JPH10263156A - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

Info

Publication number
JPH10263156A
JPH10263156A JP9094539A JP9453997A JPH10263156A JP H10263156 A JPH10263156 A JP H10263156A JP 9094539 A JP9094539 A JP 9094539A JP 9453997 A JP9453997 A JP 9453997A JP H10263156 A JPH10263156 A JP H10263156A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display result
reach
specific
symbol
random
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9094539A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4197058B2 (ja
Inventor
Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Co Ltd filed Critical Sankyo Co Ltd
Priority to JP09453997A priority Critical patent/JP4197058B2/ja
Publication of JPH10263156A publication Critical patent/JPH10263156A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4197058B2 publication Critical patent/JP4197058B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)
  • Display Devices Of Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リーチ予告あるいは大当り予告に対する関心
度を高め、遊技の興趣向上を招来し得る弾球遊技機を提
供する。 【解決手段】 ハズレリーチとなる場合、リーチ予告の
有無に応じて図柄種類を決定する。具体的には、リーチ
予告があるときは、確変リーチを決定する確率を8/1
0に設定したテーブルAに基づいて図柄種類を決定する
(S6)一方、リーチ予告がないときは、確変リーチを
決定する確率を2/10に設定したテーブルBに基づい
て図柄種類を決定する(S9)。従って、リーチ予告が
ある場合には、リーチ予告がない場合に比べて高い確率
で確変リーチを出現させることができ、遊技者のリーチ
予告に対する関心度を高めることができ、ひいては遊技
の興趣向上を招来することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可変表示部の表示
結果が予め定めた特定表示結果となったときに遊技者に
とって有利な特定遊技状態を発生し得る可変表示装置を
備えた弾球遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に、弾球遊技機に設けられる
可変表示装置は、複数列の可変表示部で図柄を可変表示
し、各可変表示部の表示結果が予め定めた大当り図柄
(特定表示結果)となったときに特定遊技状態を発生す
るようになっていた。このような可変表示装置を備えた
弾球遊技機には、リーチ変動することを予告的(必ずリ
ーチになるとは限らない)に報知(以下、これをリーチ
予告という)するものや、大当りすることを予告的(必
ず大当りになるとは限らない)に報知(以下、これを大
当り予告という)するものが提案されていた。また、可
変表示装置には、特定の図柄(確率変動を発生する確変
図柄など)で大当りした場合に特定遊技状態の発生に加
えて特別遊技状態(確率変動制御など)を発生するもの
などが提案されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
可変表示装置では、リーチ予告及び大当り予告の有無に
拘らず、特定の図柄でのリーチ出現率(確変リーチの出
現率など)、及び±1図柄ズレ等の惜しいハズレリーチ
の出現率が一定に設定されていた。これにより、リーチ
予告及び大当り予告は、単にリーチするか否か、大当り
するか否かの予告となってしまい、リーチ予告及び大当
り予告の出現に対して付加的な特典を遊技者に与えるこ
とができなかった。このため、リーチ予告や大当り予告
を行う構成としても、今一つ面白味に欠けるという欠点
を有していた。本発明は、上記した事情に鑑みなされた
もので、その目的とするところは、リーチ予告あるいは
大当り予告の出現時には、特定の図柄でのリーチ出現率
又は惜しいハズレリーチの出現率を高めることで、リー
チ予告あるいは大当り予告に対する関心度を高め、遊技
の興趣向上を招来し得る弾球遊技機を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1が採用した解決手段は、可変表示部
の表示結果が予め定めた特定表示結果となったときに遊
技者にとって有利な特定遊技状態を発生し得る可変表示
装置を備えた弾球遊技機において、特定条件の成立に伴
って前記可変表示部のリーチ変動態様を制御するリーチ
変動制御手段と、所定条件の成立に伴ってリーチ変動す
ることを予告的に報知するリーチ変動予告報知手段と、
前記特定表示結果のうち予め定めた特別表示結果が導出
されると特別遊技状態を発生する特別遊技発生手段と、
を備え、前記リーチ変動予告報知手段が予告報知する場
合、予告報知しない場合に比べて、前記特別表示結果を
構成し得る特定状態を含む表示結果の出現率が高く設定
されていることを特徴とする。このように構成すること
により、リーチ予告の出現時には、特定の図柄でのリー
チ出現率(例えば、確変リーチの出現率など)を高める
ことで、単にリーチになることだけを予告するだけのリ
ーチ予告ではなく、リーチ予告することによって特別遊
技状態(確率変動)への期待感も高まるので、リーチ予
告に対する関心度を高めることができ、ひいては遊技の
興趣向上を招来することができる。
【0005】また、上記目的を達成するために本発明の
請求項2が採用した解決手段は、複数の可変表示部で識
別情報を可変表示すると共に、その表示結果が予め定め
た特定表示結果となったときに遊技者にとって有利な特
定遊技状態を発生し得る可変表示装置を備えた弾球遊技
機において、特定条件の成立に伴って前記可変表示部の
リーチ変動態様を制御するリーチ変動制御手段と、所定
条件の成立に伴ってリーチ変動することを予告的に報知
するリーチ変動予告報知手段と、前記可変表示部に表示
結果を導出する以前にその表示結果を決定する表示結果
決定手段と、該表示結果決定手段で決定した表示結果が
前記特定表示結果以外の表示結果となり且つその表示結
果の一部が特定状態となる場合、前記複数の可変表示部
のうち特定状態を構成しない可変表示部の識別情報を特
定表示結果となる識別情報との配列における遠近関係に
基づいて少なくとも特定表示結果となる識別情報に対し
て遠い関係と近い関係とに分類する表示結果分類手段
と、を備え、前記リーチ変動予告報知手段が予告報知す
る場合、予告報知しない場合に比べて、前記表示結果分
類手段が最も近い関係に分類する場合での出現率が高く
設定されていることを特徴とする。このように構成する
ことにより、リーチ予告の出現時には、±1図柄ズレ等
の惜しいハズレリーチの出現率を高めることができる。
このため、リーチ予告したときは惜しいリーチになり易
くなるので、当り易くなっている印象を遊技者に与える
ことで遊技者の期待感を増大することができる。従っ
て、リーチ予告に対する関心度を高めることができ、ひ
いては遊技の興趣向上を招来することができる。
【0006】上記目的を達成するために本発明の請求項
3が採用した解決手段は、可変表示部の表示結果が予め
定めた特定表示結果となったときに遊技者にとって有利
な特定遊技状態を発生し得る可変表示装置を備えた弾球
遊技機において、所定条件の成立に伴って前記特定表示
結果の導出を予告的に報知する特定表示結果予告報知手
段と、前記特定表示結果のうち予め定めた特別表示結果
が導出されると特別遊技状態を発生する特別遊技発生手
段と、を備え、前記特定表示結果予告報知手段が予告報
知する場合、予告報知しない場合に比べて、前記特別表
示結果を構成し得る特定状態を含む表示結果の出現率が
高く設定されていることを特徴とする。このように構成
することにより、大当り予告の出現時には、特定の図柄
でのリーチ出現率(例えば、確変リーチの出現率など)
を高めることで、単に大当りになることだけを予告する
だけの大当り予告ではなく、大当り予告することによっ
て特別遊技状態(確率変動)への期待感も高まるので、
大当り予告に対する関心度を高めることができ、ひいて
は遊技の興趣向上を招来することができる。
【0007】また、上記目的を達成するために本発明の
請求項4が採用した解決手段は、複数の可変表示部で識
別情報を可変表示すると共に、その表示結果が予め定め
た特定表示結果となったときに遊技者にとって有利な特
定遊技状態を発生し得る可変表示装置を備えた弾球遊技
機において、所定条件の成立に伴って前記特定表示結果
の導出を予告的に報知する特定表示結果予告報知手段
と、前記可変表示部に表示結果を導出する以前にその表
示結果を決定する表示結果決定手段と、該表示結果決定
手段で決定した表示結果が前記特定表示結果以外の表示
結果となり且つその表示結果の一部が特定状態となる場
合、前記複数の可変表示部のうち特定状態を構成しない
可変表示部の識別情報を特定表示結果となる識別情報と
の配列における遠近関係に基づいて少なくとも特定表示
結果となる識別情報に対して遠い関係と近い関係とに分
類する表示結果分類手段と、を備え、前記特定表示結果
予告報知手段が予告報知する場合、予告報知しない場合
に比べて、前記表示結果分類手段が最も近い関係に分類
する場合での出現率が高く設定されていることを特徴と
する。このように構成することにより、大当り予告の出
現時には、±1図柄ズレ等の惜しいハズレリーチの出現
率を高めることができる。このため、大当り予告したと
きは惜しいリーチになり易くなるので、当り易くなって
いる印象を遊技者に与えることで遊技者の期待感を増大
することができる。従って、大当り予告に対する関心度
を高めることができ、ひいては遊技の興趣向上を招来す
ることができる。
【0008】なお、図1に示す特別可変表示装置40に
より、複数の可変表示部(特別図柄表示部43〜45)
で識別情報(特別図柄)を可変表示すると共に、その表
示結果が予め定めた特定表示結果(大当り図柄)となっ
たときに遊技者にとって有利な特定遊技状態を発生し得
る本発明の可変表示装置の一例を構成している。
【0009】また、図10及び図11に示す図柄の変動
制御により、特定条件の成立に伴って前記可変表示部の
リーチ変動態様を制御する本発明のリーチ変動制御手段
の一例を構成している。
【0010】また、図9に示すリーチ予告選択により、
所定条件の成立に伴ってリーチ変動することを予告的に
報知(リーチ予告)する本発明のリーチ変動予告報知手
段の一例を構成している。
【0011】また、図16(A)に示す確変制御によ
り、前記特定表示結果のうち予め定めた特別表示結果
(「1・3・5・7・9」のいずれかの大当り図柄)が
