JP2736664B2 - 射出成形品の製法 - Google Patents
射出成形品の製法Info
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- JP2736664B2 JP2736664B2 JP63294716A JP29471688A JP2736664B2 JP 2736664 B2 JP2736664 B2 JP 2736664B2 JP 63294716 A JP63294716 A JP 63294716A JP 29471688 A JP29471688 A JP 29471688A JP 2736664 B2 JP2736664 B2 JP 2736664B2
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/26—Moulds
- B29C45/2669—Moulds with means for removing excess material, e.g. with overflow cavities
-
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- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/46—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould
- B29C45/56—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould using mould parts movable during or after injection, e.g. injection-compression moulding
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は一部に極肉薄を有する射出成形品の製法に関
する。
する。
(従来の技術) 例えば第4図に示すように底部Eaが肉薄である電池収
納穴部Eを形成している時計の地板Pが広く知られてい
る。地板Pを薄くすればするほど、時計全体を薄くする
ことができるものの、これに伴なって底部Eaも極肉薄
(フィルム状)となる。
納穴部Eを形成している時計の地板Pが広く知られてい
る。地板Pを薄くすればするほど、時計全体を薄くする
ことができるものの、これに伴なって底部Eaも極肉薄
(フィルム状)となる。
ところで、地板のように極肉薄部を備えた成形品は射
出成形により製造するが、その製法としてキャビティ内
を射出開始時から終了時まで真空脱気して充填不良をな
くすという真空脱気法が提案されている(特公昭58−42
022号公報)。
出成形により製造するが、その製法としてキャビティ内
を射出開始時から終了時まで真空脱気して充填不良をな
くすという真空脱気法が提案されている(特公昭58−42
022号公報)。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、射出成形工程中に、高粘度樹脂が極肉
薄部分であるフィルム状の部分を流れにくく、従来例に
よっても、極肉薄部の厚みは樹脂粘度に影響されて0.2m
mが限度であり、それ以下には薄くできなかった。
薄部分であるフィルム状の部分を流れにくく、従来例に
よっても、極肉薄部の厚みは樹脂粘度に影響されて0.2m
mが限度であり、それ以下には薄くできなかった。
本発明の目的は射出成形品に極肉薄の成形を可能にす
る製法を提供することにある。
る製法を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明の特徴は、固定側型板1と可動側型板2とによ
りキャビティ5を形成し、このキャビティ内に進退可能
に設けてある成形ピン14の先端部を突出させた状態にお
いて、キャビティ5内に溶融樹脂Mを充填中に上記キャ
ビティ内に成形ピン14の先端部を前進し、上記溶融樹脂
は上記成形ピンの先端部の前進中もこの先端部を越えて
上記キャビティ内に充填が継続され、上記成形ピンの先
端部とキャビティの面5aとの間が設定間隙wまで近接し
た段階で成形ピンの前進を停止し、この成形ピンの周囲
に肉厚部が形成された後で、上記溶融樹脂の充填を停止
することにある。
りキャビティ5を形成し、このキャビティ内に進退可能
に設けてある成形ピン14の先端部を突出させた状態にお
いて、キャビティ5内に溶融樹脂Mを充填中に上記キャ
ビティ内に成形ピン14の先端部を前進し、上記溶融樹脂
は上記成形ピンの先端部の前進中もこの先端部を越えて
上記キャビティ内に充填が継続され、上記成形ピンの先
端部とキャビティの面5aとの間が設定間隙wまで近接し
た段階で成形ピンの前進を停止し、この成形ピンの周囲
に肉厚部が形成された後で、上記溶融樹脂の充填を停止
することにある。
(作用) 射出成形品の肉薄部分は成形ピン14の押圧力で形成さ
れ、肉厚部分は射出圧力で形成される。
