JP4397958B1 - 横型多段プレス装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】押圧時の被処理体全体の厚さ寸法を開閉シリンダの作動距離を計測することによって、加熱圧着後の板材(積層合板)の歩留まりを向上させることのできる横型多段プレス装置を提供する。
【解決手段】2本の押圧シリンダ150L,150Rは、搬送基準面Bからの離間距離を開閉シリンダ180とほぼ等しくする形で、開閉シリンダ180(押圧中心O)を挟んで左右に等間隔Lで配置されている。開閉シリンダ180は、押圧シリンダ150L,150Rによって被処理体Wが、押圧盤140F,140Bの閉鎖状態から加熱押圧完了状態へ加熱押圧処理されたとき、被処理体Wの全体厚さの減少量をラムの移動量として検出する開閉シリンダ用リニアエンコーダ181を備えている。各押圧シリンダ150L,150Rは、押圧盤140F,140Bの押圧力をシリンダ内圧として検出する押圧シリンダ用圧力センサ151L,151Rを備えている。
【選択図】図5

Description

本発明は、板材を加熱押圧処理する横型多段プレス装置に関する。
合板、化粧板、ベニヤ単板等の板材(被処理板材)を加熱押圧して所定の板厚に成形する多段プレス装置(ホットプレス)において、多数の板材を複数配置された熱板の間にそれぞれ起立状態で搬入し、両外側に配置された押圧盤の少なくとも一方を駆動することによって加熱押圧する横型方式が知られている。この横型方式(横型ホットプレス)は、水平方向に保持された板材と熱板とを上下方向に交互に積み重ねて加熱押圧する縦型方式(縦型ホットプレス)に比して、板材や熱板自身の重量の影響による成形ムラ(板厚の不揃い)が発生しにくい利点を有する。
そして、このような横型ホットプレスでは、矩形状の板材の長辺の一方(下辺)を搬送基準面としてプレス装置に搬入し、長手方向(左右方向)に配置する2個の押圧シリンダ(例えば油圧シリンダ)の押圧位置を板材の短辺方向(上下方向)の中心位置と合致させるようにして加熱押圧するのが一般的である。その際、「板材と熱板とを交互に重ね合わせた被処理体を規定の駆動圧力で押圧すれば、加熱押圧後の被処理体全体の厚さ(ひいては加熱圧着後の板材である個々の積層合板の厚さ)をその駆動圧力に応じた許容寸法の範囲(設定範囲)内に仕上げることができる」との想定(前提)に基づいてプレス処理が行われる(特許文献1参照)。
特開2007−313864号公報
ところが、板材は、材質(木質)によって異なる性質を有している。例えば、欅、ラワンのように硬く弾力性や反発力が相対的に大きい樹種(硬質材)では、反発による戻り(スプリングバック)現象によって加熱圧着後の積層合板の厚さが規定より厚くなりやすい(設定範囲の上限を超えやすい)。一方、杉、桐のように軟らかく弾力性や反発力が相対的に小さい樹種(軟質材)では、押圧によって容易に厚さが減少しやすく、規定の駆動圧力であっても加熱圧着後の積層合板の厚さが規定より薄くなりやすい(設定範囲の下限を下回りやすい)。また、樹種が同じであっても樹木の生育環境(産地)や板材の部位によって性質が異なる場合(例えば節の部分は硬い)がある。
したがって、特許文献1のように、被処理体を規定の駆動圧力で押圧するだけでは、このような板材の材質(樹種、産地、部位等)による差異に十分に対応することができず、加熱圧着後の積層合板の厚さが規格外となるおそれがあった。これらは不良品となって製品(合板)の歩留まりを悪化させ、合板製造コストの上昇を招きやすい。もちろん、板材の材質に応じて駆動圧力の目標値(基準値)や目標範囲(許容範囲)をきめ細かく設定すれば、このような不良品の発生をかなりの程度抑制することは可能である。しかし、そのような設定をするには原木(樹種や産地)に関する豊富な知識とホットプレス作業についての相当の熟練とを要する上に、硬質材と軟質材とでプレス装置や制御方式の変更を余儀なくされる場合もある。
本発明の課題は、押圧盤押圧用の複数の押圧シリンダとは別に押圧盤開閉用の開閉シリンダを備え、加熱押圧時の被処理体全体の厚さ寸法を開閉シリンダの作動距離に基づいて計測することによって、加熱圧着後の板材(積層合板)の歩留まりを容易に向上させることのできる横型多段プレス装置を提供することにある。あるいは、開閉シリンダの作動距離と押圧シリンダの駆動圧力とに基づき、複数の押圧シリンダの駆動を制御することによって、例えば搬入される板材の材質にかかわらず加熱圧着後の板材(積層合板)の厚さを許容寸法の範囲内に保持できる横型多段プレス装置を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記課題を解決するために、本発明の横型多段プレス装置は、
単板の接合面に接着剤を塗布して積層された板材を複数配置された熱板の間にそれぞれ起立状態で搬入して、厚さ方向に重ね合わせることにより被処理体を構成し、その被処理体の重ね合わせ方向の両外側に配置された押圧盤の少なくとも一方を駆動することにより前記板材を加熱圧着し、複数の木製積層合板を一括して製造する横型多段プレス装置において、
前記押圧盤の押圧面にて中央部に配置され、その押圧盤を接近・離間させて閉鎖・開放する開閉シリンダと、
その開閉シリンダの周囲において前記押圧盤の押圧面に対して互いに異なる複数の位置に配置され、その押圧盤を駆動して前記被処理体をそれぞれ前記重ね合わせ方向から押圧する複数の押圧シリンダと、
それら複数の押圧シリンダが前記被処理体を押圧する際に、前記開閉シリンダの前記重ね合わせ方向の作動距離を検出する距離検出手段とを備え、
前記距離検出手段により検出される前記開閉シリンダの作動距離に基づき、加熱押圧時の前記被処理体全体の中央部の厚さ寸法を計測することを特徴とする。
この横型多段プレス装置では、押圧盤押圧用の複数の押圧シリンダ(例えば4本の油圧シリンダ(流体圧シリンダ))とは別に押圧盤開閉用の開閉シリンダ(例えば1本の油圧シリンダ(流体圧シリンダ))を備えている。そして、加熱押圧時の被処理体全体の厚さ寸法を開閉シリンダの作動距離に基づいて計測することによって、加熱圧着後の板材(積層合板)の歩留まりを容易に向上させることができる。
さらに、
複数の押圧シリンダにそれぞれ付与される駆動圧力のうちの少なくともいずれかを検出する圧力検出手段と、
距離検出手段による作動距離の検出値及び圧力検出手段による駆動圧力の検出値に基づき、加熱押圧後の被処理体全体の厚さが許容寸法の範囲内となるように、複数の押圧シリンダの駆動を制御するシリンダ制御部と、
を備えることができる。
このように、開閉シリンダの作動距離(例えば開閉シリンダのラム移動量)と押圧シリンダの駆動圧力(例えば押圧シリンダの内圧)とに基づき、複数の押圧シリンダの駆動を(一括して又は個別に)制御することによって、例えば搬入される板材の材質にかかわらず加熱圧着後の板材(積層合板)の厚さを許容寸法の範囲内に保持できる。その際、開閉シリンダや押圧シリンダから得られる検出値(作動距離と駆動圧力)に基づいて直ちに各押圧シリンダの駆動を(一括して又は個別に)制御することができ、制御の簡素化と迅速化を図ることができる。なお、押圧シリンダに付与される駆動圧力を検出する圧力検出手段として、例えば押圧シリンダのシリンダ内圧を検出する圧力センサを用いることができる。また、開閉シリンダの作動距離を検出する距離検出手段として、例えば開閉シリンダのラム移動量を検出するリニアエンコーダを用いることができる。そして、上記圧力検出手段をいずれかの押圧シリンダのみに設け、各押圧シリンダの駆動を一括制御してもよい。一方、開閉シリンダを複数配置する場合、上記距離検出手段はいずれかの開閉シリンダのみに設けてもよい。
さらに、板材の材質(例えば硬質材と軟質材)に応じてプレス装置や制御方式を変更しなくてもすむので、ホットプレス作業についての熟練を要しなくなり、制御の簡素化と迅速化を図ることができる。さらに、加熱加圧処理後の個々の板材の厚さではなく被処理体(板材+熱板)全体の厚さを開閉シリンダの作動距離として検出するので、検出に要する時間も減らすことができる。したがって、制御の遅れ(例えば押圧シリンダの停止の遅れ)が原因となって、加熱圧着後の板材(積層合板)の厚さが規格外(例えば過小厚さ)となることを防止できる。
しかも、押圧シリンダの他に、押圧盤の開閉専用の開閉シリンダを設けるので、ロングスパンでの高速移動を要する開閉シリンダとショートスパンでの微細移動を要する押圧シリンダとを使い分けることができる。したがって、押圧盤の開閉動作の迅速化によりホットプレスの作業能率が向上するとともに、押圧シリンダの駆動制御が押圧盤の開閉動作に影響されずに高精度で行える。
なお、複数の押圧シリンダは、押圧位置が不変とされた固定式、押圧位置が板材の搬入方向と交差(直交)する方向(例えば上下方向)へ変更(昇降)可能な移動式のいずれであってもよく、両者を混合した複合式としてもよい。その際、複数の押圧シリンダの全部又は一部を固定式とする場合には、押圧シリンダの押圧位置移動調節機構の簡素化を図ることができる。
そして、シリンダ制御部は、
複数の押圧シリンダが被処理体を押圧する際、圧力検出手段で検出される駆動圧力が所定の目標範囲内にあることを条件として、距離検出手段で検出される作動距離が所定の設定範囲内となるように、複数の押圧シリンダの駆動を制御することができる。
搬入される板材の材質にかかわらず一貫した制御方式で加熱押圧処理できるので、加熱圧着後の板材(積層合板)の厚さを許容寸法の範囲内に容易に保持できる。つまり、板材の材質(例えば硬質材と軟質材)に応じてプレス装置や制御方式を変更しなくてもすむので、ホットプレス作業についての熟練を要しなくなり、制御の簡素化と迅速化を図ることができる。なお、開閉シリンダは複数の押圧シリンダによる被処理体の押圧中にさらに押圧盤の閉鎖方向に移動(ただし駆動圧力はほとんど生じない)し、このとき距離検出手段は作動距離(例えば開閉シリンダのラム移動量)を検出すればよい。
ところで、複数の押圧シリンダは、(開閉シリンダを中心としてその周囲を取り巻くように放射状に、かつ)押圧盤の押圧面に対する押圧位置が開閉シリンダから各々等しく離間するように配置されていてもよい。これにより、複数の押圧シリンダにより押圧盤を一斉に押圧駆動すると、各押圧シリンダによる駆動圧力が押圧盤に対して同時にかつ均等に作用するようになる。
例えば、複数の押圧シリンダは、押圧盤の押圧面に対する押圧位置が不変とされた偶数の固定式押圧シリンダで構成されるとともに、各々の押圧位置が開閉シリンダに関して互いに点対称かつ線対称の位置になるように配置されていてもよい。
このように、すべての押圧シリンダを固定式とすることによって、押圧シリンダの押圧位置移動調節機構を設けずにすみ、一層の簡素化を図ることができる。また、各々の押圧位置が、開閉シリンダに関して互いに点対称かつ線対称の位置になるように配置されていると、各押圧シリンダの駆動圧力が押圧盤に対して同時にかつ均等に作用するようになる。
具体的には、4本の押圧シリンダが開閉シリンダに関して互いに点対称かつ線対称の位置に配置される場合、
開閉シリンダは、押圧面上で交差する一対の直線の交差位置に配置される一方、
複数の押圧シリンダは、交差位置を挟みその交差位置までの離間距離をすべて等しくするそれぞれの直線上に配置されていることとなる。
なお、上記した4本の押圧シリンダが開閉シリンダに関して互いに点対称かつ線対称の位置に配置される場合、
押圧面上に設定された定点から等距離にある2点と、その定点に関して点対称となる各点とを直線で結ぶことにより、定点で交差する一対の直線を想定したとき、
開閉シリンダは、押圧面上に設定された定点である一対の直線の交差位置に配置される一方、
複数の押圧シリンダは、2点と、定点に関して点対称となる各点とにそれぞれ配置されていると表すこともできる。
あるいは、板材は矩形状の長辺の一方を搬送基準面として搬入され、
複数の押圧シリンダのうち、少なくとも開閉シリンダよりも搬送基準面寄りに配置された押圧シリンダを、押圧位置が不変とされた固定式押圧シリンダで構成することができる。
このように、複数の押圧シリンダの一部(例えば4本のうちの2本)又は全部を固定式押圧シリンダとすることによって、押圧シリンダの押圧位置移動調節機構の簡素化を図ることができる。なお、複数の押圧シリンダを、押圧位置が搬送基準面に沿って複数の列状(例えば2列状)に並ぶように分散して配置することができる。このように、複数の押圧シリンダを搬送基準面に沿って複数の列状に並べることによって、搬送基準面から同じ距離にある同列の押圧シリンダ群に対して、押圧シリンダの駆動圧力を共通設定することができ、プレス制御を円滑に実行することができる。
具体的には、複数の押圧シリンダは、
開閉シリンダよりも搬送基準面寄りの(下側)領域に配置され、かつ押圧位置が不変とされた複数の固定式押圧シリンダと、
同じく搬送基準面から遠い(上側)領域に配置され、かつ押圧位置が固定式押圧シリンダの押圧位置に対して(上下方向へ)変更可能とされた複数の移動式押圧シリンダとを含む場合がある。
