JPH07110299B2 - 弾球遊技機の当たり発生確率制御装置 - Google Patents

弾球遊技機の当たり発生確率制御装置

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JPH07110299B2
JPH07110299B2 JP5123486A JP12348693A JPH07110299B2 JP H07110299 B2 JPH07110299 B2 JP H07110299B2 JP 5123486 A JP5123486 A JP 5123486A JP 12348693 A JP12348693 A JP 12348693A JP H07110299 B2 JPH07110299 B2 JP H07110299B2
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道子 松元
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Fuji Shoji Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、図柄変動装置を備えた
パチンコ機等の弾球遊技機の当たり発生確率制御装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、弾球遊技機、例えばパチンコ機に
おいて、遊技盤の中央部に、複数個の図柄表示部を有す
る図柄表示装置を備え、遊技球が所定の始動ゲ−トに入
った時に、図柄表示装置の各図柄表示部の図柄を所定時
間だけ変動させ、その変動後の停止図柄が所定の当たり
図柄となった時に、特定入賞装置を開状態に作動させる
ようにしたものがある。
【0003】変動後の停止図柄が当たり図柄となる当た
り発生確率は、マイクロコンピューター等の制御装置内
において、予め乱数値等で設定されており、次のように
して高確率と低確率とに自動的に切り換えるようになっ
ている。即ち、ゲームの開始に際しての電源投入時に
は、低確率状態にある。そして、ゲームの開始後、遊技
球が所定の始動ゲートに入り、図柄表示装置の各図柄表
示部の図柄が変動した後、その各停止図柄が所定の当た
り図柄となった時に特定入賞装置を作動させ、特定入賞
装置を開状態にする。
【0004】一方、これと同時に、当たり発生確率を低
確率から高確率に切り換える。そして、特定入賞装置に
入った遊技球の何れかが特別作動領域を通過すれば、広
幅の大入賞口等の特別入賞装置が一定時間だけ作動する
と共に、この特別入賞装置の作動中は、当たり発生確率
を強制的に高確率から低確率に戻す。なお、この特別入
賞装置に遊技球が入れば、その他の箇所に入った場合と
は異なり、遊技球1個に付き2倍程度の遊技球を賞球と
して払出し、遊技者に特別の利益を還元する。
【0005】特別入賞装置の作動が停止すると、当たり
発生確率を作動前の高確率へと戻し、その高確率状態で
遊技を続行する。そして、特別入賞装置が作動する都
度、その作動中だけ当たり発生確率を低確率に戻し、こ
の特別入賞装置が複数回、例えば3回程度作動すれば、
その3回目の作動開始と同時に当たり発生確率を完全に
低確率に戻して低確率状態を維持し、特別入賞装置の作
動が停止しても、当たり状態にならない限り、再度高確
率状態には切り換わらないようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のパチンコ機で
は、低確率時に図柄表示装置の各図柄表示部の図柄が変
動した後、その停止図柄が当たり図柄を表示した時に、
当たり発生確率を低確率から高確率に切り換え、また高
確率状態で特別入賞装置が複数回作動した時に、その高
確率を解除して低確率に戻すようにしている。
【0007】このため、特別入賞装置が複数回作動した
後は、図柄表示装置の停止図柄が当たり図柄となる当た
り状態が発生しない限り、低確率状態のままでゲームを
行わなければならない。従って、遊技者にとっては、極
めて興趣に欠けるゲームとならざるを得ない欠点があ
る。
【0008】本発明は、このような従来の課題に鑑み、
所謂当たり状態の発生によって当たり発生確率を高確率
に切り換え、またその当たり後に図柄表示装置が設定回
数だけ変動した時に当たり発生確率を低確率に戻すよう
にして、常に変化に富み興趣にあふれたゲームを行なえ
る弾球遊技機の当たり発生確率制御装置を提供すること
を目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
