JP4400812B2 - 洗浄ファブリック用押圧構造体およびそれを用いた洗浄装置 - Google Patents

洗浄ファブリック用押圧構造体およびそれを用いた洗浄装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はオフセット印刷機の版胴、ブランケットシリンダ、圧胴、インキローラ等のシリンダ表面を洗浄する洗浄装置や印刷用紙の表面の紙粉を除去する洗浄装置、或いは液晶ガラスフィルタ等の電子部材製造用印刷機に用いられるシリンダの柔らかい表面を洗浄する為の洗浄装置およびこれらの洗浄装置に用いる洗浄ファブリック用押圧構造体に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、オフセット印刷機の機上製版の方法としては版胴の刷版にレーザーを照射してインキ反発性のシリコーン皮膜を剥離する直接画像処理印刷法がある。特許文献1には上記印刷法により剥離されたシリコーン皮膜の粒子を刷版から除去するために特殊なブラシを用いる装置が提案されている。また特許文献1には同じ目的の為に特殊な繊維を使った洗浄布を用いた例として、特許文献2,特許文献3が記載されている。また特許文献4には洗浄液を供給した洗浄布によりオフセット印刷機の版胴の汚れを洗浄する装置が提案されている。また特許文献5には押圧部材で洗浄布を印刷用紙の表面に押圧して印刷用紙の表面の紙粉を除去する洗浄装置が提案されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−329310号公報
【特許文献2】
ドイツ国特許出願第19627748.5号公報
【特許文献3】
特開平10−81004号公報
【特許文献4】
特開平7−40530号公報
【特許文献5】
特開平5−193112号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、特殊なブラシまたは特殊な繊維を使った洗浄布を用いることは設備費、ランニングコストの上昇を招くことになる。一方通常の洗浄布を押圧部材で版胴の刷版に押圧することは刷版と洗浄布との間に狭まったシリコーン皮膜の粒子を強く押圧するので、刷版の表面に引っ掻き傷が生ずるという問題があった。また押圧部材で洗浄布を印刷用紙の表面に押圧して印刷用紙の表面の紙粉を除去する洗浄装置でも印刷用紙によって表面の紙粉の量、付着状態が異なるので、押圧し過ぎて紙粉を取り過ぎたり、或いは表面を毛羽立たせてしまったり等の表面を変質させてしまうトラブルも発生するという問題があった。
本発明の目的は設備費、ランニングコストを低減すると共に、被洗浄体の表面を傷めたり、変質させたり等のトラブルの発生を抑えられる洗浄装置およびそれに用いる洗浄ファブリック用押圧構造体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、請求項1の発明に係る洗浄ファブリック用押圧構造体は、板状部材で構成される突状部によって洗浄ファブリックを被洗浄体の表面に押し当てる洗浄ファブリック用押圧構造体において、
長手方向に沿って両端辺に肉厚の取付部を備え、前記取付部に挟まれた中央部分が薄肉に形成された洗浄ファブリック用押圧基体と、前記中央部分に板状部材で構成される突状部を長手方向に細長く設け、前記板状部材の硬度が前記洗浄ファブリック用押圧基体の硬度よりも小さく、かつ前記突状部が前記洗浄ファブリックを被洗浄体の表面に押し当てているときに、前記洗浄ファブリック用押圧基体が前記板状部材を支持することを特徴とする。
本発明の洗浄ファブリック用押圧構造体は、次のような構成、すなわち、洗浄ファブリック用押圧基体と板状部材との間に中空層が設けられていること、洗浄ファブリック用押圧基体と板状部材とがゴム製であること、洗浄ファブリック用押圧基体が平板状であること、洗浄ファブリック用押圧基体が板状部材を外側にして断面U字形に成型されていること、洗浄ファブリック用押圧基体の外周が円柱状または半円柱状であること、を包含する。
【0006】
請求項の発明に係る洗浄装置は、請求項に記載された洗浄ファブリック用押圧構造体が板状部材を外側にして突状に変形させ、その両端辺の取付部を洗浄ユニットフレームに支持されたサポートバーの両側面に装着されていることを特徴とする。
