー
チ時にのみ行うようになっている。言い換えれば、全3
9通りのリーチ表示のうち、所定の8通りのリーチ表示
に対してしかリーチ報知をしないようになっている。こ
れにより、リーチ報知をする割合が全体の20.5%と
なるため、画像表示部60での実際のリーチ表示に対し
て遊技者がリーチと意識する度合いを低減することがで
きる。即ち、本実施形態のように、複数の当りラインを
設定した構成では、大当り確率は従来のものと変わらな
い反面、リーチ確率のみが高くなるという傾向にあり、
リーチになってもなかなか大当りしないという印象を遊
技者に持たせていた。しかしながら、本実施形態では、
遊技者がリーチと意識する度合いを低減することで、リ
ーチになってもなかなか大当りしないという印象を緩和
することができる。
【0032】また、上記した96通りの大当り図柄配列
のうち所定の図柄配列を、その導出に伴って確変制御を
決定する確変図柄として設定している。具体的には、図
9に示すように、「1」の大当り図柄配列(C_RND
_LINE「0〜11」)ではそのうち「1〜4、7〜
10」のC_RND_LINEと対応するもの、「2」
の大当り図柄配列(C_RND_LINE「12〜2
3」)ではそのうち「16、23」のC_RND_LI
NEと対応するもの、「3」の大当り図柄配列(C_R
ND_LINE「24〜35」)ではそのうち「25〜
34」のC_RND_LINEと対応するもの、「4」
の大当り図柄配列(C_RND_LINE「36〜4
7」)ではそのうち「38、41」のC_RND_LI
NEと対応するもの、「5」の大当り図柄配列(C_R
ND_LINE「48〜59」)ではそのうち「47〜
58」のC_RND_LINEと対応するもの、「6」
の大当り図柄配列(C_RND_LINE「60〜7
1」)ではそのうち「60、69」のC_RND_LI
NEと対応するもの、「7」の大当り図柄配列(C_R
ND_LINE「72〜83」)ではその全てのもの、
「8」の大当り図柄配列(C_RND_LINE「84
〜95」)ではそのうち「88、95」のC_RND_
LINEと対応するもの、をそれぞれ確変図柄に設定し
ている。即ち、大当り図柄配列決定用のC_RND_L
INE「0〜95」の96個の乱数のうち48個の乱数
を確変決定用の乱数とすることで、大当りを前提とした
確変確率を1/2に設定している。また、このような確
変図柄の設定では、全てが確変図柄となる「7」の大当
り図柄配列を除けば、規則性を持たせずにランダムに確
変図柄を設定している。これにより、確変判定LED6
2a・62b及び飾りLED61a・61bの点灯を含
めた大当り図柄配列から遊技者が確変図柄を判別するこ
とを困難にしている。
【0033】ところで、上記した大当り図柄配列におけ
る確変決定(確変図柄)用のC_RND_LINEの割
合は、「2」「4」「6」「8」の大当り図柄配列で2
/12となり、「1」の大当り図柄配列で8/12とな
り、「3」「5」の大当り図柄配列で10/12とな
り、「7」の大当り図柄配列で12/12となる。この
ため、大当り図柄配列を一見しただけでは確変図柄が判
別できないことを考慮すると、「2」「4」「6」
「8」の大当り図柄配列の導出に伴う確変期待度は
「小」となり、「1」の大当り図柄配列の導出に伴う確
変期待度は「中」となり、「3」「5」の大当り図柄配
列の導出に伴う確変期待度は「大」となり、「7」の大
当り図柄配列の導出時は確変確定となる。なお、図柄色
は、このような確変期待度に合せて、「2」「4」
「6」「8」図柄を緑色、「1」図柄を青色、「3」
「5」図柄を桃色、「7」図柄を赤色、と異なって設定
しており、その図柄色からも確変期待度が分かるように
なっている。このように、本実施形態では、大当り図柄
からは確変図柄か否かが判別できないようにし、尚且、
大当り図柄を構成する図柄(「1」〜「8」)の種類に
