JPH11170322A - 型締装置 - Google Patents
型締装置Info
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- JPH11170322A JPH11170322A JP33730997A JP33730997A JPH11170322A JP H11170322 A JPH11170322 A JP H11170322A JP 33730997 A JP33730997 A JP 33730997A JP 33730997 A JP33730997 A JP 33730997A JP H11170322 A JPH11170322 A JP H11170322A
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Abstract
し、型締装置が大型化することないようにし、型締装置
のコストを低くする。 【解決手段】固定プラテン11と、該固定プラテン11
に取り付けられた固定金型15と、トグルサポート12
と、前記固定プラテン11とトグルサポート12との間
において進退自在に配設された可動プラテン34と、該
可動プラテン34に取り付けられた可動金型16と、前
記トグルサポート12と可動プラテン34との間に配設
され、該可動プラテン34を進退させるトグル機構21
とを有する。そして、前記可動プラテン34は、前記ト
グル機構21のトグルアーム25の支点と金型取付面と
の間に、該金型取付面に歪みが発生するのを防止する歪
み発生防止部を備える。金型取付面に歪みが発生するの
が防止されるので、成形品に局部バリ、偏肉等の成形不
良が生じることがない。
Description
ものである。
ンダ内において加熱され溶融させられた樹脂を高圧で金
型装置のキャビティ空間に充填(てん)し、該キャビテ
ィ空間内において前記樹脂を冷却し、固化させることに
よって成形品を成形するようにしている。
可動金型から成り、型締装置により前記可動金型を進退
させ、前記固定金型に対して接離させることによって、
型閉じ、型締め及び型開きを行うことができるようにな
っている。そして、前記型締装置は前記可動金型を進退
させるためにトグル機構を備え、該トグル機構は、油圧
シリンダ、電動モータ等によって作動させられる。
来の型締装置の要部を示す図である。図において、11
は固定プラテン、12はトグルサポート、13は前記固
定プラテン11とトグルサポート12との間に架設され
たタイバー、14は前記固定プラテン11と対向させて
配設され、前記タイバー13に沿って進退(図2におけ
る左右方向に移動)自在に配設された可動プラテンであ
り、前記固定プラテン11及び可動プラテン14にそれ
ぞれ対向させて固定金型15及び可動金型16が取り付
けられる。
4との間には、トグル機構21が配設され、クロスヘッ
ド22をトグルサポート12側と可動プラテン14側と
の間で進退させることによって、前記可動プラテン14
をタイバー13に沿って進退させ、可動金型16を固定
金型15に対して接離させて型閉じ、型締め及び型開き
を行うことができるようになっている。
クロスヘッド22に対して揺動自在に支持されたトグル
レバー23、前記トグルサポート12に対して揺動自在
に支持されたトグルレバー24、及び前記可動プラテン
14に対して揺動自在に支持されたトグルアーム25か
ら成り、前記トグルレバー23、24間、及びトグルレ
バー24とトグルアーム25との間がそれぞれリンク結
合される。
グルサポート12に対して回転自在に支持され、前記ボ
ールねじ軸と前記クロスヘッド22に配設された図示し
ないボールナットとが螺(ら)合させられる。そして、
前記ボールねじ軸を回転させるために、前記トグルサポ
ート12の側面に図示しないサーボモータが取り付けら
れる。
記ボールねじ軸を回転させると、該ボールねじ軸の回転
運動が前記ボールナットの直線運動に変換させられ、前
記クロスヘッド22は進退させられる。すなわち、前記
クロスヘッド22を前進 (図2における右方に移動)さ
せると、トグル機構21が伸展して可動プラテン14及
び可動金型16が前進させられ、型閉じ及び型締めが行
われ、前記クロスヘッド22を後退 (図2における左方
に移動)させると、トグル機構21が屈曲して可動プラ
テン14及び可動金型16が後退させられ、型開きが行
われる。
1が伸展させられると、可動プラテン14上における各
トグルアーム25の支点P1にそれぞれ押付力Fが加わ
り、該押付力Fが可動金型16に伝わって型締力を発生
させる。このとき、前記可動プラテン14は可動金型1
6から反力Gを受ける。
来の型締装置においては、前記押付力Fは可動プラテン
14の周縁近傍に加わるのに対して、反力Gは可動プラ
テン14の中心側に加わるので、可動プラテン14に曲
げモーメントが発生する。また、型締め時に固定金型1
