JPH0222265Y2 - - Google Patents

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JPH0222265Y2
JPH0222265Y2 JP1985034423U JP3442385U JPH0222265Y2 JP H0222265 Y2 JPH0222265 Y2 JP H0222265Y2 JP 1985034423 U JP1985034423 U JP 1985034423U JP 3442385 U JP3442385 U JP 3442385U JP H0222265 Y2 JPH0222265 Y2 JP H0222265Y2
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resin
mold
pressing
filled
pressure
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は射出成形用金型に関する。
[背景技術とその問題点] 一般に、溶融樹脂を射出成形する場合、金型内
に射出成形された溶融樹脂が冷却時に収縮するた
め、成形品に変形が生じ易い。即ち、樹脂の収縮
率はその樹脂に働く圧力と温度とによつて異なる
が、冷却時に樹脂に働く圧力は、金型のゲート部
と流動末端部とで異なるため収縮率も異なること
となり、その結果形成後の製品に変形が生じるも
のである。
このような成形時における変形を防止するため
には、金型内の樹脂の圧力分布をできるたけ均一
化すればよい。このような圧力分布を均一化する
従来の方法として弾発力でコアを樹脂面に押圧密
接する射出成形法(特開昭52−112654号)や、型
締後に型締め力を一旦緩め、この後再度圧縮する
射出再圧縮成形法がある。しかし、これらの方法
では金型を移動する必要があるため、装置が大型
化するばかりでなく、成形できる製品形状も制限
されるという問題点がある。
[考案の目的] 本考案の目的は、金型内における充填樹脂に働
く圧力を略均一にできて、製品に変形等を生じさ
せることのない射出成形用金型を提供するにあ
る。
[問題点を解決するための手段および作用] 本考案は、射出成形用金型内に樹脂押圧機構を
設けるとともに、この樹脂押圧機構による充填樹
脂に対する押圧力は、金型のゲート部側から末端
部側に至るに従つて押圧力が高まるように構成さ
れ、これにより、金型の末端部側の圧力をできる
だけゲート部側の圧力に近ずけるようにして溶融
樹脂全体に加わる圧力を略均一とし、前記目的を
達成しようとするものである。
ここにおいて、樹脂押圧機構におけるゲート部
側から末端部側に至るに従つて押圧力を高める構
成は、充填樹脂を押圧する複数の押圧ブロツクの
充填樹脂に当接する面積がゲート部側から末端部
側に至るに従つて大きくなるよう形成するか、或
いは押圧ブロツクの単位面積当りの本数を多くす
ることにより行われる。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図の断面図において、図示しない射出成形
機の射出部側に固定される固定盤1には固定側金
型2が取付け固定されるとともに、同じく図示し
ない型締シリンダ側に取付けられる可動盤3には
可動側金型4が取付け固定されている。これらの
固定側金型2および可動側金型4の互いに当接さ
れる面には製品形状に応じたキヤビテイ5が形成
され、このキヤビテイ5内には充填樹脂6が充填
されるようになつている。このキヤビテイ5内へ
の充填樹脂6の充填は、前記固定盤1に設けた湯
口7、固定側金型2に設けたランナ8およびゲー
ト部9を介して行われるようになつている。
前記可動側金型4内には一対の押圧油圧ユニツ
ト11が設けられるとともに、これらの押圧油圧
ユニツト11には、該押圧油圧ユニツト11によ
り可動側金型4に設けられた空間12内を移動可
能にされる押圧板13が接続されている。この押
圧板13には複数本の押圧ブロツク14が一体に
固定されるとともに、この押圧ブロツク14の先
端は前記キヤビテイ5内に露出されるようにさ
れ、キヤビテイ5内に充填される充填樹脂6を押
圧できるようになつている。また、これらの押圧
ブロツク14はその直径がゲート部9側から反対
側の末端部側にかけて順次大きくなるようにさ
れ、従つて、各押圧ブロツク14の充填樹脂に当
接する面積がゲート部9側から末端部型に至るに
従つて大きくなるようにされている。ここにおい
て、前記押圧油圧ユニツト11、空間12、押圧
板13および押圧ブロツク14により樹脂押圧機
構10が構成されている。
このような構成において、射出成形を行うに
は、固定盤1に固定された固定側金型2および可
動盤3に固定された可動側金型4を通常の射出成
形と同様に射出成形機で型締めするとともに、湯
口7から溶融樹脂を射出し、キヤビテイ5内に充
填樹脂6を充填する。この充填が完了し、充填樹
脂6の表面が固化した状態において、押圧油圧ユ
ニツト11を作動し、押圧板13を介して押圧ブ
ロツク14を充填樹脂6側に進出させ、充填樹脂
6の所定位置を押圧する。この押圧ブロツク14
による充填樹脂6の押圧において、ゲート部9側
の充填樹脂6に比べ末端部側の充填樹脂6はより
大きな圧力で押圧されるため、充填樹脂6全体と
しての充填樹脂6に働く各部の圧力が略均一とな
つて、充填樹脂6の冷却後の収縮が均一となり、
変形等を生じないようにされている。
前記充填樹脂6に対する押圧ブロツク14の押
圧の状態をグラフ化したのが第2図である。即
ち、第2図において、押圧ブロツク14を用いな
い従来の金型においては、図中実線で示されるよ
うに充填樹脂6に加わる圧力はゲートからの距離
に反比例して直線的に低下するのに対し、一点鎖
線で示される押圧ブロツク14を用いた本実施例
においては、押圧ブロツク14により押圧される
部分の充填樹脂6の圧力が上昇するため、充填樹
脂6に加わる圧力はその各部の圧力差が小さくな
り、全体として略均一となることが解る。この
際、押圧ブロツク14の数および充填樹脂6に当
接される面積を適宜に調整することによつても、
充填樹脂6に加わる圧力をより均一にできること
は勿論である。
上述のような本実施例によれば、押圧ブロツク
14の作用により充填樹脂6に加わる圧力が略均
一にされるので、充填樹脂6の冷却後における変
形、ひけ等を生じさせることがなく、成形品の寸
法精度を向上させることができる。また、本実施
例に用いられる樹脂押圧機構10は可動側金型4
内に組込めるような小型であるため、射出成形装
置全体を大型化することがなく、かつ、安価に提
供できる。更に、その構成も簡単であるから取扱
いおよび保守等も簡易であるという効果もある。
なお、前記実施例においては樹脂押圧機構10
におけるゲート部9側から末端部側に至るに従つ
て押圧面の面積を大とする構成として、押圧ブロ
ツク14の直径即ち充填樹脂6に当接する面積を
異ならせたが、本考案はこれに限定されるもので
はなく、前記実施例以外の構成でもよく、例えば
前述のように押圧ブロツク14の充填樹脂6に当
接する単位面積当りの本数を多くしたり、或いは
押圧ブロツク14の充填樹脂6に対する押出し量
即ち移動量を大きくしたりすることによつても対
応でき、更に他の構成であつてもよい。また、前
記実施例においては、樹脂押圧機構10を可動側
金型4側に組込んだが、樹脂押圧機構10は固定
側金型2側に組込んでもよく、その組込み位置、
形状、構造等は限定されるものではない。要する
に、樹脂押圧機構10は、充填樹脂6のゲート部
9側から末端部側に至るに従つて押圧ブロツク1
4による押圧面の面積を大とする構造であればよ
い。
[考案の効果] 上述のような本考案によれば、金型内に射出充
填された溶融樹脂に働く圧力をゲート部側から末
端部側に至るまで略均一にでき、その成形時にお
ける収縮率も均一にできて、成形後の製品に変形
を与えることのない射出成形品を得ることができ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2
図は本考案の動作原理を示す説明図である。 2……固定側金型、4……可動側金型、6……
充填樹脂、9……ゲート部、10……樹脂押圧機
構、11……押圧油圧ユニツト、13……押圧
板、14……押圧ブロツク。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 射出成形用金型内に樹脂押圧機構を設け、こ
    の樹脂押圧機構を押圧ブロツクを備えて構成
    し、前記押圧ブロツクの充填樹脂への押圧面の
    面積を金型のゲート部側から末端部側に至るに
    従つて大としたことを特徴とする射出成形用金
    型。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項において、前
    記押圧ブロツクを複数設け、前記押圧ブロツク
    の充填樹脂に当接する面積を金型のゲート部側
    から末端部側に至るに従つて大としたことを特
    徴とする射出成形用金型。 (3) 実用新案登録請求の範囲第1項において、前
    記押圧ブロツクを複数設け、前記押圧ブロツク
    の充填樹脂に当接する単位面積当りの本数を金
    型のゲート部側から末端部側に至るに従つて多
    くしたことを特徴とする射出成形用金型。
JP1985034423U 1985-03-11 1985-03-11 Expired JPH0222265Y2 (ja)

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JPS61150110U JPS61150110U (ja) 1986-09-17
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2589397B2 (ja) * 1990-04-02 1997-03-12 株式会社クボタ 射出成形装置および射出成形方法
JP4368799B2 (ja) * 2002-09-03 2009-11-18 ポリプラスチックス株式会社 複合射出成形方法並びに金型

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58122835A (ja) * 1982-01-18 1983-07-21 Omron Tateisi Electronics Co 射出成形金型
JPS58132531A (ja) * 1982-02-01 1983-08-06 Omron Tateisi Electronics Co 金型射出成形方法

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