JP4386113B2 - 参照電圧回路および撮像回路 - Google Patents

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Description

本発明は、参照電圧回路および撮像回路に関し、特に、低消費電流で低ノイズの参照信号を生成することができるようにした参照電圧回路および撮像回路に関する。
従来、固体撮像素子であるCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサでは、CDS(Correlated Double. Sampling)回路を用いて画像信号の処理が行われる。
例えば、特許文献1または2には、画素内のフォトダイオードからの受光信号を、画素の列ごとに配置されたアナログCDS回路に通過させることにより、画像信号に含まれるノイズを除去し、その後、A/D(Analog/Digital)変換を行うCMOSセンサが開示されている。
しかしながら、このようにCDS回路を使用した場合には、画素の列ごとのCDS回路のばらつきにより、筋状の固定的なパターンのノイズが発生するという問題や、CDS処理後の信号値を保持するための容量素子が必要になるため、回路面積が増大するという問題、アナログ信号をシフトレジスタにより高速で水平走査させるために、スイッチングノイズなどの影響を受け易いという問題などがあった。
そこで、例えば、特許文献3では、並列列A/D変換方式(以下、適宜、カラムAD方式と称する)により、これらの問題を解決することが提案されている。
カラムAD方式では、画素の列ごとにA/D変換器が設置されており、選択列について各画素のアナログ信号が、各垂直信号線に一括して読み出されて、直接的にA/D変換が行われるため、上述したようなCDS回路を使用した場合に生じる問題が解決され、高精度のノイズ除去を実行することができる。
また、カラムAD方式では、画像の水平方向一行ごとの並列処理であるため、水平方向の走査を高速な周波数で駆動する必要がなく、A/D変換は垂直方向の低速な周波数で駆動することができ、高周波帯域で発生するノイズ成分と、信号成分を容易に分離することができるという利点もある。
カラムAD方式を採用したCMOSセンサにおいて、画素からA/D変換器に供給される画素信号には、所定の基準電位に応じたリセット成分と、画素の受光量に応じたデータ成分とが含まれる。また、A/D変換器には、画素信号をA/D変換する際に参照される信号であるランプ信号(ランプ電圧)が供給される。ランプ信号は、画素信号のリセット成分に応じた期間で、所定の初期電圧から一定の傾斜で電圧が降下し、画素信号のデータ成分に応じた期間で、所定の初期電圧から一定の傾斜で電圧が降下するような波形の信号である。
ここで、図1は、CMOSセンサのA/D変換器に供給されるランプ信号を生成する参照電圧回路を示すブロック図である。
図1において、参照電圧回路11は、定電流源アレイ12、定電流源選択部13、抵抗14、および出力端子15から構成される。
定電流源アレイ12は、ゲイン変更定電流源16、オフセット変更定電流源17、n個のランプ波形生成定電流源181乃至18nから構成される。
ゲイン変更定電流源16と、オフセット変更定電流源17およびランプ波形生成定電流源181乃至18nとは、カレントミラー(CM)を構成している。オフセット変更定電流源17の一端、およびランプ波形生成定電流源181乃至18nの一端は、出力端子15に接続されており、オフセット変更定電流源17の他端は接地されており、ランプ波形生成定電流源181乃至18nの他端は、定電流源選択部13に接続されている。
また、出力端子15は、抵抗14を介して、基準電圧Vrefに接続されており、基準電圧Vrefから、定電流源アレイ12から出力される電流の変化に応じた電圧のランプ信号が生成され、出力端子15から出力される。
ゲイン変更定電流源16には、CMOSセンサにより撮像される画像のゲインを変更するときに、図示しない制御回路から制御信号が供給され、ゲイン変更定電流源16の電流値が、その制御信号に応じて変更されることで、ランプ信号の傾斜が変更される。
オフセット変更定電流源17には、画素信号のリセット成分に応じた期間のランプ信号の初期電圧と、画素信号のデータ成分に応じた期間のランプ信号の初期電圧とをオフセットするときに、図示しない制御回路から制御信号が供給される。オフセット変更定電流源17の電流値が、その制御信号に応じて変更され、ランプ信号の初期電圧がオフセットされる。
ランプ波形生成定電流源181乃至18nは、定電流源選択部13により選択され、ランプ信号の傾斜を生成するための電流を出力する。
定電流源選択部13は、図示しない制御回路からのクロックに従って、ランプ波形生成定電流源181乃至18nのうちの、電流を流すべき電流源を、順次選択する。
このように構成されている参照電圧回路11では、抵抗14に接続されている基準電圧Vrefを基準として、定電流源アレイ12から出力される電流に応じて変化するランプ信号が生成される。
このように、基準電圧Vrefを基準としたランプ信号を生成する他、例えば、出力端子とGNDとに接続された抵抗に電流を流し込むことで、GNDを基準としたランプ信号を生成することもできる。
即ち、図2は、ランプ信号を生成する参照電圧回路の他の例を示すブロック図である。
図2において、参照電圧回路11’は、定電流生成回路20、3つのトランジスタ21乃至23、ゲイン変更回路24、トランジスタ25、ランプ生成回路26、オフセット回路27、および抵抗28から構成されている。
定電流生成回路20の一端は、接地されており、定電流生成回路20の他端は、トランジスタ21のドレインに接続されている。トランジスタ21のソースは、電源電圧VDDに接続され、トランジスタ21のゲートは、トランジスタ22のゲートに接続されている。また、トランジスタ21のゲートとトランジスタ22のゲートとの接続点は、定電流生成回路20とトランジスタ21のドレインとの接続点に接続されている。
トランジスタ22のソースは、電源電圧VDDに接続されており、トランジスタ22のドレインは、トランジスタ23のドレインに接続されている。
トランジスタ23のゲートは、ゲイン変更回路24に接続されており、トランジスタ23のゲートとゲイン変更回路24の接続点と、トランジスタ22のドレインとトランジスタ23のドレインの接続点とが接続されている。トランジスタ23のソースは、接地されている。
ゲイン変更回路24は、CMOSセンサで撮像される画像のゲインを変更するときに、ランプ信号の傾斜を変更させるための回路である。また、ゲイン変更回路24とトランジスタ23とは、カレントミラー回路を構成する。
