JPH0627416Y2 - 印刷機ドラム洗浄装置 - Google Patents

印刷機ドラム洗浄装置

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JPH0627416Y2
JPH0627416Y2 JP1989150754U JP15075489U JPH0627416Y2 JP H0627416 Y2 JPH0627416 Y2 JP H0627416Y2 JP 1989150754 U JP1989150754 U JP 1989150754U JP 15075489 U JP15075489 U JP 15075489U JP H0627416 Y2 JPH0627416 Y2 JP H0627416Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は印刷機ドラム洗浄装置に係り、特にブランケッ
ト胴等の印刷機ドラムを洗浄シートによって払拭洗浄さ
せるための装置の改良に関する。
〔従来の技術〕
従来のブランケット胴等を洗浄する印刷機ドラム洗浄装
置として、ドラムの表面に接離可能とした圧着部に洗浄
液を含浸させた不織布からなる洗浄シートをドラムの回
転方向と反対方向に送り、圧着部の押圧作用、とドラム
および洗浄シート間の相対回転作用により汚れを払拭す
る装置が知られている。
この種の印刷機ドラム洗浄装置においては、前記洗浄シ
ートを洗浄対象となっているドラムの胴長方向に沿って
均一に押圧するために、ゴムシートを利用したものがあ
る。これは、胴長方向に沿うベースにゴムシートを取り
付け、この内部に空気を入れてゴムシートをカマボコ形
の凸断面状に膨らませ、その弾圧力により洗浄シートを
ドラムの表面に押圧する構造となっている。このように
膨らませたゴムシートの外表面に洗浄シートをドラムの
回転方向と反対方向に送り出し、ドラムの表面を洗浄シ
ートにより払拭するのである。この洗浄シートには洗浄
液が供給され、湿潤状態にして洗浄作用を行わせてい
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、上記従来の印刷機ドラム洗浄装置では、洗浄
シートを面接触させるために凸断面のゴムシートを一定
量圧下した状態で高速回転されるドラム表面を押圧して
いる。このため、洗浄シートを押圧しているゴムシート
の圧下部分の摩耗損耗が激しく、劣化が大きいという欠
点があった。また、洗浄対象のドラムは胴径が大きく、
洗浄面の周速度が速いので、洗浄シートとの相対速度差
が大きくなる。印刷機ドラムと洗浄シートを圧着させる
ゴムシートの間には摩擦力があるので、周速度の大きい
ドラムにゴムシートが追随回転するように作用して、ド
ラムとの接触終了部分のゴムシートに波打ち現象が生じ
てしまい、この振動によってゴムシートの劣化を促進し
てしまう問題があった。しかもこれが共振的に作用する
ことにより破裂のおそれもあった。
本考案は、上記従来の問題点に着目し、ゴムシートによ
る洗浄シートの圧着をなす構造の印刷機ドラム洗浄装置
において、ゴムシートの劣化損耗を抑制して耐久性を増
し、かつ洗浄対象ドラムへの均一な押圧力を得ることが
できる印刷機ドラム洗浄装置を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案に係る印刷機ドラム
洗浄装置は、印刷機ドラムを洗浄シートにより払拭洗浄
する印刷機ドラム洗浄装置において、前記洗浄シートを
印刷機ドラムに押圧する圧着部を、凸断面状に膨出可能
なゴムシートと、このゴムシートの外表面に配置されて
前記ドラムへの最適接触圧を付与するようかまぼこ型に
膨張された当該ゴムシート膨張形状を一定の形状に拘束
保持させる繊維シートとから形成するとともに、前記繊
維シートの外表面にはテフロンコーティングを施してな
り、当該圧着部に対する洗浄シートの導入・排出点を形
成するシートガイドを前記繊維シートの最大突出高さよ
り低く形成したものである。
〔作用〕
上記構成によれば、凸断面状に膨張したゴムシートは外
表面に配設された繊維シートに接合密着するが、この繊
維シートはゴムシートの膨張形状に倣ってその形状の保
持をなす。これによりゴムシートはドラムへの圧着面の
形状を均一に保持してドラムに押圧される。また繊維シ
ートの表にはテフロンコーティングが施されているが、
これは洗浄シートの滑り面となっている。したがって、
洗浄対象ドラムとのすべり摩擦が小さくなり、ドラムの
周速度が速い場合でも、ゴムシートへの無理な変形作用
力が分散され、かつ接触抵抗によるゴムシートの波打ち
が生じないように密着して湾曲形状が保持されるので圧
着部の振動が低減されることになるのである。しかも、
圧着部に導入される洗浄シートはシートガイドにより規
制され、洗浄シートを繊維シートの最大突出高さより低
く設定された一対のシートガイドにより導入・排出され
るので、圧着部と洗浄シートの接触面積が大幅に小さく
なっている。このため、繊維シートによりすべり摩擦が
小さくなることと相俟って、摩擦力を大幅に小さくする
ことができ、洗浄ドラムからの圧下力を受けても充分な
圧着部の形状維持機能をもたせつつゴムシートの波打ち
現象を確実に防止することができる。
〔実施例〕
以下に、本考案に係る印刷機ドラム洗浄装置の具体的実
施例を図面を参照して詳細に説明する。
第1図は実施例に係る印刷機ドラム洗浄装置の要部断面
構成図である。この印刷機ドラム洗浄装置は、洗浄対象
のブランケット胴10に対して接離移動可能に印刷機に
組み込まれている。すなわち、ブランケット胴10の胴
軸と平行に配置されるメインステー12と、この両端を
支持する側板14とによって構成されるフレームを有
し、図示しない駆動シリンダによって側板14をガイド
しつつ前後に移動させることにより前記メインステー1
2をブランケット胴10の表面に接離運動させることが
できる。メインステー12はコ字状の断面をもち、平坦
面がブランケット胴10に向けて配置されたもので、こ
れにはパッドベース16とその側部に配置されたパッド
押さえ18とによって保持されて密閉空間を形成するゴ
ムシート20からなる圧着部が設けられている。ゴムシ
ート20により囲まれる密閉空間には空気が充填注入可
能となっており、空気の注入により、図示の如く、かま
ぼこ形の凸断面状の空間を形成させて膨出させ、先端円
弧部分が前記ブランケット胴10の表面を押圧するよう
にしている。
ここで、本考案では前述の膨出構造をもつ圧着部に対
し、前記凸断面形状に空気を注入しブランケット胴10
への接触圧(ニップ圧)が最適になるよう注入された空
気圧によってかまぼこ型に膨張されたゴムシート20の
外表面側に配置され、膨張形状を一定の形状に拘束保持
させる繊維シート22を設けたものである。繊維シート
22は表面にテフロンコーティングを施したもので、実
施例ではガラスウール材料からなる織物を基材にし、こ
の表面にテフロンコーティング膜を形成した薄いシート
材(ほぼ0.2〜1.0mm厚)によって構成されている。この
ような繊維シート22は非伸縮性のやや硬質のものであ
り、前記パッドベース16とパッド押さえ18とを全体
的に包み込むようにしてメインステー12に挟持されて
取り付けられ、ゴムシート20との対面側を弧状に湾曲
して取り付けられる。このため、繊維シート22はゴム
シート20が膨出したときにパッド押さえ18の外縁を
起点として二次曲線状に湾曲され、前記ゴムシート20
の凸面部に密着し、ゴムシート20の膨張形状が安定し
た凸断面状となるように保持する。したがって、ゴムシ
ート20の膨張状態では、膨張起点が繊維シート22よ
りやや内側になるのでその箇所が繊維シート22と離れ
るが、凸断面部の大部分が繊維シート22の内面に密着
して膨張形状を保持し、一体となってブランケット胴1
0の外表面に押し付けられるものとなっている。
上述のような圧着部には洗浄シート24が供給され、ブ
ランケット胴10に対して接触させ、ブランケット胴1
0の払拭洗浄をなすようにしている。この洗浄シート2
4は前記メインステー12の後方にて配置されシートロ
ール26から繰り出される。このシートロール26は側
板14間に設けた繰り出し軸28に芯管を装着して取り
付けられている。このシートロール26からは、ブラン
ケット胴10の回転方向(矢印A)と反対方向に洗浄シ
ート24が繰り出されるようになっている。このためシ
ートロール26から繰り出された洗浄シート24は、凸
断面状となっている圧着部の一方の裾部から圧着凸部に
向けられ、その頂部で繊維シート22の表面に接して他
方の裾部に至り、前記シートロール26の更に後方に設
けられた巻き取り軸29に巻き取られる。このとき、洗
浄シート24が圧着部に円滑に供給されるように、メイ
ンステー12には前記パッド押さえ18の外方に延在す
るシートガイド板30A、30Bを設けている。このシ
ートガイド板30A、30Bはしたがって圧着部の両側
に位置して圧着部に対する洗浄シート24の導入・排出
点を形成するが、このシートガイド板30A、30Bに
よる導入・排出点を繊維シート22の最大突出部より若
干低く設定している。これによって洗浄シート24が圧
着部の最大突出部分でのみ接触されるものとなって、接
触領域が小さくなるように設定されている。なお、前記
巻き取り軸29は一定量づつ回転されドラム洗浄した後
の洗浄シート24を間欠的に巻き取るものとしている。
また、前記洗浄シート24に洗浄液を供給し、洗浄液に
よって湿潤した状態で前記ブランケット胴10を払拭す
るようにしている。このための洗浄液の供給手段32が
圧着部からの洗浄シート24の排出側におけるシートガ
イド板30Bの内側に設けられ、これから洗浄シート2
4と圧着部との隙間に向けて洗浄液を供給し、払拭部位
の洗浄シート24に洗浄液を浸み込ますようにしてい
る。
このように構成された印刷機ドラム洗浄装置の作用は次
のようになる。圧着部を構成しているゴムシート20の
内部に約0.5kg/cm2の圧搾空気を供給し、ゴムシート
20をかまぼこ断面状に膨出させる。この膨張により外
面側の繊維シート22もゴムシート20に押されて膨ら
んでゴムシート20と密着するが、この繊維シート22
は繊維基体であって非伸縮性であるのでゴムシート20
の膨張形状を一定の均一な形状に拘束保持する。繊維シ
ート22に表面にはテフロンコーティングが施されてお
り、接触抵抗が非常に小さくなっている。このような圧
着部にシートロール26から繰り出される洗浄シート2
4を通して巻き取り軸29に巻き付けておき、当該印刷
機ドラム洗浄装置を前進させてブランケット胴10に圧
着させる。このとき洗浄液供給手段32から洗浄液が払
拭部位の洗浄シート24を湿潤させており、ブランケッ
ト胴10との間の相対回転によりドラム表面が払拭洗浄
される。
このとき前述したようにブランケット胴10は高速回転
するが、洗浄シート24と直接接触しているのは、非常
に摩擦抵抗の小さいテフロンコーティング処理をした繊
維シート22であり、これによりその内面側のゴムシー
ト20には無理な力が加わることが抑制される。しか
も、洗浄シート24は圧着部の圧着点を中心にして繊維
シート22より鈍角に設定され繊維シート22の両裾部
分には接触せず、最大突出部分に接触され、両者の接触
面積が小さくなるように規制されている。したがって、
ゴムシート20の損耗劣化が低減し、ゴムシート20の
寿命が向上する。また、繊維シート22はゴムシート2
0の膨張形状の保持拘束をなすが、特にゴムシート20
とブランケット胴10との接触出側においては、繊維シ
ート22の低摩擦化とともに形状拘束機能により、ゴム
シート20の波打ち振動を規制し、一定の形状を保持す
ることができる。したがって、ブランケット胴10の回
転中、常に一定の押し付け力を維持することができ、適
正な圧着機能によって洗浄シート24によるブランケッ
ト胴10の払拭洗浄作用を良好に行わせることができ
る。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案に係る印刷機ドラム洗浄装
置によれば、ゴムシートを膨出させて洗浄対象のドラム
に洗浄シートを押し付ける場合に、ゴムシートの外表面
にテフロンコーティングが施された繊維シートを配置す
るとともに、シートガイドを繊維シートの最大突出高さ
より低く設定して、最大突出部分にて接触されるよう構
成しているので、これによりゴムシートとドラムとの接
触すべりの低減と、圧着部の形状の一定保持による圧着
作用の均一化を図ることができるという優れた効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例に係る印刷機ドラム洗浄装置の要部断面
図、第2図は同装置圧着部の分解斜視図である。 12……メインステー、20……ゴムシート、22……
繊維シート、24……洗浄シート、26……洗浄シート
ロール、32……洗浄液供給手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】印刷機ドラムを洗浄シートにより払拭洗浄
    する印刷機ドラム洗浄装置において、前記洗浄シートを
    印刷機ドラムに押圧する圧着部を、凸断面状に膨出可能
    なゴムシートと、このゴムシートの外表面に配置されて
    前記ドラムへの最適接触圧を付与するようかまぼこ型に
    膨張された当該ゴムシート膨張形状を一定の形状に拘束
    保持させる繊維シートとから形成するとともに、前記繊
    維シートの外表面にはテフロンコーティングを施してな
    り、当該圧着部に対する洗浄シートの導入・排出点を形
    成するシートガイドを前記繊維シートの最大突出高さよ
    り低く形成したことを特徴とする印刷機ドラム洗浄装
    置。
JP1989150754U 1989-12-29 1989-12-29 印刷機ドラム洗浄装置 Expired - Fee Related JPH0627416Y2 (ja)

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