応じて確変期待度を異なって設定することで、確変に対
する興趣を向上するようになっている。
【0034】次に、特別図柄の変動動作について説明す
る。先ず、特別図柄の変動は、図10(A)の一覧表図
に示すパターンに基づいて行われる。変動パターンA
は、1周を2.0秒間で回転する速度で変動するパター
ンであり、変動パターンBは、1周を3.2秒間で回転
する速度で変動するパターンであり、変動パターンC
は、1周を4.0秒間で回転する速度で変動するパター
ンである。特別図柄のリーチ種類は、図10(B)に示
すように、ノーマルリーチとシスコリーチに大別され、
さらにその中でも変動時間からショートリーチとロング
リーチに分かれる。ノーマルリーチは、リーチ変動とな
る変動パターンCをそのまま行い、常にショートリーチ
となる(以下、これをリーチ1ともいう)。一方、シス
コリーチは、変動パターンCを行う場合、大当りを決定
する当り図柄で一旦減速するパターンで行う。そして、
このようなシスコリーチは、先ず、リーチ変動時に画像
表示部60に追加表示されるキャラクタの種類によって
「女王蜂」と「妖精」に分かれる。「女王蜂」では、変
動時間によってショートリーチ(以下、これをリーチ2
−1ともいう)とロングリーチ(以下、これをリーチ2
−2ともいう)に分かれ、ショートリーチ時には、図1
1(A)に示すキャラクタとしての女王蜂63(同図中
には、キャラAと記載)が1回刺す動作を行うのに対し
て、ロングリーチ時には、女王蜂63がショートリーチ
時と同様に1回刺す動作を行った後に2回目の刺す動作
を行う。また、「妖精」では、変動時間によってショー
トリーチ(以下、これをリーチ3−1ともいう)とロン
グリーチに分かれ、ショートリーチ時には、図11
(B)に示すキャラクタとしての妖精64(同図中に
は、キャラBと記載)が1回登場してそのまま姿を消す
のに対して、ロングリーチ時には、妖精64がショート
リーチ時と同様に1回登場して姿を消した後に再び現れ
る。さらに、妖精64が2回登場する「妖精」ロングリ
ーチは、2回目に登場する妖精64の服が青色のもの
(以下、これをリーチ3−2−1ともいう)と金色のも
の(以下、これをリーチ3−2−2ともいう)とに分か
れる。
【0035】特別図柄の具体的な変動動作は、図12及
び図13のタイムチャートに示す通りである。図12に
おいて、普通可変入賞球装置5に打玉が入賞し始動玉検
出器8が始動信号S1を導出すると、その始動信号S1
の立ち上がり時に、C_RND1〜3からそれぞれ数値
を抽出してこれを格納する。なお、始動記憶となる場合
も、始動信号S1の立ち上がり時にC_RND1〜3の
抽出及び格納が行われる。その後、始動信号S1の立ち
上がりより0.002秒後には、格納したC_RND1
〜3の読み出し及び判定を行う。これと同時に、表示結
果が大当りとなる場合は、大当り図柄決定用にC_RN
D_LINEから数値を抽出する。そして、始動信号の
立ち上がりより0.022秒後に全図柄の変動を開始す
る。また、このとき、表示結果がハズレとなる場合又は
場外全回転がある場合には、C_RND_ZU1〜3か
ら数値を抽出する。なお、表示結果がハズレとなり且つ
場外全回転がある場合は、最終的な表示結果及び仮表示
結果を個々に決定するためにC_RND_ZU1〜3を
2回抽出する。また、再変動がある場合(場外全回転以
外で大当りする場合)は、図柄変動の開始と同時に仮の
大当り図柄(確変図柄以外の大当り図柄)決定用として
C_RND_LINEから数値を抽出する。
【0036】その後、第1図柄は、4.0〜6.0秒間
(32〜48図柄)変動された後、停止図柄の4図柄手
前のデータがセットされて0.8秒間変動パターンBで
変動される。第2図柄は、6.8〜8.0秒間(85〜
100図柄)変動された後、停止図柄の4図柄手前のデ
ータがセットされて0.512秒間変動パターンBで変
動される。リーチ以外での第3図柄は、9.0〜10.