導出されると特別遊技状態(確変制御)を発生する本発
明の特別遊技発生手段の一例を構成している。
【0012】また、図7に示す図柄決定により、前記リ
ーチ変動予告報知手段が予告報知する場合、予告報知し
ない場合に比べて、前記特別表示結果を構成し得る特定
状態を含む表示結果(確変リーチ)の出現率が高く設定
されている構成を例示している。
【0013】また、図18に示す各ランダム2・3・1
2〜14により、前記可変表示部で前記表示結果を導出
する以前に該表示結果を決定する本発明の表示結果決定
手段の一例を構成している。
【0014】また、図21(B)に示す中図柄判定テー
ブルにより、前記表示結果決定手段で決定した表示結果
が前記特定表示結果以外の表示結果となり且つその表示
結果の一部が特定状態となる場合(リーチハズレとなる
場合)、前記複数の可変表示部のうち特定状態を構成し
ない可変表示部の識別情報を特定表示結果となる識別情
報との配列における遠近関係に基づいて少なくとも特定
表示結果となる識別情報に対して遠い関係(±1図柄ズ
レ以外)と近い関係(±1図柄ズレ)とに分類する本発
明の表示結果分類手段の一例を構成している。
【0015】また、図19に示す図柄決定により、前記
リーチ変動予告報知手段が予告報知する場合、予告報知
しない場合に比べて、前記表示結果分類手段が最も近い
関係に分類する場合での出現率(±1図柄ズレのハズレ
リーチの出現率)が高く設定されている構成を例示して
いる。
【0016】また、図23に示す大当り予告選択によ
り、所定条件の成立に伴って前記特定表示結果の導出を
予告的に報知(大当り予告)する本発明の特定表示結果
予告報知手段の一例を構成している。
【0017】また、図7に示す図柄決定により、前記特
定表示結果予告報知手段が予告報知する場合、予告報知
しない場合に比べて、前記特別表示結果を構成し得る特
定状態を含む表示結果の出現率が高く設定されている構
成を例示している。
【0018】また、図19に示す図柄決定により、前記
特定表示結果予告報知手段が予告報知する場合、予告報
知しない場合に比べて、前記表示結果分類手段が最も近
い関係に分類する場合での出現率が高く設定されている
構成を例示している。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。先ず、図1を参照して実施形
態に係る弾球遊技機(図示ではパチンコ遊技機)の遊技
盤1の構成について説明する。図1は、遊技盤1を示す
正面図である。図1において、遊技盤1の表面には、発
射された打玉を誘導するための誘導レール2がほぼ円状
に植立され、該誘導レール2で区画された領域が遊技領
域3を構成している。遊技領域3のほぼ中央には、後述
する各特別図柄表示部43〜45での識別情報(以下、
特別図柄という)の可変表示(以下、変動ともいう)を
可能にする特別可変表示装置40が配置されている。な
お、特別可変表示装置40の詳細な構成については後に
詳述するものである。
【0020】特別可変表示装置40の下方には、特別図
柄の変動を許容する始動機能を有する普通可変入賞球装
置4が配置されている。普通可変入賞球装置4は、ソレ
ノイド5によって垂直(通常入賞口)位置と傾動(拡大
入賞口)位置との間で可動制御される一対の可動翼片6
a・6bを備え、いわゆるチューリップ型役物として構
成され、その普通可変入賞球装置4には入賞した打玉を
検出する始動玉検出器7が設けられている。なお、可動
翼片6a・6bが垂直(通常入賞口)位置のときも普通
可変入賞球装置4に入賞可能になっている。また、普通
可変入賞球装置4への入賞に基づく特別図柄の変動は、
変動中を除いて所定回数(本実施形態では、4回)記憶
され、その旨が後述の特別図柄記憶表示LED53によ
って表示されるようになっている。
【0021】また、特別可変表示装置40の左側方に
は、普通可変表示装置8が配置されている。普通可変表
示装置8は、その上端に玉通過口9を備えると共に該玉
通過口9の内部に備えた通過玉検出器10が通過玉を検
出することで、玉通過口9の下方に備えた普通図柄表示
器11での識別情報(以下、普通図柄という)の変動を
許容するようになっている。なお、普通図柄表示器11
は、普通図柄が当り図柄となったときに、普通可変入賞
球装置4の可動翼片6a・6bを所定時間が経過するま
で開放制御するものであるが、後述する確率変動(大当
り判定確率を通常時と異なる確率に変更した遊技状態)
が生じたときには、開放時間が長くなるように設定され
ている。また、普通図柄の変動は、変動中を除いて所定
回数(本実施形態では、4回)記憶され、その旨が普通
可変表示装置8に設けられた普通図柄記憶表示LED1
2によって表示されるようになっている。なお、特別可
変表示装置40の右側方には、普通可変表示装置8と同
一の外形形状を有する玉通過口部材13が配置されてお
り、該玉通過口部材13には、普通図柄記憶表示LED
12の配設位置に対応する部位に飾りLED14が設け
られている。
【0022】また、遊技領域3の下方部位には、誘導レ
ール2に沿ったほぼ円弧状の取付基板16を介して遊技
盤1に取り付けられた特別可変入賞球装置15が配置さ
れている。特別可変入賞球装置15の中央部には、特別
可変入賞口17が開設されており、該特別可変入賞口1
7は、ソレノイド18による開閉板19の可動によって
開閉制御されるようになっている。特別可変入賞口17
の内部は、左右2つに区画され、そのうちの左側が特定
領域とされ、右側が通常領域とされる。特定領域には、
入賞玉の検出により開閉板19を再度開成させることが
できる特定玉検出器20が設けられている。また、通常
領域には入賞玉を検出するために入賞玉検出器21も設
けられている。なお、特別可変入賞口17内の後面壁に
は、飾りLED22が設けられている。また、特別可変
入賞口17の下方には、特定遊技状態の発生に伴う開閉
板19の開閉サイクル数を表示する7セグメントタイプ
の回数表示器23と、入賞玉検出器21及び特定玉検出
器20によって検出された入賞玉数を表示する7セグメ
ントタイプの個数表示器24と、が設けられている。ま
た、取付基板16における特別可変入賞口17の左右の
各側方には、それぞれ入賞口25と飾りLED22とが
設けられており、取付基板16の左右の両端部には、そ
れぞれ入賞口26と飾りLED27とアタッカーランプ
28とが設けられている。なお、各入賞口25・26の
間には、円弧状の被覆部材29により前方が被覆された
玉通路30が形成されている。
【0023】しかして、上記のように構成される特別可
変入賞球装置15は、以下のように作動する。即ち、打
玉が普通可変入賞球装置4に入賞して始動玉検出器7を
ONさせると、特別可変表示装置40が変動を開始し、
一定時間が経過すると、例えば左・右・中の順で特別図
柄が確定され、その確定された図柄の組み合せが大当り
図柄(特定表示結果)となったときに特定遊技状態とな
る。そして、この特定遊技状態においては、特別可変入
賞球装置15の開閉板19が所定期間(例えば、29
秒)あるいは所定個数(例えば、10個)の入賞玉が発
生するまで開放する(開放サイクル)ように設定され、
その開放している間遊技盤1の表面を落下する打玉を受
け止めるようになっている。そして、受け止められた打
玉が特定領域に入賞して特定玉検出器20をONする
と、開放サイクルの終了後再度上記した開放サイクルを
繰り返し、特定領域に入賞玉が入賞する毎に継続権が成
立して開放サイクルを最高16回繰り返すことができる
ようになっている。また、遊技領域3を含む遊技盤1の
表面には、上記した構成以外にも、風車ランプ31を内
蔵した風車32、アウト口33、バック玉防止部材3
4、等が設けられている。さらに、パチンコ遊技機に
は、特定遊技状態時あるいは特別図柄の変動時等にその
旨を報知する図示しない遊技効果LED、遊技効果ラン
プ、及びスピーカ35(符号のみ図4参照)が設けられ
ている。
【0024】なお、本発明の特定遊技状態は、上記に限
らず以下に示す〜の制御のうちいずれか1つの制御
又は組合せた制御を実行する状態であればよい。
【0025】 打玉の入賞を容易にする第一の状態
と、打玉が入賞できない又は入賞し難い第二の状態と、
に変化可能な可変入賞球装置に対して所定時間連続的又
は間欠的に第一の状態にする制御 特定の入賞又は通過領域での打玉の検出を介在さ
せ、打玉の入賞を容易にする第一の状態と、打玉が入賞
できない又は入賞し難い第二の状態と、に変化可能な可
変入賞球装置に対して所定時間連続的又は間欠的に第一
の状態にする制御 打玉の入賞に関わらず所定数の景品玉を直接排出す
る制御 有価価値を有する記憶媒体(カードやレシート等)
に対して有価数を加算する制御 得点があることに基づいて遊技可能な弾球遊技機に
対して得点を付与する制御 次に、本実施形態の要部を構成する特別可変表示装置4
0の構成について説明する。特別可変表示装置40は、
前記遊技盤1の表面に取り付けられる取付基板41を有
し、該取付基板41には、長方形状の窓開口が左・中・
右の3箇所に開設されたドラムカバー部材42aが設け
られ、さらに各窓開口を後方より一体で覆う透過性のド
ラムレンズ42bが設けられている。また、ドラムレン
ズ42bの後方には、外周に特別図柄が描かれた各回転
ドラム43a・44a・45aが配置されて、左・中・
右の各特別図柄表示部43〜45を構成している。な
お、各特別図柄表示部43〜45は、それぞれ上・中・
下の3図柄を停止表示するものである。また、回転ドラ
ム43a・44a・45aは、それぞれドラムモータ4
3b・44b・45b(図5参照)によって回転制御せ
しめられると共に、停止図柄を検出するためにドラムセ
ンサ43c・44c・45c(図5参照)が設けられて
いる。さらに、各回転ドラム43a・44a・45a内
には、それぞれ特別図柄を照明装飾するための左ドラム
ランプ43d、中ドラムランプ44d、及び右ドラムラ
ンプ45d(図5参照)が取り付けられており、これら
ドラムランプ43d・44d・45dは、各々、後述の
ドラムランプ回路69に接続されることで、その点滅点
灯動作が制御されるようになっている。
【0026】また、特別図柄表示部43〜45の上方に
は、入賞口46と、飾り図柄の可変表示を行う7セグメ
ントタイプの飾り図柄表示器47と、センターランプ4
8と、各飾りLED49〜52と、が設けられている。
一方、特別図柄表示部43〜45の下方には、特別可変
表示装置40の変動未消化分を記憶する特別図柄記憶表
示LED53と、センターランプ54と、が設けられて
いる。なお、特別可変表示装置40の変動未消化分を記
憶する最大数は、4個であり、このため、特別図柄記憶
表示LED53も4個設けられている。
【0027】次に、上記特別図柄表示部43〜45の各
回転ドラム43a・44a・45aによって表示される
特別図柄について説明する。回転ドラム43a・44a
・45aの各図柄列(左図柄・中図柄・右図柄)は、図
2に示すように、それぞれ「1〜15」の15種類の図
柄から構成されており、これら左・中・右の図柄には、
ランダム2(0〜14)が対応して設けられている。大
当り図柄の組合せは、図3に示すように、左・中・右の
図柄が同一図柄にて揃った組合せであり、この組合せ
は、ランダム3(0〜14)の値に基づいて決定され
る。また、大当り図柄のうち「1・3・5・7・9」の
いずれかの確変図柄で揃った図柄は、確変大当り図柄を
構成して確率変動(これを確変ともいう)を発生するよ
うになっている。
【0028】以上、特別可変表示装置40を含むパチン
コ遊技機の遊技盤1の構成について説明してきたが、そ
