JP2007313858A - 横型多段プレス装置の板材保持構造 - Google Patents

横型多段プレス装置の板材保持構造 Download PDF

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Abstract

【課題】 加熱加圧処理後の処理済板材を起立方向へ直線的に持上げることにより、処理済板材の搬送方向への位置ずれを相対的に小さくしつつ熱板との固着状態を解消することのできる横型多段プレス装置の板材保持構造を提供する。
【解決手段】 保持面120aは、押上装置120の上下昇降によって次の3位置に位置変更する。
(1)保持面120aが熱板130の下端面130a及びローラコンベヤ160の搬送面160aのいずれよりも低位に位置する待機位置P1;
(2)保持面120aが熱板130の下端面130a及びローラコンベヤ160の搬送面160aのいずれよりも高位に位置するプレス位置P2;
(3)保持面120aがプレス位置P2よりもさらに高位に位置する剥離位置P3。
【選択図】 図8

Description

本発明は、被処理板材を加熱加圧する横型多段プレス装置の板材保持構造に関する。
合板、化粧板、繊維板、パーティクルボード、ベニヤ単板等の板材(被処理板材)を加熱加圧して所定の板厚に成形する多段プレス装置(ホットプレス)において、起立状態に保持された複数の板材を複数配置された熱板の間に搬入して加熱加圧する横型方式が知られている。この横型方式(横型ホットプレス)は、水平方向に保持された板材と熱板とを上下方向に交互に積み重ねて加熱加圧する縦型方式(縦型ホットプレス)に比して、板材や熱板自身の重量の影響による成形ムラ(板厚の不揃い)が発生しにくい利点を有する。
そして、本願出願人はこのような横型ホットプレスにおいて、ホットプレス処理後に熱板をプレス開放操作する際に、処理済の板材を上昇させて熱板との固着状態を解除した後、ローラコンベヤ等の搬送体により処理済板材を搬出することを提案した(特許文献1参照)。被処理板材に内在する木材樹脂分や被処理板材に使用した接着剤がホットプレス処理中に熱板表面に漏出付着するため、往々にして処理済板材と熱板との固着状態が発生する。特許文献1では、ホットプレス処理時の熱板間隔とほぼ同一厚さを有して熱板間隔毎に嵌合できる偏心カム状の作動片を支持軸に形成し、この支持軸を熱板下部に設けた切欠溝内に位置させて回転(回動)したとき、回転する作動片によって処理済板材を押上げる(持上げる)ことにより、熱板との固着状態を解除(熱板から剥離)できる。
特公平3−39442号公報
特許文献1のように、作動片の回転を利用すれば固着状態の処理済板材を熱板から効率的に剥離できるものの、作動片の回転を処理済板材に及ぼすことにより処理済板材毎の搬送方向の位置ずれ(不揃い)が生じやすくなる。このような処理済板材の搬送方向の位置ずれは、ローラコンベヤ等による処理済板材の一斉搬出操作等の後工程に支障を来たすおそれがあり、不揃いを是正するための機構を要するおそれもある。また、作動片は熱板間隔毎に嵌合するためその厚みはホットプレス処理時の熱板間隔に依存しており、被処理板材(処理済板材)の厚みに合わせて熱板の間隔が仕様変更されれば、作動片を含む支持軸全体を交換(設計変更)する必要もある。
本発明の課題は、加熱加圧処理後の処理済板材を起立方向へ直線的に持上げることにより、処理済板材の搬送方向への位置ずれを相対的に小さくしつつ熱板との固着状態を解消することのできる横型多段プレス装置の板材保持構造を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記課題を解決するために、本発明の横型多段プレス装置の板材保持構造は、
起立状態に保持された複数の被処理板材をその被加圧面に沿って形成される個々の搬入径路に跨って配置された搬送体により、複数配置された熱板の間にそれぞれ搬入し、各被処理板材の厚さ方向を押圧方向としてそれらの被処理板材を前記複数の熱板により一斉に加熱加圧する横型多段プレス装置の板材保持構造であって、