0秒間(72〜80図柄)変動された後、停止図柄の4
図柄手前のデータがセットされて0.8秒間変動パター
ンBで変動される。ショートリーチでの第3図柄は、
9.0〜10.0秒間(72〜80図柄)変動された
後、4.0〜7.75秒間(16〜31図柄)変動パタ
ーンCで変動される。ロングリーチでの第3図柄は、
9.0〜10.0秒間(72〜80図柄)変動された
後、8.0〜11.75秒間(32〜47図柄)変動パ
ターンCで変動される。
【0037】また、場外全回転がある場合は、図13に
示すように、リーチ以外の図柄変動によってリーチ以外
のハズレ図柄が仮停止される。その後、0.3秒間一旦
停止した後に全図柄が変動パターンAで4.0〜6.0
秒間(第1図柄及び第3図柄は32〜48図柄、第2図
柄は50〜75図柄)変動される。そして、表示結果が
ハズレのときは、C_RND_ZU1〜3の抽出値に基
づいたハズレ図柄が、また、表示結果が大当りのとき
は、C_RND_LINEの抽出値に基づいた確変図柄
以外の大当り図柄が停止表示される。このため、場外全
回転を行って大当りするような場合には、遊技者に一旦
ハズレであると思わせた後に大当りするので、遊技の射
幸性が向上できる。
【0038】また、場外全回転で大当りする場合を除き
特別図柄の表示結果が大当りとなるときは、図4(B)
に示すように、一旦「7」以外の大当り図柄(仮の大当
り図柄)を導出し、その後再変動によって最終的な大当
り図柄を導出するようになっている。そして、その最終
的な大当り図柄が「7」の大当り図柄のときは、その時
点で確変が確定する。一方、最終的な大当り図柄が
「7」以外の大当り図柄のときは、大当り中(特定遊技
状態中)に確変判定ゲームを画像表示部60に表示する
ようになっている。なお、確変判定ゲームの結果、言い
換えれば確変制御の有無は、再変動後の大当り図柄が確
変図柄であるか否かによって事前に決定されている。但
し、「7」以外の大当り図柄は、前述したように一見し
ただけでは確変図柄か否かが判別できないため、確変判
定ゲームの結果によって確変制御の有無が決定したよう
に遊技者に思わせることができる。再変動時は、図13
に示すように、リーチ変動後に「7」以外の大当り図柄
が仮停止される。その後、2.0秒間一旦停止した後に
全図柄が変動パターンAで4.0〜6.0秒間(第1図
柄及び第3図柄は32〜48図柄、第2図柄は50〜7
5図柄)変動され、最終的にC_RND_LINEの抽
出値に基づいた大当り図柄が停止表示される。
【0039】次に、上記した確変判定ゲームを図14に
示す表示画面を例に挙げて説明する。確変判定ゲームの
表示画面は、図14に示すように、確変決定ルーレット
を動かす2匹の女王蜂65a・65b(同図中には、キ
ャラA1・A2と記載)を表示するキャラクタ表示部6
7と、大当りを決定した図柄種類68(図14中には、
「6」図柄を例示)、現在のラウンド回数69、及び各
ラウンド毎の入賞玉数70(図14中には、各ラウンド
とも5個の入賞を例示)、をそれぞれ表示する情報表示
部71と、から構成されている。先ず、1Rの開始時点
では、図14(A)に示すように、確変判定ゲームが開
始される旨を報知する「お待ちかね、確変決定ルーレッ
ト、スタート」の言葉を女王蜂65aが発する表示にな
る。2Rでは、図14(B)に示すように、キャラクタ
表示部67にルーレット66が表示され、該ルーレット
66を女王蜂65bが操作することでルーレット66に
表示される「ラッキー」と「はずれ」の文字が変動を開
始する。3Rでは、図14(C)に示すように、ルーレ
ット66が変動を続けると共に「さあ回りはじめまし
た」の言葉を女王蜂65aが発する表示になる。4Rで
は、図14(D)に示すように、女王蜂65aが「そろ
そろ止りますよ」の言葉を発すると共に女王蜂65bが
「何が出るかな」の言葉を発する表示になり、ルーレッ
ト66の変動が低速になる。
【0040】5Rでは、ルーレット66の変動が停止し
て確変判定ゲームの結果が導出される。当りの場合は、
図14(E)に示すように、ルーレット66の表示結果
として中央に「ラッキー」の文字が停止表示され、女王
蜂65aが「おめでとう確変です」の言葉を発する表示
になる。一方、ハズレの場合は、図示しないが、ルーレ
ット66の表示結果として中央に「はずれ」の文字が停
止表示され、女王蜂65aが「確変、ざんねんでした」
の言葉を発する表示になる。その後、6R〜15Rで
は、確変判定ゲームに関係しないキャラクタ(女王蜂6
5a・65b)の動画表示が行われる。そして、最終ラ
ウンドとなる16Rでは、当りの場合、図14(F)に
示すように、確変が決定した旨を報知する「確変獲得だ
よ」「おめでとう」の言葉をそれぞれ女王蜂65a・6
5bが発する表示になる。一方、ハズレの場合は、図示
しないが、確変が決定しなかった旨を報知する「ざんね
んでした」「次がんばってね」の言葉をそれぞれ女王蜂
65a・65bが発する表示になる。また、確変判定ゲ
ームを行う場合、その表示画面に表示される文字に合っ
た音声がスピーカ26から発生される。また、実施形態
中では、確変判定ゲームのキャラクタを女王蜂としてい
るが、これに限らず、大当りを決定したリーチ変動の種
類に応じてキャラクタを変えるようにしてもよい。例え
ば、「女王蜂」リーチで大当りした場合は、確変判定ゲ
ームのキャラクタを女王蜂にする一方、「妖精」リーチ