れらの遊技装置は、図4及び図5に示す遊技制御回路に
よって制御される。図4及び図5は、遊技制御回路をブ
ロック構成で示す回路図であり、MPU、ROM、RA
M、入出力回路を含むメイン及びサブの各基本回路60
a・60bによって制御されている。しかして、基本回
路60aは、図4に示すように、スイッチ入力回路61
を介して始動玉検出器7、通過玉検出器10、特定玉検
出器20、及び入賞玉検出器21からの検出信号が入力
され、アドレスデコード回路62から基本回路60aに
チップセレクト信号が与えられる。また、電源投入時に
初期リセット回路63から基本回路60aにリセット信
号が与えられ、クロック用リセットパルス回路64から
各基本回路60a・60bにクロック用リセット信号が
与えられる。
【0029】一方、基本回路60aからは、以下の装置
及び回路に制御信号が与えられる。即ち、7セグLED
・LEDランプ回路65を介して回数表示器23、個数
表示器24、特別図柄記憶表示LED53、飾り図柄表
示器47、普通図柄表示器11、普通図柄記憶表示LE
D12、及び各飾りLED14・22・27・49〜5
2に制御信号が与えられ、ランプ・ソレノイド・情報出
力回路66を介してソレノイド5・18、風車ランプ3
1、センターランプ48・54、及びアタッカーランプ
28に制御信号が与えられ、音回路67を介してスピー
カ35に音信号が与えられる。また、基本回路60aか
らは、図5に示すように、サブ基本回路60b及びモー
タドライブ回路68を介してドラムモータ43b・44
b・45bに駆動信号が与えられ、サブ基本回路60b
及びドラムランプ回路69を介して各ドラムランプ43
d・44d・45dに制御信号が与えられる。また、各
ドラムセンサ43c・44c・45cによる停止図柄の
検出信号は、センサ入力回路70を介して各基本回路6
0a・60bに入力されるものである。また、基本回路
60aには、カードリーダー入出力回路71が接続さ
れ、該カードリーダー入出力回路71を介して賞球個数
信号、賞球個数信号コモン、当り信号、及び当り信号コ
モンが外部との間で入出力される。なお、上記ランプ・
ソレノイド・情報出力回路66からは、大当り情報や有
効始動情報等の情報やランプ制御データが外部に出力さ
れる。また、上記した装置や回路には、交流電源72a
及びヒューズ72bが接続されてなる電源回路72から
各種の電圧を有する電力が供給されている。
【0030】次に、前記特別可変表示装置40による特
別図柄の変動動作について図6乃至図12に示すタイム
チャート及び説明図等を参照して説明する。先ず、特別
可変表示装置40の変動動作に用いられるランダム数に
ついて説明する。特別可変表示装置40では、図6に示
すような11種類のランダム数が使用されており、これ
らのランダム数は、大当り判定用のランダム1(0〜2
49)と、大当り以外での全図柄表示用のランダム2
(左・中・右の各図柄列毎に0〜14)と、大当り図柄
配列用のランダム3(0〜14)と、リーチ動作用のラ
ンダム6(0〜19)と、仮停止表示(リーチ予告の一
旦停止)用のランダム7(0〜14)と、リーチ予告用
のランダム8(0・1)及びランダム9(0〜14)
と、リーチ判定用のランダム10(0〜49)と、リー
チ図柄表示用のランダム11(0〜9)と、リーチ図柄
表示用のランダム12(0〜4)と、リーチ図柄判定用
のランダム13(0〜9)と、から構成されている。ラ
ンダム1・3・7〜13は、それぞれ0.002秒毎に
1ずつ加算されて変動するランダム数であり、また、ラ
ンダム2・6は、それぞれ0.002秒毎に1ずつ加算
され且つ割り込み処理の余り時間に1ずつ加算されて変
動するランダム数である。なお、本実施形態でいう「リ
ーチ予告」とは、リーチすることを前提としたものでは
なく、リーチになり易い旨を報知するものとして定義し
ている。つまり、リーチ予告をしてもリーチしない場合
がある。さらには、本発明に係るリーチ変動予告報知手
段は、リーチ変動を100%の確率で予告するものでは
なく、リーチ予告後にリーチ変動をしない場合を含んで
いる。
【0031】また、図柄の決定は図7に示すフローチャ
ートに基づいて行われる。図7において、先ず、大当り
か否かを判別する(S1)。S1の大当り判定は、ラン
ダム1から抽出された値が「3」のときは大当りと判定
する一方、ランダム1から抽出された値が「3」以外の
ときはハズレと判定する。なお、確率変動時(高確率
時)には、ランダム1内の「3・7・79・103・1
07」の値が大当り決定用のランダム数となっている。
S1で大当りであると判別した場合は、ランダム3によ
り大当り図柄及び配列を決定し特別可変表示装置40の
各特別図柄表示部43〜45に表示する(S2)。一
方、S1でハズレであると判別した場合は、次にリーチ
の有無を判別する(S3)。S3のリーチ判定は、図8
(A)に示すように、ランダム10から抽出された値が
「0〜19」のときはリーチ有りと判定する一方、ラン
ダム10から抽出された値が「20〜49」のときはリ
ーチ無しと判定する。S3でリーチが無いと判別した場
合は、ランダム2によりハズレ図柄及び配列を決定し特
別可変表示装置40の各特別図柄表示部43〜45に表
示する(S4)。また、ランダム2で抽出された値が、
偶然にもリーチ図柄と一致した場合には、右図柄用のラ
ンダム2データに1を加算してハズレ図柄にして表示す
る。一方、S3でリーチが有ると判別した場合は、次に
リーチ予告の有無を判別する(S5)。S5のリーチ予
告判定は後で詳述する。
【0032】上記S5でリーチ予告が有ると判別した場
合は、図8(B)に示すテーブルAを参照して確変リー
チ(確変図柄によるリーチ)か非確変リーチ(確変図柄
以外の図柄によるリーチ)かを決定する(S6)。具体
的には、ランダム13から抽出された値が「0〜7」の
ときは確変リーチに決定する一方、ランダム13から抽
出された値が「8・9」のときは非確変リーチに決定す
る。その後は、S6で非確変リーチと決定したときは、
図8(C)に示すランダム11の非確変テーブルに基づ
いてリーチ図柄(左右の図柄)を決定する一方、確変リ
ーチと決定したときは、図8(D)に示すランダム12
の確変テーブルに基づいてリーチ図柄(左右の図柄)を
決定する(S7)。そして、ランダム2によって最終停
止図柄となる中図柄を決定する(S8)。なお、S8で
中図柄が偶然にもリーチ図柄と一致した場合には、中図
柄から1を減算してハズレ図柄にする。
【0033】また、上記S5でリーチ予告が無いと判別
した場合は、図8(B)に示すテーブルBを参照して確
変リーチか非確変リーチかを決定する(S9)。具体的
には、ランダム13から抽出された値が「0・1」のと
きは確変リーチに決定する一方、ランダム13から抽出
された値が「2〜9」のときは非確変リーチに決定す
る。その後は、S9で非確変リーチと決定したときは、
図8(C)に示すランダム11の非確変テーブルに基づ
いてリーチ図柄(左右の図柄)を決定する一方、確変リ
ーチと決定したときは、図8(D)に示すランダム12
の確変テーブルに基づいてリーチ図柄(左右の図柄)を
決定する(S10)。そして、ランダム2によって最終
停止図柄となる中図柄を決定する(S11)。なお、S
11で中図柄が偶然にもリーチ図柄と一致した場合に
は、中図柄から1を減算してハズレ図柄にする。
【0034】以上、図7のフローチャートに示したよう
に、本実施形態では、ハズレリーチとなる場合、リーチ
予告の有無に応じて図柄種類を決定するようになってい
る。この図柄決定において、リーチ予告があるときは図
8(B)のテーブルAに基づいて、またリーチ予告がな
いときは図8(B)のテーブルBに基づいて確変リーチ
か否かを決定する。テーブルAでは、確変リーチを決定
する確率を8/10に設定する一方、テーブルBでは、
確変リーチを決定する確率を2/10に設定している。
従って、リーチ予告がある場合には、リーチ予告がない
場合に比べて高い確率で確変リーチを出現させるように
なっている。このため、遊技者のリーチ予告に対する関
心度を高めることができ、ひいては遊技の興趣向上を招
来することができる。
【0035】次に、リーチ予告の有無を決定する処理プ
ロセスを図9のフローチャートに基づいて説明する。図
9において、先ず、表示結果が大当りとなるか否かを判
別する(S21)。なお、S21の大当り判定は、前記
S1の大当り判定と同様にランダム1の抽出値に基づい
て行われる。S21で大当りのときは、ランダム8の抽
出値に基づいてリーチ予告を実行するか否かを判別する
(S22)。S22でランダム8が「1」の場合は、リ
ーチ予告することを決定する(S23)。一方、S22
でランダム8が「1」以外の場合は、リーチ予告しない
ことを決定する(S24)。また、S21でハズレのと
きは、ランダム10の抽出値に基づいてリーチの有無を
判別する(S25)。S25でランダム10が「0〜1
9」となってリーチ有りを判別した場合は、前記S22
に移行する。一方、S25でランダム10が「20〜4
9」となってリーチ無しを判別した場合は、ランダム9
の抽出値に基づいてリーチ予告を実行するか否かを判別
する(S26)。S26でランダム9が「1」のとき
は、リーチ予告することを決定する(S27)。一方、
S26でランダム9が「1」以外のときは、リーチ予告
しないことを決定する(S28)。なお、上記したS2
3又はS27でリーチ予告することを決定した場合は、
ランダム7の抽出値により仮停止図柄を決定する。但
し、左図柄と仮停止図柄が一致するときは、仮停止図柄
から1を減算する。
【0036】また、特別図柄の具体的な変動は図10及
び図11のタイムチャートに示すようになっている。な
お、左・中・右の各図柄の変動は、図12(A)に示す
パターンに基づいて行われる。変動パターンAは、加速
→一定速→減速となる変動であり、変動パターンBは、
1ステップ当り20mSの一定の変動であり、変動パタ
ーンCは、1ステップ当り20mS→24mS→26m
Sと除々に減速していき最終的に28mSの一定速とな
る変動であり、変動パターンDは、1ステップ当り28
mSの一定の変動である。先ず、図10において、普通
可変入賞球装置4に打玉が入賞して始動玉検出器7(同
図中には、始動口入賞と記載)がONされ始動信号を導
出すると、その始動信号の立ち上がり時にランダム1・
3・10からランダム数を抽出してこれらを格納する。
なお、このようなランダム1・3・10の抽出時期は、
始動記憶となる場合でも同一である。その後、始動信号
の導出から微少時間(0.132秒)が経過したとき
に、格納したランダム1の値を読み出して当り外れを判
定すると共に、ランダム10の読み出し、ランダム2の
抽出、ランダム9の抽出及び格納を行う。また、このと
き、大当りを決定した場合は、格納したランダム3の読
み出しと共に、ランダム8の抽出及び格納を行う。な
お、ランダム8の抽出及び格納は、ハズレリーチのとき
も行う。その後、始動信号の導出から0.134〜0.
150秒後には、格納したランダム9の読み出しを行
う。また、このとき、リーチとなる場合には、ランダム
6・11・12・13の抽出を行い、大当り又はリーチ
となる場合には、格納したランダム8の読み出しを行
い、リーチ予告する場合は、ランダム7の抽出を行う。
【0037】その後、始動信号の導出から0.190秒
が経過すると変動パターンAで左図柄の変動を開始さ
せ、始動信号の導出から0.192秒が経過すると変動
パターンAで中図柄の変動を開始させ(図11参照)、
また、始動信号の導出から0.194秒が経過すると変
動パターンAで右図柄の変動を開始させる。そして、左
