JP2008162103A - 型締装置と、この型締装置を備えた射出成形機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 金型のパーティング面から材料が漏れることを抑制することのできる型締装置を提供する。
【解決手段】 型締装置12は、固定側ダイプレートユニット31と、移動側ダイプレートユニット32と、タイバー40を有している。それぞれのダイプレートユニット31,32は、ダイプレート本体50,70と、荷重伝達部51,71と、金型取付プレート52,72とを含んでいる。荷重伝達部51,71はダイプレート本体50,70のセンター部分において金型16に向かって突出している。金型取付プレート52,72は、荷重伝達部51,71の加圧面51a,71aよりも広い金型取付面55,75を有している。荷重伝達部51,71の周囲に空間部56,76が形成されている。この空間部56,76に、金型取付プレート52,72がダイプレート本体50,70側に変形することを抑制するための支持機構60,80が配置されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、射出成形時に金型の型締を行なう型締装置と、この型締装置を備えた射出成形機に関する。
射出成形機の型締装置は、固定型を取付ける固定ダイプレート(固定プラテン)と、移動型を取付ける移動ダイプレート(可動プラテン)と、型締力を発生させる加圧機構などを有している。型締装置にはいくつかの種類がある。例えば下記特許文献1にトグル式の型締装置が記載されている。また特許文献2に複合式の型締装置が記載されている。これら型締装置は、固定ダイプレートと移動ダイプレートの外周部に配置される4本のタイバーを有している。
前記タイバーは、固定ダイプレートと移動ダイプレートの四隅に配置されている。このため、各ダイプレートの主にセンター部分から金型に型締力が伝わると、固定ダイプレートと移動ダイプレートの剛性によっては、図9に示す型締装置のように、固定ダイプレート1と移動ダイプレート2の外周部が、タイバー3に加わる張力によって互いに近付く方向に変形する傾向がある。
前記固定ダイプレート1には固定型4が取付けられ、移動ダイプレート2には移動型5が取付けられている。固定型4と移動型5は金型6を構成している。このためダイプレート1,2が変形すると、図9に矢印P1で示す方向の力が固定型4と移動型5に加わり、金型6内に射出された樹脂等の材料が金型6のパーティング面7から漏れる原因となる。この傾向は、金型寸法が小さいほど顕著に表れる。
金型の変形を防止するためには、ダイプレートの剛性を大きくすればよいが、ダイプレートの剛性を大きくするには、ダイプレートの厚みを大きくするなどして強度アップを図るしかなく、そのようにすると型締装置が大形化したり、重量が増加したりするなどの問題が生じる。
特許文献2に示されている型締装置では、金型の変形を防止するために、ダイプレートの金型側に凸形の荷重伝達部を形成するとともに、この荷重伝達部と金型との間に中間部材として金型取付プレートを配置している。この従来装置によれば、図10に示す型締装置のように、型締時に各ダイプレート1,2の主にセンター部分から金型6に型締力が伝わっても、金型取付プレート8a,8bを介して金型6を図10中の矢印P2方向に押すことができるため、ダイプレート1,2の撓みが金型6に伝わることを防止でき、金型6のパーティング面7が離れることを防止できる。
特開平11−170322号公報 特開2001−1381号公報
しかし特許文献2のようにダイプレートと金型との間に前記金型取付プレートを配置する構成では、図11に示すように金型寸法が荷重伝達部の加圧面よりも大きい場合に、金型6の主にセンター部分に型締力が加わることにより、金型取付プレートが変形するとともに、金型6の外周部のパーティング面7が開く傾向が生じる。このため金型6のキャビティが外周部近くに形成されている場合には、キャビティ内に供給された材料がパーティング面7から漏れる懸念がある。
従って本発明の目的は、型締時に金型のパーティング面が離れることを抑制でき、金型内に供給された材料がパーティング面から漏れることを防止できる型締装置と、この型締装置を用いた射出成形機を提供することにある。