トランジスタ25のドレインは、ゲイン変更回路24に接続されており、トランジスタ25のソースは、電源電圧VDDに接続されており、トランジスタ25のゲートは、ランプ生成回路26に接続されている。また、トランジスタ25のドレインとゲイン変更回路24の接続点と、トランジスタ25のゲートとランプ生成回路26の接続点とが接続されている。
ランプ生成回路26は、ランプ信号の傾斜を生成するための回路である。ランプ生成回路26は、抵抗28を介して接地されている。
オフセット回路27は、画素信号のリセット成分に応じた期間のランプ信号の初期電圧と、画素信号のデータ成分に応じた期間のランプ信号の初期電圧とをオフセットするための回路である。オフセット回路27は、ランプ生成回路26と抵抗28の接続点に接続されており、この接続点が、ランプ信号の出力端子(図示せず)に接続されている。
このように構成されている参照電圧回路11’において、定電流生成回路20、トランジスタ21乃至23、ゲイン変更回路24、トランジスタ25、ランプ生成回路26、およびオフセット回路27が、ランプ信号に与える電圧ノイズについて説明する。
定電流生成回路20が、ランプ信号に与える電圧ノイズVN0は、次の式(1)で表される。
VN0=in0×(gm2/gm1)×(gm4/gm3)×(gm6/gm5)×Rout
・・・(1)
ただし、式(1)において、in0は、定電流生成回路20の電流ノイズであり、gm1は、トランジスタ21の電圧増幅率であり、gm2は、トランジスタ22の電圧増幅率であり、gm3は、トランジスタ23の電圧増幅率である。また、gm4は、ゲイン変更回路24の電圧増幅率であり、gm5は、トランジスタ25の電圧増幅率であり、gm6は、ランプ生成回路26の電圧増幅率であり、gm7は、オフセット回路27の電圧増幅率であり、Routは、抵抗28の抵抗値である。
また、トランジスタ21の電圧ノイズをvn1とすると、トランジスタ21が、ランプ信号に与える電圧ノイズVN1は、次の式(2)で表される。
VN1=vn1×gm2×(gm4/gm3)×(gm6/gm5)×Rout
・・・(2)
そして、トランジスタ22がランプ信号に与える電圧ノイズをVN2とし、トランジスタ23がランプ信号に与える電圧ノイズをVN3とし、ゲイン変更回路24がランプ信号に与える電圧ノイズをVN4とし、トランジスタ25がランプ信号に与える電圧ノイズをVN5とし、ランプ生成回路26がランプ信号に与える電圧ノイズをVN6とし、オフセット回路27がランプ信号に与える電圧ノイズをVN7とすると、ランプ信号に生じる合計ノイズVNは、次の式(3)で表される。
VN2=VN02+VN12+VN22+VN32+VN42+VN52+VN62+VN72
・・・(3)
式(3)に表されるように、参照電圧回路11’では、電圧ノイズVN0乃至VN7が、ランプ信号に生じる合計ノイズVNに重畳される。参照電圧回路11’では、電圧ノイズのノイズ源が多いため、合計ノイズVNを低減させることが困難であった。また、式(1)乃至(3)より、ゲイン変更回路24とトランジスタ23とのカレントミラー回路での折り返し比(ミラー比)(例えば、gm4/gm3)が大きくなると、合計ノイズVNも大きくなる。
また、参照電圧回路11’の消費電流は、初段から出力段までのカレントミラーに流れる電流の合計となる。即ち、参照電圧回路11’の消費電流は、定電流生成回路20に流れる電流I0、トランジスタ23に流れる電流I1、ゲイン変更回路24に流れる電流I2、抵抗28に流れる電流I3を合計した電流となる。
このように、参照電圧回路11’では、電流パスが多段であるため、消費電流を低減させることが困難であった。
特許第3734717号 特許第3710361号 特開2005−328135号公報
上述したように、従来の参照電圧回路では、ランプ信号のノイズを低減させること、および、消費電流を低減させることが困難であった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、従来の参照電圧回路よりも、低消費電流で低ノイズのランプ信号を出力することができるようにするものである。
本発明の第1の側面の参照電圧回路は、画素信号をデジタル変換するときに参照される参照電圧を生成する参照電圧回路あって、所定の初期電圧から、一定の傾きで降下するランプ電圧を生成するランプ電圧生成手段と、前記ランプ電圧生成手段とカレントミラー回路を形成する第1のトランジスタと、所定の電源から前記第1のトランジスタを介して流れ込む電流の電流値を変更することにより、前記ランプ電圧生成手段により生成されるランプ電圧の傾きを変更するゲイン変更手段とを備え、前記ゲイン変更手段は、アンプと、第2および第3のトランジスタと、複数のゲイン変更用トランジスタと、複数のスイッチと、複数の抵抗とを有し、前記アンプは、プラス入力端子が所定の基準電圧レベルに接続され、マイナス接続端子が抵抗を介して接地レベルに接続され、出力端子が前記第2のトランジスタのゲートに接続されており、前記第2のトランジスタは、ゲートが前記アンプの出力端子に接続され、ドレインが前記第3のトランジスタを介して所定の電源電圧レベルに接続され、ソースが抵抗を介して接地レベルに接続されており、前記複数のゲイン変更用トランジスタは、それぞれのドレインが前記第1のトランジスタに接続され、それぞれのソースに接続された前記抵抗を介して接地レベルに接続され、それぞれのゲートに接続された前記スイッチを介して前記第2のトランジスタのゲートと前記アンプの出力端子との接続点および接地レベルのいずれか一方に接続される接続構成とされており、前記複数のゲイン変更用トランジスタのゲートと、前記接続点または接地レベルとのそれぞれの接続を、前記スイッチにより選択的に切り替えることで、前記第1のトランジスタを介して前記ゲイン変更手段に流れ込む電流を調整する
本発明の第1の側面においては、ランプ電圧生成手段により、所定の初期電圧から、一定の傾きで降下するランプ電圧が生成され、第1のトランジスタとランプ電圧生成手段とにより、カレントミラー回路が形成される。また、ゲイン変更手段により、所定の電源から第1のトランジスタを介して流れ込む電流の電流値を変更することにより、ランプ電圧生成手段により生成されるランプ電圧の傾きが変更される。このとき、ゲイン変更手段は、アンプと、第2および第3のトランジスタと、複数のゲイン変更用トランジスタと、複数のスイッチと、複数の抵抗とを有し、アンプは、プラス入力端子が所定の基準電圧レベルに接続され、マイナス接続端子が抵抗を介して接地レベルに接続され、出力端子が第2のトランジスタのゲートに接続されており、第2のトランジスタは、ゲートがアンプの出力端子に接続され、ドレインが第3のトランジスタを介して所定の電源電圧レベルに接続され、ソースが抵抗を介して接地レベルに接続されており、複数のゲイン変更用トランジスタは、それぞれのドレインが第1のトランジスタに接続され、それぞれのソースに接続された抵抗を介して接地レベルに接続され、それぞれのゲートに接続されたスイッチを介して第2のトランジスタのゲートとアンプの出力端子との接続点および接地レベルのいずれか一方に接続される接続構成とされている。そして、複数のゲイン変更用トランジスタのゲートと、接続点または接地レベルとのそれぞれの接続が、スイッチにより選択的に切り替えられることで、第1のトランジスタを介してゲイン変更手段に流れ込む電流が調整される。
本発明の第2の側面の撮像回路は、画像を撮像する撮像回路であって、画素信号を出力する複数の画素が配置される画素アレイと、画素アレイの画素から出力される画素信号をデジタル変換するときに参照される参照電圧を生成する参照電圧回路とを備え、画素アレイと参照電圧回路とが、同一の半導体チップ上に構成され、参照電圧回路は、所定の初期電圧から、一定の傾きで降下するランプ電圧を生成するランプ電圧生成手段と、ランプ電圧生成手段とカレントミラー回路を形成する第1のトランジスタと、所定の電源から第1のトランジスタを介して流れ込む電流の電流値を変更することにより、ランプ電圧生成手段により生成されるランプ電圧の傾きを変更するゲイン変更手段とを有し、ゲイン変更手段は、アンプと、第2および第3のトランジスタと、複数のゲイン変更用トランジスタと、複数のスイッチと、複数の抵抗とを有し、アンプは、プラス入力端子が所定の基準電圧レベルに接続され、マイナス接続端子が抵抗を介して接地レベルに接続され、出力端子が第2のトランジスタのゲートに接続されており、第2のトランジスタは、ゲートがアンプの出力端子に接続され、ドレインが第3のトランジスタを介して所定の電源電圧レベルに接続され、ソースが抵抗を介して接地レベルに接続されており、複数のゲイン変更用トランジスタは、それぞれのドレインが第1のトランジスタに接続され、それぞれのソースに接続された抵抗を介して接地レベルに接続され、それぞれのゲートに接続されたスイッチを介して第2のトランジスタのゲートとアンプの出力端子との接続点および接地レベルのいずれか一方に接続される接続構成とされており、複数のゲイン変更用トランジスタのゲートと、接続点または接地レベルとのそれぞれの接続を、スイッチにより選択的に切り替えることで、第1のトランジスタを介してゲイン変更手段に流れ込む電流を調整する
本発明の第2の側面においては、参照電圧回路により、画素信号を出力する複数の画素が配置される画素アレイの画素から出力される画素信号をデジタル変換するときに参照される参照電圧が生成される。また、画素アレイと参照電圧回路とが、同一の半導体チップ上に構成される。参照電圧回路のランプ電圧生成手段により、所定の初期電圧から、一定の傾きで降下するランプ電圧が生成され、第1のトランジスタとランプ電圧生成手段とにより、カレントミラー回路が形成される。また、ゲイン変更手段により、所定の電源から第1のトランジスタを介して流れ込む電流の電流値を変更することにより、ランプ電圧生成手段により生成されるランプ電圧の傾きが変更される。このとき、ゲイン変更手段は、アンプと、第2および第3のトランジスタと、複数のゲイン変更用トランジスタと、複数のスイッチと、複数の抵抗とを有し、アンプは、プラス入力端子が所定の基準電圧レベルに接続され、マイナス接続端子が抵抗を介して接地レベルに接続され、出力端子が第2のトランジスタのゲートに接続されており、第2のトランジスタは、ゲートがアンプの出力端子に接続され、ドレインが第3のトランジスタを介して所定の電源電圧レベルに接続され、ソースが抵抗を介して接地レベルに接続されており、複数のゲイン変更用トランジスタは、それぞれのドレインが第1のトランジスタに接続され、それぞれのソースに接続された抵抗を介して接地レベルに接続され、それぞれのゲートに接続されたスイッチを介して第2のトランジスタのゲートとアンプの出力端子との接続点および接地レベルのいずれか一方に接続される接続構成とされている。そして、複数のゲイン変更用トランジスタのゲートと、接続点または接地レベルとのそれぞれの接続が、スイッチにより選択的に切り替えられることで、第1のトランジスタを介してゲイン変更手段に流れ込む電流が調整される。
本発明の第1および第2の側面によれば、低消費電流で低ノイズの参照信号を生成することができる。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図3は、本発明を適用したCMOSセンサの一実施の形態の構成例を示すブロック図である。
図3において、CMOSセンサ31は、システム制御ユニット32、垂直走査回路33、ピクセルアレイ34、参照電圧回路35、カラムADC(Analog to Digital Converter)36、および水平走査回路37から構成される。
システム制御ユニット32は、ロジック制御回路、PLL回路(CLK分周)、タイミング制御回路、および通信インタフェースなどを備えており、システム制御ユニット32には、図示しない外部の回路からメインクロックが供給される。そして、システム制御ユニット32は、CMOSセンサ31を構成する各ブロックの制御や、外部の回路との通信を行う。
垂直走査回路33は、垂直方向デコーダ38および垂直方向駆動回路39を備え、システム制御ユニット32からの制御信号に従って、ピクセルアレイ34の垂直方向に並ぶ画素を、順次、所定のタイミングで制御し、画素信号を出力させる。
垂直方向デコーダ38は、例えば、ピクセルアレイ34が有する画素から、所定の行の画素を間引いて、残りの行の画素から画素信号を出力させるときに、画素信号を出力させる行を選択する信号を生成し、垂直方向駆動回路39に供給する。
垂直方向駆動回路39は、ピクセルアレイ34の画素の駆動させる制御信号、即ち、選択信号、リセット信号、およびトリガ信号を生成し、ピクセルアレイ34に供給する。
ピクセルアレイ34は、横×縦の個数がm×n個である画素4111乃至41mn、n本の行制御線421乃至42n、およびm本の垂直信号線431乃至43mから構成される。画素4111乃至41mnは、行制御線421乃至42nを介して垂直走査回路33に接続され、垂直信号線431乃至43mを介してカラムADC36に接続されている。
画素4111乃至41mnは、例えば、ベイヤ配列に従って、3色の光(R,G,B)を受光するように配置されており、垂直走査回路33から行制御線421乃至42nを介して供給される制御信号に従って、垂直信号線431乃至43mに画素信号を出力する。
参照電圧回路35には、システム制御ユニット32から、ゲインやオフセットを制御する制御信号や、所定の周波数のクロック信号などが供給される。参照電圧回路35は、所定の初期電圧から、一定の傾きで電圧が降下するランプ信号を生成し、カラムADC36に供給する。
カラムADC36は、電圧比較部45、A/D変換部46、および感度増幅部47から構成される。
電圧比較部45は、m個の比較器481乃至48mを有し、比較器481乃至48mには、垂直信号線431乃至43mを介して、画素4111乃至41mnから画素信号がそれぞれ供給されるとともに、参照電圧回路35からランプ信号が供給される。
比較器481乃至48mは垂直信号線431乃至43mを介して供給される画素信号と、参照電圧回路35からのランプ信号を比較し、その比較結果を表す比較結果信号を、A/D変換部46に供給する。
即ち、比較器481は、垂直信号線431を介して、1列目の画素4111乃至411nから順次供給される画素信号と、参照電圧回路35から供給されるランプ信号とを比較し、その比較した結果得られる比較結果信号を、A/D変換部46のA/D変換器491に供給する。比較器482は、比較器481と同様に、垂直信号線432を介して供給される画素信号とランプ信号とを比較した結果得られる比較結果信号を、A/D変換部46のA/D変換器492に供給する。以下、同様に、比較器48mは、垂直信号線43mを介して供給される画素信号とランプ信号とを比較した結果得られる比較結果信号を、A/D変換部46のA/D変換器49mに供給する。
A/D変換部46は、m個のA/D変換器491乃至49mを有しており、A/D変換器491乃至49mには、比較結果信号が、電圧比較部45の比較器481乃至48mからそれぞれ供給される。
A/D変換器491乃至49mは、ラッチ(Latch)と、13個のTFF(Toggle Flip-Flop)とにより、それぞれ構成されており、13ビットの画素データを出力する。
即ち、A/D変換器491乃至49mには、比較器481乃至48mから比較結果信号が供給されるとともに、システム制御ユニット32から、所定の周波数のカウンタクロック信号と、所定の制御信号とが供給される。そして、A/D変換器491乃至49mは、比較器481乃至48mから供給される比較結果信号と、システム制御ユニット32から供給される制御信号に応じて、システム制御ユニット32から供給されるカウンタクロック信号をカウントすることで、ピクセルアレイ34の画素4111乃至41mnが出力するアナログの画素信号をA/D変換し、その結果得られる画素データを出力する。
感度増幅部47は、13個の増幅部(amp)を有しており、A/D変換部46から出力される画素データを増幅し、システム制御ユニット32を介して、後段の画像処理回路などに出力する。
水平走査回路37は、水平方向デコーダ51および水平方向駆動回路52を備え、システム制御ユニット32からの制御信号に従って、カラムADC36の水平方向に並ぶ複数のA/D変換器491乃至49mを、順次、所定のタイミングで制御し、画素データを出力させる。水平方向デコーダ51は、所定の列の画素を間引いて、残りの列の画素からの画素データを出力させるときに、画素データを出力させる列を選択する信号を生成し、水平方向駆動回路52に供給する。水平方向駆動回路52は、所定の列を駆動させる制御信号を生成する。
次に、図4を参照して、図3のCMOSセンサ31の動作について説明する。
図4には、ピクセルアレイ34の画素41が出力する画素信号、参照電圧回路35が出力するランプ信号、比較器48が出力する比較結果信号、A/D変換器49のカウントアップとカウントダウンを切り替える信号、システム制御ユニット32が出力するカウンタクロック信号、A/D変換器49が出力するカウンタ出力信号が、上から順に示されている。
ピクセルアレイ34の画素41は、図4の上から1番目に示されているように、垂直走査回路33から供給される制御信号に応じて、リセット信号A/D変換期間の間、所定の基準電位に応じた画素信号(リセット成分)を出力し、データ信号A/D変換期間の間、図示しないフォトディテクタの受光量に対応する電荷に応じた画素信号(データ成分)を出力する。
参照電圧回路35は、図4の上から2番目に示されているように、所定の初期電圧から、一定の傾きで電圧が降下するランプ信号を出力する。ランプ信号では、リセット信号A/D変換期間に対応する電圧が降下する期間よりも、データ信号A/D変換期間に対応する電圧が降下する期間が長くなっている。
比較器48は、図4の上から3番目に示されているように、画素信号とランプ信号とを比較し、画素信号がランプ信号以上であるときには、Hレベルの比較結果信号を出力し、画素信号がランプ信号未満であるときには、Lレベルの比較結果信号を出力する。即ち、比較器48は、ランプ信号の電圧が一定の傾きで降下する場合に、ランプ信号と画素信号とが一致したときに、HレベルからLレベルに遷移する比較結果信号を出力する。
A/D変換器49には、図4の上から4番目に示されているように、リセット信号A/D変換期間でランプ信号の電圧が一定の傾きで降下しているときにはLレベルとなり、データ信号A/D変換期間でランプ信号の電圧が一定の傾きで降下しているときにはHレベルとなる、カウントアップとカウントダウンを切り替える信号が、システム制御ユニット32から供給される。
システム制御ユニット32は、図4の上から5番目に示されているような所定の周波数のカウンタクロック信号、例えば、500MHzの高速なカウンタクロック信号を、A/D変換器49に供給する。
A/D変換器49は、図4の上から6番目(一番下)に示されているように、カウンタクロック信号をカウントして、画素データを出力する。
即ち、A/D変換器49は、カウントアップとカウントダウンを切り替える信号がLレベルである場合、カウントダウンモードとなり、リセット信号A/D変換期間におけるランプ信号の電圧の降下が開始した時刻でダウンカウントを開始し、比較結果信号がHレベルからLレベルに遷移した時刻までカウントしたカウント値(リセット信号カウント)を保持する。その後、カウントアップとカウントダウンを切り替える信号が、LレベルからHレベルに遷移し、A/D変換器49は、カウントアップモードとなり、データ信号A/D変換期間におけるランプ信号の電圧の降下が開始した時刻でアップカウントを開始し、比較結果信号がHレベルからLレベルに遷移した時刻までカウントしたカウント値(データ信号カウント)と、リセット信号カウントとの差のカウント値を、画素データとして出力する。
このように、CMOSセンサ31では、画素信号とランプ信号とを比較し、その比較結果に基づいて、画素信号がA/D変換されるが、CMOSセンサ31で撮像される画像のゲインを変更するときには、ランプ信号の傾斜が変更され、例えば、ゲインアップ時には、ランプ信号の傾斜が低くなる。また、CMOSセンサ31では、温度変化などによる暗電流に起因するノイズが、画素データに影響を与えることを回避するために、リセット信号A/D変換期間でのランプ信号の基準電位に対し、データ信号A/D変換期間でのランプ信号の基準電位にオフセットがかけられる。
図5を参照して、ゲインアップ時のランプ信号と、オフセット時のランプ信号とについて説明する。
通常時のランプ信号は、通常の明るさでCMOSセンサ31により画像を撮像するときの波形を示しており、ゲインアップ時のランプ信号は、通常より暗い状態でCMOSセンサ31により画像を撮像するときの波形を表している。即ち、通常より暗い状態では、画素41に蓄積される電荷は少量になるが、ランプ信号の電圧が降下する傾きを小さくすることにより、比較器48が出力する比較結果信号(図4)がHレベルからLレベルに遷移するまでの時間を長くすることができ、これにより、A/D変換器49が出力する画素データが、ゲインアップされる。
オフセット時のランプ信号は、データ信号A/D変換期間の基準電圧(一定の傾斜で電圧が降下する前の電圧を基準電圧と称する)が、リセット信号A/D変換期間の基準電圧よりも、オフセットレベル分だけ低くなる。オフセットレベルは、温度変化などに応じて設定され、オフセットをかけることにより、温度変化などにより暗電流が増加しても、その増加が打ち消される。
なお、データ信号A/D変換期間の基準電圧を、リセット信号A/D変換期間の基準電圧よりも、オフセットレベル分だけ低くする他、リセット信号A/D変換期間の基準電圧を、リセット信号A/D変換期間の基準電圧よりも、オフセットレベル分だけ高くするようにしてオフセットをかけてもよい。
次に、図6は、参照電圧回路35の構成例を示すブロック図である。
図6において、参照電圧回路35は、ゲイン変更回路60、トランジスタ61、ランプ電圧生成回路62、オフセット生成回路63、および抵抗64から構成される。
ゲイン変更回路60は、トランジスタ61のドレインに接続されており、トランジスタ61のソースは、電源電圧VDDに接続されている。また、トランジスタ61のゲートは、ランプ電圧生成回路62に接続されており、ゲイン変更回路60とトランジスタ61のドレインとの接続点と、トランジスタ61のゲートとランプ電圧生成回路62との接続点が接続されている。
ランプ電圧生成回路62は、抵抗64を介して接地されており、ランプ電圧生成回路62と抵抗64との接続点には、オフセット生成回路63が接続され、この接続点が、ランプ信号を出力する出力端子(図示せず)に接続されている。
ゲイン変更回路60は、図5を参照して説明したように、ゲイン変更時に、ランプ信号の傾斜を変更させるための回路である。ランプ電圧生成回路62は、ランプ信号の傾斜を生成するための回路である。オフセット生成回路63は、図5を参照して説明したように、オフセット時に、ランプ信号の基準電位に対し、オフセットをかけるための回路である。
次に、図7は、ゲイン変更回路60の構成例を示すブロック図である。
図7に示すように、ゲイン変更回路60は、アンプ65、トランジスタ66、および可変抵抗67から構成される。
アンプ65の+入力端子は、所定の基準電圧Vrefに接続されており、アンプ65の出力端子は、トランジスタ66のゲートに接続されている。トランジスタ66のドレインは、トランジスタ61のドレインに接続されており、トランジスタ66のソースは、可変抵抗67を介して接地されている。また、トランジスタ66のソースと可変抵抗67との接続点には、アンプ65の−入力端子が接続されている。
ゲイン変更回路60では、可変抵抗67の抵抗値を変更することにより、可変抵抗67を流れる電流I0の電流値、即ち、トランジスタ61を介して電源電圧VDDからゲイン変更回路60に流れ込む電流の電流値が変更され、これにより、ランプ信号の傾斜が変更される。
このように構成されている参照電圧回路35では、図2を参照して説明した参照電圧回路11’に比べて、電流パスが少なくなり、消費電流を低減することができる。また、参照電圧回路35では、参照電圧回路11’よりも、ランプ信号に生じるノイズを低減させることもできる。
ここで、参照電圧回路35において、ランプ信号に生じる合計ノイズVNは、次の式(4)で表される。
VN2=VN02+VN12+VN22+VN32
・・・(4)
ただし、式(4)において、VN0は、ゲイン変更回路60がランプ信号に与える電圧ノイズであり、VN1は、トランジスタ61がランプ信号に与える電圧ノイズであり、VN2は、ランプ電圧生成回路62がランプ信号に与える電圧ノイズであり、VN3は、オフセット生成回路63がランプ信号に与える電圧ノイズである。
また、ゲイン変更回路60の電流ノイズをin0とすると、ゲイン変更回路60がランプ信号に与える電圧ノイズVN0は、次の式(5)で表される。
VN0=in0×(gm2/gm1)×Rout
・・・(5)
ただし、式(5)において、gm1は、トランジスタ61の電圧増幅率であり、gm2は、ランプ電圧生成回路62の電圧増幅率であり、Routは、抵抗64の抵抗値である。
また、トランジスタ61の電圧ノイズをvn1とすると、トランジスタ61がランプ信号に与える電圧ノイズVN1は、次の式(6)で表される。
VN1=vn1×gm2×Rout
・・・(6)
ここで、ゲイン変更回路60の電流ノイズin0は、アンプ65によるノイズ、トランジスタ66によるノイズ、可変抵抗67によるノイズ、および基準電圧Vrefによるノイズが、重ね合わされたものとなるが、図2の参照電圧回路11’との比較すると、ノイズの差は、可変抵抗67による電流ノイズinrのみとなる。
そこで、例えば、ゲイン変更回路60によるゲインが、1/N倍、即ち、電流値I0がN倍になったときに、ゲイン変更回路60がランプ信号に与える電圧ノイズVN0の変化について説明する。
可変抵抗67による電流ノイズinr2は、次の式(7)で表される。
inr2=4kT/R
・・・(7)
ただし、式(7)において、kは、Boltzman定数であり、Tは、温度であり、Rは、可変抵抗67の抵抗値である。
ここで、電流値I0がN倍になったときの可変抵抗67の抵抗値Rは、Vref/(I0×N)であるので、電流ノイズinrは、次の式(8)で表される。
inr=√(4kT/(Vref/(I0×N))
・・・(7)
また、電流値I0がN倍になったときのトランジスタ61の電圧増幅率gm1は、√(2β10×N)であり、電流値I0がN倍になったときのランプ電圧生成回路62の電圧増幅率gm2は、√(2β20×N)である。従って、式(5)より、電流値I0がN倍になると、電圧ノイズVN0は、√N倍になる。ここで、β1は、トランジスタ61の電流増幅率であり、β2は、ランプ電圧生成回路62の電流増幅率である。
これに対し、図2の参照電圧回路11’では、定電流生成回路20に流れる電流I0は、一定であるので、上述した式(1)より、ゲインを1/N倍にするには、ゲイン変更回路24の電圧増幅率gm4をN倍にする必要がある。これにより、定電流生成回路20がランプ信号に与える電圧ノイズVN0は、N倍になる。
従って、ゲインが低くなる(N>1である)場合、図6の参照電圧回路35では、電圧ノイズVN0は√N倍になり、図2の参照電圧回路11’では、電圧ノイズVN0は、N倍になるので、参照電圧回路35は、図2の参照電圧回路11’よりも、ノイズの増加分を抑制することができる。
また、ゲインが高くなる(N<1である)場合、図2の参照電圧回路11’では、定電流生成回路20の電流ノイズin0、トランジスタ21の電圧ノイズvn1、トランジスタ22がランプ信号に与える電圧ノイズVN2、トランジスタ23がランプ信号に与える電圧ノイズVN3によるノイズをN倍にすることによるノイズの低減効果はあるものの、そもそもノイズ源が、図6の参照電圧回路35よりも多いため、ノイズの低減効果は限定的なものである。これに対し、図6の参照電圧回路35では、ノイズは、√N倍に減少する。
なお、ゲインを1/N倍にしたときの、トランジスタ61がランプ信号に与える電圧ノイズVN1の変化と、図2の参照電圧回路11’のトランジスタ25がランプ信号に与える電圧ノイズVN5の変化とは、同様のものである。また、ゲインを1/N倍にしたときの、ランプ電圧生成回路62がランプ信号に与える電圧ノイズVN2の変化は、図2の参照電圧回路11’のランプ生成回路26がランプ信号に与える電圧ノイズVN6と同様のものである。
従って、ゲインを1/N倍にしたときのノイズの変化は、電圧ノイズVN0だけが変化するので、参照電圧回路35の電圧ノイズVN0が、参照電圧回路11’の電圧ノイズVN0よりも抑制されていることより、参照電圧回路35は、参照電圧回路11’よりもノイズを低減することができる。
以上のように、参照電圧回路35では、消費電流を低減させることができるとともに、全体のノイズを低減させることができる。
参照電圧回路35は、ゲイン変更回路60において可変抵抗67の抵抗値を変更することでゲインが変更され、図2の参照電圧回路11’の回路構成よりも、より簡易な回路構成とすることができる。これにより、回路のレイアウト面積を削減することができる。
次に、図8は、参照電圧回路の他の構成例を示すブロック図である。
図8において、参照電圧回路35Aは、ゲイン変更回路60A、トランジスタ61、ランプ電圧生成回路62、オフセット生成回路63、および抵抗64から構成される。なお、図8では、図7の参照電圧回路35と共通する部分については、同一の符号を付してあり、以下では、その説明は、適宜省略する。
即ち、図8の参照電圧回路35Aは、トランジスタ61、ランプ電圧生成回路62、オフセット生成回路63、および抵抗64を備える点で、図7の参照電圧回路35と共通する。但し、参照電圧回路35Aは、ゲイン変更回路60Aを備える点、およびオフセット生成回路63がゲイン変更回路60Aに接続される点で、参照電圧回路35と異なっている。
ゲイン変更回路60Aは、アンプ71、トランジスタ72乃至76、スイッチ77乃至79、抵抗80乃至83から構成されている。
アンプ71の+入力端子は、所定の基準電圧Vrefに接続されており、アンプ71の出力端子は、トランジスタ73のゲートに接続されている。トランジスタ72のソースは、電源電圧VDDに接続されており、トランジスタ72のドレインは、トランジスタ73のドレインに接続されており、この接続点には、トランジスタ72のゲートが接続されている。また、この接続点には、オフセット生成回路63が接続されている。
トランジスタ73のソースは、抵抗80を介して接地されており、トランジスタ73のソースと抵抗80との接続点には、アンプ71の−入力端子が接続されている。
また、トランジスタ74乃至76のドレインは、トランジスタ61のドレインに接続されている。トランジスタ74のゲートは、スイッチ77の一端に接続されており、トランジスタ75のゲートは、スイッチ78の一端に接続されており、トランジスタ76のゲートは、スイッチ79の一端に接続されている。トランジスタ74のソースは、抵抗81を介して接地されており、トランジスタ75のソースは、抵抗82を介して接地されており、トランジスタ76のソースは、抵抗83を介して接地されている。
スイッチ77は、トランジスタ74のゲートを、アンプ71の出力端子とトランジスタ73のゲートとの接続点に接続し、または、接地させる。スイッチ78は、トランジスタ75のゲートを、アンプ71の出力端子とトランジスタ73のゲートとの接続点に接続し、または、接地させる。スイッチ79は、トランジスタ76のゲートを、アンプ71の出力端子とトランジスタ73のゲートとの接続点との接続し、または、接地させる。
また、ゲイン変更回路60Aでは、トランジスタ74乃至76のゲート幅、および抵抗81乃至83の抵抗値がバイナリコードとなるようにされている。即ち、トランジスタ73のゲート幅Wに対して、トランジスタ74のゲート幅は等倍とされ、トランジスタ75のゲート幅は、1/2倍とされ、トランジスタ76のゲート幅は、1/4倍とされている。また、抵抗80の抵抗値Rに対して、抵抗81の抵抗値が等倍とされ、抵抗82の抵抗値が2倍とされ、抵抗83の抵抗値が4倍とされている。
このように構成されている参照電圧回路35Aでは、オフセット生成回路63が、トランジスタ72のドレインに接続されており、この接続点からオフセット生成回路63に電流が供給される。即ち、オフセット生成回路63とゲイン変更回路60Aとで、電流源を共通化することができる。これにより、参照電圧回路35Aのレイアウトを、電流源が共通化されていない回路構成より、小さくすることができる。
また、参照電圧回路35Aでは、スイッチ77乃至79を切り替えることで、トランジスタ61との接続点からゲイン変更回路60Aに流れ込む電流の電流値が変更され、これにより、ゲインが変更される。ここで、トランジスタ74乃至76のゲート幅、および抵抗77乃至76の抵抗値がバイナリコードとされているので、ゲインを変更するための回路構成を簡略化することができる。
なお、図8の参照電圧回路35Aは、3つのトランジスタ74乃至76と3つの抵抗80乃至83により電流値を変更するように構成されているが、3つ以上のトランジスタと抵抗を用いることで、電流値の分解能を向上させることができる。
次に、図9は、参照電圧回路のさらに他の構成例を示すブロック図である。
図9において、参照電圧回路35Bは、ゲイン変更回路60B、トランジスタ61、ランプ電圧生成回路62、オフセット生成回路63、および抵抗64から構成される。また、参照電圧回路35Bは、アンプ65、トランジスタ66、抵抗67’、および基準電圧変更部90から構成される。なお、図9では、図7の参照電圧回路35と共通する部分については、同一の符号を付してあり、以下では、その説明は、適宜省略する。
即ち、図9の参照電圧回路35Bは、トランジスタ61、ランプ電圧生成回路62、オフセット生成回路63、抵抗64、アンプ65、およびトランジスタ66を備える点で、図7の参照電圧回路35と共通する。但し、参照電圧回路35Bは、図7の可変抵抗67に替えて抵抗67’が設けられ、ゲイン変更回路60Bが基準電圧変更部90を備える点で、参照電圧回路35と異なっている。
基準電圧変更部90は、抵抗91乃至95、スイッチ96乃至99、およびアンプ100から構成されている。
抵抗91乃至95は、直列に接続されており、抵抗91の一端が電源電圧VDDに接続され、抵抗95の一端が接地されている。抵抗91と92との接続点には、スイッチ96の一端が接続され、抵抗92と93との接続点には、スイッチ97の一端が接続されている。また、抵抗93と94との接続点には、スイッチ98の一端が接続され、抵抗94と95との接続点には、スイッチ99の一端が接続されている。
スイッチ96乃至99の他端は、アンプ100の+入力端子に接続されている。アンプ100の出力端子が、アンプ65の+入力端子に接続されており、その接続点に、アンプ100の−入力端子が接続されている。
このように構成されている参照電圧回路35Bでは、スイッチ96乃至99を切り替えることにより、アンプ100に供給される電圧が変更され、アンプ100が、その電圧に応じて、アンプ65に入力される基準電圧Vrefを変更する。
このように、アンプ65に入力される基準電圧Vrefが変更されることで、アンプ65が出力する電圧が変更される。そして、その電圧に応じて抵抗67’に流れる電流、即ち、トランジスタ61からゲイン変更回路60Bに流れ込む電流値が変更されることで、ゲインを変更することができる。なお、ゲイン変更回路60Bに流れ込む電流値は、Vref/Rごとに変化する。また、このように、スイッチ96乃至99を切り替えて基準電圧Vrefを変更する構成とすることで、高い精度でゲインを変更することができる。
また、ゲイン変更回路60Bでは、電圧を電流に変換するアンプ65の帯域を狭くすることで、ノイズを減少することができる。
即ち、図10は、ゲイン変更回路の他の構成例を示すブロック図である。
図10において、ゲイン変更回路60B’は、アンプ65、トランジスタ66、抵抗67’、基準電圧変更部90、およびキャパシタ101から構成される。なお、図10では、図9のゲイン変更回路60Bと共通する部分については、同一の符号を付してあり、以下では、その説明は、適宜省略する。
即ち、図10のゲイン変更回路60B’は、アンプ65、トランジスタ66、抵抗67’、および基準電圧変更部90を備える点で、図9のゲイン変更回路60Bと共通する。但し、ゲイン変更回路60B’は、キャパシタ101を備える点で、ゲイン変更回路60Bと異なっている。
キャパシタ101は、所定の容量Cを持ち、その一端は、アンプ65の出力端子とトランジスタ66のゲートとの接続点に接続され、その他端は、接地されている。
このようなキャパシタ101を設けることにより、ノイズ帯域を狭くすることができ、アンプ65および基準電圧変更部90によるノイズを低減することができる。
図11を参照して、ノイズ帯域について説明する。
図11は、ノイズスペクトラムと帯域の関係を表している。
基準電圧変更部90のノイズスペクトラムをSn1とし、基準電圧変更部90(のアンプ100)の帯域をω1とし、アンプ65のノイズスペクトラムをSn2とし、アンプ65の帯域をω2とする。ゲイン変更回路60B’にキャパシタ101が設けられていないとしたとき(即ち、図9のゲイン変更回路60B)のアンプ65の帯域をω20とする。
図11の上側に示すように、ゲイン変更回路60B’にキャパシタ101が設けられていることにより、高周波成分がカットされ、アンプ65の帯域ω20は、帯域ω2まで帯域を狭くすることができる。
また、アンプ65から出力されるノイズスペクトラムSn’は、基準電圧変更部90のノイズスペクトラムSn1と、アンプ65のノイズスペクトラムSn2とを掛け合わした値となる。従って、そして、アンプ65の帯域ω2が、基準電圧変更部90の帯域ω1以下となるように、キャパシタ101の容量Cを選択することで、アンプ65から出力されるノイズスペクトラムSn’は、図11の下側に示すように、帯域を狭くすることができる。その結果、抵抗67’を流れる電流の電流ノイズを小さくすることができる。
次に、図12は、参照電圧回路のさらに他の構成例を示すブロック図である。
図12に示すように、参照電圧回路35Dは、ゲイン変更回路60、トランジスタ61、ランプ電圧生成回路62、オフセット生成回路63、および抵抗64から構成される。
なお、参照電圧回路35Dは、図6の参照電圧回路35と同一のブロックから構成されているが、参照電圧回路35は、接地レベルを基準電位として、ランプ信号を生成するのに対し、参照電圧回路35Dは、電源電圧VDDを基準電位として、ランプ信号を生成する。
即ち、参照電圧回路35Dは、ゲイン変更回路60を介して、トランジスタ61のドレインが電源電圧VDDに接続されており、トランジスタ61のソースが接地されている。トランジスタ61のゲートが、ランプ電圧生成回路62に接続されており、トランジスタ61のゲートとランプ電圧生成回路62の接続点と、トランジスタ61のドレインとゲイン変更回路60の接続点とが接続されている。
ランプ電圧生成回路62は、抵抗64を介して電源電圧VDDに接続されており、ランプ電圧生成回路62と抵抗64との接続点には、オフセット生成回路63が接続され、この接続点が、ランプ信号を出力する出力端子(図示せず)に接続されている。
このように構成されている参照電圧回路35Dは、電源電圧VDDを基準電位として、ランプ信号を生成する。
即ち、シリコンウェハなどの半導体チップ上に構成されるときに、図6の参照電圧回路35は、Pチャンネルでの折り返しで構成され、参照電圧回路35Dは、Nチャンネルでの折り返しで構成される。
例えば、ランプ信号を生成する基準電位として、接地レベルと電源電圧VDDとのいずれを選択するかは、ランプ信号による比較の対象となる画素信号の基準電位に応じて決定することができる。即ち、画素信号の基準電位が接地レベルであれば、接地レベルを基準電位としてランプ信号を生成し、一方、画素信号の基準電位が電源電圧VDDであれば、電源電圧VDDを基準電位としてランプ信号を生成することができる。
このように、画素信号の基準電位と、ランプ信号の基準電位とを共通にすることにより、CMOSセンサ31により撮像される画像に生じるノイズを低減させることができる。
例えば、画素信号の基準電位が接地レベルで、ランプ信号の基準電位が電源電圧VDDである場合には、電源電圧VDDにノイズが発生したとき、画素信号とランプ信号とを比較した結果にも、そのノイズが乗ってしまう。これに対し、画素信号の基準電位と、ランプ信号の基準電位とが、電源電圧VDDで共通である場合には、電源電圧VDDにノイズが発生しても、そのノイズは、画素信号とランプ信号との比較において、打ち消されるので、その比較結果は、ノイズの影響を受けることがない。従って、画像に生じるノイズを低減させることができる。
また、このように、参照電圧回路の構成を、Pチャンネルでの折り返しと、Nチャンネルでの折り返しとのいずれも選択することができるので、例えば、1/fノイズ(フリッカノイズ)が問題となるときには、ノイズの少ないPチャンネルでの折り返しを選択することで、1/fノイズによる影響を低減させることができる。
なお、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
ランプ信号を生成する参照電圧回路を示すブロック図である。 ランプ信号を生成する参照電圧回路の他の例を示すブロック図である。 本発明を適用したCMOSセンサの一実施の形態の構成例を示すブロック図である。 CMOSセンサ31の動作について説明する図である。 ゲインアップ時のランプ信号と、オフセット時のランプ信号とを説明する図である。 参照電圧回路35の構成例を示すブロック図である。 ゲイン変更回路60の構成例を示すブロック図である。 参照電圧回路の他の構成例を示すブロック図である。 参照電圧回路のさらに他の構成例を示すブロック図である。 ゲイン変更回路の他の構成例を示すブロック図である。 ノイズ帯域について説明する図である。 参照電圧回路のさらに他の構成例を示すブロック図である。
符号の説明
31 CMOSセンサ, 32 システム制御ユニット, 33 垂直走査回路, 34 ピクセルアレイ, 35 参照電圧回路, 36 カラムADC, 37 水平走査回路, 38 垂直方向デコーダ, 39 垂直方向駆動回路, 4111乃至41mn 画素, 421乃至42n 行制御線, 431乃至43m 垂直信号線, 45 電圧比較部, 46 A/D変換部, 47 感度増幅部, 48 比較器, 49 A/D変換器, 51 水平方向デコーダ, 52 水平方向駆動回路, 60 ゲイン変更回路, 61 トランジスタ, 62 ランプ電圧生成回路, 63 オフセット生成回路, 64 抵抗, 65 アンプ, 66 トランジスタ, 67 可変抵抗

Claims (5)

  1. 画素信号をデジタル変換するときに参照される参照電圧を生成する参照電圧回路において、
    所定の初期電圧から、一定の傾きで降下するランプ電圧を生成するランプ電圧生成手段と、
    前記ランプ電圧生成手段とカレントミラー回路を形成する第1のトランジスタと、
    所定の電源から前記第1のトランジスタを介して流れ込む電流の電流値を変更することにより、前記ランプ電圧生成手段により生成されるランプ電圧の傾きを変更するゲイン変更手段と
    を備え
    前記ゲイン変更手段は、
    アンプと、第2および第3のトランジスタと、複数のゲイン変更用トランジスタと、複数のスイッチと、複数の抵抗とを有し、
    前記アンプは、プラス入力端子が所定の基準電圧レベルに接続され、マイナス接続端子が抵抗を介して接地レベルに接続され、出力端子が前記第2のトランジスタのゲートに接続されており、
    前記第2のトランジスタは、ゲートが前記アンプの出力端子に接続され、ドレインが前記第3のトランジスタを介して所定の電源電圧レベルに接続され、ソースが抵抗を介して接地レベルに接続されており、
    前記複数のゲイン変更用トランジスタは、それぞれのドレインが前記第1のトランジスタに接続され、それぞれのソースに接続された前記抵抗を介して接地レベルに接続され、それぞれのゲートに接続された前記スイッチを介して前記第2のトランジスタのゲートと前記アンプの出力端子との接続点および接地レベルのいずれか一方に接続される
    接続構成とされており、
    前記複数のゲイン変更用トランジスタのゲートと、前記接続点または接地レベルとのそれぞれの接続を、前記スイッチにより選択的に切り替えることで、前記第1のトランジスタを介して前記ゲイン変更手段に流れ込む電流を調整する
    参照電圧回路。
  2. 前記ランプ電圧には、第1の初期電圧から、一定の傾きで電圧が降下する区間と、第2の初期電圧から、一定の傾きで電圧が降下する区間とがあり、
    前記第1の初期電圧に対して、前記第2の初期電圧をオフセットさせるオフセット生成手段を
    さらに備える請求項1に記載の参照電圧回路。
  3. 前記第3のトランジスタのソースが前記所定の電源電圧に接続されており、
    前記第3のトランジスタのドレインおよびゲートと、前記第2のトランジスタのドレインとが、前記オフセット生成手段に接続されている
    請求項2に記載の参照電圧回路。
  4. 前記ゲイン変更手段が、前記ランプ電圧の傾きを変更するための電流成分を生成するための電流源と、前記オフセット生成手段が、前記第1の初期電圧に対して前記第2の初期電圧をオフセットさせるための電流成分を生成するための電流源とが共通である
    請求項2に記載の参照電圧回路。
  5. 画像を撮像する撮像回路であって、
    画素信号を出力する複数の画素が配置される画素アレイと、
    前記画素アレイの画素から出力される画素信号をデジタル変換するときに参照される参照電圧を生成する参照電圧回路と
    を備え、
    前記画素アレイと前記参照電圧回路とが、同一の半導体チップ上に構成され、
    前記参照電圧回路は、
    所定の初期電圧から、一定の傾きで降下するランプ電圧を生成するランプ電圧生成手段と、
    前記ランプ電圧生成手段とカレントミラー回路を形成する第1のトランジスタと、
    所定の電源から前記第1のトランジスタを介して流れ込む電流の電流値を変更することにより、前記ランプ電圧生成手段により生成されるランプ電圧の傾きを変更するゲイン変更手段と
    を有し、
    前記ゲイン変更手段は、
    アンプと、第2および第3のトランジスタと、複数のゲイン変更用トランジスタと、複数のスイッチと、複数の抵抗とを有し、
    前記アンプは、プラス入力端子が所定の基準電圧レベルに接続され、マイナス接続端子が抵抗を介して接地レベルに接続され、出力端子が前記第2のトランジスタのゲートに接続されており、
    前記第2のトランジスタは、ゲートが前記アンプの出力端子に接続され、ドレインが前記第3のトランジスタを介して所定の電源電圧レベルに接続され、ソースが抵抗を介して接地レベルに接続されており、
    前記複数のゲイン変更用トランジスタは、それぞれのドレインが前記第1のトランジスタに接続され、それぞれのソースに接続された前記抵抗を介して接地レベルに接続され、それぞれのゲートに接続された前記スイッチを介して前記第2のトランジスタのゲートと前記アンプの出力端子との接続点および接地レベルのいずれか一方に接続される
    接続構成とされており、
    前記複数のゲイン変更用トランジスタのゲートと、前記接続点または接地レベルとのそれぞれの接続を、前記スイッチにより選択的に切り替えることで、前記第1のトランジスタを介して前記ゲイン変更手段に流れ込む電流を調整する
    撮像回路。
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