図柄に対しては、変動開始から6.300秒が経過する
と、停止図柄の1図柄手前をセットして0.160秒間
変動パターンBで変動させる。また、リーチ予告なしの
右図柄に対しては、変動開始から6.460秒が経過す
ると、停止図柄の5図柄手前をセットして0.800秒
間変動パターンBで変動させる。一方、リーチ予告あり
の右図柄に対しては、リーチ予告なし時と同一の変動を
行った後、0.480秒間一旦停止して再度変動パター
ンBで0.160〜2.400秒間(1〜15図柄分)
変動させる。即ち、このような右図柄の一旦停止とその
後の変動パターンBとによってリーチ予告変動パターン
を構成している。
【0038】また、最終停止図柄となる中図柄に対して
は、図11に示すように、リーチ以外の場合では、変動
開始から7.260秒が経過すると、停止図柄の5図柄
手前をセットして0.800秒間変動パターンBで変動
させる。一方、リーチ1での中図柄に対しては、変動パ
ターンAでの変動後、リーチとなっている図柄の5図柄
手前をセットして0.800秒間変動パターンBで変動
させ、その後、3.584〜6.720秒間(16〜3
0図柄分)変動パターンDで変動させる。また、リーチ
2での中図柄に対しては、変動パターンAでの変動後、
リーチとなっている図柄の5図柄手前をセットして0.
800秒間変動パターンBで変動させ、その後、6.9
44〜10.080秒間(31〜45図柄分)変動パタ
ーンDで変動させる。また、リーチ3での中図柄に対し
ては、変動パターンAでの変動後、リーチとなっている
図柄の5図柄手前をセットして0.800秒間変動パタ
ーンBで変動させ、その後、3.360秒間変動パター
ンDで変動させて図柄を一旦停止させる。その後は、一
旦停止を0.300秒間行った後、0.400秒間の図
柄変動と0.300秒間の一旦停止とを5〜18回の範
囲内で交互に繰り返すコマ送り変動う。なお、上記した
中図柄の変動は、いずれもリーチ予告なしのものであ
る。リーチ予告ありの場合は、リーチ以外及びリーチ1
〜3に拘らず、変動パターンAの変動時間を7.900
〜15.900秒の間で調整する。これにより、中図柄
は、リーチ予告の有無に拘らず、右図柄の変動中は変動
パターンAで変動し、右図柄の停止後に0.800秒間
変動パターンBで変動する。
【0039】また、上記した左・中・右の各図柄変動に
おいて、確率変動時(高確率時)には、変動パターンA
の変動時間はそれぞれ2.160秒、3.120秒、
2.320秒に短縮される。なお、本実施形態では、最
終停止図柄(中図柄)以外の図柄が確定した段階で大当
りになる可能性がある状態(リーチ1〜3)をリーチ状
態(変動)としているが、これに限定するものではな
い。例えば、全図柄が同期して変動する状態をリーチ状
態としてもよい。さらには、キャラクタ図柄の表示によ
って大当りを決定するような構成とした場合には、その
キャラクタ図柄の表示態様の変化度合い等に応じてリー
チ状態を決定してもよい。
【0040】ところで、上記した各種リーチ1〜3の選
択は、図12(B)のリーチ選択テーブルに示すよう
に、「大当り」「ハズレ(±1図柄)」「ハズレ(±1
図柄以外)」毎のランダム6の振り分けによって設定さ
れている。具体的には、表示結果が大当りとなる場合及
び±1図柄ズレのハズレとなる場合では、各々、リーチ
1はランダム6の抽出値が「18・19」(2個の乱
数)のいずれかのときに選択され、リーチ2はランダム
6の抽出値が「12〜17」(6個の乱数)のいずれか
のときに選択され、リーチ3はランダム6の抽出値が
「0〜11」(12個の乱数)のいずれかのときに選択
される。また、表示結果が±1図柄ズレ以外のハズレと
なる場合では、リーチ1はランダム6の抽出値が「10
〜19」(10個の乱数)のいずれかのときに選択さ
れ、リーチ2はランダム6の抽出値が「3〜9」(7個
の乱数)のいずれかのときに選択され、リーチ3はラン
ダム6の抽出値が「0〜2」(3個の乱数)のいずれか
のときに選択される。これに基づき、各種リーチ1〜3
の出現率は、それぞれ40.2%、33.8%、26.
0%となる。また、各種リーチ1〜3の大当り信頼度
は、それぞれ1.4%、5.0%、13.1%となり、リ
ーチ3が大当り信頼度の最も高いスーパーリーチに設定
されている。さらに、「ハズレ(±1図柄)」へのラン
ダム6の振り分け率から分かるように、リーチ3は、±
1図柄ズレの惜しいハズレリーチとしての出現率が最も
高く設定されている。即ち、本実施形態のリーチ3は、
信頼度が最も高いスーパーリーチであると共に、±1図
柄ズレの惜しいハズレになり易いリーチとなっている。
【0041】次に、特別可変表示装置40の変動終了後
の動作について図13(A)〜(C)を参照して説明す
る。先ず、変動の結果、大当り図柄の組合せとなった場
合では、図13(A)に示すように、中図柄の変動停止
から1.500秒後に大当りの判定を行う。そして、こ
の大当り判定から6.000秒後に特別可変入賞球装置
15の特別可変入賞口17を29.500秒間開放し、
特別可変入賞口17の開放終了から2.000秒が経過
すると、再度特別可変入賞口17の開放動作を繰り返
す。その後、特別可変入賞口17の開放動作を終了する
時点で特別図柄の始動記憶がある場合には、図13
(B)に示すように、特別可変入賞口17の閉鎖から1
0.190秒後に図柄変動が開始される。この場合、特
別可変入賞口17の閉鎖から10.132秒後に、格納
したランダム1の値の読み出し及び判定を行うと共に、
ランダム2の抽出を行う。また、このとき、大当りを判
定したときには、格納したランダム3の読み出しを行
う。一方、変動の結果が外れ図柄の組合せとなった後に
特別図柄の始動記憶がある場合では、図13(C)に示
すように、中図柄の変動が停止して1.190秒が経過
すると、左・中・右の各図柄列の変動が順次開始され
る。この場合、中図柄の変動停止から1.132秒後
に、格納したランダム1の値の読み出し及び判定を行う
と共に、ランダム2の抽出を行う。また、このとき、大
当りを判定したときには、格納したランダム3の読み出
しを行う。
【0042】次に、前記普通図柄表示器11に表示され
る普通図柄について説明する。普通図柄は、図14
(A)に示すように、「0・1・3・5・7・9」の6
種類であり、1図柄の表示時間を0.128秒とした1
周期(0.768秒)で変動表示される。また、これら
の普通図柄に対しては、図14(B)に示すように、
0.002秒毎に1ずつ加算される当り決定用のランダ
ム4(3〜13)と、0.002秒毎に1ずつ加算され
且つ割り込み処理余り時間に1ずつ加算される普通図柄
表示用のランダム5(0〜5)と、が設けられている。
ランダム5(0〜5)の各ランダム数は、図15(A)
に示すように、「0・1・3・5・7・9」の各普通図
柄に対応して設けられている。また、ランダム4(3〜
13)からのランダム数の抽出において、図14(C)
に示すように、「3」の値が抽出されて当りと判定され
ると、普通図柄表示器11にランダム5データの「4」
に対応する「7」の当り図柄を表示して普通可変入賞球
装置4を所定時間開放する。一方、ランダム4で「3」
以外の値が抽出されて外れと判定されると、ランダム5
データを抽出し、この値に対応する外れ図柄を普通図柄
表示器11に表示する。なお、ランダム4で外れと判定
されたにも関わらずランダム5で抽出された値が偶然に
も当り図柄となる場合、即ちランダム5データが「4」
であるときには、ランダム5データの「5」に対応する
「9」の外れ図柄を普通図柄表示器11に表示するもの
である。また、上記ランダム4からの抽出データの判定
は、当り確率が通常時の場合であり、高確率時には、ラ
ンダム4から抽出された値が「3〜12」のうち何れか
の値で当りと判定する一方、それ以外の「13」の値で
外れと判定するようになっている。
【0043】次に、上記した普通図柄表示器11での普
通図柄の変動動作を図15(B)〜(D)及び図16
(B)の各タイムチャートに基づいて説明する。先ず、
図16(B)において、通過玉検出器10(同図中に
は、普通図柄用ゲートの通過と記載)がONすると、こ
れと同時にランダム4の抽出及び格納を行う。その後、
通過玉検出器10のONから所定時間(0.002秒)
が経過すると、格納したランダム4の読み出し及び判定
を行うと共にランダム5の抽出を行う。そして、通過玉
検出器10のONから0.004秒後に、27.008
秒間普通図柄を変動する。なお、このような普通図柄の
変動時間(27.008秒)は、低確率時のものであ
り、高確率時には、普通図柄の変動時間は5.120秒
に短縮される。
【0044】また、上記した変動において普通図柄が外
れとなった後に通過玉検出器10の通過記憶がある場合
には、図15(B)に示すように、普通図柄の停止より
1.002秒後に格納したランダム4の読み出し及び判
定を行うと共にランダム5の抽出を行う。そして、普通
図柄の停止より1.004秒後に普通図柄の変動を開始
する。一方、低確率時において普通図柄が当りとなる場
合には、図15(C)に示すように、普通図柄の停止と
同時に普通可変入賞球装置4(同図中には、普通可変入
賞口と記載)を0.500秒間開放し、その後、普通可
変入賞球装置4の閉鎖から0.002秒後に、格納した
ランダム4の読み出し及び判定を行うと共にランダム5
の抽出を行う。そして、通過玉検出器10の通過記憶が
ある場合には、普通可変入賞球装置4の閉鎖から0.0
04秒後に再度普通図柄の変動を開始する。また、高確
率時において普通図柄が当りとなる場合には、図15
(D)に示すように、普通図柄の停止と同時に普通可変
入賞球装置4(同図中には、普通可変入賞口と記載)を
2.000秒間開放し、その後、4.000秒間閉鎖し
た後、再度普通可変入賞球装置4を2.000秒間開放
する。そして、通過玉検出器10の通過記憶がある場合
には、2度目の普通可変入賞球装置4の閉鎖から0.0
02秒後に、格納したランダム4の読み出し及び判定を
行うと共にランダム5の抽出を行った後、その0.00
2秒後に、再度普通図柄の変動を開始する。
【0045】次に、前記特別図柄及び普通図柄の当り確
率が確率変動する動作を図16(A)に基づいて説明す
る。図16(A)において、特別可変表示装置40(同
図中には、条件装置と記載)の各特別図柄表示部43〜
45に「1」「3」「5」「7」「9」のいずれかの確
変図柄が揃った大当り図柄が導出されると、これに基づ
いて確変制御が実行される。確率変動の具体的な制御
は、確変図柄による特定遊技状態(条件装置の作動)の
終了を契機に当り確率を高確率に変動させ、その後、次
の特定遊技状態が発生すると、これを契機に当り確率を
通常確率に戻す。そして、このような特定遊技状態の終
了及び発生を契機とした(特に終了時点及び発生時点に
限定せず、特定遊技状態の発生又は終了に関連して)当
り確率の変動を再度繰り返すことで合計2回の確変制御
を行う。また、このような確変制御では、確変中に再度
確変図柄で大当りしたときはその大当り以後新たに2回
の確変制御が行われるものである。なお、確変制御は、
1回でもよいし、連続回数の上限を決め、上限回数に達
した場合は確変図柄で当らないようにしてもよい。
【0046】以上のように、本実施形態に係る弾球遊技
機は、ハズレリーチとなる場合、リーチ予告の有無に応
じて図柄種類を決定するようになっている。この図柄決
定において、リーチ予告があるときは、確変リーチを決
定する確率を8/10に設定したテーブルAに基づいて
図柄種類を決定する一方、リーチ予告がないときは、確
変リーチを決定する確率を2/10に設定したテーブル
Bに基づいて図柄種類を決定する。従って、リーチ予告