れ、肉厚部分は射出圧力で形成される。
(実施例) 以下本発明の一実施例を第1〜3図を参照して説明す
る。
る。
まず、本発明の製法を説明する前に、製法を実施する
ために用いる射出成形機を説明する。
ために用いる射出成形機を説明する。
第1図において、固定側型板1と可動側型板2とが対
接しており、対接部分に図面右側から左側に向けてスプ
ルーランナー3、ゲート4、キャビィティ5、連通路6
及びキャビティ延長部7が連設されている。可動側型板
2の下方には受板8、スペーサブロック9および可動側
取付け板10を順次配設してある。可動側取付け板10の受
板8との間には下エジェクタプレート11と上エジェクタ
プレート12とを設けてある。下エジェクタプレート11の
可動側取付け板10側がシリンダのラム13と連結してあ
り、ラムの伸縮により前進後退が可能である。下エジェ
クタプレート11には成形ピン14を突出してあり、この成
形ピンは上エジェクタプレート12、受板8および可動側
型板2を貫通し、先端部はキャビティ5に露出してい
る。成形ピン14は下エジェクタプレート11の動作により
キャビティ5内を前進後退でき、ピン先端面とキャビテ
ィの面5aとの間の極肉薄部を形成するための間隙wの設
定値は、下エジェクタプレート11のストロークを規制す
るリターンピン(図示せず。)により行う。
接しており、対接部分に図面右側から左側に向けてスプ
ルーランナー3、ゲート4、キャビィティ5、連通路6
及びキャビティ延長部7が連設されている。可動側型板
2の下方には受板8、スペーサブロック9および可動側
取付け板10を順次配設してある。可動側取付け板10の受
板8との間には下エジェクタプレート11と上エジェクタ
プレート12とを設けてある。下エジェクタプレート11の
可動側取付け板10側がシリンダのラム13と連結してあ
り、ラムの伸縮により前進後退が可能である。下エジェ
クタプレート11には成形ピン14を突出してあり、この成
形ピンは上エジェクタプレート12、受板8および可動側
型板2を貫通し、先端部はキャビティ5に露出してい
る。成形ピン14は下エジェクタプレート11の動作により
キャビティ5内を前進後退でき、ピン先端面とキャビテ
ィの面5aとの間の極肉薄部を形成するための間隙wの設
定値は、下エジェクタプレート11のストロークを規制す
るリターンピン(図示せず。)により行う。
また上エジェクタプレート12からはスプルーロックピ
ン15とエジェクタピン16とを突設してある。エジェクタ
ピン16は受板8および可動側型板2を貫通して、ピン先
端部がキャビティ延長部7に露出してある。
ン15とエジェクタピン16とを突設してある。エジェクタ
ピン16は受板8および可動側型板2を貫通して、ピン先
端部がキャビティ延長部7に露出してある。
さて、つぎに本発明に係る製法を説明する。
まず、第1図示の状態、即ち、固定側型板1と可動側
型板2とによりキャビティ5が形成され、この可動側型
板や受板8に進退可能に設けてある成形ピン14の先端部
がキャビティ5内に突出した状態において、固定側型1
に配設してあるノズルを通じて溶融樹脂Mをスプルーラ
ンナー3からゲート4を経てキャビティ5内に充填して
いく。第2図に示すように溶融樹脂Mの一部は成形ピン
14の先端部を越えて連通路6を経てキャビティ延長部7
に流れはじめたところで、シリンダのラム13を伸ばし
て、下エジェクタプレート11を前進させ、成形ピン14の
前進中も溶融樹脂はこの成形ピンの先端部を越えて充填
を継続し、同時に、この成形ピンの先端部をキャビティ
5の面5aに徐々に接近させ、延長部7内にも充填され
る。その後、第3図に示すように成形ピン14の先端面と
キャビティの面5aとの間隙w(第1図)が設定値に達し
たところで、下エジェクタプレート11の前進を止め、成
形ピンを停止する。キャビティ延長部7には連通路6を
通じて樹脂Mが流れて充填され、第3図示のように、成
形ピン14の周囲に肉厚部が形成された後でこの充填作業
を停止する。
型板2とによりキャビティ5が形成され、この可動側型
板や受板8に進退可能に設けてある成形ピン14の先端部
がキャビティ5内に突出した状態において、固定側型1
に配設してあるノズルを通じて溶融樹脂Mをスプルーラ
ンナー3からゲート4を経てキャビティ5内に充填して
いく。第2図に示すように溶融樹脂Mの一部は成形ピン
14の先端部を越えて連通路6を経てキャビティ延長部7
に流れはじめたところで、シリンダのラム13を伸ばし
て、下エジェクタプレート11を前進させ、成形ピン14の
前進中も溶融樹脂はこの成形ピンの先端部を越えて充填
を継続し、同時に、この成形ピンの先端部をキャビティ
5の面5aに徐々に接近させ、延長部7内にも充填され
る。その後、第3図に示すように成形ピン14の先端面と
キャビティの面5aとの間隙w(第1図)が設定値に達し
たところで、下エジェクタプレート11の前進を止め、成
形ピンを停止する。キャビティ延長部7には連通路6を
通じて樹脂Mが流れて充填され、第3図示のように、成
形ピン14の周囲に肉厚部が形成された後でこの充填作業
を停止する。
その後、樹脂Mを冷却し、樹脂が固化されてから、可
動側型板2、受板3などの可動側型を後退させて、その
後射出成形品を離型する。
動側型板2、受板3などの可動側型を後退させて、その
後射出成形品を離型する。
本発明に用いてある射出成形機は、上例では連通路6
およびキャビティ延長部7を備えているが、射出成形品
の種類によってはこれらは必ずしも、必要不可欠のもの
ではない。
およびキャビティ延長部7を備えているが、射出成形品
の種類によってはこれらは必ずしも、必要不可欠のもの
ではない。
(発明の効果) 以上説明したように本発明によれば、溶融樹脂の充填
中に、射出成形品の極肉薄部分は成形ピンの押圧力で形
成され、そして成形ピンの周囲には肉厚部が射出圧力で
形成されるので、樹脂の粘度に影響されることなく肉極
部を極めて薄くできる。
中に、射出成形品の極肉薄部分は成形ピンの押圧力で形
成され、そして成形ピンの周囲には肉厚部が射出圧力で
形成されるので、樹脂の粘度に影響されることなく肉極
部を極めて薄くできる。
第1図は本発明の製法に用いる射出成形機の断面図、 第2図及び第3図は成形過程を示す断面図、 第4図は肉薄部を有する射出成形品の断面図である。 1……固定側型板、 2……可動側型板、 5……キャビティ、 5a……キャビティの面、 11……下エジェクタプレート、 13……ラム、 14……成形ピン、 w……間隙、 M……溶融樹脂。
Claims (1)
- 【請求項1】固定側型板と可動側型板とによりキャビテ
ィを形成し、このキャビティ内に進退可能に設けてある
成形ピンの先端部を突出させた状態において、上記キャ
ビティ内に溶融樹脂を充填中に上記キャビティ内に上記
成形ピンの先端部を前進させ、上記溶融樹脂は上記成形
ピンの先端部の前進中もこの先端部を越えて上記キャビ
ティ内に充填が継続され、上記成形ピンの先端部とキャ
ビティの面との間が設定間隙まで近接した段階で成形ピ
ンの前進を停止し、この成形ピンの周囲に肉厚部が形成
された後で、上記溶融樹脂の充填を停止することを特徴
とする射出成形品の製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63294716A JP2736664B2 (ja) | 1988-11-24 | 1988-11-24 | 射出成形品の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63294716A JP2736664B2 (ja) | 1988-11-24 | 1988-11-24 | 射出成形品の製法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02141219A JPH02141219A (ja) | 1990-05-30 |
JP2736664B2 true JP2736664B2 (ja) | 1998-04-02 |
Family
ID=17811380
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63294716A Expired - Fee Related JP2736664B2 (ja) | 1988-11-24 | 1988-11-24 | 射出成形品の製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2736664B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08112844A (ja) * | 1994-10-14 | 1996-05-07 | Tohoku Munekata Kk | 極薄肉射出成形法及びその装置 |
DE69924047T2 (de) | 1998-04-28 | 2006-02-02 | Canon K.K. | Flüssigkeitsausstossverfahren |
GB2533806B (en) * | 2014-12-31 | 2017-02-08 | Gen Electric | Airway adapter and method for molding the airway adapter |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61222719A (ja) * | 1985-03-22 | 1986-10-03 | Takagi Seiko:Kk | 肉薄部を有する合成樹脂製品の成形法 |
-
1988
- 1988-11-24 JP JP63294716A patent/JP2736664B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02141219A (ja) | 1990-05-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |