JP2011016262A - 印刷機におけるブランケット洗浄方法およびその洗浄システム - Google Patents

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【課題】回転しているブランケット胴が停止するまでの時間を利用して、高速回転でのブランケット洗浄を行い、その洗浄時間の短縮を図る。
【解決手段】ブランケット胴を印刷終了後に回転する回転速度から減速しながら回転を停止するまでの間に、ブランケット胴3の表面に洗浄布を断続的に押し付けて押圧させる時間を制御しながら、該ブランケット胴表面を洗浄、洗浄工程を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、オフセット輪転印刷機のシリンダ表面(ブランケット胴の表面)を洗浄する方法およびその洗浄システムに関する。
一般に、オフセット輪転印刷機(輪転機)は、印刷する色数や差換え印刷に対応して複数の印刷ユニットにより構成されている。そして、これらの複数の印刷ユニットは、印刷版を備えた版胴と、この版胴からインキを転写されて印刷用紙に印刷を行うブランケット胴と、インキ供給装置と、水供給装置とを備えている。
印刷を長時間継続しているとブランケット胴の表面にインキや紙粉等の汚れが付着する。このようにブランケット胴の表面にインキカス等の付着量が多くなると印刷品質に悪影響を与えるため、所定の部数印刷した後にブランケット胴を洗浄する必要が生じる。また、異なる印刷物を印刷するときに印刷版を交換する際に、旧絵柄をブランケットから除去しておくために、ブランケット胴の表面(ブランケット)を洗浄する必要が生じる。
そして、ブランケット洗浄を行う際には、印刷終了後に、輪転機を一旦停止(ブランケット胴の回転を停止)させ、再び、輪転機を低速回転で駆動し、その低速回転するブランケット胴を洗浄していた。例えば、ブランケット胴の回転速度が約8rpmの一定速度で3〜4分間洗浄を行っていた。
また、輪転機の種類や使用態様によっては、輪転機の機械速度を通常の印刷速度からブランケット洗浄速度まで減速させ(輪転機を停止させることなく)、いわゆる緩動速度の状態で洗浄する場合もある(例えば、特許文献1参照)。
特開平8―20104号公報
しかしながら、前記前者の輪転機におけるブランケット洗浄方法は、輪転機を一旦停止させてからブランケット胴を低速回転させながら洗浄するため、その洗浄時間が長くなる欠点があった。
また、特許文献1に記載のブランケット洗浄方法は、輪転機を減速させた後に、緩動速度の状態で洗浄するため、印刷が終了した胴抜けから洗浄時間の終了までの洗浄時間が長くなる問題があった。
しかも、ブランケット洗浄工程の間に印刷用紙(ウエブ)が走行する場合には、ウエブは、生産される印刷物とはならず、廃棄処分される損紙となる。その結果、ブランケット洗浄時間の短縮が要望されていた。
本発明は、回転しているブランケット胴が停止するまでの時間を利用して、高速回転でのブランケット洗浄を行い、その洗浄時間の短縮を図ることを第一の目的とする。
また、印刷していた輪転機が停止する際に、胴抜けから機械停止までの時間を利用して、ウエブを走行させながらブランケット洗浄を行う際に、損紙の発生と洗浄効果とのバランスを考慮した適正な動作開始を設定することができ、経済性を向上させることを第二の目的とする。
本発明は、前記課題を解決するためになされたもので、印刷機のブランケット洗浄方法としての特徴は、洗浄装置の洗浄部を回転するブランケット胴の表面に押し付けて該ブランケット胴表面を洗浄する印刷機のブランケット洗浄方法において、前記ブランケット胴を印刷終了後に回転する回転速度から減速しながら回転を停止するまでの間で、洗浄工程を行うことにある。
本発明の前記印刷機のブランケット洗浄方法において、前記ブランケット胴の回転速度に基づいて前記洗浄装置の洗浄部を断続的に押圧させる時間を制御することを特徴とする印刷機のブランケット洗浄方法。
本発明の前記印刷機のブランケット洗浄方法において、前記洗浄装置は、洗浄布を備えるファブリック供給装置からなることを特徴とする印刷機のブランケット洗浄方法。