で大当りした場合は、確変判定ゲームのキャラクタを妖
精にするようにしてもよい。
【0041】このように、本実施形態では、C_RND
1の抽出に基づいて大当りが決定すると、一旦「7」以
外の大当り図柄を仮の大当り図柄として表示し、その後
再変動によって最終的な大当り図柄を導出するようにな
っている。そして、その最終的な大当り図柄が「7」の
大当り図柄のときは、その時点で確変を確定する一方、
最終的な大当り図柄が「7」以外の大当り図柄のとき
は、大当り中(特定遊技状態中)に確変判定ゲームを行
い、その結果に基づいて確変の有無を決定するようにな
っている(実際は、最終的な大当り図柄の種類によって
確変の有無が決定している)。このため、遊技者に対し
て、大当り図柄の再変動と確変判定ゲームという2回の
確変チャンスを与える構成となり、遊技の興趣を向上す
ることができる。なお、実施形態中では、仮の大当り図
柄を「7」以外の大当り図柄(一見して確変図柄か否か
が判別できない大当り図柄)とすることで、最初の大当
り図柄(仮の大当り図柄)の導出時点では、確変を決定
しない構成としているが、これに限らず、最初の大当り
図柄の導出時点で「7」の大当り図柄を導出し得る構成
とすることで、その時点で確変を決定し得るようにして
もよい。
【0042】次に、前記リーチ変動(リーチ以外の場外
全回転も含む)の選択について図15の一覧表図を参照
して説明する。各種リーチ変動は、前述したようにノー
マル(ショート)の「リーチ1」、女王蜂ショートの
「リーチ2−1」、女王蜂ロングの「リーチ2−2」、
妖精ショートの「リーチ3−1」、妖精ロング(青)の
「リーチ3−2−1」、妖精ロング(金)の「リーチ3
−2−2」、場外全回転の「リーチ以外」、であり、こ
れらは、図15に示すように、C_RND2を振り分け
たリーチ選択テーブルによって選択される。C_RND
2の振り分けは「大当り(確変)」「大当り(非確
変)」「ハズレ」に分けて設定されている。具体的に、
図15に示す予告選択テーブルおいて、表示結果が大当
り(確変)となる場合では、「リーチ2−1」はC_R
ND2の抽出値が「0〜2」(3個の乱数)のいずれか
のときに選択され、「リーチ2−2」はC_RND2の
抽出値が「3〜9」(7個の乱数)のいずれかのときに
選択され、「リーチ3−1」はC_RND2の抽出値が
「10〜22」(13個の乱数)のいずれかのときに選
択され、「リーチ3−2−1」はC_RND2の抽出値
が「23〜44」(22個の乱数)のいずれかのときに
選択され、「リーチ3−2−2」はC_RND2の抽出
値が「45〜49」(5個の乱数)のいずれかのときに
選択され、「リーチ1」及び「リーチ以外」は選択され
ない。
【0043】また、表示結果が大当り(非確変)となる
場合では、「リーチ1」はC_RND2の抽出値が「0
〜2」(3個の乱数)のいずれかのときに選択され、
「リーチ2−1」はC_RND2の抽出値が「3〜6」
(4個の乱数)のいずれかのときに選択され、「リーチ
2−2」はC_RND2の抽出値が「7〜12」(6個
の乱数)のいずれかのときに選択され、「リーチ3−
1」はC_RND2の抽出値が「13〜25」(13個
の乱数)のいずれかのときに選択され、「リーチ3−2
−1」はC_RND2の抽出値が「26〜39」(14
個の乱数)のいずれかのときに選択され、「リーチ以
外」はC_RND2の抽出値が「40〜49」(10個
の乱数)のいずれかのときに選択され、「リーチ3−2
−2」は選択されない。一方、表示結果がハズレとなる
場合では、「リーチ1」はC_RND2の抽出値が「0
〜39」(40個の乱数)のいずれかのときに選択さ
れ、「リーチ2−1」はC_RND2の抽出値が「40
〜44」(5個の乱数)のいずれかのときに選択され、
「リーチ2−2」はC_RND2の抽出値が「45、4
6」(2個の乱数)のいずれかのときに選択され、「リ
ーチ3−1」はC_RND2の抽出値が「47」(1個
の乱数)のときに選択され、「リーチ3−2−1」はC
_RND2の抽出値が「48」(1個の乱数)のときに
選択され、「リーチ以外」はC_RND2の抽出値が
「49」(1個の乱数)のときに選択され、「リーチ3
−2−2」は選択されない。
【0044】ここで、上記したリーチ種類毎の大当り信
頼度について説明すると、その大当り信頼度は、以下に
示す(1)の計算式から算出される。
【0045】 大当り信頼度(%)=((A+B)/(A+B+C))×100 …(1) A:そのリーチ変動の出現によって大当り(確変)とな
る確率=「リーチ選択テーブルにおける大当り(確変)
でのC_RND2の振り分け率」×「大当り確率」×
「大当りを前提とした確変率」 B:そのリーチ変動の出現によって大当り(非確変)と
なる確率=「リーチ選択テーブルにおける大当り(非確
変)でのC_RND2の振り分け率」×「大当り確率」
×「大当りを前提とした非確変率」 C:そのリーチ変動の出現によってハズレとなる確率=
「リーチ選択テーブルにおけるハズレでのC_RND2
の振り分け率」×「ハズレ確率」×「ハズレを前提とし
たリーチ確率」 なお、ハズレを前提としたリーチ確率は、前述した図柄
種類及び当りライン〜の設定より、1/10.25
6となる。
【0046】図15に示す「リーチ2−2」を例に挙げ
て具体的な計算を説明すると、 A=(7/50)×(1/359)×(1/2)≒0.