がある場合には、リーチ予告がない場合に比べて高い確
率で確変リーチを出現させるようになっている。このた
め、遊技者のリーチ予告に対する関心度を高めることが
でき、ひいては遊技の興趣向上を招来することができ
る。
【0047】なお、上記した実施形態では、リーチ予告
の有無を先に決定した後、そのリーチ予告の有無に応じ
て図柄種類を決定する構成となっているが、この構成に
限定するものではない。先に図柄種類を決定し、その後
左右が同一図柄となる場合(リーチとなる場合)、リー
チ予告の有無を決定してもよい。但し、この場合には、
リーチ予告の信頼度(リーチになるか否か)と確変リー
チのときリーチ予告を多くする場合、本実施形態のよう
にそれぞれを独立して設定することができない。このた
め、本実施形態のような構成の方が自由に設定できるの
で、先に図柄種類を決定する方法よりも望ましい。ま
た、リーチ予告しないときは、表面上より確変を出にく
くした方が、リーチ予告あり時に確変リーチが出現し易
いことをより一層強調することができる。このため、リ
ーチ予告しないときは、非確変リーチのみが出現するよ
うにしてもよい。
【0048】また、上記した実施形態(第一実施形態)
では、リーチ予告しない場合、非確変リーチが出現する
実際の確率を表示上の確率よりも高く設定しているが、
非確変リーチが出現する実際の確率を表示上の確率と同
一に設定してもよい。このような構成は、図17(A)
(B)に示す第二実施形態のように、リーチ図柄判定用
のランダム13を1列の図柄数(15図柄)と同一の1
5個(0〜14)に設定し、リーチ予告なしの場合での
テーブルBにおいて、確変図柄及び非確変図柄へのラン
ダム13の振り分け数を実際の図柄数(確変図柄5個、
非確変図柄10個)と同一に設定することで可能であ
る。また、リーチ予告しない場合、非確変リーチが出現
する実際の確率を表示上の確率よりも低く設定し、確変
リーチが出現する確率を非確変リーチが出現する確率よ
りも高く設定してもよい。但し、この場合、リーチ予告
があるときは、リーチ予告がないときに比べて確変リー
チの出現率を高く設定する必要がある。また、図8
(C)に示す第三実施形態のように、リーチ予告ありの
場合でのテーブルAにおいて、ランダム13を全て確変
図柄に振り分けることで、リーチ予告があるときは必ず
確変リーチが出現するようにしてもよい。また、上記実
施形態では、ハズレ時において、リーチ予告したときの
ハズレの確変リーチを多くしているが、大当りにおいて
も確変で当る割合を増やしてもよい。さらには、確変か
非確変かが当り確定時点まで分からないリーチ変動態様
と組合せることで、面白味を増大することができる。ま
た、このような構成において確変で当り易くした場合に
は、リーチ予告の信頼度を強調することができると共
に、リーチ予告に対する関心度をより一層高めることが
できる。
【0049】また、上記した実施形態では、リーチ予告
の出現時に特定の図柄でのリーチ出現率(確変リーチの
出現率)を高めることで、リーチ予告に対する関心度を
高めているが、これに代えてリーチ予告の出現時に惜し
いハズレ(±1図柄ズレ)リーチの出現率を高めること
で、リーチ予告に対する関心度を高める構成としてもよ
い。以下、この構成を第四実施形態として図18乃至図
21を参照して説明する。第四実施形態では、図18に
示すように、特別可変表示装置40の変動動作用に12
種類のランダム数が使用されている。これらのランダム
数は、大当り判定用のランダム1(0〜249)と、大
当り以外での全図柄表示用のランダム2(左・中・右の
各図柄列毎に0〜14)と、大当り図柄配列用のランダ
ム3(0〜14)と、リーチ動作用のランダム6(0〜
19)と、仮停止表示(リーチ予告の一旦停止)用のラ
ンダム7(0〜14)と、リーチ予告用のランダム8
(0・1)及びランダム9(0〜14)と、リーチ判定
用のランダム10(0〜49)と、中図柄判定用のラン
ダム11(0〜9)と、中図柄表示用のランダム12
(0・1)及びランダム13(0〜11)と、リーチ図
柄表示用のランダム14(0〜14)と、から構成され
ている。ランダム1・3・7〜14は、それぞれ0.0
02秒毎に1ずつ加算されて変動するランダム数であ
り、また、ランダム2・6は、それぞれ0.002秒毎
に1ずつ加算され且つ割り込み処理の余り時間に1ずつ
加算されて変動するランダム数である。
【0050】また、図柄の決定は図19に示すフローチ
ャートに基づいて行われる。図19において、先ず、大
当りか否かを判別する(S31)。S31の大当り判定
は、ランダム1から抽出された値が「3」のときは大当
りと判定する一方、ランダム1から抽出された値が
「3」以外のときはハズレと判定する。なお、確率変動
時(高確率時)には、ランダム1内の「3・7・79・
103・107」の値が大当り決定用のランダム数とな
っている。S31で大当りであると判別した場合は、ラ
ンダム3により大当り図柄及び配列を決定し特別可変表
示装置40の各特別図柄表示部43〜45に表示する
(S32)。一方、S31でハズレであると判別した場
合は、次にリーチの有無を判別する(S33)。S33
のリーチ判定は、図21(A)に示すように、ランダム
10から抽出された値が「0〜19」のときはリーチ有
りと判定する一方、ランダム10から抽出された値が
「20〜49」のときはリーチ無しと判定する。S33
でリーチが無いと判別した場合は、ランダム2によりハ
ズレ図柄及び配列を決定し特別可変表示装置40の各特
別図柄表示部43〜45に表示する(S34)。また、
ランダム2で抽出された値が、偶然にも大当り図柄と一
致した場合には、右図柄用のランダム2データに1を加
算してハズレ図柄にして表示する。一方、S33でリー
チが有ると判別した場合は、ランダム14によりリーチ
図柄(左右の図柄)を決定する(S35)。S35のラ
ンダム14に基づくリーチ図柄の決定は、図20の一覧
表図に示すとおりである。
【0051】その後は、S36でリーチ予告の有無を判
別する。S36のリーチ予告判定は、前記第一実施形態
の図9に示した判定ステップで行う。S36でリーチ予
告が有ると判別した場合は、図21(B)に示すテーブ
ルAを参照して±1図柄ズレの中図柄か±1図柄ズレ以
外の中図柄かを決定する(S37)。具体的には、ラン
ダム11から抽出された値が「0〜7」のときは、±1
図柄ズレの中図柄に決定し、さらに図21(C)に示す
ランダム12の抽出値によって+1図柄ズレか−1図柄
ズレかを決定する。一方、ランダム11から抽出された
値が「8・9」のときは±1図柄ズレ以外の中図柄に決
定し、さらに図21(D)に示すランダム13の抽出値
によって+2〜+13図柄ズレのいずれかを決定する。
また、S36でリーチ予告が無いと判別した場合は、図
21(B)に示すテーブルBを参照して±1図柄ズレの
中図柄か±1図柄ズレ以外の中図柄かを決定する(S3
8)。具体的には、ランダム11から抽出された値が
「0・1」のときは±1図柄ズレの中図柄に決定する一
方、ランダム11から抽出された値が「2〜9」のとき
は±1図柄ズレ以外の中図柄に決定する。具体的には、
ランダム11から抽出された値が「0・1」のときは、
±1図柄ズレの中図柄に決定し、さらに図21(C)に
示すランダム12の抽出値によって+1図柄ズレか−1
図柄ズレかを決定する。一方、ランダム11から抽出さ
れた値が「2〜9」のときは±1図柄ズレ以外の中図柄
に決定し、さらに図21(D)に示すランダム13の抽
出値によって+2〜+13図柄ズレのいずれかを決定す
る。
【0052】以上のように、第四実施形態では、ハズレ
リーチとなる場合、リーチ予告の有無に応じて図柄種類
を決定するようになっている。この図柄決定において、
リーチ予告があるときは図21(B)のテーブルAに基
づいて、またリーチ予告がないときは図21(B)のテ
ーブルBに基づいて中図柄が±1図柄ズレか否かを決定
する。テーブルAでは、±1図柄ズレを決定する確率を
8/10に設定する一方、テーブルBでは、±1図柄ズ
レを決定する確率を2/10に設定している。従って、
リーチ予告がある場合には、リーチ予告がない場合に比
べて高い確率で±1図柄ズレのハズレリーチを出現させ
るようになっている。このため、遊技者のリーチ予告に
対する関心度を高めることができ、ひいては遊技の興趣
向上を招来することができる。なお、第四実施形態で
は、惜しいハズレリーチを±1図柄ズレとすることで、
中図柄判定用乱数を図21(B)に示す構成としている
が、この構成に限定するものではない。例えば、ランダ
ム11によって決定される中図柄種類を3種類(±1図
柄ズレ、±2図柄ズレ、それ以外)にして、±1図柄ズ
レと±2図柄ズレとを惜しいハズレとしてもよい。ま
た、テーブルBで±1図柄ズレとなる割合と、±1図柄
ズレ以外となる割合は、表示される図柄数に対応してい
てもよいし、同じ割合(50%ずつ)でもよい。つま
り、テーブルBの±1図柄ズレになる割合よりもテーブ
ルAの±1図柄ズレになる割合の方が多くなっていれ
ば、テーブルBの割合は特に限定しない。
【0053】また、上記した実施形態では、確変リーチ
あるいは±1図柄ズレのハズレリーチの出現率をリーチ
予告あり時に高く設定することで、リーチ予告に対する
関心度を高めているが、そのリーチ予告を大当り予告に
置き換えた構成としてもよい。以下、この構成を第五実
施形態として図22及び図23を参照して説明する。第
五実施形態では、図22に示すように、大当り予告用に
ランダム8(0・1)とランダム9(0〜14)とを設
けている。ランダム8・9は、それぞれ0.002秒毎
に1ずつ加算されて変動するランダム数である。
【0054】そして、大当り予告の有無を決定する処理
プロセスは、図23のフローチャートに示すように、先
ず、表示結果が大当りとなるか否かを判別する(S4
1)。なお、S41の大当り判定は、前記第一実施形態
のS1の大当り判定と同様にランダム1の抽出値に基づ
いて行われる。S41で大当りのときは、ランダム8の
抽出値に基づいて大当り予告を実行するか否かを判別す
る(S42)。S42でランダム8が「1」の場合は、
大当り予告することを決定する(S43)。一方、S4
2でランダム8が「1」以外の場合は、大当り予告しな
いことを決定する(S44)。また、S41でハズレの
ときは、ランダム9の抽出値に基づいて大当り予告を実
行するか否かを判別する(S45)。S45でランダム
9が「1」のときは、大当り予告することを決定する
(S46)。一方、S45でランダム9が「1」以外の
ときは、リーチ予告しないことを決定する(S47)。
なお、上記したS43又はS46で大当り予告すること
を決定した場合は、第一実施形態と同様に、ランダム7
の抽出値により仮停止図柄を決定する。但し、左図柄と
仮停止図柄が一致するときは、仮停止図柄から1を減算
する。なお、第五実施形態では、リーチ予告を大当り予
告に置き換えた構成としているが、予告態様を異ならせ
ることで、リーチ予告と大当り予告とを組合せた構成と
してもよい。
【0055】なお、上記した実施形態では、リーチしな
いときでもリーチ予告する場合(いわゆるリーチ予測)
を設け、且つリーチするときでもリーチ予告しない場合
(いわゆるガセ)を設けることで、リーチになる以前の
変動でリーチになるか否かを演出し、遊技者を飽きさせ
ないようにすることで、リーチ予告の興趣を向上するよ
うになっているが、この構成に限定するものではなく、
リーチするときだけリーチ予告を行う構成としてもよい
(リーチ予告しなくてもリーチする場合がある。つま
り、ガセはない)。また、リーチ予測乃至ガセを設けた
構成において、リーチ予告の信頼度は特に限定しない
が、リーチ予告の信頼度を高く設定した場合はリーチに
なる期待感が高まり、低く設定した場合はリーチ予告を
頻繁に出現させられるので遊技者を飽きさせない。ま
た、上記実施形態では、特別な図柄変動をリーチ予告の
態様としているが、これに限らず音出力、ランプ発光、
あるいは可動部材の動きなどをリーチ予告の態様として
もよい。また、図柄変動をリーチ予告の態様とした場合
でも、実施形態中のように一旦停止に限定するものでは
なく、さらには予告タイミングについても実施形態に記
載のタイミングに限定しない。つまり、変動速度の変
化、図柄の伸縮、形状変形、景色色の変化、キャラクタ
ーの出現などでもいい。タイミングも例えば変動開始時
などでもよい。なお、以上記載のことは、大当り予告に
ついても同様である。
【0056】また、上記した実施形態では、特別図柄の
変動を行う特別可変表示装置を回転ドラムで構成してい
るが、特にこれに限定するものではなく、CRT、LC
D、LED、VFD、EL、あるいはプラズマ等の表示
器や、ルーフ式又はベルト式で構成することも可能であ
る。また、弾球遊技機の構成として、始動玉検出器の入
賞玉の検出に伴って可変表示装置での識別情報の変動を
開始し、該識別情報が所定の表示結果となると特定遊技
状態が発生して可変入賞球装置を開放する弾球遊技機
(これを俗に第1種という)を例示しているが、特にこ
れに限定するものではなく、始動玉検出器の入賞玉の検
出に伴って可変表示装置での識別情報の変動を開始し、
該識別情報が所定の表示結果となると権利発生状態とな
り、この状態で特定領域に打玉が入賞すると特定遊技状
態が発生する弾球遊技機(これを俗に第3種という)で
あっても良い。即ち、始動玉検出器の打玉の検出に伴っ
て可変表示装置での識別情報の変動を開始し、該識別情
報が所定の表示結果となると作動する可変入賞球装置を
備えた弾球遊技機(例えば、俗にいう一般電役を含む)
であればよい。また、弾球遊技機全体をLCD表示器等
の表示装置にて構成する、即ち「打玉」「可変入賞球装
置」等の構成部材を疑似的に表示器に表示することで弾
球遊技機を構成することも可能である。なお、この場合
では、賞球の払出しを得点等で代行しても良い。
【0057】また、実施形態中では、特別遊技状態を特
別図柄及び普通図柄の確率変動制御としているが、これ
に限定するものではなく、遊技者に有利となる遊技制御
を特別遊技状態とすればよい。例えば、特別図柄乃至普
通図柄に対しての時間短縮制御又は確率変動制御、電役
(例えば、普通可変入賞球装置)の開放期間の延長制
御、特別図柄乃至普通図柄に対しての始動通過領域の増
設制御(例えば、普通入賞口を特別図柄の始動入賞口と
して設定変更する制御)、賞球数の増加制御(例えば、
入賞に伴う賞球を通常時の13個から15個に増加する
制御)、あるいは所定領域への通過率向上制御(例え
ば、始動入賞口の上流側に打玉規制装置を設け、該打玉
規制装置の作動により始動入賞率を向上する制御)を特
別遊技状態とすることができ、さらには前記第3種に本
発明を適用した場合には、特定領域への入賞率向上制御
を特別遊技状態としてもよい。なお、上記した遊技制御
を組合せて特別遊技状態とすることもできるのは言うま
でもない。また、特別遊技状態への突入及び終了の契機
については、本実施形態中に記載のものに限定しない。
即ち、乱数、遊技履歴(例えば、時間、リーチ回数、所
定入賞口への入賞回数又は通過回数など)、特定領域へ
の入賞又は通過、サブゲーム(例えば、ジャンケンなど
で遊技者自身が選択できるものを含む)の4つの要素の
うちいずれか1つ乃至任意の組合せを突入契機乃至終了
契機に設定するものであればよい。また、本実施形態で
は、リーチ動作するための条件(特定条件)の成立を、
大当りとなるとき、及びハズレではリーチ判定用乱数
(ランダム11)でリーチと判定したとき、としている
が、これに限定するものではない。例えば、ハズレ時で
左右の図柄が揃ったときや遊技履歴(ハズレの始動回数
がリーチしてから10回続いたとき等)でリーチ動作の
有無を決定してもよい。また、本実施形態のように左・
中・右の図柄が揃った大当り時と、図柄が揃わなかった
ハズレ時の一部と、でリーチ動作を行う構成とする場
合、そのハズレ時の一部は、以下に示す〜とするこ
とができる。
【0058】 図柄が左・右・中の順で止まり、左右
の図柄が同一図柄となる場合(当りラインが5ラインや
8ラインも含む) 左図柄が最初に止まった後に中右の図柄が同時に止
まり、中右の図柄が同一図柄となる場合(当りラインが
5ラインや8ラインも含む) 乱数でリーチ動作ありを決定した場合(最終的に止
まった図柄がまったく一致しない場合や強制的にリーチ
ハズレに書き換える場合等も含む) 以外で特定のハズレ図柄となる場合(例えば、
5ラインで全回転変動させる場合の揃っていない部分) 遊技履歴でリーチ動作ありを決定した場合(例え
ば、10回転(図柄変動10回)連続でリーチが選択さ
れないとき、次の回転(図柄変動)で強制的にリーチ動
作を行う場合) なお、上記した〜は、そのうちのいずれか1つを設
定要素としてもよいし、任意に組合せたものであっても
よい。
【0059】また、本発明におけるリーチ変動態様は、
実施形態中に記載のもの(リーチ1〜3)に限定せず、
以下に示す定義のものであればよい。 「リーチ変動態様」… 特定表示結果の導出(大当り)
に対する期待感を差別的に向上させ得る変動態様 具体的なリーチ変動態様としては、以下に示す〜が
挙げられる。
【0060】 左右の図柄は通常のハズレ時と同様に
止まり、中図柄だけ変動時間が長い態様(一旦停止や変
動方向が変わるものも含む) 左図柄だけ確定し、中右の図柄でゆっくり同期回転
(図柄変動)する態様 全図柄揃った状態で同期回転(図柄変動)する態様
(この場合、左右の図柄のみが揃って停止したり、全図
柄が揃わずに停止する態様も含む) 高速回転(図柄変動)を長く行い、いきなり止まる
態様(この場合、左右の図柄のみが揃って停止したり、
全図柄が揃わずに停止する態様も含む) 左右の図柄が仮停止状態(例えば、停止状態で上下
に揺れる)となり、その状態から大当りのとき(ハズレ
のときでもよい)は全図柄同期回転する態様 また、本発明における特定状態は、実施形態中に記載の
もの(左右の図柄が揃った状態)に限定せず、以下に示
す定義のものであればよい。 「特定状態」… 3つ以上の可変表示部がある場合は、
少なくとも2つの可変表示部の識別情報により特定表示
結果となる可能性がある状態であり、可変表示部が2つ
の場合は、1つの可変表示部の識別情報を除いて特定表
示結果となる可能性がある状態 具体的な特定状態としては、以下に示す〜が挙げら
れる。
【0061】 左・右・中の停止順で左右の図柄が同
一図柄となる状態 左図柄が最初に止まった後に中右の図柄が同時に止
まる回転(図柄変動)で、中右の図柄が同一図柄となる
状態 2図柄で「7・7」が大当りとなる場合、いずれか
一方に「7」が止まる状態 表示部の数が4つ以上の場合、少なくとも2つの表
示部の図柄が同一となる状態 表示部の数が3つ以上の場合、少なくとも2つの表
示部の図柄が同一でないが、大当り図柄の一部を構成し
得る状態(オールマイティ図柄といずれかの図柄) また、本発明における特定表示結果となる識別情報と
は、例えば、左・中・右の停止順で「7・7・7」で大
当りの場合は右図柄の「7」となり、「7・7・A」で
大当りの場合は右図柄の「A」となる。また、リーチ予
告の有無を決定する所定条件は、実施形態中のような乱
数の抽出以外にも遊技履歴(例えば、リーチ回数、始動
回数、入賞又は通過回数が所定値となったときにリーチ
予告を実行する等)によるものでもよい。また、以上説
明したリーチ予告の構成は、大当り予告に応用できるこ
とはいうまでもない。
【0062】なお、以上説明した実施形態から把握でき
る発明として以下のものがある。 (1)前記リーチ変動の有無を決定した後に、前記表示
結果の種類を決定することを特徴とする。このように構
成することにより、確変か否か又は±1図柄ズレか否か
の割合を容易に設定することができるため、設計し易く
然も設定変更も容易になる。
【0063】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、本発明の請求項1においては、可変表示部の表示結
果が予め定めた特定表示結果となったときに遊技者にと
って有利な特定遊技状態を発生し得る可変表示装置を備
えた弾球遊技機において、特定条件の成立に伴って前記
可変表示部のリーチ変動態様を制御するリーチ変動制御
手段と、所定条件の成立に伴ってリーチ変動することを
予告的に報知するリーチ変動予告報知手段と、前記特定
表示結果のうち予め定めた特別表示結果が導出されると
特別遊技状態を発生する特別遊技発生手段と、を備え、
前記リーチ変動予告報知手段が予告報知する場合、予告
報知しない場合に比べて、前記特別表示結果を構成し得
る特定状態を含む表示結果の出現率が高く設定されてい
ることを特徴とする。このように構成することにより、
リーチ予告の出現時には、特定の図柄でのリーチ出現率
(例えば、確変リーチの出現率など)を高めることで、
単にリーチになることだけを予告するだけのリーチ予告
ではなく、リーチ予告することによって特別遊技状態
(確率変動)への期待感も高まるので、リーチ予告に対
する関心度を高めることができ、ひいては遊技の興趣向
上を招来することができる。
【0064】また、本発明の請求項2においては、複数
の可変表示部で識別情報を可変表示すると共に、その表
示結果が予め定めた特定表示結果となったときに遊技者
にとって有利な特定遊技状態を発生し得る可変表示装置
を備えた弾球遊技機において、特定条件の成立に伴って
前記可変表示部のリーチ変動態様を制御するリーチ変動
制御手段と、所定条件の成立に伴ってリーチ変動するこ
とを予告的に報知するリーチ変動予告報知手段と、前記
可変表示部に表示結果を導出する以前にその表示結果を
決定する表示結果決定手段と、該表示結果決定手段で決
定した表示結果が前記特定表示結果以外の表示結果とな
り且つその表示結果の一部が特定状態となる場合、前記
複数の可変表示部のうち特定状態を構成しない可変表示
部の識別情報を特定表示結果となる識別情報との配列に
おける遠近関係に基づいて少なくとも特定表示結果とな
る識別情報に対して遠い関係と近い関係とに分類する表
示結果分類手段と、を備え、前記リーチ変動予告報知手
段が予告報知する場合、予告報知しない場合に比べて、
前記表示結果分類手段が最も近い関係に分類する場合で
の出現率が高く設定されていることを特徴とする。この
ように構成することにより、リーチ予告の出現時には、
±1図柄ズレ等の惜しいハズレリーチの出現率を高める
ことができる。このため、リーチ予告したときは惜しい
リーチになり易くなるので、当り易くなっている印象を
遊技者に与えることで遊技者の期待感を増大することが
できる。従って、リーチ予告に対する関心度を高めるこ
とができ、ひいては遊技の興趣向上を招来することがで
きる。リーチ予告に対する関心度を高めることができ、
ひいては遊技の興趣向上を招来することができる。
【0065】また、本発明の請求項3においては、可変
表示部の表示結果が予め定めた特定表示結果となったと
きに遊技者にとって有利な特定遊技状態を発生し得る可
変表示装置を備えた弾球遊技機において、所定条件の成
立に伴って前記特定表示結果の導出を予告的に報知する
特定表示結果予告報知手段と、前記特定表示結果のうち
予め定めた特別表示結果が導出されると特別遊技状態を
発生する特別遊技発生手段と、を備え、前記特定表示結
果予告報知手段が予告報知する場合、予告報知しない場
合に比べて、前記特別表示結果を構成し得る特定状態を
含む表示結果の出現率が高く設定されていることを特徴
とする。このように構成することにより、大当り予告の
出現時には、特定の図柄でのリーチ出現率(例えば、確
変リーチの出現率など)を高めることで、単に大当りに
なることだけを予告するだけの大当り予告ではなく、大
当り予告することによって特別遊技状態(確率変動)へ
の期待感も高まるので、大当り予告に対する関心度を高
めることができ、ひいては遊技の興趣向上を招来するこ
とができる。
【0066】また、本発明の請求項4においては、複数
の可変表示部で識別情報を可変表示すると共に、その表
示結果が予め定めた特定表示結果となったときに遊技者
にとって有利な特定遊技状態を発生し得る可変表示装置
を備えた弾球遊技機において、所定条件の成立に伴って
前記特定表示結果の導出を予告的に報知する特定表示結
果予告報知手段と、前記可変表示部に表示結果を導出す
る以前にその表示結果を決定する表示結果決定手段と、
該表示結果決定手段で決定した表示結果が前記特定表示
結果以外の表示結果となり且つその表示結果の一部が特
定状態となる場合、前記複数の可変表示部のうち特定状
態を構成しない可変表示部の識別情報を特定表示結果と
なる識別情報との配列における遠近関係に基づいて少な
くとも特定表示結果となる識別情報に対して遠い関係と
近い関係とに分類する表示結果分類手段と、を備え、前
記特定表示結果予告報知手段が予告報知する場合、予告
報知しない場合に比べて、前記表示結果分類手段が最も
近い関係に分類する場合での出現率が高く設定されてい
ることを特徴とする。このように構成することにより、
大当り予告の出現時には、±1図柄ズレ等の惜しいハズ
レリーチの出現率を高めることができる。このため、大
当り予告したときは惜しいリーチになり易くなるので、
当り易くなっている印象を遊技者に与えることで遊技者
の期待感を増大することができる。従って、大当り予告
に対する関心度を高めることができ、ひいては遊技の興
趣向上を招来することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における遊技盤を示す正面
図である。
【図2】左・中・右の特別図柄の種類を示す一覧表図で
ある。
【図3】特別図柄の大当り組合せを示す一覧表図であ
る。
【図4】遊技動作を制御する制御回路を示すブロック図
の一部である。
【図5】遊技動作を制御する制御回路を示すブロック図
の一部である。
【図6】特別図柄に用いられる各種ランダム数を示す一
覧表図である。
【図7】図柄決定の処理プロセスを示すフローチャート
である。
【図8】同図(A)はリーチ判定テーブルを示す一覧表
図であり、同図(B)はリーチ図柄判定テーブルを示す
一覧表図であり、同図(C)は非確変テーブルを示す一
覧表図であり、同図(D)は確変テーブルを示す一覧表
図である。
【図9】リーチ予告の有無を決定する処理プロセスを示
すフローチャートである。
【図10】左・右の各図柄の変動動作を示すタイムチャ
ートである。
【図11】中図柄の変動動作を示すタイムチャートであ
る。
【図12】同図(A)は図柄の変動パターンを示す一覧
表図であり、同図(B)は各種リーチに対して当り外れ
毎に振り分けられるランダム6を示す一覧表図である。
【図13】同図(A)は特定遊技状態における特別可変
入賞球装置の開閉板の開放動作を示すタイムチャートで
あり、同図(B)は特定遊技状態の終了後に特別図柄記
憶表示LEDに記憶がある場合での特別図柄の変動動作
を示すタイムチャートであり、同図(C)は特別図柄の
変動停止後に特別図柄記憶表示LEDに記憶がある場合
での特別図柄の変動動作を示すタイムチャートである。
【図14】同図(A)は普通図柄の種類を示す説明図で
あり、同図(B)は普通図柄に用いられる各種ランダム
数の一覧表図であり、同図(C)は選択されたランダム
数によって普通図柄の当り外れを決定する動作を説明す
るための簡単なフローチャートである。
【図15】同図(A)は普通図柄とランダム5との関係
を示す一覧表図であり、同図(B)は通過記憶がある場
合での普通図柄の変動停止後に再度普通図柄が変動を開
始する動作を示すタイムチャートであり、同図(C)は
低確率時に普通図柄が当りとなることに伴う普通可変入
賞球装置の開放動作を示すタイムチャートであり、同図
(D)は高確率時に普通図柄が当りとなることに伴う普
通可変入賞球装置の開放動作を示すタイムチャートであ
る。
【図16】同図(A)は確変図柄での大当りに伴う確変
制御の動作を示すタイムチャートであり、同図(B)は
通過玉検出器での打玉の検出に伴う普通図柄の変動動作
を示すタイムチャートである。
【図17】同図(A)(B)はそれぞれ第二実施形態のラ
ンダム13を示す一覧表図であり、同図(C)は第三実
施形態のランダム13を示す一覧表図である。
【図18】第四実施形態の特別図柄に用いられる各種ラ
ンダム数を示す一覧表図である。
【図19】第四実施形態の図柄決定の処理プロセスを示
すフローチャートである。
【図20】第四実施形態のリーチ図柄表示用乱数を示す
一覧表図である。
【図21】同図(A)は第四実施形態のリーチ判定用乱
数を示す一覧表図であり、同図(B)は第四実施形態の
中図柄判定用乱数を示す一覧表図であり、同図(C)は
第四実施形態の±1図柄ズレ判定用乱数を示す一覧表図
であり、同図(D)は第四実施形態の±1図柄ズレ以外
の判定用乱数を示す一覧表図である。
【図22】第五実施形態の大当り予告用乱数を示す一覧
表図である。
【図23】第五実施形態の大当り予告の有無を決定する
処理プロセスを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 遊技盤 3 遊技領域 4 普通可変入賞球装置 7 始動玉検出器 8 普通可変表示装置 10 通過玉検出器 11 普通図柄表示器 12 普通図柄記憶表示LED 15 特別可変入賞球装置 19 開閉板 20 特定玉検出器 21 入賞玉検出器 23 回数表示器 24 個数表示器 40 特別可変表示装置(可変表示装置) 43〜45 特別図柄表示部(可変表示部) 47 飾り図柄表示器 53 特別図柄記憶表示LED 60a・60b 基本回路(リーチ変動制御手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可変表示部の表示結果が予め定めた特定
    表示結果となったときに遊技者にとって有利な特定遊技
    状態を発生し得る可変表示装置を備えた弾球遊技機にお
    いて、 特定条件の成立に伴って前記可変表示部のリーチ変動態
    様を制御するリーチ変動制御手段と、 所定条件の成立に伴ってリーチ変動することを予告的に
    報知するリーチ変動予告報知手段と、 前記特定表示結果のうち予め定めた特別表示結果が導出
    されると特別遊技状態を発生する特別遊技発生手段と、
    を備え、 前記リーチ変動予告報知手段が予告報知する場合、予告
    報知しない場合に比べて、前記特別表示結果を構成し得
    る特定状態を含む表示結果の出現率が高く設定されてい
    ることを特徴とする弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 複数の可変表示部で識別情報を可変表示
    すると共に、その表示結果が予め定めた特定表示結果と
    なったときに遊技者にとって有利な特定遊技状態を発生
    し得る可変表示装置を備えた弾球遊技機において、 特定条件の成立に伴って前記可変表示部のリーチ変動態
    様を制御するリーチ変動制御手段と、 所定条件の成立に伴ってリーチ変動することを予告的に
    報知するリーチ変動予告報知手段と、 前記可変表示部に表示結果を導出する以前にその表示結
    果を決定する表示結果決定手段と、 該表示結果決定手段で決定した表示結果が前記特定表示
    結果以外の表示結果となり且つその表示結果の一部が特
    定状態となる場合、前記複数の可変表示部のうち特定状
    態を構成しない可変表示部の識別情報を特定表示結果と
    なる識別情報との配列における遠近関係に基づいて少な
    くとも特定表示結果となる識別情報に対して遠い関係と
    近い関係とに分類する表示結果分類手段と、を備え、 前記リーチ変動予告報知手段が予告報知する場合、予告
    報知しない場合に比べて、前記表示結果分類手段が最も
    近い関係に分類する場合での出現率が高く設定されてい
    ることを特徴とする弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 可変表示部の表示結果が予め定めた特定
    表示結果となったときに遊技者にとって有利な特定遊技
    状態を発生し得る可変表示装置を備えた弾球遊技機にお
    いて、 所定条件の成立に伴って前記特定表示結果の導出を予告
    的に報知する特定表示結果予告報知手段と、 前記特定表示結果のうち予め定めた特別表示結果が導出
    されると特別遊技状態を発生する特別遊技発生手段と、
    を備え、 前記特定表示結果予告報知手段が予告報知する場合、予
    告報知しない場合に比べて、前記特別表示結果を構成し
    得る特定状態を含む表示結果の出現率が高く設定されて
    いることを特徴とする弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 複数の可変表示部で識別情報を可変表示
    すると共に、その表示結果が予め定めた特定表示結果と
    なったときに遊技者にとって有利な特定遊技状態を発生
    し得る可変表示装置を備えた弾球遊技機において、 所定条件の成立に伴って前記特定表示結果の導出を予告
    的に報知する特定表示結果予告報知手段と、 前記可変表示部に表示結果を導出する以前にその表示結
    果を決定する表示結果決定手段と、 該表示結果決定手段で決定した表示結果が前記特定表示
    結果以外の表示結果となり且つその表示結果の一部が特
    定状態となる場合、前記複数の可変表示部のうち特定状
    態を構成しない可変表示部の識別情報を特定表示結果と
    なる識別情報との配列における遠近関係に基づいて少な
    くとも特定表示結果となる識別情報に対して遠い関係と
    近い関係とに分類する表示結果分類手段と、を備え、 前記特定表示結果予告報知手段が予告報知する場合、予
    告報知しない場合に比べて、前記表示結果分類手段が最
    も近い関係に分類する場合での出現率が高く設定されて
    いることを特徴とする弾球遊技機。
JP09453997A 1997-03-28 1997-03-28 弾球遊技機 Expired - Fee Related JP4197058B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09453997A JP4197058B2 (ja) 1997-03-28 1997-03-28 弾球遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09453997A JP4197058B2 (ja) 1997-03-28 1997-03-28 弾球遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10263156A true JPH10263156A (ja) 1998-10-06
JP4197058B2 JP4197058B2 (ja) 2008-12-17