この洗浄布方式のブランケット洗浄装置は、不織布等の特殊な洗浄布を押し付けて、自動的にブランケット胴のブランケットの汚れを拭う方式のものである。このため、ブランケット洗浄を高速回転で行えば、洗浄布は、回転するブランケットとの摩擦抵抗により、破断または巻きほぐれが発生し、洗浄布がブランケット胴に巻き込まれるおそれがある。その結果、ブランケット洗浄は、輪転機を低速回転に維持した状態で行うことが余儀なくされていた。
本発明は、洗浄布方式のブランケット洗浄装置を使用する場合であっても、ブランケット胴の回転速度に基づいて前記洗浄装置の洗浄部(洗浄布)を断続的に押圧させる時間を制御することにより、洗浄部とブランケット胴との間に発生する摩擦を受ける時間を制御する。すなわち、ブランケット洗浄による洗浄部とブランケット胴との間に発生する摩擦抵抗は、ブランケット胴の回転速度に左右されないのではないかとの発想から、独自の洗浄パターンを開発した。
このように、本発明は、ブランケット胴の回転速度に基づいて前記洗浄装置の洗浄部(洗浄布)を断続的に押圧させる時間を制御するため、ブランケット胴が高速回転している場合であっても、洗浄装置の洗浄部でブランケット胴の表面の洗浄が可能となる。
本発明の印刷機のブランケット洗浄システムとしての特徴は、回転するブランケット胴の表面に押し付けられる洗浄部を有する洗浄装置と、前記ブランケット胴の回転速度に基づいて前記洗浄装置の洗浄部を断続的に押圧させる時間を制御する制御部とを備え、前記ブランケット胴を印刷時の回転速度から減速しながら回転を停止するまでの間で洗浄を行うことにある。
本発明は、回転していたブランケット胴が停止するまでの時間を利用してブランケット洗浄を行うので、高速回転でのブランケット洗浄を行い、その洗浄時間の短縮を図ることができる。
特に、ブランケット胴表面の洗浄操作に起因する時間を短縮し有効生産時間を生み出して生産性を向上させ、かつ損紙の減少が可能となる。
本発明の一実施の形態に係るオフセット輪転印刷機を構成する印刷ユニットの概略を示す正面図である。 同印刷ユニットの概略を示す斜視図である。 ブランケット洗浄装置を示し、(a)は洗浄布がブランケット胴から離間した状態を示す正面図、(b)は洗浄布がブランケット胴に接触した状態を示す正面図である。 ブランケット洗浄工程についてのフロー図である。 インキローラ洗浄工程およびブランケット洗浄工程についてのフロー図である。 ブランケット洗浄工程を示す説明図である。 ブランケット洗浄装置における洗浄布を、ブランケット胴に押圧させるタイミングを示す図である。 インキローラおよびブランケットを洗浄する工程を示す説明図である。 インキローラおよびブランケットを洗浄する工程を示す説明図である。 インキローラおよびブランケットを洗浄する工程を示す説明図である。 インキローラおよびブランケットを洗浄する工程を示す説明図である。 インキローラおよびブランケットを洗浄する工程を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。図1〜図8に本発明の一実施の形態を示す。
図1および図2は、本発明のブランケット洗浄方法を実施可能な印刷機としての輪転機の概略を示す。
輪転機は、印刷ユニット1が、1組、あるいは、長尺状の印刷用紙(ウエブ)2の走行方向に沿って設けられた複数組の印刷ユニットとして備えられている。なお、図1および図2は、単体の印刷ユニット1を示す。
印刷ユニット1には、ウェブパスラインLを基準とした左右側のブランケット胴3と、左右側の版胴4と、インキ着けローラ(インキローラ)5a、5bを有するインキ供給装置5と、水着けローラ6aを有する水供給装置6と、インキ着けローラ5bや水着けローラ6aのローラ脱着機構部7、8と、ブランケット洗浄装置10と、ブランケット胴脱着機構部11と、版胴移動機構部12と、インキ洗浄装置30と、制御部20を備えている。
なお、図1において、左右側の印刷胴構成は同じ構成であるため、ローラ脱着機構部7、8と、ブランケット胴脱着機構部11と、版胴移動機構部12とは、一方(右側)の印刷胴構成について記載し、他方は図示省略する。
ブランケット洗浄装置10は、各ブランケット胴3の近傍に配置されている。ブランケット洗浄装置10は、図3に示すように、洗浄部としての長尺状の洗浄布15が、装置本体10aに支持されたロール10bに巻取り自在に構成されたファブリック供給装置からなる。なお、洗浄布15は、モータ等の駆動手段(図示省略)により所定長さが巻取り可能である。洗浄布15は、粘性が比較的高く低揮発性の洗浄液を予め含浸させた不織布等の洗浄ファブリックが使用される。
装置本体10aの先端には、押圧部材16が設けられている。この押圧部材16は、図示省略の圧縮空気供給源から供給される圧縮空気により膨張して、洗浄布15をブランケット胴3の表面3aに押圧させる(図3(b)参照)。また、圧縮空気が供給されていない場合には、押圧部材16は弾性力で扁平となり、この押圧部材16(洗浄布15)とブランケット胴3の表面3aとの間には、間隙が生じている(図3(a)参照)。
インキ洗浄装置30は、インキ供給装置5に設けられており、インキ着けローラ5aの残留インキを、洗浄液を掛けながらラバープレート(ブレード)31でかき取る装置である。ブレード31の移動はエアシリンダ等の駆動手段(図示省略)で行われる。インキ洗浄装置30は、特に限定されるものではなく、ブレード31とともに巻取り自在な洗浄布を備えたものであってもよい。
制御部20は、第一制御部21と、第二制御部22とを備えている。第一制御部21は、輪転機の駆動機構部を作動させる駆動モータMと、インキ供給装置5と、水供給装置6と、ローラ脱着機構部7、8と、ブランケット胴脱着機構部11と、版胴移動機構部12とをそれぞれ制御する。
第二制御部22は、ブランケット洗浄装置10と、インキ洗浄装置30とを制御する。具体的には、第一制御部21と、第二制御部22との間で信号の送受信が行われ、第二制御部22は、第一制御部21から送られてくる信号に基づき、ブランケット胴3の近傍に配置されたブランケット洗浄装置10を作動させる。
すなわち、第一制御部21からブランケット胴3の回転速度(輪転機速度)信号が第二制御部22に送られ、第二制御部22は、図7に示すように、ブランケット胴3の回転速度に基づいて、圧縮空気が断続的に押圧部材16に供給されるように、洗浄布15がブランケット胴3の表面に押圧する時間T1と、離間する時間T2とを制御する。
また、洗浄布15は、ブランケット胴3から離間している間に、所定長さが巻き取られる。かかる洗浄布15がブランケット胴3の表面に押圧する時間T1は、ブランケット胴3の回転速度に基づいて予め設定されている。なお、本実施の形態では、第一制御部21と、第二制御部22とを備えるが、単体のものであってもよく、制御部の数は特に限定されるものではない。
次に、以上の構成からなる輪転機におけるブランケット洗浄工程について、図4に示すフロー図を参照しながら説明する。
ブランケット洗浄パターン(洗浄プログラム)は、複数パターンが予め準備されており、従来の通常洗浄パターン(ブランケット胴3を一旦停止させ、その後にブランケット胴3を低速回転させながら洗浄する旧洗浄パターン)と、本発明に係るブランケット洗浄パターン(第一洗浄パターン)とを選択できるようになっている。なお、第一洗浄パターンのプログラムは♯6に設定されている。
図4は、各ステップでの処理を示し、その処理は制御部20に含まれるコンピュータにより実行される。
先ず、印刷が開始される前は、通常洗浄パターンで待機している(S1)。
次に、ウエブが走行し始めブランケット胴3の回転速度(輪転機速度)が所定回転速度(例えば約200rpm)以上となった場合(S2:YES)は、第一ブランケット洗浄が選択されているか否かが確認される。この第一ブランケット洗浄が選択されている場合(S3:YES)には、通常洗浄パターンでの洗浄プログラムが、制御部20に記憶され(S4)、洗浄プラグラム♯6がセットされる(S5)。
さらに、輪転機速度の回転速度が所定回転速度(例えば、約300rpm)以上で、且つ胴入れを開始したと判断されると(S6:YES)、印刷状態であることを確認し(S7)、輪転機速度が、印刷を行う設定値の範囲内(例えば、約200rpm以上、約300rpm以下)であるか判断される。
かかる輪転機速度が設定値の範囲内であると判断した場合には(S8:YES)、第一ブランケット洗浄の洗浄待機を確認した後に(S9)、印刷を終了(胴抜け)するか否かを判断する。
さらに、印刷を続行する場合(S10:NO)には、S7に戻る。