請求項8の発明に係る洗浄装置は、請求項5に記載された洗浄ファブリック用押圧構造体が、その両端辺の取付部を洗浄ユニットフレームに支持されたサポートバーの両側面に装着されていることを特徴とする。
請求項9の発明に係る洗浄装置は、請求項1〜4のいずれかに記載された洗浄ファブリック用押圧構造体の取付部を洗浄ユニットフレームに支持されたサポートバーの両側面に装着されていると共に、前記サポートバーに空気通路を設け、該空気通路を通して圧縮空気をサポートバーと洗浄ファブリック用押圧構造体の間に注入し、前記洗浄ファブリック用押圧構造体を膨張させて被洗浄体の表面の方向へ突状に変形させた状態にすることを特徴とする。
請求項10の発明に係る洗浄装置は、請求項7〜9のいずれかに記載の洗浄装置において、被洗浄体がオフセット印刷機の版胴であることを特徴とする。
請求項11の発明に係る洗浄装置は、請求項1〜4のいずれかに記載の洗浄ファブリック用押圧構造体の取付部がサポートバーに装着され、該洗浄ファブリック用押圧構造体を用い洗浄ファブリックを印刷用紙に押圧することを特徴とする。
請求項12の発明に係る洗浄装置は、請求項6に記載の円柱状または半円柱状の洗浄ファブリック用押圧構造体が洗浄ファブリックを印刷用紙に押圧されることを特徴とする。
【0007】
請求項13に係る洗浄装置は、硬いゴム製の洗浄ファブリック用押圧基体の長手方向に沿った側部に取付部を設け、被洗浄体の表面に相対する全面に硬度の小さいゴム製の板状部材を層状に設けた洗浄ファブリック用押圧構造体を備え、前記取付部が洗浄ユニットフレームに支持されたサポートバーに装着されていることを特徴とする。
【0008】
請求項14の発明は、請求項10〜12のいずれかにおいて、被洗浄体がオフセット印刷機の版胴であることを特徴とする。
請求項15の発明は、請求項13において、被洗浄体がオフセット印刷機の圧胴であることを特徴とする。
請求項16の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載の洗浄ファブリック用押圧構造体の取付部がサポートバーに装着され、該洗浄ファブリック用押圧構造体を用い洗浄ファブリックを印刷用紙に押圧することを特徴とする。
請求項17の発明は、請求項8または9に記載の円柱状の洗浄ファブリック用押圧構造体が回転しながら洗浄ファブリックを印刷用紙に押圧されることを特徴とする。
請求項18の発明は、請求項8または9に記載の半円柱状の洗浄ファブリック用押圧構造体が洗浄ファブリックを印刷用紙に押圧されることを特徴とする。
請求項19の発明は、請求項10〜18のいずれかに記載の洗浄ファブリックが厚い洗浄ファブリックであることを特徴とする。
【0009】
【発明の作用】
本発明の洗浄ファブリック用押圧構造体によれば、洗浄ファブリック用押圧基体に硬度の小さい板状部材を突状に設け、この突状部で洗浄ファブリックを被洗浄体の表面に押圧することにより、被洗浄体の表面に付着している粒子等の付着物に対してクッション作用が働いて強く押圧しないので、被洗浄体の表面を傷める危険性が少なくなる、例えば版胴の刷版の表面に引っ掻き傷を生じさせ難くする。
洗浄布は限られた範囲で被洗浄体の表面に接触するので、板状部材はそれをカバーする程度の範囲で設ければ良い。
【0010】
本発明の洗浄ファブリック用押圧構造体を用いた洗浄装置によれば、板状ゴム製の洗浄ファブリック用押圧構造体が圧縮空気で膨張させる構成、又は被洗浄体の表面に向けて突状に変形させた構成、或いは被洗浄体の表面に向けて突状に成型させた構成により洗浄ファブリックを被洗浄体の表面に押圧するので、押圧力が均一になると共に、洗浄ファブリック用押圧構造体と洗浄ファブリックとの位置決めが正確に行なえるため、板状部材のクッション作用の調整ができ、また被洗浄体として版胴の刷版の場合、その表面に対する洗浄ファブリックの接触幅、すなわちニップ幅も調整できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。図1は本発明を適用したエアパッド方式の洗浄装置の一実施例の平面図、図2は図1のI−I矢視の側面図、図3は図2の部分拡大平面図、図4は洗浄ファブリック押圧部の側面図である。