前記各被処理板材を下側から保持してそれらの被処理板材を起立方向に沿って一斉にかつ直線的に昇降できるように前記搬入径路に跨って配置された昇降機構を備え、
その昇降機構は、前記被処理板材の下端を保持する保持面が前記熱板の下端面よりも低位に位置する第一位置と、前記保持面が前記熱板の下端面よりも高位に位置する第二位置と、前記保持面がその第二位置よりもさらに高位に位置する第三位置とに位置変更可能であることを特徴とする。
また、上記課題を解決するために、本発明の横型多段プレス装置の板材保持構造は、
起立状態に保持された複数の被処理板材をその被加圧面に沿って形成される個々の搬入径路に跨ってそれらの下側に配置された搬送体により、複数配置された熱板の間にそれぞれ搬入し、各被処理板材の厚さ方向を押圧方向としてそれらの被処理板材を前記複数の熱板により一斉に加熱加圧する横型多段プレス装置の板材保持構造であって、
前記各被処理板材を下側から保持してそれらの被処理板材を起立方向に沿って一斉にかつ直線的に昇降できるように前記搬入径路に跨って配置された昇降機構を備え、
その昇降機構は、前記被処理板材の下端を保持する保持面が前記熱板の下端面及び前記搬送体の搬送面のいずれよりも低位に位置する第一位置と、前記保持面が前記熱板の下端面及び前記搬送体の搬送面のいずれよりも高位に位置する第二位置と、前記保持面がその第二位置よりもさらに高位に位置する第三位置とに位置変更可能であることを特徴とする。
このような昇降機構を備えることによって、すべての被処理板材又は処理済板材が一斉に起立方向の第二位置又は第三位置へ直線的に持上げ(押上げ)られる。このようにして持上げられた第二位置の被処理板材又は第三位置の処理済板材には搬送方向の位置ずれ(不揃い)が相対的に発生しにくい(あるいは搬送方向の位置ずれ量が相対的に小さい)。したがって、第二位置で加熱加圧処理を実施する際には、被処理板材毎の位置ずれに基づく処理済板材の厚さムラ(板厚の不揃い)等が発生しにくい。また、処理済板材は、第三位置で熱板との固着状態が容易に解除(解消)されて剥離しやすくなり、その後ローラコンベヤ等による一斉搬出操作を実施する際には、搬送の不揃いを生じたり、その不揃いを是正するための機構を要したりしなくなる。
以上の結果、被処理板材又は処理済板材を持上げるための昇降機構を、全体的に簡素に構成することができるようになる。さらに、仮に被処理板材(処理済板材)の厚みに合わせて熱板の間隔が仕様変更されても、基本的に昇降機構を交換(設計変更)する必要は生じない。
このような昇降機構は、
第一位置にて待機する間に搬送体による被処理板材の一斉搬入が実行され、
第一位置から第二位置に上昇して被処理板材の被加圧面を熱板の押圧面で保持させた後、再び第一位置にて待機する間に複数の熱板による被処理板材の一斉加熱加圧処理が実行され、
第一位置から第三位置に上昇して加熱加圧処理後の処理済板材を持上げることにより熱板との固着状態を解除した後、再び第一位置にて待機する間に搬送体による処理済板材の一斉搬出が実行されることになる。
このように、第一位置を待機位置、第二位置を加熱加圧処理位置(プレス処理位置)、第三位置を剥離位置としてそれぞれ設定することにより、ホットプレス部への搬入操作、ホットプレス部での加熱加圧処理、ホットプレス部からの搬出操作が連続的にかつ円滑に実行できる。しかも、起立方向に沿って3位置が直線的に並ぶように昇降機構を配置すればよいので、昇降機構を熱板や被処理板材(処理済板材)の下方空間において小型コンパクトに組み込むことができる。また、上記したようにこれらの3位置は起立方向に沿って直線的に配置されるので、被処理板材をプレス処理位置に上昇させたり、処理済板材を剥離位置に上昇させたりするとき、板材の搬送方向の位置ずれ(不揃い)を抑制できる。さらに、被処理板材の一斉加熱加圧処理中、昇降機構は第一位置にて待機するので、前述の木材樹脂分や接着剤が保持面に付着して汚損することを防止できる。このとき昇降機構の保持面は熱板に接触しないので、熱板で発生する熱や汚れが昇降機構(保持面)に伝わりにくい。