5と可動金型16との間に形成される図示しないキャビ
ティ空間に図示しない樹脂が充填されると、樹脂圧力が
可動金型16を介して可動プラテン14に加わるので、
該可動プラテン14に曲げモーメントが発生する。
ラテン14が変形し、金型取付面S1に歪(ひず)みが
発生することがあり、その場合、成形品に局部バリ(ラ
ンナバリ)、偏肉等の成形不良が生じてしまう。そこ
で、前記金型取付面S1に歪みが発生するのを防止する
ために、可動プラテン14を厚くすることが考えられる
が、歪みが発生するのを完全に防止することができない
だけでなく、型締装置が大型化して型締装置のコストが
高くなってしまう。
解決して、金型取付面に歪みが発生するのを防止するこ
とができ、大型化することがなく、コストを低くするこ
とができる型締装置を提供することを目的とする。
締装置においては、固定プラテンと、該固定プラテンに
取り付けられた固定金型と、トグルサポートと、前記固
定プラテンとトグルサポートとの間において進退自在に
配設された可動プラテンと、該可動プラテンに取り付け
られた可動金型と、前記トグルサポートと可動プラテン
との間に配設され、該可動プラテンを進退させるトグル
機構とを有する。
機構のトグルアームの支点と金型取付面との間に、該金
型取付面に歪みが発生するのを防止する歪み発生防止部
を備える。本発明の他の型締装置においては、さらに、
前記歪み発生防止部は前記可動プラテンの側縁に形成さ
れた溝である。
らに、前記可動プラテンは、トグル側部材、金型側部
材、及び前記トグル側部材と金型側部材との間に配設さ
れた連結片から成り、前記歪み発生防止部はトグル側部
材と金型側部材との間に形成された間隙(げき)であ
る。
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
第1の実施の形態における型締装置の概略図、図4は本
発明の第1の実施の形態における型締装置の要部を示す
図である。図において、11は固定プラテン、12はト
グルサポート、13は前記固定プラテン11とトグルサ
ポート12との間に架設されたタイバー、34は前記固
定プラテン11と対向させて配設され、前記タイバー1
3に沿って進退(図1における左右方向に移動)自在に
配設された可動プラテンであり、前記固定プラテン11
及び可動プラテン34にそれぞれ対向させて固定金型1
5及び可動金型16が取り付けられる。
4との間には、トグル機構21が配設され、クロスヘッ
ド22をトグルサポート12側と可動プラテン34側と
の間で進退させることによって、前記可動プラテン34
をタイバー13に沿って進退させ、可動金型16を固定
金型15に対して接離させて型閉じ、型締め及び型開き
を行うことができるようになっている。
クロスヘッド22に対して揺動自在に支持されたトグル
レバー23、前記トグルサポート12に対して揺動自在
に支持されたトグルレバー24、及び前記可動プラテン
34に対して揺動自在に支持されたトグルアーム25か
ら成り、前記トグルレバー23、24間、及びトグルレ
バー24とトグルアーム25との間がそれぞれリンク結
合される。
グルサポート12に対して回転自在に支持され、前記ボ
ールねじ軸と前記クロスヘッド22に配設された図示し
ないボールナットとが螺合させられる。そして、前記ボ
ールねじ軸を回転させるために、前記トグルサポート1
2の側面に図示しないサーボモータが取り付けられる。
記ボールねじ軸を回転させると、ボールねじ軸の回転運
動が前記ボールナットの直線運動に変換させられ、前記
クロスヘッド22は進退させられる。すなわち、該クロ
スヘッド22を前進 (図1における右方に移動)させる
と、トグル機構21が伸展して可動プラテン34及び可
動金型16が前進させられ、型閉じ及び型締めが行わ
れ、このとき、可動金型16と固定金型15との間にキ
ャビティ空間が形成される。また、前記クロスヘッド2
2を後退 (図1における左方に移動)させると、トグル
機構21が屈曲して可動プラテン34及び可動金型16
が後退させられ、型開きが行われる。
1が伸展させられると、可動プラテン34上における各
トグルアーム25の支点P2にそれぞれ押付力F(図3
参照)が加わり、該押付力Fが可動金型16に伝わって
型締力を発生させる。このとき、前記可動プラテン34
は可動金型16から反力Gを受ける。そこで、前記可動
プラテン34は、前記反力Gに従って金型取付面S2に
歪みが発生するのを防止するために、支点P2と金型取
付面S2との間に歪み発生防止部としての溝35を備
え、前記押付力Fが可動プラテン34の中央においてだ
け可動金型16に伝わるようにしてある。なお、前記溝
35は前記可動プラテン34の側縁の各支点P2に対応
する箇所に形成される。また、前記可動プラテン34の
側縁の全体に形成することもできる。
力Fが加わり、可動金型16からの反力Gが可動プラテ
ン34に加わっても、前記溝35における支点P2側の