洗浄ファブリック供給体2に装填された洗浄ファブリック供給ロール3から供給される洗浄ファブリックを、洗浄ファブリック押圧部6で被洗浄体の表面に押圧し、相対的に移動させて洗浄し、その洗浄後の洗浄ファブリックを洗浄ファブリック前進部4の巻取軸5に巻回される。洗浄ファブリック供給体2、洗浄ファブリック前進部4および洗浄ファブリック押圧部6はサイドプレート7をバックアップバー8で結合保持した洗浄ユニットフレーム9に配設され、洗浄ユニット1を構成している。
【0012】
巻取軸5は洗浄ファブリック送り用シリンダ(図示省略)により、図示を省略したギヤおよびワンウェイクラッチを介して、一方向に間欠的に回転駆動され、洗浄ファブリックを巻取る。洗浄ファブリックの被洗浄体の表面に対して反対側には洗浄ファブリック押圧部6がバックアップバー8に固定されている。洗浄ファブリック押圧部6は洗浄ファブリック用押圧構造体10とその保持体としてのサポートバー11を備えており、このサポートバー11はバックアップバー8に取付けられている。
【0013】
図4において、洗浄ファブリック用押圧構造体10は洗浄ファブリック用押圧基体20の中央の長手方向の限られた範囲に洗浄ファブリックに当接する突状部21が設けられており、長手方向に平行な両端辺には取付部22が形成されている。取付部22をクランプバー13の取付溝13aに嵌込み、サポートバー11の両側面にネジ14で固定され、洗浄ファブリック用押圧構造体10の両端近傍には取付板15を当て、ネジ16で固定されている。
サポートバー11の内部にはその長手方向に空気通路17が設けられており、この空気通路17が複数個所においてサポートバー11と洗浄ファブリック用押圧構造体10との間に開口している。バックアップバー8の裏側には圧縮空気供給口18が配され、圧縮空気源からエアホース19を介して圧縮空気が送られる。
【0014】
空気通路17を通してサポートバー11と洗浄ファブリック用押圧構造体10との間にエアを注入することにより、図4に示す収縮状態から図5に示す膨張状態となる。この膨張した洗浄ファブリック用押圧構造体10により洗浄ファブリックを被洗浄体の表面に押圧し、被洗浄体の表面の回転又は走行と洗浄ファブリックの移動との相対運動により、被洗浄体の表面が洗浄される。洗浄が終わると、図3に示す排気路12を通してエアを排出し洗浄ファブリック用押圧構造体10を収縮させ、洗浄ファブリックを被洗浄体の表面から離脱させる。被洗浄体の表面に対する洗浄ファブリックの押圧・離脱機構は、上記方式に限定されるものでなく、洗浄ファブリック用押圧構造体を常時エアによって膨張させた状態において、洗浄ユニット1全体を被洗浄体の表面に対して前進または後退させる方式にも適用可能である。
【0015】
次に洗浄ファブリック用押圧構造体を詳しく説明する。図6は本発明に係る洗浄ファブリック用押圧構造体の平面図、図7は図6のII−II線に沿った断面図、図7は図6のIII−III線に沿った断面図である。洗浄ファブリック用押圧構造体10は洗浄ファブリック用押圧基体20の長手方向に沿った端辺に取付部22を設け、洗浄ファブリック用押圧基体20より硬度の小さい板状部材21を突状に設けた構造になっている。洗浄ファブリック用押圧基体20は一方の面が平坦を成し、他方の面には異なる厚みによる段差が形成されている。すなわち、中央には薄肉部分20aを有し、端辺に向けて薄肉部分20aに連続した厚肉部分20bが形成され、さらに取付部22となる厚肉部分が形成されている。
【0016】
板状部材21は洗浄ファブリック用押圧基体20の中央部の長手方向に配されており、洗浄ファブリック用押圧基体20の端辺方向にほぼニップ幅に相当する所定の幅と洗浄ファブリック用押圧基体20の両端近傍23を除く長手方向の長さとで規定される限られた範囲に配置されている。洗浄ファブリック用押圧基体20をサポートバー11に取付けるとき、両端近傍23の薄肉部分20aに取付板15が当てられる。
【0017】
