JPH06282338A - 定電流回路及びランプ電圧発生回路 - Google Patents

定電流回路及びランプ電圧発生回路

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JPH06282338A
JPH06282338A JP6575793A JP6575793A JPH06282338A JP H06282338 A JPH06282338 A JP H06282338A JP 6575793 A JP6575793 A JP 6575793A JP 6575793 A JP6575793 A JP 6575793A JP H06282338 A JPH06282338 A JP H06282338A
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JP
Japan
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circuit
constant current
constant
voltage
current
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JP6575793A
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Inventor
Sadayuki Shimoda
貞之 下田
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Seiko Instruments Inc
Original Assignee
Seiko Instruments Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モノリシックIC化された高精度な出力信号
遅延機能を持ったランプ電圧発生回路を実現する。 【構成】 基準電圧発生回路101とオペアンプ1と抵
抗素子3とトランジスタ2で定電流回路を構成し、基準
電圧発生回路の出力電圧が抵抗素子の両端に等価的に印
加されるようにし、基準電圧発生回路の出力電圧の温度
係数と、抵抗素子の温度係数と等しくなるように構成し
た。したがって、定電流回路の負荷であるトランジスタ
6に温度特性の少ない定電流を流すことができる。さら
に、電流ミラー回路4により、コンデンサ5に同様に温
度特性の少ない電流を供給して、高精度なランプ電圧V
out を発生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モノリシックIC化さ
れた定電流回路に関するものである。さらにその定電流
回路を用いて温度特性の良いランプ電圧を出力するラン
プ電圧発生回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のランプ電圧発生回路としては、図
2の回路ブロック図に示されるような回路が知られてい
た。即ち、正電源VDDと負電源VSS間に接続された抵抗
群の一部から取り出された電圧と、基準電圧101とを
コンパレータ102により比較する。コンパレータ10
2の出力は、抵抗103とコンデンサ104によるCR
時定数回路により時間とともに単調に変化する。即ち、
コンパレータ102からランプ電圧が出力される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のランプ
電圧発生回路をモノリシックIC化しようとすると、次
のような課題を有していた。即ち、数百msecのラン
プレートの出力電圧を得るためには、抵抗は数百メガオ
ーム、コンデンサは数マイクロファラッドのオーダとな
り、このような大きな抵抗やコンデンサをモノリシック
IC上に形成することは不可能である。一般的には、最
大でも数メガオーム、数ピコファラッドの抵抗、コンデ
ンサ素子しかモノリシックIC上に形成できない。
【0004】さらに、ランプ(遅延)時間を数マイクロ
秒にすれば、数メガオーム、数ピコファラッドの抵抗、
コンデンサで実現できるためモノリシックIC上に形成
できるが、抵抗値の温度変化により遅延時間が大きく変
動するため実用性のあるモノリシックIC化されたラン
プ電圧発生回路が実現できないという課題を有してい
た。
【0005】そこでこの発明の目的は、従来のこのよう
な課題を解決するために実現可能で、かつ特性の良いモ
ノリシックIC化された温特の少ないランプ電圧発生回
路と、そのために定電流回路を得ることを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明はランプ電圧発生回路において、コンデン
サに定電流充電するための定電流回路に、抵抗素子と基
準電圧発生回路とオペアンプを用い、抵抗素子の温度特
性と基準電圧発生回路との温度係数をほぼ等しくした。
【0007】
【作用】上記のように構成されたランプ電圧発生回路に
おいては、抵抗素子の温度特性と基準電圧発生回路の温
度特性が相殺され、温度変化のほとんどない定電流回路
が実現され、これにより温度変化の少ないランプ(遅
延)時間を持つランプ電圧発生回路が実現できる。
【0008】
【実施例】以下に、この発明の実施例を図面に基づいて
説明する。図1は、本発明のランプ電圧発生回路の回路
ブロック図である。エンハンスメント型MOSFETと
デプレッション型MOSFETにより構成された基準電
圧発生回路101の出力信号は、オペアンプ1の正相入
力端子に入力される。オペアンプ1の出力はNchトラ
ンジスタ2のゲートに入力され、該トランジスタ2のソ
ースは抵抗3を介して接地される。また該ソースはオペ
アンプ1の逆相入力端子に接続される。さらにカレント
ミラー回路を構成しているトランジスタ4を介して、定
電流がコンデンサ5に伝達され、該コンデンサを定電流
充電する。充電によりランプ電圧Vout が出力される。
【0009】定電流制御トランジスタであるトランジス
タ2と電流検出用抵抗である抵抗3が直列に接続され
て、定電流駆動回路を構成している。定電流回路は定電
圧発生回路101とオペアンプ1と定電流駆動回路とか
ら構成されている。定電流回路は、定電圧発生回路10
1と電源に対して並列に接続されている。電流検出用抵
抗に電流が流れることにより、その抵抗3の両端には電
圧が発生する。その発生する電圧と、定電圧発生回路1
01の出力である基準電圧がオペアンプ1に入力され
る。オペアンプ1は抵抗3の電圧が常に基準電圧になる
ように定電流制御トランジスタ2のゲート電極を制御し
ている。定電流駆動回路は、負荷であるトランジスタ6
に一定電流を流す。従って、トランジスタ6とトランジ
スタ7のゲート電極を接続した、いわゆる電流ミラー回
路4を構成することにより、トランジスタ7にも同様に
電源に依存しない一定電流を流すことができる。したが
ってトランジスタ7は定電流源として機能する。
【0010】次に、動作を説明する。基準電圧発生回路
101の出力電圧をVref とし、抵抗素子3の抵抗値を
Rとする。この時、抵抗素子3に流れる電流値Iは次式
で示される。 I=Vref/R …(1) すなわち、抵抗素子3に流れる電流値Iは、電源電圧V
DDの依存性がなく、常に一定の電流値となる。この電流
値Iはカレントミラー回路4により、コンデンサ5に流
れ、コンデンサを定電流充電する。定電流で充電される
ので、時間に対して一次関数的に単調に出力Vout が増
加、即ち、ランプ電圧Vout が出力される。ここで式
(1)の抵抗値Rは、モノリシックIC上にポリシリコ
ンや拡散抵抗素子により形成されるが、温度によりその
抵抗値は変化する。例えば、高抵抗のポリシリコンによ
り抵抗素子3が形成された場合には、およそ、 R=R25{1−4.5 ×10-3(Ta−25)+2.1 ×10
-5(Ta−25)2} で表わされる温度変化が生じてしまう。ここで、R25
25℃における抵抗値である。即ち、全体的に高抵抗の
ポリシリコンは負の温度係数を持っている。
【0011】一方、基準電圧回路101の出力電圧の温
度係数を前記抵抗素子3の温度係数と等しく設定してや
れば、基準電圧回路の出力電圧Vref と抵抗素子の抵抗
値Rにより相殺され、定電流値Iの温度変化はほとんど
なくすことができる。実際にはVret は、 Vref =Vref 25{1−4.5 ×10-3(Ta−25)+2.1 ×
10-5(Ta−25)2} なる温度係数を持つ。これを実現するためにはエンハン
スメント型MOSFETの導電係数、実際にはチャネル
幅Wとチャネル長Lの比W/Lをデプレッション型MO
SFETのW/L比の値より大きく設定すればよい。一
般に大きくすればするほど負の温度特性が強くなる。一
方、抵抗素子3に低抵抗ポリシリコンやN - 型拡散抵抗
を使用すると、正の温度係数を持つ。この場合には基準
電圧回路の出力電圧に正の温度と特性を持たせる必要が
あり、エンハンスメント型MOSFETのW/L比をデ
プレッション型MOSFETのW/L比より小さくす
る。定電流回路の温度特性が少ないために、ランプスピ
ードに温度特性の少ないランプ電圧発生回路が得られ
る。
【0012】また、本発明の実施例では、Nch MO
SFETを使用した基準電圧発生回路を用いて説明した
が、これをPch MOSFETを使用しても同様な考
え方で構成することは可能である。
【0013】
【発明の効果】本発明の定電流回路は、温度による定電
流値の変化がほとんどないため、高性能な遅延時間を持
ったランプ電圧発生回路を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の定電流回路及びランプ電圧発生回路の
回路ブロック図である。
【図2】従来のランプ電圧発生回路の回路ブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 オペアンプ 2 Nchトランジスタ 3、103 抵抗素子 4 カレントミラー回路 5、104 コンデンサ 101 基準電圧発生回路 102 コンパレータ回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源の間に直列接続された定電流制御ト
    ランジスタと電流検出用抵抗とから構成される定電流駆
    動回路と、該電源に対して該定電流駆動回路と並列接続
    した定電圧発生回路と、該定電圧発生回路の出力及び該
    電流検出用抵抗の印加電圧とを入力処理して該定電流制
    御トランジスタのコンダクタンスを制御する信号を出力
    する演算増幅器からなる定電流回路において、該定電圧
    発生回路の出力電圧の温度係数が該電流検出用抵抗の温
    度係数とがほぼ等しく設定されていることを特徴とする
    定電流回路。
  2. 【請求項2】 電源の間に直列接続された定電流源と充
    電コンデンサとの間の接続端子からランピング電圧を発
    生するランピング電圧発生回路において、該定電流源が
    定電流回路と電流ミラー回路を構成するとともに、該定
    電流回路が該電源の間に直列接続された定電流制御トラ
    ンジスタと電流検出用抵抗とからなる定電流駆動回路
    と、該電源に対して該定電流駆動回路と並列接続して設
    けられた定電圧発生回路と、該定電圧発生回路の出力及
    び該電流検出用抵抗の印加電圧とを入力処理して、該定
    電圧制御トランジスタのコンダクタンスを制御する信号
    を出力する演算増幅器とから構成され、該定電圧発生回
    路の出力電圧の温度係数が該電流検出用抵抗の温度係数
    にほぼ等しく設定されていることを特徴とするランプ電
    圧発生回路。
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