なお、昇降機構により処理済板材を第一位置から第三位置に上昇させる場合、一旦昇降機構を第一位置から第二位置に上昇して処理済板材を下側から保持し、その後昇降機構を第三位置に上昇して処理済板材を持上げることにより熱板から分離する(固着状態を解除する)ことができる。このように2段階に上昇することによって、処理済板材の損傷を防止しつつ、熱板との固着状態をより確実に解消することができる。
熱板には、その下端面に開口しその起立方向上部に底を有する切欠部が押圧方向に貫通する形態で形成され、昇降機構の保持面は、第二位置及び第三位置がそれぞれ切欠部の開口と底との間に位置するように配置されていることが望ましい。これによって、昇降機構の保持面は、開口を通って熱板の切欠部内に突入し第二位置又は第三位置へ移行するとともに、開口を通って熱板の切欠部から退出し第一位置へ移行することが可能となるので、昇降機構の一層の簡素化を図ることができる。
なお、押圧方向から見て、切欠部の底が方向変換部を構成して開口に接続され、第二位置は切欠部の開口より高位に位置させ、第三位置は切欠部の底とほぼ一致させれば、処理済板材での厚さムラ(板厚の不揃い)等の発生を防止し、処理済板材を熱板から分離するために、切欠部を最も効果的に利用することができる。
ところで、昇降機構は、第一位置と第二位置との間を昇降する第一のリニア駆動源と、第一位置と第三位置との間を昇降する第二のリニア駆動源とを含むように構成してもよい。このように、例えば、リニア駆動源に比較的安価な2位置切換型の油圧シリンダを一対設けることによって、昇降機構のコストを抑制することができる。
なお、リニア駆動源として、油圧シリンダ、エアシリンダ等の駆動シリンダ(流体圧シリンダ)が一般的に用いられるが、小型の横型多段プレス装置にあっては、リニアステッピングモータやソレノイドを利用してもよい。
例えば、2位置切換型のリニア駆動源を一対設ける場合、第一及び第二のリニア駆動源は同一ストロークを有し、そのうち第一のリニア駆動源は、保持面との間にストローク短縮機構を有することができる。このように、ストローク短縮機構を設けるだけで、第二位置と第三位置とを容易に設定することができる。具体的には、第一位置において、第一の油圧シリンダのピストンロッドと保持面に連動するロッド係合部との間に第二位置と第三位置との高さの差に相当する逃がし部(隙間)を形成すればよい。
さらに、起立方向から見たとき、昇降機構における第一及び第二のリニア駆動源を、それらの配列方向が押圧方向と平行状になるように配置してもよい。これにより、第二位置又は第三位置に上昇したときに熱板の閉鎖力又は熱板の開放力が昇降機構に作用しても、一対のリニア駆動源によりバランスよく受けることができる。
(実施例)
以下、本発明の実施の形態につき図面に示す実施例を参照して説明する。図1は本発明に係る板材保持構造を含む横型多段プレス装置の一例を示す平面図、図2はその正面図である。図1及び図2に示す横型多段プレス装置1は、合板、化粧板等のように、複数枚のベニヤ単板を接着剤で積層し、矩形板状となした水平状態の多数の被処理板材W1を、ローダ部200(搬入部)で起立状態に保持してホットプレス部100(加熱加圧部)へ搬入する。ホットプレス部100で所定時間加熱加圧して、所定の厚みに成形された処理済板材W2を、アンローダ部300(搬出部)で再び水平状態に戻して搬出する。