洗浄ファブリック用押圧基体20は厚み2.5mm程度の板状のNBRゴム製を用い、その硬度が50〜60である。このような材質によれば、圧縮空気で膨張させることにより正確に位置決めができると共に、ニップ幅も調節可能になる。板状部材は被洗浄体の表面に引っ掻き傷が生じないように厚みとゴム硬度とを適宜選択する。通常厚み2.0〜4.0mmを用いる。板状部材の厚みは余り薄いと充分なクッション作用が得られず洗浄ファブリック用押圧基体の固さが強く影響する。またゴム硬度が20未満では柔らか過ぎて変形し過ぎてしまい充分なクッション作用が得られず、一方ゴム硬度が40以上では洗浄後の被洗浄体の表面の引っ掻き傷がかなり発生する。
【0018】
洗浄ファブリック用押圧構造体の作製について説明する。板状部材と洗浄ファブリック用押圧基体を同じ材質のゴムで異なるゴム硬度を用い、両部材を熱圧着し、突状に設けたものが、耐久性に優れ好ましい。しかし、充分なクッション効果が得られれば接着剤で接合したもの等でも良い。また充分なクッション効果が得られれば硬度の小さい板状部材とゴム製の洗浄ファブリック用押圧基体とを単に熱圧着や接着させるたけでなく、クッション作用を発揮させる特殊な構造、例えば図11に示す中空層24を有する構造でも良い。硬度の小さい板状部材としてゴム以外の材質の布、フェルトをゴム製の洗浄ファブリック用押圧基体に接着したものも良い。
【0019】
通常使用する洗浄ファブリック、例えばデュポン製ソンタラNo.8802の厚みは0.32mm程度である。その2〜3倍の厚みを持つ洗浄ファブリックとして、厚み0.65mmのデュポン製ソンタラNo.8005の洗浄ファブリックを用いると前者の洗浄ファブリックよりクッション作用が更に得られる。特に、液晶ガラスフィルタ等の電子部材製造用印刷機に用いられるシリンダの柔らかい表面を洗浄する為の洗浄装置の場合は、クリーンルーム内で使用する為に、厚さ0.7mmのシリンダに接触する側にスポンジ状の洗浄ファブリック、例えば日請(株)ルビセルクリーン RK−800が用いられ、粉塵の発生を防止する効果がある。
【0020】
本発明の他の実施形態として、非膨張形パッド方式の洗浄装置を説明する。図9は非膨張形パッド方式の洗浄装置の一実施例の側面図である。
洗浄装置は被洗浄体の表面に対峙させて取付けられる洗浄ユニットとして構成されており、洗浄ユニットには洗浄ファブリック供給ロール3を支持する洗浄ファブリック供給体支持部30、洗浄ファブリック供給ロール3から洗浄ファブリックを繰出す洗浄ファブリック前進部4、洗浄ファブリック供給体支持部3と洗浄ファブリック前進部4との間に張られた洗浄ファブリックを被洗浄体の表面に押し付ける洗浄ファブリック押圧部6、洗浄ファブリックを被洗浄体の表面に押し付け又は引き離す機構部31が設けられている。
【0021】
本実施例は洗浄ファブリック供給体2として、洗浄ファブリックを巻芯に巻回された洗浄ファブリック供給ロールを使用する洗浄装置であって、洗浄ファブリック供給ロールの両端面にはそれぞれ突出部材が設けられている。突出部材は洗浄ファブリック供給ロールの端面から巻芯を延した巻芯突出部分、あるいは巻芯を貫通又は巻芯の一部に圧入、ねじ込み等により連結して延ばした別の部材によって構成される。
【0022】
洗浄ユニットの両側はサイドプレート7が対向して配置され、このサイドプレート7に渡されたバックアップバー8に洗浄ファブリック押圧部6が装着されている。バックアップバー8にはサポートバー11を固定し、このサポートバー11にクランプバー13をネジ止めする構造になっている。洗浄ファブリック用押圧構造体10が平板状の場合(図6〜図8参照)、洗浄ファブリック用押圧基体20を板状部材21を外側にして端辺をサポートバー11の両側面に添わせ、変形させて曲げ、その取付部22をクランプバー13の溝に嵌め込み、ネジ止めする。また洗浄ファブリック用押圧構造体10が断面U字形に成型されている場合(図10参照)、U字形の洗浄ファブリック用押圧基体20の内側にサポートバー11を挿し込み、その取付部22をクランプバー13の溝に嵌め込み、ネジ止めする。上記いずれの洗浄ファブリック用押圧構造体10をセットした洗浄ユニット1は、図示の如く前方へ出っ張った状態になる。
【0023】
バックアップバー8は板金加工により断面コ字形に作製されており、上方折り曲げ部と下方折り曲げ部が形成されている。上方折り曲げ部の端は外側へカールさせている。長手方向の側方にはエンドプレート32が溶接等により固着されており、そのエンドプレート32をサイドプレート7にネジ止めすることによってバックアップバー8が一体化される。
