JPH11226197A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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Publication number
JPH11226197A
JPH11226197A JP4446798A JP4446798A JPH11226197A JP H11226197 A JPH11226197 A JP H11226197A JP 4446798 A JP4446798 A JP 4446798A JP 4446798 A JP4446798 A JP 4446798A JP H11226197 A JPH11226197 A JP H11226197A
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JP
Japan
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ball
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detecting means
hit
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Application number
JP4446798A
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English (en)
Inventor
Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Kazutoshi Nakajima
和俊 中島
Atsushi Akatsu
篤志 赤津
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 打玉の通過を複数の領域で検出すると共に、
その複数の検出領域での打玉の検出に応じて可変表示装
置の表示に関わる異なった遊技価値を遊技者に付与する
ことで、玉の流れに対する興趣を向上し得る弾球遊技機
を提供する。 【解決手段】 始動入賞口4に打玉が入賞して始動玉検
出器5をONにすると、特別可変入賞球装置10の特別
可変入賞口12を所定時間開放し、その開放中に打玉が
特別可変入賞口12に入り特定玉検出器15をONにす
ると、ランダム1の大当り抽選を高確率に変更する。こ
れにより、遊技盤1面上の異なった領域に配置された始
動玉検出器5及び特定玉検出器15での打玉の検出に応
じて特別可変表示装置30の表示に関わる異なった遊技
価値(異なった大当り確率)を遊技者に付与することが
できるため、玉の流れに対する興趣を向上することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可変表示装置の表
示結果が予め定めた特定表示結果となったときに遊技者
にとって有利な特定遊技状態を発生し得る弾球遊技機に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に、可変表示装置を備えた弾
球遊技機は、始動入賞口に打玉が入賞すると、可変表示
装置の可変表示部で図柄変動を開始し、その可変表示部
の表示結果が予め定めた当り図柄(特定表示結果)とな
ったときに遊技者に有利な遊技価値を付与するようにな
っていた。また、このような弾球遊技機には、可変表示
装置が導出する当り図柄の種類(大当り図柄や小当り図
柄など)によって遊技者に付与する遊技価値を異ならせ
たものが提案されている。さらに、LCDなどの画像表
示器で可変表示装置を構成したものには、当り図柄の導
出後にスロットマシンを表示し、該スロットマシンで図
柄が揃うとシングルボーナスやビッグボーナスなどの遊
技価値を付与するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
可変表示装置を備えた弾球遊技機では、遊技者に付与す
る様々な遊技価値を可変表示装置の表示によってのみ決
定していた。このため、遊技盤面上での玉の流れに関し
ていえば、可変表示装置を変動させる始動入賞口に打玉
が入賞するか否かに興味が集中し、ゲームが単調化して
弾球遊技機本来の面白さである玉の流れ(どこに入賞す
るか等)に対する面白みが薄れ、今一つ玉の流れに対す
る面白みが欠けていた。本発明は、上記した事情に鑑み
なされたもので、その目的とするところは、打玉の通過
を複数の領域で検出すると共に、その複数の検出領域で
の打玉の検出に応じてその一回の変動における可変表示
装置の表示に関わる異なった遊技価値を遊技者に付与す
ることで、玉の流れに対する興趣を向上し得る弾球遊技
機を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1が採用した解決手段は、図1及び図
7に示すように、特別可変表示装置30の表示結果が予
め定めた大当り図柄となったときに遊技者にとって有利
な特定遊技状態を発生し得る弾球遊技機において、打玉
を検出したときに特別可変表示装置30での表示結果の
導出を許容する始動玉検出手段としての始動玉検出器5
と、該始動玉検出器5が打玉を検出すると大当り図柄と
するか否かの抽選を行い、特別可変表示装置30の表示
結果をその導出以前に決定する表示結果抽選決定手段と
しての各ランダム1〜3と、始動玉検出器5とは異なっ
た位置に配置されて打玉の通過を検出する通過玉検出手
段としての特定玉検出器15と、を備え、各ランダム1
〜3による表示結果の決定において、始動玉検出器5が
打玉を検出した後の所定時間内で特定玉検出器15が打
玉を検出したときには、特定玉検出器15が打玉を検出
しないときに比べて高い確率で大当り図柄とする旨の抽
選を行うことを特徴とする。このように構成することに
より、遊技盤1面上の異なった領域に配置された始動玉
検出器5及び特定玉検出器15での打玉の検出に応じて
その一回の変動における特別可変表示装置30の表示に
関わる異なった遊技価値(異なった大当り確率)を遊技
者に付与することができるため、玉の流れに対する興趣
を向上することができる。
【0005】また、請求項2の発明は、図1及び図8に
示すように、特別可変表示装置30の表示結果が予め定
めた大当り図柄となったときに遊技者にとって有利な特
定遊技状態を発生し得る弾球遊技機において、打玉を検
出したときに特別可変表示装置30での表示結果の導出
を許容する始動玉検出手段としての始動玉検出器5と、
該始動玉検出器5が打玉を検出すると特別可変表示装置
30(特別図柄)の可変表示を所定の変動態様で制御可
能な変動態様制御手段としての基本回路50a・50b
と、始動玉検出器5とは異なった位置に配置されて打玉
の通過を検出する通過玉検出手段としての特定玉検出器
15と、を備え、基本回路50a・50bによる特別図
柄の変動制御において、始動玉検出器5が打玉を検出し
た後の所定時間内で特定玉検出器15が打玉を検出した
ときに、特定玉検出器15が打玉を検出しないときに比
べて大当り図柄を予測させる変動態様(ハズレ時、スー
パーリーチの変動によってリーチハズレを導出する)で
の制御が多くなるように特別図柄を可変表示することを
特徴とする。このように構成することにより、遊技盤1
面上の異なった領域に配置された始動玉検出器5及び特
定玉検出器15での打玉の検出に応じてその一回の変動
における特別可変表示装置30の表示に関わる異なった
遊技価値(大当りを予測させる変動態様)を遊技者に付
与することができるため、玉の流れに対する興趣を向上
することができる。
【0006】また、請求項3の発明は、図1に示すよう
に、打玉を受け入れない又は受け入れ難い第1の状態
(特別可変入賞口12の閉鎖状態)と打玉を受け入れ易
い第2の状態(特別可変入賞口12の開放状態)に変化
可能であって、特定玉検出器15に打玉を誘導するため
の入賞口が設けられ、受け入れた打玉を特定玉検出器1
5に誘導し得る特別可変入賞球装置10を備え、始動玉
検出器5の打玉の検出に伴って特別可変入賞球装置10
を第1の状態から第2の状態に変化させることを特徴と
する。このように構成することにより、特定玉検出器1
5での玉検出を許容する所定時間を特別可変入賞口12
の開放時間とすることができるので、その時間制限を分
かり易くすることができ、さらには特別可変入賞口12
の開放及び閉鎖の各動作によって視覚的な興趣を向上す
ることができる。
【0007】また、請求項4の発明は、図9に示すよう
に、特別可変表示装置30′の表示結果が予め定めた大
当り図柄となったときに遊技者にとって有利な特定遊技
状態を発生し得る弾球遊技機において、打玉を検出した
ときに特別可変表示装置30′での表示結果の導出を許
容する第1の始動玉検出手段としての始動玉検出器88
及び第2の始動玉検出手段としての始動玉検出器86・
87と、該始動玉検出器86〜88が打玉を検出すると
大当り図柄とするか否かの抽選を行い、特別可変表示装
置30′の表示結果をその導出以前に決定する表示結果
抽選決定手段としての各ランダム1〜3と、始動玉検出
器86〜88とは異なった位置に配置されて打玉の通過
を検出する通過玉検出手段としての入賞玉検出器76
と、該入賞玉検出器76が打玉を検出すると打玉を受け
入れない又は受け入れ難い第1の状態(可変入賞口78
の閉鎖状態)から打玉を受け入れ易い第2の状態(可変
入賞口78の開放状態)に移行すると共に、少なくとも
始動玉検出器86〜88に打玉を誘導するための各々の
始動入賞口83〜85を内部に設け、受け入れた打玉を
始動玉検出器86〜88に振り分ける可変入賞球装置7
7と、を備え、各ランダム1〜3による表示結果の決定
において、始動玉検出器88が打玉を検出したときより
も始動玉検出器86・87が打玉を検出したときの方
が、高い確率で大当り図柄とする旨の抽選を行うことを
特徴とする。このように構成することにより、始動玉検
出器86〜88での打玉の検出に応じて特別可変表示装
置30′の表示に関わる異なった遊技価値(異なった大
当り確率)を遊技者に付与することができるため、玉の
流れに対する興趣を向上することができる。さらに、可
変入賞球装置77の状態によって始動入賞のし易さが変
化するので単調さをなくし、興趣を向上することができ
る。
【0008】また、請求項5の発明は、図9に示すよう
に、前記第2の始動玉検出手段を複数種類(始動玉検出
器86・87の2種類)設定すると共に、該複数種類毎
の始動玉検出器86・87による打玉の検出に応じて、
大当り図柄とする旨の抽選確率を異ならせたことを特徴
とする。このように構成することにより、可変入賞球装
置77内での玉の振り分けに対する興趣をより一層向上
することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。先ず、図1を参照して実施形
態に係る弾球遊技機の遊技盤1の構成について説明す
る。図1は、遊技盤1を示す正面図である。図1におい
て、遊技盤1の表面には、発射された打玉を誘導するた
めの誘導レール2がほぼ円状に植立され、該誘導レール
2で区画された領域が遊技領域3を構成している。遊技
領域3のほぼ中央には、後述する各特別図柄表示部33
〜35での識別情報(以下、特別図柄という)の可変表
示(以下、変動ともいう)を可能にする特別可変表示装
置30が配置されている。なお、特別可変表示装置30
の詳細な構成については後に詳述するものである。
【0010】特別可変表示装置30の下方には、受け入
れた打玉を遊技盤1の裏面に設けられた始動玉検出器5
に送り込む始動入賞口4が配置されている。そして、こ
の始動入賞口4に入った打玉を始動玉検出器5が検出す
ることで、特別図柄の変動を許容するようになってい
る。始動入賞口4への入賞に基づく特別図柄の変動は、
変動中を除いて所定回数(本実施形態では、4回)記憶
され、その旨が後述の特別図柄記憶表示LED41に表
示されるようになっている。特別可変表示装置30の右
側方には、チャッカーランプ7を備えた入賞口6が配置
されている。
【0011】また、遊技領域3の下方部位には、誘導レ
ール2に沿ったほぼ円弧状の取付基板11を介して遊技
盤1に取り付けられた特別可変入賞球装置10が配置さ
れている。特別可変入賞球装置10の中央部には、特別
可変入賞口12が開設されており、該特別可変入賞口1
2は、ソレノイド13による開閉板14の可動によって
開閉制御されるようになっている。特別可変入賞口12
の内部は、左右2つに区画され、そのうちの左側が特定
領域とされ、右側が通常領域とされる。特定領域には、
入賞玉の検出により開閉板14を再度開成させることが
できる特定玉検出器15が設けられている。一方、通常
領域には入賞玉を検出するために入賞玉検出器16が設
けられている。特別可変入賞口12の下方には、特定遊
技状態の発生に伴う開閉板14の開閉サイクル数を表示
すると共に、入賞玉検出器16及び特定玉検出器15に
よって検出された入賞玉数を表示する7セグメントタイ
プの回数個数表示器17が設けられている。また、取付
基板11における特別可変入賞口12の左右側方には、
それぞれ入賞口18とアタッカーランプ19が設けられ
ており、取付基板11の左右両端部には、それぞれ飾り
LED20が設けられている。
【0012】しかして、上記のように構成される特別可
変入賞球装置10は、打玉が始動入賞口4に入賞して始
動玉検出器5をONさせると、所定時間開放するが、特
定遊技状態中にも開放する。特定遊技状態中では、以下
のように作動する。即ち、打玉が始動入賞口4に入賞し
て始動玉検出器5をONさせると、特別可変表示装置3
0が変動を開始し、一定時間が経過すると、例えば左・
右・中の順で特別図柄が確定され、その確定された図柄
の組み合せが大当り図柄(特定表示結果)となったとき
に特定遊技状態となる。この特定遊技状態においては、
特別可変入賞球装置10の開閉板14が所定期間(例え
ば、29秒)あるいは所定個数(例えば、10個)の入
賞玉が発生するまで開放する(開放サイクル)ように設
定され、その開放している間遊技盤1の表面を落下する
打玉を受け止めるようになっている。そして、受け止め
られた打玉が特定領域に入賞して特定玉検出器15をO
Nすると、開放サイクルの終了後再度上記した開放サイ
クルを繰り返し、特定領域に入賞玉が入賞する毎に継続
権が成立して開放サイクルを最高16回繰り返すことが
できるようになっている。また、遊技領域3を含む遊技
盤1の表面には、上記した構成以外にも、風車ランプ2
1を内蔵した風車22、サイドランプ23を内蔵したサ
イド飾り24、バック玉防止部材25、アウト口26、
等が設けられている。さらに、弾球遊技機には、特定遊
技状態時あるいは特別図柄の変動時等にその旨を報知す
る図示しない遊技効果LED、遊技効果ランプ、及びス
ピーカ27(符号のみ図3参照)が設けられている。
【0013】なお、本発明の特定遊技状態は、上記に限
らず以下に示す〜の制御のうちいずれか1つの制御
又は組合せた制御を実行する状態であればよい。
【0014】 打玉の入賞を容易にする第一の状態
と、打玉が入賞できない又は入賞し難い第二の状態と、
に変化可能な可変入賞球装置に対して所定時間連続的又
は間欠的に第一の状態にする制御 特定の入賞又は通過領域での打玉の検出を介在さ
せ、打玉の入賞を容易にする第一の状態と、打玉が入賞
できない又は入賞し難い第二の状態と、に変化可能な可
変入賞球装置に対して所定時間連続的又は間欠的に第一
の状態にする制御 打玉の入賞に関わらず所定数の景品玉を直接排出す
る制御 有価価値を有する記憶媒体(カードやレシート等)
に対して有価数を加算する制御 得点があることに基づいて遊技可能な弾球遊技機に
対して得点を付与する制御 次に、特別可変表示装置30の構成について説明する。
特別可変表示装置30は、遊技盤1の表面に取り付けら
れる取付基板31を備え、該取付基板31には、横長形
状の窓開口32が開設されている。窓開口32には、外
周面に特別図柄を描いた左・中・右の回転ドラムが臨設
されて、左・中・右の特別図柄表示部33〜35を構成
している。左・中・右の回転ドラムには、それぞれ駆動
源となるドラムモータ36a・36b・36c(図4参
照)と、停止図柄を検出するためのドラムセンサ37a
・37b・37c(図4参照)と、特別図柄を照明装飾
するためのドラムランプ38a・38b・38c(図4
参照)、が取り付けられている。また、取付基板31の
上側には、入賞口39と飾りLED40が設けられてい
る。一方、取付基板31の下側には、特別図柄の変動未
消化分を記憶する特別図柄記憶表示LED41と左右の
ワープ通路42・43が設けられている。ワープ通路4
2・43のワープ入口42a・43aは、それぞれ取付
基板31の左右両端部に配置され、取付基板31の中央
下端部(始動入賞口4の上方位置)には、各ワープ通路
42・43共通のワープ出口44が設けられている。そ
して、ワープ通路42・43は、ワープ入口42a・4
3aで受け入れた打玉を始動入賞口4の上方に位置する
ワープ出口44から排出する。これにより、ワープ入口
42a・43aに入った打玉は、始動入賞口4に入賞し
易くなっている。
【0015】また、上記した回転ドラムによって表示さ
