JPH0753364B2 - 横型多段プレスの熱板 - Google Patents

横型多段プレスの熱板

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JPH0753364B2
JPH0753364B2 JP3135975A JP13597591A JPH0753364B2 JP H0753364 B2 JPH0753364 B2 JP H0753364B2 JP 3135975 A JP3135975 A JP 3135975A JP 13597591 A JP13597591 A JP 13597591A JP H0753364 B2 JPH0753364 B2 JP H0753364B2
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JP
Japan
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hot plate
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JP3135975A
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礼己郎 石田
章一 井上
政雄 有我
忠司 山本
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株式会社 太平製作所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、合板、化粧板、或いは
ベニヤ単板等の被処理板体を加熱加圧する横型多段プレ
スの熱板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、合板製造過程において主として採
用される多段プレスとは、下フレームに配設されたラム
シリンダによって可動盤を昇降自在とし、上下フレーム
間に熱板を複数段装備したものであり、これら熱板間に
被処理板体を挿入載置した後、可動盤を上昇させて最下
部に位置する熱板から、その上の熱板を順次押し上げて
プレス閉鎖し、所要時間加熱加圧して処理済板体を得て
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、この
種、上下に複数段の熱板を有する多段プレスにおいて
は、各段の熱板を支持するのに際し、その四隅部に支持
爪を取り付け、この支持爪を支柱に取り付けた梯子段状
の支持具に順に載置する方式を採用している。従って、
各段の熱板の厚みを決定するのに際しては、主目的であ
る被処理板体の加熱加圧に要する強度に加えて、その支
点間距離により生じる撓み、曲げに対応した強度をも考
慮して、剛性を持たせるため、必要以上の厚みになる。
さらに、必要以上の厚みを有し、且つ重量増となった熱
板を多段に配設していくことは、熱板上に載置された被
処理板体に対し、その上段部、下段部における加圧力の
バラツキが増大して、処理済み板体に接着不良、厚み減
り等が発生するばかりか、各段の熱板を昇降させる手段
であるラムシリンダ径、並びにシリンダへ流体を供給す
るポンプ容量、流体圧ユニットの負担増の原因となり、
多段プレスの大型化を余儀なくされていた。
【0004】
【問題点を解決するための手段】本発明は叙上に鑑み、
加熱加圧すべき被処理板体の下端を押上げる押上体が介
入し得る一対の切欠溝を、下部に任意間隔を置いてその
厚み方向に亘り穿設した熱板を、上横梁から移動自在に
吊持させることによって、被処理板体に対する接着不
良、厚み減り等を解消させるものである。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づい
て、まず構成より説明する。
【0006】上下方向、並びに前後方向に各々任意間隔
を置いて配置された一対の上下横梁1,2を介して、左
右にフレーム3,4を対設し、またこの上横梁1に敷設
された軌条5のうち、その何れか一方に定規6を取着す
る。前記軌条5間には、定規6に係合する係合部7をそ
の何れか一方に配設した移動部材8を、上部両側から突
出取着した複数段の熱板9、並びに可動盤10が吊持さ
れている。前記一方のフレーム4には、複数個の流体シ
リンダ11を設置し、そのラム12の先端を前記可動盤
10に取着し、熱板9、可動盤10を左右方向に移動自
在としている。また1台のプレスにより寸法を異にする
複数種の被処理板体13を、兼用して加熱加圧する場合
には、前記フレーム4の上下方向に亘って設置された一
対の摺動ガイド14間に摺動板15を嵌合し、この摺動
板15に前記流体シリンダ11を嵌挿すると共に、流体
圧、ラックピニオン動、或いは図示の如き、歩送り軸1
6を螺挿し、摺動板15を摺動ガイド14に沿って上下
動自在とする。
【0007】またこの場合、ラム12も摺動板15に嵌
合させ、摺動板15を可動盤10の上下方向に亘って設
置された一対の摺動ガイド17内に沿って、流体シリン
ダ11の上下動に同期させる。
【0008】前記軌条5と移動部材8は、図3、図5に
示すようなレールとコロの転動状態とするか、若しくは
図4に示す面接触による摺動状態とするものであり、ま
た定規6と係合部7の関係は、前者においてはV型レー
ルとV型車、後者においては凹部と凸部の嵌合によるも
のとし、本実施例では、定規6に対する係合部7との係
合動によって被処理板体13搬入側に位置する軌条5と
移動部材8の平行度を規制するものである。
【0009】次いで前記熱板9は、その内部に形成され
た通路に熱油、蒸気等の加熱媒体を給排すべく、上部に
供給口18、下部に排出口19が各々設置されており、
また被処理板体13の搬入側に位置する側面には、先端
を尖鋭とした横断面がほぼ三角形状となる挿入ガイド2
0を形成している。尚、この挿入ガイド20を形成する
に際しては、鋼板からの切削加工、若しくは溶接加工等
によって、熱板9と一体構造とすると共に、その内部に
も通路を形成して熱板の通路と連通させ、加熱媒体を給
排させて熱板9温度と同一に維持することが好ましい。
【0010】また、熱板6並びに可動盤10の左右上下
部、或いは図示の如き上下部両側、即ち被処理板体13
の搬入、搬出に支障とならない四隅部近傍に、ブラケッ
ト21を各々取着し、これら隣接するブラケット21間
に門型の規制具22を相互に架橋し、その一端をブラケ
ット21に取着すると共に、他端を自由端とし、プレス
開放時に規制具22の自由端をブラケット21に係止さ
せ、熱板9並びに可動盤10の左右間隔を均等に保持し
ている。
【0011】図6乃至図7には、上記規制具22の他の
実施例が示されており、図6のものにおいては熱板9に
ピンを植設し、このピン23間に熱板9の最大開きを許
容するリング24を掛け渡したものであり、また図7の
ものにおいては、熱板9に各々取着されたブラケット2
5を穿孔し、この穿孔部分に丸棒26を挿通してその一
端を固着し、他端に取着されたロックナット27間を摺
動自在として、熱板9の最大開きを規制したものであ
る。
【0012】次に、前記熱板9の下部に任意間隔を置い
その厚み方向に亘り、一対の切欠溝28を穿ち、また
その下方には、被処理板体13を搬入し、支持し、且つ
搬出する複数本のロールから成る搬送コンベヤ29を、
下横梁2上の機枠30間に配設する。さらに、前記一対
の切欠溝28に介入し、プレス開放時の全段の熱板長さ
にほぼ相当する一対の押上体31を、前記搬送コンベヤ
29の搬送面に対して出没自在とすべく、螺動、ラック
ピニオン動、或いは図示の如き流体動による昇降を付与
する。具体的には、下横梁2間に横架した支持枠32に
押上用流体シリンダ33を逆向きに固定し、そのピスト
ンロッド34の先端に吊持された連結梁35の両端に、
前記押上体31を支持する案内棒36を連結したもので
あり、またこの案内棒36を支持枠32上の案内環37
に挿通し、その平衡昇降を規制している。
【0013】尚、図示のように、前記連結梁35の下端
に流体シリンダ38を取着して、そのピストンロッド3
9の伸縮動により、押上体31に熱板9間隔を置いて嵌
合され、熱板9間隔とほぼ同一厚とした作動片40を押
上体31を支点として回転させる場合もある。
【0014】次に作用を説明する。
【0015】まず、流体シリンダ11を作動させてラム
12を縮小させると、可動盤10、各段の熱板9は移動
部材8によって上横梁1に吊持されたまま、定規6と係
合部7の係合動によって一側が平行状態を保持されなが
ら、軌条5に沿って図中右方向に移動する。この移動途
上、左端に位置する熱板9からその四隅部において規制
具22の自由端が、隣接する熱板9のブラケット21に
当接して、その最大開きを順次規制することにより、各
段の熱板9の左右間隔を均等に保持し、プレス開放状態
となる。
【0016】次いで、加熱媒体が供給されて所要温度に
維持された各段の熱板間へ、搬入側に位置するローダか
ら被処理板体13を一斉に搬入する。搬入される被処理
板体13は、搬送コンベヤ29の駆動によってその下端
を支持され、各段の熱板9の前後方向における中央位置
まで搬送され、その位置で停止される。
【0017】この時、押上用流体シリンダ33の作動に
よりピストンロッド34を縮小させて連結梁35を引き
上げれば、搬送コンベヤ29の搬送面下に没入していた
押上体31は、案内棒36と案内環37の摺動を介して
突出し、搬送コンベヤ29上に並列状態で支持されてい
る被処理板体13の下端を持ち上げて、熱板9の一対の
切欠溝28間へ介入する。(図9参照)
【0018】従って、被処理板体13は上下方向におい
ても熱板9内に至り、この状態のまま、流体シリンダ1
1の作動によりラム12を伸長させると、上部両側の移
動部材8が軌条5に沿って移動することにより、可動盤
10は、被処理板体13を各々介挿する各段の熱板9
を、順次左方向に押圧することになり、プレス閉鎖状態
となる。
【0019】プレス閉鎖後、各被処理板体13は、熱板
9の加熱作用と流体シリンダ11の加圧作用で、加熱加
圧されるのであるが、各段の熱板9は上部両側で吊持さ
れているので、被処理板体13に加わる圧力は、各段共
均一となる。
【0020】加熱加圧終了後、再び流体シリンダ11を
作動させてラム12を縮小させることにより、プレス開
放状態とし、また押上用流体シリンダ33を作動させ、
押上体31を搬送コンベヤ29面へ没入させることによ
り、被処理板体13を搬送コンベヤ29上へ移乗させて
アンローダへ搬出させるのであるが、仮に加熱加圧中
に、被処理板体13に塗布されていた接着剤、木材樹脂
分等が熱板9面に漏出付着して、被処理板体13が熱板
9面に密着した場合には、図10に示すように、流体シ
リンダ38を作動させて、熱板9間隔とほぼ同一厚みに
設定された作動片40を、押上体31を支点として回転
させれば、作動片40は被処理板体13を持ち上げなが
ら、熱板9間隔内において円奇跡を描いて、その密着状
態を容易に解除するものである。
【0021】尚、作業継続途上、被処理板体13の寸法
が相異した場合、例えば図8の左半分に示すものから、
右半分に示すようにその寸法が小となった場合には、歩
送り螺子16を螺動させることにより摺動ガイド14に
沿って摺動板15を下降させ、流体シリンダ11を寸法
が小となった被処理板体13の上下方向に位置するよう
に、その位置を変更させる。この時、ラム12も流体シ
リンダ11の下降に同調し、摺動ガイド17に沿って摺
動板15が下降してその位置を変更させるものである。
【0022】
【効果】以上のように本発明の横型多段プレスの熱板に
よれば、加熱加圧すべき被処理板体の下端を押上げる押
上体が介入し得る一対の切欠溝を、下部に任意間隔を置
いてその厚み方向に亘り穿設しているので、プレス開放
状態となった横型多段プレスの各段熱板間へ被処理板体
を搬送コンベヤによって各段の熱板の前後方向における
中央位置まで搬送し、搬送コンベヤの搬送面下に没入し
ている押上体をこの切欠溝まで押上げる時、被処理板体
はその上下方向においても、熱板内に完全に介挿される
ことになり、その下端部に対する加圧力不足が解消さ
れ、接着不良を防止できると共に、押下げ時に生じる下
端の折れ曲がり、剥離等を防止できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱板を使用した一実施例の全体を示す
平面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図1の正面図である。
【図4】移動部材の他の実施例を示す正面図である。
【図5】本発明の熱板の要部斜視図である。
【図6】規制具の他の実施例を示す正面図である。
【図7】規制具の他の実施例を示す正面図である。
【図8】流体シリンダ並びにラムの上下動を示す説明図
である。
【図9】押上体の作動説明図である。
【図10】押上体の作動説明図である。
【符号の説明】
1…上横梁、2…下横梁、3、4…フレーム、5…軌
条、6…定規、7…係合部、8…移動部材、9…熱板、
10…可動盤、11…流体シリンダ、12…ラム、13
…被処理板体、14、17…摺動ガイド、20…挿入ガ
イド、22…規制具、28…切欠溝、29…搬送コンベ
ヤ、31…押上体、40…作動片。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審判の合議体 審判長 石川 隆雄 審判官 藤 文夫 審判官 大高 とし子 (56)参考文献 実公 昭53−14390(JP,Y2)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱加圧すべき被処理板体の下端を押上げ
    る押上体が介入し得る一対の切欠溝を、下部に任意間隔
    を置いてその厚み方向に亘り穿設したことを特徴とする
    横型多段プレスの熱板。
JP3135975A 1991-05-10 1991-05-10 横型多段プレスの熱板 Expired - Lifetime JPH0753364B2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
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JP18963783A Division JPS6079909A (ja) 1983-10-11 1983-10-11 熱板並びにこの熱板を用いた横型多段プレス

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JPH0569406A JPH0569406A (ja) 1993-03-23
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US11000966B2 (en) 2016-08-09 2021-05-11 Taihei Machinery Works, Ltd. Multistage drying apparatus and multistage drying method for sheet material to be treated

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7992614B2 (en) * 2008-07-16 2011-08-09 Taihei Machinery Works Horizontal hotpress system
JP5590928B2 (ja) * 2010-03-04 2014-09-17 株式会社名南製作所 横型多段プレスを用いたベニヤ単板の処理方法及び横型多段プレス

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