本発明は、金型の型締を行なうための加圧機構を備えた型締装置であって、固定型が取付けられる固定側ダイプレートユニットと、移動型が取付けられる移動側ダイプレートユニットと、前記固定側ダイプレートユニットと移動側ダイプレートユニットとにわたってこれらダイプレートユニットの外周部に配置された互いに平行な複数本のタイバーとを有し、前記固定側ダイプレートユニットと移動側ダイプレートユニットの少なくとも一方は、前記加圧機構によって型締力が与えられるダイプレート本体と、前記ダイプレート本体の前記タイバーで囲まれる領域のセンター部分から前記金型に向かって突出する荷重伝達部と、前記荷重伝達部の金型側に設けられかつ前記荷重伝達部よりも広い金型取付面を有する金型取付プレートとを含み、前記荷重伝達部の周りで前記ダイプレート本体と前記金型取付プレートとの間に空間部が形成され、前記空間部に、前記金型取付プレートの外周部が前記ダイプレート本体側に変形することを抑制する支持機構を備えている。
前記支持機構の1つの形態は、前記ダイプレート本体の側方から出し入れ可能な調節部材と、該調節部材を前記ダイプレート本体の側方から出し入れするためのアクチュエータを備えている。
前記支持機構の他の形態は、前記金型取付面と平行な方向に移動可能なくさび形の調節部材と、該調節部材を前記金型取付面と平行な方向に移動させるアクチュエータを備えている。
また前記支持機構は、前記金型取付面に対して垂直な方向に移動可能で前記金型取付プレートに当接する調節部材と、この調節部材を前記金型取付面に対して垂直な方向に移動させるアクチュエータを備え、該アクチュエータが前記ダイプレート本体に配置されていてもよい。またこの支持機構が前記金型取付面と平行な方向に移動可能に設けられていてもよい。
本発明によれば、型締力が金型に加わったときにパーティング面が離れることを抑制でき、金型内に供給された樹脂等の材料がパーティング面から漏れることを防止できる。このため製品にバリが生じることを防止できる。本発明はダイプレートの厚みを増大させることなくバリの発生を防止できるため、型締装置の軽量化とコンパクト化に寄与することもできる。
以下に、本発明の第1の実施形態に係る型締装置を有する射出成形機について、図1から図3を参照して説明する。
図1は射出成形機10の一例を示している。この射出成形機10は、架台としてのフレーム11と、フレーム11上に設けられた型締装置12と、射出装置13などを備えている。型締装置12の内部に、固定型14と移動型15とからなる金型16が配置されている。型締装置12については後に詳しく説明する。
射出装置13はバレル20を備えている。バレル20の先端部にノズル21が設けられている。ノズル21は、固定型14に形成された材料注入口22(図2に示す)と対向している。バレル20は、例えばシリンダ機構あるいはボールねじとモータ等を備えたノズルタッチ機構(図示せず)によって、軸線X方向に移動させることができる。バレル20が所定位置まで前進したとき、ノズル21の先端が固定型14の材料注入口22に当接するようになっている。
バレル20の内部にスクリュー25が収容されている。スクリュー25は、バレル20に対して回転自在で、かつ、軸線X方向に移動可能である。このスクリュー25は、モータ等の駆動源を備えたスクリュー駆動機構26によって、軸線X回りに回転させることができる。
図2と図3は、本実施形態に係る複合式の型締装置12の一部を示している。以下にこの型締装置12について説明する。
図2に示す型締装置12は、固定型14が取付けられる固定側ダイプレートユニット31と、移動型15が取付けられる移動側ダイプレートユニット32と、移動側ダイプレートユニット32を矢印Aで示す方向に移動させるダイプレート移動機構33(図2に一部のみ示す)と、移動側ダイプレートユニット32を固定側ダイプレートユニット31に向かって加圧する加圧機構34などを備えている。ダイプレート移動機構33は、例えば油圧シリンダあるいはボールねじ機構等のアクチュエータにより、移動側ダイプレートユニット32を比較的大きなストロークで矢印A方向に往復移動させることができる。