ホットプレス部100には、上下方向(起立方向)及び左右方向(搬送方向)に各々所定の間隔を隔てて配置された各一対の上下の横梁101L,101R、102L,102Rを介して、前後方向(押圧方向)に一対の固定フレーム103F,103Bが配設されている。上方の横梁101L,101Rに敷設された軌条104L,104Rには、移動ローラ105L,105R(移動部材)が取り付けられている。軌条104L,104R間には、移動ローラ105L,105Rを介して、多数段の熱板130と前後方向に一対又は単一(図1では1個)の押圧盤140が吊下げ支持されている。固定フレーム103Fには、所定の間隔を隔てて複数(例えば2個)の油圧シリンダ150L,150R(駆動シリンダ)が挿通され、そのラム151L,151Rの先端が押圧盤140に取り付けられている。なお、この例では他方の固定フレーム103Bは対向側の押圧盤を兼ねている。
熱板130の下方には、起立状態の被処理板材W1を下側から支持して、ローダ部200からホットプレス部100へ搬入するローラコンベヤ160(搬送体)が配置されている。ローラコンベヤ160は、被処理板材W1を搬入するために、すべての搬入径路K(図4参照)に跨る前後方向の幅を有する複数(例えば4本)の爪付きローラ161を備え、下方の横梁102L,102Rに掛け渡された機枠108に配設されている。ローダ部200からローラコンベヤ160で搬入された被処理板材W1は熱板130で加熱加圧された後、処理済板材W2となって再びローラコンベヤ160でアンローダ部300へ搬出される。
ホットプレス部100の搬入側(搬送方向の上流側(後方側))には、ローダ部200が配設されている。ローダ部200には、架台201上に所定の間隔を隔てて左右一対のチェンコンベヤ202L,202R(無端体)が配置されている。チェンコンベヤ202L,202Rにはローダ棚203が設けられている。架台201上には、ホットプレス部100のローラコンベヤ160へ起立状態の被処理板材W1を受け渡すための搬入コンベヤ210(搬入体)が配置されている。搬入コンベヤ210は、すべての被処理板材W1(搬入径路K;図4参照)に跨る前後方向の幅を有する複数(例えば4本)の爪付きローラ211を備えている。
ホットプレス部100の搬出側(搬送方向の下流側(前方側))には、アンローダ部300が配設されている。アンローダ部300には、架台301上に所定の間隔を隔てて左右一対のチェンコンベヤ302L,302R(無端体)が配置されている。チェンコンベヤ302L,302Rにはアンローダ棚303が設けられている。架台301上には、ホットプレス部100のローラコンベヤ160から起立状態の処理済板材W2を受け取るための搬出コンベヤ310(搬出体)が配置されている。搬出コンベヤ310は、すべての処理済板材W2に跨る前後方向の幅を有する複数(例えば4本)の爪付きローラ311を備えている。
次に、図3はプレス構造の一例を示す平面図、図4はその側面図、図5はプレス閉鎖状態を示す側面図である。図3に示すホットプレス部100(加熱加圧部;プレス構造)には、水平方向における前後位置に固定フレーム103F,103Bを固定配置し、固定フレーム103F,103B間の上部に、平行状態で上方の横梁101L,101Rを設けてある。横梁101L,101Rに設けられた軌条104L,104Rには、前後方向に移動自在な複数の移動ローラ105L,105R(移動部材)を設けている。移動ローラ105L,105Rは、周知のごとくコロの転動状態や、面接触による摺動状態で移動するものであり、要するに水平方向に直線的に移動可能な手段であればよい。
各移動ローラ105L,105Rは、プレス閉鎖時に上下方向に起立した被処理板材W1を間に挟んで加熱するために、熱板130の上方側が連結され、これら複数の熱板130は、前後方向に並設状態で吊持されて熱板群を構成する。またプレス開放時には、被処理板材W1が熱板群における熱板130の間に介挿できるように、隣り合う熱板130は搬送方向に平行に位置して所定間隔を保つようにしている。なお、熱板130の内部に、蒸気、熱油などを給排し、その温度を被処理板材W1の種類に応じて維持している。
また、熱板群の熱板130に連繋し、熱板130を前後方向に移動し、プレス閉鎖およびプレス開放を行うようにした前後一対の押圧盤140F,140Bを備えている。押圧盤140F,140Bは、熱板群における前後方向の両側に位置するそれぞれの熱板130に対向して配設され、押圧盤140F,140Bの上方側を移動ローラ105L,105Rに連結して前後方向に移動自在に吊持する。また、押圧盤140F,140Bは、固定フレーム103F,103Bに設けられる油圧シリンダ150L,150Rのラム151L,151Rと連結し、ラム151L,151Rによって前後方向に往復動自在となしている。なお、図3の押圧盤140F,140Bは、固定フレーム103F,103Bに対していずれも前後方向に往復動する。
熱板群における熱板130相互間、及び両端部の熱板130と押圧盤140F,140Bとは、プレス開放時に所定の前後間隔を保持するために、それぞれ間隔規制具131で連繋されている。間隔規制具131は門型に形成され、熱板130、押圧盤140F,140Bの上方側で隣接するブラケット132相互に架け渡し、その一端をブラケット132に取り付け、他端を自由端とする。プレス開放時に、間隔規制具131の自由端がブラケット132に係止され、熱板130、押圧盤140F,140Bにおける前後の間隔が一定の幅で規制される。
また、吊持している熱板群における熱板130の下方には、被処理板材W1を上下方向に起立させた状態で搬入し、支持し、搬出する爪付きローラ161を複数並列に設けたローラコンベア160を配置し、複数の爪付きローラ161上面を搬送面となしている。
次に、図6は本発明に係る板材保持構造の一例である押上装置の正面図、図7はその平面図を示し、図8はそれらの要部を表わしている。押上装置120(昇降機構;板材保持構造)は、前後方向(押圧方向)複数ヶ所(例えば2ヶ所)にそれぞれ配置され、各搬入径路K(図4参照)に搬入された被処理板材W1を下側から保持して持上げるために、被処理板材W1の下端を保持する保持面120aを有している。保持面120aは、すべての被処理板材W1を上下方向に沿って一斉にかつ直線的に昇降できるようにすべての搬入径路Kに跨って配置されている。この実施例では、前後方向に長い押上棒120b(丸軸)の外表面に保持面120aが形成され、左右方向(搬送方向)の前方側(先頭側)と後方側(末尾側)とにそれぞれ配置されている。
図8(b)に示すように、保持面120aは、押上装置120の上下昇降によって次の3位置に位置変更する。
(1)保持面120aが熱板130の下端面130a及びローラコンベヤ160の搬送面160aのいずれよりも低位に位置する待機位置P1(第一位置);
(2)保持面120aが熱板130の下端面130a及びローラコンベヤ160の搬送面160aのいずれよりも高位に位置するプレス位置P2(加熱加圧位置;第二位置);
(3)保持面120aがプレス位置P2よりもさらに高位に位置する剥離位置P3(第三位置)。
なお、プレス位置P2では熱板130による被処理板材W1の加熱加圧処理が実行され、剥離位置P3では処理済板材W2と熱板130との固着状態を解除する(剥離する)。
押上装置120は、待機位置P1とプレス位置P2との間を昇降する第一の油圧シリンダ121(第一のリニア駆動源)と、待機位置P1と剥離位置P3との間を昇降する第二の油圧シリンダ122(第二のリニア駆動源)とを有する(図10参照)。各油圧シリンダ121,122に2位置切換型シリンダを用いることによって安価に構成できる。
また、図7又は図8(a)に示すように、これらの油圧シリンダ121,122は押圧方向(前後方向)と平行状になるように配列されているので、プレス位置P2や剥離位置P3への上昇途中で熱板130を開閉させてもその開閉力をバランスよく受けることができる。