れる特別図柄(左図柄・中図柄・右図柄)は、図2
(A)に示すように、それぞれ「1〜12」の12種類
の図柄から構成されており、これら左・中・右の図柄に
は、ランダム2(0〜11)が対応して設けられてい
る。大当り図柄の組合せは、図2(B)に示すように、
左・中・右の図柄が同一図柄で揃った組合せであり、こ
の組合せは、ランダム3(0〜11)の値に基づいて決
定される。
【0016】以上、特別可変表示装置30を含む弾球遊
技機の遊技盤1の構成について説明してきたが、それら
の遊技装置は、図3及び図4に示す遊技制御回路によっ
て制御される。図3及び図4は、遊技制御回路をブロッ
ク構成で示す回路図であり、MPU、ROM、RAM、
入出力回路を含むメイン及びサブの各基本回路50a・
50bによって制御されている。しかして、基本回路5
0aには、図3に示すように、スイッチ入力回路51を
介して始動玉検出器5、特定玉検出器15、及び入賞玉
検出器16からの検出信号が入力され、アドレスデコー
ド回路52からチップセレクト信号が入力され、電源投
入時には初期リセット回路53からリセット信号が入力
される。また、各基本回路50a・50bには、クロッ
ク用リセットパルス回路54からクロック用リセット信
号が入力される。
【0017】一方、基本回路50aからは、以下の装置
及び回路に制御信号が出力される。即ち、基本回路50
aからは、7セグLED・LEDランプ回路55を介し
て回数個数表示器17、特別図柄記憶表示LED41、
及び各飾りLED20・40に制御信号が出力され、ラ
ンプ・ソレノイド・情報出力回路56を介してソレノイ
ド13、風車ランプ21、サイドランプ23、チャッカ
ーランプ7、及びアタッカーランプ19に制御信号が出
力され、音回路57を介してスピーカ27に音信号が出
力される。また、サブ基本回路50bを介した基本回路
50aからの出力としては、図4に示すように、モータ
ドライブ回路58を介してドラムモータ36a・36b
・36cに駆動信号が出力され、ドラムランプ回路59
を介して各ドラムランプ38a・38b・38cに制御
信号が出力される。また、各ドラムセンサ37a・37
b・37cによる停止図柄の検出信号は、センサ入力回
路60を介して各基本回路50a・50bに入力され
る。また、基本回路50aにはカードリーダー入出力回
路61が接続され、該カードリーダー入出力回路61を
介して、賞球個数信号、賞球個数信号コモン、当り信
号、及び当り信号コモンが外部との間で入出力される。
なお、上記ランプ・ソレノイド・情報出力回路56から
は、大当り情報や有効始動情報等の情報やランプ制御デ
ータが外部に出力される。また、上記した装置や回路に
は、交流電源62a及びヒューズ62bが接続されてな
る電源回路62から各種の電圧を有する電力が供給され
ている。
【0018】次に、特別可変表示装置30による特別図
柄の変動について図5乃至図7を参照して説明する。先
ず、特別図柄の変動に用いられるランダム数は、図5
(A)に示す4種類であり、これらのランダム数は、大
当り判定用のランダム1(0〜249)と、大当り以外
での全図柄表示用のランダム2(左・中・右の各図柄毎
に0〜11)と、大当り図柄配列用のランダム3(0〜
11)と、リーチ動作用のランダム6(0〜19)、か
ら構成されている。ランダム1・3は、それぞれ0.0
02秒毎に1ずつ加算されて変動するランダム数であ
り、ランダム2・6は、それぞれ0.002秒毎に1ず
つ加算され且つ割り込み処理の余り時間に1ずつ加算さ
れて変動するランダム数である。そして、図5(B)に
示すように、ランダム1の抽出値が「3」となって大当
りを判定した場合には、ランダム3の抽出値に基づいて
大当り図柄及び配列を決定して、これを特別図柄表示部
43〜45に表示する。一方、ランダム1の抽出値が
「3」以外となって外れを判定した場合には、ランダム
2の抽出値に基づく図柄を外れ図柄として特別図柄表示
部43〜45に表示する。なお、ランダム2の抽出値
が、偶然にも大当り図柄と一致した場合には、中図柄用
のランダム2データに1を加算して外れ図柄にして表示
する。また、後で詳述する高確率時には、ランダム1内
の「3・7・79・103・107」の値が大当り決定
用のランダム数となる。
【0019】また、上記したリーチ動作用のランダム6
の抽出に伴って選択されるリーチ変動は、図6に示すよ
うに、リーチ1〜3の3種類である。なお、ランダム6
の抽出は、表示結果が大当りとなる場合、及び表示結果
がリーチ図柄(本実施形態では、左右の図柄が同一に揃
った図柄)でのハズレとなる場合に行われる。また、リ
ーチ1は、ノーマルリーチの変動態様(中図柄が低速変
動)であり、リーチ2は、ロングリーチの変動態様(ノ
ーマルリーチよりも中図柄の低速変動時間が長い)であ
り、リーチ3は、コマ送りリーチの変動態様(中図柄が
図柄停止と1図柄分の変動を繰り返し行う変動)であ
る。図6のリーチ選択テーブルは、「大当り」「ハズレ
(中図柄が±1図柄ズレ)」「ハズレ(中図柄が±1図
柄ズレ以外)」毎のランダム6の振り分けによって設定
されている。具体的には、表示結果が大当りとなる場合
及び±1図柄ズレのハズレとなる場合では、各々、リー
チ1はランダム6の抽出値が「18・19」(2個の乱
数)のいずれかのときに選択され、リーチ2はランダム
6の抽出値が「12〜17」(6個の乱数)のいずれか
のときに選択され、リーチ3はランダム6の抽出値が
「0〜11」(12個の乱数)のいずれかのときに選択
される。また、表示結果が±1図柄ズレ以外のハズレと
なる場合では、リーチ1はランダム6の抽出値が「10
〜19」(10個の乱数)のいずれかのときに選択さ
れ、リーチ2はランダム6の抽出値が「3〜9」(7個
の乱数)のいずれかのときに選択され、リーチ3はラン
ダム6の抽出値が「0〜2」(3個の乱数)のいずれか
のときに選択される。これに基づき、各種リーチ1〜3
の大当り信頼度は、それぞれ低・中・高の順となり、リ
ーチ3が大当り信頼度の最も高いスーパーリーチに設定
されている。また、「ハズレ(中図柄が±1図柄ズ
レ)」へのランダム6の振り分け率から分かるように、
リーチ3は、±1図柄ズレの惜しいハズレリーチとして
の出現率が最も高く設定されている。即ち、リーチ3
は、信頼度が最も高いスーパーリーチであると共に、±
1図柄ズレの惜しいハズレになり易いリーチとなってい
る。このように本実施形態では、大当りするか否かを演
出するために各種リーチ1〜3毎に大当り信頼度を異な
って設定し、大当り確定の前段階を面白くしている。
【0020】次に、始動入賞の処理プロセスを図7のフ
ローチャートに基づいて説明する。図7において、先
ず、始動入賞(始動入賞口4への入賞)の有無を判別す
る(S1)。S1で始動入賞がないときは、そのままメ
インフローに復帰する。一方、S1で始動入賞があると
きは、ソレノイド13をONにして大入賞口(特別可変
入賞口12)を開放し(S2)、次に始動記憶(特別図
柄記憶表示LED41の点灯)の有無を判別する(S
3)。S3で始動記憶があるときは、そのまま後述のS
5に移行する。一方、S3で始動記憶がないときは、S
1で判別した始動入賞に伴って特別図柄の変動を開始し
た後にS5に移行する。S5では、大入賞口の開放から
所定時間(例えば、0.5秒)が経過したか否かを判別
する。S5で所定時間が経過した場合は、大入賞口を閉
鎖してそのままメインフローに復帰する。また、S5で
所定時間が経過していない場合は、特定玉検出器15の
ON/OFFを判別する(S6)。S6で特定玉検出器
15がOFFのときは、前記S5に戻る。一方、S6で
特定玉検出器15がONのときは、前述した高確率時に
おけるランダム1の大当り抽選(S7)を行うことを決
定した後に前記S5に戻る。なお、特定遊技状態中(大
当り中)の始動入賞に対しては、特定玉検出器15のO
N動作に拘らず、通常時の確率(低確率)で大当り抽選
が行われるが(大当り中は始動入賞による開放は行わな
い)、始動入賞後の所定時間内に特定玉検出器15がO
Nすれば、高確率で大当り抽選をするようにしてもよ
い。
【0021】以上のように、本実施形態に係る弾球遊技
機は、打玉を検出したときに特別可変表示装置30での
表示結果の導出を許容する始動玉検出手段としての始動
玉検出器5と、該始動玉検出器5とは異なった位置に配
置されて打玉の通過を検出する通過玉検出手段としての
特定玉検出器15と、を備えている。そして、始動入賞
口4に打玉が入賞して始動玉検出器5をONにすると、
特別可変入賞球装置10の特別可変入賞口12を所定時
間開放し、その開放中に打玉が特別可変入賞口12に入
り特定玉検出器15をONにすると、ランダム1の大当
り抽選を高確率に変更する。これにより、遊技盤1面上
の異なった領域に配置された始動玉検出器5及び特定玉
検出器15での打玉の検出に応じてその1回の変動にお
ける特別可変表示装置30の表示に関わる異なった遊技
価値(異なった大当り確率)を遊技者に付与することが
できるため、玉の流れに対する興趣を向上することがで
きる。
【0022】また、上記した特定玉検出器15は、V入
賞用の検出手段を通過玉検出手段に兼用したのでその分
コストが低減できる。また、特定玉検出器15での玉検
出を許容する所定時間を特別可変入賞口12の開放時間
とすることができるので、その時間制限を分かり易くす
ることができ、さらには特別可変入賞口12の開放及び
閉鎖の各動作によって視覚的な興趣を向上することがで
きる。
【0023】なお、上記した実施形態(第一実施形態)
では、通過玉検出手段を特別可変入賞球装置10(大入
賞口)の特定玉検出器15としているが、これに限定せ
ず、始動入賞口4(始動玉検出器5)とは異なった位置
に配置した入賞口、通過口、あるいは可変入賞球装置
(大入賞口以外を含む)に通過玉検出手段を設けたもの
であればよい。但し、通過玉検出手段は、始動入賞口よ
りも打玉が入賞し難い位置に配置することが望ましい。
また、通過玉検出手段の配設数は、複数であってもよ
く、この場合、各通過玉検出手段毎に大当り確率を異な
らせてもよい。
【0024】次に、本発明における他の実施形態を第二
乃至第五実施形態として説明する。なお、以下の説明で
は、前述の実施形態(第一実施形態)と同様の構成部材
については、同一の符号を付記すると共にその説明を省
略するものである。先ず、図8を参照して第二実施形態
について説明する。なお、第二実施形態の遊技盤面上に
設けられる各種構成部材、図柄変動用の各種ランダム
数、及びリーチ選択テーブルは、第一実施形態のものと
同一である。第二実施形態における図柄選択は、図8
(A)のフローチャートに基づいて制御される。具体的
には、図8(A)において、始動入賞(始動玉検出器5
のON)に伴って決定する表示結果が大当りであるか否
かを判別する(S11)。S11で大当りのときは、ラ
ンダム3の抽出値に基づいて大当り図柄を決定する。一
方、S11でハズレのときは、始動入賞に伴う特別可変
入賞口12の開放期間中に特定玉検出器15がONした
か否かを判別する(S13)。S13で特定玉検出器1
5がOFFのときは、ランダム2の抽出値に対応した左
・中・右の図柄をハズレ図柄として決定する(S1
4)。一方、S13で特定玉検出器15がONしたとき
は、左・中の図柄をランダム2の抽出値に対応した図柄
にすると共に右図柄を左図柄と同一にしてハズレ図柄を
決定する(S14)。即ち、表示結果がハズレとなり、
然も始動玉検出器5が打玉を検出した後の所定時間内で
特定玉検出器15が打玉を検出したときには、必ずリー
チハズレの図柄を導出する。なお、必ずリーチハズレを
導出するのではなく、リーチハズレを導出し易いように
してもよい。
【0025】また、第二実施形態におけるリーチ選択
は、図8(B)のフローチャートに基づいて制御され
る。具体的には、図8(B)において、始動入賞に伴う
特別可変入賞口12の開放期間中に特定玉検出器15が
ONしたか否かを判別する(S21)。S21で特定玉
検出器15がOFFのときは、前記図6のリーチ選択テ
ーブルを参照してリーチを選択する(S22)。一方、
S21で特定玉検出器15がONしたときは、リーチ3
を選択する(S22)。即ち、表示結果にリーチが含ま
れ、然も始動玉検出器5が打玉を検出した後の所定時間
内で特定玉検出器15が打玉を検出したときには、必ず
スーパーリーチであるリーチ3を選択する。なお、必ず
リーチ3を選択するというものだけでなく、リーチ3を
選択し易いというものでもよい。
【0026】このように、第二実施形態では、特別図柄
の変動制御において、始動玉検出器5が打玉を検出した
後の所定時間内で特定玉検出器15が打玉を検出したと
きに、特定玉検出器15が打玉を検出しないときに比べ
て遊技者が有利となる変動態様(ハズレ時、スーパーリ
ーチの変動によってリーチハズレを導出する)で特別図
柄を可変表示する。このため、遊技盤1面上の異なった
領域に配置された始動玉検出器5及び特定玉検出器15
での打玉の検出に応じて特別可変表示装置30の表示に
関わる異なった遊技価値(遊技者が有利となる図柄の変
動態様)を遊技者に付与することができるため、玉の流
れに対する興趣を向上することができる。なお、このよ
うな第二実施形態の構成を第一実施形態の構成(各検出
器5・15の玉検出に伴って大当り確率を向上)と合せ
てもよく、こうすることで、より一層遊技の興趣を向上
することができる。また、大当り確率を向上させるので
はなく、抽選を2回行うというものと合せてもよい。つ
まり、どちらかの抽選が大当りを抽選すれば大当りとな
るようなものである。しかし、抽選に関係なく変動態様
を大当りを予測させる変動態様になるものであればよ
い。また、図8(A)の図柄選択制御のみを大当りを予
測させる変動態様として行ってもよい。つまり、特定玉
検出器15で玉を検出したときは、必ずリーチ変動す
る。または、図8(B)のリーチ選択制御のみを大当り
を予測させる変動態様としてもよい。つまり、リーチと
なる場合、特定玉検出器15で玉を検出したときの方が
スーパーリーチを多くする。さらには、それ以外の大当
り予告、リーチ予告などを大当りを予測させる図柄の変
動態様としてもよい。大当り予告とは、リーチ変動では
なく特殊な変動で、その変動をするときとしないときで
は、変動をするときの方が大当りし易いというもの。ま
た、リーチ予告はリーチし易い。
【0027】次に、図9及び図10を参照して第三実施
形態について説明する。第三実施形態の遊技盤1′に
は、図9に示すように、その中央に特別図柄を変動する
特別可変表示装置30′が配置されている。特別可変表
示装置30′は、左・中・右の図柄を個々に可変表示す
る特別図柄表示部71〜73と始動表示部74を備えた
液晶表示器70から構成されている。始動表示部74に
は、「V1・V2・V3」の文字が表示されている。そ
して、後述する第一乃至第三の始動入賞口83〜85へ
の入賞に応じた文字「V1・V2・V3」を枠表示する
ことで、どの始動入賞口83〜85に入賞があったかを
報知するようになっている。図9中には、第一始動入賞
口83への入賞があり、始動表示部74の「V1」の文
字を枠表示した場合を例示している。また、特別可変表
示装置30′の下方には、入賞口75が配置されてお
り、該入賞口75に入った打玉を入賞玉検出器76が検
出することで、後述する可変入賞口78の開放を許容す
るようになっている。
【0028】特別可変表示装置30′の左側方には、可
変入賞球装置77が配置されている。可変入賞球装置7
7の上側部分には、可変入賞口78が設けられ、該可変
入賞口78には、チューリップ型役物としての左右一対
の開閉片79a・79bが設けられている。そして、開
閉片79a・79bは、遊技盤1′の裏面に設けられた
ソレノイド80の駆動に基づいて傾動位置と垂直位置の
間で変動自在となっている。また、可変入賞口78の上
方には、開閉片79a・79bの垂直状態で可変入賞口
78を閉鎖する障害釘81が植立されている。これによ
り、開閉片79a・79bは、ソレノイド80がONし
たときに可変入賞口78を開放する傾動状態となる一
方、ソレノイド80がOFFしたときに可変入賞口78
を閉鎖する垂直状態となる。可変入賞球装置77の下側
部分には、可変入賞口78に入った打玉を受け入れる入
賞空間82が設けられ、該入賞空間82内の下側には、
第一乃至第三の始動入賞口83〜85が設けられてい
る。そして、始動入賞口83〜85に入った打玉を個々
に第一乃至第三の始動玉検出器86〜88が検出するこ
とで、特別図柄の変動を許容するようになっている。
【0029】また、第三実施形態における大当り抽選
は、図10に示すフローチャートに基づいて制御され
る。具体的には、図10において、先ず、第一始動入賞
口83(同図中には、V1と記載)への入賞の有無を判
別する(S31)。S31で第一始動入賞口83への入
賞があるときは、大当り判定用のランダム1の抽出値が
「3・7・79・103・107」のいずれかであるか
否かを判別する(S32)。S32でランダム1が「3
・7・79・103・107」以外のときは、ハズレを
判定すると共にランダム2の抽出値によりハズレ図柄を
決定する(S33)。一方、S32でランダム1が「3
・7・79・103・107」のいずれかのときは、大
当りを判定すると共にランダム3の抽出値により大当り
図柄を決定する(S34)。また、S31で第一始動入
賞口83への入賞がないときは、次に第二始動入賞口8
4(同図中には、V2と記載)への入賞の有無を判別す
る(S35)。S35で第二始動入賞口84への入賞が
あるときは、大当り判定用のランダム1の抽出値が「3
・7」のいずれかであるか否かを判別する(S36)。
S36でランダム1が「3・7」以外のときは、前記S
33に移行してハズレを判定すると共にランダム2の抽
出値によりハズレ図柄を決定する。一方、S36でラン
ダム1が「3・7」のいずれかのときは、前記S34に
移行して大当りを判定すると共にランダム3の抽出値に
より大当り図柄を決定する。
【0030】また、上記したS35で第二始動入賞口8
4への入賞がないときは、次に第三始動入賞口85(同
図中には、V3と記載)への入賞の有無を判別する(S
37)。S37で第三始動入賞口85への入賞があると
きは、大当り判定用のランダム1の抽出値が「3」であ
るか否かを判別する(S38)。S38でランダム1が
「3」以外のときは、前記S33に移行してハズレを判
定すると共にランダム2の抽出値によりハズレ図柄を決
定する。一方、S38でランダム1が「3」のときは、
前記S34に移行して大当りを判定すると共にランダム
3の抽出値により大当り図柄を決定する。このように、
第三実施形態では、各始動入賞口83〜85毎にランダ
ム1の大当り判定用ランダム数を異ならせることで、第
一始動入賞口83、第二始動入賞口84、第三始動入賞
口85の順で大当り確率を高・中・低と3種類に設定し
ている。
【0031】しかして、第三実施形態では、入賞口75
に打玉が入賞すると、これに伴って可変入賞球装置77
の可変入賞口78を所定時間開放し、その開放時間内で
可変入賞口78に打玉が入ると、その打玉は、入賞空間
82内の上側部分で振り分けられて第一乃至第三の始動
入賞口83〜85のいずれかに入賞する。そして、第一
始動入賞口83に入賞した場合は、高い大当り確率で図
柄変動を行い、第二始動入賞口84に入賞した場合は、
中程度の大当り確率で図柄変動を行い、第三始動入賞口
85に入賞した場合は、低い大当り確率で図柄変動を行
う。このため、始動玉検出手段としての始動玉検出器8
6〜88での打玉の検出に応じて特別可変表示装置3
0′の表示に関わる異なった遊技価値(異なった大当り
確率)を遊技者に付与することができるため、玉の流れ
に対する興趣を向上することができる。また、第三実施
形態では、大当り確率を個々に異ならせた3種類の始動
玉検出手段(始動玉検出器86〜88)を可変入賞球装
置77内に設けているため、可変入賞球装置77の状態
によって始動入賞のし易さが変化するので単調さをなく
し、興趣を向上することができ、また、可変入賞球装置
77(入賞空間82)内での玉の振り分けに対する興趣
をより一層向上することができる。なお、可変入賞球装
置内に設ける始動玉検出手段(始動入賞口)の種類(異
なった大当り確率毎の種類)及び設定数は、第三実施形
態中に記載のものに限定せず、また、始動入賞口以外の
普通の入賞口を可変入賞球装置内に設けてもよい。
【0032】次に、図11乃至図13を参照して第四実
施形態について説明する。第四実施形態の遊技盤1″に
は、図11に示すように、第一実施形態の遊技盤1と同
様、特別図柄を変動する特別可変表示装置30と、該特
別可変表示装置30の変動を許容する始動入賞口4(始
動玉検出器5)と、特別可変表示装置30での大当り図
柄の導出に伴って特別可変入賞口12を開放する特別可
変入賞球装置10、が設けられている。ところで、第三
実施形態における特別可変入賞球装置10の入賞口18
には、該入賞口18に入った打玉を検出する入賞玉検出
器89が設けられている。そして、入賞口18に入った
打玉を入賞玉検出器89が検出することで、後述する可
変入賞口91の開放を許容するようになっている。
【0033】特別可変表示装置30の左側方には、可変
入賞球装置90が配置されている。可変入賞球装置90
の上側部分には、可変入賞口91が設けられ、該可変入
賞口91には、チューリップ型役物としての左右一対の
開閉片92a・92bが設けられている。そして、開閉
片92a・92bは、遊技盤1″の裏面に設けられたソ
レノイド93の駆動に基づいて傾動位置と垂直位置の間
で変動自在となっている。また、可変入賞口91の上方
には、開閉片92a・92bの垂直状態で可変入賞口9
1を閉鎖する障害釘94が植立されている。これによ
り、開閉片92a・92bは、ソレノイド93がONし
たときに可変入賞口91を開放する傾動状態となる一
方、ソレノイド93がOFFしたときに可変入賞口91
を閉鎖する垂直状態となる。可変入賞球装置90の下側
部分には、可変入賞口91に入った打玉を受け入れる入
賞空間95が設けられ、該入賞空間95内の下側には、
特別始動口96と入賞口97・98が設けられている。
また、特別始動口96に入った打玉は、始動玉検出器9
9によって検出され、これに伴って特別図柄の変動を許
容するようになっている。
【0034】次に、第四実施形態における特別図柄の変
動制御について図12及び図13を参照して説明する。
先ず、特別図柄の変動に用いられるランダム数は、図1
2(A)に示す4種類であり、これらのランダム数は、
大当り判定用のランダム1(0〜249)と、大当り以
外での全図柄表示用のランダム2(左・中・右の各図柄
毎に0〜14)と、大当り図柄配列用のランダム3(0
〜14)と、リーチ動作用のランダム6(0〜19)、
から構成されている。ランダム1・3は、それぞれ0.
002秒毎に1ずつ加算されて変動するランダム数であ
り、ランダム2・6は、それぞれ0.002秒毎に1ず
つ加算され且つ割り込み処理の余り時間に1ずつ加算さ
れて変動するランダム数である。そして、図12(B)
に示すように、始動入賞口4への入賞(始動玉検出器5
のON)に伴って図柄変動を行う場合は、ランダム1の
抽出値が「3」のときに大当りを判定し、ランダム3の
抽出値に基づいて大当り図柄及び配列を決定する。一
方、ランダム1の抽出値が「3」以外のときにハズレを
判定し、ランダム2の抽出値に基づく図柄をハズレ図柄
として決定する。また、特別始動口96への入賞(始動
玉検出器99のON)に伴って図柄変動を行う場合は、
ランダム1の抽出値が「3・7・79・103・10
7」のときに大当りを判定し、ランダム3の抽出値に基
づいて大当り図柄及び配列を決定する。一方、ランダム
1の抽出値が「3・7・79・103・107」以外の
ときにハズレを判定し、ランダム2の抽出値に基づく図
柄をハズレ図柄として決定する。なお、ランダム2の抽
出値が、偶然にも大当り図柄と一致した場合には、中図
柄用のランダム2データに1を加算してハズレ図柄にし
て表示する。
【0035】また、上記したリーチ動作用のランダム6
の抽出に伴うリーチ変動の選択には、図13(A)(B)
に示す各リーチ選択テーブルが用いられる。なお、リー
チ変動は、第一実施形態と同様に、リーチ1(ノーマル
リーチ)、リーチ2(ロングリーチ)、リーチ3(コマ
送りリーチ)の3種類からなる。始動入賞口4への入賞
(始動玉検出器5のON)に伴ってリーチ変動を行う場
合は、図13(A)のリーチ選択テーブルが用いられ
る。このリーチ選択テーブルにおいては、表示結果が大
当りとなる場合及び±1図柄ズレのハズレとなる場合、
各々、リーチ1はランダム6の抽出値が「18・19」
(2個の乱数)のいずれかのときに選択され、リーチ2
はランダム6の抽出値が「12〜17」(6個の乱数)
のいずれかのときに選択され、リーチ3はランダム6の
抽出値が「0〜11」(12個の乱数)のいずれかのと
きに選択される。また、表示結果が±1図柄ズレ以外の
ハズレとなる場合では、リーチ1はランダム6の抽出値
が「10〜19」(10個の乱数)のいずれかのときに
選択され、リーチ2はランダム6の抽出値が「3〜9」
(7個の乱数)のいずれかのときに選択され、リーチ3
はランダム6の抽出値が「0〜2」(3個の乱数)のい
ずれかのときに選択される。即ち、図13(A)のリー
チ選択テーブルは、前記図6のリーチ選択テーブルと同
一であり、各種リーチ1〜3の大当り信頼度は、それぞ
れ低・中・高の順となり、リーチ3を信頼度が最も高い
スーパーリーチに設定すると共に±1図柄ズレの惜しい
ハズレになり易いリーチに設定している。
【0036】一方、特別始動口96への入賞(始動玉検
出器99のON)に伴ってリーチ変動を行う場合は、図
13(B)のリーチ選択テーブルが用いられる。このリ
ーチ選択テーブルにおいては、表示結果が大当りとなる
場合、リーチ2はランダム6の抽出値が「17〜19」
(3個の乱数)のいずれかのときに選択され、リーチ3
はランダム6の抽出値が「0〜16」(17個の乱数)
のいずれかのときに選択される。表示結果が±1図柄ズ
レのハズレとなる場合では、リーチ2はランダム6の抽
出値が「14〜19」(6個の乱数)のいずれかのとき
に選択され、リーチ3はランダム6の抽出値が「0〜1
3」(14個の乱数)のいずれかのときに選択される。
また、表示結果が±1図柄ズレ以外のハズレとなる場合
では、リーチ2はランダム6の抽出値が「5〜19」
(15個の乱数)のいずれかのときに選択され、リーチ
3はランダム6の抽出値が「0〜4」(5個の乱数)の
いずれかのときに選択される。即ち、図13(B)のリ
ーチ選択テーブルでは、前述した大当り信頼度の低いノ
ーマルリーチ(リーチ1)は選択せず、然も大当り時及
び±1図柄ズレのハズレ時には、スーパーリーチ(リー
チ3)の出現率を高く設定している。なお、特別始動口
96への入賞時は、必ずリーチとなるようにしてもよい
し、そのリーチはリーチ3のみでもよい。さらに、始動
入賞口4と特別始動口96のリーチ制御を第三実施形態
の第一始動入賞口と第二及び第三の始動入賞口のリーチ
制御に適用することが可能である。
【0037】しかして、第四実施形態では、打玉が始動
入賞口4に入賞して始動玉検出器5がONした場合、通
常の大当り確率で図柄変動を行い、リーチがあるとき
は、第一実施形態と同様なリーチ選択を行う。また、特
別可変入賞球装置10の入賞口18に打玉が入賞して入
賞玉検出器89がONすると、これに伴って可変入賞球
装置90の可変入賞口91を所定時間開放し、その開放
時間内で可変入賞口91に打玉が入ると、その打玉は、
入賞空間95内の上側部分で振り分けられて特別始動口
96及び入賞口97・98のいずれかに入賞する。そし
て、入賞空間95内で振り分けられた打玉が特別始動口
96に入賞して始動玉検出器99がONした場合には、
始動入賞口4に入賞したときに比べて高い大当り確率で
図柄変動を行い、然もリーチがあるときには、ノーマル
リーチは出現させずに高い確率でスーパーリーチを出現
させる。このため、遊技盤1面上の異なった領域に配置
された入賞玉検出器89及び始動玉検出器5・99での
打玉の検出に応じて特別可変表示装置30の表示に関わ
る異なった遊技価値(異なった大当り確率及び遊技者が
有利となる図柄の変動態様)を遊技者に付与することが
できるため、玉の流れに対する興趣を向上することがで
きる。なお、第四実施形態では、可変入賞球装置の入賞
空間内に特別始動口と入賞口を設けているが、これに限
らず、可変入賞球装置の入賞口を特別始動口として、可
変入賞球装置に打玉が入賞すると、これに伴って図柄変
動を行うようにしてもよい。また、特別始動口及び入賞
口を入賞空間内に備えた入賞球装置は、可変式のものに
限定せず、非可変式(常に開放状態にあるもの)の入賞
球装置であってもよい。但し、この場合には、始動入賞
口よりも入賞しずらいように入賞球装置を構成すること
が望ましい。
【0038】また、前記第一乃至第四の実施形態におけ
る盤面構成としては、特別図柄を変動する特別可変表示
装置と、該特別可変表示装置での大当り図柄の導出に伴
って開放する特別可変入賞球装置をそれぞれ別体で設け
ているが、これに限らず、特別可変表示装置と特別可変
入賞球装置を一体的に組合せた特別可変装置で構成する
ことも可能である。以下、その構成を第五実施形態とし
て図17を参照して説明する。第五実施形態の遊技盤1
00には、図17に示すように、その中央に特別可変装
置101が配置されている。
【0039】特別可変装置101の上側部分には、左右
一対の特別可変入賞口102a・102bが開設されて
おり、該特別可変入賞口102a・102bには、図示
しないソレノイドの駆動によって垂直位置と傾動位置の
間で可動制御される可動翼片103a・103bが設け
られている。そして、この可動翼片103a・103b
は、ソレノイドがOFFのときに垂直状態となって特別
可変入賞口102a・102bを閉鎖する一方、ソレノ
イドがONのときに傾動状態となって特別可変入賞口1
02a・102bを開放するようになっている。特別可
変入賞口102a・102bの内部には、入賞空間10
4が設けられている。入賞空間104は、その中程で左
・中・右の3つに区画されると共に、下流側で再度合流
した空間形状をなしている。入賞空間104には、3区
画された中央の領域に特定玉検出器105が設けられ、
下流端には、入賞空間104内に入賞した打玉の数を検
出する入賞玉検出器106が設けられている。特定玉検
出器105は、特定遊技状態中に打玉を検出すると、特
定遊技状態の継続権を成立させて可動翼片103a・1
03bを再度開成させる一方、後で詳述する始動入賞時
に打玉を検出したときには、その始動入賞に伴う大当り
図柄の導出率を通常時(特定玉検出器105が打玉を検
出しないとき)に比べて向上するようになっている。ま
た、特別可変装置101の上端部には、特別図柄記憶表
示LED107が設けられている。
【0040】一方、特別可変装置101の下側部分に
は、左・中・右の特別図柄を個々に可変表示する特別図
柄表示部109〜111を備えた液晶表示器108が設
けられており、該液晶表示器108の下方には、特定遊
技状態の発生に伴う可動翼片103a・103bの開閉
サイクル数を表示すると共に、入賞玉検出器106によ
って検出された入賞玉数を表示する7セグメントタイプ
の回数個数表示器112が設けられている。また、特別
可変装置101の下方には、受け入れた打玉を遊技盤1
00の裏面に設けられた始動玉検出器114に送り込む
始動入賞口113が設けられている。そして、この始動
入賞口113に入った打玉を始動玉検出器114が検出
することで、特別図柄の変動を許容するようになってい
る。なお、始動入賞口113への入賞に基づく特別図柄
の変動は、変動中を除いて所定回数(本実施形態では、
4回)記憶され、その旨が前記特別図柄記憶表示LED
107に表示される。
【0041】しかして、上記のように構成される特別可
変装置101は、以下のように作動する。即ち、打玉が
始動入賞口113に入賞して始動玉検出器114をON
させると、液晶表示器108が図柄変動を開始し、一定
時間が経過すると、例えば左・右・中の順で特別図柄が
確定され、その確定された図柄の組み合せが大当り図柄
(特定表示結果)となったときに特定遊技状態となる。
この特定遊技状態においては、可動翼片103a・10
3bが所定期間(例えば、29秒)あるいは所定個数
(例えば、10個)の入賞玉が発生するまで開放する
(開放サイクル)ように設定され、その開放している間
遊技盤100の表面を落下する打玉を受け止めるように
なっている。そして、受け止められた打玉が入賞空間1
04内の特定玉検出器105を通過(特定玉検出器10
5がON)すると、開放サイクルの終了後再度上記した
開放サイクルを繰り返し、特定玉検出器105がONす
る毎に継続権が成立して開放サイクルを最高16回繰り
返すことができるようになっている。
【0042】ところで、上記した始動入賞口113(始
動玉検出器114)は、打玉の入賞により特別図柄の変
動を許容すると共に、所定時間可動翼片103a・10
3bを傾動させて特別可変入賞口102a・102bを
開放するようになっている。そして、その特別可変入賞
口102a・102bの開放時間内で入賞空間104内
に打玉が入り特定玉検出器105をONさせると、その
図柄変動における大当り図柄の導出率を通常時(特定玉
検出器105が打玉を検出しないとき)に比べて向上す
るようになっている。このように、第五実施形態では、
特別図柄を変動する特別可変表示装置と該特別可変表示
装置での大当り図柄の導出に伴って開放する特別可変入
賞球装置を一体的に組合せた特別可変装置101を備
え、前記第一実施形態と同様に、遊技盤100面上の異
なった領域に配置された始動玉検出器114及び特定玉
検出器105での打玉の検出に応じて液晶表示器108
(特別図柄)の表示に関わる異なった遊技価値(異なっ
た大当り確率)を遊技者に付与し、玉の流れに対する興
趣を向上するようになっている。なお、第五実施形態で
は、特別可変装置を第一実施形態の仕様に適用して、遊
技者に付与する異なった遊技価値を異なった大当り確率
としているが、これに限らず、第二乃至第四の実施形態
の仕様に特別可変装置を適用してもよい。
【0043】また、上記した第一乃至第五の実施形態
は、本発明を限定するものではなく、本発明の範囲内で
種々の変更が可能である。例えば、第一乃至第五の実施
形態では、特別図柄の変動を行う特別可変表示装置を回
転ドラム又は液晶表示器で構成しているが、特にこれに
限定するものではなく、LCD、LED、VFD、E
L、あるいはプラズマ等の表示器や、リーフ式又はベル
ト式で構成することも可能である。また、弾球遊技機全
体をLCD表示器等の表示装置にて構成する、即ち「打
玉」「可変入賞球装置」等の構成部材を疑似的に表示器
に表示することで弾球遊技機を構成することも可能であ
る。なお、この場合では、賞球の払出しを得点等で代行
してもよい。
【0044】なお、以上説明した実施形態から把握でき
る発明として以下のものがある。 (1)可変表示装置の表示結果が予め定めた特定表示結
果となったときに遊技者にとって有利な特定遊技状態を
発生し得る弾球遊技機において、打玉を検出したときに
前記可変表示装置での表示結果の導出を許容する始動玉
検出手段と、該始動玉検出手段が打玉を検出すると前記
特定表示結果とするか否かの抽選を行い、前記可変表示
装置の表示結果をその導出以前に決定する表示結果抽選
決定手段と、前記始動玉検出手段が打玉を検出すると前
記可変表示装置の可変表示を所定の変動態様で制御可能
な変動態様制御手段と、前記始動玉検出手段とは異なっ
た位置に配置されて打玉の通過を検出する通過玉検出手
段と、を備え、前記始動玉検出手段が打玉を検出した後
の所定時間内で前記通過玉検出手段が打玉を検出したと
き、前記表示結果抽選決定手段は、通過玉検出手段が打
玉を検出しないときに比べて高い確率で前記特定表示結
果とする旨の抽選を行い、前記変動態様制御手段は、通
過玉検出手段が打玉を検出しないときに比べて前記特定
表示結果を予測させる変動態様での制御が多くなるよう
に前記可変表示装置を可変表示することを特徴とする。
このように構成することにより、異なった位置に配置さ
れた始動玉検出手段及び通過玉検出手段での打玉の検出
に応じてその1回の変動における可変表示装置の表示に
関わる異なった遊技価値(異なった大当り確率と大当り
を予測させる変動態様)を遊技者に付与することができ
るため、玉の流れに対する興趣を向上することができ
る。 (2)可変表示装置の表示結果が予め定めた特定表示結
果となったときに遊技者にとって有利な特定遊技状態を
発生し得る弾球遊技機において、それぞれ異なった位置
に配置されて打玉を検出したときに前記可変表示装置で
の表示結果の導出を許容する第1及び第2の始動玉検出
手段と、該第1又は第2の始動玉検出手段が打玉を検出
すると前記可変表示装置の可変表示を所定の変動態様で
制御可能な変動態様制御手段と、を備え、前記変動態様
制御手段は、前記第1の始動玉検出手段が打玉を検出し
たときよりも前記第2の始動玉検出手段が打玉を検出し
たときの方が、前記特定表示結果を予測させる変動態様
での制御が多くなるように前記可変表示装置を可変表示
することを特徴とする。このように構成することによ
り、異なった位置に配置された第1及び第2の始動玉検
出手段での打玉の検出に応じて可変表示装置の表示に関
わる異なった遊技価値(大当りを予測させる変動態様)
を遊技者に付与することができるため、玉の流れに対す
る興趣を向上することができる。 (3)前記特定表示結果を予測させる変動態様をリーチ
変動の態様としたことを特徴とする。このように構成す
ることにより、始動玉検出手段が打玉を検出した後の所
定時間内で通過玉検出手段が打玉を検出したときには、
リーチの出現率が高くなるので、遊技者の大当りに対す
る期待感を高めることができる。また、実施形態中のよ
うに、そのリーチ変動を複数のリーチ変動のうち、大当
り信頼度の高い特別リーチ変動、いわゆるスーパーリー
チとした場合には、期待感をより一層高めることができ
る。
【0045】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、本発明の請求項1においては、可変表示装置の表示
結果が予め定めた特定表示結果となったときに遊技者に
とって有利な特定遊技状態を発生し得る弾球遊技機にお
いて、打玉を検出したときに前記可変表示装置での表示
結果の導出を許容する始動玉検出手段と、該始動玉検出
手段が打玉を検出すると前記特定表示結果とするか否か
の抽選を行い、前記可変表示装置の表示結果をその導出
以前に決定する表示結果抽選決定手段と、前記始動玉検
出手段とは異なった位置に配置されて打玉の通過を検出
する通過玉検出手段と、を備え、前記表示結果抽選決定
手段は、前記始動玉検出手段が打玉を検出した後の所定
時間内で前記通過玉検出手段が打玉を検出したときに、
通過玉検出手段が打玉を検出しないときに比べて高い確
率で前記特定表示結果とする旨の抽選を行うことを特徴
とする。このように構成することにより、異なった位置
に配置された始動玉検出手段及び通過玉検出手段での打
玉の検出に応じてその1回の変動における可変表示装置
の表示に関わる異なった遊技価値(異なった大当り確
率)を遊技者に付与することができるため、玉の流れに
対する興趣を向上することができる。
【0046】また、本発明の請求項2においては、可変
表示装置の表示結果が予め定めた特定表示結果となった
ときに遊技者にとって有利な特定遊技状態を発生し得る
弾球遊技機において、打玉を検出したときに前記可変表
示装置での表示結果の導出を許容する始動玉検出手段
と、該始動玉検出手段が打玉を検出すると前記可変表示
装置の可変表示を所定の変動態様で制御可能な変動態様
制御手段と、前記始動玉検出手段とは異なった位置に配
置されて打玉の通過を検出する通過玉検出手段と、を備
え、前記変動態様制御手段は、前記始動玉検出手段が打
玉を検出した後の所定時間内で前記通過玉検出手段が打
玉を検出したときに、通過玉検出手段が打玉を検出しな
いときに比べて前記特定表示結果を予測させる変動態様
での制御が多くなるように前記可変表示装置を可変表示
することを特徴とする。このように構成することによ
り、異なった位置に配置された始動玉検出手段及び通過
玉検出手段での打玉の検出に応じてその1回の変動にお
ける可変表示装置の表示に関わる異なった遊技価値(大
当りを予測させる変動態様)を遊技者に付与することが
できるため、玉の流れに対する興趣を向上することがで
きる。
【0047】また、本発明の請求項3においては、打玉
を受け入れない又は受け入れ難い第1の状態と打玉を受
け入れ易い第2の状態に変化可能であって、前記通過玉
検出手段に打玉を誘導するための入賞口が設けられ、受
け入れた打玉を通過玉検出手段に誘導し得る可変入賞球
装置を備え、前記始動玉検出手段の打玉の検出に伴って
前記可変入賞球装置を第1の状態から第2の状態に変化
させることを特徴とする。このように構成することによ
り、通過玉検出手段での玉検出を許容する所定時間を可
変入賞球装置を第2の状態に変化させる時間とすること
ができるので、その時間制限を分かり易くすることがで
き、さらには可変入賞球装置が第1及び第2の状態に変
化する動作によって視覚的な興趣を向上することができ
る。
【0048】また、本発明の請求項4においては、可変
表示装置の表示結果が予め定めた特定表示結果となった
ときに遊技者にとって有利な特定遊技状態を発生し得る
弾球遊技機において、打玉を検出したときに前記可変表
示装置での表示結果の導出を許容する第1及び第2の始
動玉検出手段と、該第1又は第2の始動玉検出手段が打
玉を検出すると前記特定表示結果とするか否かの抽選を
行い、前記可変表示装置の表示結果をその導出以前に決
定する表示結果抽選決定手段と、前記第一及び第二の始
動玉検出手段とは異なった位置に配置されて打玉の通過
を検出する通過玉検出手段と、該通過玉検出手段が打玉
を検出すると打玉を受け入れない又は受け入れ難い第1
の状態から打玉を受け入れ易い第2の状態に移行すると
共に、少なくとも前記第1及び第2の始動玉検出手段に
打玉を誘導するための各々の入賞口を内部に設け、受け
入れた打玉を第1又は第2の始動玉検出手段に振り分け
る可変入賞球装置と、を備え、前記表示結果抽選決定手
段は、前記第1の始動玉検出手段が打玉を検出したとき
よりも前記第2の始動玉検出手段が打玉を検出したとき
の方が、高い確率で前記特定表示結果とする旨の抽選を
行うことを特徴とする。このように構成することによ
り、異なった位置に配置された通過玉検出手段及び始動
玉検出手段での打玉の検出に応じて可変表示装置の表示
に関わる異なった遊技価値(異なった大当り確率)を遊
技者に付与することができるため、玉の流れに対する興
趣を向上することができる。さらに、可変入賞球装置の
状態によって始動入賞のし易さが変化するので単調さを
なくし、興趣を向上することができる。
【0049】また、本発明の請求項5においては、前記
第2の始動玉検出手段を複数種類設定すると共に、該複
数種類毎の第2の始動玉検出手段による打玉の検出に応
じて、前記表示結果抽選決定手段による前記特定表示結
果とする旨の抽選確率を異ならせたことを特徴とする。
このように構成することにより、可変入賞球装置内での
玉の振り分けに対する興趣をより一層向上することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における遊技盤を示す正面
図である。
【図2】同図(A)は左・中・右の特別図柄の種類を示
す一覧表図であり、同図(B)は大当り図柄の種類を示
す一覧表図である。
【図3】遊技動作を制御する制御回路を示すブロック図
の一部である。
【図4】遊技動作を制御する制御回路を示すブロック図
の一部である。
【図5】同図(A)は特別図柄に用いられる各種ランダ
ム数の一覧表図であり、同図(B)は選択されたランダ
ム数によって特別図柄の当り外れを決定する動作を説明
するための簡単なフローチャートである。
【図6】リーチ選択テーブルを示す一覧表図である。
【図7】始動入賞の処理プロセスを示すフローチャート
である。
【図8】同図(A)は第二実施形態における図柄選択の
処理プロセスを示すフローチャートであり、同図(B)
は第二実施形態におけるリーチ選択の処理プロセスを示
すフローチャートである。
【図9】第三実施形態の遊技盤を示す正面図である。
【図10】第三実施形態における大当り抽選の処理プロ
セスを示すフローチャートである。
【図11】第四実施形態の遊技盤を示す正面図である。
【図12】同図(A)は第四実施形態の特別図柄に用い
られる各種ランダム数の一覧表図であり、同図(B)は
第四実施形態の選択されたランダム数によって特別図柄
の当り外れを決定する動作を説明するための簡単なフロ
ーチャートである。
【図13】同図(A)は第四実施形態における通常始動
口への入賞に伴って用いられるリーチ選択テーブルを示
す一覧表図であり、同図(B)は第四実施形態における
特別始動口への入賞に伴って用いられるリーチ選択テー
ブルを示す一覧表図である。
【図14】第五実施形態の遊技盤を示す正面図である。
【符号の説明】
1 遊技盤 3 遊技領域 4 始動入賞口 5 始動玉検出器(始動玉検出手段) 10 特別可変入賞球装置(可変入賞球装置) 12 特別可変入賞口 14 開閉板 15 特定玉検出器(通過玉検出手段) 16 入賞玉検出器 30 特別可変表示装置(可変表示装置) 33〜35 特別図柄表示部 41 特別図柄記憶表示LED 50a・50b 基本回路(変動態様制御手段) 1′ 遊技盤 30′ 特別可変表示装置(可変表示装置) 70 液晶表示器 71〜73 特別図柄表示部 74 始動表示部 75 入賞口 76 入賞玉検出器(通過玉検出手段) 77 可変入賞球装置 78 可変入賞口 79a・79b 開閉片 82 入賞空間 83〜85 始動入賞口 86・87 始動玉検出器(第2の始動玉検出手段) 88 始動玉検出器(第1の始動玉検出手段) 1″ 遊技盤 89 入賞玉検出器(通過玉検出手段) 90 可変入賞球装置 91 可変入賞口 95 入賞空間 96 特別始動口 99 始動玉検出器(始動玉検出手段) 100 遊技盤 101 特別可変装置(可変表示装置、可変入賞球装
置) 102a・102b 特別可変入賞口 103a・103b 可動翼片 104 入賞空間 105 特定玉検出器(通過玉検出手段) 106 入賞玉検出器 108 液晶表示器 109〜111 特別図柄表示部 113 始動入賞口 114 始動玉検出器(始動玉検出手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可変表示装置の表示結果が予め定めた特
    定表示結果となったときに遊技者にとって有利な特定遊
    技状態を発生し得る弾球遊技機において、 打玉を検出したときに前記可変表示装置での表示結果の
    導出を許容する始動玉検出手段と、 該始動玉検出手段が打玉を検出すると前記特定表示結果
    とするか否かの抽選を行い、前記可変表示装置の表示結
    果をその導出以前に決定する表示結果抽選決定手段と、 前記始動玉検出手段とは異なった位置に配置されて打玉
    の通過を検出する通過玉検出手段と、を備え、 前記表示結果抽選決定手段は、前記始動玉検出手段が打
    玉を検出した後の所定時間内で前記通過玉検出手段が打
    玉を検出したときに、通過玉検出手段が打玉を検出しな
    いときに比べて高い確率で前記特定表示結果とする旨の
    抽選を行うことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 可変表示装置の表示結果が予め定めた特
    定表示結果となったときに遊技者にとって有利な特定遊
    技状態を発生し得る弾球遊技機において、 打玉を検出したときに前記可変表示装置での表示結果の
    導出を許容する始動玉検出手段と、 該始動玉検出手段が打玉を検出すると前記可変表示装置
    の可変表示を所定の変動態様で制御可能な変動態様制御
    手段と、 前記始動玉検出手段とは異なった位置に配置されて打玉
    の通過を検出する通過玉検出手段と、を備え、 前記変動態様制御手段は、前記始動玉検出手段が打玉を
    検出した後の所定時間内で前記通過玉検出手段が打玉を
    検出したときに、通過玉検出手段が打玉を検出しないと
    きに比べて前記特定表示結果を予測させる変動態様での
    制御が多くなるように前記可変表示装置を可変表示する
    ことを特徴とする弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 打玉を受け入れない又は受け入れ難い第
    1の状態と打玉を受け入れ易い第2の状態に変化可能で
    あって、前記通過玉検出手段に打玉を誘導するための入
    賞口が設けられ、受け入れた打玉を通過玉検出手段に誘
    導し得る可変入賞球装置を備え、前記始動玉検出手段の
    打玉の検出に伴って前記可変入賞球装置を第1の状態か
    ら第2の状態に変化させることを特徴とする請求項1又
    は請求項2記載の弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 可変表示装置の表示結果が予め定めた特
    定表示結果となったときに遊技者にとって有利な特定遊
    技状態を発生し得る弾球遊技機において、 打玉を検出したときに前記可変表示装置での表示結果の
    導出を許容する第1及び第2の始動玉検出手段と、 該第1又は第2の始動玉検出手段が打玉を検出すると前
    記特定表示結果とするか否かの抽選を行い、前記可変表
    示装置の表示結果をその導出以前に決定する表示結果抽
    選決定手段と、 前記第1及び第2の始動玉検出手段とは異なった位置に
    配置されて打玉の通過を検出する通過玉検出手段と、 該通過玉検出手段が打玉を検出すると打玉を受け入れな
    い又は受け入れ難い第1の状態から打玉を受け入れ易い
    第2の状態に移行すると共に、少なくとも前記第1及び
    第2の始動玉検出手段に打玉を誘導するための各々の入
    賞口を内部に設け、受け入れた打玉を第1又は第2の始
    動玉検出手段に振り分ける可変入賞球装置と、を備え、 前記表示結果抽選決定手段は、前記第1の始動玉検出手
    段が打玉を検出したときよりも前記第2の始動玉検出手
    段が打玉を検出したときの方が、高い確率で前記特定表
    示結果とする旨の抽選を行うことを特徴とする弾球遊技
    機。
  5. 【請求項5】 前記第2の始動玉検出手段を複数種類設
    定すると共に、該複数種類毎の第2の始動玉検出手段に
    よる打玉の検出に応じて、前記表示結果抽選決定手段に
    よる前記特定表示結果とする旨の抽選確率を異ならせた
    ことを特徴とする請求項4記載の弾球遊技機。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001190772A (ja) * 1999-10-28 2001-07-17 Maruhon Ind Co Ltd パチンコ機
JP2007236422A (ja) * 2006-03-06 2007-09-20 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
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