JP3483810B2 - ディスク成形用射出成形機の型締機構 - Google Patents

ディスク成形用射出成形機の型締機構

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はディスク成形品を
成形する射出成形機に関し、特には成形用金型に2以上
のディスク成形用キャビティを有するディスク成形用射
出成形機の型締機構に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、図4に示すように、固定盤10
1に取り付けられる固定型103と可動盤102に取り
付けられる可動型104よりなる成形用金型105に2
以上(この例では2つ)のディスク成形用キャビティC
1,C2を有する射出成形機100が知られている。図
において、符号106は型締シリンダ装置で、107は
その型締ラム、109はタイロッド、110は型締ラム
内に設けられたエジェクタシリンダ装置、111はその
作動ピンである。
【0003】この射出成形機100にあっては、2つの
ディスク成形用キャビティC1,C2で成形品の成形が
同時に行われる。しかるに、図5に誇張して示すよう
に、型締シリンダ装置106の型締ラム107の可動盤
102に対する押圧面108が、2つのディスク成形用
キャビティC1,C2のディスク成形面D1,D2の全
部に対して小さいので、型締めの際に該型締ラム107
の押圧力が可動盤102の中心部に集中し可動盤102
の外周部が撓むという現象が生ずる。このような現象は
板厚が1mm程度の薄板状のディスク成形品の成形精度
に少なからぬ影響を与える。特にディスク成形品の成形
は圧縮成型によって行われるので可動盤が撓まないもの
とすることが望ましい。
【0004】このような現象に対処する手段としては、
型締ラムの径を大きくして可動盤に接する面積を大きく
することが考えられるが、この場合には、(イ)型開閉
速度が遅くなる、(ロ)油量が多くなる、(ハ)型締力
が高くなり高圧幅での圧力コントロールが必要となる、
(ニ)型締シリンダが大きくなるため装置全体の寸法が
大きくなる、(ホ)コストが上がる、などといった成形
作業上及び設備上の大きな不利がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この発明はこ
のような問題を解決するために提案されたもので、型締
ラムの押圧力を効率よく金型に加わるようにすることに
よって、キャビティのディスク成形面の全面に対して均
一な圧力で押圧し、もって成形精度の高いディスク成形
品を得ることができるディスク成形用射出成形機の型締
機構を提供しようとするものである。また、この発明
は、あわせて、製作上の加工性がよくメンテナンスも容
易で、しかもディスク成形品の取出上の利点も兼ね備え
たディスク成形用射出成形機の型締機構を提供するもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1の発
明は、固定盤に取り付けられる固定型と可動盤に取り付
けられる可動型よりなる成形用金型に2以上のディスク
成形用キャビティを有する射出成形機において、前記射
出成形機の可動盤と型締ラムとの間に、前記2以上のデ
ィスク成形用キャビティのディスク成形面の略全部を包
含する押圧面を有する中間押圧部材が配設されていると
ともに、前記中間押圧部材内部には前記可動盤を挿通し
前記可動型の各成形用キャビティに対して進退するエジ
ェクタシリンダ装置がそれぞれのキャビティに対応して
独立して設けられていることを特徴とするディスク成形
用射出成形機の型締機構に係る。
【0007】また、請求項2の発明は、請求項1におい
て、さらに、前記可動盤内に前記各ディスク成形用キャ
ビティに対して進退するゲートカットシリンダ装置がそ
れぞれのキャビティに対応して独立して配備されている
ディスク成形用射出成形機の型締機構に係る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下添付の図面に従ってこの発明
を詳細に説明する。図1はこの発明の一実施例に係る射
出成形機の型締機構の概略を示す平面図、図2はその要
部を拡大して示す断面図、図3は中間押圧部材とディス
ク成形用キャビティのディスク成形面との関係を表す正
面図である。
【0009】図1ないし図3に図示したように、この実
施例の射出成形機10は、固定盤11に取り付けられる
固定型13と可動盤12に取り付けられる可動型14よ
りなる成形用金型15に2つのディスク成形用キャビテ
ィC1,C2を有する。なお、この例では2つのディス
ク成形用キャビティC1,C2は左右(横方向)に配置
されている。図において、符号16は型締シリンダ装
置、17は型締ラム、19はタイロッドである。
【0010】そして、この発明では、射出成形機の可動
盤12と型締ラム17との間に、前記2つのディスク成
形用キャビティC1,C2のディスク成形面D1,D2
の略全部を包含する押圧面21を有する中間押圧部材2
0が配設されている。図2の符号25,25は中間押圧
部材20のための固定ボルトである。図3からよく理解
されるように、中間押圧部材20の前面の押圧面21
は、2つのディスク成形用キャビティC1,C2のディ
スク成形面D1,D2の略全部を包含(カバー)する大
きさに形成されている。この例では、中間押圧部材20
の押圧面21は可動型14の外形状(外形寸法)と略等
大の矩形に形成されている。図3の鎖線符号18は型締
ラム17の押圧面を表す。
【0011】また、中間押圧部材20内部には、図2に
示したように、可動盤12を挿通し可動型14の各成形
用キャビティC1,C2に対して進退するエジェクタシ
リンダ装置31,32がそれぞれのキャビティC1,C
2に対応して独立して設けられている。図2の符号3
3,34は中間押圧部材20に形成されたエジェクタシ
リンダ、35,36はエジェクタピストンで、37A及
び37Bはスプル突き出し用のセンターピン、38A及
び38Bはエジェクタピンである。なお、エジェクタピ
ストン35,36は、センターピン37A,37Bを前
進させた後エジェクタピン38A及び38Bを前進させ
る。また符号39,40は可動盤12に形成されたエジ
ェクタピストン35,36のための挿通孔、41,42
はシリンダブロックである。
【0012】図2に示した例では、請求項2の発明とし
て規定したように、さらに、可動盤12内に各ディスク
成形用キャビティC1,C2に対して進退するゲートカ
ットシリンダ装置51,52がそれぞれのキャビティC
1,C2に対応して独立して配備されている。図の符号
53,54はゲートカットシリンダ、55,56はゲー
トカットピストン、57A,57Bはゲートカッターで
ある。なお、図示の実施例では成形用金型に2つのディ
スク成形用キャビティを有するものを示したが、3つあ
るいはそれ以上のディスク成形用キャビティを有する場
合でも同様である。
【0013】上のように構成された実施例の型締機構に
あっては、型締シリンダ16の型締ラム17は中間押圧
部材20を介して可動盤12を型締めする。このとき、
中間押圧部材20の押圧面21は、2つのディスク成形
用キャビティC1,C2のディスク成形面D1,D2の
略全部を包含(カバー)する大きさに形成されているの
で、型締ラム17による型締力は各ディスク成形用キャ
ビティC1,C2のディスク成形面D1,D2に均一に
伝達され、ムラのない高い精度のディスク成形が可能と
なる。
【0014】また、中間押圧部材20の内部には各ディ
スク成形用キャビティC1,C2に対応して独立したエ
ジェクタシリンダ装置31,32が設けられているの
で、各成形用キャビティC1,C2の成形に応じた作動
ができる。のみならず、中間押圧部材20にエジェクタ
シリンダ装置31,32を設けることによって、従来の
ように機能部品である型締ラム17内にエジェクタシリ
ンダ装置を内蔵しなくてもよくなり、製作が大幅に容易
となりかつそのメンテナンス等の作業効率も向上する。
【0015】さらに、請求項2の発明のように、可動盤
12内にゲートカットシリンダ装置51,52を設けた
構造にあっては、金型ごとにゲートカットシリンダ装置
を組み込む必要がなくなるので設備が簡略化でき経済的
である。
【0016】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明の
ディスク成形用射出成形機の型締機構によれば、可動盤
と型締ラムとの間に2以上のディスク成形用キャビティ
のディスク成形面の略全部を包含する押圧面を有する中
間押圧部材を配設したので、型締ラムの押圧力が効率よ
くディスク成形用キャビティのディスク成形面に加わる
ようになり、薄板状のディスク成形品の全面に対して均
一な圧力で押圧することができ、もって成形精度の高い
ディスク成形品を得ることができる。
【0017】また、中間押圧部材の内部には可動盤を挿
通し可動型の各成形用キャビティに対して進退するエジ
ェクタシリンダ装置をそれぞれのキャビティに対応して
独立して設けたので、各成形品に応じた作動が可能とな
る。のみならず、エジェクタシリンダ装置を型締ラムに
内蔵させていた従来構造に比して、製作上の利点が大き
く及びメンテナンス等の作業効率が格段に向上した。
【0018】さらに、この発明機構は型締シリンダ装置
や型締ラムの構造を何ら変更することなく実施できるの
で、従来装置にもそのまま対応することができるので、
製作上及びコスト的にも極めて有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る射出成形機の型締機
構の概略を示す平面図である。
【図2】その要部を拡大して示す断面図である。
【図3】中間押圧部材とディスク成形用キャビティのデ
ィスク成形面との関係を表す正面図である。
【図4】従来の射出成形機の型締装置の概略を示す平面
図である。
【図5】従来の型締装置における型締状態を誇張して示
す断面図である。
【符号の説明】
10 射出成形機 11 固定盤 12 可動盤 13 固定型 14 可動型 15 成形用金型 16 型締シリンダ装置 17 型締ラム 20 中間押圧部材 21 押圧面 31,32 エジェクタシリンダ装置 51,52 ゲートカットシリンダ装置 C1,C2 ディスク成形用キャビティ D1,D2 ディスク成形面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/67 B29C 45/40

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定盤に取り付けられる固定型と可動盤
    に取り付けられる可動型よりなる成形用金型に2以上の
    ディスク成形用キャビティを有する射出成形機におい
    て、 前記射出成形機の可動盤と型締ラムとの間に、前記2以
    上のディスク成形用キャビティのディスク成形面の略全
    部を包含する押圧面を有する中間押圧部材が配設されて
    いるとともに、 前記中間押圧部材内部には前記可動盤を挿通し前記可動
    型の各成形用キャビティに対して進退するエジェクタシ
    リンダ装置がそれぞれのキャビティに対応して独立して
    設けられていることを特徴とするディスク成形用射出成
    形機の型締機構。
  2. 【請求項2】 請求項1において、さらに、前記可動盤
    内に前記各ディスク成形用キャビティに対して進退する
    ゲートカットシリンダ装置がそれぞれのキャビティに対
    応して独立して配備されているディスク成形用射出成形
    機の型締機構。
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