000195 B=(6/50)×(1/359)×(1/2)≒0.
000167 C=(2/50)×(358/359)×(1/10.
256)≒0.003889 となる。このため、「リーチ2−2」の大当り信頼度
は、前記(1)の計算式より8.52%となる。同様に
して、「リーチ1」は0.11%、「リーチ2−1」は
1.97%、「リーチ3−1」は27.14%、「リー
チ3−2−1」は34.03%、「リーチ3−2−2」
は100%、「リーチ以外」は12.53%、となる。
言い換えれば、リーチ選択テーブルにおけるC_RND
2の振り分けにより、リーチ1(ノーマルリーチ)、リ
ーチ2(女王蜂リーチ)、リーチ3(妖精リーチ)の順
で大当り信頼度を高く設定し、然もショートリーチとロ
ングリーチではロングリーチの方を大当り信頼度が高く
なるように設定している。また、妖精のロングリーチで
妖精が金色服で再登場したとき(リーチ3−2−2のと
き)は、必ず確変で大当りするようになっている。この
ように本実施形態では、リーチ変動中のキャラクタ表示
の有無、キャラクタの種類(実施形態では、女王蜂又は
妖精)、及びリーチ変動の時間(キャラクタの動作)に
よって大当り信頼度が異なるため、キャラクタの重要性
を高めることができ、リーチ変動中のキャラクタ表示の
面白さを演出することができる。
【0047】なお、各種リーチ変動の大当り信頼度の設
定において、C_RND2の振り分けは、特に図15に
示すリーチ選択テーブルのものに限定しない。また、リ
ーチ変動の種類及びキャラクタの種類についても実施形
態中のものに限定しない。例えば、リーチ変動として
は、1図柄分毎でコマ送り変動するコマ送りリーチ、ハ
ズレ図柄の範囲では1図柄分毎のコマ送りを行い、当り
図柄手前より超低速になり、当り図柄を過ぎると再びコ
マ送り変動するシスココマ送りリーチ、8図柄全てを同
期的に低速回転して停止する大回転(ノーマル)リー
チ、8図柄全てを同期的に低速回転して停止し、且つそ
の変動中に当り図柄に絡む図柄がシスコ動作を行う大回
転(シスコ)リーチ、8図柄全てを同期的に低速回転し
て停止し、且つその変動中に当り図柄に絡む図柄がコマ
送り動作を行う大回転(コマ送り)リーチ、8図柄全て
を同期的に低速回転して停止し、且つその変動中に当り
図柄に絡む図柄がシスココマ送り動作を行う大回転(シ
スココマ送り)リーチ、であってもよい。
【0048】次に、特別図柄の変動終了後の各種動作に
ついて図16を参照して説明する。先ず、変動の結果、
特定遊技状態となった場合では、図16(A)に示すよ
うに、最終停止の図柄である第3図柄の変動が停止した
後、微少時間(0.700秒)が経過した時点で大当り
の判定が行われ、その後所定時間(11.800秒)が
経過すると、特別可変入賞球装置9の開閉板11(図1
6中には、大入賞口と記載)を開放すべくソレノイド1
0が所定時間(29.500秒)ONされる。開閉板1
1の開放終了後の所定時間(2.000秒)は、役物連
続作動装置作動有効時間として設定され、その時間内に
特定玉検出器12がONすれば、継続権が成立するよう
に制御される。また、特別可変入賞球装置9の最終回の
開放動作が終了した時点で始動入賞記憶がある場合に
は、図16(B)に示すように、特別可変入賞球装置9
の閉鎖から所定時間(16.800秒)が経過すると、
始動口入賞時に抽出格納したC_RND1〜3の読み出
しを行うと共に、C_RND_ZU1〜3(ハズレ時)
又はC_RND_LINE(大当り時)の抽出を行う。
そして、特別可変入賞球装置9の閉鎖から所定時間(1
6.804〜16.822秒)後に全図柄の変動を開始
させる。一方、図16(C)に示すように、最終停止の
図柄である第3図柄の変動が停止してハズレとなった
後、始動入賞記憶がある場合には、所定時間(0.70
0秒)経過した時点でハズレ図柄の停止確認用のチェッ
クが行われ、そのチェックから0.502秒後に始動口
入賞時に抽出格納したC_RND1〜3の読み出しを行
い、またチェックから0.504秒後にC_RND_Z
U1〜3(ハズレ時)又はC_RND_LINE(大当
り時)の抽出を行う。そして、第3図柄の変動停止から
所定時間(1.204〜1.222秒)後に全図柄の変
動を開始させる。
【0049】また、特定遊技状態を決定する大当り図柄
の導出において、確変図柄で大当りした場合は、図17
(A)に示すような確変制御を実行する。この確変制御