このように、複数の押圧シリンダの一部(例えば4本のうちの2本)を固定式押圧シリンダとすることによって、押圧シリンダの押圧位置移動調節機構の簡素化を図ることができる。また、搬送基準面から遠い側の押圧シリンダ(例えば残りの2本)が移動式押圧シリンダとして位置変更可能となったことにより、板材の大きさが変化したとき板材(搬送基準面と反対側の長辺)との相対的な位置関係が変動しても、移動式押圧シリンダの押圧位置を変更することができる。なお、移動式押圧シリンダの押圧位置移動調節機構には、例えば昇降用油圧シリンダ(流体圧シリンダ)を用いることができる。このようにして、板材の大きさが変化したときに、押圧シリンダの駆動圧力の調整幅(目標値の許容差)や開閉シリンダの作動距離の調整幅(設定値の許容差)を小幅に留めることができる。
(実施例1)
以下、本発明の実施の形態につき図面に示す実施例を参照して説明する。図1は本発明に係る横型多段プレス装置の一例を示す正面図である。図1に示す横型多段プレス装置1は、合板、化粧板等のように、複数枚のベニヤ単板の接合面に接着剤を塗布して積層し、矩形板状となした水平状態の多数の被処理板材W1(板材)を、ローダ部200(搬入部)で起立状態に保持してホットプレス部100(加熱加圧部)へ搬入する。ホットプレス部100で所定時間加熱加圧して、所定の厚みに成形された処理済板材W2(積層合板)を、アンローダ部300(搬出部)で再び水平状態に戻して搬出する。
ホットプレス部100には、上下方向(起立方向)及び左右方向(搬送方向;搬入方向)に各々所定の間隔を隔てて配置された各一対の上下の横梁101L,101R、102L,102Rを介して、前後方向(押圧方向)に一対の固定フレーム103F,103B(図3参照)が配設されている。上方の横梁101L,101Rに敷設された軌条104L,104Rには、移動ローラ105L,105R(移動部材)が取り付けられている。軌条104L,104R間には、移動ローラ105L,105Rを介して、多数段の熱板130と前後方向に一対又は単一(例えば一対)の押圧盤140F,140B(図3参照)が吊下げ支持されている。固定フレーム103F,103Bには、所定の間隔を隔てて複数(例えば2個)の押圧シリンダ150L,150R(油圧シリンダ;流体圧シリンダ)がそれぞれ挿通され、そのラム153L,153Rの先端が押圧盤140F,140Bに取り付けられている(図3参照)。なお、固定フレーム103F,103Bのうちいずれか一方が押圧盤を兼ねてもよい。
熱板130の下方には、起立状態の被処理板材W1を下側から支持して、ローダ部200からホットプレス部100へ搬入するローラコンベヤ160(搬送体)が配置されている。ローラコンベヤ160は、被処理板材W1を搬入するために、すべての搬入径路K(図3参照)に跨る前後方向の幅を有する複数(例えば4本)の爪付きローラ161を備え、下方の横梁102L,102Rに掛け渡された機枠108に配設されている。ローダ部200からローラコンベヤ160で搬入された被処理板材W1は熱板130で加熱圧着された後、処理済板材W2となって再びローラコンベヤ160でアンローダ部300へ搬出される。
ホットプレス部100の搬入側(搬送方向の上流側(後方側))には、ローダ部200が配設されている。ローダ部200には、架台201上に所定の間隔を隔てて左右一対のチェンコンベヤ202L,202R(無端体)が配置されている。チェンコンベヤ202L,202Rにはローダ棚203が設けられている。架台201上には、ホットプレス部100のローラコンベヤ160へ起立状態の被処理板材W1を受け渡すための搬入コンベヤ210(搬入体)が配置されている。搬入コンベヤ210は、すべての被処理板材W1(搬入径路K;図3参照)に跨る前後方向の幅を有する複数(例えば4本)の爪付きローラ211を備えている。
ホットプレス部100の搬出側(搬送方向の下流側(前方側))には、アンローダ部300が配設されている。アンローダ部300には、架台301上に所定の間隔を隔てて左右一対のチェンコンベヤ302L,302R(無端体)が配置されている。チェンコンベヤ302L,302Rにはアンローダ棚303が設けられている。架台301上には、ホットプレス部100のローラコンベヤ160から起立状態の処理済板材W2を受け取るための搬出コンベヤ310(搬出体)が配置されている。搬出コンベヤ310は、すべての処理済板材W2に跨る前後方向の幅を有する複数(例えば4本)の爪付きローラ311を備えている。
次に、図2は押圧盤の閉鎖状態を示す平面図、図3はその側面図、図4は加熱押圧完了状態を示す側面図である。図2に示すホットプレス部100(加熱加圧部;プレス構造)には、水平方向における前後位置に固定フレーム103F,103Bを固定配置し、固定フレーム103F,103B間の上部に、平行状態で上方の横梁101L,101Rを設けてある。横梁101L,101Rに設けられた軌条104L,104Rには、前後方向に移動自在な複数の移動ローラ105L,105R(移動部材)を設けている。移動ローラ105L,105Rは、周知のごとくコロの転動状態や、面接触による摺動状態で移動するものであり、要するに水平方向に直線的に移動可能な手段であればよい。
各移動ローラ105L,105Rは、プレス閉鎖時に上下方向に起立した被処理板材W1を間に挟んで加熱するために、熱板130の上方側が連結され、これら複数の熱板130は、前後方向に並設状態で吊持されて熱板群を構成する。またプレス開放時には、被処理板材W1が熱板群における熱板130の間に介挿できるように、隣り合う熱板130は搬送方向に平行に位置して所定間隔を保つようにしている。なお、熱板130の内部に、蒸気、熱媒油などを給排し、その温度を被処理板材W1の種類に応じて維持している。
また、熱板群の熱板130に連繋し、熱板130を前後方向に移動し、プレス閉鎖およびプレス開放を行うようにした前後一対の押圧盤140F,140Bを備えている。押圧盤140F,140Bは、熱板群における前後方向の両側に位置するそれぞれの熱板130に対向して配設され、押圧盤140F,140Bの上方側を移動ローラ105L,105Rに連結して前後方向に移動自在に吊持する。また、押圧盤140F,140Bは、固定フレーム103F,103Bに設けられる押圧シリンダ150L,150Rのラム153L,153Rと連結し、ラム153L,153Rによって前後方向に往復動自在となしている。なお、図2の押圧盤140F,140Bは、固定フレーム103F,103Bに対していずれも前後方向に往復動する。
この実施例では、各押圧シリンダ150L,150Rのラム153L,153Rは、押圧盤140F,140Bの押圧面141に対する押圧位置が不変となるように、それぞれ押圧盤140F,140Bに固定されている。そして、押圧盤140F,140Bの両外側であって押圧面141の中央付近(中央部)には、押圧盤140F,140Bを接近・離間させて閉鎖・開放する開閉シリンダ180(油圧シリンダ;流体圧シリンダ)のラム183が配置(固定)されている(図3,図4参照)。
したがって、起立状の被処理板材W1は、矩形状の長辺の一方(下辺)を搬送基準面B(図5参照)として熱板130の間に搬入される。被処理板材W1と熱板130とは厚さ方向に多数重ね合わされて、ホットプレス用の被処理体Wを構成する。押圧シリンダ150L,150Rによる被処理体W(被処理板材W1)の加熱押圧処理に先立ち、開閉シリンダ180が押圧盤140F,140Bを閉鎖する(図3参照)。押圧シリンダ150L,150Rは、例えば被処理板材W1の大きさや材質が変化しても、加熱押圧後の被処理体Wの全体厚さが押圧面141の全体にわたって所定の許容寸法の範囲内にあるように、一括(共通)して駆動制御されて加熱押圧処理を行う。押圧シリンダ150L,150Rによる加熱押圧処理が完了すると(図4参照)、開閉シリンダ180は押圧盤140F,140Bを開放する。
次に、本発明に係るプレス制御システムの具体的構造を図5〜図7に示す。図5はプレス制御システムの配置関係の一例を示す正面図、図6はその油圧回路図、図7はその電気的構成を示すブロック図を表わす。
図5の配置図に示すように、2本の押圧シリンダ150L,150Rは、搬送基準面Bからの離間距離を開閉シリンダ180とほぼ等しくする形で、開閉シリンダ180(押圧中心O)を挟んで左右に等間隔Lで配置されている。つまり、押圧シリンダ150L,150Rが開閉シリンダ180に関して互いに点対称及び線対称になるように配置されているので、各押圧シリンダ150L,150Rに付与される駆動圧力(すなわちシリンダ内圧)が押圧盤140F,140Bに対して同時にかつ均等に作用するようになる。
開閉シリンダ180は、押圧シリンダ150L,150Rによって被処理体Wが、押圧盤140F,140Bの閉鎖状態(全体厚さ寸法D1;図3参照)から加熱押圧完了状態(全体厚さ寸法D2;図4参照)へ加熱押圧処理されたとき、被処理体Wの全体厚さの減少量D1−D2をラム183の移動量(作動距離)として検出する開閉シリンダ用リニアエンコーダ181(移動量検出手段;距離検出手段)を備えている。一方、各押圧シリンダ150L,150Rは、押圧盤140F,140Bの押圧力をシリンダ内圧(駆動圧力)として検出する押圧シリンダ用圧力センサ151L,151R(圧力検出手段)を備えている。押圧シリンダ150L,150Rは、押圧盤140F,140Bの押圧面141に対して押圧位置が不変となるように、それぞれ押圧盤140F,140Bに固定されている。なお、ラム移動量表示部106及びシリンダ内圧表示部107L,107Rが設けられ、リニアエンコーダ181や圧力センサ151L,151Rの検出値がトランスミッタ(送信器)等を介して表示される。
図6の油圧回路図に示すように、電動モータ108で駆動される可変容量型の押圧シリンダ用油圧ポンプ154と各押圧シリンダ150L,150R(油圧シリンダ;流体圧シリンダ)との間には、4ポート3位置切換型の単一の電磁切換弁155が配置されている。電磁切換弁155は、中立のa位置からb位置に切り換えられたとき油圧ポンプ154と押圧シリンダ150L,150Rとを同時に押圧盤140F,140Bの閉鎖方向に接続するとともに、c位置に切り換えられたとき同じく押圧盤140F,140Bの開放方向に接続する。なお、押圧シリンダ150L,150Rを高精度で駆動制御するために、電磁切換弁155に対して、例えばデューティ比に基づくPWM制御(デューティ制御とも通称される)を適用することが望ましい。
電動モータ108で駆動される可変容量型の開閉シリンダ用油圧ポンプ184と開閉シリンダ180との間には、4ポート3位置切換型の電磁切換弁185が配置されている。電磁切換弁185は、中立のa位置からb位置に切り換えられたとき油圧ポンプ184と開閉シリンダ180とを押圧盤140F,140Bの閉鎖方向に接続するとともに、c位置に切り換えられたとき同じく押圧盤140F,140Bの開放方向に接続する。なお、開閉シリンダ180を高精度で駆動制御するために、電磁切換弁185に対して、例えばデューティ比に基づくPWM制御(デューティ制御とも通称される)を適用してもよい。
このように、押圧シリンダ150L,150Rを押圧盤140F,140Bの押圧面141に対する押圧位置が不変である固定式の2本で構成することにより、ホットプレス部100の構成を簡素化することができる。また、個々の押圧シリンダ150L,150Rの駆動を単独で制御しない(一括して制御する)ので、油圧回路が簡素化される。
図7のブロック図に示すように、プレス制御システムのシリンダ制御部である制御基板20は、演算装置であるCPU21と、読み取り専用記憶装置であるROM23と、読み書き可能な主記憶装置でありワークエリアとして使用されるRAM22と、入出力インターフェイス(I/F)24とを中心に構成されている。これらの装置は、バス25で相互に送受信可能に接続されている。ROM23には、プレス制御を実行するためのプレス処理プログラム23aや、被処理板材W1の大きさや材質を初期設定するための選択テーブル23b,23c等が予め格納・記憶されている。
図7に示すように、ホットプレス部100の各部から次の信号が入出力インターフェース24を介して制御基板20へ入力されている。
・大きさ選択スイッチ10:被処理板材W1の大きさを押しボタン等によって人為的に選択入力又はデータ入力したときのスイッチ信号;
・材質選択スイッチ11:被処理板材W1の材質(硬質材、軟質材)を押しボタン等によって人為的に選択入力又はデータ入力したときのスイッチ信号;
・開閉シリンダ用リニアエンコーダ181:開閉シリンダ180のラム183の移動量の検出信号;
・押圧シリンダ用圧力センサ151L,151R:押圧シリンダ150L,150Rのシリンダ内圧の検出信号。
同様に、次の信号が入出力インターフェース24を介して制御基板20からホットプレス部100の各部へ出力されている。
・開閉シリンダ180:押圧盤140F,140B(押圧面141)を接近・離間させて閉鎖・開放するための制御出力信号;
・押圧シリンダ150L,150R:押圧盤140F,140B(押圧面141)を一斉に押圧し、被処理体W(被処理板材W1)を加熱押圧するための制御出力信号。
次に、図8のフローチャートを用い、図5の表示部106,107L,107Rを参照して、ホットプレス部100におけるプレス制御について説明する。図8は図7のプレス処理プログラム23aに対応している。
図8に示すプレス処理では、押圧シリンダ150L,150Rが被処理体Wを押圧する際、圧力センサ151L,151Rで検出されるシリンダ内圧がいずれも所定の目標範囲P±ΔP内にあることを条件として、リニアエンコーダ181で検出されるラム移動量が所定の設定範囲S±ΔSとなるように、各押圧シリンダ150L,150Rの駆動を一括(共通)して制御する。
具体的には、まず、S1にて大きさ選択スイッチ10及び材質選択スイッチ11により被処理板材W1の大きさ(6尺材、8尺材、10尺材等)と材質(硬質材、軟質材等)を手操作入力する。その入力内容に基づき、ROM23の選択テーブル23b,23c(図7)を参照して微調整を行う。具体的には、S2において、被処理板材W1の大きさに応じて、ラム移動量の設定値S及びシリンダ内圧の目標値Pを微調整する。ここでは、シリンダ内圧の目標値Pは、全押圧シリンダ150L,150Rに共通して設定される(例えば、7.0MPa)。次いで、S2で微調整されたラム移動量の設定値Sとシリンダ内圧の目標値Pとに基づき、S3にてラム移動量の設定範囲S±ΔS(例えば、1770±15mm)とシリンダ内圧の目標範囲P±ΔP(例えば、7.0±0.3MPa)とを決定する。なお、シリンダ内圧の許容差ΔPについて、材質が硬質材の場合には軟質材の場合よりも大きい数値を選択(設定)することが望ましい。
プレス開始スイッチ(図示せず)がONされると(S4でYES)、S5にて電磁切換弁185をb位置に切り換えて、開閉シリンダ180により押圧盤140F,140Bを閉鎖駆動させ、リニアエンコーダ181の検知により一旦駆動を停止する。その後S6にて、押圧シリンダ150L,150Rにより押圧盤140F,140Bを一斉に押圧駆動する(同時に開閉シリンダ180も押圧盤140F,140Bの閉鎖駆動を再開するが、駆動圧力はほとんど生じない)。
全押圧シリンダ150L,150Rのシリンダ内圧が目標範囲P±ΔPの下限値P−ΔP(ここでは、6.7MPa)以上になれば(S7でYES)、S8にてそのシリンダ内圧が目標範囲P±ΔPの上限値P+ΔP(ここでは、7.3MPa)以下であるかを確認する。図5のように、全押圧シリンダ150L,150Rのシリンダ内圧が上限値P+ΔP以下の場合には(S8でYES)、次にS9にて開閉シリンダ180のラム移動量が設定範囲S±ΔS(ここでは、1770±15mm)内にあるかを、リニアエンコーダ181で確認する。図5のように開閉シリンダ180のラム移動量が設定範囲S±ΔS内である場合には、(S9でYES)、S10にて全押圧シリンダ150L,150Rの押圧駆動を停止し、同時に開閉シリンダ180の閉鎖駆動も停止する。このとき、ラム183の移動量(作動距離)として検出される被処理体Wの全体厚さの減少量D1−D2(図3,図4参照)は、設定範囲S±ΔS内にある(S−ΔS≦D1−D2≦S+ΔS)。さらにS11にて、所定時間経過後(例えば10秒後)に電磁切換弁155,185をc位置に切り換えて、全押圧シリンダ150L,150R及び開閉シリンダ180により押圧盤140F,140Bを開放駆動させ、リニアエンコーダ181の検知により駆動を停止してプレス処理を終了する。
なお、いずれかの押圧シリンダ150L,150Rのシリンダ内圧が上限値P+ΔPを超えている場合(S8でNO)、及び開閉シリンダ180のラム移動量が設定範囲S±ΔS外の場合には(S9でNO)、不良品となる可能性が大きいので、S12にてその旨の警報を発して処理を中断する。
以上のように、加熱押圧時の被処理体W全体の厚さ寸法を開閉シリンダ180のラム移動量に基づいて計測することによって、処理済板材W2の歩留まりを容易に向上させることができる。しかも、被処理板材W1の大きさや材質が変化した場合でも、押圧シリンダ150L,150Rの駆動を一括して制御することによって処理済板材W2の厚さを許容寸法の範囲内に保持できるようになる。したがって、頑丈で重い構造物である押圧シリンダ150L,150Rについて、押圧位置を移動調節するための押圧位置移動調節機構を設けなくてもよくなるので、構造の簡素化を図り、組立・設置等に要する製造コストや稼動・修理等に要するランニングコストを削減できる。
また、開閉シリンダ180から得られるラム移動量の検出値と、各押圧シリンダ150L,150Rから得られるシリンダ内圧の検出値に基づいて、直ちに各押圧シリンダ150L,150Rの作動を制御することができ、制御の簡素化と迅速化を図ることができる。さらに、処理済板材W2の個々の厚さではなく被処理体W(被処理板材W1+熱板130)の全体厚さの減少量D1−D2をラム移動量として検出するので、検出に要する時間も減らすことができる。したがって、制御の遅れが原因となって、押圧盤140F,140Bの傾きが発生し処理済板材W2の厚さの不揃いとなったり、押圧シリンダ150L,150Rの停止が遅れて規格外れ厚さとなったりすることを防止できる。
しかも、押圧シリンダ150L,150Rの他に、押圧盤140F,140Bの開閉専用の開閉シリンダ180を設けたので、ロングスパンでの高速移動を要する開閉シリンダ180とショートスパンでの微細移動を要する押圧シリンダ150L,150Rとを使い分けることができる。したがって、押圧盤140F,140Bの開閉動作の迅速化によりホットプレスの作業能率が向上するとともに、押圧シリンダ150L,150Rの駆動制御が押圧盤140F,140Bの開閉動作に影響されずに高精度で行える。
なお、押圧シリンダ用圧力センサ151L,151Rを省略し、開閉シリンダ用リニアエンコーダ181で検出したラム移動量(又は被処理体Wの全体厚さ寸法)をラム移動量表示部106に表示したりRAM23に記憶したりすることによって、さらに構成の簡素化を図ることができる。また、押圧シリンダ用圧力センサを押圧シリンダ150L,150Rのいずれか一方のみに設け、押圧シリンダ150L,150Rの駆動を一括制御してもよい。あるいは、押圧シリンダ用圧力センサ151L,151Rによるシリンダ内圧の検出値と開閉シリンダ用リニアエンコーダ181によるラム移動量の検出値とに基づいて、押圧シリンダ150L,150Rの駆動を個別に制御することも可能である。その場合には、図8のフローチャートで、S2におけるシリンダ内圧の目標値Pは、各押圧シリンダ150L,150R毎に設定できる。
(実施例2)
図9はプレス制御システムの配置関係の他の例を示す正面図、図10はその油圧回路図、図11はその電気的構成を示すブロック図である。図9の配置図に示すホットプレス部100(加熱加圧部;プレス構造)では押圧シリンダは2本で構成され、その2本の押圧シリンダ150L,150R(油圧シリンダ;流体圧シリンダ)は、押圧盤140F,140Bの押圧面141に対する押圧位置が上下方向へ変更可能な移動式(昇降式)押圧シリンダを構成している。
押圧シリンダ150L,150Rの押圧位置移動調節機構として、昇降シリンダ170L,170R(油圧シリンダ;流体圧シリンダ)が設けられている。また、昇降シリンダ170L,170Rは、押圧シリンダ150L,150Rの上昇・下降位置を検出する昇降シリンダ用光電センサ171L,171R(移動検出手段)を備えている。
図10の油圧回路図に示すように、電動モータ108で駆動される可変容量型の昇降シリンダ用油圧ポンプ172と各昇降シリンダ170L,170Rとの間には、4ポート3位置切換型の電磁切換弁173が配置されている。電磁切換弁173は、中立のa位置からb位置に切り換えられたとき油圧ポンプ172と各昇降シリンダ170L,170Rとを押圧シリンダ150L,150Rの上昇方向に接続するとともに、c位置に切り換えられたとき同じく下降方向に接続する。
図11のブロック図に示すように、大きさ選択スイッチ10の入力に伴って、押圧シリンダ150L,150Rを上昇・下降するための制御出力信号が、入出力インターフェース24を介して制御基板20(シリンダ制御部)から各昇降シリンダ170L,170Rへ出力されている。一方、昇降シリンダ170L,170Rによる押圧シリンダ150L,150Rの上昇・下降に伴い、光電センサ171L,171Rの位置検出信号が入出力インターフェース24を介して制御基板20へ入力される。
したがって、実施例1(図8)で説明したプレス処理のフローチャートは、本実施例では図12のように変更される。
図12に示すプレス処理では、まず、S1にて大きさ選択スイッチ10及び材質選択スイッチ11により被処理板材W1の大きさ(6尺材、8尺材、10尺材等)と材質(硬質材、軟質材等)を手操作入力する。その入力内容に基づき、S102において、被処理板材W1の大きさに応じて、電磁切換弁173をb位置又はc位置に切り換えて、昇降シリンダ170L,170Rを上昇又は下降駆動させ、光電センサ171L,171Rの検知により昇降駆動を停止する。次いで、S3にてラム移動量の設定範囲S±ΔS(例えば、1770±15mm)とシリンダ内圧の目標範囲P±ΔP(例えば、7.0±0.3MPa)とを決定する。S4以降の制御内容は実施例1(図8)と同様である。
このように、押圧シリンダ150L,150Rを押圧盤140F,140Bの押圧面141に対する押圧位置が上下方向へ変更可能な移動式(昇降式)の2本で構成することにより、被処理板材W1の大きさが変化したとき被処理板材W1(搬送基準面Bと反対側の長辺)との相対的な位置関係が変動しても、移動式押圧シリンダ150L,150Rの押圧位置を変更することができる。したがって、被処理板材W1の大きさが変化したときに、押圧シリンダ150L,150Rのシリンダ内圧の調整幅(目標値Pの許容差ΔP)や開閉シリンダ180のラム移動量の調整幅(設定値Sの許容差ΔS)を小幅に留めることができる。
(実施例3)
図13はプレス制御システムの配置関係のさらに他の例を示す正面図、図14はその油圧回路図、図15はその電気的構成を示すブロック図である。
図13の配置図に示すホットプレス部100(加熱加圧部;プレス構造)では、4本の押圧シリンダ150LH,150RH,150LL,150RL(油圧シリンダ;流体圧シリンダ)が、開閉シリンダ180(油圧シリンダ;流体圧シリンダ)の周囲を取り巻くように(放射状に)押圧盤140F,140Bの押圧面141に対して配置されている。具体的には、押圧シリンダ150LH,150RH,150LL,150RLは、開閉シリンダ180に関して互いに点対称及び線対称になるように配置されているので、各押圧シリンダ150LH,150RH,150LL,150RLに付与される駆動圧力(すなわちシリンダ内圧)が押圧盤140F,140Bに対して同時にかつ均等に作用するようになる。
さらに具体的には、開閉シリンダ180は押圧面141上で交差する一対の直線の交差位置O’に配置され、各押圧シリンダ150LH,150RH,150LL,150RLは、交差位置O’を挟みその交差位置O’までの離間距離L’をすべて等しくするそれぞれの直線上に配置されている。あるいは、押圧面141上に設定された定点O’から等距離L’にある2点と、その定点O’に関して点対称となる各点とを直線で結ぶことにより、定点O’で交差する一対の直線を想定したとき、開閉シリンダ180は、押圧面141上に設定された定点O’である一対の直線の交差位置に配置され、各押圧シリンダ150LH,150RH,150LL,150RLは、2点と、定点O’に関して点対称となる各点とにそれぞれ配置されていると表すこともできる。
また、4本の押圧シリンダ150LH,150RH,150LL,150RLは、押圧盤140F,140Bの押圧面141に対する押圧位置が搬送基準面B(ローラコンベヤ160)に沿って上下2列に並ぶように分散配置されている。すなわち、開閉シリンダ180よりも搬送基準面Bから遠い上側領域に配置される左上押圧シリンダ150LH及び右上押圧シリンダ150RHが上方列、搬送基準面B寄りの下側領域に配置される左下押圧シリンダ150LL及び右下押圧シリンダ150RLが下方列を構成する。このように、押圧盤140F,140Bの押圧面141に対して押圧シリンダ150LH,150RH,150LL,150RLを均等に配置することにより、加熱押圧時に被処理板材W1の傾きが発生しにくくなる。
各押圧シリンダ150LH,150RH,150LL,150RLは、押圧盤140F,140Bの押圧力をシリンダ内圧(駆動圧力)として検出する押圧シリンダ用圧力センサ151LH,151RH,151LL,151RL(圧力検出手段)を備えている。なお、ラム移動量表示部106及びシリンダ内圧表示部107LH,107RH,107LL,107RLが設けられ、開閉シリンダ用リニアエンコーダ181(移動量検出手段;距離検出手段)や圧力センサ151LH,151RH,151LL,151RLの検出値がトランスミッタ(送信器)等を介して表示される。
