JP4364924B2 - 型締装置、射出成形機及び射出成形方法 - Google Patents

型締装置、射出成形機及び射出成形方法 Download PDF

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Description

本発明は、開閉される一対の金型を用いて成形品を成形する射出成形機やダイキャストマシン等に用いられる型締装置、同型締装置を用いた射出成形機及び射出成形方法に関する。
図12に従来の射出成形機に用いられる型締装置を示す。同図において、型締装置101は、ベースフレーム102上に固定設置されると共に固定金型103が取り付けられた固定ダイプレート(型盤)105と、油圧シリンダ113の作動によってレール107上を図中左右方向に移動されると共に可動金型109が取り付けられた可動ダイプレート(型盤)111と、固定ダイプレート105と可動ダイプレート111とを連結可能な複数本のタイバー115とを備えている。固定ダイプレート105には、各タイバー115と同軸に型締め用の油圧シリンダ117が設けられており、各タイバーの一端は当該油圧シリンダ117のラム119に接続されている。
この型締装置101の作用を説明する。まず、型開閉用の油圧シリンダ113の作動により可動ダイプレート111を図中の2点鎖線の位置まで移動させて可動金型109を固定金型103に当接させる。次いで、各タイバー115の雄ねじ部(リング部)121と可動ダイプレート111に設けられた半割りナット123とを係合させて、可動ダイプレート111をタイバー115に固定する。そして、油圧シリンダ117内の作動油の圧力を高めて、固定金型103と可動金型109とを合せ面方向に締め付ける。このようにして型締めを行った後に、射出ユニット125から金型のキヤビティ内に溶融樹脂を射出して成形品を成形する。
ここで、上述した型締装置には次のような問題があった。すなわち、図13に示すように、油圧シリンダ117に高圧の作動油を送って固定金型103と可動金型109とを締め付けると、各タイバー115に大きな引張荷重Tがかかり、これによって固定ダイプレート105と可動ダイプレート111は、力Fによって破線で示すように湾曲する。このため、固定金型103と可動金型109との接触面に微少隙間Sが生じ、樹脂漏れが発生する場合があり、成形品に成形バリが形成される可能性があった。特に大型の型締装置においては、金型のキヤビティ容積が大きくなるので、この傾向が顕著に現れる。
この問題は、ダイプレートの厚みを増やし上述のダイプレートの湾曲を抑えることにより解消することは可能であるが、反面ダイプレートの重量が大きくなり、製造上の問題が発生し、製作コストが嵩むこととなる。更には、重量が重くなることより輸送上の問題を惹起することとなる。
これらの問題を解決するため、後掲の特許文献1の型締装置では、各タイバーの端部を離間させて相互に固定する第1の要素と、各タイバーの端部とステーショナリープラテンの中央部とをステーショナリープラテンの平面と角度を成して連絡する第2の要素を備えた支持機構を介してステーショナリープラテンをタイバーに取り付け、支持機構の第2の要素の先端が、ステーショナリープラテンの中央部、即ち、装着金型の取り付け面の投影面内でステーショナリープラテンを支えるようにし、取り付け面積の小さな金型を使用した場合でもステーショナリープラテンの撓み発生を防止し得るとしている。しかし、この特許文献1の支持構造は複雑であり、製作コストが嵩む可能性がある。
後掲の特許文献2の型締装置では、油圧シリンダによる締結力を金型固定部材に伝達する締結力伝達部を、該締結力伝達部の伝達面の外周が金型固定部材の受力面の外周よりも内側に位置するように形成している。締結力伝達部を金型固定部材に前述の通り形成することにより、上記締結力は金型固定部材の外縁部分には伝えられず、金型固定部材の中心軸側に伝えられ、その結果、金型固定部材の歪、特に金型固定部材の中心側の歪を低減でき、可動金型と固定金型とを微小隙間が生じないよう確実に型締めできる。しかし、特許文献2には、ダイプレート(型盤)についてその具体的構成は開示されていない。
また、後掲の特許文献3の型締装置によると、ボス部、周囲の枠部、ボス部と枠部を連結する放射状のリブ及び金型取付壁とからなる固定金型支持本体部を有する軽量型の固定プラテンが開示されており、これを前記特許文献2に開示される型締装置の固定ダイプレート(プラテン)として用いることが考えられる。しかしながら、かかる構成の固定プラテンの場合は、タイバーにより締め付けられると該固定プラテンは湾曲し、そのときに連結リブに作用する力は引っ張り方向の応力となる。
通常、引っ張り方向の応力に対応する材料の許容応力は、圧縮方向に対する許容応力に比べて小さく、このため、連結リブの厚さを薄くすることはできず、最適な軽量化は実現できない。
さらに、後掲の特許文献4の型締装置では、金型取付壁を、アーチないしC形状又はV形状の中間支持構造体或いは円錐状又は球形状の中間支持構造体で支持し、固定金型と可動金型を型締めしたときに金型据付面上で発生する力を前記中間支持構造体により外方(タイバー側)に分散させ、金型据付面が不均一に撓むことがないようにしている。しかし、特許文献4の型締装置に用いられるダイプレート(型盤)構造は、特有の形状を有するため、製造が難しく、製作コストが嵩む可能性がある。
こうした問題に加え、近年においては、射出成形される成形品の大型化や構造の複雑化に伴い、例えば、自動車用のバンパー等を成形する際に、金型の側壁が横方向に変形する新しい種類の口開きの問題が見られるようになってきている。
図14はこの問題の説明図であり、同図において、150は模式的に表した自動車用のバンパーであって、正面部150aの両側部が直角に近い角度で曲がっており、上から見た平面形は先端が開いた「コ」の字状であり、その両端部は比較的に長く延びて側面部150bを形成している。151は固定金型(図13の103参照)として固定ダイプレート(図13の105参照)に取り付けられた雌金型であり、長方形をした正面部151aと、この両端で直角方向に曲がる側壁部151bとで形成されている。152(2点鎖線)は雌金型151と対を成す雄金型(可動金型)であり、斜め左側の取付用の座板は省略してある。
このような金型を用いて成形品を射出成形する場合、溶融樹脂の射出時にキャビティ(図のバンパー150が占める部分)から外向きに樹脂の圧力を受け、雌金型151の側壁部151bは2点鎖線で誇張して示すように先端側(図の左下側)が左右に外側に開くよう変形を起こし、雄金型152との間に平面形が3角形の隙間(口開き)153が生ずる。このため、成形されたバンパー150の側面部150bの肉厚が増すと共に、側面部150bの上下にできる隙間153の部分に樹脂が漏れ出してバリが発生する。
この変形量は比較的小さいので、バンパー150の厚みの増加はさほど問題とならないが、バリの除去に手間がかかるという問題がある。これらの変形は、雌金型151の側壁部151bが片持梁状に正面部151aから長く突出しているため、十分な強度を持っているにも拘らず曲げ変形が大きくなったものであり、肉厚を増して剛性を大きくすることにより防止できるが、一般に剛性設計を行うと、金型が大きくなってしまい別の不具合が発生することになる。
特開平8−258103号公報 特開2001−1381号公報 特開2003−25378号公報 特許第2858647号公報
本発明は、上述した背景技術が抱える問題を解決しようとするものであり、その第1の課題は、前記したような両側に片持梁状の側壁部を有する金型を用いた場合においても、(1)金型の軽量化のために金型の肉厚を増やして剛性を強める手法をとらず、(2)異なる成形品の金型に対しても使用可能であって、(3)金型交換時にも支障なく作業ができ、(4)しかも確実に金型両側部におけるバリの発生を防止できる、型締装置を提供することにある。
また、本発明の他の課題は、上記した課題と併せて型盤の高剛性化並びに軽量化を図り、型締時の固定金型と可動金型との接触面の口開きをも同時に抑えることができる、型締装置を提供することにある。
本発明の更なる課題は、金型合せ面から樹脂漏れが発生したり、金型両側部においてバリが発生したりすることのない、高品質で精度のよい樹脂成形品を効率よく成形することができる、射出成形機及び射出成形方法を提供することにある。
上記課題を解決するための第1の発明に係る型締装置は、ベースに固定された固定プラテンと、該固定プラテンに対向して進退自在に配置された可動プラテンと、前記固定プラテンと可動プラテンを連結可能な複数本のタイバーと、該タイバーに張力を与えて前記固定プラテン及び可動プラテンに取付けられた固定金型及び可動金型の型締を行う型締手段とを備えた型締装置において、前記タイバーのうちの隣接する2本のタイバー間にあってそれぞれ対称位置に配設され、該タイバーに対して摺動自在に支持された一対の支持体と、該支持体を前記固定プラテン又は可動プラテンのいずれかに連結し、該支持体をそれぞれ所定位置に移動して位置決めする移動位置決め手段と、前記一対の支持体にそれぞれ設けられ、前記固定金型又は可動金型の側面を押圧する横締手段とからなるサイドプッシャを備えてなることを特徴とする。
また、第2の発明に係る型締装置は、ベースに固定された固定プラテンと、該固定プラテンに対向して進退自在に配置された可動プラテンと、前記固定プラテンと可動プラテンを連結可能な複数本のタイバーと、該タイバーに張力を与えて前記固定プラテン及び可動プラテンに取付けられた固定金型及び可動金型の型締を行う型締手段とを備えた型締装置において、左右対をなす2本の垂直部材と上下2本の水平部材のそれぞれの端部をピンで結合し前記複数のタイバーを僅かの隙間を隔てて囲む4角形のフレームと、このフレームを固定プラテンまたは可動プラテンのいずれかに連結し、該フレームを所定位置に移動して位置決めする移動位置決め手段と、前記2本の垂直部材にそれぞれ設けられ前記固定金型または移動金型の側面を押圧する横締手段とからなるサイドプッシャを備えてなることを特徴とする。
また、第3の発明に係る型締装置は、第1または第2の発明に係る型締装置において、前記一対の支持体または垂直部材に対して、それぞれの中央部に少なくとも一組以上の前記横締手段を互いに対向させて設置してなることを特徴とする。
第4の発明に係る型締装置は、第1ないし第3のいずれかの発明に係る型締装置において、前記横締手段を、油圧シリンダ、電動式スクリュージャッキ、トグル装置、カム機構のうちの1種にて構成してなることを特徴とする。
第5の発明に係る型締装置は、第1ないし第3のいずれかの発明に係る型締装置において、前記横締手段を油圧シリンダにより構成し、該油圧シリンダを前記支持体に対してそのシリンダロッド先端側で前記金型の側面を押圧可能に設置してなることを特徴とする。
第6の発明に係る型締装置は、第1ないし第5のいずれかの発明に係る型締装置において、前記サイドプッシャを、前記移動位置決め手段により前記金型の側面を押圧する所定の横締位置と、同横締位置から退避し前記金型交換時の作業を妨げない前記固定プラテン又は可動プラテン側に近接した退避位置との間を移動可能に構成してなることを特徴とする。
第7の発明に係る型締装置は、第6の発明に係る型締装置において、前記サイドプッシャの幅方向寸法を、前記固定プラテン又は可動プラテンの金型取付面或いは該固定プラテン又は可動プラテンに取り付けられる金型固定部材の金型取付面より該固定プラテン又は可動プラテン側に納まる寸法としてなることを特徴とする。
第8の発明に係る型締装置は、第1ないし第7のいずれかの発明に係る型締装置において、前記固定プラテン又は可動プラテンのいずれか一方又は双方に、壁部と、該壁部に立設された突出部と、該突出部の先端の金型固定部と、前記突出部と前記壁部とを連結する複数のリブとを備えた型盤を用いてなることを特徴とする。
また、上記課題を解決するための第9の発明に係る射出成形機は、射出装置と型締装置とを備えてなる射出成形機において、前記型締装置として第1ないし第8のいずれかの発明に係る型締装置を用いてなることを特徴とする。
更に、上記課題を解決するための第10の発明に係る射出成形方法は、第1ないし第8のいずれかの発明に係る型締装置の前記型締手段により前記固定金型と可動金型とをその合せ面方向に締付けて型締めするとともに、この型締めされた固定金型又は可動金型の側面を前記サイドプッシャにより両側面側から押圧して横締めし、その状態で射出装置より金型キャビティ内に溶融樹脂を射出して射出成形品を成形することを特徴とする。
第1ないし第8の発明によれば、移動位置決め手段により支持体または垂直部材を所定位置に移動位置決めし、該支持体または垂直部材に設けられた横締手段により固定金型又は可動金型の側面を押圧して、合せ面方向に型締めされた固定金型又は可動金型の側面をサイドプッシャにより直接横締めできるため、金型側壁先端部の外側への撓み変形を抑えて口開きを防止することができる。この際、押圧位置を適宜変更することができるとともに、押圧力の大きさを容易に変更することもできる。従って、金型の小型化、軽量化に寄与できるとともに、最適な型締め条件を選ぶことができ、しかも、金型両側部におけるバリの発生を確実に抑制することができる。
なお、本発明のサイドプッシャは、既設の型締装置に対しても、金型側に特別な装置を取り付けることなく、サイドプッシャを追加できるため、費用の大幅増加を招くことなく、既設装置にも適用することができる。第2の発明のサイドプッシャの場合は、前記に加えて、各タイバーに対して横締シリンダからの力が作用しない構造になっている。
第3の発明によれば、更に横締手段を支持体または垂直部材の中央部に設置し、金型側壁の撓み変形が最も大きくなる位置を押圧するようにしているため、効率よく変形を防止することができる。
第4の発明によれば、更に横締手段として油圧シリンダ、電動式スクリュージャッキ、トグル装置あるいはカム機構等の汎用品を用いることができるため、特別な部品を用いることなく、容易に且つ安価に製造することができる。
第5の発明によれば、更に横締手段として油圧シリンダを用い、そのシリンダロッド先端側で金型の側面を押圧するようにしているため、サイドプッシャをよりシンプルで信頼性の高い構成とすることができる。
また、第6の発明によれば、更にサイドプッシャを移動位置決め手段により所定の横締位置から金型交換作業の妨げとならない退避位置に移動することができるため、大型の金型であっても固定金型と可動金型を冶具金具により一体に締結したまま横方向に移動させることにより、支障なく金型交換を行うことができる。
第7の発明によれば、更にサイドプッシャの幅方向寸法を金型取付面より固定プラテン又は可動プラテン側に納まる寸法としているため、サイドプッシャを固定プラテン又は可動プラテンに近接した位置へ移動させるのみで、サイドプッシャを金型交換作業の妨げとならない位置に簡便に退避させることができる。
第8の発明によれば、第1ないし第7のいずれかの発明におけるサイドプッシャの作用効果に加え、固定プラテン又は可動プラテンとして、特に背面側をなす壁部と、該壁部に立設された突出部と、該突出部の先端の金型固定部と、前記突出部と前記壁部とを連結する複数のリブとを備えた型盤を用いているので、固定プラテンと可動プラテンを締結する型締力は、金型固定部から突出部を介して壁部に伝わり、壁部は金型固定側に凹に撓む結果、リブには圧縮方向の応力が作用することになる。このため、従来の引っ張り方向のものよりも許容応力を高くして高剛性とすることができ、型盤の高剛性化並びに軽量化を図りながら、型締時における固定金型と可動金型の合せ面の口開きを防止する効果がより高いものとなる。
また、第9の発明によれば、サイドプッシャによる横締めによって、金型側壁先端部の外側への撓みを抑え射出時の樹脂圧による口開きを防止することができるとともに、型締時における固定金型と可動金型の合せ面の口開きをも防止することができるため、射出成形時における樹脂漏れや成形品に対するバリの発生を確実に抑制することができる。
更に、第10の発明によれば、固定金型と可動金型を合せ面方向に締付けて型締めするとともに、この固定金型又は可動金型の側面をサイドプッシャにより押圧して横締めし、その状態で射出装置より金型キャビティ内に溶融樹脂を射出して射出成形品を成形することができるため、金型の撓み変形による口開きを防止してバリのない高品質の射出成形品を成形することができる。
本発明の型締装置の第1実施形態を備えた射出成形機の主要部の構成を示す側面図である。 図1のA−A断面図である。 本発明の型締装置の第2実施形態を備えた射出成形機の主要部の構成を示す側面図である。 図3の平面図である。 図3のB−B断面図である。 本発明に係る型締装置に用いる型盤の第1実施形態の詳細構造を示す分解斜視図である。 図6に示す型盤を用いた型締装置の作用状態を説明する側面図である。 本発明に係る型締装置に用いる型盤の第2実施形態の詳細構造を示す分解斜視図である。 図8に示す型盤を構成する金型固定部材の構造を示す図で、(a)は本体取付面側の斜視図、(b)は金型取付面側の斜視図である。 本発明に係る型締装置に用いる型盤の第3実施形態のプラテン本体構造を示す斜視図である。 本発明に係る型締装置に用いる型盤におけるリブ部分の実施形態を示す断面図である。 従来例に係る射出成形機の型締装置の概略図である。 従来例に係る射出成形機の型締装置の作用を示す概略図である。 従来例に係る金型の作用を示す概略図である。
符号の説明
1 型盤
2 固定プラテン
3 可動プラテン
4 ベースフレーム
5 固定金型
6 可動金型
7 移動シリンダ
8 タイバー
9 射出ユニット
10 プラテン本体
11 金型固定部材
12 前面
13 背面
16 突出部
17 固着端面
20 本体放射状リブ
22 金型取付面
23 本体取付面
25 固定プラテン
26 プラテン本体
27 金型固定部材
28 前面
29 背面
30 突出部
31 固着端面
36 リブ
37 リブ
38 金型取付面
39 本体取付面
44b リブ
44c リブ
47 リブ
50 可動プラテン本体
51 前面
52 固着端面
53 金型固定部材
54 型締シリンダ
55 ラム
56 半割りナット
60 サイドプッシャ
61 垂直支持体
62 横締シリンダ
63 移動位置決めシリンダ
70 型締装置
80 サイドプッシャ
81 垂直部材
82 横締シリンダ
83 上側水平部材
84 ピン
85 ベース部材
85a 下側水平部材
85b スライド板
86 リニアガイド
87 移動位置決めシリンダ
90 型締装置
92 移動手段
以下、本発明に係る型締装置及び射出成形機並びに射出成形方法を実施する最良の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
型締装置の第1実施形態
図1は本発明に係る型締装置の第1実施形態を備えた射出成形機の主要部の構成を示す側面図、図2は図1のA−A断面図である。
図1、図2において、70はサイドプッシャ60を備えた型締装置を示す。固定金型5が取り付けられる固定型盤である固定プラテン2は、射出成形機のベースフレーム4上において射出ユニット9側に固定設置される。可動金型6が取り付けられる可動型盤である可動プラテン3は、移動シリンダ7やボールネジ機構等の作動によってベースフレーム4上をタイバー8の軸線方向(図1の左右方向)に移動できるように配設される。また、固定プラテン2と可動プラテン3とはタイバー8によって連結可能に構成されており、これらによって型盤1を構成している。
射出ユニット9は溶融された樹脂を固定金型5と可動金型6とにより形成される金型キヤビティ内に射出するもので、ノズル部9aを備えている。
10は固定プラテン2を構成するプラテン本体、12及び17は各々プラテン本体10の前面及び固着端面、27は固着端面17に固設された金型固定部材であり、ここでは金型固定部材27として後述する図8に示す構成の金型固定部材が示されている。この金型固定部材27とプラテン本体10とで固定プラテン2を形成している。3は固定プラテン2に対向して設けられ、前記のように移動シリンダ7やボールネジ機構等により進退自在に配設された可動プラテンであり、50はその可動プラテン本体、51及び52は各々可動プラテン本体50の前面及び固着端面、53は固着端面52に固設された金型固定部材であり、この金型固定部材53と可動プラテン本体50とで可動プラテン3を形成している。
8は固定プラテン2と可動プラテン3とを連結可能な4本のタイバーで、その一端は油圧を利用した型締シリンダ54のラム55に結合されている。また、56は可動プラテン3に設けられた半割りナットであり、タイバー8に対して係合、離脱可能とされ、可動プラテン3とタイバー8を固定できるよう構成されている。
なお、プラテン本体10の前面12と金型固定部材27の前面(図の左側面)との間の距離は、サイドプッシャ60の幅方向寸法より大きくなっている。
サイドプッシャ60は、垂直支持体61、金型の側面を押圧する横締シリンダ62、垂直支持体61を固定プラテン2に対して進退させ、所定位置(例えば、図1の二点鎖線の位置)に移動して位置決めする移動位置決めシリンダ63で構成される。
垂直支持体61は、型締装置の両側に配設された左右対称の2個の強度部材で、それぞれ上下2本のタイバー8に摺動自在に支持され、両端支持で中央負荷の曲げを受ける梁を形成している。図2に示すように平面形は、金型固定部材27の側部と干渉しないように外側にずらして「コ」の字状にしてあるが、金型固定部材27が小さければ直線状にするのが好ましい。
横締シリンダ62は、フランジ形の取付座62aを備えた油圧シリンダで、左右対をなす2本の垂直支持体61のそれぞれの上下中央部の外側面に、ロッド62b(図2中、二点鎖線で示す)を互いに対抗させて1対又は複数対が水平に固設される。ロッド62bは、垂直支持体61に設けられた孔を貫通して先端が雌金型(固定金型)5の側壁に当接され、該金型の側面を押圧できるようになっている。ロッド62bの先端は曲率の大きい球面とするか、あるいは、僅かの角度だけ揺動できる首振り端金具付とするのが好ましい。
なお、横締シリンダ62は、電動式のスクリュージャッキ、トグル装置、又はカムなどで置換えても差支えない。
移動位置決めシリンダ63は、垂直支持体61の上下に対を成して取付けられた小径大ストローク型の油圧シリンダで、シリンダ側を固定プラテン2側に、ロッド側を垂直支持体61側にブラケット61aを介して取り付けられる。ブラケット61aはシリンダ部が固定プラテン2と干渉しないように垂直支持体61から斜め上又は斜め下に比較的に長く伸びている。
なお、移動位置決めシリンダ63は、シリンダ側(ロッドの反対側)を可動プラテン3側に取り付けても差支えない。このときは、可動プラテン3の前面51と金型固定部材53の外側(図の右側)の面との間の距離はサイドプッシャ60の幅方向寸法より大きくしておく。
以下に上述のように構成されたサイドプッシャ60の作用を説明する。
サイドプッシャ60の2個の垂直支持体61は、それぞれ上下2個の移動位置決めシリンダ63によって固定プラテン2に取り付けられた雌金型(固定金型)5の側面の分離線に近い適宜の位置に位置決めされて止められている。4個の移動位置決シリンダ63は、制御装置によって常に同じ速度で移動されるようになっている。
固定金型5と可動金型6が移動シリンダ7によって閉じられ、更に型締シリンダ54によって型締めされた後、横締シリンダ62に圧油を供給して雌金型(固定金型)5の側面を両側から適宜の力で押圧する。
この横締シリンダ62の押圧力は、雌金型(固定金型)5の側壁先端部の外側への撓みを抑えて口開きを防止する。なお、雌金型(固定金型)5は不静定度の高い構造であり、横締シリンダ62から加えた押圧力の影響は、他の場所に現れることがあるので、必要に応じて押圧力及び横締シリンダ62の押圧位置を変えて調整する。
こうすることで撓み変形の大きい位置を押圧することができるため、効率よく金型側壁先端部の撓み変形を抑えることができる。
このため、金型の肉厚を増加して剛性を高める手法を採用することなく、異なる金型に対しても使用でき、しかも確実に金型両側部におけるバリ発生を抑制できる型締装置とすることができる。
また、上述のように、固定金型5と可動金型6とを合せ面方向に型締シリンダ54によって型締めするとともに、サイドプッシャ60の横締シリンダ62により雌金型(固定金型)5の側面を両側から押圧した状態で、射出ユニット9から金型キャビティ内に溶融樹脂を射出することにより樹脂成形品を射出成形する。
成形後は、上記とは逆に先ず横締シリンダ62を緩め、次いで従来と同様の手順により型締シリンダ54を緩め、更に移動シリンダ7により可動金型6を移動し金型を開くことによって、成形品を取り出すことができる。
一方、金型を交換するとき、大型金型の場合には、一般に固定金型5と可動金型6を冶具金具によって一体に締結した状態で横方向に移動させることにより行うが、サイドプッシャ60を固定プラテン2に近接した退避位置(図1の実線の位置)に移動させておけば、サイドプッシャ60の金型側の端面は、金型固定部材27の金型取付面より固定プラテン2側に後退した位置にあるため、金型交換作業の妨げになることはなく、大型金型の場合でも支障なく金型交換を行うことができる。なお、サイドプッシャ60を可動プラテン3側に設けた場合も同様である。
型締装置の第2実施形態
サイドプッシャ60とは別のサイドプッシャ80を備えた型締装置90を、図3〜図5によって説明する。図3は、型締装置の第2実施形態に係る射出成形機の主要部の構成を示す側面図、図4は、図3の平面図、図5は、図3のB−B断面図である。このサイドプッシャ80は、特に大型の型締装置に適している。型締装置90の本体部の構成は型締装置70と略同様なため、同じ、または類似の部材には同じ番号を用いて説明する。
これらの図において、2は下端がベースフレーム4上に固定された固定プラテン、3はレール91上を摺動して固定プラテン2に対して進退動する可動プラテン、8は一端を型締シリンダ54のラム55に連結し、他端を摺動自在に可動プラテン2を貫通する複数のタイバー、56は可動プラテン3に取付けられ、開閉してタイバー8の先端部と係合、離脱する半割りナット、92は可動プラテン3を進退動させる移動手段で、固定プラテン2に固定されたスラストベアリングに回転自在に支持されたボールねじ(シャフト)93、可動プラテン3に固設され、ボールねじ93に螺合するボールナット94、ベルトを介してボールねじ93を回転駆動するモータ95より成っている。27及び53はそれぞれ固定プラテン2及び可動プラテン3の互いに対向する面に設けられた金型固定部材であり、図示省略の固定金型5及び可動金型6(図1参照)はそれぞれ金型固定部材27及び53に取付られる。なお、移動手段92は、図1に示すような移動シリンダ7としても支障ない。
80はサイドプッシャで、サイドプッシャ80は、左右(図5の左右)一対で向き合って垂直に立つ2個の垂直部材81(サイドプッシャ60の垂直支持体61に相当)の上下端を、上下2個の水平部材の両端とそれぞれピン結合して、4本のタイバーの外側を囲む4角形のフレームを形成し、このフレームをタイバーの軸方向に移動可能なスライドベースに載せた構成となっている(図5参照)。
81は互いに対向する垂直部材で、上下の中央部にはロッドを内側に向けて対向させたフランジ型の横締シリンダ82を1対又は複数対水平に固設している。垂直部材81の上下の端部81aは正面巾(図3参照)が狭くなって上下に突出して、この突出部にそれぞれピン孔が設けられている。また、垂直部材81の内側面(図5参照)がタイバー8より内側に位置するので、タイバー8の近傍部分にはタイバー8と干渉しないように円弧状の切欠き81bが設けられていて、僅かな隙間が出来るようになっている。
83は断面が矩形の上側水平部材で、両端部は縦に溝を有する二股になっていて、この二股部にはそれぞれピン孔が設けられている。上側水平部材83は両端の縦溝に垂直部材81の端部81aの突出部を挟み、両者の孔を通るピン84によって二股継手を作って連結されている。85は四角形のフレームの下側の部材となるベース部材で、ベース部材85の上部は上側水平部材83と同じ構造の下側水平部材85aを形成しており、両端部の縦溝に垂直部材81の端部81aを挟んでピン84で連結されている。ベース部材85の下部は平面形が矩形のスライド板85bで、スライド板85bから直角に立上がった部分に下側水平部材85aが連結している。スライド板85bの下面には複数のリニアガイド86を備えていて、レール96の上をタイバー8の軸線方向に進退動するが、スライド板85bの横幅は狭くなっていて、可動プラテン3及び固定プラテン2の下側に入込むようになっている。また、87は小径大ストローク型の移動位置決めシリンダで、ロッド側をベース部材85に、シリンダ側を首振り式にベースフレーム4側に取付けてある。この移動位置決めシリンダ87は、四角形のフレームの平面ゆがみを防ぐために、必要があれば垂直部材81と固定プラテン2のそれぞれの上部外側を繋ぐように数を増やし、同じ速度で移動させるようにしてもよい。
なお、大型の型締装置では、スライド板85bを図4の2点鎖線の様に延長し、この延長部分の上に折りたたみ式のリフタによって上下動する作業台88を設け、金型の維持作業を行うようにすることが出来る。図3は、サイドプッシャ80を固定プラテン2側に移動させ、作業台88を持上げた状態を示している。
上述のように構成されたサイドプッシャ80の作用を説明する。移動位置決めシリンダ87によってサイドプッシャ80を適宜の位置に移動しておき、型締シリンダ54とサイドプッシャ80の横締シリンダ82の両方で型締し、射出ユニット9から樹脂を射出する作用は、サイドプッシャ60を用いた場合と全く同じなので、説明を省略する。
サイドプッシャ80の2個の垂直部材81と、上側水平部材83、及び下側水平部材85aで形成する4角形は4隅がピンジョイントとなっていて、容易に菱形(平行四辺形)に変形できるので、垂直部材81は鉛直方向に対して左右に傾くことができるが、この傾きは垂直部材81の上端部の円弧状切欠き81bとタイバー8との間隙寸法内に抑えられている。また、左右の横締シリンダ82の押圧力の反力は、上下の水平部材83と85aを通して互いに打消され、タイバー8には横締シリンダ82から力はかからない。
次に、上記した型締装置の実施形態の型締装置70、及び型締装置90に用いる型盤の構成について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、下記の型盤の第1実施形態から第3実施形態の説明においては、上記のサイドプッシャ60、及びサイドプッシャ80の説明は省略するが、下記の第1実施形態から第3実施形態の型盤を用いた型締装置70、または型締装置90も上述同様にサイドプッシャ60、またはサイドプッシャ80を備えるものである。
図6は型盤の第1実施形態の詳細構造を示す分解斜視図であり、ここでは固定金型5が取り付けられる固定型盤である固定プラテン2が図示されている。
固定プラテン2は、タイバー8の端部を支持する直方体状のプラテン本体10と、固定金型5が取り付けられる直方体状の金型固定部材11とから構成されている。
プラテン本体10は、金型固定部材11側に位置する前面12と、射出ユニット9側に位置する背面13をなす壁部と、プラテン本体10の側壁である本体側壁(枠部)14とを備え、この本体側壁14の下部に位置する面には、プラテン本体10をベースフレーム4に取り付けるための取付部15が形成されている。
プラテン本体10の中央部には、背面13から前面12側に突出した円筒状の突出部16が形成されている。この突出部16の先端部にある固着端面17は、金型固定部材11を固定するためのものであり、ボルト孔17aが開口されている。なお、この固着端面17に金型固定部材11を介さずに直接固定金型5を固定することもできる。突出部16の中心部に開口する孔は、射出ユニット9のノズル部9a(図1参照)が配置される収容孔18である。固着端面17は本体側壁の前面12よりも金型固定部材11側に突出されている。
そして、プラテン本体10の四隅には、タイバー8の端部を支持し、本体側壁14に一体に形成されたタイバー取付部であるタイバー孔19が開口されている。タイバー8の端部は、このタイバー孔19を貫通し、背面13側にて図示省略された型締シリンダに接続され、この型締シリンダの作動により、可動プラテン3を固定プラテン2側へ締め付けて型締力を発揮し、型締めを行うようになっている。なお、型締シリンダを図1に示すように固定プラテン本体10に設ける場合もある。
また、背面13をなす壁部から前面12側へ延設し、突出部16の外周面16aと背面をなす壁部と本体側壁14の内面14bとを連結し、固着端面17の近傍から本体側壁14の前面12までをリブの端面とする頂面20aを有する放射状の複数の本体放射状リブ20が形成されている。この頂面20aは突出部16側に接続するのが望ましく、固着端面17に接続するのが最良である。本体放射状リブ20の数はプラテン本体10に要求される強度に応じて自由に設定可能である。また、突出部16の外周面16a、本体側壁14の内面14b、及び本体放射状リブ20に囲まれた空間を肉抜き部21としている。
一方、金型固定部材11は、矩形をなすとともに、固定金型5を取り付ける金型取付面22と、その反対側のプラテン本体10の固着端面17に接して取り付けられる本体取付面23を備え、その中央部には、金型取付面22と本体取付面23とを貫通して、射出ユニット9のノズル部9aが配置される収容孔24が開口している。
金型取付面22に開口する収容孔24の周囲には、金型固定部材11をプラテン本体10に取り付けるためのボルト孔22aが開口され、このボルト孔22aは本体取付面23に形成され固着端面17と結合する結合面23aに貫通している。すなわち、固着端面17のボルト孔17aとボルト孔22aは対向するように開口され、ボルト孔22aからボルト孔17aにボルト等を嵌め込むことにより、金型固定部材11をプラテン本体10に取り付けている。
また、金型取付面22には、外周に沿うようにT型溝22bが形成され、このT型溝22bに挿持される固定金具により固定金型5をクランプして取り付ける。
なお、可動プラテン3側の型盤構造は、固定プラテン2側の型盤構造と同様のため説明を省略するが、可動プラテン3側には、射出ユニット9が配置されないため、可動プラテン本体50、金型固定部材53には収容孔18、24を形成しなくても構わない。
以下に上記型盤を用いた型締装置の作用について説明する。
先ず、移動シリンダ7を作動させることにより可動金型6が固定金型5に当接するまで可動プラテン3を移動させ、可動プラテン3とタイバー8を半割りナットにより連結固定した後、油圧を利用した型締シリンダの作用により可動プラテン3と固定プラテン2間に型締力を作用させ型締めを行う。
型締力が作用された固定プラテン2と可動プラテン3は、固着端面17から結合面23aを介して型締力を金型固定部材11に伝達させ、これにより金型固定部材11から固定金型5及び可動金型6にその力が伝達される。
この際、図7に示すように固定プラテン2及び可動プラテン3が変形した場合においても、固定プラテン2及び可動プラテン3の中心部に形成される固着端面17は、本体取付面23の中央部に形成される結合面23aとだけ結合しているため、固定プラテン2及び可動プラテン3の変形量に影響されることがなく、確実に固定プラテン2及び可動プラテン3から金型固定部材11に型締力が伝達される。従って、金型固定部材11から固定金型5及び可動金型6にも、確実に型締力が伝達され、固定金型5と可動金型6との合せ面に発生する口開きを制御することができる。
また、固定プラテン2及び可動プラテン3には、本体放射状リブ20が形成されているので、プラテン本体10の剛性が高められ、射出成形時における固定プラテン2及び可動プラテン3の変形を少なくすることができる。つまり、本体放射状リブ20を形成したことにより、プラテン本体10を高剛性に保つことができる。そして、突出部の外周面16aに接続する本体放射状リブ20の頂面20aは、固着端面17の近傍に接続しているので、突出部16の変形も抑えられ、確実に結合面23aに結合できる。
更に、プラテン本体10は、本体放射状リブ20により高剛性となり、肉抜き部21を形成することができるようになるため、その重量を低減することができ、これによって型盤1の軽量化を図ることができる。
このように、本体側壁14の端面(前面)12より高く、金型固定部材11の結合面23aに結合する固着端面17を有するプラテン本体10の突出部16と、突出部の外周面16aと本体側壁14とに連結する本体放射状リブ20を形成することにより、固定金型5と可動金型6とに、金型固定部材11を介して固着端面17から型締力が確実に伝達され、固定金型5と可動金型6とを確実に締結することができる。
このため、固定金型5と可動金型6との合せ面で発生する口開きを制御し、成形品に対するバリ発生を抑えることができる。また、本体放射状リブ20がプラテン本体10の剛性を高めるとともに、肉抜き部21形成による軽量化を実現するため、プラテン本体10の高剛性化及び軽量化を達成することができる。
図8は型盤の第2実施形態の詳細構造を示す分解斜視図であり、図9はその金型固定部材の構造を示す斜視図で、同図(a)は本体取付面側を示し、同図(b)は金型取付面側を示す。
図8に示すように、固定プラテン25は、プラテン本体26と金型固定部材27とから構成されている。プラテン本体26は、金型固定部材27側に位置する前面28と、射出ユニット9側に位置する背面29とを有する壁部を備えている。
プラテン本体26の中央部には、背面29から前面28側に突出した円筒状の突出部30が形成されている。この突出部30の先端部である固着端面31は金型固定部材27を固定するためのものであり、ボルト孔31aが開口されている。なお、第1実施形態の場合と同様、この固着端面31には金型固定部材27を介さずに直接固定金型5を固定することができる。突出部30の中心部に開口する孔は、射出ユニット9のノズル部9aが配置される収容孔32である。
一方、プラテン本体26の四隅には、タイバー8の端部を支持し、背面29から前面28側に突出した円筒状のタイバー取付部33が形成され、この中央部にタイバー挿通孔33aが開口している。ここで、固着端面31はタイバー取付部33の端面33bよりも金型固定部材27側に突出されている。タイバー8の端部は、このタイバー挿通孔33aを貫通し、背面29側にて図示しない油圧を利用した型締シリンダに接続され、この型締シリンダの作動により図示しない可動プラテンを固定プラテン25側へ締め付けて型締力を発揮し、型締めを行うようになっている。また、下部に形成されるタイバー取付部33には、プラテン本体26をベースフレーム4に取り付けるための取付部34が一体形成されるとともに、前面28の各辺には、突出部30側に凹となる円弧状の切欠部35が形成されている。
そして、固着端面31の近傍から切欠部35の中央部までをリブの端面とする頂面36aを有し、前面28、背面29をなす壁部と突出部30とを連絡するリブ36(図では4本)が形成されるとともに、固着端面31の近傍からタイバー取付部の端面33bの近傍までをリブの端面とする頂面37aを有し、前面28、背面29をなす壁部と突出部30とを連絡するリブ37(図では4本)が形成されている。
なお、この頂面36a、37aと突出部30の外周面30aとの接続位置は、タイバー取付部の端面33bよりも金型固定部材27側に形成するのが望ましく、固着端面31に接続するのが最良である。また、頂面37aがタイバー取付部33に接続する位置もタイバー取付部の端面33bに接続するのが最良である。
つまり、リブ36とリブ37は、突出部30を中心に放射状に形成され、外側へ向かうにつれて傾斜するリブを形成する。
なお、このリブ36とリブ37の数はプラテン本体26に要求される強度により自由に設定可能である。
一方、図9に示すように、金型固定部材27は、略矩形をなすとともに、固定金型5を取り付ける金型取付面38と、プラテン本体26側に取り付けられる本体取付面39と、金型固定部材27の側壁である部材側壁40を備えている。この金型固定部材27の四隅には、タイバー8と干渉しないように金型固定部材27の中心部に凹となるような円弧状の切欠部45が形成されている。なお、金型固定部材27の縦横寸法をタイバーと干渉しない程度に小さくできる場合には、切欠部45を形成しなくてもよい。また、金型固定部材27の形状は矩形状に限らず、他の多角形にしてもよい。
金型固定部材27の中央部には、金型取付面38から本体取付面39側に突出した円筒状の結合部41が形成されている。この結合部41の端面である結合面42は、プラテン本体26に固定するためのもので、ボルト孔42aが開口されている。ボルト孔42aは、金型取付面38から本体取付面39に貫通している。また、結合部41の中心部に開口する孔は、射出ユニット9のノズル部9aが配置される収容孔43である。
つまり、プラテン本体26は突出部30の固着端面31を結合面42に結合することにより、金型固定部材27を取り付けることができ、また、固着端面31のボルト孔31aとボルト孔42aは対向するように開口され、ボルト孔42aからボルト孔31aにボルト等を嵌め込む事により、金型固定部材27をプラテン本体26に取り付けることが可能になっている。
また、金型取付面38から本体取付面39側へ延設し、結合部41の外周面41aと部材側壁の内面40aとに連結し、結合面42から部材側壁の端面40bまでをリブの端面とする頂面44aを有する放射状の複数の部材放射状リブ44が形成されている。そして、この部材放射状リブ44の頂面44aが結合部の外周面41aと接続する位置は、部材側壁の端面40bよりもプラテン本体26側に形成するのが望ましく、結合面42に接続するのが最良である。
部材放射状リブ44は、結合部41の外周面41aと部材側壁の端面40bの中央部とに連結するリブ44b(図では4本)と、結合部41の外周面41aと切欠部45とに連結するリブ44c(図では4本)とから構成されている。そして、このリブ44bとリブ44cとの数は金型固定部材27に要求される強度により自由に設定可能である。また、結合部41の外周面41a、部材側壁40の内面40a、リブ44b及びリブ44cに囲まれた空間を肉抜き部46としている。
そして、金型取付面38においては、複数のT型溝38aが形成され、このT型溝38aに挿持される固定金具よって固定金型5をクランプすることにより、金型固定部材27に固定金型5を取り付けている。
また、図10に示す第3実施形態のように、タイバー取付部33同士及び前面28間を連結するリブ47を形成し、このリブ47の端面である頂面47aにリブ36の頂面36aを接続するようにしてもよい。
なお、可動プラテン3の型盤構造は、固定プラテン25の型盤構造と同様のため説明を省略するが、可動プラテン3側には、射出ユニット9が配置されないため、可動プラテン本体50、金型固定部部材53には収容孔32、43を必ずしも形成しなくてもよい。
上述のような型盤によると、固定プラテン25及び可動プラテンが変形した場合においても、固定プラテン25及び可動プラテンの中心部に形成される固着端面31は、本体取付面39の中央部に形成される結合面42とだけ結合されているので、固定プラテン25及び可動プラテンの変形量に影響されることなく、確実に、固定プラテン25及び可動プラテンから金型固定部材27に型締力が伝達される。従って、金型固定部材27から固定金型5及び可動金型6にも、確実に型締力が伝達され、固定金型5と可動金型6との合せ面に発生する口開きを制御することができる。
一方、各プラテンにはリブ36が形成されているので、プラテン本体26の剛性が高められ、射出成形時における固定プラテン25及び可動プラテンの変形を少なくすることができる。即ち、リブ36及びリブ37を形成することにより、固定プラテン25及び可動プラテンを高剛性に保つことができる。
また、タイバー取付部33同士及び前面28間を連結するリブ47を形成することにより、固定プラテン25及び可動プラテンの剛性を一層高めることができる。
更には、突出部30の外周面30aに接続するリブ36の頂面36aとリブ37の頂面37aは、それぞれ固着端面31の近傍に接続されているので、突出部30の変形も抑えられ、確実に結合面42と結合できる。なお、これらの実施形態では、本体側壁14を備えていないので、第1実施形態の型盤1に比べ、固定プラテン25及び可動プラテンの重量をより一層低減することができる。
また、金型固定部材27においては、その中央部には結合面42が形成されているので、確実に固着端面31からの型締力が伝達されるとともに、結合部41の外周面41aと部材側壁40の内面40aとが、リブ44b及びリブ44cにより接続されているので、金型固定部材27を高剛性に保つことができる。そして、切欠部45と肉抜き部46とが形成されているため、その重量を低減することができる。
従って、これらの実施形態によれば、タイバー取付部の端面33bより高く、金型固定部材27の結合面42に結合する固着端面31を有するプラテン本体26の突出部30と、突出部30の外周面30aと切欠部35とを接続するリブ36と、突出部30の外周面30aとタイバー取付部33とを接続するリブ37とを形成させることにより、固定金型5と可動金型6とに、金型固定部材27を介して固着端面31からの型締力が確実に伝達され、固定金型5と可動金型6とを確実に締結できる。
このため、固定金型5と可動金型6との合わせ面で発生する口開きを制御し、成形品のバリ発生を抑えることができる。また、リブ36及リブ37がプラテン本体26の剛性を高めるとともに、本体側壁14の省略及び切欠部35の形成を可能としプラテン本体の軽量化を実現するため、固定プラテン25の高剛性化と軽量化を図ることができる。
また、タイバー取付部33同士及び前面28間を連結するリブ47を形成することによって、プラテン本体26の剛性をより一層高めことができる。
更に、固着端面31に結合する結合面42を有する結合部41と、結合部41の外周面41aと部材側壁40とを接続する部材放射状リブ44を形成することにより、プラテン本体26からの型締力を金型固定部材27に確実に伝達できるので、固定金型5と可動金型6とを確実に型締でき、固定金型5と可動金型6との合せ面で発生する口開きを制御し、成形品のバリ発生を抑えることができる。また、部材放射状リブ44が金型固定部材27の剛性を高めるとともに、切欠部45と肉抜き部46を形成しているので、金型固定部材27の軽量化を図ることができる。よって、金型固定部材27の高剛性化と軽量化を図ることができる。
なお、図6に示す第1実施形態の型盤に形成された本体放射状リブ20を、図11に示すようにI型断面とすることにより、一層軽量化を図ることができる。同様に、リブ36及びリブ37、部材放射状リブ44、タイバー取付部33同士及び前面28間を連結するリブ47の断面をI型断面とすることによっても、同様に軽量化を図ることができる。
また、固定プラテン及び可動プラテンの両方に本実施形態に係る型盤構造を適用しているが、どちらか一方に適用しても構わず、更には、第1実施形態に係る型盤構造と第2実施形態に係る型盤構造とを組み合わせて用いてもよい。
以上のごとく第1実施形態から第3実施形態の型盤を用いた型締装置70、及び型締装置90は、サイドプッシャ60、またはサイドプッシャ80の作用効果に加え、固定プラテン又は可動プラテンとして、特に壁部(プラテン本体の背面13、29側をなす壁部)と、該壁部に立設された突出部16、30と、該突出部の先端の金型固定部材11、27と、前記突出部と前記壁部とを連結する複数のリブ20、36、37とを備えた型盤を用いているので、固定プラテンと可動プラテンを締結する型締力は、金型固定部材から突出部を介して壁部に伝わり、壁部は金型固定側に凹に撓む結果、リブには圧縮方向の応力が作用することになる。このため、従来の引っ張り方向のものよりも許容応力を高くして高剛性とすることができ、型盤の高剛性化並びに軽量化を図りながら、型締時における固定金型と可動金型の合せ面の口開きを防止する効果がより高いものとなる。
本発明は、片持梁状の側壁部を有する金型の型締装置に利用でき、金型側壁部の変形を効果的に抑制するとともに、金型の軽量化に有効に寄与し得る。また、この型締装置を射出成形機及び射出成形方法に適用すると有効であり、バリが発生しない高品質の樹脂成形品を射出成形することができる。更に型締装置に用いる型盤の高剛性化と軽量化にも有効利用できる。

Claims (10)

  1. ベースに固定された固定プラテンと、該固定プラテンに対向して進退自在に配置された可動プラテンと、前記固定プラテンと可動プラテンを連結可能な複数本のタイバーと、該タイバーに張力を与えて前記固定プラテン及び可動プラテンに取付けられた固定金型及び可動金型の型締を行う型締手段とを備えた型締装置において、前記タイバーのうちの隣接する2本のタイバー間にあってそれぞれ対称位置に配設され、該タイバーに対して摺動自在に支持された一対の支持体と、該支持体を前記固定プラテン又は可動プラテンのいずれかに連結し、該支持体をそれぞれ所定位置に移動して位置決めする移動位置決め手段と、前記一対の支持体にそれぞれ設けられ、前記固定金型又は可動金型の側面を押圧する横締手段とからなるサイドプッシャを備えてなることを特徴とする型締装置。
  2. ベースに固定された固定プラテンと、該固定プラテンに対向して進退自在に配置された可動プラテンと、前記固定プラテンと可動プラテンを連結可能な複数本のタイバーと、該タイバーに張力を与えて前記固定プラテン及び可動プラテンに取付けられた固定金型及び可動金型の型締を行う型締手段とを備えた型締装置において、左右対をなす2本の垂直部材と上下2本の水平部材のそれぞれの端部をピンで結合し前記複数のタイバーを僅かの隙間を隔てて囲む4角形のフレームと、このフレームを固定プラテンまたは可動プラテンのいずれかに連結し、該フレームを所定位置に移動して位置決めする移動位置決め手段と、前記2本の垂直部材にそれぞれ設けられ前記固定金型または移動金型の側面を押圧する横締手段とからなるサイドプッシャを備えてなることを特徴とする型締装置。
  3. 請求項1、または請求項2に記載の型締装置において、前記一対の支持体または垂直部材に対して、それぞれの中央部に少なくとも一組以上の前記横締手段を互いに対向させて設置してなることを特徴とする型締装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の型締装置において、前記横締手段を、油圧シリンダ、電動式スクリュージャッキ、トグル装置、カム機構のうちの1種にて構成してなることを特徴とする型締装置。
  5. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の型締装置において、前記横締手段を油圧シリンダにより構成し、該油圧シリンダを前記支持体に対してそのシリンダロッド先端側で前記金型の側面を押圧可能に設置してなることを特徴とする型締装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の型締装置において、前記サイドプッシャを、前記移動位置決め手段により前記金型の側面を押圧する所定の横締位置と、同横締位置から退避し前記金型交換時の作業を妨げない前記固定プラテン又は可動プラテン側に近接した退避位置との間を移動可能に構成してなることを特徴とする型締装置。
  7. 請求項6に記載の型締装置において、前記サイドプッシャの幅方向寸法を、前記固定プラテン又は可動プラテンの金型取付面或いは該固定プラテン又は可動プラテンに取り付けられる金型固定部材の金型取付面より該固定プラテン又は可動プラテン側に納まる寸法としてなることを特徴とする型締装置。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれかに記載の型締装置において、前記固定プラテン又は可動プラテンのいずれか一方又は双方に、壁部と、該壁部に立設された突出部と、該突出部の先端の金型固定部と、前記突出部と前記壁部とを連結する複数のリブとを備えた型盤を用いてなることを特徴とする型締装置。
  9. 射出装置と型締装置とを備えてなる射出成形機において、前記型締装置として請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の型締装置を用いてなることを特徴とする射出成形機。
  10. 請求項1ないし請求項8のいずれかに記載の型締装置の前記型締手段により前記固定金型と可動金型とをその合せ面方向に締付けて型締めするとともに、この型締めされた固定金型又は可動金型の側面を前記サイドプッシャにより両側面側から押圧して横締めし、その状態で射出装置より金型キャビティ内に溶融樹脂を射出して射出成形品を成形することを特徴とする射出成形方法。
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