は、確変図柄による特定遊技状態の終了を契機に特別図
柄及び普通図柄の当り確率を高確率に変動させた後、次
の特定遊技状態の発生を契機に通常時の確率に戻す。そ
して、その特定遊技状態の終了時点から次の特定遊技状
態が発生するまでの期間、当り確率を再度高確率に変動
するものである。即ち、確変図柄で大当りすると、無条
件に特別図柄及び普通図柄の確変制御を2回繰り返すよ
うになっている。なお、このような確変制御中に再度確
変図柄で大当りした場合は、その大当り以後2回の確変
制御が行われる。
【0050】次に、前記普通図柄表示器34に表示され
る普通図柄について説明する。普通図柄は、図18
(A)に示すように、「A・b・C・d・L・7」の6
種類であり、これらの普通図柄に対しては、図17
(B)に示すように、0.002秒毎に1ずつ加算され
る当り決定用のWC_RND2(3〜13)と、0.0
02秒毎に1ずつ加算され且つ割り込み処理余り時間に
1ずつ加算される普通図柄表示用のWC_RND_F
(0〜5)と、が設けられている。WC_RND_F
(0〜5)の各ランダム数は、「A・b・C・d・L・
7」の各普通図柄に対応して設けられている。また、W
C_RND2(3〜13)からのランダム数の抽出にお
いて、図18(B)に示すように、「3」の値が抽出さ
れて当りと判定されると、普通図柄表示器34にWC_
RND_Fデータの「5」に対応する「7」の当り図柄
を表示して普通可変入賞球装置5を所定時間開放(入賞
口の拡大)する。一方、WC_RND2で「3」以外の
値が抽出されてハズレと判定されると、WC_RND_
Fデータの値を抽出し、この値に対応するハズレ図柄を
普通図柄表示器34に表示する。なお、WC_RND2
でハズレと判定されたにも拘らずWC_RND_Fで抽
出された値が偶然にも当り図柄となる場合には、「A」
のハズレ図柄を選択してこれを普通図柄表示器34に表
示する。また、WC_RND2の抽出に伴う当り外れの
判定は、図柄の当り確率が通常時のものであり、確率変
動時(高確率時)には、WC_RND2の「3〜12」
の値が当り決定用の乱数となる。
【0051】次に、上記した普通図柄の変動動作を図1
9のタイムチャートに基づいて説明する。先ず、図19
(A)において、通過玉検出器15がONして始動信号
R1を導出すると、これと同時にWC_RND2の抽出
及び格納が行われる。その後、通過玉検出器15のON
から所定時間(0.002秒)が経過すると、WC_R
ND_Fの抽出を行い、その0.002秒後に普通図柄
の変動を開始する。そして、通過玉検出器15のONか
ら所定時間(28.000秒)後に変動を停止する。な
お、図19(A)に示す※の確率変動時には、普通図柄
の変動時間が5.200秒に短縮される。また、通常確
率時において停止表示される普通図柄が当り図柄のとき
には、図19(B)に示すように、普通図柄が停止して
から所定時間(0.002秒)後に普通可変入賞球装置
5を0.500秒間開放する。その後、通過玉検出器1
5への通過記憶がある場合には、普通可変入賞球装置5
の閉鎖から0.002秒後に、WC_RND_Fの抽出
を行い、その0.002秒後に再度普通図柄の変動を開
始する。一方、確率変動時において停止表示される普通
図柄が当り図柄のときには、図19(C)に示すよう
に、普通図柄が停止してから所定時間(0.002秒)
が経過すると普通可変入賞球装置5を2.200秒間開
放し、3.000秒のインターバルを置いた後に再度
2.200秒間開放する。その後、通過玉検出器15へ
の通過記憶がある場合には、普通可変入賞球装置5の閉
鎖から0.002秒後に、WC_RND_Fの抽出を行
い、その0.002秒後に再度普通図柄の変動を開始す
る。
【0052】以上のように、本実施形態に係る特別可変
表示装置30では、可変表示部60a〜60cを一列上
に配置してなる可変表示部列と、可変表示部60d・6
0eを一列上に配置してなる可変表示部列と、可変表示
部60f〜60hを一列上に配置してなる可変表示部列
と、を上段、中段、下段に並列すると共に、並列される
各可変表示部列の間で可変表示部(図柄)の中心をずら
して配置することで、同一方向に傾斜する斜め組合せラ
インを複数設定(各当りライン・の設定、各当りラ
イン・の設定)している。このため、組合せライン
の設定を多様化することができ、ひいては従来にはない
斬新な組合せラインの設定で視覚的な興趣を向上するこ