加圧機構34は、互いに平行な4本のタイバー40と、タイバーロック装置41と、タイバー40に引張り力を発生させる型締シリンダ42などを含んでいる。タイバーロック装置41はタイバー40の径方向に分割可能な二分割ナット式のロック部材45を有している。ロック部材45は、図示しないアクチュエータによって、タイバー40の被係合部40aに噛合う固定位置と、タイバー40の被係合部40aから離れるロック解除位置とにわたって駆動される。型締シリンダ42のピストン47は、タイバー40の端部に設けられている。
図2に示されるように固定側ダイプレートユニット31は、ダイプレート本体50と、荷重伝達部51と、金型取付プレート52とを含んでいる。ダイプレート本体50と金型取付プレート52は、互いにボルト(図示せず)によって結合されている。本実施形態のダイプレート本体50と荷重伝達部51は一体に形成されているが、両者が別体であってもよい。ダイプレート本体50と荷重伝達部51とに、それぞれノズル挿入孔53が形成されている。ダイプレート本体50は、前記加圧機構34の型締シリンダ42に結合されている。
図3に示すように荷重伝達部51は、4本のタイバー40で囲まれる領域Sのセンター部分に形成されている。この荷重伝達部51は円板形をなし、ダイプレート本体50のセンター部分から金型16の方向に突出している。荷重伝達部51の面積(図2中の軸線X方向から見た加圧面51aの面積)は、軸線X方向から見たダイプレート本体50の面積よりも小さい。
荷重伝達部51の加圧面51aに、金型取付プレート52が重なった状態で配置されている。金型取付プレート52の金型16側に、金型取付面55が形成されている。この金型取付面55に固定型14が取付けられる。金型取付面55の面積は、荷重伝達部51の前記加圧面51aの面積よりも大きい。
荷重伝達部51の周りには、ダイプレート本体50と金型取付プレート52との間に空間部56が形成されている。この空間部56に支持機構60が配置されている。
支持機構60は、金型取付プレート52の外周部がダイプレート本体50側に変形すること(撓むこと)を抑制するとともに、ダイプレート本体50に加わる型締力の一部を金型取付プレート52の外周部に伝える機能を担っている。
支持機構60は、圧縮荷重に対して変形しにくい高剛性金属ブロックからなる調節部材61を有している。調節部材61の厚さT1は、荷重伝達部51の厚さと同等である。図3に示すように調節部材61は、金型取付プレート52の外周部付近に位置し、互いに隣り合うタイバー40間に配置されている。
図2に示されるように移動側ダイプレートユニット32は、ダイプレート本体70と、荷重伝達部71と、金型取付プレート72とを含んでいる。ダイプレート本体70と金型取付プレート72は、互いにボルト(図示せず)によって結合されている。本実施形態のダイプレート本体70と荷重伝達部71は一体に形成されているが、両者が別体であってもよい。ダイプレート本体70に、前記加圧機構34のタイバーロック装置41が結合されている。
荷重伝達部71は、固定側ダイプレートユニット31の荷重伝達部51と同様に、4本のタイバー40で囲まれる領域のセンター部分に形成されている。この荷重伝達部71は円板形をなし、ダイプレート本体70のセンター部分から金型16の方向に突出している。荷重伝達部71の面積(図2中の軸線X方向から見た加圧面71aの面積)は、軸線X方向から見たダイプレート本体70の面積よりも小さい。
荷重伝達部71の加圧面71aに、金型取付プレート72が重なった状態で配置されている。金型取付プレート72の金型16側に、金型取付面75が形成されている。この金型取付面75に移動型15が取付けられる。金型取付面75の面積は、荷重伝達部71の前記加圧面71aの面積よりも大きい。
荷重伝達部71の周りには、ダイプレート本体70と金型取付プレート72との間に空間部76が形成されている。この空間部76に支持機構80が配置されている。
支持機構80は、金型取付プレート72の外周部がダイプレート本体70側に変形すること(撓むこと)を抑制するとともに、ダイプレート本体70に加わる型締力の一部を金型取付プレート72の外周部に伝える機能を担っている。
支持機構80は、固定側ダイプレートユニット31の支持機構60と同様の調節部材81を有している。調節部材81の厚さT2は、荷重伝達部71の厚さと同等である。これら調節部材81は、図3に示す調節部材61と同様に金型取付プレート72の外周部付近に配置されている。
以下に、本実施形態(図1〜図3)の射出成形機10の作用について説明する。
型締装置12のタイバーロック装置41がロック解除状態にあり、タイバー40の被係合部40aがロック部材45によって拘束されていないとき、移動側ダイプレートユニット32は図2に矢印Aで示す方向に移動することができる。
ダイプレート移動機構33によって、移動側ダイプレートユニット32を固定側ダイプレートユニット31に向かって移動させる。移動側ダイプレートユニット32と固定側ダイプレートユニット31とが互いに接した状態において、タイバーロック装置41のロック部材45によってタイバー40の被係合部40aが拘束される。
型締シリンダ42に油圧を導入し、ピストン47を型締方向に駆動させてタイバー40に張力を発生させることにより、移動側ダイプレートユニット32が固定側ダイプレートユニット31に向けて加圧される。この型締動作によって固定型14と移動型15とのパーティング面が互いに強固に密接し、型締状態が維持される。
図2に示す実施形態では、荷重伝達部51,71のそれぞれの加圧面51a,71aの面積と比較して、金型16の受圧面積(型14,15が金型取付プレート52,72と接する面積)の方がかなり大きい。このため荷重伝達部51,71によって、金型取付プレート52,72のセンター付近が加圧されると、金型取付プレート52,72の外周部が互いに離れる方向に変形しようとする。
しかし本実施形態では、金型取付プレート52,72の外周部とダイプレート本体50,70との間にそれぞれ調節部材61,81が配置されているため、金型取付プレート52,72の外周部がダイプレート本体50,70側に撓むことを抑制できる。このため、固定型14と移動型15の外周部付近のパーティング面が離れることによる材料の漏れ、バリの発生を防止できる。
本実施形態の固定側ダイプレートユニット31と移動側ダイプレートユニット32は、それぞれダイプレート本体50,70と金型取付プレート52,72とを備えた2プレート構造である。このためダイプレート本体50,70から入力する型締力が荷重伝達部51,71と金型取付プレート52,72を介して金型16に伝わっても、金型16のセンター付近のパーティング面が開くことが防止される。そして金型寸法や型締力に応じて調節部材61,81の厚みや大きさを変えることにより、金型内圧によって金型16の外周部のパーティング面が開くことを調節部材61,81によって防止することができる。
すなわち本実施形態によれば、ダイプレート本体50,70や金型取付プレート52,72の厚さと剛性を増大させることなく、金型16を好ましい状態で型締することができ、製品にバリが生じることを回避できる。またダイプレート本体50,70や金型取付プレート52,72の厚さを大きくしないですむことにより、型締装置12の軽量化とコンパクト化を図ることができる。
なお、本実施形態では複合式の型締装置12について説明したが、本発明はトグル式の型締装置にも適用できる。トグル式型締機構は、4本のタイバーと、これらタイバーに型締力を発生させるトグル機構を有し、トグル機構を伸張させた状態においてタイバーに張力を発生させ、移動側ダイプレートを固定側ダイプレートに向けて加圧するように構成されている。
図4は本発明の第2の実施形態を示している。この第2の実施形態の支持機構60,80は、調節部材61,81をダイプレート本体50,70の側方から出し入れ可能としている。これら調節部材61,81は、アクチュエータ90,91によって、ダイプレート本体50,70の側方から出し入れされる。アクチュエータ90,91の一例は油圧等の流体圧シリンダであるが、流体圧シリンダ以外に、ボールねじとモータを用いた電動式アクチュエータでもよいし、あるいはソレノイドが使用されてもよい。
この実施形態(図4)の場合、金型寸法や型締力に応じて、必要があるときに調節部材61,81を使用することにより、金型16の外周部のパーティング面の開きを抑制することができる。それ以外の構成と作用については、第1の実施形態の型締装置12と同じであるから、両者に共通の符号を付して説明を省略する。
図5は本発明の第3の実施形態を示している。この実施形態の支持機構60,80は、金型取付面55,75と平行な方向に移動可能なくさび形の調節部材95,96と、これら調節部材95,96に接する傾斜面を有する受け部材97,98と、アクチュエータ100,101を備えている。調節部材95,96は、アクチュエータ100,101によって、金型取付面55,75と平行な方向に移動させることができる。
アクチュエータ100,101は、例えばボールねじとステッピングモータを用いた位置制御可能なものであり、調節部材95,96を所望の位置に移動させることができるように構成されている。この実施形態(図5)によれば、金型寸法や型締力に応じて、くさび形の調節部材95,96を移動させることで、金型16の外周部のパーティング面の開きを抑制することができる。それ以外の構成と作用については、第1の実施形態の型締装置12と同じであるから、両者に共通の符号を付して説明を省略する。
図6は本発明の第4の実施形態を示している。この実施形態の支持機構60,80は、金型取付面55,75に対して直角な方向に移動可能な調節部材110,111と、調節部材110,111を移動させるためのアクチュエータ112,113とを備えている。アクチュエータ112,113は、ダイプレート本体50,70に配置されている。アクチュエータ112,113の一例は油圧シリンダであるが、例えばボールねじとモータ等の電動式のアクチュエータが使用されてもよい。調節部材110,111の先端は金型取付プレート52,72の外周部に当接している。
この実施形態(図6)も、ダイプレート本体50,70に加わる型締力が荷重伝達部51,71と金型取付プレート52,72を介して金型16に伝わることにより、金型16のセンター付近のパーティング面の開きが防止される。金型取付プレート52,72の外周部では、調節部材110,111によって変形が抑制されるとともに外周部の型締力を補助することができるため、金型16の外周部のパーティング面が金型内圧によって開くことを抑制できる。
この実施形態(図6)によれば、成形条件に応じてアクチュエータ112,113の油圧力を調整することにより、様々な成形条件に対応することができる。また金型寸法や型締力に応じて、調節部材110,111の突出量を調整することで、金型取付プレート52,72の外周部の変形をより的確に規制することができるようにしてもよい。それ以外の構成と作用については、図5に示す第3の実施形態の型締装置12と同じであるから説明は省略する。
図7は、前記型締装置12(図6)に小形の金型16を取付けた例である。ダイプレート本体50,70に加わる型締力は、金型取付プレート52,72を介して金型16に伝わるため、金型16のパーティング面が開くことが防止される。ここでもし金型取付プレート52,72が設けられていないと、図9に示す従来例のようにダイプレートが撓んでしまい、金型内に射出された材料が金型のパーティング面から漏れるおそれがある。しかし本実施形態の型締装置12は、ダイプレート本体50,70と金型16との間に金型取付プレート52,72が配置されていることにより、小形の金型16であってもパーティング面が開くことを防止できる。
図8は本発明の第5の実施形態を示している。この実施形態では、ダイプレート本体50,70に配置されている支持機構60,80が金型取付面55,75と平行な方向に移動可能に構成されている。この場合、金型寸法や型締条件に応じて、支持機構60,80を金型取付面55,75と平行な方向に移動させることにより、金型取付プレート52,72の外周部の変形をさらに効果的に抑制することが可能である。それ以外の構成と作用については、図6に示す型締装置12と同じであるから、両者に共通の符号を付して説明を省略する。
前記それぞれの実施形態では、固定側ダイプレートユニットおよび移動側ダイプレートユニットのそれぞれが、ダイプレート本体と、荷重伝達部と、金型取付プレートと、支持機構とを備えている。しかし固定側ダイプレートユニットおよび移動側ダイプレートユニットのいずれか一方のみが、ダイプレート本体と、荷重伝達部と、金型取付プレートと、支持機構とを備えた構成であってもよい。
また前記各実施形態ではダイプレート本体と荷重伝達部が一体であるが、これに限ることはなく、例えばダイプレート本体と荷重伝達部が互いに別体に構成されていてもよい。また荷重伝達部が金型取付プレートと一体に形成されていてもよいし、ダイプレート本体と荷重伝達部と金型取付プレートが一体に成形されていてもよい。
前記の実施形態をはじめとして、本発明を実施するに当たって、ダイプレートユニットをはじめとして、加圧機構、調節部材を備えた支持機構など、発明の構成要素を適宜に変形して実施できることは言うまでもない。
本発明の第1の実施形態に係る型締装置を備えた射出成形機の側面図。 図1に示された射出成形機の型締装置の断面図。 図2中のF3−F3線に沿う型締装置の断面図。 本発明の第2の実施形態に係る型締装置の断面図。 本発明の第3の実施形態に係る型締装置の断面図。 本発明の第4の実施形態に係る型締装置の断面図。 図6に示された型締装置に小形の金型を取付けた状態を示す断面図。 本発明の第5の実施形態に係る型締装置の断面図。 従来の型締装置を示す側面図。 従来の金型取付プレートを有する型締装置によって小形の金型を型締した状態を模式的に示す側面図。 従来の金型取付プレートを有する型締装置によって大形の金型を型締した状態を模式的に示す側面図。
符号の説明
10…射出成形機
12…型締装置
14…固定型
15…移動型
16…金型
31…固定側ダイプレートユニット
32…移動側ダイプレートユニット
34…加圧機構
40…タイバー
50,70…ダイプレート本体
51,71…荷重伝達部
51a,71a…加圧面
52,72…金型取付プレート
55,75…金型取付面
56,76…空間部
60,80…支持機構
61,81…調節部材
100,101…アクチュエータ
110,111…調節部材
112,113…アクチュエータ

Claims (6)

  1. 金型の型締を行なうための加圧機構を備えた型締装置であって、
    固定型が取付けられる固定側ダイプレートユニットと、
    移動型が取付けられる移動側ダイプレートユニットと、
    前記固定側ダイプレートユニットと移動側ダイプレートユニットとにわたってこれらダイプレートユニットの外周部に配置された互いに平行な複数本のタイバーとを有し、
    前記固定側ダイプレートユニットと移動側ダイプレートユニットの少なくとも一方は、
    前記加圧機構によって型締力が与えられるダイプレート本体と、
    前記ダイプレート本体の前記タイバーで囲まれる領域のセンター部分から前記金型に向かって突出する荷重伝達部と、
    前記荷重伝達部の金型側に設けられかつ前記荷重伝達部よりも広い金型取付面を有する金型取付プレートとを含み、
    前記荷重伝達部の周りで前記ダイプレート本体と前記金型取付プレートとの間に空間部が形成され、
    前記空間部に、前記金型取付プレートの外周部が前記ダイプレート本体側に変形することを抑制する支持機構を備えていることを特徴とする型締装置。
  2. 前記支持機構は、前記ダイプレート本体の側方から出し入れ可能な調節部材と、該調節部材を前記ダイプレート本体の側方から出し入れするためのアクチュエータを備えていることを特徴とする請求項1に記載の型締装置。
  3. 前記支持機構は、前記金型取付面と平行な方向に移動可能なくさび形の調節部材と、該調節部材を前記金型取付面と平行な方向に移動させるアクチュエータを備えていることを特徴とする請求項1に記載の型締装置。
  4. 前記支持機構は、前記金型取付面に対して垂直な方向に移動可能で前記金型取付プレートに当接する調節部材と、この調節部材を前記金型取付面に対して垂直な方向に移動させるアクチュエータを備え、該アクチュエータが前記ダイプレート本体に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の型締装置。
  5. 前記支持機構が前記金型取付面と平行な方向に移動可能に設けられていることを特徴とする請求項4に記載の型締装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の型締装置を備えた射出成形機。
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