Family

ID=14113131

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09453997A Expired - Fee Related JP4197058B2 (ja) 1997-03-28 1997-03-28 弾球遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4197058B2 (ja)

Cited By (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001062084A (ja) * 1999-08-26 2001-03-13 Heiwa Corp 遊技機および遊技機の制御方法
JP2001231965A (ja) * 2000-02-22 2001-08-28 Sega Corp 図柄組合せ表示遊技機
JP2008246260A (ja) * 2008-07-18 2008-10-16 Sankyo Co Ltd 遊技機
JP2010005475A (ja) * 2009-10-16 2010-01-14 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2010201271A (ja) * 2010-06-24 2010-09-16 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2010201263A (ja) * 2010-06-24 2010-09-16 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2010201254A (ja) * 2010-06-24 2010-09-16 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2010201272A (ja) * 2010-06-24 2010-09-16 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2010201266A (ja) * 2010-06-24 2010-09-16 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2010201247A (ja) * 2010-06-24 2010-09-16 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2010201255A (ja) * 2010-06-24 2010-09-16 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2010201249A (ja) * 2010-06-24 2010-09-16 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2010201270A (ja) * 2010-06-24 2010-09-16 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2010201264A (ja) * 2010-06-24 2010-09-16 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2010201256A (ja) * 2010-06-24 2010-09-16 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2010201267A (ja) * 2010-06-24 2010-09-16 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2010201253A (ja) * 2010-06-24 2010-09-16 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2010201250A (ja) * 2010-06-24 2010-09-16 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2010201273A (ja) * 2010-06-24 2010-09-16 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2010201265A (ja) * 2010-06-24 2010-09-16 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2010201258A (ja) * 2010-06-24 2010-09-16 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2010201257A (ja) * 2010-06-24 2010-09-16 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2010201262A (ja) * 2010-06-24 2010-09-16 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2011000465A (ja) * 2010-10-01 2011-01-06 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2011092793A (ja) * 2011-02-18 2011-05-12 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2011206464A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Kyoraku Sangyo Kk ぱちんこ遊技機
JP2013144247A (ja) * 2013-04-30 2013-07-25 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機

Cited By (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001062084A (ja) * 1999-08-26 2001-03-13 Heiwa Corp 遊技機および遊技機の制御方法
JP2001231965A (ja) * 2000-02-22 2001-08-28 Sega Corp 図柄組合せ表示遊技機
JP2008246260A (ja) * 2008-07-18 2008-10-16 Sankyo Co Ltd 遊技機
JP2010005475A (ja) * 2009-10-16 2010-01-14 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP4670986B2 (ja) * 2009-10-16 2011-04-13 株式会社三洋物産 遊技機
JP2011206464A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Kyoraku Sangyo Kk ぱちんこ遊技機
JP2010201256A (ja) * 2010-06-24 2010-09-16 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2010201250A (ja) * 2010-06-24 2010-09-16 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2010201266A (ja) * 2010-06-24 2010-09-16 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2010201247A (ja) * 2010-06-24 2010-09-16 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2010201255A (ja) * 2010-06-24 2010-09-16 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2010201249A (ja) * 2010-06-24 2010-09-16 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2010201270A (ja) * 2010-06-24 2010-09-16 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2010201264A (ja) * 2010-06-24 2010-09-16 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2010201254A (ja) * 2010-06-24 2010-09-16 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2010201267A (ja) * 2010-06-24 2010-09-16 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2010201253A (ja) * 2010-06-24 2010-09-16 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2010201272A (ja) * 2010-06-24 2010-09-16 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2010201273A (ja) * 2010-06-24 2010-09-16 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2010201265A (ja) * 2010-06-24 2010-09-16 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2010201258A (ja) * 2010-06-24 2010-09-16 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2010201257A (ja) * 2010-06-24 2010-09-16 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2010201262A (ja) * 2010-06-24 2010-09-16 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2010201271A (ja) * 2010-06-24 2010-09-16 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP2010201263A (ja) * 2010-06-24 2010-09-16 Daiichi Shokai Co Ltd 遊技機
JP4735771B2 (ja) * 2010-10-01 2011-07-27 株式会社三洋物産 遊技機
JP2011000465A (ja) * 2010-10-01 2011-01-06 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2011092793A (ja) * 2011-02-18 2011-05-12 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2013144247A (ja) * 2013-04-30 2013-07-25 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP4197058B2 (ja) 2008-12-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10263156A (ja) 弾球遊技機
JP4063355B2 (ja) 弾球遊技機
JP3865860B2 (ja) 弾球遊技機
JP4405538B2 (ja) 弾球遊技機
JPH11114167A (ja) 弾球遊技機
JPH11169528A (ja) 弾球遊技機
JPH11226202A (ja) 弾球遊技機
JPH10127889A (ja) 弾球遊技機
JP4405541B2 (ja) 弾球遊技機
JPH09206441A (ja) 弾球遊技機
JPH09206440A (ja) 弾球遊技機
JPH11309254A (ja) 弾球遊技機
JPH09206443A (ja) 弾球遊技機
JPH10127890A (ja) 弾球遊技機
JPH10127892A (ja) 弾球遊技機
JPH10192500A (ja) 弾球遊技機
JPH10127893A (ja) 弾球遊技機
JPH11156015A (ja) 弾球遊技機
JP3892022B2 (ja) 弾球遊技機
JPH10263157A (ja) 弾球遊技機
JPH11156016A (ja) 弾球遊技機
JPH10127896A (ja) 弾球遊技機
JPH09225101A (ja) 弾球遊技機
JPH10127895A (ja) 弾球遊技機
JPH10127891A (ja) 弾球遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070710

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070910

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071211

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080422

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080613

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080924

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080924

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111010

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111010

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111010

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121010

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121010

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131010

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees