JPH0740530A - 洗浄システム - Google Patents

洗浄システム

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JPH0740530A
JPH0740530A JP5208196A JP20819693A JPH0740530A JP H0740530 A JPH0740530 A JP H0740530A JP 5208196 A JP5208196 A JP 5208196A JP 20819693 A JP20819693 A JP 20819693A JP H0740530 A JPH0740530 A JP H0740530A
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JP
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cleaning
washing
cleaning device
plate
liquid
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Pending
Application number
JP5208196A
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English (en)
Inventor
Yoshiki Nosaka
良樹 野坂
Shinya Fujino
真也 藤野
Hiroshi Miyama
洋 宮間
Isao Kawakami
功 川上
Hitoshi Otsuka
仁司 大塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 インキングローラ、版胴、ブランケット胴、
圧胴を同時に洗浄することができるようにする。 【構成】 版胴、ブランケット胴、圧胴に対してそれぞ
れ洗浄装置を設け、各洗浄装置の胴に対する爪、切欠部
に対応しての圧着・離脱、それぞれの洗浄装置に対して
共通の洗浄液供給制御装置による、それぞれに適した溶
剤、水等の洗浄液の適宜タイミングでの制御供給によ
り、印刷機のすべてのシリンダを自動洗浄できるように
する。また、胴洗浄と同時にインキローラ群の洗浄も行
うようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オフセツト印刷機にお
ける版、ブランケット胴、圧胴などすべてを洗浄する技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、オフセット印刷機においては、ブ
レード押圧方式、ブレードとパツド押圧方式による圧胴
洗浄装置、ブレード押圧方式によるブランケツト洗浄装
置のそれぞれ各別洗浄装置により洗浄する装置は公知で
あり、また圧胴洗浄装置及びブランケット洗浄装置を兼
用したものも知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、オフセツト印
刷機において版、ブランケット胴、圧胴すべてを自動的
に洗浄するシステムは、現在発表されていない。また、
版洗浄システムが存在しない為、通常版を保存する場合
あるいは長時間(1時間程度)止める場合は、手で版面
を洗い油で洗浄した後、アラビヤゴムを引くことが行わ
れている。すなわち、版を印刷機から取り外し、水を流
しながら洗い油を含ませたウエスなどで画線部のインキ
を拭い取るとか、版を印刷機につけた状態で洗浄する場
合には、水を十分に含ませたスポンジで版面を拭きなが
ら洗い油を含ませたスポンジで非画線部のインキを拭い
取る。これは、非画線部にインキを付着させないためで
ある。
【0004】さらに、版洗浄装置以外については各種の
装置もあり、例えば圧胴洗浄装置、ブランケット洗浄装
置が実用化されている。しかしながら、これらの洗浄装
置は個別の洗浄装置の動作指示を行う必要がある。例え
ば印刷が終了した時には印刷を行っていた全ての印刷ユ
ニットの圧胴、ブランケット胴を洗浄する必要がある
が、従来は個々の圧胴洗浄装置、ブランケット洗浄装置
について個々に洗浄の指示が必要であった。以上の個々
の問題点があり、印刷機の自動化及び自動運転を行う上
での課題でもある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は下記のような構
成により上記課題を解決しようとするものである。 (1)版面に版面保護液を塗布する塗布装置と版胴の洗
浄を行う洗浄布を供給ロールより巻取ロールへと移動さ
せると同時に洗浄液を洗浄布に供給させながら前記洗浄
布を裏面側に設けた圧接部材により圧接し洗浄する版洗
浄装置を設ける。 (2)タイミング検出部と、洗浄指示入力部と、洗浄指
示入力部よりの出力を受け洗浄を実施する洗浄装置を選
択し、各洗浄装置の圧着・離脱機構、洗浄液等の切換供
給機構、洗浄布圧着・離脱機構を制御する洗浄制御装置
を設ける。 (3)前記版洗浄装置と圧胴洗浄装置と、ブランケット
洗浄装置と、各洗浄装置への洗浄液等供給部、洗浄布の
圧着・離脱機構または洗浄布の圧着・離脱機構および洗
浄装置の圧着・離脱機構を駆動する着脱駆動部と、前記
洗浄制御装置、からなる洗浄システムとする。 (4)上記(3)記載のシステムに、インキ装置の練り
ローラに対する洗浄液供給機構と振りローラに対する洗
浄廃液除去機構を有するインキローラ洗浄装置を設け
る。
【0006】
【作用】本発明によれば、インキングローラ、版胴、ブ
ランケット胴、圧胴に対してそれぞれ洗浄装置を設け、
それぞれの洗浄装置に対して共通の洗浄液等の供給制御
装置を介して、それぞれに適した溶剤、水等の洗浄液、
及び版保護液を適宜タイミングで切換制御供給するよう
にしたので、印刷機のすべてのシリンダを効率的に自動
洗浄することができる。
【0007】
【実施例】次に、図面に従って本考案による実施例を説
明する。図1はオフセット枚葉印刷機の全体構成を示す
説明図、図2は図1における印刷装置部分の構成を示す
説明図、図3は図2における各胴洗浄装置の構成を示す
説明図で、(a)は洗浄装置部分、(b)は洗浄液等の
供給機構を簡略化し示しており、図4は洗浄液等の供給
制御装置の構成を示す説明図、図5は各胴洗浄のタイミ
ング制御の一例を示す制御タイミング図、である。
【0008】図1に示すように、オフセット枚葉印刷機
1は、デリバリ部2、各印刷装置3、4、5、6、及び
フィーダー部7より構成されており、各印刷装置(例え
ば3)は、図2に示すように、版胴8に対するインキ供
給ローラ群9を介してインキ壺10よりインキ11が版胴8
に供給され、版胴8よりブランケット胴12に転写され、
ついで圧胴13との間でフィーダー部7より供給される枚
葉紙に印刷される。なお、図中符号Aは圧胴洗浄装置、
Bはブランケット洗浄装置、C1 は版胴洗浄装置、C2
は版保護液塗布装置、D1 はインキングローラ洗浄装置
の洗浄液噴射ノズルバー、D2 は洗浄液掻取部の配置位
置を示している。
【0009】版胴8に対しては、水舟14より湿し水15が
給水装置16で供給されるようになっており、また、版胴
8、ブランケット胴12、圧胴13の各胴に対しては、それ
ぞれ同様の洗浄装置17、18、19が設けられてあり、それ
ぞれの胴の洗浄を行うように構成されている。
【0010】各洗浄装置17、18、19の構成は、図3に示
すように構成されている。(特願平4−80218号参
照) 即ち、例えば圧胴13に設けられた洗浄装置19について説
明するに、図3(a)に示すように、洗浄装置19の機枠
20には、洗浄布巻出部21、洗浄布巻取部22が取付けら
れ、洗浄布巻出部21より繰出される洗浄布23が洗浄布巻
取部22に巻取られるよう構成され、その中間でパッド24
が圧胴13表面に押圧部25により押し付けられ、洗浄液が
ノズル26より噴出供給されるようになっている。なお、
図中、符号27はパッド24と共に圧胴側に押付けられる洗
浄布押圧ブレード、28は圧胴13に設けられた枚葉紙把持
のための爪で、洗浄布23を圧胴13に向かって押圧するパ
ッド24、ブレード27は、爪28を逃げるために、タイミン
グを合せて押圧部25により上下制御される。また、版胴
8の版巻込切欠部、ブランケット胴12の巻込切欠部に対
しても、同様洗浄装置の押圧部25による制御が行われ
る。
【0011】さらに、洗浄液等の切換供給機構について
説明するに、図3(b)に示すように、圧胴13に対面し
て、その洗浄布面に洗浄液を吹きつけるよう小孔を列設
された管状のノズル12が設けられており、この管状ノズ
ル12の両端に洗浄液を供給するための洗浄液供給配管29
が接続されている。洗浄液供給配管29は、それぞれ自動
弁30、31、32を介して第1洗浄液タンク33、第2洗浄液
タンク34、及びエア源35に接続されている。
【0012】第1洗浄液タンク33及び第2洗浄液タンク
34は、密閉タンクとなっており、その中には、圧胴13の
汚れに応じて使用できるようそれぞれ異なる洗浄液が収
容されている。例えば、第1洗浄液タンク33には洗浄液
として水を入れておき、紙粉のような水による洗浄性が
高いものの洗浄に使用し、第2洗浄液タンク34には、イ
ンクなど水では溶解し得ないものに対する洗浄液を入れ
ておき、必要に応じてこれらを交互に使用するようにす
る。
【0013】洗浄液タンクより管状ノズル26を介して洗
浄液を噴出するにあたり、洗浄液量を精度よく供給する
ために、洗浄液タンクにエア源35よりの空気圧を利用す
るよう構成されている。即ち、エア源35より圧力調整弁
36を介して第1洗浄液タンク33に、また、エア源35より
圧力調整弁37を介して第2洗浄液タンク34に一定空気圧
が加えられ、それぞれの洗浄液タンク33、34よりそれぞ
れ自動弁30、31を介して、洗浄液が洗浄液供給配管29に
供給されるようになっている。(例えば、洗浄液量はド
ラム長2〜3mに対し5〜10cc)
【0014】洗浄液供給配管29に供給された洗浄液は、
エア源35より圧力調整弁38を介して自動弁32で制御され
て噴出する空気流により管状ノズル26の小孔より押し出
されて、洗浄布面に噴出することになる。
【0015】ところで、圧胴13に対して供給される洗浄
液の供給タイミングを制御するために、圧胴13には回転
位相検知装置(ロータリーエンコーダ)39が取付けられ
ており、また、これと関連して、洗浄液供給量、エア源
35よりの空気流を制御するための自動弁30、31、及び32
を制御するための洗浄液制御部40が設けられている。
【0016】以上2種類の洗浄液を使用した例について
洗浄装置の構成を説明したが、本実引例においては、図
7に示すように、洗浄液として3種類、即ち、いわゆる
洗浄液A、洗浄液B、洗浄液Cのうち各胴の洗浄に適し
たものを使えるようにしてある。洗浄液Aは主にインキ
汚れを洗浄するための洗浄液であり、溶剤系の洗浄液を
用いるのが好ましい。洗浄液Bは版洗浄に使用し、版の
非画線部へのインキ付着を防止するための水とインキ汚
れを洗浄するための洗浄成分が混合・分散されている。
また、洗浄成分と水の分離を防止する第3成分を加えて
もよい。洗浄液Cは水または水系の洗浄液で、主に紙粉
を洗浄するのに使用する。その他に、本実施例では版保
護液を使用しており、版保護液も液切換供給制御装置に
より制御され供給される。
【0017】なお、本実施例では3種類の洗浄液を使用
しているが、インキローラ、版胴、ブランケット胴、圧
胴について各専用のインク洗浄液を使用してもよく、そ
の場合には計5種類の洗浄液と版保護液を切換供給する
ことになる。また、他の実施例では洗浄液として2種
類、即ち前記洗浄液Aおよび洗浄液Bの2種類と版保護
液の3種類だけを使用する。この場合、版胴に対する洗
浄液供給は、図3(b)に示す配管結合部60において洗
浄液Aと洗浄液Bの2種類の洗浄液の混合・分散がよい
形状をもった混合バルブを使用する。そして、この実施
例では洗浄液の数が減らせ、装置の簡略化・抵コスト
化、洗浄液の手配・補充等の省力化が図れる。
【0018】次に、洗浄装置の作動について説明する。
圧胴洗浄装置A、ブランケット胴洗浄装置Bの作動につ
いて 作動タイミングは図5に示すように作動するが、その構
成、作動は下記のようになっている。 洗浄ヘッド ブレード+パッド+ノズル
(図3(a)参照) 洗浄液供給装置 図3(b)、図4及び図7参照 洗浄フロー 洗浄液 胴3回転分 ↓ 乾ふき 胴2回転分 ↓ 洗浄液C 胴3回転分 ↓ 乾ふき 胴3回転分 ↓ 終了 洗浄布巻取
【0019】版胴洗浄装置Cの作動について作動タイミ
ングは図5に示すように作動するが、その構成、作動は
下記のようになっている。 洗浄ヘッド ブレード+パッド+ノズル
(図3(a)参照) (ブレードはなくてもよい) 塗布装置 版保護液塗布装置47は管状ノズ
ルに小孔を設けたノズルバーを洗浄ヘッドのノズルとは
別途版面より離して設置する。液供給切換部よりの配管
を通し供給された版保護液は、版保護液塗布装置47のノ
ズルより版胴8に塗布される。また、別の塗布実施例と
しては、版保護液を入れる皿から塗布ローラとブレード
により計量して版胴8に供給するようにしてもよい。こ
の場合は版保護液塗布装置は版胴8に対して進退でき、
制御装置の版保護液塗布の指示により版胴8に近接或は
接触するようにする。その他の実施例では、版保護液塗
布装置は前記塗布装置のローラ及び皿の代わりにノズル
により版保護液を押し出し塗布する方式を用いる。最も
簡便な実施例として、洗浄ヘッドのノズルを兼用して版
保護液を洗浄布に対して噴射し版面に塗布する方式も可
能であり、この場合版保護液塗布、乾ふき、版洗浄装置
の版胴からの離間の後、ノズルより洗浄液Cを噴射し、
洗浄布を巻き取ることにより、ノズルへのゴム残留を防
止できる。 洗浄液供給装置 図3(b)、図4及び図7参照 洗浄フロー 版洗浄については、 1 洗浄液Bにてインキ汚れを取る。 2 版面に版保護液をひく(非画線部へのインキ混入を
防止) 3 乾燥のシーケンスにて行われるので、下記のような
フローとなる。 洗浄液 胴2回転分 ↓ 版保護液 胴3回転分 ↓ 乾ふき 胴2回転分 ↓ 終了 洗浄布巻取
【0020】インキローラ洗浄装置Dの作動について 作動タイミングは図5参照 洗浄ヘッド ブレード (図2の洗浄液掻取
部D2 参照)洗浄液掻取部D2 はブレード41と、これを
変位させるエアシリンダ42、廃液受皿43で構成されてい
る。ブレード41はローラ群9の振りローラ44表面と接触
して、洗浄液噴射ノズルバーD1 のノズル46より練りロ
ーラ45に供給された洗浄液Aによる洗浄廃液を掻き取
り、廃液受皿43に落下させる。(前記洗浄装置A〜Cの
ヘッドでもよいが、この場合ノズルは別位置に設置)
洗浄液供給装置 図3(b)、図4及び図7参照 図2の洗浄液噴射ノズルバーD1 参照 これはインキングローラに供給するのみでよく、必ずし
もノズルで行なう必要はない。 洗浄フロー 洗浄液A 圧胴5回転分 ↓ 乾ふき 圧胴2回転分 ↓ 終了 洗浄布巻取 図2に示すようにブレードを用
いた場合は洗浄布は用いられていないが、洗浄装置A〜
Cを用いた場合は行う。
【0021】さらにインキングローラ洗浄について説明
するに、インキ供給ローラ群9の中の練りローラ45に対
して洗浄液供給ノズル46より洗浄液Aが供給され、洗浄
液のローラ群に沿っての落下にタイミングを合せてイン
キ供給ローラ群の中の振りローラ44に対してエアシリン
ダ42によりブレード41を接触・離間し、接触時に洗浄廃
液を下部に設けた廃液受皿43に落下させた後、外部に排
出させる。なお、ブレードを用いる代わりに、各胴にお
ける洗浄布による拭き取りを行わせるようにしてもよ
い。
【0022】なお、本実施例ではブランケット洗浄装置
としてパッドとブレードを用いる方式の洗浄装置で説明
してきたが、その他のブランケット洗浄方式にはローラ
方式、ブラシ方式、不織布を用いた方式等種々あり、本
実施例のブランケット洗浄装置の代わりに使用してもよ
い。また、版胴洗浄装置の洗浄ヘッドについても、方式
としてパッドを利用する方式あるいは版面ゴミ取り装置
にみられるような分割ゴムを利用した方式を適用しても
よい。
【0023】洗浄制御装置100 の動作を説明するが、こ
こでは簡便に1色分の印刷ユニットに対応した洗浄シス
テムの動作について説明する。洗浄制御装置100 は、図
4に示すように、タイミング検知部101 、洗浄指示入力
部102 、表示部 103、制御部104 、記憶部105 、洗浄液
制御部107 、着脱制御部106 により構成される。
【0024】タイミング検知部101 は圧胴、ブランケッ
ト胴、版胴、の回転位相及び爪または切欠部の位相に同
期したタイミング信号を発生させるために設けられ、こ
こでは圧胴の駆動部にロータリーエンコーダ39を設けタ
イミング信号を発生させている。タイミング検知部101
は圧胴の駆動部に設ける以外に、版胴、ブランケット胴
あるいは各胴毎に設けてもよい。また、印刷機の制御部
よりタイミング信号に相当する信号を入力してもよい。
【0025】洗浄指示入力部102 にはどの洗浄装置を動
作させるべきかの情報が入力される。この情報としてイ
ンキローラ洗浄、版胴洗浄、ブランケット胴洗浄、圧胴
洗浄を個別に指定して作動させる情報があることは勿論
として、その他に洗浄装置を複数同時に動作させる時に
動作させるべき洗浄装置を選定するための情報、例えば
版替え、昼休み等の機械の一時休止、色替え、版替え時
の版の保存指定等の情報が入力される。
【0026】次に記憶部105 には前記洗浄指示入力部10
2 に入力された情報と動作すべき洗浄装置の対応情報、
即ち動作すべき洗浄装置の圧着・離脱、洗浄ヘッドの圧
着・離脱、洗浄液切換供給部への洗浄液切替え、洗浄布
の巻取、の指示及び各動作タイミングに関する情報が記
憶されている。
【0027】制御部104 は前記洗浄指示入力部102 より
の指示を前記記憶部105 に送り、記憶部105 より動作さ
せるべき洗浄装置の情報を読み出し、読み出した情報を
基にタイミング検知部101 よりのタイミング信号を基準
とし、各部を所定のタイミングで動作させるべく洗浄液
制御部107 及び着脱制御部106 への指示を出力する。
【0028】着脱制御部106 は制御部104 よりの出力に
基づき、指定された洗浄装置へ洗浄装置の圧着・離脱、
洗浄ヘッドの圧着・離脱、洗浄布の巻取を指示する信号
を出力し、各洗浄装置は前記信号に基づいて圧着・離脱
及び洗浄布の巻取が指定されたタイミングで実行され
る。
【0029】洗浄液制御部107 は制御部104 よりの出力
に基づき、指定された洗浄装置への指定された洗浄液の
供給を指示する信号を洗浄液切換供給部300 に出力し、
洗浄液切換供給部300 は前記信号に基づいて指定された
洗浄装置へ指定された洗浄液を指定されたタイミングで
供給する。
【0030】図5は制御部104 が記憶部105 の情報およ
びタイミング検知部101 よりのタイミング信号に基づく
洗浄液制御部107 および着脱制御部106 への指示のタイ
ミングを示した図である。
【0031】A相信号200 及びZ相信号201 はタイミン
グ検知部101 の一例として圧胴の駆動部に設けたロータ
リーエンコーダー39の発生するタイミング信号である。
A相信号200 は圧胴が所定角度回転する毎に発生される
タイミング信号であり、Z送信号201 は圧胴が1回転す
る毎に発生されるタイミング信号である。
【0032】201 は圧胴の爪部が洗浄装置に達するタイ
ミングとA相信号200 及びZ相信号201 との関係を示す
ものである。同様に212 はブランケット胴の切欠部が洗
浄装置に達するタイミングを示し、213 は版胴の切欠部
が洗浄装置に達するタイミングを示す。この例では圧胴
には爪部が2個所あり、圧胴が1回転する毎に2枚印刷
されるため、Z相信号201 の2パルスの間に2個所の爪
部が洗浄装置に対向する位置を通過し、版胴あるいはブ
ランケット胴の切欠部は2回洗浄装置に対向する位置を
通過する。
【0033】220 は洗浄指示入力部102 あるいは印刷機
の制御部110 からの洗浄開始を指示する信号である。
【0034】221 、222 、および223 は圧胴洗浄装置、