エンドプレート32の内側の互いに対向する面には洗浄ファブリック供給体支持部を構成するスロット状ガイト部33がネジ止めされている。スロット状ガイト部33はバックアップバー8の下方折り曲げ部を形成するための折り曲げ位置の方向に洗浄ファブリック供給ロール2の突出部材をガイドするように配置されている。
【0024】
洗浄ファブリック供給ロール2から洗浄ファブリック4が繰り出されることにより洗浄ファブリック供給ロール2の径が減少するとき、スロット状ガイド部23は突出部材の変位をバックアップバー8に向けてガイドすると同時に、図1に示す応動部材34は洗浄ファブリック供給ロール2の外周に作用し、スロット状ガイド部33で上記の向きとは逆に洗浄ファブリック供給ロール2が動くのを規制する。
【0025】
次に洗浄ファブリック用押圧構造体の参考例を説明する。
図11は洗浄ファブリック用押圧構造体の幅方向の断面図である。本実施例は洗浄ファブリック用押圧基体20と板状部材21との間に中空層24が設けられている。
【0026】
図12は異なる硬度のゴムからなる2層構造の洗浄ファブリック用押圧構造体の断面図である。本参考例は洗浄ファブリック用押圧基体20を硬いゴムで断面が矩形にし、この洗浄ファブリック用押圧基体20の側部に取付部25を設けると共に、被洗浄体の表面に相対する全面に洗浄ファブリック用押圧基体20より硬度の小さい板状部材として柔らかいゴムが設けられている。。
このような洗浄ファブリック用押圧構造体はオフセット印刷機の圧胴洗浄に適している。
【0027】
図13は回転する洗浄ファブリック用押圧構造体を用いた洗浄装置の概念図である。本参考例は回転可能に設けられた円柱状の洗浄ファブリック用押圧基体20の外周全面に硬度の小さい板状部材21が層状に設けられている。板状部材の硬度は20〜30が好ましい。走行する印刷用紙26の表面に洗浄ファブリック27を円柱状の洗浄ファブリック用押圧構造体10で押圧し、紙粉を除去する。
【0028】
図14は非回転の洗浄ファブリック用押圧構造体を用いた洗浄装置の概念図である。本参考例は洗浄ファブリック用押圧構造体が半円柱状に構成され、非回転であることを除いて構造的に図12の実施例と同じである。
上記の円柱状または半円柱状の洗浄ファブリック用押圧構造体は印刷用紙の表面の紙粉を連続的に除去するのに適している。
紙粉除去用洗浄装置は図13や図14の洗浄ファブリック用押圧構造体に限定されるものでなく、板状ゴム製の洗浄ファブリック用押圧構造体が圧縮空気で膨張させる構成、又は被洗浄体の表面に向けて突状に変形させた構成、或いは被洗浄体の表面に向けて突状に成型させた構成でも適用可能である。
【0029】
【発明の効果】
本発明の洗浄ファブリック用押圧構造体によれば、板状部材の硬度が洗浄ファブリック用押圧基体の硬度よりも小さいので、硬度の小さい突状部で洗浄ファブリックを被洗浄体の表面に押圧するので、そのクッション作用により被洗浄体の表面を傷める危険性が少なくなる。
【0030】
本発明の洗浄装置によれば、上記の洗浄ファブリック用押圧構造体を用いることにより洗浄ファブリック用押圧構造体と洗浄ファブリックとを正確に位置決めすることができると共に、板状部材の硬度が洗浄ファブリック用押圧基体の硬度よりも小さいので、硬度の小さい突状部が被洗浄体の表面の状態に応じて押圧力のバラツキを吸収するので、均一な押圧力で洗浄ファブリックを被洗浄体の表面に押圧することができる。また板状部材のクッション作用により洗浄ファブリックの被洗浄体の表面に対する接触圧や接触幅の調整が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエアパッド方式の洗浄装置の平面図である。
【図2】図1のI−I矢視の側面図である。
【図3】図2の部分拡大平面図である。
【図4】洗浄ファブリック押圧部の側面図である。
【図5】エア注入時の洗浄ファブリック押圧部の側面図である。
【図6】本発明に係る洗浄ファブリック用押圧構造体の平面図である。
【図7】図6のII−II線に沿った断面図である。
【図8】図6のIII−III線に沿った断面図である。
