JPH07115324B2 - 横型多段プレスにおける板体搬送装置 - Google Patents

横型多段プレスにおける板体搬送装置

Info

Publication number
JPH07115324B2
JPH07115324B2 JP28643786A JP28643786A JPH07115324B2 JP H07115324 B2 JPH07115324 B2 JP H07115324B2 JP 28643786 A JP28643786 A JP 28643786A JP 28643786 A JP28643786 A JP 28643786A JP H07115324 B2 JPH07115324 B2 JP H07115324B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
conveyor
carry
processed
hot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP28643786A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6399903A (ja
Inventor
礼巳郎 石田
章一 井上
政雄 有我
克己 吉田
嘉美 津屋
泰行 大平
寿 蝦名
重利 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taihei Machinery Works Ltd
Original Assignee
Taihei Machinery Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taihei Machinery Works Ltd filed Critical Taihei Machinery Works Ltd
Publication of JPS6399903A publication Critical patent/JPS6399903A/ja
Publication of JPH07115324B2 publication Critical patent/JPH07115324B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Veneer Processing And Manufacture Of Plywood (AREA)
  • Press Drives And Press Lines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、左右に対設されたフレーム間に複数段の熱板
を開閉自在に配設して成る横型多段プレスにおいて、そ
のプレス開放時に、ローダ側から熱板間へ、加熱加圧す
べき合板、化粧板、ベニヤ単板等の被処理板体を搬入し
たり、また熱板間からアンローダ側へ、加熱加圧後の処
理済み板体を搬出する装置に関するものである。
「従来の技術」 通常、合板製造過程において主として採用される多段プ
レスとは、下フレームに配設されたラムシリンダによっ
て可動盤を昇降自在とし、上下フレーム間に熱板を複数
段装備したものであり、これら熱板間に被処理板体を挿
入載置した後、可動盤を上昇させて、最下部に位置する
熱板から、その上の熱板を順次押し上げてプレス閉鎖
し、所要時間加熱加圧して処理済み板体を得ていた。
しかしながら、この種、上下に複数段の熱板を有する多
板プレスにおいては、各段の熱板を支持するのに際し、
その四隅部に支持爪を取り付け、この支持爪を支柱に取
り付けた梯子段状の支持具に順に載置する方式を採用し
ている。従って、各段の熱板の厚みを決定するのに際し
ては、主目的である被処理板体の加熱加圧に要する強度
に加えて、その支点間距離により生じる撓み、曲げに対
応した強度をも考慮して、剛性を持たせるため、必要以
上の厚みになる。
さらに、必要以上の厚みを有し、且つ重量増となった熱
板を多段に配設していくことは、熱板上に載置された被
処理板体に対し、その上段部、下段部における加圧力の
バラツキが増大して、処理済み板体に接着不良、厚み減
り等が発生するばかりか、各段の熱板を昇降させる手段
であるラムシリンダ径、並びにシリンダへ流体を供給す
るポンプ容量、流体圧ユニットの負担増の原因となり、
多段プレスの大型化を余儀なくされていた。
このため、上下に複数段の熱板を配設した縦型の多段プ
レスに対し、熱板を左右方向に並設した横型の多段プレ
スを採用することによって、加圧力のバラツキの是正、
加熱加圧後の処理済み板体に対する接着不良の解消、熱
板の軽量化、或いは流体圧ユニット等の小型化を図る試
みがなされている。また並行して、プレス開放時に等間
隔を置いて並設状態となる横型多段プレスの熱板間へ、
被処理板体を起立状態のまま搬入したり、或いは処理済
み板体を起立状態のまま搬出する装置が必要となる。
上記実情を打開すべく、本出願人は特願昭59−109118号
公報(昭和59年5月29日出願)、特開昭60−250901号公
報(昭和60年12月11日公開)、発明の名称「横型多段プ
レスにおける板体の搬入、搬出装置」において、本願明
細書に添付した第1図乃至第2図に示すように、横型多
段プレス1の被処理板体2の搬入、並びに処理済み板体
3の搬出側に、搬入、搬出方向と直交して、チエンコン
ベヤ4と、このチエンコンベンヤ4の上方搬送面より高
い上方搬送面を有するベルトコンベヤ5を並走して支承
すると共に、両コンベヤをほぼ同速にて回動制御し、ま
た前記チエンコンベヤ4には、プレス開放時に並設状態
の熱板6間隔と同位相となるローダ棚7、或いはアンロ
ーダ棚8が少なくとも熱板6段数以上固着されており、
さらに前記ベルトコンベヤ5の上方搬送面に対して出没
自在となる搬入コンベヤ9、或いは搬出コンベヤ10を配
設した横型多段プレス1における板体の搬入、搬出装置
を提供し、プレス開放時において、被処理板体2のロー
ダ棚7から熱板6間への搬入、また、熱板6間からアン
ローダ棚8への処理済み板体3の搬出を可能とし、一応
の成果を得た。
「発明が解決しようとする問題点」 しかしながら、加熱加圧すべき被処理板体2を構成する
個々のベニヤ単板には、少なからず暴れ、曲がり、捻り
等が存在しており、原木樹種の相異によっては、ベニヤ
単板切削途上、或いは切削直後から、これらが顕著に発
生する場合があり、これらのベニヤ単板を重合して仮接
着した被処理板体2を、搬入コンベヤ9並びに搬送コン
ベヤ11を同一搬送面として駆動させ、ローダ棚7間から
熱板6間隔内へ搬入する時、被処理板体2の前面が熱板
6の挿入ガイド12に衝突したり、仮にその前部が搬入さ
れたとしても、搬入途上において、熱板6間隔内で詰ま
ってしまい、熱板6内へ完全に搬入できず、加熱加圧す
ることができない状態となる。
また、加熱加圧後の処理済み板体3についても、前記記
載の如く、原木の樹種によっては、加熱時の応力で反り
が発生し、熱板6間で挟持状態となる処理済み板体3
を、一旦押体13によって搬送コンベヤ11上へ押し上げ、
搬送コンベヤ11と搬出コンベヤ10との協同により、アン
ローダ棚8間へ搬出しようとしても、熱板6間隔内で詰
まったり、アンローダ棚8と衝突してしまい、処理済み
板体3を完全に搬出することができない状態となる。
「問題点を解決するための手段」 本発明は叙上に鑑み、任意間隔を置いて配置された一対
の上下横梁を介して左右にフレームを対設し、前記上横
梁に敷設された軌条に、移動部材を介して複数段の熱
板、並びに可動盤を左右方向に開閉自在とし、隣接する
前記熱板、並びに可動盤の四隅部近傍には、プレス開放
時の熱板間隔を均等に保持する規制具を配置し、且つ前
記熱板の下方に、ストッパ位置まで板体を搬送する搬送
コンベヤを配設してなる横型多段プレスの板体搬入並び
に搬出側に、プレス開放時に並設状態の熱板間隔と同位
相となるローダ棚、或いはアンローダ棚が、少なくとも
熱板段数以上固有されており、また、ローダ棚並びにア
ンローダ棚の下方には、前記搬送コンベヤの搬送面に対
して昇降自在となる搬入コンベヤ、並びに搬出コンベヤ
が各々設置されると共に、前記搬送コンベヤ、搬入コン
ベヤ、搬出コンベヤを構成する全ての、若しくは一部の
ロールに、板体の下部に係止する突起状物を配置したこ
とにより、被処理板体2並びに処理済み板体3に曲が
り、反り等が発生したとしても、それに打ち勝つ強制力
で搬入並びに搬出を良好としたものである。
「実施例」 以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて、まず構成
より説明する。尚、既に説明した部品には同一番号を附
し、重複して説明しない。
まず、前記横型多段プレス1の構成より具体的に説明す
る。
上下方向、並びに前後方向に各々任意間隔を置いて配置
された一対の上下横梁14,15を介して、左右にフレーム1
6,17を対設し、またこの上横梁14に敷設された軌条18の
うち、その何れか一方に定規19を取着する。前記軌条18
間には、定規19に係合する係合部20がその何れか一方に
配設された移動部材21を介して、上部両側から突出取着
した複数段の熱板6、並びに可動盤22が吊持されてい
る。前記左フレーム16には、ほぼ等間隔を置いて複数個
の流体シリンダ23が嵌挿され、そのラム24の先端を前記
可動盤22に取着しており、また、被処理板体2の搬入側
に位置する側面には、先端を尖鋭とした横断面がほぼ三
角形状となる挿入ガイド12を形成している。
また、熱板6並びに可動盤22の左右上下部、或いは図示
の如き上下部両側、即ち被処理板体2の搬入、搬出に支
障とならない四隅部近傍に、ブラケット25を各々取着
し、これら隣接するブラケット25間に門型の規制具26を
相互に架橋し、その一端をブラケット25に取着すると共
に、他端を自由端とし、プレス開放時に規制具26の自由
端をブラケット25に係止させ、熱板6並びに可動盤22の
左右間隔を均等に保持している。
次に、前記熱板6の下部に任意間隔を置いて一対の切欠
溝27を穿ち、一方その下方には、被処理板体2を搬入
し、支持し、且つ搬出する複数本のロール28から成る搬
送コンベヤ11を下横梁15上の機枠29間に配設する。
尚、この搬送コンベヤ11の搬出側には、下横梁15上に適
宜枢止された螺動機構、流体動によって、その制止位置
を搬送方向に対して移動自在としたストッパ30が、ま
た、このコンベヤ間には、前記一対の切欠溝27に介入す
る一対の押上体31が、搬送コンベヤ11の搬送面に対して
出没自在に、且つプレス開放時の全段の熱板6の長さに
ほぼ相当して、各々設置されており、一方、左右のフレ
ーム16,17間には、一対の連結梁32が流体動によって昇
降自在に配置され、この連結梁32には、プレス開放時の
熱板6間隔毎に押体13が取着されている。
この横型多板プレス1の被処理板体2の搬入側、また処
理済み板体3の搬出側には、下記の如き搬入装置33、搬
出装置34が各々配設されている。
即ち、架台35上に任意間隔を置いて無端状のチエンコン
ベヤ4を一対配設し、このチエンコンベヤ4のアタッチ
メント36を介して、上部に規制部材37が設置されたロー
ダ棚7、或いはアンローダ棚8を、前記熱板6間隔を置
いて設置している。一方、各チエンコンベヤの内方位置
には、各折り返し部に大径のプーリを配置して被処理板
体2、或いは処理済み板体3の各折り返し部における移
乗を図るか、或いは図示例のように、このチエンコンベ
ヤ4とほぼ同速で回動され、被処理板体2、或いは処理
済み板体3の下端を支持するベルトコンベヤ5が配設さ
れている。さらに、前記架台35上には、ベルトコンベヤ
5の搬送面に対して出没自在で、且つ上限において前記
搬送コンベヤ11と同一搬送面となる搬入コンベヤ9、或
いは搬出コンベヤ10が配設されている。
次に、搬入装置33の搬入コンベヤ9、横型多段プレス1
の搬送コンベヤ11、搬出装置34の搬出コンベヤ10を構成
するロール28について、第3図乃至第9図に基づいて説
明する。
即ち、各ロール28の一部、若しくは全部には、被処理板
体2、並びに処理済み板体3の下部に係止し、強制的な
駆動力を発生させる突起状物38が配置され、曲がり、反
り等に起因する熱板6間隔内、アンローダ棚8間隔内の
詰まり現象を回避させるものである。図示例において
は、一本置きのロール28に突起状物38が配置されてお
り、特に、搬送コンベヤ11においては、突起状物38が配
置されたロール28は原則として昇降自在としているが、
搬入側に位置するロール28のみを、固定的に配置してい
る。
この突起状物38は、第3図乃至第4図に示す実施例にお
いては、ロール28の長手方向に任意長さを有するナイフ
39を、等角度毎に複数個螺着したり、或いは第5図に示
すように、等角度毎に針状部40を形成するか、若しくは
第6図乃至第7図に示すように、駆動力が掛かる方向に
任意角度だけ傾斜させた凸部41を、等角度毎に形成した
ものであり、これらの針状部40若しくは凸部41は、ロー
ル28に対してリング状、ブロック状に嵌着している。
尚、被処理板体2或いは処理済み板体3を支持し、搬送
するに際し、その荷重による撓みを防止すべく、ロール
28長手方向の突起状物38が介在しない箇所に、第4図に
示すように軸受42を配置する場合がある。
また、第8図には、突起状物38をロール28に嵌着して形
成する実施例に対して、ロール28自体に任意角度毎に凹
溝43を形成して突起状物38とした実施例が示されてい
る。この凹溝43の形成方法としては、内実としたロール
28、或いは肉厚部を有するロール28の軸芯方向と平行に
直接凹溝43を刻設するか、凹溝43を形成した鋳型より鋳
鋼製のロール28、若しくは凹溝43を形成した金型より鍛
造製のロール28を一体的に製造するものである。従っ
て、被処理板体2或いは処理済み板体3の搬送状態を円
滑とすべく、突起状物38の間隔を密にする場合、前者の
ロール28に突起状物38を嵌着する方法に比して、この凹
溝43形成方法によれば、その作業工程が簡素化できるこ
とになる。
次に作用を説明する。
まず、流体シリンダ23を作動させてラム24を縮小させる
と、可動盤22、各段の熱板6は移動部材21を介して、上
横梁14間を定規19と係合部20の係合動によって、一側が
平行状態を保持されながら、軌条18に沿って移動する。
この移動途上、左端に位置する熱板6からその四隅部に
おいて規制具26の自由端が、隣接する熱板6のブラケッ
ト25に当接して、その最大開きを順次規制することによ
り、各段の熱板6の左右間隔を均等に保持し、プレス開
放状態となる。
この間、搬入装置33においては、チエンコンベヤ4、ベ
ルトコンベヤ5、或いはプーリを駆動させることによ
り、ローダ棚7が挿入面から起立する毎に、1枚宛の被
処理板体2を挿入し、各ローダ棚7間に被処理板体2を
満載させ、各ローダ棚7をプレス開放時の熱板6間隔と
同一位相となる位置にて待機させている。
プレス開放時、搬入コンベヤ9はチエンコンベヤ4、或
いはベルトコンベヤ5の搬送面より突出され、搬送コン
ベヤ11と同一搬送面とした状態で被処理板体2の下端を
支持する。次いで、搬入コンベヤ9と搬送コンベヤ11を
同期的に駆動させると、被処理板体2は、加熱媒体が供
給されて所要温度に維持された各段の熱板6間へ向かっ
て、一斉に搬入される。
搬入時、被処理板体2の下端には、ロール28に配置され
た突起状物38が係止し、ロール28の回転力を伝達してい
るので、たとえ被処理板体2に暴れ、捻り、曲がり等が
発生していたとしても、熱板6間隔内へ強制的に搬入さ
れる。一定時間経過後、搬送コンベヤ11を構成するロー
ル28のうち、まず、突起状物38を配置したロール28が下
降し、熱板6間隔内へ搬入された被処理板体2は、その
下端を通常のロール28に支持されながら、その搬送方向
の中央位置が、各段の熱板6の前後方向における中央位
置へ至るように設定されたストッパ30に、前方下端が制
止される。この時、暴れ、捻り、曲がり等が顕著に発生
し、その搬入時期がやや後れたものは、搬入側に固定的
に設置され、突起状物38が配置されたロール28によって
搬入されることになる。
全段のローダ棚7から全ての非処理板体2が、熱板6間
隔内へ搬入されたことを検知すると、搬入コンベヤ9
は、その駆動が停止されると共に、下限位置まで下降
し、次回の作業に備え、前記記載の如く、各ローダ棚7
間へ被処理板体2が挿入される。また、搬送コンベヤ11
の駆動を停止すると共に、押上体31を搬送面下より切欠
溝27内まで突出させれば、搬送コンベヤ11上の被処理板
体2は持ち上げられ、熱板6間に介挿される。この状態
下、流体シリンダ23の作動によって、ラム24を伸長させ
れば、前記記載とは逆にプレス閉鎖し、被処理板体2は
加熱加圧され、処理済み板体3となる。
加熱加圧後、ラム24を縮小させると、熱板6、可動盤22
は、移動部材21と軌条18の係合動によって、右フレーム
17に位置する熱板6から、その四隅部において規制具26
が、隣接する熱板6のブラケット25に当接して、順に各
段の熱板6の左右間隔を均等としながら、プレス開放状
態となる。この時、押上体31を一旦搬送面下に没入さ
せ、その後、連結梁32の下降により、押体13を各段熱板
6間へ介在させ、加熱加圧後の処理済み板体3の下端を
搬送コンベヤ11上まで押し下げる。
この間、搬送装置34においては、空の状態の各アンロー
ダ棚8を、プレス開放時の熱板6間隔と同一位相となる
位置にて待機させると共に、搬出コンベヤ10をチエンコ
ンベヤ4、或いはベルトコンベヤ5の搬送面より突出さ
せ、搬送コンベヤ11と同一搬送面とした状態で待機させ
ている。
搬送コンベヤ11上に押し下げられた処理済み板体3は、
搬送コンベヤ11と搬出コンベヤ10の同期駆動に伴い、各
段のアンローダ棚8間へ向かって、一斉に搬出される。
この時、処理済み板体3の下端には、前記記載と同様、
ロール28に配置された突起状物38が係止し、ロール28の
回転力を伝達しているので、たとえ処理済み板体3に加
熱加圧後の反りが発生していたとしても、アンローダ棚
8間へ強制的に搬入される。
全段の熱板6間から全ての処理済み板体3が、アンロー
ダ棚8間へ搬出されたことを検知すると、前記記載の如
く、搬入コンベヤ9から熱板6間へ被処理板体2が搬入
され、また、搬出コンベヤ10は、その駆動が停止される
と共に、下限位置まで下降され、処理済み板体3の下端
をチエンコンベヤ4、或いはベルトコンベヤ5上へ支持
させ、折り返し位置にてアンローダ棚8が倒伏する時、
処理済み板体3を取り出すものである。
尚、本実施例においては、搬入装置33の搬入コンベヤ
9、横型多段プレス1の搬送コンベヤ11、搬出装置34の
搬出コンベヤ10を構成するロール28の一部に、被処理板
体2、並びに処理済み板体3の下部に係止し、強制的な
駆動力を発生させる突起状物38を配置しているが、特
に、未利用樹種の原木を素材とし、曲がり、反り等が、
さらに顕著に発生するものについては、全部のロール28
に突起状物38を配置したり、ロール28本数自体を増加し
て、その強制的な駆動力を増大させることは、任意であ
る。
さらに、本実施例における横型多段プレス1の熱板6並
びに可動盤22は、便宜上、上部両側から吊持された構成
としているが、下横梁15にも軌条18′を敷設し、上下軌
条18,18′のうち、少なくとも上部、或いは下部の何れ
か一方を、上横梁14或いは下横梁15に沿って摺動自在に
支持し、移動部材21を弾力的に載架することにより、熱
板6並びに可動盤22の四点を弾力的に支持する構成とし
ても良い。例えば、その一実施例を第9図に示す正面図
に基づいて説明すると、下方の軌条18′は下横梁15の案
内面44に沿って摺動自在であり、下横梁15の上面と下方
の軌条18′の下面に、適宜間隔をおいて取付具45相対向
して取着し、この取付具45間にスプリング部材46を止着
して連結し、常態において、下方の軌条18′を一定圧力
にて押し下げている。また、図示は省略するが、上横梁
14の下面と上方の軌条18の上面にスプング部材を取着
し、上方の軌条18を上横梁14の案内面に沿って摺動自在
としたり、スプリング部材による付勢を流体圧等に変更
することも可能である。
「効果」 以上のように本発明によれば、任意間隔を置いて配置さ
れた一対の上下横梁を介して左右にフレームを対設し、
前記上横梁に敷設された軌条に、移動部材を介して複数
段の熱板、並びに可動盤を左右方向に開閉自在とし、隣
接する前記熱板、並びに可動盤の四隅部近傍には、プレ
ス開放時の熱板間隔を均等に保持する規制具を設置し、
且つ前記熱板の下方に、ストッパ位置まで板体を搬送す
る搬送コンベヤを配設してなる横型多段プレスの板体搬
入並びに搬出側に、プレス開放時に並設状態の熱板間隔
と同位相となるローダ棚、或いはアンローダ棚が、少な
くとも熱板段数以上固着されておりまた、ローダ棚並び
にアンローダ棚の下方には、前記搬送コンベヤの搬送面
に対して昇降自在となる搬入コンベヤ、並びに搬出コン
ベヤが各々設置されると共に、前記搬送コンベヤ、搬入
コンベヤ、搬出コンベヤを構成する全ての、若しくは一
部のロールに、板体の下部に係止する突起状物を配置し
ているので、被処理板体2並びに処理済み板体3に曲が
り、反り等が発生していても、被処理板体2のローダ棚
7から熱板6間隔内への搬入、処理済み板体3の熱板6
間からアンローダ棚8への搬出が、円滑に行われるもの
である。
また、仕様変更等よって、被処理板体2の厚みが、所期
に設定した以上に増大する場合であっても、横型多段プ
レス1の熱板6間隔の拡幅工事をすることなく、簡便
に、且つ有効に対処できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の全体を示す平面図、第2図
は第1図の側面図、第3図は本発明の要部斜視図、第4
図は突起状物の一実施例を示す側面図、第5図乃至第6
図は突起状物の他の実施例を示す側面図、第7図は第6
図の平面図、第8図は突起状物の他の実施例を示す一部
切欠き斜視図、第9図は横型多段プレスの他の実施例を
示す正面図である。 1……横型多段プレス、2……被処理板体、 3……処理済み板体、6……熱板、 7……ローダ棚、8……アンローダ棚、 9……搬入コンベヤ、10……搬出コンベヤ、 11……搬送コンベヤ、14……上横梁、 15……下横梁、16……左フレーム、 17……右フレーム、18……軌条、 21……移動部材、22……可動盤、 28……ロール、30……ストッパ、 38……突起状物、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大平 泰行 愛知県小牧市大字久保一色1054番地 (72)発明者 蝦名 寿 岐阜県可児市中恵土2359番地の365 (72)発明者 井上 重利 岐阜県可児市広眺ヶ丘1丁目33番地 審査官 前田 建男

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】任意間隔を置いて配置された一対の上下横
    梁を介して左右にフレームを対設し、前記上横梁に敷設
    された軌条に、移動部材を介して複数段の熱板、並びに
    可動盤を左右方向に開閉自在とし、隣接する前記熱板、
    並びに可動盤の四隅部近傍には、プレス開放時の熱板間
    隔を均等に保持する規制具を配置し、且つ前記熱板の下
    方に、ストッパ位置まで板体を搬送する搬送コンベヤを
    配設してなる横型多段プレスの板体搬入並びに搬出側
    に、プレス開放時に並設状態の熱板間隔と同位相となる
    ローダ棚、或いはアンローダ棚が、少なくとも熱板段数
    以上固着されており、また、ローダ棚並びにアンローダ
    棚の下方には、前記搬送コンベヤの搬送面に対して昇降
    自在となる搬入コンベヤ、並びに搬出コンベヤが各々設
    置されると共に、前記搬送コンベヤ、搬入コンベヤ、搬
    出コンベヤを構成する全ての、若しくは一部のロール
    に、板体の下部に係止する突起状物を配置したことを特
    徴とする横型多段プレスにおける板体搬送装置。
JP28643786A 1986-06-30 1986-12-01 横型多段プレスにおける板体搬送装置 Expired - Lifetime JPH07115324B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15303086 1986-06-30
JP61-153030 1986-06-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6399903A JPS6399903A (ja) 1988-05-02
JPH07115324B2 true JPH07115324B2 (ja) 1995-12-13

Family

ID=15553433

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28643786A Expired - Lifetime JPH07115324B2 (ja) 1986-06-30 1986-12-01 横型多段プレスにおける板体搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07115324B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007313859A (ja) * 2006-05-29 2007-12-06 Taihei Mach Works Ltd 横型多段プレス装置の板材搬入構造及び板材搬出構造並びにそれらを用いた横型多段プレス装置
JP2007313861A (ja) * 2006-05-29 2007-12-06 Taihei Mach Works Ltd 横型多段プレス装置の板材搬出構造
JP2014004768A (ja) * 2012-06-25 2014-01-16 Taihei Mach Works Ltd ベニヤ板材搬送装置

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11000966B2 (en) 2016-08-09 2021-05-11 Taihei Machinery Works, Ltd. Multistage drying apparatus and multistage drying method for sheet material to be treated
CN109465920A (zh) * 2018-11-23 2019-03-15 上海秋林机械有限公司 卧式热压机组

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007313859A (ja) * 2006-05-29 2007-12-06 Taihei Mach Works Ltd 横型多段プレス装置の板材搬入構造及び板材搬出構造並びにそれらを用いた横型多段プレス装置
JP2007313861A (ja) * 2006-05-29 2007-12-06 Taihei Mach Works Ltd 横型多段プレス装置の板材搬出構造
JP2014004768A (ja) * 2012-06-25 2014-01-16 Taihei Mach Works Ltd ベニヤ板材搬送装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6399903A (ja) 1988-05-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07115324B2 (ja) 横型多段プレスにおける板体搬送装置
GB2104859A (en) Method and means for the independent delivery and removal of pallets of a pallet magazine into or out of the working space of a machine tool
US4863552A (en) Horizontal multistage press
NL8802615A (nl) Transport- en positioneer-inrichting.
JP4781167B2 (ja) 横型多段プレス装置の板材保持構造
CA2682533A1 (en) Device for transporting and shaking blanks
JP2821883B2 (ja) 横型多段プレスにおける板体搬送方法及び装置
JPS61134201A (ja) 横型多段プレスの板体搬入、搬出装置
JPH0462967B2 (ja)
JPH01245997A (ja) 多段プレス装置
KR200195248Y1 (ko) 코일적재용 패드 공급장치
JPH0377761B2 (ja)
JPH0753364B2 (ja) 横型多段プレスの熱板
JPS60259402A (ja) 横型多段プレスの開閉方法およびその装置
JPS60250901A (ja) 横型多段プレスにおける板体の搬入、搬出方法および装置
JPH0367482B2 (ja)
JPH0550361B2 (ja)
KR20110064049A (ko) 판재 적치장치
JPH045607B2 (ja)
JPS613701A (ja) 横型多段プレス
JPS6277902A (ja) 横型多段プレス
JPH0374163B2 (ja)
JPH0452761B2 (ja)
KR0125111Y1 (ko) 물품 적재용 받침판(패리트)이송공급장치
JPH0339442B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term