ブランケット洗浄装置、版胴洗浄装置の着脱状況を示し
たもので、洗浄指示入力部102 あるいは印刷機の制御部
110からの洗浄開始を指示する信号220 および動作させ
るべき洗浄装置の情報は制御部104 に入力され、制御部
104 は記憶部105 の情報を読み出し、着脱制御部106に
指示を出し、圧胴洗浄装置を圧胴の洗浄を行う位置に圧
着する指示、ブランケット胴洗浄装置をブランケット胴
の洗浄を行う位置に圧着する指示、版胴洗浄装置を版胴
の洗浄を行う位置に圧着する指示が着脱制御部106 より
出力され、前記各胴は圧着される。
【0035】231 は圧胴洗浄装置の洗浄ヘッドの圧着・
離脱を示しており、制御部104 に洗浄開始の信号220 が
入力された後に最初に爪部が洗浄ヘッドを通過したタイ
ミングに合わせて洗浄ヘッドを圧着する指示が着脱制御
部106 を通して出力され、前記洗浄ヘッドが圧着され
る。
【0036】232 は231と同様にブランケット洗浄装置
の洗浄ヘッドの圧着・離脱を示しており、233 は版洗浄
装置の洗浄ヘッドの圧着・離脱を示している。
【0037】234 はインキローラー洗浄装置の洗浄液噴
射ノズルバーD1 より洗浄液の噴射されるタイミングを
示したものであり、洗浄開始の信号が制御部104 に入力
されインキローラー洗浄を行う判断がなされ、洗浄液制
御部107 より洗浄液切換供給部に対し洗浄液噴射ノズル
バーD1 に洗浄液Aを供給する指示が出力され、洗浄液
AがノズルバーD1 より噴射される。
【0038】235 はブレード41の圧着・離脱を示してお
り、洗浄液が掻取部に達する時間だけタイミングを遅ら
せブレード41を圧着させる指示が着脱制御部106 から出
力され、ブレード41が圧着される。
【0039】図6は洗浄指示入力部102 に入力される情
報の一例と、記憶部105 に記憶されている情報の一部で
ある洗浄指示入力部102 に入力される情報と動作すべき
洗浄装置の対応関係を示した図である。この図では洗浄
指示入力部102 に入力される情報の中で各洗浄装置を個
別に動作させる指示、個別洗浄指示については、インキ
ローラー洗浄の指示をD、版洗浄をC、ブランケット洗
浄をB、圧胴洗浄をAと省略して示してある。
【0040】図7に洗浄液切換供給部300 の一例を示
す。液タンク301 にはインキ汚れを洗浄するための洗浄
液であり溶剤系の洗浄液Aが、液タンク302 には版洗浄
に使用する洗浄液Bが、液タンク303 には洗浄液Cが入
れられている。エアー源35よりのエアーは空気圧調整器
320 、330 、340 、および350 を通り液タンクに一定空
気圧が加えられる。
【0041】また、同様に空気圧調整器310 を通り圧力
調整されたエアーは、自動弁311 、312 、313 、314 、
および315 において洗浄液制御部の指示により制御さ
れ、洗浄液配管361 、362 、363 、364 、365 に供給さ
れる。一方、自動弁321 、322 、325 、333 、341 、34
2 、および354 は洗浄液制御部107 の信号により駆動さ
れ、指定された洗浄液あるいは版保護液を指定されたタ
イミングで指定された洗浄液配管361 、362 、363 、36
4 、および365 に供給し、前記自動弁311 ないし315 を
通ったエアーにより洗浄装置のノズルあるいは塗布装置
に供給される。なお、366 は洗浄液掻取部D2 よりの洗
浄廃液を廃液タンク305 へ導く配管である。
【0042】本実施例では洗浄制御装置をブロック図で
説明し、一部記憶部とデジタル回路的表現を用いたが、
アナログ回路あるいはタイマー、リレー等で構成しても
よい。また、洗浄制御装置を印刷機1色分のユニットに
ついて説明してきたが、多色印刷機の場合は通常、タイ
ミング入力部、タイミング制御部、記憶部、洗浄モード
入力部は一つにまとめ、洗浄液切換駆動部、着脱駆動部
はユニット毎に設けることが行われる。また、洗浄モー
ド入力部については簡略化した入力部を各印刷ユニット
毎に設けることも行われる。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば、インキングローラの洗
浄、各胴に対する洗浄装置の接触・離間の制御、洗浄液
等の供給タイミングの制御を、洗浄制御装置により全て
自動的に制御することができるようになるので、版胴、
ブラケット胴、圧胴すべてのシリンダーを自動洗浄する
ことが可能となり、従って省力、省人によるコストダウ
ンが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】オフセット枚葉印刷機の全体構成を示す説明図
である。
【図2】図1における印刷装置部分の構成を示す説明図
である。
【図3】図2における各胴洗浄装置の構成を示す説明図
で、(a)は洗浄装置部分、(b)は洗浄液供給機構を
示している。
【図4】洗浄制御装置の構成を示す説明図である。
【図5】各胴洗浄のタイミング制御の一例を示す制御タ
イミング図である。
【図6】洗浄モード指示入力部の指示と動作させるべき
洗浄装置とを示す図である。
【図7】洗浄液供給機構の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 オフセット枚葉印刷機 3,4,5,6 印刷装置 8 版胴 9 インキングローラ群 10 インキ壺 11 インキ 12 ブランケット胴 13 圧胴 16 給水装置 17,18,19 洗浄布装置 23 洗浄布 24 パッド 25 押圧装置 26 洗浄液供給ノズル 27 ブレード 28 爪 33,34 洗浄液タンク 40 制御装置 42 エアシリンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川上 功 東京都北区赤羽西6丁目37番2号 株式会 社ディー・エヌ・ケー内 (72)発明者 大塚 仁司 東京都北区赤羽西6丁目37番2号 株式会 社ディー・エヌ・ケー内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧胴洗浄装置と、ブランケット洗浄装置
    と、版洗浄装置と、洗浄制御装置から構成され、 圧胴洗浄装置、ブランケット洗浄装置、版洗浄装置は、
    それぞれ各洗浄装置の圧着・離脱機構、洗浄液等の切換
    供給機構、洗浄布圧着・離脱機構を備え、 洗浄制御装置は、洗浄指示入力部を備え、該洗浄指示入
    力部よりの出力を受け洗浄を実施する各洗浄装置を選択
    制御するようにされてなる洗浄システム。
  2. 【請求項2】 インキローラ洗浄装置と、圧胴洗浄装置
    と、ブランケット洗浄装置と、版洗浄装置と、洗浄制御
    装置から構成され、 インキローラ洗浄装置と、圧胴洗浄装置と、ブランケッ
    ト洗浄装置と、版洗浄装置は、それぞれ各洗浄装置の圧
    着・離脱機構、洗浄液等の切換供給機構、洗浄布圧着・
    離脱機構を備え、 洗浄制御装置は、洗浄指示入力部を備え、該洗浄指示入
    力部よりの出力を受け洗浄を実施する各洗浄装置を選択
    制御するようにされてなる洗浄システム。
  3. 【請求項3】 版洗浄装置は、版面に版面保護液を塗布
    する塗布装置を備え、版胴の洗浄を行う洗浄布を供給ロ
    ールより巻取ロールへと移動させると同時に、洗浄液を
    洗浄布に供給させながら前記洗浄布を裏面側に設けた圧
    接部材により圧接し洗浄するよう構成されてなる請求項
    1又は請求項2記載の洗浄システム。
  4. 【請求項4】 洗浄制御装置は、タイミング検出部と、
    洗浄指示入力部と、洗浄指示入力部よりの出力を受け、
    洗浄を実施する洗浄装置を選択し、検出タイミングに応
    じて各洗浄装置の圧着・離脱機構、洗浄液等の切換供給
    機構、洗浄布圧着・離脱機構を制御する制御部を備えて
    なる請求項1、請求項2又は請求項3記載の洗浄システ
    ム。
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