【図9】非膨張形パッド方式の洗浄装置の一実施例の側面図である。
【図10】断面U字形に成型された洗浄ファブリック用押圧構造体の側面図である。
【図11】本発明の他の実施例としての洗浄ファブリック用押圧構造体の幅方向の断面図である。
【図12】異なる硬度のゴムとからなる2層構造の洗浄ファブリック用押圧構造体の断面図である。
【図13】回転する洗浄ファブリック用押圧構造体を用いた洗浄装置の概念図である。
【図14】非回転の洗浄ファブリック用押圧構造体を用いた洗浄装置の概念図である。
【符号の説明】
1…洗浄ユニット、2…洗浄ファブリック供給体、3…洗浄ファブリック供給ロール、4…洗浄ファブリック前進部、5…巻取軸、6…洗浄ファブリック押圧部、7…サイドプレート、8…バックアップバー、9…洗浄ユニットフレーム、10…洗浄ファブリック用押圧構造体、11…サポートバー、13…クランプバー、20…洗浄ファブリック用押圧基体、21…板状部材。

Claims (12)

  1. 板状部材で構成される突状部によって洗浄ファブリックを被洗浄体の表面に押し当てる洗浄ファブリック用押圧構造体において、
    長手方向に沿って両端辺に肉厚の取付部を備え、前記取付部に挟まれた中央部分が薄肉に形成された洗浄ファブリック用押圧基体と、前記中央部分に板状部材で構成される突状部を長手方向に細長く設け、前記板状部材の硬度が前記洗浄ファブリック用押圧基体の硬度よりも小さく、かつ前記突状部が前記洗浄ファブリックを被洗浄体の表面に押し当てているときに、前記洗浄ファブリック用押圧基体が前記板状部材を支持することを特徴とする洗浄ファブリック用押圧構造体。
  2. 洗浄ファブリック用押圧基体と板状部材との間に中空層が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の洗浄ファブリック用押圧構造体。
  3. 洗浄ファブリック用押圧基体と板状部材とがゴム製であることを特徴とする請求項1または2に記載の洗浄ファブリック用押圧構造体。
  4. 洗浄ファブリック用押圧基体が平板状であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の洗浄ファブリック用押圧構造体。
  5. 洗浄ファブリック用押圧基体が板状部材を外側にして断面U字形に成型されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の洗浄ファブリック用押圧構造体。
  6. 洗浄ファブリック用押圧基体の外周が円柱状または半円柱状であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の洗浄ファブリック用押圧構造体。
  7. 請求項に記載された洗浄ファブリック用押圧構造体が板状部材を外側にして突状に変形させ、その両端辺の取付部を洗浄ユニットフレームに支持されたサポートバーの両側面に装着されていることを特徴とする洗浄装置。
  8. 請求項に記載された洗浄ファブリック用押圧構造体が、その両端辺の取付部を洗浄ユニットフレームに支持されたサポートバーの両側面に装着されていることを特徴とする洗浄装置。
  9. 請求項1〜のいずれかに記載された洗浄ファブリック用押圧構造体の取付部を洗浄ユニットフレームに支持されたサポートバーの両側面に装着されていると共に、前記サポートバーに空気通路を設け、該空気通路を通して圧縮空気をサポートバーと洗浄ファブリック用押圧構造体の間に注入し、前記洗浄ファブリック用押圧構造体を膨張させて被洗浄体の表面の方向へ突状に変形させた状態にすることを特徴とする洗浄装置。
  10. 被洗浄体がオフセット印刷機の版胴であることを特徴とする請求項7〜9のいずれかに記載の洗浄装置。
  11. 請求項1〜のいずれかに記載の洗浄ファブリック用押圧構造体の取付部がサポートバーに装着され、該洗浄ファブリック用押圧構造体を用い洗浄ファブリックを印刷用紙に押圧することを特徴とする洗浄装置。
  12. 請求項に記載の円柱状または半円柱状の洗浄ファブリック用押圧構造体が洗浄ファブリックを印刷用紙に押圧されることを特徴とする洗浄装置。
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