図9に切欠溝133とプレス位置P2及び剥離位置P3との関係を拡大して示す。熱板130には、下端面130aに開口133aを有し上部に底133bを有する切欠溝133(切欠部)が、前後方向に貫通形態で形成されている。押上装置120の保持面120aは、プレス位置P2及び剥離位置P3がそれぞれ開口133aと底133bとの間に位置するように配置されている。つまり、保持面120a(押上棒120b)は、開口133aを通って熱板130の切欠溝133内に突入し、プレス位置P2及び剥離位置P3に至る。また、保持面120a(押上棒120b)は、開口133aを通って熱板130の切欠溝133から退出し、待機位置P1に至る。図9のように、底133bを方向変換部に構成し、開口133aを通って保持面120aが出入りする(昇降する)ので、押上装置120をきわめてシンプルに構成できる。
なお、プレス位置P2を開口133a側に下げ(ただし開口133aよりは高位)、剥離位置P3を底133bとほぼ一致させれば、処理済板材W2を熱板130から分離(剥離)させるためのストロークが比較的大きく取れる。
押上装置120の支持構造について、さらに具体的に説明する。図6及び図7に示すように、ローラコンベヤ160の下方において、前後および左右に各一対(計4本)の支柱123が設置してある。このうち、前後の支柱123間にわたって左右の下横梁102L,102Rを架け渡すとともに、前後方向に所定間隔をもって左右の下横梁102L,102R間にわたって固定梁125を架け渡している。
図8(b)に示すように、固定梁125の上部には可動梁126が直動ガイド127(ガイド部材)を介して上下動自在に支持してある。可動梁126に上記した押上棒120b(保持面120a)を、機械構造物であるH型鋼材120cを介して剛性を持たせるように固定している。これによって、一度に多数の被処理板材W1を同時にプレス位置P2に押し上げたり、多数の処理済板材W2を同時に剥離位置P3に押し上げて固着状態を解除(剥離)させることができる。
図10に示すように、固定梁125の両側における同一高さ位置に、直動にして、かつ同一伸縮量の作動ストロークで作動する一対の油圧シリンダ121,122が固定してある。第一の油圧シリンダ121と第二の油圧シリンダ122とは、それぞれロッド121a,122aの先端を上方へ指向させ、各ロッド121a,122a先端には、高さ調整用のカラー121b,122bが螺着してある。
具体的には、カラー121b,122bに対向するように、可動梁126には当接板126a(ロッド係合部)が固定してある。図10に実線で示す待機位置P1において、第一の油圧シリンダ121のカラー121bと当接板126aの下面との間には、隙間Z(逃がし部)を有するようにカラー121bの上下位置を調整してある。一方、待機位置P1において、第二の油圧シリンダ122のカラー122bは、当接板126aに当接するようにカラー122bの上下位置を調整してある。
隙間Zをプレス位置P2と剥離位置P3との高さの差に設定すれば、第一の油圧シリンダ121は待機位置P1とプレス位置P2との間を昇降し、第二の油圧シリンダ122は待機位置P1と剥離位置P3との間を昇降することになる。言い換えれば、第一の油圧シリンダ121のカラー121bはストローク短縮機構を構成することになり、位置決めセンサーなどを設けなくても両シリンダ121,122に実質的な作動ストローク差を設定することができる。しかも、各シリンダ121,122は2位置切換型の単純な作動ですむため、作動(制御)の安定性を高めることができる。また、カラー121b,122bの上端面の高さに高低差を設けることにより両シリンダ121,122の作動ストロークに差を設けているので、いずれかに作動不良が生じてもカラー121b,122bの上下位置の調整だけで代替使用できる。
次に、主として図9〜図12に基づき、押上装置120の作動について、ホットプレス部100の作業工程毎に説明する。
(1)搬入工程
油圧シリンダ150L,150Rの作動によってラム151L,151Rを退入させ、熱板130を間隔規制具131によって所定間隔で開放し、プレス開放状態とする(図3参照)。そして、押上装置120の保持面120aが待機位置P1にて待機する間に、ローラコンベヤ160による被処理板材W1の一斉搬入が実行される(図8(b)参照)。
(2)プレス閉鎖工程
第一の油圧シリンダ121の作動によってロッド121aを伸長させ、押上装置120の保持面120aを待機位置P1からプレス位置P2に上昇する(図8(b),図11参照)。油圧シリンダ150L,150Rの作動によってラム151L,151Rを伸長させ、被処理板材W1の表面(被加圧面)を熱板130の押圧面130bで保持させる(図5,図11参照)。その後、第一の油圧シリンダ121の作動によってロッド121aを退入させ、押上装置120の保持面120aをプレス位置P2から待機位置P1に下降する(図8(b)参照)。その間に、油圧シリンダ150L,150Rの作動によってラム151L,151Rをさらに伸長させ、複数の熱板130による被処理板材W1の一斉プレス処理が実行される(図5参照)。
(3)プレス開放工程
第一及び第二の油圧シリンダ121,122の作動によってロッド121a,122aを伸長させ、押上装置120の保持面120aを待機位置P1からプレス位置P2に上昇する(図8(b),図11参照)。油圧シリンダ150L,150Rの作動によってラム151L,151Rを退入させ、処理済板材W2を押上装置120の保持面120aで受け止める(図4,図11参照)。油圧シリンダ150L,150Rの作動によってラム151L,151Rをさらに退入させ、熱板130を間隔規制具131によって所定間隔で開放し、プレス開放状態とする(図3参照)。その間第二の油圧シリンダ122のロッド122aはさらに伸長を続け、押上装置120の保持面120aを剥離位置P3に上昇して、処理済板材W2と熱板130との固着状態を解除(剥離)する(図8(b),図12参照)。
(4)搬出工程
第一及び第二の油圧シリンダ121,122の作動によってロッド121a,122aを退入させ、押上装置120の保持面120aを剥離位置P3から待機位置P1に下降する(図8(b)参照)。そして、押上装置120の保持面120aが待機位置P1にて待機する間に、ローラコンベヤ160による処理済板材W2の一斉搬出が実行される(図8(b)参照)。
このように、プレス閉鎖工程で被処理板材W1に塗布されていた接着剤、木材樹脂分等が熱板130に漏出付着して、処理済板材W2が熱板130に固着した場合でも、保持面120aを剥離位置P3に上昇することにより、処理済板材W2が持ち上がり、熱板130との固着状態が強制的に解除される。
(変形例)
図13に押上棒の変形例を示す。図13に示す押上棒120b’は、断面が矩形状(正方形状又は長方形状)の角軸で構成されている。角軸の押上棒120b’は、被処理板材W1又は処理済板材W2を面接触状態で支持できるので、比較的薄くて反りの大きい板材等に適している。これに対して図9等に示した丸軸の押上棒120bでは、被処理板材W1又は処理済板材W2との接触面積が小さくなるので、比較的厚くて反りの小さい板材等に適している。なお、図9の押上棒120bは板材との接触面積が相対的に小さい線接触状態を示し、図13の押上棒120b’は板材との接触面積が相対的に大きい面接触状態を示したものであるから、断面形状は円形(図9)や正方形(図13)でなくてもよい。
本発明に係る板材保持構造を含む横型多段プレス装置の一例を示す平面図。 図1の正面図。 プレス構造の一例を示す平面図。 図3の側面図。 プレス閉鎖状態を示す側面図。 本発明に係る板材保持構造の一例である押上装置の正面図。 図6の平面図。 押上装置の要部平面図及び要部正面図。 切欠溝とプレス位置及び剥離位置との関係を示す説明図。 油圧シリンダを示す側面図。 プレス位置での被処理板材(処理済板材)の状態を示す説明図。 剥離位置での処理済板材の状態を示す説明図。 押上棒の変形例を示す説明図。
符号の説明
1 横型多段プレス装置
100 ホットプレス部(加熱加圧部;プレス構造)
120 押上装置(昇降機構;板材保持構造)
120a 保持面
120b 押上棒(丸軸)
120b’ 押上棒(角軸)