印刷を終了する場合(S10:YES)は、断紙でない状態(S11:NO)およびブランケット洗浄装置10の洗浄布15の量(S12:NO)を確認した後に、第一ブランケット洗浄を実施する(S13)。かかる第一ブランケット洗浄は、水供給装置6やインキ供給装置5の各ローラを版胴4から離した状態(脱状態)て行う。
なお、断紙と判断したり、または洗浄布15が残小と判断した場合には、第一ブランケット洗浄を行うことなく機械を停止する(S14)。
第一ブランケット洗浄を行う場合において、制御部20の第一制御部21は、図6に示すように、印刷終了時(胴抜け時)から輪転機速度(ブランケット胴の回転速度)を次第に減速させ所定の時間で停止するように制御する。例えば、胴抜けからブランケット胴3の回転停止までを14秒と予め設定されており、その間にブランケット洗浄装置10に圧縮空気を断続的に供給制御する。
減速回転するブランケット胴3の表面3aに、押圧部材16で洗浄布15を1秒間だけ押圧することにより、ブランケット胴3の表面3aを洗浄する。その後に、0.4秒間だけ洗浄布15をブランケット胴3の表面3aから離間させ、この離間時に洗浄布15を所定量だけ巻取り、再び洗浄布15を減速回転するブランケット胴3の表面3aに押圧する。かかる動作をブランケット胴3が停止するまで繰り返して行う。
このように、洗浄布15をブランケット胴3に押圧させる時間を、短時間にしているため、洗浄布15が破断や巻きほぐれにより、高速回転しているブランケット胴3に巻き込まれるおそれはない。
機械停止後(ブランケット胴3の回転が停止後)に、洗浄プログラムを復旧させる(S15)。
本実施の形態では、高速で印刷していた輪転機を停止させる際に、胴抜けから機械停止までの時間を利用して、ブランケット洗浄を行うため、ウエブを走行させながらブランケット洗浄を行っても、その損紙の発生と洗浄効果とのバランスを考慮した適正な動作開始を設定することができ、経済性を向上することが可能となる。
なお、洗浄布15をブランケット胴3に押圧させる時間は、ブランケット胴3の回転速度に基づいて予め設定することができ、ブランケット胴3の回転速度が遅くなるのに応じて洗浄布15の接触時間を長くなるように制御することも可能である。
また、ウエブを走行させない状態でブランケット洗浄を行うことも可能である。
しかも、ブランケット洗浄装置10を作動させるタイミングは、胴抜け直後に限らず、所定時間経過でもよく、胴抜けからブランケット胴3の回転停止までの間で設定することができる。
次に、以上の構成からなる輪転機において、インキ供給装置5のインキローラ洗浄工程およびブランケット洗浄工程について、図5に示すフロー図および図8を参照しながら説明する。本実施の形態に係る洗浄パターンは、インキローラ洗浄開始後にブランケット洗浄を連続して行う第二洗浄パターンをいう。なお、第二洗浄パターンは♯5に設定されている。
図5は、各ステップでの処理を示し、その処理は制御部20に含まれるコンピュータにより実行される。
洗浄パターンは、インキローラ洗浄の後にブランケット胴3を一旦停止させ、その後に再びブランケット胴3を回転させてブランケット洗浄を行う通常洗浄パターンと、第二洗浄パターンとを選択できるようになっている。
先ず、輪転機の輪転機速度が所定回転速度(約60rpm)以上となった場合(S20:YES)に、インキローラ洗浄を開始(S21)し、元の通常洗浄パターンのプラグラムが記憶(S22)されるとともに、洗浄プラグラム♯5にセットされる(S23)。
インキローラ洗浄が終了したと判断(S24:YES)した場合、輪転機が回転していることを確認し(S25:NO)、さらに、輪転機速度が設定値の範囲内(例えば、約200rpm以上、約300rpm以下)であるか判断する。
輪転機速度が設定値の範囲内である場合には(S26:YES)、第二ブランケット洗浄待機(S27)とする。さらに、第二ブランケット洗浄スタートボタンがONである場合(S28)、洗浄布の量を確認し(S29)、第二ブランケット洗浄を行う(S30)。
かかる第二ブランケット洗浄は、ブランケット洗浄装置10を制御して高速で且つ一定速度で回転しているブランケット胴3の洗浄を行う。押圧部材16により洗浄布15を断続的にブランケット胴3の表面に押圧するのは前記と同様であるが、洗浄布15の押圧時間T1は、ブランケット胴3の回転速度に基づいて適宜設定されている。このように、ブランケット洗浄装置10を制御するため、洗浄布15が破断や巻きほぐれにより、高速回転しているブランケット胴3に巻き込まれるおそれはない。
第二ブランケット洗浄が終了して輪転機を停止(S25:YES)する場合には、輪転機速度を減速させ、輪転機速度が低速(例えば60rpm以下)となったことを確認した後に(S31)、洗浄プログラムを復旧(S32)し、輪転機を停止させる(S33)。
なお、第二ブランケット洗浄スタートボタンがONされていない場合(S28:NO)や洗浄布の量が不足する場合(S29:YES)は、輪転機を停止させるべくS25に移行する。
かかる第二ブランケット洗浄工程は、インキ供給装置の洗浄(インキローラ洗浄)により輪転機の速度を高速にした状態でブランケット洗浄を行うため、インキ供給装置の洗浄時間とブランケット洗浄時間とに要する洗浄時間の短縮を図ることができる。
前記実施の形態では、インキローラ洗浄の完了直後にブランケット洗浄を行う場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、図9〜図12に他の洗浄パターンを例示する。
図9に示す洗浄パターンは、インキローラ洗浄を開始した後で、且つインキローラ洗浄中の輪転機速度が増加しているときに、第二ブランケット洗浄を開始する。
図10に示す洗浄パターンは、インキローラ洗浄の完了した後で輪転機速度が設定速度まで減速した時に、第二ブランケット洗浄を開始する。
図11に示す洗浄パターンは、インキローラ洗浄の完了後に、輪転機速度を変化させることなく所定時間経過後に第二ブランケット洗浄を行う。
図12に示す洗浄パターンは、インキローラ洗浄の完了した後に輪転機速度をさらに増加させて第二ブランケット洗浄を行う。
本発明は、前記実施の形態に限定されるものではない。例えば、ブランケット洗浄装置10の押圧部材16は、合成樹脂やゴム等のブロック体から構成し、シリンダ等で移動させることも可能である。また、ブランケット洗浄装置10は、洗浄液を吹きつけてブラシロールでブランケット胴のブランケットの汚れをおとす方式のものであってもよい。
1 印刷ユニット
2 印刷用紙(ウエブ)
3 ブランケット胴
4 版胴
5 インキ供給装置
5a インキローラ
6 水供給装置
6a 水着けローラ
7 ローラ脱着機構部
8 ローラ脱着機構部
10 ブランケット洗浄装置
11 ブランケット胴脱着機構部
12 版胴移動機構部
15 洗浄布(洗浄部)
16 押圧部材
20 制御部
21 第一制御部
22 第二制御部
30 インキ洗浄装置

Claims (5)

  1. 洗浄装置の洗浄部を回転するブランケット胴の表面に押し付けて該ブランケット胴表面を洗浄する印刷機のブランケット洗浄方法において、
    前記ブランケット胴を印刷終了後に回転する回転速度から減速しながら回転を停止するまでの間で、洗浄工程を行うことを特徴とする印刷機のブランケット洗浄方法。
  2. 前記請求項1に記載の印刷機のブランケット洗浄方法において、前記ブランケット胴の回転速度に基づいて前記洗浄装置の洗浄部を断続的に押圧させる時間を制御することを特徴とする印刷機のブランケット洗浄方法。
  3. 前記請求項1または2に記載の印刷機のブランケット洗浄方法において、前記洗浄装置は、洗浄布を備えるファブリック供給装置からなることを特徴とする印刷機のブランケット洗浄方法。
  4. 回転するブランケット胴の表面に押し付けられる洗浄部を有する洗浄装置と、前記ブランケット胴の回転速度に基づいて前記洗浄装置の洗浄部を断続的に押圧させる時間を制御する制御部とを備え、前記ブランケット胴を印刷時の回転速度から減速しながら回転を停止するまでの間で洗浄工程を行うことを特徴とする印刷機のブランケット洗浄システム。
  5. 前記請求項4に記載の印刷機のブランケット洗浄システムにおいて、前記洗浄装置は、洗浄布を備えるファブリック供給装置からなることを特徴とする印刷機のブランケット洗浄システム。
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