とができる。なお、実施形態中では、可変表示部列の図
柄の中心が隣接する可変表示部列の各図柄間の真ん中に
位置するように配置しているが、これに限らず、各可変
表示部列の間で図柄の中心をずらして配置するものであ
ればよい。
【0053】また、可変表示部(図柄)の配列は、上記
実施形態中に記載のものに限定しない。例えば、図20
(A)(B)に示す可変表示部の配列から、同一方向に傾
斜する斜め組合せラインを複数設定してもよい。図20
(A)では、左側3図柄、中央2図柄、右側3図柄の各
可変表示部列とすることで、全当りライン〜のうち
当りラインと当りラインを、また当りラインと当
りラインをそれぞれ同一方向に傾斜する複数の斜め組
合せラインとしている。図20(B)では、上段3図
柄、中段3図柄、下段3図柄の各可変表示部列とするこ
とで、全当りライン〜のうち当りラインと当りラ
インと当りラインを同一方向に傾斜する複数の斜め
組合せラインとしている。
【0054】また、上記した実施形態では、識別情報を
可変表示する可変表示装置をLCD表示器から構成して
いるが、これに限定するものではなく、CRT、LE
D、VFD、EL、あるいはプラズマ等の画像表示器
や、ドラム式、リーフ式、ベルト式で構成することも可
能である。また、パチンコ遊技機の構成として、始動玉
検出器の入賞玉の検出に伴って可変表示装置での識別情
報の変動を開始し、該識別情報が所定の表示結果となる
と特定遊技状態が発生して可変入賞球装置を開放する弾
球遊技機(これを俗に第1種という)を例示している
が、特にこれに限定するものではなく、始動玉検出器の
入賞玉の検出に伴って可変表示装置での識別情報の変動
を開始し、該識別情報が所定の表示結果となると権利発
生状態となり、この状態で特定領域に打玉が入賞すると
特定遊技状態が発生する弾球遊技機(これを俗に第3種
という)であってもよい。さらに、本発明の遊技機は、
パチンコ遊技機に限定するものではなく、スロットマシ
ンやコインゲーム等の各種遊技機に適用できることは言
うまでもない。
【0055】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、本発明の請求項1においては、複数種類の識別情報
を可変表示する可変表示部を複数配列する可変表示装置
を備え、前記複数の可変表示部の停止表示結果において
複数の組合せライン上のいずれかに特定の識別情報が揃
ったときに特定遊技状態を発生し得る遊技機において、
前記複数の組合せラインのうち同一方向に傾斜する斜め
組合せラインを複数設定したことを特徴とする。このよ
うに構成することにより、組合せラインの設定を多様化
することができ、ひいては従来にはない斬新な組合せラ
インの設定で視覚的な興趣を向上することができる。
【0056】また、本発明の請求項2においては、前記
複数の可変表示部は、一列上に複数の可変表示部を配置
してなる可変表示部列を複数並列して構成され、並列さ
れる各可変表示部列の間で可変表示部の中心をずらして
配置することで前記同一方向に傾斜する斜め組合せライ
ンを複数設定したことを特徴とする。このように構成す
ることにより、複数の組合せラインを設定した可変表示
装置において、同一方向に傾斜する斜め組合せラインを
複数設定する構成が具現化できる。
【0057】また、本発明の請求項3においては、前記
複数の可変表示部の停止表示結果において、少なくとも
2つ以上の可変表示部の間で識別情報の決定に相関関係
を持たせたことを特徴とする。このように構成すること
により、図柄(識別情報)組合せを抑制でき、ひいては
遊技機の試験機関での検査の簡略化を招来することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における遊技盤を示す正面
図である。
【図2】遊技動作を制御する制御回路を示すブロック図
の一部である。
【図3】遊技動作を制御する制御回路を示すブロック図
の一部である。
【図4】同図(A)は画像表示部の側方に設けられる確
変判定LED及び飾りLEDを示す正面図であり、同図
(B)は大当り図柄の表示に伴う再変動及びサブゲーム
を示す説明図である。
【図5】特別図柄の変動に用いられる各種ランダム数を
示す一覧表図である。
【図6】同図(A)は選択されたランダム数によって特
別図柄の当り外れを決定する動作を説明するための簡単
なフローチャートであり、同図(B)は画像表示部の6