図14の油圧回路図に示すように、電動モータ108で駆動される可変容量型の押圧シリンダ用油圧ポンプ154と各押圧シリンダ150LH,150RH,150LL,150RLとの間には、4ポート3位置切換型の単一の電磁切換弁155が配置されている。電磁切換弁155は、中立のa位置からb位置に切り換えられたとき油圧ポンプ154と押圧シリンダ150LH,150RH,150LL,150RLとを押圧盤140F,140Bの閉鎖方向に接続するとともに、c位置に切り換えられたとき同じく押圧盤140F,140Bの開放方向に接続する。なお、押圧シリンダ150LH,150RH,150LL,150RLを高精度で駆動制御するために、電磁切換弁155に対して、例えばデューティ比に基づくPWM制御(デューティ制御とも通称される)を適用することが望ましい。
このように、押圧シリンダ150LH,150RH,150LL,150RLを押圧盤140F,140Bの押圧面141に対する押圧位置が不変である固定式の4本で構成することにより、ホットプレス部100の構成を一層簡素化することができる。なお、図13及び図14に基づいて図15のブロック図が構成されているが、実施例1に示したブロック図(図7)との相違はこれまでに説明したところから一見して明らかであるから、図15の説明を割愛する。
また、本実施例では実施例1(図8)で説明したプレス処理のフローチャートを実行することができる。その際、押圧シリンダ150LH,150RH,150LL,150RLの駆動を個別に制御する場合には、図8のフローチャートで、S2におけるシリンダ内圧の目標値Pを、各押圧シリンダ150LH,150RH,150LL,150RL毎に設定できる。例えば、上方列の押圧シリンダ150LH,150RH(例えば、7.1MPa)と、下方列の押圧シリンダ150LL,150RL(例えば、6.9MPa)とで異なる目標値を設定できる。次いで、S2で微調整されたラム移動量の設定値Sとシリンダ内圧の目標値Pとに基づき、S3にてラム移動量の設定範囲S±ΔS(例えば、1770±15mm)とシリンダ内圧の目標範囲P±ΔP(例えば、上方列で7.1±0.3MPa、下方列で6.9±0.3MPa)とを決定できる。
(実施例4)
図16はプレス制御システムの配置関係のさらに他の例を示す正面図、図17はその油圧回路図、図18はその電気的構成を示すブロック図である。図16の配置図に示すホットプレス部100(加熱加圧部;プレス構造)では、下方列の押圧シリンダ150LL,150RL(油圧シリンダ;流体圧シリンダ)は、押圧盤140F,140Bの押圧面141に対する押圧位置が不変とされた固定式押圧シリンダを構成している。一方、上方列の押圧シリンダ150LH,150RH(油圧シリンダ;流体圧シリンダ)は、押圧面141に対する押圧位置が上下方向へ変更可能な移動式押圧シリンダを構成している。そして、上方列の押圧シリンダ150LH,150RHの押圧位置移動調節機構として、昇降シリンダ170LH,170RH(油圧シリンダ;流体圧シリンダ)が設けられている。また、昇降シリンダ170LH,170RHは、押圧シリンダ150LH,150RHの上昇・下降位置を検出する昇降シリンダ用光電センサ171LH,171RH(移動検出手段)を備えている。
図17の油圧回路図に示すように、電動モータ108で駆動される可変容量型の昇降シリンダ用油圧ポンプ172と各昇降シリンダ170LH,170RHとの間には、4ポート3位置切換型の電磁切換弁173が配置されている。電磁切換弁173は、中立のa位置からb位置に切り換えられたとき油圧ポンプ172と各昇降シリンダ170LH,170RHとを押圧シリンダ150LH,150RHの上昇方向に接続するとともに、c位置に切り換えられたとき同じく下降方向に接続する。
図18のブロック図に示すように、大きさ選択スイッチ10の入力に伴って、押圧シリンダ150LH,150RHを上昇・下降するための制御出力信号が、入出力インターフェース24を介して制御基板20(シリンダ制御部)から各昇降シリンダ170LH,170RHへ出力されている。一方、昇降シリンダ170LH,170RHによる押圧シリンダ150LH,150RHの上昇・下降に伴い、光電センサ171LH,171RHの位置検出信号が入出力インターフェース24を介して制御基板20へ入力される。
なお、本実施例では実施例2(図12)で説明したプレス処理のフローチャートを実行することができる。
この実施例では、上方列の押圧シリンダ150LH,150RHを押圧位置変更可能な移動式押圧シリンダとした。そこで、被処理板材W1の大きさが変化したとき被処理板材W1の上辺の高さ位置が変動しても、上方列の押圧シリンダ150LH,150RHの押圧位置を調整することができる。したがって、被処理板材W1の大きさが変化したときに、押圧シリンダ150LH,150RHのシリンダ内圧の調整幅(目標値Pの許容差ΔP)や開閉シリンダ180のラム移動量の調整幅(設定値Sの許容差ΔS)を小幅に留めることができる。
(実施例5)
図19はプレス制御システムの配置関係のさらに他の例を示す正面図、図20はその油圧回路図、図21はその電気的構成を示すブロック図である。図19の配置図に示すホットプレス部100(加熱加圧部;プレス構造)では、上方列の押圧シリンダ150LH,150RH(油圧シリンダ;流体圧シリンダ)に加えて、下方列の押圧シリンダ150LL,150RL(油圧シリンダ;流体圧シリンダ)も、押圧盤140F,140Bの押圧面141に対する押圧位置が上下方向へ変更可能な移動式押圧シリンダを構成している。これに伴って、下方列の押圧シリンダ150LL,150RLの押圧位置移動調節機構として、昇降シリンダ170LL,170RL(油圧シリンダ;流体圧シリンダ)が追加されている。また、昇降シリンダ170LL,170RLは、押圧シリンダ150LL,150RLの上昇・下降位置を検出する昇降シリンダ用光電センサ171LL,171RL(移動検出手段)を備えている。
図20の油圧回路図に示すように、電磁切換弁173は、昇降シリンダ用油圧ポンプ172と昇降シリンダ170LL,170RLとの間にも配置されている。よって、電磁切換弁173は、中立のa位置からb位置に切り換えられたとき油圧ポンプ172と各昇降シリンダ170LH,170RH,170LL,170RLとを押圧シリンダ150LH,150RH,150LL,150RLの上昇方向に接続するとともに、c位置に切り換えられたとき同じく下降方向に接続する。
図21のブロック図に示すように、大きさ選択スイッチ10の入力に伴って、押圧シリンダ150LL,150RLを上昇・下降するための制御出力信号が、入出力インターフェース24を介して制御基板20(シリンダ制御部)から各昇降シリンダ170LL,170RLへ出力されている。一方、昇降シリンダ170LL,170RLによる押圧シリンダ150LL,150RLの上昇・下降に伴い、光電センサ171LL,171RLの位置検出信号が入出力インターフェース24を介して制御基板20へ入力される。
