JP2010201270A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】パチンコ機等の遊技機に関し、リーチ(所要のタイミング)に達すると、複数の可動部材(可動体)を動かして画像表示部の表示領域内に入り込ませるとともに、画像表示部にキャラクタ(画像)を出現させる(ステップS84)。その後、連動回数nの範囲内でキャラクタと複数の可動部材とを連動して動かす(ステップS86,S90)。すなわち、キャラクタの動きに合わせて複数の可動部材の全部または一部を動かしたり、あるいは複数の可動部材の全部または一部の動きに合わせてキャラクタを動かす。こうすることによって、キャラクタと複数の可動部材とが連動して動くので迫力のある演出となり、これらを見る遊技者をさらに飽きさせない。
【選択図】図8
Description
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、画像と複数の可動体とを表示領域内で連動させて迫力のある演出を行うことにより、遊技者をさらに飽きさせないようにすることを目的とする。
(1)「画像」には、特別図柄,普通図柄,装飾図柄等のような図柄に限らず、文字(英数字や漢字等),記号,符号,図形(キャラクタ等を含む),映像などのように画像表示部に表示可能なすべてのものを含む。また、画像は静止画でもよく、アニメーション等の動画でもよい。
(2)「表示領域」には、画像表示部で表示可能な領域の全部に限らず、当該領域の一部をも含む。
(3)「画像表示部」は一の表示器(表示装置)としてもよく、複数の表示器で構成してもよい。複数の表示器で構成した場合の「表示領域」は、各表示器の表示領域の全部または一部からなる。
(4)「表示領域内に入り込む動き」としては、遊技機の正面から見て表示領域上に重なるように可動体が入り込むような動作に限らず、画像表示部の外側から動いてきた可動体が表示領域内で当該可動体を模した画像に変化して入り込むような動作をも含む。「少なくとも表示領域内に入り込む動き」とは表示領域内に入り込む動きだけでなく、表示領域内での動きや、表示領域内から出る動きなどをも任意に含める趣旨である。
(5)「複数の可動体」を動かす場合には、少なくとも二つの可動体をほぼ同時に動かしてもよく、一の可動体を動かした後に他の可動体を動かしてもよく、結果的に複数の可動体が動く全ての態様を含む。また、ほぼ同時に複数の可動体を表示領域内に入り込むように動かしてもよく、異なるタイミングで一の可動体ごとに表示領域内に入り込むように動かしてもよい。
(例えば確率変動)等が変わると大当たり値の個数を変化させてもよい。もし「大当たり」と判別されたときは(YES)、図4のステップS16で記憶した大当たり図柄用乱数RBを読み込み〔ステップS42〕、当該大当たり図柄用乱数RBの値に基づいて最終的に停止して確定する予定の図柄(以下「停止予定図柄」と呼ぶ。)を決定し、図柄群を変動させ始めるべく後述するステップS44に進む。一方、ステップS40で「はずれ」と判別されたときは(NO)、はずれ図柄を特別図柄表示器24に表示するためにはずれ図柄データをRAM114から読み込んだ後〔ステップS52〕、当該はずれ図柄にリーチ図柄を含むか否かを判別する〔ステップS54〕。リーチ図柄は例えば左図柄と右図柄の組み合わせが該当し、通常のパチンコ機10では同じ図柄(いわゆるゾロ目)である。もしリーチ図柄を含むならば(YES)、最終的には「はずれ」になるが途中でリーチに達するので後述するステップS44に進む。一方、リーチ図柄を含まなければ(NO)、ステップS44と同様に図柄群を変動し始め〔ステップS56〕、所定の変動パターンに基づいて変動を行なった後にはずれ図柄で停止し〔ステップS58〕、後述するステップS48に進む。上記ステップS56,S58ではそれぞれ対応する表示指令を表示制御基板200に送って実現する。
(1)請求項1に対応し、メイン制御基板100(動作制御部)が可動部材80,82,84(複数の可動体)を動かすと、可動部材80,82,84の動きに連動して表示制御基板200(画像制御部)が特別図柄表示器24の表示領域内にキャラクタ96(画像)を表示する{図8の連動変動処理と図11,図12を参照}。可動部材80,82,84は表示領域内外で動いたり、表示領域内に入り込んだり、表示領域内から出たりする。このとき可動部材80,82,84の動きに連動してキャラクタ96が動くように遊技者等からは見える。また、可動部材80,82,84のうちどの可動部材(可動体)が動くのかを遊技者等は知り得ない。よって可動部材80,82,84の動きに合わせてキャラクタ96が動くので迫力のある演出となり、これらを見る遊技者をさらに飽きさせない。
(2)請求項2に対応し、特別図柄表示器24の表示領域内におけるキャラクタ96の動きと可動部材80,82,84の動きとが連動するように、表示制御基板200がキャラクタ96を動かし、メイン制御基板100が可動部材80,82,84を動かす{図8の連動変動処理と図11,図12を参照}。すなわち、キャラクタ96の動きに合わせて可動部材80,82,84を動かし、あるいは可動部材80,82,84の動きに合わせてキャラクタ96を動かす。よってキャラクタ96と可動部材80,82,84との連動がより多様に変化して迫力のある演出となり、これらを見る遊技者をさらに飽きさせない。
(3)請求項3に対応し、特別図柄表示器24の表示領域内に可動部材80,82,84が入り込むと、表示制御基板200がキャラクタ96を動かしたり、メイン制御基板100が可動部材80,82,84を動かす{図8の連動変動処理と図11,図12を参照}。このときキャラクタ96および可動部材80,82,84のうち一方が他方に対して作用を及ぼしたと遊技者等からは見える。こうした制御により実際にはあり得ない実体のある可動部材80,82,84から実体のないキャラクタ96に作用を及ぼしたり、あるいは逆に実体のないキャラクタ96から実体のある可動部材80,82,84に作用を及ぼす様子を演出できる。よってキャラクタ96と可動部材80,82,84との連動がより多様に変化して迫力のある演出となり、これらを見る遊技者をさらに飽きさせない。
(4)請求項4に対応し、特別図柄表示器24の表示領域内における可動部材80,82,84の動きとキャラクタ96(図柄)の動きとが連動するように、表示制御基板200がキャラクタ96を動かし、メイン制御基板100が可動部材80,82,84を動かす{図8の連動変動処理と図11,図12を参照}。可動部材80,82,84の動きに合わせてキャラクタ96を動かし、あるいはキャラクタ96の動きに合わせて可動部材80,82,84を動かす。よって、キャラクタ96の動きと可動部材80,82,84の動きとが連動して動くので迫力のある演出となり、これらを見る遊技者をさらに飽きさせない。また、結果として特別図柄表示器24に大当たり図柄が表示されると大当たり遊技等の特典が与えられるので、遊技者は当該特典を期待しながら遊技することができる。
上述したパチンコ機10(遊技機)において、他の部分の構造,形状,大きさ,材質,配置および動作条件等については、上記実施の形態に限定されるものでない。例えば、上記実施の形態を応用した次の各形態を実施することもできる。
(1)上記実施の形態では、パチンコ機10に本発明を適用した。この形態に代えて、パチンコ機以外の他の遊技機(例えばスロットマシン,パチスロ機,アレンジボール機,雀球遊技機,テレビゲーム機等)であって画像表示部と複数の可動体とを備えたものについても同様に本発明を適用することができる。当該他の遊技機であっても、可動体の動きに合わせて画像が変化するので、画像表示部を見る遊技者をさらに飽きさせない。
(8a)単図柄の再変動を予告する場合について図10〜図12に示した例に適用すると、次のようになる。すなわち、変動している左図柄90が間もなく停止しようとすると可動部材80が特別図柄表示器24の表示領域内に入り込み、その後に左図柄90が停止するとき以後に可動部材80が引っ込む。この動作を右図柄94と可動部材84との関係についても同様に行う。続いて、左図柄90と右図柄94とが所定の組み合わせ(例えば図柄「77」)でリーチになると、中図柄92の変動が次第にゆっくりとなる。このとき、ゆっくり変動する中図柄92が特別図柄表示器24のほぼ中央部を通過する際の動きに合わせて、可動部材82が上下動して特別図柄表示器24の表示領域内に入り込んでは引っ込む。すなわち特別図柄と可動部材との動きを連動させる。そして、左図柄90,中図柄92,右図柄94がはずれ図柄(例えば図柄「767」)で停止したときに、可動部材82が特別図柄表示器24の表示領域内に入り込むと、再変動を開始する。ゆっくり変動する中図柄92に連動して可動部材82を動かして再変動を予告すれば、より迫力のある演出となる。一方、中図柄92の動きを見た遊技者は再変動を予測でき、特典を得る期待感が高まる。また、図14に示すワニを模した可動部材408,410,412等を用いれば、より臨場感が高まる。
(8b)また、単図柄の再変動を予告する場合については次のように行なってもよい。すなわち、上記(8a)のケースにおいて左図柄90と右図柄94とが所定の組み合わせでリーチにならなかったとき(例えば図柄「75」)、可動部材80と可動部材84の少なくとも一方を特別図柄表示器24の表示領域内に入り込ませる。その後、入り込ませた可動部材を引っ込ませるとともに、当該可動部材に対応する図柄について再変動を開始する。リーチに達しなくても可動部材が現れて再変動が始まるという連動を行えば、より迫力のある演出となる。また、この態様を見た遊技者は特典を得る期待感が高まる。
(8c)全図柄の再変動を予告する場合について図10〜図12に示した例に適用すると、次のようになる。すなわち、図柄群の変動を開始した後、左図柄90,中図柄92,右図柄94が大当たり図柄(例えば図柄「666」)で停止したとき、図10(B)に示す状態に可動部材80,82,84をほぼ一斉に(または個別に)降ろす。その後、図10(A)に示す状態に可動部材80,82,84を引っ込ませるとともに、左図柄90,中図柄92,右図柄94を同期させながら変動を行う全図柄変動を開始する。この場合、変動開始のタイミングは左図柄90,中図柄92,右図柄94についてほぼ一斉であってもよく、異ならせてもよい。変動開始のタイミングを異ならせる例としては、最初に左図柄90が変動し始めてほぼ1周すると中図柄92を変動し始め、さらに中図柄92が変動し始めてほぼ1周すると右図柄94を変動し始める。変動開始のタイミングを切り換えて行えば変動態様が多様化して面白味が増す。
14 複合装置
20,22 保留球ランプ
24 特別図柄表示器(画像表示部)
30 第1種始動口
34 大入賞口
60,66 始動口センサ
68 下部始動口
80,82,84 可動部材(複数の可動体)
86 モータ(駆動体)
96 キャラクタ(画像)
98 星図柄(可動体を模した画像)
100 メイン制御基板(動作制御部,遊技制御部)
110,210 CPU
112,202 ROM
114,204 RAM
200 表示制御基板(画像制御部)
212 キャラクタジェネレータ
214 VDP
Claims (4)
- 画像を表示可能な表示領域を有する画像表示部と、前記画像の表示を制御する画像制御部と、少なくとも前記表示領域内に入り込む動きが可能な複数の可動体と、前記複数の可動体の動きを制御する動作制御部とを備え、前記動作制御部が前記複数の可動体を動かすと、前記複数の可動体の動きに連動して前記画像制御部が前記表示領域に画像を表示する遊技機。
- 画像を表示可能な表示領域を有する画像表示部と、前記画像の表示を制御する画像制御部と、少なくとも前記表示領域内に入り込む動きが可能な複数の可動体と、前記複数の可動体の動きを制御する動作制御部とを備え、前記画像の変化と前記複数の可動体の動きとが連動するように、前記画像制御部が前記画像を変化させ、前記動作制御部が前記複数の可動体を動かす遊技機。
- 請求項1または2に記載した遊技機において、表示領域内に複数の可動体が入り込むと、画像および前記複数の可動体のうち一方が他方に対して作用を及ぼしたと見えるように画像制御部が前記画像を変化させおよび/または動作制御部が前記複数の可動体を動かす遊技機。
- 請求項1から3のいずれか一項に記載した遊技機において、図柄の表示を制御する画像制御部と、結果として画像表示部に特定図柄が表示されると遊技者に特典を与える遊技制御部とを備え、図柄の変化と複数の可動体の動きとが連動するように、前記画像制御部が図柄を変化させ、前記動作制御部が複数の可動体を動かす遊技機。
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