に係る弾球遊技機の当たり発生確率制御装置は、複数個
の図柄表示部19,20,21を有し、かつ遊技球が始動ゲ−ト
14に入った時に、各図柄表示部19,20,21の図柄が所要時
間だけ変動する図柄表示装置13と、各図柄表示部19,20,
21の変動後の停止図柄が所定の当たり発生確率に基づい
て発生する当たり図柄となった時に作動する入賞装置15
と、入賞装置15の作動時又は作動終了後に当たり発生確
率を低確率から高確率に切り換えると共に、高確率に切
り換え後に図柄変動装置13が設定回数Nだけ変動した時
に当たり発生確率を高確率から低確率に切り換える確率
切換手段39とを備えたものである。
【0010】請求項2に記載の本発明に係る弾球遊技機
の当たり発生確率制御装置は、複数個の図柄表示部19,2
0,21を有し、かつ遊技球が始動ゲ−ト14に入った時に、
各図柄表示部19,20,21の図柄が所要時間だけ変動する図
柄表示装置13と、各図柄表示部19,20,21の変動後の停止
図柄が所定の当たり発生確率に基づいて発生する当たり
図柄となった時に作動する特定入賞装置15と、特定入賞
装置15の作動中に遊技球が特別作動領域22を通過した時
に、この特定入賞装置15よりも有利な状態に作動する特
別入賞装置17と、特別入賞装置17の作動終了後に当たり
発生確率を低確率から高確率に切り換えると共に、特別
入賞装置17の作動終了後に図柄表示装置13が設定回数N
だけ変動した時に当たり発生確率を高確率から低確率に
切り換える確率切換手段39とを備えたものである。
【0011】
【作用】請求項1に記載の制御装置では、遊技球が始動
ゲ−ト14に入ると、図柄表示装置13の複数個の図柄表示
部19,20,21の図柄が所要時間だけ変動する。そして、各
図柄表示部19,20,21の変動後の停止図柄が所定の当たり
発生確率に基づいて発生する当たり図柄となれば、入賞
装置15が作動する。
【0012】一方、この入賞装置15が作動して当たり状
態となれば、確率切換手段39が当たり発生確率を低確率
から高確率に切り換える。そして、その後、遊技球が始
動ゲ−ト14に入る度に図柄変動装置13の図柄表示部19,2
0,21が変動して、それが設定回数Nに達すると、確率切
換手段39が当たり発生確率を高確率から低確率に切り換
える。
【0013】請求項2に記載の制御装置では、特定入賞
装置15が作動して大当たり状態となった後、その作動中
に遊技球が特別作動領域22を通過すると、特定入賞装置
15よりも有利な特別入賞装置17が作動し、この特別入賞
装置17の作動終了後に確率切換手段39が当たり発生確率
を低確率から高確率に切り換える。そして、この特別入
賞装置17の作動終了後に、遊技球が始動ゲ−ト14に入る
度に図柄変動装置13の図柄表示部19,20,21が変動して、
それが設定回数Nに達すると、確率切換手段39が当たり
発生確率を高確率から低確率に切り換える。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述
する。図1乃至図5は本発明の第1実施例を例示する。
図2はカード式パチンコ機の正面図である。図2におい
て、1 は機枠、2 は機枠1 の前面に開閉自在に枢着され
た前面枠である。前面枠2 にはガラス扉枠3 及び前面板
4 が装着され、またその後側に遊技盤5 が着脱自在に装
着されている。
【0015】遊技盤5 の前面には、打球を案内するガイ
ドレール6 が設けられると共に、上部入賞口7 、下部入
賞口8,9 、始動口10,11 、チューリップ式入賞口12、図
柄表示装置13、始動ゲート14、特定入賞装置15、センタ
ーケース16、特別入賞装置17、アウト口18、及び各種の
表示ランプが夫々設けられている。
【0016】図柄表示装置13は、図3に示すように3個
の図柄表示部19,20,21を有し、その各図柄表示部19,20,
21は10種類の異なる図柄、例えば0〜9までの数字図柄
をセグメント表示するようになっている。始動ゲート14
は図柄表示装置13の変動開始用であって、図柄表示装置
13の下方近傍に配置されている。特定入賞装置15は所謂
当たり用であって、図柄表示装置13の各図柄表示部19,2
0,21の変動後における停止図柄が、予め設定された当た
り図柄を表示する時に、所要時間だけ開状態に作動する
ようになっている。
【0017】センターケース16は特定入賞装置15を通っ
た遊技球を受け入れるように特定入賞装置15の下方に配
置されている。センターケース16には、特別入賞装置17
の作動用の特別作動領域22が中央部に設けられ、その特
別作動領域22を遊技球が通過した時に、特別入賞装置17
が作動するようになっている。特別入賞装置17は所謂大
当たり用であって、広幅の大入賞口23を有し、遊技球が
特別作動領域22を通過した時に、その大入賞口23が所定
時間だけ開くようになっている。
【0018】前面板4 には上皿24が装着され、この上皿
24の前縁部に、カード残金表示部25と球貸スイッチ26と
返却スイッチ27とが設けられている。前面枠2 の下部に
は下皿28と発射装置29用の操作ハンドル30とが設けら
れ、この操作ハンドル30を操作すれば、上皿24から遊技
球が1個づつ発射部に供給され、その遊技球を発射モー
タの作動によりガイドレール6 に沿って発射するように
なっている。
【0019】31は自動球貸機で、機枠1 の一側で固定枠
に縦長状に取り付けられている。自動球貸機31はカード
挿入口32と表示ランプ33とを有し、カード挿入口32にカ
ードを挿入すれば、表示ランプ33が点灯すると共に、上
皿24の前縁部のカード残金表示部25に残金が表示され、
またカードの挿入後に球貸スイッチ26を押せば、上皿24
に所定数の貸球が払い出され、更に遊技終了後に返却ス
イッチ27を押せば、残金を記録済みのカードがカード挿
入口32から返却されるようになっている。
【0020】図1はパチンコ機の制御動作を司る制御系
のブロック図である。図1において、34は乱数発生手段
で、電源投入と同時に低確率当たり判定用乱数値と高確
率当たり判定用乱数値とを加算処理によって発生するよ
うになっている。
【0021】35は乱数判定手段で、遊技球が始動ゲート
14を通過した時に、乱数発生手段34が発生するその時点
の乱数値を抽出し、その乱数値を予め設定された当たり
図柄の数値と比較して当たりか否かを判定し、当たりな
らば当たり表示用データを、また外れならば外れ表示用
データを停止図柄表示用バッファーに格納するようにな
っている。
【0022】36は図柄変動処理手段で、図柄表示装置13
の各図柄表示部19,20,21の表示図柄を、目視により識別
できない程度の速度で所定時間だけ変動させ、その図柄
が記憶された停止図柄となるように各図柄表示部19,20,
21を駆動するようになっている。37は当たり判定手段
で、図柄表示装置13の各図柄表示部19,20,21の変動後の
停止図柄が予め設定された当たり図柄か否かを判定し、
当たり図柄の時に特定入賞装置15を所定時間だけ作動さ
せるようになっている。38は特定入賞装置15の作動処理
判定手段で、特定入賞装置15の作動処理中か否か、及び
作動処理終了か否かを判定するようになっている。
【0023】39は確率切換手段で、当たり発生確率が低
確率の場合には、特定入賞装置15の作動終了後に低確率
から高確率に切り換え、また当たり発生確率が高確率の
場合には、その作動終了後に図柄表示装置13が設定回数
Nだけ変動した時に高確率から低確率に切り換えるよう
になっている。この時の設定回数Nは、特定入賞装置15
の作動終了と同時に高確率状態判定用カウンターに設定
されるようになっている。なお、乱数発生手段34、乱数
判定手段35、図柄変動処理手段36、当たり判定手段37、
当たり図柄判定手段38、確率切換手段39等は、マイクロ
コンピュータ40により構成されている。
【0024】41は球払出し装置で、遊技球が入賞口7,8,
9,12、始動口10,11 、特定入賞装置15に入った時に、1
個に付き7個の遊技球を払出し、また遊技球が特別入賞
装置17に入った時に、1個につき15個の遊技球を払い
出すようになっている。42は入出力回路である。
【0025】次に、図4のフローチャートを参照しなが
ら、上記構成における動作を説明する。パチンコ機の電
源を投入すると(ステップS1)、確率切換手段39が高
確率状態判定用カウンターに低確率の0をセットし(ス
テップS2)、低確率状態でスタートする。そして、乱
数発生手段34で発生する高確率当たり判定用乱数値及び
低確率当たり判定用乱数値の更新処理を行う(ステップ
S3及びS4)。この場合、当たり発生確率を高確率時
に1/20、低確率時に1/200 とすれば、乱数発生手段34
は、例えば0〜19までの高確率当たり判定用乱数値
と、0〜1999までの低確率当たり判定用乱数値とを
発生している。
【0026】そこで、操作ハンドル30の操作によって遊
技盤5 上に発射された遊技球が始動ゲ−ト14を通過し、