面が図4の破線で示すように変形するので、可動プラテ
ン34に曲げモーメントは発生しない。また、型締め時
に前記キャビティ空間に図示しない樹脂が充填され、樹
脂圧力が可動金型16を介して可動プラテン34に加わ
っても曲げモーメントは発生しない。
ラテン34が変形することはなく、金型取付面S2に歪
みが発生することがないので、成形品に局部バリ(ラン
ナバリ)、偏肉等の成形不良が生じるのを防止すること
ができる。また、可動プラテン34を厚くする必要がな
いので型締装置を小型化することができ、型締装置のコ
ストを低くすることができる。
説明する。図5は本発明の第2の実施の形態における型
締装置の要部を示す図、図6は本発明の第2の実施の形
態における可動プラテンの側面図である。図において、
13はタイバー、15は固定金型、16は可動金型、2
5はトグルアーム、44は可動プラテンである。
アーム25を揺動自在に支持するトグル側部材45、可
動金型16を取り付けるための金型側部材46、及び金
型取付面S3に対応する部分において前記トグル側部材
45と金型側部材46との間に配設された4本の連結片
51から成る。該連結片51は、トグル側部材45と金
型側部材46との間に歪み発生防止部としての間隙47
を形成し、押付力F(図3参照)が可動プラテン44の
中央においてだけ可動金型16に伝わるようにしてあ
る。
が加わり、可動金型16からの反力Gが可動プラテン4
4に加わっても、前記間隙47における支点P3側の面
が図5の破線で示すように変形するので、金型側部材4
6に曲げモーメントは発生しない。また、型締め時にキ
ャビティ空間に図示しない樹脂が充填され、樹脂圧力が
可動金型16を介して可動プラテン44に加わっても曲
げモーメントは発生しない。
はないので、金型取付面S3に歪みが発生することがな
く、成形品に局部バリ、偏肉等の成形不良が生じるのを
防止することができる。また、可動プラテン44を厚く
する必要がないので型締装置を小型化することができ、
型締装置のコストを低くすることができる。
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
れば、型締装置においては、固定プラテンと、該固定プ
ラテンに取り付けられた固定金型と、トグルサポート
と、前記固定プラテンとトグルサポートとの間において
進退自在に配設された可動プラテンと、該可動プラテン
に取り付けられた可動金型と、前記トグルサポートと可
動プラテンとの間に配設され、該可動プラテンを進退さ
せるトグル機構とを有する。
機構のトグルアームの支点と金型取付面との間に、該金
型取付面に歪みが発生するのを防止する歪み発生防止部
を備える。この場合、型締め時においてトグル機構が伸
展させられると、可動プラテン上におけるトグルアーム
の支点にそれぞれ押付力が加わり、該押付力が可動金型
に伝わって型締力を発生させる。このとき、前記可動プ
ラテンは可動金型から反力を受ける。
型取付面に歪みが発生するのを防止することができるの
で、成形品に局部バリ、偏肉等の成形不良が生じるのを
防止することができる。また、可動プラテンを厚くする
必要がないので型締装置を小型化することができ、型締
装置のコストを低くすることができる。
概略図である。
要部を示す図である。
要部を示す図である。
ンの側面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 (a)固定プラテンと、(b)該固定プ
ラテンに取り付けられた固定金型と、(c)トグルサポ
ートと、(d)前記固定プラテンとトグルサポートとの
間において進退自在に配設された可動プラテンと、
(e)該可動プラテンに取り付けられた可動金型と、
(f)前記トグルサポートと可動プラテンとの間に配設
され、該可動プラテンを進退させるトグル機構とを有す
るとともに、(g)前記可動プラテンは、前記トグル機
構のトグルアームの支点と金型取付面との間に、該金型
取付面に歪みが発生するのを防止する歪み発生防止部を
備えることを特徴とする型締装置。 - 【請求項2】 前記歪み発生防止部は前記可動プラテン
の側縁に形成された溝である請求項1に記載の型締装
置。 - 【請求項3】 (a)前記可動プラテンは、トグル側部
材、金型側部材、及び前記トグル側部材と金型側部材と
の間に配設された連結片から成り、(b)前記歪み発生
防止部はトグル側部材と金型側部材との間に形成された
間隙である請求項1に記載の型締装置。
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1997
- 1997-12-08 JP JP33730997A patent/JP3576778B2/ja not_active Expired - Fee Related
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