JPS644503Y2 - - Google Patents

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JPS644503Y2
JPS644503Y2 JP12990384U JP12990384U JPS644503Y2 JP S644503 Y2 JPS644503 Y2 JP S644503Y2 JP 12990384 U JP12990384 U JP 12990384U JP 12990384 U JP12990384 U JP 12990384U JP S644503 Y2 JPS644503 Y2 JP S644503Y2
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JP
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plate
movable
runner
mold
fixed cavity
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JP12990384U
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JPS6145118U (ja
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、射出圧縮成形用金型に関するもので
ある。
(ロ) 従来の技術 例えばレンズ等の光学部品のようにひずみの小
さいプラスチツク成形品を必要とする場合に射出
圧縮成形方法が用いられる。射出圧縮成形方法で
は、まず金型間に所定の圧縮代を形成した状態で
キヤビテイ内に溶融樹脂を射出し、次いで型締を
行なつて溶融樹脂を圧縮し所定の形状に成形す
る。このために、従来は例えば第5及び6図に示
すような金型が用いられている。第5図は射出時
の状態を示し、第6図は型締時の状態を示す。固
定側キヤビテイプレート10と、可動側コアプレ
ート12との間に、可動側コアプレート12に支
持された可動側ランナープレート14が設けられ
ており、可動側ランナープレート14はスプリン
グ16によつて常に固定側キヤビテイプレート1
0側に押圧されている。可動側ランナープレート
14の中央部と固定側キヤビテイプレート10と
の間にランナー18が形成されており、また固定
側キヤビテイプレート10、可動側コアプレート
12及び可動側ランナープレート14によつて密
閉されたキヤビテイ20が形成されている。第5
図に示す状態でノズル22から溶融樹脂24が射
出され、溶融樹脂24はランナー18及びゲート
19を通つてキヤビテイ20内に充てんされる。
この場合に可動側ランナープレート14には溶融
樹脂の圧力が作用するが、スプリング16の作用
によつて可動側ランナープレート14は固定側キ
ヤビテイプレート10に密着した状態が保持され
る。次いで、可動側コアプレート12が固定側キ
ヤビテイプレート10側へ圧縮代αだけ移動し、
可動側ランナープレート14に密着する。こうす
ることによつて、キヤビテイ20内の溶融樹脂2
4が、第6図に示すように、圧縮され成形され
る。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 しかし、上記のような従来の射出圧縮成形用金
型では、スプリング16によつて可動側ランナー
プレート14をキヤビテイ20に対して押圧する
ようにしてあるため、スプリング16は溶融樹脂
24の圧力よりも大きい力を必要とする。このた
め、非常に大きなスプリング16を使用する必要
があり(特に圧縮代αが大きい場合には、スプリ
ング16が伸びて可動側ランナープレート14を
押す力が減少するため、より強力なスプリング1
6を使用する必要がある)、スプリング16を配
置するための金型構造も複雑となつていた。な
お、スプリング16の代わりに金型内に配置した
油圧シリンダを用いる方法もあるが、この場合に
も金型構造が非常に複雑になる。
本考案は、上記のような問題点を解決し、可動
側ランナープレートを固定側キヤビテイプレート
に対して押圧しランナーの密封を確実に行なうこ
とができる簡単な構造の射出圧縮成形用金型を得
ることを目的としている。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は、金型の外側に配置した流体圧シリン
ダを用いて可動側ランナープレートを固定側キヤ
ビテイプレートに対して押圧することにより、上
記目的を達成する。すなわち、本考案による射出
圧縮成形用金型は、固定側キヤビテイプレートの
外側部に対して固定される流体圧シリンダと、流
体圧シリンダのピストンロツドに取り付けられ傾
斜面を有するロツキングブロツクと、ロツキング
ブロツクの傾斜面に対応するように可動側ランナ
ープレートに設けられた傾斜面と、を有してお
り、両傾斜面は、流体圧シリンダのピストンロツ
ドが突き出た場合には互いに接触して可動側ラン
ナープレートを固定側キヤビテイプレートに押圧
し、ピストンロツドが引き込まれた場合には離れ
て可動側ランナープレートを解放するように配置
されている。
(ホ) 作用 上記のような構造とすることにより、流体圧シ
リンダのピストンロツドを突出させれば傾斜面の
作用によつて可動側ランナープレートが固定側キ
ヤビテイプレートに対して押圧され、ランナー部
分を確実に密封することができる。可動側ランナ
ープレートを押圧する力は圧縮代の大小にかかわ
らず一定である。また、傾斜面を利用しているた
め、流体圧シリンダは比較的小型なものでよく、
しかも流体圧シリンダは金型の外側に取り付けら
れるため、金型構造は非常に簡単なものとなる。
(ヘ) 実施例 以下、本考案の実施例を添付図面の第1〜4図
に基づいて説明する。
固定側キヤビテイプレート30と対面するよう
に可動側コアプレート32が設けられており、可
動側コアプレート32には圧縮代αだけ軸方向に
移動可能な可動側ランナープレート34が設けら
れている。可動側ランナープレート34と可動側
コアプレート32との間には力の小さいスプリン
グ35が設けられており、可動側ランナープレー
ト34は可動側コアプレート32から離れる方向
へ力を受けている。なお、第2図に示すストツパ
37により、可動側ランナープレート34は圧縮
代α以上は移動しないようにしてある。可動側ラ
ンナープレート34が固定側キヤビテイプレート
30に接触した状態では、可動側ランナープレー
ト34の中央部と固定側キヤビテイプレート30
との間にランナー36及びゲート39が形成さ
れ、また固定側キヤビテイプレート30、可動側
コアプレート32及び可動側ランナープレート3
4によつて密閉されたキヤビテイ38が形成され
る。なお、固定側キヤビテイプレート30にはラ
ンナー36と連通するスプルー40が設けられて
おり、このスプルー40を通してノズル42から
溶融樹脂44を射出可能である。固定側キヤビテ
イプレート10の上部及び下部にはそれぞれボル
ト46によつてフレーム48が取り付けられてお
り、このフレーム48には流体圧シリンダ50が
取り付けられている。流体圧シリンダ50のピス
トンロツド52の先端部にはロツキングブロツク
54が取り付けられている。ロツキングブロツク
54は、第3図に拡大して示すように、傾斜面5
4aを有している。一方、可動側ランナープレー
ト34の上部及び下部にはそれぞれロツキングブ
ロツク54の傾斜面54aに対応した傾斜面34
aが設けられている。フレーム48にはピストン
ロツド52が引込位置及び突出位置にあるときそ
れぞれ作動するリミツトスイツチ56及び58が
設けられている。
次にこの実施例の作用について説明する。ま
ず、可動側コアプレート32を固定側キヤビテイ
プレート30方向に前進させ、可動側ランナープ
レート34と固定側キヤビテイプレート30とが
接触した状態で停止させる。この状態を第1図及
び第3図に示す。この状態では、可動側コアプレ
ート32と可動側ランナープレート34との間に
圧縮代αが形成されている。なお、ここまでの動
作の間、流体圧シリンダ50のピストンロツド5
2は引込位置にある。可動側ランナープレート3
4が固定側キヤビテイプレート30に接触する
と、流体圧シリンダ50が作動し、ピストンロツ
ド52を突き出す。このため、ロツキングブロツ
ク54の傾斜面54aが可動側ランナープレート
34の傾斜面34aと接触し、両傾斜面54a及
び34aの作用により、可動側ランナープレート
34は固定側キヤビテイプレート30側に対して
大きな力で押し付けられる。この状態を第4図に
示す。可動側ランナープレート34が固定側キヤ
ビテイプレート30に押し付けられたことがリミ
ツトスイツチ58によつて検出されると、ノズル
42はスプルー40、ランナー36及びゲート3
9を通してキヤビテイ38内に溶融樹脂44を射
出する。この際、可動側ランナープレート34は
傾斜面54a及び34aの作用により、大きな力
で固定側キヤビテイプレート30に対して押し付
けられているため、ランナー36は確実に密封状
態にあり、溶融樹脂44が漏れてばりを発生する
ことはない。溶融樹脂44の射出が終ると、可動
側コアプレート32が固定側キヤビテイプレート
30側へ前進し、圧縮を開始する。可動側コアプ
レート32が圧縮代αだけ移動することにより、
圧縮成形が完了する。次いで、流体圧シリンダ5
0がピストンロツド52を引き込ませ、可動側ラ
ンナープレート34の押圧状態を解除する。可動
側ランナープレート34の押圧状態が解除された
ことがリミツトスイツチ56によつて検出される
と、可動側コアプレート32及び可動側ランナー
プレート34は固定側キヤビテイプレート30か
ら遠ざかる方向に後退し、型開きが行なわれる。
上述のように、可動側ランナープレート34は
傾斜面54a及び34aの作用により固定側キヤ
ビテイプレート30に対して大きな押付力で押し
付けられるため、両者間が確実に密封され、溶融
樹脂44の圧力が作用したとしても溶融樹脂44
が漏れることはない。しかも、押付力は常に一定
であり、スプリングを用いた場合のように圧縮代
αが変化することにより、押付力が変動すること
はない。また、流体圧シリンダ50は固定側キヤ
ビテイプレート30の上部及び下部に設けられて
おり、金型の内部に配置する必要がなので、金型
の構造も簡略化される。なお、スプリング35
は、外部から力が作用しない場合に可動側ランナ
ープレート34をストツパ37側に移動させてお
くだけの力を発生すればよく、非常に小さいもの
である。従つて、スプリング35を設けることに
よつて、金型の構造が複雑化することはない。
(ト) 考案の効果 以上説明してきたように、本考案によると、固
定側キヤビテイプレートの外側部に対して固定さ
れる流体圧シリンダの力を傾斜面を介して可動側
ランナープレートに作用させてこれを固定側キヤ
ビテイプレートに押圧するようにしたので、金型
構造が簡略化され、また圧縮代の大小にかかわら
ず確実に可動側ランナープレートを固定側キヤビ
テイプレートに対して押圧することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による射出圧縮成形用金型を示
す図、第2図は第1図の可動側ランナープレート
を固定側キヤビテイプレート側から見た図、第3
図は第1図に示した流体圧シリンダ付近の拡大図
(可動側ランナープレートの固定前の状態を示す
図)、第4図は第1図に示した流体圧シリンダ付
近の拡大図(可動側ランナープレートの固定後の
状態を示す図)、第5図は従来の射出圧縮成形用
金型の圧縮成形前の状態を示す図、第6図は従来
の射出圧縮成形用金型の圧縮成形後の状態を示す
図である。 30……固定側キヤビテイプレート、32……
可動側コアプレート、34……可動側ランナープ
レート、34a……傾斜面、36……ランナー、
38……キヤビテイ、40……スプルー、42…
…ノズル、44……溶融樹脂、46……ボルト、
48……フレーム、50……流体圧シリンダ、5
2……ピストンロツド、54……ロツキングブロ
ツク、54a……傾斜面、56……リミツトスイ
ツチ、58……リミツトスイツチ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 固定側キヤビテイプレートと、可動側コアプレ
    ートと、可動側コアプレートに対して軸方向に所
    定量だけ移動可能に支持され密着時には固定側キ
    ヤビテイプレートとの間にランナーを形成する可
    動側ランナープレートと、を有する射出圧縮成形
    用金型において、 固定側キヤビテイプレートの外側部に対して固
    定される流体圧シリンダと、流体圧シリンダのピ
    ストンロツドに取り付けられ傾斜面を有するロツ
    キングブロツクと、ロツキングブロツクの傾斜面
    に対応するように可動側ランナープレートに設け
    られた傾斜面と、を有し、両傾斜面は、流体圧シ
    リンダのピストンロツドが突き出た場合には互い
    に接触して可動側ランナープレートを固定側キヤ
    ビテイプレートに押圧し、ピストンロツドが引き
    込まれた場合には離れて可動側ランナープレート
    を解放するように配置されていることを特徴とす
    る射出圧縮成形用金型。
JP12990384U 1984-08-29 1984-08-29 射出圧縮成形用金型 Granted JPS6145118U (ja)

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JP12990384U JPS6145118U (ja) 1984-08-29 1984-08-29 射出圧縮成形用金型

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JP12990384U JPS6145118U (ja) 1984-08-29 1984-08-29 射出圧縮成形用金型

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JPS6145118U JPS6145118U (ja) 1986-03-25
JPS644503Y2 true JPS644503Y2 (ja) 1989-02-06

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WO1998021018A1 (fr) * 1996-11-14 1998-05-22 Idemitsu Petrochemical Co., Ltd. Dispositif de compression pour moulage, machine de moulage par injection-compression et procede de moulage par injection-compression utilisant ce dispositif de compression

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JPS6145118U (ja) 1986-03-25

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