この始動ゲ−ト14が遊技球を検出すると(ステップS
5)、乱数判定手段35がその時点の乱数値を抽出し、先
ず高確率状態判定用カウンターが0の低確率状態である
か、0以外の高確率状態であるかを判定した後(ステッ
プS6)、その乱数値と予め設定された当たり判定用デ
ータとから当たりか否かを判定して、当たりならば当た
り表示用データを、外れならば外れ表示用データを停止
図柄表示用バッファーに格納する(ステップS7又はS
8)。この場合は、電源投入後の低確率状態のままであ
るので、ステップS8の処理がなされる。
【0027】次に図柄変動処理手段36で図柄変動処理中
か否かを判断し(ステップS9)、図柄表示装置13の各
図柄表示部19,20,21に表示される図柄を、目視により識
別できない程度の速度で変動させる図柄変動処理を行う
(ステップS10 )。すると各図柄表示部19,20,21の図柄
は所定時間だけ変動した後、左、右、中の順で停止す
る。この時の停止図柄は、停止図柄表示用バッファーに
格納された表示用データにより定まる。
【0028】そして、図柄表示装置13の図柄変動処理が
終了すると(ステップS11)、当たり判定手段37により
停止図柄が当たり図柄であるか否か、即ち当たりか外れ
かを判定する(ステップS12)。この当たり判定は、遊
技球が始動ゲ−ト14を通過した時点で抽出した当たり判
定用乱数値に基づいて、その乱数値を当たり判定用デー
タと比較して行う。
【0029】因みに、図柄表示装置13の各図柄表示部1
9,20,21に表示される図柄が全て同一となった場合を当
たりとするならば、その当たり図柄は、0,0,0から
9,9,9までの10種類となる。そして、この各当た
り図柄に相当する10種類の当たり判定用データが予め
設定されているので、抽出した低確率当たり判定用乱数
値を10種類の当たり判定用データと比べ、一致する
と、特定入賞装置15を所定時間だけ作動させる作動処理
を行う(ステップS13及びS14)。また外れならば、そ
の他の遊技関係処理を行う(ステップS15)。
【0030】例えば、図柄表示装置13の図柄表示部19,2
0,21の停止図柄が7,7,7であって、当たり判定手段
37が当たりと判定すれば、作動処理判定手段38で作動処
理中か否かを判定し( ステップS13) 、特定入賞装置15
を一定時間だけ開放する等の作動処理を行う(ステップ
S14) 。そして、その作動処理が終了すれば(ステップ
S16)、これと同時に高確率状態判定用カウンターCT
に設定回数Nを設定し(ステップS17) 、確率切換手段
39により当たり発生確率を低確率から高確率に切り換え
る。
【0031】当たり発生確率が高確率になれば、その高
確率状態でゲームを続行する。そして、始動ゲ−ト14が
遊技球の通過を検出すると(ステップS5) 、既に高確
率状態判定用カウンターには設定回数Nが設定されてい
るので、ステップS6からステップS7を経て処理さ
れ、その高確率状態判定用カウンターが1をカウントダ
ウンする(ステップS18) 。これに続いて各ステップS
9以下の処理がなされる。しかし、この時には高確率状
態にあるので、ステップS17での設定はなされない。
【0032】以下、始動ゲ−ト14に遊技球が入り、図柄
表示装置13の表示が変動する都度、高確率状態判定用カ
ウンターがカウントダウンして行く。そして、図柄表示
装置13が高確率状態で設定回数N回だけ作動すると、高
確率状態判定用カウンターの値が0となり、当たり発生
確率が高確率から低確率へと切り換わる。従って、当た
り状態の終了後に高確率に切り換え、また図柄表示装置
13がN回作動すれば、高確率を解除して低確率へと戻す
ので、従来に比べて変化に富み興趣にあふれたゲームが
可能である。
【0033】なお、特定入賞装置15に入った遊技球は、
全てセンターケース16を通過するが、この時、遊技球が
中央部の特別作動領域22を通れば、特別入賞装置17が作
動して大入賞口23が開く。そして、これと同時に、特別
入賞装置17が作動状態にある間中、当たり発生確率は強
制的に高確率から低確率へと切り換えられる。従って、
この場合の図柄表示装置13、特定入賞装置15及び特別入
賞装置17の動作と、当たり発生確率の切り換えとの関係
は、図5に示すようになる。
【0034】なお、この第1実施例では、特定入賞装置
15を入賞装置として説明し、この特定入賞装置15とは別
に特別入賞装置17を設けているが、特定入賞装置15に両
者の機能を持たせて入賞装置としても良いし、また入賞
装置はこれらに限定されず、遊技者の有利に働く機能を
有するものであれば十分である。更に、この第1実施例
では、特定入賞装置15の作動終了後に低確率から高確率
に切り換えるようにしているが、当たり判定後であれ
ば、特定入賞装置15の作動中に切り換えても良い。
【0035】図6は本発明の第2実施例を示す。図6に
おいて、43は特別入賞装置17の作動処理手段で、特別入
賞装置17の作動処理中か否か、及び作動処理終了か否か
を判定するようになっている。44は確率切換手段で、当
たり発生確率が低確率の場合には、特別入賞装置17の作
動終了後に低確率から高確率に切り換え、また当たり発
生確率が高確率の場合には、その作動終了後に図柄表示
装置13が設定回数Nだけ変動した時に高確率から低確率
に切り換えるようになっている。
【0036】次に、図7のフローチャートを参照しなが
ら、上記構成における動作を説明する。なお、図7にお
いて、ステップS16までは図4と同じである。この場合
は、当たり判定によって特定入賞装置15が作動しても、
低確率のままである。特定入賞装置15が作動した後、こ
の特定入賞装置15に入った遊技球の何れかがセンターケ
ース16の特別作動領域22を通過し、それを検出すると
(ステップS19)、作動処理判定手段43で特別入賞装置
17の作動処理中か否かを判定し(ステップS20) 、特別
入賞装置17の大入賞口23を所定時間だけ開放する処理を
行う(ステップS21) 。
【0037】しかし、この時にも特別入賞装置17の作動
中であるため、当たり発生確率は低確率のままである。
特別入賞装置17の作動が終了すれば(ステップS22) 、
これと同時に高確率状態判定用カウンターCTに設定回
数Nを設定し(ステップS23) 、確率切換手段44により
当たり発生確率を低確率から高確率に切り換える。当た
り発生確率が高確率になれば、図4の場合と同様に、そ
の高確率状態でゲームを続行し、図柄表示装置13が設定
回数Nだけ変動した時に、高確率から低確率へと切り換
える。
【0038】従って、所謂大当たり状態の終了後に当た
り発生確率を高確率に切り換え、またその後、図柄表示
装置13がN回作動すれば、高確率を解除して低確率へと
戻すので、従来に比べて変化に富み興趣に優れたゲーム
が可能である。この場合の図柄表示装置13、特定入賞装
置15、特別入賞装置17の動作と、当たり発生確率の切り
換えとの関係は、図8に示すようになる。
【0039】なお、この第2実施例での特定入賞装置1
5、特別入賞装置17は、前者に対して後者が遊技者に有
利に働くものであれば良く、実施例のものに限定される
ものではない。また特別作動領域22は、特定入賞装置15
の作動中を条件として遊技球を検出するものであれば十
分であり、センターケース16以外の箇所に設けても良
い。更に本発明は、パチンコ機に限定されるものではな
く、その他の弾球遊技機においても同様に実施できるこ
とは言うまでもない。
【0040】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明によれば、複数
個の図柄表示部19,20,21を有し、かつ遊技球が始動ゲ−
ト14に入った時に、各図柄表示部19,20,21の図柄が所要
時間だけ変動する図柄表示装置13と、各図柄表示部19,2
0,21の変動後の停止図柄が所定の当たり発生確率に基づ
いて発生する当たり図柄となった時に作動する入賞装置
15と、入賞装置15の作動時又は作動終了後に当たり発生
確率を低確率から高確率に切り換えると共に、高確率に
切り換え後に図柄変動装置13が設定回数Nだけ変動した
時に当たり発生確率を高確率から低確率に切り換える確
率切換手段39とを備え、入賞装置15が作動する所謂当た
り状態の発生によって当たり発生確率を高確率に切り換
え、またその後に図柄表示装置13が設定回数Nだけ変動
した時に当たり発生確率を低確率に戻すようにしている
ので、常に変化に富み興趣にあふれたゲームを行なえる
利点がある。特に、入賞装置15が作動する所謂当たり状
態の発生によって当たり発生確率を高確率に切り換えた
場合には、その高確率への切り換え後に図柄変動装置13
が設定回数Nだけ変動した時に当たり発生確率を高確率
から低確率に戻すようにしているので、設定回数Nを適
宜選択することによって、高確率状態で図柄変動装置13
を作動させるべき回数を自在に設定でき、当たり発生後
における高確率と低確率との比率を比較的容易に決める
ことができる。 また高確率への切り換え後に図柄変動装
置13が設定回数Nだけ変動した時に、その当たり発生確
率を高確率から低確率に戻すようにしているので、他の
入賞装置が作動する等の所定の条件を充足した時に当た
り発生確率を高確率から低確率に戻す場合等に比較し
て、遊技者は図柄変動装置13の変動回数に注意をしてお
けば、当たり発生確率が高確率から低確率へと戻る時期
を比較的容易に推測し又は暗黙理に判断できる。
【0041】また請求項2に記載の本発明によれば、複
数個の図柄表示部19,20,21を有し、かつ遊技球が始動ゲ
−ト14に入った時に、各図柄表示部19,20,21の図柄が所
要時間だけ変動する図柄表示装置13と、各図柄表示部1
9,20,21の変動後の停止図柄が所定の当たり発生確率に
基づいて発生する当たり図柄となった時に作動する特定
入賞装置15と、特定入賞装置15の作動中に遊技球が特別
作動領域22を通過した時に、この特定入賞装置15よりも
有利な状態に作動する特別入賞装置17と、特別入賞装置
17の作動終了後に当たり発生確率を低確率から高確率に
切り換えると共に、特別入賞装置17の作動終了後に図柄
表示装置13が設定回数Nだけ変動した時に当たり発生確
率を高確率から低確率に切り換える確率切換手段39とを
備え、特別入賞装置17が作動する所謂大当たり状態の発
生によって当たり発生確率を高確率に切り換え、またそ
の大当たり後に図柄表示装置13が設定回数Nだけ変動し
た時に当たり発生確率を低確率に戻すようにしているの
で、更に変化に富み興趣に優れたゲームを行なえる利点
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す制御系のブロック図
である。
【図2】本発明の第1実施例を示すパチンコ機の正面図
である。
【図3】本発明の第1実施例を示す表示部の説明図であ
る。
【図4】本発明の第1実施例を示すフローチャートであ
る。
【図5】本発明の第1実施例を示すタイムチャートであ
る。
【図6】本発明の第2実施例を示す制御系のブロック図
である。
【図7】本発明の第2実施例を示すフローチャートであ
る。
【図8】本発明の第2実施例を示すタイムチャートであ
る。
【符号の説明】
13 図柄表示装置 14 始動ゲ−ト 15 特定入賞装置 17 特別入賞装置 19,20,21 図柄表示部 22 特別作動領域 39 確率切換手段 44 確率切換手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の図柄表示部(19)(20)(21)を有
    し、かつ遊技球が始動ゲ−ト(14)に入った時に、各図柄
    表示部(19)(20)(21)の図柄が所要時間だけ変動する図柄
    表示装置(13)と、各図柄表示部(19)(20)(21)の変動後の
    停止図柄が所定の当たり発生確率に基づいて発生する当
    たり図柄となった時に作動する入賞装置(15)と、入賞装
    置(15)の作動時又は作動終了後に当たり発生確率を低確
    率から高確率に切り換えると共に、高確率に切り換え後
    図柄変動装置(13)が設定回数(N) だけ変動した時に当
    たり発生確率を高確率から低確率に切り換える確率切換
    手段(39)とを備えたことを特徴とする弾球遊技機の当た
    り発生確率制御装置。
  2. 【請求項2】 複数個の図柄表示部(19)(20)(21)を有
    し、かつ遊技球が始動ゲ−ト(14)に入った時に、各図柄
    表示部(19)(20)(21)の図柄が所要時間だけ変動する図柄
    表示装置(13)と、各図柄表示部(19)(20)(21)の変動後の
    停止図柄が所定の当たり発生確率に基づいて発生する当
    たり図柄となった時に作動する特定入賞装置(15)と、特
    定入賞装置(15)の作動中に遊技球が特別作動領域(22)を
    通過した時に、この特定入賞装置(15)よりも有利な状態
    に作動する特別入賞装置(17)と、特別入賞装置(17)の作
    動終了後に当たり発生確率を低確率から高確率に切り換
    えると共に、特別入賞装置(17)の作動終了後に図柄表示
    装置(13)が設定回数(N) だけ変動した時に当たり発生確
    率を高確率から低確率に切り換える確率切換手段(39)と
    を備えたことを特徴とする弾球遊技機の当たり発生確率
    制御装置。
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