なお、本実施例では実施例2(図12)で説明したプレス処理のフローチャートを実行することができる。
この実施例では、上方列の押圧シリンダ150LH,150RHに加えて、下方列の押圧シリンダ150LL,150RLも押圧位置変更可能な移動式押圧シリンダとした。そこで、被処理板材W1の大きさが変化したとき被処理板材W1の上辺の高さ位置が変動しても、上方列の押圧シリンダ150LH,150RH及び下方列の押圧シリンダ150LL,150RLの押圧位置を調整することができる。したがって、被処理板材W1の大きさが変化したときに、押圧シリンダ150LH,150RH,150LL,150RLのシリンダ内圧の調整幅(目標値Pの許容差ΔP)や開閉シリンダ180のラム移動量の調整幅(設定値Sの許容差ΔS)を小幅に留めることができる。
本発明に係る横型多段プレス装置の一例を示す正面図。 押圧盤の閉鎖状態を示す平面図。 図2の側面図。 加熱押圧完了状態を示す側面図。 プレス制御システムの配置関係の一例を示す正面図。 図5の油圧回路図。 図5の電気的構成を示すブロック図。 プレス処理を示すフローチャート。 プレス制御システムの配置関係の他の例を示す正面図。 図9の油圧回路図。 図9の電気的構成を示すブロック図。 プレス処理を示すフローチャート。 プレス制御システムの配置関係のさらに他の例を示す正面図。 図13の油圧回路図。 図13の電気的構成を示すブロック図。 プレス制御システムの配置関係のさらに他の例を示す正面図。 図16の油圧回路図。 図16の電気的構成を示すブロック図。 プレス制御システムの配置関係のさらに他の例を示す正面図。 図19の油圧回路図。 図19の電気的構成を示すブロック図。
符号の説明
1 横型多段プレス装置
10 大きさ選択スイッチ
11 材質選択スイッチ
20 制御基板(シリンダ制御部)
100 ホットプレス部(加熱加圧部;プレス構造)
103F,103B 固定フレーム
130 熱板
140F,140B 押圧盤
141 押圧面
150L,150R,150LH,150RH,150LL,150RL 押圧シリンダ(油圧シリンダ;流体圧シリンダ)
151L,151R,151LH,151RH,151LL,151RL 押圧シリンダ用圧力センサ(圧力検出手段)
153L,153R,153LH,153RH,153LL,153RL ラム
170L,170R,170LH,170RH,170LL,170RL 昇降シリンダ(油圧シリンダ;流体圧シリンダ)
171L,171R,171LH,171RH,171LL,171RL 昇降シリンダ用光電センサ(移動検出手段)
180 開閉シリンダ(油圧シリンダ;流体圧シリンダ)
181 開閉シリンダ用リニアエンコーダ(移動量検出手段;距離検出手段)
183 ラム
B 搬送基準面
D1 被処理体の加熱押圧前の全体厚さ寸法
D2 被処理体の加熱押圧後の全体厚さ寸法
P 押圧シリンダの内圧(駆動圧力)の目標値
S 開閉シリンダのラム移動量(作動距離)の設定値
W 被処理体
W1 被処理板材(板材)
W2 処理済板材(積層合板)

Claims (7)

  1. 単板の接合面に接着剤を塗布して積層された板材を複数配置された熱板の間にそれぞれ起立状態で搬入して、厚さ方向に重ね合わせることにより被処理体を構成し、その被処理体の重ね合わせ方向の両外側に配置された押圧盤の少なくとも一方を駆動することにより前記板材を加熱圧着し、複数の木製積層合板を一括して製造する横型多段プレス装置において、
    前記押圧盤の押圧面にて中央部に配置され、その押圧盤を接近・離間させて閉鎖・開放する開閉シリンダと、
    その開閉シリンダの周囲において前記押圧盤の押圧面に対して互いに異なる複数の位置に配置され、その押圧盤を駆動して前記被処理体をそれぞれ前記重ね合わせ方向から押圧する複数の押圧シリンダと、
    それら複数の押圧シリンダが前記被処理体を押圧する際に、前記開閉シリンダの前記重ね合わせ方向の作動距離を検出する距離検出手段とを備え、
    前記距離検出手段により検出される前記開閉シリンダの作動距離に基づき、加熱押圧時の前記被処理体全体の中央部の厚さ寸法を計測することを特徴とする横型多段プレス装置。
  2. 前記複数の押圧シリンダにそれぞれ付与される駆動圧力のうちの少なくともいずれかを検出する圧力検出手段と、
    前記距離検出手段による作動距離の検出値及び前記圧力検出手段による駆動圧力の検出値に基づき、加熱押圧後の被処理体全体の厚さが許容寸法の範囲内となるように、前記複数の押圧シリンダの駆動を制御するシリンダ制御部と、
    を備える請求項1に記載の横型多段プレス装置。
  3. 前記シリンダ制御部は、
    前記複数の押圧シリンダが前記被処理体を押圧する際、前記圧力検出手段で検出される駆動圧力が所定の目標範囲内にあることを条件として、前記距離検出手段で検出される作動距離が所定の設定範囲内となるように、前記複数の押圧シリンダの駆動を制御する請求項2に記載の横型多段プレス装置。
  4. 前記複数の押圧シリンダは、前記押圧盤の押圧面に対する押圧位置が前記開閉シリンダから各々等しく離間するように配置される請求項1ないし3のいずれか1項に記載の横型多段プレス装置。
  5. 前記複数の押圧シリンダは、前記押圧盤の押圧面に対する押圧位置が不変とされた偶数の固定式押圧シリンダで構成されるとともに、各々の押圧位置が前記開閉シリンダに関して互いに点対称かつ線対称の位置になるように配置されている請求項4に記載の横型多段プレス装置。
  6. 前記板材は矩形状の長辺の一方を搬送基準面として搬入され、
    前記複数の押圧シリンダのうち、少なくとも前記開閉シリンダよりも前記搬送基準面寄りに配置された押圧シリンダは、前記押圧位置が不変とされた固定式押圧シリンダで構成されている請求項1ないし3のいずれか1項に記載の横型多段プレス装置。
  7. 前記複数の押圧シリンダは、
    前記開閉シリンダよりも前記搬送基準面寄りの領域に配置され、かつ前記押圧位置が不変とされた複数の固定式押圧シリンダと、
    同じく前記搬送基準面から遠い領域に配置され、かつ前記押圧位置が前記固定式押圧シリンダの押圧位置に対して変更可能とされた複数の移動式押圧シリンダとを含む請求項6に記載の横型多段プレス装置。
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