JP2007313861A - 横型多段プレス装置の板材搬出構造 - Google Patents

横型多段プレス装置の板材搬出構造 Download PDF

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Abstract

【課題】 加熱加圧部の熱板間隔内から搬出体への処理済板材の搬出の際に、搬送途中での詰り等の発生を検出して装置故障や処理済板材の破損を防止し、製品歩留りの向上を図ることのできる横型多段プレス装置の板材搬出構造を提供する。
【解決手段】 処理済板材W2の搬送方向前方側(下流側;右側)に配置されたストッパ330と、n枚(例えば100枚)の処理済板材W2及びn個の搬入径路Ka〜Knに対応して設けられるn個の近接スイッチ50a〜50nと、熱板130と搬出ローラコンベヤ310との間に配置された光電センサ60とが備えられている。
【選択図】 図6

Description

本発明は、被処理板材を加熱加圧する横型多段プレス装置の板材搬出構造に関する。
合板、化粧板、繊維板、パーティクルボード、ベニヤ単板等の板材(被処理板材)を加熱加圧して所定の板厚に成形する多段プレス装置(ホットプレス)において、起立状態に保持された複数の板材を複数配置された熱板の間に搬入して加熱加圧する横型方式が知られている。この横型方式(横型ホットプレス)は、水平方向に保持された板材と熱板とを上下方向に交互に積み重ねて加熱加圧する縦型方式(縦型ホットプレス)に比して、板材や熱板自身の重量の影響による成形ムラ(板厚の不揃い)が発生しにくい利点を有する。
そして、本願出願人はこのような横型ホットプレスにおいて、起立状態で所定間隔(熱板間隔)に整列された処理済板材をホットプレス部(加熱加圧部)の搬送ローラコンベヤ(搬送体)からアンローダ部(搬出部)の搬出ローラコンベヤ(搬出体)へ一斉に移送するとともに、これらのローラコンベヤを爪(突起状物)付きローラで構成することを提案した(特許文献1参照)。特許文献1によれば、処理済板材に曲がり、反り等が発生していても、ローラの爪が処理済板材に係止するので、一般的には処理済板材の熱板間隔内からアンローダ部への搬出を円滑に行える。
特公平7−115324号公報
しかし、特許文献1では、搬出ローラコンベヤ上で停止中の処理済板材の慣性力が爪付きローラと処理済板材との間の摩擦力よりも大きい場合には、爪付きローラが空回り(滑り)を生じ、処理済板材の搬出を円滑に行えなくなるおそれがある。また、ホットプレス部での加熱加圧処理によって接着剤(糊)や樹脂(樹液)が溶融した後冷却すると、処理済板材が爪付きローラと一体化して(貼り付いて)搬出を阻害することもある。
本発明の課題は、加熱加圧部の熱板間隔内から搬出体への処理済板材の搬出の際に、搬送途中での詰り等の発生を検出して装置故障や処理済板材の破損を防止し、製品歩留りの向上を図ることのできる横型多段プレス装置の板材搬出構造を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記課題を解決するために、本発明の横型多段プレス装置の板材搬出構造は、
搬入側において倒伏状態から起立状態に姿勢変更された複数の被処理板材を加熱加圧部の個々の搬入径路に跨って配置された搬送体により搬送方向に平行な複数の熱板の間にそれぞれ搬入し、各被処理板材の厚さ方向を押圧方向として前記複数の熱板により一斉に加熱加圧した後、前記搬送体により前記搬入径路に沿って搬出された複数の処理済板材を搬出側において起立状態から倒伏状態に姿勢変更する横型多段プレス装置の板材搬出構造であって、
前記処理済板材を前記搬送方向に沿って起立状態で所定間隔に保持して前記搬送体から移送するために、その搬送体の搬送面と同じ高さに維持可能な搬送面を有する搬出体と、
その搬出体の搬送方向前方側にそれぞれ配置され、前記起立状態の処理済板材が所定の停止位置まで搬出されたことをその処理済板材毎に検知する複数の板材到達検出手段と、
その板材到達検出手段によりいずれの処理済板材において前記停止位置まで到達完了せずに滞る未到達状態を生じているかが個別に検知されたとき、その未到達状態を解消するために前記搬送体及び搬出体による搬出操作を所定時間延長する搬出制御手段とを備えることを特徴とする。
このような板材搬出構造では、搬出体(例えば搬出ローラコンベヤ)の搬送方向前方側(下流側)に、処理済板材毎に未到達状態の発生を検知できる複数の板材到達検出手段(例えば近接スイッチ)を備えることにより、搬送体(例えばローラコンベヤ)から搬出体への移送時に、どの処理済板材で未到達状態(詰り)が発生しているかを的確に把握することができる。また、板材到達検出手段が未到達状態の発生を検知したときには、搬送体及び搬出体による搬出操作を所定時間延長することによって、未到達状態を解消することができる。したがって、加熱加圧部の熱板間隔内から搬出体への処理済板材の搬出の際に、搬送途中での詰り等の発生を容易に検出でき、装置故障や処理済板材の破損を防止し、製品歩留りを向上(不良品の発生を減少)させることができる。
このような板材搬出構造では、
(1)各処理済板材毎に板材到達検出手段を設け、すべての処理済板材に跨って搬出体を設ける方式;
(2)各処理済板材毎に板材到達検出手段と搬出体とを設ける方式;
のいずれを採用してもよい。これらの場合には板材到達検出手段として、静電容量式等の近接スイッチ、反射型の非接触センサ(反射型光電センサ、反射型超音波センサ等)や接触センサ(リミットスイッチ、マイクロスイッチ等)が望ましい。
さらに、熱板と搬出体との間に、加熱加圧された処理済板材が搬送体から搬出体へ移送されたことを検知するための板材通過検出手段が配置され、
板材通過検出手段が、いずれかの処理済板材において通過完了せずに滞る未通過状態を生じていることを検知したとき、搬出制御手段は、その未通過状態を解消するために搬送体及び搬出体による搬出操作を所定時間延長してもよい。
このように、上記板材到達検出手段とは別に、熱板と搬出体との間に板材通過検出手段(例えば光電センサ)を備えることにより、搬送体から搬出体への移送中間位置における未通過状態(詰り)の発生の有無を的確に把握することができる。また、板材通過検出手段が未通過状態の発生を検知したときには、搬送体及び搬出体による搬出操作を所定時間延長することによって、未通過状態を解消することができる。したがって、加熱加圧部の熱板間隔内から搬出体への処理済板材の搬出の際に、搬送途中での詰り等の発生を容易に検出でき、装置故障や処理済板材の破損を防止し、製品歩留りを向上(不良品の発生を減少)させることができる。
このような板材搬出構造では、
(1)すべての処理済板材を見通す状態で板材通過検出手段を設け、すべての処理済板材に跨って搬出体を設ける方式;
(2)各処理済板材毎に板材通過検出手段と搬出体とを設ける方式;
のいずれを採用してもよい。なお、(1)の場合には板材通過検出手段として、透過型光電センサ、透過型超音波センサ等の透過型の非接触センサが望ましい。また、(2)の場合には板材通過検出手段として、静電容量式等の近接スイッチ、反射型の非接触センサ(反射型光電センサ、反射型超音波センサ等)や接触センサ(リミットスイッチ、マイクロスイッチ等)が望ましい。
また、上記課題を解決するために、本発明の横型多段プレス装置の板材搬出構造は、
搬入側において倒伏状態から起立状態に姿勢変更された複数の被処理板材を加熱加圧部の個々の搬入径路に跨って配置された搬送体により搬送方向に平行な複数の熱板の間にそれぞれ搬入し、各被処理板材の厚さ方向を押圧方向として前記複数の熱板により一斉に加熱加圧した後、前記搬送体により前記搬入径路に沿って搬出された複数の処理済板材を搬出側において起立状態から倒伏状態に姿勢変更する横型多段プレス装置の板材搬出構造であって、
前記処理済板材を前記搬送方向に沿って起立状態で所定間隔に保持して前記搬送体から移送するために、その搬送体の搬送面と同じ高さに維持可能な搬送面を有する搬出体と、
その搬出体の搬送方向前方側にそれぞれ配置され、前記起立状態の処理済板材が所定の停止位置まで搬出されたことをその処理済板材毎に検知する複数の板材到達検出手段と、
前記熱板と搬出体との間に配置され、加熱加圧された処理済板材が前記搬送体から搬出体へ移送されたことを検知するための板材通過検出手段と、
前記板材到達検出手段によりいずれの処理済板材において前記停止位置まで到達完了せずに滞る未到達状態を生じているかが個別に検知されたとき、前記板材通過検出手段によりいずれかの処理済板材において通過完了せずに滞る未通過状態を生じていることが検知されているか否かに関係なく、前記未到達状態を解消するために前記搬送体及び搬出体による搬出操作を所定時間延長する搬出制御手段とを備えることを特徴とする。
このような板材搬出構造では、搬出体の搬送方向前方側(下流側)に、処理済板材毎に未到達状態の発生を検知できる複数の板材到達検出手段(例えば近接スイッチ)を備えるとともに、熱板と搬出体との間に、未通過状態の発生の有無を検知できる板材通過検出手段(例えば光電センサ)を備えている。これによって、搬送体から搬出体への移送時に、どのような詰り(未到達状態と未通過状態)が発生しているかを的確に把握することができる。その際、板材到達検出手段が未到達状態の発生を検知したときには、板材通過検出手段による未通過状態の発生の有無検知とは関係なく、搬送体及び搬出体による搬出操作を所定時間延長するので、未到達状態と未通過状態とを同時に解消することができる。したがって、加熱加圧部の熱板間隔内から搬出体への処理済板材の搬出の際に、搬送途中での詰り等の発生を容易に検出でき、装置故障や処理済板材の破損を防止し、製品歩留りを向上(不良品の発生を減少)させることができる。
このとき、搬出制御手段は、搬送体及び搬出体による搬出操作の延長時間経過後に、板材到達検出手段が未到達状態を継続して検知している場合と、板材通過検出手段が未通過状態を継続して検知している場合とで、処理済板材の詰りに関して異なる警報を発することができる。このように、板材到達検出手段と板材通過検出手段との検知状態に応じて異なる警報を発することができるので、処理済板材の詰りの状況を的確に報知することができる。なお、これによって、処理済板材が、接着剤(糊)や樹脂(樹液)のために熱板に貼り付いて容易に剥がれないような深刻な(危険な)状況であることを報知することも可能となる。
これらの板材搬出構造において、
板材到達検出手段は、搬出体により起立状態で搬出される処理済板材の搬送方向前方側の端面に対向位置する検出状態と、起立状態から倒伏状態に姿勢変更される処理済板材の通過を許容する退避状態とに切換可能であり、
その板材到達検出手段は、搬送体及び搬出体による処理済板材の搬出の際に検出状態を保持し、すべての処理済板材の停止位置への到達完了を検知したときに退避状態に移行し、次工程の処理済板材の搬出時までに検出状態に復帰することが望ましい。
このように、板材到達検出手段は、処理済板材に対向位置する検出状態と、処理済板材の通過を許容する退避状態とに切り換えられる(変位する)。
したがって、被処理板材を搬送体から搬出体に移送する際には、板材到達検出手段は処理済板材の搬送方向前方側の端面に対向位置するので、各処理済板材を定位置(停止位置)で停止させて検出することができる。
一方、処理済板材を起立状態から倒伏状態に姿勢変更させる際には、板材到達検出手段は通過を許容する退避状態に移動するので、搬出処理が滞りなく行なえる。その結果、次工程の搬入処理をスムーズに開始できる。
(実施例)
以下、本発明の実施の形態につき図面に示す実施例を参照して説明する。図1は本発明に係る板材搬出構造を含む横型多段プレス装置の一例を示す平面図、図2はその正面図である。図1及び図2に示す横型多段プレス装置1は、合板、化粧板等のように、複数枚のベニヤ単板を接着剤で積層し、矩形板状となした水平状態の多数の被処理板材W1を、ローダ部200(搬入部)で起立状態に保持してホットプレス部100(加熱加圧部)へ搬入する。ホットプレス部100で所定時間加熱加圧して、所定の厚みに成形された処理済板材W2を、アンローダ部300(搬出部)で再び水平状態に戻して搬出する。
ホットプレス部100には、上下方向(起立方向)及び左右方向(搬送方向)に各々所定の間隔を隔てて配置された各一対の上下の横梁101L,101R、102L,102Rを介して、前後方向(押圧方向)に一対の固定フレーム103F,103Bが配設されている。上方の横梁101L,101Rに敷設された軌条104L,104Rには、移動ローラ105L,105R(移動部材)が取り付けられている。軌条104L,104R間には、移動ローラ105L,105Rを介して、多数段の熱板130と前後方向に一対又は単一(図1では1個)の押圧盤140が吊下げ支持されている。固定フレーム103Fには、所定の間隔を隔てて複数(例えば2個)の油圧シリンダ150L,150R(駆動シリンダ)が挿通され、そのラム151L,151Rの先端が押圧盤140に取り付けられている。なお、この例では他方の固定フレーム103Bは対向側の押圧盤を兼ねている。
熱板130の下方には、起立状態の被処理板材W1を下側から支持して、ローダ部200からホットプレス部100へ搬入するローラコンベヤ160(搬送体)が配置されている。ローラコンベヤ160は、被処理板材W1を搬入するために、すべての搬入径路K(図4参照)に跨る前後方向の幅を有する複数(例えば4本)の爪付きローラ161を備え、下方の横梁102L,102Rに掛け渡された機枠108に配設されている。ローダ部200からローラコンベヤ160で搬入された被処理板材W1は熱板130で加熱加圧された後、処理済板材W2となって再びローラコンベヤ160でアンローダ部300へ搬出される。
ホットプレス部100の搬入側(搬送方向の上流側(後方側))には、ローダ部200が配設されている。ローダ部200には、架台201上に所定の間隔を隔てて左右一対のチェンコンベヤ202L,202R(無端体)が配置されている。チェンコンベヤ202L,202Rにはローダ棚203が設けられている。架台201上には、ホットプレス部100のローラコンベヤ160へ起立状態の被処理板材W1を受け渡すための搬入コンベヤ210(搬入体)が配置されている。搬入コンベヤ210は、すべての被処理板材W1(搬入径路K;図4参照)に跨る前後方向の幅を有する複数(例えば4本)の爪付きローラ211を備えている。
ホットプレス部100の搬出側(搬送方向の下流側(前方側))には、アンローダ部300が配設されている。アンローダ部300には、架台301上に所定の間隔を隔てて左右一対のチェンコンベヤ302L,302R(無端体)が配置されている。チェンコンベヤ302L,302Rにはアンローダ棚303が設けられている。架台301上には、ホットプレス部100のローラコンベヤ160から起立状態の処理済板材W2を受け取るための搬出コンベヤ310(搬出体)が配置されている。搬出コンベヤ310は、すべての処理済板材W2に跨る前後方向の幅を有する複数(例えば4本)の爪付きローラ311を備えている。
次に、図3はプレス構造の一例を示す平面図、図4はその側面図、図5はプレス閉鎖状態を示す側面図である。図3に示すホットプレス部100(加熱加圧部;プレス構造)には、水平方向における前後位置に固定フレーム103F,103Bを固定配置し、固定フレーム103F,103B間の上部に、平行状態で上方の横梁101L,101Rを設けてある。横梁101L,101Rに設けられた軌条104L,104Rには、前後方向に移動自在な複数の移動ローラ105L,105R(移動部材)を設けている。移動ローラ105L,105Rは、周知のごとくコロの転動状態や、面接触による摺動状態で移動するものであり、要するに水平方向に直線的に移動可能な手段であればよい。
各移動ローラ105L,105Rは、プレス閉鎖時に上下方向に起立した被処理板材W1を間に挟んで加熱するために、熱板130の上方側が連結され、これら複数の熱板130は、前後方向に並設状態で吊持されて熱板群を構成する。またプレス開放時には、被処理板材W1が熱板群における熱板130の間に介挿できるように、隣り合う熱板130は搬送方向に平行に位置して所定間隔を保つようにしている。なお、熱板130の内部に蒸気、熱油などを給排し、その温度を被処理板材W1の種類に応じて維持している。
また、熱板群の熱板130に連繋し、熱板130を前後方向に移動し、プレス閉鎖およびプレス開放を行うようにした前後一対の押圧盤140F,140Bを備えている。押圧盤140F,140Bは、熱板群における前後方向の両側に位置するそれぞれの熱板130に対向して配設され、押圧盤140F,140Bの上方側を移動ローラ105L,105Rに連結して前後方向に移動自在に吊持する。また、押圧盤140F,140Bは、固定フレーム103F,103Bに設けられる油圧シリンダ150L,150Rのラム151L,151Rと連結し、ラム151L,151Rによって前後方向に往復動自在となしている。なお、図3の押圧盤140F,140Bは、固定フレーム103F,103Bに対していずれも前後方向に往復動する。
熱板群における熱板130相互間、及び両端部の熱板130と押圧盤140F,140Bとは、プレス開放時に所定の前後間隔を保持するために、それぞれ間隔規制具131で連繋されている。間隔規制具131は門型に形成され、熱板130、押圧盤140F,140Bの上方側で隣接するブラケット132相互に架け渡し、その一端をブラケット132に取り付け、他端を自由端とする。プレス開放時に、間隔規制具131の自由端がブラケット132に係止され、熱板130、押圧盤140F,140Bにおける前後の間隔が一定の幅で規制される。
また、吊持している熱板群における熱板130の下方には、被処理板材W1を上下方向に起立させた状態で搬入し、支持し、搬出する爪付きローラ161を複数並列に設けたローラコンベヤ160を配置し、複数の爪付きローラ161上面を搬送面となしている。
次に、図6は本発明に係る板材搬出構造の平面図、図7はその正面図、図8は左側面図、図9は図8の要部拡大図である。図6に示すように本発明の板材搬出構造は、ホットプレス部100(加熱加圧部)の搬出側に設置されたアンローダ部300(搬出部)により主として構成されているが、まず板材搬出構造300の全体構成から説明する。具体的には、板材搬出構造300は、搬出ローラコンベヤ310(搬出体)、左右一対の平行状の搬出チェンコンベヤ302L,302R(搬出無端体)、導出コンベヤ305(導出無端体)及び補助搬出チェンコンベヤ320(補助搬出無端体)を備えている。この板材搬出構造300は、架台301の左右端から立ち上がって(図7参照)前後方向に延出配置された(図8参照)一対の立設フレーム304L,304Rに保持されて、ホットプレス部100に配設された既述のローラコンベヤ160(搬送体)から処理済板材W2を搬出する。
搬出ローラコンベヤ310は、既述の通り、起立状態の処理済板材W2を前後方向に所定間隔(熱板130間隔)で搬送方向に沿う形態で保持してローラコンベヤ160から受け取るための複数(例えば5本)の爪付きローラ311を有している。これらの爪付きローラ311は、立設フレーム304L,304R上に載置されて搬出体回動機構315の搬出側回動軸線O2(回動軸線)周りで回動調節可能な矩形枠状の搬出ローラフレーム312(搬出支持フレーム)に、搬送方向に所定の間隔で前後方向に沿う形態で架設されている。具体的には、搬出側回動軸線O2(搬出側回動軸316;図8,図9参照)が、搬出ローラフレーム312における処理済板材W2の導出開始側(奥側;導出方向上流側)に搬送方向に沿って配置されている。また、処理済板材W2の導出終了側(手前側;導出方向下流側)において、左右一対の搬出側油圧シリンダ317L,317R(搬出側リニア駆動源)が、搬出ローラフレーム312と立設フレーム304L,304Rとの間に設置され、ロッド317aの伸縮により搬出ローラコンベヤ310の導出終了側を昇降調節する(図8,図9参照)。なお、各爪付きローラ311は単一の電動モータ313(回転駆動源)により複数(例えば3本)の駆動チェーン314を介して同期回転する(図7参照)。
左右一対の搬出チェンコンベヤ302L,302Rは、上記搬送方向と交差(例えば直交)する導出方向後方側(上流側)から搬出ローラコンベヤ310へ処理済板材W2を導出する。各々の立設フレーム304L,304Rの前方側において、搬出チェンコンベヤ302L,302Rを駆動する駆動軸302aの両端側を回転自在に支持する一方、各々の立設フレーム304L,304Rの後方側において、搬出チェンコンベヤ302L,302Rに追従する従動軸302bの両端側を回転自在に支持している。各搬出チェンコンベヤ302L,302Rは、駆動軸302a及び従動軸302bに固定されたスプロケットにチェンを掛け回し、駆動軸302aを単一の駆動モータ302c(回転駆動源)に連結(直結)することによって回転駆動される。
また、左右の搬出チェンコンベヤ302L,302Rの間には、処理済板材W2を搬送方向に沿う起立状態(例えば垂直状態)から倒伏状態(例えば水平状態)に姿勢変更するための複数(熱板130と同数)のアンローダ棚303がそれぞれ起伏可能に架設されている(図8参照)。したがって、搬出ローラフレーム312(搬出ローラコンベヤ310)が上昇変位したとき、熱板130(搬入径路K)の間隔と一致する形態にてアンローダ棚303(搬出チェンコンベヤ302L,302R)が停止した状態で、ローラコンベヤ160から搬出ローラコンベヤ310へ一斉に処理済板材W2を搬出できる。さらに、搬出ローラコンベヤ310を下降変位すると、左右の搬出チェンコンベヤ302L,302Rは、その回転に伴ってアンローダ棚303により処理済板材W2を起立状態から倒伏状態に姿勢変更するとともに、アンローダ棚303の支持面303aで処理済板材W2の下端面を支持する(図8参照)。
アンローダ棚303は、搬送方向の後方側(上流側;ホットプレス部100側)に位置して半径方向へ広く長く突出する主ガイド板303bと、搬送方向の前方側(下流側)に位置して半径方向へ狭く短く突出する副ガイド板303cと、搬送方向に沿って配置されて両ガイド板303b,303cを連結する連結板303dとを含む。また、主ガイド板303bと連結板303dとはL字状に屈曲したガイド枠303eで連結され、ガイド枠303eのうち導出方向に沿う辺は、補助搬出チェンコンベヤ320の延長線近傍に位置するように配置されている。
なお、導出コンベヤ305は、アンローダ棚303(搬出チェンコンベヤ302L,302R)から前方側へ起立状態の処理済板材W2を導出するために、複数(例えば4本)の互いに平行状の平ベルトコンベヤを有している。各々の立設フレーム304L,304Rの前方側において、各導出コンベヤ305を駆動する駆動軸305aの両端側を回転自在に支持する一方、各々の立設フレーム304L,304Rの後方側において、各導出コンベヤ305に追従する従動軸305bの両端側を回転自在に支持している。各導出コンベヤ305は、駆動軸305a及び従動軸305bに固定されたプーリに平ベルトを掛け回し、駆動軸305aを単一の駆動モータ305c(回転駆動源)に連結(直結)することによって回転駆動される。
補助搬出チェンコンベヤ320は、左右の搬出チェンコンベヤ302L,302Rの間に平行状に、かつ搬送方向後方側(左側;上流側)の搬出チェンコンベヤ302L側にオフセットして(偏って)配置されている。したがって、補助搬出チェンコンベヤ320は、搬出チェンコンベヤ302L,302Rによる起立状態から倒伏状態への姿勢変更の際に導出方向に対して左右に傾いた処理済板材W2の下端面を支持して前方側に搬送可能である(図7参照)。
また、補助搬出チェンコンベヤ320は、5本の爪付きローラ311のうち、搬送方向後方端側(左端側;上流端側)の2本のローラの間に設けられている。これにより、爪付きローラ311から搬出チェンコンベヤ302L,302R及び補助搬出チェンコンベヤ320への処理済板材W2の受け継ぎが円滑に行え、搬入径路Kからの搬出時や姿勢変更時に処理済板材W2の傾きが防止できる。
補助搬出チェンコンベヤ320は、搬出チェンコンベヤ302L,302Rの駆動軸302a(共通駆動軸)及び従動軸302bに固定されたスプロケットにチェンを掛け回し、単一の駆動モータ302c(搬出駆動源)によって同軸駆動されて、伝動構造の簡素化が図られている。なお、補助搬出チェンのリンクピッチを搬出チェンのリンクピッチよりも小(例えば約半分)として、補助搬出チェンコンベヤ320と搬出チェンコンベヤ302L,302Rの移動速度(すなわち、処理済板材W2の導出スピード)を等しく設定してある。
主として図8,図9に示すように、搬出ローラコンベヤ310の爪付きローラ311の上縁を連ねた搬送面310aは、搬出体回動機構315による回動調節に伴って、搬出チェンコンベヤ302L,302Rのアンローダ棚303の支持面303aの軌跡や、ローラコンベヤ160の爪付きローラ161の上縁を連ねた搬送面160aに対して、相互の位置関係を変化させる。その概要は次の通りである。
すなわち、搬出側油圧シリンダ317L,317Rのロッド317aが伸長して、搬出ローラフレーム312(搬出ローラコンベヤ310)の導出終了側が上昇変位したとき、搬出ローラコンベヤ310の搬送面310aはローラコンベヤ160の搬送面160aと同じ高さに維持される(図7参照)。このとき、図9(a)に示すように、搬出ローラコンベヤ310の搬送面310aは、アンローダ棚303の支持面303aの軌跡に対し、全体が高位に位置している。したがって、搬出ローラコンベヤ310の回転に伴って、搬送面310aで処理済板材W2の下端面を支持して搬入径路K(ローラコンベヤ160)から一斉に搬出できる。
一方、搬出側油圧シリンダ317L,317Rのロッド317aが縮小して、搬出ローラフレーム312(搬出ローラコンベヤ310)の導出終了側が下降変位したとき、搬出ローラコンベヤ310の搬送面310aは、ローラコンベヤ160の搬送面160aよりも低位に位置している。このとき、図9(b)に示すように、搬出ローラコンベヤ310の搬送面310aは、アンローダ棚303の支持面303aの軌跡に対し、導出開始側(奥側)の一部を残して低位に位置している。したがって、搬出チェンコンベヤ302L,302Rの回転に伴ってアンローダ棚303により処理済板材W2を起立状態から倒伏状態に姿勢変更するとともに、アンローダ棚303の支持面303aで処理済板材W2の下端面を支持して前方側(手前側)に順次導出できる。
図6に戻り、本発明の板材搬出構造300には、処理済板材W2の搬送方向前方側(下流側;右側)に配置されたストッパ330(停止部材)と、n枚(例えば100枚)の処理済板材W2及びn個の搬入径路Ka〜Knに対応して設けられるn個の近接スイッチ50a〜50n(非接触センサ;到達センサ;板材到達検出手段)と、熱板130と搬出ローラコンベヤ310との間に配置された光電センサ60(非接触センサ;通過センサ;板材通過検出手段)とが備えられている。
ストッパ330はすべての処理済板材W2に跨って各処理済板材W2の搬出停止位置に配置されている。またストッパ330は、右側の立設フレーム304R上に固定されたストッパ移動用シリンダ331(リニア駆動源;調節手段)に接続され、処理済板材W2の被加圧面の大きさに応じてロッド331aを伸縮させて、処理済板材W2の搬出停止位置を搬送方向に移動調節する。
各々の近接スイッチ50a〜50nは、起立状態の各処理済板材W2が停止位置(ストッパ330位置)まで搬出されたことを個別に検知する。そのために、処理済板材W2の搬送方向下流側においてすべての処理済板材W2に跨って前後方向に延設された支持枠51に、処理済板材W2と同ピッチで固定配置されている。そして、これらの近接スイッチ50a〜50nのうちの少なくとも1つが、停止位置まで到達完了せずに未到達状態を生じて滞っている処理済板材W2を検知したとき、その未到達状態を解消するために、ローラコンベヤ160及び搬出ローラコンベヤ310による搬出操作(回転)が所定時間(例えば10秒間)延長される。
また、近接スイッチ50a〜50n(支持枠51)は、右側の立設フレーム304R上に固定された近接スイッチ移動用シリンダ52(リニア駆動源)に接続されている。そして、ロッド52aの伸縮により、搬出ローラコンベヤ310により起立状態で搬出される処理済板材W2の搬送方向前方側の端面に対向位置する検出状態P1(検出位置)と、起立状態から倒伏状態に姿勢変更される処理済板材W2の通過を許容する退避状態P2(退避位置)とに切換可能である(図7参照)。
光電センサ60は、加熱加圧された処理済板材W2がローラコンベヤ160から搬出ローラコンベヤ310へ移送されたことを検知する。具体的には、処理済板材W2の搬送方向前縁(右端;下流端)が光電センサ60の位置(熱板130と搬出ローラコンベヤ310との間)に達すると、反射光が遮られることによって処理済板材W2の存在が検知される。処理済板材W2の搬送方向後縁(左端;上流端)が光電センサ60の位置を通過すると、反射光が戻ることによって処理済板材W2の通過完了が検知される。そして、光電センサ60が、通過完了せずに未通過状態を生じて滞っている処理済板材W2を検知したとき、その未通過状態を解消するために、ローラコンベヤ160及び搬出ローラコンベヤ310による搬出操作(回転)が所定時間(例えば10秒間)延長される。
図10は板材搬出制御の電気的構成を概略的に示すブロック図である。ホットプレス部100の板材搬出制御部である搬出制御基板70(搬出制御手段)は、演算装置であるCPU71(補助搬送体制御手段)と、読み取り専用記憶装置であるROM73と、読み書き可能な主記憶装置でありワークエリアとして使用されるRAM72と、入出力インターフェイス(I/O)74とを中心に構成されている。これらの装置は、バス75で相互に送受信可能に接続されている。ROM73には、板材搬出処理を実行するための制御プログラム73aや被処理板材W1(処理済板材W2)の被加圧面の大きさを初期設定するための設定テーブル73b等が予め格納・記憶されている。なお、符号72aは、近接スイッチ50a〜50nが検知した未到達状態の処理済板材W2の列No.を記憶しておくために、RAM72内に設定されたエリアを示す。
図10に示すように、板材搬出構造300の各部から次の信号が入出力インターフェース74を介して搬出制御基板70へ入力されている。
・設定スイッチ70a:被処理板材W1(処理済板材W2)の被加圧面の大きさを押しボタン等によって人為的に選択入力又はデータ入力したときのスイッチ信号;
・近接スイッチ50a〜50n:各処理済板材W2が所定の停止位置(ストッパ330位置)まで搬出されたか否か(未到達状態を発生しているか否か)の検知信号;
・光電センサ60:処理済板材W2がローラコンベヤ160から搬出ローラコンベヤ310へ移送されたか否か(未通過状態を発生しているか否か)の検知信号。
同様に、次の信号が入出力インターフェース74を介して搬出制御基板70から板材搬出構造300の各部へ出力されている。
・ローラコンベヤ用モータ162:ローラコンベヤ160の回転・停止のための制御出力信号;
・搬出ローラコンベヤ用モータ313:搬出ローラコンベヤ310の回転・停止のための制御出力信号;
・搬出チェンコンベヤ用モータ302c:搬出チェンコンベヤ302L,302Rの回転・停止のための制御出力信号;
・導出コンベヤ用モータ305c:導出コンベヤ305の回転・停止のための制御出力信号;
・ストッパ移動用シリンダ331:ロッド331aを伸縮させ、ストッパ330の停止位置を調節するための制御出力信号;
・近接スイッチ移動用シリンダ52:ロッド52aを伸縮させ、検出状態P1(検出位置)と退避状態P2(退避位置)との間で近接スイッチ50a〜50nの位置を切り換えるための制御出力信号;
・搬出側油圧シリンダ317L,317R:ロッド317aを伸縮させ、搬出ローラフレーム312の導出終了側を昇降変位するための制御出力信号;
・ホットプレス用シリンダ150L,150R:ラム151L,151Rを伸縮させて熱板130を閉鎖・開放し、ホットプレスするための制御出力信号。
次に、図11のフローチャートと図12の作動説明図とを用いて、板材搬出構造300における板材の搬出制御について説明する。図11のフローチャートは、図10のROM73に格納された板材搬出処理プログラム73aに対応している。
まず、S1にて設定スイッチ70aにより被処理板材W1(処理済板材W2)の被加圧面の大きさを手操作入力する。その入力内容に基づき、ROM73の設定テーブル73b(図10)を参照して初期設定を行う。具体的には、S2において、被処理板材W1(処理済板材W2)の大きさに応じてストッパ移動用シリンダ331によりストッパ330の配置位置(搬入先頭位置)を移動調節する。このとき、近接スイッチ移動用シリンダ52により近接スイッチ50a〜50nを検出状態P1とし、搬出側油圧シリンダ317L,317Rにより搬出ローラフレーム312を上昇変位しておく(図7参照)。次いで、S3にてホットプレス部100に被処理板材W1を搬入し、ホットプレス用シリンダ150L,150Rにより熱板130を閉鎖することにより、被処理板材W1を所定時間ホットプレス(加熱加圧)し、S4にて熱板130を開放する。
さらに、S5にてローラコンベヤ用モータ162によりローラコンベヤ160を所定時間(例えば30秒間)駆動回転し、同時に搬出ローラコンベヤ用モータ313により搬出ローラコンベヤ310を所定時間駆動回転する。S6にていずれかの近接スイッチ50a〜50nが未到達状態の処理済板材W2(図12(a)参照)を検知しているかを確認する。いずれかの近接スイッチ50a〜50nが未到達状態を検知していれば(S6でYES)、S7にて未到達状態の処理済板材W2のNo.をRAMの記憶エリア72aに記憶する(図10参照)。次に、S8にて光電センサ60が未通過状態の処理済板材W2(図12(a)参照)を検知しているかを確認する。光電センサ60が未通過状態を検知していれば(S8でYES)、S9にて中間詰りフラグを1とする。中間詰りフラグ=1は、ローラコンベヤ160及び搬出ローラコンベヤ310の中間部で詰りを生じていることを示す。
そこで、中間部での詰りを解消するために、S10にてローラコンベヤ160及び搬出ローラコンベヤ310を所定時間(例えば10秒間)延長回転する。その後、S11にて光電センサ60が依然として未通過状態の処理済板材W2(図12(a)参照)を検知しているかを再確認する。光電センサ60が未通過状態を検知しなくなれば(S11でNO)、S12にて中間詰りフラグを0とする(図12(b)参照)。さらに、S13にていずれかの近接スイッチ50a〜50nが依然として未到達状態の処理済板材W2を検知しているかを再確認する。近接スイッチ50a〜50nが未到達状態を継続検知している場合には(S13でYES)、S14にて中間詰りフラグを確認する。
上記のように中間詰りフラグが0になって中間部での詰りが解消されているにもかかわらず(S14でNO)、近接スイッチ50a〜50nが未到達の処理済板材W2を検知しているので、S16にて「熱板130での処理済板材W2の貼り付き」(図12(c)参照)をチェックするように警告(報知)してリターンする。なお、中間詰りフラグが1のままであった場合には(S11でYESかつS14でYES)、S15にて「中間部での詰りを除去する旨」(図12(a)参照)を警告(報知)してリターンする。
なお、光電センサ60がもともと未通過状態の処理済板材W2を検知していなければ(S8でNO)、S17にて中間詰りフラグを0とする。さらに、S18にてローラコンベヤ160及び搬出ローラコンベヤ310を所定時間(例えば10秒間)延長回転したのち、S13に戻る。
また、近接スイッチ50a〜50nが未到達状態を検知していない場合(S6でNO)、及び近接スイッチ50a〜50nが未到達状態を継続検知していない場合(S13でNO)には、S19にて近接スイッチ50a〜50nを退避状態P2とし、搬出ローラフレーム312を下降変位する(図7参照)。そして、S20にて搬出チェンコンベヤ302L,302Rを駆動し、導出コンベヤ305を駆動して処理済板材W2を外部へ搬出(導出)する。
このように、処理済板材W2の搬出の際に、搬送途中での詰り等の発生を容易に検出でき、装置故障や処理済板材W2の破損を防止し、製品歩留りを向上(不良品の発生を減少)させることができる。
(変形例)
図13に近接スイッチ及びストッパの配置変更例を示す。図13では、近接スイッチ50a〜50nをストッパ330(停止部材)に固定配置し、ストッパ移動用シリンダ331によって検出状態P1(検出位置)と退避状態P2(退避位置)との切換を行う。なお、近接スイッチ50a〜50nを搬出ローラフレーム312に固定配置し、搬出側油圧シリンダ317L,317Rによって検出状態P1(検出位置)と退避状態P2(退避位置)との切換を行うことも可能である。
本発明に係る板材搬出構造を含む横型多段プレス装置の一例を示す平面図。 図1の正面図。 プレス構造の一例を示す平面図。 図3の側面図。 プレス閉鎖状態を示す側面図。 本発明に係る板材搬出構造の平面図。 図6の正面図。 図6の右側面図。 図8の要部拡大図。 板材搬出制御の電気的構成を示すブロック図。 板材搬出処理を示すフローチャート。 ローラコンベヤと搬出ローラコンベヤの作動を示す説明図。 近接スイッチ及びストッパの配置変更例を示す正面図。
符号の説明
1 横型多段プレス装置
50a〜50n 近接スイッチ(非接触センサ;到達センサ;板材到達検出手段)
60 光電センサ(非接触センサ;通過センサ;板材通過検出手段)
70 搬出制御基板(板材搬出制御部;搬出制御手段)
100 ホットプレス部(加熱加圧部;プレス構造)
130 熱板
160 ローラコンベヤ(搬送体)
160a 搬送面
200 ローダ部(搬入部;板材搬入構造)
300 アンローダ部(搬出部;板材搬出構造)
302L,302R 搬出チェンコンベヤ(搬出無端体)
302a 共通駆動軸
302c 駆動モータ(搬出駆動源)
303 アンローダ棚
303a 支持面
310 搬出ローラコンベヤ(搬出体)
310a 搬送面
312 搬出ローラフレーム(搬出支持フレーム)
315 搬出体回動機構
316 搬出側回動軸
317L,317R 搬出側油圧シリンダ(搬出側リニア駆動源)
330 ストッパ(停止部材)
K 搬入径路
O2 搬出側回動軸線(回動軸線)
P1 検出状態(検出位置)
P2 退避状態(退避位置)
W1 被処理板材
W2 処理済板材

Claims (5)

  1. 搬入側において倒伏状態から起立状態に姿勢変更された複数の被処理板材を加熱加圧部の個々の搬入径路に跨って配置された搬送体により搬送方向に平行な複数の熱板の間にそれぞれ搬入し、各被処理板材の厚さ方向を押圧方向として前記複数の熱板により一斉に加熱加圧した後、前記搬送体により前記搬入径路に沿って搬出された複数の処理済板材を搬出側において起立状態から倒伏状態に姿勢変更する横型多段プレス装置の板材搬出構造であって、
    前記処理済板材を前記搬送方向に沿って起立状態で所定間隔に保持して前記搬送体から移送するために、その搬送体の搬送面と同じ高さに維持可能な搬送面を有する搬出体と、
    その搬出体の搬送方向前方側にそれぞれ配置され、前記起立状態の処理済板材が所定の停止位置まで搬出されたことをその処理済板材毎に検知する複数の板材到達検出手段と、
    その板材到達検出手段によりいずれの処理済板材において前記停止位置まで到達完了せずに滞る未到達状態を生じているかが個別に検知されたとき、その未到達状態を解消するために前記搬送体及び搬出体による搬出操作を所定時間延長する搬出制御手段とを備えることを特徴とする横型多段プレス装置の板材搬出構造。
  2. 前記熱板と搬出体との間に、加熱加圧された処理済板材が前記搬送体から搬出体へ移送されたことを検知するための板材通過検出手段が配置され、
    前記板材通過検出手段が、いずれかの処理済板材において通過完了せずに滞る未通過状態を生じていることを検知したとき、前記搬出制御手段は、その未通過状態を解消するために前記搬送体及び搬出体による搬出操作を所定時間延長する請求項1に記載の横型多段プレス装置の板材搬出構造。
  3. 搬入側において倒伏状態から起立状態に姿勢変更された複数の被処理板材を加熱加圧部の個々の搬入径路に跨って配置された搬送体により搬送方向に平行な複数の熱板の間にそれぞれ搬入し、各被処理板材の厚さ方向を押圧方向として前記複数の熱板により一斉に加熱加圧した後、前記搬送体により前記搬入径路に沿って搬出された複数の処理済板材を搬出側において起立状態から倒伏状態に姿勢変更する横型多段プレス装置の板材搬出構造であって、
    前記処理済板材を前記搬送方向に沿って起立状態で所定間隔に保持して前記搬送体から移送するために、その搬送体の搬送面と同じ高さに維持可能な搬送面を有する搬出体と、
    その搬出体の搬送方向前方側にそれぞれ配置され、前記起立状態の処理済板材が所定の停止位置まで搬出されたことをその処理済板材毎に検知する複数の板材到達検出手段と、
    前記熱板と搬出体との間に配置され、加熱加圧された処理済板材が前記搬送体から搬出体へ移送されたことを検知するための板材通過検出手段と、
    前記板材到達検出手段によりいずれの処理済板材において前記停止位置まで到達完了せずに滞る未到達状態を生じているかが個別に検知されたとき、前記板材通過検出手段によりいずれかの処理済板材において通過完了せずに滞る未通過状態を生じていることが検知されているか否かに関係なく、前記未到達状態を解消するために前記搬送体及び搬出体による搬出操作を所定時間延長する搬出制御手段とを備えることを特徴とする横型多段プレス装置の板材搬出構造。
  4. 前記搬出制御手段は、前記搬送体及び搬出体による搬出操作の延長時間経過後に、前記板材到達検出手段が前記未到達状態を継続して検知している場合と、前記板材通過検出手段が前記未通過状態を継続して検知している場合とで、前記処理済板材の詰りに関して異なる警報を発する請求項3に記載の横型多段プレス装置の板材搬出構造。
  5. 前記板材到達検出手段は、前記搬出体により起立状態で搬出される処理済板材の搬送方向前方側の端面に対向位置する検出状態と、起立状態から倒伏状態に姿勢変更される処理済板材の通過を許容する退避状態とに切換可能であり、
    その板材到達検出手段は、前記搬送体及び搬出体による前記処理済板材の搬出の際に前記検出状態を保持し、すべての処理済板材の前記停止位置への到達完了を検知したときに前記退避状態に移行し、次工程の処理済板材の搬出時までに前記検出状態に復帰する請求項1ないし4のいずれか1項に記載の横型多段プレス装置の板材搬出構造。
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