121 第一の油圧シリンダ(第一のリニア駆動源)
122 第二の油圧シリンダ(第二のリニア駆動源)
130 熱板
130a 下端面
130b 押圧面
133 切欠溝(切欠部)
133a 開口
133b 底(方向変換部)
160 ローラコンベヤ(搬送体)
160a 搬送面
K 搬入径路
P1 待機位置(第一位置)
P2 プレス位置(第二位置)
P3 剥離位置(第三位置)
W1 被処理板材
W2 処理済板材

Claims (6)

  1. 起立状態に保持された複数の被処理板材をその被加圧面に沿って形成される個々の搬入径路に跨って配置された搬送体により、複数配置された熱板の間にそれぞれ搬入し、各被処理板材の厚さ方向を押圧方向としてそれらの被処理板材を前記複数の熱板により一斉に加熱加圧する横型多段プレス装置の板材保持構造であって、
    前記各被処理板材を下側から保持してそれらの被処理板材を起立方向に沿って一斉にかつ直線的に昇降できるように前記搬入径路に跨って配置された昇降機構を備え、
    その昇降機構は、前記被処理板材の下端を保持する保持面が前記熱板の下端面よりも低位に位置する第一位置と、前記保持面が前記熱板の下端面よりも高位に位置する第二位置と、前記保持面がその第二位置よりもさらに高位に位置する第三位置とに位置変更可能であることを特徴とする横型多段プレス装置の板材保持構造。
  2. 起立状態に保持された複数の被処理板材をその被加圧面に沿って形成される個々の搬入径路に跨ってそれらの下側に配置された搬送体により、複数配置された熱板の間にそれぞれ搬入し、各被処理板材の厚さ方向を押圧方向としてそれらの被処理板材を前記複数の熱板により一斉に加熱加圧する横型多段プレス装置の板材保持構造であって、
    前記各被処理板材を下側から保持してそれらの被処理板材を起立方向に沿って一斉にかつ直線的に昇降できるように前記搬入径路に跨って配置された昇降機構を備え、
    その昇降機構は、前記被処理板材の下端を保持する保持面が前記熱板の下端面及び前記搬送体の搬送面のいずれよりも低位に位置する第一位置と、前記保持面が前記熱板の下端面及び前記搬送体の搬送面のいずれよりも高位に位置する第二位置と、前記保持面がその第二位置よりもさらに高位に位置する第三位置とに位置変更可能であることを特徴とする横型多段プレス装置の板材保持構造。
  3. 前記昇降機構は、
    前記第一位置にて待機する間に前記搬送体による前記被処理板材の一斉搬入が実行され、
    前記第一位置から第二位置に上昇して前記被処理板材の被加圧面を前記熱板の押圧面で保持させた後、再び前記第一位置にて待機する間に前記複数の熱板による前記被処理板材の一斉加熱加圧処理が実行され、
    前記第一位置から第三位置に上昇して加熱加圧処理後の処理済板材を持上げることにより前記熱板との固着状態を解除した後、再び前記第一位置にて待機する間に前記搬送体による前記処理済板材の一斉搬出が実行される請求項1又は2に記載の横型多段プレス装置の板材保持構造。
  4. 前記熱板には、その下端面に開口しその起立方向上部に底を有する切欠部が前記押圧方向に貫通する形態で形成され、
    前記昇降機構の保持面は、前記第二位置及び第三位置がそれぞれ前記切欠部の開口と底との間に位置するように配置されている請求項1ないし3のいずれか1項に記載の横型多段プレス装置の板材保持構造。
  5. 前記昇降機構は、前記第一位置と第二位置との間を昇降する第一のリニア駆動源と、前記第一位置と第三位置との間を昇降する第二のリニア駆動源とを含む請求項1ないし4のいずれか1項に記載の横型多段プレス装置の板材保持構造。
  6. 前記起立方向から見たとき、前記昇降機構における第一及び第二のリニア駆動源は、それらの配列方向が前記押圧方向と平行状になるように配置されている請求項5に記載の横型多段プレス装置の板材保持構造。
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