つの当りラインと特別図柄の停止順を示す説明図であ
る。
【図7】特別図柄の種類を示す一覧表図である。
【図8】大当り図柄の種類を示す一覧表図である。
【図9】確変決定用のC_RND_LINEを示す一覧
表図である。
【図10】同図(A)は図柄の変動パターンを示す一覧
表図であり、同図(B)はリーチ種類を示す説明図であ
る。
【図11】同図(A)は女王蜂リーチの表示画面を示す
説明図であり、同図(B)は妖精リーチの表示画面を示
す説明図である。
【図12】リーチ以外及びリーチの図柄変動を示すタイ
ムチャートである。
【図13】場外全回転及び再変動の図柄変動を示すタイ
ムチャートである。
【図14】同図(A)〜(F)は確変判定ゲームの表示
画面を示す説明図である。
【図15】リーチ選択テーブルを示す一覧表図である。
【図16】同図(A)は大当りとなった後の可変入賞球
装置の動作を示すタイムチャートであり、同図(B)は
大当り終了後の通常の遊技状態に戻ったときの特別図柄
の動作を示すタイムチャートであり、同図(C)は始動
記憶がある場合の特別図柄の変動開始タイミングを示す
タイムチャートである。
【図17】同図(A)は確変制御を示すタイムチャート
であり、同図(B)は普通図柄に対して用いられるラン
ダム数を示す一覧表図である。
【図18】同図(A)は普通図柄とランダム数との対応
関係を示す一覧表図であり、同図(B)は普通図柄が当
りとなるか否かを決定する際の動作を説明するための簡
単なフロー図である。
【図19】同図(A)は普通図柄の変動を示すタイムチ
ャートであり、同図(B)は通常時における始動入賞装
置の動作を示すタイムチャートであり、同図(C)は確
率変動時における始動入賞装置の動作を示すタイムチャ
ートである。
【図20】同図(A)(B)は他の実施形態における特別
図柄の並列状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 遊技盤 3 遊技領域 5 普通可変入賞球装置 8 始動玉検出器 9 特別可変入賞球装置 11 開閉板 12 特定玉検出器 13 入賞玉検出器 15 通過玉検出器 19 特定玉入賞表示LED 30 特別可変表示装置(可変表示装置) 33 LCD表示器 34 普通図柄表示器 35 普通図柄記憶表示LED 36 特別図柄記憶表示LED 42 基本回路 60 画像表示部 60a〜60h 可変表示部 61a・61b 飾りLED 62a・62b 確変判定LED 63・65a・65b 女王蜂 64 妖精 66 ルーレット 67 キャラクタ表示部 71 情報表示部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種類の識別情報を可変表示する可変
    表示部を複数配列する可変表示装置を備え、前記複数の
    可変表示部の停止表示結果において複数の組合せライン
    上のいずれかに特定の識別情報が揃ったときに特定遊技
    状態を発生し得る遊技機において、 前記複数の組合せラインのうち同一方向に傾斜する斜め
    組合せラインを複数設定したことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記複数の可変表示部は、一列上に複数
    の可変表示部を配置してなる可変表示部列を複数並列し
    て構成され、並列される各可変表示部列の間で可変表示
    部の中心をずらして配置することで前記同一方向に傾斜
    する斜め組合せラインを複数設定したことを特徴とする
    請求項1記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記複数の可変表示部の停止表示結果に
    おいて、少なくとも2つ以上の可変表示部の間で識別情
    報の決定に相関関係を持たせたことを特徴とする請求項
    1又は請求項2記載の遊技機。
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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001314591A (ja) * 2000-05-09 2001-11-13 Aruze Corp 遊技機
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